JP2007167864A - 金属成形機の材料溶解供給装置 - Google Patents

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和夫 安在
Mamoru Miyagawa
守 宮川
Takashi Yamazaki
孝 山崎
Daisuke Shiba
大介 柴
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Abstract

【課題】横向きの溶解筒におけるビレット挿入時の溶解筒温度の制御ばらつきを、ビレットが溶解筒の筒壁に常に線接触する部位に温度センサを設置することにより解決する。
【解決手段】材料溶解供給装置は、後部上側にビレットの投入口を有する筒体の外周囲に加熱手段を備え、その温度センサを設置した溶解筒と、その溶解筒内に後端から進退自在に挿入した押出プランジャと、その押出プランジャの駆動装置とからなる。上記温度センサを溶解筒の筒体下側の筒壁に取付けて、該溶解筒を金属成形機の射出加熱筒に横向きに接続する。上記温度センサを、筒体下側の筒壁とビレットの接触中心線の左右45°の角度範囲内で溶解筒の長手方向に加熱手段ごとに配設する。
【選択図】図2

Description

この発明は、マグネシウム合金、アルミニウム合金等の低融点金属を溶融して丸棒状に鋳造したビレットを成形材料とし、そのビレットの溶解筒を備えた金属成形機の材料溶解供給装置に関するものである。
ビレットの溶解筒を備えた金属成形機としては、射出装置の上に溶解シリンダを横向きに設け、その溶解シリンダに収容した丸棒状のビレットをシリンダ周囲のヒータにより溶解し、プッシャにより溶解シリンダから溶融金属を射出スリーブに押出供給する構造のものがある。
また射出加熱筒に立設した保温貯溜筒の上部に溶解筒を横向きに接続し、その溶解筒に収容した丸棒状のビレットを筒体周囲のヒータにより溶解し、押込ロッドにより溶解筒から溶融金属を保温貯溜筒に押出供給するものもある。
特開2004−167499号公報 特開2005−40807号公報
射出装置の上に溶解筒を備えた材料溶解供給装置を設置して、溶解筒を横向きに取付けた上記従来装置では、温度センサは取付けの容易性とメンテナンスのし易さなどから溶解筒の側面の上半部に設置している。横向きに設置された溶解筒では、投入したビレットMは筒体下側の筒壁内面に線接触して筒体に支えられるので、筒体上側の筒壁とビレットとの間にはクリアランスが介在している。このクリアランスはビレットの下側への片寄により上方になるほど大く生ずることから、溶解筒の上半部にビレットが接触することはなく、溶解筒と接触した下側よりも材料温度による影響を受け難い。
このため材料温度により溶解筒の下半部の温度が設定温度以下になっても、上半部に設置した温度センサではそれを検出することができず、溶解筒温度はそのまま設定温度に維持される。この結果、ビレットが加熱されて溶解するまでの時間が長く掛かり、また上半部でも温度センサの設置位置によって溶解時間にばらつきが生ずるなどの課題があった。
この発明は、上記従来技術の課題を解決するために考えられたものであって、その目的は、ビレットが溶解筒の筒壁に常に線接触する部位の温度を検出できるようにし、これにより材料温度により低下する溶解筒温度の制御をばらつきなく行えるようにして、ビレットの溶解効率を改善することができる新たな金属成形機の材料溶解装置を提供することにある。
上記目的によるこの発明は、後部上側にビレットの投入口を有する筒体の外周囲に加熱手段を備え、その温度センサを設置した溶解筒と、その溶解筒内に後端から進退自在に挿入した押出プランジャと、その押出プランジャの駆動装置とからなり、上記温度センサを溶解筒の筒体下側の筒壁に取付けて、該溶解筒を金属成形機の射出加熱筒に横向きに接続してなるというものである。また上記温度センサは、筒体下側の筒壁とビレットの接触中心線の左右45°の角度範囲内で溶解筒の長手方向に配設されている、というものでもある。
上記構成では、溶解筒に投入したビレットが、溶解筒下側の筒壁内面に線接触し、そのビレットが線接触した部位での検出温度を、溶解筒温度として常にヒータ出力の制御が行えるので、材料温度による溶解筒温度の低下に対応した温度制御が迅速に行われ、この結果、ビレットの溶解時間が著しく短縮されて、成形サイクルの向上に寄与するようになる。また温度センサの設置範囲が接触中心線に限定されず、接触中心線の左右45°の角度範囲内であれば許容されるので、射出装置との相関位置から接触中心線上に設置できなくとも、その許容範囲での設置により目的を達成することができる。
図中1は型締装置、2は射出装置で、両装置は横長に連結した機台4,5の上に水平に設置してある。3は材料溶解供給装置で、射出装置2の射出加熱筒20の側面に溶解筒30を水平に連結して、該射出装置2の側部に設置してある。
上記型締装置1は、受圧盤11と、その受圧盤11と所要間隔を置いて対設した連結盤12と、両盤間の中央に配置した型置盤13とを、四隅部に挿通したクランプシャフト14.14により連結して備え、その受圧盤11と型置盤13との間に、可動盤15をクランプシャフト14.14に挿通支持して進退自在に有する。この可動盤15の背面には、受圧盤11の中央部にシリンダ16aを一体に設けた型締機構16の型締ラム16bが連結してあり、その型締ラム16bの伸縮作動により可動盤15が進退移動して、該可動盤15と型置盤13とに分割して取付けた金型の可動型17aの固定型17bと型開閉及び型締とを行う構造からなる。
上記射出装置2は、連結盤12の外側盤面に射出シリンダ21を取付けて機台5上に設置した油圧作動の射出駆動装置22と、上記型締装置1の型置盤13に先端部を挿通固定して、先端の射出口を上記固定型17bに当接した上記射出加熱筒20と、射出シリンダ21のピストンロッド23と連結して射出加熱筒20に進退自在に挿入した射出プランジャ24とからなる。
上記材料溶解供給装置3は、上記連結盤12と型置盤13との間の機台側部に張り出して取付けた台座6の上のベース盤31に設置した押出装置32と、その押出装置32の前面板33の後部の保持板34に後端を取付けて、先端を上記射出加熱筒20の後側面に突設したブロック20aに連結し、射出加熱筒20の側面に横向きに、かつ水平に取付けた上記溶解筒30と、その溶解筒30と並行に前面板33の両側に取付けた駆動シリンダ35と、駆動シリンダ35のピストン35aと連結して前面板33の後方のベース盤上に進退自在に設けた押圧板36と、押圧板36に後端を連結して先端部を溶解筒30の内部に後端から挿入した押出プランジャ37とからなる。
また溶解筒30は、通常寸法(例えば、マグネシウム合金、長さ300mm、直径60mm)の短棒状(短柱状ともいう)のビレットMの少なくとも3本を収容できる長さの筒体からなり、筒体の内径は加熱効率を考慮してビレットMの外径φ60mmの場合、内径φ62mm程度に設定してある。
上記筒体の後部上にはビレットMの投入口30aが長手方向に開口してあり、その投入口30aの部位を含めて筒体周囲に、バンドヒータによる加熱手段38が、複数の温度制御ゾーンに分けて筒体全長にわたり取付けてある。また筒体下側の筒壁には各バンドヒータごとに熱電対による温度センサ39,39が、溶解筒30の長手方向に直列に取付けてある。
上記溶解筒30では、溶解筒30に投入したビレットMは、図3に示すように、温度センサ39,39を設置した筒体下側の筒壁内面に重力により片寄って線接触する。反対に筒体上側の筒壁とビレットMとの間にはクリアランスによる空間が片寄により大きく生ずる。このクリアランスはビレットMの熱膨張により小さくなると考えられるが、熱膨張は加熱時間の経過に伴うものであるから、ビレットMが筒体上側の筒壁に接触するのは後のこととなる。このためクリアランスにより隔離された部位の筒壁に取付けた温度センサでは、ビレットMとの接触により低下する溶解筒温度を確実に検出することが難しい。
溶解筒30に対する温度センサ39,39の位置は、図3に示すように、ビレットMの接触中心線上が最も好ましい。しかし、中心線の左右45°の角度範囲であれば、材料温度による筒壁の温度変化を中心線における検出と同様に行えるので、温度センサー39の配置はその範囲内であれば、ビレット投入時の温度低下から溶解に至るまでの筒壁温度を各部位の温度センサ39,39により検出し、その検出温度からヒータ出力を制御して、設定温度に加熱された溶解筒30の温度をフィードバック制御することができる。
上記構成の材料溶解供給装置3では、投入口30aから筒体の後部内に投入したビレットMを、押出プランジャ37により筒体前方へ順に送込むことができる。成形材料がマグネシウム合金で、溶融によりチクソトロピー性状を呈するビレットMの場合には、溶解筒温度をビレットMが半溶融状態となるように予め550°〜590℃に設定し、溶解筒30でビレットMを半溶融材料に溶解する。半溶融材料は押出プランジャ37の更なる前進移動により、上記射出加熱筒20の内部に押出供給される。また新たなビレットMの投入は押出プランジャ37を後退して行われる。
溶解筒30の温度制御は、定められた制御周期(時間)を繰り返して行われ、制御周期内のヒータをONさせる時間を制御することで実現している。溶解筒30にはビレットMを完全溶融又は半溶融状態に溶解するための目標温度が設定され、その目標温度とフィードバックされた検出温度との偏差に応じて、制御周期内でのヒータ出力を100%としてON,OFFの時間を制御している。
図4(A)に示すように、溶解筒30から検出された温度と目標温度の偏差が小さく筒壁温度が安定している時には、制御周期内でのヒータ出力ON,OFFの時間はそれぞれ50%として制御され、そのON,OFF時間を制御周期ごとに繰り返して目標温度を維持している。筒壁温度が低下して目標温度と検出温度の偏差が大きくなると、図4(B)に示すように、1例ではあるが制御周期内でのヒータ出力ONの時間が長く(80%)、OFFの時間が短く(20%)制御され、そのヒータ出力ON,OFFの時間が目標温度に到達するまで制御周期ごとに繰り返し行われる。目標温度を超えるとヒータ出力ONの時間が、OFFの時間よりも短く制御されて目標温度が維持される。
図5は、マグネシウム合金のビレットMが重力により常時線接触している筒体下側の筒壁と、クリアランスが介在している筒体上側の筒壁に温度センサを取付け、その両方の検出位置における材料挿入時からの検出温度及び材料温度を比較したグラフである。設定クリアランスは2.0mmで、材料温度はビレットMに埋込んだ熱電対による温度センサが検出した温度である。また目標温度としてマグネシウム合金が溶解しない300℃に設定してある。
比較グラフから、ビレットMが接触していない検出点での筒壁温度Aは、ビレットMを溶解筒30に挿入しても大きく変わらず、材料温度により内部温度が低下しても、目標温度と温度センサによる筒壁温度Aの検出温度との対比から偏差はないとして、制御周期内でのヒータ出力ON,OFFの時間は同じに維持されている(図4(A)参照)。このため挿入後のビレットMの材料温度Maが目標温度に昇温するまでの時間は1024sec(17分)を要している。
一方、ビレットMが接触した検出点では、ビレット挿入時から以後の筒壁温度Bが連続して検出される。ビレットMの材料温度Mbにより筒壁温度Bが低下すると、それを温度センサが検出して溶解筒温度とし、検出温度と目標温度とが対比される。検出温度は目標温度よりも低くそこに温度偏差があるので、制御周期内のヒータ出力ONの時間が、ヒータ出力OFFの時間よりも長く制御される(図4(B)参照)。これにより挿入後のビレットMの材料温度Mbが目標温度に昇温するまで542sec(9分)となる。これをビレットMが接触していない筒壁での温度検出と比較すると溶解時間が8分も短縮されており、その時間差が成形サイクル時間の短縮に寄与することになる。
なお、上記実施形態では、材料溶解供給装置を射出加熱筒の側面に溶解筒を接続して射出装置の側部に設置しているが、射出装置の構成によっては従来と同様に射出装置の上部に設置することもできる。したがって、この発明は図示の実施形態に限定されないものである。
この発明に係わる材料溶解供給装置を備えた金属成形機の一部を断面で示す平面図である。 この発明に係わる材料溶解供給装置の縦断側面図である。 溶解筒の縦断面図である。 ヒータ出力の制御説明図である。 温度の比較グラフである。
符号の説明
1 型締装置
2 射出装置
3 材料溶解供給装置
4,5 機台
6 台座
20 射出加熱筒
22 射出駆動装置
24 射出プランジャ
30 溶解筒
30a 投入口
31 ベース盤
32 押出装置
34 保持板
35 駆動シリンダ
37 押出プランジャ
38 加熱手段
39 温度センサ

Claims (2)

  1. 後部上側にビレットの投入口を有する筒体の外周囲に加熱手段を備え、その温度センサを設置した溶解筒と、その溶解筒内に後端から進退自在に挿入した押出プランジャと、その押出プランジャの駆動装置とからなり、上記温度センサを溶解筒の筒体下側の筒壁に取付けて、該溶解筒を金属成形機の射出加熱筒に横向きに接続してなることを特徴とする金属成形機の材料溶解供給装置。
  2. 上記温度センサは、筒体下側の筒壁とビレットの接触中心線の左右45°の角度範囲内で溶解筒の長手方向に配設されていることを特徴とする請求項1記載の金属成形機の材料溶解供給装置。
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