JP4574530B2 - 画像符号化装置及び画像符号化方法 - Google Patents

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Description

本発明は、入力画像の画像フレーム間予測を行い圧縮符号化する画像符号化装置及び画像符号化方法に関するものである。
画像を高能率符号化するための技術として、JPEGや動き予測・動き補償技術を用いたMPEG1,2といった符号化方式が確立されている。各メーカはこれらの符号化方式を利用して画像を記録可能としたディジタルカメラやディジタルビデオカメラといった撮像装置或いはDVDレコーダなどを開発し、製品化している。ユーザはこれらの装置或いはパーソナルコンピュータやDVDプレーヤなどを用いて簡単に画像を視聴することが可能となっている。
ところで、ディジタル化された動画像は膨大なデータ量となる。そこで、上記したMPEG1,2などよりも更なる高圧縮が望める動画像の符号化方式が研究され続けてきている。ちなみに、近年、ITU−T(国際電気通信連合 電気通信標準化部門)とISO(国際標準化機構)によりH.264/MPEG−4 part10という符号化方式(以下、H.264と称す)が標準化された。
ここで、H.264におけるピクチャタイプ及びフレーム間予測に用いる参照画像の選択について図16及び図17を参照して説明する。尚、図16(a)〜(c)及び図17(a)〜(b)は入力画像ストリーム及びそのピクチャタイプを表し、上段が左から表示される順序、下段が左から符号化される順序で示している。例えば、図16(a)のP8ピクチャは8番目に表示されるPピクチャのフレームであることを示している。また、図中の矢印は、参照関係を示している。例えば、図16(a)の例では、P8ピクチャがB0ピクチャを参照していることを示す。図16(b)の例では、B0ピクチャがP2ピクチャとB7ピクチャを参照していることを示す。
H.264における画像フレームのピクチャタイプは、同一フレーム内の情報から符号化するIピクチャと、時間的に前のフレームとの差分を利用して符号化するPピクチャ、さらに時間的に後のフレームとの差分も利用できるBピクチャがある。
H.264では、フレーム間予測を行う際に画像ストリーム中の任意のフレーム及びピクチャタイプを参照画像として利用することが可能である。例えば、図16(a)のようにPピクチャ(P8)はIピクチャだけでなく、Iピクチャを飛び越しての参照が可能となる。同様に、図16(b)のようにBピクチャ(B0)もIピクチャだけでなく、Iピクチャを飛び越しての参照が可能となる。このように、H.264では柔軟な参照を許容しており、MPEG2のようにPピクチャであれば当該Pピクチャの直前のIピクチャもしくはPピクチャしか参照できないような方式と比較して、フレーム間予測精度が向上し、符号化効率を向上させることができる。
一方で、上記のような柔軟な参照を許容したためにランダムアクセスが迅速に行えなくなる場合がある。例として図16(c)において、ランダムアクセスにより画像ストリームの途中のフレームであるI5ピクチャより再生する場合について説明する。
画像ストリーム中のI5ピクチャから再生を開始し、P8ピクチャを復号する場合、P8ピクチャはB0ピクチャを参照しているため、B0ピクチャを前以って復号しておく必要がある。さらにB0ピクチャはP2及びB7ピクチャを参照しているため、P2及びB7ピクチャを前以って復号しておく必要がある。同様に、図示していないが、P2及びB7ピクチャも他ピクチャを参照しているため、他ピクチャを前以って復号しておく必要がある。このように、I5ピクチャから再生を開始したい場合であっても、I5ピクチャを飛び越しての参照を許容しているために、I5ピクチャ以前のデータに遡って復号を開始する必要が生じ、迅速にI5ピクチャから復号することが困難になる。
そこで、この問題を解消し迅速なランダムアクセスを可能とするために、定期的にIピクチャに動き参照関係に関する制限を設ける方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。この制限付きのIピクチャをH.264ではIDRピクチャという。
ここで、図17(a)及び(b)を参照してIDRピクチャについて説明する。図17(a)及び(b)で示した画像ストリームは、図16(a)及び(b)と同様のストリームに対して、I5ピクチャをIDRピクチャに設定した画像ストリームである。I5ピクチャをIDRピクチャに設定すると、該ピクチャを符号化するときに参照画像を記録しているフレームメモリがクリアされる。そのため、IDRピクチャ以降に符号化されるピクチャがIDRピクチャ以前に符号化されたピクチャを参照することができない。同様に、IDRピクチャ以前に符号化されたピクチャがIDRピクチャ以降に符号化されるピクチャを参照することができない。
図17(a)の例では、IDRピクチャ以降に符号化されるPピクチャ(P8など)やBピクチャ(B6など)は、IDRピクチャ以前に符号化されたPピクチャ(P2など)やBピクチャ(B0など)を参照することができない。反対に図17(b)の例では、IDRピクチャ以前に符号化されるPピクチャ(P2など)やBピクチャ(B0など)は、IDRピクチャ以降に符号化されたPピクチャ(P8など)やBピクチャ(B6など)を参照することができない。
これにより、IDRピクチャから再生を開始すれば、IDRピクチャ以前の画像データまで遡って復号する必要がなく迅速なランダムアクセスを行うことができる。
特開2003−199112号公報
前述のようにH.264では、フレーム間予測の参照関係を制限するIDRピクチャを利用することでランダムアクセスを迅速に行うことができる。そのため、画像ストリームの任意の場所からランダムアクセスを行うためには数多くのIDRピクチャが設定されている必要がある。しかし、フレーム内符号化を行うIDRピクチャの発生符号量は大きく、数多くのピクチャをIDRピクチャに設定すると符号化効率は悪化する可能性がある。従って、IDRピクチャの設定は必要最低限であることが望ましい。従来例のように定期的にIDRピクチャを設定する場合は、ランダムアクセスに必要のないピクチャもIDRピクチャに設定され符号化効率は悪化してしまっていた。
そこで、本発明の目的は、符号化効率を損なわず画像ストリーム途中からのランダムアクセスが可能な画像ストリームを生成することにある。
本発明の画像符号化装置の第1の態様は、入力画像データをフレーム間予測処理を用いて圧縮符号化する画像符号化装置であって、撮像部より入力される画像データを圧縮符号化する符号化手段と、前記撮像部の所定の動作に係る制御データを取得し、前記制御データに基づいて前記所定の動作の状態が変化したときに、当該フレームを飛び越したフレーム間予測が禁止される特定フレームの設定を行う設定手段とを備え、前記符号化手段は、前記設定手段によって設定された前記特定フレームに該当するフレームを所定のフレーム間予測処理によって符号化することを特徴とする。
本発明の画像符号化装置の第2の態様は、入力画像データをフレーム間予測処理を用いて圧縮符号化する画像符号化装置であって、前記入力画像データを圧縮符号化する符号化手段と、前記入力画像データにおけるフレーム間の相関を判定する画像相関判定手段と、前記画像相関判定手段によって前記フレーム間の相関が無いと判定されたときに、当該フレームを飛び越したフレーム間予測が禁止される特定フレームの設定を行う設定手段とを備え、前記符号化手段は、前記設定手段によって設定された前記特定フレームに該当するフレームを所定のフレーム間予測処理によって符号化することを特徴とする。
本発明の画像符号化方法の第1の態様は、入力画像データをフレーム間予測処理を用いて圧縮符号化する画像符号化方法であって、撮像部の所定の動作に係る制御データを取得し、前記制御データに基づいて前記所定の動作の状態が変化したときに、当該フレームを飛び越したフレーム間予測が禁止される特定フレームの設定を行う設定ステップと、前記撮像部より入力される画像データを圧縮符号化するステップであって、前記設定ステップによって設定された前記特定フレームに該当するフレームを所定のフレーム間予測処理によって符号化する符号化ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の画像符号化方法の第2の態様は、入力画像データをフレーム間予測処理を用いて圧縮符号化する画像符号化方法であって、前記入力画像データにおけるフレーム間の相関を判定する画像相関判定ステップと、前記画像相関判定ステップによって前記フレーム間の相関が無いと判定されたときに、当該フレームを飛び越したフレーム間予測が禁止される特定フレームの設定を行う設定ステップと、前記入力画像データを圧縮符号化するステップであって、前記設定ステップによって設定された前記特定フレームに該当するフレームを所定のフレーム間予測処理によって符号化する符号化ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、前記画像符号化方法の第1の態様又は第2の態様をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記プログラムを記録したことを特徴とする。
本発明においては、撮像部の所定の動作に係る制御データに基づいて、当該所定の動作の状態が変化したときに、又は、入力画像データにおけるフレーム間の相関が無いと判定されたときに、当該フレームを飛び越したフレーム間予測が禁止される特定フレームの設定を行うように構成している。従って、例えば合焦した直後の画像やシーンチェンジ直後の画像等の注目度の高い画像部分に対して効率的にランダムアクセスポイントを設定することができる。よって、本発明によれば、符号化効率を損なわず画像ストリーム途中からのランダムアクセスが可能な画像ストリームを生成することが可能となる。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
−第1の実施形態−
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。本実施形態に係る画像処理装置は、カメラ制御データによりピクチャタイプを動き参照関係制限付きPピクチャに設定するものであり、カメラ部101、符号化部102及び動き参照関係制限付きPピクチャ判定部103を有する。
カメラ部101は、被写体の撮影を行うためのものである。符号化部102は、カメラ部101からの非圧縮の画像データを圧縮符号化する。動き参照関係制限付きPピクチャ判定部103は、カメラ部101からのカメラ制御データによりピクチャタイプを動き参照関係制限付きPピクチャにするか否かを判定する。また、動き参照関係制限付きPピクチャ判定部103は、判定結果を符号化部102に供給する。
次に、カメラ部101、符号化部102及び動き参照関係制限付きPピクチャ判定部103について詳しく説明する。
(カメラ部101)
図2は、カメラ部101の構成を示すブロック図である。カメラ部101は、被写体光が入力され、非圧縮の画像データとカメラ制御データとを出力する。レンズ201は、被写体光を撮像部202に導く。レンズ201は、後述のカメラ制御部207から出力される制御信号に対応してズーム動作や焦点整合動作等を行う。撮像部202は、CCDやCMOS等を使って被写体を撮像し、得られた被写体光を電気信号に変換してA/D変換部203に出力する。A/D変換部203は、アナログ信号をディジタル信号に変換する。
カメラ信号処理部204は、A/D変換部203より出力されたディジタル信号に対して、γ補正、ホワイトバランス等の処理を行い、非圧縮画像データを出力する。ここで、カメラ信号処理部204より出力される非圧縮画像データに対して、フェードやワイプなどの特殊効果を付加する場合には、特殊効果付加部205により特殊効果を付加して、特殊効果付き非圧縮画像データを出力する。一方、特殊効果を付加しない場合には、カメラ信号処理部204より出力される非圧縮画像データをそのまま出力する。
スイッチ208は、カメラ信号処理部204より出力された非圧縮画像データに特殊効果を付加した特殊効果付き非圧縮画像データ、またはカメラ信号処理部204より出力されたそのままの非圧縮画像データのいずれを出力するかを選択する。つまり、スイッチ208は特殊効果を付加するかしないか選択する。振動検出部206は、ジャイロ等を用いた周知の方式を適用して撮像装置本体の振動を検出することにより、手ぶれや撮像装置本体のパン・チルトを検出する。
カメラ制御部207は、カメラ部101を制御してカメラ制御データを出力する。このカメラ制御データには、上述のカメラ部101を構成するモジュールの制御データが含まれる。
なお、手ぶれや撮像装置本体のパン・チルトは、カメラ信号処理部204により特定フレームと該フレームの直前フレームとの差分を評価することにより検出するようにしてもよい。
以上がカメラ部101に関する説明である。
(符号化部102)
図3は、符号化部102の構成を示すブロック図である。符号化部102は、入力された非圧縮の画像データを分割することによりブロックを構成し、ブロック単位に符号化処理を行って符号化データを出力する。
フレーム並び替え部301は、表示順で入力された非圧縮の画像データを符号化順に並び替える。減算器302は、入力画像データから予測画像データを減算して画像残差データを出力する。なお、予測画像データの生成については後述する。
整数変換部303は、減算器302から出力された画像残差データを直交変換処理して変換係数を出力する。量子化部304は、整数変換部303より出力された変換係数を所定の量子化パラメータを用いて量子化する。エントロピー符号化部305は、量子化部304で量子化された変換係数を入力し、これをエントロピー符号化して符号化データとして出力する。
一方、量子化部304で量子化された変換係数は、上述した予測画像データの生成にも使われる。逆量子化部306は、量子化部304で量子化された変換係数を逆量子化する。逆整数変換部307は、逆量子化部306で逆量子化された変換係数を逆整数変換し、復号画像残差データとして出力する。加算器308は、逆整数変換部307より出力された復号画像残差データと、予測画像データとを加算して、再構成画像データとして出力する。
加算器308から出力された再構成画像データは、フレームメモリ309に記録される。それとともに、再構成画像データに対してデブロッキングフィルタ処理を施す場合にはデブロッキングフィルタ312を介してフレームメモリ313に記録される。デブロッキングフィルタ処理を施さない場合にはデブロッキングフィルタ312を介さずにフレームメモリ313に記録される。
スイッチ311は、加算器308から出力された再構成画像データに対してデブロッキングフィルタ処理を施すか否かを選択する選択部である。再構成画像データの中で、以降の予測で参照される可能性があるデータは、フレームメモリ309または313に暫くの期間保存される。
イントラ予測部310は、フレームメモリ309に記録された再構成画像データを用いてフレーム内予測処理を行い、予測画像データを生成する。また、インター予測部314は、フレームメモリ313に記録された再構成画像データを用いて動き検出部315により検出された動きベクトル情報に基づくフレーム間予測処理を行い、予測画像データを生成する。ここで、動き検出部315は、入力画像データにおける動きベクトルを検出して、検出した動きベクトル情報をエントロピー符号化部305及びインター予測部314にそれぞれ出力する。
ピクチャタイプ決定部316は、詳細は後述する動き参照関係制限付きPピクチャ判定部103により符号化フレームを動き参照関係制限付きPピクチャにすると判定された場合には、該フレームのピクチャタイプを動き参照関係制限付きPピクチャと決定する。一方、参照関係制限付きPピクチャ判定部103により符号化フレームを動き参照関係制限付きPピクチャにすると判定されなかった場合には、ピクチャタイプ決定部316は、フレームのピクチャタイプを符号化方式に準拠したピクチャタイプに決定する。
スイッチ317は、予測画像データとしてイントラ予測部310で生成された予測画像データ又はインター予測部314で生成された予測画像データのどちらを用いるか、すなわちイントラ予測又はインター予測のどちらを用いるか選択するための選択部である。ピクチャタイプ決定部316によって決定されたピクチャタイプに応じてスイッチ317を制御して、イントラ予測部310からの出力とインター予測部314からの出力のどちらか一方を選択する。そして、ピクチャタイプ決定部316は、選択された予測画像データを減算器302、加算器308に出力する。
以上が符号化部102に関する説明である。
(動き参照関係制限付きPピクチャ判定部103)
次に、動き参照関係制限付きPピクチャ判定部103について、図4〜図10を参照して詳しく説明する。
まず、動き参照関係制限付きPピクチャについて図4を参照して説明する。
動き参照関係制限付きPピクチャとは、動き参照関係に制限が存在するPピクチャのことである。即ち、動き参照関係制限付きPピクチャは、動き参照関係制限付きPピクチャと参照関係にある少なくとも1枚の参照ピクチャを復号することにより動き参照関係制限付きPピクチャからの迅速なランダムアクセスを可能とするピクチャである。
図4において、P8ピクチャが動き参照関係制限付きPピクチャであり、その他のPピクチャは通常のPピクチャである。尚、簡単のためIピクチャ及びPピクチャから構成される画像ストリームに関して説明するが、Iピクチャ、Pピクチャ及びBピクチャから構成される画像ストリームでも同様の方法により動き参照関係制限付きPピクチャからのランダムアクセスが可能である。
Pピクチャからランダムアクセスをする場合、前述のようにH.264符号化方式においては柔軟なフレーム間参照を許容しており、Iピクチャを飛び越しての参照も可能であるためにランダムアクセスが迅速に行えない可能性がある。そこで、例えば、動き参照関係に以下の2つの制限を付けることによりPピクチャからの迅速なランダムアクセスが可能となる。
(1)動き参照関係制限付きPピクチャと参照関係にあるピクチャは同一GOP内のI及びPピクチャのみを参照する。
(2)動き参照関係制限付きPピクチャを飛び越した動き参照は禁止する。
(1)の制限に関して図4を参照して説明する。図4の動き参照関係制限付きP8ピクチャが参照するピクチャは同一GOP内のI及びPピクチャに制限され、例えば、動き参照関係制限付きP8ピクチャはP0ピクチャを参照することができない。この制限により図4の例だと、動き参照関係制限付きP8ピクチャは同一GOP内のP6ピクチャを参照している。該P6ピクチャが参照するピクチャも同一GOP内のI及びPピクチャに制限される。図4の例だと同一GOP内のP3ピクチャを参照している。同様に該P3ピクチャの参照関係も制限され、図4の例だと同一GOP内のI2ピクチャを参照している。従って、I2、P3、P6ピクチャを前以って復号するだけで、動き参照関係制限付きP8ピクチャを復号することができる。
(2)の制限に関して図4を参照して説明する。動き参照関係制限付きP8ピクチャ以降のピクチャ(P9〜P11)は動き参照関係制限付きP8ピクチャを飛び越しての参照を禁止するよう制限され、例えば、P9、P10、P11ピクチャはP5ピクチャを参照することができない。この制限により図4の例だと、P11ピクチャはP10ピクチャを参照し、P10ピクチャはP9ピクチャを参照し、P9ピクチャは動き参照関係制限付きP8ピクチャを参照している。従って、動き参照関係制限付きP8ピクチャから再生する場合には、動き参照関係制限付きP8ピクチャ以降のピクチャは復号して得られたフレームメモリ内の再構成画像を用いた動き補償により順次復号することが可能となるため迅速に復号することが可能となる。
以上のような制限により、動き参照関係制限付きP8ピクチャと参照関係にあるI2、P3、P6ピクチャの合計3ピクチャのみを前以って復号することにより動き参照関係制限付きP8ピクチャを復号することが可能となる。動き参照関係制限付きP8ピクチャ以降のピクチャは動き参照関係制限付きP8ピクチャ以降のピクチャを復号して得られた再構成画像を用いた動き補償により順次復号することができる。従って、動き参照関係制限付きPピクチャからの迅速なランダムアクセスが可能となる。
図5〜図10は、入力画像シーケンス、そのピクチャタイプ、及びカメラ制御データを表しており、上段が表示順序(左から順に表示される)、下段が符号化順序(左から順に符号化される)で示している。
例えば、図5に示す例では、P10ピクチャは11番目に表示されるPピクチャのフレームであることを示している。また、図5及び図6に示したカメラ制御データは、焦点整合制御データを示している。
図5に示した例では、カメラ部101は、表示順において、P0〜動き参照関係制限付きP2ピクチャの間(P0→P1→動き参照関係制限付きP2)は焦点が合焦している。また、動き参照関係制限付きP8〜P11ピクチャの間(動き参照関係制限付きP8→P9→P10→P11)も焦点が合焦しており、これらの期間は焦点合焦画像が出力される。
また、カメラ部101は、P3ピクチャの時に焦点整合処理を開始し、P7ピクチャの時に焦点整合処理を終了しているため、P3〜P7ピクチャの間(P3→P4→P5→P6→P7)は焦点を整合中であり、焦点非合焦画像を出力する。
図6に示した例では、カメラ部101は、表示順において、B0〜動き参照関係制限付きP2ピクチャの間(B0→B1→動き参照関係制限付きP2)は焦点が合焦している。また、動き参照関係制限付きP8ピクチャ〜P11の間(動き参照関係制限付きP8→B9→B10→P11)も焦点が合焦しており、これらの期間は焦点合焦画像が出力される。
また、カメラ部101は、B3ピクチャの時に焦点整合処理を開始し、B7ピクチャの時に焦点整合処理を終了しているため、B3〜B7ピクチャの間(B3→B4→P5→B6→B7)は焦点を整合中であり、焦点非合焦画像を出力する。
動き参照関係制限付きPピクチャ判定部103は、カメラ部101から出力されるカメラ制御データを入力し、カメラ部101の動作を解析する。そして、下記(1)〜(5)の動作開始前のフレーム又は動作終了後のフレームもしくは動作開始前及び動作終了後の各フレームのピクチャタイプを動き参照関係制限付きPピクチャと判定し、符号化器102に動き参照関係制限付きPピクチャ設定情報を出力する。
(1)焦点整合
(2)ズーム
(3)パン・チルト(移動)
(4)手ぶれ(振動)
(5)特殊効果付加
ここで、カメラ制御データに応じてピクチャタイプを動き参照関係制限付きPピクチャと判定する動作について、(1)焦点整合の場合を一例に図5及び図6を参照して説明する。
図5に示した例のようにBピクチャを含まない画像シーケンスでは、P3ピクチャ〜P7ピクチャまでの間、カメラ部101は焦点整合処理を行っている。従って、動き参照関係制限付きPピクチャ判定部103は、その処理動作開始直前及び動作終了直後のフレームのピクチャタイプを動き参照関係制限付きPピクチャ(動き参照関係制限付きP2及び動き参照関係制限付きP8)と判定する。また、図6に示した例のように、時間的に後のフレームとの差分も利用可能なBピクチャを含む画像シーケンスでは、B3ピクチャ〜B7ピクチャまでの間、カメラ部101は焦点整合処理を行っている。従って、動き参照関係制限付きPピクチャ判定部103は、その処理動作開始直前及び動作終了直後のフレームのピクチャタイプを動き参照関係制限付きPピクチャ(動き参照関係制限付きP2及び動き参照関係制限付きP8)と判定する。
上述の通り、図5及び図6に示した例のように動き参照関係制限付きPピクチャを設定すると、例えば、合焦した直後の注目度の高い動き参照関係制限付きPピクチャ(図5及び図6における動き参照関係制限付きP8ピクチャ)からの迅速な再生が可能となる。また、合焦画像(例えば、図5におけるP10ピクチャ及び図6におけるB9ピクチャ)は、非合焦画像(例えば、図5及び図6におけるP5ピクチャ)を参照したとしても、画像がボケてしまっているために、フレーム間予測精度が低下すると考えられる。そこで、焦点整合処理前後のフレームを動き参照関係制限付きPピクチャに設定する。これにより、動き参照関係制限付きPピクチャのフレームを飛び越した、合焦画像(図5におけるP10ピクチャ及び図6におけるB9ピクチャ)から非合焦画像(図5及び図6におけるP5ピクチャ)の参照を禁止することができる。よって、合焦画像のみを参照画像とするためフレーム間予測精度を向上させることが可能となる。
以下、上述した(1)焦点整合の場合と同様に、(2)ズームの場合では、図7に示したようにズーム動作開始前及び終了後のフレームのピクチャタイプを動き参照関係制限付きPピクチャに設定する。また、(3)パン・チルトの場合では、図8に示したようにパン・チルト開始前及び終了後のフレームのピクチャタイプを動き参照関係制限付きPピクチャに設定する。また、(4)手ぶれの場合では、図9に示したように手ぶれ開始前及び終了後のフレームのピクチャタイプを動き参照関係制限付きPピクチャに設定する。また、(5)特殊効果付加の場合では、図10に示したように特殊効果付加開始前及び終了後のフレームのピクチャタイプを動き参照関係制限付きPピクチャに設定する。
また、カメラ部101におけるズーム速度やパン・チルト速度がある閾値よりも遅い場合は、撮影者が意図的に遅くしてそれらの動作を行っている可能性がある。従って、ズーム及びパン・チルトの動作開始前又は動作終了後もしくは動作開始前及び動作終了後のフレームを動き参照関係制限付きPピクチャと判定しないようにしてもよい。
次に、上述したカメラ制御データに基づいて動き参照関係制限付きPピクチャを設定する処理について、図11に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS1101にて撮影が開始される。続いて、ステップS1102にてカメラ部101は非圧縮画像データを符号化部102に出力し、ステップS1103にてカメラ部101はカメラ制御データを動き参照関係制限付きPピクチャ判定部103に出力する。
次に、ステップS1104にて、動き参照関係制限付きPピクチャ判定部103は、ステップS1103において出力されたカメラ制御データに基づいて、カメラ部101の動作が焦点整合動作開始又は終了であるか否かを判定する。
次に、ステップS1105にて、動き参照関係制限付きPピクチャ判定部103は、ステップS1103において出力されたカメラ制御データに基づいて、カメラ部101の動作がズーム動作開始又は終了であるか否かを判定する。
次に、ステップS1106にて、動き参照関係制限付きPピクチャ判定部103は、ステップS1103において出力されたカメラ制御データに基づいて、カメラ部101の動作がパン・チルト開始又は終了であるか否かを判定する。
次に、ステップS1107にて、動き参照関係制限付きPピクチャ判定部103は、ステップS1103において出力されたカメラ制御データに基づいて、カメラ部101の動作が手ぶれ開始又は終了であるか否かを判定する。
次に、ステップS1108にて、動き参照関係制限付きPピクチャ判定部103は、ステップS1103において出力されたカメラ制御データに基づいて、カメラ部101の動作が特殊効果付加開始又は終了であるかを判定する。
言い換えれば、動き参照関係制限付きPピクチャ判定部103は、ステップS1103において出力されたカメラ制御データに基づいて、カメラ部101の動作が動き参照関係制限付きPピクチャを設定する条件に適合するか否かを判定する。
具体的には、動き参照関係制限付きPピクチャ判定部103は、カメラ部101から出力されたカメラ制御データが焦点整合動作開始又は終了を示すものであれば、符号化部102に動き参照関係制限付きPピクチャ設定情報を出力する。
カメラ部101から出力されたカメラ制御データが焦点整合開始又は終了を示すものでなくズーム動作開始又は終了を示すものであれば、動き参照関係制限付きPピクチャ判定部103は、符号化部102に動き参照関係制限付きPピクチャ設定情報を出力する。
カメラ部101から出力されたカメラ制御データがズーム動作開始又は終了を示すものでなくパン・チルト開始又は終了を示すものであれば、動き参照関係制限付きPピクチャ判定部103は符号化部102に動き参照関係制限付きPピクチャ設定情報を出力する。
カメラ部101から出力されたカメラ制御データがパン・チルト開始又は終了を示すものでなく手ぶれ開始又は終了を示すものであれば、動き参照関係制限付きPピクチャ判定部103は、符号化部102に動き参照関係制限付きPピクチャ設定情報を出力する。
カメラ部101から出力されたカメラ制御データが手ぶれ開始又は終了を示すものでなく特殊効果付加開始又は終了を示すものであれば、動き参照関係制限付きPピクチャ判定部103は、符号化部102に動き参照関係制限付きPピクチャ設定情報を出力する。
以上のように動き参照関係制限付きPピクチャ設定情報が出力された場合には、ステップS1109にて、符号化部102のピクチャタイプ決定部316によりピクチャタイプが動き参照関係制限付きPピクチャに設定される。一方、ステップS1104〜ステップS1108において、動き参照関係制限付きPピクチャ設定情報が出力されない場合には、ステップS1110にて、符号化部102のピクチャタイプ決定部316により符号化方式に準拠したピクチャタイプが設定される。
次に、ステップS1109又はステップS1110において設定されたピクチャタイプに基づき符号化部102により符号化処理が行われ、ステップS1111において符号化データが出力される。この一連の処理を、ステップS1111に続くステップS1112にて撮影終了と判定されるまでフレーム単位に繰り返すことにより全ての入力画像を符号化する。
−第2の実施形態−
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図12は、本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図である。本実施形態に係る画像処理装置は、画像の相関によりピクチャタイプを動き参照関係制限付きPピクチャに設定するものであり、カメラ部101、符号化部102、画像相関判定部1201を有する。以下、本実施形態に係る画像処理装置の構成について図12を参照して説明する。尚、第1の実施形態と同じ符号のものは第1の実施形態と同様の動作及び処理を行うため、説明は省略する。
画像相関判定部1201は、カメラ部101から出力された非圧縮画像に対して、例えばフレーム間における画素値の差分値を評価し、差分値がある閾値よりも大きいと画像の相関がなく、閾値よりも小さいと画像の相関があると判定する。画像相関判定部1201により画像の相関がないと判定された場合は、動き参照関係制限付きPピクチャ設定情報が出力され、前記符号化部102の前記ピクチャタイプ決定部316によってピクチャタイプが動き参照関係制限付きPピクチャに設定される。画像相関判定部1201により画像の相関があると判定された場合は、前記符号化部102の前記ピクチャタイプ決定部316により符号化方式に準拠したピクチャタイプが設定される。
画像の相関がないと判定される例としてはシーンチェンジやフラッシュが挙げられる。以下、この2つの例における動き参照関係制限付きPピクチャの設定する方法について図13及び14を用いて詳しく説明する。
図13は、P6ピクチャの時にシーンチェンジが発生した例であり、図14は、P6の瞬間にフラッシュが焚かれた例である。ここでは、Iピクチャ及びPピクチャから構成される画像ストリームに関して説明するが、Iピクチャ、Pピクチャ及びBピクチャから構成される画像ストリームでも同様の方法により動き参照関係制限付きPピクチャからのランダムアクセスが可能である。
シーンチェンジでは、シーンチェンジ直前の映像と直後の映像との変化が激しいため画像再生時の視聴者の注目度が高くなる。また、フラッシュは暗部での静止画撮影時等に焚かれる。動画撮影と同時に静止画撮影を行っている場合、静止画撮影によりフラッシュが焚かれることがある。静止画撮影は動画撮影と違い常に注目度の高い被写体を撮影するためフラッシュが焚かれた時の動画像も注目度の高い被写体であると考えられる。視聴者は、注目度の高い画像ストリーム部分からのランダムアクセスを所望するため注目度の高い画像ストリーム部分にはランダムアクセスポイントが多い方が良い。従って、シーンチェンジ直後又はフラッシュ直後の少なくとも1枚のピクチャを動き参照関係制限付きPピクチャに設定し、ランダムアクセスポイントを付加する。即ち、前記ピクチャタイプ決定部316は、前記画像相関判定部1201によってシーンチェンジ又はフラッシュ等により画像の相関がないと判定されるとその直後のピクチャのうち少なくとも1枚の動き参照関係制限付きPピクチャを設定する。
図13の例では、P6ピクチャ直後にシーンチェンジが発生しているため前述のようにP6ピクチャ直後のピクチャのピクチャタイプは動き参照関係制限付きPピクチャ(動き参照関係制限付きP7)に設定している。また、図14の例では、P6ピクチャのタイミングでフラッシュが焚かれているため前述のようにP6ピクチャ直後のピクチャのピクチャタイプは動き参照関係制限付きPピクチャ(動き参照関係制限付きP7)に設定している。図13、14の例では、シーンチェンジ又はフラッシュ直後の1ピクチャのみを動き参照関係制限付きPピクチャ(動き参照関係制限付きP7)と設定している。これ以外に、本発明では、複数枚のピクチャを動き参照関係制限付きPピクチャに設定(例えば、P7、P8、P9ピクチャを動き参照関係制限付きP7ピクチャに設定)してもよい。また、所定間隔毎に動き参照関係制限付きPピクチャを設定(例えば、P7、P9、P11ピクチャを動き参照関係制限付きP7ピクチャに設定)してもよい。
次に、上述したシーンチェンジにより動き参照関係制限付きPピクチャを設定する処理について図15のフローチャートを参照して説明する。
ステップ1501において、前記画像相関判定部1201は、カメラ部101より出力された非圧縮画像のフレーム間における画素値の差分値より画像の相関を判定する(例えば、シーンチェンジ又はフラッシュを判定する)。ステップ1501において画像の相関がないと判定された場合(例えば、シーンチェンジ又はフラッシュが発生した場合)は、前記画像相関判定部1201は前記符号化部102に動き参照関係制限付きPピクチャ設定情報を出力する。これにより、ステップ1109において、前記符号化部102の前記ピクチャタイプ決定部316によりピクチャタイプが動き参照関係制限付きPピクチャに設定される。ステップ1501において画像の相関があると判定された場合(例えば、シーンチェンジ又はフラッシュが発生していない場合)は、ステップ1110において符号化部102のピクチャタイプ決定部316により符号化方式に準拠したピクチャタイプが設定される。
次に、ステップS1109又はステップS1110において設定されたピクチャタイプに基づき符号化部102により符号化処理が行われ、ステップS1111において符号化データが出力される。この一連の処理を、ステップS1111に続くステップS1112にて撮影終了と判定されるまでフレーム単位に繰り返すことにより全ての入力画像を符号化する。
上述した実施形態においては、カメラ制御データや画像の相関に応じて、必要最低限の画像フレームのピクチャタイプを動き参照関係制限付きPピクチャに設定している。これにより、合焦した直後の画像等の注目度の高い画像部分に多くのランダムアクセスポイントを設定することができる。従って、従来の定期的にIDRピクチャを設定する場合に比べ、符号化効率を損なわずに動き参照関係制限付きPピクチャからのランダムアクセスが可能な画像ストリームを得ることが可能となる。また、参照関係制限付きPピクチャは、フレーム間予測によって符号化されるため、フレーム内予測による符号化が行われるIDRピクチャに比べ更に符号化効率を向上させることができる。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム等のコンピュータが記憶媒体からプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに接続された機能拡張ユニット等に備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づきCPU等が実際の処理を行い、前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 カメラ部の構成を示すブロック図である。 符号化部の構成を示すブロック図である。 動き参照関係制限付きPピクチャを説明するための図である。 焦点整合制御データに基づくBピクチャを含まない画像ストリームにおける動き参照関係制限付きPピクチャ設定を説明するための図である。 焦点整合制御データに基づくBピクチャを含む画像ストリームにおける動き参照関係制限付きPピクチャ設定を説明するための図である。 ズーム動作制御データに基づくBピクチャを含まない画像ストリームにおける動き参照関係制限付きPピクチャ設定を説明するための図である。 振動検出データに基づくBピクチャを含まない画像ストリームにおける動き参照関係制限付きPピクチャ設定を説明するための図である。 撮像装置移動検出データに基づくBピクチャを含まない画像ストリームにおける動き参照関係制限付きPピクチャ設定を説明するための図である。 特殊効果付加制御データに基づくBピクチャを含まない画像ストリームにおける動き参照関係制限付きPピクチャ設定を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態における動き参照関係制限付きPピクチャ設定方法を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態におけるシーンチェンジ時における動き参照関係制限付きPピクチャ設定を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態におけるフラッシュ時の動き参照関係制限付きPピクチャ設定を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態における動き参照関係制限付きPピクチャ設定方法を示すフローチャートである。 参照画像の関係を説明するための図である。 IDRピクチャを説明するための図である。
符号の説明
101 カメラ部
102 符号化部
103 動き参照関係制限付きPピクチャ判定部
201 レンズ
202 撮像部
203 A/D変換部
204 カメラ信号処理部
205 特殊効果付加部
206 振動検出部
207 カメラ制御部
208 スイッチ
301 フレーム並び替え部
302 減算器
303 整数変換部
304 量子化部
305 エントロピー符号化部
306 逆量子化部
307 逆整数変換部
308 加算器
309、313 フレームメモリ
310 イントラ予測部
311,317 スイッチ
312 デブロッキングフィルタ
314 インター予測部
315 動き検出部
316 ピクチャタイプ決定部
1201 画像相関判定部

Claims (14)

  1. 入力画像データをフレーム間予測処理を用いて圧縮符号化する画像符号化装置であって、
    撮像部より入力される画像データを圧縮符号化する符号化手段と、
    前記撮像部の所定の動作に係る制御データを取得し、前記制御データに基づいて前記所定の動作の状態が変化したときに、当該フレームを飛び越したフレーム間予測が禁止される特定フレームの設定を行う設定手段とを備え、
    前記符号化手段は、前記設定手段によって設定された前記特定フレームに該当するフレームを所定のフレーム間予測処理によって符号化することを特徴とする画像符号化装置。
  2. 前記設定手段は、前記所定の動作が開始又は終了したときに前記特定フレームの設定を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  3. 前記制御データは、焦点整合に係る制御データ、ズーム動作に係る制御データ、撮像装置本体の振動検出に係る振動検出データ、撮像装置本体の移動検出に係る移動検出データ、及び、前記画像データに対して特殊効果を付加したときの特殊効果付加制御データのうちの少なくとも何れか1つを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像符号化装置。
  4. 前記制御データは、焦点整合に係る制御データであって、
    前記設定手段は、前記焦点整合に係る制御データに基づき、焦点整合中の状態から合焦状態に移る時点、及び、合焦状態から焦点整合中の状態に移る時点の少なくとも一方で、前記特定フレームの設定を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  5. 前記制御データは、ズーム動作に係る制御データであって、
    前記設定手段は、前記ズーム動作に係る制御データに基づき、前記ズーム動作が動作中の状態から停止状態に移る時点、及び、停止状態から動作開始する時点の少なくとも一方で、前記特定フレームの設定を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  6. 前記制御データは、撮像装置本体の移動に係る制御データであって、
    前記設定手段は、前記撮像装置本体の移動に係る制御データに基づき、前記撮像装置本体が移動中の状態から停止状態に移る時点、及び、停止状態から移動開始する時点の少なくとも一方で、前記特定フレームの設定を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  7. 前記制御データは、前記画像データに対する特殊効果の付加に係る制御データであって、
    前記設定手段は、前記特殊効果の付加に係る制御データに基づき、特殊効果を付加していない状態から付加する状態に移る時点、及び、該特殊効果を付加している状態から付加していない状態に移る時点の少なくとも一方で、前記特定フレームの設定を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  8. 入力画像データをフレーム間予測処理を用いて圧縮符号化する画像符号化装置であって、
    前記入力画像データを圧縮符号化する符号化手段と、
    前記入力画像データにおけるフレーム間の相関を判定する画像相関判定手段と、
    前記画像相関判定手段によって前記フレーム間の相関が無いと判定されたときに、当該フレームを飛び越したフレーム間予測が禁止される特定フレームの設定を行う設定手段とを備え、
    前記符号化手段は、前記設定手段によって設定された前記特定フレームに該当するフレームを所定のフレーム間予測処理によって符号化することを特徴とする画像符号化装置。
  9. 前記設定手段は、前記画像相関判定手段によって前記フレーム間の相関が無いと判定された直後のフレームを、前記特定フレームに設定することを特徴とする請求項8に記載の画像符号化装置。
  10. 前記符号化手段は、前記特定フレームに該当するフレームを、前記フレーム間予測処理における参照関係に制限のあるPピクチャとして符号化することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像符号化装置。
  11. 入力画像データをフレーム間予測処理を用いて圧縮符号化する画像符号化方法であって、
    撮像部の所定の動作に係る制御データを取得し、前記制御データに基づいて前記所定の動作の状態が変化したときに、当該フレームを飛び越したフレーム間予測が禁止される特定フレームの設定を行う設定ステップと、
    前記撮像部より入力される画像データを圧縮符号化するステップであって、前記設定ステップによって設定された前記特定フレームに該当するフレームを所定のフレーム間予測処理によって符号化する符号化ステップとを含むことを特徴とする画像符号化方法。
  12. 入力画像データをフレーム間予測処理を用いて圧縮符号化する画像符号化方法であって、
    前記入力画像データにおけるフレーム間の相関を判定する画像相関判定ステップと、
    前記画像相関判定ステップによって前記フレーム間の相関が無いと判定されたときに、当該フレームを飛び越したフレーム間予測が禁止される特定フレームの設定を行う設定ステップと、
    前記入力画像データを圧縮符号化するステップであって、前記設定ステップによって設定された前記特定フレームに該当するフレームを所定のフレーム間予測処理によって符号化する符号化ステップとを含むことを特徴とする画像符号化方法。
  13. 請求項11又は12に記載の画像符号化方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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