JP4585289B2 - ベッド - Google Patents

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本発明は、堅牢で安定性に優れ、かつ分割可能で搬送時などの取り扱いが便利なベッドに関する。
ベッドに対する快適性、介護用途などニーズの多様化に伴い、マットが使用者の姿勢に対応して変形しうるリクライニング機能、昇降機能、更にはマッサージ機能などの各種の運動機能がベッドに付加されている。そして例えば図17に示すように、頭部側と脚部側に動力で伸縮するスライド支脚a、aで昇降可能に支持されたベッドに於ては、長さ方向に大きな曲げ負荷がかかるため、中間部が下がった撓みを生じ易く、また昇降動作時などに揺れを生じがちである。この改善としてベッドの剛性を高めるため、ベッドフレームbを構成する側枠b1などの枠材の断面係数を大きくすることが考えられる(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−103977号公報
しかしながら、例えば鉄材などを用いて形成されるベッドフレームbの断面を大きくすると、変形、揺れ等を生じない堅牢なベッドが得られるものの、全体重量が相当大きくなり、搬送など取り扱い性が悪くなる。特に2mを越える長さで一体に形成された重いベッドフレームbは、特に住宅の狭い階段、廊下などを通って運ぶ作業が大変やりづらく、搬入できない場合もある。また未使用時に、スライド支脚aなどは分解できても、長くて重いベッドフレームbは大きな収納空間を必要とし、保管しづらいという問題がある。
本発明は、分割周囲枠を連結枠で連結した連結周囲枠の連結部を補強材で補強することを基本とし、充分な剛性を有しながら軽量化でき、しかも分割可能で搬送時などの取り扱い性に優れたベッドの提供を課題としている。
前記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、矩形の周囲枠を含むフレーム体を有するベッド枠体と、マットを載せる寝具載置面を有し前記フレーム体に支持されうるマットフレームとを具えたベッドであって、前記フレーム体は、前記周囲枠が長さ方向に分割された分割周囲枠を有する半フレーム体と、前記分割周囲枠を連結することにより前記周囲枠をなす連結周囲枠を形成する連結枠と、前記分割周囲枠が連結される連結部を補強する補強材とを含み、前記連結周囲枠は、上片、下片、及び該上片及び該下片の間をのびる側片を有する角パイプ状をなし、前記補強材は、前記連結周囲枠の両側部を連続してのびる飾り側板を含む矩形枠体からなり、前記飾り側板は、水平な段上面と、この段上面の内端部から立ち上がる段側面とを含む縦断面略L字状をなし、前記飾り側板は、前記連結周囲枠の前記側片の外面を前記段側面に沿わせるとともに、前記連結周囲枠の前記上片の外面又は前記下片の外面を前記段上面に沿わせて、前記連結周囲枠に固定されることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、前記フレーム体は、昇降手段により昇降可能であることを特徴とする。
請求項に係る発明では、前記昇降手段は、2本のリンクアームが交差部で枢支軸により枢支されたX字状リンクの開閉により、リンクアームの上端に取り付けた前記フレーム体を昇降するシザースリンク機構であり、また請求項に係る発明において、前記連結枠は、前記上片の上面、下片の下面の一方に固定される横片と、前記側片に固定される縦片とを連結したL字金具を有し、前記補強材は、前記上片の上面、下片の下面の一方に固定されることを特徴とする。
請求項1に係る発明において、分割周囲枠が連結された連結周囲枠は、連結部を強化する補強材により長さ方向の曲げ剛性が高められるため、撓み、揺れなどを生じることなく安全に使用できる。また重いフレーム体が長さ方向に分割されるため、搬送、未使用時の保管など取り扱いが容易となる。
また、請求項1に係る発明では、連結周囲枠に連続して固定される矩形枠体により補強されると、ベッドが堅牢となり安定性のある高い使用感が得られる。全荷重を連結周囲枠と、矩形枠体との合成体で支持するため、全体として軽量化を図りうるとともに、連結周囲枠の連結部が飾り側板に隠れるため見栄えが良い。さらに、飾り側板が、連結周囲枠の側片の外面を段側面に沿わせるとともに、連結周囲枠の上片の外面又は下片の外面を段上面に沿わせて周囲枠に固着されることにより、断面係数を著しく増大させ連結周囲枠を有効に補強しうる。
請求項に係る発明のように構成すると、状況に応じた高さで便利に使用でき、特に介護の作業がやり易くなり、かつ昇降しても、補強材で補強された連結周囲枠は充分な強度を持つ。また請求項に係る発明では、フレーム体をシザースリンク機構で上下動させるため、スムースなベッド昇降動作が得られる。
請求項に係る発明では、分割周囲枠は横片と縦片とが直行するL字金具の2面により連結されるため、連結周囲枠が堅牢となってベッド強度を向上させ、また補強材は金属枠材の上面、又は下面に固定されるため、フレーム体の曲げ剛性を有効に補強できる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1に示すように、ベッド1は、ベッド枠体4と、このベッド枠体4の上で支持されるマットフレーム6とを具える。
前記ベッド枠体4は、ベッドの骨組みをなすフレーム体3を有する。さらにこのフレーム体3は、長さ方向に分割され、使用者の頭部側の前部に配される前の半フレーム体8F、及び後部に配される後の半フレーム体8Bと、この前後の半フレーム体8F、8Bを連結する連結枠9と、この連結部を補強する補強材11とからなる。
前の半フレーム体8Fは、図2に示すように、両側で前後にのびる側枠2S、2S、及びこの側枠2S、2Sの前端部をつなぎベッド巾方向にのびる前枠2Fとを有する分割周囲枠7と、この分割周囲枠7の内側に架け渡された内枠材21とを有する。他方後の半フレーム体8Bも同様に、側枠2S、2S、及びこの側枠2S、2Sの後端部をつなぐ後枠2Bとを有する分割周囲枠7と、内枠材21とを有する。そして、前後の分割周囲枠7、7を連結することにより、矩形の連結周囲枠2A(周囲枠2)が形成される。
本形態の前枠2F、後枠2B及び側枠2Sは、図4に示すように、偏平角パイプ状の金属枠材19を用いて形成される。この金属枠材19は、上片19U、下片19D及びこの上下片19U、19Dの間を上下にのびる左右の側片19S、19Sを有し、内の側片19Sには、複数のネジ孔26が設けられる。この他、上片19U、下片19D及び内の側片19Sからなる断面コ字状の金属枠材19を用いて周囲枠2を形成することもよい。
前記連結枠9は、前後の分割周囲枠7、7を一体化して連結周囲枠2Aを形成するものである。本形態の連結枠9は、図4に示すように、水平な横片20H、及びこの横片20Hの一側から下方へ折れ曲がる垂直な縦片20Vからなりベッド巾方向に配された一対のL字金具20、20と、このL字金具20、20間に架け渡された2本の繋ぎ軸22、22とからなる。なお前記縦片20Vには複数の通孔64が前後に隔設されている。そしてL字金具20は、連結周囲枠2Aの連結部10において、直線上に並ぶ前後の半フレーム体8F、8Bの側枠2S、2Sに対して、略均等長さで沿う位置に配置される。そして前記通孔64に挿通されるボルト25を縦片20Vの前記ネジ孔26に螺装することにより、側枠2SとL字金具20とが緊結され、かつ側枠2Sの前記上片19Uの上面に横片20Hが、前記側片19Sに縦片20Vが各々密着して固定される。これにより、別体の分割周囲枠7、7が剛に一体化された連結周囲枠2Aが構成され、ベッド強度が向上する点で好ましい。
なおL字金具20は、前記形状のほか、横片20Hと、その一側から折れ曲がって立ち上がる縦片20Vとで形成し、前記連結部10において横片20Hを側枠2Sの下片19Dに密着させつつ分割周囲枠7、7を緊結することもよい。
前記補強材11は、連結周囲枠2Aに固着してその剛性を高めるものであり、本形態では、図2、3に示すように、連結周囲枠2Aの全周を囲み、かつ側枠2S、前枠2F及び後枠2Bに対し連続して固定される矩形枠体12からなる。更に該矩形枠体12は、側枠2Sの外側に配され、前枠2Fから後枠2Bに到る長さで連続する長尺板状の飾り側板13、13と、この飾り側板13、13の前端部を繋ぎ、かつ前枠2Fの前側で立ち上がるヘッドボード23と、後端部を繋ぎ、後枠2Bの後側で立ち上がるフットボード24とからなる。そして、飾り側板13の前後端部は、ヘッドボード23及びフットボード24の下部に接着、釘止め、ボルト固定などによって緊結され堅牢な矩形枠体12が構成されている。なお前記ヘッドボード23、フットボード24には、棚などを設けた宮板が含まれるものとする。
本形態の飾り側板13は、図4に示すように、内側上部が段状に切り欠かれて縦断面略L字状をなし、これにより水平な段上面27と、この段上面27内端部から立ち上がる段側面28とが形成される。そして、側片19Sを段側面28沿わせた側枠2Sの上片19Uから下片19Dへと貫通したビス29を段上面27に打ち込むことにより、飾り側板13を側枠2Sの下面に固定している。なお前記ビス29は、図3に示すように、連結周囲枠2Aの全長に亘って、例えば150〜500mm程度のピッチで飾り側板13に打ち込まれる。
なお飾り側板13は、前記形状のほか、内側下部を段状に切り欠いて縦断面を略逆L字状とし、側枠2Sの下片19Dから上片19Uへと貫通したビスを段の下面に打ち込むことにより、側枠2Sの上面に固定してもよい。何れにせよ側枠2Sの上面、又は下面に固着される飾り側板13は、側枠2Sと上下に重なるため、断面係数を著しく増大させ側枠2Sを有効に補強しうる点で好ましい。また、飾り側板13によって、連結周囲枠2Aの連結部10が覆われ見栄えが向上する点で好ましい。
前記ヘッドボード23及びフットボード24は、図3に示すように、各々複数のアングル金具30を介して連結周囲枠2Aに固着される。またアングル金具30を用いることなく、ビス、ボルト等の固着具を用いて連結周囲枠2Aに直接固着することもできる。
叙上の如く前後に分割された半フレーム体8を連結枠9で連結してフレーム体3を構成するため、例えば分解して搬送し現地で組立てるノックダウン方式を採用でき、また未使用時に分解してコンパクトの収納できるなど取り扱い性に優れる。また連結枠9及び補強材11により連結部10が補強され、前後方向の曲げ剛性が大きいため、過酷な使用条件でもベッド枠体4に使用者が感じる程度の撓み、揺れなど変形を生じることがない。更に本形態では、連結周囲枠2Aに連続して固定される矩形枠体12により補強されるため、ベッドが堅牢となり快適な使用感が得られる。その上連結周囲枠2A及び矩形枠体12を組合わせた合成体で荷重支持するため、全体としての軽量化を図りうる。
なお飾り側板13、ヘッドボード23及びフットボード24は、杉、松、樅、栂などの針葉樹、およびナラ、チーク、ラワンなどの広葉樹を含む木材、MDF(中密度繊維板)、集成材などの木質加工材、リサイクル木粉にポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂などを配合して押出、射出成形した人工木材、プラスチック、金属その他を用いて形成される。
矩形枠体12は、ヘッドボード23を含んだ前記の構成以外に、左右の飾り側板13の前後端部を同一断面の飾り前板、飾り後板と繋いだフレーム状体で構成することもできる。また補強材11は、前記の如く矩形枠体12で構成する他、連結周囲枠2Aの両側部に固着される一対の飾り側板13により補強材11を構成することもできる。
前記フレーム体3は、本形態では昇降手段14により高さ可変に支持される。本形態の昇降手段14は、図5に示されるシザースリンク機構18が用いられる。そして図1に示すように、フレーム体3の前後部に設けられた一対のシザースリンク機構18、18が同期して伸縮し、これによりフレーム体3が水平状態を維持して昇降する。本形態のシザースリンク機構18は、図5、6に示すように、基盤31と、この基盤31の上に立設され、上部で前記フレーム体3を支えるX字状リンク17と、このX字状リンク17を開閉駆動する駆動手段41とを含み構成されたものを例示している。
前記基盤31は、ベッド巾方向に長い矩形基枠31Aと、この矩形基枠31Aの全周縁から小高さで立ち上がる略環状の周壁部31Bとを有し、床面に載置される。前記矩形基枠31Aには、その片側部に一対の断面L字状の下レール32、32が設けられる。また前記下レール32の縦片32Aには、ベッド巾方向に細長くのびるスリット33が形成される。
前記X字状リンク17は、2本のリンクアーム15、15が枢支軸16により交差部で枢支されて形成される。前記双方のリンクアーム15、15は、上端部が各々上方に折れ曲がり、かつ前記枢支軸16を通る垂線に対して線対称をなす上傾斜部56、56が形成される。
前記一方のリンクアーム15Aは、その下端部が前記基盤31側部の枢支点P1において枢支される。その上端部を支持するため、前記フレーム体3の内枠材21の下面に断面逆L字状の上レール35が取り付けられ、この上レール35の縦片35Aには、ベッド巾方向に細長くのびるスリット36が形成される。そしてリンクアーム15Aの上端部に回転軸37を介して枢支された上ロール38が、上レール35下面を転動し、前記回転軸37がスリット36に挿入されて前記転動をガイドしている。
他方のリンクアーム15Bは、上端部がフレーム体3の内枠材21の下面に枢支点P2において枢支され、かつ下端部には回転軸39を介して下ロール40が枢支され、この下ロール40が前記基盤31の下レール32の上面を転動する。前記回転軸39はスリット33に挿入して前記転動をガイドする。
本形態では前後にX字状リンク17、17を並設し、かつ双方の枢支軸16を連続した1本の軸体で形成している。これにより、前後のX字状リンク17、17が連結されて一体化し、堅固なシザースリンク機構18が形成される点で好ましい。
前記駆動手段41は、本形態では直線電動運動器41Aを用いたものを例示している。この直線電動運動器41Aは、電動機などを有する本体部42と、該電動機の正転、逆転により本体部から伸び縮み(出没)自在なロッドとを具えるボールネジ機構を用いた電動シリンダ43を用いて構成される。前記本体部42は、図6に示すように、前記基盤31の一側端部に立設された受部34に枢支される。この本体部42からベッド巾方向にのびる電動シリンダ43の先端部は、前記他方のリンクアーム15Bの下端部に取り付けられる。すなわち図7に示すように、一対のリンクアーム15B、15Bの下部は、連結管44を介して連結され、この連結管44内には双方の下ロール40、40を枢支する連続した回転軸39が挿入されている。そして連結管44には、リンクアーム15Bと略平行にのびる平行な長板状のレバー45が形成され、このレバー45の先端部に前記電動シリンダ43の先端部が枢着されている。
従って、直線電動運動器41Aの伸び縮みにより、前記リンクアーム15Bの下端部がベッド巾方向に押し引きされ、その結果X字状リンク17が開閉して、フレーム体3を昇降させる。例えば、図9(A)に示すように、直線電動運動器41Aがリンクアーム15Bの下端部を引き寄せると、双方のリンクアーム15A、15Bが起き上がってX字状リンク17がフレーム体3を持ち上げる。その結果、例えば介護などの作業がやり易い、高いレベルのベッドが形成される。図9(B)に示すように、リンクアーム15A、15Bを中間位置の傾斜角度に変化させると、楽に乗り降りしうる適度な高さとなる。そして図9(C)に示すように、直線電動運動器41Aがリンクアーム15Bの下端部を最大に押し出すと、フレーム体3が降下した低床ベッドが得られ、転落による危険を減じることができる。しかもこのときリンクアーム15の上端部に形成された前記上傾斜部56により、下限にあるフレーム体3が一定の高さに維持されるため、駆動手段41がフレーム体3に干渉することが防止され、またベッドとして使用し難い程低く降下することもなく、使い勝手に優れる。
このように、昇降手段14により使用条件に応じたベッド高さが得られるため使い勝手に優れる。しかも動作安定性に優れたシザースリンク機構18を用いるためスムースに昇降しうる。さらに連結周囲枠2Aが補強材11により補強されてベッドの剛性が大きいため、揺れなどのない安定した昇降が得られる。なお前記駆動手段41としては、このほか油圧機構、リンク機構を用いた手動装置など各種のものを使用できる。
前記傾斜角度を変化させるリンクアーム15A、15Bの下部は、図8に示すように、このリンクアーム15A、15Bが挿通しうる細長い開口46を設けたカバー47により覆われる。そのため前記電動シリンダ43、下レール32及び下ロール40などが隠されて見栄えが良く、かつ可動部が覆われて安全性が高まる点で好ましい。なお前記カバー47は、リンクアーム15を挿通させた取り付けを容易に行うため、ベッド巾方向に2分割して形成され、中間部の重なり部47Aを介して連続している。また前記カバー47は、不織布、TC生地などが用いて縫製され、前記周壁部31Bの上端から内側に折れ曲がる鍔部48の下面に面ファスナー、ファスナー、バネホック等を用いて取り付けられる。
前記マットフレーム6は、図1に示すように、前記周囲枠2よりも少し小巾で矩形の外周枠49Aとこの外周枠49Aの内側に配された補強枠49Bとにより構成され、フレーム体3上でその中央に配置される。本形態のマットフレーム6は、前部から後部に向け、使用者の頭を支えるとともに下部に溝状の摺動受部65を有する頭部枠体50、背中を支える背部枠体51、臀部を支える臀部枠体52、大腿部を支える大腿部枠体53、及び下腿部を支える下腿部枠体54に分割して形成される。
前記臀部枠体52は、前記フレーム体3にビスなどを用いて固着される。背部枠体51は後端部が臀部枠体52に枢着され、更に背部枠体51の前端部には、図10に示すように、湾曲状のヒンジ具55を介して頭部枠体50が連結されている。また前記前の半フレーム8Fには、電動器の駆動により起き上がり、先端部に摺動片57を有するアーム体58が設けられている。図11に示すように、前記摺動片57が前記摺動受部65内に挿入され、アーム体58の先端部が頭部枠体50の下部に摺動可能に係合している。従って前記アーム体58が起き上がると、図12、13に示すように、先ず頭部枠体50が持ち上がり、頭部リクライニング状態が形成される。アーム体58は、更に上昇すると、図10、14に示すように、背部枠体51の前端下部に設けられたアームガイド59に嵌合してこれを押し上げ、その結果図16に示すように、前記頭部リクライニング状態を維持しつつ頭部枠体50及び背部枠体51が臀部枠体52の前端から折れ曲がって上昇し、使用者の上半身を支えるリクライニング状態が形成される。
また、図15(A)に示すように、前記大腿部枠体53の前端部は、枢支点P3においてフレーム体3に枢支され、この大腿部枠体53の後端部に下腿部枠体54の前端部を枢着している。さらに、前後端部がフレーム体3及び下腿部枠体54の後部に各々枢支され、かつ大腿部枠体53に略平行に起倒する補助リンク66が取り付けられ、これにより平行クランク機構60が形成される。そしてフレーム体3に装着された駆動器61が前記下腿部枠体54を前へ押すと、図15(B)に示すように、大腿部枠体53が前端から折れ曲がるとともに下腿部枠体54が水平状態を維持しつつ上昇し、脚部をリラックスさせるフットアップ状態が形成される。
また前記マットフレーム6の上部には、図1に示すように、ベッド巾方向にのびる複数枚の長板62が、隙間を隔てて前後に平行に取り付けられたすのこ状部63が形成される。そしてこのすのこ状部63の表面により、マットMを載せる寝具載置面5が形成される。なお前記隙間の巾は、例えば7〜25mm程度、本形態では13mmに形成される。長板62には、抗菌、防臭、通気性に優れた桐を用いることが好ましく、この他、檜、杉、ファルカタなどを用いることもできる。
尚、叙上の説明は本発明の実施の形態を例示したものであり、本発明の技術的範囲はこれに限定されるものではない。
本発明の一実施の形態を例示する分解斜視図である。 その平面図である。 ベッド枠体を示す分解斜視図である。 その要部拡大斜視図である。 昇降手段を示す分解斜視図である。 その下部の正面図である。 その要部拡大斜視図である。 その異なる方向の要部拡大斜視図である。 (A)(B)(C)は昇降動作を順次示した正面図である。 マットフレームの頭側下部を示す斜視図である。 その動作状態を説明する側面図である。 その要部拡大断面図である。 その異なる要部拡大断面図である。 その側面図である。 (A)はマットフレームの脚側を示す側面図、(B)はその上昇時の側面図である。 マットフレームを上昇させた使用状態を示す側面図である。 従来のベッドを示す斜視図である。
符号の説明
1 ベッド
2 周囲枠
2A 連結周囲枠
3 フレーム体
4 ベッド枠体
5 寝具載置面
6 マットフレーム
7 分割周囲枠
8 半フレーム体
9 連結枠
10 連結部
11 補強材
12 矩形枠体
13 飾り側板
14 昇降手段
15 リンクアーム
16 枢支軸
17 X字状リンク
18 シザースリンク機構
19 金属枠材
19U 上片
19D 下片
19S 側片
20 L字金具
20H 横片
20V 縦片
M マット

Claims (4)

  1. 矩形の周囲枠を含むフレーム体を有するベッド枠体と、マットを載せる寝具載置面を有し前記フレーム体に支持されうるマットフレームとを具えたベッドであって、
    前記フレーム体は、前記周囲枠が長さ方向に分割された分割周囲枠を有する半フレーム体と、前記分割周囲枠を連結することにより前記周囲枠をなす連結周囲枠を形成する連結枠と、前記分割周囲枠が連結される連結部を補強する補強材とを含み、
    前記連結周囲枠は、上片、下片、及び該上片及び該下片の間をのびる側片を有する角パイプ状をなし、
    前記補強材は、前記連結周囲枠の両側部を連続してのびる飾り側板を含む矩形枠体からなり、
    前記飾り側板は、水平な段上面と、この段上面の内端部から立ち上がる段側面とを含む縦断面略L字状をなし、
    前記飾り側板は、前記連結周囲枠の前記側片の外面を前記段側面に沿わせるとともに、前記連結周囲枠の前記上片の外面又は前記下片の外面を前記段上面に沿わせて、前記連結周囲枠に固定されることを特徴とするベッド。
  2. 前記フレーム体は、昇降手段により昇降可能であることを特徴とする請求項1記載のベッド。
  3. 前記昇降手段は、2本のリンクアームが交差部で枢支軸により枢支されたX字状リンクの開閉により、リンクアームの上端に取り付けた前記フレーム体を昇降するシザースリンク機構であることを特徴とする請求項1又は2に記載のベッド。
  4. 前記連結枠は、前記上片の上面、下片の下面の一方に固定される横片と、前記側片に固定される縦片とを連結したL字金具を有し、前記補強材は、前記上片の上面、下片の下面の一方に固定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のベッド。
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