JP4572517B2 - 四路切換弁 - Google Patents

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Description

本発明は、四路切換弁、特に、空気調和装置に用いられる四路切換弁に関する。
従来、空気調和装置の冷媒配管系統は、銅管で各種機能部品や圧力容器を接続して構成されている。このように、銅管を用いて冷媒配管系統を構成する場合には、人手による作業を中心とした銅管の曲げ加工、端末加工やろう付け等の多くの製造工程が必要となるため、製造コストが高い。また、銅管を用いる場合、その最小曲げ半径の制約等により、空気調和装置内において冷媒配管系統が占有する容積のコンパクト化が限界に達している。特に、空気調和装置において冷暖房運転の切換のために用いられる四路切換弁には、複数の銅管を接続しなければならず、冷媒配管系統を複雑化する要因となっている。
これに対して、凹凸部が成形された1対のプレート部材を貼り合わせて接合することによって内部に冷媒が流れる配管系統が形成された冷媒配管系統部品(以下、プレート形冷媒配管系統部品とする)を構成するとともに、プレート部材間に、電磁コイルで駆動される4つの2方弁からなるブリッジ回路を四路切換弁として組み込む方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
前記の方法で得られたプレート形冷媒配管系統部品は、冷媒配管系統がユニット化されるため、銅管で各種機能部品や圧力容器を接続する場合に比べて、製造工程数が減少されるという利点がある。
しかし、このプレート形冷媒配管系統部品に組み込まれたブリッジ回路を構成する4つの2方弁は、それぞれ、プレート形冷媒配管系統部品を構成する1対のプレート部材間に弁座を有するシリンダ(以下、弁本体とする)と弁本体内に配置された弁体とから構成されている。このため、プレート形冷媒配管系統部品を構成するプレート部材の内面と弁本体の外周面とに隙間ができてしまい、プレート形冷媒配管系統部品の完成後に、冷媒の内部漏れを生じてしまうおそれがある。このような内部漏れを生じると、空気調和装置の性能にも悪影響を及ぼすことになる。また、この四路切換弁の構造では、4つの2方弁のそれぞれに電磁コイルや弁本体を設けなければならず、部品点数も多くなってしまうため、コスト増加を生じてしまう。さらに、この四路切換弁の構造では、4つの2方弁を平面的に配置することになるため、サイズが大きくなってしまう。
このように、4つの2方弁を用いたブリッジ回路によって構成された四路切換弁は、プレート形冷媒配管系統部品に組み込む際に、冷媒の内部漏れ、部品点数の増加やサイズが大きくなるという問題が生じてしまうため、プレート形冷媒配管系統部品への組み込みが容易でない。
特開昭59−219675号公報
本発明の課題は、プレート形冷媒配管系統部品への組み込みが容易な四路切換弁を提供することにある。
請求項1に記載の四路切換弁は、2つの弁体と弁本体とを備えている。弁体は、電磁コイルにより駆動される。弁本体は、4以上のプレート部材を貼り合わせて接合することによりプレート部材間に形成された複数の冷媒流路と、プレート部材に冷媒流路間を連通させる孔を開けることにより形成され弁体が離反又は当接して冷媒流路間の連通又は遮断を可能にする4つの弁座とを有している。そして、2つの弁体の一方は、4つの弁座のうちの2つに対して、一方の弁座から離反し、かつ、他方の弁座に当接することが可能である。また、2つの弁体の他方は、4つの弁座のうちの残りの2つに対して、一方の弁座から離反し、かつ、他方の弁座に当接することが可能である。さらに、弁本体は、他の1対のプレート部材を貼り合わせて接合することによって内部に冷媒が流れる冷媒配管系統が形成されたプレート形冷媒配管系統部品に接合されている。
この四路切換弁では、貼り合わせて接合された4以上のプレート部材によって冷媒流路と弁座とを有する弁本体が構成されているため、従来の1対のプレート部材間に弁本体を配置する構造のように、プレート部材の内面と弁本体の外周面との隙間から冷媒の内部漏れを生じることがない。しかも、各プレート部材間に冷媒流路が形成された多層構造になっているため、従来の4つの2方弁を用いたブリッジ回路からなる構造に比べて、サイズを小さくすることができる。これにより、プレート形冷媒配管系統部品への組み込みが容易になる。また、この四路切換弁では、弁座の数よりも弁体の数を減らすことができるため、電磁コイルの数を減らすことができる。さらに、この四路切換弁では、弁本体(すなわち、四路切換弁)とプレート形冷媒配管系統部品とが別々に組み立てることができるため、四路切換弁を構成する4以上のプレート部材間の接合については、それに最も適した接合方法を選択することができ、また、プレート形冷媒配管系統部品を構成する1対のプレート部材間の接合については、それに最も適した接合方法を選択することができる。これにより、四路切換弁及びプレート形冷媒配管系統部品をそれぞれ効率よく製造することができるようになるため、四路切換弁をプレート形冷媒配管系統部品に容易に組み込むことができる。
請求項に記載の四路切換弁は、請求項において、弁本体とプレート形冷媒配管系統部品とは、レーザー溶接によって接合されている。
この四路切換弁では、弁本体とプレート形冷媒配管系統部品との接合による弁体への熱影響が小さくなるため、弁体の材料として、例えば、樹脂のような耐熱性の低い材料を含む種々の材料を使用できる。
請求項に記載の四路切換弁は、請求項1又は2において、弁本体を構成する4以上のプレート部材は、レーザー溶接によって接合されている。
この四路切換弁では、弁本体とプレート形冷媒配管系統部品との接合による弁体への熱影響が小さくなるため、弁体の材料として、例えば、樹脂のような耐熱性の低い材料を含む種々の材料を使用できる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
請求項1にかかる発明では、貼り合わせて接合された4以上のプレート部材によって冷媒流路と弁座とを有する弁本体が構成されているため、従来の1対のプレート部材間に弁本体を配置する構造のように、プレート部材の内面と弁本体の外周面との隙間から冷媒の内部漏れを生じてしまうことがなく、しかも、各プレート部材間に冷媒流路が形成された多層構造になっているため、従来の4つの2方弁を用いたブリッジ回路からなる構造に比べて、サイズを小さくすることができるため、プレート形冷媒配管系統部品への組み込みが容易になる。また、4つの弁座のうち、2つの弁座に対して離反又は当接することが可能な弁体を有しているため、電磁コイルの数を減らすことができる。さらに、弁本体(すなわち、四路切換弁)とプレート形冷媒配管系統部品とが別々に組み立てることができるため、四路切換弁を構成する4以上のプレート部材間の接合、及び、プレート形冷媒配管系統部品を構成する1対のプレート部材間の接合のそれぞれについて、最も適した接合方法を選択することができるため、四路切換弁及びプレート形冷媒配管系統部品をそれぞれ効率よく製造することができるようになり、四路切換弁をプレート形冷媒配管系統部品に容易に組み込むことができる。
請求項にかかる発明では、弁本体とプレート形冷媒配管系統部品とが、レーザー溶接によって接合されているため、弁本体とプレート形冷媒配管系統部品との接合による弁体への熱影響が小さくなり、弁体の材料として、種々の材料を使用できる。
請求項にかかる発明では、弁本体を構成する4以上のプレート部材が、レーザー溶接によって接合されているため、弁本体とプレート形冷媒配管系統部品との接合による弁体への熱影響が小さくなり、弁体の材料として、種々の材料を使用できる。
以下、本発明の四路切換弁の実施形態について、図面に基づいて説明する。
(1)空気調和装置の冷媒回路の構成
図1は、本発明の一実施形態にかかる空気調和装置1の概略冷媒回路を示す図である。空気調和装置1は、冷房運転及び暖房運転が可能であり、主に、利用側熱交換器51と、圧縮機21と、四路切換弁22と、熱源側熱交換器23と、膨張回路24とを備えており、これらの機器が冷媒配管を介して接続されて冷媒回路1aを構成している。また、本実施形態において、空気調和装置1は、分離型の空気調和装置であり、主に、利用側熱交換器51を有する利用ユニット3と、圧縮機21と四路切換弁22と熱源側熱交換器23と膨張回路24とを有する熱源ユニット2と、両ユニット2、3間を接続する液冷媒連絡管4及びガス冷媒連絡管5とから構成されている。そして、熱源ユニット2と冷媒連絡管4、5とは、熱源ユニット2に設けられた液側閉鎖弁25及びガス側閉鎖弁26を介して接続されている。
圧縮機21は、低圧のガス冷媒を圧縮して吐出するための機器であり、その吸入側が圧縮機吸入管8を介して四路切換弁22に接続されており、吐出側が圧縮機吐出管9を介して四路切換弁22に接続されている。圧縮機吸入管8には、圧力センサ27が接続されている。また、圧縮機吐出管9には、圧力スイッチ28、逆止弁29及びマフラー30が接続されている。
四路切換弁22は、冷房運転と暖房運転との切り換えに使用される弁であり、冷房運転時には圧縮機吐出管9と熱源側熱交換器23のガス側に接続された第1ガス冷媒管10とを接続するとともに圧縮機吸入管8とガス側閉鎖弁26に接続された第2ガス冷媒管11とを接続する機能と、暖房運転時には圧縮機吐出管9と第2ガス冷媒管11とを接続するとともに圧縮機吸入管8と第1ガス冷媒管10とを接続する機能とを有している。第2ガス冷媒管11には、フィルタ31が接続されている。
熱源側熱交換器23は、室外空気や水を熱源として冷媒を凝縮又は蒸発させるための熱交換器である。
利用側熱交換器51は、室内空気と冷媒との熱交換を行って、室内空気を冷却又は加熱するための熱交換器である。
膨張回路24は、利用側熱交換器51と熱源側熱交換器23との間に接続されており、ブリッジ回路32と、ブリッジ回路32に接続される連絡回路33とから構成されている。具体的には、膨張回路24は、液側閉鎖弁25に接続された第1液冷媒管12と、熱源側熱交換器23に接続された第2液冷媒管13とに接続されている。第1液冷媒管12には、フィルタ34が接続されている。
ブリッジ回路32は、第1液冷媒管12及び第2液冷媒管13に接続されており、第1液冷媒管12及び第2液冷媒管13の一方から連絡回路33を介して第1液冷媒管12及び第2液冷媒管13の他方へ冷媒を流通させることが可能である。具体的には、ブリッジ回路32は、冷房運転時には、第2液冷媒管13(すなわち、熱源側熱交換器23側)からの冷媒を連絡回路33に流入させた後、連絡回路33を介して、第1液冷媒管12(すなわち、利用側熱交換器51側)に冷媒を流通させることが可能である。また、ブリッジ回路32は、暖房運転時には、第1液冷媒管12からの冷媒を連絡回路33に流入させた後、連絡回路33を介して、第2液冷媒管13に冷媒を流通させることが可能である。ブリッジ回路32は、第1液冷媒管12及び第2液冷媒管13と連絡回路33の入口とに接続された流入回路35と、第1液冷媒管12及び第2液冷媒管13と連絡回路33の出口とに接続された流出回路36とから構成されている。流入回路35は、第1液冷媒管12から連絡回路33への冷媒の流通のみを許容する逆止弁35aと、第2液冷媒管13から連絡回路33への冷媒の流通のみを許容する逆止弁35bとを有しており、第1液冷媒管12及び第2液冷媒管13の一方から連絡回路33に冷媒を流通させる機能を有している。流出回路36は、連絡回路33から第1液冷媒管12への冷媒の流通のみを許容する逆止弁36aと、連絡回路33から第2液冷媒管13への冷媒の流通のみを許容する逆止弁36bとを有しており、連絡回路33から第1液冷媒管12及び第2液冷媒管13の他方に冷媒を流通させる機能を有している。
連絡回路33は、液冷媒を一時的に溜めることが可能なレシーバ37を有している。レシーバ37の入口は流入回路35に接続されたレシーバ入口管14に接続されており、レシーバ37の出口は、流出回路36に接続されたレシーバ出口管15に接続されている。レシーバ入口管14には、キャピラリチューブ38と、キャピラリチューブ38に並列に接続された電磁弁39とが接続されている。レシーバ出口管15には、レシーバ37に溜まった冷媒を流出回路36に流通及び遮断させるとともに弁開度の調節が可能な電動膨張弁40が接続されている。
(2)プレート形冷媒配管系統部品の構造
冷媒回路1aの熱源ユニット2側の一部は、図2、図3及び図4に示すように、主として、プレート部材62、63及びプレート部材81〜84を貼り合わせて接合することによって内部に冷媒が流れる冷媒配管系統が形成されたプレート形冷媒配管系統部品61として一体化されている。ここで、図2は、本実施形態にかかるプレート形冷媒配管系統部品61の正面図である。図3は、本実施形態にかかるプレート形冷媒配管系統部品61の側面図である。図4は、本実施形態にかかるプレート形冷媒配管系統部品61の上面図である。
プレート形冷媒配管系統部品61は、本実施形態において、図1、図5及び図6に示されるように、圧縮機系統64と、レシーバ系統65と、液側フィルタ系統66とを有している。図5は、冷媒回路1aのガス側部分の冷媒配管系統を示す模式図であって、本実施形態においてプレート形冷媒配管系統部品61に組み込まれた部分を示している。図6は、冷媒回路1aの液側部分の冷媒配管系統を示す模式図であって、本実施形態においてプレート形冷媒配管系統部品61に組み込まれた部分を示している。尚、図5及び図6において、プレート形冷媒配管系統部品61に組み込まれた冷媒配管系統の部分は実線で示され、プレート形冷媒配管系統部品61に組み込まれていない部分は破線で示されている。また、図5及び図6における丸印は、プレート形冷媒配管系統部品61と機能部品又は冷媒配管との接続位置を示している。
圧縮機系統64は、図5に示されるように、四路切換弁22と、圧縮機吸入管8の一部であるガス管部67と、第1ガス冷媒管10の一部であるガス管部68と、第2ガス冷媒管11の一部であるガス管部69と、圧縮機吐出管9の一部であるガス管部70とを構成している。ガス管部67は、圧力センサ27を接続するための接続口67aと、圧縮機21に接続される接続口67bとを有している。ガス管部68は、熱源側熱交換器23に接続される接続口68aを有している。ガス管部69は、フィルタ31に接続される接続口69aを有している。ガス管部70は、マフラー30に接続される接続口70aを有している。
レシーバ系統65は、図6に示されるように、膨張回路24の連絡回路33の一部を構成している。より具体的には、レシーバ系統65は、連絡回路33のレシーバ入口管14の一部である液管部71と、レシーバ37と、連絡回路33のレシーバ出口管15の一部である液管部72及び液管部73とを構成している。液管部71は、キャピラリチューブ38の出口に接続される接続口71aと、電磁弁39の出口に接続される接続口71bとを有している。液管部72は、電動膨張弁40の入口に接続される接続口72aを有している。液管部73は、電動膨張弁40の出口に接続される接続口73aと、ブリッジ回路32に接続される接続口73bとを有している。
液側フィルタ系統66は、図6に示されるように、第1液冷媒管12の一部である液管部74とフィルタ34とを構成している。液管部74は、ブリッジ回路32に接続される接続口74aと、液側閉鎖弁25に接続される接続口74bとを有している。
プレート形冷媒配管系統部品61には、図2、図3及び図4に示すように、凹凸部や孔部が成形された1対のプレート部材62、63を貼り合わせて炉中ろう付けにより接合することによって、四路切換弁22及びガス管部70を除く圧縮機系統64とレシーバ系統65と液側フィルタ系統66とを含む主冷媒配管系統モジュール61aが形成されている。主冷媒配管系統モジュール61aは、正面視における形状がU字形状を有しており、図2の紙面左側に四路切換弁22及びガス管部70を除く圧縮機系統64が配置され、図2の紙面右側にレシーバ系統65が配置され、図2の紙面右上側に液側フィルタ系統66が配置されている。ここで、主冷媒配管系統モジュール61aの正面側部分(すなわち、プレート形冷媒配管系統部品61の正面側部分)を構成するプレート部材をプレート部材62とし、主冷媒配管系統モジュール61aの背面側部分を構成するプレート部材をプレート部材63とする。
さらに、プレート形冷媒配管系統部品61には、凹凸部や孔部が成形された4枚のプレート部材81〜84を貼り合わせてレーザー溶接により接合することによって、圧縮機系統64の一部である四路切換弁22及びガス管部70を構成する四路切換弁モジュール61bが形成されている。この四路切換弁モジュール61bは、主冷媒配管系統モジュール61a上部のU字形状の周縁部分にレーザー溶接によって接合されており、主冷媒配管系統モジュール61aと一体となって、正面視における形状が長方形状のプレート形冷媒配管系統部品61を構成している。ここで、4枚のプレート部材を、プレート形冷媒配管系統部品61の正面側から背面側に向かって順にプレート部材81、82、83、84とする。
尚、プレート部材62、63及びプレート部材81〜84としては、銅や銅合金、アルミニウムやアルミニウム合金、又は、炭素鋼やステンレス鋼等の鋼を使用することが可能であるが、本実施形態においては、強度面を考慮して鋼を使用している。
<主冷媒配管系統モジュール>
まず、四路切換弁22及びガス管部70を除く圧縮機系統64について説明する。ガス管部67は、図2の紙面左側において、上下方向に延びるように形成されている。ガス管部67の下側の端部には、プレート部材62側(正面側)に開口する接続口67bが形成されている。また、ガス管部67の上下方向の中間付近には、プレート部材62側に開口する接続口67aが形成されている。ガス管部67の上側の端部には、プレート部材62、63の端面間において開口し、四路切換弁モジュール61bに接続可能な接続口67cが形成されている。ガス管部68は、ガス管部67の側方(具体的には、図2におけるガス管部67の紙面右側)において上下方向に延びるように形成されている。ガス管部68の下側の端部には、プレート部材62側に開口する接続口68aが形成されている。ガス管部68の上側の端部には、プレート部材62、63の端面間において開口し、四路切換弁モジュール61bに接続可能な接続口68bが形成されている。ガス管部69は、ガス管部67の側方(具体的には、図2におけるガス管部67の紙面左側)において上下方向に延びるように形成されている。ガス管部69の下側の端部には、プレート部材62側に開口する接続口69aが形成されている。ガス管部69の上側の端部には、プレート部材62、63の端面間において開口し、四路切換弁モジュール61bに接続可能な接続口69bが形成されている。
次に、レシーバ系統65について説明する。レシーバ37は、図2の紙面右下側に形成されている。レシーバ37は、プレート部材62とプレート部材63とが貼り合わされて接合されることによって形成された内部に中空の空間を有する容器部である。液管部71は、図2において、レシーバ37の上部から上方に向かって延びるように形成されている。液管部71には、プレート部材62側に開口する接続口71a及び接続口71bが形成されている。液管部72は、液管部71の側方(具体的には、図2における液管部71の左側)において、レシーバ37から上方に向かって延びるように形成されている。液管部72の上側の端部には、プレート部材62、63の上端面間において開口する接続口72aが形成されている。液管部73は、液管部72の上側の端部の側方(具体的には、図2における液管部72の右側)に上下方向に延びるように形成されている。液管部73の上側の端部には、プレート部材62、63の上端面間において開口する接続口73aが形成されている。液管部73の下側の端部には、プレート部材62側(正面側)に開口する接続口73bが形成されている。
次に、液側フィルタ系統66について説明する。フィルタ34は、図2において、液管部71と液管部73との間に形成されている。フィルタ34は、図7に示すように、プレート部材62とプレート部材63との接合によって内部に中空の空間Tを有する本体部78と、空間Tをプレート部材62側の空間T1とプレート部材63側の空間T2とに分けるように配置されたフィルタ部79とを有している。本体部78は、フィルタ部79を支持する部分であり、プレート部材62側に開口する接続口74aと、プレート部材63側(背面側)に開口する接続口74bとを有している。つまり、本体部78は、液管部74としても機能している。フィルタ部79は、金網等からなる長円形状のフィルタエレメント79aと、フィルタエレメント79aの外周部を支持する補強枠79bとから構成されている。そして、フィルタ部79は、プレート部材62の接合面とプレート部材63の接合面との間に挟まれるように配置されており、プレート部材62とプレート部材63とのろう付けと同時に接合されている。より具体的には、プレート部材63にはプレート部材62との間に補強枠79bの板厚に相当する隙間を形成するための挟持部80が形成されており、この挟持部80とプレート部材62との間にフィルタ部79の補強枠79bが挟み込まれて、ろう付けされている。尚、挟持部80は、プレート部材62に形成されていてもよいし、プレート部材62、63の両方に形成されていてもよい。
<四路切換弁モジュール>
四路切換弁22及びガス管部70について説明する。四路切換弁22は、図2〜図4及び図8に示されるように、主として、凹凸部や孔部が成形された4枚のプレート部材81〜84を貼り合わせてレーザー溶接により接合することによって内部に形成された冷媒流路S1〜S5と弁座82c、82d、83c、83dとを有する弁本体85と、電磁コイル88、89により駆動される2つの弁体86、87とから構成されている。ここで、図8は、四路切換弁モジュール61bの分解斜視図である。
まず、弁本体85について説明する。尚、以下の説明に使用する「正面側」、「背面側」、「上」及び「下」とは、図2〜図4におけるプレート形冷媒配管系統部品61の「正面側」、「背面側」、「上」及び「下」を意味するものとする。
プレート部材81には、周縁部81aを除いて平面視が長方形状となるように正面側に突出する凸部81bが形成されている。この凸部81bには、平面視が円形となるように正面側に突出する2つの凸部81cが形成されている。
プレート部材82には、ガス管部70が形成される上側の部分及び周縁部82aを除いて平面視が長方形状となるように正面側に突出する凸部82bが形成されている。この凸部82bには、プレート部材81の2つの凸部81c、81dに対応する位置に貫通孔からなる2つの弁座82c、82dが形成されている。また、凸部82bには、平面視がL字形状となるように背面側に突出する凹部82eが形成されている。この凹部82eの一部は、2つの弁座82c、82d間を延びるように形成されている。また、凹部82eには、貫通孔からなる連通孔部82fが形成されている。周縁部82aには、ガス管部68の接続口68b及びガス管部69の接続口69bに対応する位置に、側面視が半円形状となるように正面側に突出する開口部82g、82hが形成されている。この開口部82g、82hは、凸部82bの側部を貫通するように形成されている。また、プレート部材82に上側の部分には、貫通孔からなる挿入孔部82iが形成されている。
そして、プレート部材81の周縁部81aは、プレート部材82の凸部82bに接合されている。これにより、プレート部材81の凸部81cとプレート部材82の凸部82bとの間には、冷媒流路S1が形成されている。
プレート部材83には、挿入孔部82iに対応する位置に半球形状となるように正面側に突出した凸部83aが形成されている。この凸部83aは、プレート部材82の挿入孔部82iに挿入可能である。また、凸部83aには、貫通孔からなる開口部83bが形成されている。また、プレート部材83には、プレート部材82に形成された2つの弁座82c、82dに対応する位置に貫通孔からなる弁座83c、83dと、プレート部材82に形成された連通孔部82fに対応する位置に貫通孔からなる連通孔部83eとが形成されている。さらに、プレート部材83には、弁座83c、83dの下側及び連通孔部83eの上側の位置に、正面側に突出する2つの凸部83f、83gが形成されている。凸部83fは、プレート部材82の凸部82bの下側部分と凹部82eの下側部分との間の隙間に挿入可能になっている。また、凸部83gは、プレート部材82の凸部82bの上側部分と凹部82eの上側部分との間の隙間に挿入可能になっている。
そして、プレート部材82の周縁部82aは、プレート部材83に接合されている。ここで、プレート部材83の2つの凸部83f、83gは、それぞれ、プレート部材82の凸部82bの下側部分と凹部82eの下側部分との間の隙間、及び、プレート部材82の凸部82bの上側部分と凹部82eの上側部分との間の隙間に挿入されて接合されている。また、プレート部材82の凹部82eは、プレート部材83に接合されている。これにより、プレート部材82の凸部82bとプレート部材83との間には、開口部82gに連通される空間からなる冷媒流路S2と、開口部82hに連通される冷媒流路S3とが形成されている。冷媒流路S2は、弁座82dを介して冷媒流路S1に連通されている。また、冷媒流路S3は、弁座82cを介して冷媒流路S1に連通されている。
プレート部材84には、プレート部材83の凸部83aに対応する位置に半球形状となるように背面側に突出した凹部84aが形成されている。そして、プレート部材84には、この凹部84aから下方に延びるように形成された背面側に突出する溝部84bが形成されている。この溝部84bは、プレート部材83の連通孔部83eに対応する位置まで延びている。また、プレート部材84には、ガス管部67の接続口67cに対応する位置に、側面視が半円形状となるように背面側に突出する開口部84cが形成されている。さらに、プレート部材84には、平面視がL字形状となるように形成された背面側に突出する溝部84dが形成されている。この溝部84dは、開口部84cからプレート部材83の2つの弁座83c、83dに対応する位置まで延びている。
そして、プレート部材83は、プレート部材84に接合されている。これにより、プレート部材83とプレート部材84の溝部84bとの間には、ガス管部70に連通される冷媒流路S4が形成されている。この冷媒流路S4は、連通孔部83e、82fを介して冷媒流路S1に連通されている。ガス管部70は、プレート部材83の凸部83aとプレート部材84の凹部84aとによって形成された球形状の空間と、冷媒流路S4の一部と、開口部83bとを含む部分であり、図2において、上下方向に延びるように形成されている。また、プレート部材83とプレート部材84の溝部84dとの間には、開口部84cに連通される冷媒流路S5が形成されている。この冷媒流路S5は、弁座83c、83dを介して、冷媒流路S2、S3に連通されている。
次に、弁体86、87について説明する。弁体86は、2つの弁座82c、83cに離反又は当接することによって、冷媒流路S1、S3間及び冷媒流路S3、S5間の連通又は遮断を可能にする部材である。弁体86は、プレート部材81の凸部81c内に挿入されるとともに2つの弁座82c、83cを貫通する弁棒部86aと、弁棒部86aの長手方向中間部に設けられ弁座82cに当接可能な弁頭部86bと、弁棒部86aのプレート部材84側の端部に設けられ弁座83cに当接可能な弁頭部86cとを有している。弁体86は、プレート部材81の凸部81cを覆うように配置された電磁コイル88によって駆動されるようになっている。そして、弁頭部86bと弁頭部86cとは、互いが連動するようになっており、弁頭部86cが弁座83cに当接する際には、弁頭部86bが弁座82cから離反し、弁頭部86bが弁座82cに当接する際には、弁頭部86cが弁座83cから離反するように構成されている。また、本実施形態において、弁頭部86cは、弁棒部86aとは別の部材であり、弁棒部86aのプレート部材84側の端部にかしめやねじ込み等の固定方法により固定されている。
弁体87は、弁体86と同じ構造を有しており、プレート部材81の凸部81d内に挿入されるとともに2つの弁座82d、83dを貫通する弁棒部87aと、弁棒部87aの長手方向中間部に設けられ弁座82dに当接可能な弁頭部87bと、弁棒部87aのプレート部材84側の端部に設けられ弁座83dに当接可能な弁頭部87cとを有している。そして、弁体87は、プレート部材81の凸部81dを覆うように配置された電磁コイル89によって駆動されるようになっている。
(3)プレート形冷媒配管系統部品の製造方法
次に、プレート形冷媒配管系統部品61の製造方法について説明する。
プレート形冷媒配管系統部品61は、四路切換弁22及びガス管部70を除く圧縮機系統64と、レシーバ系統65と、液側フィルタ系統66とを構成する主冷媒配管系統モジュール61aを製造する第1工程と、四路切換弁22及びガス管部70を含む四路切換弁モジュール61bを製造する第2工程と、主冷媒配管系統モジュール61aに四路切換弁モジュール61bを接合してプレート形冷媒配管系統部品61を完成させる第3工程とによって製造されている。
第1工程では、主として、1対のプレート部材62、63に各冷媒配管系統64、65、66を形成するための凹凸部や孔部を成形して、プレート部材62、63を貼り合わせて炉中ろう付けによって接合することにより、主冷媒配管系統モジュール61aを製造している。尚、プレート部材62、63間の接合は、炉中ろう付けでなく、レーザー溶接等の他の方法によって行ってもよい。
第2工程では、4つのプレート部材81〜84に図8に示される四路切換弁22の弁本体85及びガス管部70を形成するための凹凸部や孔部を成形し、これらのプレート部材81〜84を貼り合わせてレーザー溶接によって接合することにより、四路切換弁モジュール61bを製造している。ここで、弁体86、87は、プレート部材81〜84を貼り合わせる際に、図8に示されるように組み込まれている。具体的には、弁棒部86a、86bは、プレート部材81の凸部81c、81dに挿入された状態で、プレート部材82、83の弁座82c、82d、83c、83dを貫通された後、プレート部材84をプレート部材83に貼り合わせる前に、弁頭部86c、87cを弁棒部86a、86bにかしめやねじ込み等により固定されている。このようにして、図9(図2のB−B断面図)に示されるように、電磁コイル88、89が未装着状態の四路切換弁モジュール61bが製造される。
第3工程では、四路切換弁モジュール61bを構成するプレート部材82、83を、図9の矢印Cに示されるように、それぞれ、主冷媒配管系統モジュール61aを構成するプレート部材62、63に貼り合わせてレーザー溶接によって接合することにより、主冷媒配管系統モジュール61aと四路切換弁モジュール61bとを一体化させて、その後、図9の矢印Dに示されるように、電磁コイル88、89をプレート部材81の凸部81c、81dを覆うように装着してプレート形冷媒配管系統部品61を完成させている。
以上の製造方法により、図2〜図4に示されるプレート形冷媒配管系統部品61が製造されている。
(4)四路切換弁の動作
次に、四路切換弁22の動作について、図1、図8、図10及び図11を用いて説明する。ここで、図10は、図2のB−B断面図であって、冷房運転時における弁体86、87の動作を示す図である。図11は、図2のB−B断面図であって、暖房運転時における弁体86、87の動作を示す図である。
冷房運転時には、図10に示されるように、弁体86については、電磁コイル88により駆動されて、弁頭部86bが弁座82cに当接するとともに弁頭部86cが弁座83cから離反した状態になり、弁体87については、電磁コイル89により駆動されて、弁頭部87bが弁座82dから離反するとともに弁頭部87cが弁座83dに当接した状態になる。
すると、圧縮機21から吐出された高圧のガス冷媒は、ガス管部70を通じて冷媒流路S4に流入し、さらに、連通孔部83e、82fを介して冷媒流路S1に流入する。冷媒流路S1に流入した高圧のガス冷媒は、弁座82dを介して冷媒流路S2に流入し、開口部82g、接続口68b及びガス管部68を通じて熱源側熱交換器23に送られる。一方、利用ユニット3の利用側熱交換器51から戻る低圧のガス冷媒は、ガス管部69を通じて冷媒流路S3に流入し、弁座83cを介して冷媒流路S5に流入し、開口部84c、接続口67c及びガス管部67を通じて圧縮機21の吸入側に送られる。
暖房運転時には、図11に示されるように、弁体86については、電磁コイル88により駆動されて、弁頭部86bが弁座82cから離反するとともに弁頭部86cが弁座83cに当接した状態になり、弁体87については、電磁コイル89により駆動されて、弁頭部87bが弁座82dに当接するとともに弁頭部87cが弁座83dから離反した状態になる。
すると、圧縮機21から吐出された高圧のガス冷媒は、ガス管部70を通じて冷媒流路S4に流入し、さらに、連通孔部83e、82fを介して冷媒流路S1に流入する。冷媒流路S1に流入した高圧のガス冷媒は、弁座82cを介して冷媒流路S3に流入し、開口部82h、接続口69b及びガス管部69を通じて利用側熱交換器51に送られる。一方、熱源側熱交換器23から戻る低圧のガス冷媒は、ガス管部68を通じて冷媒流路S2に流入し、弁座83dを介して冷媒流路S5に流入し、開口部84c、接続口67c及びガス管部67を通じて圧縮機21の吸入側に送られる。
(5)四路切換弁の特徴
本実施形態の四路切換弁22には、以下のような特徴がある。
(A)
本実施形態の四路切換弁22では、貼り合わせて接合された4つのプレート部材81〜84によって冷媒流路S1〜S5と4つの弁座82c、82d、83c、83dとを有する弁本体85が構成されているため、従来の1対のプレート部材間に弁本体を配置する構造のように、プレート部材の内面と弁本体の外周面との隙間から冷媒の内部漏れを生じることがないようになっている。
しかも、本実施形態の四路切換弁22は、4つのプレート部材81〜84間に冷媒流路S1〜S5が形成された3層構造になっているため、従来の4つの2方弁を用いたブリッジ回路からなる構造に比べて、サイズを小さくすることができるようになっている。
このように、本実施形態の四路切換弁22は、内部漏れに対する信頼性が高く、また、サイズが小さくすることできるため、プレート形冷媒配管系統部品61に容易に組み込むことができる。
また、四路切換弁22を構成する弁体は、4つの弁座82c、82d、83c、83dのそれぞれに設けられているのではなく、2つの弁座82c、82dに対して離反又は当接することが可能な弁体86と、2つの弁座83c、83dに対して離反又は当接することが可能な弁体87との2つだけになっている。これにより、電磁コイルの数を弁体86、87を駆動するための2つの電磁コイル88、89に減らすことができる。
(B)
本実施形態の四路切換弁22では、弁本体85を含む四路切換弁モジュール61bが、主冷媒配管系統モジュール61aを構成するプレート部材62、63に接合された構成になっており、弁本体85(すなわち、四路切換弁モジュール61b)と主冷媒配管系統モジュール61aとが別々に組み立てられている。このため、弁本体85を構成する4つのプレート部材81〜84間の接合については、それに最も適した接合方法を選択することができ、また、主冷媒配管系統モジュール61aを構成するプレート部材62、63間の接合については、それに最も適した接合方法を選択することができる。例えば、本実施形態のように、プレート形冷媒配管系統部品61の大部分を構成する主冷媒配管系統モジュール61aを同時に複数の接合箇所を接合することが可能な炉中ろう付けにより接合し、弁体86、87に樹脂等の耐熱性の低い材料を含む弁体86、87を内蔵する四路切換弁モジュール61bについては、レーザー溶接により接合箇所を接合することによって弁体86、87への熱影響を小さくすることができる。
このように、主冷媒配管系統モジュール61a及び四路切換弁モジュール61bをそれぞれ効率よく製造することができるようになるため、四路切換弁22をプレート形冷媒配管系統部品61に容易に組み込むことができる。
さらに、主冷媒配管系統モジュール61aと四路切換弁モジュール61bとの接合についても、レーザー溶接を用いているため、弁体86、87への熱影響が小さくなっている。
(6)他の実施形態
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(A)
四路切換弁モジュールを構成するプレート部材に形成された凹凸部や孔部の具体的な形状は、前記実施形態に限定されず、種々の形状が採用可能である。
(B)
前記実施形態では、4枚のプレート部材を用いて四路切換弁モジュールを構成しているが、これに限定されず、さらに多数枚のプレート部材を用いて四路切換弁モジュールを構成してもよい。
(C)
四路切換弁モジュールに組み込まれる冷媒配管系統は、前記実施形態に限定されず、種々のものが組み込み可能である。
本発明を利用すれば、プレート形冷媒配管系統部品への組み込みが容易な四路切換弁を提供することができる。
本発明の一実施形態にかかる空気調和装置の概略冷媒回路を示す図である。 プレート形冷媒配管系統部品の正面図である。 プレート形冷媒配管系統部品の側面図である。 プレート形冷媒配管系統部品の上面図である。 冷媒回路のガス側部分の冷媒配管系統を示す模式図であって、プレート形冷媒配管系統部品に組み込まれた部分を示している。 冷媒回路の液側部分の冷媒配管系統を示す模式図であって、プレート形冷媒配管系統部品に組み込まれた部分を示している。 図2のA−A断面図であって、フィルタを示す図である。 四路切換弁モジュールの分解斜視図である。 四路切換弁モジュールを主冷媒配管系統モジュールに組み付ける第3工程を示す図である。 図2のB−B断面図であって、冷房運転時における四路切換弁の動作を示す図である。 図2のB−B断面図であって、暖房運転時における四路切換弁の動作を示す図である。
1 空気調和装置
22 四路切換弁
61a 主冷媒配管系統
81〜84 プレート部材
82c、82d、83c、83d 弁座
85 弁本体
86、87 弁体
88、89 電磁コイル
1〜S5 冷媒流路

Claims (3)

  1. 空気調和装置(1)に用いられる四路切換弁(22)であって、
    電磁コイル(88、89)により駆動される2つの弁体(86、87)と、
    4以上のプレート部材(81〜84)を貼り合わせて接合することによりプレート部材間に形成された複数の冷媒流路(S1〜S5)と、前記プレート部材に前記冷媒流路間を連通させる孔を開けることにより形成され前記弁体が離反又は当接して前記冷媒流路間の連通又は遮断を可能にする4つの弁座(82c、82d、83c、83d)とを有する弁本体(85)とを備え、
    前記2つの弁体の一方は、前記4つの弁座のうちの2つに対して、一方の弁座から離反し、かつ、他方の弁座に当接することが可能であり、
    前記2つの弁体の他方は、前記4つの弁座のうちの残りの2つに対して、一方の弁座から離反し、かつ、他方の弁座に当接することが可能であり、
    前記弁本体は、他の1対のプレート部材(62、63)を貼り合わせて接合することによって内部に冷媒が流れる冷媒配管系統(64、65、66)が形成されたプレート形冷媒配管系統部品(61a)に接合されている、
    四路切換弁(22)。
  2. 前記弁本体(85)と前記プレート形冷媒配管系統部品(61a)とは、レーザー溶接によって接合されている、請求項に記載の四路切換弁(22)。
  3. 前記弁本体(85)を構成する前記4以上のプレート部材(81〜84)は、レーザー溶接によって接合されている、請求項1又は2に記載の四路切換弁(22)。
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