JP4581680B2 - 車線逸脱防止装置 - Google Patents
車線逸脱防止装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4581680B2 JP4581680B2 JP2004376552A JP2004376552A JP4581680B2 JP 4581680 B2 JP4581680 B2 JP 4581680B2 JP 2004376552 A JP2004376552 A JP 2004376552A JP 2004376552 A JP2004376552 A JP 2004376552A JP 4581680 B2 JP4581680 B2 JP 4581680B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yaw
- departure
- host vehicle
- vehicle
- lane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
しかし、車線逸脱回避制御により車両がヨー運動している間に、さらに車線逸脱回避制御としてヨー制御や減速制御を実施してしまうと、車線逸脱制御の制御量が超過又は不足する場合がある。車線逸脱制御の制御量が超過してしまえば、車両が自車線内に大きく戻ってしまい、運転者に違和感を与えたり、車線逸脱制御の制御量が不足すれば、車両が自車線内に戻る量が減少してしまう可能性も出てくる。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、ヨー運動している車両を過不足なく最適な状態に逸脱回避制御することができる車線逸脱防止装置の提供を目的とする。
実施形態は、本発明に係る車線逸脱防止装置を搭載した後輪駆動車両である。この後輪駆動車両は、自動変速機とコンベンショナルディファレンシャルギヤとを搭載し、前後輪とも左右輪の制動力を独立制御可能な制動装置を搭載している。
図中の符号1はブレーキペダル、2はブースタ、3はマスタシリンダ、4はリザーバであり、通常は運転者によるブレーキペダル1の踏込み量に応じて、マスタシリンダ3で昇圧された制動流体圧を各車輪5FL〜5RRの各ホイールシリンダ6FL〜6RRに供給する。また、マスタシリンダ3と各ホイールシリンダ6FL〜6RRとの間には制動流体圧制御部7が介装されており、この制動流体圧制御部7によって、各ホイールシリンダ6FL〜6RRの制動流体圧を個別に制御することも可能となっている。
例えば、制動流体圧制御部7は、液圧供給系にアクチュエータを含んで構成されている。アクチュエータとしては、各ホイールシリンダ液圧を任意の制動液圧に制御可能な比例ソレノイド弁が挙げられる。
また、この車両には、画像処理機能付きの撮像部13が設けられている。撮像部13は、自車両の車線逸脱傾向検出用として、走行車線内の自車両の位置を検出するために備えられている。例えば、撮像部13は、CCD(Charge Coupled Device)カメラからなる単眼カメラで撮像するように構成されている。この撮像部13は車両前部に設置されている。
前輪駆動の場合
V=(Vwrl+Vwrr)/2
後輪駆動の場合
V=(Vwfl+Vwfr)/2
・・・(1)
ここで、Vwfl,Vwfrは左右前輪それぞれの車輪速度であり、Vwrl,Vwrrは左右後輪それぞれの車輪速度である。すなわち、この(1)式では、従動輪の車輪速の平均値として車速Vを算出している。なお、本実施形態では、後輪駆動の車両であるので、後者の式、すなわち前輪の車輪速度により車速Vを算出する。
続いてステップS3において、車線逸脱傾向の判定を行う。この判定処理の処理手順は具体的には図4に示すようになる。
Xs=dx×T+X0 ・・・(2)
続いてステップS22において、逸脱判定をする。具体的には、推定横変位Xsと所定の逸脱判定用しきい値(横変位限界距離)XLとを比較する。
XL=(L−H)/2 ・・・(3)
ここで、Lは車線幅であり、Hは車両の幅である。車線幅Lについては、撮像部13が撮像画像を処理することで得ている。また、ナビゲーション装置14から車両の位置を得たり、ナビゲーション装置14の地図データから車線幅Lを得たりしても良い。
続いてステップS23において、逸脱判断フラグFoutを設定する。すなわち、前記ステップS22において、車線逸脱傾向ありと判定した場合(|Xs|≧XL)、逸脱判断フラグFoutをONにする(Fout=ON)。また、前記ステップS22において、車線逸脱傾向なしと判定した場合(|Xs|<XL)、逸脱判断フラグFoutをOFFにする(Fout=OFF)。
以上のようにステップS3において車線逸脱傾向を判定する。
方向スイッチ信号が示す方向(ウインカ点灯側)と、前記ステップS3で得た逸脱方向Doutが示す方向とが同じである場合、運転者が意識的に車線変更していると判定し、逸脱判断フラグFoutをOFFに変更する(Fout=OFF)。すなわち、車線逸脱傾向なしとの判定結果に変更する。
また、方向指示スイッチ20が操作されていない場合には、操舵角δに基づいて運転者の車線変更の意図を判定する。すなわち、運転者が逸脱方向に操舵している場合において、その操舵角δとその操舵角の変化量(単位時間当たりの変化量)Δδとの両方が設定値以上のときには、運転者が意識的に車線変更していると判定し、逸脱判断フラグFoutをOFFに変更する(Fout=OFF)。
続いてステップS5において、車線逸脱回避のための減速制御の可否判定及びその減速制御で用いる目標減速度を算出する。具体的には、この処理手順は図5に示すようになる。
ここで、減速制御判定用しきい値Xβは、走行車線曲率βに応じて設定される値であり、その関係は、例えば図6のようになる。
続いてステップS32において、前記ステップS31の判定結果に基づいて、減速制御作動フラグFgsを設定する。すなわち、前記ステップS31で減速制御を行うと決定した場合((|Xs|−XL)≧Xβ)、減速制御作動フラグFgsをONにして、前記ステップS31で減速制御を行わないと決定した場合((|Xs|−XL)<Xβ)、減速制御作動フラグFgsをOFFにする。
具体的には、減速制御作動フラグFgsがONの場合((|Xs|−XL)≧Xβ)、下記(4)式により、前記減算値(|Xs|−XL)及び減速制御判定用しきい値Xβを用いて、目標減速度Agを算出する。
Ag=−Kv・{||Xs|−XL|−Xβ} ・・・(4)
なお、この目標減速度Agは常に負値となる。
また、減速制御作動フラグFgsがOFFの場合、Agを0にする。
このように、ステップS5では、車線逸脱回避のための減速制御判定をするとともに、その判定結果に応じて目標減速度Agを算出する。
続いてステップS7において、車線逸脱回避制御として車両に付与する目標ヨーモーメントMsを算出する。
具体的には、前記ステップS3で得た推定横変位Xsと横変位限界距離XLとに基づいて下記(5)式により目標ヨーモーメントMsを算出する。
Ms=Ks・(|Xs|−XL) ・・・(5)
Am=Kg・Pm(<0) ・・・(6)
ここで、Kgは、車両諸元から定まる比例係数である。
先ずステップS41において、自車両がヨー運動をしているか否かを判定する。ここで、自車両がヨー運動をしている場合、ステップS42に進み、自車両がヨー運動をしていない場合、当該図8(ステップS9)に示す処理を終了する。例えば、ヨーレイトφ´が所定値以上である場合に、自車両がヨー運動をしていると判定するようにしても良い。
ステップS43では、ヨーレイトφ´に基づいて下記(7)式によりヨー運動比例値Aφを算出する。
Aφ=Kφ・φ´(>0) ・・・(7)
ここで、Kφは比例係数である。このヨー運動比例値Aφは、正値であり、ヨーレイトφ´と比例関係になる。
Ms=Ks・(|Xs|−XL)−Mφ ・・・(8)
A=Am ・・・(9)
ここで、Amは、前記ステップS8で算出した減速度である。
また、ステップS46では、下記(10)式が成立するか否かを判定する。
Aφ+Ag>0 ・・・(10)
ここで、前記(10)式が成立する場合、ステップS47に進み、前記(10)式が不成立の場合、ステップS48に進む。
Ms=Ks・(|Xs|−XL)−Km1・(Aφ+Ag) ・・・(11)
A=Am ・・・(12)
ここで、Km1は比例係数である。
また、Aφ+Agが正値であることから、補正後の目標ヨーモーメントMsは、補正値{Km1・(Aφ+Ag)}で減算されて小さい値に補正される。さらに、最終的な目標減速度Aは、運転者のブレーキペダル操作に応じた減速度Amとなる。
Ms=Ks・(|Xs|−XL) ・・・(13)
A=−max(|Am|,|Aφ+Ag|) ・・・(14)
ここで、関数max(m1,m2)は、m1とm2とから大きい値を選択するための関数である。
一方、前記ステップS42にて車線逸脱方向にヨー運動している場合に進むステップS49では、ヨーレイトφ´に基づいて下記(15)式によりヨー運動比例値Aφを算出する。
Aφ=Kφ・φ´(<0) ・・・(15)
ここで、Kφは比例係数である。このヨー運動比例値Aφは、負値であり、ヨーレイトφ´と比例関係になる。
Ms=Ks・(|Xs|−XL)−Mφ
Mφ=Kφ・φ´(<0) ・・・(16)
A=Am ・・・(17)
ここで、Amは、前記ステップS8で算出した減速度である。
Ms=Ms0 ・・・(18)
A=−max(|Am|,|Ag0|)
Ag0=Km2・(Ms−Ms0) ・・・(19)
ここで、Km2は比例係数であり、関数max(m1,m2)は、前述したように、m1とm2とから大きい値を選択するための関数である。
Ms=Ks・(|Xs|−XL) ・・・(20)
A=−max(|Am|,|Aφ+Ag|) ・・・(21)
ここで、関数max(m1,m2)は、前述したように、m1とm2とから大きい値を選択するための関数である。
以上のように、ステップS9において、自車両のヨー運動(ヨーイング運動)に基づいて目標ヨーモーメントMsを補正し、最終的な目標減速度を決定(減速度を補正)する。
逸脱判断フラグFoutがOFFの場合(Fout=OFF)、すなわち車線逸脱傾向がないとの判定結果を得た場合、下記(22)式及び(23)式に示すように、各車輪の目標制動液圧Psi(i=fl,fr,rl,rr)を制動液圧(マスタシリンダ液圧)Pmf,Pmrにする。
Psfl=Psfr=Pmf ・・・(22)
Psrl=Psrr=Pmr ・・・(23)
ここで、Pmfは前輪用のマスタシリンダ液圧である。また、Pmrは後輪用の制動液圧であり、前後配分を考慮して前輪用の制動液圧Pmfに基づいて算出した値になる。
|Ms|<Ms1の場合
ΔPsf=0 ・・・(24)
ΔPsr=Kbr・Ms/T ・・・(25)
|Ms|≧Ms1の場合
ΔPsf=Kbf・(Ms/|Ms|)・(|Ms|−Ms1)/T ・・・(26)
ΔPsr=Kbr・(Ms/|Ms|)・Ms1/T ・・・(27)
ここで、Ms1は設定用しきい値を示す。また、Tはトレッドを示す。なお、このトレッドTは、簡単のため前後で同じ値にする。また、Kbf,Kbrは、制動力を制動液圧に換算する場合の前輪及び後輪についての換算係数であり、ブレーキ諸元により定まる。
Psfl=Pmf+ΔPsf/2
Psfr=Pmf+ΔPsf/2
Psrl=Pmr+ΔPsr/2
Psrr=Pmr+ΔPsr/2
・・・(28)
なお、この(28)式が示すように、運転者による減速操作、すなわち制動液圧Pmf,Pmrを考慮して各車輪の目標制動液圧Psi(i=fl,fr,rl,rr)を算出している。
Psfl=ΔPsf/2+Pgf/4
Psfr=ΔPsf/2+Pgf/4
Psrl=ΔPsr/2+Pgr/4
Psrr=ΔPsr/2+Pgr/4
・・・(29)
ここで、前輪の目標制動液圧Pgf及び後輪の目標制動液圧Pgrは前記ステップS8で算出した最終的な目標減速度Aに基づいて下記(30)式により算出される。
Pgf(Pgr)=Kg・A ・・・(30)
ここで、Kgは車両諸元から決まる比例係数である。
そして、制駆動力コントロールユニット8は、このようにして算出した各車輪の目標制動液圧Psi(i=fl,fr,rl,rr)を制動流体圧指令値として、制動流体圧制御部7に出力する。
各センサ等から各種データを読み込むとともに(前記ステップS1)、車速Vを算出する(前記ステップS2)。そして、先に読み込んだ各種データに基づいて車線逸脱傾向の判定を行い、車線逸脱傾向があるときには、逸脱判断フラグFoutをONにして、さらに逸脱方向Doutを検出して、車線逸脱傾向がないときには、逸脱判断フラグFoutをOFFにする(前記ステップS3)。
そして、運転者の車線変更の意図がある場合には、逸脱判断フラグFoutをOFFに変更して、運転者の車線変更の意図がない場合には、逸脱判断フラグFoutをONに維持する(前記ステップS4)。
そして、車線逸脱回避制御として車両に付与する目標ヨーモーメントMsを算出するとともに、運転者のブレーキペダル操作に応じた減速度Amを算出する(前記ステップS7及びステップS8)。さらに、自車両がヨー運動(ヨーイング運動)をしている場合には、そのヨー運動に基づいて目標ヨーモーメントMsを補正したり、最終的な目標減速度を決定(減速度を補正)したりする(前記ステップS9)。
制動流体圧制御部7では、制動流体圧指令値に基づいて、各ホイールシリンダ6FL〜6RRの制動流体圧を個別に制御する。これにより、自車両が逸脱傾向にある場合に、自車両は、減速挙動や旋回挙動を示すようになる。
(1)ステップS41〜ステップS45の処理
前述したように、自車両が車線逸脱傾向にあり、かつ自車両が車線逸脱回避方向にヨー運動しており、かつ車線逸脱回避のための減速制御を行わない場合(Ag=0、Fgs=OFF)、前記(8)式により補正後の目標ヨーモーメントMsを算出し、前記(9)式により最終的な目標減速度Aを算出している。これにより、目標ヨーモーメントMsを、ヨーレイトφ´が大きくなるほど、小さい値に補正し、最終的な目標減速度Aを、運転者のブレーキペダル操作に応じた減速度Amにしている。すなわち、自車両が車線逸脱回避方向にヨー運動している場合において、車両にヨーモーメントだけを付与して車線逸脱を回避するときには、当該ヨーモーメントをヨーレイトφ´に応じて抑制するようにしている。
また、例えば図10に示すように、自車両100がカーブ路を走行しているために自車両100が車線逸脱回避方向にヨー運動(ヨーモーメントM´)をしている場合もある。
また、前述したように、自車両が車線逸脱傾向にあり、かつ自車両が車線逸脱回避方向にヨー運動しており、かつ車線逸脱回避のための減速制御を行う場合で(Ag<0、Fgs=ON)、かつAφ+Agの値が正値の場合、前記(11)式により補正後の目標ヨーモーメントMsを算出し、前記(12)式により最終的な目標減速度Aを算出している。これにより、目標ヨーモーメントMsを(Aφ+Ag)に応じて小さい値に補正し、最終的な目標減速度Aを運転者のブレーキペダル操作に応じた減速度Amとなる。
ここで、ヨー運動比例値Aφは、前記(7)式により、正値であり、ヨーレイトφ´と比例関係になっている。
また、前述したように、自車両が車線逸脱傾向にあり、かつ自車両が車線逸脱方向にヨー運動しており、かつ車線逸脱回避のための減速制御を行う場合で(Ag<0、Fgs=ON)、Aφ+Agの値が負値の場合、前記(20)式により目標ヨーモーメントMsの値を維持し、前記(21)式により最終的な目標減速度Aを算出している。これにより、最終的な目標減速度Aを|Am|と|Aφ+Ag|とのうちの大きい値にする。ここで、ヨー運動比例値Aφは、前記(15)式により、負値であり、ヨーレイトφ´と比例関係になっている。
これにより、自車両が車線逸脱方向にヨー運動している場合には、ヨーレイトφ´の大きさに関係なく、目標ヨーモーメントMsの値を維持するとともに、最終的な目標減速度Aを|Am|と|Aφ+Ag|とのうちの大きい値にする。
前述したように、自車両が車線逸脱傾向にあり、かつ自車両が車線逸脱方向にヨー運動しており、かつ車線逸脱回避のための減速制御を行わない場合(Ag=0、Fgs=OFF)、前記(16)式により補正後の目標ヨーモーメントMsを算出し、前記(17)式により最終的な目標減速度Aを算出している。これにより、目標ヨーモーメントMsを、ヨーレイトφ´が大きくなるほど(絶対値で大きくなるほど)、大きい値に補正し、最終的な目標減速度Aを、運転者のブレーキペダル操作に応じた減速度Amにしている。すなわち、自車両が車線逸脱方向にヨー運動している場合において、車両にヨーモーメントだけを付与して車線逸脱を回避するときには、当該ヨーモーメントをヨーレイトφ´に応じて増加させるようにしている。
前述したように、自車両が車線逸脱傾向がある場合において、自車両のヨー運動を検出した場合、車線逸脱回避制御として行う自車両にヨーモーメントを付与するといった走行制御や自車両を減速させるといった走行制御を、当該ヨー運動を反映させて適宜補正している。これにより、自車両がヨー運動している場合でも、過不足なく逸脱回避制御することができる。
また、前述したように、車線逸脱回避制御として、自車両にヨーモーメントを付与することに加えて、減速制御を行う場合には、できる限りその減速度が大きくなることを抑えるようにしている。例えば、一般的に、車線逸脱回避制御として自車両を減速させることは運転者に違和感を与えてしまうことに繋がる。このようなことから、車線逸脱回避制御として減速制御を行う場合には、できる限りその減速度が大きくなることを抑えることで、運転者に違和感を与えてしまうのを防止している。
7 制動流体圧制御部
8 制駆動力コントロールユニット
9 エンジン
12 駆動トルクコントロールユニット
13 撮像部
14 ナビゲーション装置
17 マスタシリンダ圧センサ
18 アクセル開度センサ
19 操舵角センサ
22 FL〜22RR 車輪速度センサ
Claims (4)
- 走行車線に対する自車両の逸脱傾向を判定する車線逸脱傾向判定手段と、
自車両がヨー運動しているか否かを判定するとともに、自車両がヨー運動していると判定した場合には、前記自車両のヨー運動が逸脱回避方向に向かわせる運動であるか逸脱方向に向かわせる運動であるかを判定するヨー運動検出手段と、
前記車線逸脱傾向判定手段が車線逸脱傾向があると判定した場合に、自車両にヨーモーメントを付与して走行車線に対して自車両が逸脱するのを回避する逸脱回避制御手段と、
前記ヨー運動検出手段が自車両がヨー運動していると判定するとともに前記自車両のヨー運動が自車両を逸脱回避方向に向かわせる運動であると判定した場合には前記逸脱回避制御手段が付与するヨーモーメントを、前記ヨー運動検出手段が自車両がヨー運動をしていないと判定した場合に比して小さい値に抑制する補正をし、前記ヨー運動検出手段が自車両がヨー運動していると判定するとともに前記自車両のヨー運動が自車両を逸脱方向に向かわせる運動であると判定した場合には前記逸脱回避制御手段が付与するヨーモーメントを、前記ヨー運動検出手段が自車両がヨー運動をしていないと判定した場合に比して大きい値に増加する補正をする制御補正手段と、
を備えることを特徴とする車線逸脱防止装置。 - 前記逸脱回避制御手段は、自車両にヨーモーメントを付与するための制動力と自車両を減速させるための制動力とを与え、
前記制御補正手段は、自車両にヨーモーメントを付与する制動力よりも、自車両を減速させるための制動力を優先的に抑制する補正をすることを特徴とする請求項1記載の車両逸脱防止装置。 - 前記逸脱回避制御手段は、自車両にヨーモーメントを付与するための制動力と、自車両を減速させるための制動力とを与え、
前記制御補正手段は、自車両を減速させる制動力よりも、自車両にヨーモーメントを付与するための制動力を優先的に増加する補正をすることを特徴とする請求項1記載の車両逸脱防止装置。 - 前記ヨー運動検出手段は、前記逸脱回避制御手段が直前に行った前記走行制御に起因して自車両に発生したヨー運動を検出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車線逸脱防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004376552A JP4581680B2 (ja) | 2004-12-27 | 2004-12-27 | 車線逸脱防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004376552A JP4581680B2 (ja) | 2004-12-27 | 2004-12-27 | 車線逸脱防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006182127A JP2006182127A (ja) | 2006-07-13 |
JP4581680B2 true JP4581680B2 (ja) | 2010-11-17 |
Family
ID=36735555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004376552A Active JP4581680B2 (ja) | 2004-12-27 | 2004-12-27 | 車線逸脱防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4581680B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4894436B2 (ja) * | 2006-09-27 | 2012-03-14 | 日産自動車株式会社 | 車線逸脱防止装置 |
JP5387204B2 (ja) * | 2009-07-28 | 2014-01-15 | 日産自動車株式会社 | 車両運転支援装置及び車両運転支援方法 |
JP6372430B2 (ja) | 2015-06-26 | 2018-08-15 | 株式会社デンソー | 車線逸脱抑制装置 |
JP6413955B2 (ja) | 2015-06-30 | 2018-10-31 | 株式会社デンソー | 逸脱回避装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003104091A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Nissan Motor Co Ltd | 車線逸脱防止装置 |
JP2004025916A (ja) * | 2002-06-21 | 2004-01-29 | Nissan Motor Co Ltd | 車線逸脱防止装置 |
JP2004243904A (ja) * | 2003-02-14 | 2004-09-02 | Nissan Motor Co Ltd | 車線逸脱防止装置 |
JP2004287814A (ja) * | 2003-03-20 | 2004-10-14 | Nissan Motor Co Ltd | 車線逸脱防止装置 |
-
2004
- 2004-12-27 JP JP2004376552A patent/JP4581680B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003104091A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Nissan Motor Co Ltd | 車線逸脱防止装置 |
JP2004025916A (ja) * | 2002-06-21 | 2004-01-29 | Nissan Motor Co Ltd | 車線逸脱防止装置 |
JP2004243904A (ja) * | 2003-02-14 | 2004-09-02 | Nissan Motor Co Ltd | 車線逸脱防止装置 |
JP2004287814A (ja) * | 2003-03-20 | 2004-10-14 | Nissan Motor Co Ltd | 車線逸脱防止装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006182127A (ja) | 2006-07-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4577013B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4457891B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4867313B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4496760B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4650362B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4534754B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP5266933B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4692609B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4678121B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP2006182129A (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP5181744B2 (ja) | 車線逸脱防止装置及びその方法 | |
JP4973338B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4475180B2 (ja) | 車両の走行制御装置 | |
JP4765435B2 (ja) | 車両の走行制御装置 | |
JP4581680B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4581817B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4396236B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4600038B2 (ja) | 車線逸脱防止方法及びその装置 | |
JP4496758B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP3988729B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP3979393B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4894436B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP5256934B2 (ja) | 車線逸脱防止装置及びその方法 | |
JP4492321B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 | |
JP4983089B2 (ja) | 車線逸脱防止装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071128 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090709 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090714 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090820 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100323 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100603 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20100630 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100803 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100816 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4581680 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910 Year of fee payment: 3 |