JP2005012599A - ネットワーク構成制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワークまたはホストが冗長化されたネットワークシステムにおいて、ハードウェアやドライバソフトウェアに依存せず、冗長化構成を隠蔽し、論理的には1つのネットワークまたはホストとして識別できるようにする。
【解決手段】ネットワーク構成制御部13のアドレス情報送信手段14は、アドレス情報を同報通信により周期的に他のホストに送信する。アドレス情報受信手段15は、アドレス情報を受信する。経路監視切替手段16は、受信したアドレス情報により、ネットワーク経路を診断し、通信対象のホストのアドレスを取得し、それを用いて仮想ネットワークIFへの経路情報を設定し、常に正常なネットワークに経路を切り替える。冗長化をサポートするIFなどのハードウェアやOSのドライバを必要とせず、アプリケーションの通信IFやIPアドレスなどの通信属性を変更することなく、高信頼ネットワークシステムを構築できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク構成制御システムに係り、特に、ネットワークを冗長化し情報処理装置のアドレスを仮想化する手段に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、ネットワークのデータリンク層には、イーサネットが使用され、その上位プロトコルであるネットワーク層には、インターネットプロトコルIP(Internet Protocol)が用いられ、さらに上位のプロトコルであるトランスポート層には、TCP(Transmission Control Protocol)またはUDP(User Datagram Protocol)が多く使用されている。
【0003】
一般に、これらプロトコルは、ネットワーク層とトランスポート層とを連結した名称としてTCP/IPやUDP/IPとよばれている。
【0004】
TCP/IPやUDP/IPを使用するネットワークでは、ネットワーク上の情報処理装置(ホストコンピュータや制御装置など)をIPアドレスとよばれる識別情報を用いて特定する。IPアドレスは、ネットワークが違えば、同じホストであっても別なIPアドレスとなる。
【0005】
ネットワーク上の2つのホスト間でネットワークを介して通信する場合、アプリケーションプログラムの通信属性として、IPアドレスを指定し、通信相手を特定している。
【0006】
従来の情報制御システムの分野では、信頼性や性能の面から、制御システム向けに特化したネットワークを使用しいた。
【0007】
最近では、この情報制御システムの分野でも、物理媒体としてイーサネットを使用し、プロトコルとしてTCP/IPやUDP/IPを使用することが多くなっている。
【0008】
標準化されたプロトコルであるTCP/IPやUDP/IPのプロトコルを採用することは、ネットワークを利用する市販アプリケーションを動作させる上でも有効である。
【0009】
しかし、情報制御システムのように信頼性が求められる利用分野では、ネットワークの故障や障害を原因とするシステム停止を避ける必要がある。
【0010】
物理媒体であるイーサネット自体も、ネットワークインタフェースである通常のハードウェアも、二重化機能を備えていない。
【0011】
また、その上位プロトコルであるTCP/IPやUDP/IPも、二重化構成をサポートしていない。
【0012】
ネットワークの信頼性を高めるには、PCやサーバなどのコンピュータにネットワークインタフェースを2つ装備しネットワークを二重化したシステム構成にすることが必要となっている。
【0013】
上記のように、ネットワーク構成を二重化した場合、ネットワークが2つ存在することになり、TCP/IPやUDP/IPでの通信相手の識別に使用するIPアドレスが同一のホストに対して2つ付与されることとなる。
2つのネットワークを切り替えて使用するには、アプリケーションプログラムがそれぞれのネットワーク状態(正常か異常か)を把握し、正常なネットワーク上の通信相手となるホストのIPアドレスを使用して通信する必要がある。
【0014】
しかし、アプリケーションプログラムでネットワークの状態を自ら管理し、正常な方のネットワークのIPアドレスを指定して通信することは、プログラム作成の負担となる。
【0015】
また、既存アプリケーションプログラムや市販アプリケーションプログラムなどの二重化構成に対応していないソフトウェアは、利用できないことになる。
【0016】
そこで、IPアドレスを1つにするために、イーサネットなどの物理層は、二重化構成であっても、二重化構成を隠蔽し、論理的には1つのネットワークとして利用できるようにする技術が開発されている。
【0017】
例えば、イーサネットなどの物理層,データリンク層に相当するネットワークインタフェース,オペレーティングシステム上の機能であるドライバソフトウェア,オペレーティングシステムのいずれかに、2つあるネットワークインタフェースを論理的に1つに見せるような仕組みを実装する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0018】
昨今の情報制御システムにおいては、製造コストを抑えるために、パーソナルコンピュータなどの市販されている一般的なハードウェアを使用するケースが増えている。また、ネットワークインタフェースハードウェアやオペレーティングシステムが頻繁にバージョンアップされるため、特別なハードウェアやオペレーティングシステムに依存せずに、二重化構成を隠蔽し、論理的には1つのネットワークとして利用できるようにする技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0019】
【特許文献1】
特開平10−290242号公報
(明細書第4,5頁、図1〜図4)
【特許文献2】
特開2002−158738号公報
(明細書第4〜6頁、図1〜図4)
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1によれば、オペレーティングシステムの基本的な機能であるARPに実装すると、アプリケーションプログラムに全く影響を与えずに、二重化ネットワークを構成できる。
【0021】
しかし、この技術では、市販の一般的なオペレーティングシステムやハードウェアの構成では、実現が困難である。
【0022】
特許文献2によれば、二重化されたネットワークの構成制御は、一応可能である。この手段をハードウェアとして実装する場合、アプリケーションプログラムには影響しない。
【0023】
しかし、ソフトウェアとして実装する場合、アプリケーションプログラムは、現在利用できるネットワークを意識する処理が必要となる。
【0024】
さらに、システムの高信頼化という観点では、主にサーバ機能を有するホストを二重化した場合のIPアドレスを共有する課題がある。本来、IPアドレスは、二重化したホストのそれぞれにIPアドレスが割り当てられている。
【0025】
しかし、二重化したホストは、一般的にクラスタシステムとよばれ、実際のホストは2台であっても、論理的には1台に見えることが要件となる。これについては、クラスタシステムをサポートする多くのソフトウェアにおいて、IPアドレスを仮想化する機能を実現されている。
【0026】
ところが、クライアントからの経路の健全性検証も含めて、仮想IPアドレス機能を実現するものは、見当たらない。
【0027】
本発明の目的は、特別なハードウェアやオペレーティングシステム用のドライバソフトウェアを必要とせずに、二重化構成を隠蔽し論理的には1つのネットワークとして利用できるようにするネットワーク構成制御システムを提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、少なくとも1つのネットワークを介して複数の情報処理装置が接続された情報制御システムの通信経路を確立するネットワーク構成制御システムにおいて、各情報処理装置が、ネットワーク上の任意の情報処理装置を特定するアドレス情報を少なくとも1つのネットワークを介して同報通信により周期的に送信するアドレス情報送信手段と、他の情報処理装置からのアドレス情報を受信するアドレス情報受信手段と、受信したアドレス情報を記憶するアドレス情報管理テーブルと、アドレス情報により通信相手のアドレス情報を取得し、アドレス情報の欠損により通信経路の障害を検出する経路監視手段とを備えたネットワーク構成制御システムを提案する。
【0029】
本発明によれば、任意情報処理装置の仮想的なIPアドレスを他の情報処理装置に通知でき、また、集積的に通知されることから、その通知の途絶を監視すると、ネットワークの異常を検出できる。
【0030】
本発明は、また、少なくとも1つのネットワークを介して複数の情報処理装置が接続された情報制御システムの通信経路を確立するネットワーク構成制御システムにおいて、各情報処理装置が、ネットワーク上の任意の情報処理装置を特定するアドレス情報を少なくとも1つのネットワークを介して同報通信により周期的に送信するアドレス情報送信手段と、他の情報処理装置からのアドレス情報を受信するアドレス情報受信手段と、受信したアドレス情報を記憶するアドレス情報管理テーブルと、アドレス情報により通信相手のアドレス情報を取得し、アドレス情報の欠損により通信経路の障害を検出した時に正常な通信経路に切り替える経路監視切替手段とを備えたネットワーク構成制御システムを提案する。
【0031】
本発明によれば、アドレス情報送信手段により周期的に送信されるアドレス情報を他の情報処理装置が受信すると、正常な経路と通信するためのアドレス情報を取得できる。経路監視切替手段は、このアドレス情報の受信がある一定時間途絶えたら障害と認識し、障害経路を使わず、常に正常な経路に切り替えることが可能になる。
【0032】
前記各情報処理装置は、自らの不具合に応じてアドレス情報の送出を停止する手段を備え、経路監視切替手段が、通信経路の障害または他の情報処理装置の障害を検出し、正常な通信経路に切り替えることができる。
【0033】
本発明によれば、正常な情報処理装置がアドレス情報を送信し、異常な情報処理装置はアドレス情報を送信しないので、他の情報処理装置は、正常な情報処理装置のみからのアドレス情報を得ることになり、情報処理装置を冗長化した場合の仮想IPアドレス機能を実現できる。
【0034】
いずれのネットワーク構成制御システムにおいても、ネットワークが、単一経路であり、情報処理装置同士の少なくとも一部が、多重化されている場合もある。ネットワークの少なくとも一部が、多重化され、情報処理装置同士の少なくとも一部が、多重化されていてもよい。
【0035】
【発明の実施の形態】
次に、図1〜図9を参照して、本発明によるネットワーク構成制御システムの実施形態を説明する。
【0036】
図1は、本発明によるネットワーク構成制御システムの実施形態の構成を示すブロック図である。
【0037】
本実施形態のネットワーク構成制御システムにおいては、ホスト3A〜3Eが、二重化されたネットワーク1,2を介して接続されている。
【0038】
ホスト3A〜3Eの通信アプリケーション12は、オペレーティングシステム11がサポートしているTCP・UDP8のプロトコルを使用し通信している。TCP・UDP8の下位層としては、IP(Internet Protocol)7があり、実際は、ハードウェア10として実装されるネットワークインタフェース4A,4Bを介して通信している。
【0039】
ネットワークインタフェース4A,4Bを動作させるために、オペレーティングシステム11の拡張機能として、通常、ネットワークインタフェース4A,4Bの開発元から提供されるドライバソフトウェア5A,5Bが必要である。
【0040】
本発明では、ネットワークインタフェース4A,4Bおよびドライバソフトウェア5A,5Bのいずれにも、一般に販売されているものを使用している。
【0041】
また、オペレーティングシステム11としては、マイクロソフト社のWindows 2000/Windows XP/Windows NT Ver.4.0やLinuxなど、同報通信機能としてIPマルチキャスト通信かブロードキャスト通信機能をサポートし、仮想ネットワークインタフェース6を有するものであれば、本発明を適用できる。
【0042】
仮想ネットワークインタフェース6は、Windowsオペレーティングシステムであれば、Loopbackとよばれるインタフェースを使用し、Linuxオペレーティングシステムであれば、ダミーとよばれるインタフェースを使用する。
【0043】
なお、その他の多くのオペレーティングシステムにおいては、ループバックインタフェースが実装されているので、これを仮想ネットワークインタフェース6として使用できる。
【0044】
以上の構成に、ネットワーク構成制御部13として、アドレス情報送信手段14と、アドレス情報受信手段15と、経路監視切替手段16と、アドレス情報テーブル17とを備えると、二重化ネットワークを意識しない通信が可能となる。
【0045】
図2は、ホスト3Aとホスト3Bとが二重化されたネットワーク1,2を介して通信する場合の系統構成を示すブロック図である。
【0046】
TCP,UDPなどのIPプロトコル7を使って通信するアプリケーション12が、ホスト3Aとホスト3Bのそれぞれに配置されて通信する場合は、ホスト3A,3Bそれぞれにおいて、ネットワークインタフェース4A,4Bのそれぞれに、IPアドレス21A,22A,21B,22Bを割り当てなければならない。
【0047】
この状態で、ホスト3Aのアプリケーション12がホスト3B上のアプリケーション12と通信する場合、ホスト3Aのアプリケーション12がホスト3B上のIPアドレス21B,22Bのいずれかを通信属性として指定し、通信することになる。
【0048】
しかし、それでは、アプリケーション12自体が経路の状態を管理し、状態に応じて経路を切り替える必要があるため、負担が大きい。
【0049】
そこで、本発明においては、オペレーティングシステム11が有している仮想ネットワークインタフェース6に割り当てられたIPアドレス20A,20Bを使用し、IPアドレスを論理的に1つに見せかける。
【0050】
このとき、仮想ネットワークインタフェースは、ネットワーク1,2に接続されていないので、実際に通信するには、ネットワークインタフェース4A,4Bのいずれかを経由して通信することを経路情報テーブル9に設定する。
【0051】
例えば、宛先アドレスBへの経由アドレスが、ホスト3Aの経路情報テーブル9にアドレスB1と設定情報として設定されている場合、ホスト3Aのアプリケーション12がアドレスBと通信すると、ホスト3Aは、ネットワーク1を介してホスト3Bにパケットを送る。
【0052】
したがって、この経路テーブルを動的にかつ適切に設定すると、IPアドレスを1つに見せながら、二重化ネットワークの構成を制御できる。
【0053】
図3は、本発明によるネットワーク構成制御部13の内部構成を示すブロック図である。
【0054】
ネットワーク構成制御部13は、アドレス情報送信手段14と、アドレス情報受信手段15と、経路監視切替手段16と、アドレス情報テーブル17とからなる。
【0055】
アドレス情報送信手段14は、仮想インタフェースのIPアドレス情報をネットワークインタフェース4A,4Bを介して、他の全てのホストに同報通信する。同報通信を使用するのは、ホストが比較的多数あっても一回の送信で全てのホストに情報を送達するためである。
【0056】
アドレス情報受信手段15は、他のホストから送られてくるアドレス情報を受信し、アドレス情報テーブル17に設定する。
【0057】
経路監視切替手段16は、アドレス情報テーブル17の状態を監視し、経路の異常が検出された場合、正常な経路に切り替わるように、経路情報テーブル9に経路の情報を設定する。
【0058】
図4は、本発明のネットワーク構成制御システムによるネットワークの論理的な接続構成を示すブロック図である。
【0059】
ホスト3A上のアプリケーション12がホスト3B上のアプリケーション12と通信する場合、ホスト3Aとホスト3Bとが、あたかもルータ41A,42A,41B,42Bにより接続されているような論理的接続を実現する。
【0060】
各ホスト3A,3Bは、経路情報テーブル9A,9Bに適切な経路を設定し、二重化された経路を制御する。
【0061】
図5は、アドレス情報送信手段14におけるアドレス情報送信手順を示すフローチャートである。
【0062】
図6は、アドレス情報送信手段14とアドレス情報受信手段15との間でやりとりされるアドレス情報の電文形式の一例を示す図である。
【0063】
アドレス情報送信手順は、周期的に実行される(50)。周期は、ユーザがパラメータとして設定する。その値は、通常数秒である。この周期が短ければ、通信量は増加するけれども、短時間で異常を検出できる。
【0064】
まず、予め設定された自ホストの状態情報(現用系か待機系か)を取得する(55)。
【0065】
もし、自ホストが待機系である場合、何もせずに終了する(56)。自ホストが待機系か否かは、ユーザのプログラムなどにより予めテーブルなどに設定してあり、アドレス情報送信手段14がその内容を読む。
【0066】
自ホストの状態が現用系であった場合、ホストの仮想インタフェースに割り当てられた仮想アドレスとそのサブネットマスクとを取得し、図6のアドレス情報電文に設定する(51)。
【0067】
次に、ネットワーク1,ネットワーク2それぞれに接続されたネットワークインタフェースのアドレスを取得し、図6のアドレス情報電文に設定する(52)。
【0068】
手順51,52で設定したアドレス情報電文をネットワーク1とネットワーク2とにそれぞれマルチキャスト送信する(53)(54)。
【0069】
なお、アドレス情報電文の通信は、マルチキャスト通信だけでなく、ブロードキャスト通信による同報通信でも可能である。
【0070】
図7は、アドレス情報受信手段15におけるアドレス情報受信手順を示すフローチャートである。
【0071】
図8は、アドレス情報管理テーブル17の内容を示す図である。
【0072】
まず、アドレス情報受信手段15では、アドレス情報電文を受信するために、ネットワーク1とネットワーク2に接続されたネットワークインタフェースからマルチキャスト受信を開始する(61)。
【0073】
ネットワークからの電文受信を待ち(62)、電文が受信された場合、送信元アドレスと受信されたアドレス情報電文に格納された仮想アドレス,サブネットマスク,ネットワーク1のインタフェースアドレス,ネットワーク2のインタフェースアドレスを取得する(63)。
【0074】
送信元アドレスのアドレスにより、いずれのネットワークから受信されたかを特定する。
【0075】
次に、仮想アドレスをキーにして、図8のアドレス情報管理テーブルを検索し(64)、もしテーブルに該当のエントリが無ければ(65)、新規エントリを追加し、仮想アドレス、サブネットマスクを設定し(66)、ネットワーク1のゲートウェイアドレスおよびネットワーク2のゲートウェイアドレスにネットワーク1のインタフェースアドレスとネットワーク2のインタフェースアドレスを格納する(67)。
【0076】
当該エントリの送信元のインタフェースに該当するゲートウェイアドレスのネットワークの生存カウンタをリセットする(68)。
【0077】
なお、リセットする値は、ユーザ設定により任意に変更できる。また、本発明で、生存カウンタとは、その経路が生きているか否かすなわち有効なネットワーク経路として機能しているか否かを判断するためのカウンタを意味する。
【0078】
図9は、経路監視切替手段16における経路監視切り替え手順を示すフローチャートである。
【0079】
本手順は、周期的に起動される(70)。起動周期は、ユーザ設定項目であり、アドレス情報受信手段の手順68でリセットされる生存カウンタとの関係で決める必要がある。
【0080】
もし、生存カウンタのリセットした値が3であり、本手順が1秒周期である場合、経路の異常検出には、3秒かかる。
【0081】
この周期が短すぎるかリセットの値が小さいと、障害として誤検知する可能性が高まる。逆に、この周期が長すぎるかリセットの値が大きい場合、障害を検出するのに時間がかかる。
【0082】
周期起動された時に、まず、アドレス情報管理テーブルの生存カウンタの値をいずれのネットワークについても1つ減らす(71)。
【0083】
減らした結果、ネットワーク1とネットワーク2との生存カウンタがともに0以下となった場合(72)、当該仮想アドレスのいずれの経路も障害状態にあるため、経路情報テーブルから当該仮想アドレスへの経路情報を削除する(73)。
【0084】
もし、ネットワーク1の生存カウンタが0より大きい値である場合(74)、ネットワーク1が健全であると判断できるので、経路情報テーブルに当該仮想アドレスへの経由アドレスとしてネットワーク1のゲートウェイアドレスを設定する(75)。
【0085】
もし、ネットワーク1の生存カウンタが0より大きい値でない場合(74)、ネットワーク2の生存カウンタが0より大きい値であり、ネットワーク2が健全であると判断できるので、経路情報テーブルに当該仮想アドレスへの経由アドレスとしてネットワーク2のゲートウェイアドレスを設定する(76)。
【0086】
なお、経路情報テーブルの設定,削除には、オペレーティングシステム11に提供されている route コマンドを使用する。
【0087】
なお、各情報処理装置は、自らの不具合に応じてアドレス情報の送出を停止する手段を備えることもできる。その場合、各情報処理装置は、アドレス情報の欠損により、通信経路の障害のみならず、他の情報処理装置の障害を検出し、正常な通信経路に切り替える経路監視切替手段を備えることになる。
【0088】
以上の実施形態は、ネットワークがネットワーク1,2により多重化された例であったが、本発明は、アドレス情報管理テーブルで各経路を区別できればよいので、ネットワークが多重化された場合のみならず、例えば、図1において、ネットワークは単一とし、ホスト3Bと3Cとを対とし、また、3Dと3Eとを対とし、ホスト側を多重化した実施形態や、ネットワークもホストも多重化した実施形態にも適用できることは、明らかであろう。
【0089】
【発明の効果】
本発明によれば、冗長化構成をサポートするためのネットワークインタフェースやオペレーティングシステムのドライバソフトウェアなどの特殊なハードウェアやソフトウェアを必要とせずに、また、アプリケーションの通信インタフェースやIPアドレスなどの通信属性を変更することなく、高信頼ネットワークシステムを構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるネットワーク構成制御システムの実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】ホスト3Aとホスト3Bとが二重化されたネットワーク1,2を介して通信する場合の系統構成を示すブロック図である。
【図3】本発明によるネットワーク構成制御部13の内部構成を示すブロック図である。
【図4】本発明のネットワーク構成制御システムによるネットワークの論理的な接続構成を示すブロック図である。
【図5】アドレス情報送信手段14におけるアドレス情報送信手順を示すフローチャートである。
【図6】アドレス情報送信手段14とアドレス情報受信手段15との間でやりとりされるアドレス情報の電文形式の一例を示す図である。
【図7】アドレス情報受信手段15におけるアドレス情報受信手順を示すフローチャートである。
【図8】アドレス情報管理テーブル17の内容を示す図である。
【図9】経路監視切替手段16における経路監視切り替え手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ネットワーク
2 ネットワーク
3 ホスト
4 ネットワークインタフェース
5 ドライバソフトウェア
6 仮想ネットワークインタフェース
7 IP(Internet Protocol)
8 TCP(Transmission Control Protocol)
またはUDP(User Datagram Protocol)
9 経路情報テーブル
10 ハードウェア
11 オペレーティングシステムOS
12 アプリケーションプログラム
13 ネットワーク構成制御部
14 アドレス情報送信手段
15 アドレス情報受信手段
16 経路監視切替手段
17 アドレス情報管理テーブル
20 仮想ネットワークインタフェースのIPアドレス
21 仮想ネットワークインタフェースのIPアドレス
22 ネットワークインタフェースのIPアドレス
40 仮想ホスト
41 仮想ルータ
42 仮想ルータ

Claims (5)

  1. 少なくとも1つのネットワークを介して複数の情報処理装置が接続された情報制御システムの通信経路を確立するネットワーク構成制御システムにおいて、
    前記各情報処理装置が、ネットワーク上の任意の情報処理装置を特定するアドレス情報を前記少なくとも1つのネットワークを介して同報通信により周期的に送信するアドレス情報送信手段と、
    他の情報処理装置からのアドレス情報を受信するアドレス情報受信手段と、
    受信したアドレス情報を記憶するアドレス情報管理テーブルと、
    前記アドレス情報により通信相手のアドレス情報を取得し、前記アドレス情報の欠損により通信経路の障害を検出する経路監視手段とを備えた
    ことを特徴とするネットワーク構成制御システム。
  2. 少なくとも1つのネットワークを介して複数の情報処理装置が接続された情報制御システムの通信経路を確立するネットワーク構成制御システムにおいて、
    前記各情報処理装置が、ネットワーク上の任意の情報処理装置を特定するアドレス情報を前記少なくとも1つのネットワークを介して同報通信により周期的に送信するアドレス情報送信手段と、
    他の情報処理装置からのアドレス情報を受信するアドレス情報受信手段と、
    受信したアドレス情報を記憶するアドレス情報管理テーブルと、
    前記アドレス情報により通信相手のアドレス情報を取得し、前記アドレス情報の欠損により通信経路の障害を検出した時に正常な通信経路に切り替える経路監視切替手段とを備えた
    ことを特徴とするネットワーク構成制御システム。
  3. 請求項2に記載のネットワーク構成制御システムにおいて、
    前記各情報処理装置は、自らの不具合に応じてアドレス情報の送出を停止する手段を備え、
    前記経路監視切替手段が、通信経路の障害または他の情報処理装置の障害を検出し、正常な通信経路に切り替える
    ことを特徴とするネットワーク構成制御システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載のネットワーク構成制御システムにおいて、
    前記ネットワークが、単一経路であり、
    前記情報処理装置同士の少なくとも一部が、多重化されている
    ことを特徴とするネットワーク構成制御システム。
  5. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載のネットワーク構成制御システムにおいて、
    前記ネットワークの少なくとも一部が、多重化され、
    前記情報処理装置同士の少なくとも一部が、多重化されている
    ことを特徴とするネットワーク構成制御システム。
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