JP4582833B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の図柄を変動表示した後にこれらを順に停止表示し予め定めた当選停止態様が出現すると当たりになる図柄合わせゲームを所定の始動条件の成立に基づいて実行する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパチンコ機などの遊技機では、スロットマシンに見立てた図柄合わせゲームなどを表示するための液晶ディスプレイを遊技盤面に備え、始動入賞口へ球が入賞したことに基づいてこの液晶ディスプレイ上で図柄合わせゲームを実行するようになっている。
【0003】
図柄合わせゲームでは、複数の図柄を所定期間にわたって変動表示した後に、これらを順に停止表示し、「777」など予め定めた特定停止態様が出現すると当たりが出現するようになっている。このような当たりの出現過程では、あと1つ所定の図柄が揃うと当たりになるリーチ状態が形成され、残る箇所にどのような図柄が停止表示されるかによって、リーチ状態が最終的に当たりに遷移するか、あるいは外れに終わるかが定まるようになっている。またリーチ状態が出現した際には、遊技者の当たりへの期待感を喚起するために、残りの図柄をしばらく変動表示してから徐々にその変動速度を低下させて停止表示するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の遊技機では、リーチ状態が出現した後に変動速度を低下させることで、各回の図柄合わせゲーム中において遊技者の当たりに対する期待感を喚起している。しかしながら、遊技者はリーチ状態や当たりが、近い将来行われる図柄合わせゲームで出現するか否かを予測できないので、当たりに対する長期的な期待感を喚起することはできなかった。また、当たりの出現時期が近づいているにもかかわらずそれを知り得ない遊技者が遊技を途中でやめてしまう場合もあった。
【0005】
このほか従来の遊技機で展開される図柄合わせゲームは、数字の値など、各図柄に含まれる変動要素が1つだけなので、「全ての数字が揃う」などのように当たりの出現パターンが限定的で、遊技内容が面白みに欠けていた。
【0006】
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、遊技者の当たりに対する期待感を従来よりも長い時間をかけて徐々に喚起することができるとともに、その期待感を裏切らない遊技機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の項の発明に存する。
[1]複数の図柄を変動表示可能な左、中、右の表示領域(31〜33)を有する可変表示手段(30)と、所定の始動条件に基づいて、前記左、中、右のそれぞれの表示領域(31〜33)で複数の図柄を所定期間変動表示させた後に順次停止させ、当該停止した複数の図柄の表示結果が予め定められた当選停止態様で停止すると当たりとなる図柄合わせゲームを実行する図柄合わせゲーム実行手段(110)を有する遊技機(10)において、
該遊技機(10)の制御部(100)は、
前記始動条件の成立に基づき前記図柄合わせゲームの実行権利を、所定数を上限に始動記憶として記憶可能な保留管理手段(140)と、
前記図柄合わせゲームにおいて当たりの出現を予告する当選予告手段(130)と、を有し、
前記図柄合わせゲーム実行手段(110)は、前記保留管理手段(140)に記憶された始動記憶に基づいて前記図柄合わせゲームを実行し、
前記当選予告手段(130)は、
前記図柄合わせゲームを実行する複数の図柄のうち、いずれかの図柄を前記当たりの出現を予告するための特定図柄として設定し、
前記図柄合わせゲーム実行手段(110)によって、前記図柄合わせゲームにおいて前記当たりが出現する場合に、当該当たりを出現させる始動記憶よりも前に前記保留管理手段(140)に記憶されている始動記憶に基づく図柄合わせゲームにおいて、2つの同一の特定図柄を含んだ外れ停止態様を複数回連続して出現させ、当該2つの同一の特定図柄前記左、中、右の表示領域(31〜33)における隣り合う表示領域に表示させ、かつ、該2つの同一の特定図柄の出現箇所が、前記左、中、右の表示領域(31〜33)において連続して同じとならないように表示することで、前記当たりの出現を報知するようにしたことを特徴とする遊技機(10)。
【0012】
前記本発明は次のように作用する。
保留管理手段(140)は、所定の始動条件の成立に基づき図柄合わせゲームの実行権利を、所定数を上限に始動記憶として記憶する。
図柄合わせゲーム実行手段(110)は、前記保留管理手段(140)に記憶された始動記憶に基づいて、可変表示手段(30)における左、中、右の表示領域(31〜33)で複数の図柄を所定期間変動表示させた後に順次停止させ、当該停止した複数の図柄の表示結果が予め定められた当選停止態様で停止すると当たりとなる図柄合わせゲームを実行する。
【0013】
また当選予告手段(130)は、図柄合わせゲームを実行する複数の図柄のうち、いずれかの図柄を前記当たりの出現を予告するための特定図柄として設定する。
この図柄合わせゲーム実行手段(110)によって、図柄合わせゲームにおいて当たりが出現する場合に、当該当たりを出現させる始動記憶よりも前に前記保留管理手段(140)に記憶されている始動記憶に基づく図柄合わせゲームにおいて、2つの同一の特定図柄を含んだ外れ停止態様を複数回連続して出現させ、当該2つの同一の特定図柄を前記左、中、右の表示領域(31〜33)における隣り合う表示領域に表示させ、かつ、該2つの同一の特定図柄の出現箇所が、前記左、中、右の表示領域(31〜33)において連続して同じとならないように表示することで、当たりの出現を遊技者に予告する。
【0014】
より具体的には、「7××××7」「7××」のように特定図柄である「×」がからへ順次移動しさらにからに戻ってくるように外れ停止態様が回連続して出現すると、次回の図柄合わせゲームで当たりを実際に出現させる等である。
【0015】
このように、外れ停止態様に含まれる2つの同一の特定図柄の出現箇所が、左、中、右の表示領域(31〜33)において連続して同じとならないように表示することを以て当たりの出現を遊技者に予告するので、遊技者の当たりに対するより長期的な期待感を喚起することができる。また、当たりの出現時期が近づいているにもかかわらず遊技者が遊技を途中で辞めてしまうような事態を防ぐことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の一実施の形態を説明する。
図2に示すように、本実施の形態にかかる遊技機10は、遊技者がハンドル12を回転操作することにより遊技盤面11上に球を打ち出し、かかる打球の入賞を競い楽しむパチンコ機である。
【0020】
遊技盤面11の略中央部には、横列する3つの表示領域31〜33を有する可変表示手段30が配置されている。可変表示手段30は、横一列に、「777」など同一の図柄が揃ったときに当たりとなるスロットマシンに見立てた図柄合わせゲームを展開表示するための表示装置である。ここでは、可変表示手段30としてカラー液晶ディスプレイを用いている。なおカラー液晶ディスプレイに代えて、モノクロ液晶ディスプレイやCRTディスプレイなどを用いてもよい。
【0021】
可変表示手段30のすぐ下方には保留玉表示部50が設けてある。また保留玉表示部50のさらに下方には、始動入賞口60が配設されている。始動入賞口60は、可変表示手段30上で展開される図柄合わせゲームの実行権を確保するための入賞口である。始動入賞口60は、その入賞口を球の入賞確率の高い状態と低い状態とに切り替えるために開閉する可動片61を具備している。
【0022】
保留玉表示部50は、始動入賞口60への入賞によって確保された図柄合わせゲームの実行権のうち、可変表示手段30上で図柄合わせゲームが未実行になっているものの数(保留数)を表示するものである。保留数は4回が限度であり、それ以上については、実行権が破棄される。保留玉表示部50は、4つのランプを有しており、その点灯個数によって現在の保留数を表示するようになっている。
【0023】
始動入賞口60の下方には、大口の可変入賞口80が配置されている。可変入賞口80は、その入賞口を球の入賞し難い閉状態と球の入賞容易な開状態とに切り替えるための開閉板81を有している。また図2では現れていないが可変入賞口80の内部にはさらにV入賞口85が設けてある。
【0024】
このほか、遊技盤面11上には、各種の入賞口13や風車14のほか、球を弾くための障害釘15やアウト口16のほか、打ち出された球を遊技盤面11の上部に導くためのレール17などが配置されている。また遊技機10の上部には、電飾等を行うためのランプ18が取り付けてある。
【0025】
さらに遊技機10の正面であって遊技盤面11の下方には、遊技に供する球を貯留するための前皿19や、この前皿19から溢れる球を受け止めて貯留するための下皿20が設けられている。下皿20の右横には、球を遊技盤面11上に打出す発射機構の操作部であるハンドル12が設けられている。なお、遊技機10の各種の動作を制御する制御部100は、遊技盤面11の裏面等の機体内に取り付けられている。
【0026】
図1は、遊技機10の回路構成の概要を示している。遊技機10は、CPU(中央処理装置)とROM(リード・オンリ・メモリ)とRAM(ランダム・アクセス・メモリ)とを主要部とした回路から成る制御部100を備えている。
【0027】
制御部100には、各種の周辺装置が接続されている。このうち始動入賞口60は、球の入賞を検知する入賞検知スイッチ62と、可動片61を開閉駆動するためのソレノイド63を有している。入賞検知スイッチ62は、機械的なスイッチのほか、球により光の遮られたことで入賞を検知する光センサや、球の通過による磁界の変化を検出する磁気センサなど各種のセンサを用いることができる。
【0028】
可変入賞口80(アタッカ)は、開閉板81を開閉駆動するソレノイド82と、可変入賞口80への球の入賞を検知する入賞検知スイッチ83と、入賞した球の個数を計数する入賞計数機84とを備えている。可変入賞口80の開閉板81は、可変表示手段30上で展開される図柄合わせゲームで当たりが出現したとき、一定期間(たとえば29秒)開いた後、短時間(2秒ほど)閉じるという開閉動作を所定回数を上限として繰り返すようになっている。
【0029】
なお、開閉板81は、各ラウンドにおいて前述の一定時間(29秒)が経過する前に、所定の許容上限個数(ここでは10個)の球が可変入賞口80に入賞すると、その時点で開閉板81を閉じるようになっている。さらに可変入賞口80の内部には、V入賞口85が設けて有るとともに、このV入賞口85への球の入賞を検知するV入賞検知スイッチ86を有している。賞球払出手段90は、賞球の払出を行う機構部分とその制御回路部分である。
【0030】
制御部100は、ROMに格納されたプログラムを実行することにより、遊技機10の各種動作を統括制御するものであり、図柄合わせゲーム実行手段110と、リーチ予告手段120と、当選予告手段130と、保留管理手段140と、特別価値付与制御手段150の各機能を実現するものである。
【0031】
このうち、保留管理手段140は、始動入賞口60へ球が入賞したことに基づいて図柄合わせゲームの実行権を所定の回数を上限に確保し保留する機能を果たす部分である。
【0032】
図柄合わせゲーム実行手段110は、保留管理手段140によって確保され保留されている図柄合わせゲームの実行権に基づいて、可変表示手段30上の各図柄を所定期間に渡って変動させた後、順次、図柄の変動を停止させる等を行う回路部分である。
【0033】
リーチ予告手段120は、近い将来実行される図柄合わせゲームでリーチ状態が出現することを遊技者に予告するための制御を行うものである。ここでは、図柄合わせゲームの実行結果として、停止態様を特定の出現パターン遷移規則に従って連続的に複数回出現させることによって、リーチ状態の出現が近いことを遊技者に予告するようになっている。
【0034】
当選予告手段130は、近い将来実行される図柄合わせゲームで当たりが出現することを遊技者に予告するための制御を行うものである。ここでは、図柄合わせゲームの実行結果として、特定の出現パターン遷移規則に従ってリーチ状態を複数回連続して出現させることで、当たりの出現が近いことを遊技者に予告するようになっている。
【0035】
特別価値付与制御手段150は、図柄合わせゲームで当たりが出現した際に特別価値を付与するための各種制御を行うものである。特別価値付与制御手段150は、可変入賞口80の有する開閉板81の開閉を制御する開閉制御部151を有しており、可変入賞口80を複数回に渡って繰り返し開閉して球の入賞し易い状態を形成することで特別価値を付与するようになっている。実際には、可変入賞口80へ1つの球が入賞するごとに賞球払出手段90によって10個の球が前皿19に払い出されるので、特別価値は、賞球として遊技者に付与されることになる。
【0036】
図3は、図柄合わせゲームで出現する各種の図柄を示している。図柄には、図3aに示すように数字のみの図柄300と、図3bに示すように絵柄のみで構成される図柄310と、図3cおよび同図dに示すように数字部321と絵柄部322とを組み合わせた複合図柄320とがある。複合図柄320は、絵柄部322が上側に位置する絵柄背負い型320aと、数字部321が上側に位置する数字背負い型320bとがあり、これらは区別されている。
【0037】
次に作用を説明する。
始動入賞口60に球が入賞すると、保留管理手段140は、現時点での保留数が上限の4回に達しているか否かを判別し、既に保留数が上限に達しているときは、今回の入賞に基づいて図柄合わせゲームの実行権を確保しない。保留数が上限に達していないときは、現時点の保留数に「1」を加算して実行権を確保(保留)する。
【0038】
図柄合わせゲーム実行手段110は、このようにして確保(保留)された実行権に基づいて図柄合わせゲームを実行する。なお、図柄合わせゲーム実行手段110は、図柄合わせゲームを実行するごとに保留数を「1」だけ減算する。図柄合わせゲーム実行手段110は、まず、可変表示手段30上の表示領域31〜33の各図柄を縦方向にスクロールさせて所定期間にわたって変動表示する。そして、いずれかの表示領域から図柄のスクロール動作を順に停止させ、図柄合わせゲームの実行結果を停止表示する。
【0039】
このような図柄合わせゲームの実行過程で、あと1つ所定の図柄が揃うと当たりになるリーチ状態を出現させるときは、その前の複数回にわたる図柄合わせゲームにおいてその実行結果が所定の規則に従って現れるように制御される。すなわち、リーチ予告手段120は、図4に示すように、特定図柄(ここでは絵柄背負い型の複合図柄401)が1つだけ含まれる外れの停止態様を複数回連続して出現させるとともに、その際、複合図柄401の出現箇所が所定の変化規則に従って遷移するようにする。
【0040】
たとえば、図4の例では、左端に複合図柄401を含む実行結果410、中央に複合図柄401を含む実行結果411、右端に複合図柄401を含む実行結果412、中央に複合図柄401を含む実行結果413、右端に複合図柄401を含む実行結果414の順に、5回連続して規則正しく外れの停止態様を出現させることで、リーチ状態の出現を予告している。
【0041】
図5の例では、複合図柄401が右端から左端へ、さらに左端から右端へ戻るように規則正しく移動するように外れの停止態様が5回連続して現れたとき、リーチ状態の出現予告が完了するようになっている。また図6の例では複合図柄401が所定回数(ここでは3回)連続して同一の箇所に出現することでリーチ状態の出現予告を行っている。リーチ状態の出現予告は、これらのように各種を用意しても良いし、1つの出現パターンだけに限定してもよい。
【0042】
このように規則正しく複合図柄401が出現して、リーチ状態の出現予告が完了すると、図柄合わせゲーム実行手段110は、次回の図柄合わせゲームでリーチ状態を出現させる。なお図7、図8に示すように、途中で複合図柄401が規則正しい位置に出現しなかったり、図示していないが複合図柄401の含まれない実行結果が停止表示された場合には、リーチ状態の予告は完了せず、以後にリーチ状態は出現しない。なお、図7、図8の点線で示した矢印701、801は、リーチ状態の予告としての正しい複合図柄401の移動方向を示している。
【0043】
当選予告手段130は、上述のようなリーチ予告を経て出現する各回のリーチ状態を、所定の規則に従う態様で複数回連続的に出現させることで、当たりの出現予告を行う。たとえば、図9に示すように複合図柄401が左端の2つに出現するリーチ状態を経由した外れの状態901、複合図柄401が中央と右端の2つに出現するリーチ状態を経由した外れの状態902、複合図柄401が左端の2つに出現するリーチ状態を経由した外れの状態903の順に、リーチを含む外れ状態を出現させることで、当たりの出現予告を行っている。
【0044】
図10の例では、複合図柄401が左端の2箇所に出現するリーチ状態を経た外れの状態1001を3回連続に出現させることで当たりの出現予告を行っている。
【0045】
図11の例では、複合図柄401が右端の2つに出現するリーチ状態を経由した外れの状態1101、複合図柄401が中央と左端の2つに出現するリーチ状態を経由した外れの状態1102、複合図柄401が再び右端の2箇所に出現するリーチ状態を経由した外れの状態1103の順に、リーチを含む外れ状態を出現させることで、当たりの出現予告を行っている。
【0046】
このようにして当たりの出現予告が完了すると、図柄合わせゲーム実行手段110は、その次に出現するリーチ状態を必ず当たりに遷移させる。なお、図12に示すように、途中で2つの複合図柄401の出現箇所が出現パターン遷移規則に従って正しく遷移しない場合や、図示していないが複合図柄401以外の図柄でリーチ状態が出現したような場合には、当たりの出現予告は完了せず、当たりは出現しない。なお、図12の点線矢印1201は、当たりの出現予告としての正しい複合図柄401の移動方向を示している。
【0047】
このように、外れの停止態様の遷移によってリーチ状態の出現を遊技者に予告したり、さらにそのリーチ状態の出現態様の遷移によって当たりの出現を予告するので、遊技者の当たりへの期待感を長期間をかけて徐々に喚起することができる。また、当たりの出現時期が近づいているにもかかわらず遊技者が遊技を途中でやめてしまうような事態を防止できる。
【0048】
また、予告どおりに実行結果を出現させるので、遊技者の期待感を裏切ることがなく、予告に対して遊技者の信頼が得られ、やがて、予告によって遊技者の期待感を確実に喚起することができるようになる。
【0049】
図13は、図柄合わせゲームで出現する各種の当たりの停止態様を示している。図柄合わせゲームでは、複数種類の当たりが設けてある。図13aに示すように絵柄部322の絵柄だけが揃い数字部321の数字が不揃いの場合、または図13cに示すように数字部321だけが揃い絵柄部322が不揃いの場合には、それぞれ小当りになって可変入賞口80が5回〜8回にわたって開閉される。同図bに示すように絵柄部322が揃うとともに数字部321も揃った場合には、大当たりになって可変入賞口80が16回にわたって開閉される。
【0050】
さらに図14に示すように、絵柄背負い型320aと、数字背負い型320bとは区別されており、絵柄および数字が同じであっても、これらは異なる複合図柄として区別される。たとえば、同図aに示すように、絵柄背負い型320aが揃った場合、あるいは同図bに示すように数字背負い型320bが揃った場合には、それぞれ大当たりが出現する。一方、同図cに示すように絵柄背負い型320aと数字背負い型320bとが混在している場合には、小当りになる。
【0051】
このように文字部分と絵柄部分とを組み合わせた複合図柄を用いるので、当たりの出現パターンが多様化し、遊技の面白みをさらに増すことができる。
【0052】
以上説明した実施の形態では、リーチ状態の出現予告と当たりの出現予告とを併用して2段階に予告を行ったが、たとえば、実施の形態で示したリーチの出現予告を当たりの出現予告とし、リーチ状態の出現予告を経由することなく直接、当たりの出現予告を行ってもよい。また実施の形態では特定図柄として複合図柄401を用いたが、数字のみあるいは絵柄のみの図柄を特定図柄としてもよい。
【0053】
さらに、停止態様の出現パターンの遷移は、特定図柄の出現位置が遷移するようなものに限定されず、何らかの規則に従って実行結果が複数回にわたって連続的に出現するものであればよい。たとえば、1回目に数字のみの図柄で外れが出現し、2回目に絵柄のみの図柄で外れが出現し、3回目に数字と絵柄の複合図柄で外れが出現すること等をリーチ状態の出現予告としても良い。
【0054】
このほか実施の形態では、3つの図柄を揃える図柄合わせゲームを展開したが、表示領域の数を増やし、4つあるいは5つの図柄を揃えるようなものであってもよい。このような場合には、リーチ状態の予告は、リーチ状態を構成する図柄数よりも少ない所定数の特定図柄を出現させて行う。また当たりの予告は、当たりを構成する図柄数よりも少ない所定数の特定図柄を出現させて行う。たとえば、当たりを構成する図柄数が5個の場合には、3つ以下の特定図柄を用いてリーチ予告を行い、当選予告は4つ以下の特定図柄を用いて行うことになる。
【0055】
さらに実施の形態では、遊技機としてパチンコ機の例を示したが、スロットマシンであってもかまわない。この場合には、コインが挿入されて所定のスタートレバーが操作されること等が図柄合わせゲームを開始するための始動条件となり、特別価値はコインの払い出し等となる。
【0056】
【発明の効果】
本発明にかかる遊技機によれば、当たり予告をするための特定図柄を設定し、2つの同一の特定図柄を含む外れ停止態様が複数回連続して出現し、当該2つの同一の特定図柄が左、中、右の表示領域における隣り合う表示領域に表示され、かつ、該2つの同一の特定図柄の出現箇所が、左、中、右の表示領域において連続して同じとならないように表示することによって当たりの出現を遊技者に予告するので、単に当たりの前にリーチ状態を遊技者に連続させるというありふれた変動表示ゲームを行うだけでは得られない期待感や遊技に対する興趣を遊技者に与えることができる。また、当たりの出現時期が近づいているにもかかわらず遊技者が遊技を途中でやめてしまうような事態を防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る遊技機の回路構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る遊技機を示す正面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る遊技機で行う図柄合わせゲームで登場する各種の図柄を示す説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る遊技機においてリーチ状態の出現を予告する際に表示される実行結果の遷移の一例を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る遊技機においてリーチ状態の出現を予告する際に表示される実行結果の遷移の他の一例を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る遊技機においてリーチ状態の出現を予告する際に表示される実行結果の遷移の他の一例を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る遊技機においてリーチ状態の出現予告が途中で不成立になる場合における実行結果の遷移の一例を示す説明図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る遊技機においてリーチ状態の出現予告が途中で不成立になる場合における実行結果の遷移の他の一例を示す説明図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係る遊技機において当たり状態の出現を予告する際に表示される実行結果の遷移の一例を示す説明図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係る遊技機において当たり状態の出現を予告する際に表示される実行結果の遷移の他の一例を示す説明図である。
【図11】本発明の一実施の形態に係る遊技機において当たり状態の出現を予告する際に表示される実行結果の遷移の他の一例を示す説明図である。
【図12】本発明の一実施の形態に係る遊技機において当たり状態の出現予告が途中で不成立になる場合の実行結果の遷移の一例を示す説明図である。
【図13】図柄合わせゲームで出現する各種の当たり、小当りの停止態様を示す説明図である。
【図14】絵柄背負い型と文字背負い型による当たりの種類を示す説明図である。
【符号の説明】
10…遊技機
30…可変表示手段
50…保留玉表示部
60…始動入賞口
80…可変入賞口
90…賞球払出手段
100…制御部
110…図柄合わせゲーム実行手段
120…リーチ予告手段
130…当選予告手段
140…保留管理手段
150…特別価値付与制御手段
320a…絵柄背負い型複合図柄
320b…数字背負い型複合図柄
321…数字部
322…絵柄部
401…複合図柄

Claims (1)

  1. 複数の図柄を変動表示可能な左、中、右の表示領域を有する可変表示手段と、所定の始動条件に基づいて、前記左、中、右のそれぞれの表示領域で複数の図柄を所定期間変動表示させた後に順次停止させ、当該停止した複数の図柄の表示結果が予め定められた当選停止態様で停止すると当たりとなる図柄合わせゲームを実行する図柄合わせゲーム実行手段を有する遊技機において、
    該遊技機の制御部は、
    前記始動条件の成立に基づき前記図柄合わせゲームの実行権利を、所定数を上限に始動記憶として記憶可能な保留管理手段と、
    前記図柄合わせゲームにおいて当たりの出現を予告する当選予告手段と、を有し、
    前記図柄合わせゲーム実行手段は、前記保留管理手段に記憶された始動記憶に基づいて前記図柄合わせゲームを実行し、
    前記当選予告手段は、
    前記図柄合わせゲームを実行する複数の図柄のうち、いずれかの図柄を前記当たりの出現を予告するための特定図柄として設定し、
    前記図柄合わせゲーム実行手段によって、前記図柄合わせゲームにおいて前記当たりが出現する場合に、当該当たりを出現させる始動記憶よりも前に前記保留管理手段に記憶されている始動記憶に基づく図柄合わせゲームにおいて、2つの同一の特定図柄を含んだ外れ停止態様を複数回連続して出現させ、当該2つの同一の特定図柄前記左、中、右の表示領域における隣り合う表示領域に表示させ、かつ、該2つの同一の特定図柄の出現箇所が、前記左、中、右の表示領域において連続して同じとならないように表示することで、前記当たりの出現を報知するようにしたことを特徴とする遊技機。
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