JP4586694B2 - 車両用コンソールの構造 - Google Patents
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なお、以下の特許文献1の技術は、コンソールに対する別体部品の取り付け技術ではなく、インストルメントパネルに対してエアバック装置をネジによって取り付ける際の作業性向上を狙ったものであるが、念のため、従来技術として記しておく。
他方、上記の特許文献1の図2などにおいて示されるように、インストルメントパネルの裏側にボス孔部(符号16)を形成すれば、ネジの取り付け作業性は向上することが予想されるものの、挿通孔(符号7)はインストルメントパネルの成型時には穿設されておらず、これを穿設するためにドリル等の工具を用いることが必要となるため(引用文献1の〔0012〕段落など参照)、結局、作業性の大幅な向上は望めない。
また、請求項1記載の本発明の車両用コンソールの構造は、該貫通部は、該ボス部の中心近傍において窪むように形成されていることを特徴としている。
また、請求項3記載の本発明の車両用コンソールの構造は、請求項2記載の内容において、該載置部,該ボス部および該周壁部が、樹脂により一体に形成されていることを特徴としている。
また、別体部品が装着される面において該貫通部を取り囲み、載置部と一体に隆起して形成された隆起部ボス部が載置部から隆起する隆起部を形成することより、ネジがボス部により確実に保持されることを可能とし、車両が揺動したような場合であっても、載置部に装着された別体部品を確実に固定することができる。(請求項2)
また、ネジの先端をボス部表面の中心近傍において窪むように形成された貫通部にはめ込むことで、ネジの位置決めが容易となり、ボス部に対するネジの螺合作業性をさらに向上させることができる。(請求項3)
また、載置部を取り囲んで上方に立設する周壁部が、載置部に装着された別体部品の水平方向の変位を規制するため、ボス部へ入力される水平方向の荷重を低減することができる。(請求項4)
また、載置部,ボス部および周壁部をすべて樹脂により一体に形成することで、生産効率および作業効率を高めながら、コストを抑制することができる。(請求項5)
これらのうち、載置部11は、例えば、買い物袋,カバン,鍵,携帯電話といった種々の物が載置される部分であって、略楕円形に形成された平面(底面)である。なお、これらの、買い物袋,カバン,鍵,携帯電話といった種々の物を、単に「物」として記載する場合がある。
また、図5に示すように、ボス部16は、載置部11におけるトレイ20が装着される面(上面)において貫通部16Aと隆起部16Bとを備えて形成されている。
また、この貫通部16Aの肉厚T1は、載置部11の肉厚T2よりも薄くなるように形成されている。これにより、ドリル等の工具を用いることなく、ネジ21を貫通部16Aに対してねじ込むだけで、貫通部16Aを貫通させ、ネジ21をボス部16に対して螺合させることができるようになっている。
また、隆起部16Bは、載置部11における上面において、貫通部16Aを取り囲み且つ載置部11と一体に隆起して形成された部分であって、ボス部16にネジ21が螺合した場合に、このネジ21とボス部16との接触部分(図5中矢印C参照)の面積を広く確保することができるようになっている。
なお、この壁部13は、載置部11の右側の縁部へ向けて突出して形成された右側突出し部(一側突出し部)13Aと、載置部11の左側の縁部へ向けて突出した左側突出し部(他側突出し部)13Bとを有している。
なお、このコンソール10は全て樹脂製であって、載置部11,周壁部12,壁部13およびボス部16は全て一体に形成されている。
載置部11にトレイ20がネジ21により固定される以前においては、ボス部16の貫通部16Aは貫通しておらず、また、隆起部16Bは載置部11の状面において上方へ僅かに隆起して形成されているので、載置部11のデザインアクセントとなり、美観の向上に寄与することができる。
したがって、別体部品であるトレイ20を装着する前の状態においては、美観を保ちながら、且つ、載置部11に物を載置することを可能とし、他方、トレイ20を取り付ける場合には、その作業性を大幅に向上させることができるのである。
また、載置部11を取り囲んで上方に立設する周壁部12が、載置部11に装着されたトレイ20の水平方向の変位を規制するため、載置部11とトレイ20とを固定するネジ21を保持するボス部16へ入力される水平方向の荷重を低減することが可能となる。
また、載置部11,ボス部16および周壁部12を、すべて樹脂により一体に形成することで、生産効率および作業効率を高めながら、コストを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
12 周壁部
16ボス部
16A 貫通部
16B 隆起部
20 トレイ(別体部品)
21 ネジ
T1 貫通部の肉厚
T2 載置部の肉厚
Claims (3)
- 車両用コンソールの構造であって、
物が載置されるとともに別体部品を装着可能な載置部と、
該載置部に形成され該別体部品と該載置部とを固定するネジが螺合することで貫通される貫通部を備えるボス部とをそなえ、
該ボス部は、該別体部品が装着される面において該貫通部を取り囲み該載置部から隆起して形成された隆起部を有し、該貫通部は、該ボス部の中心近傍において窪むように形成されており、
該貫通部の肉厚が、載置部の肉厚よりも薄く形成されており、
該貫通部は、該載置部の上面に露出し、かつ、該別体部品が該載置部に非装着の状態では貫通されていない
ことを特徴とする、車両用コンソールの構造。 - 該載置部と一体に形成され該載置部を取り囲んで上方に立設する周壁部がそなえられることを特徴とする、請求項1記載の車両用コンソールの構造。
- 該載置部,該ボス部および該周壁部が、樹脂により一体に形成されている
ことを特徴とする、請求項2記載の車両用コンソールの構造。
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