JP4587387B2 - タンデム用乗員保護装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車の二人乗り走行(タンデム走行)に適した部材に関するものであり、係るタンデム走行時の安全性を向上するためのタンデム用乗員保護装置に関する。
近年、高速走行の必要性が認識される雰囲気が広がる環境中で、自動二輪車による事故防止の要求が増加している。特に、高速走行時の車線変更、急加速や急減速あるいは一般交差点での右左折時の操縦性不安定による車両転倒や、パッセンジャー(後席乗員)の後席からの転落からの脱落による事故防止が叫ばれている。
ここで、特にパッセンジャーにとっては、不意な急加速が為された場合に、転落の可能性が更に高くなる。
自動二輪車における二人乗り走行(いわゆるタンデム走行、タンデム乗車)におけるパッセンジャーの重心移動は、ライダー(運転者)の重心移動と一致していることが好ましい。
特にコーナリング(旋回)時には、ライダーの左右への重心移動とパッセンジャーの重心移動とが同調することが必要であり、そして、ライダーとパッセンジャーの重心移動が同調することが操縦の安定性を高め、安全率の向上に直結することが良く知られている。
また、加速や制動時においても、ライダーとパッセンジャーとの間の距離が変わらずに、前輪、後輪にかかる重量配分が変わらないことが、安定な加速あるいは減速を保持することも知られている。
ここで、パッセンジャーがライダーに強くしがみつくのが見られるが、その様な状態では、ライダーの乗車姿勢が制限されてしまう。そして、ライダーの左右への重心移動が妨げられてしまい、操縦性を阻害することもある。
従来の自動二輪車では、一般に座席の形状が後方向が若干高くなっているが、その他にパッセンジャーが自らを支持するための部材が少なく、あっても図16に示すようなバックレストHが座席の後部に設けられているに過ぎない。
従来の一般量産車にはバックレストHの類の取り付けが造形的に困難であり、強いて設置するとコスト高であり、その上、見映えも良くない。したがって横方向からの脱落には特段の手段が設けられていない。
高速道路における自動二輪車の二人乗り解禁を契機として、二人乗りにおける乗員の保護については、ライダー用の各種のタンデムグッズと称する部品が市販されはじめている。
例えば、図12に示すジャケット3Aでは腹腰部3zの前側にパッセンジャーが後方から把持するためのアシストベルト20zが取り付けられている。図12の背後を示す図13では、背中Bkの肩部Sにアシストグリップ30zが取り付けられている。
また、図14に示すように、ライダーの安全のために腰部に巻きつけるウエストバッグBwであって、前部の両側にタンデムグリップ40zが取り付けられているものがある。
しかし、パッセンジャーは、自らの手でそれらのベルト20zやグリップ30zを把持するか、あるいは、座席に設けられた前記バックレストH(図15)につかまることで、安全確保に頼っている。したがって、例えばうたた寝等をすれば、手による把持力は減少するし、パッセンジャーが何かの事情で片手を離した場合等について、積極的にパッセンジャーを安全保護する手段がないのが実態である。
特に、いわゆる「ツーリング」のように長距離を二輪車で移動する場合や、パッセンジャーが子供の場合には、(パッセンジャーが)寝込んでしまって後部座席から転落してしまう危険性が高い。
その他の従来技術としては、例えば、折り畳み可能なバックレストが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、係るバックレストは走行中の空力特性の改善を主目的としており、上述した様な、パッセンジャーの(手による)把持力低下や、片手を離した場合、寝込んでしまった場合における危険の回避について、何等寄与するものではない。
特開2002−2568号公報
本発明は上述した様な課題に応えるものであり、特にライダーの重心移動を制約すること無く、パッセンジャーの(手による)把持力低下や、片手を離した場合、寝込んでしまった場合における危険を回避出来る様なタンデム用乗員保護装置の提供を目的としている。
本発明によれば、自動二輪車の乗員の安全を保護するために、ライダー(R)が装着するライダー用の着衣である第1の部材(3)と、パッセンジャー(P)が装着するパッセンジャー用の着衣である第2の部材(4)と、その第1の部材(3)と第2の部材(4)とを連結する連結ベルト(2)とよりなるタンデム用乗員保護装置において、第1の部材(3)の脇腹部(3b)より上方の胸部(3a)の両側に複数の第1の半環状部材(10a〜10d)が取り付けられ、第2の部材(4)は両肩に掛ける縦帯体(15a、15b)を備え、それらの縦帯体(15a、15b)は肩部(14a、14b)を頂点としてパッセンジャー(P)の腹部に相当する位置(4a)で横帯体(19)と連結され、その横帯体(19)の両側に第2の半環状部材(20a、20b)が取付けられ、連結ベルト(2)は両端に着脱可能なアンカー(7a、7b)を設けた帯状体(2a)で構成され、その帯状体(2a)の一方には長さ調整用のタング(6a)が設けられ、他方にバックル(6b)を設けた連結具(6)が取付けられ、前記第1の部材(3)の両側の第1の半環状部材(10a〜10d)と前記第2の部材(4)の両側の第2の半環状部材(20a、20b)とがそれぞれ連結ベルト(2)のアンカー(7a、7b)と係止されている。
また本発明によれば、第1の部材(33)の腹部(33b)の中央部にはポケット(35)が設けられ、そのポケット(35)に収容される一対の把手(36)が取付けられ、そのポケット(35)には開放閉鎖が行われる蓋(35a)が設けられている。
そして、本発明によれば、第2の部材(34)の横帯体(29)に他の車両から視認し易くするための発光部分又は蛍光部分(28F)が設けられている。
かつ、本発明によれば、第1の部材(43)の背部(43f)にパット(40)を着脱可能に収容するポケット(48)が設けられている。
さらに、本発明によれば、第1の部材(53)の上部から下部にかけて2本の縦帯状体(54、54)が平行に取り付けられ、それらの縦帯状体(54、54)に空隙(55a)を設けた半環状のグリップ部(55)が形成されている。
上述した本発明は、以下の効果を備えている。
(1) ライダー用の第1の部材とパッセンジャー用の第2の部材を連結ベルトで連結しているので、構造が簡単で且つ重量増加が少なく、且つ、ライダーの重心移動が制約されて操縦性が損なわれることがない。同様に、パッセンジャーの自由な姿勢が制約されない。
(2) また、パッセンジャーの(うたた寝等に起因する)大きな姿勢変更は、連結ベルトを介してライダーに伝達されるので、ライダーからパッセンジャーに注意を喚起できる。あるいは、減速や停車等により、事故を未然に防止して、安全を確保できる。
(3) 連結ベルトに長さを調節する手段を備えたタングと、バックルによる連結具を取り付ければ、緩みのない連結ができ、着脱が容易である。
(4) ライダー用の着衣(第1の部材)の両脇(胸部近傍の箇所)に半環状部材を備えれば、1人乗り走行でもタンデム乗り走行でも兼用できるので、突発的にオートバイのタンデム走行を行うことになっても、直ちに対応できる。
(5) ライダー用の着衣(第1の部材)の前方部分(例えば胸部)にポケット(35)を設け、該ポケット(35)にパッセンジャーが把持するための把手(36)を内蔵すれば、当該把手(35)或いは上述した連結ベルトを、忘れてしまうことや、紛失することを防止できる。
(6) ライダー用の第1の部材(着衣)を縦帯体と横帯体とで形成すれば、形状が簡単であり、着脱が容易である。
(7) パッセンジャー用の着衣を縦帯体と横帯体とで形成すれば、形状が簡単であり、着脱が容易となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について、説明する。
図4において、本発明の自動二輪車の乗員安全を保護するタンデム用乗員保護装置1は、ライダーRが装着するライダー用の着衣である第1の部材3と、パッセンジャーが装着するパッセンジャー用の着衣である第2の部材4と、第1の部材3と第2の部材4とを連結する連結ベルト2とにより、全体が構成されている。
上記3つの構成部材の第1の部材3と、第2の部材4と、連結ベルト2とのそれぞれについて、図1〜図4を参照して説明する。
図1に示すように、第1の部材3は、皮革等、自動二輪車のライダー用衣類として通常使用される素材で形成した上部着衣である。その両脇の上方部分、胸部3aの近傍部分には、金属製の第1の半環状部材10a〜10dが、片側に2行2列に取り付けられている。そして、第1の半環状部材10b、10dは比較的下方に取り付けられ、第1の半環状部材10a、10cは比較的上方に取り付けられている。
ここで、第1の半環状部材10a〜10dが片方の側に4つ、合計で8つ設けられているのは、二輪車の車種、ライダーとパッセンジャーの体格或いは体格差、その他の要素に対応して、運転に最も適した位置を選択するためである。
その第1の半環状部材10a〜10dは、ライダーRとパッセンジャーPに連結ベルト2を介してかかる前後荷重が、ライダーRあるいはパッセンジャーPに直接にあたることなく、かつ、連結ベルト2が着脱容易な様に、第1の部材3の胸部3a近傍の位置、脇腹部3bよりも上方の位置に取り付けられている。
図2に示すように、第2の部材4は、皮革あるいは補強布材で製造された両肩に掛ける縦帯体15aと縦帯体15bとで肩掛け部18が形成されている。
縦帯体15a、15bは、左右の肩部14a、14bを頂点として前側に左右の前側部15、15がほぼ平行に垂下してパッセンジャーの腹部に相当する位置4aまで延びている。また縦帯体15a、15bは、左右の肩部14a、14bを頂点として後側に左右の後側部16、16がほぼ平行に垂下してパッセンジャーの腹部に相当する位置4aの反対側の背中まで延びている。
その前側部15、15及び後側部16、16で形成する肩掛け部18の底部を水平方向に結ぶ横帯体19で連結して肩掛け部18の位置が固定され、第2の部材4が形成されている。そして、横帯体19のほぼコーナー部にそれぞれ金属製の第2の半環状部材20a、20bが取り付けられている。
第2の半環状部材20a、20bが片方の側に2つ、合計で4つ設けられている理由も、二輪車の車種、ライダーとパッセンジャーの体格或いは体格差、その他の要素に対応して、タンデム走行に最も適した位置を選択するためである。
図3に示すように、連結ベルト2は、皮革あるいは補強布材で製造された帯状体2aの両端に着脱可能なアンカー7a、7aが設けられ、中央部の一方に帯状体2aの長さ調整が可能な手段を設けたタング6aが設けられ、他方にバックル6aが設けられた連結具6が取り付けられている。
長さ調整が可能な手段は一般のシートベルトに使用されている一般的な手段である。
図4は上記のライダー用の着衣である第1の部材3と、パッセンジャー用の着衣である第2の部材4と、連結ベルト2の作用を示す構成図である。
図4においては、ライダー用の着衣である第1の部材3と、パッセンジャー用の着衣である第2の部材4と、連結ベルト2のみが、実線で示されており、バイクBc、ライダーR、パッセンジャーPは一点鎖線或いは点線で示されている。例えば、パッセンジャー用の着衣である第2の部材4は、パッセンジャーPの袖と一部が重なってしまうが、第2の部材4における当該重なってしまう部分も実線で示されている。
但し、連結ベルト2の一部及び第1の半環状部材10bは、第1の部材3(ライダー用の着衣)の袖の部分に重なっているため、図4では点線で示してある。
バイクBcの前席にまたがるライダーRが着用している第1の部材3の胸部近傍箇所に、第1の半環状部材10a〜10dの1つである第1の半環状部材10bが取り付けられている。
また、後席にまたがるパッセンジャーPが着用している第2の部材4は、パッセンジャーPの胸部近傍に相当する位置に、第2の半環状部材20a、20bが取り付けられている。
そして第1の半環状部材10bと第2の半環状部材20aとを連結ベルト2のアンカー7a、7aがそれぞれを係止し、連結具6で連結ベルト2を緩みなく緊締している。
このようにして、ライダーRとパッセンジャーPが連結ベルト2を介して連帯され、ライダーRとパッセンジャーPとの前後方向の遊離を制約している。
なお、連結ベルト2のアンカー7a、7aは例えば図示されない第1の半環状部材10a、10bあるいは10dと、第2の半環状部材20bとに係止されていてもよい。
このような連帯により、連結ベルト2を介してパッセンジャーPの左右方向の挙動はライダーRに伝達感知され、ライダーRはパッセンジャーに対して正しい姿勢に戻るように注意する等の操縦性の確保のための措置を行うことができる。
例えば、パッセンジャーPが寝てしまったときであれば、パッセンジャーPが何れかの方向に傾いたりすれば、ライダーRはパッセンジャーPに対して正しい姿勢に戻るように注意をし、パッセンジャーPから反応がなければ、運転上危険が無い態様で、ライダーRがパッセンジャーPを起こせば良い。
図1〜図4では図示されていないが、ライダーR及びパッセンジャーPの双方が、図1で示す第1の部材3を着用し、図3で示す連結ベルト2で連結されても良い。
或いは、ライダーR及びパッセンジャーPの双方が、図2で示す第2の部材4を着用し、図3で示す連結ベルト2で連結されても良い。
さらに、図4で示すのとは逆に、パッセンジャーPが図1で示す第1の部材3を着用し、ライダーRが図2で示す第2の部材4を着用して、図3で示す連結ベルト2で連結されても良い。
図5は、ライダーの着衣に係る実施形態であって、図1〜図4とは別の実施形態を示している。
図5は、ライダー用の着衣の前側を示している。襟と袖のないベスト式の着衣33の胸部近傍の位置には、第1の半環状部材10c〜10fが片側に2行2列で合計4個取り付けられている。
第1の半環状部材10c〜10fの腹部33bへの取り付け要領は前記図1で示すライダー用(パッセンジャーが着用する場合がある)の第1の部材と同様である。また、第1の半環状部材10c〜10fが複数個設けられている理由も、図1、図2と同様に、車種、ライダーとパッセンジャーの体格或いは体格差、その他の要素に対応して、タンデム走行に最も適した位置を選択するためである。
腹部33bの中央部にはポケット35が設けられ、該ポケット35に収容される把手36が左右一対となって取り付けられている。そして、ポケット35には蓋35aが設けられており、明確には図示されていないが、蓋35aはマジックテープ(登録商標)により開放、閉鎖が行われる様に構成されている。
把手36は2本の帯体の先端部を直結して長円形に構成されており、パッセンジャー(図5では図示せず)が後方より把手36を握るのである。
図示はされていないが、把手36を構成する2本の帯体には長さを調節する手段が設けられている。
上記着衣33をライダーRが着用してタンデム走行を行う際には、蓋35aを開けてポケット35内の把手36を取り出して、パッセンジャーPが把手36をライダーRの後方から握ることにより、ライダーRとパッセンジャーPとは一体的に連結されるのである。
図6は、ライダー或いはパッセンジャー用着衣の別の実施形態である。
図6で示す着衣は、図2で示した第2の部材4に類似している。以下においては、図6の着衣が図2の部材4とは異なる部分を主体的に説明する。
図6に示すように、第2の着衣34は、両肩に掛ける縦帯体25aと縦帯体25bとで肩掛け部38が形成されている。
縦帯体25a、25bは、左右の肩部24a、24bを頂点として前側に左右の前側部25、25が前下部で近づくような斜めに垂下して、ライダー或いはパッセンジャーの胸部に相当する位置34aまで延びている。また縦帯体25a、25bは、左右の肩部14a、14bを頂点として後側に左右の後側部26、26が後下部で広がるように垂下して、ライダー或いはパッセンジャーの胸部に相当する位置34aの反対側の背中まで延びている。
その前側部25、25及び後側部26、26で形成する肩掛け部38の底部を水平方向に結ぶ横帯体29で連結して肩掛け部38の位置が固定され、第2の着衣34が形成されている。この着衣34は、肩掛け部38がライダーR或いはパッセンジャーPの肩からずれ難いという特徴がある。
第2の着衣34の素材材質や第2の半環状部材20a、20bは図2の実施形態とおなじである。
上記着衣34のパッセンジャーPによる使用方法は、前記図2のパッセンジャーPの着衣(第2の部材)4の使用方法と実質的に同じである。
図6において、符号28Fは、発光部分或いは蛍光部分を示している。
四輪車や貨物自動車等に比較して寸法が小さい二輪車にあっては、特に夜間走行時には、他の車両(例えば四輪車)から視認し易いことは、事故防止に効果的である。そのため、ライダー或いはパッセンジャーの着衣が発光すれば、特に夜間走行時における他の車両からの視認性が極めて良好となり、安全性の向上に大いに寄与する。
発光部分或いは蛍光部分28Fは、係る理由に基いて設けられており、LED或いはその他の発光手段で構成するか、或いは、発光性塗料を塗布して形成されている。
明確には図示されていないが、係る発光部分或いは蛍光部分28Fは、図6の実施形態のみならず、前記図1〜図5及び後記の各実施形態においても設けることが出来る。
図7〜9は、ライダー用着衣の別の実施形態である。
図7で示す着衣43は図5で示した第1の部材33に類似しており、以下においては、図5の部材33とは異なる部分を主体的に説明する。
図7において、ライダー用の着衣43の前側を示している。襟と袖のないベスト式の着衣43の胸部近傍の位置には、第1の半環状部材10a〜10dが片側に2行2列で合計4個取り付けられている。
第1の半環状部材10a〜10dの腹部43aへの取り付け要領は前記図5で示すライダー用(パッセンジャーが着用する場合がある)の第1の部材と同様である。また、第1の半環状部材10a〜10dが複数個設けられている理由も、図1、図2と同様である。
図7の側面を示す図8も参照して、背部43fの中央上部に上部が開放された4角状のポケット48が設けられ、該ポケット48にウレタン樹脂製のパッド40が着脱可能に収容されている。
パッド40の単品を示す図9において、パッド40は正方形に構成されており、事故その他によりライダーやパッセンジャーが転倒した際に、脊椎の損傷を防止できる程度の衝撃吸収性を有する素材により構成されている。
ポケット48は、安全確保のための蛍光テープが取り付け可能になっている。
本着衣43の使用方法は、前記のライダー用着衣と同様である。特に転倒による脊椎損傷に対する保護手段を有する構成を特徴にしている。
図10及び図11は、ライダー用着衣のさらに別の実施形態である。
図10及びそのB−B断面の図11で示す着衣53は図7で示した着衣43に類似しているので、以下において、図7の着衣43との相違点を主体に説明する。
ライダー用の着衣53の前側を示す図10において、襟と袖のないベスト式の着衣53は、前部53aにファスナー56が設けられている。
前胸腹部53aには、上部から下部にかけてナイロン地の2本の縦帯状体54、54が平行に取り付けられている。図10のB−B側断面を示す図11も参照して、縦帯状体54のほぼ中央部に空隙55aを設けた半環状のグリップ部55が形成されている。
縦帯状体54は着衣53に強く縫付けされており、符合54aはグリップ部55の強い縫付け部を示している。換言すれば、グリップ55は、縦帯状体54、54を着衣53に縫い付けていない領域によって構成されている。
なお、縦帯状体54に、蛍光色あるいは蛍光剤を塗布しても良い。
本着衣53の使用方法は、前記のライダー用着衣と同様である。着脱容易で、パッセンジャーが連結具によるライダーとの連帯に加えて、グリップ部55をつかむことで、更に高い安全の確保をすることが出来る。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、例えばライダー用着衣とパッセンジャー用着衣の互換等も可能であって、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではない旨を付記する。
本発明の第1の部材の正面単品図。 本発明の第2の部材の斜視単品図。 本発明の連結ベルトの単品図。 図1〜図3の部材、部品を実用した全体構成図。 第1の部材の別の実施形態を示す正面図。 第2の部材の別の実施形態を示す正面図。 第1の部材のさらに別の実施形態を示す正面図。 図8の側面図。 図7、8に装着される脊椎パッドの平面図。 第1の部材のさらに別の実施形態を示す正面図。 図10の側面図。 従来のライダー用部材の腹部に取り付けられたタンデム用のアシストグリップの図。 従来のライダー用部材の背中に設けられたタンデム乗り用のアシストベルトの図。 ライダー用のウエストバッグに取り付けられたタンデムグリップの図。 パッセンジャー用シートに取り付けられたバックレストの図。
符号の説明
R・・・・ライダー(運転者)
P・・・・パッセンジャー(後席乗員)
1・・・・タンデム用乗員保護装置
3・・・・ライダー用の(第1)の部材
3a・・・上記ライダー用部材の腹部
4・・・・パッセンジャー用の(第2)の部材
4a・・・上記パッセンジャー用部材の腹部
6・・・・連結具
6a・・・・タング
6b・・・・バックル
10a、10b、10c、10d・・・第1(ライダー用)の半環状部材
14a、14b・・・肩部
20a、20b・・・第2(パッセンジャー用)の半環状部材

Claims (5)

  1. 自動二輪車の乗員の安全を保護するために、ライダー(R)が装着するライダー用の着衣である第1の部材(3)と、パッセンジャー(P)が装着するパッセンジャー用の着衣である第2の部材(4)と、その第1の部材(3)と第2の部材(4)とを連結する連結ベルト(2)とよりなるタンデム用乗員保護装置において、第1の部材(3)の脇腹部(3b)より上方の胸部(3a)の両側に複数の第1の半環状部材(10a〜10d)が取り付けられ、第2の部材(4)は両肩に掛ける縦帯体(15a、15b)を備え、それらの縦帯体(15a、15b)は肩部(14a、14b)を頂点としてパッセンジャー(P)の腹部に相当する位置(4a)で横帯体(19)と連結され、その横帯体(19)の両側に第2の半環状部材(20a、20b)が取付けられ、連結ベルト(2)は両端に着脱可能なアンカー(7a、7b)を設けた帯状体(2a)で構成され、その帯状体(2a)の一方には長さ調整用のタング(6a)が設けられ、他方にバックル(6b)を設けた連結具(6)が取付けられ、前記第1の部材(3)の両側の第1の半環状部材(10a〜10d)と前記第2の部材(4)の両側の第2の半環状部材(20a、20b)とがそれぞれ連結ベルト(2)のアンカー(7a、7b)と係止されることを特徴とするタンデム用乗員保護装置。
  2. 第1の部材(33)の腹部(33b)の中央部にはポケット(35)が設けられ、そのポケット(35)に収容される一対の把手(36)が取付けられ、そのポケット(35)には開放閉鎖が行われる蓋(35a)が設けられている請求項1記載のタンデム用乗員保護装置。
  3. 第2の部材(34)の横帯体(29)に他の車両から視認し易くするための発光部分又は蛍光部分(28F)が設けられている請求項1記載のタンデム用乗員保護装置。
  4. 第1の部材(43)の背部(43f)にパット(40)を着脱可能に収容するポケット(48)が設けられている請求項1記載のタンデム用乗員保護装置。
  5. 第1の部材(53)の上部から下部にかけて2本の縦帯状体(54、54)が平行に取り付けられ、それらの縦帯状体(54、54)に空隙(55a)を設けた半環状のグリップ部(55)が形成されている請求項1記載のタンデム用乗員保護装置。
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