JP4573409B2 - 光学活性化合物、それを含有する液晶組成物および液晶素子 - Google Patents

光学活性化合物、それを含有する液晶組成物および液晶素子 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規な光学活性化合物、該化合物を含む液晶組成物および該組成物を用いた液晶素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
ツイストネマチック(TN)型およびスーパーツイストネマチック(STN)型等のネマチック型液晶表示素子には、均一なツイスト配向を達成するために、少量の光学活性化合物(カイラル剤)を添加した液晶組成物が用いられている。現在幅広く用いられている光学活性化合物としては、例えば、下式(CN)で表される化合物、下式(S−811)で表される化合物、または下式(CB−15)で表される化合物などがある。
【0003】
【化1】
Figure 0004573409
【0004】
しかし、このようなネマチック型液晶表示素子において、液晶表示品位の向上、高速応答化、低電圧駆動等の点から、これらの光学活性化合物は粘性が高い、らせん誘起力が十分に大きくない等の問題があり、さらに粘性が低く、らせん誘起力の大きい光学活性化合物が要求されている。
また、近年、ネマチック液晶組成物に光学活性化合物を多量(10〜30質量%程度)に添加したコレステリック液晶組成物を用い、コレステリック液晶が液晶材料の平均屈折率とヘリカルピッチ長との積の波長の光を選択反射する現象を利用した反射コレステリック型液晶素子が注目されている。この反射コレステリック型液晶素子は、低消費電力であるという特長を持っている。しかし、光学活性化合物を多量に添加する必要があるため、液晶組成物の粘度が高くなり、N(ネマチック相)−I(等方相)転移温度は低下する。そのため、液晶素子とした際の応答速度が遅い、駆動電圧が高い、動作可能な温度範囲が狭いなどの問題を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、低粘度であり、組成物に添加した際のN−I転移温度の低下が小さく、らせん誘起力が大きく、少量の添加でも所望のヘリカルピッチ長が得られる光学活性化合物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる課題に対し、本発明者らは鋭意研究した結果、下記の光学活性化合物が、らせん誘起力が大きく、低粘度であり、液晶素子に好適に使用できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は下式(1)で表される光学活性化合物(以下、「本発明の光学活性化合物」ともいう)、該光学活性化合物を含む液晶組成物(以下、「本発明の液晶組成物」ともいう)、および該液晶組成物を用いた液晶素子(以下、「本発明の液晶素子」ともいう)を提供する。
R-Cy-CH2CH2-Cy-Ph'-X-R* ・・・式(1)
ただし、式中の記号は、本明細書を通じて以下の意味を示す。
R:炭素数1〜6の脂肪族炭化水素基、
Cy:トランス−1,4−シクロヘキシレン基、
Ph’:非置換の1,4−フェニレン基、水素原子1個以上がフッ素原子で置換された1,4−フェニレン基または水素原子1個以上がメチル基で置換された1,4−フェニレン基、
X:−COO−、−OCO−、−O−、−CH2 O−、−CF2 O−または単結合、
* :炭素数4〜16の不斉炭素原子を有する炭化水素基、該基中の炭素−炭素結合間にはエーテル性の酸素原子(−O−)が挿入されていてもよく、−CH2 −部分はカルボニル基(−CO−)に置換されていてもよく、水素原子1個以上がハロゲン原子またはシアノ基で置換されていてもよい。
【0007】
また、本発明の光学活性化合物としては式(3)〜(5)で表される光学活性化合物が好ましく挙げられる(以下、式(3)で表される光学活性化合物を化合物(3)とも記す。化合物(4)等も同様である)。
R-Cy-CH2CH2-Cy-Ph'-X-CH2-C* H(CH3)-Ph-H ・・・式(3)
R-Cy-CH2CH2-Cy-Ph'-O-R* ・・・式(4)
R-Cy-CH2CH2-Cy-Ph'-COO-R* ・・・式(5)
ただし、式中の記号は、本明細書を通じて以下の意味を示す。
Ph:非置換の1,4−フェニレン基、
* :不斉炭素原子。
また、上記式(3)において、Xが単結合、−COO−または−O−であることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の光学活性化合物は、その構造中に不斉炭素原子(C* )を含む光学活性な化合物である。不斉炭素原子に結合する基の絶対配置はSまたはRのいずれであってもよい。
本発明の光学活性化合物において、Rは炭素数1〜6の脂肪族炭化水素基である。脂肪族炭化水素基のなかでも、Rとしては、炭素数1〜6の直鎖あるいは分枝鎖のアルキル基が好ましく、特に、低粘性であり、液晶素子を高速で駆動できる点から、炭素数1〜6の直鎖のアルキル基、すなわち、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基およびヘキシル基がより好ましい。また、Rは二重結合や三重結合を含んでいてもよく、Rが二重結合や三重結合を含んでいるものは液晶素子を低電圧駆動できる点で好ましい。
これらのうちでも、Rとしては、炭素数2〜5のアルキル基または炭素数2〜6のアルケニル基が特に好ましい。アルケニル基にシス−アルケニル基とトランス−アルケニル基とがありうる場合にはトランス−アルケニル基が好ましい。
【0009】
Ph’は、非置換あるいは、水素原子1個以上がフッ素原子もしくはメチル基で置換された1,4−フェニレン基であり、これらのうちでも、非置換もしくは、1または2個の水素原子がフッ素原子に置換された1,4−フェニレン基が好ましい。該基としては、Xに近い向きにある炭素原子を1位とした場合、2−フルオロ−1,4−フェニレン基または2,6−ジフルオロ−1,4−フェニレン基が好ましい。
Xは、−COO−、−O−、−OCO−、CH2 O−、−CF2 O−または単結合であるが、なかでも、らせん誘起力が大きいという点で−COO−(化合物(5))が、負の温度依存性を持つ点から−O−(化合物(4))が特に好ましい。また、化合物(3)においてはXは単結合であることが特に好ましい。
【0010】
* は炭素数4〜16の不斉炭素原子を有する炭化水素基であり、該基中の炭素−炭素結合間にはエーテル性の酸素原子(−O−)が挿入されていてもよく、−CH2 −部分はカルボニル基(−CO−)に置換されていてもよく、水素原子1個以上がハロゲン原子またはシアノ基で置換されていてもよい。ハロゲン原子としては、塩素原子、フッ素原子が好ましく、化合物の安定性、低粘性の観点から特にフッ素原子が好ましい。また、炭素−炭素結合間には二重結合や三重結合があってもよく、二重結合がある場合はトランス結合であることが好ましい。不斉炭素原子の絶対配置はSであってもRであってもよく、不斉炭素原子が複数あってもよい。
【0011】
* は基中に環基を有さない場合、炭素数は4〜11が好ましく、直鎖に近い構造が好ましい。本発明において直鎖に近い構造とは、不斉炭素原子以外に分岐構造を持たないことをいい、R* としては、具体的には、1−メチルプロピル基、1−メチルブチル基、1−メチルペンチル基、1−メチルヘキシル基、1−メチルヘプチル基および1−メチルオクチル基が特に好ましい。
また、R* は炭素数4〜16の不斉炭素原子を有する炭化水素基であれば基中に環基を有していてもよく、その場合の環基としては1,4−フェニレン基、1,4−シクロヘキシレン基が好ましく、これらの環基中の水素原子の1個以上がハロゲン原子またはシアノ基で置換されていてもよい。ハロゲン原子としては、塩素原子、フッ素原子が好ましく、特にフッ素原子が好ましい。R* は基中に環基を有する場合には、炭素数は8〜12であることが好ましく、特に−CH2 −C* H(CH3 )−Ph−H(上記式(2))が好ましい。
【0012】
以下に本発明の光学活性化合物をXの種類により分類し、順に具体例を示す。
なお、本明細書を通じて、PhF はモノフルオロ−1,4−フェニレン基、PhFFはジフルオロ−1,4−フェニレン基、PhM はモノメチル−1,4−フェニレン基を示す。フッ素原子およびメチル基の置換位置は特に限定されないが、Xに近い向きにある炭素原子を1位として、2位または2,6位であるとらせん誘起力が増大する効果がさらに期待されるため好ましい。
* は不斉炭素原子を示す。不斉炭素原子の絶対配置は特に限定されず、RであってもSであってもよい。また、以下においてR1 は炭素数1〜6の直鎖のアルキル基を意味し、R2 は炭素数1〜9の直鎖のアルキル基を意味する。具体的には、R1 としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基が挙げられ、R2 としては、これらの基に加えてさらに、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基が挙げられる。また、C3 7 、C6 13、−(CH2 3 −などは直鎖を意味する。
【0013】
本発明の光学活性化合物のうち、X=COOである化合物(5)としては、以下に挙げる化合物が好ましい。
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-R2
CH2=CH-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-R2
CH3-CH=CH-CH2CH2-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2CH2 -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-(CH2)3 -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-(CH2)4 -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-CH2-O-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-CH2-OCO-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-CH2-O-CH2CH2-CH=CH-CH3
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2-C* H(CH3)-O-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2-C* H(CH3)-O-CH2CH2-CH=CH-CH3
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2-C* H(CH3)-OCO-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-COO-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-CH2-O-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2-C* H(CH3)-O-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-COO-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2-C* H(CH3)-OCO-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-CH2-C* H(CH3)-Cl
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2-C* HCl- C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-PhF -COO-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-PhFF-COO-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-PhM -COO-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CF3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* HF-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-CH2-O-CF3
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-CH2-O-CH2-C5F11
【0014】
本発明の光学活性化合物のうち、X=Oである化合物(4)としては、以下に挙げる化合物が好ましい。
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-R2
CH2=CH-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-R2
CH3-CH=CH-CH2CH2-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-CH2-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-CH2CH2 -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-(CH2)3 -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-(CH2)4 -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-CH2-O-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-CH2-O-CH2CH2-CH=CH-CH3
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-CH2-OCO-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-CH2-C* H(CH3)-O-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-CH2-C* H(CH3)-O-CH2CH2-CH=CH-CH3
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-CH2-C* H(CH3)-OCO-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-COO-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-CH2-O-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-CH2-C* H(CH3)-O-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-COO-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-CH2-C* H(CH3)-OCO-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-CH2-C* H(CH3)-Cl
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-CH2-C* HCl -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-PhF -O-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-PhFF-O-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-PhM -O-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CF3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* HF-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-CH2-O-CF3
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-CH2-O-CH2-C5F11
【0015】
本発明の光学活性化合物のうち、X=OCOである化合物としては、以下に挙げる化合物が好ましい。
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-C* H(CH3)-R2
CH2=CH-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-C* H(CH3)-R2
CH3-CH=CH-CH2CH2-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-CH2-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-CH2-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-CH2CH2 -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-(CH2)3 -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-(CH2)4 -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-C* H(CH3)-CH2-O-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-C* H(CH3)-CH2-O-CH2CH2-CH=CH-CH3
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-C* H(CH3)-CH2-OCO-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-CH2-C* H(CH3)-O-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-CH2-C* H(CH3)-O-CH2CH2-CH=CH-CH3
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-CH2-C* H(CH3)-OCO-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-C* H(CH3)-CH2-O-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-CH2-C* H(CH3)-O-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-C* H(CH3)-OCO-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-CH2-C* H(CH3)-OCO-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-C* HCl -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-PhF -OCO-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-PhFF-OCO-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-PhM -OCO-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-C* H(CF3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-C* HF-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-C* H(CH3)-CH2-O-CF3
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-C* H(CH3)-CH2-O-CH2-C5F11
【0016】
本発明の光学活性化合物のうち、X=CH2 Oである化合物としては、以下に挙げる化合物が好ましい。
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O -C* H(CH3)-R2
CH2=CH-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O -C* H(CH3)-R2
CH3-CH=CH-CH2CH2-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O-CH2 -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O-CH2 -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O-CH2CH2-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O-(CH2)3-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O-(CH2)4-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O -C* H(CH3)-CH2-O-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O -C* H(CH3)-CH2-O-CH2CH2-CH=CH-CH3
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O -C* H(CH3)-CH2-OCO-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O-CH2 -C* H(CH3)-O-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O-CH2 -C* H(CH3)-O-CH2CH2-CH=CH-CH3
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O-CH2 -C* H(CH3)-OCO-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O -C* H(CH3)-CH2-O-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O-CH2 -C* H(CH3)-O-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O -C* H(CH3)-OCO-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O-CH2 -C* H(CH3)-OCO-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O -C* HCl -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-PhF -CH2O -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-PhFF-CH2O -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-PhM -CH2O -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O -C* H(CF3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O -C* HF-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O -C* H(CH3)-CH2-O-CF3
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O -C* H(CH3)-CH2-O-CH2-C5F11
【0017】
本発明の光学活性化合物のうち、X=CF2 Oである化合物としては、以下に挙げる化合物が好ましい。
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O -C* H(CH3)-R2
CH2=CH-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O -C* H(CH3)-R2
CH3-CH=CH-CH2CH2-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O-CH2 -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O-CH2 -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O-CH2CH2-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O-(CH2)3-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O-(CH2)4-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O -C* H(CH3)-CH2-O-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O -C* H(CH3)-CH2-O-CH2CH2-CH=CH-CH3
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O -C* H(CH3)-CH2-OCO-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O-CH2 -C* H(CH3)-O-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O-CH2 -C* H(CH3)-O-CH2CH2-CH=CH-CH3
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O-CH2 -C* H(CH3)-OCO-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O -C* H(CH3)-CH2-O-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O-CH2 -C* H(CH3)-O-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O -C* H(CH3)-OCO-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O-CH2 -C* H(CH3)-OCO-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O -C* HCl -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-PhF -CF2O -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-PhFF-CF2O -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-PhM -CF2O -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O -C* H(CF3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O -C* HF-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O -C* H(CH3)-CH2-O-CF3
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O -C* H(CH3)-CH2-O-CH2-C5F11
【0018】
本発明の光学活性化合物のうち、X=単結合である化合物としては、以下に挙げる化合物が好ましい。
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-C* H(CH3)-R2
CH2=CH-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-C* H(CH3)-R2
CH3-CH=CH-CH2CH2-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2CH2 -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-(CH2)3 -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-(CH2)4 -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-C* H(CH3)-CH2-O-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-C* H(CH3)-CH2-O-CH2CH2-CH=CH-CH3
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-C* H(CH3)-CH2-OCO-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2-C* H(CH3)-O-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2-C* H(CH3)-O-CH2CH2-CH=CH-CH3
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2-C* H(CH3)-OCO-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-C* H(CH3)-CH2-O-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2-C* H(CH3)-O-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-C* H(CH3)-OCO-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2-C* H(CH3)-OCO-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-C* HCl-C * H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-PhF -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-PhFF-C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-PhM -C* H(CH3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-C* H(CF3)-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-C* HF-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-C* H(CH3)-CH2-O-CF3
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-C* H(CH3)-CH2-O-CH2-C5F11
【0019】
また、本発明の光学活性化合物のうち、R* に環基を有する化合物としては、化合物(3)が好ましく、特に以下に挙げる化合物が好ましい。
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2-C* H(CH3)-Ph-H
CH2=CH-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2-C* H(CH3)-Ph-H
CH3-CH=CH-CH2CH2-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2-C* H(CH3)-Ph-H
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-CH2-C* H(CH3)-Ph-H
CH2=CH-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-CH2-C* H(CH3)-Ph-H
CH3-CH=CH-CH2CH2-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-CH2-C* H(CH3)-Ph-H
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-CH2-C* H(CH3)-Ph-H
CH2=CH-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-CH2-C* H(CH3)-Ph-H
CH3-CH=CH-CH2CH2-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OCO-CH2-C* H(CH3)-Ph-H
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O-CH2 -C* H(CH3)-Ph-H
CH2=CH-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O-CH2 -C* H(CH3)-Ph-H
CH3-CH=CH-CH2CH2-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2O-CH2 -C* H(CH3)-Ph-H
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O-CH2 -C* H(CH3)-Ph-H
CH2=CH-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O-CH2 -C* H(CH3)-Ph-H
CH3-CH=CH-CH2CH2-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CF2O-CH2 -C* H(CH3)-Ph-H
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2-C* H(CH3)-Ph-H
CH2=CH-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2-C* H(CH3)-Ph-H
CH3-CH=CH-CH2CH2-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2-C* H(CH3)-Ph-H
【0020】
本発明の光学活性化合物のうち、R* に環基を有する化合物として、化合物(3)に含まれない化合物としては、以下に挙げる化合物が好ましい。
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2-C* H(CH3)-Ph-F
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2-C* H(CH3)-Cy-H
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2-C* H(CH3)-Ph-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2CH2 -C* H(CH3)-Cy-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-(CH2)3 -C* H(CH3)-Ph-H
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-(CH2)4 -C* H(CH3)-Ph-H
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2-C* H(CH3)-Ph-F
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2-C* H(CH3)-Cy-H
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2-C* H(CH3)-Ph-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-(CH2)3 -C* H(CH3)-Ph-H
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-CH2-C* H(CH3)-Ph-F
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-CH2-C* H(CH3)-Cy-H
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-CH2-C* H(CH3)-Ph-R2
R1-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-(CH2)3 -C* H(CH3)-Ph-H
【0021】
[製造方法の説明]
本発明の光学活性化合物は、たとえば次の方法に従って製造することができる。なお、下記の製造方法は単なる例示であり、必要に応じて種々の製造方法が使用できる。
[方法1]本発明の光学活性化合物のうち、Xが−COO−である場合。(化合物(5))
【化2】
Figure 0004573409
クロロベンゼン誘導体(a)にエチルマグネシウムブロミド存在下、マグネシウムと反応させてグリニャール試薬とした後に、二酸化炭素と反応させ、酸により加水分解してカルボン酸(b)を得る。(b)を塩化チオニル、塩化オキサリル等にて酸クロリド化して酸クロリド(c)を得、ピリジン、トリエチルアミン等の塩基存在下、光学活性アルコール(d)と反応させることにより、目的の化合物(5)を得ることができる。
【0022】
[方法2]本発明の光学活性化合物のうち、Xが−O−である場合。(化合物(4))
【化3】
Figure 0004573409
クロロベンゼン誘導体(a)にエチルマグネシウムブロミド存在下、マグネシウムと反応させてグリニャール試薬とした後に、t−ブチル過安息香酸と反応させ、t−ブチルエーテル(e)を得、酸によりエーテル結合を解裂させフェノール(f)を得る。(f)に炭酸カリウム、水素化ナトリウム等の塩基存在下、光学活性ハロゲン化合物(g:Y=Cl、Br、I)または光学活性p−トルエンスルホン酸エステル(g:Y=OTs)と反応させることにより、目的の化合物(4)を得ることができる。
【0023】
また、フェノール(f)は、下記のように(a)をエチルマグネシウムブロミド存在下、マグネシウムによりグリニャール試薬とし、ホウ酸トリメチル等のホウ酸エステルと反応させた後に、酸性条件下、過酸化水素等の過酸化物と反応させる方法でも得られる。
【化4】
Figure 0004573409
【0024】
[方法3]本発明の光学活性化合物のうち、Xが−OCO−である場合。
【化5】
Figure 0004573409
光学活性カルボン酸(h)を塩化チオニル、塩化オキサリル等にて酸クロリド化して酸クロリド(i)を得、ピリジン、トリエチルアミン等の塩基存在下、フェノール(f)と反応させることにより、目的の化合物を得ることができる。また、この化合物は、下記のように(h)にN,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)等の脱水縮合剤存在下、フェノール(f)と反応させることでも得られる。
【化6】
Figure 0004573409
【0025】
[方法4]本発明の光学活性化合物のうち、Xが−CH2 O−である場合。
【化7】
Figure 0004573409
カルボン酸(b)を水素化リチウムアルミニウム等により還元し、アルコール(j)を得た後、塩化チオニル、塩化オキサリル等にて塩素化してベンジルクロリド(k)を得る。(k)を、水素化ナトリウム等の塩基存在下、光学活性アルコール(d)と反応させることにより、目的の化合物を得ることができる。
【0026】
[方法5]本発明の光学活性化合物のうち、Xが−CF2 O−である場合。
【化8】
Figure 0004573409
ジフロロベンジルブロミド(l)を、水素化ナトリウム等の塩基存在下、光学活性アルコール(d)と反応させることにより、目的の化合物を得ることができる。
【0027】
[方法6]本発明の光学活性化合物のうち、Xが単結合である場合。
【化9】
Figure 0004573409
ブロモベンゼン誘導体(m)をマグネシウムと反応させてグリニャール試薬とした後に、シアン化銅、ヨウ化銅等の金属触媒存在下、光学活性ハロゲン化合物(n:Y=Br、I)または光学活性p−トルエンスルホン酸エステル(n:Y=OTs)と反応させることにより、目的の化合物を得ることができる。
【0028】
[方法7]化合物(3)のうち、Xが単結合である場合。
【化10】
Figure 0004573409
光学活性2−フェニルプロピオン酸(o)を塩化チオニル、塩化オキサリル等にて酸クロリド化して酸クロリド(p)を得、塩化アルミニウム等のルイス酸存在下、アルキルベンゼン(q)とのフリーデル・クラフツ反応によりケトン(r)を得、トリフルオロ酢酸存在下のトリエチルシラン等により還元することにより、目的の化合物を得ることができる。また、化合物(3)のうち、Xが単結合以外である場合は、[方法1]〜[方法6]と同様の方法により得ることができる。
【0029】
本発明の光学活性化合物は、1種以上を他の液晶化合物および/または非液晶化合物(以下、他の液晶化合物と非液晶化合物とを総称して「他の化合物」という。)に含ませて液晶組成物とするのが好ましい。
他の化合物としては、以下の化合物が例示できる。なお、下式におけるRa、Rbはそれぞれ相互に独立して、水素原子、炭素数1〜7のアルキル基、炭素数1〜7のアルコキシ基、フッ素原子、塩素原子等のハロゲン原子またはシアノ基を示し、Cyはトランス−1,4−シクロヘキシレン基、Phaは非置換の1,4−フェニレン基または、水素原子の1個以上がフッ素原子、塩素原子等のハロゲン原子、メチル基などに置換された1,4−フェニレン基を表す。ここで、置換基数や置換位置は特に限定されない。
【0030】
Ra-Cy-Cy-Rb
Ra-Cy-Pha-Rb
Ra-Pha-Pha-Rb
Ra-Cy-COO-Pha-Rb
Ra-Pha-COO-Pha-Rb
Ra-Pha-C≡C-Pha-Rb
Ra-Cy-CH2CH2-Pha-C≡C-Pha-Rb
Ra-Pha-CF=CF-Pha-Rb
Ra-Cy-CF=CF-Pha-Rb
Ra-Cy-CH2CH2-Pha-Rb
Ra-Pha-CH2CH2-Pha-Rb
Ra-Cy-Cy-Pha-Rb
Ra-Cy-Pha-Pha-Rb
Ra-Cy-Pha-Pha-Cy-Rb
Ra-Pha-Pha-Pha-Rb
Ra-Cy-COO-Pha-Pha-Rb
Ra-Cy-Pha-COO-Pha-Rb
Ra-Cy-COO-Pha-COO-Pha-Rb
Ra-Pha-COO-Cy-COO-Pha-Rb
Ra-Pha-COO-Pha-OCO-Pha-Rb
【0031】
他の化合物として挙げた上記化合物は単なる例示であり、該化合物の環構造を、シクロヘキサン環、または非置換もしくは上記置換基を有するベンゼン環等の他の六員環、ピリジン環またはジオキサン環等の複素環に置換してもよく、また、化合物の末端水素原子をハロゲン原子、シアノ基、トリフルオロメチル基等に置換してもよく、また、環と環との間の結合基を他の二価の結合基、例えば、−CH=CH−、−N=N−、−CH=N−、−COOCH2 −、−OCOCH2 −、−COCH2 −、−CH2 CH2 −、−CF2 O−、−CH2 O−、−CH=N−N=CH−等に変更されていてもよく、これらは所望の性能に合わせて適宜変更されうる。
【0032】
他の化合物中に本発明の光学活性化合物を含ませて液晶組成物とする場合には、該光学活性化合物は、1種または2種以上を用いうる。該光学活性化合物を2種以上用いる場合には、1種の化合物の含有量は0.1〜10質量%が好ましく、本発明の光学活性化合物の合量は、液晶組成物全量を100質量%として0.1〜50質量%が好ましく、0.1〜30質量%がより好ましい。また、液晶組成物に添加した場合に誘起されるらせん方向が同一であるものを組み合わせて用いることが好ましい。
【0033】
本発明の液晶組成物は、液晶セルに注入する等の方法で、電極付の基板間に挟持して、本発明の液晶素子を構成する。
本発明の液晶素子の製造法としては、基本的には以下の方法が挙げられる。すなわち、プラスチック、ガラス等の基板上に、必要に応じてSiO2 、Al2 3 等のアンダーコート層やカラーフィルタ層を形成し、In2 3 −SnO2 (ITO)、SnO2 等の電極を設け、パターニングした後、必要に応じてポリイミド、ポリアミド、SiO2 、Al2 3 等のオーバーコート層を形成し、配向処理し、これにシール材を印刷し、電極面が相対向するように配して周辺をシールし、シール材を硬化して空セルを形成する。
この空セルに、本発明の液晶組成物を注入し、注入口を封止剤で封止して液晶セルを構成する。この液晶セルに必要に応じて偏光板、カラー偏光板、光源、カラーフィルタ、半透過反射板、反射板、導光板、紫外線カットフィルタ等を積層する、文字、図形等を印刷する、ノングレア加工するなどして本発明の液晶素子が製造される。
【0034】
本発明の光学活性化合物はらせん誘起力が大きいため、液晶組成物に添加する際に、従来の光学活性化合物より少量の添加で、目的とするらせんピッチを持つ液晶組成物が得られる。そのうえ、本発明の光学活性化合物は粘性が低いため、従来の化合物と比べて液晶組成物の粘度上昇率が低い。また、本発明の光学活性化合物を添加することによるN−I転移温度の低下は小さい。したがって、本発明の液晶組成物を用いた液晶素子は、駆動電圧(しきい値電圧)が低く、応答時間が短く、しかも動作温度範囲が広く、種々の液晶素子に好適である。
本発明の液晶組成物を用いてTN型またはSTN型液晶表示素子とした場合には、均一なツイスト配向を達成でき、反射コレステリック型液晶素子とした場合には、目的とする反射波長が得られる。
本発明の液晶組成物は、アクティブマトリクス素子、高分子分散型液晶素子、多色性色素を用いたGH型液晶素子、強誘電性液晶素子、反強誘電性液晶素子等の種々の方式でも使用できる。また、調光素子、調光窓、光シャッタ、偏光交換素子、可変焦点レンズ、光学カラーフィルタ、着色フィルム、光学記録素子、温度指示計等の表示用途以外にも使用できる。特に、STN型液晶表示素子、反射コレステリック型液晶素子、強誘電性液晶素子、反強誘電性液晶素子に使用することにより、大きな効果が得られる。
【0035】
【実施例】
[例1](S)−4−(trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)安息香酸1−メチルヘプチル[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-C6H13]の合成
[第1ステップ]
加熱乾燥した1Lの四ッ口フラスコに、マグネシウム片15.4g(634mmol)、無水テトラヒドロフラン30mLと少量のヨウ素粉末を加えた。臭化エチル34.5g(317mmol)を無水テトラヒドロフラン200mLに溶解させた溶液を窒素雰囲気下で少量滴下し、ヨウ素の色が消えたことを確認した後、反応温度を25℃以下に保ちながら残りの溶液を1時間かけて滴下し、滴下終了後、室温で1時間撹拌した。1−クロロ−4−(trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)ベンゼン[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-Cl ]100g(288mmol)を無水テトラヒドロフラン100mLに溶解させた溶液を加え、加熱還流下で11時間撹拌した。無水テトラヒドロフラン300mLを加え、−30℃まで冷却し、−20℃以下に保ちながら炭酸ガスを吹き込み、発熱が無くなった後、炭酸ガスを吹き込み続けながら室温まで昇温した。
反応溶液を氷冷した希塩酸に注ぎ、未反応のマグネシウムをろ去した後に、有機相を分離し、水相をメチル−t−ブチルエーテルで抽出し、有機相と合わせて水、飽和食塩水で洗浄した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒および副生成物のプロピオン酸を留去して粗生成物の結晶を得た。これをトルエンから再結晶して4−(trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)安息香酸[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COOH ]87.3g(245mmol)を得た(収率85%)。
【0036】
[第2ステップ]
200mLのナスフラスコに、第1ステップで合成した4−(trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)安息香酸[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COOH ]20.0g(56.1mmol)、塩化チオニル13.3g(168mmol)、テトラクロロエチレン80mLを加え、80℃に昇温し同温で3時間撹拌した後に、過剰な塩化チオニル、テトラクロロエチレンを減圧留去し、4−(trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)安息香酸クロリド[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COCl ]21.3gを得た。
200mLの四ッ口フラスコに、4−(trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)安息香酸クロリド[C3H7-Cy -CH2CH2-Cy-Ph-COCl]21.3g、(S)−2−オクタノール7.67g(58.9mmol)、トルエン100mL、ピリジン5.32g(67.3mmol)を加え、室温で一晩撹拌した。反応溶液を水に入れ有機相を分離し、水相をトルエンで抽出し、有機相と合わせて希塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:トルエン=4:1)で精製し、(S)−4−(trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)安息香酸1−メチルヘプチル[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-C6H13]15.8g(33.7mmol)を得た。(収率60%)
等方相転移点:71.5〜72.7℃(室温において無色蝋状)
比旋光度:[α]D 20 +23.0(c1.01,CHCl3
MS m/e:468(M+
1H-NMR(CDCl3) δ(ppm from TMS):0.87(t,6H),0.80-1.90(m,40H),2.52(m,1H), 5.13(sext,1H),7.26(d,2H),7.96(d,2H)
【0037】
[例2](S)−4−(trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)安息香酸2−メチルブチル[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2-C* H(CH3)-C2H5 ]の合成
例1の第2ステップにおいて、(S)−2−オクタノールのかわりに、(S)−2−メチルブタノール5.44g(61.7mmol)を用いる以外は例1の第2ステップと同様に反応を行い、(S)−4−(trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)安息香酸2−メチルブチル[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2-C* H(CH3)-C2H5 ]17.0g(39.8mmol)を得た。(収率71%)
MS m/e:426(M+
【0038】
[例3](S)−4−(trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)安息香酸1−エトキシカルボニルエチル[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-COO-C2H5 ]の合成
例1の第2ステップにおいて、(S)−2−オクタノールのかわりに、(S)−乳酸エチル6.96g(58.9mmol)を用いる以外は例1の第2ステップと同様に反応を行い、(S)−4−(trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)安息香酸1−エトキシカルボニルエチル[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-COO-C2H5 ]17.4g(38.1mmol)を得た。(収率68%)
MS m/e:456(M+
【0039】
例1〜3と同様の方法で合成できる化合物を以下に例示する。
CH3-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO- C* H(CH3)-C6H13
C2H5-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-C6H13
C4H9-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-C6H13
C5H11-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO -C* H(CH3)-C6H13
C6H13-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO -C* H(CH3)-C6H13
CH2=CH-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-C6H13
CH3-CH=CH-C2H4-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-C6H13
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-C2H5
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-C3H7
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-C4H9
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-C5H11
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-C7H15
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2-C* H(CH3)-C6H13
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C2H4 -C* H(CH3)-C2H5
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C3H6 -C* H(CH3)-C2H5
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C4H8 -C* H(CH3)-C2H5
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-CH2-O-C2H5
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-CH2-O-C5H11
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-CH2-OCO-C5H11
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-CH2-O-C2H4-CH=CH-CH3
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2-C* H(CH3)-O-C2H5
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2-C* H(CH3)-O-C5H11
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2-C* H(CH3)-O-C2H4-CH=CH-CH3
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2-C* H(CH3)-OCO-C5H11
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-COO-CH3
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-COO-C2H5
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-COO-C4H9
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-CH2-O-C* H(CH3)-C6H13
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2-C* H(CH3)-O-C* H(CH3)-C6H13
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-COO-C* H(CH3)-C6H13
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2-C* H(CH3)-OCO-C* H(CH3)-C6H13
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-CH2-C* H(CH3)-Cl
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-CH2-C* HCl -C* H(CH3)-C2H5
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-PhF -COO-C* H(CH3)-C6H13
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-PhFF-COO-C* H(CH3)-C6H13
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-PhM -COO-C* H(CH3)-C6H13
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CF3)-C6H13
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* HF-C6H13
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-CH2-O-CF3
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-CH2-O-CH2-C5F11
【0040】
[例4](R)−1−(1−メチルヘプチルオキシ)−4−(trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)ベンゼン[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-C6H13]の合成
[第1ステップ]
加熱乾燥した2Lの四ッ口フラスコに、マグネシウム片15.4g(634mmol)、無水テトラヒドロフラン40mLと少量のヨウ素粉末を加えた。臭化エチル34.5g(317mmol)を無水テトラヒドロフラン200mLに溶解させた溶液を窒素雰囲気下で少量滴下し、ヨウ素の色が消えたことを確認した後、反応温度を25℃以下に保ちながら残りの溶液を1時間かけて滴下し、滴下終了後、室温で1時間撹拌した。
1−クロロ−4−(trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)ベンゼン[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-Cl ]100g(288mmol)を無水テトラヒドロフラン100mLに溶解させた溶液を加え、加熱還流下で11時間撹拌した。無水テトラヒドロフラン300mLを加え、0℃まで冷却し、10℃以下に保ちながら、t−ブチル過安息香酸118g(605mmol)を無水テトラヒドロフラン170mLに溶解させた溶液を滴下し、滴下終了後室温で一晩撹拌した。反応溶液に6M塩酸350mLを、温度を10℃以下に保ちながら加えた後、ヨウ化ナトリウム27.2g(182mmol)を水54mLに溶解させた水溶液を30℃以下に保ちながら加え、室温で一晩撹拌した後、加温して70℃で2時間撹拌した。室温まで冷却し、水600mLで希釈し、トルエンで抽出し、有機相を10%亜硫酸水素ナトリウム水溶液、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、トルエンから再結晶して4−(trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)フェノール[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OH ]68.2g(208mmol)を得た。(収率72%)
【0041】
[第2ステップ]
200mLの四ッ口フラスコにp−トルエンスルホニルクロリド15.4g(80.6mmol)、無水ピリジン35mLを入れて反応容器を0℃に冷却した。撹拌しながら(S)−2−オクタノ−ル10.0g(76.8mmol)を0℃以下に保ちながら滴下し、滴下後0℃で24時間撹拌した。反応溶液はピリジン塩を吸引濾過した後に氷水に入れ、トルエンで抽出した。有機相を1mol/L塩酸、飽和炭酸ナトリウム水溶液、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、(S)−1−メチルヘプチルトシラート[C6H13 -C* H(CH3)-OTs]18.6g(65.3mmol)を得た。(収率85%)
【0042】
[第3ステップ]
500mLの四ッ口フラスコに、第2ステップで得た(S)−1−メチルヘプチルトシラート[C6H13 -C* H(CH3)-OTs]17.3g(60.9mmol)、第1ステップで得た4−(trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)フェノール[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-OH ]20.0g(60.9mmol)、炭酸カリウム16.8g(122mmol)、メチルイソブチルケトン170mLを加え、100℃で6時間撹拌した。室温まで冷却し、水200mLを加え、10分間撹拌した後、有機相を分離し、水相をトルエンで抽出し、有機相と合わせて、5%水酸化カリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、カラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン)で精製し、(R)−1−(1−メチルヘプチルオキシ)−4−(trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)ベンゼン[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-C6H13]16.6g(37.7mmol)を得た。(収率62%)
MS m/e:440(M+
【0043】
例4と同様の方法で合成できる化合物を以下に例示する。
CH3-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O -C* H(CH3)-C6H13
C2H5-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-C6H13
C4H9-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-C6H13
C5H11-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O -C* H(CH3)-C6H13
C6H13-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O -C* H(CH3)-C6H13
CH2=CH-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-C6H13
CH3-CH=CH-C2H4-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-C6H13
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-C2H5
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-C3H7
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-C4H9
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-C5H11
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-C7H15
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-CH2-C* H(CH3)-C2H5
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-CH2-C* H(CH3)-C6H13
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C2H4 -C* H(CH3)-C2H5
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C3H6 -C* H(CH3)-C2H5
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C4H8 -C* H(CH3)-C2H5
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-CH2-O-C2H5
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-CH2-O-C5H11
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-CH2-O-C2H4-CH=CH-CH3
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-CH2-C* H(CH3)-O-C2H5
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-CH2-C* H(CH3)-O-C5H11
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-CH2-C* H(CH3)-O-C2H4-CH=CH-CH3
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-CH2-O-C* H(CH3)-C6H13
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-CH2-C* H(CH3)-O-C* H(CH3)-C6H13
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-CH2-C* H(CH3)-Cl
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-CH2-C* HCl -C* H(CH3)-C2H5
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-PhF -O-C* H(CH3)-C6H13
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-PhFF-O-C* H(CH3)-C6H13
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-PhM -O-C* H(CH3)-C6H13
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CF3)-C6H13
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* HF-C6H13
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-CH2-O-CF3
C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-O-C* H(CH3)-CH2-O-CH2-C5F11
【0044】
[例5](R)−4−(2−メチル−2−フェニルエチル)−1−(trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)ベンゼン[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2-C* H(CH3)-Ph-H ]の合成
[第1ステップ]
100mLのナスフラスコに、(S)−2−フェニルプロピオン酸[H-Ph-C* H(CH3)-COOH ]10.0g(66.6mmol)、塩化チオニル15.8g(133mmol)、テトラクロロエチレン40mL、N,N−ジメチルアニリン少量を加え、室温で一晩撹拌した後、溶媒および過剰な塩化チオニルを減圧留去し、(S)−2−フェニルプロピオン酸クロリド[H-Ph-C* H(CH3)-COCl ]11.6gを得た。
300mLの四ッ口フラスコに、trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシルベンゼン[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-H]20.8g(66.6mmol)、塩化アルミニウム8.88g(66.6mmol)、1,2−ジクロロエタン100mLを加え、0℃に冷却した後に、激しく撹拌しながら(S)−2−フェニルプロピオン酸クロリド[H-Ph-C* H(CH3)-COCl ]11.6gを1,2−ジクロロエタン23mLに溶解させた溶液を滴下し、滴下終了後2時間撹拌した。反応液を氷冷した希塩酸に入れ赤色が消出するまで撹拌し、トルエンで抽出し、有機相を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、エタノールから再結晶して、(S)−2−メチル−2−フェニル−1−(trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)フェニル−1−オン[C3H7- Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CO-C* H(CH3)-Ph-H ]24.0g(53.9mmol)を得た。(収率81%)
【0045】
[第2ステップ]
300mLの四ッ口フラスコに、第1ステップで得た(S)−2−メチル−2−フェニル−1−(trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)フェニル−1−オン[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CO -C* H(CH3)-Ph-H ]24.0g(53.9mmol)、トリフルオロ酢酸100mLを加え、0℃に冷却した後に、激しく撹拌しながらトリエチルシラン13.8g(119mmol)を滴下し、滴下終了後、室温まで昇温して2時間撹拌した。トルエン200mLを加え、トリフルオロ酢酸の大部分を減圧留去し、有機相を5%炭酸水素ナトリウム水溶液、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、カラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン)で精製し、(R)−4−(2−メチル−2−フェニルエチル)−1−(trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)ベンゼン[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2-C* H(CH3)-Ph-H ]20.9g(48.6mmol)を得た。(収率90%)
MS m/e:430(M+
【0046】
例5と同様の方法で合成できる化合物を以下に例示する。
CH3-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2 -C* H(CH3)-Ph-H
C2H5-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2-C* H(CH3)-Ph-H
C4H9-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2-C* H(CH3)-Ph-H
C5H11-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2 -C* H(CH3)-Ph-H
C6H13-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2 -C* H(CH3)-Ph-H
CH2=CH-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2-C* H(CH3)-Ph-H
CH3-CH=CH-C2H4-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-CH2-C* H(CH3)-Ph-H
【0047】
[液晶組成物の調製例1]
メルク社製液晶組成物ZLI−1565の100質量部に、例1で合成した(S)−4−(trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)安息香酸1−メチルヘプチル[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-C6H13]を1質量部(C=0.01)加えて液晶組成物(ア)を得た。(光学活性化合物を加える前の液晶組成物100質量部に対して、光学活性化合物1質量部を加えたとき、C=0.01とする。)
【0048】
[液晶組成物の調製例2]
メルク社製液晶組成物ZLI−1565の95質量部に、例1で合成した(S)−4−(trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)安息香酸1−メチルヘプチル[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-C6H13]を5質量部加えて液晶組成物(イ)を得た。
【0049】
[液晶組成物の調製例3]
メルク社製液晶組成物ZLI−1565の100質量部に、例1で合成した(S)−4−(trans −4−(2−(trans −4−プロピルシクロヘキシル)エチル)シクロヘキシル)安息香酸1−メチルヘプチル[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-C6H13]を0.1質量部(C=0.001)加えて液晶組成物(ウ)を得た。
【0050】
[液晶組成物の比較調製例1]
メルク社製液晶組成物ZLI−1565の100質量部に市販の光学活性化合物(CN)を1質量部(C=0.01)加えて液晶組成物(エ)、ZLI−1565の100質量部に市販のメルク社製光学活性化合物(S−811)を1質量部(C=0.01)加えて液晶組成物(オ)を得た。なお、市販の光学活性化合物(CN)および(S−811)の構造は先に記載してある。
【0051】
[液晶組成物の比較調製例2]
メルク社製液晶組成物ZLI−1565の95質量部に市販のメルク社製光学活性化合物(S−811)を5質量部加えて液晶組成物(カ)を得た。
【0052】
[液晶組成物の比較調製例3]
メルク社製液晶組成物ZLI−1565の100質量部に市販のメルク社製光学活性化合物(S−811)を0.1質量部(C=0.001)加えて液晶組成物(キ)を得た。
【0053】
[らせん誘起力の評価]
液晶組成物(ア)、(エ)および(オ)について、25℃におけるヘリカルピッチ長P(単位:μm)をカノー(Cano)ウエッジ法にて測定した。計算式1によりらせん誘起力HTPを算出した。また、らせん誘起の向きは接触法により測定した。結果を表1に示す。
HTP=1/(P・C) ・・・計算式1
【0054】
【表1】
Figure 0004573409
本発明の光学活性化合物[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-C6H13]のらせん誘起力は、市販の光学活性化合物に比べて非常に大きかった。
【0055】
[粘度の測定]
液晶組成物(イ)および(カ)について、25℃および0℃における液晶組成物の動粘度η(単位:cSt)を、オストワルド粘度管を用いて測定した。結果を液晶組成物ZLI−1565の測定値とともに表2に示す。
【0056】
【表2】
Figure 0004573409
本発明の化合物[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-C6H13]を添加した液晶組成物(イ)は、市販の光学活性化合物を添加した液晶組成物(カ)に比べて、動粘度が低かった。
【0057】
[N−I転移温度の測定]
液晶組成物(イ)および(カ)について、N−I転移温度Tc(℃)を、偏光顕微鏡を用いて測定した。結果を液晶組成物ZLI−1565の測定値とともに表3に示す。
【0058】
【表3】
Figure 0004573409
本発明の化合物[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-C6H13]を添加した液晶組成物(イ)は、市販の光学活性化合物を添加した液晶組成物(カ)に比べて、N−I転移温度が高く、光学活性化合物を添加することによるN−I転移温度の低下が抑制された。
【0059】
[応答時間およびしきい値電圧の測定]
ITO電極付き基盤上に酸化珪素のコート層を形成し、ラビング処理した基板間に液晶組成物(ウ)を挟持して、セルギャップD=8μmのTN型液晶セルを作製した。また、液晶組成物(キ)を挟持したTN型液晶セルを同様に作製した。この液晶セルを用いて、従来より知られる電圧平均化法による1/3デューティ、1/3バイアス波形での時分割駆動を行い、25℃および−30℃におけるしきい値電圧Vth、および応答時間τ(立ち上がり時間と立ち下がり時間の和)を測定した。結果を表4に示す。
【0060】
【表4】
Figure 0004573409
本発明の化合物[C3H7-Cy-CH2CH2-Cy-Ph-COO-C* H(CH3)-C6H13]を添加した液晶組成物(ウ)は、市販の光学活性化合物を添加した液晶組成物(キ)に比べて、しきい値電圧の値が低く、応答時間が短かった。特に、低温においてその効果が大きかった。
【0061】
【発明の効果】
本発明の光学活性化合物は、らせん誘起力が大きく、低粘度であり、液晶組成物に添加した場合のN−I転移温度の低下が小さい。らせん誘起力が大きいために、液晶組成物に少量を添加しただけで所望の配向を達成できる。このような化合物を含有する液晶組成物は、従来の液晶組成物に比べて、ヘリカルピッチ長が短く、低粘度であり、N−I転移温度が高い。また、低粘度であるため、該液晶組成物を用いた液晶素子は、低電圧での駆動化が可能であり、高速応答性能を有する。特に、STN型またはコレステリック型液晶素子等に用いる液晶組成物として有用である。

Claims (5)

  1. 下式(1)で表される光学活性化合物。
    R-Cy-CH 2 CH 2 -Cy-Ph'-X-R * ・・・式(1)
    ただし、式(1)中の記号は、以下の意味を示す。
    R:炭素数1〜6の脂肪族炭化水素基、
    Cy:トランス−1,4−シクロヘキシレン基、
    Ph’:非置換の1,4−フェニレン基、水素原子1個以上がフッ素原子で置換された1,4−フェニレン基または水素原子1個以上がメチル基で置換された1,4−フェニレン基、
    −COO−または−O−
    * :炭素数4〜16の不斉炭素原子を有する炭化水素基、該基中の炭素−炭素結合間にはエーテル性の酸素原子(−O−)が挿入されていてもよく、−CH 2 −部分は、カルボニル基(−CO−)に置換されていてもよく、水素原子1個以上がハロゲン原子またはシアノ基で置換されていてもよい。
  2. 下式(1)で表される光学活性化合物。
    R-Cy-CH 2 CH 2 -Cy-Ph'-X-R * ・・・式(1)
    ただし、式(1)中の記号は、以下の意味を示す。
    R:炭素数1〜6の脂肪族炭化水素基、
    Cy:トランス−1,4−シクロヘキシレン基、
    Ph’:非置換の1,4−フェニレン基、水素原子1個以上がフッ素原子で置換された1,4−フェニレン基または水素原子1個以上がメチル基で置換された1,4−フェニレン基、
    X:−COO−、−O−、−CH 2 O−、−CF 2 O−または単結合、
    * 下式(2)で表される基
    -CH2-C*H(CH3)-Ph-H・・・式(2)
    ただし、式(2)中の記号は、以下の意味を示す。
    Ph:非置換の1,4−フェニレン基、
    *:不斉炭素原子。
  3. 請求項1または2に記載の光学活性化合物を含む液晶組成物。
  4. 請求項1または2に記載の光学活性化合物を合量で0.1〜50質量%含む液晶組成物。
  5. 請求項またはに記載の液晶組成物を用いた液晶素子。
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