JP4582790B2 - 金属成形機 - Google Patents

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Description

この発明は、短柱状の金属材料を半溶融状態に溶融して金型に射出する金属成形機に関するものである。
短柱状の金属材料を溶融して金型に射出する成形機としては、ノズルを有する加熱チャンバの側部にプランジャを挿入した予備加熱バレルを横向きに設け、その予備加熱バレルにチクソトロピー性を潜在的に保持した短柱状の金属材料に挿入して予備加熱し、それをプランジャにより加熱チャンバに供給して半溶融状態で貯留し、その一部を吸引ロッドにより金型に射出する構造のものがある。
またノズルを有する筒体内に射出ロッドを挿入した射出装置に保温貯留筒を立設し、その保温貯留筒の上側部に押込みロッドを挿入した棒状材料の加熱筒を横長に接続し、その加熱筒で棒状材料を溶融して保温貯留筒に貯留した後、その一部を射出ロッドにより金型に射出するものもある。
さらにプランジャを挿入した射出スリーブを備える射出装置の上に、プッシャを内装した融解シリンダによる融解装置を並設し、その融解シリンダの先端部と射出スリーブとを開閉装置を備えた注湯部材により連通して、円柱短棒形状の金属材料を融解シリンダにより融解し、溶湯をプッシャにより1ショット分ずつ計量して注湯部材に押し出して射出スリーブに供給する射出装置もある。
特開2001−252759号公報 特開2005−40807号公報 特開2004−167499号公報
チクソトロピー性状を有する金属材料では、液相線温度以下で固相線温度以上の温度に加熱すると、固相と液相とが共存した半溶融金属となる。この半溶融金属の温度を流動性を保持するために固液共存温度領域の温度に保持していると、時間の経過と共に固相が成長して固相率が保持前よりも高くなる傾向にある。このため多数ショット分の溶融金属を貯留して成形を継続する金属成形機では、貯留中に成長した固相により流動性が悪くなって成形が不安定となり易い。これを回避するには、固相の成長によりチクソトロピー性状が失われる前の時間内に射出を行う必要がある。
また円柱短棒形状の金属材料を融解シリンダにより融解し、溶湯を1ショット分ずつ計量して注湯部材から射出スリーブに供給する射出装置では、溶湯の貯留を行わないので、固相の成長による流動性の課題はないが、半溶融金属では軟化した状態で短柱状の形態を保っていることから、溶湯のような流動性がなく、このため開閉装置を有する注湯部材が障害となって、半溶融金属を射出スリーブに安定供給することが難しい。このようなことから、従来の成形機により金属素材を半溶融状態で成形を行うことは難しいとされている。
この発明は、金属材料を半溶融状態で射出成形する場合の上記課題を解決するために考えられたものであって、その目的は、半溶融金属を貯留することなく1ショットごとに計量して供給路から射出路に安定供給することができ、金属材料がチクソトロピー性状を有するものであつても容易に成形することができる新たな金属成形機を提供することにある。
上記目的によるこの発明は、型締装置の型置盤に挿通止着して先端の開口を固定型内に臨ませた射出加熱筒と、その射出加熱筒の型置盤から突出した後側部に形成した接続ブロックとブロック端面から射出加熱筒内の射出路に向け斜め後方から穿設して、射出路側面に斜め横向きに接続した接続ブロック内の供給路と、連結盤に取付けて射出加熱筒の後方に配置した射出駆動手段と、射出加熱筒内の射出路に後端の開口から挿入してプランジャ後端部を射出駆動手段に連結した射出プランジャとからなり、その射出プランジャのプランジャ先端部と射出プランジャの最前進位置で上記供給路の開口に位置する中間部位とを上記射出路の内径とほぼ同一径に、他のプランジャ軸部を小径に形成して、中間部位を供給路の開口を開閉するバルブに構成し、その中間部位による開口の閉塞時に供給路への材料補給を可能とした射出装置と、上記接続ブロックのブロック端面に先端面を当接して射出加熱筒の側面に斜め後方に横向きに連結し接続ブロック内の上記供給路と接続した溶解筒と、その溶解筒の後部上側に軸方向に長く開設した短柱状の金属材料の投入口と、溶解筒内の半溶融金属材料を上記射出路に押出供給する計量プランジャと、その計量プランジャの進退駆動手段とからなる材料押出供給装置とを備え、その材料押出供給装置を上記溶解筒と共に上記射出装置の側部に斜め後方に横向きに設けてなる、というものである。
上記型締装置は、受圧盤と、その受圧盤に対設した連結盤と、両盤間の中央に配置した型置盤とを、隅部に挿通したクランプシャフトにより連結してなり、その連結盤の外側に上記射出駆動手段を連結してなるというものである。また上記材料押出供給装置は、溶解筒と共に上記射出装置の側部に斜め後方に向けて設けてなるというものである。
また上記射出加熱筒は、後側面に上記接続ブロックを斜め後方に向け突出して一体に有し、その接続ブロックはブロック端面から上記射出路に向け斜め後方から穿設して射出路側面に斜め横向きに接続した上記供給路を内部中央に有し、その供給路に対し直角な垂直面に形成した上記ブロック端面に上記溶解筒の先端面を当接して、該溶解筒を接続ブロックに連結してなる、というものである。
上記構成では、射出加熱筒の射出路と側部の供給路とを連通して、供給路を閉鎖している射出プランジャの中間部位に接するところまで、溶解筒から半溶融状態の金属材料が供給されているので、溶解筒内の計量プランジャにより1ショット分の半溶融材料を計量して射出路に確実に押出供給し、それを直ちに射出プランジャにより金型に射出できる。このため金属材料の溶融から射出に至る時間が短くなり、金属材料がチクソトロピー性状を呈するものであっても、固相の成長により固相率が高くなって流動性が悪くなる前に成形が行えるので、半溶融状態でも安定した成形を行うことができるようになる。
図中1は型締装置、2は射出装置、3は材料押出供給装置である。
上記型締装置1は、受圧盤11と、その圧受盤11と所要間隔を置いて対設した連結盤12と、両盤間の中央に配置した型置盤13とを、四隅部に挿通したクランプシャフト14.14により連結して備え、その受圧盤11と型置盤13との間に、可動盤15をクランプシャフト14.14に挿通支持して進退自在に有する。この可動盤15の背面には、受圧盤11の中央部にシリンダ16aを一体に設けた型締機構16の型締ラム16bが連結してあり、その型締ラム16bの伸縮作動により可動盤15が進退移動して、該可動型15と固定型13に分割して取付けた金型の可動型17aと固定型17bの型開閉及び型締とを行う構造からなる。
上記連結盤12の外側盤面には、上記射出装置2を駆動する射出シリンダ21が、ピストンロッド22を連結盤12に穿設した穴に進退自在に挿通して固設してある。この連結盤12は型置盤13から延長された状態にあるクランプシャフト14.14により、型置盤13及び圧受盤11に連結されているので、簡単な構造で大きな射出圧力にも十分に耐える。
上記型置盤13には、両端が開口した射出加熱筒18が、型取付面側の盤面から先端が若干突出するところまで、周囲に断熱材を施して盤体に穿設した穴に連結盤側から挿通し、先端周囲に嵌合した割りリング13aとボルト13b(図4参照)により止着してある。この先端部のみ型置盤13に固定して他を自由状態となした射出加熱筒18では、型置盤13に拘束されることなく軸方向に熱膨張するようになる。
上記射出加熱筒18は、型置盤13から突出した後側面に、上記材料押出供給装3の接続ブロック19を一体に有し、その接続ブロック19と共に射出加熱筒18を加熱する手段(図では省略)が設けてある。接続ブロック19は斜め後方に向け突出しており、その内部中央に射出加熱筒内の射出路18aと所要角度で斜めに接続する供給路19aが、ブロック端面から最後退位置のプランジャ先端に近接した射出路18aの壁面まで穿設してある。また図では省略したが、射出加熱筒18には、射出路18aをアルゴンガス等の不活性ガス雰囲気となすガス供給手段が接続されている。なお、図では供給路19aを45°の角度で射出路18aに斜めに接続しているが、その角度は任意とするものである。
上記ブロック端面は供給路19aに対し直角な垂直面で、そこに材料押出供給装置3の溶解筒31が先端面を当接してジョイント31aにより射出加熱筒18の側面に連結してある。この溶解筒31は、長さ300mm、直径60mmの短柱状(棒状ともいう)の金属材料Mを、供給路19aを含めて3〜5本収容できる長さを有し、その内部に材料押出用の計量プランジャ30が挿入してある。また後部上側には金属材料Mの投入口31bが軸方向に長く開設してあり、投入口31bを除く筒体周囲にはバンドヒータ31cが取付けてある。
上記射出路18aには、先端面が平らな射出プランジャ20が射出加熱筒18の後端から挿入してある。この射出プランジャ20は、図4及び図5に示すように、プランジャ先端部20aと、最前進位置で供給路19aの開口に位置する中間部位20bとを部分的に、摺動可能な範囲で射出路18aの内径とほぼ同径に形成して、射出路18aの内径とのクリアランスを小さくし、射出時の溶融金属材料のバックフローを少なくしてある。また他のプランジャ軸部はプランジャ先端部20aよりも小径で、そこに生じた段差によりクリアランスからバックフローした小径軸部の周囲の溶融金属材料を、プランジャ後退時に射出加熱筒18の後端の開口から掻き出して、溶融金属材料による摺動抵抗を減少するようにしてある。
射出プランジャ20の後端は、図6に示すように、上記射出装置2のピストンロッド22の先端内の凹所22aに挿入して連結してある。この連結は、プランジャ後端面と凹所底面との間に挟み設けたスクリュライナ23と、プランジャ周囲に嵌合した割りリング24と、プランジャ受筒25aの端部周囲にフランジ25bを一体に有し、そのプランジャ受筒25aに射出プランジャ20の後端部を挿通して、フランジ25bをピストンロッド22の先端面に当接するとともに、受筒内端を割りリング24に当接してボルトによりピストンロッド22に止着したプランジャ保持部材25とをもって行っている。
スクリュライナ23は受部材23aとプランジャ端に嵌合した押部材23bとの二部材からなり、両部材の当接面を受部材側に凹に弯曲した凹凸面に形成して、射出プランジャ20とピストンロッド22の軸心を同一線上に位置させてある。これによりプランジャ後端に掛かる射出時の荷重が、スクリュライナ23に均等に受けられて、連結部に偏荷重による曲げ応力が生じないようにしてある。
上記射出装置2は、図7に示すように、射出シリンダ21の後端を連結した油圧駆動部26と、油圧駆動部26からシリンダ前部に配設した油圧路27とを備え、その油圧路27によりピストン22bで仕切られた前室の圧油の給排を行えるようにしてある。また射出シリンダ21の前部はシリンダと一体のブロック28に形成されており、そのブロック28の前端面を上記連結盤12の盤面に当接するとともに、ブロック周囲のフランジ28aを盤体にボルト止めして連結盤12の下部中央に水平に連結してある。
上記型締装置1と射出装置2は、互いに連結したそれぞれの機台4,5に設置してある。型締装置1では受圧盤11と型置盤13とを機台4に固定し、連結盤12と可動盤15を高さ調整が可能な案内部材41,42に載せて機台4に設置している。また射出装置2は機台5に設置した高さ調整可能な長手方向のフレーム51に油圧駆動部26を載置固定し、射出シリンダ21の前部をフレーム上に立設した支持材52により支持して機台5に設置している。
上記材料押出供給装置3は、型締装置1の型置盤13と射出装置2の連結盤12との間の機台側部に張り出して取付けた台座6に設置してある。台座6の上面には複数のリニアガイド61が射出加熱筒18と平行に敷設してあり、そのリニアガイドに裏側面のガイド部材を嵌合して、ベースプレート32が台座6の上に可動自在に載置してある。このベースプレート32は射出加熱筒18に対し45°の角度で、上記接続ブロック内の供給路19aの延長線上に位置している。
ベースプレート32の上面には上記計量プランジャ30の進退駆動手段が設置してあり、その進退駆動手段より前のベースプレート上に溶解筒21のサポート32aが設けてある。進退駆動手段は油圧駆動によるもので、図8〜図10に示すように、上記溶解筒31と平行にベースプレート32の上面に敷設した左右一対のリニアガイド33,33と、そのリニアガイド33,33に裏面両側のガイド部材を嵌合して、ベースプレート上に可動自在に設けた前部台板34a及び後部台板34bとを有する。
前部台板34aの前側には、中央に形成した凹所に溶解筒31の後部が位置する駆動部設置板35が、また後側には溶解筒31の後端に位置する支持板37が立設してあり、駆動部設置板35の両側には左右一対の油圧シリンダ36,36が溶解筒31と平行に取付けてある。
また後部台板34bには、先端部を溶解筒31に挿入した計量プランジャ30の後端と、油圧シリンダ36,36のピストンロッド36a,36aの後端とを連結した押圧板38が立設してあり、その押圧板38が油圧シリンダ36,36の作動により、計量プランジャ30と一緒に前進移動して、溶解筒内に投入した短柱状の金属材料を溶解筒先方に順に押し送り、先方の溶融した金属材料を供給路19aから射出路18aに押出すことができるようにしてある。
上記構成の金属成形装置の成形動作について説明する。
先ず、上記溶解筒31に所要本数の金属材料Mを投入口31bから挿入する。金属がマグネシウム合金で、溶融によりチクソトロピー性状を呈する短柱状の金属素材Mの場合には、金属材料Mが半溶融状態となるように加熱温度を550°〜590℃に設定して、溶解筒内の金属材料Mを半溶融しておく。
次に、上記型締機構6により可動盤15を前進移動して、可動型17aと固定型17bの型閉及び型締を行う。その後に射出装置2のピストンロツド22を後退作動して射出プランジャ20を、図5に示す最前進位置から、射出加熱筒18の後端にプランジャ先端20aが位置する最後退位置まで後退移動し、その位置で待機させる(図4参照)。この後退移動で中間部位20bにより塞がれていた供給路19aが開口して射出路18aと連通する。この後退移動により射出路18aは負圧となるが、それに応じて射出プランジャ周囲のクリアランスから外気が吸引されて負圧が解消され、射出プランジャ20の後退移動がスムーズに行われる。
射出プランジャ20が最後退位置で停止すると、上記材料押出供給装置3の油圧シリンダ36が前進作動して、溶解筒31に挿入した計量プランジャ30を前進移動する。これにより金属材料Mが押圧されて、供給路19aまで先に押し出されていた半溶融状態の金属材料Mが計量プランジャ30の移動ストローク分だけ、供給路19aから射出プランジャ20のプランジャ先端部20aより前の射出路18aに押出供給される。したがって、射出路18aにおける材料供給量は計量プランジャ30の移動ストロークにより計量されることになる。
材料供給が済むと、油圧シリンダ36によるプランジャ38の前進移動も停止してその位置に保つ一方、射出装置2のピストンロッド22が前進作動して射出プランジャ20を最前進位置まで移動し、射出路18aの図示しない半溶融金属をキャビティに射出する。この射出時に連結盤12が受ける射出反力はタイバー14の伸びにより吸収されるようになる。射出プランジャ20は射出後の諸工程が終了して再び型閉工程に移行するまで最前進位置に停止している。この移動に際して、射出路18aの空気は射出プランジャ周囲のクリアランスから排気されるので移動抵抗となることはない。
材料押出供給装置3では、射出プランジャ20が最前進位置に停止していて、中間部位20bにより供給路19aの開口が塞がれている時に、材料追加を行うことができる。材料追加は成形ごとに行う必要がなく、溶解筒内に少なくとも1本分の金属材料の追加スペースが生じてから行えば材料不足を来すようなことはない。材料補給は、油圧シリンダ36を伸長作動して計量プランジャ30を、先端が投入口31bより後の溶解筒後端に位置するところまで後退移動して行う。この後退移動でプランジャ軸部により閉鎖されていた投入口31bが開き、新たな金属材料を投入口31bから挿入できるようになる。挿入後に油圧シリンダ36を縮小作動して計量プランジャ30をプランジャ先端が金属材料Mと接するところまで前進移動し、その先端で金属材料Mを押さえる。
また横向きに設けた溶解筒31内で半溶融した金属材料Mは、全体が膨張して均一に軟化した状態にあって、短柱状の形態を保っている。これは金属素材Mが結晶間に共晶が分布した金属組織で、固液共存温度領域の温度でチクソトロピー性状を呈するマグネシウム合金であっても同じで、縦に設けた溶解筒内で半溶融したときのように、結晶が溶融により固相となる前に、共晶が先に溶融して生じた液相により溶融塊となって分離することがない。また供給路19aは材料供給時以外は中間部位20bに塞がれているので射出路18aに流出することがない。同様に金属材料が低融点金属とカーボンナノ材とによる複合金属材料であっても、半溶融状態であれば低融点金属の溶融による分離現象は生じ難く、溶融と押出供給が行えるので複合金属製品の成形も可能となる。
また押出供給は、供給路19aまで押し出されている半溶融金属材料を、射出路18aに直に押し出して行われるので、溶融から供給までの経路を短く設定でき、固液共存温度領域の温度に保持される時間も短くなるので、射出路18aに押出供給するまでの間に、固相が成長して固相率が高くなって流動性が悪くなるようなこともない。したがって、この発明の金属成形機によれば、半溶融によりチクソトロピー性状を呈する短柱状の金属材料、低融点金属と他の物質を複合化した複合金属材料の射出成形を容易に行い得る。
なお、上記実施形態では、射出プランジャ20と計量プランジャ30の駆動手段に油圧を駆動源とする装置を用いているが、駆動手段は電動モータを駆動源とする機械的手段であってもよい。
この発明に係る金属形成機の一部を断面して示す平面図ある。 同上の側面図である。 図1のA−A線における背面図である。 射出作動前の状態を示す型置盤の縦断側面図である。 射出終了時の状態を示す型置盤の縦断側面図である。 射出プランジャと射出ピストンロッドとの連結部位の断面図である。 射出装置の一部の縦断側面図である。 材料押出供給装置の一部を断面で示す平面図である。 同上の側面図である。 材料押出供給装置の材料押出し後の状態を一部を断面で示す平面図である。
符号の説明
1 型締装置
2 射出装置
3 材料押出供給装置
12 連結盤
13 型置盤
18 射出加熱筒
18a 射出路
19 接続ブロック
19a 供給路
20 射出プランジャ
20a プランジャ先端部
20b 中間部位
21 射出シリンダ
22 射出ピストンロッド
30 計量プランジャ

Claims (3)

  1. 型締装置の型置盤に挿通止着して先端の開口を固定型内に臨ませた射出加熱筒と、その射出加熱筒の型置盤から突出した後側部に形成した接続ブロックとブロック端面から射出加熱筒内の射出路に向け斜め後方から穿設して、射出路側面に斜め横向きに接続した接続ブロック内の供給路と、連結盤に取付けて射出加熱筒の後方に配置した射出駆動手段と、射出加熱筒内の射出路に後端の開口から挿入してプランジャ後端部を射出駆動手段に連結した射出プランジャとからなり、その射出プランジャのプランジャ先端部と射出プランジャの最前進位置で上記供給路の開口に位置する中間部位とを上記射出路の内径とほぼ同一径に、他のプランジャ軸部を小径に形成して、中間部位を供給路の開口を開閉するバルブに構成し、その中間部位による開口の閉塞時に供給路への材料補給を可能とした射出装置と、
    上記接続ブロックのブロック端面に先端面を当接して射出加熱筒の側面に斜め後方に横向きに連結し接続ブロック内の上記供給路と接続した溶解筒と、その溶解筒の後部上側に軸方向に長く開設した短柱状の金属材料の投入口と、溶解筒内の半溶融金属材料を上記射出路に押出供給する計量プランジャと、その計量プランジャの進退駆動手段とからなる材料押出供給装置とを備え、その材料押出供給装置を上記溶解筒と共に上記射出装置の側部に斜め後方に横向きに設けてなることを特徴とする金属成形機。
  2. 上記型締装置は、受圧盤と、その受圧盤に対設した連結盤と、両盤間の中央に配置した型置盤とを、隅部に挿通したクランプシャフトにより連結してなり、その連結盤の外側に上記射出駆動手段を連結してなることを特徴とする請求項1記載の金属成形機。
  3. 上記射出加熱筒は、後側面に上記接続ブロックを斜め後方に向け突出して一体に有し、その接続ブロックはブロック端面から上記射出路に向け斜め後方から穿設して射出路側面に斜め横向きに接続した上記供給路を内部中央に有し、その供給路に対し直角な垂直面に形成した上記ブロック端面に上記溶解筒の先端面を当接して、該溶解筒を接続ブロックに連結してなることを特徴とする請求項1記載の金属成形機。
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