JP4591627B2 - 電磁スイッチ - Google Patents

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本発明は、例えば、スタータモータを始動させる際に通電する電流を抑制するための抵抗体を内蔵する電磁スイッチに関する。
従来、スタータに用いられるモータの動作を2段階に分けて制御するための技術が公知である(特許文献1参照)。この従来技術では、モータ回路に主接点と補助接点とを設け、この補助接点の閉成によって形成される回路に抵抗体を直列に接続している。
モータの起動時には、主接点より先に補助接点が閉成され、抵抗体により抑制された電流がモータに通電されることでモータが低速度で回転し、その後(ピニオンギヤがリングギヤに噛み合った後)、主接点が閉成されることにより、バッテリの全電圧がモータに印加されてモータが高速度で回転する。
抵抗体は、電磁スイッチの内部で電磁コイルの外周に空気層を介して配置される樹脂製の保持器に収納されている。
特許第3767550号公報
ところが、特許文献1に示される従来技術では、樹脂製の保持器に収納される抵抗体が電磁コイルの外周に空気層を介して配置されるため、空気層+抵抗体+保持器の厚さ分だけ電磁スイッチの外径が大きくなる。
また、電磁コイルの外周全体が熱伝導率の低い樹脂製の保持器により覆われるため、通電によって電磁コイルに発生する熱が外周側へ逃げにくくなる。その結果、電磁コイルの温度上昇が大きくなって、耐熱許容時間が短くなる。温度上昇を低減するための対策として、電磁コイルを大きくすることが考えられるが、この場合、電磁スイッチの小型化を図れなくなると共に、重量が増加する問題を生じる。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、スタータモータを始動させる際に通電する電流を抑制するための抵抗体を内蔵した電磁スイッチにおいて、その電磁スイッチの外径を大きくすることなく、抵抗体の発生する熱が電磁コイルに与える直接的な影響を少なくできる技術を提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明は、通電により電磁石を形成する電磁コイルと、この電磁コイルの軸方向一端側に配置されて磁気回路の一部を形成すると共に、中央部に貫通孔が形成された磁性プレートと、磁性プレートの貫通孔を通って軸方向に可動する可動鉄心と、磁性プレートの反電磁コイル側に配置される接点カバーと、この接点カバーに固定されると共に、モータ回路の高電位側に接続され、且つ、接点カバーの内部に第1の固定接点が設けられる第1の端子と、接点カバーに固定されると共に、モータ回路の低電位側に接続され、且つ、接点カバーの内部に第2の固定接点が設けられる第2の端子と、第1、第2の固定接点より軸方向の反可動鉄心側に配置され、可動鉄心の動きに連動して第1、第2の固定接点間を電気的に開閉する可動接点と、モータ回路に通電する電流を抑制するための抵抗体とを備え、この抵抗体は、接点カバーの内部で磁性プレートと第1、第2の固定接点との間に形成される空間に配設されると共に、抵抗体の一端側が第1の端子に電気的、且つ、機械的に接合され、他端側が第2の端子に電気的、且つ、機械的に接合されていることを特徴とする。
上記の構成では、抵抗体を電磁コイルの外周に空気層を介して配設するのではなく、接点カバーの内部に形成される空間に配設しているので、電磁スイッチの外径が大きくなることはない。また、抵抗体を接点カバーの内部に配設して外部に露出させていないため、抵抗体に水分等が付着することを防止でき、腐食することがないので、耐久性を向上できる。更に、抵抗体が長時間の通電により赤熱した場合でも、外界から持ち込まれる可燃性の物体が抵抗体に接触することがないため、安全性が向上する。
また、抵抗体は、電磁コイルから離れた位置に配設されるので、電磁コイルの放熱性が損なわれることはなく、且つ、抵抗体と電磁コイルとの間に磁性プレートが配置されているので、抵抗体の発生する熱が電磁コイルへ影響することも少ないため、電磁コイルの耐熱性および励磁性能を損なうことがない。
さらに、可動接点は、第1、第2の固定接点より軸方向の反可動鉄心側に配置される、つまり、第1の固定接点および第2の固定接点と磁性プレートとの間に可動接点が存在しないため、抵抗体と可動接点との接触の危険性を無くすことができ、信頼性を向上できる。
(請求項2の発明)
請求項1に記載した電磁スイッチにおいて、第1の端子は、第1の固定接点が設けられた一端側が接点カバーの内部に配設されるとともに、他端側は接点カバーの外部に露出しており、第2の端子は、第2の固定接点が設けられた一端側が接点カバーの内部に配設されるとともに、他端側は接点カバーの外部に露出していることを特徴とする。
抵抗体は、一端側が第1の端子に接合され、他端側が第2の端子に接合されて、その第1の端子および第2の端子に第1の固定接点および第2の固定接点が設けられるため、抵抗体で発生した熱は、第1の固定接点および第2の固定接点へ伝導し易くなる。その結果、接点カバーの外部へ露出した第1の端子および第2の端子が外気(冷気)に晒されて、両端子の温度が低下した場合でも、接点面の結露、凍結等による接点導通不良を防止できる。
(請求項3の発明)
請求項1または請求項2に記載した電磁スイッチにおいて、抵抗体は、接点カバーの内周面に対し所定距離だけギャップを有して配設されていることを特徴とする。
接点カバーの内周面と抵抗体との間にギャップを形成しているため、接点カバーが抵抗体の発熱による熱的損傷を受け難くなり、信頼性を向上できる。
(請求項4の発明)
請求項1乃至請求項3に記載した何れかの電磁スイッチにおいて、抵抗体は、第1の端子に接合される一端側と、第2の端子に接合される他端側との間に、軸方向と直交する平面上で2カ所以上の屈曲部が設けられていることを特徴とする。
抵抗体に2カ所以上の屈曲部を設けることにより、抵抗体の全長を調節可能となり、接点カバーの内径を変更することなく、抵抗体の抵抗値を変更することができる。
(請求項5の発明)
請求項1乃至請求項4に記載した何れかの電磁スイッチにおいて、接点カバーは樹脂にて形成されており、抵抗体に通電された時は、接点カバーが熱軟化温度に達する前に抵抗体が溶断するように設定されていることを特徴とする。
第1、第2の固定接点と可動接点から成る接点部分の導通不良が生じた場合に、抵抗体が連続通電されて赤熱することが考えられる。これに対し、本発明では、抵抗体が赤熱した時に、接点カバーが熱軟化温度に達する前に抵抗体が溶断する。つまり、接点カバーの内面が熱的損傷を被る前に抵抗体が溶断するため、抵抗体の赤熱によって接点カバーが熱的損傷を受けることはなく、電磁スイッチの安全性および信頼性が向上する。
(請求項6の発明)
請求項1乃至請求項5に記載した何れかの電磁スイッチにおいて、第1の端子および第2の端子は、両者の軸方向端面の中央部にそれぞれ所定の深さを有する穴部が穿設され、且つ、その穴部を介して径方向に対向する2カ所に外径から内径に向かって穴もしくは溝等の凹部が形成され、第1の端子に形成された穴部に抵抗体の一端側を挿入し、第2の端子に形成された穴部に抵抗体の他端側を挿入して、第1の端子に形成された凹部の底部、および、第2の端子に形成された凹部の底部を、それぞれ内径方向に押圧変形させることにより、抵抗体の一端側および他端側が、それぞれ第1の端子および第2の端子にかしめ固定されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、抵抗体の両端部を第1の端子および第2の端子に接合する際に、炉中ろう付け等の全体加熱溶融接合手段を用いる必要がないため、抵抗体の接合時に第1の端子および第2の端子の強度を損なうことがない。これにより、例えば第1の端子または第2の端子をボルトにて形成したときに、電磁スイッチの外部において、ケーブル端子等を第1の端子または第2の端子に締め付けた時に、ボルト破断に対する締め付け余裕度を確保できる。
また、抵抗体の一端側および他端側を、それぞれ第1の端子および第2の端子にかしめ固定する際に、第1の端子および第2の端子に凹部(穴もしくは溝)を形成して、その凹部の底部を内径方向に押圧変形させるので、凹部が形成された部分の肉厚が小さくなって部分的変形になるため、端子全体の曲がり変形が少なくなり、組み付け性を向上できる。
(請求項7の発明)
請求項1乃至請求項5に記載した何れかの電磁スイッチにおいて、第1の端子および第2の端子は、両者の軸方向端面の中央部にそれぞれ所定の深さを有する穴部が穿設されて、この穴部にろう材が充填され、第1の端子に形成された穴部に抵抗体の一端側を挿入し、第2の端子に形成された穴部に抵抗体の他端側を挿入して、通電等の部分的加熱手段によりろう材を加熱溶融させることにより、抵抗体の一端側が第1の端子と電気的、且つ、機械的に接合され、抵抗体の他端側が第2の端子と電気的、且つ、機械的に接合されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、抵抗体の両端部を第1の端子および第2の端子に接合する際に、炉中ろう付け等の全体加熱溶融接合手段を用いる必要がないため、抵抗体の接合時に第1の端子および第2の端子の強度を損なうことがない。これにより、例えば第1の端子または第2の端子をボルトにて形成したときに、電磁スイッチの外部において、ケーブル端子等を第1の端子または第2の端子に締め付けた時に、ボルト破断に対する締め付け余裕度を確保でき、電磁スイッチの信頼性が向上する。
なお、第1の端子および第2の端子に形成された穴部に充填されるろう材は、例えば、ペースト状のろう材を用いることができる。
(請求項8の発明)
請求項1乃至請求項5に記載した何れかの電磁スイッチにおいて、第1の端子および第2の端子は、両者の軸方向端面にそれぞれ所定の高さを有する凸部が設けられ、第1の端子に形成された凸部に抵抗体の一端側が溶接により電気的、且つ、機械的に接合され、第2の端子に形成された凸部に抵抗体の他端側が溶接により電気的、且つ、機械的に接合されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、抵抗体の両端部を第1の端子および第2の端子に接合する際に、炉中ろう付け等の全体加熱溶融接合手段を用いる必要がないため、抵抗体の接合時に第1の端子および第2の端子の強度を損なうことがない。これにより、例えば第1の端子または第2の端子をボルトにて形成したときに、電磁スイッチの外部において、ケーブル端子等を第1の端子または第2の端子に締め付けた時に、ボルト破断に対する締め付け余裕度を確保でき、電磁スイッチの信頼性が向上する。
(請求項9の発明)
請求項1乃至請求項8に記載した何れかの電磁スイッチにおいて、電磁コイルの内周に配置され、且つ、磁性プレートより軸方向の他端側に配置される固定鉄心を備え、可動鉄心は、電磁石形成されたときに固定鉄心に吸引されることを特徴とする。
(請求項10の発明)
請求項1乃至請求項9に記載した何れかの電磁スイッチにおいて、第1の端子及び第2の端子はボルトにて構成されていることを特徴とする。
補助スイッチの断面図である(実施例1)。 補助スイッチに設けられる接点カバーの内部を開口部側から見た平面図である(実施例1)。 スタータの平面図である。 スタータの電気回路図である。 スイッチコイルおよび電磁コイルに対するECUの通電制御を示すタイムチャートである。 補助スイッチの断面図である(実施例2)。 補助スイッチの断面図である(実施例3)。 補助スイッチに設けられる接点カバーの内部を開口部側から見た平面図である(実施例3)。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
(実施例1)
図1は本発明の電磁スイッチである補助スイッチ10の断面図、図3はスタータ1の平面図、図4はスタータ1の電気回路図である。
本実施例のスタータ1は、図3および図4に示す様に、エンジン(図示せず)に取り付けられるハウジング2と、このハウジング2にスルーボルト3を締め付けて固定されるモータ4と、このモータ4に発生する回転力をエンジンのリングギヤ5(図4参照)に伝達するピニオンギヤ6(図4参照)と、モータ回路に設けられるメイン接点(後述する)を開閉すると共に、シフトレバー7(図4参照)を介してピニオンギヤ6を反モータ方向(図4の右方向)へ押し出す働きを有するメインスイッチ8と、モータ4を始動する際に通電する電流を抑制するための抵抗体9(図4参照)と、モータ回路に抵抗体9と並列に設けられる補助接点(後述する)を開閉する補助スイッチ10等より構成される。
ハウジング2には、エンジン側のスタータ取り付け面(図示せず)に固定されるフランジ部2aと、メインスイッチ8を固定するためのスイッチ取り付け部2bとが設けられている。
モータ4は、図4に示す様に、電機子4aの一端側(図示左側)に整流子4bが設けられ、メインスイッチ8によりメイン接点が閉操作されると、整流子4bの外周に配置されるブラシ11を通じて、バッテリ12から電機子4aに通電されることにより、電機子4aに回転力を発生する周知の整流子電動機である。
ピニオンギヤ6は、モータ4に駆動される出力軸13の外周にクラッチ14と一体に配置され、出力軸13の回転がクラッチ14を介して伝達される。
メインスイッチ8は、図4に示す様に、スイッチコイル15とプランジャ16を内蔵するソレノイドによって構成され、スイッチコイル15への通電により電磁石が形成されてプランジャ16を吸引する働きを有し、プランジャ16の動きに連動してメイン接点を閉操作する。また、スイッチコイル15への通電が停止して吸引力が消滅すると、図示しないスプリングの反力によりプランジャ16が押し戻されて、メイン接点を開操作する。このメインスイッチ8は、図3に示す様に、ハウジング2に設けられたスイッチ取り付け部2bに2本のボルト17を締め付けて固定される。
メイン接点は、図4に示す様に、B端子ボルト18を介してモータ回路の高電位側(バッテリ側)に接続されるB固定接点18aと、M端子ボルト19を介してモータ回路の低電位側(モータ側)に接続されるM固定接点19aとで構成され、プランジャ16と一体に可動する可動接点20によって両固定接点18a、19a間を断続する。
B端子ボルト18とM端子ボルト19は、それぞれ、メインスイッチ8の接点カバー21(図3参照)に固定され、この接点カバー21の内部にメイン接点が配設される。なお、M端子ボルト19は、モータリード線22(図3参照)を介して正極側のブラシ11と電気的に接続されている。B端子ボルト18の接続については後述する。
スイッチコイル15は、二つのコイル(吸引コイル15aと保持コイル15b)で構成される。
吸引コイル15aは、一方の端部が、メインスイッチ8の接点カバー21に固定される励磁端子23(図4参照)に接続され、他方の端部がM端子ボルト19と電気的に接続されている。保持コイル15bは、一方の端部が、吸引コイル15aの一方の端部と共に励磁端子23に接続され、他方の端部がアース側(例えば、メインスイッチ8の固定鉄心)に接続されている。
励磁端子23は、図4に示す様に、スタータリレー24を介してバッテリ12に接続され、ECU25(エンジン始動を制御する電子制御装置)からの信号を受けてスタータリレー24がオン作動すると、バッテリ12から流れる電流がスタータリレー24を介して通電される。
次に、補助スイッチ10の構成を図1を基に詳細に説明する。
補助スイッチ10は、底面を有する筒状のスイッチケース26と、このスイッチケース26の内部に収容される電磁コイル27と、この電磁コイル27の軸方向一端側(スイッチケース26の反底面側)に配置されて磁気回路の一部を形成する磁性プレート28と、電磁コイル27への通電によって磁化される固定鉄心29と、この固定鉄心29に対向して配置される可動鉄心30と、磁性プレート28の反電磁コイル側に配置される樹脂製の接点カバー31と、この接点カバー31に固定される2本の端子ボルト32、33と、この2本の端子ボルト32、33に設けられる補助接点と、可動鉄心30の動きに連動して補助接点を開閉する可動接点34等より構成される。
スイッチケース26は、磁性プレート28および固定鉄心29と共に磁気回路(固定磁路)を形成し、磁性プレート28が配置される開口部側(反底面側)の外径が、電磁コイル27を収容する部分の外径より大きく形成されて、電磁コイル27を収容する部分と開口部側との間に段差を有している。
電磁コイル27は、樹脂製のボビン35に巻線されて、一方の端部が外部引き出し端子36(図4参照)に接続され、他方の端部が図示しない位置でアース接続されている。
外部引き出し端子36は、接点カバー31に形成される端子引き出し孔31a(図2参照)を通って接点カバー31の外部に引き出され、図4に示す様に、ECU25に接続されている。
磁性プレート28は、径方向の中央部に丸孔(本発明の貫通孔)が開口する環状体に形成され、ボビン35と一体に設けられた樹脂部材37によりモールド成型され、且つ、スイッチケース26に設けられた段差に当接して位置決めされている。なお、電磁コイル27は、樹脂部材37を介して磁性プレート28に機械的に固定されている。
固定鉄心29は、軸方向の一方の端面が、スイッチケース26の底面に密着して電磁コイル27の内周に配置されている。
可動鉄心30は、磁性プレート28の丸孔を通って軸方向に可動すると共に、リターンスプリング38により反固定鉄心方向(図1の右方向)へ付勢されている。リターンスプリング38は、固定鉄心29の外周部に形成された段付き部と、可動鉄心30の外周部に形成された段付き部との間に配設されている。
接点カバー31は、一方の端部が円筒状に開口した有底形状に設けられ、開口部側の外径がスイッチケース26の内周に嵌合すると共に、開口部側の端面が磁性プレート28の反電磁コイル側の端面に当接して組み付けられ、周方向の一部あるいは全周がスイッチケース26の端部にかしめ固定されている。
接点カバー31とスイッチケース26との間は、例えば、Oリング等のシール部材39によってシールされ、外部から水等の浸入を防止している。
2本の端子ボルト32、33は、ケーブルによりバッテリ12の正極ターミナルに接続される第1の端子ボルト32と、金属板製の連結部材40(図3参照)によりメインスイッチ8のB端子ボルト18と電気的、且つ、機械的に連結される第2の端子ボルト33であり、それぞれ、ワッシャ41、42と、かしめワッシャ43、44により接点カバー31に固定されている。
補助接点は、第1の端子ボルト32と一体に設けられた第1の固定接点45と、第2の端子ボルト33と一体に設けられた第2の固定接点46とで形成され、それぞれ、接点カバー31の内部に配設されている。なお、第1の固定接点45および第2の固定接点46は、第1の端子ボルト32および第2の端子ボルト33と別体に形成した後、ろう付け等の手段で接合しても良い。
可動接点34は、接点カバー31の内部で補助接点(第1の固定接点45と第2の固定接点46)より反可動鉄心側に配設され、樹脂製のロッド47を介して可動鉄心30に連結されている。この可動接点34は、リターンスプリング38により可動鉄心30が反固定鉄心方向へ付勢されることにより、接点カバー31の底部に設けられた接点受け面31bに押し当てられている。また、接点カバー31には、接点受け面31bの周囲に環状の凹空間が形成され、この凹空間には、可動接点34が補助接点を閉じた時、つまり、可動接点34が第1の固定接点45と第2の固定接点46とに当接した時に、可動接点34に押圧力を付与する接点圧スプリング48が配設されている。
ロッド47は、一方の端部が可動鉄心30の径方向中央部に埋設された状態で固定され、他方の端部が第1の固定接点45と第2の固定接点46との間に挿通されて、先端に可動接点34が当接している。
上記の補助スイッチ10は、メインスイッチ8の径方向に近接して配置され、且つ、ブラケット49を介してハウジング2に固定される。
ブラケット49は、略円板状に設けられた一端側の端面に補助スイッチ10が溶接等により固定され、丸孔(図示せず)が2カ所形成された他端側が、ハウジング2のスイッチ取り付け部2bとメインスイッチとの間に挟持されて、上記の丸孔に挿通される2本のボルト17により、メインスイッチ8と共にハウジング2に固定される。
次に、抵抗体9の配置と取り付け構造について図1および図2を基に説明する。
抵抗体9は、接点カバー31の内部で磁性プレート28と補助接点との間に形成される空間において、磁性プレート28および補助接点から所定の距離を隔てて配設されると共に、抵抗体9の一端側9aが第1の端子ボルト32に電気的、且つ、機械的に接合され、他端側9bが第2の端子ボルト33に電気的、且つ、機械的に接合されている。
また、抵抗体9は、図2に示す様に、接点カバー31の内周面に対し所定距離だけギャップを有して配設され、且つ、第1の端子ボルト32に接合される一端側9aと、第2の端子ボルト33に接合される他端側9bとの間に、軸方向と直交する平面上で2カ所以上(図2では3カ所)の屈曲部9cが設けられている。
更に、抵抗体9は、連続通電を受けて赤熱した時に、接点カバー31が熱的ダメージを受ける前に、言い換えると、接点カバー31が熱軟化温度(例えば、260℃)に達する前に、抵抗体9が溶断するように設定されている。
次に、スタータ1の作動を説明する。
ECU25は、図5に示すタイムチャート上で、時刻t1にてスイッチコイル15への通電を行い、その後、時刻t2にて電磁コイル27への通電を行う。これにより、時刻t1から時刻t2までのt秒間は、モータ4に通電される電流値がA1となり、全電圧時の電流値A2より抑制される。
具体的に説明すると、先ず、時刻t1にて、ECU25から信号を受けてスタータリレー24がオン作動することで、スイッチコイル15に通電される。これにより、プランジャ16が吸引されて、図4に示す左方向へ移動することにより、シフトレバー7を介してピニオンギヤ6が反モータ方向(図示右方向)へ押し出される。
続いて、メイン接点が閉じると、バッテリ12から抵抗体9を介して抑制された電流(電流値A1)がモータ4に通電されることにより、モータ4が低速度で回転する。
このモータ4の回転を受けてピニオンギヤ6がリングギヤ5に噛み合った後、ECU25により所定のタイミング(時刻t2)で補助スイッチ10の電磁コイル27に通電されると、可動接点34が吸引されて補助接点を閉じることにより、抵抗体9を短絡する短絡通路が形成される。その結果、バッテリ12の全電圧がモータ4に印加されて、モータ4に高い電流(電流値A2)が流れることにより、モータ4が高速度で回転して、モータ4の回転がピニオンギヤ6からリングギヤ5に伝達されてエンジンをクランキングする。
(実施例の効果)
本実施例のスタータ1は、モータ4の通電初期(メイン接点が閉じてから補助接点が閉じるまでの間)に抵抗体9により抑制された電流がモータ4に通電されるため、ピニオンギヤ6とリングギヤ5とが噛み合う時の衝撃が緩和される。その結果、ピニオンギヤ6およびリングギヤ5の摩耗が低減されて、耐久性が向上する。
また、モータ4が回転を開始する際に流れる突入電流を低減できるため、メインスイッチ8の接点寿命、および、モータ4のブラシ寿命を向上できる。
抵抗体9を内蔵する補助スイッチ10は、抵抗体9を電磁コイル27の外周側に配設するのではなく、接点カバー31の内部に形成される空間に配設しているので、特許文献1に記載された従来技術(抵抗体を樹脂製の保持器に収納し、電磁コイルの外周に空気層を介して配置した構造)と比較して、補助スイッチ10の外径を小さくできる。特に、スイッチケース26は、開口部側の外径を電磁コイル27が収容される部分の外径より大きくして、その内周に嵌合する接点カバー31の内部空間に抵抗体9を配設しているので、電磁コイル27が収容される部分の外径を必要最小限の大きさに形成でき、補助スイッチ10の全体形状をコンパクトにできる。
また、抵抗体9を接点カバー31の内部に配設して外部に露出させていないため、抵抗体9に水分等が付着することを防止でき、腐食することがないので、耐久性を向上できる。更に、抵抗体9が長時間の通電により赤熱した場合でも、外界から持ち込まれる可燃性の物体が抵抗体9に接触することがないため、安全性を向上できる。
さらに、抵抗体9は、電磁コイル27から離れた位置に配設されるので、電磁コイル27の放熱性が損なわれることはなく、且つ、抵抗体9と電磁コイル27との間に磁性プレート28が配置されているので、抵抗体9の発生する熱が電磁コイル27へ影響することも少ないため、電磁コイル27の耐熱性および励磁性能を損なうことがない。
また、可動接点34は、補助接点より軸方向の反可動鉄心側に配置される、つまり、補助接点を形成する第1の固定接点45および第2の固定接点46と磁性プレート28との間に可動接点34が存在しないため、抵抗体9と可動接点34との接触の危険性を無くすことができ、信頼性を向上できる。
本実施例では、抵抗体9の一端側9aが第1の端子ボルト32に接合され、他端側9bが第2の端子ボルト33に接合されて、その第1の端子ボルト32および第2の端子ボルト33に第1の固定接点45および第2の固定接点46が設けられるため、抵抗体9で発生した熱は、第1の固定接点45および第2の固定接点46へ伝導し易くなる。その結果、接点カバー31の外部に露出した第1の端子ボルト32および第2の端子ボルト33が外気(冷気)に晒されて、両端子ボルト32、33の温度が低下した場合でも、接点面の結露、凍結等による接点導通不良を防止できる。
また、抵抗体9は、磁性プレート28および補助接点から所定の距離を隔てて配設され、且つ、接点カバー31の内周面に対しても所定距離だけギャップを有して配設されているため、接点カバー31が抵抗体9の発熱による熱的損傷を受け難くなる。また、補助接点を形成する第1、第2の固定接点45、46と可動接点34との間で導通不良が生じた場合に、抵抗体9が連続通電されて赤熱することが考えられるが、これに対し、抵抗体9は、樹脂製の接点カバー31が熱軟化温度に達する前に溶断するように設定されている、つまり、接点カバー31が熱的損傷を被る前に抵抗体9が溶断するため、接点カバー31が熱的損傷を受けることはなく、補助スイッチ10の信頼性および安全性が向上する。
さらに、抵抗体9は、第1の端子ボルト32に接合される一端側9aと、第2の端子ボルト33に接合される他端側9bとの間に、軸方向と直交する平面上で2カ所以上の屈曲部9cが設けられているので、この屈曲部9cの曲率を変えて、抵抗体9の全長を調節することにより、抵抗値を所望の値に設定できる。また、抵抗体9に屈曲部9cを設けることにより、抵抗体9の両端部を第1の端子ボルト32および第2の端子ボルト33に接合する際に、抵抗体9を曲がり易くできるので、抵抗体9の両端部間の距離L(図2参照)を容易に調整できる。
(実施例2)
図6は補助スイッチ10の断面図である。
この実施例2では、抵抗体9と第1の端子ボルト32および第2の端子ボルト33との接合手段について説明する。
第1の端子ボルト32および第2の端子ボルト33には、第1の固定接点45および第2の固定接点46が設けられる軸方向端面の中央部に、それぞれ所定の深さを有する穴部32a、33aが穿設され、且つ、その穴部32a、33aを介して径方向に対向する2カ所に外径から内径側に向かって穴もしくは溝等の凹部32b、33bが形成されている。抵抗体9は、第1の端子ボルト32に形成された穴部32aに一端側9aを挿入し、第2の端子ボルト33に形成された穴部33aに他端側9bを挿入して、第1の端子ボルト32に形成された凹部32bの底部、および、第2の端子ボルト33に形成された凹部33bの底部を、それぞれ内径方向に押圧変形させることにより、抵抗体9の一端側9aおよび他端側9bが、それぞれ第1の端子ボルト32および第2の端子ボルト33にかしめ固定される。
上記の構成によれば、抵抗体9の両端部を第1の端子ボルト32および第2の端子ボルト33に接合する際に、炉中ろう付け等の全体加熱溶融接合手段を用いる必要がないため、接合時に第1の端子ボルト32および第2の端子ボルト33の強度を損なうことがない。これにより、補助スイッチ10の外部において、ケーブル端子等を第1の端子ボルト32または第2の端子ボルト33に締め付けた時に、ボルト破断に対する締め付け余裕度を確保できる。
また、抵抗体9の一端側9aおよび他端側9bを、それぞれ第1の端子ボルト32および第2の端子ボルト33にかしめ固定する際に、第1の端子ボルト32および第2の端子ボルト33に、それぞれ凹部32b、33b(穴もしくは溝)を形成して、その凹部32b、33bの底部を内径方向に押圧変形させるので、凹部32b、33bが形成された部分の肉厚が小さくなって部分的変形になるため、ボルト全体の曲がり変形が少なくなり、組み付け性を向上できる。
上記の接合手段の他に、例えば、ろう付けによる接合も可能である。
具体的には、第1の端子ボルト32および第2の端子ボルト33に穿設された穴部32a、33aにペースト状のろう材を充填した後、第1の端子ボルト32に形成された穴部32aに抵抗体9の一端側9aを挿入し、第2の端子ボルト33に形成された穴部33aに抵抗体9の他端側9bを挿入する。その後、通電等の部分的加熱手段によりろう材を加熱溶融させることにより、抵抗体9の一端側9aが第1の端子ボルト32と電気的、且つ、機械的に接合され、抵抗体9の他端側9bが第2の端子ボルト33と電気的、且つ、機械的に接合される。この接合手段においても、炉中ろう付け等の全体加熱溶融接合手段を用いる必要がないため、接合時に第1の端子ボルト32および第2の端子ボルト33の強度を損なうことはなく、ボルト破断に対する締め付け余裕度を確保できるので、補助スイッチ10の信頼性を向上できる。
(実施例3)
図7は補助スイッチ10の断面図である。
この実施例3では、抵抗体9の両端部を第1の端子ボルト32および第2の端子ボルト33に溶接により接合する方法について説明する。
第1の端子ボルト32および第2の端子ボルト33には、図7に示す様に、第1の固定接点45および第2の固定接点46が設けられる軸方向端面の略中央部にそれぞれ所定の高さを有する凸部32c、33cが設けられている。この凸部32c、33cは、図8に示す様に、図示左右方向である横幅方向の寸法が短く、図示上下方向である縦幅方向の寸法が長い平面矩形状に設けられ、且つ、横幅方向の寸法が、凸部32c、33cの先端に向かって次第に狭くなる断面台形状に設けられている。
なお、凸部32c、33cの縦幅方向の寸法は、抵抗体9の直径より十分大きく(例えば、3倍程大きく)形成されている。また、凸部32c、33cの高さは、抵抗体9を実施例1の場合と略同じ位置に配置できるだけの寸法である。言い換えると、磁性プレート28と第1、第2の固定接点45、46との間で、両者から略同等の距離を確保できるだけの高さを有している。
抵抗体9は、図8に示す様に、一端側9aが、第1の端子ボルト32に設けられた凸部32cの先端面にプロジェクション溶接によって電気的、機械的に接合され、他端側9bが、第2の端子ボルト33に設けられた凸部33cの先端面にプロジェクション溶接によって電気的、機械的に接合されている。
本実施例の構成によれば、実施例2の場合と同様に、抵抗体9の両端部9a、9bを、第1の端子ボルト32および第2の端子ボルト33に接合する際に、炉中ろう付け等の全体加熱溶融接合手段を用いる必要がないため、接合時に第1の端子ボルト32および第2の端子ボルト33の強度を損なうことがない。
また、凸部32c、33cの縦幅方向の寸法が、抵抗体9の直径より十分大きく形成されているので、溶接時に多少の位置ずれが生じても、抵抗体9の両端部9a、9bが凸部32c、33cから外れることはない。このため、抵抗体9の両端部9a、9bを確実に両凸部32c、33cに接合でき、且つ、抵抗体9の両端部9a、9b間の距離Lを容易に調整できる。
(変形例)
実施例1では、本発明の電磁スイッチである補助スイッチ10を、スタータ1のハウジング2にブラケット49を介して固定する一例を記載しているが、必ずしもスタータ1に固定する必要はなく、補助スイッチ10をスタータ1から離して配置することも出来る。
例えば、エンジンルーム内では、スタータ1の搭載位置が限定されることが多いため、実施例1の様に、補助スイッチ10をスタータ1に固定すると、補助スイッチ10を含めたスタータ1の搭載位置を確保することが困難になることも考えられる。この様な場合、補助スイッチ10をスタータ本体から物理的に離して配置することで、スタータ本体の搭載位置を確保できる。また、補助スイッチ10は、スタータ本体に比較して体格が小さいので、補助スイッチ10の搭載位置も容易に確保できる。
1 スタータ
4 モータ(スタータモータ)
9 抵抗体
9c 抵抗体の屈曲部
10 補助スイッチ(電磁スイッチ)
27 電磁コイル
28 磁性プレート
29 固定鉄心
30 可動鉄心
31 接点カバー
32 第1の端子ボルト
32a 第1の端子ボルトに穿設された穴部
32b 第1の端子ボルトに形成された凹部
32c 第1の端子ボルトに設けられた凸部
33 第2の端子ボルト
33a 第2の端子ボルトに穿設された穴部
33b 第2の端子ボルトに形成された凹部
33c 第2の端子ボルトに設けられた凸部
34 可動接点
45 第1の固定接点
46 第2の固定接点

Claims (10)

  1. 通電により電磁石を形成する電磁コイルと、
    この電磁コイルの軸方向一端側に配置されて磁気回路の一部を形成すると共に、中央部に貫通孔が形成された磁性プレートと、
    前記磁性プレートの貫通孔を通って軸方向に可動する可動鉄心と、
    前記磁性プレートの反電磁コイル側に配置される接点カバーと、
    この接点カバーに固定されると共に、モータ回路の高電位側に接続され、且つ、前記接点カバーの内部に第1の固定接点が設けられる第1の端子と、
    前記接点カバーに固定されると共に、前記モータ回路の低電位側に接続され、且つ、前記接点カバーの内部に第2の固定接点が設けられる第2の端子と、
    前記第1、第2の固定接点より軸方向の反可動鉄心側に配置され、前記可動鉄心の動きに連動して前記第1、第2の固定接点間を電気的に開閉する可動接点と、
    前記モータ回路に通電する電流を抑制するための抵抗体とを備え、
    この抵抗体は、前記接点カバーの内部で前記磁性プレートと前記第1、第2の固定接点との間に形成される空間に配設されると共に、抵抗体の一端側が前記第1の端子に電気的、且つ、機械的に接合され、他端側が前記第2の端子に電気的、且つ、機械的に接合されていることを特徴とする電磁スイッチ。
  2. 請求項1に記載した電磁スイッチにおいて、
    前記第1の端子は、前記第1の固定接点が設けられた一端側が前記接点カバーの内部に配設されるとともに、他端側は前記接点カバーの外部に露出しており、
    前記第2の端子は、前記第2の固定接点が設けられた一端側が前記接点カバーの内部に配設されるとともに、他端側は前記接点カバーの外部に露出していることを特徴とする電磁スイッチ。
  3. 請求項1または請求項2に記載した電磁スイッチにおいて、
    前記抵抗体は、前記接点カバーの内周面に対し所定距離だけギャップを有して配設されていることを特徴とする電磁スイッチ。
  4. 請求項1乃至請求項3に記載した何れかの電磁スイッチにおいて、
    前記抵抗体は、前記第1の端子に接合される一端側と、前記第2の端子に接合される他端側との間に、軸方向と直交する平面上で2カ所以上の屈曲部が設けられていることを特徴とする電磁スイッチ。
  5. 請求項1乃至請求項4に記載した何れかの電磁スイッチにおいて、
    前記接点カバーは樹脂にて形成されており、
    前記抵抗体に通電された時は、前記接点カバーが熱軟化温度に達する前に前記抵抗体が溶断するように設定されていることを特徴とする電磁スイッチ。
  6. 請求項1乃至請求項5に記載した何れかの電磁スイッチにおいて、
    前記第1の端子および前記第2の端子は、両者の軸方向端面の中央部にそれぞれ所定の深さを有する穴部が穿設され、且つ、その穴部を介して径方向に対向する2カ所に外径から内径に向かって穴もしくは溝等の凹部が形成され、
    前記第1の端子に形成された穴部に前記抵抗体の一端側を挿入し、前記第2の端子に形成された穴部に前記抵抗体の他端側を挿入して、前記第1の端子に形成された凹部の底部、および、前記第2の端子に形成された凹部の底部を、それぞれ内径方向に押圧変形させることにより、前記抵抗体の一端側および他端側が、それぞれ前記第1の端子および前記第2の端子にかしめ固定されていることを特徴とする電磁スイッチ。
  7. 請求項1乃至請求項5に記載した何れかの電磁スイッチにおいて、
    前記第1の端子および前記第2の端子は、両者の軸方向端面の中央部にそれぞれ所定の深さを有する穴部が穿設されて、この穴部にろう材が充填され、
    前記第1の端子に形成された穴部に前記抵抗体の一端側を挿入し、前記第2の端子に形成された穴部に前記抵抗体の他端側を挿入して、通電等の部分的加熱手段により前記ろう材を加熱溶融させることにより、前記抵抗体の一端側が前記第1の端子と電気的、且つ、機械的に接合され、前記抵抗体の他端側が前記第2の端子と電気的、且つ、機械的に接合されていることを特徴とする電磁スイッチ。
  8. 請求項1乃至請求項5に記載した何れかの電磁スイッチにおいて、
    前記第1の端子および前記第2の端子は、両者の軸方向端面にそれぞれ所定の高さを有する凸部が設けられ、
    前記第1の端子に形成された凸部に前記抵抗体の一端側が溶接により電気的、且つ、機械的に接合され、前記第2の端子に形成された凸部に前記抵抗体の他端側が溶接により電気的、且つ、機械的に接合されていることを特徴とする電磁スイッチ。
  9. 請求項1乃至請求項8に記載した何れかの電磁スイッチにおいて、
    前記電磁コイルの内周に配置され、且つ、前記磁性プレートより軸方向の他端側に配置される固定鉄心を備え、
    前記可動鉄心は、前記電磁石形成されたときに前記固定鉄心に吸引されることを特徴とする電磁スイッチ。
  10. 請求項1乃至請求項9に記載した何れかの電磁スイッチにおいて、
    前記第1の端子及び前記第2の端子はボルトにて構成されていることを特徴とする電磁スイッチ。
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