JP4585544B2 - 伝送路システム、リングマップ生成方法およびノード - Google Patents

伝送路システム、リングマップ生成方法およびノード Download PDF

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Description

本発明は、複数のノードが伝送路を介してリング状に接続された伝送路システムにおいて、各ノードの情報であるリングマップを生成する技術に関する。
複数のノードが接続されることによって形成されるネットワークの形状には様々なものがある。それらのネットワークの形状の中で、複数のノードがリング状に接続されることで形成されるリング型ネットワークが存在する。
また、ネットワークを構成する複数のノードの情報を収集し、収集した情報を、ノードに接続された端末の表示装置に出力する必要がある。これによって、ネットワークの管理者は、表示装置に出力されたノードの情報を参照することで、ネットワークの構成を把握することができる。
前記したリング型ネットワークにおいて、ネットワークを構成する複数のノードの情報を収集する技術として、例えば、集中監視装置が接続されるノードを起点としてパケットを次ノード宛てに送信し、受信ノードでこのパケット内に自ノードアドレスを追加して集中監視装置まで周回させることにより、ノードの接続順をチェックするリング型ネットワークの技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−262073号公報
しかしながら、前記した特許文献1に記載された技術では、例えば、ノード間を接続する回線やノードなどといった伝送路において障害が発生した場合に、障害が発生した地点から先にはパケットが伝送されないために、集中監視装置までパケットが到達せずにノードの情報を収集することができないという問題がある。
また、障害が発生した地点に隣接する2つのノードから、互いに反対廻りとなるようにパケットを送信し、受信ノードでパケット内に自ノードアドレスを追加して集中監視装置まで周回させ、集中監視装置において、両廻りからパケットを受信すると、受信した2つのパケット内の情報を統合してノードの情報を収集することもできる。しかし、2つのパケット内の情報を統合する処理を行う必要があるために、効率良くノードの情報を収集することができないという問題がある。
そこで本発明は、複数のノードがリング状に接続された伝送路システムにおいて、ノードの情報を効率良く収集することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の伝送路システムは、複数のノードがA系廻りおよびB系廻りの伝送路を介してリング状に接続され、複数のノードのそれぞれが、A系廻りのフレームの伝送をブロッキングするとともにB系廻りのフレームの伝送が可能なマスタノードと、A系廻りのフレームの伝送が可能であり、かつ、B系廻りのフレームの伝送路を終端する終端局ノードと、A系廻りおよびB系廻りのフレームの伝送が可能な中間局ノードとのうち、いずれかひとつに動的に決定されるものである。
マスタノードは、複数のノードに関する情報であるリングマップを生成するためのリングマップ生成用フレームを生成し、生成したリングマップ生成用フレームに自ノードの情報を付加してB系廻りに伝送する。
中間局ノードは、隣接ノードからリングマップ生成用フレームを受信すると、受信したリングマップ生成用フレームに自ノードの情報を付加して、B系廻りに伝送する。
終端局ノードは、隣接ノードからリングマップ生成用フレームを受信すると、受信したリングマップ生成用フレームに記述されたリングマップに自ノードの情報を付加することによってリングマップを完成させる。
本発明によれば、複数のノードがリング状に接続された伝送路システムにおいて、ノードの情報を効率良く収集することが可能である。
図1は、本発明の実施形態にかかわる伝送路システム、ここでは、双方向二重リング型伝送路システムの論理的な基本概念を示す図である。
図1において、符号1〜符号6は、フレーム伝送装置としてのノードであり、それぞれには、ユニークなノード番号と、ノード状態とが割り当てられており、これらがA系廻り(時計廻り)、B系廻り(反時計廻り)の2本の伝送路9、10を介して適宜接続されることにより網が構築される。
図1において、符号1は、一方の終端状態(マスタノード)(以下、A端局という)であり、第2のポート(ポートB)側の送信をブロッキング(図中、‖印で示す)するノードである。このため、A端局1では、第1のポート(ポートA)側を網内、ポートB側を網外と呼ぶ。A端局1において、フレームの伝送は、ポートA側のみで行う。また、符号2は、他方の終端状態(終端局ノード)(以下、B端局という)であり、B系廻り(反時計廻り)の伝送路10を終端するノードである。B端局2では、ポートB側を網内、ポートA側を網外と呼ぶ。B端局2において、フレームの伝送はポートB側でのみ行う。
符号3〜符号6はいずれも中間局であり、A系廻り(時計廻り)の伝送路9、B系廻り(反時計廻り)の伝送路10の両伝送路に対してフレームの伝送が可能なノードである。中間局3〜6は、いずれもポートA、ポートBともに網内に接続され、フレーム伝送は、ポートA側、ポートB側の両方で双方向に行われる。
なお、符号7、8は、A端局1、B端局2、中間局3〜6として割り当てられる各ノードに接続される端末(PC:Personal Computerという)(計算機)である。端末7、8は、ユーザフレームを生成し、A系廻り(時計廻り)の伝送路9、あるいはB系廻り(反時計廻り)の伝送路10を用いてデータ交換を行う。なお、図1における太線矢印は、データ交換を模式的に示したものである。
図2は、本実施形態にかかわる伝送路システムにおいて送受信されるフレームの種類を示す図である。図中、破線は、リング型伝送路のリングイメージを示している。
ここでは、A端局とB端局間で伝送されるユーザフレームcの他に、隣接するノード間で使用される第1の制御フレームとしての隣接間フレームaと、A端局で生成されて網内でマルチキャスト送信され最終的にA端局に返る(受信する)、網制御用の第2の制御フレームとしての網制御フレームbとが用意される。
なお、ユーザフレームcは、不図示の支線LAN(Local Area Network)から流入するフレームはもとより、自ノードが送受信するTCP(Transmission Control Protocol)およびUDP(User Datagram Protocol)フレームも含むものとする。
隣接間フレームaは、隣接ノード間の伝送路の健全性(切り離し、接続)の確認を行うフレームとして用いられる。具体的に、図1の各ノード1〜6は、両隣の隣接ノードとの間で、現状の自局状態を、隣接間フレームを交換することで互いに通知しあい、ハンドシェイクを行っている。ここでは、隣接ノードと論理的なハンドシェイクが完了している状態をリンクアップと定義している。この隣接間フレームにより、伝送路障害監視および伝送品質の低下についての監視が行われる。
また、リングマップ生成用フレームdは、複数のノードに関する情報であるリングマップを生成するためのリングマップ生成用フレームとして用いられる。
網制御フレームbには、競合開始トリガフレームと、障害隣接A宣言フレームと、障害隣接A遷移フレームと、障害隣接A遷移応答フレームとがある。
競合開始トリガフレームは、網内に存在する1以上のA端局を1つのノードに調停するために用いられ、具体的には、障害回復時に複数のA端局が互いに競合を行い優先度に基づく調停により1以上のA端局を1つのノードに調停するための契機になる。
障害隣接A宣言フレームは、自局が障害隣接A端局であることを宣言するために用いられ、具体的には、自局がA端局として最高優先度を持っているため、競合開始トリガフレームによる競合要求に対して競合を中止し、他ノードは中間局に遷移するように要求する。
障害隣接A遷移フレームは、自局が障害隣接A端局に遷移したことを宣言するために用いられ、具体的には、自局がA端局として最高優先度を持ったため、競合開始トリガフレームによる競合要求に対して競合を中止し、他ノードは中間局に遷移するように要求する。
障害隣接A遷移応答フレームは、障害隣接A遷移フレームを送信したノードに対する応答フレームとして用いられ、具体的には、障害隣接A遷移応答フレームは、障害隣接A端局が送信した障害隣接A遷移フレームがB端局まで届いたことを通知するものであり、このことにより、A端局〜B端局間の伝送路を確保できる。
また、リングマップ転送用フレームeは、完成したリングマップを他局に転送するために用いられる。
図3は、本実施形態にかかわる伝送路システムで使用されるフレームのデータ形式を示す図であり、(a)隣接間フレーム,リングマップ生成用フレーム、(b)網制御フレーム,リングマップ転送用フレーム、(c)ユーザフレームのそれぞれが示されている。
図3(a)に示されるように、隣接間フレームは、宛先アドレス、送信元アドレス、タグ、フレーム長/タイプ、データエリア、CRC(Cyclic Redundancy Check)の各フィールドにより構成される。また、図3(b)に示されるように、網制御フレームは、宛先アドレス、送信元アドレス、タグ、フレーム長/タイプ、データエリア、CRCの各フィールドで構成される。
なお、データエリアに割り付けられるフレーム識別番号は、競合開始トリガフレーム、障害隣接A宣言フレーム、障害隣接A遷移フレーム、障害隣接A遷移応答フレームの識別を行うために用いられ、制御情報は、前記各フレームが競合したときに制御情報として付された優先度により、いずれかひとつのフレームを有効にするために用いられる情報である。また、タグは、任意のポートを複数のVLAN(Virtual LAN)に所属させるための識別のために用いられる。また、前記した隣接間フレーム、網制御フレーム、リングマップ転送用フレームは、固有の宛先アドレスの値により識別されるものとする。さらに、リングマップ生成用フレームについては、フレーム識別番号の値により識別されるものとする。
また、図3(c)に示されるように、ユーザフレームは、宛先アドレス、送信元アドレス、フレーム長/タイプ、データエリア、CRCの各フィールドにより構成される。
なお、前記した隣接間フレームおよび網制御フレームは、マルチキャストを用いて送信される。このため、図1の各ノード1〜6としては、マルチキャストドメインを仮想的に複数に分割するVLANの機能を備えたノードを用いることとする。
図4は、本実施形態にかかわるデータ伝送装置の内部構成を示すブロック図であり、具体的には、図1に示す各ノード1〜6の内部構成を示している。
本実施形態にかかわるデータ伝送装置は、ポートA(11)と、ポートB(12)と、ポートステート制御部13と、受信バッファ14と、受信フレーム制御部15と、送信バッファ16と、送信フレーム制御部17と、網制御部18と、リングマップ制御部19と、リングマップ保持部20とで構成される。ポートステート制御部13、受信フレーム制御部15、送信フレーム制御部17、網制御部18、リングマップ制御部19、リングマップ保持部20は、処理部として機能する。
ポートステート制御部13は、隣接するノード1〜6間で隣接間フレームを交換して周期的にハンドシェイクを行い、A系廻り、B系廻りの伝送路9、10(図1)の障害を監視する。
また、ポートステート制御部13は、ポートA(11)およびポートB(12)を介して受信した、隣接間フレーム、あるいは網制御フレームの宛先アドレスを判別して、ポートB(12)およびポートA(11)に対する隣接間フレーム、あるいは網制御フレームの伝送をフォワーディングするかブロッキングするかを決定し、受信フレーム制御部15を介して受信バッファ14に格納する。
また、ポートステート制御部13は、ポートB(12)を介して受信したリングマップ生成用フレームをリングマップ制御部19に出力し、リングマップ制御部19から自ノードの情報が付加されたリングマップ生成用フレームが返却されると、返却されたリングマップ生成用フレームを、ポートA(11)を介して伝送する。
また、ポートステート制御部13は、ポートA(11)を介して受信したリングマップ転送用フレームに記述されたリングマップをリングマップ保持部20に出力するとともに、受信したリングマップ転送用フレームを、ポートB(12)を介して伝送する。
また、ポートステート制御部13は、リングマップ制御部19からリングマップ転送用フレームが入力されると、入力されたリングマップ転送用フレームを、ポートB(12)を介して伝送する。
網制御部18は、伝送路9(10)の障害が検知されることにより、障害隣接A端局に遷移するノードからA系廻りの伝送路9を用いてマルチキャスト送信される網制御フレームを受信し、ポートB(12)を用いたユーザフレームの伝送をブロッキングする1以上のA端局を調停することにより決定される唯一のA端局と、当該唯一のA端局に隣接し、フレームの伝送をポートBにより行いB系廻りの伝送路10を終端する障害隣接B端局に遷移するノードとの間の伝送路を再構築する。
また、網制御部18は、受信バッファ14に格納された網制御フレームに含まれるフレーム識別番号により、網制御フレームが、障害が発生したA系廻り、もしくはB系廻りの伝送路9(10)の回復を検知したときに、競合開始トリガフレーム、障害隣接A宣言フレーム、障害隣接A遷移フレーム、または障害隣接A遷移応答フレームのいずれかを判別し、この判別結果に従い各ノードの状態遷移を制御する。
網制御部18は更に、各ノード状態に基づき、隣接間フレーム、網制御フレームを送信する場合、送信フレーム制御部17を介して送信バッファ16から該当フレームを読み込んでポートステート制御部13へ送信し、このとき、ポートステート制御部13は、受信した該当フレームに含まれるタグを判別し、ポートA(11)に送信するか、ポートB(12)に送信するかを決定して送信する。
すなわち、前記したポートステート制御部13および網制御部18は、他のノードにおけるポートステート制御部と網制御部と協働することにより、以下に列挙する手段(1)〜(4)として機能する。これらの機能によって、伝送路10における障害が検知された場合などに、網の再構築が適宜行われ、各ノードの状態が動的に決定される。
(1)自身のノードの状態について、ポートB(12)を用いたフレームの送信をブロッキングし、フレームの伝送に関してポートA(11)を用いて行うA端局、B系廻りの伝送路10を終端し、ポートB(12)を用いてフレームの伝送を行う終端局、伝送路に対してフレームを伝送し、ポートA(11)、ポートB(12)の両方を用いてフレームの双方向伝送を行う中間局、のいずれかひとつに設定して網を構築する手段
(2)隣接するノードとの間で隣接間フレームを交換し、A系廻りの伝送路9、およびB系廻りの伝送路10の障害を監視する手段
(3)監視の結果、障害を検知したノードが、B系廻りの伝送路10を用いて網制御フレームをマルチキャストにより送信し、他のノードに対して、自身がA端局に遷移したことを通知して、B系廻りに隣接するノードを終端局に、他のノードを中間局に遷移させる手段
(4)監視の結果、障害の回復を検知したA端局が、A系廻りの伝送路9を用いて網制御フレームをマルチキャストにより送信し、この網制御フレームを受信した1以上のA端局による調停が行われ決定される唯一のA端局と、調停の結果、中間局に遷移する他のノードを経由して終端局に遷移するノードとの間の網を再構築する手段
前記したいずれの手段についても詳細は後記する。
リングマップ制御部19は、自ノードの状態に基づいて処理を行う。すなわち、自ノードの状態が中間局ノードである場合には、リングマップ制御部19は、ポートステート制御部13からリングマップ生成用フレームが入力されると、入力されたリングマップ生成用フレームに自ノードの情報を付加して、ポートステート制御部13に出力する。
自ノードの状態が終端局ノードである場合には、リングマップ制御部19は、ポートステート制御部13からリングマップ生成用フレームが入力されると、入力されたリングマップ生成用フレームに記述されたリングマップに自ノードの情報を付加してリングマップを完成させ、完成させたリングマップをリングマップ保持部20に出力する。
また、リングマップ制御部19は、完成させたリングマップが記述されたリングマップ転送用フレームをさらに生成し、ポートステート制御部13に出力することとしてもよい。これによって、リングマップ転送用フレームを他のノードにも送信可能となり、リングマップ転送用フレームを受信した一部または全部のノードは、リングマップ転送用フレームに記述されているリングマップを内部に保持することが可能となる。ノードの内部にリングマップが保持されていれば、そのノードに接続された端末7(8)(図1参照)は、図示しない表示装置にリングマップを表示することが可能である。これによって管理者は、図示しない表示装置に表示されたリングマップを参照することで、どのようなノードによってネットワークが構成されているかを示す構成情報を把握することができる。
自ノードの状態がマスタノードである場合には、リングマップ制御部19は、例えば、所定の時間ごと(例えば、3秒周期に)に、リングマップ生成用フレームを生成して、生成したリングマップ生成用フレームに自ノードの情報を付加して、ポートステート制御部13に出力する。
ここで、自ノードの状態が中間局ノード、終端局ノードおよびマスタノードである場合において、リングマップ生成用フレームに付加する自ノードの情報は、特に限定されるものではなく、例えば、MACアドレス(Media Access Controlアドレス)、IPアドレス(Internet Protocolアドレス)などといった自ノードのアドレスであってもよいし、マスタノード、中間局ノード、終端局ノードなどといった自ノードの状態を示すものであってもよい。また、自ノードに接続された端末7(8)(図1参照)の情報(例えば、MACアドレスやIPアドレスなど)であってもよい。自ノードの情報が付加される領域は、リングマップ生成用フレーム内のどこであってもよいが、例えば、データエリア(図3(a)参照)とすることが可能である。また、各ノードにおいて、リングマップ生成用フレームに自ノードの情報を他のノードの情報の後に付加していくことが好ましい。これによって、管理者は、前記した構成情報とともに、ノードの接続順を把握することができる。
リングマップ保持部20は、ポートステート制御部13からリングマップが入力されると、入力されたリングマップを内部(例えば、自ノード内の図示しない記憶部)に格納する。
図6〜図13は、本実施形態にかかわる伝送路システムにおける網の構築の動作を示す図である。いずれも図5に示す本発明の伝送路システムの物理的構成に基づき示してある。図6〜図13に示した網の構築動作によって、各ノードの状態が動的に決定される。
また、図6、図7は、障害発生時における網制御の手順を、図8、図9は、障害回復時における網制御の手順を、図10、図11は、複数ループ統合時における網制御の手順を、図12、図13は、電源投入時における網制御の手順を示す。なお、図6〜図13中、○印は中継ポートとして割り当てられるポートを、●印は論理切り替えポートとして割り当てられるポートを、‖は、ブロッキング(論理切断)状態のそれぞれを示す。また、図中、各ノードに付された#1〜#6の番号は、図1に示す各ポートの付番1〜6のそれぞれに相当する。
以下、図6〜図13を参照しながら、本実施形態にかかわる伝送路システムにおける網の構築の動作について詳細に説明する。
まず、図6、図7を参照しながら、障害発生時の網制御について説明する。ここでは、ノード#1がA端局に割り当てられてポートBがブロッキングされ、ノード#2がB端局に割り当てられてポートAがブロッキングされ、ノード#3〜#6のそれぞれが中間局として網が構築されているものとして説明する。
各ノード#1〜#6は、隣接間フレーム通信を周期的に実行することにより、伝送路9(10)の健全性を確認する(図6(a))。隣接間フレームがn回連続で失敗することにより障害が発生したものとし、ここでは、3回連続で失敗したことを検知することによりノード#4〜#5間に断線による障害が発生したものとする(図6(b))。
このことにより、障害を検知したノード#4は、障害隣接A端局モードに遷移し、障害隣接A端局に遷移したことを宣言するフレーム(障害隣接A遷移フレーム)をB系廻りにマルチキャスト送信する。これをうけてノード#5は障害隣接B端局モードに遷移する(図6(c))。
一方、ノード#1は、障害隣接A遷移フレームを受信することにより、他にA端局があることを認識し、中間局に遷移してブロッキングを解除する。また、ノード#2は、ノード#1が中間局になることで、自ノードはB端局ではないことを認識し、中間局に遷移してブロッキングを解除する(図7(d))。
続いて、ノード#5は、障害隣接B端局モードに遷移したため、障害隣接A遷移フレームを受信したら応答フレーム(障害隣接A遷移応答フレーム)をA系廻りにマルチキャスト送信する(図7(e))。
ノード#4は、障害隣接A遷移応答フレームを受信したことでB端局から応答があったことを認識し、障害隣接A遷移フレームの送信を停止する。なお、各ノード#1〜#6は、以降も隣接間フレームを周期的に通信して伝送路の健全性を確認し続ける(図7(f))。
次に、図8、図9を参照しながら、障害回復時の網制御について説明する。ここでは、ノード#4〜#5間に断線などの障害が発生し、ノード#4が障害隣接A端局となってポートBがブロッキングされ、ノード#5が障害隣接B端局となってポートAがブロッキングされ、ノード#1〜#3、#6が中間局として網が構築されている。
各ノード#1〜#6は、隣接間フレーム通信を周期的に実行することにより、伝送路9(10)の健全性を確認する(図8(a))。
次に、ノード#4〜#5間で発生した断線を結線することで障害が回復したものとする。ここでは、隣接間フレーム通信が3回連続して成功したことを検知してノード#4〜#5間の障害回復を認識する(図8(b))。
ノード#4は、ポートBがリンクアップしたことを契機に、障害隣接A端局モードから論理切断A端局競合モードに遷移し、競合開始トリガフレームをA系廻りにマルチキャスト送信する。このことにより、ノード#5は、ポートAがリンクアップしたことを契機に障害隣接B端局モードから論理切断B端局モードに遷移する(図8(c))。
中間局とB端局は、ノード#4から送信された競合開始トリガフレームは無視する。このため、ノード#4は、自身が送信した競合開始トリガフレームを受信することにより、網内にA端局が自ノードしか存在しないことを認識する。このことにより、ノード#4は、論理切断A端局競合モードから論理切断A端局モードに遷移する(図9(d))。
なお、各ノード#1〜#6は、以降も隣接間フレームを周期的に交換して伝送路9(10)の健全性を確認し続ける(図9(e))。
次に、図10、図11を参照しながら複数ループ統合時の網制御について説明する。ここでは、ノード#1〜#2間、ノード#4〜#5間に障害が発生したものとし、ノード#1およびノード#4が障害隣接A端局となってポートBをブロッキングし、ノード#2およびノード#5が障害隣接B端局ポートとなってポートAをブロッキングし、ノード#3およびノード#6が中間局として網が構築されているものとする。
各ノード#1〜#6は、隣接間フレーム通信を周期的に実行することにより、伝送路9(10)の健全性を確認する(図10(a))。
ここで、ノード#1〜#2間の障害が回復したものとする。すなわち、隣接間フレームが3回連続して成功することにより、障害隣接A端局となるノード#1が、ノード#1〜#2間の障害回復を検知する(図10(b))。
続いて、ノード#1は、ポートBがリンクアップしたことを契機に障害隣接A端局モードから論理切断A端局競合モードに遷移し、競合開始トリガフレームをA系廻りにマルチキャスト送信する。また、ノード#2は、ポートAがリンクアップしたことを契機に障害隣接B端局モードから論理切断B端局モードに遷移する(図10(c))。
中間局としてのノード#3、#6と、B端局としてのノード#2、#5は、ノード#1から送信される競合開始トリガフレームを無視する。ノード#4は、競合開始トリガフレームを受信するが、この時ノード#4は障害隣接A端局モードであり、優先度が最大である。そのため、競合開始トリガフレームの送信元であるノード#1へ、障害隣接A宣言フレームを送信し、自ノードの優先度が高いことを通知する(図11(d))。
ノード#1は、障害隣接A宣言フレームを受信し、網内に優先度が高いA端局が存在することを認識する。このため、論理切断A端局競合モードから中間局に遷移してブロッキングを解除する。また、ノード#2は、ノード#1が中間局になることで、自ノードはB端局でないことを認識し、中間局に遷移してブロッキングを解除する。各ノードは以降も隣接間フレームを周期的に交換して伝送路の健全性を確認し続ける(図11(e))。
最後に、図12、図13を参照しながら、電源投入時における網制御の手順について説明する。ここでは、3つあるノードのうち、ノード#1とノード#2を立ちあげ、ノード#3が電源OFFのままであったとする(図12(a))。
まず、電源ONしたノード#1、#2は、電源OFFの状態から孤立モードに遷移する。続いて、隣接間フレームが3回連続して成功し、ノード#1、#2がリンクアップしたことを契機に、ノード#1は、孤立モードから障害隣接B端局に、ノード#2は、障害隣接A端局モードに遷移する(図12(b))。
続いて、ノード#3を立ち上げたとする。このことにより、ノード#3は、電源OFFの状態から孤立モードに遷移する(図12(c))。
続いて、隣接間フレームが3回連続して成功することでノード#3は、孤立モードから障害隣接B端局モードに遷移する。また、ノード#1は、ポートAがリンクアップしたことを契機に障害隣接B端局モードから中間局に遷移してブロッキングを解除する(図13(d))。
続いて、ノード#2とノード#3間の隣接間フレームが3回連続して成功することで、ノード#3は、障害隣接B端局モードから論理切断B端局モードに遷移する。また、ノード#2は、ポートBがリンクアップしたことを契機に障害隣接A端局モードから論理切断A端局競合モードに遷移し、競合開始トリガフレームをA系廻りにマルチキャスト送信する(図13(e))。
このとき、中間局であるノード#1とB端局であるノード#3は、ノード#2から送信された競合開始トリガフレームを無視する。また、ノード#2は、自身が送信した競合開始トリガフレームが返ってきたことから、網内にA端局が自ノードしか存在しないことを認識する。そして、ノード#2は、論理切断A端局競合モードから論理切断A端局モードに遷移する。
各ノード#1,#3は、以降も隣接間フレームを周期的に交換して伝送路の健全性を確認し続ける(図13(f))。
図14は、本実施形態にかかわる伝送路システムのモード間の状態遷移を示す図である。図6〜図13を用いて説明した動作を模式的に示している。図中、“アップ”は、隣接局と論理的に接続されている状態を、“ダウン”は論理的に切断されている状態を示す。
以上の説明のように本実施形態では、複数のノード#1〜#6が、A系廻りの伝送路9、B系廻りの伝送路10を用いてフレームの伝送を行うもので、それぞれのノードを、ポートBを用いた制御フレームの送信をブロッキングし、フレームの送信に関してポートAを用いて行うA端局、B系廻りの伝送路を終端し、ポートBを用いてフレームの伝送を行う終端局ノード、(3)伝送路の両方に対してフレームを送受信し、ポートA、ポートBの両方を用いてフレームの双方向伝送を行う中間ノード、のいずれかに割り当て、伝送路システムを構築する。
このとき、各ノード#1〜#6(フレーム伝送装置)は、隣接するノードとの間で第1の制御フレームを交換して伝送路の障害監視を行う。そして、障害を検知したノードが、B系廻りの伝送路10を用いて第2の制御フレームをマルチキャストにより送信して他のノードに対して自身がA端局に遷移したことを通知し、隣接するノードを終端局ノードに、他のノードを中間局ノードに遷移させる。一方、障害の回復を検知したA端局は、A系廻りの伝送路9を用いて第2の制御フレームをマルチキャスト送信し、当該第2の制御フレームを受信した1以上のA端局による調停が行われ決定される唯一のA端局と、調停の結果中間局ノードに遷移する他のノードを経由して終端局ノードに遷移するノードとの間の網を再構築する。
このことにより、双方向二重リング型伝送路システムにおいて伝送路の障害の発生および回復の検知を、隣接するノード間で第1の制御フレームを交換するハンドシェイクにより実現することができ、また、障害発生を検知したノードがA端局に遷移し、第2の制御フレームをマルチキャストして調停を行い、網を再構築することで、論理的トポロジ構築に要する時間の短縮をはかることができる。
また、第2の制御フレームはトポロジ情報交換のトリガとしての意味も持ち、マルチキャストにより第2の制御フレームが一斉に各ノードに通知されるため、トポロジ構築、およびトポロジ修復のための処理を高速化することができる。
なお、前記した本発明の実施形態によれば、障害として、伝送路の断線のみ例示して説明したが、ノード障害等についても同様に、隣接する障害検出ノードがA端局として動作するものであり、同様の効果が得られるものである。
図15〜図16は、各ノードの状態が動的に決定される伝送路システム(図6〜図13参照)において、リングマップを生成および転送する動作を示す図である。図15は、障害発生前におけるリングマップ生成およびリングマップ転送の手順を、図16は、障害発生後におけるリングマップ生成およびリングマップ転送の手順を示す。
以下、図15〜図16を参照しながら、本実施形態にかかわる伝送路システムにおけるリングマップ生成およびリングマップ転送の動作について詳細に説明する。
図15(a)に示すように、A端局であるノード#1は、例えば、所定の時間ごとにリングマップ生成用フレームを生成し、生成したリングマップ生成用フレームに自ノードの情報を付加して一方向(B系廻り)に伝送する。中間局であるノード#6、#5、#4および#3は、リングマップ生成用フレームを受信すると、受信したリングマップ生成用フレームに自ノードの情報を付加して一方向(B系廻り)に伝送する。B端局であるノード♯2は、リングマップ生成用フレームを受信すると、受信したリングマップ生成用フレームに記述されたリングマップに自ノードの情報を付加することによってリングマップを完成させる。
図15(b)に示すように、B端局であるノード♯2は、さらに、完成したリングマップが記述されたリングマップ転送用フレームを他方向(A系廻り)に伝送することによって、他のノードの一部または全部にリングマップを保持させることとしてもよい。例えば、他のノード全部にリングマップを保持させる場合には、B端局であるノード♯2は、マルチキャストによってリングマップ転送用フレームを他方向(A系廻り)に伝送する。そして、中間局(ノード#3〜#6)は、リングマップ転送用フレームを受信すると、受信したリングマップ転送用フレームに記述されたリングマップを内部(例えば、自ノード内の図示しない記憶部)に格納し、受信したリングマップ転送用フレームを他方向(A系廻り)に転送する。A端局(ノード#1)は、リングマップ転送用フレームを受信すると、受信したリングマップ転送用フレームに記述されたリングマップを内部(例えば、自ノード内の図示しない記憶部)に格納する。
図15(c)に示すように、ノード♯4とノード♯5との間で障害が発生したとする。
図16(d)に示すように、ノード♯4がA端局に、ノード♯1〜♯3および♯6が中間局に、ノード♯5がB端局に遷移する。各ノードの状態遷移の動作については、図6〜図7を用いて前記した通りである。各ノードの状態が遷移すると、A端局であるノード♯4は、例えば、所定の時間ごとにリングマップ生成用フレームを生成し、生成したリングマップ生成用フレームに自ノードの情報を付加して一方向(B系廻り)に伝送する。中間局であるノード#3、#2、#1および#6は、リングマップ生成用フレームを受信すると、受信したリングマップ生成用フレームに自ノードの情報を付加して一方向(B系廻り)に伝送する。B端局であるノード♯5は、リングマップ生成用フレームを受信すると、受信したリングマップ生成用フレームに自ノードの情報を付加して、完成したリングマップを自ノードの内部(例えば、自ノード内の図示しない記憶部)に格納する。
図16(e)に示すように、B端局であるノード♯5は、さらに、完成したリングマップが記述されたリングマップ転送用フレームを他方向(A系廻り)に伝送することによって、他のノードの一部または全部にリングマップを保持させることとしてもよい。例えば、他のノード全部にリングマップを保持させる場合には、B端局であるノード♯5は、マルチキャストによってリングマップ転送用フレームを他方向(A系廻り)に伝送する。そして、中間局(ノード#1〜#3および#6)は、リングマップ転送用フレームを受信すると、受信したリングマップ転送用フレームに記述されたリングマップを内部(例えば、自ノード内の図示しない記憶部)に格納し、受信したリングマップ転送用フレームを他方向(A系廻り)に転送する。A端局(ノード#4)は、リングマップ転送用フレームを受信すると、受信したリングマップ転送用フレームに記述されたリングマップを内部(例えば、自ノード内の図示しない記憶部)に格納する。
以上に示した例のように、障害の発生などによって、各ノードの状態が遷移し、各ノードの状態が動的に決定される。本実施形態では、このような状況において、マスタノード(A端局)が、リングマップ生成用フレームを生成し、生成したリングマップ生成用フレームに自ノードの情報を付加してB系廻りに伝送し、中間局ノード(中間局)が、隣接ノードからリングマップ生成用フレームを受信すると、受信したリングマップ生成用フレームに自ノードの情報を付加して、B系廻りに伝送し、終端局ノード(終端局)が、隣接ノードからリングマップ生成用フレームを受信すると、受信したリングマップ生成用フレームに記述されたリングマップに自ノードの情報を付加することによってリングマップを完成させることとした。これによって、各ノードの情報を効率良く収集することが可能となる。
また、図4に示したポートステート制御部13、受信フレーム制御部15、送信フレーム制御部17、網制御部18、リングマップ制御部19およびリングマップ保持部20のそれぞれが持つ機能をプログラムにより実現し、このプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納し、各ノードの制御中枢となるCPU(Central Processing Unit)がそのプログラムを逐次読み出して実行することによっても前記した双方向二重リング型伝送路システムならびにフレーム伝送装置を構築することができる。
本発明の実施形態にかかわる伝送路システムの論理的な基本概念を示す図である。 本実施形態にかかわる伝送路システムにおいて送受信されるフレームの種類を示す図である。 本実施形態にかかわる伝送路システムで使用されるフレームのデータ形式を示す図であり、(a)隣接間フレーム、(b)網制御フレーム、(c)ユーザフレーム、それぞれのデータ形式が示される。 本実施形態にかかわるデータ伝送装置の内部構成を示すブロック図である。 本実施形態にかかわる伝送路システムの物理的な基本構成を示す図である。 本実施形態にかかわる伝送路システムの障害発生時における網制御の手順を示す図である。 本実施形態にかかわる伝送路システムの障害発生時における網制御の手順を示す図である。 本実施形態にかかわる伝送路システムの障害回復時における網制御の手順を示す図である。 本実施形態にかかわる伝送路システムの障害回復時における網制御の手順を示す図である。 本実施形態にかかわる伝送路システムの複数ループ統合時における網制御の手順を示す図である。 本実施形態にかかわる伝送路システムの複数ループ統合時における網制御の手順を示す図である。 本実施形態にかかわる伝送路システムの電源投入時における網制御の手順を示す図である。 本実施形態にかかわる伝送路システムの電源投入時における網制御の手順を示す図である。 本実施形態にかかわる伝送路システムのモード間の状態遷移を示す図である。 本実施形態にかかわる伝送路システムの障害発生前におけるリングマップ生成およびリングマップ転送の手順を示す図である。 本実施形態にかかわる伝送路システムの障害発生後におけるリングマップ生成およびリングマップ転送の手順を示す図である。
符号の説明
1〜6 ノード(フレーム伝送装置)
7、8 端末
9、10 伝送路(A系廻り、B系廻り)
11 ポートA(第1のポート)
12 ポートB(第2のポート)
13 ポートステート制御部
14 受信バッファ
15 受信フレーム制御部
16 送信バッファ
17 送信フレーム制御部
18 網制御部
19 リングマップ制御部
20 リングマップ保持部

Claims (5)

  1. 複数のノードがA系廻りおよびB系廻りの伝送路を介してリング状に接続され、前記複数のノードのそれぞれが、
    前記A系廻りのフレームの伝送をブロッキングするとともに前記B系廻りのフレームの伝送が可能なマスタノードと、
    前記A系廻りのフレームの伝送が可能であり、かつ、前記B系廻りのフレームの伝送路を終端する終端局ノードと、
    前記A系廻りおよびB系廻りのフレームの伝送が可能な中間局ノードとのうち、
    いずれかひとつに動的に決定され
    前記マスタノードと前記終端局ノードとの間の伝送路以外の伝送路に障害が発生した場合、
    前記マスタノードが、元のノードから、前記障害が発生した伝送路のB系廻り側に接続されているノードに変わり、
    前記終端局ノードが、元のノードから、前記障害が発生した伝送路のA系廻り側に接続されているノードに変わる伝送路システムであって、
    前記マスタノードは、所定の時間ごとに、前記複数のノードに関する情報であるリングマップを生成するためのリングマップ生成用フレームを生成し、生成した前記リングマップ生成用フレームに自ノードの情報を付加して前記B系廻りに伝送し、
    前記中間局ノードは、隣接ノードからリングマップ生成用フレームを受信すると、受信した前記リングマップ生成用フレームに自ノードの情報を付加して、前記B系廻りに伝送し、
    前記終端局ノードは、隣接ノードからリングマップ生成用フレームを受信すると、受信した前記リングマップ生成用フレームに記述されたリングマップに自ノードの情報を付加することによってリングマップを完成させ、完成させた前記リングマップを前記A系廻りに伝送することによって、他のノードに前記リングマップを転送する
    ことを特徴とする伝送路システム。
  2. 前記複数のノードは、
    前記自ノードの情報として、自ノードのアドレスを用いる
    ことを特徴とする請求項1に記載の伝送路システム。
  3. 前記複数のノードの一部または全部は、
    前記リングマップ生成用フレームに、自ノードに接続された計算機の情報をさらに付加する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の伝送路システム。
  4. 複数のノードがA系廻りおよびB系廻りの伝送路を介してリング状に接続され、前記複数のノードのそれぞれが、
    前記A系廻りのフレームの伝送をブロッキングするとともに前記B系廻りのフレームの伝送が可能なマスタノードと、
    前記A系廻りのフレームの伝送が可能であり、かつ、前記B系廻りのフレームの伝送路を終端する終端局ノードと、
    前記A系廻りおよびB系廻りのフレームの伝送が可能な中間局ノードとのうち、
    いずれかひとつに動的に決定され
    前記マスタノードと前記終端局ノードとの間の伝送路以外の伝送路に障害が発生した場合、
    前記マスタノードが、元のノードから、前記障害が発生した伝送路のB系廻り側に接続されているノードに変わり、
    前記終端局ノードが、元のノードから、前記障害が発生した伝送路のA系廻り側に接続されているノードに変わる伝送路システムにおけるリングマップ生成方法であって、
    前記マスタノードは、所定の時間ごとに、前記複数のノードに関する情報であるリングマップを生成するためのリングマップ生成用フレームを生成し、生成した前記リングマップ生成用フレームに自ノードの情報を付加して前記B系廻りに伝送し、
    前記中間局ノードは、隣接ノードからリングマップ生成用フレームを受信すると、受信した前記リングマップ生成用フレームに自ノードの情報を付加して、前記B系廻りに伝送し、
    前記終端局ノードは、隣接ノードからリングマップ生成用フレームを受信すると、受信した前記リングマップ生成用フレームに記述されたリングマップに自ノードの情報を付加することによってリングマップを完成させ、完成させた前記リングマップを前記A系廻りに伝送することによって、他のノードに前記リングマップを転送する
    ことを特徴とするリングマップ生成方法。
  5. 複数のノードがA系廻りおよびB系廻りの伝送路を介してリング状に接続され、前記複数のノードのそれぞれが、
    前記A系廻りのフレームの伝送をブロッキングするとともに前記B系廻りのフレームの伝送が可能なマスタノードと、
    前記A系廻りのフレームの伝送が可能であり、かつ、前記B系廻りのフレームの伝送路を終端する終端局ノードと、
    前記A系廻りおよびB系廻りのフレームの伝送が可能な中間局ノードとのうち、
    いずれかひとつに動的に決定され
    前記マスタノードと前記終端局ノードとの間の伝送路以外の伝送路に障害が発生した場合、
    前記マスタノードが、元のノードから、前記障害が発生した伝送路のB系廻り側に接続されているノードに変わり、
    前記終端局ノードが、元のノードから、前記障害が発生した伝送路のA系廻り側に接続されているノードに変わる伝送路システムにおけるノードであって、
    情報の入出力を行う第1のポートおよび第2のポートと、情報を処理する処理部と、情報を記憶する記憶部とを備え、
    前記処理部は、
    前記マスタノードに決定されている場合には、所定の時間ごとに、前記複数のノードに関する情報であるリングマップを生成するためのリングマップ生成用フレームを生成し、生成した前記リングマップ生成用フレームに自ノードの情報を付加して前記第1のポートを介して前記B系廻りに伝送し、
    前記中間局ノードに決定されている場合には、前記第2のポートを介して隣接ノードからリングマップ生成用フレームを受信すると、受信した前記リングマップ生成用フレームに自ノードの情報を付加して、前記第1のポートを介して前記B系廻りに伝送し、
    前記終端局ノードに決定されている場合には、前記第2のポートを介して隣接ノードからリングマップ生成用フレームを受信すると、受信した前記リングマップ生成用フレームに記述されたリングマップに自ノードの情報を付加することによってリングマップを完成させ、完成させた前記リングマップを前記記憶部に格納し、格納した前記リングマップを前記第2のポートを介して前記A系廻りに伝送することによって、他のノードに前記リングマップを転送する
    ことを特徴とするノード。
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