JP4584102B2 - タービンロータと逆クリスマスツリー型タービン動翼及びそれを用いた低圧蒸気タービン並びに蒸気タービン発電プラント - Google Patents

タービンロータと逆クリスマスツリー型タービン動翼及びそれを用いた低圧蒸気タービン並びに蒸気タービン発電プラント Download PDF

Info

Publication number
JP4584102B2
JP4584102B2 JP2005285734A JP2005285734A JP4584102B2 JP 4584102 B2 JP4584102 B2 JP 4584102B2 JP 2005285734 A JP2005285734 A JP 2005285734A JP 2005285734 A JP2005285734 A JP 2005285734A JP 4584102 B2 JP4584102 B2 JP 4584102B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
blade
hook
neck
turbine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005285734A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007092695A (ja
Inventor
文之 鈴木
邦夫 浅井
健 工藤
建樹 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2005285734A priority Critical patent/JP4584102B2/ja
Priority to CN2006101396571A priority patent/CN1978869B/zh
Priority to US11/529,231 priority patent/US7794208B2/en
Priority to KR1020060096295A priority patent/KR101044422B1/ko
Publication of JP2007092695A publication Critical patent/JP2007092695A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4584102B2 publication Critical patent/JP4584102B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/30Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/02Blade-carrying members, e.g. rotors
    • F01D5/06Rotors for more than one axial stage, e.g. of drum or multiple disc type; Details thereof, e.g. shafts, shaft connections
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/12Blades
    • F01D5/14Form or construction
    • F01D5/16Form or construction for counteracting blade vibration
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/30Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers
    • F01D5/3007Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers of axial insertion type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2220/00Application
    • F05D2220/30Application in turbines
    • F05D2220/31Application in turbines in steam turbines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2250/00Geometry
    • F05D2250/70Shape

Description

本発明は、軸方向に挿入する逆クリスマスツリー型翼植込み部に対し嵌め合い構造を有する新規なタービンロータと逆クリスマスツリー型タービン動翼及びそれを用いた低圧蒸気タービン並びに蒸気タービン発電プラントに関する。
蒸気タービンの大容量化と高性能化を図るため、低圧蒸気タービンの最終段翼の長翼化は最重要テーマの一つである。この低圧蒸気タービンの最終段翼の長翼化に伴い遠心応力が増加するのに対し、材料強度を増加させて対応するのが通常行なわれる設計であるが、特にロータ材は材料強度増加に伴い応力腐食割れ(SCC)感受性が高くなるため、翼材ほど材料強度を増加することは出来ない。したがって、最終段翼の長翼化に伴い、適用可能な翼材とロータ材の材料強度差が大きくなり、ロータに発生する応力の許容値に対する裕度が厳しくなる傾向がある。その場合、翼とロータの発生応力のバランスを図ることが技術課題となる。
翼とロータの材料の違いを考慮したタービン動翼に対する従来技術として、例えば特許文献1には、翼とロータのフック部の厚みを材料の縦弾性係数と逆比例するように選定し、翼フックとロータフックの接触面方向の撓みを考慮することで片当たり減少と応力集中を除去する構造が開示されている。
又、特許文献2には最上位根元首部において上部半径が下部半径より長いネック構造を有する逆クリスマスツリー型タービン羽根について、特許文献3及び4には特定のフック及びネック構造を有する逆クリスマスツリー型タービン羽根について開示されている。
特開昭60−65204号公報 特開平5−86805号公報 特開平6−108801号公報 特開昭63−306208号公報
上述したように、長翼化に伴う遠心応力の増加により、翼材とロータ材の材料強度差が大きくなり、適用可能なロータに発生する応力の許容値に対する裕度が厳しくなる傾向がある。さらに、逆クリスマスツリー型翼植込み部及び嵌め合い構造をとるタービンロータは、強度設計上、せん断応力、引張応力、ピーク応力など留意すべき評価項目が多数存在する。万一、ロータに破損が生じた場合、翼の破損に比べ影響が大きい。
したがって、これらの応力バランスを図りながら形状を適正化し、翼材とロータ材の材料強度比に応じてタービンロータ発生応力を低減することが重要な課題である。
又、特許文献1においては、翼とロータが共に鋼で両者の縦弾性係数の差がほとんどない場合には適用不可である。更に、特許文献2〜4には、フック部及びネック部の長さについての特定の構造については開示されていない。
本発明の目的は、翼材よりロータ材の引張強さが小さくその差が大きいタービンロータにおいて、翼側の強度裕度分をロータ側の強度裕度分に適切に配分することによりロータのフック部せん断応力を低減し、ロータフック部の剛性増加を図り、ロータネック部ピーク応力を低減することにより翼材とロータ材の材料強度比に応じて発生する応力バランスの適正化を図ったタービンロータと逆クリスマスツリー型タービン動翼及びそれを用いた低圧蒸気タービンと高中低圧一体型蒸気タービン並びに蒸気タービン発電プラントを提供することにある。
本発明は、翼材よりロータ材の材料強度が小さく、その差が大きい場合、翼材とロータ材の材料強度比に応じて発生する応力バランスの適正化を図ったタービンロータ及びタービン動翼ある。
本発明は、フック数が3以上である翼フック及び翼ネックを有する逆クリスマスツリー型タービン動翼植込み部に対し嵌め合い構造のロータフック及びロータネックを有するタービンロータにおいて、
ロータ最外周からi番目のロータ半径方向フック長さ(Hri)と、動翼最外周から数えてi番目の翼半径方向フック長さ(Hbi)とを(Hri>Hbi)(i=1〜n−1)の関係にすること、及び、ロータ最外周から数えてi番目のロータネック部のロータ周方向ネック幅(Wri)と、動翼最内周から数えてi番目の翼ネック部の翼周方向ネック幅(Wbi)とを(Wri>Wbi)(i=1〜n)の関係にすることの少なくとも一方を有し、
ロータ最内周フックのロータ半径方向フック長さ(Hrn)を、ロータ最外周から数えてj番目のロータ中間フックのロータ半径方向フック長さ(Hrj)より大きく(Hrn>Hrj)(j=2〜n−1)することにある。
又、本発明は、ロータフック及びロータネックを有するタービンロータに対し嵌め合い構造を有するフック数が3以上である翼フック及び翼ネックを有する逆クリスマスツリー型タービン動翼において、
前記ロータフックに接する前記翼フック接触面と前記翼ネックに形成される円弧との接点からの前記翼フックの翼半径方向フック長さ(Hbi)が前記翼フック接触面に接する位置において前記ロータフック接触面と前記ロータネックに形成される円弧との接点からの前記ロータフックのロータ半径方向フック長さ(Hri)より小さく、
前記翼ネック部をその最内周から数えて所定の位置での翼周方向ネック幅(Wbi)が前記ロータネック部をその最外周から数えて前記翼ネック部と同じ数に対応する位置でのロータ周方向ネック幅(Wri)より小さくすることの少なくとも一方を有し、
前記翼フックの最外周における前記翼半径方向フック長さ(Hb1)と、前記翼フックの内周における前記翼半径方向フック長さ(Hbj)とが、Hb1>Hbj(j=2〜n)の関係を有することにある。
又、本発明は、翼材引張強さとロータ材引張強さの比α(翼材引張強さ/ロータ材引張強さ)に対するロータ最外周からi番目のロータフックと翼フックの前記半径方向フック長さの比β(=Hri/Hbi)を(1.0<β≦1.1α)にすることが好ましい。
更に、本発明は、ロータフック部は動翼とロータが接触する接触面と同ロータフック部の外周側に位置する非接触面円弧、又は、直線部とその両端の円弧により連結された構造とすること、ロータ軸方向に対して翼の嵌め合いの挿入角度がロータの軸方向に対して傾斜した構造とするタービンロータ及び、翼フック部は、ロータフックに接する接触面とロータフックに非接触となる非接触面とが円弧、又は、直線部と該直線部の両端の円弧とにより連結されていること、翼部と該翼部に連なる翼植え込み部とを有し、翼植え込み部のロータへの挿入角度がロータ軸方向に対して傾斜している逆クリスマスツリー型タービン動翼が好ましい。
本発明は、ロータシャフトと、該ロータシャフトに植設された動翼と、該動翼への水蒸気の流入を案内する静翼と、該静翼を保持するケーシングとを有し、前記動翼は前記水蒸気の流入に対して片側、左右対称及び左右非対称のいずれかに配置され、少なくとも片側に4段以上ある低圧蒸気タービン、又は、高温水蒸気を高圧から低圧にかけて晒され一体に形成されたロータシャフトと、該ロータシャフトに植設された動翼と、該動翼への水蒸気の流入を案内する静翼と、該静翼を保持するケーシングとを有する高低圧一体型蒸気タービンにおいて、前記ロータシャフトが前述に記載のロータ、及び、前記動翼少なくとも最終段が前述に記載の動翼よりなることを特徴とする。
本発明は、高圧蒸気タービンと中圧蒸気タービンと低圧蒸気タービン、高中圧一体型蒸気タービンと低圧蒸気タービン及び高低圧一体型蒸気タービンのいずれかを有する蒸気タービン発電プラントにおいて、前述に記載の低圧蒸気タービン又は高低圧一体型蒸気タービンよりなることを特徴とする。
本発明によれば、翼材よりロータ材の引張強さが小さくその差が大きいタービンロータにおいて、翼側の強度裕度分をロータ側の強度裕度分に適切に配分することによりロータのフック部せん断応力を低減し、ロータフック部の剛性増加を図り、ロータネック部ピーク応力を低減することにより翼材とロータ材の材料強度比に応じて発生する応力バランスの適正化を図ったタービンロータとタービン動翼及びそれを用いた低圧蒸気タービンと高中低圧一体型蒸気タービン並びに蒸気タービン発電プラントを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を具体的な実施例によって説明する。
図1は、本発明に係るタービンロータの部分断面図(a)、(a)のb部拡大図(b)及び(a)のc部拡大図(c)である。本実施例は、翼材の引張強さが965〜1325MPa、ロータ材の引張強さが825〜945MPaであり、ロータ材の引張強さに対して翼材の引張強さが1.2〜1.6を有する関係タービン動翼1からロータ中心方向に延びる逆クリスマスツリー型翼植込み部2に対し嵌め合い構造を有するタービンロータ3に関するものである。
逆クリスマスツリー型翼植込み部を有するタービン動翼1に対して嵌め合い構造を有するタービンロータ3は、翼側とロータ側の溝に4つのフックが形成されており、翼側溝をタービンの軸方向に挿入して翼とロータのフックを互いに噛み合わせ、翼の遠心力CFを支える構造である。翼フックとロータフックは中心線に対し対称構造である。
タービン動翼1とタービンロータ3のフック部では互いに接触するロータフック接触面4と同フック部に位置するロータフック非接触面5がロータフック部円弧7により連結された構造を有している。従来形状は、ロータ最外周からi番目のロータフックと動翼最外周からi番目の翼フックが合同に形成されていた。
本実施例においては、タービンロータにおいては、ロータ最外周からi番目のロータフックのロータ半径方向フック長さ(Hri)を動翼最外周からi番目の翼フックの翼半径方向フック長さ(Hbi)に対し大きく形成している点である。図1に示すように、ロータ最外周からi番目のロータフック部において、フック接触面4とネック部を構成する円弧6が内接する接点をaとし、aを起点に翼植込み部の中心を通る半径方向線と平行な線と同フック非接触面5との交点をbとする。このとき、接点aから接点bまでの距離をロータフックのロータ半径方向フック長さ(Hri)と定義する。一方、タービン動翼1側も同様に、動翼最外周からi番目の翼フック部において、フック接触面8とネック部を構成する円弧10が内接する接点をcとし、cを起点に翼植込み部の中心を通る半径方向線と平行な線と同フック非接触面9との交点をdとする。このとき、接点cから接点dまでの距離を翼フックの翼半径方向フック長さ(Hbi)と定義する。
従って、タービン動翼1とタービンロータ3の両者の半径方向フック長さの関係として、Hri>Hbi(i=1〜n−1)の関係に形成させるものである。従って、タービン動翼1とタービンロータ3の半径方向フック長さは対応する各位置において常に前述の関係を有するものである。このように、ロータ側の半径方向フック長さを増加させることにより、フック部に発生するせん断応力の低減とフック部の剛性増加によりネック応力集中部に発生するピーク応力の低減が可能となる。
又、ロータフックのロータ半径方向フック長さ(Hri)は、最内周が最外周からj番目(j=2〜n−1)の中間のフックに対し大きく形成している。すなわち、ロータ最内周フックについて、ロータ半径方向フック長さ(Hrn)を、ロータ最外周からj番目のロータ中間フックのロータ半径方向フック長さ(Hrj)として、Hrn>Hrj(j=2〜n−1)の関係に形成している。本形状にすることにより、荷重分担比率の大きなロータ最内周フックのせん断応力を低減することが可能である。又、ロータフックのロータ半径方向フック長さ(Hri)は、最外周がいずれよりも大きくするのが良い。
図2は、タービン動翼とタービンロータとの各ネック部の周方向ネック幅の関係を示す断面図である。図2に示すように、タービンロータ3の最外周から数えてi番目のロータネック部のロータ周方向ネック幅(Wri)と、タービン動翼1の最内周から数えてタービンロータと同じi番目の翼ネック部の翼周方向ネック幅(Wbi)とを、Wri>Wbi(i=1〜n)の関係に形成したものである。即ち、互いに、タービンロータ3の最外周とタービン動翼1の最内周から数えて同じ位置に各対応する位置において、常にタービンロータネック部の周方向ネック幅がタービン動翼の翼ネック部の周方向ネック幅より大きくしたものである。例えば、タービンロータネック部のロータ周方向ネック幅(Wr1)がタービン動翼のネック部の翼周方向ネック幅(Wb1)より大きく、これ以降同じく、タービンロータのネック部の周方向ネック幅(Wr4)がタービン動翼のネック部の翼周方向ネック幅(Wb4)より大きくなっている。
本実施例では、ロータネック部のロータ周方向ネック幅(Wri)はタービンロータ3の最外周から順次大きく、又、翼ネック部の翼周方向ネック幅(Wbi)はタービン動翼1の最内周から順次大きくなっている。
以下に、有限要素法(FEM)解析による計算結果を用いて本発明の効果について説明する。検討を行なったパラメータは、タービン動翼材とタービンロータ材の引張強さの比α(タービン翼材引張強さ/タービンロータ材引張強さ)、最外周からi番目の翼フックとロータフックの半径方向フック長さ比β(Hri/Hbi)、翼最外周ネック部の周方向ネック幅(Wbn)とロータ最内周ネック部の周方向ネック幅(Wrn)の比γ(Wbn/Wrn)である。
最初に、γを固定し、αとして翼材とロータ材の材料強度比が小さい場合(α=1.1)と大きい場合(α=1.5)、βとして各フックが合同に形成されたβ=1.0と本発明構造であるβ=1.2、1.4について計算を行なった結果について述べる。
図3は、許容応力に対して発生応力を無次元化したせん断強度比(せん断強度/許容応力)と、(ロータ半径方向フック長さ/翼半径方向フック長さ)半径方向フック長さ比βと(タービン動翼材の引張強さ/タービンロータ材の引張強さ)比αの比率(β/α)との関係を示す線図である。図3に示すように、タービン動翼材の引張強さがタービンロータ材の引張強さより大きい場合α=1.1とタービン動翼とタービンロータでフックが合同に形状された従来構造β=1.0とにより、(β/α=0.9)となり、タービン翼のせん断強度比(図3中の点A2)とロータのせん断強度比(図3中の点A1)のバランスは図られている。
一方、タービン動翼材とタービンロータ材の引張強さの比が大きい場合(α=1.5)と、タービン動翼とタービンロータでフックが合同に形状された従来構造β=1.0とにより、(β/α=0.65)のとき、タービンロータのせん断強度比(図3中の点B1)はタービン動翼の強度比(図3中の点B2)に比べ著しく高くなる。A1、A2、B1、B2はいずれも従来構造せん断強度比値である。
しかし、α=1.5の場合において、タービン動翼とタービンロータの半径方向フック長さを(Hri>Hbi)(i=1〜n−1)の関係に形成した本発明によるβ=1.2(β/α=0.80)及びβ=1.4(β/α=0.95)では、タービン翼の強度裕度分をタービンロータ側の強度向上(せん断強度比減少)に配分することができ、タービン動翼とタービンロータの応力バランスを図ることが可能となる。B1に沿う線がタービンロータに関するものであり、B2に沿う線が翼に関するものである。
このタービン動翼とタービンロータの強度比バランスは、(β/α)が1.13のC点以降では逆転しており、(β/α)を1.13に近づけるほど、タービンロータとタービン動翼の応力バランスを適正に図られる。
図4は、縦軸にβ=1.0のときのピーク応力を基準にしたピーク応力比と横軸の周方向ネック幅比γ(Wbn/Wrn)との関係を示す線図である。L1がβ=1.0のピーク応力比曲線、L2がβ=1.2のピーク応力比曲線、L3がβ=1.4のピーク応力比曲線である。いずれのピーク応力においても、βの増加にともない応力が低減することがFEMにて確認されている。次に、適正な周方向ネック幅比γの領域について述べる。
図5は、周方向ネック幅比γとFEMによるフック荷重分担割合との関係を示す線図である。F1が最外周フック荷重分担割合曲線、F2、F3が中間フック荷重分担割合曲線、F4が最内周フック荷重分担割合曲線を示すものである。フック荷重分担の比率は、周方向ネック幅比γを大きくするほど、F4のロータ最内周フック部の荷重分担比率が大きくなり、F2、F3のロータ中間フック部の荷重分担比率が小さくなる傾向にある。又、図4に示したように、周方向ネック幅比γが大きいほど、逆クリスマスツリー型翼植込み部は拡大し、フックの形状が大きく形成されるため、ピーク応力が低減されると共に、加工性の面でも向上する。
しかし、周方向ネック幅比γを大きくしすぎた場合には、ロータネック部の引張応力が過大になる問題が生じるため、γ≦1.0が望ましい。
この両者のバランスを考えた領域は、F4のロータ最内周フック部の荷重分担比率がF2、F3のロータ中間フック部の荷重分担比率に対し大きくなる領域に相当する。したがって、ロータ最内周フックのロータ半径方向フック長さ(Hrn)を、ロータ最外周からj番目のロータ中間フックのロータ半径方向フック長さ(Hrj)に対し長く形成することは、荷重分担の大きなフックの半径方向長さを長く形成することであり、フック間の応力の適正化を図る効果がある。
図6は、タービンロータ最内周フックのロータ半径方向フック長さ(Hrn)とロータ最外周からj番目のロータ中間フックのロータ半径方向フック長さ(Hrj)の比η(Hrn/Hrj)=1.2の場合の結果を示す線図である。半径方向フック長さの比β=1.2の条件において、上記構造を採用することにより、半径方向フック長さをタービン翼とタービンロータで適正化した強度比低減効果点Cから、さらに約5%の強度比低減効果(図6中の点D)が期待できる。
本実施例においては、タービン翼の翼植え込み部のタービンロータへの挿入角度はタービンロータ軸方向に対して直角になっているものであるが、タービン翼の翼植え込み部のタービンロータへの挿入角度をタービンロータ軸方向に対して傾斜させて挿入するタービン翼及びタービンロータの構造を有することにより、傾斜角度θの余弦の逆数倍軸方向距離を増加できるため、フックせん断面及びネック引張断面に発生する応力を低減することがより効果的となる。
本実施例によれば、ロータ最外周からi番目のロータ半径方向フック長さ(Hri)と動翼最外周からi番目の動翼半径方向フック長さ(Hbi)とを、Hri>Hbiにすることにより、ロータのフック部せん断応力を低減し、特に、翼材とロータ材の引張強さの差が大きいタービンロータにおいて、翼側の強度裕度分をロータ側の強度裕度分に適切に配分する効果がある。さらに、ロータフック部の剛性増加により、ネック部ピーク応力を低減する効果もある。
更に、ロータ最内周フックの半径方向フック長さ(Hrn)をロータ最外周からj番目のロータ中間フックの半径方向フック長さ(Hrj)より長く形成することによって、荷重分担率の高いロータ最外周のフックせん断強度を増加して、フック間の応力適正化を図る効果がある。
以上、本実施例によれば、翼材よりロータ材の材料強度が小さく、その差が大きくなる場合に、翼材とロータ材の材料強度比に応じて発生する応力バランスの適正化を図ったタービンロータ及びタービン翼を得ることができる。
図7は、本発明に係るタービンロータの要部拡大断面図である。タービンロータのフック部形状は、図1に示すフック接触面4と非接触面5が直線部24とその両端の円弧25、26により連結された構造とするものである。実施例1のフック接触面4と非接触面5が一つの円弧7によって連結されたフック部に比べタービンロータのフック部を周方向に小さく形成することができるため、翼ネック部の引張応力を低減すると共に、加工性を高める効果が期待できる。図7には示していないが、タービン翼2においてもフック接触面4と非接触面5に対応する部分を直線部24とその両端の円弧25、26と同様に連結された構造とすることが好ましい。
また、最外周からi番目におけるタービン動翼とタービンロータの各フック部、ネック部を形成する円弧は同一円弧である必要はなく、二つの異なる円弧や、直線部とその両端の異なる二つの円弧の組合せによって形成させることができる。また、最外周、中間、最内周フック部も上記組合せによって形成されるものでもよい。
以上、本実施例においても、実施例1と同様に、翼材とロータ材の材料強度差が大きくなる場合に、翼材とロータ材の材料強度比に応じて発生する応力バランスの適正化を図ったタービンロータを得ることができる。
図8は、本発明に係る低圧蒸気タービンの最終段動翼を用いた3000rpm用の翼部長さ48”長翼の正面図(a)及びその側面図(b)である。図8に示すように、植込み部は逆クリスマスツリー型で、翼植込み部52は両側に4段のストレートなフックを有し、これらの翼フック及び翼ネックは実施例1又は2の構造を有するものである。これらの翼フック及び翼ネックを有する翼植え込み部は、ロータフック及びロータネックに嵌め合う構造を有する。翼部51は植込み部の厚さが最も大きく、先端部になるに従って徐々に薄肉となっている。
本実施例の最終段翼は、重量で、C0.15〜0.40%、Si0.5%以下、Mn1.5%以下、Ni2.0〜3.5%、Cr8〜13%、Mo1.5〜4.0%、V0.05〜0.35%及びN0.04〜0.15%を有し、又はこれにNb及びTaの少なくとも1種を0.02〜0.3%を有し、全焼戻しマルテンサイト組織を有する鋼よって構成する。
最終段の長翼材を得るために、エレクトロスラグ再溶接法により溶製し、調質熱処理として、溶解・鍛造後に、1000〜100℃(好ましくは1000〜1055℃)で加熱保持後室温まで急冷する(特に油焼入れが好ましい)焼入れを行い、次に、540〜620℃での一次焼戻し、それより高い温度の560〜590℃で加熱保持後室温まで冷却する二次焼戻しが施される。
本実施例の最終段動翼は、C量と、Nb及びTaの有無とその含有量によって、20℃の引張強さが965〜1450MPaを有し、20℃Vノツチ衝撃値が6kg−m/cm以上を有するマルテンサイト鋼からなる。
高速蒸気が突き当たる翼部51、ロータシャフトヘの翼植え込み部52、タイボス55及びコンティニュアスカバー57を有し、蒸気中の水滴によりエロージョンを防止するための翼部リーデング側に、重量で、C1.0%、Cr28.0%、W4.0%を含むCo基合金板からなるエロージョンシールド54が電子ビーム溶接で接合される。
本実施例の最終段動翼は、翼部51は隣り同志で重り合うように配置され、水蒸気の流れをふさぐようにコンティニュアスカバーを有し、本体の材料と同一の一体に成形加工によって作られたものである。翼部51の先端は植込み部52に対して約75.5度軸方向に対して交叉するようにねじれた構造となっている。
本発明の最終段翼部長さとして、3600rpmに対しては40”以上、好ましくは42”〜46”及び3000rpmに対しては48”以上、好ましくは50”〜55”を構成することができる。
図9は、本実施例に係る低圧蒸気タービンの断面図である。低圧蒸気タービンは蒸気が中央部より入る複流型である。動翼41は左右に6段づつあり、左右ほぼ対称になっており、動翼に対応して静翼42が設けられる。ロータシャフト44の動翼41の植込部はディスク状である。
本実施例は実施例1又は2のタービン動翼の翼植え込み部を有するロータシャフト44材に、重量で、C0.2〜0.3%、Si0.15%以下、Mn0.25%以下、Ni3.25〜4.25%、Cr1.6〜2.5%、Mo0.25〜0.6%、V0.05〜0.25%を有し、全焼戻しべ一ナイト組織を有する低合金鋼を用いたものである。又、P、S、As、Sb及びSn等の不純物を極力低めた原料を用い、総量で0.025%以下、好ましくは0.015%以下とするスーパークリーン化するのが好ましい。
本実施例のロータシャフトは、インゴットを真空溶解、真空カーボン脱酸溶解及びエレクトロスラグ再溶解のいずれかにより溶解鋳造され、次いで850〜1150℃にて熱間鍛造後、840℃×3h加熱後、100℃/hで冷却する焼入れ後、575℃で加熱保持する焼戻しが施される。本ロータシャフトは、前述の不純物を極力低めることにより引張強さ825〜980MPaとし、Vノッチ衝撃値10kg・m以上、FATTは−20℃以下と高強度及び高靭性を有し、本実施例の最終段動翼として翼部長さ48インチ以上は勿論、55インチの植設を満足するものであった。本ロータシャフトは本実施例の逆クリスマスツリー型のものに対して中心孔を設けないものが好ましい。
最終段以外の動翼及び静翼にはいずれもMo1%以下含有する12%Cr鋼が用いられる。内外部ケーシング材にはC0.25%の鋳鋼が用いられる。
本実施例は、低圧蒸気タービンにおける最終段動翼の翼部長さが48インチであり、高圧蒸気タービン(HP)−中圧蒸気タービン(IP)及び低圧蒸気タービン(LP)2台を有するクロスコンパウンド型4流排気、HP−LP及びIP−LP、HP−IP−LPのいずれでも良く、いずれも3000rpm/minの回転数を有する。
本実施例における蒸気タービン発電プラントは、主としてボイラ、HP、IP、LP、復水器、復水ボンプ、低圧給水加熱器系統、脱気器、昇圧ボンプ、給水ポンプ、高圧給水加熱器系統などより構成されている。
以上、本実施例においては、引張強度は最終段動翼材がロータ材よりも大きく、ロータ材の引張強さに対して翼材の引張強さが1.2〜1.6を有し、タービン動翼41からロータ中心方向に延びる逆クリスマスツリー型翼植込み部に対し嵌め合い構造を有するタービンロータ44に関するものである。実施例1又は2と同様に、翼材とロータ材の材料強度差が大きい場合に、タービンロータ及び動翼において、ロータ最外周からi番目のロータ半径方向フック長さ(Hri)と、動翼最外周から数えてi番目の翼半径方向フック長さ(Hbi)とを(Hri>Hbi)(i=1〜n−1)の関係にすると共に、ロータ最外周から数えてi番目のロータネック部のロータ周方向ネック幅(Wri)と、動翼最内周から数えてi番目の翼ネック部の翼周方向ネック幅(Wbi)とを(Wri>Wbi)(i=1〜n)の関係にすることにより、翼材とロータ材の材料強度比に応じて発生する応力バランスの適正化を図ったタービンロータ及び翼構造を得ることができる。
図10に本発明に係る再熱型高中低圧一体型蒸気タービンの部分断面図を示す。本高中低圧一体型蒸気タービンのロータシャフト31はその最終段動翼部及び最終段動翼を実施例1及び2と同様の形状にすると共に、ロータシャフト31を以下に示す合金組成を有するもの、最終段動翼材には実施例3に示す12%Cr鋼を用いた。
本実施例に係る再熱型高中低圧一体型のロータシャフト31に植設された動翼は高圧側6段、中圧・低圧側8段を備えており、高温高圧蒸気は高圧側入口30より一方向に流れ、中圧・低圧側を通って最終段動翼32より排出される。本実施例に係る高低圧一型体ロータシャフト31は後述するNi−Cr−Mo−V低合金鋼の鍛鋼が用いられる。ロータシャフト31の動翼の植込部はディスク状であり、内部ケーシング34、外部ケーシング35及び軸受け33を有する。
本実施例のロータシャフト31は、重量でC0.15〜0.4%、Si0.1%以下、Mn0.05〜0.3%、Ni1.5〜2.5%、Cr0.8〜2.5%、Mo0.08〜2.5%及びV0.1〜0.35%を含むNi−Cr−Mo−V低合金鋼からなる。本実施例に係るロータシャフト31はこの合金組成の鍛鋼を950℃加熱保持した後、中心部で100℃/hとなるようにシャフトを回転しながら水噴霧冷却による焼入れを行った後、665℃で加熱保持の焼戻しを行った。高圧側の高温強度が低圧側の高温強度より高く、又は低圧側の靭性が高圧側の靭性より高くなるように熱処理を行うことが好ましい。
本実施例によれば、室温の引張強度は最終段動翼材がロータ材よりも大きいものであり、ロータ最外周からi番目のロータ半径方向フック長さ(Hri)と動翼最外周からi番目の動翼半径方向フック長さ(Hbi)とをHri>Hbi(i=1〜n)にし、ロータ最外周から数えてi番目のロータネック部のロータ周方向ネック幅(Wri)と、動翼最内周から数えてi番目の翼ネック部の翼周方向ネック幅(Wbi)とを(Wri>Wbi)(i=1〜n)の関係にすることにより、ロータのフック部せん断応力を低減し、翼側の強度裕度分をロータ側の強度裕度分に適切に配分する効果がある。さらに、ロータフック部の剛性増加により、ネック部のピーク応力を低減することができる。
本発明に係るタービン動翼とタービンロータとの各フック部及びネック部の関係を示し、(a)は要部断面図、(b)は(a)のb部拡大図、(c)は(a)のc部拡大図である。 本発明に係るタービン動翼とタービンロータとの各フック部幅の関係を示す要部断面図である。 本発明に係るタービン動翼とタービンロータとのせん断強度比と(β/α)との関係を示す線図である。 本発明に係るタービン動翼とタービンロータとのピーク応力比とγとの関係を示す線図である。 本発明に係るタービン動翼とタービンロータとのフック荷重分担割合とγとの関係を示す線図である。 本発明に係るタービン動翼とタービンロータとのせん断強度比と(β/α)との関係を示す線図である。 本発明に係るタービン動翼とタービンロータとの各フック部及びネック部の関係を示す要部断面図である。 本発明に係るタービン動翼の正面図及び側面図である。 本発明に係る低圧蒸気タービンの断面図である。 本発明に係る本発明に係る高中低圧蒸気タービンの正面図である。
符号の説明
1…タービン動翼、2…逆クリスマスツリー型翼植込み部、3…タービンロータ、4…ロータフック接触面、5…ロータフック非接触面、6…ロータネック部円弧、7…ロータフック部円弧、8…翼フック接触面、9…翼フック非接触面、10…翼ネック部円弧、11…翼フック部円弧、12…翼最外周ネック部、13…翼中間ネック部、14…翼最内周ネック部、15…翼最外周フック部、16…翼中間フック部、17…翼最内周フック部、18…ロータ最外周ネック部、19…ロータ中間ネック部、20…ロータ最内周ネック部、21…ロータ最外周フック部、22…ロータ中間フック部、23…ロータ最内周フック部、24…フック直線部、25…ロータ非接触面側フック部円弧、26…ロータ接触面側フック部円弧、30…蒸気入口、32、41…タービン動翼、34…内部ケーシング、35…外部ケーシング、37、42…タービン静翼、33、43…軸受け、31、44…ロータシャフト、51…翼部、52…植込み部、54…エロージョンシールド、55…タイボス、57…コンティニアスカバー、CF…遠心力、Hri…最外周からi番目のロータ半径方向フック長さ、Hbi…最外周からi番目の翼半径方向フック長さ、Hrn…最外周ロータ半径方向フック長さ、Hrj…最外周からj番目のロータ半径方向フック長さ、Wri…最外周からi番目のロータ周方向ネック幅、Wbi…最内周からi番目の翼周方向ネック幅、Wrn…最外周ロータ周方向ネック幅、Wbn…最内周翼周方向ネック幅、α…翼材とロータ材の引張強さの比(翼材引張強さ/ロータ材引張強さ)、β…最外周からi番目の翼とロータの半径方向フック長さ比(=Hri/Hbi)、γ…最外周翼周方向ネック幅と最内周ロータ周方向ネック幅Wrn比(=Wbn/Wrn)、A1、A2、B1、B2…従来構造せん断強度比値、C、D…適正値、L1…β=1.0のピーク応力比曲線、L2…β=1.2のピーク応力比曲線、L3…β=1.4のピーク応力比曲線、F1…最外周フック荷重分担割合曲線、F2、F3…中間フック荷重分担割合曲線、F4…最内周フック荷重分担割合曲線。

Claims (17)

  1. フック数が3以上である翼フック及び翼ネックを有する逆クリスマスツリー型タービン動翼植込み部に対し嵌め合い構造のロータフック及びロータネックを有するタービンロータにおいて、前記翼フックに接する前記ロータフック接触面と前記ロータネック円弧との接点からの前記ロータフックのロータ半径方向フック長さ(Hri)が前記ロータフック接触面に接する前記翼フック接触面と前記翼ネック円弧との接点からの前記翼フックの翼半径方向フック長さ(Hbi)より大きく、前記ロータネック部をその最外周から数えて所定の位置でのロータ周方向ネック幅(Wri)が前記翼ネック部をその最内周から数えて前記ロータネック部と同じ数に対応する位置での翼周方向ネック幅(Wbi)より大きく、
    前記ロータフックの最内周におけるロータ半径方向フック長さ(Hrn)と、前記ロータフックの中間における半径方向フック長さ(Hrj)とが、Hrn>Hrj(j=2〜n−1)の関係を有する
    ことを特徴とするタービンロータ。
  2. フック数が3以上である翼フック及び翼ネックを有する逆クリスマスツリー型タービン動翼植込み部に対し嵌め合い構造のロータフック及びロータネックを有するタービンロータにおいて、前記ロータ材の引張強さが前記動翼材の引張強さより小さく、前記翼フックに接する前記ロータフック接触面と前記ロータネック円弧との接点からの前記ロータフックのロータ半径方向フック長さ(Hri)が前記ロータフック接触面に接する前記翼フック接触面と前記翼ネック円弧との接点からの前記翼フックの翼半径方向フック長さ(Hbi)より大きく、
    前記ロータフックの最内周におけるロータ半径方向フック長さ(Hrn)と、前記ロータフックの中間における半径方向フック長さ(Hrj)とが、Hrn>Hrj(j=2〜n−1)の関係を有する
    ことを特徴とするタービンロータ。
  3. フック数が3以上である翼フック及び翼ネックを有する逆クリスマスツリー型タービン動翼植込み部に対し嵌め合い構造のロータフック及びロータネックを有するタービンロータにおいて、前記ロータ材の引張強さが前記動翼材の引張強さより小さく、前記ロータネック部をその最外周から数えて所定の位置でのロータ周方向ネック幅(Wri)が前記翼ネック部をその最内周から数えて前記ロータネック部と同じ数に対応する位置での翼周方向ネック幅(Wbi)より大きく、
    前記ロータフックの最内周におけるロータ半径方向フック長さ(Hrn)と、前記ロータフックの中間における半径方向フック長さ(Hrj)とが、Hrn>Hrj(j=2〜n−1)の関係を有する
    ことを特徴とするタービンロータ。
  4. 請求項1〜のいずれかにおいて、前記動翼材の引張強さと前記ロータ材の引張強さとの(翼材引張強さ/ロータ材引張強さ)比αと、前記(Hri/Hbi)比βとを、
    1.0<β≦1.1α
    の範囲内に形成することを特徴とするタービンロータ。
  5. 請求項1〜のいずれかにおいて、前記ロータフック部は、前記翼フックに接触する接触面と前記翼フックに非接触となる非接触面とが円弧により連結されていることを特徴とするタービンロータ。
  6. 請求項1〜のいずれかにおいて、前記ロータフック部は、前記翼フックに接触する接触面と前記翼フックに非接触となる非接触面とが直線部と該直線部の両端の円弧とにより連結されていることを特徴とするタービンロータ。
  7. 請求項1〜のいずれかにおいて、前記動翼の前記嵌め合いの挿入角度が前記ロータの軸方向に対して傾斜していることを特徴とするタービンロータ。
  8. ロータフック及びロータネックを有するタービンロータに対し嵌め合い構造を有するフック数が3以上である翼フック及び翼ネックを有する逆クリスマスツリー型タービン動翼において、
    前記ロータフックに接する前記翼フック接触面と前記翼ネックに形成される円弧との接点からの前記翼フックの翼半径方向フック長さ(Hbi)が前記翼フック接触面に接する位置において前記ロータフック接触面と前記ロータネックに形成される円弧との接点からの前記ロータフックのロータ半径方向フック長さ(Hri)より小さく、
    前記翼ネック部をその最内周から数えて所定の位置での翼周方向ネック幅(Wbi)が前記ロータネック部をその最外周から数えて前記翼ネック部と同じ数に対応する位置でのロータ周方向ネック幅(Wri)より小さく、
    前記翼フックの最外周における前記翼半径方向フック長さ(Hb1)と、前記翼フックの内周における前記翼半径方向フック長さ(Hbj)とが、Hb1>Hbj(j=2〜n)の関係を有する
    ことを特徴とする逆クリスマスツリー型タービン動翼。
  9. ロータフック及びロータネックを有するタービンロータに対し嵌め合い構造を有するフック数が3以上である翼フック及び翼ネックを有する逆クリスマスツリー型タービン動翼において、
    前記動翼材の引張強さが前記ロータ材の引張強さより大きく、前記ロータフックに接する前記翼フック接触面と前記翼ネックに形成される円弧との接点からの前記翼フックの翼半径方向フック長さ(Hbi)が前記翼フック接触面に接する位置において前記ロータフック接触面と前記ロータネックに形成される円弧との接点からの前記ロータフックのロータ半径方向フック長さ(Hri)より小さく、
    前記翼フックの最外周における前記翼半径方向フック長さ(Hb1)と、前記翼フックの内周における前記翼半径方向フック長さ(Hbj)とが、Hb1>Hbj(j=2〜n)の関係を有する
    ことを特徴とする逆クリスマスツリー型タービン動翼。
  10. ロータフック及びロータネックを有するタービンロータに対し嵌め合い構造を有するフック数が3以上である翼フック及び翼ネックを有する逆クリスマスツリー型タービン動翼において、
    前記動翼材の引張強さが前記ロータ材の引張強さより大きく、前記翼ネック部をその最内周から数えて所定の位置での翼周方向ネック幅(Wbi)が前記ロータネック部をその最外周から数えて前記翼ネック部と同じ数に対応する位置でのロータ周方向ネック幅(Wri)より小さく、
    前記翼フックの最外周における前記翼半径方向フック長さ(Hb1)と、前記翼フックの内周における前記翼半径方向フック長さ(Hbj)とが、Hb1>Hbj(j=2〜n)の関係を有する
    ことを特徴とする逆クリスマスツリー型タービン動翼。
  11. 請求項10のいずれかにおいて、翼材引張強さとロータ材引張強さの比α(翼材引張強さ/ロータ材引張強さ)比αと、前記(Hri/Hbi)比βとを、
    1.0<β≦1.1α
    の範囲内に形成することを特徴とする逆クリスマスツリー型タービン動翼。
  12. 請求項〜1いずれかにおいて、前記翼フック部は、前記ロータフックに接する接触面と前記ロータフックに非接触となる非接触面とが円弧により連結されていることを特徴とする逆クリスマスツリー型タービン動翼。
  13. 請求項〜1のいずれかにおいて、前記翼フック部は、前記ロータフックに接触する接触面と前記ロータフックに非接触となる非接触面とが直線部と該直線部の両端の円弧とにより連結されていることを特徴とする逆クリスマスツリー型タービン動翼。
  14. 請求項〜1のいずれかにおいて、翼部と、該翼部に連なる翼植え込み部とを有し、該翼植え込み部の前記ロータへの挿入角度が前記ロータ軸方向に対して傾斜していることを特徴とする逆クリスマスツリー型タービン動翼。
  15. ロータシャフトと、該ロータシャフトに植設された動翼と、該動翼への水蒸気の流入を案内する静翼と、該静翼を保持するケーシングとを有し、前記動翼は前記水蒸気の流入に対して片側、左右対称及び左右非対称のいずれかに配置され、少なくとも片側に4段以上あり、前記ロータシャフトが請求項1〜のいずれかに記載のタービンロータ、及び、前記動翼少なくとも最終段が請求項〜1のいずれかに記載の逆クリスマスツリー型タービン動翼よりなることを特徴とする低圧蒸気タービン。
  16. 高温水蒸気を高圧から低圧にかけて晒され一体に形成されたロータシャフトと、該ロータシャフトに植設された動翼と、該動翼への水蒸気の流入を案内する静翼と、該静翼を保持するケーシングとを有し、前記ロータシャフトが請求項1〜のいずれかに記載のタービンロータ、及び、前記動翼が請求項〜1のいずれかに記載の逆クリスマスツリー型タービン動翼よりなることを特徴とする高低圧一体型蒸気タービン。
  17. 高圧蒸気タービンと中圧蒸気タービンと低圧蒸気タービン、高中圧一体型蒸気タービンと低圧蒸気タービン及び高低圧一体型蒸気タービンのいずれかを有する蒸気タービン発電プラントにおいて、前記低圧蒸気タービンが請求項1に記載の低圧蒸気タービンよりなり、前記高低圧一体型蒸気タービンが請求項1に記載の高低圧一体型蒸気タービンよりなることを特徴とする蒸気タービン発電プラント。
JP2005285734A 2005-09-30 2005-09-30 タービンロータと逆クリスマスツリー型タービン動翼及びそれを用いた低圧蒸気タービン並びに蒸気タービン発電プラント Active JP4584102B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005285734A JP4584102B2 (ja) 2005-09-30 2005-09-30 タービンロータと逆クリスマスツリー型タービン動翼及びそれを用いた低圧蒸気タービン並びに蒸気タービン発電プラント
CN2006101396571A CN1978869B (zh) 2005-09-30 2006-09-28 涡轮转子和倒三角形涡轮动叶片及使用它的低压汽轮机
US11/529,231 US7794208B2 (en) 2005-09-30 2006-09-29 Steam turbine rotor, inverted fir-tree turbine blade, low pressure steam turbine with those rotors and blades, and steam turbine power plant with those turbines
KR1020060096295A KR101044422B1 (ko) 2005-09-30 2006-09-29 터빈 로터와 역크리스마스트리형 터빈 동익

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005285734A JP4584102B2 (ja) 2005-09-30 2005-09-30 タービンロータと逆クリスマスツリー型タービン動翼及びそれを用いた低圧蒸気タービン並びに蒸気タービン発電プラント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007092695A JP2007092695A (ja) 2007-04-12
JP4584102B2 true JP4584102B2 (ja) 2010-11-17

Family

ID=37944949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005285734A Active JP4584102B2 (ja) 2005-09-30 2005-09-30 タービンロータと逆クリスマスツリー型タービン動翼及びそれを用いた低圧蒸気タービン並びに蒸気タービン発電プラント

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7794208B2 (ja)
JP (1) JP4584102B2 (ja)
KR (1) KR101044422B1 (ja)
CN (1) CN1978869B (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8038404B2 (en) * 2007-07-16 2011-10-18 Nuovo Pignone Holdings, S.P.A. Steam turbine and rotating blade
US8047797B2 (en) * 2007-07-16 2011-11-01 Nuovo Pignone Holdings, S.P.A. Steam turbine and rotating blade
US8282349B2 (en) * 2008-03-07 2012-10-09 General Electric Company Steam turbine rotor and method of assembling the same
CH705325A1 (de) * 2011-07-20 2013-01-31 Alstom Technology Ltd Schaufel für eine Strömungsmaschine.
US9546556B2 (en) * 2012-09-26 2017-01-17 United Technologies Corporation Turbine blade root profile
US10072507B2 (en) 2012-10-25 2018-09-11 United Technologies Corporation Redundant airfoil attachment
EP2762676A1 (en) * 2013-02-04 2014-08-06 Siemens Aktiengesellschaft Turbomachine rotor blade, turbomachine rotor disc, turbomachine rotor, and gas turbine engine with different root and slot contact face angles
KR20160078101A (ko) 2014-12-24 2016-07-04 두산중공업 주식회사 터빈용 버켓
CN104832220A (zh) * 2014-12-31 2015-08-12 东方电气集团东方汽轮机有限公司 涡轮机动叶片的叶根及轮槽结构
KR101999447B1 (ko) * 2017-11-21 2019-07-11 두산중공업 주식회사 버킷의 체결 구조 및 이를 포함하는 증기터빈
DE102019207620A1 (de) 2019-05-24 2020-11-26 MTU Aero Engines AG Laufschaufel mit Schaufelfußkontur mit in einem konkaven Konturabschnitt vorgesehenem Geradenabschnitt
JP7213835B2 (ja) * 2020-02-10 2023-01-27 三菱重工業株式会社 タービンホイール
CN111876684A (zh) * 2020-08-05 2020-11-03 哈尔滨汽轮机厂有限责任公司 一种联合循环汽轮机末级叶片的材料

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5584804A (en) * 1978-12-20 1980-06-26 Hitachi Ltd Structure for fixing rotor blade
JPS6065204A (ja) * 1983-09-19 1985-04-15 Toshiba Corp タ−ビン羽根の植込結合装置
JPH0586805A (ja) * 1991-03-21 1993-04-06 Westinghouse Electric Corp <We> タービン羽根
JPH11324605A (ja) * 1998-05-19 1999-11-26 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 動翼の取付構造
JP2000161006A (ja) * 1998-11-25 2000-06-13 Hitachi Ltd 蒸気タービン翼とそれを用いた蒸気タービン及び蒸気タービン発電プラント並びに高強度マルテンサイト鋼
JP2001329801A (ja) * 1989-02-03 2001-11-30 Hitachi Ltd 高低圧一体型蒸気タービン
JP2002106302A (ja) * 2000-09-28 2002-04-10 Toshiba Corp タービンロータ

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4021138A (en) * 1975-11-03 1977-05-03 Westinghouse Electric Corporation Rotor disk, blade, and seal plate assembly for cooled turbine rotor blades
US4824328A (en) * 1987-05-22 1989-04-25 Westinghouse Electric Corp. Turbine blade attachment
US5383768A (en) 1989-02-03 1995-01-24 Hitachi, Ltd. Steam turbine, rotor shaft thereof, and heat resisting steel
GB2238581B (en) * 1989-11-30 1994-01-12 Rolls Royce Plc Improved attachment of a gas turbine engine blade to a turbine rotor disc
US5152669A (en) * 1990-06-26 1992-10-06 Westinghouse Electric Corp. Turbomachine blade fastening
JPH06108801A (ja) 1992-09-28 1994-04-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd タービン動翼の固定装置
US5480285A (en) * 1993-08-23 1996-01-02 Westinghouse Electric Corporation Steam turbine blade
WO1997049921A1 (de) * 1996-06-21 1997-12-31 Siemens Aktiengesellschaft Rotor für eine turbomaschine mit in nuten anbringbaren schaufeln sowie schaufel für einen rotor
JPH10238301A (ja) * 1997-02-21 1998-09-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガスタービン翼の冷却通路
EP1124038A1 (de) 2000-02-09 2001-08-16 Siemens Aktiengesellschaft Turbinenschaufelanordnung
US6652237B2 (en) * 2001-10-15 2003-11-25 General Electric Company Bucket and wheel dovetail design for turbine rotors

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5584804A (en) * 1978-12-20 1980-06-26 Hitachi Ltd Structure for fixing rotor blade
JPS6065204A (ja) * 1983-09-19 1985-04-15 Toshiba Corp タ−ビン羽根の植込結合装置
JP2001329801A (ja) * 1989-02-03 2001-11-30 Hitachi Ltd 高低圧一体型蒸気タービン
JPH0586805A (ja) * 1991-03-21 1993-04-06 Westinghouse Electric Corp <We> タービン羽根
JPH11324605A (ja) * 1998-05-19 1999-11-26 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 動翼の取付構造
JP2000161006A (ja) * 1998-11-25 2000-06-13 Hitachi Ltd 蒸気タービン翼とそれを用いた蒸気タービン及び蒸気タービン発電プラント並びに高強度マルテンサイト鋼
JP2002106302A (ja) * 2000-09-28 2002-04-10 Toshiba Corp タービンロータ

Also Published As

Publication number Publication date
CN1978869A (zh) 2007-06-13
KR20070037418A (ko) 2007-04-04
KR101044422B1 (ko) 2011-06-27
CN1978869B (zh) 2011-08-31
US20070077146A1 (en) 2007-04-05
US7794208B2 (en) 2010-09-14
JP2007092695A (ja) 2007-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4584102B2 (ja) タービンロータと逆クリスマスツリー型タービン動翼及びそれを用いた低圧蒸気タービン並びに蒸気タービン発電プラント
JP3315800B2 (ja) 蒸気タービン発電プラント及び蒸気タービン
JP3793667B2 (ja) 低圧蒸気タービン最終段動翼の製造方法
US6129514A (en) Steam turbine power-generation plant and steam turbine
JP4542491B2 (ja) 高強度耐熱鋳鋼とその製造方法及びそれを用いた用途
JP4542490B2 (ja) 高強度マルテンサイト耐熱鋼とその製造方法及びその用途
JP2009216089A (ja) 低圧セクション蒸気タービンバケット
JP2000054802A (ja) 蒸気タービン翼とその製法及び蒸気タービン発電プラント
JP2012219682A (ja) 蒸気タービン用ロータシャフトと、それを用いた蒸気タービン
US6358004B1 (en) Steam turbine power-generation plant and steam turbine
RU2639194C2 (ru) Чугун с ниобием и конструкционная деталь
JP4256311B2 (ja) 蒸気タービン用ロータシャフト及び蒸気タービン並びに蒸気タービン発電プラント
JP2002121654A (ja) 蒸気タービン用ロータシャフトとそれを用いた蒸気タービン及び蒸気タービン発電プラント
US20130101425A1 (en) Turbine Blade, and Turbine Rotor and Steam Turbine Using the Turbine Blade
JP5389763B2 (ja) 蒸気タービン用ロータシャフトとそれを用いた蒸気タービン及び蒸気タービン発電プラント
JP3362369B2 (ja) 蒸気タービン発電プラント及び蒸気タービン
JP6317566B2 (ja) 析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼、該ステンレス鋼を用いたタービン部材、および該タービン部材を用いたタービン
JP3716684B2 (ja) 高強度マルテンサイト鋼
JP3661456B2 (ja) 低圧蒸気タービンの最終段動翼
JP2013170558A (ja) 耐エロージョン性を有する蒸気タービン長翼の製造方法、その長翼を用いた蒸気タービン
JPH09287402A (ja) 蒸気タービン用ロータシャフト及び蒸気タービン発電プラントとその蒸気タービン
JP3800630B2 (ja) 蒸気タービン発電プラント及び低圧蒸気タービンの最終段動翼とその製造法
JPH10317105A (ja) 高強度鋼,蒸気タービン長翼及び蒸気タービン
JP4519722B2 (ja) 高低圧一体型蒸気タービンロータとその製造法及び高低圧一体型蒸気タービンとその製造法
EP2835498B1 (en) Welded steam turbine rotor made of chromium alloy steel

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070509

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100901

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4584102

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250