JP2003224459A - タッチキーとそれを用いた電磁調理器 - Google Patents

タッチキーとそれを用いた電磁調理器

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JP2003224459A JP2002019668A JP2002019668A JP2003224459A JP 2003224459 A JP2003224459 A JP 2003224459A JP 2002019668 A JP2002019668 A JP 2002019668A JP 2002019668 A JP2002019668 A JP 2002019668A JP 2003224459 A JP2003224459 A JP 2003224459A
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眞一 伊藤
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貞敏 田縁
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種電気機器特に電磁調理器に使用されるタ
ッチキーにおいて、簡単な構成で信頼性が高く組み立て
やすいタッチキーを供給することを目的とする。 【解決手段】 高周波電圧を出力する発振部1と、この
発振部1の出力電圧を降下する所定のインピーダンスを
有する電圧降下部2と、パネル部に設けた電極部3と、
この電極部3に電圧降下部2の出力電圧を印加し、パネ
ル部に触れたとき、電極部5の端子電圧が変化するのを
検知する検知部4より構成することにより、簡単な構成
で信頼性が高いタッチキーを実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の機器、特に
フラットパネルに設けたタッチキー及びそれを用いた電
磁調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のタッチキーは例えば図1
2、図13に示すものが提案されている。図12はタッ
チパネルの側面から見た図で、28は表面電極、26、
27は裏面電極、25はパネル部である。図13はタッ
チパネルの裏面から見た図で、裏面に設けた電極26,
27は所定の間隔を置いて対向して設けた電極である。
図12で、表電極28を指24で触れていることを示し
ている。29は発振部で、電極部26に接続され、電極
部26と電極部28及びパネル部25で構成するキャパ
シタ及び電極部26と電極部27及びパネル部25で構
成するキャパシタで、発振部29の出力電圧は電極部2
7に伝送される。また電極部27は検知部30に接続さ
れ、電極部27の電圧は検知部30で検知される。以上
の構成で、電極部28を指24で触れたとき、発振部2
9の出力電圧は電極部26、電極部28、パネル部25
で構成するキャパシタを通り指24を経て、人体を通り
大地にバイパスされ、電極部27に現れる電圧は小さな
電圧となる。この電圧を検知して、パネル部の電極28
に触れたと検知するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な構成のものでは、パネル部の裏面電極に2個の電極が
あり、この2個の電極部から各1本づつの引き出し線が
必要となり、複数のタッチキーを有する場合、多くの引
き出し線が出て非常に複雑となる。また、パネル部から
多くのリード線が出て、組立が困難であるという課題が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、所定のインピーダンスを有する電圧降下部
を有し、発振部の出力電圧をこの電圧降下部と、パネル
部に設けた電極部とで分圧する構成とし、人がパネル部
に触れたとき、電極部と人体を経て、信号をバイパス
し、電極部の端子電圧が下がることを検知するものであ
る。この構成でパネル部裏面に設けた電極に接触する端
子は、信号を電極に入力する端子と、信号を出力する端
子を1本で兼ねることができ、各キーを構成する電極か
ら1本づつ引出し線を出すことができるものである。あ
るいはリード線がパネル部から出るため、組立が困難で
あることから、接触ピンを設け、接触ピンで電極に接触
させる構成とし、この接触ピンを1本で構成できるもの
である。従って、少ない引出し線、少ない接触ピンです
み、大きなスペースが不要となり、また信頼性も高く、
組み立ても容易となるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、高周波
電圧を出力する発振部と、この発振部の出力電圧を降下
する所定のインピーダンスを有する電圧降下部と、パネ
ル部に設けた電極部と、この電極部に前記電圧降下部の
出力電圧を印加し、パネル部に触れたとき、前記電極部
の端子電圧が変化するのを検知する検知部より構成した
から、電極部に高周波電圧を印加する端子と電極部の端
子電圧を検知する端子とを兼ねることができ、スペース
上の制約が少なく、信頼性も高くなるものである。
【0006】請求項2に記載の発明は、電圧降下部をコ
ンデンサで構成したから、パネル部に触れたときと触れ
てないときとの電極部の電圧変化を大きくすることがで
き、検知感度を上げることができるものである。
【0007】請求項3に記載の発明は、検知部は電極部
に印加した高周波電圧を整流し直流電圧に変換する整流
部と、この整流部の出力電圧を検知する直流電圧検知部
より構成したから、信号処理が容易で耐ノイズ性に優れ
たものである。
【0008】請求項4に記載の発明は、検知部は電極部
に印加した高周波電圧を整流し直流電圧に変換する整流
部と、この整流部の出力電圧のレベルを所定の電圧レベ
ルに変換するレベルシフト部と、このレベルシフト部の
出力電圧を直流電圧検知部に入力し、直流電圧検知部で
パネル部に触れたか判定するよう構成し、前記レベルシ
フト部はパネル部に触れたときと触れないときの電圧差
はレベルシフト部の入力時の電圧差と同じ値を保持し、
触れたときの電圧値と触れないときの電圧値の絶対値を
変えるよう構成したから、検知感度を落とすことなく、
低電圧で動作する直流電圧検知部に入力することがで
き、確実な動作をさせることができる。
【0009】請求項5に記載の発明は、特に、出力電圧
値の大なる第1の電源出力と出力電圧値の小なる第2の
電源出力を有する電源部を有し、発振部に第1の電源出
力を印加し、検知部に第2の電源出力を印加するよう構
成したから、大きな電圧振幅の発振電圧を得ることがで
き、入力受付時の検知感度を高くかつ耐ノイズ性に優れ
たものにすることができるとともに、低電圧電源で動作
するマイクロコンピュータなどで構成して信号処理が容
易な検知部4を構成することができるものである。
【0010】請求項6に記載の発明は、複数の電極部
と、この複数の電極部のそれぞれの出力を入力する複数
の検知部と、負荷部を制御する制御部と、この制御部に
信号を出力する出力部とを有し、前記複数の検知部の出
力を前記出力部に入力し、前記出力部は1個の出力端子
から前記それぞれの電極入力に応じて異なった値の電圧
値を前記制御部に出力するよう構成したから、1本の出
力端子で複数の検知信号を送ることができ、信号線の数
を減じて、信頼性が高くスペースも小さくすることがで
きるものである。
【0011】請求項7に記載の発明は、複数の電極部
と、この複数の電極部のそれぞれの出力を入力する複数
の検知部と、負荷部を制御する制御部と、この制御部に
信号を出力する出力部とを有し、前記複数の検知部の出
力を前記出力部に入力し、前記出力部は1個の出力端子
から前記それぞれの電極入力に応じて異なったパルス列
を前記制御部に出力するよう構成したから、1本の出力
端子で複数の検知信号を送ることができ、信号線の数を
減じて、信頼性が高くスペースも小さくすることができ
るものである。
【0012】請求項8に記載の発明は、複数の電極部
と、この複数の電極部のそれぞれの出力を入力する複数
の検知部と、負荷部を制御する制御部と、この制御部に
信号を出力する出力部とを有し、前記複数の検知部の出
力を前記出力部に入力し、前記出力部は1個の出力端子
から前記それぞれの電極入力に応じて異なった時間幅を
持つパルスを前記制御部に出力するよう構成したから、
1本の出力端子で複数の検知信号を送ることができ、信
号線の数を減じて、信頼性が高くスペースも小さくする
ことができるものである。
【0013】請求項9に記載の発明は、電極部はパネル
部に触れたことを検知する第1の電極部と、信号を取り
出す第2の電極部で構成し、第1の電極部の面積は大き
く、第2の電極部の面積は小さく設定したから、信号取
り出し電極の対向パネル部に触れても誤動作しない信頼
性の高いものである。
【0014】請求項10に記載の発明は、電極部はパネ
ル部に触れたことを検知する第1の電極部と、信号を取
り出す第2の電極部で構成し、第2の電極部の対向パネ
ル面上に導電帯を構成し、この導電帯をアース電位に設
定したから、信号取り出し電極の対向パネル部に触れて
も誤動作のない信頼性の高いものである。
【0015】請求項11に記載の発明は、直流電圧検知
部はパネル部に触れてないときの電圧値と、パネル部に
触れたときの電圧値との差を検知し、その差の電圧が所
定値以上ある時パネル部に触れたと判定するようにした
から、検知感度は高く、かつ温度変動、電圧変動による
誤動作のない信頼性の高いものである。
【0016】請求項12に記載の発明は、直流電圧検知
部は、複数の整流部からの入力電圧の変化分をそれぞれ
演算し、その変化分を比較し、変化分がもっとも大きい
電極部に対応するパネル部に触れたと判定するようにし
たから、誤動作のない信頼性の高いものである。
【0017】請求項13に記載の発明は、タッチキーを
電磁調理器に用いたから、天面のフラットパネルに操作
キーを配置でき、タッチキーに触れるだけで各種の設定
ができ、非常に使いやすいものである。
【0018】請求項14に記載の発明は、発振部の周波
数を電磁調理器の加熱周波数の2倍以上に設定したか
ら、電磁調理器の周波数に影響されない、信頼性の高い
ものである。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。なお、従来例と同じものは同じ記号を用いて
説明を省略する。
【0020】(実施例1)本実施例について図1,図2
を用いて説明する。1は高周波電圧を発生する発振部
で、この発振部の出力電圧を2の電圧降下部を経て、パ
ネル部8に設けた電極部3に印加するとともに検知部4
に印加する。
【0021】電極部3は、パネル部8の表、裏に導電性
部材を印刷する等の方法で構成するもので、例えば、図
2では裏電極6と表電極7をパネル部8に構成し、表電
極7に指24で触れるものである。
【0022】電源部5は出力電圧が大なる(この場合2
0VDC)第1の電源出力Aと電源出力が小なる第2の
電源出力B(この場合5VDC)を出力している。第1
の電源出力Aは発振部1に印加され、第2の電源出力B
は検知部4に印加される。
【0023】電極部3の表電極7に触れてないとき、電
圧降下部2を経て検知部4に印加された電圧は、電圧降
下部2のインピーダンスと検知部4の入力インピーダン
スの分圧電圧となる。また、電極7に指24で触れたと
き、電圧降下部2の出力電圧は、電圧降下部2を経て、
電極部3の裏電極6,表電極7で構成するコンデンサC
2を経て指24にバイパスされ、検知部4に入力される
高周波電圧は小さくなる。従って、指で触れてないとき
と触れたときとの電圧を検知部4で検知して、指で触れ
たことを検知するものである。
【0024】また、発振部1に出力電圧の大きな第1の
電源出力を印加し、検知部4に出力電圧の小なる第2の
電源出力を印加するので、大きな電圧振幅の発振電圧を
得ることができ、入力受付時の検知感度を高くかつ耐ノ
イズ性に優れたものにすることができるとともに、低電
圧電源で動作するマイクロコンピュータなどで構成して
信号処理が容易な検知部4を構成することができるもの
である。
【0025】(実施例2)図2において、この電圧降下
部をコンデンサC1で構成することにより、発振部1の
高周波出力電圧を効率よく電極部6と検知部4に印加す
ることができ、電極部6と電極部7で構成したか電極部
3がコンデンサC2で構成されているため、検知部4へ
の入力電圧は指で触れたときとふれてないときとの電圧
差を大きくすることができ、効率よく検出でき周波数変
動の影響も小さくすることができるものである。
【0026】(実施例3)本発明の第3の実施例を図3
にブロック図で示す。図3で検知部4を、入力高周波電
圧を直流電圧に変換する整流部9,整流部9の直流出力
電圧の大きさを検知する直流電圧検知部10で構成した
例を示す。電極部3にふれてないとき、大きい振幅を持
つ高周波電圧を高い直流電圧に変換し、電極部3にふれ
たとき高周波電圧は低くなるので、低い直流電圧を得
て、この直流電圧の大小を直流電圧検知部10で検知し
て、触れたかどうか検知するものである。
【0027】(実施例4)図4は本発明の第4の実施例
におけるタッチキーの回路ブロック図を示すものであ
る。本実施例では、検知部4を入力された高周波電圧を
直流電圧に変換する整流部11と整流部11の出力の直
流電圧を直流電圧検知部13を動作させるのに最も適切
な電圧レベルに設定するレベルシフト部12と、前記直
流電圧検知部13で構成した例を示す。
【0028】直流電圧検知部13は通常マイクロコンピ
ュータ(以下マイコン)等のICで構成するため入力電
圧はマイコン等のICの電源電圧を超えてはならず、限
定されるものであり、入力電圧が大きいときマイコン入
力に適合するように抵抗器等で減衰させると、電極に触
れないときと触れたときとの電圧差も小さくなって検出
感度は落ちるため、このレベルシフト部を用いるもので
ある。
【0029】図5に、触れないときと触れたときの電圧
を、(1)にレベルシフト部12への入力電圧、(2)
に出力電圧を示す。図で触れないときの電圧V1はレベ
ルシフト部12を通してV3にシフトし、触れたときの
電圧V2はレベルシフト部を通してV4になっている。
レベルシフト部12の出力電圧のV3とV4の差のΔV
は、入力電圧のV1とV2の差のΔVと等しくあるいは
以上になるよう構成することにより、確実な検出が行え
るようにしている。
【0030】(実施例5)図6,図7に本発明の第5の
実施例について示す。16はヒータあるいは電磁調理器
であれば加熱コイル等の負荷で、15はこの負荷部へ供
給する電力を制御する制御部である。機器のパネル部に
設けた複数のキーからの信号を制御部に入力することに
よって、各キーのどのキーに触れたかによって所定の動
作をさせるものである。各キーを構成するのは電極部
で、図6ではキーはN個、すなわち電極部はN個あるこ
とを示している。電極部3(1)の信号は検知部4
(1)へ入力される。電極部3(2)からの信号は検知
部4(2)へ入力される。各検知部3(1)〜3(N)
の信号は出力部14に入力され、出力部14より1本の
線で制御部15に出力される。
【0031】出力部14からの出力信号は図7に示すよ
うに各電極部3(1)〜3(N)に触れることによっ
て、異なる電圧V1〜VNの電圧を出力するように構成
する。電圧V0は、どの電極にも触れないときの電圧ま
たは複数の電極に同時に触れたときの電圧になるよう設
定する。従って、複数の電極に同時に触れたときには、
触れてないときと同じく信号を受け付けないものであ
る。制御部15は出力部14から送られてくる電圧レベ
ルをみて、どのキーに触れたか識別し、そのキーに応じ
た動作を負荷部16にさせるものである。
【0032】なお、本実施例では、各検知部3(1)〜
3(N)の信号は出力部14に入力され、出力部14よ
り1本の線で制御部15に出力される構成としたが、出
力部14から制御部15に出力される線の数は1本に限
らず複数でも良く、上記構成とすることにより、出力部
14から制御部15への出力線数を検知部の数(N)よ
り減じることができるという作用がある。(以下の実施
例6、7においても同様である。) (実施例6)図8に第6の実施例を示す。この場合、出
力部14からの出力信号は各電極部に対応して異なった
パルス列を出力して、どのキーに触れたか識別するもの
である。
【0033】例えば(1)ではハイレベルを1,ローレ
ベルを0とすると、1010101,(2)では100
1010,(3)では1010010となり1本の線で
どのキーに触れたか識別できるものである。
【0034】(実施例7)図9に第7の実施例を示す。
この場合、出力部14からの出力電圧は各キーのどの電
極に触れたかによって、パルス幅tの時間が変わるよう
にして、出力部14から1本の線で制御部15へ伝送す
るものである。例えば(1)ではt1の時間幅を有した
パルス幅であるので、3(1)の電極部に触れたと識別
し、(2)ではt2の時間幅を有したパルス幅であるの
で3(2)の電極部に触れたと識別するものである。
【0035】(実施例8)図10に第8の実施例を示
す。17はパネル部20に設けた裏電極、19は表電極
である。図10の(1)は側面図、(2)はパネル部2
0を裏から見た裏面電極17の平面図である。タッチパ
ネルを電磁調理器に使用した場合、図14に示すように
指で触れる電極部はパネル部25の端の方に偏る場合が
多い。すなわち、パネル部25の鍋おき部31,32は
鍋が加熱されあつくなるため、指で触れる部分は鍋おき
部31,32から離れた位置で、かつ人が触れやすい場
所となり従って、人が触れる表面電極19に対する裏面
電極17も当然電磁調理器の端となり、この裏面電極の
下には図15に示すようにスペースがなく、発振部およ
び検知部との接続端子が配置できなくなる。
【0036】従って、裏面電極17をのばし発振部およ
び検知部との接続端子21との接触用電極18を必要と
する。電極18はパネル部20を設置するときに位置ず
れを考慮してある面積を必要とする。この電極18に対
向するパネル部20の表面を触れたときも、電極部18
と指24でバイパス路が形成され、信号が減衰し電極部
19を触れたと誤認識する。これを防止するため、表電
極19の対向電極17の面積S1を電極部18の面積S
2より大きくし、電極部19に触れた減衰度を電極部1
8に対向するパネル部25の表面を触れたときの減衰度
より大きくしてパネル部25を触れたときの誤動作を防
止するものである。
【0037】(実施例9)図11に第9の実施例を示
す。23はパネル部20上に表電極18の対向面に導電
帯23をもうけ、これをアース電位に設定するものであ
る。こうすることで表面電極18の対向パネル部に指で
触れても誤動作のないタッチパネルを提供することがで
きるものである。
【0038】(実施例10)図16に第10の実施例を
示す。例えば図17に示すように、3個の電極A、B、
Cが隣り合って配置されているとする。このとき、電極
部Aを指で触れたとき、図16(1)で示すように、時
刻tに電極Aに触れたとすると、直流電圧検知部13に
入力される電圧変化分はΔV1である。また、電極Aの
隣の電極BおよびBの隣の電極Cには図16(2)、
(3)に示すようにΔV2、ΔV3の電圧差がでる。
【0039】しかし、このΔV2,ΔV3は電極B、C
の容量変化によって生ずるものであるが、電極Aの容量
変化が電極B、Cの容量変化より大きいため、ΔV1よ
り小さくなる。従って、この電圧変化分ΔV1よりも小
さな値でかつΔV2、ΔV3より大きな値の所定の基準
値を設けておき、この基準値以上の電圧変化があったと
き、その電極を指で触れたと認識し、基準値以下の電圧
変化の時は電極に触れてないと認識して、どの電極に触
れたかを識別するものである。
【0040】(実施例11)本実施例では図16、図1
7において、電圧差ΔV1、ΔV2、ΔV3の大きさを
比較して、最も大きい変化があった電極部を触れたと認
識するものである。
【0041】(実施例12)図14に示すようにタッチ
キーを電磁調理器に用いた場合、電磁調理器のトッププ
レートなどのフラットパネル部25にタッチキーを設け
ることができ、パネル部からの引き出し線が少なく、ま
たはパネル部の電極に接触する接触ピン数がすくなくす
ることができ、信頼性が高く組み立てやすいものであ
る。さらに発振部の周波数を電磁調理器の加熱コイルに
供給される電流の駆動周波数又は共振周波数の2倍以上
に設定することにより、加熱コイルから発生する磁界に
影響されない安定した動作のタッチキーを得ることがで
きるものである。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1〜12に
記載の発明によれば、検知感度が高く耐ノイズ性に優れ
たタッチッキーを提供することができる。
【0043】また、請求項12〜13に記載の発明によ
れば、操作性のよい、安定した動作のタッチキーを用い
た電磁調理器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるタッチキーのブロッ
ク図
【図2】本発明の実施例2におけるタッチキーのブロッ
ク図
【図3】本発明の実施例3におけるタッチキーのブロッ
ク図
【図4】本発明の実施例4におけるタッチキーのブロッ
ク図
【図5】(1)本発明の実施例4におけるレベルシフト
部への入力電圧波形図 (2)同、レベルシフト部への出力電圧波形図
【図6】本発明の実施例5のタッチキーにおけるブロッ
ク図
【図7】本発明の実施例5のタッチキーにおける出力部
出力電圧波形図
【図8】本発明の実施例6のタッチキーにおける出力部
電圧波形図であり、ハイレベルを1,ロ−レベルを0と
すると (1)では1010101を示す信号波形図 (2)では1001010を示す信号波形図 (3)では1010010を示す信号波形図
【図9】本発明の実施例7のタッチキーにおける出力部
電圧波形図
【図10】(1)本発明の実施例8のタッチキーの側面
図 (2)同、タッチキーにおける裏面電極の平面図
【図11】本発明の実施例9のタッチキーの側面図
【図12】従来のタッチキーにおけるブロック図
【図13】従来のタッチキーにおけるパネル裏面電極の
平面図
【図14】本発明の実施例12における電磁調理器のパ
ネル平面図
【図15】本発明の実施例12における電磁調理器の部
分断面図
【図16】本発明の実施例10、11におけるタッチキ
ーの電圧波形図
【図17】本発明の実施例10、11におけるタッチキ
ーの表面電極配置図
【符号の説明】
1 発振部 2 電圧降下部 3、6,7,17,18,19 電極部 4 検知部 8 パネル部 5 電源部 9,11 整流部 10,13 直流電圧検知部 12 レベルシフト部 14 出力部 15 制御部 16 負荷部 23 導電帯 25 電磁調理器のパネル部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K051 AA03 AD04 AD24 AD28 AD37 AD40 5G046 AA02 AB02 AC34 AD23 AE09 5J050 AA37 AA48 BB22 BB23 CC02 EE34

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波電圧を出力する発振部と、この発
    振部の出力電圧を降下する所定のインピーダンスを有す
    る電圧降下部と、パネル部に設けた電極部と、この電極
    部に前記電圧降下部の出力電圧を印加し、パネル部に触
    れたとき、前記電極部の端子電圧が変化するのを検知す
    る検知部を有するタッチキー。
  2. 【請求項2】 電圧降下部をコンデンサで構成した請求
    項1に記載のタッチキー。
  3. 【請求項3】 検知部は電極部に印加した高周波電圧を
    整流し直流電圧に変換する整流部と、この整流部の出力
    電圧を検知する直流電圧検知部より構成した請求項1に
    記載のタッチキー。
  4. 【請求項4】 検知部は電極部に印加した高周波電圧を
    整流し直流電圧に変換する整流部と、この整流部の出力
    電圧のレベルを所定の電圧レベルに変換するレベルシフ
    ト部と、このレベルシフト部の出力電圧の大きさを検知
    する直流電圧検知部とを有し、前記直流電圧検知部の検
    知結果からパネル部に触れたか触れてないかを判定する
    よう構成するとともに、前記レベルシフト部はパネル部
    に触れたときと触れないときの電圧値の絶対値を変える
    ようにし、前記レベルシフト部の出力電圧における触れ
    たときと触れないときの電圧差は前記レベルシフト部の
    入力する電圧の電圧差と同じ値を保持するよう構成した
    請求項1に記載のタッチキー。
  5. 【請求項5】 出力電圧値の大なる第1の電源出力と出
    力電圧値の小なる第2の電源出力を有する電源部を有
    し、発振部に第1の電源出力を印加し、検知部に第2の
    電源出力を印加するよう構成した請求項1に記載のタッ
    チキー。
  6. 【請求項6】 複数の電極部と、この複数の電極部のそ
    れぞれの出力を入力する複数の検知部と、負荷部を制御
    する制御部と、この制御部に信号を出力する出力部とを
    有し、前記複数の検知部の出力を前記出力部に入力し、
    前記出力部は少なくとも1個の出力端子から前記それぞ
    れの電極入力に応じて異なった値の電圧値を前記制御部
    に出力するよう構成した請求項1に記載のタッチキー。
  7. 【請求項7】 複数の電極部と、この複数の電極部のそ
    れぞれの出力を入力する複数の検知部と、負荷部を制御
    する制御部と、この制御部に信号を出力する出力部とを
    有し、前記複数の検知部の出力を前記出力部に入力し、
    前記出力部は少なくとも1個の出力端子から前記それぞ
    れの電極部入力に応じて異なったパルス列を前記制御部
    に出力するよう構成した請求項6に記載のタッチキー。
  8. 【請求項8】 複数の電極部と、この複数の電極部のそ
    れぞれの出力を入力する複数の検知部と、負荷部を制御
    する制御部と、この制御部に信号を出力する出力部とを
    有し、前記複数の検知部の出力を前記出力部に入力し、
    前記出力部は少なくとも1個の出力端子から前記それぞ
    れの電極部入力に応じて異なった時間幅を持つパルスを
    前記制御部に出力するよう構成した請求項6に記載のタ
    ッチキー。
  9. 【請求項9】 電極部はパネル部に触れたことを検知す
    る第1の電極部と、信号を取り出す第2の電極部で構成
    し、第1の電極部の面積は大きく、第2の電極部の面積
    は小さく設定した請求項1に記載のタッチキー。
  10. 【請求項10】 電極部はパネル部に触れたことを検知
    する第1の電極部と、信号を取り出す第2の電極部で構
    成し、第2の電極部の対向パネル面上に導電帯を構成
    し、この導電帯をアース電位に設定した請求項1に記載
    のタッチキー。
  11. 【請求項11】 パネル部に触れてないときの電圧値
    と、パネル部に触れたときの電圧値との差を演算する直
    流電圧検知部を有し、その差の電圧が所定値以上ある時
    パネル部に触れたと判定する請求項1に記載のタッチキ
    ー。
  12. 【請求項12】 パネル部に触れてないときの電圧値
    と、パネル部に触れたときの電圧値との差を演算する直
    流電圧検知部を有し、その電圧差がもっとも大きい電極
    部に対応するパネル部に触れたと判定する請求項1に記
    載のタッチキー。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか1項に記載
    のタッチキーを用いた電磁調理器。
  14. 【請求項14】 発振部の周波数を電磁調理器の加熱コ
    イルに供給される電流の駆動周波数又は共振周波数の2
    倍以上に設定した請求項13に記載のタッチキーを用い
    た電磁調理器。
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