JP4591782B2 - デジタル受信装置 - Google Patents

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本発明は、4相PSK変調信号を受信するデジタル受信装置にかかり、特に擬似同期発生時にこれを検出し、さらに正規の復号が行われるようにしたデジタル受信装置に関するものである。
QPSK変調された信号を受信して復調復号する従来のデジタル受信装置を図3に示す。図3において、1はアンテナ、2はVCO、3は90度移相器、4はVCO2の出力周波数信号を受信信号に乗算してI信号を取り出すミキサ、4は90度移相器3の出力周波数信号を受信信号に乗算してQ信号を取り出すミキサ、5,6はローパスフィルタ、7はローパスフィルタ5,6の出力信号を取り込んで、キャリア周波数を抽出し、その抽出周波数と正規周波数との誤差に基づきVCO2の発振周波数を制御する周波数誤差算出部、9はI信号とQ信号から受信シンボルを復号判定する復号判定部である。
いま、アンテナ1で受信したQPSK変調信号S(t)を
Figure 0004591782
とし、ミキサ4,5に入力するローカル信号l1,l2
Figure 0004591782
とする。fは受信信号のキャリア周波数、Δfは受信信号のキャリア周波数と受信機のローカル周波数との差分(誤差)、θは初期位相誤差である。
ローパスフィルタ6でミキサ4の出力信号から2f成分を除去したとすると、そのローパスフィルタ6の出力信号I(t)は、
Figure 0004591782
となる。
また、ローパスフィルタ7でミキサ5の出力信号から2f成分を除去したとすると、そのローパスフィルタ7の出力信号Q(t)は、
Figure 0004591782
となる。
ここで、Δf=0、θ=0であれば、
Figure 0004591782
となり、復号判定部9において、正しい復号結果が得られる。
周波数誤差算出部8では、AFC(Automatic Frequency Control)手法として、コスタスループ法、逆変調法等が採用されるが、各シンボルの位相誤差の変化から周波数誤差を推定する方法が、デジタル信号処理が容易である。この方法では、検出されたシンボルの象限から本来検出されるべき位相を求め、受信シンボル点のずれの変化から、周波数誤差を求める。
図4に示すように、IQ座標上において、1シンボル目でΔφの位相誤差があり(図4(a))、2シンボル目で2Δφの位相誤差があり(図4(b))、3シンボル目で3Δφの位相誤差がある場合(図4(c))には、1シンボル時間(T)毎に位相誤差がΔφだけ増加したことになるので、周波数誤差Δfは、
Figure 0004591782
から求めることができる。なお、Aは正規シンボル位置、Bが受信シンボル位置である。そして、この周波数誤差Δfに基づきローカル発振器2の発振周波数を制御することにより、Δf=0を実現できる。
ところが、位相誤差Δφが45度を越えているときは、例えば、図5(a)〜(c)に示すように、受信シンボル位置Bが本来の象限の位置Aとは異なる象限にあると判断され、位相誤差が−Δψ、−Δ2ψ、−3Δψと判断され、本来の受信シンボルが位置Cに属するものであると誤判定される。そして、これに基づきローカル発振器2の周波数が制御されるので、誤った同期処理が行われることになる。これは擬似同期と呼ばれる。例えば、シンボル周波数を4.8kHz、周波数誤差を1200Hzとすると、初期位相を合わせれば、Δφ=90度(Δψ=0)となり、常に正しい位置C(当該象限の45度位置)にシンボルが来るため、周波数誤差はないものと判断され、その周波数にロックされる。
このように、擬似同期では、必ず再生キャリア周波数がシンボル周波数の1/4だけずれた周波数に同期する。周波数誤差がシンボル周波数の1/8を超えると、擬似同期が発生し易くなる。ARIB STD T61の規格では、キャリア周波数が400MHz帯でシンボル周波数が4.8kHzと、キャリア周波数に対してシンボル周波数が低く、このような狭帯域伝送の場合は擬似同期が発生し易くなる。例えば、ローカル発振器の周波数精度が、送信装置および受信装置ともに±1ppmとすると、最大±2ppmの誤差を考慮したAFCを実現する必要がある。このときの周波数誤差の最大値は800Hzとなり、シンボル周波数の1/8を超える。
このような擬似同期に対する対策として、特許文献1では、擬似同期時の符号の変化から、擬似同期を判定している。前記した式(4),(5)において、θ=0、Δf=1/4Tとすると、
Figure 0004591782
となる。nは整数である。
このとき、n=mからn=m+1に変わったとき、i(nT)、q(nT)の符号が変化しない場合にも、I(nT)、Q(nT)の符号が変化することから、擬似同期を判断している。実際には、n=mとn=m+1の時刻に、I(t)、Q(t)の符号が同じ場合に、n=m+1/2の復調結果が0であることから、判定する。
特開2003−319003号公報
ところが、擬似同期時の符号の変化から擬似同期を判定する手法は、ベースバンド信号がロールオフ整形された場合、n=m+1/2の復調結果が厳密には0にならないため、また受信機の入力信号の大きさが十分で、n=mとn=m+1の場合と比較してn=m+1/2のところの復調出力が十分小さいので、判定可能ではあるが、入力信号が小さくなった場合には、区別が困難になる。また、この手法はQPSKでは可能であるが、例えば、π/4シフトDQPSKでは必ず毎シンボル毎にシンボル位置が遷移し、2シンボルに亘って同じ位置に留まることがないので、使えない。
本発明の目的は、QPSK、DQPSK、π/4シフトDQPSK等の4相PSK変調方式を用いたデジタル変調信号が擬似同期に陥った場合に、検出精度を向上させ、擬似同期による不都合を解消可能としたデジタル受信装置を提供することである。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、4相PSKの変調信号を受信し、90度の位相差をもつローカル信号で同期検波してI信号とQ信号に復調し、該I信号と該Q信号からデータを復号するデジタル受信装置において、予め定められた正規ユニークワードが擬似同期により変形された、擬似同期変形ユニークワードを格納する記憶手段と、復号されたデータが、前記記憶手段から読み出した擬似同期変形ユニークワードと一致するとき、擬似同期が発生していることを検出する擬似同期検出手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のデジタル受信装置において、前記記憶手段に格納する擬似同期変形ユニークワードは、前記ローカル信号が前記データシンボル周波数の1/4ずれた周波数のときに復号される1又は複数の擬似同期変形ユニークワードと、前記ローカル信号が前記データシンボル周波数の−1/4ずれた周波数のときに復号される1又は複数の擬似同期変形ユニークワードであることを特徴する。
請求項3にかかる発明は、請求項1又は2に記載のデジタル受信装置において、前記擬似同期検出手段が擬似同期発生を検出したとき、前記正規ユニークワードが検出されるよう、前記一致した擬似同期変形ユニークワードに応じてAFC制御を行い前記I信号と前記Q信号の位相を回転する位相回転手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、QPSK、DQPSK、π/4シフトDQPSK等の4相PSK変調信号に対し、擬似同期を確実に検出することができ、これに基づき、I信号とQ信号の位相回転を行うことで、正しい復号判定を行わせることができる利点がある。
本発明では、予め定めた正規ユニークワードが擬似同期により変形された、擬似同期変形ユニークワードを受信機に参照基準として備えておいて、擬似同期変形ユニークワードが復号されることを検出することで、擬似同期が発生していることを検出する。そして、その擬似同期の検出に基づいて、AFCを制御し、正しい周波数に引き込むようにする。
<第1の実施例>
図1は本発明のデジタル受信装置の構成を示すブロック図である。11はアンテナ、12はローカル発振器、13は90度移相器、14,15は直交復調用のミキサ、16,17はA/D変換器、18は位相回転部、19、20はローパスフィルタ、21,22はシンボル点取出部、23はシンボルクロック再生部、24は復号判定部、25は擬似同期検出部、26は周波数誤差検出部、27は回転量算出部である。28はメモリ(ROM)であり、予め定めた正規ユニークワード、および該正規ユニークワードが擬似同期により変形された、擬似同期変形ユニークワードが参照基準として格納されている。位相回転部18、回転量検出部27および周波数誤差検出部26は、受信周波数のズレを自動的に調整して安定受信させるAFCを実現する。
アンテナ11で受信された信号は、2つに分岐された後にミキサ14,15で90度位相差をもつローカル信号と乗算されることで、ベースバンド付近のI信号とQ信号に変換される。ここでは、ローカル信号はキャリア信号と周波数が一致していないので、前記した式(4)、(5)に相当する復調結果が得られる。その後、A/D変換器16,17でデジタル信号に変換されて、位相回転部18やローパスフィルタ19,20を経由した後に、符号の変わり目に同期してシンボルクロック再生部23で再生されたシンボルクロックによって、シンボル点取出部21,22において取り出したシンボル点の位相の正規位相からのズレの単位時間当りの変化量に基づき、周波数誤差算出部26で周波数誤差(Δf)が検出される。そして、その周波数誤差と経過時間Δtに基づき回転量算出部27で次のサンプル点での位相回転量b(=2π×Δf×Δt)が算出され、この位相回転量bだけ位相回転部18において位相調整を行うことで、次のシンボル以降のシンボルに対して、正しい復調が行われる。Δtは1/fs(fs:サンプリング周波数)である。次のシンボルでは、Δfの周波数誤差に応じたシンボルの回転を加えた上で、その後の周波数誤差Δf’を求め、2π×(Δf+Δf’)×Δtの回転を加えることにより、正しい復調が行われる。以降も同様なシンボルの回転が行われる。
位相回転部18では、回転量算出部27から指示される位相回転量をbとし、位相回転部18の入力信号をiIN、qINとし、出力信号をiOUT、qOUTとすると、
Figure 0004591782
なる処理が行われる。
差動符号化を行わないQPSKの場合、例えば、2値のデータ列を・・、an−1、an、an+1、・・とするとき、2ビットづつ切り出し、Xk、Ykとする場合、下記のようにマッピングし、変調して送信される(図2参照)。
Figure 0004591782
そこで、復号判定部24では、上記符号化則から、(Xk、Yk)を求め、元のデータ列を得る。
前記した式(4)、(5)において、周波数誤差がΔf=1/4Tのときは、
Figure 0004591782
となって、擬似同期の場合の復号結果が得られる。
ここで、θ=0として、t=0,T,2T,3T(I、II、III、V)を考えると、上記のように周波数がΔf=1/4Tだけずれた擬似同期では、そのときの位相によって、下記のいずれかに復調される。「正しい復調結果」は式(4)、(5)による場合、「擬似同期」は(4’)、(5’)による場合である。この「擬似同期」では、復調結果の符号又はI,Qが入れ替わることになる。なお、t=4Tの場合はt=0の場合と同じになる。
Figure 0004591782
周波数誤差がΔf=1/4Tのときの擬似同期の復号結果は、次の通りとなる。この表は、受信したI,Q信号と復号される信号を対応づける表で、例えば、Iの場合では(I,Q)=(1,1)を受信したときは、図2のマッピング則に従って(0,0)が復号されることを示す。
Figure 0004591782
ここで、正規ユニークワードとして、「52A3」という値を受信した場合は、次の通りとなる。例えば、「5」を受信したとき、Iの状態では「0101b」となるが、IIの状態では「1010b」=「0Ah」に見えてしまい、IIIの状態では「1010b」、IVの状態では「0101b」=「5」となってしまう。bは2進数、hは16進数を意味する。なお、8シンボル(16ビット値)を伝送したときは、先頭のシンボルがIの場合、2シンボル目はII、3シンボル目はIII、4シンボル目はIV、5シンボル目はI、・・・となる。
Figure 0004591782
したがって、復号される疑似同期変形ユニークワードは、
先頭シンボルがIのとき、 01 01 00 10 10 10 00 11
→01 10 11 10 10 01 11 00 (=6E9B)
先頭シンボルがIIのとき、 01 01 00 10 10 10 00 11
→10 00 00 10 01 11 00 11 (=AE5F)
先頭シンボルがIIIのとき、01 01 00 10 10 10 00 11
→10 01 00 01 01 10 00 11 (=9163)
先頭シンボルがIVのとき、 01 01 00 10 10 10 00 11
→01 01 00 10 10 10 00 00 (=52A0)
となる。
以上から、正規ユニークワードとして「52A3」を受信する場合のΔf=1/4Tの検出用として、上記した擬似同期変形ユニークワード「6E9B」、「AE5F」、「9163」、「52A0」を予めメモリ28に格納しておいて、ユニークワード復号時の復号結果がそのいずれかと一致するとき、擬似同期検出部25により擬似同期が発生したと検出する。このときは、周波数誤差がΔf=1/4Tであるので、その周波数誤差を示す信号を擬似同期検出部25から周波数誤差算出部26に送る。擬似同期が発生したときは、擬似同期を検出したときのAFCが補正している周波数誤差からさらにΔf=1/4Tの周波数誤差が存在するので、周波数誤差算出部26では、擬似同期を検出したときのローカル周波数の周波数誤差にさらにΔf=1/4Tの周波数誤差を加算して新しい周波数誤差として、回転量算出部27に送り、回転量算出部27で回転量を算出して、前記周波数誤差に対応する回転量を位相回転部18にセットすれば良い。
一方、前記した式(4)、(5)において、周波数誤差がΔf=−1/4Tのときは、
Figure 0004591782
となって、擬似同期の場合の復号結果が得られる。
ここでも、θ=0として、t=0,T,2T,3Tを考えると、上記のように周波数誤差がΔf=−1/4Tのときの擬似同期では、そのときの位相によって下記のいずれかに復調される。このときは、復調結果の符号又はI,Qが入れ替わることになる。なお、t=4Tの場合はt=0の場合と同じになる。
Figure 0004591782
そして、図2のマッピングに合わせて読み出すと、擬似同期の復号結果は、次の通りとなる。この表は、受信したI,Q信号と復号される信号を対応づける表で、例えば、Iの場合では(I,Q)=(1,1)を受信したときは、図2のマッピング則に従って(0,0)が復号されることを示す。
Figure 0004591782
また、正規ユニークワードとして、「52A3」という値を伝送した場合は、次の通りとなる。
Figure 0004591782
したがって、復号される疑似同期変形ユニークワードは、
先頭シンボルがIのとき、 01 01 00 10 10 10 00 11
→01 01 11 01 10 10 11 11 (=5DAF)
先頭シンボルがIIのとき、 01 01 00 10 10 10 00 11
→01 10 00 10 10 01 00 11 (=6293)
先頭シンボルがIIIのとき、01 01 00 10 10 10 00 11
→10 10 00 10 01 01 00 00 (=A250)
先頭シンボルがIVのとき、 01 01 00 10 10 10 00 11
→10 01 11 01 01 10 10 11 (=9D6B)
となる。
以上から、正規ユニークワードとして「52A3」を受信する場合のΔf=−1/4Tの検出用として、上記した疑似同期変形ユニークワード「5DAF」、「6293」、「A250」、「9D6B」を予めメモリ28に格納しておいて、そのいずれかを検出したとき、擬似同期検出部25により擬似同期が発生したと検出する。このときは、周波数誤差がΔf=−1/4Tであるので、その周波数誤差を示す信号を擬似同期検出部25から周波数誤差算出部26に送って、その周波数誤差算出部26で、擬似同期を検出したときのAFCが補正している周波数誤差に、Δf=−1/4Tの周波数誤差を加えた新たな周波数誤差を生成して、回転量算出部27に送り、回転量算出部27で回転量を算出して、前記周波数誤差に対応する回転量を位相回転部18にセットすれば良い。
<第2の実施例>
次に、差動符号化されたπ/4シフトDQPSKの変調信号の場合を考える。2値のデータ列を、・・・an−1、an、an+1、・・・とするとき、2ビットずつ切り出し、Xk、Ykとする場合、下記のようにマッピングする。
Figure 0004591782
ただし、
Figure 0004591782
この変調信号は下記の通り復調される。
Figure 0004591782
このとき、周波数がΔf=1/4Tだけずれて擬似同期したときは、各シンボルの位置は、段落0023の表に基づいた段落0024と同様に、下記の通りとなる。
Figure 0004591782
正規ユニークワードとして、「52A3」を受信したとき(但し、1シンボル前の位相を0度(Ik1=1,Qk1=0)とする)、8シンボルの正しいシンボル点の座標は下記の通りである。なお、下の表で、1,2,・・・,8は、1シンボル目、2シンボル目、・・・、8シンボル目を表す。
Figure 0004591782
この信号をT/4だけ外れた周波数のローカル信号で同期検波したときは、下記のように復調される。まず、先頭がIのときは、1シンボル目がI、2シンボル目がII、・・・となり、
Figure 0004591782
となり、これを差動復号すると、(16)~(21)式に従って、「4BF9」となる。
先頭がIIのときは、
Figure 0004591782
となり、これを差動復号すると、(16)~(21)式に従って、「CBF9」となる。
先頭がIIIのときは、
Figure 0004591782
となり、これを差動復号すると、(16)~(21)式に従って、「8BF9」となる。
先頭がIVのときは、
Figure 0004591782
となり、これを差動復号すると、(16)~(21)式に従って、「0BF9」となる。
以上から、π/4シフトDQPSK変調された正規ユニークワードとして「52A3」を受信する場合のΔf=1/4Tの検出用として、上記した擬似同期変形ユニークワード「4BF9」、「CBF9」、「8BF9」、「0BF9」を予めメモリ28に格納しておいて、そのいずれかを検出したとき、擬似同期検出部25により擬似同期が発生したと検出する。このときは、周波数誤差がΔf=1/4Tであるので、その周波数誤差を示す信号を擬似同期検出部25から周波数誤差算出部26に送って、その周波数誤差算出部26で、擬似同期を検出したときのAFCが補正している周波数誤差に、Δf=1/4Tの周波数誤差を加えた新たな周波数誤差を生成して、回転量算出部27に送り、回転量算出部27で回転量を算出して、前記周波数誤差に対応する回転量を位相回転部18にセットすれば良い。
一方、周波数がΔf=−1/4Tだけずれて擬似同期したときは、各シンボルの位置は下記の通りとなる。
Figure 0004591782
前記したユニークワード「52A3」を−T/4だけはずた周波数のローカル信号で同期検波したときは、下記のように復調される。まず、先頭がIのときは、
Figure 0004591782
となり、これを差動復号すると、(16)~(21)式に従って、「7406」となる。
先頭がIIのときは、
Figure 0004591782
となり、これを差動復号すると、(16)~(21)式に従って、「F406」となる。
先頭がIIIのときは、
Figure 0004591782
となり、これを差動復号すると、(16)~(21)式に従って、「B406」となる。
先頭がIVのときは、
Figure 0004591782
となり、これを差動復号すると、、(16)~(21)式に従って、「3406」となる。
以上から、π/4シフトDQPSK変調された正規ユニークワードとして「52A3」を受信する場合のΔf=−1/4Tの検出用として、上記した擬似同期変形ユニークワード「7406」、「F406」、「B406」、「3406」を予めメモリ28に格納しておいて、ユニークワード復号時の復号結果がそのいずれかと一致するとき、擬似同期検出部25により擬似同期が発生したと検出する。このときは、周波数誤差がΔf=−1/4Tであるので、その周波数誤差を示す信号を擬似同期検出部25から周波数誤差算出部26に送って、その周波数誤差算出部26で、擬似同期を検出したときのAFCが補正している周波数誤差に、Δf=−1/4Tの周波数誤差を加えた新たな周波数誤差を生成して、回転量算出部27に送り、回転量算出部27で回転量を算出して、前記周波数誤差に対応する回転量を位相回転部18にセットすれば良い。
本発明の実施例のデジタル受信装置の構成を示すブロック図である。 QPSKの符号点配置の説明図である。 従来のデジタル受信装置の構成を示すブロック図である。 キャリア周波数に対してローカル周波数がずれているときのシンボルの遷移の説明図である。 ローカル周波数がシンボル周波数の1/4以上ずれているときのシンボルの遷移の説明図である。

Claims (3)

  1. 4相PSKの変調信号を受信し、90度の位相差をもつローカル信号で同期検波してI信号とQ信号に復調し、該I信号と該Q信号からデータを復号するデジタル受信装置において、
    予め定められた正規ユニークワードが擬似同期により変形された、擬似同期変形ユニークワードを格納する記憶手段と、
    復号されたデータが、前記記憶手段から読み出した擬似同期変形ユニークワードと一致するとき、擬似同期が発生していることを検出する擬似同期検出手段と、
    を備えることを特徴とするデジタル受信装置。
  2. 請求項1に記載のデジタル受信装置において、
    前記記憶手段に格納する擬似同期変形ユニークワードは、前記ローカル信号が前記データシンボル周波数の1/4ずれた周波数のときに復号される1又は複数の擬似同期変形ユニークワードと、前記ローカル信号が前記データシンボル周波数の−1/4ずれた周波数のときに復号される1又は複数の擬似同期変形ユニークワードであることを特徴するデジタル受信装置。
  3. 請求項1又は2に記載のデジタル受信装置において、
    前記擬似同期検出手段が擬似同期発生を検出したとき、前記正規ユニークワードが検出されるよう、前記一致した擬似同期変形ユニークワードに応じてAFC制御を行い前記I信号と前記Q信号の位相を回転する位相回転手段を備えることを特徴とするデジタル受信装置。
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