JP4573338B2 - 並列接続された静止補償装置のコンデンサ装置を制御する方法および装置 - Google Patents

並列接続された静止補償装置のコンデンサ装置を制御する方法および装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力ネットワークにおける無効電力を補償し、シャント接続された静止補償ユニットのコンデンサデバイスを制御する方法およびこの方法を実施する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電力ネットワークおよびこの電力ネットワークに接続された機器の無効電力消費量を補償するよう、シャント接続されたスタティック補償器を電力ネットワークに接続することは知られている。かかる補償器のうちのあるタイプは、少なくとも1つの、通常は複数の、サイリスタでスイッチングされるコンデンサを備える。サイリスタでスイッチングされる1つのコンデンサは、基本的には制御可能な半導体と直列に接続されたコンデンサを含む。この他に、通常、誘導性素子、すなわちインダクタがコンデンサに直列に接続され、電力ネットワークへの接続点に設けられたコンデンサを流れる電流の変化率を制限し、電力ネットワーク内に存在する誘導性部品との共振現象を防止するようになっている。以下、かかるサイリスタでスイッチングされるコンデンサをコンデンサデバイスと称し、三相電力ネットワークにおける1つの補償ユニットは、通常、Δ接続された3つのかかるコンデンサデバイスから成る。
【0003】
制御自在な半導体バルブは、互いに逆向きに接続された2つの制御可能な半導体、通常はサイリスタを備える。これら半導体を接続することにより、すなわち交流ネットワークの電圧の位相位置に対する半導体の点弧時間を制御することにより無効電力を発生するよう、電力ネットワークにコンデンサを接続できる。本願ではコンデンサなる概念は、コンデンサが制御可能な半導体バルブにより、すべて共通に接続された複数の相互接続された容量性素子、すなわちサブコンデンサから成るケースも含むと理解すべきである。更に本願では、半導体の概念は、半導体バルブの制御可能な半導体のうちの各々が点弧命令により、すべて共通に制御される相互に直列接続された複数のサイリスタから成るケースも含むと理解すべきである。従って1つの制御デバイスは、半導体バルブ内に含まれる半導体に対する個々の点弧パルスを発生するようになっている。
【0004】
上記タイプの補償器は、通常、多数の補償ユニットから成り、この補償ユニットのスイッチーインは、電力ネットワークで検出された電圧およびこの電圧に対する基準値に応じて、それぞれの補償ユニットをスイッチーインするためのスイッチーイン命令を発生する上位の電圧制御システムによって制御されるようになっている。
【0005】
サイリスタでスイッチングされるコンデンサおよびその制御を一般的に説明するために、例えばエッケ・エクストレームによる「大電力電気回路のHVDCおよびSVC」、1990年ストックホルム、特にページ10−1〜10−7およびK・ライヒェルトによる「制御可能な無効補償」、電力およびエネルギーシステム、第4巻、第1号、1982年1月ページ51〜61を参照する。
【0006】
次に、電力ネットワークにおける電圧または電流の基本的成分の用語は、それぞれの電圧または電流の成分が電力ネットワークの周波数に対応する周波数となっていることを意味する。例えば、50Hzの公称周波数を有する電力ネットワークは、50Hzの周波数または少なくとも50Hzに近い周波数を有する。
【0007】
サイリスタでスイッチングされるコンデンサを通過する電流は、静的には位相位置がこのコンデンサの両端の電圧よりも電気的に90度進んでいるので、サイリスタでスイッチングされるコンデンサの両端の電圧の基本成分の時間変化率が正の値から負の値に符号を変える際に、更に負の値から正の値に符号を変える際に、半導体バルブの2つの半導体に点弧命令を交互に与えなければならない。電圧の位相位置を、その電圧の振幅が0度で0となり、正の方向に増加するものと定義すると、静的な条件下では、これら符号の反転は、90度および270度の電気的角度で生じる。上記時間変化率が正から負の値に符号を変える際に、次のインターバルにおける予想電流方向、すなわち90度〜270度のインターバルにおける上記コンベンションと導通方向が一致する半導体に点弧命令を与えなければならない。このような導通方向を当該インターバルの間の予想電流搬送導通方向と称す。上記時間変化率が再び符号を変える際に、次のインターバルにおける予想電流方向、すなわち270度〜450度のインターバルでの上記導通方向と導通方向が一致する他の半導体に点弧命令を与える。
【0008】
例えば、電圧制御システムに応じて点弧命令の発生が終了させられると、次の電流ゼロクロス点で半導体バルブを通過する電流が終了する。従って、コンデンサの電圧は、コンデンサを通過する電流が終了する際の電力ネットワークの電圧によって決定されるレベルのままになる。上記基準に従って再び点弧命令が発生され、電力ネットワークの電圧が変わらないままであると、基本的には電流および電圧の過渡現象を生じることなく、コンデンサのスイッチ−インが生じる。
【0009】
【発明が解決使用とする課題】
しかしながら、電力ネットワークの電圧とコンデンサの両端の電圧との間に電圧差が存在する場合にコンデンサがスイッチーインされると、高調波振動が開始し、これにより半導体およびコンデンサに異常なほど大きい電流が流れることがある。このような振動は、補償器と電力ネットワークとの間の接続点における電流および電圧に影響する。この影響は、電力ネットワークの電気的な質を劣化させると見なすことができる。
【0010】
サイリスタでスイッチングされるコンデンサに関連した公知の現象は、電力ネットワークの電圧に対しコンデンサの両端の電圧が極性を反転する際に、半導体を誤って点弧することである。この理由は、コンデンサを通過する電流が極めて急に増加し、これによりコンデンサに好ましくない電圧の増加が生じたり、半導体に対する電流が異常に大きくなったりすることとなるからである。
【0011】
点弧命令を発生する公知の方法は、上記基準に従ってスイッチーイン命令が発生し、既に第1点弧命令が生じている際に双方の半導体に点弧命令を連続的に印加する方法である。このように半導体バルブの双方の導通方向は、コンデンサを通過する電流に対してオープンに維持され、誤って点弧される恐れが解消される。
【0012】
しかしながら、研究によれば、コンデンサをスイッチーインする際、電力ネットワークの電圧とコンデンサの電圧との間に電圧差がある際の上記高調波振動を極くわずかだけ減衰すると、乱れのない作動への状態への変化が極めて長くなることが判った。
【0013】
電力ネットワークの電圧に高調波が含まれるような場合でも、サイリスタでスイッチングされるコンデンサに対する電流が致命的なほど大きくなると、共振状態が生じ得る。
【0014】
点弧命令を発生する他の公知の方法は、上記180度のインターバルの各々の開始点、すなわち電力ネットワークの電圧の時間変化率が符号を正の値から負の値に、または負の値から正の値に変える際に、次のインターバルにおける予想電流方向と導通方向が一致する半導体だけに点弧命令を与える方法である。従って、インターバル中の予想される電流搬送導通方向と導通方向が一致する半導体に対し、2つの半導体の点弧命令が交互に発生される。位相ロックループは電力ネットワークの電圧に応じてコンデンサデバイスの両端の電圧の基本成分に対応し、この電圧よりも電気角が90度進むように位相ロックされたサイン波信号を発生する。従って、このようなサイン波信号は、電力ネットワークで検出された電圧より誘導された、コンデンサデバイスの両端の電圧の基本成分の値の時間変化率を決定する。基本的には、位相ロック信号のゼロクロス点、実際には若干それよりも直前にバルブに対する点弧命令が発生される。
【0015】
点弧命令を発生するための上記方法によれば、電力ネットワークとコンデンサとの間に電圧差が存在する際のスイッチーイン後の過渡現象、更に電力ネットワークの電圧に高調波が含まれる際の上記共振現象を良好に減衰できる。
【0016】
しかしながら、所定の条件下では、一般的には位相ロックループの過渡時間のために、例えばネットワーク内の故障によって生じた電力ネットワークの電圧の位相位置が急速に変化した場合、位相ロックループによって生じたサイン波信号が電力ネットワークの電圧に対して電気角が90度だけ位相がずれていないと、少なくとも過渡現象が生じる。この結果、電流搬送コンデンサを流れる電流は、上記180度のインターバルのうちの1つにおいてゼロに近づくので、この電流は遮断され、導通方向の反転に対して点弧命令が発生されるまでゼロのままとなる。従って、電力ネットワークの電圧は、次に点弧命令を受ける半導体の両端における導通方向のオフ状態の電圧として蓄積され、この電圧は、点弧命令が発生されると、コンデンサを通過する電流を大きくし、このコンデンサの両端に過電圧を発生させる恐れが生じる。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の課題は、一方で、電力ネットワークとコンデンサとの間に電圧差が存在する時のコンデンサデバイスのスイッチーイン後の過渡現象および電力ネットワークの電圧に高調波が含まれる時の上記共振現象を良好に減衰しながら、他方で、例えば半導体の両端のオフ状態の電圧の蓄積により生じる、電力ネットワークの電圧の位相位置が急速に変化した場合のコンデンサの両端における有害な電圧の増加に反作用する、本明細書の冒頭に記載したタイプの改善された方法を提供することにある。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照し、実施例に基づき本発明をより詳細に説明する。
【0019】
次の説明は、方法および装置の双方に関する。
【0020】
本装置は、ブロック図として図に示された論理回路および時間遅延回路から成り、これら回路は、一部または全体をアナログまたはデジタル電気回路として発生してもよいし、また本発明の目的のためにマイクロプロセッサにプログラムされたプログラム機能を含んでもよい。これに関連し、それぞれの回路の入出力信号は電気/論理信号または計算値から構成できる。従って、下記において信号値と計算値なる用語は、同義語として使用する。
【0021】
当業者に明らかな違いを表示する手間をなくすために電力ネットワークおよび補償器で生じる電流および電圧に対し、次に説明する制御機器に供給され、処理される信号および計算量に対応する測定された値および信号/計算値には、一般に同じ表示を用いることとする。
【0022】
ブロック図は、他の図示されたブロックで使用される所定の計算値を発生するためのブロックを示す。これらブロックの間の接続線は、図面を簡略にするために所定の場合には省略されているが、計算値を計算するブロックからそれぞれの計算値が得られると理解すべきである。
【0023】
図1は、3つの補償ユニットCOM1、COM2、COM3を含む補償器COMを一本の線の図で示している。互いに同様な補償ユニットの各1つは、上記タイプのコンデンサデバイスを含む。バスバーNBには、補償器が接続されており、このバスバーNBは、トランスTRを介し周波数fHzおよび位相a、bおよびcの三相電力ネットワークNWに接続されている。後により詳細に説明する制御機器CEQは、点弧信号デバイスFSDと、電圧制御デバイスVREGと、補償ユニットの各々に対するそれぞれの制御デバイスCD1、CD2、CD3とから成る。互いに同様な制御デバイスの各1つは、3つの制御ユニットを備え、これら制御ユニットも互いに同様である。制御デバイスCD1における制御ユニットは、図ではそれぞれCUab、CUbc、CUcaと表示されている。
【0024】
電力ネットワークNWにおける基本電圧U’ab、U’bcおよびU’caは、電圧検出デバイスVMによって検出される。この電圧検出デバイスによって得られた対応する測定値は、電圧制御デバイスVREGへ供給される。バスバーNB上の主電圧Uab、UbcおよびUcaは、電圧検出デバイスVNによって検出される。この電圧検出デバイスVNによって得られた対応する測定値は、点弧信号デバイスFSDへ供給される。制御機器CEQは、上記測定値に応じて補償器制御信号を発生し、それぞれの補償ユニットへこれら信号を供給する。
【0025】
制御機器と補償ユニットの各々との間では、信号フローSF1、SF2、SF3が双方向に送られ、これら信号フローは、基本的には互いに同様なタイプのものである。
【0026】
点弧信号デバイスは、制御デバイス各々に信号フローSF4、SF5、SF6を供給し、これらフローは、基本的には互いに同様なタイプのものである。
【0027】
電圧制御デバイスは、信号フローSF7を発生する。上記信号フローのすべてについて後により詳細に説明する。
【0028】
図2は、補償ユニットCOM1の三相図を示す。この補償ユニットは、互いにΔ接続された3つのコンデンサデバイスTSCab、TSCbc、TSCcaを備え、各コンデンサデバイスは、互いに直列に接続されたコンデンサCと、半導体バルブTSと、リアクタLRとから成る。
【0029】
2つの接続点JabとJbcとの間に、コンデンサデバイスTSCabが接続され、接続点JabとJcaとの間に、コンデンサデバイスTSCcaが接続され、接続点JbcとJcaとの間に、コンデンサデバイスTSCbcが接続されている。次に接続点Jab、Jbc、Jcaは、バスバーNB上の位相a、b、cにそれぞれ接続されている。接続点Jabと、Jbcと、Jcaとの間の電圧は、それぞれUab、UbcおよびUcaと表示されている。
【0030】
図に示されるような補償ユニットCOM1と制御デバイスCD1との間の信号フローSF1は、制御デバイスCD1に含まれ、それぞれのコンデンサデバイスに属すコンデンサデバイスTSCab、TSCbc、TSCcaと制御ユニットCUab、CUbc、CUcaとの間の3つの部分信号フローSF1ab、SF1bc、SF1caとから成る。
【0031】
図3は、コンデンサデバイスTSCabと、コンデンサデバイスと制御ユニットCUabとの間の部分信号フローSF1abと点弧信号デバイスFSDから制御ユニットCUabまでの部分信号フローSF4abと、電圧制御デバイスVREGから制御ユニットまでの信号フローSF7に含まれる信号COM1ONとを示す。この図では、図を簡略にするため部分信号フローSF1abに含まれる信号上の添字1、aおよびbは省略してある。
【0032】
半導体バルブTSは、互いに逆向きに接続された2つの半導体TYp、TYnから成り、図には各半導体は、サイリスタとして示されている。半導体TYpは、バスバーNB上の導通方向が位相aからbへの方向となっている。コンデンサデバイスの両端には、主電圧Uabが供給される。コンデンサCの両端の電圧はUCと表示され、半導体の両端の電圧は、UTYと表示されている。検出デバイスUMp、UMnは、それ自体公知の態様で、それぞれオフ状態における半導体TYp、TYnの両端にそれぞれの導通方向において所定の閾値以上の電圧が発生していることを示す指摘信号INPp、INPnを出力する。図を簡単にするため図には示されていないが、半導体の各々は、複数の互いに直列に接続されたサイリスタを備え、各サイリスタは、複数の矢印により図において表示される指摘信号INPp、INPnを供給する。一般に、オフ状態の電圧がサイリスタの両端で約50Vに達すると、指摘信号が発生される。同様に、それ自体公知の態様で半導体バルブは、半導体TYpおよびTYnに含まれるサイリスタのための、それぞれの点弧信号FPpおよびFPnを受ける。更に図では、複数の矢印により表示されているように、半導体に含まれるサイリスタの各々に点弧信号FPp、FPnが供給される。電流検出回路CMは、それ自体公知の態様でコンデンサを通過する電流ICを検出し、この電流、すなわち半導体TYpを流れる電流Ipの正の半サイクルの電流測定値および電流IC、すなわち半導体TYnを流れる電流Inの負の半サイクルの電流測定値を供給する。図に表示されているように、部分信号フローSF1abは、上記指摘信号、点弧パルスおよび電流測定値を含む。
【0033】
電圧制御デバイスVREG(図4)は、電力ネットワークNWにおける主電圧U’ab、U’bcおよびU’caの供給された測定値に応じ、それ自体公知の態様でそれぞれの補償ユニットCOM1、COM2、COM3をスイッチーインするためのスイッチーイン命令COM1ON、COM2ON、COM3ONを発生する。上記3つのスイッチーイン命令は、信号フローSF7に含まれる。
【0034】
点弧信号デバイスFSD(図4)は、主電源Uab、UbcおよびUcaの各々に対し位相ロックループPLLab、PLLbcおよびPLLcaを含み、この位相ロックループは、これら主電源の供給された測定値に応じて、それ自体公知の態様で供給された測定値におけるそれぞれの基本成分に対応し、これら測定値よりも電気角が90度前に位相ロックされた対応するサイン波状の基本信号SUab、SUbcおよびSUcaを発生する。この点弧信号デバイスは、基本信号SUabに対し公知の態様で2つの導通命令CPp,abおよびCPn,abを発生し、これら導通命令は、基本信号SUabが0よりも大となった時に、導通命令CPp,abが生じ、上記基本信号が0よりも小さくなった時に、導通命令CPn,abが生じるように互いに相補的となっている。このことは、主電源Uab、すなわちコンデンサデバイスTSCabの両端の電圧における基本成分Uab1の時間変化率が0よりも大となった時、すなわち(dUab1/dt)>0となった時、導通命令CPp,abが生じ、更にこの時間変化率が0よりも小さくなったとき、すなわち(dUab1/dt)<0となった時に導通命令CPn,abが生じることを意味している。
【0035】
図3および4に示されるように、信号フローSF4は、部分信号フローSF4ab、SF4bcおよびSF4caから成り、ここで部分信号フローSF4abは、上記導通命令CPp,abおよびCPn,abを備え、部分信号フローSF4bcおよびSF4caは、基本信号SUbcおよび基本信号SUcaにそれぞれ応じて同様に発生される、対応する導通命令CPp,bc、CPn,bc、CPp,caおよびCPn,caを備える。部分信号フローSF4bcおよびSF4caは、コンデンサデバイスTSCbc、TSCcaのためのそれぞれの制御ユニットCUbcおよびCUcaに供給される。
【0036】
図5においてブロック図として制御ユニットCUabの実施例が示されている。制御ユニットCUbcおよびCUcaは、同様な構造となっているので、図5では図内で生じる信号には添字abは示されていない。
【0037】
指摘信号INPpおよびINPnは、図では大まかにしか表示されていない光ガイドLC1p、LC1nを介し、制御デバイス内に含まれる光ダイオード回路1P、1Nへそれぞれ送られ、各回路は、それぞれ個々の弁別回路1P’、1N’と組み合わされている。この弁別回路1P’は、少なくとも1つの指摘信号INPpが光ガイドを介して受信されると、信号S1pを発生する。このことは、オフ状態にある半導体TYpにおける少なくとも1つのサイリスタの両端に順方向の所定の閾値以上の電圧が発生していることを意味している。同様に、オフ状態にある半導体TYnにおける少なくとも1つのサイリスタの両端に順方向の所定の閾値以上の電圧が発生すると、弁別回路1N’は、信号S1nを供給する。安全性を増すために、図に表示された弁別回路は、少なくとも所定のm個の指摘信号が受信され、対応する数のオフ状態にあるサイリスタの両端に順方向の電圧が発生したことが示されると、それぞれの信号S1p、S1nを供給するようにできる。
【0038】
制御デバイス内に含まれ、反転出力端を有するレベル検出回路2P、2Nには、それぞれ電流IpおよびInの電流測定値が供給される。半導体TYpに所定の閾値以下の電流しか流れていないと判定されると、レベル検出回路2Pは、出力信号S2pを発生し、半導体TYnに所定の閾値以下の電流しか流れていないと判定されると、レベル検出回路2Nは、出力信号S2nを発生する。一般に、それぞれの電流の値が電流の公称実効値(RMS)の約1%よりも小さくなると、出力信号S2pおよびS2nが発生される。
【0039】
AND回路3Pには、スイッチーイン命令COM1ON、導通命令CPpおよび信号S1pが供給され、これら信号のすべてが同時に生じると、AND回路3Pは、出力信号S3pを発生する。対応する態様でAND回路3Nには、スイッチーイン命令COM1ON、導通命令CPnおよび信号S1nが供給され、これらすべての信号が同時に発生した時に、AND回路3Nは出力信号S3nを発生する。
【0040】
AND回路4Pには、スイッチーイン命令COM1ON、導通命令CPn、信号S1pおよび信号S2nが供給され、これら信号のすべてが同時に生じると、AND回路4Pは、出力信号としてデブロッキング信号S4pを発生する。
【0041】
AND回路4Nには、スイッチーイン命令COM1ON、導通命令CPp、信号S1nおよび信号S2pが供給され、これらすべての信号が同時に生じた時にAND回路4Nは、出力信号としてデブロッキング信号S4nを発生する。
【0042】
本発明によれば、デブロッキング信号S4pおよびS4nは、それぞれ任意の遅延時間T1を有する時間遅延回路5P、5Nに送られる。従って、デブロッキング信号S4pに対して時間T1だけ遅延された時間遅延回路5Pからの出力信号および信号S3pは、OR回路6Pへ加えられ、このOR回路は、これら入力信号の少なくとも一方が発生されている時に出力信号として点弧命令S6pを発生する。
【0043】
また、デブロッキング信号S4nに対して、時間T1だけ遅延された時間遅延回路5Nからの出力信号S5nは、OR回路6Nに対して加えられ、これら入力信号の少なくとも1つが生じたときに、このOR回路6Nは、出力信号として点弧命令S6nを発生する。
【0044】
点弧命令S6pおよびS6nは、それぞれパルス整形デバイス7P、7Nへ加えられ、これらパルス成形デバイスは、それぞれパルス整形された出力信号S7p、S7nを発生する。これら出力信号S7p、S7nは、それぞれ光カプラー8P、8Nへ加えられ、これら光カプラは、出力信号として点弧信号FPpおよびFPnをそれぞれ発生し、これら点弧信号は、光ガイドLC3pおよびLC3nを介して半導体バルブTSへ加えられる。半導体バルブは、図3に示されていない回路を備え、これら回路は、それ自体公知の態様で点弧命令S6pおよびS6nに応じて、それぞれの半導体に含まれるサイリスタに対する点弧パルスを発生する。
【0045】
次に、図6A−6Bを参照して制御デバイスの作動モードについてより詳細に説明する。図6A−6Bにおいて、すべてのケースにおける水平軸は、垂直軸に示された値に対する電気的な角度を示す。説明は図4に示されるようなコンデンサデバイスTSCabおよび図5に示されるような制御ユニットCUabに関するものである。その他のコンデンサおよび制御ユニットも同様に構成されている。
【0046】
図6Aは、図を簡略にするために極性を反転させた状態の基本信号SUabを垂直軸に示す。上記から明らかなように、基本信号SUabは、バスバーNB上の電圧Uabの基本成分の時間変化率に対応し、よってコンデンサデバイスの両端の電圧の対応する成分の時間変化率に対応する。垂直軸には、スイッチーインされたコンデンサユニットにより作動が乱されていない間に、コンデンサデバイスTSCab内のコンデンサCを流れる電流ICも実線で示されている。表示ICに近い表示Ipは、電流ICを流すのは半導体TYpであることを示し、表示Inは、電流ICを流すのは半導体TYnであることを示している。比較すると、垂直軸にはコンデンサデバイスの両端の電圧Uabの基本成分Uab1も示されている。動作が乱されていない間、基本信号のゼロクロス点と電流のゼロクロス点とは基本的に一致する。
【0047】
破線は、例えば電力ネットワーク内の故障の結果として180度〜270度のインターバル内の、図に示された角度α度、従って270度の基本信号の対応するゼロクロス点よりも前で負の値からのゼロクロスが生じるような位相位置にされた、コンデンサを通過する電流IC’を示す。図に示されるコンデンサデバイスの両端の電圧Uabの基本成分Uab1は、乱されていない作動に当てはまるが、電流IC’の図示された位相位置に対応するケースには当てはまらないことに留意すべきである。
【0048】
図6Bは、基本信号に応じて発生される導通命令CPpおよびCPn、信号S1p、S2n、S3p、デブロッキング信号S4p、信号S5pおよび点弧命令S6pをそれぞれの軸に上部から下方に順に示す。
【0049】
図6Bに示された信号は、スイッチーイン補償ユニットにより作動が乱されていない場合には実線で示されており、コンデンサを通過する電流が図6Bにより電流IC’を有するような位相位置になっている場合には破線で示されている。図面は、基本信号SUab>0の時に導通命令CPpが発生し、基本信号SUab<0の時に導通命令CPnが発生することを示す。
【0050】
乱れのない作動中であり、コンデンサデバイスの両端の電圧Uabに高調波がない場合、この電圧の時間変化率(dUab/dt)は、角度270度にて符号を負から正に変えるので、次のインターバル270度〜450度では導通命令CPnは発生しないが、導通命令CPpは発生する。半導体バルブを通過する電流Inは角度270度でゼロに接近し、この角度で終了する。その理由は、半導体TYnは反対方向に電流を流さないからである。半導体TYpに含まれるサイリスタは、先のインターバル90度から270度の間で非導通状態になっていたので、角度270度では半導体TYpの両端に順方向の電圧が発生する。これにより信号S1pが発生するので、AND回路3Pへの入力信号がすべて発生すると信号S3p、従って点弧信号FPpが発生される。この時点では導通命令CPnは生じていないので、AND回路4Pからのデブロッキング信号S4pは発生されない。
【0051】
例えば、コンデンサを通過する電流が図6Aにおける電流IC’に対して示された位相位置となる場合、角度αにて電流Inはゼロに接近する。導通命令CPpは生じていないので、この角度では信号S3pは発生されない。
【0052】
本発明の一実施例では、AND回路4Pは、信号S1p、CPnおよびCOM1Nに対する入力信号しか含まないと見なされるので、制御ユニットCUからレベル検出回路2Nを省略してもよい。
【0053】
角度αでは、上記と同じ理由から信号S1pが発生される。このインターバルでは、導通命令CPnが発生されるので、角度αでデブロッキング信号S4pが発生され、時間T1だけ遅延され、信号S5pが発生され、この結果、点弧信号FPpが発生される。半導体TYpが導通状態にセットされている時は、信号S1pは消滅する。
【0054】
図6Bの下方に示されるように、乱れのない作動中は、信号S3pに応じ、角度270度にて電流のゼロクロス点で点弧命令S6p、従って点弧信号FPpが発生される。角度270度の前の角度αで生じる電流Inのゼロクロスを生じさせるような作動上の乱れが生じた場合、信号S5p、従ってデブロッキング信号S4pに応じて点弧命令S6pが発生される。この点弧命令は、電流Inが負の値からゼロに接近した後の角度T1* * 360°(ここでfは、電力ネットワークNWの周波数である)で生じる。
【0055】
本発明の他の実施例では、制御ユニットCUは、レベル検出回路2NとAND回路4Pを備え、回路4Pは、信号S2nに対する入力端も有する。図5および6Bから明らかなように、信号S2nは、電流がゼロに近づく際に、すなわち弁別回路1P’からの信号S1pとほぼ同時に(実際には検出デバイスUMp、UMnおよびレベル検出回路2P、2Nにおける設定レベルに応じ、多少早く)発生される。従って、デブロッキング信号S4pおよび信号S5pの発生に関する制御ユニットの機能は、上記機能と同様である。しかしながら、半導体バルブを通過するそれぞれの電流IpおよびInの検出および電流が半導体を通過して流れることを終了した場合に限り、デブロッキング信号を発生すべき条件は、コンデンサデバイスの制御に関する別の安全性を必要とし、更に本発明の有利な改善を必要とする。
【0056】
制御ユニットは、点弧信号FPpおよび点弧信号FPnの発生に関して全く対称的に設計されているので、後者の点弧命令がどのように発生されるかの説明は省略する。
【0057】
従って、要約すれば、本発明に係わる制御ユニットの機能は、次のとおりである。すなわち、半導体バルブの2つの導通方向のうちの第1の導通方向に半導体を通過する電流が流れ、関連する予想された導通方向の所定の角度インターバルでの導通命令が存在するが、第2の導通方向の導通命令が存在せず、電流が半導体バルブを通過して流れるのを終了させる指摘(信号S1p、S2n、S2p、S1n)がない時に、所定の角度インターバルで電流がゼロに接近する際に、デブロッキング信号が発生されてから任意の遅延をさせてデブロッキング信号に応じて、第2の導通方向に対する点弧命令を発生させるような機能となっている。
【0058】
時間遅延T1は、電気角T1* * 360°(ここでfは、電力ネットワークNWの周波数)に対応する。研究によれば、この角度は、インターバル7度〜11度の間になるよう、すなわち電力ネットワークにおける50Hzの周波数では約0.4〜0.6msのインターバルにおける時間遅延に対応するインターバル
内になるように有利に選択すべきであることが判っている。このように電力ネットワークとコンデンサとの間に電圧差がある時に、スイッチーイン後の過渡現象および電力ネットワークの電圧に高調波が含まれる時の上記共振現象の良好な減衰を維持すると同時に、この期間中にコンデンサの両端に危険な過電圧が蓄積される可能性が大幅に低減される。
【0059】
本発明は、上記実施例のみに限定されるものではない。例えば、制御ユニットによって実行される機能を実施する手段に応じ、当業者が知っている多数の方法で制御ユニットCUab等を設計することができる。
【0060】
遅延時間T1の値も、例えば検出デバイスUMp、UMnで検出されるオフ状態の電圧に逆比例するように、この検出されたオフ状態の電圧に応じて当業者に知られた方法で設定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】電力ネットワークに接続されたサイリスタでスイッチングされるコンデンサを含む補償器を示す単一ラインの図である。
【図2】図1に示された補償器に含まれる補償ユニットの三相図である。
【図3】図2に示された補償ユニットに含まれるコンデンサデバイスを示す図である。
【図4】図1に示された補償器のための制御機器の一部の公知の実施例を示す図である。
【図5】図1に示された補償器のための制御機器に含まれる、本発明に係わる制御ユニットの一実施例を示す図である。
【図6】図5の制御ユニットにおける多数の信号波形を示す波形図であり、そのうちのAは基本信号を示し、Bは導通命令、デブロッキング信号、点弧命令を示す図である。
【符号の説明】
TSCab、TSCbc、TSCca コンデンサデバイス
COM1、COM2、COM3 補償ユニット
NW 電力ネットワーク
C コンデンサ
TS 半導体バルブ
TYp 第1半導体
CTYp 第1導通方向
TYn 第2半導体
CTYn 第2導通方向
Uab、Ubc、Uca 補償器で検出される電圧
S6p 第1点弧命令
S6n 第2点弧命令
S4p、S4n デブロッキング信号

Claims (6)

  1. 電力回路網(NW)における無効電力を補償するために並列接続された静止補償装置(COM1、COM2、COM3)のコンデンサ装置(TSCab、TSCbc、TSCca)を制御する制御方法であり、前記コンデンサ装置がコンデンサ(C)と、このコンデンサに直列に接続された半導体バルブ(TS)とを備え、第1半導体(TYp)がコンデンサを経た電流の第1導通方向に対応し、第2半導体(TYn)がコンデンサを経た電流の第2導通方向に対応し、
    補償装置において電圧(Uab、Ubc、Uca)を検出し、この検出された電圧から誘導される、この電圧の基本成分の値の時間変化率の符号に応じて第1半導体の第1点弧命令(S6p)および第2半導体のための第2点弧命令(S6n)を交互に発生するコンデンサ装置を制御する制御方法において、
    最後に点弧命令を受けた半導体に電流が流れていると予想される期間において前記半導体を流れる電流の値を検出して、前記半導体を通過する電流の値が所定の閾値より小さくなった場合に、デブロッキング信号(S4p、S4n)を発生し、
    前記デブロッキング信号の発生から任意の時間(T1* f* 360°)だけ遅延させて、最後に点弧命令を受けた前記半導体と逆の導通方向を有する半導体に点弧命令を出力することを特徴とする制御方法。
  2. 前記検出された電圧に対し、90度の電気角度の位相進みを有する正弦波状信号として、前記時間変化率を位相ロックループ(PLLab、PLLbc、PLLca)により設定することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記任意の遅延時間が7から11度の電気角度の範囲内にあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 電力回路網(NW)における無効電力を補償するために並列接続された静止補償装置(COM1、COM2、COM3)のコンデンサ装置(TSCab、TSCbc、TSCca)を制御する制御装置であり、前記コンデンサ装置が、コンデンサ(C)と、このコンデンサに直列に接続された半導体バルブ(TS)とを備え、第1半導体(TYp)がコンデンサを経た電流の第1導通方向に対応し、第2半導体(TYn)がコンデンサを経た電流の第2導通方向に対応し、
    前記制御装置は、補償装置における電圧(Uab、Ubc、Uca)を検出する回路(VN、FSD、CU)を備え、これら回路が、前記検出された電圧から誘導された、この電圧の基本成分の値の時間変化率の値を設定し、更に、この時間変化率の符号に応じて、第1半導体の第1点弧命令(S6p)および第2半導体の第2点弧命令(S6n)を発生するようになっている並列接続された静止補償装置のコンデンサ装置を制御する制御装置において、
    前記制御装置が更に回路(UMp、UMn、CM、1P、1P’、2N、2P、1N、1N’、5P、5N)を備え、これら回路が、最後に点弧命令を受けた半導体に電流が流れていると予想される期間において前記半導体を流れる電流の値を検出して、前記半導体を通過する電流の値が所定の閾値より小さくなった場合に、デブロッキング信号(S4p、S4n)を発生し、前記デブロッキング信号の発生から任意の時間(T1* f* 360°)だけ遅延させて、最後に点弧命令を受けた前記半導体と逆の導通方向を有する半導体に点弧命令を出力することを特徴とする制御装置。
  5. 前記検出された電圧に対し、90度の電気角度の位相進みを有する正弦波状信号として、時間変化率の値を設定する位相ロックループ(PLLab、PLLbc、PLLca)を含むことを特徴とする、請求項4に記載の装置。
  6. 7から11度の電気角度の範囲内に前記任意の遅延時間を設定する時間遅延回路(5P、5N)を含むことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の装置。
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