JP4577394B2 - 定着装置、印刷装置、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置、印刷装置、及びプログラムに関するものである。
画像処理装置では、記録媒体に熱を与える熱源を有する回転部材と、この回転部材と対向して配置された加圧するための回転部材とで記録媒体を挟みこみ、記録媒体に転写されたトナー等の画像形成材料を定着する定着装置が搭載されているものがある。
この定着装置では、加熱部材(或いは加圧部材)に、記録媒体の静電気、トナーの粘着性、定着時に供給されるオイル等の様々な要因によって、記録媒体が巻き付く不良が発生する場合がある。
このため、この一対の回転部材のどちらか一方への記録媒体の巻き付きを検出するために、光学式センサを配置し、この光学式センサの検出結果に基づいて記録媒体の巻き付きを監視することが考えられるが、定着部、加熱部材や加圧部材の周辺は高温になるため、光学式センサを離れた位置に配置する等、配置位置に制限があり、非現実的である。
また、温度センサを使用して、温度が所定温度以下になったときに巻き付きと判定するシステム(特許文献1参照)、或いは温度低下の変化率が基準を超えたときに巻き付きと判定するシステム(特許文献2参照)が提案されている。
特開平11−296015号公報 特開平06−089067号公報
本発明は上記事実を考慮し、一対の回転体が互いに離れた状態から接触した状態になった際に、記録媒体が一対の回転体の何れかに巻き付いたと誤判定することを防ぐことができる定着装置、印刷装置、及びプログラムを得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、画像形成材料を用いて画像が形成された記録媒体を挟みながら搬送する一対の回転体と、前記一対の回転体の少なくとも一方を加熱する加熱手段と、前記一対の回転体を互いに接触する位置と離れる位置とで移動させる移動手段と、前記一対の回転体の少なくとも一方の表面温度を、非接触で検出する温度検出手段と、前記温度検出手段により非接触で検出される表面温度が所定量以上低下してから当該表面温度が基準温度に回復するまでの温度上昇の変化率が、前記記録媒体の端部が前記回転体から離れると共に当該端部が前記温度検出手段に接触した状態を示す予め設定された基準値未満の場合に、前記記録媒体が一対の回転体の何れかに巻き付いた判定する巻付発生判定手段と、を有することを特徴としている。
請求項に記載の発明は、前記請求項1記載の発明において、前記記録媒体の材質又は記録媒体の厚さに基づいた補正値を取得する補正値取得手段と、前記補正値取得手段により取得した補正値に基づいて、前記基準値を補正する補正手段と、を有することを特徴としている。
請求項に記載の発明は、記録媒体に画像形成材料を用いて画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により画像形成材料を用いて画像が形成された記録媒体を挟みながら搬送する一対の回転体と、前記一対の回転体の少なくとも一方を加熱する加熱手段と、前記一対の回転体を互いに接触する位置と離れる位置とで移動させる移動手段と、前記一対の回転体の少なくとも一方の表面温度を、非接触で検出する温度検出手段と、前記温度検出手段により非接触で検出される表面温度が所定量以上低下してから当該表面温度が基準温度に回復するまでの温度上昇の変化率が、前記記録媒体の端部が前記回転体から離れると共に当該端部が前記温度検出手段に接触した状態を示す予め設定された基準値未満の場合に、前記記録媒体が一対の回転体の何れかに巻き付いた判定する巻付発生判定手段と、を有することを特徴としている。
請求項に記載の発明は、画像形成材料を用いて画像が形成された記録媒体を一対の回転体で挟みながら搬送する搬送ステップと、前記一対の回転体の少なくとも一方を加熱する加熱ステップと、前記一対の回転体を互いに接触する位置と離れる位置とで移動させる移動ステップと、前記一対の回転体の少なくとも一方の表面温度を、非接触で検出する温度検出ステップと、前記温度検出ステップにより非接触で検出される表面温度が所定量以上低下してから当該表面温度が基準温度に回復するまでの温度上昇の変化率が、前記記録媒体の端部が前記回転体から離れると共に当該端部が前記温度検出手段に接触した状態を示す予め設定された基準値未満の場合に、前記記録媒体が一対の回転体の何れかに巻き付いた判定する巻付発生判定ステップと、をコンピュータで実行させることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、記録媒体の一対の回転体への巻き付きが温度検出手段に接触するような巻き付きが生じた場合に、記録媒体が一対の回転体の何れかに巻き付いていないと誤判定することを防ぐことができるので、一対の回転体が互いに離れた状態から接触した状態になった際に、記録媒体が一対の回転体の何れかに巻き付いたと誤判定することを防ぐことができる。
請求項に記載の発明によれば、記録媒体の材質又は記録媒体の厚さの違いに係わらず、一対の回転体が互いに離れた状態から接触した状態になった際に、記録媒体が一対の回転体の何れかに巻き付いたと誤判定することを防ぐことができる。
請求項に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、本構成を有しない場合に比べて、薄い記録媒体が一対の回転部材の一方に巻き付いた場合に、正確に記録媒体の巻き付きを検出することができる。
請求項に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、本構成を有しない場合に比べて、薄い記録媒体が一対の回転部材の一方に巻き付いた場合に、正確に記録媒体の巻き付きを検出することができる。
図1は、第1の実施の形態に係る画像処理装置10の概略構成図である。
画像処理装置10は、前記用紙搬送部12に隣接するように画像形成部14が配置されている。
(画像形成部14)
画像形成部14は、画像形成手段の一例として用いられる。また、画像形成材料の一例として、トナーが用いられ、記録媒体としての記録用紙30が用いられる。
画像形成部14は、トナーを用いて記録用紙30に画像を形成する。具体的には、画像形成部14は、無端でループ状の転写ベルト(像保持体)16が設けられている。転写ベルト16は、複数のローラ18に巻き掛けられており、図示しない駆動モータの駆動力で、略矩形状に図1の矢印A方向(図1の反時計回り方向)に周回するようになっている。
この転写ベルト16における上辺部(水平搬送領域の上側)には、転写ベルト16の搬送方向に沿った上流側に帯電装置20、下流側に光走査装置22がそれぞれ対向して配置されている。
帯電装置20では、転写ベルト16の表面を一様に帯電させるようになっている。
一方、光走査装置22は、入力される画像データに基づいて、光源であるレーザーの点灯/消灯を制御(以下、「点灯制御」という)するとともに、点灯制御された光ビームを一方向に繰り返し走査するように偏向する。この偏向方向が主走査方向であり、図1の奥行き方向(転写ベルト16の搬送方向と直交する方向)となる。
このため、転写ベルト16の搬送方向は、前記主走査方向に対して、副走査方向ということができる。
すなわち、帯電装置20によって一様に帯電された転写ベルト16を所定の搬送速度で周回させながら、光走査装置22から主走査された光ビームを出力(図1の矢印B参照)することで、転写ベルト16上の所定の平面領域に静電画像を形成することができる。
前記転写ベルト16における下辺部(水平搬送領域の下側)には、静電潜像に現像剤であるトナーを供給することで現像する現像装置24が設けられている。
現像装置24によって現像され、顕像化された画像(トナー像)は、転写ベルト16の搬送に準じて、右辺部(垂直搬送領域の右側)の転写部26へ送られるようになっている。この転写部26において、後述する記録用紙30へトナー像が転写され、その後、転写ベルト16は、図示しないクリーニング部を経て、前記帯電装置20へ戻る(1周の完了)。
画像形成部14では、転写ベルト16を周回させることで、上記画像形成処理を繰り返すことになる。
(用紙搬送部12)
図1に示される如く、用紙搬送部12の中央には、上下2段のトレイ28Aと、トレイ28Bが設けられている。また、前記トレイ28Aと、トレイ28Bに比べて、数倍の用紙収容量を持つトレイ28Cが併設されている。なお、以下、トレイ28A、トレイ28B、トレイ28Cを総称する場合、「トレイ28」という。
トレイ28は、例えば、それぞれ異なるサイズの記録用紙(媒体)30が積み重ねられた状態で収容されている。
また、トレイ28は、共に図1の右端部側が記録用紙の取り側とされ、それぞれに、取り出された直後の記録用紙30の先端を検出するためのトレイセンサ32A−1(トレイ28A用)、32A−2(トレイ28B用)、32A−3(トレイ28C用)が設けられている。
トレイ28から取り出された記録用紙30は、複数のローラ34に案内され、略90°、図1の時計回り順方向に方向転換され、図1の下向きへの搬送となる。
この下向き搬送となったときの所定位置には、下向き搬送センサ32B−1、32B−2が設けられている。この下向き搬送センサ32B−1では、トレイ28A、28B又は後述する両面プリント用搬送部36から搬送されてくる記録用紙30を検出する役目を有している。
下向き搬送センサ32B−1、32B−2の下流側には、複数のローラ38が設けられ、記録用紙30はこの複数のローラ38に案内されて、略90°、図1の時計回り順方向に方向転換され、所定長分、略水平に搬送される。
この水平搬送領域の下流側には、転写同期検出センサ32Cが設けられている。転写同期検出センサ32Cは、記録用紙30の所定領域に正常にトナー画像が転写するための同期をとる(タイミング)役目を有しており、必要に応じて記録用紙30は、この転写同期検出センサ32Cによって先端が検出された状態で停止され、待機するようになっている。
転写同期検出センサ32Cの下流側には、複数のローラ40が設けられ、記録用紙30は、この複数のローラ40に案内されて、略90°、図1の時計回り順方向に方向転換され、上向きへの搬送となる。
この上向きへの搬送経路途中に、前述した転写部26が配置されている。転写部26では、記録用紙30が転写ベルト16と所定の圧力で密着され、静電作用によりトナーが転写ベルト16から記録用紙30へ移行し、この結果、記録用紙30上に画像が転写される。
転写部26の下流側(上向き搬送方向の上方)には、画像形成部14の一部を構成する定着部42が設けられ、前記転写部26において画像が転写された記録用紙30を受け入れ、所定の加熱かつ加圧を施す定着処理を行うことで、トナー像を記録用紙30面に定着する。
なお、この定着部42と転写部26との間の搬送路上には、定着前検出センサ32Dが設けられている。この定着前検出センサ32Dでは、定着部42への受け入れる記録用紙30の先端を検出し、例えば、定着部42内の温度を制御したり、加圧のための機械的な動作の開始タイミングを図るようにしている。
定着部42の記録用紙搬送方向下流側には、定着後検出センサ32Eが設けられている。この定着後検出センサ32Eでは、定着部42での定着処理の終了を認識する。
定着後検出センサ32Eの下流側には、複数のローラ44が設けられ、記録用紙30は、この複数のローラ44に案内されて、略90°、図1の時計回り順方向に方向転換され、略水平の搬送となる。
略水平搬送となった直後の搬送経路上には、プリント面判別用センサ32Fが設けられている。このプリント面判別用センサ32Fでは、予め記録用紙30に付与されている片面プリント/両面プリントの指示情報を検出する役目を有している。このプリント面判別用センサ32Fでの検出結果は、後述する搬送経路の分岐部における搬送方向切替(ポイント切替)の要件として適用されるようになっている。
搬送ローラ42によって略水平状態で記録用紙30を搬送する搬送経路は、前記プリント面判別用センサ32Fの下流側において、第1の分岐部46が設けられている。第1の分岐部46は、複数の搬送ローラ48と、切替ポイント50で構成されている。
前記プリント面判別用センサ32Fによって入手した情報に基づいて、現在搬送されている記録用紙30が、(モード1) 両面プリント指示でありかつ片面のみのプリントが終了している場合と、(モード2) 両面プリント指示でありかつ両面のプリントが終了している場合と、に分類される。
(モード1)の場合は、ポイント50の切替制御により、記録用紙30を搬送ローラ48で略90°、図1の時計回り順方向に方向転換する。
また、(モード2)の場合は、ポイント50の切替制御により、記録用紙30を搬送ローラ48で略水平搬送を維持する。
前記(モード1)により略90°、方向転換された記録用紙30は、両面プリント用搬送部36へ送られる。両面プリント用搬送部36は、複数の搬送ローラ49によって方向転換された後、両面プリント記録用紙検出センサ32Gに基づいて、搬送タイミングが制御され、前記トレイ28から取り出された記録用紙30の搬送路へ合流させる。
前記(モード2)により略水平搬送を維持したときの搬送経路には、良否判定センサ32Hが設けられている。良否判定センサ32Hでは、プリント処理に関わる良否の判定結果を読み取るものである。
一例としては、トナー量の適正でない場合、定着が不十分である場合、搬送に不具合があった場合(斜め搬送、平行移動、重送等)が挙げられ、このような不具合があった場合にマーキングを施すことで良否判定センサ32Hで検出させればよい。或いは、直接画像濃度や、用紙位置等を検出し、判定するような制御機能を持つセンサユニットであってもよい。
良否判定センサ32Hの下流側の略水平搬送経路には、第2の分岐部52が設けられている。第2の分岐部52は、切替ポイント54を備えている。
前記良否判定センサ32Hによって入手した情報に基づいて、現在搬送されている記録用紙30が、(良品判定)と、(不良品判定)と、に分類される。
(良品判定)の場合は、ポイント50の切替制御により、記録用紙30を搬送方向上流側(図1の左側)のトレイ56へ案内する。トレイ56に排出される記録用紙30は、カウントセンサ32Iによって枚数がカウントされるようになっている。
また、(不良品判定)の場合は、ポイント50の切替制御により、記録用紙30を搬送方向下流側(図1の右側のトレイ58へ案内する。トレイ58に排出される記録用紙30は、カウントセンサ32Jによって枚数がカウントされるようになっている。
(画像処理装置10の制御系の構成)
図2に示される如く、画像処理装置10は、制御コントローラ100によって制御されるようになっている。
制御コントローラ100は、全ての処理を総括管理し、かつ制御する画像形成メインコントロール部102を備えている。
画像形成メインコトロール部102は、CPU104、RAM106、ROM108、I/O(入出力部)110、及びこれらを接続するデータバスやコントロールバス等のバス112を有している。
CPU104は、ROM108に格納された定着部の制御を行うための各種プログラムを読み出して、後述する処理の実行を行う。尚、当該プログラムをCD−ROM等の搬送可能な記憶媒体に格納して提供することも可能である。
I/O110には、搬送制御部114、露光制御部116、現像制御部118、転写制御部120、定着制御部122が接続されている。
搬送制御部114は、前記用紙搬送部12における記録用紙30の搬送に関する制御を行う。露光制御部116及び現像制御部118は、前記画像形成部14における画像形成処理に関する制御をそれぞれ行う。転写制御部120は、画像形成部14と用紙搬送部12との接触点において、記録用紙30への画像転写制御を行う。定着制御部122は、画像転写された記録用紙30の定着処理に関する制御を行う。
前記I/O110には、GUI(グラフィック・ユーザー・インターフェイス)124が接続されている。GUI124は、ユーザーからの入力指示を受け付け、かつユーザーへ画像処理に関する情報を報知する役目を有している。
上記構成の画像処理装置10において、第1の実施の形態では、定着部42における記録用紙30の定着処理時の搬送不良の監視に関する制御を行っている。この搬送不良の監視制御の説明の前に、定着部42の詳細構成を説明する。
(定着部42の詳細構成)
図3には、第1の実施の形態に係る定着部42の詳細構成が示されている。
定着部42は、その筐体42Aによって被覆されている。筐体42A内には、一対のロール(加熱ロール42Bと、加圧ロール42C)が配置されている。この一対のロール(加熱ロール42Bと、加圧ロール42C)は、記録用紙を挟みながら、この記録用紙の搬送を行う。
移動手段として、移動機構42Gが用いられ、加熱ロール42Bと、加圧ロール42Cが互いに接触する位置と離れる位置とで移動させる。
前記加熱ロール42Bと加圧ロール42Cは、移動機構42Gによって、互いに接触または離間するようになっている。
なお、第1の実施の形態では、加圧ロール42Cのみが図3の矢印A方向に移動可能となっている。
なお、厳密には、加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとが接触した場合、互いに表面の弾性力によって面接触しているが、図3では、軸線方向に沿った線接触した状態で図示しており、これを図3の正面から見ると、加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとは点接触していることになる。
加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとの接触点の接線方向に対応する筐体42Aには、貫通孔42D、42Eが設けられ、記録用紙30の通過空間となっている。
加熱ロール42Bは、空洞となっており、内部に熱源(例えば、ハロゲンランプ等)42Fが収容されている。これにより加熱ロール42Bは、熱源42Fの発熱によって表面が加熱される。尚、本実施形態では、加熱手段の一例として、ハロゲンランプが用いられているが、IH(Induction Heating)を利用した熱源等の他の熱源を利用することもできる。また、本実施形態では、一対の回転体の一例として、加熱ロール42Bと加圧ロール42Cを利用しているが、この他、加熱ロールと加圧を行う無端ベルトを利用することもでき、用紙が巻き付くような回転が行われて定着を行うものであればよい。
また、前記加熱ロール42Bの周囲(半径方向)、かつ所定距離離れた位置には、当該加熱ロール42Bの表面温度を検出する温度センサ126が配置されている。
この温度センサ126は、検出面が前記加熱ロール42Bの表面に対向しており、加熱ロール42Bからの放熱(放射熱、対流熱)を検出するようになっている。
この温度センサ126は、熱による赤外線放射を検出して、対象物の表面温度を測定するように構成されている。
温度センサ126は、加熱ロール42Bと加圧ロール42Cの少なくとも一方の表面温度を、非接触で検出するものである。この温度センサ126は、基本構成として、定着制御部122において、定着部42の温度を管理する温度管理制御部128、に接続されている。
温度管理制御部128は、画像処理装置10の画像形成メインコントロール部102からの指示に基づき、定着部42の加熱ロール42Bの温度(表面温度)を所定の温度に維持するように制御する。
なお、定着部42は、処理が長時間実行されない休止モード、実際に画像形成処理を実行する画像形成モード、比較的短期間で画像形成処理モードへ移行可能な待機モードの各モード毎に異なる所定の温度で温度制御されるようになっている。例えば、休止モードの温度<待機モードの温度<画像形成処理モードの温度の関係となっている。
また、前記待機モード又は休止モードにおいては、加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとを離間させておき、画像形成処理モードでは加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとを接触させる。
温度管理制御部128では、例えば、定着部42の加熱ロール42Bが所定温度に制御されて加圧ロール42Cと離間されている待機モード時に画像形成の指示があると、記録用紙30が定着部42に到達する前までに加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとを接触状態とし、かつ加圧ロール42Cとの接触によって奪われる加熱ロール42Bの温度を復元するように制御している。
前記定着部42では、画像形成処理モードにおいて、転写部26から記録用紙30が図2の下方から送られ、加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとの間に挟まれるようになっている。
このとき、加熱ロール42Bは、温度管理制御部128の温度制御によって、定着に最適な温度に制御されている。前記挟まれた記録用紙30は、加熱、加圧処理を受けながら、図2の上方へ搬送される。
ここで、正常搬送時では、記録用紙30は、加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとの接触点を通過し、かつ加熱ロール42Bと加圧ロール42Cの接線方向に直線的に搬送される。
一方、前記記録用紙30が正常搬送せず、加熱ロール42Bに巻付きながら、搬送方向が変更される場合がある(異常搬送)。特に、トナーが転写された側である加熱ロール42Bに巻き付きが起り易い。この異常搬送が発生すると、定着部42の機能が停止し、画像形成処理自体ができなくなることになる。
そこで、第1の実施の形態では、定着制御部128の巻き付き監視制御部130において、記録用紙30の異常搬送(巻付き不良)を監視するべく、前記温度センサ126の検出温度データに基づいて、前記異常搬送を判定している。巻き付き監視制御部130は、巻付発生判定手段として、温度センサ126により非接触で検出される表面温度の温度低下の後の、温度上昇の変化率に応じて、記録用紙が加熱ロール42Bと加圧ロール42Cの何れかに巻き付いたか否かを判定するものである。
言い換えれば、監視のための新たなセンサを付加せずに、既存の温度センサ126を用いて異常搬送を監視している。
(定着部の制御系)
図4には、定着制御部122における、前記温度管理制御部128での温度制御、並びに、巻き付き監視制御部130での異常搬送監視制御の機能ブロック図が示されている。なお、この機能ブロック図は、温度管理制御部128及び巻き付き監視制御部130のそれぞれのハード構成を限定するものではなく、あくまでも、機能別に分類したものである。
(温度管理制御部128)
画像形成メインコントロール部102から信号解析部132に対して、様々な信号が出力される。信号解析部132では、これらの信号を解析し、適宜出力する。
信号解析部132において画像形成指示、待機指示、休止指示等のモード転向指示の場合は、これらの信号は、基準制御温度データ決定部134に出力される。
基準制御温度データ決定部134は、基準制御温度データ読出部136に接続されている。この基準制御温度データ読出部136では、基準制御温度データ決定部134から決定された基準制御温度データ情報が入力されると、基準制御温度データメモリ138から各モードに適した基準制御温度データが読み出されるようになっている。
読み出された基準制御温度データは、基準制御温度データ一時記憶部140に送出され、この基準制御温度データ一時記憶部140で一時的(モード維持中)に記憶される。
基準制御温度データ一時記憶部140は、温度比較部142に接続されている。
温度比較部142は、センサ信号入力部144に接続されている。センサ信号入力部144は温度センサ126から検出信号を受けるようになっており、前記温度センサ126からの検出信号がセンサ信号入力部144を介して(例えば、A/D変換等が施されて)前記温度比較部142へ送出される。
温度比較部142では、センサ信号入力部144から検出温度データが入力されると、基準制御温度データ一時記憶部140から基準制御温度データを読出し、両者を比較する。
温度比較部142での比較結果は、熱源制御部146に送出されるようになっている。熱源制御部146では、温度比較結果に基づいて、熱源ドライバ148を制御して、熱源42Fの加熱状態を制御する。なお、熱源42Fがハロゲンランプの場合には、電力のオン・オフ制御、或いはPID制御等が実行される。また、ハロゲンランプが複数本ある場合は、それぞれを独立して制御してもよい。
(巻き付き監視制御部130)
前記画像形成メインコントロール部102と接続されている信号解析部132は、搬送系検出センサ信号抽出部150に接続されている。
この搬送系検出センサ信号抽出部150には、定着前検出センサ32Dからの信号と、定着後検出センサ32Eからの信号が入力されるようになっている。
定着前検出センサ32Dは、前述のように定着部42の上流側で記録用紙30の先端を検出するものであり、この検出時点から異常搬送の監視を開始する。
一方、定着後検出センサ32Eは、前述のように定着部42の下流側で記録用紙30の先端を検出するものであり、この検出時点で異常搬送の監視を終了する。すなわち、定着前検出センサ32Dによる記録用紙30の先端検出から、所定時間経過後に、定着後検出センサ32Eにより記録用紙30の先端を検出すれば、正常に記録用紙が搬送(定着部42を通過)したと判断できる。
搬送系検出センサ信号抽出部150は、監視開始/終了指示部152に接続され、入力される信号元(定着前検出センサ32D又は定着後検出センサ32E)に基づいて、温度変化演算部154へ演算開始又は終了の指示を送出する。この演算開始が異常監視開始であり、演算終了が異常監視終了に相当する。
ところで、前記定着前検出センサ32Dからの信号が入力されたとき、定着部42では、離間させていた加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとを接触させる動作を実行する。このため、加熱ロール42Bの表面温度が加圧ロール42Cに奪われ、結果として、加熱ロール42Bの表面温度が低下する。
すなわち、加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとの接触直後は、加熱ロール42Bに記録用紙30の巻付不良が発生したときと同じ現象が起り得る(図5(A)参照)。
そこで、第1の実施の形態では、加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとの接触による温度低下と、記録用紙30の巻き付きによる温度低下は同一の傾向とし、第1の条件として判定し、この第1の条件成立後、図5(B)に示される如く、加熱ロール42Bの温度が回復する温度上昇変化率に基づいて、前記加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとの接触によるものか、記録用紙30の巻き付きによるものかの区別をするようにした(第2の条件判定)。
すなわち、図4に示される如く、前記センサ信号入力部144に入力した温度センサ126からの温度データは、一時格納部180に格納される。また、センサ信号入力部144は温度変化演算部154に接続されている。センサ信号入力部144では、前記温度データが入力される毎に温度変化演算部154へ演算開始指示信号を出力する。温度変化演算部154は前記演算開始指示信号の入力に基づいて、一時格納部180から前記温度データを取り込み、温度変化率の絶対値(後述する変化率の絶対値|T’d|又は変化率の絶対値|T’u|)を演算する。
温度変化演算部154は、傾き判定部182に接続され、温度変化演算部154は、温度変化率データを傾き判定部182へ出力する。傾き判定部182は、前記温度変化率データの入力に基づいて、加熱ロール42Bの表面温度の傾き(右肩下がり又は右肩上がり)を判定する。
傾き判定部182において、表面温度の傾きが右肩下がりと判定された場合は、温度低下変化率比較部186へ表面温度の変化率の絶対値(|T’d|)を送出する。
一方、傾き判定部182において、表面温度の傾きが右肩上がりと判定された場合は、温度上昇率比較部194へ表面温度の変化率の絶対値(|T’u|)を送出する。
温度低下変化率比較部186には、温度低下基準変化率データメモリ184が接続されている。温度低下変化率比較部186は、傾き判定部182からの前記表面温度の変化率の絶対値(|T’d|)の入力に基づき、温度低下基準変化率データメモリ184から温度低下基準変化率の絶対値|T’ds|を読み出す。温度低下変化率比較部186では、前記入力された表面温度の変化率の絶対値(|T’d|)と、前記温度低下基準変化率の絶対値|T’ds|とを比較する。
温度低下変化率比較部186は、第1の条件判定部188に接続されており、比較結果を第1の条件判定部188へ出力する。
第1の条件判定部188では、前記表面温度の変化率の絶対値(|T’d|)が前記温度低下基準変化率の絶対値|T’ds|よりも大きいとき第1の条件成立とする。第1の条件とは、加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとの接触による温度低下又は、記録用紙30の巻き付きによる温度低下のいずれかの発生を認識することをいう。
尚、本実施形態においては、第1の条件判定として、表面温度の温度低下の変化率に基づいて、成否の判定を行っているが、この他にも、表面温度の所定量の温度低下があったか否かに基づいて、第1の条件判定の正否の判定をおこなってもよい。この場合、表面温度が、あるしきい値以下となったか否かを判定することにより、加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとの接触による温度低下又は、記録用紙30の巻き付きによる温度低下のいずれかの発生の認識を行う。
第1の条件判定部188は、第1の条件判定キャンセル指示部190に接続されている。第1の条件判定部188では、前記第1の条件が成立した場合に、第1の条件判定キャンセル指示部190へキャンセル実行指示信号を送出する。第1の条件判定キャンセル指示部190は、前記キャンセル実行指示信号の入力によって、傾き判定部182における表面温度の変化率の絶対値(|T’d|)の出力を禁止させる。
これによって、今後の温度低下中の第1の条件判定がキャンセルされる。
一方、前記傾き判定部において、右肩上がりの変化率の絶対値(|T’u|)が入力される温度上昇変化率比較部194には、温度上昇基準変化率データメモリ192が接続されている。温度上昇変化率比較部194は、傾き判定部182からの前記表面温度の変化率の絶対値(|T’u|)の入力に基づき、温度上昇基準変化率データメモリ192から温度上昇基準変化率の絶対値|T’us|を読み出す。温度上昇変化率比較部194では、前記入力された表面温度の変化率の絶対値(|T’u|)と、前記温度上昇基準変化率の絶対値|T’us|とを比較する。予め設定された第1基準値の一例として、絶対値|T’us|が用いられている。
温度上昇変化率比較部194は、第2の条件判定部196に接続されており、比較結果を第2の条件判定部196へ出力する。
温度上昇基準変化率データメモリ192に記憶されている温度上昇基準変化率の絶対値|T’us|は、加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとの接触後の温度上昇変化率の絶対値と、記録用紙30の巻き付き後の温度上昇変化率の絶対値との間に設定されている。
従って、第2の条件判定部196では、表面温度の変化率の絶対値|T’u|と温度上昇基準変化率の絶対値|T’us|との比較結果に基づいて、加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとの接触後の温度回復によるものか、記録用紙30の巻き付き後の温度回復によるものかの判定がなされている。このため、記録用紙30の異常搬送、すなわち加熱ロール42Bへの巻き付きが確定する(異常確定信号生成)。
この第2の条件判定部196は、異常搬送(巻付不良)信号出力部164に接続されている。異常搬送(巻付不良)信号出力部164では、第2の条件判定部196からの前記異常確定信号の入力によって、画像形成メインコントロール部102へ巻付不良報知信号を送出する。
画像形成メインコントロール部102では、定着部42の巻き付き監視制御部130からの異常信号に基づいて、GUI124を用いて異常報知を実行したり、機能(画像形成、搬送等)を停止する対応を実行する。
以下に第1の実施の形態の作用を図6及び図7のフローチャートに従い説明する。
図6は、定着制御部122の温度管理制御部128での、温度管理制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ200ではモードを判別し、次いでステップ202で判別したモードに対応した基準温度を設定する。ステップ204では、温度センサ126で温度を検出し、次いでステップ206へ移行してこの検出した温度と基準温度とを比較してステップ208へ移行する。
ステップ208では、比較結果に基づいて、加熱ロール42Bの熱源42Fの温度制御を実行し、このルーチンは終了する。
図7は、定着制御部122の巻き付き監視制御部130での、巻き付き監視制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ220では、温度センサ126で加熱ロール42Bの表面温度を検出し、ステップ222へ移行する。
ステップ222では、今回検出した温度データと、前回までに検出した温度データとに基づいて、温度変化率の絶対値を演算する。
次のステップ224では、演算した温度変化率の絶対値により、温度低下があったか否かが判断される。このステップ224で否定判定(正常判定)されると、ステップ226へ移行して、今回検出した温度データを格納し、このルーチンは終了する。
また、ステップ224で肯定判定(温度低下判定)されると、第1の条件が成立したこととなり、ステップ228へ移行する。
第1の条件成立とは、加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとの接触による温度低下又は、記録用紙30の巻き付きによる温度低下のいずれかの発生を認識したことであるが、ここでは、その何れかは依然として不明である。
尚、本実施形態においては、第1の条件判定の一例として、表面温度の温度低下の変化率に基づいて、成否の判定を行っているが、この他にも、表面温度の温度低下の量に基づいて、第1の条件成立の正否の判定をおこなってもよい。この場合、ステップ224において、表面温度が、所定量の温度低下があったか否かを判断し、ステップ224で肯定されると、第1の条件が成立したこととなり、ステップ228へ移行することになる。
ステップ228では、前記第1の条件が成立したあと、しばらく温度低下が継続し、その後、判定して温度上昇傾向となる時期を判別するべく、再度、温度センサ126で温度を検出し、ステップ230へ移行する。
ステップ230では、今回検出した温度データと、前回までに検出した温度データとに基づいて、加熱ロール42Bの表面温度の傾き(右肩下がり又は右肩上がり)を演算する。
次のステップ232では、演算した演算結果から温度上昇傾向に移行したか否かが判断され、肯定判定(温度上昇傾向)されると、第2の条件判定が開始されることとなり、ステップ234へ移行する。
第2の条件判定とは、前記第1の条件成立時に候補として挙げられた、2種の現象の内の、記録用紙30の巻き付きによる温度低下か否かを判定するものである。
ステップ234では、温度センサ126で温度を検出し、ステップ236において、検出された温度データを一時格納する。
次のステップ238では、加熱ロール42Bの表面温度が基準温度まで回復したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ240に移行する。
ステップ240では、ステップ236において一時格納した温度データを読み出して、ステップ242に移行する。
ステップ242では、今回検出した温度データと、前回までに検出した温度データとに基づいて、温度上昇変化率の絶対値(|T’u|)を演算し、ステップ244では、基準温度変化率データ(|T’us|)を読み出す。
次のステップ246において、温度上昇変化率の絶対値(|T’u|)と基準温度変化率データ(|T’us|)とを比較する。温度上昇変化率の絶対値(|T’u|)が基準温度変化率データ(|T’us|)以下であれば(|T’u|≦|T’us|)、加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとの接触後の温度上昇であると判断でき、このルーチンは終了する。
一方、温度上昇変化率の絶対値(|T’u|)が基準温度変化率データ(|T’us|)より大きければ(|T’u|>|T’us|)、記録用紙30の巻き付き後の温度上昇であると判断できる。すなわち、加熱ロール42Bへ記録用紙30が巻き付いたことが確定する。
ステップ248では、画像形成メインコントロール部102へ巻き付き不良発生を報知し、このルーチンは終了する。
また、第2の条件として、第1基準値の一例としての基準温度変化率データ|T’us|よりも大きい場合に、巻付き異常と判定したが、この基準温度変化率データ|T’us|よりも小さい、第3基準値の一例としての第2基準温度変化率データ|T’us2|を設定し、変化率の絶対値|T’u|が、この第2基準温度変化率データ|T’us2|よりも小さいと判定された場合、温度センサ126のセンサ面に記録用紙30が密着するといった特異な巻き付き異常(密着異常)であると判定するようにしてもよい。
この特異な巻き付き異常(密着異常)は、記録用紙30が加熱ロール42Bに巻き付き、記録用紙30の端部が、加熱ロール42Bに所定距離離れた温度センサ126に接触した状態を言う。この場合、記録用紙30の端部は、加熱ロール42Bから離れた状態にあるため、記録用紙30の端部の温度上昇には、時間がかかる。また、温度センサ126は、この記録用紙30の端部の温度を検出することになる。このことより、基準温度変化率データ|T’u|が、温度上昇に時間がかかることを認識するために、第2基準温度変化率データ|T’us2|よりも小さい場合には、基準温度変化率データ|T’u|が基準温度変化率データ|T’us|小さい場合であっても、記録用紙30が加熱ロール42Bに巻き付いたと判定する。
さらに、第1の実施の形態では、記録用紙30の材質や厚さ等を言及していないが、記録用紙30が加熱ロール42Bから熱を奪うことを考慮した場合、記録用紙30の材質や厚さ等に基づいて、演算した変化率の絶対値(温度上昇)、又は、基準値(第3のしきい値)を記録用紙30の材質や厚さに基づいて補正するように構成される。
具体的には、ROM108やRAM106に、記録媒体30の材質毎、又は記録媒体30の厚さ毎にのしきい値を補正するための補正値が格納される。これを図示しない取得部により取得して、記録媒体30の材質と記録媒体30の厚さに応じた補正値を用いて、第1基準温度変化率データ|T’us|、又は、第2基準温度変化率データ|T’us2|を補正する。 つまり、記録媒体が厚い程、又は、熱吸収率が高い程、温度上昇し難くなるため、このような場合には、記録用紙30が巻き付いたと判定し難くなるように補正することになる。尚、第1基準温度変化率データ|T’us|、又は、第2基準温度変化率データ|T’us2|を補正する代わりに、温度上昇変化率の絶対値(|T’u|)を補正するように構成してもよい。
ここで、第2の条件判定における作用を説明する。
温度センサ126により非接触で加熱ロール42Bの表面温度を検出する場合には、記録用紙30が加熱ロール42Bに巻き付くと、温度センサ126と加熱ロール42Bの間に記録用紙30が介在することになる。このため、温度センサ126は、加熱ロール42Bに比べて温度が低い記録用紙30の温度を一時的に検出することになる。
この一時的な温度低下を利用して、記録用紙30が加熱ロール42Bに巻き付いたことがわかる。
しかしながら、この記録用紙30の厚さが薄い場合には、この薄い記録用紙30の加熱ロール42Bへの巻き付きによる温度低下は小さい値となり、この場合、加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとの接触による加熱ロール42Bの温度低下と区別することが困難となる。
つまり、加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとが離間した状態においては、加熱ロール42Bにより加圧ロール42Cが加熱されていない状態となるため、加圧ロール42Cは、加熱ロール42Bに比べて温度が低い状態となる。この状態の加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとが接触した状態になると、この温度が低い状態の加圧ロール42Cが、加熱ロール42Bから熱量を奪うことになるため、加熱ロール42Bの温度は一時的に低下する。
そこで、上述のような第2の条件判定を行うことにより、記録用紙30の加熱ロール42Bへの巻き付きによる温度低下と、加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとの接触による温度低下とを区別することできる。
つまり、記録用紙30の加熱ロール42Bへの巻き付きによる温度低下は、加熱ロール42Bから熱量そのものを奪うことよりも、記録用紙30が、温度センサ126と加熱ロール42Bの間に介在することによる影響が大きく、加熱ロール42Bに巻き付いた記録用紙30は直ぐに温度が上昇する。これに対し、加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとの接触による温度低下は、加熱ロール42Bから熱量そのものを奪うことになるため、加熱ロール42Bの温度上昇に時間がかかることになる。
この温度上昇の仕方の違いは、温度低下後の温度上昇率に表れ、これを利用することにより、記録用紙30の加熱ロール42Bへの巻き付きによる温度低下と、加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとの接触による温度低下とを区別することできる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同一構成部分については、同一の符号を付してその構成の説明を省略する。
第2の実施の形態の特徴は、第1の実施の形態が実質的に温度上昇時(回復時)の変化率の絶対値のみで巻き付き異常を判定していたのに対し、表面温度の温度低下の変化率と、この表面温度の温度低下の後の表面温度の温度上昇の変化率と、に応じて、前記記録媒体が一対の回転体の何れかに巻き付いたか否かを判定する点にある。
図8(A)は加熱ロール42Bの表面温度の温度変化の推移を示している。この温度変化は、基準温度にあった加熱ロール42Bの表面温度が、なんらかの原因で一旦温度低下し、その後回復して基準温度に戻る傾向となっている。すなわち、なんらかの原因とは、第1の実施の形態で説明した、加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとの接触(第1の原因)、或いは記録用紙30の加熱ロール42Bへの巻き付き(第2の原因)のいずれかである。
ここで、第2の実施の形態では、前記温度低下開始から、温度回復終了までのデータを全て一時的に累積、格納し、温度低下時の傾きをフラットベース(x軸)として温度上昇時の変化率を演算し、この演算結果に基づいて、上記第1の原因か第2の原因かを判別し、巻き付き異常を判定するようになっている。
図8(A)に示される如く、温度低下時は、温度センサ126から検出される温度データに基づいて変化率T’dが得られ、この変化率に基づいて以下の(1)式により、角度αを得る。
tan-1(|T’d|)=α・・・(1)
一方、図8(A)に示される如く、温度上昇時は、温度センサ126から検出される温度データに基づいて変化率T’uが得られ、この変化率に基づいて以下の(2)式により、角度βを得る。
tan-1(|T’u|)=β・・・(2)
図8(B)は、図8(A)の温度低下時の傾きをx軸とした特性図である。この図9(B)により、温度低下時の傾きを基準とした温度上昇時の変化率T’は以下の(3)式により求められる。
T’=tan(α+β)・・・(3)
(1)式及び(2)式により、(3)式は(4)式のようになる。
T’=tan(tan-1|T’d|+tan-1|T’u|)・・・(4)
第2の実施の形態では、予め変化率T’と比較する巻き付き判定基準変化率T’sが記憶されており、前記(4)式で演算された変化率の絶対値が前記判定基準変化率以上(T’≧T’s)の場合に巻き付きと判定し、前記判定基準変化率未満(T’<T’s)の場合に巻き付きではないと判定する。第2基準値の一例として、判定基準変化率T’sが用いられている。
つまり、表面温度の温度低下の変化率に、表面温度の温度上昇の変化率を加算した値が、予め設定された第2基準値以上の場合に、記録用紙30が加熱ロール42Bと加圧ロール42Cの何れかに巻き付いたと判定することを示している。
以下、第2の実施の形態の作用を図9のフローチャートに従い、説明する。
ステップ260では、温度センサ126で加熱ロール42Bの表面温度を検出し、ステップ262へ移行する。
ステップ262では、今回検出した温度データが、前回検出した温度データと比べて所定以上の温度低下があるか否かを判断される。このステップ262で否定判定されると(所定以上の温度低下なし)、このルーチンは終了する。
一方、ステップ262で肯定判定されると(所定以上の温度低下あり)、ステップ264へ移行する。ステップ264では、検出した温度データをメモリMdへ一時的に格納する。これにより温度データが、メモリMdに累積されていく。
次のステップ266では、低下傾向にあった加熱ロール42Bの表面温度が、回復傾向へ移行したか否かが判断される。ここで否定判定(低下傾向)されると、ステップ268へ移行する。ステップ268では、加熱ロール42Bの表面の温度検出を続け、ステップ264へ戻り、上記工程を繰り返す。
一方、ステップ266で肯定判定(回復傾向)されると、ステップ270へ移行する。ステップ270では、メモリMdに格納していた加熱ロール42Bの複数の温度データに基づいて表面温度の変化率T’dを演算する。この温度低下の変化率によって、前記第1の実施の形態では、第1の条件の成立の可否を判断していたが、この第2の実施の形態では判断する必要がない。
前記ステップ266で加熱ロール42Bの表面温度が回復傾向にあることが判明しているので、ステップ272では、検出した温度データをメモリMuへ一時的に格納する。これにより、温度データが、メモリMuに累積されていく。
次のステップ274では、上昇傾向にあった加熱ロール42Bの表面温度が、標準制御温度に回復したか否かが判断される。ここで否定判定(標準制御温度未達)されると、ステップ276へ移行する。ステップ276では、加熱ロール42Bの表面の温度検出を続け、ステップ272へ戻り、上記工程を繰り返す。
一方、ステップ274で肯定判定(標準制御温度到達)されると、ステップ278へ移行する。ステップ278では、メモリMuに格納していた加熱ロール42Bの温度データに基づいて表面温度の変化率T’uを演算する。
ステップ280では、T’dとT’uとに基づき、加熱ロール42Bの表面温度の変化率T’を演算し、ステップ282へ移行する。この変化率T’は温度低下の傾きをベースとしているので、温度低下時と温度上昇時の変化率の相関関係も含んだ数値となる。
ステップ282では、巻き付き判定基準変化率T’sを読み出し、ステップ284へ移行する。
次のステップ284において、表面温度の変化率(T’)と巻き付き判定基準変化率(T’s)とを比較する。表面温度の変化率(T’)が巻き付き判定基準変化率(T’s)未満であれば(T’<T’s)、加熱ロール42Bと加圧ロール42Cとの接触後の温度上昇であるので、記録用紙30の巻き付きではないと判定し、ステップ288へ移行する。
一方、ステップ284で、表面温度の変化率(T’)が巻き付き判定基準変化率(T’s)以上であれば(T’≧T’s)、記録用紙30の巻き付き後の温度上昇であると判断できる。すなわち、加熱ロール42Bへ記録用紙30が巻き付いたことが確定する。
ステップ286では、加熱ロール42Bへの巻き付き異常処理を行い、ステップ288へ移行する。なお、このステップ286の巻き付き異常処理は、前記図7のステップ248、すなわち、画像形成メインコントロール部102へ巻き付き不良発生をする。
次のステップ288では、検出温度を一時的に累積格納したメモリMd、メモリMuをクリアして、ことルーチンは終了する。
なお、第2の実施の形態では、温度低下の傾きをベースとして、温度低下時と温度上昇時の変化率の相関関係を含んだ数値である変化率T’に基づいて巻き付き異常の判定をしたが、単純に温度低下の変化率T’dと温度上昇の変化率T’uとを加減乗除した値を予め設定した基準値T’s1と比較してもよい。例えば、T’u−T’dを基準値T’s1と比較してもよい。また、その他、温度低下の傾きに基づく角度をベースとして比較しても、温度低下と温度上昇とで別々に比較するようにしてもよい。
また、第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、加熱ロール42Bに記録用紙30が巻き付いたか否かを判断するようにしたが、希に加圧ロール42Cに記録用紙30が巻き付くことを予測し、図2に示される如く、加圧ロール42Cに対応した温度センサ126Aを配置するようにしてもよい。
第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 第1の実施の形態に係る画像形成装置の制御系のハード構成を示すブロック図である。 定着部の詳細構成を示す拡大図である。 第1の実施の形態に係る定着制御部における温度制御及び巻き付き監視制御、並びに巻き付き監視時期管理制御を実行するための機能ブロック図である。 第1の実施の形態に係る加熱ロールの温度推移を示すタイミングチャートである。 第1の実施の形態に係る温度管理制御部での温度管理制御ルーチンを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る巻き付き監視制御部での巻き付き監視制御ルーチンを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る加熱ロールの温度推移を示すタイミングチャートである。 第2の実施の形態に係る巻き付き監視制御部での巻き付き監視制御ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像処理装置
12 用紙搬送部
14 画像形成部
16 転写ベルト
18 ローラ
20 帯電装置
22 光走査装置
24 現像装置
26 転写部
28 トレイ
28A トレイ
28B トレイ
28C トレイ
30 記録用紙
32 センサ
32A−1 トレイセンサ
32A−2 トレイセンサ
32A−3 トレイセンサ
32B−1 下向き搬送センサ
32B−2 下向き搬送センサ
32C 転写同期検出センサ
32D 定着前検出センサ
32E 定着後検出センサ
32F プリント面判別用センサ
32G 両面プリント記録用紙検出センサ
32H 良否判定センサ
32I カウントセンサ
32J カウントセンサ
34 ローラ
36 両面プリント用搬送部
38 ローラ
40 ローラ
42 定着部
42A 筐体
42B 加熱ロール(回転体)
42C 加圧ロール(回転体)
42D、42E 貫通孔
42F 熱源(加熱手段)
42G 移動機構(移動手段)
44 ローラ
46 第1の分岐部
48 搬送ローラ
50 切替ポイント
49 搬送ローラ
52 第2の分岐部
54 切替ポイント
56 トレイ
58 トレイ
100 制御コントローラ
102 画像形成メインコントロール部
104 CPU
106 RAM
108 ROM
110 I/O
112 バス
114 搬送制御部
116 露光制御部
118 現像制御部
120 転写制御部
122 定着制御部
124 GUI
126 温度センサ(温度検出手段)
122 定着制御部
128 温度管理制御部
130 巻き付き監視制御部
132 信号解析部
134 基準制御温度データ決定部
136 基準制御温度データ読出部
138 基準制御温度データメモリ
140 基準制御温度データ一時記憶部
142 温度比較部
144 センサ信号入力部
146 熱源制御部
148 熱源ドライバ
150 搬送系検出センサ信号抽出部
152 監視開始/終了指示部
154 温度変化率演算部
180 一時格納部
182 傾き判定部
184 温度低下基準変化率データメモリ
186 温度低下変化率比較部
188 第1の条件判定部(巻付発生判定手段)
190 第1の条件判定キャンセル指示部
192 温度上昇基準変化率データメモリ(巻付発生判定手段)
194 温度上昇率比較部(巻付発生判定手段)
196 第2の条件判定部(巻付発生判定手段)

Claims (4)

  1. 画像形成材料を用いて画像が形成された記録媒体を挟みながら搬送する一対の回転体と、
    前記一対の回転体の少なくとも一方を加熱する加熱手段と、
    前記一対の回転体を互いに接触する位置と離れる位置とで移動させる移動手段と、
    前記一対の回転体の少なくとも一方の表面温度を、非接触で検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段により非接触で検出される表面温度が所定量以上低下してから当該表面温度が基準温度に回復するまでの温度上昇の変化率が、前記記録媒体の端部が前記回転体から離れると共に当該端部が前記温度検出手段に接触した状態を示す予め設定された基準値未満の場合に、前記記録媒体が一対の回転体の何れかに巻き付いた判定する巻付発生判定手段と、
    を有することを特徴とする定着装置。
  2. 前記記録媒体の材質又は記録媒体の厚さに基づいた補正値を取得する補正値取得手段と、
    前記補正値取得手段により取得した補正値に基づいて、前記基準値を補正する補正手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 記録媒体に画像形成材料を用いて画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により画像形成材料を用いて画像が形成された記録媒体を挟みながら搬送する一対の回転体と、
    前記一対の回転体の少なくとも一方を加熱する加熱手段と、
    前記一対の回転体を互いに接触する位置と離れる位置とで移動させる移動手段と、
    前記一対の回転体の少なくとも一方の表面温度を、非接触で検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段により非接触で検出される表面温度が所定量以上低下してから当該表面温度が基準温度に回復するまでの温度上昇の変化率が、前記記録媒体の端部が前記回転体から離れると共に当該端部が前記温度検出手段に接触した状態を示す予め設定された基準値未満の場合に、前記記録媒体が一対の回転体の何れかに巻き付いた判定する巻付発生判定手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  4. 画像形成材料を用いて画像が形成された記録媒体を一対の回転体で挟みながら搬送する搬送ステップと、
    前記一対の回転体の少なくとも一方を加熱する加熱ステップと、
    前記一対の回転体を互いに接触する位置と離れる位置とで移動させる移動ステップと、
    前記一対の回転体の少なくとも一方の表面温度を、非接触で検出する温度検出ステップと、
    前記温度検出ステップにより非接触で検出される表面温度が所定量以上低下してから当該表面温度が基準温度に回復するまでの温度上昇の変化率が、前記記録媒体の端部が前記回転体から離れると共に当該端部が前記温度検出手段に接触した状態を示す予め設定された基準値未満の場合に、前記記録媒体が一対の回転体の何れかに巻き付いた判定する巻付発生判定ステップと、
    をコンピュータで実行させるためのプログラム。
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