JP4572728B2 - 放射線撮像装置 - Google Patents

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Description

この発明は、放射線を検出し、大きさが互いに異なる複数の面状の放射線検出部がそれぞれ装填可能に構成され、その1つを装填して放射線を検出して、放射線撮像を行う放射線撮像装置に係り、特に、装填される各放射線検出部の大きさをそれぞれ検出する技術に関する。
従来、放射線撮像装置の分野に限らず、装置に装填されるべき装填物が複数存在し、各装填物の大きさが互いに異なる場合に、そのうちの1つを装填する際には、装填される各放射線検出部の大きさをそれぞれ検出する検出機構が必要になる。給紙カセットを用いた複写機を例に採って説明すると、用紙の大きさを識別する用紙種別識別部に配列が自在に変更可能な永久磁石を装着する。装填される用紙の大きさに対応して永久磁石の配列を変更して、複写機本体のカセット収容部の近傍に配設された磁気センサが永久磁石の配列パターンを検出することで、その配列に対応した用紙の大きさを検出する(例えば、特許文献1参照)。
放射線撮像装置の分野に戻って、X線速写撮影装置を例に採って説明するとともに、X線速写撮影装置の場合において放射線検出部に相当するフィルムカセッテの大きさ(サイズ)をそれぞれ検出するときの原理について、図4および図5を参照して説明する。X線速写撮影装置は、図4に示すように、X線を検出する面状のフィルムカセッテ101と、フィルムカセッテ101の2辺をそれぞれ挟む2つのホルダ102と、支点を中心にしてカーブC(図4中の1点鎖線を参照)の軌跡を描くレバー103と、レバー103に連動して各ホルダ102の間隔を変更するギア104a付きリンク機構104とを備えている。
フィルムカセッテ101を図4中の矢印の方向(X方向)に挿入すると、レバー103は、挿入されたフィルムカセッテ101に接触し、レバー103の先端は支点を中心にしてカーブCの軌跡を描く。このレバー103に連動して一方のリンク機構104が動き、この一方のリンク機構104に連動してギア104aが動く。そして、ギア104aに連動して他方のリンク機構104が動く。これらのリンク機構104の駆動により各ホルダ102が図4中の矢印の方向(Y方向)にそれぞれ動いて、各ホルダ102がフィルムカセッテ101の2辺をそれぞれ挟んで装填を完了する。
また、一方のホルダ102に永久磁石105を配設するとともに、レバー103の先端に永久磁石106を配設する。ホルダ102に配設された永久磁石105の配設位置は、装填時におけるフィルムカセッテ101のホルダ102方向の周縁部に一致するとともに、レバー103の先端に配設された永久磁石106の配設位置は、装填時におけるフィルムカセッテ101のレバー103方向の周縁部に一致する。
なお、装填されるべきフィルムカセッテ101のサイズは、規格化されている。例えば、図4、図5に示すように装填方向をX方向、それに直交する方向、すなわち各ホルダ102の幅方向をY方向とすると、X方向×Y方向のサイズで、8インチ×10インチ、10インチ×8インチ、10インチ×12インチ、12インチ×10インチ、11インチ×14インチ、14インチ×11インチ、14インチ×14インチのパターンで規格化されている(図5ではインチを「in」で表している)。なお、図5に示すようにY方向は最大17インチまで拡張することができる。
したがって、装填時における各サイズのフィルムカセッテ101の各周縁部を基準位置とすると、その基準位置をそれぞれ検出することで、装填されるフィルムカセッテ101のサイズを検出することができる。具体的には、上述した永久磁石105,106の上面に基板(図示省略)を搭載し、この基板に複数の磁気近接スイッチからなる磁気近接スイッチ群(図示省略)を配設する。この磁気近接スイッチ群は、装填時におけるフィルムカセッテ101の周縁部の上面、ひいては永久磁石105,106の配設位置の上面に位置するようにそれぞれ配設されている。
フィルムカセッテ101の面内におけるX方向、Y方向と基準位置との関連性について説明する。この場合には、レバー103の先端に永久磁石106を配設している関係で、X方向の替わりにレバー103が描くカーブC方向を採用する。このカーブC方向もフィルムカセッテ101の面内における方向で、Y方向およびカーブC方向の2方向の基準位置、すなわちフィルムカセッテ101のホルダ102側に面した周縁部およびフィルムカセッテ101のレバー103側に面した周縁部をそれぞれ検出する。したがって、Y方向の基準位置を検出するには、装填される可能性のある各フィルムカセッテ101のホルダ102側に面した周縁部の上面に、磁気近接スイッチ群をそれぞれ配設する(図5中の『○』を参照)。カーブC方向の基準位置を検出するには、装填される可能性のある各フィルムカセッテ101のレバー103側に面した周縁部の上面に、磁気近接スイッチ群をそれぞれ配設する(図5中の『◎』を参照)。
フィルムカセッテ101が装填されると、Y方向の基準位置を検出する場合には、図5中の『○』のいずれかにフィルムカセッテ101のホルダ102側に面した周縁部が一致するとともに、ホルダ102に配設された永久磁石105の配設位置が一致する。磁気近接スイッチ群の1つの磁気近接スイッチが配設位置の一致した永久磁石105を検出することで、Y方向の基準位置を検出する。カーブC方向の基準位置を検出する場合には、図5中の『◎』のいずれかにフィルムカセッテ101のレバー103側に面した周縁部が一致するとともに、レバー103の先端に配設された永久磁石106の配設位置が一致する。磁気近接スイッチ群の1つの磁気近接スイッチが配設位置の一致した永久磁石106を検出することで、カーブC方向の基準位置を検出する。
特開平05−17046号公報(第2−4頁、図1−8)
しかしながら、このようなに2方向(Y方向・カーブC方向)の基準位置を検出するのに、2方向の磁気近接スイッチが必要で、さらに各磁気近接スイッチからの2方向の検出信号が必要である。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、2方向の基準位置を検出するのに1方向のみに統合することができる放射線撮像装置を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、放射線を検出し、大きさが互いに異なる複数の面状の放射線検出部がそれぞれ装填可能に構成され、その1つを装填して放射線を検出して、放射線撮像を行う放射線撮像装置であって、装填される各放射線検出部の大きさをそれぞれ検出するのに放射線検出部の面内における2方向の基準位置を検出する位置検出手段と、前記2方向のうち一方の方向の基準位置を他方の方向の、かつ、他方の方向における前記放射線検出部の端部よりも内側の基準位置に変換する位置変換手段とを備え、前記位置検出手段は、前記位置変換手段で変換された他方の方向の基準位置を検出することを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、位置検出手段が2方向の基準位置を検出することで、装填される各放射線検出部の大きさをそれぞれ検出する。具体的には、位置変換手段が上述した2方向のうち一方の方向の基準位置を他方の方向の基準位置に変換する。そして、上述した位置検出手段は、上述した位置変換手段で変換された他方の方向の基準位置を検出する。これによって、2方向の基準位置を検出するのに他方の方向である1方向のみに統合することができる。
この発明に係る放射線撮像装置によれば、位置変換手段が2方向のうち一方の方向の基準位置を他方の方向の基準位置に変換する。そして、位置検出手段は、上述した位置変換手段で変換された他方の方向の基準位置を検出して、装填される各放射線検出部の大きさをそれぞれ検出する。これによって、2方向の基準位置を検出するのに他方の方向である1方向のみに統合することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
図1は、実施例に係るX線速写撮影装置の概略平面図であり、図2(a)は、X線速写撮影装置に用いられる位置変換機構の概略平面図であり、図2(b)は、位置変換機構のアクチュエータがフォトセンサを通過するときの概略断面図であり、図3は、各フォトセンサの配設位置を模式的に示した平面図である。本実施例では、放射線撮像装置として、X線速写撮影装置を例に採って説明する。
X線速写撮影装置は、図1に示すように、X線を検出する面状のフィルムカセッテ1と、フィルムカセッテ1の2辺をそれぞれ挟む2つのホルダ2と、自身の移動で一方のホルダ2を連動させるレバー3と、一方のホルダ2に連動して他方のホルダ2を動かして各ホルダ2の間隔を変更するギア4a付き変更機構4とを備えている。フィルムカセッテ1は、この発明における放射線検出部に相当する。
フィルムカセッテ1を図1中の矢印の方向(X方向)に挿入すると、レバー3は、挿入されたフィルムカセッテ1に接触し、フィルムカセッテ1の挿入に連動してレバー3が動く。このレバー3に連動して一方のホルダ2が動き、この一方のホルダ2に連動して一方の変更機構4が動き、この一方の変更機構4に連動してギア4aが動く。そして、ギア4aに連動して他方の変更機構4が動く。これらの変更機構4の駆動により各ホルダ2が図1中の矢印の方向(Y方向)にそれぞれ動いて、各ホルダ2がフィルムカセッテ1の2辺をそれぞれ挟んで装填を完了する。
他方のホルダ2には、位置変換機構5を配設している。位置変換機構5は、図2(a)に示すように、フィルムカセッテ1の装填方向に接触する接触子51と、接触子51に嵌合するアクチュエータ52と、接触子用引張ばね53と、圧縮ばね54と、接触子51やアクチュエータ52や接触子用引張ばね53や圧縮ばね54を収納し、アクチュエータ52を案内するアクチュエータガイド55とを備えている。図1〜図3に示すように装填方向をX方向、それに直交する方向、すなわち各ホルダ2の幅方向をY方向とすると、フィルムカセッテ1が接触子51に接触したときに、接触子51はX方向に移動する。この接触子51のX方向の移動を、接触子51に嵌合されたアクチュエータ52のY方向の移動に接触子用引張ばね53と圧縮ばね54との付勢によって変換する。したがって、X方向の基準位置をY方向の基準位置に変換することになる。位置変換機構5は、この発明における位置変換手段に相当する。
アクチュエータ52の接触子51側とは逆側の一端には、Y方向に並設された複数のフォトセンサ6を備えている。本実施例では、フォトセンサ6は、投光素子6aと受光素子6bとからなる透過型フォトセンサで構成されており、図2(b)に示すように、投光素子6aと受光素子6bとの間にアクチュエータ52の一端が通過するように配設されている。したがって、アクチュエータ52の一端が通過しないときには、投光素子6aからの光を受光素子6bが検出するので、受光素子6bが検出したときにはアクチュエータ52が通過していないと判断する。逆に、アクチュエータ52の一端が通過したときには、投光素子6aからの光がアクチュエータ52によって遮られるので受光素子6bが検出せずに、受光素子6bが検出しないときにはアクチュエータ52が通過したと判断する。なお、本実施例では、フォトセンサ6を透過型フォトセンサで構成したが、アクチュエータ52やフォトセンサの配設箇所などに応じて反射型フォトセンサで構成してもよい。フォトセンサ6は、この発明における位置検出手段に相当する。
従来例でも述べたように、装填されるべきフィルムカセッテ1の大きさ(サイズ)は、例えば、X方向×Y方向のサイズで、8インチ×10インチ、10インチ×8インチ、10インチ×12インチ、12インチ×10インチ、11インチ×14インチ、14インチ×11インチ、14インチ×14インチのパターンで規格化されている(図3ではインチを「in」で表している)。このうち、10インチ×8インチ、10インチ×12インチ、14インチ×11インチの3つのパターンについてはY方向の長さは互いに異なり、Y方向で同じ長さの組み合わせは存在しない。したがって、Y方向の長さのみをフォトセンサ6で検出すれば、3つのパターンをそれぞれ検出することができる。
一方、8インチ×10インチ、12インチ×10インチの2つのパターンや、11インチ×14インチ、14インチ×14インチの2つのパターンについてはY方向の長さが同じであり、8インチ×10インチ、12インチ×10インチの2つのパターンがY方向で同じ10インチの長さの組み合わせとなり、11インチ×14インチ、14インチ×14インチの2つのパターンがY方向で同じ14インチの長さの組み合わせとなる。したがって、Y方向の長さのみをフォトセンサ6で検出したとしても、X方向の基準位置が必要になる。そこで、上述した位置変換機構5によってX方向の基準位置をY方向の基準位置に変換してY方向のみに統合する。
本実施例では、装填時におけるフィルムカセッテ1の各周縁部を基準位置とすると、その基準位置をそれぞれ検出することで、装填されるフィルムカセッテ1のサイズを検出する。Y方向の基準位置について説明すると、Y方向について、装填時にフィルムカセッテ1のホルダ2側に面した周縁部に、位置変換機構5のアクチュエータ52が位置するように配設する。そして、そのアクチュエータ52を挟み込む位置にフォトセンサ6をそれぞれ配設する(図3中の『○』を参照)。X方向の基準位置については後述する。
Y方向の長さが互いに異なり、Y方向で同じ長さの組み合わせが存在しない10インチ×8インチ、10インチ×12インチ、14インチ×11インチの3つのパターンについて説明する。この3つのパターンの場合には、フィルムカセッテ1のホルダ2側に面した周縁部のみを検出する。
例えば、10インチ×8インチのサイズのフィルムカセッテ1を装填する場合には、フィルムカセッテ1が装填されると、図3中の「○」で、かつ8インチを示すフォトセンサ6に、Y方向について、フィルムカセッテ1のホルダ2側に面した周縁部が一致して、そのフォトセンサ6がアクチュエータ52の通過を検出する。このY方向で8インチの長さのみをフォトセンサ6で検出すれば、10インチ×8インチのパターンを検出することができる。
例えば、10インチ×12インチのサイズのフィルムカセッテ1を装填する場合には、フィルムカセッテ1が装填されると、図3中の「○」で、かつ12インチを示すフォトセンサ6に、Y方向について、フィルムカセッテ1のホルダ2側に面した周縁部が一致して、そのフォトセンサ6がアクチュエータ52の通過を検出する。このY方向で12インチの長さのみをフォトセンサ6で検出すれば、10インチ×12インチのパターンを検出することができる。
例えば、14インチ×11インチのサイズのフィルムカセッテ1を装填する場合には、フィルムカセッテ1が装填されると、図3中の「○」で、かつ11インチを示すフォトセンサ6に、Y方向について、フィルムカセッテ1のホルダ2側に面した周縁部が一致して、そのフォトセンサ6がアクチュエータ52の通過を検出する。このY方向で11インチの長さのみをフォトセンサ6で検出すれば、14インチ×11インチのパターンを検出することができる。
X方向の基準位置については、フィルムカセッテ1の接触子51側の周縁部をX方向の基準位置とし、上述した位置変換機構5によってY方向の基準位置に変換して、変換後の基準位置をアクチュエータ52のフォトセンサ6側の一端にする。このとき、図3中の「○」で割り振られた、Y方向の基準位置を示す「8インチ」、「10インチ」、「11インチ」、「12インチ」、「14インチ」には、フォトセンサ6が配設されている。この図3中の「○」で示したフォトセンサ6は上述したY方向のみの基準位置を検出するものである。X方向から変換された基準位置については、図3中の「○」以外の箇所にフォトセンサ6を配設する(図3中の『◎』を参照)。
Y方向で同じ10インチの長さの組み合わせとなる8インチ×10インチ、12インチ×10インチの2つのパターンについて説明するとともに、Y方向で同じ14インチの長さの組み合わせとなる11インチ×14インチ、14インチ×14インチの2つのパターンについて説明する。これらのパターンの場合には、フィルムカセッテ1のホルダ2側に面した周縁部、およびフィルムカセッテ1の接触子51側の周縁部をそれぞれ検出する。
例えば、8インチ×10インチのサイズのフィルムカセッテ1を装填する場合には、フィルムカセッテ1が装填されると、図3中の「○」で、かつ10インチを示すフォトセンサ6に、Y方向について、フィルムカセッテ1のホルダ2側に面した周縁部が一致して、そのフォトセンサ6がアクチュエータ52の通過を検出する。8インチ×10インチの場合には、X方向の長さが8インチである。このX方向の長さが8インチのときには接触子51にフィルムカセッテ1が接触しないとした場合、接触子51が動かないのでアクチュエータ52も固定の状態である。
一方、12インチ×10インチのサイズのフィルムカセッテ1を装填する場合には、フィルムカセッテ1が装填されると、図3中の「○」で、かつ10インチを示すフォトセンサ5に、Y方向について、フィルムカセッテ1のホルダ2側に面した周縁部が一致して、そのフォトセンサ6がアクチュエータ52の通過を検出する。ここまでは、8インチ×10インチのサイズのフィルムカセッテ1と同じである。12インチ×10インチの場合には、X方向の長さが12インチで、8インチ×10インチにおけるX方向の長さ8インチよりも長い。この8インチから12インチへのX方向の移動中に接触子51にフィルムカセッテ1が接触したとした場合、フィルムカセッテ1のX方向の移動に連動して接触子51がX方向に動き、接触子用引張ばね53と圧縮ばね54とによってアクチュエータ52がY方向に動く。そして、そのアクチュエータ52が、図3中の「○」で、かつ10インチを示すフォトセンサ6から、図3中の『◎』で、かつ9インチを示すフォトセンサ6へ移動する。
このように、8インチ×10インチの場合には、アクチュエータ52が、Y方向で図3中の「○」で、かつ10インチを示すフォトセンサ6の位置から移動しない場合を、8インチ×10インチのパターンと定義すれば、Y方向で10インチの長さのみをフォトセンサ6で検出すれば、10インチ×8インチのパターンを検出することができる。一方、12インチ×10インチの場合には、アクチュエータ52が、Y方向で図3中の「○」で、かつ10インチを示すフォトセンサ6から、図3中の『◎』で、かつ9インチを示すフォトセンサ6へ移動した場合を、12インチ×10インチのパターンと定義すれば、Y方向で10インチの長さをフォトセンサ6で検出した後に、Y方向で9インチの長さをフォトセンサ6で検出すれば、12インチ×10インチのパターンを検出することができる。
また、例えば、11インチ×14インチのサイズのフィルムカセッテ1を装填する場合には、フィルムカセッテ1が装填されると、図3中の「○」で、かつ14インチを示すフォトセンサ6に、Y方向について、フィルムカセッテ1のホルダ2側に面した周縁部が一致して、そのフォトセンサ6がアクチュエータ52の通過を検出する。11インチ×14インチの場合には、X方向の長さが11インチである。このX方向の長さが11インチのときには接触子51にフィルムカセッテ1が接触しないとした場合、接触子51が動かないのでアクチュエータ52も固定の状態である。
一方、14インチ×14インチのサイズのフィルムカセッテ1を装填する場合には、フィルムカセッテ1が装填されると、図3中の「○」で、かつ14インチを示すフォトセンサ6に、Y方向について、フィルムカセッテ1のホルダ2側に面した周縁部が一致して、そのフォトセンサ6がアクチュエータ52の通過を検出する。ここまでは、11インチ×14インチのサイズのフィルムカセッテ1と同じである。14インチ×14インチの場合には、X方向の長さが14インチで、11インチ×14インチにおけるX方向の長さ11インチよりも長い。この11インチから14インチへのX方向の移動中に接触子51にフィルムカセッテ1が接触したとした場合、フィルムカセッテ1のX方向の移動に連動して接触子51がX方向に動き、接触子用引張ばね53と圧縮ばね54とによってアクチュエータ52がY方向に動く。そして、そのアクチュエータ52が、図3中の「○」で、かつ14インチを示すフォトセンサ6から、図3中の『◎』で、かつ13インチを示すフォトセンサ6へ移動する。
このように、11インチ×14インチの場合には、アクチュエータ52が、Y方向で図3中の「○」で、かつ14インチを示すフォトセンサ6の位置から移動しない場合を、11インチ×14インチのパターンと定義すれば、Y方向で14インチの長さのみをフォトセンサ6で検出すれば、11インチ×14インチのパターンを検出することができる。一方、14インチ×14インチの場合には、アクチュエータ52が、Y方向で図3中の「○」で、かつ14インチを示すフォトセンサ6から、図3中の『◎』で、かつ13インチを示すフォトセンサ6へ移動した場合を、14インチ×14インチのパターンと定義すれば、Y方向で14インチの長さをフォトセンサ6で検出した後に、Y方向で13インチの長さをフォトセンサ6で検出すれば、14インチ×14インチのパターンを検出することができる。
このようにフィルムカセッテ1のサイズをそれぞれ検出して、そのうちの1つを装填した後に、X線撮影を行う。すなわち、装填後にX線をフィルムカセッテ1が検出しながら、装填位置を基点としてフィルムカセッテ1を所望の位置に移動させる。一連の検出および移動によってX線撮影を行う。
上述の構成を備えた本実施例に係るX線速写撮影装置によれば、位置変換機構5が2方向であるX方向およびY方向のうち一方の方向であるX方向の基準位置を他方の方向であるY方向の基準位置に変換する。そして、フォトセンサ6は、上述した位置変換機構5で変換されたY方向の基準位置を検出して、装填される各フィルムカセッテ1の大きさ(サイズ)をそれぞれ検出する。これによって、2方向の基準位置を検出するのに他方の方向であるY方向のみに統合することができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、放射線撮像装置としてX線速写撮影装置を例に採るとともに、この発明における放射線検出部としてX線を検出するフィルムカセッテを例に採って説明したが、放射線を検出し、大きさが互いに異なる複数の面状の放射線検出部がそれぞれ装填可能に構成され、その1つを装填して放射線を検出して、放射線撮像を行う装置であれば、この発明は適用することができる。したがって、X線以外の放射線を検出する面状の放射線検出部を備えた放射線撮像装置にも適用することができる。
(2)上述した実施例では、X方向およびY方向について、X方向をY方向に変換したが、変換される方向や、2方向については、フィルムカセッテなどに代表される放射線検出部の面内の2方向であれば特に限定されない。X方向およびY方向について、Y方向をX方向に変換してもよいし、従来例のようにY方向およびカーブC方向について、Y方向をカーブC方向あるいはカーブC方向をY方向に変換してもよいし、X方向およびカーブC方向について、X方向をカーブC方向あるいはカーブC方向をX方向に変換してもよい。また、上述した実施例の位置変換機構(位置変換手段)のような構造に限定されず、変換される方向に応じて、この発明における位置変換手段の構造を変更することができる。
(3)上述した実施例では、この発明における位置検出手段としてフォトセンサを例に採って説明したが、従来例でも述べた磁気近接スイッチや磁気センサや、メカニカルな接触スイッチで位置検出手段を構成してもよい。
(4)上述した実施例では、基準位置はフィルムカセッテの周縁部であったが、周縁部に限定されない。基準となる位置であれば、中央部分などに例示されるように所定に決められた箇所を基準位置とすればよい。
(5)上述した実施例では、8インチ×10インチ、12インチ×10インチの2つのパターンや、11インチ×14インチ、14インチ×14インチの2つのパターンについてはY方向の長さが同じである場合を例に採って説明したが、3つ以上のパターンについてY方向(あるいはX方向)の長さが同じ場合にも適用することができる。この場合には、図3中の「○」以外の箇所にフォトセンサを新たに配設すればよい。
実施例に係るX線速写撮影装置の概略平面図である。 (a)はX線速写撮影装置に用いられる位置変換機構の概略平面図、(b)は位置変換機構のアクチュエータがフォトセンサを通過するときの概略断面図である。 各フォトセンサの配設位置を模式的に示した平面図である。 従来のX線速写撮影装置の概略平面図である。 従来のX線速写撮影装置に用いられる磁気近接スイッチ群の配設位置を模式的に示した平面図である。
符号の説明
1 … フィルムカセッテ
5 … 位置変換機構
51 … 接触子
52 … アクチュエータ
6 … フォトセンサ

Claims (1)

  1. 放射線を検出し、大きさが互いに異なる複数の面状の放射線検出部がそれぞれ装填可能に構成され、その1つを装填して放射線を検出して、放射線撮像を行う放射線撮像装置であって、装填される各放射線検出部の大きさをそれぞれ検出するのに放射線検出部の面内における2方向の基準位置を検出する位置検出手段と、前記2方向のうち一方の方向の基準位置を他方の方向の、かつ、他方の方向における前記放射線検出部の端部よりも内側の基準位置に変換する位置変換手段とを備え、前記位置検出手段は、前記位置変換手段で変換された他方の方向の基準位置を検出することを特徴とする放射線撮像装置。
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