JP4575540B2 - シートベルト装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗員をウェビングで座席に拘束するシートベルト装置に関し、特に、ウェビングの一端を車体に固定するアンカー部にプリテンショナを有するシートベルト装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両衝突等の緊急の場合に、乗員を座席に拘束して乗員の安全を図るためにシートベルト装置が使用されている。乗員の安全を高めるためには、衝突の際に乗員を座席に拘束しているウェビングに弛みのないことが望ましい。このため、衝突の際に強制的にウェビングの弛みを除去するプリテンショナを備えるシートベルト装置が提供されている。
【0003】
図16は、シートベルト装置の例を示している。リトラクタ1はウェビング2の一端側を巻取っている。このリトラクタ1から引出されたウェビング2は、センターピラーに取付けられた上部金具3で折返され、乗員の左(あるいは右)肩から胸部を斜めに横切って右(あるいは左)腰部に至り、バックルに係合したタングプレート(図示せず)によって折返されて腰部を横切り、車体床部(あるいは座席側部)のアンカー部4に至る。ウェビング2の他端部にはアンカープレートが取付けられ、アンカーボルトに固定される。
【0004】
上述したプリテンショナは、通常、リトラクタ1、アンカー部4、ウェビング装着を行うバックル部のいずれかの場所に設けられる。
【0005】
このうち、アンカー部4に設けられるプリテンショナは、例えば、特開昭49−132725号に示されるように、ウェビングの他端に設けられたアンカープレートを車体に取付けるアンカーボルトを直線移動してウェビングを締上げる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ウェビング他端側の車体取付け位置(アンカーポイント)が車両の前後方向に、例えば、図17に示す距離Lだけ移動すると、同図に示すように、アンカーポイントからのウェビングの立上がり角度が変化し、ウェビングによる乗員の拘束性能が変化する。
【0007】
また、プリテンショナの引き込み方向をウェビングの延在方向と同じ方向に設定すると、図18に示すように、車体床面から座席座面までの高さ範囲内にプリテンショナの配置位置が制限されるので、プリテンショナによる引込みストロークlは40〜50mm程度しか得られない。
【0008】
よって、本発明は、動作時にウェビングの立上がり角度を変えずに、所要のウェビング引込み量を得ることの可能なアンカー部プリテンショナを備えるシートベルト装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のシートベルト装置は、乗員を座席に拘束するウェビングの一端を巻取るリトラクタと、上記ウェビングの他端を固定するアンカー部と、を備えるシートベルト装置において、上記アンカー部は、緊急時にシャフトを回転させて前記ウェビングの他端を巻取るアンカープリテンショナを有し、上記アンカープリテンショナは、上記シャフトのウェビング巻取り方向への回転を許容し、上記シャフトのウェビング引出し方向への回転を阻止するロック機構、を備える。
【0010】
好ましくは、上記ロック機構は、アンカープリテンショナのベースフレームとシャフト端部との相互間に形成され、前記シャフトの軸受を兼ねる。例えば、上記ロック機構は、ベースフレームとシャフト端部外周間に配置されるコロ状や球体状の転動体と、該転動体が移動するシャフト端部外周に形成されるくさび面によって構成される。また、例えば、上記ロック機構は、くさびとして機能する部分を備えた変形穴(非円形)と、ウェビングの引出しに応じて軸心が移動して上記くさび部分に嵌合するシャフトとからなる。シャフトは、ウェビングを巻取るボビンと一体的に形成することもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0012】
図1乃至図4は、本発明の第1の実施例を示している。図1は、一部を断面で示すアンカープリテンショナ4の正面図である。図2は、図1のII−II方向に沿った駆動部(プリテンショナ)の断面図である。図3は、図1のIII−III方向に沿ったボビン部の断面図である。図4は、図1に示すアンカープリテンショナ4の右側面図である。各図において対応する部分には、同一符号を付している。
【0013】
図1において、アンカープリテンショナ4は、大別して、駆動部50、シャフト部40、ロック機構部60に分けられる。駆動部50は緊急の際に動力を発生してシャフト部40を回転させ、ウェビング2を巻取る。それにより、ウェビング2の弛みを除いて乗員を座席に拘束する。ロック機構部60は、巻取られたウェビング2の引出しを阻止して乗員の拘束を確保する。
【0014】
シャフト部40のシャフト42は、その外周がウェビング2を巻取るボビンとなっている。シャフト42の左端はピニオンギア43に嵌合され、ピニオンギアと一体に回転する。ピニオンギア43の段付部は軸受部となっている。シャフト42及びピニオンギア43のアセンブリは、凹型に形成されたベースプレート41の左右側壁間に取付けられる。ベースプレート41の左側壁の開口部41aには、ピニオンギア43の段付部が挿入され、ベースプレート41の右側壁の円形の開口部41bには、シャフト42の右端側が挿入される。開口部41bの直径はシャフト42の外形よりも大きく設定されている。シャフト42の右端側外周部には、該周方向に延在する溝44が形成されている。上記外周部と開口41bの縁との間にロック機構60の1つ又は複数のコロ61が介在する。コロは金属製であり、好ましくは鋼製である。コロ61の円筒状の転動面の一部には鍔が形成されており、この鍔が溝44に挿入されると共に、顎の段差部分がベース41の開口41bの縁に係合する。それにより、シャフト42の軸方向の移動が制限され、シャフト42がベース41から外れることが防止される。後述するように、コロ61はばね部材62によって一方向に付勢され、くさび面63、開口41b内縁、スプリング部材62によって保持される。
【0015】
図3は、シャフト42へのウェビング2の取付けを説明している。ウェビング2の他端部は折返した後面合せにして縫合され、シャフト42の径方向に貫通する取付口42aに挿通される。その後、ウェビング2の折返し部分に、取付口42aの開口幅よりも大きい径の係止ピン2aが挿通され、シャフト42の収納溝42b内に収納される。これにより、ウェビング2の他端部はシャフト42から外れないようになされる。
【0016】
シャフト部40の左側には、駆動部(プリテンショナ)50が設けられている。駆動部50は、図2に示すように、ガス発生器51、パイプ52、ピストン53、ラック54、等によって構成される。ガス発生器51は、「U」字状のパイプ52の一端側の収納部52aにキャップの螺合によって取付けられ、図示しない衝突検出器(あるいは減速度センサ)等から供給される点火信号によって作動する。パイプ52の他端側はシリンダ52bとなっており、このシリンダ52bの内部にピストン53及びラック54が配置される。ラック54の側面にはピニオンギア43と噛合する一連の歯山が形成されている。ラック54は図示しないブラケットによって姿勢が保持される。ガス発生器51によって膨張ガスが発生すると、ピストン53が押上げられ、ラック54がピニオンギア43を回転させ、シャフト(ボビン)42をウェビング2を巻取る方向に回転させる。
【0017】
図4は、シャフト部40の右側面に設けられたロック機構60を示している。
シャフト42の右端部には、傾斜したくさび面63、落し溝(深溝)65、滑動面64が該右端部を一周するように複数繰返して形成されている。各くさび面63に配置されたコロ61は、シャフト42の右端面に取付けられた、軸心部から周方向に放射状に伸びるスプリング部材62によって、X方向(ウェビング巻取り方向)に付勢されている。シャフト42がX方向とは反対のY方向(ウェビング引出し方向)に回転すると、コロ61はくさび面63の傾斜を上る方向に移動し、くさび面63とベース41の開口41b縁との間に挟まれる。それにより、シャフト42の回転は阻止される。また、シャフト42がX方向(ウェビング巻取り方向)に回転するときは、コロ61は、ばね部材の付勢力に抗してくさび面を下る方向に移動するのでシャフト42の回転は妨げられない。落し溝65は、コロ61の通り抜けを可能として、組立の容易化を図る。滑動面64及びコロ61は、開口41bの内縁と接して軸受として機能する。
【0018】
次に、この実施例のシートベルト装置の動作について説明する。まず、シートベルト装置の全体構成は、図16に示すように、乗員を座席に拘束するウェビング2の一端側を巻回収納するリトラクタ1、ウェビングの他端側を車体側に取付けるアンカー部4を備えている。リトラクタ1は衝突などによって大きい減速度やウェビング2の急な引出しを検知するとウェビングの引出しをロックして乗員移動を防止する機構を備えている。アンカー部4は、上述したウェビング巻取り式のプリテンショナを備える。
【0019】
車両が衝突すると、リトラクタ1のロック機構が作動し、ウェビング2の引出しを阻止する。また、図示しない衝突検出器が車両の衝突を検出して、ガス発生器51に点火信号を供給する。ガス発生器51は膨張剤に着火してガスを発生する。膨張ガスは、ピストン53を押上げ、ラック54を上昇させる。ラック54の移動によってピニオンギア43が回転し、シャフト42を回転してウェビング2を巻取る。ウェビング2がアンカープリテンショナ4に巻取られることによって、ウェビング2の弛みが一定方向に除去されて乗員が座席に拘束される。ラックの移動が終了してシャフト42によるウェビング2の巻取りが終了する。次に、衝突による乗員の前方移動が生じ、ウェビング2に引出し方向の力が作用する。それにより、シャフト42がウェビング2の引出し方向(Y方向)に回転しようとすると、ロック機構60が作動してアンカープリテンショナ4からのウェビング2の引出しを阻止する。その結果、乗員の前方移動は抑制され二次衝突が回避される。乗員は図示しないバックルを解除することによってウェビング2による拘束から開放される。
【0020】
このように、本実施例のアンカープリテンショナ4は、ウェビング2の他端部を直線移動してウェビング2を引込む構成ではなく、該他端部をアンカープリテンショナ4内に巻取る構成であるので、ウェビング2の引込み方向が一定方向であり、拘束状態が変化するという従来の不具合を回避可能である。また、引込み量(ストローク)を大きく設定することが可能である。
【0021】
図5乃至図11は、本発明の第2の実施例を示している。図5は、一部を断面で示すアンカープリテンショナ4の正面図である。図6は、この実施例のロック機構を説明する説明図である。図7乃至図9は、ロック機構の動作を説明する説明図である。図10及び図11は、ロック機構の係合面を説明する説明図である。
【0022】
この第2の実施例では、コロを用いないでロック機構を構成している。図5において、シャフト42の右側面全体はカバー48で閉じられ、シャフト42の軸方向の移動が制限されている。シャフト42の右側面の外形は、図6に示すように、多角形に形成され、ベース41の右壁開口41b内に配置される。なお、シャフト42の右側面外形は円形であっても良い。開口41bの穴形状は、シャフト42の端部外形よりも一回り大きく、シャフト42右端の偏心回転を可能としている。開口41bの縁には、シャフト42と接する複数の支持点、例えば、図示のように、開口41b内縁の右側にa部、下部右にb部、左側にc部が設けられる。a部、b部及びc部の配置位置及びその形状を調整することによって、シャフト42右端の軸心が開口41bの中心よりも上方に偏心したとき、シャフト42の回転は妨げられず、シャフト42右端の軸心が開口中心に在るとき又はこれよりも下方に移動しようとすると、シャフト右端の多角形部は各支持点に挟まれて回転が阻止される。
【0023】
例えば、図6に示すX方向(ウェビングの巻取り方向)にシャフトが回転すると、その右端部軸心がa部の支持点を中心として上方に円弧状に移動し、開口41bの円形の縁にシャフト42右端部の多角形外縁の一部が接する。この状態では、支持点a及びcがシャフト42右端の多角形部分を挟むことはなく、シャフト42のX方向の回転を妨げない。ウェビング2の巻取りは支障なく行われる。
【0024】
次に、シャフト42がY方向(ウェビングの引出し方向)に回転すると、a部分の支持点とシャフト42の多角形面とが接触し、図7に示すように、a部分の支持点を中心としてシャフト42が反時計方向に回転しようとする。c部分の支持点に接触しているシャフト42の多角形部の角は、図8に示すように、E方向に移動しようとする。そのときa部分の支持点に接触しているシャフト42の多角形部の角は、F方向に移動しようとする。しかし、図9に示すように、シャフト42の多角形面の一部がb部分の支持点にも更に接触すると、a部分の支持点とシャフト42の多角形面との当接角度がくさびと同じ状態になって、シャフト42と支持点間の滑りが止る。b部及びc部の支持点はY方向(ベルト引出し方向)の回転力を受け止め、巻取ったベルトの引出しを防止する。従って、ロック機構として機能する。
【0025】
図10は、シャフト42の表面に多数のローレット溝42cを形成し、ロック効果を高めるようにした例を示している。
【0026】
図11は、シャフト42の表面に複数個のくぼみ42dを形成し、ロック効果を高めるようにした例を示している。
【0027】
図12乃至図15は本発明の第3の実施例を示している。この例では、ベルト引出し方向にシャフト42が回転すると、シャフト42の右端部が軸受の開口部を略横方向に移動する。そして、シャフト42がくさび面が形成された領域に入ると狭持するロック機構60を用いている。
【0028】
図12は、このロック機構で使用される、ベース41の開口部41bの穴形状を示している。開口部41bは略楕円形の穴に形成され、その上部中央の縁には、係合用の突起41cが形成されている。開口部41bの下部右側の縁にはくさび部41dが形成されている。
【0029】
図13に示すように、シャフト42の右端部の外周には歯山42eが形成される。歯山42eは片側に傾斜する非対称形であり、Y方向(反時計方向)に回転するときには開口縁に引っかかり、X方向(時計方向)に回転するときに、空転する。くさび部41dの傾斜角θは、突起41cを中心としてZ方向に回動するシャフト42の歯山部42eの軌跡に対して、例えば、30度以下、好ましくは、5〜15度程度になるように設定される。
【0030】
図14に示すように、シャフト42が駆動部50によってX方向に回転する(ウェビング2を巻取る)場合には、開口部41bの左側内縁が歯山部42eの軸受となる。突起部41cの左側にシャフト42が位置するように支持され、歯山部42eは開口部41bの内縁を空転し、ロックすることなく回転してウェビング巻取りを可能とする。
【0031】
次に、ウェビング2が、図13に示すW方向に引き出されると、この引出力と開口部41bの左側縁部41e及び41fのなす角度の設定により、シャフト42の右端部はY方向に回転すると共にZ方向に移動する。それにより、図15に示すように、シャフト42の歯山部42eは開口部内縁をかじって移動する。シャフト42は、くさび面41dを登り、突起41cに係合してロック状態となる。これにより、ウェビング2の引出し方向(Y方向)の回転が阻止される。
【0032】
このように、本発明の実施例では、ウェビングの他端側を車体等に固定するアンカー部に、緊急の際にウェビングを巻取りかつロックする機構を設けたので、ウェビングの弛み除去を効果的に行うことが可能となる。
【0033】
なお、プリテンショナは、ガス発生式に限定されない。例えば、ばね式や電動式であっても良い。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のシートベルト装置は緊急の際にウェビングを巻取る構成としたアンカー部プリテンショナを備えるので、アンカー部でも一定方向において所要のウェビングの弛み除去をなすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のアンカー部プリテンショナの例(正面)を、図2のI−I方向において一部断面で示す説明図である。
【図2】図2は、図1のII−II方向におけるプリテンショナ部分の断面を示す説明図である。
【図3】図3は、図1のIII−III方向におけるシャフト42部分の断面をウェビングを取付けた状態で示す説明図である。
【図4】図4は、本発明の実施例のアンカー部プリテンショナ右端部のロック機構例を示す説明図である。
【図5】図5は、本発明の他の実施例のアンカー部プリテンショナの例(正面)を、図2のI−I方向において一部断面で示す説明図である。
【図6】図6は、アンカー部プリテンショナ右端部のロック機構の他の例を説明する説明図である。
【図7】図7は、図6に示されたロック機構の動作を説明する説明図である。
【図8】図8は、図6に示されたロック機構の動作を説明する説明図である。
【図9】図9は、図6に示されたロック機構の動作を説明する説明図である。
【図10】図10は、ロック機構における係合性の向上例を説明する説明図である。
【図11】図11は、ロック機構における他の係合性の向上例を説明する説明図である。
【図12】図12は、ベース右壁に設けられた他のロック機構を説明する説明図である。
【図13】図13は、ロック機構の動作を説明する説明図である。
【図14】図14は、ロック機構の非ロック動作を説明する説明図である。
【図15】図15は、ロック機構のロック動作を説明する説明図である。
【図16】図16は、従来のシートベルト装置の例を説明する説明図である。
【図17】図17は、従来のシートベルト装置のアンカー部プリテンショナ動作例を説明する説明図である。
【図18】図16は、従来のシートベルト装置のアンカー部プリテンショナを説明する説明図である。
【符号の説明】
40 シャフト部
41 ベース
42 シャフト
60 ロック機構
50 駆動部
51 ガス発生器
60 ロック機構

Claims (4)

  1. 乗員を座席に拘束するウェビングの一端を巻取るリトラクタと、前記ウェビングの他端を固定するアンカー部と、を備えるシートベルト装置であって、
    前記アンカー部は、緊急時にシャフトを回転させて前記ウェビングの他端を巻取るアンカープリテンショナを有し、
    前記アンカープリテンショナは、前記シャフトのウェビング巻取り方向への回転を許容し、前記シャフトのウェビング引出し方向への回転を阻止するロック機構を備え、
    前記ロック機構は、前記アンカープリテンショナのベースフレームの開口部内縁と前記シャフトの端部外周との相互間に配置される転動体と、該転動体が移動する前記シャフトの端部外周に形成される周方向の傾斜面と、を含み、
    前記転動体は、前記シャフトのウェビング巻取り方向の回転によって前記傾斜面を下りて前記ベースフレームの開口部内縁と該傾斜面との間に挟まれず、前記シャフトのウェビング引出し方向の回転によって該傾斜面を上って前記ベースフレームの開口部内縁と該傾斜面との間に挟まれて該シャフトの回転を妨げる、シートベルト装置。
  2. 乗員を座席に拘束するウェビングの一端を巻取るリトラクタと、前記ウェビングの他端を固定するアンカー部と、を備えるシートベルト装置であって、
    前記アンカー部は、緊急時にシャフトを回転させて前記ウェビングの他端を巻取るアンカープリテンショナを有し、
    前記アンカープリテンショナは、前記シャフトのウェビング巻取り方向への回転を許容し、前記シャフトのウェビング引出し方向への回転を阻止するロック機構を備え、
    前記ロック機構は、前記アンカープリテンショナの前記シャフトの両端を支持するベースフレームの一方側の開口部内縁と前記シャフトの一端側の端部外周との相互間に形成され、
    前記シャフトの前記一端側は第1の軸心位置と第2の軸心位置との間で偏心回転可能になされ、
    前記一方側の開口部内縁は、前記シャフトの第1の軸心位置において前記シャフトの一端側の端部外周の回転を妨げず、前記第2の軸心位置において前記シャフトの一端側の端部外周と係合する突起又は傾斜部分を有し
    前記シャフトは、前記一端側の端部外周に前記開口部内縁の突起又は傾斜部分と係合する部分を有し、該一端側の軸心を前記ウェビング巻取り方向への回転に対応して前記第1の軸心位置に移動し、前記ウェビングの引出し方向の回転に対応して前記第2の軸心位置に移動する、シートベルト装置。
  3. 前記シャフトの一端側の端部外形は多角形又は円形である、請求項2に記載のシートベルト装置
  4. 前記シャフトの一端側の端部外周には複数の溝が形成される、請求項2又は3に記載のシートベルト装置
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