JP4591025B2 - タッチキーを備えた加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、各種の機器、特にガラスなどの非導電材によってフラットパネルを形成されたタッチキーを備えた加熱調理器に関するものである。
従来、この種の加熱調理器は、タッチキーを備えている(例えば、特許文献1参照)。
図5、6は、特許文献1に記載された従来の加熱調理器を示すものである。図5は従来のタッチキー操作部の透過斜視図で、図6は従来のタッチキー操作部を側面から見た断面図である。
図5に示すように、1は操作部、2はトッププレートで、操作部1はトッププレート2の上面に印刷された導電材によって構成されている。3は第1の電極、4は導電性弾性体で、第1の電極3はトッププレート2の下面に印刷された導電材によって構成され、導電性弾性体4に接触している。5はケーブル、6は制御回路で、ケーブル5は導電性弾性体4を経由して第1の電極3と制御回路6を電気的に接続し、制御回路6は図には特に記載していないが高周波電圧出力部7と電圧検知部8を備え、操作部1に人が触れたかどうかを検知している。
図5を用いて、タッチキーの動作原理を簡単に説明する。
制御回路6の内部にある高周波電圧出力部7は、ケーブル5と導電性弾性体4とを通じて第1の電極3に接続される。第1の電極3と操作部1はトッププレート2を挟んでコンデンサを形成している。電圧検知部8は、導電性弾性体4とケーブル5とを経由して第1の電極3の電圧を検知している。よって、人体が操作部1に触れると、操作部1と第1の電極3はコンデンサ構成により容量結合しているため、高周波電圧出力部7から出力される第1の電極3の電圧振幅が減衰し、電圧検知部8によって操作部1に人体が触れて操作されたことを検知する。
図6に示すように、操作部1、トッププレート2、第1の電極3、導電性弾性体4、ケーブル5、制御回路6、高周波電圧出力部7、電圧検知部8は図に示す位置関係に配置される。9は本体外郭で導電性の金属によって構成され、アースと接続されている。
図6を用いて、タッチキーの動作原理を更に詳しく説明する。人体が操作部1に触れると、操作部1はアースへと人体を経由して接続されるため、操作部1とコンデンサ結合している第1の電極3に供給される高周波電圧の振幅は低下する。同様に、アースと接続されている本体外郭9と第1の電極3もコンデンサを形成する構成となって容量結合しており、第1の電極3と本体外郭9との距離が離れていれば容量成分が微少であり無視できるが、第1の電極3と本体外郭9との距離が近づくにつれて容量成分が大きくなり、人体が触れた時に発生する高周波電圧の振幅が少なくなり、電圧検知部8による電圧検知が困難となり、タッチキーの感度が悪くなる。
特開2003−123954号公報
しかしながら、前記従来の構成では、一部あるいは全部を金属などの導電物によって外郭が形成される機器において、トッププレート2の裏面に配置した第1の電極3と本体外郭9の金属部との距離が組み立て作業や部材の反りによってばらつくため、本体外郭9の導電部と第1の電極3が接近した場合は感度が悪くなるし、離れると感度が良くなるといった感度のバラツキが発生するという課題を有していた。
本発明は、上記課題を解決するもので、本体外郭の導電物と第1の電極との距離が不安定に配置された場合でも、安定して感度が良い状態を保つタッチキーの構成を提供することを目的とする。
従来の課題を解決するために、本発明のタッチキーを備えた加熱調理器は、一部あるいは全部を導電物によって外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けた電気絶縁物で構成されたトッププレートと、前記操作部に対応する位置で前記トッププレートの裏面に設けられた第1の電極と、前記操作部に人体が触れたことを検知するため前記第1の電極に高周波信号を供給する高周波電圧出力部及び前記高周波信号を検知する電圧検知部を有し前記操作部への入力命令に従い前記加熱手段を制御する制御回路と、前記制御回路と前記第1の電極を電気的に接続するための接続ケーブルとを備え前記第1の電極の前記本体側に前記第1の電極と所定の間隔をおいて備えられ前記外郭を構成する導電物に電気的に接続された第2の電極を更に有し、前記第1の電極前記第2の電極は絶縁物を挿むことによって前記所定の間隔が確保されていることを特徴とするものである。
本発明においては、例えば導電物で構成された本体外郭が第1の電極と接近して組み立てられた場合においても、第2の電極は本体外郭の導電物と接続され、且つ、第1の電極と本体外郭の導電物との間に所定の間隔を置いて備えられているため、第1の電極と本体外郭との距離に関係なく、第1の電極と本体外郭とは一定の静電容量を保つ事ができる。
これによって、高周波電圧出力部から第1の電極へ供給される信号が、本体外郭を構成する導電物と第1の電極との容量結合によって減衰するレベルが変化することなく安定し、人体が触れているかどうかを電圧検知部で安定した判定を行うタッチキーを実現することができる。
本発明によれば、例えばプレートの反りによって本体外郭とトッププレートとの距離が発生している場合には、操作する人が軽く触れた時と力強く押した時とで本体外郭とトッププレートとの距離が変化する。この場合においても、本体外郭を構成する導電物と第1の電極との間に、第1の電極と所定の間隔を置いて本体外郭を構成する導電物と電気的に接続された第2の電極を備えることにより、本体外郭とトッププレートの距離にかかわらず安定した感度を保つことができる。
第1の発明は、一部あるいは全部を導電物によって外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けた電気絶縁物で構成されたトッププレートと、前記操作部に対応する位置で前記トッププレートの裏面に設けられた第1の電極と、前記操作部に人体が触れたことを検知するため前記第1の電極に高周波信号を供給する高周波電圧出力部及び前記高周波信号を検知する電圧検知部を有し前記操作部への入力命令に従い前記加熱手段を制御する制御回路と、前記制御回路と前記第1の電極を電気的に接続するための接続ケーブルとを備え、前記第1の電極の前記本体側に前記第1の電極と所定の間隔をおいて備えられ前記外郭を構成する導電物に電気的に接続された第2の電極を更に有し、前記第1の電極と前記第2の電極は絶縁物を挿むことによって前記所定の間隔が確保されていることで、前記本体外郭の導電物と前記第1の電極との距離が不安定に配置された場合でも、高周波電圧出力部から第1の電極に供給された高周波信号は安定して電圧検知部によって検知できる構成とすることにより、トッププレートの反りや本体外郭への組み込み加減によって第1の電極と本体を構成する外郭の導電部との距離が変化した場合であっても、操作部は安定したスイッチの受付感度を保つことができる。
第2の発明は、特に、第1の発明に記載の第1の絶縁物は紙フェノール又はガラスエポキシ樹脂よりも導電率を低くしたことにより、本体外郭と第1の電極との結合容量が低下するので、操作部に人体が触れたときの電圧検知部での電圧変化が顕著に発生し、感度が良い状態を安定して保持することができる。
第3の発明は、特に、第1の発明または第2の発明に記載の第1の電極、両面プリント基板の上面の導体によって構成され、前記第2の電極は、前記両面プリント基板の下面の導体によって構成され、前記両面プリント基板の基材の厚さによって前記間隔が確保されていることにより、部材の反りが発生した場合でも第1の電極と第2の電極の間隔が一定に保つ事が可能となり、安定した感度を保つことができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明に記載の第2の電極と本体外郭を構成する導電物とは導電性バネ材で接続され、第1の電極はトッププレートの裏面に圧接されているので、第2の電極を保持する部品を導電性バネ材で構成し、本体外郭と第2の電極とを導電性バネ材の反力による圧接に拠って電気的に結合することにより、組み立て作業を簡素化しつつ安定した感度を保つ操作部を実現することができる。
第5の発明は、特に、第2の発明または第3の発明に記載の絶縁物の温度を検知する温度検知素子を備え、トッププレートに圧接された絶縁物の温度を検知し、絶縁物の誘電率の温度変化を補正して、通常使用の状況と同じ操作部の受付感度を保つようにする構成として、使用者の誤使用による絶縁物の温度変化によって誘電率が変化しても、温度変化を補正して、通常使用の状況と同じ操作部の受付感度を保つことができる。
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれか1つの発明に記載のケーブルについて、電磁界シールド材で覆う構成として、ケーブルが受感する機器内のノイズ、或いは機器外からのノイズを抑制して、安定した操作性を確保する事ができる。
第7の発明は、特に、第6に記載の電磁界シールド材について、本体外郭と電気的に接合する構成として、ケーブルの配線仕様に伴う本体外郭とケーブルとの容量結合の変化を抑えて、安定した操作性を確保することができる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の分解斜視図を示すものである。また、図2は同加熱調理器における操作部および検知基板と周辺構造を示す要部分解斜視図、図3はシステムキッチンに取付けた状態を示す同加熱調理器の天板と検知基板の結合部における要部断面図を示すものである。
図1において、加熱調理器の外郭を導電物である板金で全てを構成する本体外郭21の上面は、耐熱性ガラスで形成した天板22で覆われ、その天板22の外周端部は上面から端面にかけて巻装された天板枠23が接着剤などで固定され天板ユニット24を構成している。なお、本実施の形態の天板枠23は天板22の一方面を覆っているが、両面を覆う構成であってもよい。この天板ユニット24は、天板枠23の手前側にスポット溶接あるいはねじなどで固定されるフック状の結合部材25を備えており、天板ユニット24の手前側は結合部材25を介して本体外郭21へ、また天板ユニット24の後方側は天板枠23を介して本体外郭21へそれぞれ前固定ねじ25a、後ろ固定ねじ23aなどで固定されて設置されている。なお、本実施の形態の結合部材25は独立した別体の部品を示しているが、組立性、部品点数削減の観点からすれば、天板枠23と一体的に形成しても良いし、天板22に固定するその他の部品(天板22の下面に固定する必要のある部品など)と兼ねて一体的に形成しても良い。
また、本実施の形態では誘導加熱式の調理器を一例に示し、天板22の下面には誘導加熱を行う誘導加熱コイル26a、26b、あるいは輻射、熱伝導加熱を行う電気ヒーター、ハロゲンヒーター26cなどからなる加熱手段26が配置され、天板22の表面上には、加熱手段26が配設されている位置に対応して加熱部27(誘導加熱コイル26a、26b、電気ヒーター、ハロゲンヒーター26cの各々に対応した27a、27b、および27c)が設けられている。これら加熱手段26は制御回路28によって駆動制御される。制御回路28は操作部16に人体が触れたかどうかを検知するための高周波電圧出力部28aと電圧検知部28bを備えている。さらに、図1ないし図2に示すように、天板22上には導電性材料で印刷された操作部36を備え、これらの操作部36に対応して天板22の下面に設けた検知基板37と、検知基板37を保持し弾性体38を経由して導電物である本体外郭21へ電気的に接続して載置する検知基板保持部39を備えている。検知基板37の上面には操作部36に対応する位置に第1の電極37a、検知基板37の下面には第2の電極37bを備え、第1の電極37aは接続ケーブル37cを介して制御回路28へと電気的に接続されている。
また、これらは図3に示すように本体外郭21と天板22とを結合して、システムキッチンのカウンタートップ40に設置された状態では、弾性体38の反力により検知基板37の上面にある第1の電極37が天板22の下面に圧接によって固定され、第1の電極37aの信号を制御回路28へと接続するケーブル37cは電磁界シールド材37dで覆われており、電磁界シールド材37dは第2の電極37bと同様に検知基板保持部39を経由して本体外郭21へ電気的に接続されている。
操作部36に人体が触れると、制御回路28内部にある高周波電圧出力部28aから電圧検知部28bへと入力される電圧振幅が減衰するので、制御回路28は操作部36への入力命令に従って調理器を制御する。
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
まず、操作部36は天板22の上面に配置され、天板22と本体外郭21とは結合部材25を前固定ねじ25aによって結合される。よって、前固定ねじ25aを締める時に天板ユニット24を上方から抑え込む力の加減で天板22と本体外郭21との隙間距離が変化する。さらに天板22は反りの大きさが0.1〜2mm程度のバラツキがあり、天板22と本体外郭21との隙間距離の製品管理は難しい。しかしながら、本体外郭21と同電位の第2の電極37bを第1の電極37aとの距離を一定にして配置するため、前固定ねじ25aを締め付け時の力の加減や天板22の反りにもかかわらず、第1の電極37aと本体外郭21は安定した容量結合を維持することが可能となり、操作部36は安定したスイッチの受付感度を保つことができる。
以上のように、本実施の形態においては、第1の電極37aと第2の電極37bの距離を一定にして配置することにより、第1の電極37aと本体外郭21は安定した容量結合を維持することが可能となり、操作部36は安定したスイッチの受付感度を保つことができる。
また、検知基板37としての板材を通常の一般のプリント配線板に使用される材質(紙フェノール、ガラスエポキシ樹脂など)よりも誘電率の低い絶縁物(セラミックなど)を選択することにより、本体外郭21との容量結合が低下して、且つ安定した容量結合を維持できるため操作部36の感度が良くなる。
また、第1の電極37aは検知基板37の上に構成し、第2の電極37bと検知基板保持部39を導電物として一体化し、弾性体38を経由して本体外郭21と電気的に接続する構成も安価な構成として実現できるが、本実施例に示す様に検知基板37は両面基板を用いて第1の電極37aと第2の電極37bを一体構成し、弾性体38と検知基板保持部39を一体構成することで、検知基板37、検知基板保持部39に逆向きの反りが発生した場合でも、第1の電極37aと第2の電極37bとの距離が配列に関わらず安定することができる。
また、第2の電極37bと本体外郭21、或いは電磁界シールド材37dと本体外郭21との電気的接続手段として、別途、リード線といった導電物を備えて接続しても第1の電極37aと本体外郭21との容量結合バラツキを無効とすることができる構成であれば、弾性体38と検知基板保持部39が導電物でなくとも請求項1に記載した内容と同様の効果が得られるが、組み立て時にリード線を接続する作業が必要となる。よって本実施例に記載の様に、弾性体38と検知基板保持部39とを導電材で構成し、本体外郭21と第2の電極37bとを弾性体38の反力による圧接に拠って電気的に結合することにより、組み立て作業を簡素化することができる。
また、調理器が誘導加熱式である場合には、加熱部27から高周波磁界が放射されるため、ケーブル37cに誘導ノイズが発生し、操作部36へと感度の悪化、誤動作といった影響が及ぶ恐れがある。この影響を防止するために、ケーブル37cを37dに示す電磁界シールド材37d(銅編組線など)で覆う事によって安定した操作性を確保する事ができる。
しかしながら、ケーブル37cと電磁界シールド材37dとが容量結合して、さらに電磁界シールド材37dが本体外郭21と容量結合する構成であり、ケーブル37cの引き回しによっては本体外郭21との容量結合の程度が異なり、操作部36の感度バラツキに影響するため、図3に示すように、電磁界シールド材37dを本体外郭21へと電気的に接続する事で、操作部36は安定した感度を維持することができる。
なお、実施の形態1では、操作部36は導電性材料で印刷されているが、必ずしも導電性である必要はなく、操作部36へ人体が接触する面積にバラツキが発生しても同等の性能を保持する為に設けられたもので、天板22に人体が接触する面積が設定値以上でのであれば、操作部36が導電性材料でなくとも同等の効果が得られる。
また、実施の形態1では、電磁界シールド材37dは導電性の検知基板保持部39へと接続して本体外郭21に弾性体38を経由して電気的な接続を施してあるが、本体外郭21へと直接接続しても同等の効果が得られることは言うまでもない。
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態の加熱調理器の天板と検知基板の結合部における要部断面図を示すものである。
図4において、図3と異なる構成は、41の誘電体(材質はシリコンなど)と42の断熱材(材質はマイカ板やガラス編組など)を天板22と検知基板37の間に挟み込んた状態で弾性体38の反力によって圧接によって固定し、43の温度検知素子を備えている点である。誘電体41は第1の電極37aが配置されている検知基板37の上に、断熱材42は第1の電極37aが配置されてない検知基板37の上に載置され、温度検知素子43は検知基板37の下面、すなわち検知基板保持部39側に配置している。
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
操作部36は天面に配置されているため、図には特に記載されていないが、加熱された鍋といった高温の異物を使用者が誤って操作部36の上に載置してしまう恐れがある。あるいは油などの高温の調理物が零れた場合なども操作部36は高温に曝される。そういった誤使用で検知基板37が劣化・破壊しない目的で天板22と断熱材42によって距離を置いて配置した場合、空気層が第1の電極37aの上に介在するため操作部36との容量結合が少なくなり感度が悪くなる。断熱の目的以外でも、検知基板37は弾性体38によって天板22に圧接される構成であるため、天板22、検知基板37、検知基板保持部39の反りによって密着しない場合が容易に想定される。第1の電極37aの上の空気層を除去するために誘電体41を載置する事で、天板22と第1の電極37aが密着して安定した容量結合を維持することが可能となり、操作部36は安定したスイッチの受付感度を保つことができる。
また、温度検知素子43を備えることで、前記誤使用の場合などにも検知基板37の誘電率の温度変化を補正して、通常使用の状況と同じ操作部36の受付感度を保つことができるとともに、誤使用を使用者へ知らせる報知・表示を可能とする。
なお、実施の形態2では、誘電体41と断熱材42が検知基板37の上に載置されているが、断熱材42は載置されずに誘電体41のみが載置されても、天板22、第1の電極37aとの隙間を埋めて密着性を高める事によって操作部36と容量結合を強化できるため同等の効果が得られる。
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、本体外郭とトッププレートの距離にかかわらず安定した感度を保つことが可能となるので、誘導加熱式の加熱部を含む加熱調理器等の用途にも適用できる。
本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の分解斜視図 本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の操作部および検知基板と周辺構造を示す要部分解斜視図 本発明の第1の実施の形態における加熱調理器をシステムキッチンに取付けた状態での天板と検知基板の結合部における要部断面図 本発明の第2の実施の形態における加熱調理器の天板と検知基板の結合部における要部断面図 従来の加熱調理器の操作部の透過斜視図 従来の加熱調理器の操作部を側面から見た断面図
符号の説明
1、36 操作部
2、22 トッププレート(天板)
3、37a 第1の電極
4 導電性弾性体
5、37c ケーブル
6、28 制御回路
7、28a 高周波電圧発生部
8、28b 電圧検知部
9、21 本体外郭
27 加熱部
37 検知基板
37b 第2の電極
37d 電磁界シールド材
38 弾性体
43 温度検知素子

Claims (7)

  1. 一部あるいは全部を導電物によって外郭を構成する本体と、前記本体の上面に設けた電気絶縁物で構成されたトッププレートと、前記操作部に対応する位置で前記トッププレートの裏面に設けられた第1の電極と、前記操作部に人体が触れたことを検知するため前記第1の電極に高周波信号を供給する高周波電圧出力部及び前記高周波信号を検知する電圧検知部を有し前記操作部への入力命令に従い前記加熱手段を制御する制御回路と、前記制御回路と前記第1の電極を電気的に接続するための接続ケーブルとを備え前記第1の電極の前記本体側に前記第1の電極と所定の間隔をおいて備えられ前記外郭を構成する導電物に電気的に接続された第2の電極を更に有し、前記第1の電極と前記第2の電極は絶縁物を挿むことによって前記所定の間隔が確保されていることを特徴とするタッチキーを備えた加熱調理器。
  2. 記絶縁物は紙フェノール又はガラスエポキシ樹脂よりも導電率を低くしたことを特徴とする請求項1に記載のタッチキーを備えた加熱調理器。
  3. 前記第1の電極は、両面プリント基板の上面の導体によって構成され、前記第2の電極は、前記両面プリント基板の下面の導体によって構成され、前記両面プリント基板の基材の厚さによって前記間隔が確保されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のタッチキーを備えた加熱調理器。
  4. 前記第2の電極と前記外郭を構成する導電とは導電性バネ材で接続され、前記第1の電極は前記トッププレートの裏面に圧接されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のタッチキーを備えた加熱調理器。
  5. 記絶縁物の温度を検知する温度検知素子を備え、前記トッププレートに圧接された絶縁物の温度を検知し、前記絶縁物の誘電率の温度変化を補正して、通常使用の状況と同じ操作部の受付感度を保つようにすることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のタッチキーを備えた加熱調理器。
  6. 前記第1の電極あるいは第2の電極への接続ケーブルは電磁界シールド材に覆われている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のタッチキーを備えた加熱調理器。
  7. 前記電磁界シールド材は第2の電極に電気的に接続されていることを特徴とする請求項6に記載のタッチキーを備えた加熱調理器。
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