JP4586004B2 - お化け屋敷 - Google Patents
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Description
また、一度体験するとどのような仕掛けがあるかわかってしまい、顧客の再入場を期待することはできなかった。
本発明に係るお化け屋敷によれば、乗客が望む恐怖度のレベルに合わせて異なる恐怖演出を行うことができる。そして、恐怖度のレベル(好み)の異なる多くの乗客を満足させることができるので、集客量の増加を期待することができる。
また、恐怖度ごとに異なる演出を行うことができるので、言い換えれば、複数通りの異なる演出を行うことができるので、一度演出を体験した乗客であっても、別の演出を体験してみたいという興味がそそられ、再入場者の増加を図ることができる。
図1は本発明に係るお化け屋敷の全体の概略平面図であり、お化け屋敷屋内には異なる恐怖演出が行われる複数の演出場所Sが配設され、各演出場所Sを通過するように(環状の)エンドレス軌道1が敷設されている。2はエンドレス軌道1上を走行する複数台の乗物であり、各乗物2が前後所定間隔をあけて走行するようになっている。また、Pは乗客が乗物2に乗り降りするプラットホームである。
各演出場所S(S1 、S2 、…S11)には、動く幽霊の人形・吹き付ける風・雷鳴等の乗客に恐怖感を与えるための演出を行う多数の恐怖演出装置3が設置され、恐怖演出装置3は、機械式の仕掛け、音響機器、照明機器、映像表示機器等若しくはこれらの組合せから構成されている。
図2に示すように、内部に乗客室を有する箱型の乗物2は、複数個の車輪18を有する台車部17と、台車部17の上に設けられた搭乗部19と、を有し、搭乗部19の右外壁部19aに手動又は自動で開閉する扉10,10を有している。また、各乗物2の右外壁部19aの外面中央部には、上記演出場所Sの恐怖演出の恐怖度を選択するための操作部(操作パネル)4が付設されている。操作部4は、図4に示すように、例えば、恐怖度を強・中・弱と3段階設定した場合、各恐怖度ごとの3個の押しボタン式入力部11が設けられている。そして、入力部11のうちのひとつを選択する(押す)と、選択した入力部11に対応するランプ部21が点灯するようになっている。操作部4に設けられるランプ部21は、入力部11の個数より1個多く設けられ、その1個のランプ部21aは、入力部11を押さない(恐怖度を選択しない)場合、言い換えれば、乗客がいない(無人の)場合に点灯するようになっている。
また、恐怖度「中」よりも「強」のときに、恐怖演出装置(幽霊)3aを乗客に接近させるように制御しても自由である。
また、入力部11は、押しボタン式以外に、液晶タッチパネル式であってもよく、これ以外のものであって構わない。選択可能な恐怖度は2段階以上あればよい。
また、送信部5から受信部Aへは、接触型スイッチ等を介して選択した恐怖度の情報(信号)を送るようにしてもよく、受信部Aから制御部7への信号の送信は無線式であっても有線式であっても構わない。
なお、このような乗客の好みによって違った演出ができる本発明の技術を、恐怖演出が行われるお化け屋敷に限らず、様々な演出が行われる演出型遊戯施設に適用しても自由である。
まず、乗客は乗車前に予め恐怖度を選び決めておく。複数人のグループである場合は、グループ全員で恐怖度をひとつ選択する。乗客は乗車時にプラットホームPで係員に選択した恐怖度を告げ、乗物2に乗車する。そして、乗客が選んだ恐怖度に該当する操作部4の押しボタン(入力部)11を係員が押す(図4参照)。
最初、乗客が乗る前の乗物2は初期状態となっている。具体的には、無人状態を示す操作部4のランプ部21aが点灯した状態であり、恐怖度表示ランプ6は無人状態を示す青色に点灯している。また、送信部5も信号を送信しない初期状態である。
上述したように乗客の選んだ恐怖度を聴いた係員が、操作部4の「強」の押しボタン(入力部)11を押すと、指示部20を介して、操作部4のランプ部21と、送信部5及び恐怖度表示ランプ6へ、信号が送られる。ランプ部21では、無人状態を示す操作部4のランプ部21aが消え、押された押しボタン11に対応したランプ部21が点灯する。恐怖度表示ランプ6は、無人状態を示す青色から恐怖度「強」に対応する赤色に点灯し、送信部5は、恐怖度「強」に対応する信号を送信する。
そして、乗物2が各演出場所S1 〜S11に来ても、送信部5から各受信部A1 〜A11に信号が送信されないので、制御部7は恐怖演出装置3を作動させない。なお、その後、リセット部9が初期化マーカ8を検知しても、送信部5・操作部4・ランプ6は初期状態のままである。
また、恐怖度ごとに異なる演出を行うことができるので、言い換えれば、複数通りの異なる演出を行うことができるので、一度演出を体験した乗客であっても、別の演出を体験してみたいという興味がそそられ、再入場者の増加を図ることができる。
また、乗物2が(乗客の乗らない)無人の場合は、送信部5は信号を送信しない初期状態となっているので、走行中に(受信部A及び制御部7を介して)恐怖演出装置3に作動の指示を与えることがない。これにより、恐怖演出装置3を無駄に動かさずに装置寿命を延ばすことができると共に、恐怖演出装置3の作動にかかるコストを軽減することができる。
2 乗物
3 恐怖演出装置
4 操作部
5 送信部
6 恐怖度表示ランプ
7 制御部
8 初期化マーカ
9 リセット部
A 受信部
S 演出場所
Claims (2)
- 乗客に恐怖感を与えるための恐怖演出装置(3)を設置した複数の演出場所(S)と、各演出場所(S)を通過するように配設されたエンドレス軌道(1)と、該エンドレス軌道(1)上を走行する複数台の乗物(2)と、を備えるお化け屋敷に於て、
上記演出場所(S)で行われる恐怖演出の恐怖度を選択する操作部(4)を備え、選択した恐怖度に応じて上記恐怖演出装置(3)に異なる恐怖演出を発現させる信号を発信する送信部(5)を上記乗物(2)に設け、上記各演出場所(S)に、上記送信部(5)からの信号を受信する受信部(A)と、該受信部(A)で受けた上記信号に対応して上記恐怖演出装置(3)の恐怖演出の強弱を制御する制御部(7)と、を具備し、
上記操作部(4)にて選択した恐怖度ごとに異なる色で発光する恐怖度表示ランプ(6)を上記乗物(2)の外部から視認可能に付設したことを特徴とするお化け屋敷。 - 上記各乗物(2)は降車位置付近に配置された初期化マーカ(8)を検知して上記送信部(5)を上記信号を送信しない初期状態に戻すリセット部(9)を具備する請求項1記載のお化け屋敷。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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