JP4576892B2 - 電気式ロック付きプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、例えばPOS(Point−Of−Sales)端末や、電子キャッシュレジスタ等に用いられるレシート・チケット・金券等を発行するプリンタのロック機構に関するものである。
従来、この種のプリンタとしては、ロール紙に対してサーマルヘッド等によって印刷を行った後に、そのロール紙を切断して、レシート・チケット・金券等として顧客に手渡す方法が知られている。
また、このロール紙に所定の事項、例えば印字やバーコードなどを印刷することによって、金券や有価証券が作成される。第3者が、このプリンタ内に装填されている印刷前のロール紙を不正に入手して、別のプリンタで印刷することによって、これら金券や有価証券が不正に偽造されてしまうという恐れがあった。そして、これら偽造されたチケットが市場で不正に使用されてしまうという恐れがあった。
例えば、特許文献1に開示されているように、このような不正な行為を防止するために、POS端末や、電子キャッシュレジスタ等の商品売上登録装置におけるレシート・ジャーナル用紙の上側を覆うように、カバー装置が装着されていて、このカバー装置を鍵などでロックするロック機構が提案されていた(特許文献1参照)。
特開平5−325018号公報
ところが、このロック機構は、鍵等を用いた機械的なロック方法であったので、POS端末や、商品売上登録装置等においては、1台に、1個のカバー装置と1個の鍵とが必要であった。また、外側から見れば、鍵によって施錠されていることが、第3者には容易にわかる。つまり、第3者によって、鍵が不正に複製された場合、カバー装置のロック機構を簡単に解除することができる。従って、POS端末や、商品売上登録装置等の中からロール紙を不正に取り出して、金券や有価証券を簡単に偽造してしまうことができる。そこで、このような不正な行為を防止できる、より安全なロック機構の実現が求められていた。
本発明の目的は、POS端末や、商品売上登録装置内のロール紙を外部から簡単に取り出せないようにした、ロック機構を有するプリンタを提供することである。
本発明のプリンタは、ロール紙を収納する収納部を備えたケース本体と、前記ロール紙の上側を覆うロール紙カバーが一体化された蓋部と、ホストコンピュータと接続されて信号の送受信をするコネクタとを備えたプリンタであって、閉止状態の前記蓋部を開放させる蓋操作部であるオープンボタンと、前記ロール紙を排出する排出部と、前記排出部を起動させるフィード操作部であるフィードボタンと、前記ロール紙カバーが一体化された蓋部の少なくとも一部を覆うとともに、前記オープンボタンと、前記フィードボタンとを覆うように設けられたレバーカバーロックと、記レバーカバーロックが前記蓋部の少なくとも一部と前記オープンボタンと前記フィードボタンとを覆う状態に、前記レバーカバーロックをロックするロック機構とを備え、前記ロック機構によるロックを、前記ホストコンピュータから送られるロック解除信号によって解除する電気式ロック解除機構を前記ケース本体内に設けていることを特徴とするプリンタである。
この発明によれば、蓋操作部であるオープンボタンと、フィード操作部であるフィードボタンとを覆うようにレバーカバーロックを形成したことによって、外部から操作することができない。よって、不正な方法ではロール紙を簡単に盗まれることがない。
この発明によれば、レバーカバーロックがあることによって、オープンボタンの操作ができないので、プリンタカバーを開くことができない。よって、外部から不正な方法でロール紙を盗まれることがない。
この発明によれば、レバーカバーロックがあることによって、フィードボタンの操作ができないので、紙送りができない。よって、外部から紙送りしてロール紙を盗まれることがない。
本発明のプリンタは、第1の電気信号を受信してドロアを開放する第2の電気信号を発信する発信部を備え、前記ロック機構は前記第2の電気信号によってロックが解除されることが望ましい。
この発明によれば、プリンタを介してロック機構の受信部へ、第2の電気信号が送信されるので、第3者が外部から信号をプリンタに送信できない。つまり、第3者が外部からロック機構を解除できないので、ロール紙を盗まれることがない。
以下、本発明を具体化した一実施形態のプリンタのロック機構、及びプリンタについて、添付図面に沿って詳細に説明する。
(実施形態)
図1は本実施形態に用いられるプリンタを示し、(a)は概略斜視図、(b)は概略断面図である。
図1(a)に示すように、プリンタ1は、POSシステム等に用いられるレシート用紙を発行するプリンタ等に適用されるものであって、ロール紙16に対して印刷ヘッド24により印刷を行うものである。
プリンタ1はロール紙16が排出される排出口12と、この排出口12を除いて内蔵されたロール紙16を覆う蓋部としてのプリンタカバー11と、このプリンタカバー11を開けるオープンボタン13と、ロール紙16を排出する紙送り部としてのプラテン25と、このプラテン25を駆動させるモータ(図示せず)と、このプラテン25を操作してロール紙16を排出するフィードボタン14と、プリンタ1の状態を表示する表示ランプ15と、後述するロック機構60とを備えている。なお、プリンタ1の背面側に背面部1aを備えている。
ここで、このプリンタ1は、ロール紙16を収納可能なケース本体4と、このケース本体4に取り付けられたパネル2と、このケース本体4に開閉可能に取り付けられたプリンタカバー11と、ケース本体4に収納されているプリント機構20とで構成されている。
図1(b)に示すように、プリント機構20は、ロール紙16を下側から支持するロール紙支持フレーム22と、ロール紙16を上側から覆うロール紙カバー21とを有している。
また、本体フレーム23に備えられたバネ30が、サーマル方式の印刷ヘッド24をプラテン25側に付勢していて、この印刷ヘッド24がロール紙16に対して印刷可能に構成されている。
ここで、ロール紙16をプラテン25で印刷ヘッド24に押しつけて印刷すると同時に、プラテン25はロール紙16を排出方向Dに送り、所定の印刷が終了すると、オートカッタユニット26のモータ27で駆動される可動刃28と、プリンタカバー11側に備えられた固定刃29とによってロール紙16が挟まれて切断されるように配置されている。
図2は、本実施形態のロック機構を示す斜視図である。
図2に示すように、ロック機構60は、電磁ロック部70が配置されたフレームカバーロック61と、このフレームカバーロック61に係合するレバーカバーロック69とから構成されている。
フレームカバーロック61に電磁ロック部70が配置されていて、この電磁ロック部70は、電磁開閉器であるソレノイド71を用いている。このソレノイド71はネジ71b(図3(a)参照)でフレームカバーロック61に固定されている。このソレノイド71に備えられたプランジャ74と、ロック解除レバー72とがスプリングピン71aによって係合されて、このロック解除レバー72はフレームカバーロック61から突き出た軸73に係合している。
このプランジャ74が矢印方向に吸引されることによって、軸73を回転中心にして、ロック解除レバー72がA方向に回転できるように構成されている。
ここで、このロック解除レバー72が、カム64に噛み合うことによって、ロックされるように構成されている。
また、カム穴64bには、軸67aが挿入されてカム64が軸支されて、カム穴64bと軸67aとの係合部分における断面はD形状に形成されて、カム64を廻り止めできるように構成されている。
また、軸67aにEリング68(この場合2箇所)が嵌めこまれて、カム64が軸方向に抜けてこないように、しかも、カム64とロック解除レバー72との噛み合い位置がずれないように構成されている。また、軸67aは、軸受け62aと軸受け62cとに支持されて、軸67aが回転自在に軸支されている。
ここで、軸67aはレバーカバーロック69の穴69aに挿入されて、穴69aと軸67aとの係合部分における断面はD形状に形成されて、レバーカバーロック69を廻り止めできるように構成されている。
一方、レバーカバーロック69の穴69bに軸67bが挿入されて、軸67bは軸受け62bに取り付けられているので、軸67bが回転自在に軸支される。また、この軸67bにEリング68を嵌めこんで軸方向に外れないように構成されている。
一方、ロック解除レバー72の突起部72bにはバネ65が取り付けられて、このバネ65のフック部65aが、フレームカバーロック61に設けられた軸解除バネ掛け66に取り付けられている。このバネ65がロック解除レバー72をプランジャ74の押し出し方向側に付勢するように構成されている。
ここで、ソレノイド71が動作して、プランジャ74を矢印方向に吸引したときに、軸73を回転中心としてロック解除レバー72がA方向に回転する。このロック解除レバー72がカム64と外れてロックが解除されるように構成されている。これとは反対に、プランジャ74が開放されると、バネ65によってロック解除レバー72がA方向とは反対に回転して、ロック解除レバー72がカム64と噛み合って、ロックされるように構成されている。
図3は、本実施形態のロック機構を示し、(a)は分解斜視図、(b)は側面図である。
図3(a)の分解斜視図を用いて、このようなロック機構60の組み立て順序を説明する。
まず、フレームカバーロック61にソレノイド71をネジ71bで固定する。
次に、軸73にロック解除レバー72の穴72cをセットして、軸73にEリング68を嵌めこむ。
次に、プランジャ74をロック解除レバー72にセットして、スプリングピン71aを穴72dから挿入して、プランジャ74とロック解除レバー72とを係合する。
次に、バネ65を突起部72bと軸解除バネ掛け66とにセットする。
次に、レバーカバーロック69の穴69aと軸受け62aとの位置を合わせ、さらに、穴69bと軸受け62bとの位置を合わせる。軸67aを穴69aと穴62aとに挿入してEリング68を軸67aに嵌めこむ。
次に、カム64を軸67aに挿入して、カム64の両端面近傍の軸67aにEリング68を嵌めこむ。
次に、軸受け62cの穴63cに軸67aを挿入して、Eリング68を嵌めこむ。
次に、軸67bを69bと62bとに挿入して、Eリング68を軸67bに嵌めこむ。以上の順序で組み立てることにより、ロック機構60ができあがる。このロック機構60を、フレームカバーロック61の裏側からネジ61aでプリンタ1に組みつければ、組み立てが完了する。
次に、図3(b)に示すように、プリンタ1の背面部1aからレバーカバーロック69を回転させて、レバーカバーロック69をロック部60aにセットする。
このとき、レバーカバーロック69は、オープンボタン13とフィードボタン14とがレバーカバーロック69で覆われるように、ロック部60aへセットされる。ロック部60aの高さH2は、背面部1aの高さH1より低いので、この状態でプリンタ1にロックがかかると、レバーカバーロック69をプリンタ1の背面側にスライドできなくなり、プリンタ1から外すことができない。
つまり、この状態では、第3者は、オープンボタン13と、フィードボタン14の操作ができない。しかも、図4に示すように、ロック機構60がプリンタ1に組み付けられると、後述するコネクタ104などのI/F部が、外部から見えなくなるので、コネクタ104にいたずらをしたり、信号を不正に送信することができない。
なお、レバーカバーロック69をプリンタ1の背面部1aから挿入するときに、ホストコンピュータ101からの指示によって、電磁ロック部70のソレノイド71を動作させて、ロック機構60のロックを解除して、カム64と、ロック解除レバー72とが噛み合っていない状態で挿入を行えば、レバーカバーロック69の挿入作業がし易くなるように構成されている。
一方、レバーカバーロック69をプリンタ1の背面部1aから挿入した後に、ホストコンピュータ101からの指示によって、電磁ロック部70のソレノイド71を動作させて、ロック機構60をロックする。このとき、カム64とロック解除レバー72とが噛み合わされて、レバーカバーロック69がロック部60a部に係合される。この構成により、レバーカバーロック69がプリンタ1から外れなくなる。
図4は、本実施形態のロック機構をプリンタ1に装着する状態を示す斜視図である。
図4に示すように、ロック機構60が配置されたフレームカバーロック61が、矢印方向に移動してケース本体4に取り付けられることにより、ロック機構60を有するプリンタ300ができあがるように構成されている(図5(a)(b)参照)。
ここで、プリンタ1の内部には信号ケーブル103が接続できるようにコネクタ104が備えられている。
このコネクタ104は、受信する信号によって選択され、ホストコンピュータ101と接続されて信号の送受信をするコネクタ104a、ドロア102及び電磁ロック部70と接続されて信号の送受信をするコネクタ104b、外部電源と接続されて電源を供給するコネクタ104cとで構成されている。
コネクタ104aと、ホストコンピュータ101とを信号ケーブル103で接続することによって、ホストコンピュータ101の信号をプリンタ1に送信することができる。
同様に、コネクタ104bと、ドロア102とを信号ケーブル103で接続することによって、プリンタ1からの信号をドロア102へ送信することができる。さらに、このコネクタ104bは、プリンタ1からの信号を電磁ロック部70へ送信することができるようにコネクタ104bの中の接続ピン(図示しない)が分割して使われるように構成されている。
一方、コネクタ104cと外部電源(図示せず)とを接続することによって、外部から電源を供給することができるように構成されている。
図5は、本実施形態のロック機構付きプリンタ300を示し、(a)はロック前の概略斜視図、(b)はロック後の概略斜視図である。
図5(a)に示すように、ロック機構付きプリンタ300は、ロール紙16に印刷するプリンタ1と、このプリンタ1をロックするロック機構60とで構成されている。このロック機構60は、電磁ロック部70、フレームカバーロック61に取り付けられたレバーカバーロック69とで構成されている。このレバーカバーロック69が矢印方向に回転して、オープンボタン13とフィードボタン14とを覆う。
また、この電磁ロック部70は、フレームカバーロック61がケース本体4に組み付けられることによって、プリンタ1の中に内蔵されるので、外部からは見えない。しかも、レバーカバーロック69が軸67aと軸67bとに軸支されていて、これら軸67aと軸67bとを回転中心として、プリンタ1の背面側から手前側に回転可能となっている(図2参照)。
図5(b)に示すように、ロック機構60が働くと、オープンボタン13とフィードボタン14とがレバーカバーロック69に覆われた状態でロックされる。このとき、レバーカバーロック69がロック部60aに係止された状態になり、しかも、前述したように背面部1aの高さがロック部60aの高さより高いので(図3(b)参照)、レバーカバーロック69を矢印の方向に回転することができない。つまり、ロック状態では、これらオープンボタン13とフィードボタン14は、外部から容易に操作できない。
図6は、本実施形態の印刷システム100の構成を示す概略図である。
図6に示すように、印刷システム100は、ロール紙16に印刷をするプリンタ1と、このプリンタ1に印刷内容や、ドロアロック解除信号や、ロック機構解除信号などを送信するホストコンピュータ101と、金銭を収納しておく金箱であるドロア102とで構成されている。
このドロア102は、ドロアオープン機構90、ドロア蓋91、箱92とで構成されていて、ホストコンピュータ101は、プリンタ1を介してドロアオープン機構90にドロアロック解除信号を送って、ドロア102を開くことができるように構成されている。
また、ホストコンピュータ101は、プリンタ1に内蔵されている電磁ロック部70にロック解除信号を送って、ロック機構60のロックを解除できるように構成されている。
また、このホストコンピュータ101とプリンタ1との間の信号の送受信や、プリンタ1とドロア102との間の信号の送受信には、信号ケーブル103が使用されている。
図7は、本実施形態の印刷システムの電気的構成を示すブロック図である。
図7に示すように、ホストコンピュータ101に対して、プリンタ1への印刷情報の指示や、ドロア102を開放するためのドロアロック解除指示や、電磁ロック部70を解除するためのロック解除指示や、フィード制御部80の有効又は無効の切り替え指示等の所定の入力操作を行うことによって、これらホストコンピュータ101の指示内容が実行されるように、印刷システム100が構成されている。
プリンタ1には、ドロアロック解除の制御をするドロア102が接続される。プリンタ1は、ロックの制御をする電磁ロック部70と、紙送りの制御をするフィード制御部80と、これら電磁ロック部70、フィード制御部80、ドロア102とに電気信号を発信する発信部117とで構成されている。
ホストコンピュータ101からの指示によって、この発信部117は3系統に信号を送信することができる。その内の第1系統は、ドロアオープン機構90にドロアロック解除信号を送って、箱92からドロア蓋91を引き出せるように、ドロア102を開くことができる。
また、第2系統は、電磁ロック部70に信号を送って、ロック機構60のロックを解除したり、ロックすることができる。(図2参照)。
また、第3系統は、ホストコンピュータ101からフィード制御部80に、フィードの有効又は無効の切り替え信号を送って、フィードの有効又は無効を切り替えることができる。フィード制御部80が無効側(OFF側)に切り替われば、紙送りができない。つまり、この状態は、フィードボタン14を外部から操作しても紙送りができない停止状態を維持する。
ホストコンピュータ101は、フィード制御部80に、紙送り制御信号を送ると、紙送り動作が行われる。フィード制御部80が紙送り動作を行わせるため、ロック機構によりフィードボタン14を操作することができなくても、紙送りができるように構成されている。
本実施形態における印刷システム100、及び、ロック機構60の構成は以上のとおりである。図1、図2、図5〜図7を参照しながら、これら印刷システム100、及び、ロック機構60の動作について説明をする。
図1(a)、図1(b)に示すように、プリンタ1は、ロール紙16に対して印刷ヘッド24により印刷が行われ、印刷されたロール紙16はフィードボタン14が押されることによって、紙送り部としてのプラテン25が作動して、ロール紙16がD方向に紙送りされる。このとき、紙送り状態が表示ランプ15に表示される。また、このロール紙16は、オートカッタユニット40によって切断されて、排出口12から外部へ排出される。
図6、図7に示すように、印刷システム100は、ホストコンピュータ101に所定の入力操作が行われると、ホストコンピュータ101からプリンタ1に信号が送信される。この信号は、プリンタ1に内蔵されている発信部117から、電磁ロック部70、フィード制御部80、ドロア102に送信される。
ここで、ドロア102が接続された発信部117からのドロア解除信号を、ホストコンピュータ101からプリンタ1に送信すれば、ドロアオープン機構90が働いて、箱92からドロア蓋91が開き、箱92の中にある金銭などの取り出しができる。
また、フィード制御部80が接続された発信部117からのフィードの有効又は無効の切り替え信号を、ホストコンピュータ101からプリンタ1に送信すれば、フィード制御部80が働いて、フィードの有効又は無効の切り替えができる。同様に、紙送りの信号をホストコンピュータ101からプリンタ1に送信すれば、フィード制御部80が働いて、紙送りをすることができる。
ここで、電磁ロック部70が接続された発信部117からのロック解除信号を、ホストコンピュータ101からプリンタ1に送信すれば、電磁ロック部70のソレノイド71に信号が送られる。
図2に示すように、ソレノイド71が作動することで、プランジャ74が吸引される。このとき、ロック解除レバー72が、矢印A方向に旋回して、カム64がロック解除レバー72から外れて、ロック解除できる(図5(a)参照)。
図5(a)に示すように、ロック解除ができたら、レバーカバーロック69をスライドさせながらプリンタ1の背面部1aへ回転すると、オープンボタン13とフィードボタン14とが視認できるようになる。つまり、外部からオープンボタン13とフィードボタン14とを操作できるようになる。このオープンボタン13を操作することで、プリンタカバー11が開き、ロール紙16の交換ができる。また、フィードボタン14を操作することで、ロール紙16の紙送りができて、排出口12からロール紙16がでてくる。
次に、図5(b)に示すように、レバーカバーロック69をプリンタ1の背面部1aから手前側に回転すると、オープンボタン13とフィードボタン14とが覆われる。
この状態で、ホストコンピュータ101からプリンタ1に、ロック信号を送信すれば、電磁ロック部70のソレノイド71の通電が止まり、プランジャ74が開放される。このとき、バネ65によってロック解除レバー72が、矢印A方向とは反対の方向に旋回して、カム64がロック解除レバー72と噛み合い、ロックできる(図2参照)。
なお、レバーカバーロック69は、金属材料であって、例えば、鉄、ステンレス、銅などを採用した。また、このレバーカバーロック69は、オープンボタン13と、フィードボタン14とを覆うことができる大きさになっている。しかも、外部から衝撃力などを加えても破壊できないような厚さであって、機械的に剛性を有したものを用いた。
以上のような本実施形態では、次のような効果が得られる。
(1)本発明では、プリンタ1の中に電気式ロック機構を設けた構造にしたので、プリンタ1の外部からはロック機構60がプリンタ1の内部にあることがわからない。しかも、電気式ロック機構であるので、ホストコンピュータ101からの指示によってロック機構60のロック解除が可能である。さらに、プリンタ1の背面側の背面部1aがロック部60aに比べて高く形成されているので、ロック機構60が働くと、レバーカバーロック69をプリンタ1から外すことができなくなる。このことによって、プリンタ1の内部にあるロール紙16を第3者が簡単に取り出すことができない。従って、印刷前のロール紙16を盗まれることのないプリンタ1を提供できる。
(2)プリンタ1に、フィード制御部80を設けたことで、ホストコンピュータ101からプリンタ1に対して、紙送り制御の有効又は無効の指示を切り替えることができる。あらかじめ、紙送りを無効に設定しておけば、紙送りができなくなり、ロール紙16が排出口12から出てこないので、プリンタ1の内部にある印刷前のロール紙16を第3者が簡単に取り出せない。このようなプリンタ1を提供できる。
(3)プリンタ1に、レバーカバーロック69を設けたことで、フィードボタン14がレバーカバーロック69に覆われた状態になる。これにより、外部からフィード操作を行なうことができないため、第3者がロール紙16を不正に取り出せない。このようなプリンタ1を提供できる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。以下に変形例を示す。
(変形例1)実施形態で、レバーカバーロック69を軸67aと67bとで軸支する構成にしたが、本発明はこれにこだわるものではない。例えば、レバーカバーロック69を分割して、1箇所の軸67aに軸支する構成にしても良い。つまり、オープンボタン13とフィードボタン14側だけにレバーカバーロック69を設ければ良い。
このようにすれば、実施形態と同様の効果が得られ、オープンボタン13とフィードボタン14とを覆うことができる。しかも、ロック機構60を構成する軸受け62bと軸67bとが不要になるので、部品点数が削減できて構造が簡単になる。このようなロック機構60を備えたプリンタ1を提供できる。
(変形例2)実施形態で、レバーカバーロック69の材質を剛性の高い金属を選定したが、本発明はこれに限定するものではない。例えば、ある程度の剛性があれば、プラスチックなどの成形しやすくて安価な材料にしても良い。
このようにすれば、実施形態と同様の効果が得られ、レバーカバーロック69を成形加工などで一体成形すれば、コストも低減できる。このようなロック機構60を備えたプリンタ1を提供できる。
(変形例3)実施形態で、ロック機構60を動作させるのに、電磁ロック部70にソレノイド71を採用したが、本発明はこれに限定するものではない。例えば、空気圧シリンダ、又は、油圧シリンダなどを採用してロック機構60を駆動させても良い。
このようにすれば、実施形態と同様の効果が得られる。
(変形例4)実施形態で、オープンボタン13とフィードボタン14とを覆うようにレバーカバーロック69を設けたが、本発明はこれに限定するものではない。例えば、オープンボタン13を覆わずに、フィードボタン14のみを覆うようにレバーカバーロック69を設けた構成にしても良い。
このようにすれば、ロック機構60が作動している状態では、ロック部60aの位置で、レバーカバーロック69がプリンタ1を押さえこんでいるので、オープンボタン13を押しても、プリンタカバー11が開かずロール紙16を取り出すことができない。しかも、フィードボタン14は、レバーカバーロック69に覆われているので、紙送り操作ができない。つまり、実施形態と同様の効果が得られる。
本実施形態のプリンタ本体の構造を示し、(a)は概略斜視図、(b)は概略断面図。 プリンタのロック機構を示す概略斜視図。 プリンタのロック機構を示し、(a)は概略組立図、(b)は概略側面図。 プリンタのロック機構を装着した状態を示す斜視図。 プリンタのロック機構を装着した状態を示し、(a)はロック前の概略斜視図、(b)はロック後の概略斜視図。 印刷システムの構成を示す概略図。 印刷システムの電気的構成を示すブロック図。
符号の説明
1…プリンタ、1a…背面部、11…プリンタカバー、13…蓋操作部としてのオープンボタン、14…紙送り操作部としてのフィードボタン、15…表示ランプ、16…記録媒体としてのロール紙、20…プリント機構、25…紙送り機構の紙送り部としてのプラテン、60…ロック機構、60a…ロック部、61…フレームカバーロック、69…レバーカバーロック、70…電磁ロック部、71…電磁開閉器としてのソレノイド、80…フィード制御部、90…ドロアオープン機構、100…印刷システム、101…ホストコンピュータ、102…ドロア(金箱)、103…信号ケーブル、104…コネクタ、117…発信部、300…ロック機構付きプリンタ。

Claims (1)

  1. ロール紙を収納する収納部を備えたケース本体と、前記ロール紙の上側を覆うロール紙カバーが一体化された蓋部と、ホストコンピュータと接続されて信号の送受信をするコネクタとを備えたプリンタであって、
    閉止状態の前記蓋部を開放させる蓋操作部であるオープンボタンと、
    前記ロール紙を排出する排出部と、
    前記排出部を起動させるフィード操作部であるフィードボタンと、
    前記ロール紙カバーが一体化された蓋部の少なくとも一部を覆うとともに、前記オープンボタンと、前記フィードボタンとを覆うように設けられたレバーカバーロックと、
    記レバーカバーロックが前記蓋部の少なくとも一部と前記オープンボタンと前記フィードボタンとを覆う状態に、前記レバーカバーロックをロックするロック機構とを備え、
    前記ロック機構によるロックを、前記ホストコンピュータから送られるロック解除信号によって解除する電気式ロック解除機構を前記ケース本体内に設けていることを特徴とするプリンタ。
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