JP4584013B2 - 食器洗浄機のオーバーフローパイプ - Google Patents

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Description

本発明は、食器洗浄機内部での洗浄タンク内に配設され、洗浄タンク内の余剰洗浄水や油分、及び、残菜などを洗浄タンク外に排出するために用いられる、食器洗浄機のオーバーフローパイプに関する。
現在、飲食店や家庭においても食器洗浄機は一般的なものとなってきている。飲食店などで用いられる業務用の食器洗浄機は、その洗浄すべき食器の処理量や使用頻度などのため、家庭用の食器洗浄機と構造が異なる部分も多い。このような食器洗浄機では、内部の洗浄室内にラックに収納した食器を載置させた後に開閉扉などで洗浄室を密閉し、洗剤が混ぜられた洗浄水を食器に噴射して洗浄を行う。このときの洗浄水は、洗浄室下部に設けられた洗浄水タンク内に貯留されたものが循環使用される。
洗浄水で洗浄された後の食器には、洗浄水タンクとは別のすすぎ水タンクに貯留された清潔なすすぎ水が噴射される。食器をすすいだすすぎ水は、上述した洗浄水タンク内に滴下し、次回の洗浄水として利用される。洗浄水タンク内の洗浄水には、洗浄によって食器から除去された油分や残菜が含まれる。洗浄水は循環使用されるため、これらの油分や残菜はできる限り除去しておくことが好ましい。このため、洗浄水タンク内にオーバーフローパイプを設けて、油分や残菜などを除去することがなされている。このようなオーバーフローパイプとしては、下記[特許文献1]に記載のものなどが知られている。
特開2003−52606号公報
[特許文献1]に記載のオーバーフローパイプは、二重管構造とされて洗浄水タンク内に立設されている。内管の下部が排水管に連結され、内管の上端は外管の上端よりも下方に位置されている。また、外管は、その下端が内管の外周との間に隙間を形成するように、内管に取り付けられている。なお、外管の下端は洗浄タンクの底部近傍まで延設されている。洗浄水の水位が外管の上端よりも上方に位置するときは、洗浄水が外管の上端をのりこえ、内管の内部に余剰の洗浄水が導入・排出され、洗浄水の水位を一定に維持する。このとき、洗浄水の水面近傍には、上述した油分が浮いており、この油分が排出されることにもなる。
一方、洗浄水の水位が内管の上端より上方で、かつ、外管の上端よりも下方にあるときは、外管の下端と内管の外周面との間から洗浄水がサイホン効果で上方に移動されて内管の上端から内管の内部に導入・排出される。このとき、洗浄水タンク底部近傍に沈んだ残菜などが洗浄水と共に排出されることになる。ここで、飲食店の種類(中華・和食など)によって、油分をより重点的に排出すべきような場合と、残菜をより重点的に排出すべき場合とが生じることがある。そこで、[特許文献1]に記載のオーバーフローパイプは、内管と外管と各上端位置間の距離を調節できるようになされている。この距離を長くすれば、残菜をより重点的に排出するセッティングとなる。
しかし、上述した[特許文献1]に記載のオーバーフローパイプは、外管の内周面に内管の外周面を接合させたものであったため、内管と外管との間に隙間の狭い部分が形成され、この部分に残菜や固まった油分が残存することがあり、上述したサイホン効果を弱めてしまったりすることがあった。また、残菜や油分が残存することは衛生上好ましくないため、更なる改善が要望されていた。
また、内管に対する外管の位置を変更可能とされているが、内管と外管との固定はボルトなどによって行うが、位置調節のために内管又は外管側に、複数のボルト孔が設けられることとなる。このボルト孔を内管に直接設けると、使用していないボルト孔から洗浄水が内管内に漏れるおそれがある。あるいは、このボルト孔を外管に直接設けると、使用していないボルト孔から内側に洗浄水が導入されてサイホン効果が薄れてしまうことが懸念される。これらの更なる改善も併せて要望されていた。
従って、本願発明の目的は、洗浄水中の油分や残菜の排出割合を調節可能にしつつ、好適に油分や残菜を洗浄水タンクから排出することの可能な、食器洗浄機のオーバーフローパイプを提供することにある。
請求項1に記載の食器洗浄機のオーバーフローパイプは、食器洗浄機の洗浄水タンク内に立設して用いられるもので、内管と外管とからなる二重管構造を有し、内管の下端が洗浄水タンク底部の排出孔に接続され得ると共に、外管の内管に対する軸方向位置が軸方向にスライド可変とされており、内管の外周面上、又は、外管の内周面上に、内管外周面と外管内周面とを全周にわたって離間させる支持部材が取り付けられ、支持部材に、内管に対する外管のスライド位置を固定する固定機構が形成されていることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項2に記載の食器洗浄機のオーバーフローパイプにおいて、内管の上端部が外管の上端部よりも上方に位置されていると共に、内管の上端部近傍周方向に該内管の外周面から内周面に貫通する複数の貫通孔が形成されており、外管のスライド範囲内において、該外管の上端部は貫通孔の側方に位置することを特徴としている。
請求項1に記載の食器洗浄機のオーバーフローパイプによれば、内管に対する外管の軸方向位置をスライド可変とすることで、内管又は外管のより上方に位置する上端からの余剰洗浄水(油分)の排出と、内管外周と外管下端との間からサイホン効果で排出する洗浄水タンク底部に溜まった残菜及び全浄水の比率を適宜変更することができる。このとき、内管と外管との間は、支持部材によって全周にわたって離間されているため、内管と外管との間には極端に狭い部分が存在しなくなり、この間に残菜や固まった油分などが詰まることがなく、良好なサイホン効果による残菜などの排出を行え、また衛生的でもある。さらに、内管に対する外管の軸方向位置がスライド可変とされており、内管に対して外管を引き抜いてしまえる構造とすれば、残菜の通路となる内管外周面と外管内周面とを容易に清掃することができ衛生的である。
更に、食器洗浄機のオーバーフローパイプによれば、内管に対する外管の軸方向位置をスライド可変としているが、支持部材に固定機構を設けることで、その位置を確実に固定することができる。また、固定時には、内管にボルト孔などを形成させる必要がなく、内管内部への余計な洗浄水の流入を防止できる。また、外管にボルト孔などを形成する場合でも、ボルトが螺合される一つのみで済む。このため、ボルト孔から洗浄水が外管内部に流入したりすることがなくなり、良好なサイホン効果を得ることができる。
請求項に記載の食器洗浄機のオーバーフローパイプによれば、このようにすると、余剰の洗浄水(油分)を外管の上端→貫通孔を介して良好に排出できる。また、洗浄水の水位が、外管の上端と貫通孔の下端との間にある間は、内管の外周面と外管の下端との間の隙間からサイホン効果によって上部に移動する残菜を含む洗浄水を良好に排出できる。ここで、内管と外管との間には、支持部材によって全周にわたって離間されているため、内管の周方向に形成された貫通孔の全てが良好に機能し、洗浄水など(油分や残菜)の排出を良好に行える。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る食器洗浄機のオーバーフローパイプの好適な実施形態について詳細に説明する。
食器洗浄機1の断面図を図1に示す。食器洗浄機1は、腐食防止のためのそのほとんどの構成部分がステンレス材によって構成されている。食器洗浄機1においては、取っ手を持って開閉扉2を開閉して食器を内部の洗浄室3に収納して食器類の洗浄を行う。食器洗浄機1の内部では、上下に配置された回転式の洗浄ノズル4u,4lから洗浄水を噴射して洗浄を行い、その後、上下に配置された回転式のすすぎノズル5u,5lからすすぎ液を噴射してすすぎを行う。このとき、食器類は、ラックと呼ばれる食器収納用の箱体に収納された状態で、ラック(図示せず)ごと食器洗浄機1内にセットされる。ラックの底部は閉鎖されておらず、上方だけでなく下方からの洗浄水やすすぎ水も食器に噴射されるようになっている。ラックは、食器洗浄機1内ではラックレール6によって下方より支持される。
上述したように、洗浄ノズル4u,4lから噴射される洗剤を含む洗浄水は、洗浄水タンク7内に貯留された洗浄水(ヒーターなどで温水として洗浄能力を向上させる)が洗浄水ポンプ8によって、洗浄水パイプ9を介して、洗浄ノズル4u,4lに送られる。なお、洗浄ノズル4u,4lは、洗浄水の噴射反力で回転し、食器などを様々な方向から洗浄する。
同様に、すすぎノズル5u,5lから噴射されるすすぎ水は、すすぎ水タンク10内に貯留された水道水(ヒーターなどで温水としてすすぎ能力を向上させる)がすすぎ水ポンプ11によって、すすぎ水パイプ12を介して、すすぎノズル5u,5lに送られる。なお、すすぎノズル5u,5lも、すすぎ水の噴射反力で回転し、食器などを様々な方向からすすぐ。
洗浄水タンク7の断面図を図2に示す、なお、オーバーフローパイプ13及び排水孔14は、洗浄水ポンプ8よりも紙面奥側にあるが、ここでは、分かりやすくするため、オーバーフローパイプ13及び排水孔14も断面として示してある。オーバーフローパイプ13は、内管13iと外管13oとからなる二重管構造を有しており、内管13iの上端と下端が外管13oの上端と下端よりもそれぞれ突出されている。オーバーフローパイプ13は、内管13iの下端が排水孔14に嵌入されることで、洗浄水タンク7内に立設されている。なお、内管13iの下端は絞り込まれており、排水孔14に嵌入させ易くなっている。
洗浄室3と洗浄水タンク7との間には、仕切り板7a,7bが配設されている。一方の(オーバーフローパイプ13上方の)仕切り板7bには、上方から滴下するの洗浄水やすすぎ水を下方の洗浄水タンク7に導入するための無数の孔が穿孔されている。また、仕切り板7bで比較的大きな残菜を捕集する。このため、洗浄水タンク7に貯留された洗浄水中には、比較的小さな残菜のみが混入する。なお、仕切り板7bやその一部が、残菜を捕集するカゴ状に形成される場合もある。カゴ状に形成された部分にも、洗浄水やすすぎ水を下方の洗浄水タンク7に導入するための無数の孔が穿孔される。
オーバーフローパイプ13単品の分解斜視図を図3に、組み立て後の斜視図を図4に示す。また、オーバーフローパイプ13の側面図を図5に、図5におけるVI−VI線断面図を図6に示す。さらに、内管13iの中心軸を通る断面(図6にけるVII−VII線断面)での断面図を図7に示す。なお、図3には、ボルト15eをボルト孔15cに直接つけた状態が示されている。また、図3と図4とは、視点が180°異なる。さらに、図5は、図6中の矢視V方向からの側面図である。
オーバーフローパイプ13は、上述したように、内管13iと外管13oとからなる二重管構造を有している。内管13iの外径は、外管13oの内径よりもある程度小さくされており、内管13iを外管13o内に挿入すると、内管13iの外周面と外管13oの内周面との間には間隙が形成される。内管13iの外周面上には、その上方部と下方部とにそれぞれブラケット(支持部材)15u,15lが溶接などで取り付けられている。
各ブラケット15u,15lは、内管13iの外周面に面接する半曲面部15aと、その両端に形成されたアングル部15bとからなる。各アングル部15bは、内管13iの中心から放射線状に外方に向けた方向に延設された後、内管13iの周方向に屈曲されている。各ブラケット15u,15lには、それぞれ二つのアングル部15bがあるが、各アングル部15bの端部は、それぞれ内管13iの軸方向断面に垂直な断面上で見ると互いに逆方向(同一周方向)に屈曲されている(図6参照)。
特に、下方のブラケット15lの各アングル部15bの先端同士の距離は、外管13oの内径とほぼ同等の長さとされており、内管13iを外管13o内に挿入させたときに、ある程度外管13oが内管13iに対して固定されるようになされている。上方のブラケット15uの一方のアングル部15bには、内管13iの軸方向に三つのボルト孔15cが形成されている。また、これに対応して、外管13oの上方部にもボルト貫通孔15dが形成されている。ボルト貫通孔15dの周囲は、一部窪まされており、この窪みの底面は平面とされている。
このため、内管13iを外管13o内に挿入させたときに、ボルト孔15cの形成されたアングル部15bと外管13oのボルト貫通孔15d周囲の窪みとが面接すると共に、もう一方のアングル部先端が外管13oの内周面に当接し、やはり、ある程度外管13oが内管13iに対して固定されるようになされている。ボルト貫通孔15dの位置と三つのボルト孔15cの何れかの位置を合わせることで、内管13iに対する外管13oの軸方向位置をスライド調節する。そして、ボルト15eをボルト貫通孔15dを貫通させた後にボルト孔15cに螺合させることで、内管13iと外管13oとの位置を確実に固定することができる。ボルト孔15c、ボルト貫通孔15d、及び、ボルト15eが固定機構として機能している。
内管13iの上方部には、周方向に複数の貫通孔16が並べて穿孔されている。各貫通孔16は、内管13iの軸方向に長い長孔とされている。上述した外管13oのスライド可能範囲において、外管13oの上端は必ずこの長孔の側方に位置するようになされている。また、内管13iの上端には、円板(板状部材)17が溶接接合されており、内管13iの上部開放端を閉塞している。円板17の外径は、外管13oの外径よりも大きくされている。このため、上方から滴下する洗浄水やすすぎ水がオーバーフローパイプ13によって直接排出されることはない。
また、上述したように、オーバーフローパイプ13(の内管13i下端)は洗浄水タンク7底部に形成された排出孔14に嵌入されるが、このように円板17が取り付けられていると、オーバーフローパイプ13を上から押しやすく、排出孔14に嵌め込みやすい。さらに、円板17には、半円弧状の取っ手18取り付けられている。このため、逆にオーバーフローパイプ13を排出孔14から引き抜くときに、取っ手18をつかんで上方に引き抜くだけで簡単にオーバーフローパイプ13を取り外すことができる。
オーバーフローパイプ13の脱着が容易であるということは、清掃(オーバーフローパイプ13自体及び洗浄水タンク7内)などのメンテナンスを行いやすいということである。また、洗浄水タンク7の清掃時には、タンク内に水をためる必要がないため、オーバーフローパイプ13を取り外して排水を排水孔14から直接排出させることができる方が都合がよい。なお、排出孔14は、洗浄水タンク7の下面側の排水管19に接続されている。
このオーバーフローパイプ13を用いた洗浄水(油分・残菜)の排出について、図7を参照しつつ説明する。通常、上方からの洗浄水やすすぎ水の滴下がない状態では、洗浄水タンク7内の水位は図中Y線の位置に維持されている。給水時に上方から、洗浄水やすすぎ水が滴下して外管13o外側の水位が上昇し、図中X線より上方に達した場合は、外管13oの上端からその内部に洗浄水が流入する。外管13oの上端から外管13oの内部に流入した洗浄水は、さらに貫通孔16から内管13i流入する。内管13iに流入した洗浄水は、内管13i内を通って排出孔14から排出される。
このとき、洗浄水の水面には油分が浮いており、この油分が一緒に排出される。油分は、洗浄水を循環使用する際に邪魔になるため、このようにして優先的に排出する。こうすることで、洗浄水は油分のない(少ない)状態の洗浄に適した状態に維持される。また、給水時に洗浄水タンク7内水位が上昇しても、水位は外管13oの上端位置近傍までしか上昇せず、洗浄水が洗浄室3にまで達するようなことはない。
なお、外管13oの上端からその内部に洗浄水が流入する際には、洗浄水はサイホン効果によって、外管13oの下端からも内管13iと外管13oとの間を通って、上方に向けて導入される。また、洗浄水タンク7内の水位が、貫通孔16の下端の図中Y線よりも上方で、かつ、図中X線より下方にある間も、洗浄水はサイホン効果によって外管13oの下端から内管13iと外管13oとの間を通って、上方に向けて導入される。上方に向けて導入された洗浄水は、貫通孔16にまで達したところで、内管13iの内部に流入し、排出孔14から排出される。
このとき、洗浄水タンク7の底部には、水よりも密度の高い(比較的細かい)残菜が沈んでおり、この残菜も洗浄水と共に排出される。残菜も、洗浄水を循環使用する際に邪魔になるため、このようにして優先的に排出する。こうすることで、洗浄水は残菜などを含まない(少ない)状態の洗浄に適した状態に維持される。さらに、このとき、内管13iと外管13oとの間は、上述したブラケット15u,15lによって、オーバーフローパイプ13の全周にわたって適度な間隔が確保されており、残菜などが詰まってしまうようなことが極力抑止される。
線Xと線Yとの距離Dを調節することの効果について説明する。上述したように、外管13oは、内管13iに対してその上下位置が調節できるようになっている(上述した固定機構による)。ここで、距離Dを大きくとると、サイホン効果による残菜の排出を行う機会が増えることになり、残菜をより重点的に排出したいときに便利である。距離Dを大きくとりたいときは、内管13iに対して外管13oをより上方に固定すればよい。
一方、ここで、距離Dを小さくとると、外管13o外側の水位上昇時におけるオーバーフローパイプ13上方からの余剰洗浄水(油分)の排出機会が増えることになり、油分をより重点的に排出したいときに便利である。距離Dを小さくとりたいときは、内管13iに対して外管13oをより下方に固定すればよい。このように、内管13iに対する外管13oの上下位置を調節することで、洗浄用途(中華店での使用か和食店での使用かなど:一般に中華店では油分が多く、和食店では油分が少ない分残菜の割合が増える、など)に適した洗浄水の排出を行える。
さらに、本実施形態では、ボルト孔15cはブラケット15uのアングル部15bに形成されているため、内管13i自体に孔が形成されることがなく、このような孔からの洗浄水の流出入は起こりえない。また、外管13oには、ボルト貫通孔15dが形成されるが、これには常にボルト15eが取り付けられているため、このボルト貫通孔15dからの洗浄水の流出入も起こりえない。このため、良好な洗浄水の排出を行うことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、支持部材としてのブラケット15u,15lは、内管13iの外周面上に固定されたが、外管13oの内周面上に固定されてもよい。また、上述した実施形態では、上方のブラケット15uの一方のアングル部15bには、内管13iの軸方向に三つのボルト孔15cが形成された。これを、軸方向に長い凹部として形成するとともに、貫通孔15dを雌ねじとして形成させてもよい。このようにすれば、ボルト15eの先端を凹部内に押しつけることで、内管13iに対する外管13oのスライド位置をより細かく調節して外管13oを固定することができる。
本発明のオーバーフローパイプの一実施形態を有する食器洗浄機1の一部断面斜視図である。 図1の食器洗浄機の洗浄水タンク7の断面図である。 本実施形態のオーバーフローパイプの分解斜視図である。 本実施形態のオーバーフローパイプの組み立て後斜視図である。 本実施形態のオーバーフローパイプの側面図である。 図5におけるVI−VI線断面図である。 図6におけるVII−VII線断面図である。
符号の説明
1…食器洗浄機、2…開閉扉、3…洗浄室、4u,4l…洗浄ノズル、5u,5l…ノズル、6…ラックレール、7a,7b…仕切り板、7…洗浄水タンク、8…洗浄水ポンプ、9…洗浄水パイプ、10…すすぎ水タンク、11…すすぎ水ポンプ、12…すすぎ水パイプ、13…オーバーフローパイプ、13i…内管、13o…外管、13o…程度外管、14…排出孔、15u,15l…ブラケット(支持部材)、15a…半曲面部、15b…アングル部、15e…ボルト(固定機構)、15c…ボルト孔(固定機構)、16…貫通孔、17…円板(板状部材)、18…取っ手、19…排水管。

Claims (2)

  1. 食器洗浄機の洗浄水タンク内に立設して用いられる食器洗浄機のオーバーフローパイプにおいて、
    内管と外管とからなる二重管構造を有し、前記内管の下端が前記洗浄水タンク底部の排出孔に接続され得ると共に、前記外管の前記内管に対する軸方向位置が軸方向にスライド可変とされており、
    前記内管の外周面上、又は、前記外管の内周面上に、前記内管外周面と前記外管内周面とを全周にわたって離間させる支持部材が取り付けられ、前記支持部材に、前記内管に対する前記外管のスライド位置を固定する固定機構が形成されていることを特徴とする食器洗浄機のオーバーフローパイプ。
  2. 前記内管の上端部が前記外管の上端部よりも上方に位置されていると共に、前記内管の上端部近傍周方向に該内管の外周面から内周面に貫通する複数の貫通孔が形成されており、前記外管のスライド範囲内において、該外管の上端部は前記貫通孔の側方に位置することを特徴とする請求項に記載の食器洗浄機のオーバーフローパイプ。
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