JP4580863B2 - 遊技機検査システム - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球を遊技媒体として該遊技球を機内部に取り込み、遊技者の操作で図柄の変動を開始させ、該図柄の変動を停止させた際の図柄組み合わせに応じて遊技者に賞球を付与する遊技が行われる遊技機を検査する遊技機検査システムに関するものである。
一般に、遊技機は、複数の遊技構成部材(以下、「部材」と示す)からなり、それら各部材は部材メーカーにより各々製造されている。例えば、遊技機の一種であるパチンコ機の場合ではコーナー飾りや制御基板等の複数の部材が各々対応する部材メーカーにより製造されている。そして、前記各部材は部材メーカーからパチンコ機メーカーに納品され、同メーカーの製造ラインにおいて完成品態様(例えば、遊技盤本体という製品態様、又は遊技盤本体と遊技機本体が合体したパチンコ機という製品態様)に組み立てられた後、所定の処理手続き(保証番号シールの粘着等)を経て出荷態様で遊技場等のユーザへ出荷される。
ところで、複数の部材が組み立てられてなる遊技機にあっては、前記遊技機メーカーでの出荷前検査時や出荷された各遊技場での設置段階において、一部の部材に故障があった場合に、当該部材を交換しなければならないことがある。そのため、従来から遊技機メーカーは各部材メーカーに対して当該メーカーの製造に係る部材への部材ロット情報が記された管理ラベルの貼着を促し、前述したような交換作業時の便宜を図るようにしている。
例えば、特許文献1に記載の遊技機においては、当該遊技機を構成する部材毎に、部材メーカー名、その製造工場名及び製造日などに関する部材ロット情報が電子コード化された形態で記された管理ラベルが貼り付けられている。この管理ラベルは、例えば、遊技機全体を制御する制御基板にも貼り付けられており、交換が必要な場合には、この当該制御基板に貼着されている管理ラベルに記された部材ロット情報をスキャナーで読み込むことにより、当該部材に関する情報を取得し、制御基板の部材ロット管理を行っていた。
特開2002−108985号公報(段落番号[0016]〜[0019])
ところで、遊技球を遊技媒体として該遊技球を機内部に取り込み、遊技者の操作で図柄の変動を開始させ、該図柄の変動を停止させた際の図柄組み合わせに応じて遊技者に賞球を付与する遊技が行われる回胴式遊技機が近年提案されている。当該回胴式遊技機においても記憶素子等複数の部材から組み立てられるのが一般的である。しかしながら、前記制御基板に貼り付けられた管理ラベルに記された部材ロット情報は、制御基板全体を1つの部材として管理する情報であって、当該制御基板にどのようなROM(記憶素子)が装着されるかまでを管理できる情報ではなかった。このため、制御基板の組み立て段階で当該制御基板に対して装着されるべきROMとは異なる他種のROMが間違って装着されたとしても、その装着間違いについては前記管理ラベルに記された部材ロット情報から判定することはできなかった。また、例えば、回胴式遊技機を遊技場に設置した後において、不正行為を行うためにROMが取り替えられたとしても、前記管理ラベルに記された部材ロット情報からではそのROMが正規のROMが否かを判定することができなかった。
このため、従来、制御基板にROMを装着間違いしていないか否か、ROMが正規のものから不正なものに取り替えられていないか否かを判定するためには、次のようにしていた。すなわち、一旦、制御基板からROMを取り外し、ROMがどのような記憶内容を有しているのかを専用の検査機器で調べていた。従って、制御基板からROMを取り外す煩雑な作業が必要になるとともに、別途に専用の検査機器が必要となり、ROMの適否検査にかかるコストアップが問題となっていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、回胴式遊技機の制御基板に装着された記憶素子の適否検査を容易に行うことができる遊技機検査システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、遊技機を制御する制御基板と、当該制御基板に装着され、遊技機の制御に用いられる制御用データが記憶された記憶素子と、少なくとも前記記憶素子を覆うように前記制御基板を保護する基板ケースと、前記記憶素子が前記制御基板から取り外されることを規制するように当該記憶素子に付着される素子規制部材と、前記制御基板が前記基板ケースから取り出されることを規制するように当該基板ケースに付着されるケース規制部材とを備えた遊技機を検査する遊技機検査システムにおいて、前記制御基板を示す制御基板データと前記制御基板に適正対応した前記記憶素子を示す素子データとを、前記制御基板及び前記記憶素子が実装される前記遊技機を示す識別番号にそれぞれ関連付けて記憶するデータ記憶手段と、基板ケースに付着されている標識部材に記された部材ロット情報から前記制御基板データを取得する制御基板データ取得手段と、前記制御基板に設けられたコネクタを介して前記制御基板に実装されている記憶素子を示す素子データを取得する実装素子データ取得手段と、前記素子規制部材及びケース規制部材に予め記された前記識別番号を取得する識別番号取得手段と、前記素子規制部材及びケース規制部材に記されたそれぞれが取り付けられる位置を示す固有位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記素子規制部材により規制された状態で前記記憶素子が前記制御基板に取り付けられ、前記基板ケースにより前記制御基板が保護された後、前記記憶素子に係わる検査を実行する場合、前記データ記憶手段において前記制御基板データ取得手段が取得した制御基板データと関連付けられた前記識別番号と、前記データ記憶手段において前記実装素子データ取得手段が取得した素子データと関係付けられた前記識別番号と、前記識別番号取得手段により取得された識別番号が、すべて一致するか否かを判定すると共に、検査対象として指定された位置と、該位置に存在する素子規制部材又はケース規制部材から前記位置情報取得手段により取得された固有位置情報とが一致するか否かを判定し、そのいずれかの判定結果が否定である場合には、少なくともその判定結果が所定の出力手段から出力されるように当該出力手段の出力態様を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記記憶素子に係わる検査において、全ての判定結果が肯定である場合には、前記識別番号を、前記遊技機に取り付けられた前記制御基板が正しいか否かの検査に使用する確定識別番号として、前記制御基板データと関係付けて前記データ記憶手段に記憶し、前記遊技機に取り付けられた前記制御基板が正しいか否かの検査を実行する場合、前記制御基板データ取得手段により取得された、当該制御基板を示す制御基板データと関係付けられた確定識別番号を前記データ記憶手段から読み出すと共に、当該制御基板が取り付けられた前記遊技機に予め記された前記識別番号を前記識別番号取得手段により取得し、取得した識別番号が当該確定識別番号と一致するか否かを判定し、判定結果が否定である場合には、少なくともその判定結果が所定の出力手段から出力されるように当該出力手段の出力態様を制御し、前記制御基板が前記遊技機からの取り外しを規制すると共に、前記識別情報が記された制御基板規制部材が取り付けられ、当該制御基板規制部材が正しいか否かの検査を実行する場合、前記制御基板データ取得手段により取得された、当該制御基板を示す制御基板データと関係付けられた確定識別番号を前記データ記憶手段から読み出すと共に、前記制御基板規制部材から前記識別番号を前記識別番号取得手段により取得し、取得した識別番号が当該確定識別番号と一致するか否かを判定し、判定結果が否定である場合には、少なくともその判定結果が所定の出力手段から出力されるように当該出力手段の出力態様を制御し、前記遊技機を構成する構成部材が正しく装着されているか否かを検査する場合、前記制御基板データ取得手段により取得された、当該制御基板を示す制御基板データと関係付けられた確定識別番号を前記データ記憶手段から読み出すと共に、前記遊技機を構成する各構成部材からそれぞれ各構成部材を示す部材データを前記識別番号取得手段により取得し、前記データ記憶手段を参照して取得した前記部材データに関連付けられて記憶されている確定識別番号を特定し、特定した確定識別番号が前記制御基板を示す制御基板データと関係付けられた確定識別番号と一致するか否かを判定し、いずれかの判定結果が否定である場合には、少なくともその判定結果が所定の出力手段から出力されるように当該出力手段の出力態様を制御することを要旨とする。
本発明の遊技機検査システムにおいては、回胴式遊技機の制御基板に装着された記憶素子の適否検査を容易に行うことができる。
以下、本発明をその一種であるパチンコ球(以下、「遊技球」という。)を遊技媒体としたスロットマシン(以下、「遊技機」という。)に具体化した一実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。なお、以下の説明において、「上」「下」「左」「右」「前(表)」「後(裏)」は、遊技機100を機表側(遊技者側)から見た場合の「上」「下」「左」「右」「前(表)」「後(裏)」を示すものとする。
図1には、遊技機100の機表側が略示されており、遊技機100の外郭を構成する縦長方形の外枠1の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の内枠2が外枠1に対し開放及び着脱可能に組みつけられている。内枠2の前面側には、前枠3が、内枠2の左側側端において回動自在に枢支されている。
内枠2の略中央には、複数列(本実施形態では3列)の図柄を変動させて図柄変動ゲームを行う図柄表示器Hが装着されている。そして、前枠3には、内枠2に内設された図柄表示器Hを透視可能な透視窓4が設けられている。
遊技者は、前記図柄変動ゲームにおいて最終的に表示された図柄組み合わせから当選役を認識できる。本実施形態の遊技機100では、図柄組み合わせに基づいて、遊技者に賞球が付与されるとともに、当該図柄組み合わせが特定の図柄の組み合わせ(例えば「777」等)となった場合には、賞球の付与に加えて、多数の遊技球が獲得できるチャンス(ビックボーナスゲーム、レギュラーボーナスゲーム等)が付与される。
前枠3における、図柄表示器Hの上方には、遊技状態に応じて点灯(点滅)・消灯などの発光演出を行う電飾ランプ5が設けられるとともに、遊技状態に応じて各種音声(効果音等)を出力するスピーカ6が設けられている。
また、前枠3における図柄表示器Hの下方には、遊技者が図柄変動ゲームの進行に伴って各種の操作を行う操作部7が遊技者側に膨出した形態で配置されている。また、図示しない球払出口を通じて機内から払出された遊技球(賞球など)を貯留する上受け皿8に操作部7が設けられている。上受け皿8は、貯留された遊技球を機内へ取り込む球取込口と連通するよう形成されている。そして、上受け皿8の下方には、上受け皿8が遊技球によって満杯状態となった場合には、賞球として払出された遊技球が貯留可能な下受け皿9が配設されている。
また、操作部7の上面右方には、上受け皿8に貯留されている遊技球から最小単位の賭数(一の賭数)である1BET分(5球分)を図柄変動ゲームの賭数として賭ける際に操作する1BETボタン10aが設けられている。また、操作部7の上面左方には、上受け皿8に貯留されている遊技球から1回の図柄変動ゲームにおいて許容される賭数の最大数(本実施例では3BET分)を図柄変動ゲームの賭数として賭ける際に操作するMAXBETボタン10bが設けられている。
また、操作部7の前面には、図柄変動ゲームを開始させる(図柄の変動を開始させる)操作を行うためのスタートレバー11が設けられている。スタートレバー11の操作は、機内に遊技球が取り込まれている状態において有効となる。また、スタートレバー11の右方には、図柄表示器Hにおける図柄の変動を各列別に停止させる操作を行うための3つのストップボタン12L、12C、12Rが設けられている。
また、下受け皿9の上方には、裏面に接着剤が付されたシール体であり、その上面には保証番号がアラビア数字やアルファベットの組み合わせ及び2次元コードで記された保証番号ラベル13が付着されている。当該保証番号は、遊技機1台ごとに異なる番号であり識別番号となる。
一方、遊技機の内枠2の裏側には、図2に示すように、遊技機全体を制御するための各種制御信号を出力する主制御基板14が装着されている。図3に示すように、主制御基板14は、当該基板に装着された各種素子を保護する基板ケース15に収納されて内枠2に固定される。
次に、主制御基板14の具体的な構成について説明する。
前記主制御基板14には、図3に示すように、メインCPU14aが備えられている。メインCPU14aには、RAM14bとROM16とが接続されている。メインCPU14aは、各種乱数の値を所定の周期毎に順次更新するようになっている。RAM14bは、遊技機の動作中に適宜書き換えられる各種情報(各種乱数の値など)が記憶されるようになっている。ROM16には、遊技機の制御に用いられる制御用データが記憶されているとともに、ROM16を製造した遊技機メーカー名、ROM16が搭載される遊技機の機種及びスペック、及びシリアルナンバー等のROM16に関する情報(素子データ)が含まれている。また、ROM16には、CPU16aが内蔵されており、CPU16aは、当該素子データを読み出して転送する。
図3に示すように、主制御基板14には、外部(すなわち、遊技機とは別体)の端末(例えば、後述する検査端末30)と接続可能なコネクタ17が設けられている。そして、コネクタ17はROM16と接続されており、コネクタ17を介してROM16に記憶された素子データを読み出すことが可能となっている。
図4に示すように、主制御基板14には、ROM16が主制御基板14から取り外されることを規制するロム封印シール21が貼付けされている。当該ロム封印シール21は、ROM16を亘る態様で主制御基板14に貼り付けられている。ロム封印シール21は、裏面に接着剤が付されたシール体であり、その上面には保証番号とロム封印シール21であることを示す固有位置情報が2次元コードとして記されているとともに、保証番号が英数字の組み合わせで記されている。ロム封印シール21の固有位置情報は、ロム封印シール21が貼り付けられる位置(すなわち、ROM16)を示している。また、ロム封印シール21は、取り外した場合、接着面にロム封印シール21が剥がされたことを示す印(例えば、「済」の文字)が表示されるようになっている。このため、一度剥がした場合、ROM16が主制御基板14から取り外されることを規制(防止)することを目的として再度貼り付けることが不可能となっている。そのため、ロム封印シール21は、ROM16が主制御基板14から取り外されるのを規制する素子規制部材となる。
次に、基板ケース15の具体的な構成について説明する。
図4に示すように、基板ケース15は、主制御基板14の素子取着面を透視可能な態様で保護するケース蓋部15aと、主制御基板14を収納するケース収納部15bと、基板ケース15を遊技機本体に装着する際に位置決めして固定する略矩形状の位置決め部材15cとから構成される。図5に示すように、基板ケース15は、ケース収納部15bに主制御基板14を設置した後にケース蓋部15aで、ケース収納部15bの開口側を閉鎖して主制御基板14を収納する。そして、主制御基板14を収納した基板ケース15は、位置決め部材15cが、内枠2の右上方の所定の位置にあてがわれた後に、位置決め部材15cにより位置決めをしてかしめ固定される。
また、ケース蓋部15aには、主制御基板14のコネクタ17の位置に対応して貫通孔18が設けられている。ケース収納部15bが主制御基板14を収納して、ケース蓋部15aがかしめ固定された際、当該貫通孔18を介してコネクタ17は、外部に露出するようになっている。このため、ケース収納部15bが主制御基板14を収納して、ケース蓋部15aがかしめ固定された場合であっても、ケース蓋部15aを取り外すことなく、コネクタ17に接続端子を接続することができる。
また、基板ケース15には、標識部材としての管理ラベル22が付着されている。前記管理ラベル22は裏面に接着剤が付されたシール体であり、その上面には部材ロット情報が二次元コードとして記されているとともに、保証番号が英数字の組み合わせで記されている。
前記部材ロット情報には、主制御基板14のシリアルナンバー、主制御基板14を製造した遊技機メーカー名、主制御基板14が装着される遊技機を特定する保証番号、主制御基板14装着される機種名及びスペック等の制御基板データが含まれている。また、部材ロット情報は、複数桁の英数文字及び記号のうち少なくとも一方を含む羅列情報として示されている。そして、部材ロット情報を構成する各種情報は予め定められた取り決めに従って羅列されている。このため、羅列情報である部材ロット情報のうち、どこからどこまでの情報が意味を持つ情報単位か、即ちデータ間の区切りが何処であるかをすぐには解析できないようになっており、羅列情報である部材ロット情報を他人が一見しただけではメーカー名などの情報を抽出することができないようになっている。
図5に示すように、主制御基板14を収納して閉鎖された基板ケース15の上面中央には、ケース蓋部15aとケース収納部15bとの境界において、ケース封印シール23aが貼り付けられている。また、主制御基板14を収納して閉鎖された基板ケース15の図5における右側面下方には、ケース蓋部15aとケース収納部15bとの境界において、ケース封印シール23bが貼り付けられている。ケース封印シール23a、23bは、裏面に接着剤が付されたシール体であり、その上面には前記保証番号とケース封印シールであることを示す固有位置情報が2次元コードとして記されているとともに、保証番号が英数字の組み合わせで記されている。
従って、ケース封印シール23aと23bは、基板ケース15に収納されている主制御基板14などを取り出すためには、ケース封印シール23a及び23bの両方を剥さなければならない位置に貼り付けられている。そのため、基板ケース15から主制御基板14を取り出すには、ケース封印シール23a又は23bを剥がした後に、基板ケース15を開放しなければならないため、ケース封印シール23a及び23bは、主制御基板14が基板ケース15から取り出されるのを規制するケース規制部材となる。
また、主制御基板14が実装される遊技機100を構成する各種構成部材(例えば、図柄変動ゲームに関する遊技演出を実行させる演出制御基板等)には、当該構成部材に関する情報(以下、「部材データ」と示す)が記された標識部材が付着されている。前記部材データは、部材の製造番号、仕様、製造日、製造した遊技機メーカー名など部材に関する情報である。
そして、本実施形態では、検査端末30を使用することにより、遊技機100が正しく組み立てられたか否かを検査することができるようになっている。まず、検査端末30について詳しく述べる。
図3に示すように、検査端末30には、検査用CPU30aが備えられている。検査用CPU30aには、主制御基板14のコネクタ17と接続することが可能に構成され、そのコネクタ17を介してROM16から素子データを取得することが可能な接続部32が接続されている。また、検査用CPU30aには、管理ラベル22に記された部材ロット情報を電子的に読み取ることが可能なスキャナー部31が接続されている。検査用CPU30aは、スキャナー部31により読み取った部材ロット情報に含まれる制御基板データを抽出することができるようになっている。また、検査用CPU30aには、ROM16が正規なROMであるか否かの検査結果を表示することができる出力手段としての表示部33が接続されている。
また、検査端末30(検査用CPU30a)は、図3に示すように、サーバ40と通信可能に接続できるようになっている。サーバ40には、各種データを記憶管理する記憶装置41が備えられている。記憶装置41には、制御基板データと素子データが夫々記憶されている。制御基板データと、当該制御基板データが示す主制御基板14に適正に取り付けられるROM16を示す素子データとが、主制御基板14とROM16が実装される遊技機を示す保証番号にそれぞれ関連付けられて記憶される。すなわち、制御基板データは、記憶装置41において当該制御基板データが示す主制御基板14に適正に取り付けられるROM16を示す素子データと関係付けられて記憶されている。従って、保証番号に基づき、遊技機1台毎に制御基板データ及び素子データを呼び出すことができる。
さらに、記憶装置41には、制御基板データにより識別される主制御基板14が実装される遊技機を構成する各種構成部材(例えば、図柄組み合わせゲームに関する遊技演出を実行させる演出制御基板等)に関する情報(以下、「部材データ」と示す)が、構成部材毎に保証番号と関連づけられて記憶されている。前記部材データは、部材の製造番号、仕様、製造日、遊技機メーカー名など部材に関する情報である。
従って、本実施形態では、前記接続部32が、コネクタ17を介して主制御基板14に実装されているROM16を示す素子データを取得する実装素子データ取得手段として機能する構成とされている。また、前記スキャナー部31が、管理ラベル22に記された部材ロット情報から主制御基板14を示す制御基板データを取得する制御基板データ取得手段として機能する構成とされている。また、記憶装置41が、制御基板データと主制御基板14に適正対応したROM16を示す素子データとを、保証番号にそれぞれ関連付けて記憶するデータ記憶手段となる。また、記憶装置41及び検査端末30により遊技機検査システムが構成されている。
なお、制御基板データは、遊技機メーカーにより主制御基板14ごとに割り当てられるようになっている。遊技機メーカーは、当該制御基板データを部材ロット情報に含ませ、当該部材ロット情報が記された管理ラベル22を制御基板データにより識別される主制御基板14の基板ケース15に貼付するようになっている。また、遊技機メーカーは、サーバ40を利用して、割り当てた制御基板データを素子データと関連付けて記憶装置41に記憶させるようにする。また、素子データは、遊技機メーカーの申告した遊技機メーカー名、機種、スペックに基づいて、ロムメーカーによりROM16ごとに割り当てられるようになっている。そして、ロムメーカーは、割り当てた素子データをROM16に記憶させる。
次に、検査端末30を使用して、遊技機100が正しく組み立てられたか否かを検査する遊技機検査方法について説明する。まず、主制御基板14に正しくROM16が実装されたか否かを検査する遊技機検査方法について説明する。なお、本実施形態において、ROM16の検査は、ロム封印シール21が貼付されたROM16を実装する主制御基板14が基板ケース15に収納された際に行われるようになっている。
検査用CPU30aは、スキャナー部31により管理ラベル22から部材ロット情報を電子的に読み出す。そして、検査用CPU30aは、予め定められた取り決めに従って読み出した部材ロット情報から制御基板データを抽出する。その一方、検査用CPU30aは、接続部32を介して主制御基板14のコネクタ17から実装されているROM16の素子データを読み出す。そして、検査用CPU30aは、読み出した制御基板データ及び素子データをそれぞれサーバ40に送信し、記憶装置41において制御基板データに関係付けられた保証番号及び当該素子データに関係付けられた保証番号をサーバ40に検索させる。そして、検査用CPU30aは、サーバ40から、サーバ40が検索した制御基板データに関係付けられた保証番号及び当該素子データに関係付けられた保証番号を受信し、同一の保証番号であるか否かを判定する。すなわち、検査用CPU30aは、記憶装置41において、制御基板データと素子データが関係付けられて記憶されており、制御基板データが示す主制御基板14に、適正対応したROM16が実装されているか否かを判定する。
当該判定結果が否定である場合、検査用CPU30aは、主制御基板14とROM16の組み合わせが正当でない旨をその表示部33に表示させる。すなわち、検査用CPU30aは、取り付け間違いがあると表示部33に表示させる。これにより、検査者は、ROM16の外観からは判断できないROM16の記憶内容(素子データ)からROM16の取り付け間違いを容易に判定することができる。そして、取り付け間違いがある場合には、すぐに交換して正しいROM16を実装することができる。
従って、本実施形態の検査用CPU30aは、スキャナー部31が取得した制御基板データと素子データとが、記憶装置41において同一の保証番号に関連付けられて記憶されているか否かを判定し、その判定結果が否定である場合には、少なくともその判定結果が表示部33から出力されるように表示部33の出力態様を制御する制御手段として機能する。
前記判定結果が肯定の場合(正しくROM16が実装されていた場合)、次に、検査端末30は、各種封印シールが正しく貼られているか否かを検査する。以下、各種封印シールが正しく貼られているか否かを検査する遊技機検査方法について説明する。なお、本実施形態において、この封印シールの検査は、ROM16の検査終了後実行されるようになっている。
検査端末30の検査用CPU30aは、スキャナー部31により管理ラベル22の部材ロット情報から抽出した制御基板データに基づき、サーバ40と通信して、当該制御基板データに関連付けられた保証番号を取得する。次いで、検査用CPU30aは、スキャナー部31によりロム封印シール21及びケース封印シール23a、23bから保証番号を順番に読み出す。そして、検査用CPU30aは、スキャナー部31により読み出した保証番号とサーバ40から送信された保証番号とが一致するか否かを順番に判定する。当該判定結果が否定である場合、検査用CPU30aは、ロム封印シール21、ケース封印シール23a又はケース封印シール23bの貼り付け間違いがあると表示部33に表示させる。
これにより、検査者は、ロム封印シール21、ケース封印シール23a,23bの貼り付け間違いを容易に認識することができる。すなわち、ロム封印シール21、ケース封印シール23a,23bに記された保証番号は、同一の遊技機において同一の番号が付されなければならないが、その一方で保証番号は、英数文字から構成されているため、人間の目では同一の保証番号が付されているか否かを判断しにくい。このため、上述した検査端末30により、保証番号が一致するか否かを検査させることにより、検査者は容易にロム封印シール21、ケース封印シール23a,23bの貼り付け間違いを容易且つ確実に認識することができる。そして、本実施形態のスキャナー部31は封印シールに記された保証番号を取得する識別番号取得手段として機能する。
また、検査用CPU30aは、封印シールの検査対象を指定可能に構成されている。そして、検査用CPU30aは、ロム封印シール21が検査対象として指定された場合、スキャナー部31により封印シールから固有位置情報を読み出し、固有位置情報が検査対象の位置として指定されたロム封印シール21を示すものであるか否かを判定するようになっている。そして、当該判定結果が否定の場合、検査用CPU30aは、ROM16にロム封印シール21でない封印シールが取り付けられている旨を表示部33に表示させる。
このため、検査者は、ロム封印シール21を検査対象として指定して、スキャナー部31によりROM16に貼られた封印シールから固有位置情報を読み出し、判定させることにより、ROM16に貼られた封印シールが、ロム封印シール21であるか否かを判定することが容易にできる。
同様に、ケース封印シール23a,23bが検査対象として指定された場合、検査用CPU30aは、スキャナー部31により封印シールから固有位置情報を読み出し、当該固有位置情報が検査対象の位置として指定されたケース封印シール23a,23bを示すものであるか否かを判定する。そして、当該判定結果が否定の場合、検査用CPU30aは、基板ケース15にケース封印シール23a,23bでない封印シールが取り付けられている旨を表示部33に表示させる。
このため、検査者は、ケース封印シール23a,23bを検査対象として指定して、スキャナー部31により基板ケース15に貼られた封印シールから固有位置情報を読み出し、判定させることにより、基板ケース15に貼られた封印シールが、ケース封印シール23a,23bであるか否かを判定することが容易にできる。そして、スキャナー部31は封印シールから固有位置情報を取得する位置情報取得手段として機能する。
以上のように、検査用CPU30aは、固有位置情報に基づき、封印シールの貼り付け位置が正しいか否かを判定する。このため、検査者は、容易に封印シールの貼付位置が正しいか否かを判定することができる。すなわち、本実施形態における封印シールは、互いに外観が類似しており、貼り付け位置を間違えやすい。従って、各封印シールにそれぞれ固有位置情報を付して、検査用CPU30aに、検査対象として指定された位置に貼付された封印シールから固有位置情報を読み込ませ、当該固有位置情報が、検査対象として指定された位置を示すか否かを判定させることにより、正しく貼付されているかを判定させることができる。このため、検査者は、封印シールの貼付位置を容易且つ確実に判断することができる。
以上の検査が終了すると、検査者は、検査端末30を利用して、主制御基板14にROM16が正しく実装されており、また、ロム封印シール21、ケース封印シール23a,23bが正しく貼付されている旨をサーバ40に通知する。これにより、サーバ40は、制御基板データ及び素子データに関係付けられた保証番号を確定して記憶装置41に記憶する。これは、検査途中で封印シールの貼り付け間違いが発見された場合、封印シールは再利用不可能なため、保証番号を新たに付け直して新しい封印シールを貼付する必要があるからである。すなわち、ロム封印シール21、ケース封印シール23a,23bが正しく貼付されているか否かを検査するまで保証番号は確定できないためである。
記憶装置41が保証番号を確定することにより、組み立て時においては、保証番号と、制御基板データなどが正しく関連付けられていることを担保することとなる。このため、保証番号により、遊技機100の管理を行うことができる。例えば、ROM16の不正な取り替えや一度基板ケース15を取り外して再び封印シールを貼り替えた場合には、保証番号に基づき、不正行為があったか否かを確実に判断することができる。
そして、検査者により、遊技機100の本体に主制御基板14が接続されて動作検査が行われ、主制御基板14が遊技機100の本体に装着されて、図2、図5に示すように、主基板封印シール24が貼付されると、次に、検査端末30は、主制御基板14が正しく遊技機100の本体に装着されたか否かが検査する。
具体的には、検査用CPU30aは、スキャナー部31により管理ラベル22の部材ロット情報から抽出した制御基板データに基づき、サーバ40と通信して、当該制御基板データに関連付けられた保証番号を取得する。次いで、検査用CPU30aは、スキャナー部31により保証番号ラベル13から保証番号を読み出す。そして、検査用CPU30aは、スキャナー部31により読み出した保証番号とサーバ40から受信した保証番号とが一致するか否かを判定する。当該判定結果が否定である場合、検査用CPU30aは、主制御基板14の取り付け間違いがあると表示部33に表示させる。
これにより、検査者は、主制御基板14が実装される遊技機100に正しく取り付けられたか否かを容易に判定することができる。そして、取り付け間違いがある場合には、すぐに交換して正しい主制御基板14を装着することができる。
前記判定結果が肯定の場合(主制御基板14が正しく取り付けられた場合)、検査端末30は、主基板封印シール24が正しく遊技機100の本体に装着されたか否かが検査する。
具体的には、検査端末30の検査用CPU30aは、スキャナー部31により管理ラベル22の部材ロット情報から抽出した制御基板データに基づき、サーバ40と通信して、当該制御基板データに関連付けられた保証番号を取得する。次いで、検査用CPU30aは、スキャナー部31により主基板封印シール24から保証番号を読み出す。そして、検査用CPU30aは、スキャナー部31により読み出した保証番号とサーバ40から送信された保証番号とが一致するか否かを判定する。当該判定結果が否定である場合、検査用CPU30aは、主基板封印シール24の貼り付け間違いがあると表示部33に表示させる。
これにより、検査者は、主基板封印シール24の貼り付け間違いを容易に認識することができる。
前記判定結果が肯定の場合(主基板封印シール24が正しく貼付された場合)、検査端末30は、遊技機100を構成する構成部材が正しく遊技機100の本体に装着されたか否かを検査する。
具体的には、検査用CPU30aは、スキャナー部31により管理ラベル22の部材ロット情報から抽出した制御基板データに基づき、サーバ40と通信して、当該制御基板データに関連付けられた保証番号を取得する。次いで、検査用CPU30aは、スキャナー部31により各構成部材に付着された標識部材から部材データそれぞれ読み出す。そして、検査用CPU30aは、読み出した部材データをサーバ40にそれぞれ送信し、記憶装置41において部材データに関係付けられた保証番号をサーバ40に検索させる。そして、検査用CPU30aは、サーバ40から、サーバ40が検索した制御基板データに関係付けられた保証番号及び当該部材データに関係付けられた保証番号をそれぞれ受信し、同一の保証番号であるか否かを判定する。当該判定結果が否定である場合、検査用CPU30aは、構成部材の取り付け間違いがあると表示部33に表示させる。
これにより、検査者は、各構成部材が実装される遊技機100に正しく取り付けられたか否かを容易に判定することができる。そして、取り付け間違いがある場合には、すぐに交換して正しい構成部材を装着することができる。
以上に説明した本実施形態の遊技機検査システム及び遊技機検査方法においては、以下に示す効果を得ることができる。
(1)検査用CPU30aは、記憶装置41においてスキャナー部31により読み出した制御基板データに関係付けられた保証番号と、コネクタ17を介して接続部32により読み出した素子データに関係付けられた保証番号が一致するか否かを判定する。これにより、主制御基板14からROM16を取り外さなくても、取り付けられたROM16が主制御基板14と対応したものであるか否かを判定することができる。すなわち、間違って他のROM16が取り付けられているか否か、又はROM16が不正に取り替えられていないか否かを容易に検査することができる。
(2)検査用CPU30aは、ロム封印シール21、ケース封印シール23a,23bから保証番号を読み出し、当該保証番号が、記憶装置41においてスキャナー部31により読み出した制御基板データに関係付けられた保証番号と一致するか否かを判定する。そして、検査用CPU30aは、判定結果が否定の場合、貼り付け間違いがあると表示部33に表示させる。このため、基板ケース15及びROM16に対し、主制御基板14と対応しない保証番号をもった封印シールが取り付けられた場合、表示部33の出力結果から付け間違いを認識できる。従って、例えば、封印シールの外観から保証番号を判断しにくい場合であっても、正確に封印シールが取り付けられたか否かを容易に判定することができる。
(3)検査用CPU30aは、スキャナー部31により封印シールから固有位置情報を読み出し、固有位置情報が検査対象の位置として指定された封印シールを示すものであるか否かを判定する。そして、当該判定結果が否定の場合、検査用CPU30aは、貼り付け間違いがあると表示部33に表示させる。このため、表示部33により表示された封印シールの固有位置情報をもとに、封印シールが正しい位置に貼り付けられているか否かを容易に判定することができる。このため、例えば、各封印シールの形状が類似していた場合であっても、正しい位置に封印シールを取り付けられているか否かを容易に判定することができる。
(4)部材ロット情報は、電子的に読み取り可能な状態で管理ラベル22に記されている。そして、検査端末30のスキャナー部31は、管理ラベル22に記された部材ロット情報から素子データを電子的に読み取って取得する。このため、検査端末30に制御基板データを手入力する必要がなくなるので、制御基板データの取得が簡単となる。また、検査端末30に入力する手間や入力ミスを少なくすることができる。
(5)部材ロット情報は、複数桁の英数文字及び記号のうち少なくとも一方を含む羅列情報である。そして、部材ロット情報の特定の一部が制御基板データとなる。このため、部材ロット情報を解析して、不正に制御基板データを抽出することを困難にすることができる。従って、部材ロット情報から主制御基板14に装着されたROM16に関する情報が漏洩することを防ぐことができる。
(6)記憶装置41は、遊技機100の機種ごとに対応する保証番号を、制御基板データに関係付けて記憶している。これにより、保証番号から遊技機100の機種毎に制御基板データを呼び出すことができる。また、機種毎に素子データを呼び出すことができる。すなわち、遊技機100の機種毎の管理が容易となる。
なお、上記実施形態は、次のように変更してもよい。
・ ロム封印シール21、管理ラベル22及びケース封印シール23a、23bに記す各種情報を二次元コード化したが通常のバーコード等に変更してもよい。
・ ロム封印シール21、管理ラベル22及びケース封印シール23a、23bに記された各種情報をスキャナー部31により読み取ったが、手入力により検査端末30に入力してもよい。
・ 管理ラベル22を基板ケース15に付着したが、直接基板ケース15に部材ロット情報を印刷するようにしてもよい。また、管理ラベル22を直接主制御基板14に付着してもよい。
・ケース封印シール23aと23bに記す固有位置情報は異なるものに変更してもよい。
・検査の結果が正常だった場合にも、表示部33に検査結果を表示させるよう変更してもよい。
・ 素子データ、制御基板データや、各種封印シールに記された情報に含まれるデータは実施形態のものに限定されず、他の情報を含めてもよい。
・ 検査端末30は、検査用CPU30aによる判定結果を音声報知するよう変更してもよい。
・ 記憶装置41を検査端末30に備えるようにしてもよい。これにより、サーバ40に接続しなくても遊技機の検査を行うことができる。
・ 遊技媒体として遊技球を使用するパチンコ機又は遊技媒体としてメダルを使用するスロットマシンにおいて、封印シールの検査を行っても良い。
・ 検査用CPU30aは、固有位置情報に基づき、封印シールの貼り付け位置が正しいか否かを検査したが、検査者が封印シールを見て確認するならば、検査しなくても良い。また、検査用CPU30aは、各封印シールに記された保証番号が同一か否かを検査したが、検査者が封印シールを見て確認するならば、検査しなくても良い。
次に、上記実施形態およびその態様の変更から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記遊技機に付着されている標識部材から識別番号を取得する遊技機情報取得手段を備え、前記制御手段は、当該遊技機情報取得手段により取得された識別番号が、前記データ記憶手段において前記制御基板データと関連付けられて記憶されている前記識別番号と一致するか否かを判定し、その判定結果が否定である場合には、少なくともその判定結果が所定の出力手段から出力されるように当該出力手段の出力態様を制御することを特徴とする請求項1に記載の遊技機検査システム。
(ロ)前記遊技機には、前記制御基板が装着された際、前記遊技機から前記制御基板の取り外しを規制すると共に、前記識別情報が記された制御基板規制部材が取り付けられ、前記識別番号取得手段は、前記制御基板規制部材から識別番号を取得し、前記制御手段は、当該識別番号取得手段により取得された識別番号が、前記データ記憶手段において前記制御基板データと関連付けられて記憶されている前記識別番号と一致するか否かを判定し、その判定結果が否定である場合には、少なくともその判定結果が所定の出力手段から出力されるように当該出力手段の出力態様を制御することを特徴とする請求項に記載の遊技機検査システム。
(ハ)前記遊技機を構成する構成部材に付着されている標識部材に記された部材ロット情報から前記構成部材を示す部材データを取得する部材データ取得手段を備え、前記記憶手段は、前記構成部材の部材データを、前記構成部材が実装される前記遊技機を示す識別番号にそれぞれ関連付けて記憶し、前記制御手段は、前記制御基板データ取得手段が取得した制御基板データと、前記部材データ取得手段が取得した部材データとが前記データ記憶手段において同一の前記識別番号に関連付けられて記憶されているか否かを判定し、その判定結果が否定である場合には、少なくともその判定結果が所定の出力手段から出力されるように当該出力手段の出力態様を制御することを特徴とする請求項1に記載の遊技機検査システム。
遊技機の機表側を示す正面図。 遊技機の機裏側を示す正面図。 遊技機検査システムの接続態様を示すブロック図。 基板ケースの分解斜視図。 基板ケースの斜視図。
符号の説明
14…主制御基盤、15…基板ケース、16…ROM、17…コネクタ、21…ロム封印シール、22…管理ラベル、23a、23b…ケース封印シール、30…検査端末、31…スキャナー部、32…接続部、33…表示部、40…サーバ、41…記憶装置。

Claims (1)

  1. 遊技機を制御する制御基板と、当該制御基板に装着され、遊技機の制御に用いられる制御用データが記憶された記憶素子と、少なくとも前記記憶素子を覆うように前記制御基板を保護する基板ケースと、前記記憶素子が前記制御基板から取り外されることを規制するように当該記憶素子に付着される素子規制部材と、前記制御基板が前記基板ケースから取り出されることを規制するように当該基板ケースに付着されるケース規制部材とを備えた遊技機を検査する遊技機検査システムにおいて、
    前記制御基板を示す制御基板データと前記制御基板に適正対応した前記記憶素子を示す素子データとを、前記制御基板及び前記記憶素子が実装される前記遊技機を示す識別番号にそれぞれ関連付けて記憶するデータ記憶手段と、
    基板ケースに付着されている標識部材に記された部材ロット情報から前記制御基板データを取得する制御基板データ取得手段と、
    前記制御基板に設けられたコネクタを介して前記制御基板に実装されている記憶素子を示す素子データを取得する実装素子データ取得手段と、
    前記素子規制部材及びケース規制部材に予め記された前記識別番号を取得する識別番号取得手段と、
    前記素子規制部材及びケース規制部材に記されたそれぞれが取り付けられる位置を示す固有位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記素子規制部材により規制された状態で前記記憶素子が前記制御基板に取り付けられ、前記基板ケースにより前記制御基板が保護された後、前記記憶素子に係わる検査を実行する場合、前記データ記憶手段において前記制御基板データ取得手段が取得した制御基板データと関連付けられた前記識別番号と、前記データ記憶手段において前記実装素子データ取得手段が取得した素子データと関係付けられた前記識別番号と、前記識別番号取得手段により取得された識別番号が、すべて一致するか否かを判定すると共に、検査対象として指定された位置と、該位置に存在する素子規制部材又はケース規制部材から前記位置情報取得手段により取得された固有位置情報とが一致するか否かを判定し、そのいずれかの判定結果が否定である場合には、少なくともその判定結果が所定の出力手段から出力されるように当該出力手段の出力態様を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記記憶素子に係わる検査において、全ての判定結果が肯定である場合には、前記識別番号を、前記遊技機に取り付けられた前記制御基板が正しいか否かの検査に使用する確定識別番号として、前記制御基板データと関係付けて前記データ記憶手段に記憶し、
    前記遊技機に取り付けられた前記制御基板が正しいか否かの検査を実行する場合、前記制御基板データ取得手段により取得された、当該制御基板を示す制御基板データと関係付けられた確定識別番号を前記データ記憶手段から読み出すと共に、当該制御基板が取り付けられた前記遊技機に予め記された前記識別番号を前記識別番号取得手段により取得し、取得した識別番号が当該確定識別番号と一致するか否かを判定し、判定結果が否定である場合には、少なくともその判定結果が所定の出力手段から出力されるように当該出力手段の出力態様を制御し、
    前記制御基板が前記遊技機からの取り外しを規制すると共に、前記識別情報が記された制御基板規制部材が取り付けられ、当該制御基板規制部材が正しいか否かの検査を実行する場合、前記制御基板データ取得手段により取得された、当該制御基板を示す制御基板データと関係付けられた確定識別番号を前記データ記憶手段から読み出すと共に、前記制御基板規制部材から前記識別番号を前記識別番号取得手段により取得し、取得した識別番号が当該確定識別番号と一致するか否かを判定し、判定結果が否定である場合には、少なくともその判定結果が所定の出力手段から出力されるように当該出力手段の出力態様を制御し、
    前記遊技機を構成する構成部材が正しく装着されているか否かを検査する場合、前記制御基板データ取得手段により取得された、当該制御基板を示す制御基板データと関係付けられた確定識別番号を前記データ記憶手段から読み出すと共に、前記遊技機を構成する各構成部材からそれぞれ各構成部材を示す部材データを前記識別番号取得手段により取得し、前記データ記憶手段を参照して取得した前記部材データに関連付けられて記憶されている確定識別番号を特定し、特定した確定識別番号が前記制御基板を示す制御基板データと関係付けられた確定識別番号と一致するか否かを判定し、いずれかの判定結果が否定である場合には、少なくともその判定結果が所定の出力手段から出力されるように当該出力手段の出力態様を制御することを特徴とする遊技機検査システム。
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