JP2018066535A - 熱交換器およびそれを用いた冷凍システム - Google Patents

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Abstract

【課題】熱交換器のヘッダ領域部分での膨張変形を抑制し長尺且つ高効率の熱交換器及びそれを用いた冷凍システムを提供する。【解決手段】流体流路を形成したプレートフィン2aを積層してコア積層体2を構成し、このコア積層体2を複数積層して、当該積層状態におけるコア積層体のヘッダ領域対応部分を補強プレート16a、16bで連結挟持した構成としてある。これにより、流体流路の細径化を推進して熱交換効率を向上させるとともに、流体となる冷媒の流量が多く圧力の高い熱交換器であってもヘッダ領域対応部分での外方への膨張変形を抑制することができる。そして、コア積層体を複数積層連結したことにより長尺な熱交換器とすることができ、これを用いた冷凍システムも省エネ性の高い高性能なものとすることができる。【選択図】図1

Description

本発明は熱交換器およびそれを用いた冷凍システムに関し、特に、冷媒が流れる板状のプレートフィンを積層して構成されたプレートフィン積層型の熱交換器とそれを用いた冷凍システムに関する。
一般に空気調和機や冷凍機等の冷凍システムは、圧縮機によって圧縮した冷媒を凝縮器や蒸発器等の熱交換器に循環させ被熱交換流体と熱交換させて冷房もしくは暖房を行うが、前記熱交換器の熱交換効率によってシステムとしての性能や省エネ性が大きく左右される。従って、熱交換器は高効率化が強く求められている。
このような中にあって、冷凍システムの熱交換器は、一般的には、フィン群に伝熱管を貫通させて構成したフィンチューブ型熱交換器を用いており、その伝熱管の細径化を図って熱交換効率の向上及び小型化が進められている。
しかしながら、上記伝熱管の細径化には限度があるため、熱交換効率の向上及び小型化は限界に近づきつつある。
一方、熱エネルギーを交換するために使用される熱交換器の中には、流路を有するプレートフィンを積層して構成したプレートフィン積層型熱交換器が知られている。
このプレートフィン積層型熱交換器は、プレートフィンの中に形成された流路を流れる第1流体と、積層されたプレートフィンの間を流れる第2流体との間で熱交換を行うもので、車両用の空気調和機などにおいて広く用いられている(特許文献1参照)。
図32、図33は上記特許文献1記載のプレートフィン積層型熱交換器を示し、この熱交換器100は、第1流体が流れる流路101を有するプレートフィン102を積層して構成したプレートフィン積層体103の両側部にエンドプレート104を積層配置して構成してある。
実用新案登録第3192719号公報
上記特許文献1記載のプレートフィン積層型熱交換器は、プレートフィン102に凹条溝をプレス成形して流路101を形成しているので、当該流路101の断面積をフィンチューブ型の伝熱管に比べさらに小さくできる利点がある。
しかしながら、上記各流路101へと冷媒を流すヘッダ流路105の面積は各流路101の面積に比べ極端に大きいため、前記ヘッダ流路105部分での冷媒の圧力が大きなものとなってエンドプレート102のヘッダ流路105を有する部分(図32ではXで示すプレートフィン積層型熱交換器の上下部分)が外方に膨張変形するという傾向がみられる。
このヘッダ流路105部分での膨張変形は、自動車用空調機の熱交換器の場合には冷媒
量が少なくて冷媒圧力がそれほど高くないのでエンドプレート104の剛性によって抑制でき、課題として認識されていない。
しかしながら、発明者らの実験によると、家庭用エアコンや業務用エアコン等のように自動車用空調機に比べ使用される冷媒量が多い熱交換器の場合、前記ヘッダ流路105部分での膨張変形の圧力は自動車用空調機に比べかなり大きく、前記ヘッダ流路105部分での膨張変形を抑制しづらいとともに、場合によってはエンドプレートが外方に膨張変形してしまうことが判明した。
そして、このような膨張変形等の関係からプレートフィン102の積層方向寸法にも限界が生じ、家庭用エアコンや業務用エアコン等に適する幅寸法の熱交換器とすることが困難であることも判明した。
更にまた、最近の空気調和機は地球温暖化防止の観点から地球温暖化係数(GWP)の小さなR1123(1,1,2−トリフルオロエチレン)や、R1132(1,2−ジフルオロエチレン)冷媒の実用化が検討されつつあり、この冷媒はその圧力が従来のR410A冷媒に比べ高くなることから、このような冷媒を用いると、ヘッダ流路105部分での膨張変形が顕著になることが想定される。よって、何らかの膨張変形抑制対策が必須となる。
本発明はこのような知見並びに環境対策時に発生する課題を見据えてなしたもので、家庭用及び業務用エアコン等に用いる熱交換器であってもヘッダ流路部分での膨張変形を抑制できて熱交換効率も高い熱交換器及びそれを用いた高性能な冷凍システムを提供することを目的としたものである。
本発明は、上記目的を達成するため、熱交換器は、第1流体が流れる流路を有するプレートフィン積層体を備え、前記プレートフィン積層体の各プレートフィン積層間に第2流体を流して、前記第1流体と前記第2流体との間で熱交換する熱交換器であって、
前記プレートフィン積層体は、第一エンドプレート及び第二エンドプレートの間に第1流体が流れる流路を有するプレートフィンを複数積層して構成したコア積層体を組み合わせて構成し、
前記コア積層体の前記プレートフィンは、前記第1流体が並行に流れるように、複数の第1流体流路を有する流路領域と、前記流路領域の各第1流体流路に連通するヘッダ流路を有したヘッダ領域と、を備えるとともに、前記第1流体流路は前記プレートフィンに設けた凹状溝によって形成し、
かつ、前記コア積層体はヘッダ流路への第1流体の出入り口となる入口開口及び出口開口を前記第一エンドプレートに開口させるとともに、前記第二エンドプレート同士を背中合わせに積層して組み合わせ、前記背中合わせに組み合わせたコア積層体の前記第一エンドプレートの少なくともヘッダ領域対応部分の外側に補強プレートを配置し、当該補強プレート同士を前記背中合わせに組み合わせたコア積層体のヘッダ領域に貫通させて設けた連結手段により連結固定して前記ヘッダ領域対応部分が外方へ膨張変形するのを抑制した構成としてある。
これにより、冷媒流量が多く圧力の高い熱交換器であっても補強プレート同士の連結固定によってプレートフィン積層体のヘッダ領域対応部分における外方への膨張変形を抑制することができるとともに、コア積層体の背中合わせにした第二エンドプレートのヘッダ領域対応部分では当該ヘッダ領域対応部分に働く外方への冷媒圧力はその圧力の向きが互いに反対向きとなるから相殺され、当該背中合わせとしたヘッダ領域対応部分の膨張変形を防止する補強プレートを割愛することができる。しかもコア積層体を組み合わせて一つ
のプレートフィン積層体としているので、プレートフィン積層方向の寸法幅を大きくでき、膨張変形を抑制しつつ家庭用エアコンや業務用エアコン等に適した長尺な熱交換器とすることができる。そして、前記第1流体流路の流路断面積自体の細径化を図って熱交換器の小型化と熱交換効率の向上を実現することができる。加えて、このような熱交換器を用いることによってコンパクトかつ省エネ性の高い高性能な冷凍システムを提供することができる。
本発明は、上記構成により、家庭用及び業務用エアコン等に用いる熱交換器であってもヘッダ領域部分での膨張変形がなく長尺かつ高効率な熱交換器及びそれを用いた省エネ性の高い高性能な冷凍システムを提供することができる。
本発明の実施の形態1におけるプレートフィン積層型熱交換器の外観を示す斜視図 同プレートフィン積層型熱交換器のプレートフィン積層体を構成するコア積層体の外観斜視図 同コア積層体を上下に分離した状態で示す分解斜視図 同コア積層体の分解斜視図 同コア積層体のプレートフィン積層状態を示す側面図 図2のA−A断面図 図2のB−B断面図 図3のC−C断面図 本発明の実施の形態1におけるプレートフィン積層型熱交換器における流入出管の接続部分とヘッダ開口部分を切断して示す斜視図 同プレートフィン積層型熱交換器におけるプレートフィン積層体の冷媒流路群部分を切断して示す斜視図 同プレートフィン積層型熱交換器における冷媒流路群部分を切断して示す斜視図 同プレートフィン積層型熱交換器におけるプレートフィン積層体の位置決め用ボス孔部分を切断して示す斜視図 同プレートフィン積層型熱交換器におけるプレートフィン積層体のヘッダ開口部分を切断して示す斜視図 同プレートフィン積層型熱交換器のプレートフィン積層体を構成するプレートフィンの平面図 同プレートフィンのヘッダ領域を示す拡大平面図 同プレートフィンの構成を一部を拡大して示す分解図 同プレートフィンの平面図で、(a)は第1プレートフィンの平面図、(b)は第2プレートフィンの平面図、(c)は第1、第2両フィンプレートを重ねたときの状態を説明するための平面図 同プレートフィンの冷媒流れ動作を説明するための図 同プレートフィンの流路領域に設けた突起を示す拡大斜視図 同プレートフィンの冷媒流路Uターン側端部に設けた突起を示す拡大斜視図 本発明の実施の形態2におけるプレートフィン積層型熱交換器のコア積層体の外観を示す斜視図 同コア積層体のプレートフィン積層体を構成するプレートフィンの平面図 同コア積層体におけるプレートフィンの構成を一部拡大して示す分解図 同コア積層体の冷媒流路群部分を切断して示す斜視図 本発明の実施の形態3におけるプレートフィン積層型熱交換器のコア積層体の外観を示す斜視図 同コア積層体から分流制御管を抜き出した状態を示す斜視図 同コア積層体における分流制御管挿入部分を示す斜視図 同分流制御管の斜視図 同コア積層体の分流制御管部分を示す断面図 本発明のプレート積層型熱交換器を用いた空気調和機の冷凍サイクル図 同空気調和機の概略断面図 従来のプレートフィン積層型熱交換器の断面図 同従来のプレートフィン積層型熱交換器におけるプレートフィンの平面図
第1の発明は、熱交換機であり、この熱交換器は、冷媒等の第1流体が流れる流路を有するプレートフィン積層体を備え、前記プレートフィン積層体の各プレートフィン積層間に第2流体を流して、前記第1流体と前記第2流体との間で熱交換する熱交換器であって、
前記プレートフィン積層体は、第一エンドプレート及び第二エンドプレートの間に第1流体が流れる流路を有するプレートフィンを複数積層して構成したコア積層体を組み合わせて構成し、
前記コア積層体の前記プレートフィンは、前記第1流体が並行に流れるように、複数の第1流体流路を有する流路領域と、前記流路領域の各第1流体流路に連通するヘッダ流路を有したヘッダ領域と、を備えるとともに、前記第1流体流路は前記プレートフィンに設けた凹条溝によって形成し、
かつ、前記コア積層体はヘッダ流路への第1流体の出入り口となる入口開口及び出口開口を前記片方の第一エンドプレートのヘッダ領域対応部分に開口させるとともに、前記第二エンドプレート同士を背中合わせに積層して組み合わせ、前記背中合わせに組み合わせたコア積層体の前記第一エンドプレートの少なくともヘッダ領域対応部分の外側に補強プレートを配置し、当該補強プレート同士を連結手段で連結して前記背中合わせに組み合わせたコア積層体のヘッダ領域を挟持して前記ヘッダ領域対応部分が外方へ膨張変形するのを抑制した構成としてある。
これにより、冷媒流量が多く圧力の高い熱交換器であっても補強プレート同士の連結固定によってプレートフィン積層体のヘッダ領域対応部分における外方への膨張変形を抑制することができるとともに、コア積層体の背中合わせにした第二エンドプレートのヘッダ領域対応部分では当該ヘッダ領域対応部分に働く外方への冷媒圧力はその圧力の向きが互いに反対向きとなるから相殺され、当該背中合わせとしたヘッダ領域対応部分の膨張変形を防止する補強プレートを割愛することができる。しかもコア積層体を組み合わせて一つのプレートフィン積層体としているので、プレートフィン積層方向の寸法幅を大きくでき、膨張変形を抑制しつつ家庭用エアコンや業務用エアコン等に適した長尺な熱交換器とすることができる。そして、前記第1流体流路の流路断面積自体の細径化を図って熱交換器の小型化と熱交換効率の向上を実現することができる。加えて、このような熱交換器を用いることによってコンパクトかつ省エネ性の高い高性能な冷凍システムを提供することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記プレートフィンに形成した第1流体流路は略U字状にUターンさせて第1流体流路と連通するヘッダ流路の入口側のヘッダ流路及び出口側のヘッダ流路をプレートフィン積層体の一端部側に纏め、この入口側のヘッダ流路及び出口側のヘッダ流路を纏めて設けたヘッダ領域対応部分の補強プレート同士を連結手段で連結して背中合わせに組み合わせたプレートフィン積層体のヘッダ領域を挟持した構成としてある。
これにより、プレートフィンを大きく(長さ寸法を長く)することなく第1流体流路を長くして冷媒の熱交換量を増大させ、熱交換効率を更に高め、かつ、小型化を推進することができるとともに、入口側のヘッダ流路及び出口側のヘッダ流路を纏めたことによって当該ヘッダ領域部分での第1流体流量が多くなってその圧力が高くなってもこれによるヘッダ領域対応部分の膨張変形を確実に防止することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記第1エンドプレートの外側に配置した補強プレートは、ヘッダ領域対応部分と対向する側の面にヘッダ流路内へ突入する分流制御管を一体に有するとともに反対側の面に第1流体の流入管と流出管を接続一体化した構成としてある。
これにより、分流制御管による分流効果で熱交換効率を更に向上させることができるとともに、当該分流制御管は補強プレートを装着するだけでヘッダ流路内に突設することができ、分流制御管を溶接等によって後付けする場合等に懸念されるプレートフィンロウ付け部分のロウの溶解によるプレートフィン接合不良やそれに伴う冷媒漏れ等の品質不良を防止でき、高品質且つ高効率の熱交換器とすることができる。
第4の発明は、第3の発明において、前記補強プレートは分流制御管及び流入管或いは流出管との電位差が前記分流制御管と流入管或いは流出管とを直付け接続した場合の両者の電位差よりも小さくなる材料で形成した構成としてある。
これにより、分流制御管と流入管或いは流出管とを直付け接続した場合に生じる異種金属接触腐食の発生を防止することができ、長期使用時における信頼性を大きく向上させることができる。
第5の発明は、第1〜第4の発明において、前記コア積層体のヘッダ領域に設けたヘッダ流路は、プレートフィンに設けたヘッダ開口周りの外周流路と、当該外周流路と複数の第1流体流路とを連絡する連絡流路とを備え、前記コア積層体のヘッダ領域の膨張変形を防止する補強プレートを連結する連結手段は前記連絡流路の両側部分に貫通させた構成としてある。
これにより、ヘッダ領域部分のヘッダ流路を流れる冷媒はその全量が連絡流路を流れて冷媒圧力が最も高くなるが、この連絡通路両側部分を連結手段によって連結固定することになるからその膨張変形を効果的に防止することができ、ヘッダ領域対応部分の膨張変形をより確実に防止することができる。
第6の発明は、第1〜第5の発明において、前記プレートフィン、エンドプレート、補強プレートのヘッダ領域対応部分周縁適所に貫通孔を設け、当該貫通孔に締結手段を通して前記補強プレート同士を連結した構成としてある。
これにより、第一エンドプレートのヘッダ領域対応部分の膨張変形を防止すると同時に、当該貫通孔にピン(治具)を嵌め込んでプレートフィン、第一、第二エンドプレートを積層する際の位置決めを行うこともでき、ヘッダ領域部分の膨張変形防止と同時に生産性を向上させることができる。
第7の発明は冷凍システムであり、この冷凍システムは冷凍サイクルを構成する熱交換器を前記第1〜第6の発明のいずれかに記載の熱交換器としたものである。
これにより、この冷凍システムは、熱交換器がヘッダ領域部分での膨張変形がなく小型且つ高効率であるから、省エネ性の高い高性能な冷凍システムとすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
なお、本開示の熱交換器は、以下の実施形態に記載したプレートフィン積層型熱交換器の構成に限定されるものではなく、以下の実施形態において説明する技術的思想と同等の熱交換器の構成を含むものである。
また、以下で説明する実施形態は、本発明の一例を示すものであって、実施形態において示される構成、機能、動作などは、例示であり、本開示を限定するものではない。
図1は本実施形態のプレートフィン積層型熱交換器(以下、単に熱交換器と称する)1の外観を示す斜視図、図2は同プレートフィン積層型熱交換器のプレートフィン積層体を構成するコア積層体の外観斜視図、図3は同コア積層体を上下に分離した状態で示す分解斜視図、図4は同コア積層体の分解斜視図、図5は同コア積層体のプレートフィン積層状態を示す側面図断面図である。
本実施の形態の熱交換器1は、図1に示すように、複数のプレートフィン2aを積層して構成されたコア積層体2を組み合わせることにより熱交換器主体を成すプレートフィン積層体200が構成されている。
上記プレートフィン積層体200を構成する各コア積層体2は、図2、図3に示すように、複数のプレートフィン2aを積層して構成されており、第1流体である冷媒が、熱交換器が凝縮器として用いられるときに流入する流入管(入口ヘッダ)4と、プレートフィン2aの中の流路を流れた冷媒を排出する流出管(出口ヘッダ)5とを有している。
また、コア積層体2の積層方向の両側(図3では上側及び下側)には、プレートフィン2aと平面視が略同一の長方形状の第一エンドプレート3a、第二エンドプレート3bが設けられている。第一、第二エンドプレート3a、3bは、剛性を有する板材で形成されており、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、ステンレスなどの金属材を研削により金属加工して形成されている。
なお、上記第一、第二エンドプレート3a、3b、複数のプレートフィン2aは積層された状態でロウ付け接合されて一体化している。これらは、他の耐熱性のある固定方法、例えば化学的な接合部材を用いて接合されていてもよい。
上記のように構成されたコア積層体2は、図1に示すように、前記第二エンドプレート3b同士を背中合わせに積層して組み合わせ、前記背中合わせに組み合わせたコア積層体2、2の前記各第一エンドプレート3aの少なくともヘッダ領域対応部分の外側に補強プレート16a、16bが積層配置されている。
そして、上記コア積層体2、2両側の補強プレート16a、16bは、第一エンドプレート3a、背中合わせとなっている第二エンドプレート3b、更に反対側の第一エンドプレート3aを貫通したボルト・ナット若しくはカシメピン軸等の連結手段9によってコア積層体2の長手方向両端部で連結固定され、プレートフィン積層体200を構成している。
すなわち、各コア積層体2、2の長手方向両端部を補強プレート16a、16bによって挟持した形で機械的に連結固定してプレートフィン積層体200を形成している。
なお、上記補強プレート16a、16bもエンドプレート3a、3bと同様に剛性を有
する板材、例えばステンレス、アルミニウム合金などの金属材料によって形成されているが、前記エンドプレート3a、3bよりも剛性の高い材料、若しくは厚い板厚のものとするのが好ましい。
また、上記プレートフィン2aは内部に第1流体である冷媒が流れる複数の並行した冷媒流路群(この冷媒流路群を含むプレートフィン2aの冷媒流路構成については後に詳述する)を有しており、この冷媒流路群は略U字状に形成されていて、これと繋がる前記流入管4、流出管5は、コア積層体2の一方側(図1では上側)のエンドプレート3aの一端部側に纏めて配置されている。
上記のように構成された本実施形態の熱交換器1は、冷媒がコア積層体2の各プレートフィン2aの内部の複数の流路群を長手方向に並行に流れUターンして折り返し流出管5から排出される。一方、第2流体である空気は、コア積層体2を構成するプレートフィン2aの積層間に形成された隙間を通り抜ける。これにより第1流体である冷媒と第2流体である空気との熱交換が行われる。
次に、上記熱交換器1の主体を成すプレートフィン積層体200のコア積層体2とこれを構成するプレートフィン2aの構成について説明する。
図6〜図13はコア積層体2の一部を切断して示す斜視図、図14〜図20はプレートフィン2aの構成を示す図である。
コア積層体2は、図10に示すように、二種類の流路構成を有するプレートフィン2a(第1プレートフィン6、第2プレートフィン7)が積層されて構成されている。
上記プレートフィン2aの第1プレートフィン6と第2プレートフィン7は、それぞれ図16に示すように、後に詳述する冷媒流路構成がプレス成形された第1板状部材6aと、これと同じ構成の第2板状部材6bとを向い合せてロウ付け接合することにより構成されている。上記第1板状部材6a、第2板状部材6bは、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレスなどの長方形の金属薄板からなる。
以下、プレートフィン2aに形成されている流路構成について説明する。
なお、プレートフィン2aの第1プレートフィン6と第2プレートフィン7は後述する冷媒流路11の位置がずれている以外は同じ構成なので、図14〜図16等においては第1プレートフィン6の場合のみの図番を付与して説明する。
プレートフィン2a(6、7)は、図14に示すように、長手方向の一方端部(図14においては左側)にヘッダ領域Hが形成されており、その他の領域が流路領域Pとなっている。そして、ヘッダ領域Hに流入側のヘッダ開口8aと、出口側のヘッダ開口8bの両方が形成され、前記流入管4と流出管5が接続される。
また、流路領域Pにはヘッダ開口8aからの第1流体である冷媒が流れる第1流体流路(以下、冷媒流路と称す)11が複数並行形成されており、この冷媒流路11群はプレートフィン2a(6、7)の他端部(図14における右側端部近傍)において折り返し、出口側のヘッダ開口8bへと繋がっている。詳述すると、上記冷媒流路11群は、流入側のヘッダ開口8aに繋がる往路側流路部11aと出口側のヘッダ開口8bへと繋がる復路側流路部11bとからなっていて、略U字状に折り返す形となっており、流入側のヘッダ開口8aからの冷媒は往路側流路部11aから復路側流路部11bへとUターンして出口側のヘッダ開口8bへと流れるようになっている。
また、上記流入側のヘッダ開口8aの周りには、図15に拡大して示すように、ヘッダ開口8aからの冷媒が冷媒流路11群へと流れるヘッダ流路10が形成されている。このヘッダ流路10は、ヘッダ開口8aの外周から膨出するよう形成された外周流路10aと、この外周流路10aの冷媒流路11群側に延びる一本の連絡流路10bと、この連絡流路10bを冷媒流路11群の各流路に繋ぐ多分岐流路10cとからなる。
なお、ヘッダ流路10における外周流路10a、連絡流路10bおよび多分岐流路10cは、流路領域Pに並設された各冷媒流路11に比して幅広に形成されており、流れ方向に直交する縦断面形状が矩形形状を有している。
また、上記流入側のヘッダ開口8aの開口形状は出口側のヘッダ開口8bの開口形状より大きな直径となっている。これは、当該熱交換器が凝縮器として使用される場合であるが、その場合、熱交換された後の冷媒の体積が小さくなるためである。
また、出口側のヘッダ開口8bへつながる復路側流路部11bの本数は、流入側のヘッダ開口8aからの冷媒が流れ込む往路側流路部11aの本数より少なく設定されている。これは、ヘッダ開口8a、8bの直径が異なることと同じ理由であり、熱交換された後の冷媒の体積が小さくなるためである。
本実施形態では往路側流路部11aの本数は7本、復路側流路部11bの本数は2本を例示しているが、これに限られるものではない。
なお、当該熱交換器が蒸発器として使用される場合は冷媒の出入り口は上記の逆となる。
上記のように構成されたプレートフィン2aの積層体両側には第一、第二エンドプレート3a、3bが配置され、この第一、第二エンドプレート3a、3bは、図8に示すように、前記プレートフィン2aの入口側のヘッダ開口8a、出口側のヘッダ開口8bと対向する部分に入口開口8aa、出口開口8bbが形成されている。そして、上記入口開口8aa、出口開口8bbに流入管4、流出管5が接続されている。
また、上記プレートフィン2a(6、7)においては、流入側のヘッダ開口8aからの冷媒が流れ込む往路側流路部11aが形成された領域と、出口側のヘッダ開口8bへと流れる復路側流路部11bが形成された領域との間には、図14、図15等に示すように、プレートフィン2a(6、7)内における冷媒同士の熱伝導を低減(断熱)する目的でスリット15が形成されている。
そして、上記入口側のヘッダ流路10の連絡流路10bは、往路側流路部11aの復路側流路部11bとは反対側寄り部分に偏らせて設けられている。つまり、図18に示すように、連絡流路10bの中心線Oから復路側流路部11b側の端の流路11a−1までの幅Vは、復路側流路部11bとは反対側の端の流路11a−2までの幅Wよりも大きく構成されている。そして、上記連絡流路10bの終端、すなわち往路側流路部11aと繋がる開口部分には分流衝突壁17が形成されており、連絡流路10bの延長線上となる往路側流路部分は非流路部18となっている。したがって、連絡流路10bからの冷媒は分流衝突壁17に衝突して分流(図18では上下に分流)し、連絡流路10b下流側の多分岐流路10cを介して非流路部18で区分けされた往路側流路部11aの上下の各流路群へと流れる。
なお、出口側のヘッダ開口8bにもヘッダ流路14が形成されており、このヘッダ流路
14は分流衝突壁17が無いだけで、前記入口側のヘッダ開口8aに設けられているヘッダ流路10と基本的に略同じ形状に形成されている。そして、この実施形態では冷媒流路11群の復路側流路部11bの本数が二本と少ないので連絡流路10bは復路側流路部11b群の略中心線上に設けられている。
以上のようにして構成されているプレートフィン2a(6、7)は、その一方、この例では第1プレートフィン6には、図17(a)に示すように、その流路領域Pに、複数の突起12(第1突起:12a、12aa、第2突起:12b)が長手方向に所定間隔おいて形成されている。
上記図17(a)は第1プレートフィン6、(b)は第2プレートフィン7、(c)は両フィンプレート2a(6、7)を重ねて示している(冷媒流路11群の位置ずれを示すための図)。
この図17に示すように、第1突起12a、12aaは、プレートフィン長辺縁部(図17(a)では左右両側の長辺縁部)の平面端部19a及びスリット15の両側縁部の平面端部19bにそれぞれ形成されており、図7に示すように、第1突起12aは積層方向に隣接対向する第2プレートフィン7の長辺縁部の平面端部19aと当接し、第1突起12aaはスリット15の両側縁部の平面端部19bに当接して第2プレートフィン7との間の積層間距離を所定の長さに規定している。そして、上記第1突起12aは、各長辺縁部の端縁より内側、例えば端縁から1mm以上内側(冷媒流路11寄り側)に離れて位置するように形成してある。
第2突起12bは、図17(a)から明らかなように、冷媒流路11群の流路間、この例では非流路部18となる窪み平面部20に所定間隔をおいて形成されている。この第2突起12bは、図17(b)に示す積層方向に隣接する第2プレートフィン7の窪み平面部20に当接して第1突起12a、12aaと同様に第2プレートフィン7との間の積層間距離を所定の長さに規定している。
また、上記各突起12(12a、12aa、12b)は、図19に示すように、第1プレートフィン6の前記平面端部19a、19bおよび窪み平面部20の一部を切り起こすことによって形成されており(以下、突起12(12a、12aa、12b)を切り起こし突起と称す)、その切り起こし端縁Yがプレートフィン2aの積層間を流れる第2流体の矢印で示す流れ方向と対向し、切り起こし立ち上り片Zが第2流体の流れに沿うようになっている。本実施形態では第2流体の流れ方向に向かって開口するような断面略コ字状に切り起こし形成してある。
そして、上記各切り起こし突起12(12a、12aa、12b)は、各プレートフィン2a(6、7)、エンドプレート3(3a、3b)のロウ付け接合時にその各頂面が隣接するプレートフィン2a(6、7)に固着され、各プレートフィン2a(6、7)を一体に連結している。
なお、上記第1切り起し突起12a、12aaおよび第2切り起し突起12bは第2流体(空気)の流れ方向に沿って直線状になるように配設されているが、千鳥配列に配設してもよいものである。
また、前記プレートフィン2a(6)は、図20に示すように、その冷媒流路11群がUターンする流路領域Pの折返し側の端部のフィン平面部21にも複数の突起22(22a、22b)が形成されている。この突起22(22a、22b)もフィン平面部21を切り起して形成されており(以下、突起22(22a、22b)も切り起こし突起と称す
)、その切り起し突起22(22a、22b)の切り起こし端縁Yが第2流体の流れに対向している。また、上記切り起こし突起22(22a、22b)は位置決め用ボス孔13の下流側に設け、位置決め用ボス孔13の下流側直近の切り起こし突起22aは位置決め用ボス孔13の下流側の流れを縮流する形状、例えば第2流体の流れに向ってハの字状に開口する形に切り起こし形成されている。そして、上記突起22aよりも更に下流側の各突起22bはそれぞれその中心線が一つ下流側の突起22bの中心線とずれるように千鳥配置されている。
なお、上記各切り起こし突起22(22a、22b)も前記切り起こし突起12(第1切り起こし突起:12a、12aa、第2切り起こし突起:12b)と同様、その各頂面が隣接するプレートフィン2a(7)に当接し固着され、隣接するプレートフィン2aの間の隙間を所定の長さに規定するとともに各プレートフィン2a同士を連結している。
また、前記プレートフィン2a(6、7)には、図12等に示すように、ヘッダ領域Hと流路領域Pの端部に位置決め用の貫通孔(以下、位置決め用ボス孔と称す)13が形成されている。この位置決め用ボス孔13はプレートフィン2a(6、7)の両側に積層されるエンドプレート3a、3bおよび補強プレート16a、16bにも形成されている。そして、上記位置決め用ボス孔13は複数のプレートフィン2a(6、7)を積層するときの位置決めピン治具を装着して他のプレートフィン2aの高精度な積層を可能としており、この実施形態ではコア積層体2の補強プレート16a、16bおよびエンドプレート3a、3bを連結するボルト等の連結手段9(図4参照)が位置決めピン治具として兼用される形となっている。
更に、上記プレートフィン2a(6、7)の両端部に設けられた位置決め用ボス孔13の外周部分には、上下に膨出した孔外周部(以下、位置決め用ボス孔外周部と称す)13aが形成されている。この位置決め用ボス孔外周部13aは冷媒が流れる流路とは異なる空間を形成しており、図12に示すように、積層方向に隣接するプレートフィン2a(6、7)の間で当接して、プレートフィン2aの積層間隙を保持するヘッダ領域支持部となっている。
そして、この位置決め用ボス孔13の周りに形成される位置決め用ボス孔外周部13aは、図13に示すヘッダ領域Hに形成されている入口、出口両方のヘッダ流路10、14(10a、10b、10c)とともに、これと積層方向で対向する他方のヘッダ流路10、14及び位置決め用ボス孔外周部13aにロウ付け固着されプレートフィン2a(6、7)のヘッダ領域部分を一体に連結している。
なお、本開示における冷媒流路11としては、例えば、冷媒が流れる方向に直交する断面形状が、円形形状のもので説明しているが、円形形状の他に、矩形形状などを含む。
また、本実施形態においては、冷媒流路11は、積層方向の両方側に突出した形状のもので説明しているが、積層方向の片側のみに突出して形成されるものであってもよい。なお、本開示において、円形形状とは、円形、楕円、および閉鎖曲線で形成された複合曲線形状も含むものとする。
以上のように本実施形態の熱交換器は構成されており、以下その作用効果について説明する。
まず、冷媒の流れと熱交換作用について説明する。
冷媒は、各コア積層体2の一端部側に接続されている流入管4から流入側のヘッダ開口
8aを介して各プレートフィン2aのヘッダ流路10、すなわちヘッダ開口8a周りの外周流路10a、連絡流路10b、多分岐流路10cを介して冷媒流路11群へ流れる。各プレートフィン2aの冷媒流路11群に流れた冷媒はその往路側流路部11aから復路側流路部11bへと折り返して出口側のヘッダ流路14、出口側のヘッダ開口8bを介して流出管5より冷凍システムの冷媒回路へと流れる。
そして、上記冷媒流路11を流れる際に冷媒は前記各コア積層体2のプレートフィン2a積層間を通り抜ける空気と熱交換する。
この時、上記各コア積層体2の入口側及び出口側のヘッダ流路10、14があるヘッダ領域Hには、図8の白抜き矢印で示す如く冷媒の強い圧力が加わり、大気と接する第一エンドプレート3a(図8の背中合わせに積層した各コア積層体2の上下最外方に位置する第一エンドプレート3a、3a)のヘッダ領域部分等が膨張変形しようとする。
しかしながら、本実施形態の熱交換器では前記背中合わせに積層された各コア積層体2,2はそのヘッダ領域対応部分を含む両端部分が連結手段9によって連結された補強プレート16a、16bによって挟持されているので、補外方への膨張変形を抑制することができる。
すなわち、上記エンドプレート3a、3aのヘッダ領域対応部分の外面に設けられた補強プレート16a、16bは連結手段9によって連結されてエンドプレート3a、3aを外方からコア積層体2に圧迫するようになるので、エンドプレート3a、3aの膨張が防止される。しかも上記エンドプレート3a、3aはそのヘッダ領域対応部分の強度が補強プレート16a、16b自体の剛性によって強化されるので、より強力にヘッダ領域対応部分の膨張変形を抑制されることになる。
一方、コア積層体2の背中合わせにした第二エンドプレート3bのヘッダ領域対応部分では、当該ヘッダ領域対応部分に働く外方への冷媒圧力はその圧力の向きが灰色矢印に示すように互いに反対向きとなるから相殺される。したがって、当該背中合わせ部分のヘッダ領域対応部分も補強プレート16a、16bなしでその膨張変形を防止できる。
このようにこの熱交換器ではコア積層体2、2を背中合わせに積層したことによって各コア積層体2、2の膨張変形を防止することができる。そして、補強プレート16a、16bを無くした分だけコンパクト化できる。
しかもこの熱交換器は、前記した如くコア積層体2,2を組み合わせてプレートフィン積層体200を構成しているので、プレートフィン積層体200全体のプレートフィン積層方向の寸法幅を大きくできる。つまり、膨張変形を抑制しつつ家庭用エアコンや業務用エアコン等に適した長尺な熱交換器とすることができる。
また、上記補強プレート16a、16bを設けたことにより冷媒流路11群を本実施形態で例示したU字状の流路構成としていても、ヘッダ領域対応部分の膨張変形を確実に抑制することができる。すなわち、本実施形態のコア積層体2はプレートフィン2aに設けた冷媒流路11を略U字状にUターンさせて入口側のヘッダ流路10及び出口側のヘッダ流路14をプレートフィンの一端部側に纏めているため、当該部分には入口側及び出口側の圧力がダブルでかかることになる。しかしながら、本実施形態で示す構成とすればこのようなダブルの冷媒圧力が加わってもこれに抗して膨張変形を確実に防止することができる。
更にまた、前記コア積層体2のヘッダ領域Hでは、ヘッダ流路10の流路面積が一番大
きいので、このヘッダ流路10部分の冷媒圧力が最も高くなる。しかしながら、上記ヘッダ流路10は隣接するヘッダ流路10と接してロウ付けされているから、その膨張変形を効果的に防止することができ、ヘッダ領域対応部分の膨張変形をより確実に防止することができる。
なお、上記ボルト等の連結手段9はプレートフィン2a、第一、第二エンドプレート3a、3b、補強プレート16a、16bを積層するときのガイドピン(治具)として利用することができ、これにより積層精度を高めるとともに、生産性も向上させることができる。
また、上記各コア積層体2、2のヘッダ領域Hに加わる冷媒の強い圧力はヘッダ領域Hにおけるヘッダ流路10の外周流路10a断面積を圧迫変形させる恐れもあるが、上記ヘッダ流路10の外周流路10aの外壁頂面は、積層方向で隣接する他方のヘッダ流路10の外周流路10aに積層方向で当接しロウ付け状態となっているため、変形するようなことがなく信頼性の高いものとすることができる。
以上のように、この熱交換器は、既述した冷媒量が多い熱交換器であったり、圧縮比率が高い環境対応型の冷媒であったりした場合でも、コア積層体2、2を積層して構成したプレートフィン積層体200のヘッダ領域部分の膨張変形を防止できる。そして、その結果、上記冷媒の圧力をより高い状態のものとして使用することが可能となり、効率の高い熱交換器とすることができる。
しかも、この熱交換器では前記プレートフィン2aに形成した冷媒流路用の凹状溝の断面積を小さくすることによって冷媒流路11群の各流路面積の細径化を図り、熱交換効率を向上させるとともに小型化を推進することができる。
つまり、プレートフィン積層体200のヘッダ領域対応部分での膨張変形を防止しつつ冷媒流路11の流路断面積の細径化を図って熱交換効率を向上し、かつ、長尺化を実現することができる。
以上、この熱交換器は、コア積層体2のエンドプレート3b同士を背中合わせにして二つのコア積層体2を連結することにより冷媒圧力による膨張変形を防止できるが、更に次のような効果も有する。
すなわち、本実施形態の熱交換器においては、前記プレートフィン2aに設ける冷媒流路11群は前記した如く略U字状に形成して折り返すようにしてあるから、プレートフィン2aを大きくすることなく冷媒流路長を長くすることができ、冷媒と空気の熱交換効率を高め、冷媒を確実に過冷却状態にして冷凍システムの効率を向上させることができる。しかも、熱交換器の小型化も促進することができる。
また、本実施の形態においては、上記コア積層体2のプレートフィン積層間を流れる空気と熱交換する冷媒は、入口側のヘッダ流路10から連絡流路10b、多分岐流路10c、冷媒流路11群へと流れるが、上記連絡流路10bの下流側に分流衝突壁17が設けてあるので、冷媒はこの分流衝突壁17に衝突して上下に分流され、多分岐流路10cから各冷媒流路11へと分流していく。したがって、連絡流路10bの延長線上部分の流路に冷媒が極端に偏るのを防止できる。
また、この実施形態のように前記冷媒流路11群をU字状に形成して折り返すようにしていると、図18から明らかなように、冷媒流路11群の各流路長さは、U字状の外周、換言するとスリット15から離れる流路11a−2側ほど長くなってこの流路長の違いに
よる偏流が生じる。
しかしながらこの熱交換器では、上記ヘッダ流路10からの連絡流路10bを冷媒流路11群の往路側流路部11aの中心線Oより反復路流路部側に偏らせて設けてあるから、偏流を抑制し各流路に略均一に冷媒を流すことができる。
すなわち、この熱交換器では、冷媒流路11群をUターンさせる構成としたことによって冷媒流路11群の各流路の入口側のヘッダ流路10から出口側のヘッダ流路14までの流路長が異なって流路抵抗が変わってしまっても、入口側のヘッダ流路10からの連絡流路10bが前記往路側流路部11aの反復路側流路部側に偏って位置しているので、連絡流路10bから各往路側流路部11aまでの分流路の長さが復路側流路部11b近くになるほど長くなるような形となって相殺する形となり、冷媒流路11群の各流路へ均一に分流することができる。
したがって、冷媒流路11群のUターン化と分流衝突壁17による分流均一化による相乗効果によって熱交換器の小型化を推進しつつ熱交換効率のより高い熱交換器とすることができる。
しかも上記冷媒流路11群の往路側流路部11aと復路側流路部11bとの間はスリット15が形成されていて熱的に分断された形となっているので、冷媒流路11群の往路側流路部11aから復路側流路部11bへの熱移動を阻止して冷媒を効率よく過冷却することができ、熱交換効率のさらなる向上を図ることができる。
また、この実施形態の熱交換器は、コア積層体2の流路領域Pには複数の切り起こし突起12(12a、12aa、12b)が設けてあり、流路領域Pにおける熱交換効率を向上させることができる。詳述すると、上記切り起こし突起12(12a、12aa、12b)はその切り起こし端縁Yがプレートフィン2aの積層間を流れる第2流体の流れ方向と対向するように形成されているから、プレートフィン積層間の間隔を一定化すると同時に、切り起こし突起12(12a、12aa、12b)の下流側に生じがちな死水域を極小とし、かつ、切り起こし端縁Y部分で前縁効果を生じさせることができる。しかも第2流体の流れ方向と対向するように切り起し形成しているから、第2流体に対する流れ抵抗も小さなものとすることができる。したがって、コア積層体2の流路領域Pにおける流路抵抗増大を抑制しつつその熱交換効率を大きく向上させることができる。
なお、プレートフィン2aに設ける切り起こし突起12(12a、12aa、12b)は第2流体に対し千鳥配列したり、風上側より風下側を多く形成したりするなど、切り起こし突起12の配置構成に関しては、各種の構成を提示することができるが、熱交換器の仕様、構成、および使用者の要望に応じて熱伝達率を向上させる最適な構成が選択されればよい。
また、上記各切り起こし突起12(12a、12aa、12b)は、コア積層体2の間隙を流れる空気の流れ方向が開口する形に切り起こし形成しているから、空気が流れる方向、すなわち冷媒流路と交差する方向の冷媒流路間の窪み平面20から肉盗みする必要がなくなる。したがって、切り起こし突起12bを円柱状突起等のように隆起させて形成するものに比べ冷媒流路同士の間の窪み平面20は肉盗み寸法不要な分だけ狭いものとすることができ、その分プレートフィン2aの幅、換言すると熱交換器を小型化することができる。
加えて、前記プレートフィン2aはその長辺部分の端縁が冷媒流路11の交互位置ずれ配置(図7参照)により幅狭平面20aと幅広平面20bとなっていて、幅広平面20b
側に切り起こし突起12aを形成してその頂面を隣接するプレートフィン2aの幅狭平面20aに固着しているから、幅狭平面20a側の幅を突起形成のために広くするなどしなくてもよくなる。すなわち幅広平面20bを利用して幅広平面側に切り起し突起を設け幅狭平面20aに当接固着する形とすることにより、プレートフィン長辺部分の幅狭平面側の幅を広くすることなくそのまま幅狭平面のままとすることができ、その分熱交換器の小型化を促進することができる。
また、上記切り起こし突起12(12a、12aa、12b)は、各プレートフィン2a、エンドプレート3a、3bのロウ付け接合時にその各頂面が隣接するプレートフィン2aに固着しているので、各プレートフィン2aを一体に連結する役目も果たし、コア積層体2の剛性を向上させることができる。
特に本実施形態では、冷媒流路11群の連絡流路10bの延長線上部分は非流路部18とし、この非流路部18を利用して前記突起12(12a、12b)の一部、すなわち第2切り起こし突起12bを設けているので、冷媒流路11群部分におけるフィンプレート積層間隔を確実に維持することができる。これによって冷媒流路11群部分での空気の流れをバラツキのない安定したものとして熱交換効率を向上させることができる。
また、上記コア積層体2の長辺部分に設けた第1切り起こし突起12aは、強度的に弱くなりがちなコア積層体2の長辺縁部の強度を向上させることになり、効果的である。特に、コア積層体2のスリット15の両側縁部分に設けた第1切り起こし突起12aaは、スリット15を設けたことによって分断され強度が低下するスリット縁部分の強度を向上させるので、熱交換効率の向上を図りつつスリット近傍の変形をも防止でき効果的である。
なお、上記スリット15の両側縁部分に設けた第1切り起こし突起12aaはスリット15を跨る形として一つにしてもよいが、この場合は冷媒流路11群の往路側流路部11aと復路側流路部11bとの間で熱伝導が起きてスリット15による断熱効果の低下が懸念される。しかしながら、本実施形態のようにスリット15の両側縁部分にそれぞれ分けて設けておけばこのような熱伝導懸念もなくなり、効果的である。また、第1切り起こし突起12aaはスリット15から離れた場所に設けてもよい。
また、上記コア積層体2の長辺部分及びスリット15の両側部分に設けた第1切り起こし突起12a、12aaはコア積層体2のプレートフィン長辺の端縁から離れた位置に設けてあるから、コア積層体2のプレートフィン2aに結露水が生じこの結露水がプレートフィン2aの端縁に沿って流れ排出されるような形となるとき、前記第1切り起こし突起12a、12aaによって流れが遮られ当該切り押し突起12a、12aa部分に溜まって各種の障害が発生するのを未然に防止することができ、信頼性の高い熱交換器とすることができる。
また、本実施形態の熱交換器においては、前記プレートフィン2aの冷媒流路Uターン側端部には更に切り起こし突起22(22a、22b)が設けてあるから、冷媒流路11がないプレートフィン2aのUターン側端部の熱交換寄与度を上げることができる。したがって、プレートフィン2aの流路領域全長に渡って熱交換効率を高めることができ、熱交換器の熱効率を向上させることができる。
特に上記プレートフィン2aのUターン側端部は、位置決め用ボス孔13があってその下流側が死水域となるため熱交換寄与度が極端に低いものとなっているが、この実施の形態では上記位置決め用ボス孔13の下流側に複数の切り起こし突起22(22a、22b)を設けているので、位置決め用ボス孔13下流側全域の熱交換寄与度を向上させること
ができる。
また、上記位置決め用ボス孔13の下流側直近に設けられている切り起こし突起22aは、位置決め用ボス孔13の下流側の流れを縮流する形状としてあるから、位置決め用ビボス孔下流側に生じる熱交換寄与度の低い死水領域を極小化することができ、その分更に熱交換効率を向上させることができる。
加えて、上記各切り起こし突起22(22a、22b)は前記流路領域Pに設けた切り起し突起12(12a、12aa、12b)と同様に切り起し形成してその切り起こし端縁Yが第2流体の流れに対向する形としてあるから、切り起こし端縁部分で前縁効果を生じさせることができ、その分熱交換効率を更に向上させることができる。
そして、前記位置決め用ボス孔13の下流側に設けた複数の切り越し突起22(22a、22b)は第2流体の流れに対し蛇行する千鳥配列となっているから、そのすべてが有効に熱交換機能を発揮し、熱交換寄与度が高いものとなる。
そしてさらに、上記各切り起こし突起22(22a、22b)もその頂部は隣接するプレートフィン2aに固着されてプレートフィン2aの短辺部分を積層状態に連結固定しているから、コア積層体2の剛性を高めることもできる。
なお、上記位置決め用ボス孔13の下流側直近に設けた切り起こし突起22は本実施形態では第2流体の流れ方向に向かってハノ字状に開口するような断面形状に切り起こし形成してあるが、これは略L字状に切り起し形成してこれを一対向かい合う形で設けたものであってもよく、位置決め用ボス孔13の下流側の流れを縮流する形状となっておればどのような形態であってもよいものである。
(実施の形態2)
本実施形態の熱交換器は、図21〜図24に示すように、冷媒流路群の形状とヘッダ開口の設置位置が前記実施の形態1の熱交換器と異なるもので、前記実施の形態1の熱交換器と同じ機能を有する部分には同一番号を附記し異なる部分を中心に説明する。
図21は実施の形態2における熱交換器のコア積層体の外観を示す斜視図、図22は同コア積層体を構成するプレートフィンの平面図、図23は同プレートフィンの構成を一部拡大して示す分解図、図24は同コア積層体の冷媒流路群部分を切断して示す斜視図である。
図21〜図24において、本実施形態の熱交換器は、プレートフィン2aに設けられている冷媒流路11群が直線状であって、その一端部側に入口側のヘッダ開口8a、他端部側に出口側のヘッダ開口8bが設けられている。そして、入口側のヘッダ開口8aに流入管4、出口側のヘッダ開口8bに流出管5が接続されており、冷媒はプレートフィン2aの一端部側から他端部側に直線状にながれて流出するようになっている。
また入口側のヘッダ開口8a周りに形成されているヘッダ流路10は、ヘッダ開口周りの外周流路10a、連絡流路10b、多分岐流路10cからなるが、連絡流路10bは外周流路10aからプレートフィン2aの短辺方向に延びるように形成された後、多分岐流路10cに繋がっており、出口側のヘッダ流路14もこの入口側のヘッダ流路10と同じように構成されていて、両者は対称的な形状をなしている。
また、コア積層体2両側のエンドプレート3a、3bは補強プレート16a、16bを用いることなく連結手段9によって連結し、エンドプレート3a、3b両端のヘッダ領域
Hでの膨張変形を防止する構成となっている。
以上のように構成されて熱交換器は、冷媒流路11群をU字状にしたことによる効果を除き細部の構成、効果を含め前記実施の形態1で説明した熱交換器と同様であり、説明は省略する。
なお、前記実施の形態1のプレートフィン2aのUターン側端部に設けた切り起し突起22は、この例では入口及び出口両側のヘッダ領域に適宜設ければよく、前記Uターン側端部に設けた切り起し突起22(22a、22b)と同様の思想、例えば死水域となるヘッダ流路10の下流側に形成するなどすればよい。
(実施の形態3)
本実施形態の熱交換器は、熱交換器の冷媒の入口及び出口が逆になる蒸発器として用いる場合に好適なもので、図25〜図29に示すように、出口側となるヘッダ流路14に冷媒の分流制御管24を設けたものである。
なお、この実施形態では前記実施の形態1の構成の熱交換器を蒸発器として用いた場合を例にして説明する。
図25は実施の形態3における熱交換器のコア積層体の外観を示す斜視図、図26は同コア積層体から分流制御管を抜き出した状態を示す斜視図、図27は同コア積層体における分流制御管挿入部分を示す斜視図、図28は同分流制御管の斜視図、図29は同コア積層体の分流制御管部分を示す断面図である。
図25〜図29において、分流制御管24は冷媒の蒸発出口となる出口側のヘッダ開口8b、すなわち出口側のヘッダ流路14内に挿設してあり、その先端部は、図29に示すように、ヘッダ開口が設けられていない側のエンドプレート3bまで延び、当該エンドプレート3bによって閉塞した状態となっている。そして、上記分流制御管24はヘッダ開口8bの内径より小径の管で構成されていてヘッダ開口内面との間に冷媒流通用間隙25を形成しており、その長手方向、すなわちプレートフィン2aの積層方向に複数の分流口26が略等間隔に形成されている。
上記複数の分流口26は冷媒が流れる方向、すなわち出口側のヘッダ開口8bに行くにしたがってその孔径が小さくなるように形成されている。
また、上記分流制御管24は図26、図28に示すように補強プレート16aに取付けてあり、補強プレート16aをコア積層体2両側のエンドプレート3aへの締結によってヘッダ開口8b内に挿設されるようになっている。
上記分流制御管24が取り付けられている補強プレート16aには前記分流制御管24と対向する他方の面に流入管4が接続固定されている。
なお、上記補強プレート16aには流出管5も接続固定してある。又、前記分流制御管24はその先端部を閉塞し、エンドプレート3bに当接状態とする構成としてもよいものである。
以上のように構成された熱交換器は、入口側となるヘッダ開口8aから冷媒流路11群を介して出口側となるヘッダ流路14に流れてきた冷媒ガスは図29の矢印に示すように冷媒流通用間隙25から分流制御管24の管壁に形成された複数の分流口26を経て分流制御管24内へと流れ、出口側のヘッダ開口8bから流出管5へと流出する。
ここで、上記分流制御管24に設けた分流口26は出口側のヘッダ開口8bに行くにしたがってその孔径が小さくなるように形成されているから、冷媒流路11群の各流路を流れる冷媒量を均等化することができる。
すなわち、この熱交換器は、冷媒流路11を細径化したことによって冷媒の圧損が入口側のヘッダ流路10より出口側のヘッダ流路14の方が数倍も大きくなっている。一方、冷媒の分流は圧損の分布状況によって大きく影響される。よって、この熱交換器は、分流制御管24を従来からの常識である入口側のヘッダ流路10に設けても出口側のヘッダ流路14の圧損が数倍も高いため冷媒流路11を流れる冷媒は出口側のヘッダ流路14の圧損に依拠することになるので、設計通りに分流できない。
しかしながら、本実施形態の熱交換器では、上記分流制御管24を圧損が高い出口側のヘッダ流路14に設けてあり、これにより分流に大きな影響を与える数倍も高い出口側のヘッダ流路14内の軸線方向の圧損分布が均一になるように制御することができる。よって、冷媒流路11群の各流路を流れる冷媒分流量を均一化できるのである。
また、この熱交換器は、流入管4から流入した冷媒が入口側のヘッダ開口8aを通過し、各プレートフィンの内部の冷媒流路11に導入され、出口側のヘッダ開口8bに流入し、流出管5から流出する。
この際、各流路に発生する圧損のために、流入管4から遠い方のプレートフィンの冷媒流路11(図29で、より右に近いプレートフィンの冷媒流路)の方より、流入管4に近い方のプレートフィンの冷媒流路11(図29で、より左に近いプレートフィンの冷媒流路)の方が冷媒が流れやすい。換言すれば、冷媒の流量に偏りが生じる可能性がある。
ところが、出口側のヘッダ開口8b内部に分流制御管24を挿入し、最も出口側の分流口26aの開口面積を、図29に示すように、分流制御管24の出口側(図29で、より左側に近い部分)に設けた分流口26aを、分流制御管24の反出口側(図29で、より右側に近い部分)より小径にして分流口を通る冷媒の圧損を増加させることで、前記のような冷媒流量の偏流を生じず、各プレートフィンの内部の第1流体流路11の冷媒量を均等化でき、熱交換効率を向上させることができる。
その結果、この熱交換器は、冷媒流路11群部分での熱交換効率が向上し、更に熱効率の高い熱交換器とすることができる。
更にまた、上記した冷媒分流の均一化構成は分流制御管24に分流口26を穿孔するだけの簡単な構成であるから、安価に提供することができる。
そして、更に上記分流制御管24は補強プレート16aに一体化して設けてあるから、補強プレート16aを装着するだけでヘッダ流路14内に挿設することができ、分流制御管24を溶接等によって後付けする場合等に懸念されるプレートフィンロウ付け部分のロウ溶解によるプレートフィン接合不良やそれに伴う冷媒漏れ等の品質不良を防止でき、高品質且つ高効率の熱交換器とすることができる。
また、上記補強プレート16aは分流制御管24及び流出管5との電位差が前記分流制御管24と流出管5とを直付け接続した場合の両者の電位差よりも小さくなる材料、この実施形態では補強プレート16aはステンレス、分流制御管24はアルミニウム、流出管5は銅で形成してあるから、分流制御管24と流出管5とを直付け接続した場合に生じる異種金属接触腐食の発生を防止することができ、長期使用における信頼性を大きく向上さ
せることができる。特に流入出管を銅管で構成し、分流制御管24をアルミニウムで構成することが多い空気調和機用熱交換器にあっては顕著な効果が期待でき、効果的である。
なお、上記分流制御管24はこの実施形態では補強プレート16aに設けてあるが、エンドプレート3a側に設けてもよく、また、補強プレート16aを用いていないタイプの場合はエンドプレート3aの対向する面に分流制御管24と流出管5を設けてもよいものである。
また、この実施形態では冷媒流路11群がUターンする形状のものを想定しているが、実施の形態2で説明した直線状の冷媒流路11群としたものであっても同様に適用することができる。
(実施の形態4)
この実施の形態4は、先に示した各実施形態の熱交換器の一つを用いて構成した冷凍システムである。
本実施の形態では冷凍システムの一例として空気調和機を説明する。図30は空気調和機の冷凍サイクル図、図31は同空気調和機の室内機を示す概略断面図である。
図30、図31において、この空気調和装置は、室外機51と、室外機51に接続された室内機52から構成されている。室外機51には、冷媒を圧縮する圧縮機53、冷房暖房運転時の冷媒回路を切り替える四方弁54冷媒と外気の熱を交換する室外熱交換器55、冷媒を減圧する減圧器56が配設されている。また、室内機52には、冷媒と室内空気の熱を交換する室内熱交換器57と、室内送風機58とが配設されている。そして、前記圧縮機53、四方弁54、室内熱交換器57、減圧器56、室外熱交換器55を冷媒回路で連結してヒートポンプ式冷凍サイクルを形成している。
本実施形態による冷媒回路には、テトラフルオロプロペンまたはトリフルオロプロペンをベース成分とし、ジフルオロメタンまたはペンタフルオロエタンまたはテトラフルオロエタンを、地球温暖化係数が5以上、750以下となるように、望ましくは350以下、さらに望ましくは150以下となるようにそれぞれ2成分混合もしくは3成分混合した冷媒を使用している。
上記空気調和機は、冷房運転時には、四方弁54を圧縮機53の吐出側と室外熱交換器55とが連通するように切り換える。これにより、圧縮機53によって圧縮された冷媒は高温高圧の冷媒となって四方弁54を通って室外熱交換器55に送られる。そして、外気と熱交換して放熱し、高圧の液冷媒となり、減圧器56に送られる。減圧器56では減圧されて低温低圧の二相冷媒となり、室内機52に送られる。室内機52では、冷媒は室内熱交換器57に入り室内空気と熱交換して吸熱し、蒸発気化して低温のガス冷媒となる。この時室内空気は冷却されて室内を冷房する。さらに冷媒は室外機51に戻り、四方弁54を経由して圧縮機53に戻される。
暖房運転時には、四方弁54を圧縮機53の吐出側と室内機52とが連通するように切り換える。これにより、圧縮機53によって圧縮された冷媒は高温高圧の冷媒となって四方弁54を通り、室内機52に送られる。高温高圧の冷媒は室内熱交換器57に入り、室内空気と熱交換して放熱し、冷却され高圧の液冷媒となる。この時、室内空気は加熱されて室内を暖房する。その後、冷媒は減圧器56に送られ、減圧器56において減圧されて低温低圧の二相冷媒となり、室外熱交換器55に送られて外気と熱交換して蒸発気化し、四方弁54を経由して圧縮機53へ戻される。
上記のように構成された空気調和機は、その室外熱交換器55或いは室内熱交換器57に前記各実施の形態で示した熱交換器を使用することにより、熱交換器がヘッダ領域部分での膨張変形がなく小型且つ高効率であるから、省エネ性の高い高性能な冷凍システムとすることができる。
本発明は、コア積層体のエンドプレート同士を背中合わせに組み合わせ、そのヘッダ領域部分を補強プレートで挟持したことにより、家庭用及び業務用エアコン等に用いる熱交換器であってもヘッダ領域部分での膨張変形がなく長尺かつ高効率な熱交換器及びそれを用いた省エネ性の高い高性能な冷凍システムを提供することができる。よって、家庭用及び業務用エアコン等に用いる熱交換器や各種冷凍機器等に幅広く利用でき、その産業的価値は大なるものがある。
1 熱交換器
2 コア積層体
2a プレートフィン
3、3a、3b エンドプレート
4 流入管
5 流出管
6 第1プレートフィン
6a 第1板状部材
6b 第2板状部材
7 第2プレートフィン
8、8a、8b ヘッダ開口
9 連結手段(ボルト・ナット)
10 ヘッダ流路
10a 外周流路
10b 連絡流路
10c 多分岐流路
11 冷媒流路(第1流体流路)
11a 往路側流路部
11b 復路側流路部
12 切り起こし突起
12a、12aa 突起(第1切り起こし突起)
12b 突起(第2切り起こし突起)
13 貫通孔(位置決め用ボス孔)
13a 孔外周部(位置決め用ボス孔外周部)
14 ヘッダ流路
15 スリット
16a、16b 補強プレート
17 分流衝突壁
18 非流路部
19a、19b 平面端部
20 窪み平面
20a 幅狭平面
20b 幅広平面
21 フィン平面部
22(22a、22b) 突起(切り起し突起)
24 分流制御管
25 冷媒流通用間隙
26、26a、26b 分流口
27 中空枠体
51 室外機
52 室内機
53 圧縮機
54 四方弁
55 室外熱交換器
56 減圧器
57 室内熱交換器
58 室内送風機
200 プレートフィン積層体

Claims (7)

  1. 冷媒等の第1流体が流れる流路を有するプレートフィン積層体を備え、前記プレートフィン積層体の各プレートフィン積層間に第2流体を流して、前記第1流体と前記第2流体との間で熱交換する熱交換器であって、
    前記プレートフィン積層体は、第一エンドプレート及び第二エンドプレートの間に第1流体が流れる流路を有するプレートフィンを複数積層して構成したコア積層体を組み合わせて構成し、
    前記コア積層体の前記プレートフィンは、前記第1流体が並行に流れるように、複数の第1流体流路を有する流路領域と、前記流路領域の各第1流体流路に連通するヘッダ流路を有したヘッダ領域と、を備えるとともに、前記第1流体流路は前記プレートフィンに設けた凹条溝によって形成し、
    かつ、前記コア積層体は第1流体の出入り口となる入口開口及び出口開口を前記片方の第一エンドプレートのヘッダ領域対応部分に開口させるとともに、前記第二エンドプレート同士を背中合わせに積層して組み合わせ、前記背中合わせに組み合わせたコア積層体の前記第一エンドプレートの少なくともヘッダ領域対応部分の外側に補強プレートを配置し、当該補強プレート同士を連結手段で連結して前記背中合わせに組み合わせたコア積層体のヘッダ領域を挟持して前記ヘッダ領域対応部分が外方へ膨張変形するのを抑制した熱交換器。
  2. プレートフィンに形成した第1流体流路は略U字状にUターンさせて第1流体流路と連通するヘッダ流路の入口側ヘッダ流路及び出口側ヘッダ流路をプレートフィンの一端部側に纏め、この入口側ヘッダ流路及び出口側ヘッダ流路を纏めて設けたヘッダ領域対応部分の補強プレート同士を連結手段で連結して背中合わせに組み合わせたコア積層体のヘッダ領域を挟持した請求項1に記載の熱交換器。
  3. 第一エンドプレートの外側に配置した補強プレートはヘッダ領域対応部分と対向する側の面にヘッダ流路内へ突入する分流制御管を一体化して設けるとともに反対側の外面の入口開口と出口開口に第1流体の流入管と流出管を一体化した請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 補強プレートは分流制御管及び流入管と流出管との電位差が前記分流制御管と流入管或いは流出管給排管とを直付け接続した場合の両者の電位差よりも小さくなる材料で形成した請求項3に記載の熱交換器。
  5. コア積層体のヘッダ領域に設けたヘッダ流路は、プレートフィンに設けたヘッダ開口周りの外周流路と、当該外周流路と複数の第1流体流路とを連絡する連絡流路とを備え、前記コア積層体のヘッダ領域の膨張変形を防止する補強プレートを連結する連結手段は前記連絡流路の両側部分に貫通させた請求項1から4のいずれか一項に記載の熱交換器。
  6. プレートフィン、エンドプレート、補強プレートは各ヘッダ領域対応部分の周縁適所に貫通孔を設け、当該貫通孔に締結手段を通して前記補強プレート同士を連結した請求項1から5のいずれか一項に記載の熱交換器。
  7. 冷凍サイクルを構成する熱交換器を前記第1〜第6のいずれか1項に記載の熱交換器とした冷凍システム。
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