JPH0586805A - タービン羽根 - Google Patents
タービン羽根Info
- Publication number
- JPH0586805A JPH0586805A JP4045438A JP4543892A JPH0586805A JP H0586805 A JPH0586805 A JP H0586805A JP 4045438 A JP4045438 A JP 4045438A JP 4543892 A JP4543892 A JP 4543892A JP H0586805 A JPH0586805 A JP H0586805A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- root
- neck
- radius
- root neck
- overhang
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D5/00—Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
- F01D5/30—Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers
- F01D5/3007—Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers of axial insertion type
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 許容し得ない支承応力を発生する程に幅を減
少することなく、遠心力荷重に起因する根元部/取付溝
のピーク応力を最適化することが可能なタービン羽根を
提供する。 【構成】 タービン羽根10は、翼状部12と、該翼状
部が上向きに延びる台部14と、台部から下向きに延び
る根元部16とを含む。根元部は、上から順に、最上位
根元首部22、中間根元首部24、最下位根元首部26
を含み、最上位根元首部の下側には最上位張出部28が
形成され、中間根元首部の下側には中間張出部30が形
成され、最下位根元首部の下側には最下位張出部32が
形成される。最上位根元首部22は第1の上側半径R1
と第2の下側半径R2を有し、半径R1の長さはR2の
長さよりも約30%大きい。
少することなく、遠心力荷重に起因する根元部/取付溝
のピーク応力を最適化することが可能なタービン羽根を
提供する。 【構成】 タービン羽根10は、翼状部12と、該翼状
部が上向きに延びる台部14と、台部から下向きに延び
る根元部16とを含む。根元部は、上から順に、最上位
根元首部22、中間根元首部24、最下位根元首部26
を含み、最上位根元首部の下側には最上位張出部28が
形成され、中間根元首部の下側には中間張出部30が形
成され、最下位根元首部の下側には最下位張出部32が
形成される。最上位根元首部22は第1の上側半径R1
と第2の下側半径R2を有し、半径R1の長さはR2の
長さよりも約30%大きい。
Description
【0001】
【発明の分野】本発明は、一般に、ターボ機械の羽根構
造に関し、特に、局所ピーク応力を軽減するように最適
化された羽根根元部の取付形状に関するものである。
造に関し、特に、局所ピーク応力を軽減するように最適
化された羽根根元部の取付形状に関するものである。
【0002】
【関連技術の説明】タービンは、複数の静止羽根列(静
翼列)及び回転羽根列(動翼列)を有している。1つの
羽根列内の羽根は通常互いに同じであって、翼状部及び
根元部を備えている。該根元部は、動翼の場合にはロー
タに、また静翼の場合にはケーシングに設けられている
取付溝に羽根を取り付けるのに用いられている。
翼列)及び回転羽根列(動翼列)を有している。1つの
羽根列内の羽根は通常互いに同じであって、翼状部及び
根元部を備えている。該根元部は、動翼の場合にはロー
タに、また静翼の場合にはケーシングに設けられている
取付溝に羽根を取り付けるのに用いられている。
【0003】動翼の一般的な根元部形状は、複数個の半
径方向に突出する張出部を画成する複数個の首部(縊れ
部)が存在することから、いわゆる“樅の木形”輪郭も
しくは形状として知られている。
径方向に突出する張出部を画成する複数個の首部(縊れ
部)が存在することから、いわゆる“樅の木形”輪郭も
しくは形状として知られている。
【0004】従来、樅の木形の羽根の根元部形状は、根
元部の中心線の両側に配置された2つの対称な曲面であ
って、底部では根元部底部により結合され、頂部では羽
根台部の下側部により結合されている上記対称な曲面を
有することを特徴としている。
元部の中心線の両側に配置された2つの対称な曲面であ
って、底部では根元部底部により結合され、頂部では羽
根台部の下側部により結合されている上記対称な曲面を
有することを特徴としている。
【0005】米国特許第4,191,505号明細書に
は、羽根の根元部の各首部が2つの異なった半径を有
し、大きい半径を首部の上側部分に設け、小さい半径を
首部の下側部分に対して設けている。曲げ荷重及び剪断
荷重が協調して作用し羽根材料に由々しい張力が加わる
領域における首部のこのような複合形状によれば、低サ
イクル疲労寿命が改善され、従って、第1番目に述べた
半径を増加し第2番目の半径を減少することにより、根
元部の深さを相応に増加する必要なく、最大応力の減少
が可能になることが述べられている。
は、羽根の根元部の各首部が2つの異なった半径を有
し、大きい半径を首部の上側部分に設け、小さい半径を
首部の下側部分に対して設けている。曲げ荷重及び剪断
荷重が協調して作用し羽根材料に由々しい張力が加わる
領域における首部のこのような複合形状によれば、低サ
イクル疲労寿命が改善され、従って、第1番目に述べた
半径を増加し第2番目の半径を減少することにより、根
元部の深さを相応に増加する必要なく、最大応力の減少
が可能になることが述べられている。
【0006】蒸気タービンにおける最終羽根列のような
大きい動翼は、根元部/取付溝において、遠心力荷重に
起因する比較的高いピーク応力を受ける。従って、支承
応力を増すことなく上記のピーク応力を最小にする必要
性が依然として存在している。
大きい動翼は、根元部/取付溝において、遠心力荷重に
起因する比較的高いピーク応力を受ける。従って、支承
応力を増すことなく上記のピーク応力を最小にする必要
性が依然として存在している。
【0007】
【発明の概要】本発明の1つの目的は、許容し得ない支
承応力を発生する程に支承部のランド幅を減少すること
なく、蒸気タービンの大きな最終翼列の羽根の遠心力荷
重に起因する根元部/取付溝のピーク応力を最適化する
ことが可能なタービン羽根の根元部の輪郭構造を提供す
ることにある。
承応力を発生する程に支承部のランド幅を減少すること
なく、蒸気タービンの大きな最終翼列の羽根の遠心力荷
重に起因する根元部/取付溝のピーク応力を最適化する
ことが可能なタービン羽根の根元部の輪郭構造を提供す
ることにある。
【0008】本発明の他の目的は、局所ピーク応力を軽
減するように、最上位根元首部の複合関係と根元首部の
面積との間に最適化された関係を有するタービン羽根の
根元部の輪郭構造を提供することにある。
減するように、最上位根元首部の複合関係と根元首部の
面積との間に最適化された関係を有するタービン羽根の
根元部の輪郭構造を提供することにある。
【0009】本発明の更に他の目的は、支承応力を減少
するのに充分な大きさの支承面積を有するタービン羽根
の根元部の構造を提供することにある。
するのに充分な大きさの支承面積を有するタービン羽根
の根元部の構造を提供することにある。
【0010】本発明の上述及び他の目的は、翼状部と、
該翼状部が上向きに延びている台部と、該台部から下向
きに延びる根元部とを備え、上記根元部が、上から下に
順に、最上位首部と、少なくとも1つの中間首部と、最
下位首部とを備え、上記最上位首部の下側に最上位張出
部を形成し、上記少なくとも1つの中間首部の下側に少
なくとも1つの中間張出部を形成し、上記最下位首部の
下側に最下位張出部を形成し、全ての首部領域が複合半
径を有するタービン羽根を提供することにより達成され
る。
該翼状部が上向きに延びている台部と、該台部から下向
きに延びる根元部とを備え、上記根元部が、上から下に
順に、最上位首部と、少なくとも1つの中間首部と、最
下位首部とを備え、上記最上位首部の下側に最上位張出
部を形成し、上記少なくとも1つの中間首部の下側に少
なくとも1つの中間張出部を形成し、上記最下位首部の
下側に最下位張出部を形成し、全ての首部領域が複合半
径を有するタービン羽根を提供することにより達成され
る。
【0011】本発明により最適化した羽根輪郭の上述及
び他の特徴並びに利点は、添付図面を参照しての以下の
詳細な説明から一層明らかになるであろう。
び他の特徴並びに利点は、添付図面を参照しての以下の
詳細な説明から一層明らかになるであろう。
【0012】
【好適な実施例の詳細な説明】図1〜図3を参照する
と、本発明によるタービン羽根は、参照数字10で総括
的に示されており、特定的には、大きな最終列の蒸気タ
ービン羽根である。羽根は、翼状部12及び台部14を
備えているが、これ等の2つの部分の詳細な図示は省略
してある。根元部16は、台部14から下向きに延在
し、ロータ20の対応の取付溝18内に嵌着されてい
る。
と、本発明によるタービン羽根は、参照数字10で総括
的に示されており、特定的には、大きな最終列の蒸気タ
ービン羽根である。羽根は、翼状部12及び台部14を
備えているが、これ等の2つの部分の詳細な図示は省略
してある。根元部16は、台部14から下向きに延在
し、ロータ20の対応の取付溝18内に嵌着されてい
る。
【0013】根元部16は、上から下に向かい、最上位
根元首部22(縊れ部)、少なくとも1つの中間根元首
部24及び最下位根元首部26を備えている。各首部
は、下に詳細に説明する独特な形状を有する一対の鏡像
曲面により根元の中心線RCLを中心に対称に形成され
ている。
根元首部22(縊れ部)、少なくとも1つの中間根元首
部24及び最下位根元首部26を備えている。各首部
は、下に詳細に説明する独特な形状を有する一対の鏡像
曲面により根元の中心線RCLを中心に対称に形成され
ている。
【0014】各首部は、それぞれ最上位、中間及び最下
位根元首部毎に、水平線Du、Dm及びDLにより示さ
れている幅を有している(図3)。
位根元首部毎に、水平線Du、Dm及びDLにより示さ
れている幅を有している(図3)。
【0015】最上位張出部28は、最上位根元首部22
の下側に形成されており、やはり中心線RCLを中心に
対称に配置されている。中間張出部30は中間根元首部
24の下側に配置され、そして最下位張出部32は最下
位根元首部26の下側に配置されている。
の下側に形成されており、やはり中心線RCLを中心に
対称に配置されている。中間張出部30は中間根元首部
24の下側に配置され、そして最下位張出部32は最下
位根元首部26の下側に配置されている。
【0016】中心線RCLの各側で最上位根元首部22
は複合半径を有しており、第1の半径R1は、台部14
から遷移点34に延在する表面を画成するように、回転
中心R1Cを有している。遷移点34で回転中心R1C
の内側に離間している回転中心R2Cから曲線を引くこ
とにより首部表面を完結するのに第2の半径R2が用い
られている。好適な実施例においては、最適な首部半径
比は、上側の半径R1がR2よりも約30%大きく(R
1=0.300inでR2=0.230in)、半径R2
が最上位の根元首部の幅Duの30%よりも大きい(R
2=0.230inでDu=0.7369in)場合に達
成されることが判明した。この好適な実施例によれば、
最上位根元首部22に最小のピーク応力を維持しつつ、
この輪郭の根元部に遠心力による高い荷重を受けさせる
ことができる。即ち、この根元郭には低サイクル疲労に
対し卓越した抵抗が付与される。
は複合半径を有しており、第1の半径R1は、台部14
から遷移点34に延在する表面を画成するように、回転
中心R1Cを有している。遷移点34で回転中心R1C
の内側に離間している回転中心R2Cから曲線を引くこ
とにより首部表面を完結するのに第2の半径R2が用い
られている。好適な実施例においては、最適な首部半径
比は、上側の半径R1がR2よりも約30%大きく(R
1=0.300inでR2=0.230in)、半径R2
が最上位の根元首部の幅Duの30%よりも大きい(R
2=0.230inでDu=0.7369in)場合に達
成されることが判明した。この好適な実施例によれば、
最上位根元首部22に最小のピーク応力を維持しつつ、
この輪郭の根元部に遠心力による高い荷重を受けさせる
ことができる。即ち、この根元郭には低サイクル疲労に
対し卓越した抵抗が付与される。
【0017】回転中心R1Cは、根元張出部28、30
及び32の放射状の外面に対し接線関係にある線TN上
に位置する。第1の半径から第2の半径への遷移点34
は、接線TNから根元中心線上の交点PIを通るように
垂直線PLを引くことにより選択され、その場合、最上
位張出部の支承表面を含む平面PBは互いに且つ中心線
RCLと交差する。
及び32の放射状の外面に対し接線関係にある線TN上
に位置する。第1の半径から第2の半径への遷移点34
は、接線TNから根元中心線上の交点PIを通るように
垂直線PLを引くことにより選択され、その場合、最上
位張出部の支承表面を含む平面PBは互いに且つ中心線
RCLと交差する。
【0018】各張出部は平坦な上部支承面を有してい
る。例えば、最上位張出部28は支承面28aを有し、
中間張出部30は支承面30aを有し、最下位張出部3
2は支承面32aを有する。最上位張出部28におい
て、根元中心線RCLの両側の支承面は、該根元中心線
RCLで交差し、それにより、最上位根元首部22の第
1の半径と第2の半径との間の遷移点34を定める垂直
線PLに対する基準点が得られる。
る。例えば、最上位張出部28は支承面28aを有し、
中間張出部30は支承面30aを有し、最下位張出部3
2は支承面32aを有する。最上位張出部28におい
て、根元中心線RCLの両側の支承面は、該根元中心線
RCLで交差し、それにより、最上位根元首部22の第
1の半径と第2の半径との間の遷移点34を定める垂直
線PLに対する基準点が得られる。
【0019】従来においては、上述のように大きくはな
くまた上述のような比関係にない首部の半径は、支承面
突出部Wt、Wm、Wbを減少することにより達成され
ており、従って、従前の支承応力よりも高い応力を受け
る根元輪郭が生成されていた。本発明の好適な実施例に
おいては、上部支承面突出部Wtは上部根元首部の幅D
uの12.5%より小さくはなく(Wt=0.0927i
nでDu=0.7369in)、そして中央の支承面突
出部Wm(=0.0758in)は、上部支承面突出部W
tの80%より小さくなく、そして下部支承面突出部W
b(=0.0674in)は上部支承面突出部Wtの70
%よりも小さくはない。この好適な形態は、許容可能な
従来の支承面応力を維持しつつ、根元輪郭に遠心力によ
る高い荷重が加わることを可能にする。
くまた上述のような比関係にない首部の半径は、支承面
突出部Wt、Wm、Wbを減少することにより達成され
ており、従って、従前の支承応力よりも高い応力を受け
る根元輪郭が生成されていた。本発明の好適な実施例に
おいては、上部支承面突出部Wtは上部根元首部の幅D
uの12.5%より小さくはなく(Wt=0.0927i
nでDu=0.7369in)、そして中央の支承面突
出部Wm(=0.0758in)は、上部支承面突出部W
tの80%より小さくなく、そして下部支承面突出部W
b(=0.0674in)は上部支承面突出部Wtの70
%よりも小さくはない。この好適な形態は、許容可能な
従来の支承面応力を維持しつつ、根元輪郭に遠心力によ
る高い荷重が加わることを可能にする。
【0020】残余の張出部及び首部に対しては、食違い
位置関係にある回転中心で単一の半径が用いられる。例
えば、最上位張出部28の放射状張出面は、半径R3及
びR4の2つの半径線分によって形成され、ここで、半
径R3及びR4は互いに等しく、好ましくは0.072
1in(1.83134mm)であるが、回転中心R3
C及びR4Cは垂直方向に整列しておらず、それによ
り、等しい長さの2つの半径により形成される2つの半
径部分間に平坦な面部分が形成されている。
位置関係にある回転中心で単一の半径が用いられる。例
えば、最上位張出部28の放射状張出面は、半径R3及
びR4の2つの半径線分によって形成され、ここで、半
径R3及びR4は互いに等しく、好ましくは0.072
1in(1.83134mm)であるが、回転中心R3
C及びR4Cは垂直方向に整列しておらず、それによ
り、等しい長さの2つの半径により形成される2つの半
径部分間に平坦な面部分が形成されている。
【0021】平坦な面28bは接線TNから40.63
212°の角度で延び、張出部28から中間首部24に
延びている。好ましくは、0.1083in(2.751
mm)の半径R5及びR6は、垂直方向に整列していな
い(食違い関係にある)2つの異なった回転中心R5C
及びR6Cから引かれて、中間首部24の平坦な表面を
生成している。
212°の角度で延び、張出部28から中間首部24に
延びている。好ましくは、0.1083in(2.751
mm)の半径R5及びR6は、垂直方向に整列していな
い(食違い関係にある)2つの異なった回転中心R5C
及びR6Cから引かれて、中間首部24の平坦な表面を
生成している。
【0022】中間張出部30の支承面30aも、接線T
Nから66.75°の角度で配置されており、従って、
支承面28aに対して平行な関係にある。
Nから66.75°の角度で配置されており、従って、
支承面28aに対して平行な関係にある。
【0023】中間張出部30は、2つの食違い位置関係
にある回転中心R7C及びR8Cから引かれた単一の半
径R7及びR8により形成されている。半径R7及びR
8は、双方共に0.0737in(1.87198mm)
とするのが好ましい。平行な面30bも、接線TNから
40.6321°の角度で配置されており、従って、面
28bに対して平行である。
にある回転中心R7C及びR8Cから引かれた単一の半
径R7及びR8により形成されている。半径R7及びR
8は、双方共に0.0737in(1.87198mm)
とするのが好ましい。平行な面30bも、接線TNから
40.6321°の角度で配置されており、従って、面
28bに対して平行である。
【0024】最下位首部26は2つの垂直方向に食い違
った位置の回転中心R9C及びR10Cから引かれた単
一の半径R9及びR10により形成されている。半径R
9及びR10は双方共に0.085in(2.159m
m)とするのが好ましい。支承面32aは接線TNに対
し66.75°の角度で配置され、従って、支承面28
a及び30aに対し平行である。
った位置の回転中心R9C及びR10Cから引かれた単
一の半径R9及びR10により形成されている。半径R
9及びR10は双方共に0.085in(2.159m
m)とするのが好ましい。支承面32aは接線TNに対
し66.75°の角度で配置され、従って、支承面28
a及び30aに対し平行である。
【0025】最下位張出部32は、第1の半径R11及
び第2の半径R12により形成されている。この場合、
半径R11は半径R12よりも小さく、そして半径R1
1は0.0945in(2.4003mm)とするのが好
ましく、他方、半径R12は0.108in(2.743
2mm)とするのが好ましい。回転子中心R11は、回
転中心R12Cから垂直方向にずれており、しかも水平
方向にも若干ずれている。
び第2の半径R12により形成されている。この場合、
半径R11は半径R12よりも小さく、そして半径R1
1は0.0945in(2.4003mm)とするのが好
ましく、他方、半径R12は0.108in(2.743
2mm)とするのが好ましい。回転子中心R11は、回
転中心R12Cから垂直方向にずれており、しかも水平
方向にも若干ずれている。
【0026】上の説明から明らかなように、最上位根元
首部及び最下位張出部は複合半径を有しており、その場
合、最上位根元首部においては、第1の半径は第2の半
径よりも大きく、他方、最下位張出部32においては第
1の半径は第2の半径よりも小さい。首部の半径は上か
ら下に順に小さくなっており、他方、張出部の半径は上
から下に順に大きくなっている。
首部及び最下位張出部は複合半径を有しており、その場
合、最上位根元首部においては、第1の半径は第2の半
径よりも大きく、他方、最下位張出部32においては第
1の半径は第2の半径よりも小さい。首部の半径は上か
ら下に順に小さくなっており、他方、張出部の半径は上
から下に順に大きくなっている。
【0027】根元部16の全長は1.989in(50.
5206mm)である。接線TNは、根元中心線RCL
に対し15.75°の角度で位置し、垂直線PLも同じ
角度(15.75°)で位置している。
5206mm)である。接線TNは、根元中心線RCL
に対し15.75°の角度で位置し、垂直線PLも同じ
角度(15.75°)で位置している。
【0028】2つの根元首部24及び26に対して接線
関係にある接線TNは、最上位根元首部22に対する接
線から約0.0782in(1.98628mm)だけ離間
している。回転中心R1Cは、台部14の下面から0.
2342in(5.94868mm)だけ離間している
のが有利である。また、支承面28aは、支承面30a
からは0.5006in(12.71524mm)だけ離
間し、支承面32aからは0.9632in(24.46
528mm)だけ離間している。交点PIは、台部14
の下面から0.0377in(0.95758mm)だけ
離間している。最上位根元首部22は、0.7369i
n(18.71726mm)の幅を有している。
関係にある接線TNは、最上位根元首部22に対する接
線から約0.0782in(1.98628mm)だけ離間
している。回転中心R1Cは、台部14の下面から0.
2342in(5.94868mm)だけ離間している
のが有利である。また、支承面28aは、支承面30a
からは0.5006in(12.71524mm)だけ離
間し、支承面32aからは0.9632in(24.46
528mm)だけ離間している。交点PIは、台部14
の下面から0.0377in(0.95758mm)だけ
離間している。最上位根元首部22は、0.7369i
n(18.71726mm)の幅を有している。
【0029】コンピュータ・シミュレーションの結果、
上に述べたタービン羽根に対する最適化根元輪郭によれ
ば、従来のものと比較し、支承応力を増加しないように
充分な大きさの支承面積を確保しつつ、局所ピーク応力
減少面積に相当の改善が達成されることが推定された。
上に述べたタービン羽根に対する最適化根元輪郭によれ
ば、従来のものと比較し、支承応力を増加しないように
充分な大きさの支承面積を確保しつつ、局所ピーク応力
減少面積に相当の改善が達成されることが推定された。
【0030】当業者には、本発明の種々の変形及び適応
が明らかであろうところから、本発明の範囲に含まれる
限りにおいて、このような変形及び適応は全て本発明に
より包含されるものであることを付記する。
が明らかであろうところから、本発明の範囲に含まれる
限りにおいて、このような変形及び適応は全て本発明に
より包含されるものであることを付記する。
【図1】本発明によるタービン羽根の根元部を詳細に示
す端面図。
す端面図。
【図2】数値例を示す図1に類似の図。
【図3】取付溝対根元部の支承面接触における数値例を
示す端面図。
示す端面図。
10 タービン羽根 12 翼状部 14 台部 16 根元部 22 最上位根元首部 24 中間根元首部 26 最下位根元首部 28 最上位張出部 30 中間張出部 32 最下位張出部
Claims (1)
- 【請求項1】 翼状部と、該翼状部が上向きに延びてい
る台部と、該台部から下向きに延びる根元部とを含み、
該根元部は、上から下に順次、最上位根元首部と、中間
根元首部と、最下位根元首部とを含み、前記最上位根元
首部の下側に最上位張出部が形成され、前記中間根元首
部の下側に中間張出部が形成され、前記最下位根元首部
の下側に最下位張出部が形成されていて、前記最上位根
元首部、中間根元首部及び最下位根元首部は複合半径を
有し、前記最上位根元首部は、第1の上部半径R1と第
2の下部半径R2を有し、該第1の上部半径R1の長さ
は第2の下部半径R2の長さよりも約30%大きい、タ
ービン羽根。
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