本発明に係る遊技用装置は、遊技機での遊技に関連して発生する遊技関連情報や遊技機の稼働状況を示す稼働状況情報に基づいて生成される閲覧用情報,遊技機での遊技を盛り上げるためのキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出,及び所定画像(例えばテレビ画像やインターネットのコンテンツ画像)等を、遊技者に対して表示(公開・提供)するためのものであり、本発明に係る遊技用システムは、該遊技用装置を備えるものである。
この遊技用システム1又は1’は、図1に示すように、遊技機であるパチンコ機10に対応して設けられる遊技用装置(カードユニット20)と、遊技機であるスロットマシン10’に対応して設けられる遊技用装置(呼出ランプ装置20’)と、遊技場内の所定箇所(例えば景品カウンタの近傍等)に設けられる遊技用装置(情報表示端末30)と、遊技機(パチンコ機10及びスロットマシン10’)の遊技関連情報及び稼働状況情報を管理する管理装置である中継装置(中継コンピュータ50)及び全体管理装置(ホールコンピュータ60)と、を備えている。
ここで遊技用装置であるカードユニット20及び呼出ランプ装置20’は、台端末40を介して、中継コンピュータ50と通信可能である。またホールコンピュータ60は、画像配信装置70と通信可能である。さらにホールコンピュータ60は、クライアントコンピュータ80と通信可能であり、該クライアントコンピュータ80は、インターネット2を介して、サーバコンピュータ3,遊技者が所有するパソコン4,及び遊技者が所有する携帯電話端末5と通信可能である。
この遊技用システム1又は1’では、会員カード6及びプリペイドカード7が使用される。会員カード6は会員遊技者特定記録媒体の一例であって、会員登録を行った遊技者(即ち会員遊技者)を個々に特定可能な会員識別情報である会員番号が記録されたものであり、ここでは遊技に使用可能な遊技価値の大きさである残度数や、セキュリティコード等も記録されている。プリペイドカード7は遊技用記録媒体の一例であって、該プリペイドカード7を個々に識別可能な情報であるプリペイドカード番号が記録されたものであり、ここでは遊技に使用可能な遊技価値の大きさである残度数や、セキュリティコード等も記録されている。これら会員カード6及びプリペイドカード7は、例えば長方形状を呈するプラスチック製の薄板における所定の部位に記録領域が形成されてなるものであり、ここでは該記録領域として不揮発性のEEPROMを備える非接触式の集積回路を搭載したICカードである。
この遊技用システムには、図2に示すように、前記閲覧用情報の表示方法が異なる2つの実施形態が含まれる。まず、第1実施形態に係る遊技用システム1は、図2(a)に示すように、遊技用装置(カードユニット20,呼出ランプ装置20’,又は情報表示端末30)から管理装置(中継コンピュータ50又はホールコンピュータ60)に対して閲覧用情報が要求されると、該閲覧用情報が管理装置において生成され、該生成された閲覧用情報が管理装置から要求元の遊技用装置に対して送信され、該送信された閲覧用情報が遊技用装置において表示されるものである。
一方、第2実施形態に係る遊技用システム1’は、図2(b)に示すように、遊技用装置(カードユニット20,呼出ランプ装置20’,又は情報表示端末30)から管理装置(中継コンピュータ50又はホールコンピュータ60)に対して閲覧用情報が要求されると、該閲覧用情報を生成するための加工用情報が管理装置において生成され、該生成された加工用情報が管理装置から要求元の遊技用装置に対して送信され、該送信された加工用情報に基づいて閲覧用情報が遊技用装置において生成され、該生成された閲覧用情報が遊技用装置において表示されるものである。
ここで閲覧用情報には、後述する図29(a)(b)に示すように、遊技機での遊技に関連して発生する遊技関連情報に基づいて生成される閲覧用遊技情報と、遊技機の稼働状況を示す稼働状況情報に基づいて生成される閲覧用稼働状況情報が含まれる。この閲覧用遊技情報には、表示内容が自動的に更新されるデータ一覧,出玉グラフ,ランキング,及び出玉予想と、表示内容が更新されない大当りレース,及びよく出ている機種,個人データ,ハイエナチェック,及び貯玉・ポイントが含まれる。また閲覧用稼働状況情報には、表示内容が自動的に更新される台マップが含まれる。
以下においては、まず第1実施形態に係る遊技用システム1について説明し、次に第2実施形態に係る遊技用システム1’について第1実施形態に係る遊技用システム1と異なる点についてのみ説明し、最後に両実施形態に係る変形例について説明する。また、以下においては、リーダ/ライタを「R/W」,データベースを「DB」と略記する。
[1.第1実施形態に係る遊技用システム1]
まず、第1実施形態に係る遊技用システム1(図2(a)を参照)に含まれる各構成要素について説明する。図1に示すように、カードユニット20は前記遊技用装置の一例であって、図3に示すように、パチンコ機10に対応して(ここではパチンコ機10の左側に隣接して)設けられるものである。以下、パチンコ機10及びカードユニット20について説明する。
パチンコ機10は遊技機の一例であって、図3に示すように、遊技球であるパチンコ玉を遊技領域11に打ち込んで遊技が行われる弾球遊技機であり、予め定められた所定条件を満たすときに、遊技者にとって有利な遊技状態として、後述する大当り状態,確変状態,及び時短状態が発生するものである。このパチンコ機10は、遊技場内に設けられる遊技島に、機種等に従って配置される。ここで各遊技島は、島番号によって個々に識別可能とされており、該遊技島に配置された各パチンコ機10,及び各カードユニット20は、台番号によって識別可能とされている。
パチンコ機10の前面には、図3に示すように、後述する遊技領域11と、パチンコ玉を該遊技領域11に打ち込む操作を受け付けるための発射ハンドル12と、パチンコ機10の背面に設けられる玉払出装置17から払い出されるパチンコ玉を貯留するための上皿13と、該上皿13内に貯留しきれない余剰のパチンコ玉を貯留するための下皿14が設けられている。また上皿13の前面には、カードユニット20にて受け付けられている会員カード6の記録情報又はプリペイドカード7の記録情報から特定される残度数を表示するための残度数表示器13aと、該残度数を使用したパチンコ玉の貸与操作を受け付けるための玉貸ボタン13bと、カードユニット20にて受け付けられている会員カード6又はプリペイドカード7の返却操作を受け付けるための返却ボタン13cが設けられており、これら残度数表示器13a,玉貸ボタン13b,及び返却ボタン13cは、次に述べる払出制御基板16に接続されている。またパチンコ機10の内部には、図5に示すように、発射ハンドル12の操作によるパチンコ玉の発射を検出するための発射センサ12aと、遊技状態を制御する遊技制御基板15と、玉払出装置17を制御する払出制御基板16と、後述する各種の遊技関連情報を出力する情報出力基板18が設けられている。これらパチンコ機10に設けられる各機器は、図5に示すように接続されている。
遊技領域11には、図4(a)に示すように、普通可変表示装置11a,特別可変表示装置11b,始動通過口11c,始動入賞口11d,可動部材11e,大入賞口11f,開閉板11g,入賞個数表示器11h,アウト口11i,及び始動入賞記憶表示器11jが設けられている。ここで始動通過口11cには、該始動通過口11cへのパチンコ玉の進入を検出するためのセンサが付設されている。また始動入賞口11dにも、該始動入賞口11dへのパチンコ玉の入賞を検出するためのセンサが付設されている。さらに大入賞口11fにも、該大入賞口11fへのパチンコ玉の入賞を検出するためのセンサが付設されている。また可動部材11eには、該可動部材11eを後述する第1の状態から第2の状態に動作するためのソレノイドが付設されている。また開閉板11gにも、該開閉板11gを閉成状態から開成状態に動作するためのソレノイドが付設されている。これら遊技領域11に設けられる各機器は、図示しないが、遊技制御基板15に接続されている。なお遊技領域には、図示しないが、複数の一般入賞口,多数の釘,適数の風車や役物等も設けられている。
ここで普通可変表示装置11aは、例えば7セグメントの表示器により構成され、識別標識(以下「普通図柄」という。)として2列の図柄を可変表示可能なものであり、普通始動領域である始動通過口11cにパチンコ玉が進入することにより可変表示動作を行うものである。また特別可変表示装置11bは、例えば液晶表示器により構成され、識別標識(以下「特別図柄」という。)として3列の図柄を可変表示可能なものであり、特別始動領域である始動入賞口11dにパチンコ玉が入賞することにより可変表示動作を行うものである。
また可動部材11eは普通可変入賞球装置の一例であって、始動入賞口11dに対して揺動自在に取り付けられる左右一対の可動片により構成されるものであり、前記普通可変表示装置11aの表示結果が予め定められた特定の表示態様(例えば「33」や「77」等の特定のゾロ目)になったときに、図4(b)に示すように、パチンコ玉を受け入れ難い第2の状態からパチンコ玉を受け入れ易い第1の状態に変化するものである。さらに開閉板11gは、大入賞口11fに対して揺動自在に取り付けられる板材により構成されるものであり、前記特別可変表示装置11bの表示結果が予め定められた特定の表示態様になったときに、遊技者にとって有利な遊技状態である大当り状態になり、パチンコ玉を受け入れない閉成状態からパチンコ玉を受け入れ易い開成状態に変化するものである。
このパチンコ機10においては、後述するようにして貸玉として払い出されたパチンコ玉又は賞球として払い出されたパチンコ玉が、発射ハンドル12の操作によって遊技領域11に打ち込まれて遊技が行われ、図5に示すように、該遊技に関連する遊技関連情報として以下に示す各種の情報が、遊技制御基板15から情報出力基板18を通して外部出力される。
即ち、まず発射ハンドル12が操作されると、発射ハンドル12の操作が行われている旨を示す遊技関連情報として、該発射ハンドル12の操作が行われている間において継続的な発射操作検出情報が、情報出力基板18から出力される。また発射ハンドル12の操作により発射されたパチンコ玉が発射センサ12aにより検出されると、該検出が行われた旨を示す情報として、パルス状の発射玉検出情報が、情報出力基板18から出力される。
次に遊技領域11に打ち込まれたパチンコ玉が始動通過口11cに進入して、該パチンコ玉が始動通過口11cに付設されたセンサにより検出されると、遊技制御基板15の制御により、普通可変表示装置11aにおいて普通図柄の可変表示動作が開始され、所定時間の経過後に該可変表示動作が停止する。なお始動通過口11cに進入したパチンコ玉は、遊技領域11に再度放出される。
ここで普通可変表示装置11aの表示結果が予め定められた特定の表示態様(例えば「33」や「77」等の特定のゾロ目)になったときには、図4(b)に示すように、通常時には左右一対の可動片が略垂直に閉じており、パチンコ玉を受け入れ難い第2の状態とされている可動部材11eが、遊技制御基板15の制御により、該可動部材11eに付設されたソレノイドが励磁されて左右一対の可動片が略水平に開いて、パチンコ玉を受け入れ易い第1の状態とされ、所定時間の経過後に再度第1の状態に戻る。
また遊技領域11に打ち込まれたパチンコ玉が始動入賞口11dに入賞して、該パチンコ玉が始動入賞口11dに付設されたセンサにより検出されると、遊技制御基板15の制御により、特別可変表示装置11bにおいて特別図柄の可変表示動作が開始され、所定時間の経過後に該可変表示動作が停止して、該可変表示動作の停止を示す遊技関連情報として、パルス状のスタート情報が、情報出力基板18から出力される。
ここで遊技制御基板15の制御により、予め定められた所定の確率で、特別可変表示装置11bにおいて前記3列の特別図柄のうちの2列(ここでは左列及び右列)が同一の図柄で可変停止されると、大当り状態の発生の前段階であるリーチ状態が発生し、該リーチ状態である旨を示す遊技関連情報として、該リーチ状態の発生から終了までの間(即ちリーチ期間中)において継続的なリーチ情報が、情報出力基板18から出力される。
このリーチ状態では、特別可変表示装置11bにおいて様々な演出が行われ、遊技者に対して大当り発生の期待感を抱かせると共に、遊技者の興奮を煽って遊技に飽きてしまうことを防止するように構成されている。このリーチ状態は、予め定められた所定の確率で複数種類が発生し、リーチの趣向を高めるように構成されており、ここでは該複数種類のリーチとして、特別可変表示装置11bにおいて前記3列の特別図柄のうちの1列(ここでは中列)の図柄が通常の速度で可変するリーチA(ノーマルリーチ),該中列の図柄がコマ送りで可変するリーチB(コマ送りリーチ),該中列の図柄が通常よりも高速で可変するリーチC(高速リーチ),及び前記3列の特別図柄が同一の図柄で可変するリーチD(スペシャルリーチ)の、合計4種類のリーチが発生するように構成されている。なおコマ送りリーチと高速リーチは、ノーマルリーチを経てから発展して発生し、またスペシャルリーチも、コマ送りリーチ又は高速リーチを経てから発展して発生する、発展型リーチである。また前記リーチ情報は、複数種類のリーチを個々に特定可能な情報として、情報出力基板18から出力される。
また遊技制御基板15の制御により、予め定められた所定の確率で、特別可変表示装置11bにおいて前記3列の図柄が予め定められた特定の表示態様(例えば「000」〜「999」のいずれかのゾロ目)で可変停止されると、遊技者にとって有利な遊技状態である大当り状態が発生し、該大当り状態である旨を示す遊技関連情報として、該大当り状態の発生から終了までの間(即ち大当り期間中)において継続的な大当り情報が、情報出力基板18から出力される。
この大当り状態では、通常時には大入賞口11fを閉じており、大入賞口11fにパチンコ玉を受け入れない閉成状態とされている開閉板11gが、遊技制御基板15の制御により、該開閉板11gに付設されたソレノイドが励磁されて大入賞口11fを開き、大入賞口11fにパチンコ玉を受け入れ易い開成状態とされる。このようにして開成状態となっている大入賞口11fにパチンコ玉が入賞して、該パチンコ玉が大入賞口11fに付設されたセンサにより検出されると、該検出個数が入賞個数表示器11hにより表示される。なお開成状態は、所定時間(例えば30秒間)の経過,又は大入賞口11fへの所定個数(例えば10個)のパチンコ玉の入賞のいずれか早い方の条件が成立することによって終了して、閉成状態に戻る。一方、大入賞口11f内のある箇所には特定入賞領域(いわゆるV入賞)が設けられており、開成状態となっている大入賞口11fにパチンコ玉が入賞して、該パチンコ玉が特定入賞領域に進入すると、遊技制御基板15の制御により、開成状態が終了して閉成状態となった後に一定のインターバル期間が経過するのを待って、再び開閉板11gを開成状態とする、繰り返し継続制御が行われる。この繰り返し継続制御の上限回数は例えば15回と定められている。
また遊技制御基板15の制御により、予め定められた所定の確率で、特別可変表示装置11bにおいて前記3列の図柄が予め定められた特別の表示態様(例えば「111」,「333」,「555」,「777」,又は「999」のいずれかのゾロ目)で可変停止されると、大当り状態の終了後に、遊技者にとって有利な遊技状態であって、大当り状態の発生確率が通常よりも向上する確率変動状態(以下単に「確変状態」という。)が発生し、該確変状態である旨を示す遊技関連情報として、該確変状態の発生から終了までの間(即ち確変期間中)において継続的な確変情報が、情報出力基板18から出力される。この確変状態は、初回の大当りの発生を含めて例えば合計2回の大当りが発生することにより通常確率に復帰して終了すると共に、該2回目の大当りが前記特別の表示態様となった場合には、該確変状態が継続(いわゆる連チャン)する。
さらに大当り状態の終了後には、所定の条件に基づいて、遊技者にとって有利な遊技状態であって、特別可変表示装置11bが可変表示動作を所定回数(例えば100回,又は50回等)行うまでの間、可動部材11eが第2の状態から第1の状態に変化する頻度が向上する普通有利状態として時短状態が発生し、該時短状態である旨を示す遊技関連情報として、該時短状態の発生から終了までの間(即ち時短期間中)において継続的な時短情報が、情報出力基板18から出力される。
この時短状態では、普通可変表示装置11aにおける可変表示動作の時間が通常時よりも短縮(例えば通常時の30秒が5秒に短縮)されることにより、可動部材11eが第2の状態から第1の状態に変化する頻度が向上して、可動部材11eにパチンコ玉が進入し易くなるため、特別可変表示装置11bにおける可変表示の頻度が向上すると共に、始動入賞口11dへの入賞に対する賞球の払出が増えるので持ち球の減少を抑えながら遊技を行うことができる。この時短状態を発生する弾球遊技機としては、例えば確変状態とならない大当り状態が終了したときに時短状態が発生するもの(いわゆるフルスペック機)や、確変状態中において発生した確変状態とならない大当り状態が終了したときに時短状態が発生するもの(いわゆるハーフスペック機)等がある。
なお特別可変表示装置11bが可変表示動作を行っている最中に始動入賞口11dにパチンコ玉が入賞すると、その始動入賞が記憶され、特別可変表示装置11bの可変表示動作が停止して再び可変表示動作を開始できる状態になってから、該始動入賞の記憶(いわゆる保留玉)に基づいて特別可変表示装置11bの可変表示動作が開始される。この始動入賞の記憶の上限値は例えば4個と定められており、現時点における始動入賞の記憶個数が始動入賞記憶表示器11jにて表示される。従って、始動入賞の記憶が4個となっている状態で始動入賞口11dにパチンコ玉が入賞した場合には、該入賞は特別可変表示装置11bの可変表示動作には使用されずに無効始動となるが、入賞に対する賞球の払出は行われる。
また遊技領域11に打ち込まれたパチンコ玉が、前述した始動入賞口11d,大入賞口11f,及びその他の入賞口に入賞すると、払出制御基板16の制御により、予め定められた数のパチンコ玉が賞球として玉払出装置17から払い出され、該払い出されたパチンコ玉の数を特定可能な遊技関連情報として、パルス状の払出玉情報が、情報出力基板18から出力される。
一方、各入賞口に入賞したパチンコ玉及びいずれの入賞口にも入賞しなかったパチンコ玉は、アウト口11iからパチンコ機10の背後における遊技島に設けられたアウトタンクに導かれて、該アウトタンクに付設された打込玉カウンタ19により計数され、該計数された(即ち遊技領域11に打ち込まれた)パチンコ玉の数を特定可能な遊技関連情報として、パルス状の打込玉情報が、打込玉カウンタ19から出力される。
以上のようにして情報出力基板18及び打込玉カウンタ19から出力された各種の遊技関連情報は、カードユニット20のパチンコ機用通信部21aに入力されて、該カードユニット20の制御部22により集計される。
カードユニット20は、前記遊技用装置であると共に、会員カード6及びプリペイドカード7を受け付けて遊技媒体であるパチンコ玉を貸し出すための貸与処理を行うものであり、前述の如くパチンコ機10の左側に隣接して設けられ、縦長の筐体を有する。このカードユニット20の前面には、図3に示すように、遊技者が所有する会員カード6及びプリペイドカード7の挿入を受け付けるカード挿入口23aと、タッチパネル式のディスプレイ25が設けられている。またカードユニット20の内部には、図5に示すように、パチンコ機用通信部21aと、台端末用通信部21bと、玉貸通信部21cと、制御部22と、カードR/W23と、EEPROM24が設けられている。これらカードユニット20に設けられる各機器は、図5に示すように接続されている。
パチンコ機用通信部21aは入力手段の一例であって、対応するパチンコ機10での遊技に関連して発生する遊技関連情報が逐次入力されるものであり、具体的には、該遊技関連情報として、前述した発射操作検出情報,発射玉検出情報,スタート情報,リーチ情報(及び発展型リーチ情報),大当り情報,確変情報,時短情報,払出玉情報,及び打込玉情報が、逐次入力される。
台端末用通信部21bは、台端末40を介して中継コンピュータ50及びホールコンピュータ60と通信可能に接続され、カードユニット20と中継コンピュータ50及びホールコンピュータ60との間における通信を司るものである。この台端末用通信部21bは指定情報通知手段の一例であって、後述する表示情報指定手段であるタッチパネル式のディスプレイ25により指定された閲覧用遊技情報等を特定可能な情報を中継コンピュータ50及び/又はホールコンピュータ60に通知するものである。また台端末用通信部21bは受信手段の一例であって、前記指定情報通知手段からの通知に応じて中継コンピュータ50及び/又はホールコンピュータ60から送信されてくる閲覧用遊技情報や閲覧用稼働状況情報や順位情報(ランキングデータ)等を受信するものである。
玉貸通信部21cは、対応するパチンコ機10の払出制御基板16との間でパチンコ玉の貸出に関する信号のやり取りを行うものである。
制御部22は、CPU,RAM,ROM等を備え、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、カードユニット20に設けられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。この制御部22は表示制御手段の一例であって、後述する表示手段であるディスプレイ25に表示する表示内容の表示制御を行うものである。また表示制御手段として機能する制御部22は、前記入力手段に特定の遊技関連情報が入力されたときに、キャラクタによるキャラクタ演出を表示する表示制御を行うと共に、次に述べる集計手段により集計される遊技関連情報の変化に応じて、キャラクタを段階的に発展させるキャラクタ発展演出を表示する表示制御を行うものである。
また制御部22は集計手段の一例であって、前記入力手段であるパチンコ機用通信部21aに入力された遊技関連情報を集計するものである。具体的には、スタート情報と大当り情報に基づいて大当り間スタート回数を集計し、リーチ情報に基づいて複数種類のリーチ状態毎のリーチ発生回数を集計し、大当り情報に基づいて大当り回数を集計し、確変情報に基づいて確変回数を集計し、大当り情報と確変情報と時短情報に基づいて継続回数を集計し、払出玉情報に基づいて払出玉数を集計し、打込玉情報に基づいて打込玉数を集計する。また打込玉情報が継続的に入力されている時間をカウントして稼動時間を算出し、大当り間スタート回数(確変中を除く)を集計してスタート回数を算出し、(大当り回数−確変回数)÷スタート回数の式で大当り確率を算出し、払出玉数−打込玉数の式で出玉数を算出し、大当り回数÷複数種類のリーチ状態毎のリーチ発生回数の式で複数種類のリーチ状態毎の期待度を算出する。ここでの集計結果及び算出結果は、後述する図6に示すように、EEPROM24に記憶される。
また制御部22は更新手段の一例であって、前記入力手段であるパチンコ機用通信部21aに入力された遊技関連情報に基づいて後述する対応遊技機遊技関連情報記憶手段及び対応遊技機稼働状況情報記憶手段であるEEPROM24に記憶されている遊技関連情報及び稼働状況情報を逐次更新するものである。また制御部22は対応遊技機閲覧用遊技情報生成手段及び対応遊技機閲覧用稼働状況情報生成手段の一例であって、前記更新手段により更新された遊技関連情報及び稼働状況情報に基づいて閲覧用遊技情報及び閲覧用稼働状況情報を生成するものである。
さらに制御部22は会員遊技者特定記録媒体処理手段の一例であって、次に述べるカードR/W23にて読み取った会員カード6の記録情報から会員遊技者を特定するための処理を行うものであり、具体的には、カードR/W23にて読み取った会員カード6の会員番号と、タッチパネル式のディスプレイ25にて入力された暗証番号を、ホールコンピュータ60に対して送信する処理を行う。
カードR/W23は、会員カード6を受け付けて、該会員カード6の記録情報を読み取ると共に、前記貸与処理が行われた後の残度数を会員カード6に対して書き込むものである。またカードR/W23は、プリペイドカード7を受け付けて、該プリペイドカード7の記録情報を読み取ると共に、前記貸与処理が行われた後の残度数をプリペイドカード7に対して書き込むものである。
EEPROM24は、不揮発性の半導体メモリである。このEEPROM24には、前記表示制御手段の表示制御によりディスプレイ25に表示されるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出の表示内容が記憶されている。
またEEPROM24は対応遊技機遊技関連情報記憶手段及び対応遊技機稼働状況情報記憶手段の一例であって、対応するパチンコ機10の遊技関連情報及び稼働状況情報を記憶するものであり、図6に示すような対応遊技機DBが設けられている。この対応遊技機DBでは、対応するパチンコ機10の台データ,出玉データ,及びリーチデータとして、前記集計手段により集計された集計結果が少なくとも当日分記憶され、前記更新手段により逐次更新される。
具体的には、対応するパチンコ機10の台データとしては、該パチンコ機10の稼働状況(ここでは遊技中)を示す稼働状況情報が記憶されると共に、大当り情報が入力されて大当り状態が発生する毎に、該大当り状態が発生した時刻が「時刻」の欄に記憶され、該大当り状態の発生回数が「大当り」の欄に記憶され、該大当り状態が発生した特別図柄が「図柄」の欄に記憶され、該大当り状態の終了後に確変状態(○印)又は時短状態(△印)が発生した旨が「確変」の欄に記憶され、該大当り状態の継続回数が「継続」の欄に記憶され、該大当り状態が発生した時点における大当り間スタート回数が「大当り間スタート」の欄に記憶される。なお確変状態中の大当り間スタート回数は、括弧()が付されて記憶され、時短状態中の大当り間スタート回数は、括弧<>が付されて記憶される。以下、このデータを「大当り履歴」と称する。また前記集計手段により集計・算出された稼動時間,大当り回数,確変回数,MAX継続回数,スタート回数,及び大当り確率も記憶される。
ここで大当り状態の継続回数(いわゆる連チャン数)は、大当り状態が確変状態中又は時短状態中に発生したときに加算され、大当り状態が時短状態中に発生しなかったときに該加算が打ち切られて1に戻る。例えば図6に示すように、1回目の大当り状態の終了後、2回目の大当り状態が確変状態中に発生し、3回目の大当り状態が時短状態中に発生し、4回目の大当り状態が時短状態中に発生しなかったときには、1回目の大当り状態から3回目の大当り状態までについて継続回数が3(即ち3連チャン)と記憶され、4回目の大当り状態について再び継続回数が1と記憶される。
また対応するパチンコ機10の出玉データとしては、前記集計手段により出玉数が算出される毎(ここでは5秒毎)に、該出玉数が算出された時刻,前記集計手段により集計・算出された打込玉数,払出玉数,及び出玉数が記憶される。
さらに対応するパチンコ機10のリーチデータとしては、リーチ情報及びリーチ名毎に、前記集計手段により集計・算出されたリーチ発生回数,大当り発生回数,及び期待度が記憶される。
この対応遊技機DBに記憶された台データ及び出玉データは、台番号と共に、所定の間隔(例えば5秒毎)で中継コンピュータ50に対して送信され、該中継コンピュータ50において、台番号と対応付けて台データ及び出玉データとして管理される。またカードR/W23にて会員カード6が受け付けられているときに対応遊技機DBに記憶された台データは、個人データとして、該会員カード6から読み取った会員番号と共に、所定の間隔(例えば5秒毎)でホールコンピュータ60に対して送信され、該ホールコンピュータ60において、会員番号と対応付けて個人データとして管理される。
タッチパネル式のディスプレイ25は、対応するパチンコ機10で遊技を行う遊技者が視認可能な位置に設けられ(ここでは表示画面が遊技者に向くようにカードユニット20の前面から前方に突出する態様で設けられ)、各種の情報を表示する表示デバイスであると共に、各種の入力を受け付ける入力デバイスである。このディスプレイ25は表示手段の一例であって、遊技関連情報に基づいて生成される各種の閲覧用遊技情報や、遊技機の稼働状況を示す稼働状況情報に基づいて生成される閲覧用稼働状況情報や、後述するキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出等を表示するものである。またタッチパネル式のディスプレイ25は、表示情報指定手段の一例であって、該各種の閲覧用遊技情報から表示手段に表示する情報を遊技者が指定するためのものであると共に、表示対象指定手段の一例であって、表示手段に表示する閲覧用稼働状況情報の対象となる遊技機を遊技者が指定するためのものである。この作用の詳細については、図25〜図86を参照して後述する。
以上に説明したカードユニット20では、以下のようにしてパチンコ玉を貸し出すための処理が行われる。まず会員遊技者により会員カード6がカード挿入口23aに挿入されて受け付けられると、該会員カード6の記録情報がカードR/W23にて読み取られると共に、暗証番号入力画面がタッチパネル式のディスプレイ25に表示され(図25(b)を参照)、遊技者により暗証番号が入力されると、カードR/W23にて読み取られた会員番号及び該入力された暗証番号がホールコンピュータ60に対して送信され、該会員番号及び暗証番号を受信したホールコンピュータ60において、該受信した会員番号及び暗証番号と、後述する図18に示す会員情報DBにて記憶されている会員番号及び暗証番号とが照合され、該照合がOKであると、該会員情報DBにて記憶されている残度数を含む会員情報が該カードユニット20に対して送信され、該会員情報を受信したカードユニット20において、該会員情報が制御部22のRAMに記憶されると共に該会員情報に含まれる残度数が残度数表示器13aに表示される。一方、非会員遊技者によりプリペイドカード7がカード挿入口23aに挿入されて受け付けられると、該プリペイドカード7の記録情報がカードR/W23にて読み取られ、カードR/W23にて読み取られた残度数が制御部22のRAMに記憶されると共に残度数表示器13aに表示される。
次に遊技者が玉貸ボタン13bを操作すると、パチンコ機10とカードユニット20との間でパチンコ玉の貸出に関する信号のやり取りが行われ、所定度数分のパチンコ玉が玉払出装置17から払い出されて、パチンコ玉の貸出が行われ、該パチンコ玉の貸出に使用された度数が制御部22のRAMに記憶されている残度数から減算されると共に残度数表示器13aに表示されている残度数から減算される。このようにして玉払出装置17から払い出されたパチンコ玉は上皿13内に貯留され、遊技者が発射ハンドル12を操作すると、上皿13内のパチンコ玉が遊技領域11に1個ずつ打ち込まれて遊技が行われる。なお遊技者が返却ボタン13cを押圧操作すると、制御部22のRAMに記憶されている残度数がカードR/W23にて受け付けられている会員カード6又はプリペイドカード7に対して書き込まれ、該書込が終了した後の会員カード6又はプリペイドカード7がカード挿入口23aから排出されて、遊技者に返却される。
図1に戻り、呼出ランプ装置20’も前記遊技用装置の一例であって、図7に示すように、スロットマシン10’に対応して(ここではスロットマシン10’の上側に隣接して)設けられるものである。以下、スロットマシン10’及び呼出ランプ装置20’について説明する。
スロットマシン10’は遊技機の一例であって、図7に示すように、遊技者所有の有価価値であるメダルを賭数として使用することで遊技が可能となり、複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表示装置11’を含み、該可変表示装置11’の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了すると共に、予め定められた所定条件を満たすときに、遊技者にとって有利な遊技状態として、後述するBB状態,RB状態,及びAT状態が発生するものである。このスロットマシン10’は、遊技場内に設けられる遊技島に、機種等に従って配置される。ここで各遊技島は、島番号によって個々に識別可能とされており、該遊技島に配置された各スロットマシン10’,及び各呼出ランプ装置20’は、台番号によって識別可能とされている。
スロットマシン10’の前面には、図7に示すように、複数の識別情報としての図柄が外周に描かれた左リール11L’,中リール11C’,及び右リール11R’を有する可変表示装置11’と、遊技者が所有するメダルの投入を受け付けるメダル投入口12a’と、賭数として1ゲームに使用するメダル数を設定する操作を受け付けるための賭数設定ボタン12b’と、ゲームを開始する操作を受け付けるためのスタートレバー12c’と、左リール11L’に対応する左ストップボタン13L’,中リール11C’に対応する中ストップボタン13C’,及び右リール11R’に対応する右ストップボタン13R’を有し、各リールの回転を停止する操作を受け付けるためのストップボタン13’と、スロットマシン10’の内部に設けられるメダル払出装置17’から払い出されるメダルを貯留するためのメダル貯留皿14’が設けられている。またスロットマシン10’の内部には、図8に示すように、遊技状態を制御する遊技制御基板15’と、メダル払出装置17’を制御する払出制御基板16’と、後述する各種の遊技関連情報を出力する情報出力基板18’が設けられている。これらスロットマシン10’に設けられる各機器は、図8に示すように接続されている。
このスロットマシン10’においては、遊技者により、該遊技者が所有するメダルがメダル投入口12a’に投入され、賭数設定ボタン12b’が操作されて賭数が設定され、スタートレバー12c’が操作されると、可変表示装置11’の可変表示が開始されて遊技が行われ、使用されたメダル数及び遊技が行われた旨を示す遊技関連情報として、該使用されたメダル数に相当するパルス数のメダル使用情報が、情報出力基板18’から出力される。
そして遊技者により、ストップボタン13’が操作されると、対応する各リールの回転が停止して可変表示装置11’の表示結果が導出表示されて1ゲームが終了する。ここで該表示結果に応じて遊技者に対してメダルが付与されたときには、該付与されたメダル数を示す遊技関連情報として、該付与されたメダル数に相当するパルス数のメダル付与情報が、情報出力基板18’から出力される。
またレギュラーボーナス入賞して該表示結果が所定の表示態様になると、遊技者にとって有利な遊技状態であるレギュラーボーナス(以下「RB」という。)状態が発生してレギュラーボーナスゲームが開始されると共に、該RB状態である旨を示す遊技関連情報として、該RB状態の発生から終了までの間(即ちレギュラーボーナスゲーム中)において継続的なRB情報が、情報出力基板18’から出力される。このレギュラーボーナスゲームでは、所定の入賞が発生しやすい遊技者にとって有利なJACゲームが所定の入賞回数(例えば8回)又は所定の制限回数(例えば12回)に達するまで提供される。
またビッグボーナス入賞して該表示結果が所定の表示態様になると、遊技者にとって有利な遊技状態であるビッグボーナス(以下「BB」という。)状態が発生してビッグボーナスゲームが開始されると共に、該BB状態である旨を示す遊技関連情報として、該BB状態の発生から終了までの間(即ちビッグボーナスゲーム中)において継続的なBB情報が、情報出力基板18’から出力される。このビッグボーナスゲームでは、通常ゲーム中(レギュラーボーナスゲーム中又はビッグボーナスゲーム中以外のゲム中)に比べて高い確率で後述する小役入賞が発生する小役ゲームが所定の制限回数(例えば30回)に達するまで提供されると共に、該小役ゲーム中に比較的高い確率でJACゲーム入賞が発生して、前記JACゲームが所定の入賞回数(例えば8回)又は所定の制限回数(例えば12回)に達するまで提供される。なおビッグボーナスゲームは、前記小役ゲームが所定の制限回数(30回)に達したとき、又は前記JACゲームが所定の制限回数(3回)に達して該JACゲームが終了したときに終了する。
なおスロットマシン10’では、ビッグボーナス入賞の当選フラグが設定されたときに、所定回数(例えば10回程度)の可変表示が行われるまでビッグボーナス入賞となる表示結果が導出表示されないようにビッグボーナス入賞をストックし、該ストックしたビッグボーナス入賞を前記所定回数の可変表示が行われた後に発生可能とする(放出する)ストック制御が行われる。このようなストック制御が行われるときには、ストックしたビッグボーナス入賞が放出される前の予め定められた回数(例えば5回前以降)の可変表示において、ランプ等を用いた報知態様で連続的に予告報知をする制御が所定の確率で実行される。このような予告方式での予告報知は連続予告と呼ばれ、該連続予告が行われたときには、ビッグボーナスゲームが発生する前兆を遊技者が認識することができるので、遊技者の期待感を盛上げることができる。そして該連続予告が行われたときには、該連続予告が行われた旨を示す遊技関連情報として、パルス状の予告情報が、情報出力基板18’から出力される。
また予め定められた所定条件(例えば前記ビッグボーナスゲームの終了後に2分の1の確率で抽選により内部当選すること)を満たすときに、遊技者にとって有利な遊技状態であって抽選により内部当選した小役を遊技者に対して報知するアシストタイム(以下「AT」という。)状態が発生し、該AT状態である旨を示す遊技関連情報として、該AT状態の発生から終了までの間(即ちAT状態中)において継続的なAT情報が、情報出力基板18’から出力される。このAT状態では、例えば抽選により内部当選した小役を獲得するためのストップボタン13’の押し順に対応する順で各リールが点灯することにより前記報知が行われるため、遊技者は、該報知によって小役の内部当選を知ることができ、該報知された押し順に従ってストップボタン13’を操作することによって該小役を効率良く獲得することができる。
呼出ランプ装置20’は、前記遊技用装置であると共に、遊技場の店員を呼び出すためのものであり、前述の如くスロットマシン10’の上側に隣接して設けられ、横長の筐体を有する。この呼出ランプ装置20’の前面には、図7に示すように、遊技者が所有する会員カード6の挿入を受け付けるカード挿入口23a’と、前記カードユニット20と同様のタッチパネル式のディスプレイ25と、遊技場の店員を呼び出す操作を受け付けるための呼出ボタン26’と、該呼出ボタン26’の操作に応じて点灯するランプ27’が設けられている。また呼出ランプ装置20’の内部には、図8に示すように、スロットマシン用通信部21a’と、前記カードユニット20と同様の台端末用通信部21bと、制御部22’と、カードR/W23’と、EEPROM24’が設けられている。これら呼出ランプ装置20’に設けられる各機器は、図8に示すように接続されている。
スロットマシン用通信部21a’は入力手段の一例であって、対応するスロットマシン10’での遊技に関連して発生する遊技関連情報が逐次入力されるものであり、具体的には、該遊技関連情報として、前述したメダル使用情報,メダル付与情報,RB情報,BB情報,予告情報,及びAT情報が、逐次入力される。
制御部22’は、CPU,RAM,ROM等を備え、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、呼出ランプ装置20’に設けられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。この制御部22’は表示制御手段の一例であって、後述する表示手段であるディスプレイ25に表示する表示内容の表示制御を行うものである。また表示制御手段として機能する制御部22’は、前記入力手段に特定の遊技関連情報が入力されたときに、キャラクタによるキャラクタ演出を表示する表示制御を行うと共に、次に述べる集計手段により集計される遊技関連情報の変化に応じて、キャラクタを段階的に発展させるキャラクタ発展演出を表示する表示制御を行うものである。
また制御部22’は集計手段の一例であって、前記入力手段であるスロットマシン用通信部21a’に入力された遊技関連情報を集計するものである。具体的には、メダル使用情報とBB情報に基づいて大当り間スタート回数を集計し、BB情報に基づいてBB回数を集計し、RB情報に基づいてRB回数を集計し、AT情報に基づいてAT回数を集計し、メダル使用情報に基づいて使用玉数を集計し、メダル付与情報に基づいて付与枚数を集計する。またメダル使用情報が継続的に入力されている時間をカウントして稼動時間を算出し、大当り間スタート回数を集計してスタート回数を算出し、BB回数÷スタート回数の式で大当り確率を算出し、付与枚数−使用枚数の式で獲得枚数を算出し、BB情報の入力中における付与枚数−使用枚数の式でBB中獲得枚数を算出する。ここでの集計結果及び算出結果は、後述する図9に示すように、EEPROM24’に記憶される。
また制御部22’は更新手段の一例であって、前記入力手段であるスロットマシン用通信部21a’に入力された遊技関連情報に基づいて後述する対応遊技機遊技関連情報記憶手段及び対応遊技機稼働状況情報記憶手段であるEEPROM24’に記憶されている遊技関連情報及び稼働状況情報を逐次更新するものである。また制御部22’は対応遊技機閲覧用遊技情報生成手段及び対応遊技機閲覧用稼働状況情報生成手段の一例であって、前記更新手段により更新された遊技関連情報及び稼働状況情報に基づいて閲覧用遊技情報及び閲覧用稼働状況情報を生成するものである。
さらに制御部22’は会員遊技者特定記録媒体処理手段の一例であって、次に述べるカードR/W23’にて読み取った会員カード6の記録情報から会員遊技者を特定するための処理を行うものであり、具体的には、カードR/W23’にて読み取った会員カード6の会員番号と、タッチパネル式のディスプレイ25にて入力された暗証番号を、ホールコンピュータ60に対して送信する処理を行う。カードR/W23’は、会員カード6を受け付けて、該会員カード6の記録情報を読み取るものである。
EEPROM24’は、不揮発性の半導体メモリである。このEEPROM24’には、前記表示制御手段の表示制御によりディスプレイ25に表示されるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出の表示内容が記憶されている。
またEEPROM24’は対応遊技機遊技関連情報記憶手段及び対応遊技機稼働状況情報記憶手段であって、対応するスロットマシン10’の遊技関連情報及び稼働状況情報を記憶するものであり、図9に示すような対応遊技機DBが設けられている。この対応遊技機DBでは、対応するスロットマシン10’の台データ,及びスロットマシン10’の獲得枚数データとして、前記集計手段により集計された集計結果が少なくとも当日分記憶され、前記更新手段により逐次更新される。
具体的には、対応するスロットマシン10’の台データとしては、該スロットマシン10’の稼働状況(ここでは遊技中)を示す稼働状況情報が記憶されると共に、BB情報,RB情報,又はAT情報が入力されてBB状態,RB状態,又はAT状態が発生する毎に、それら各状態が発生した時刻が「時刻」の欄に記憶され、それら各状態の発生回数が「BB」,「RB」,又は「AT」の各欄に記憶される。なお入力されたのがBB情報である場合には、該BB状態が発生した時点における大当り間スタート回数が「大当り間スタート」の欄に記憶される。また前記集計手段により集計・算出された稼動時間,BB回数,RB回数,AT回数,スタート回数,及び大当り確率も記憶される。
また対応するスロットマシン10’の獲得枚数データとしては、前記集計手段により獲得枚数が算出される毎(ここでは1ゲーム毎)に、該獲得枚数が算出された時刻,前記集計手段により集計・算出された使用枚数,付与枚数,及び獲得枚数が記憶される。
この対応遊技機DBに記憶された台データ及び獲得枚数データは、台番号と共に、所定の間隔(例えば5秒毎)で中継コンピュータ50に対して送信され、該中継コンピュータ50において、台番号と対応付けて台データ及び獲得枚数データとして管理される。またカードR/W23’にて会員カード6が受け付けられているときに対応遊技機DBに記憶された台データは、個人データとして、該会員カード6から読み取った会員番号と共に、所定の間隔(例えば5秒毎)でホールコンピュータ60に対して送信され、該ホールコンピュータ60において、会員番号と対応付けて個人データとして管理される。
タッチパネル式のディスプレイ25は、前記カードユニット20に設けられるタッチパネル式のディスプレイ25と同様のものである。この作用の詳細については、図87〜図93を参照して後述する。
図1に戻り、情報表示端末30も前記遊技用装置の一例であって、遊技場内の所定箇所(例えば景品カウンタの近傍等)に設けられるものであり、図10に示すように、キオスク端末型の形状を呈する。この情報表示端末30の前面には、遊技者が所有する会員カード6の挿入を受け付けるカード挿入口33aと、タッチパネル式のディスプレイ35が設けられている。また情報表示端末30の内部には、図1に示すように、通信部31と、制御部32と、カードR/W33が設けられている。これら情報表示端末30に設けられる各機器は、図1に示すように接続されている。
通信部31は、ホールコンピュータ60の後述する通信部61と通信可能に接続され、情報表示端末30とホールコンピュータ60との間における通信を司るものである。この通信部31は指定情報通知手段の一例であって、後述する表示情報指定手段であるタッチパネル式のディスプレイ35により指定された閲覧用遊技情報等を特定可能な情報をホールコンピュータ60に通知するものである。また通信部31は受信手段の一例であって、前記指定情報通知手段からの通知に応じてホールコンピュータ60から送信されてくる閲覧用遊技情報や閲覧用稼働状況情報や順位情報(ランキングデータ)等を受信するものである。
制御部32は、CPU,RAM,ROM等を備え、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、情報表示端末30に設けられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。この制御部32は表示制御手段の一例であって、後述する表示手段であるディスプレイ35に表示する表示内容の表示制御を行うものである。
また制御部32は会員遊技者特定記録媒体処理手段の一例であって、次に述べるカードR/W33にて読み取った会員カード6の記録情報から会員遊技者を特定するための処理を行うものであり、具体的には、カードR/W33にて読み取った会員カード6の会員番号と、タッチパネル式のディスプレイ35にて入力された暗証番号を、ホールコンピュータ60に対して送信する処理を行う。カードR/W33は、会員カード6を受け付けて、該会員カード6の記録情報を読み取るものである。
タッチパネル式のディスプレイ35は、遊技者が視認可能な位置に設けられ、各種の情報を表示する表示デバイスであると共に、各種の入力を受け付ける入力デバイスである。このディスプレイ35は表示手段の一例であって、遊技関連情報に基づいて生成される各種の閲覧用遊技情報や、遊技機(パチンコ機10又はスロットマシン10’)の稼働状況を示す稼働状況情報に基づいて生成される閲覧用稼働状況情報等を表示するものである。またタッチパネル式のディスプレイ35は、表示情報指定手段の一例であって、該各種の閲覧用遊技情報から表示手段に表示する情報を遊技者が指定するためのものであると共に、表示対象指定手段の一例であって、表示手段に表示する閲覧用稼働状況情報の対象となる遊技機を遊技者が指定するためのものである。この作用の詳細については、図94〜図96を参照して後述する。
図1に戻り、台端末40は、複数(例えば4つ)の接続コネクタを備え、各接続コネクタに前記パチンコ機10に対応するカードユニット20,又は前記スロットマシン10’に対応する呼出ランプ装置20’を接続することにより、該接続された機器とで通信可能なものである。また台端末40は、次に述べる中継コンピュータ50と通信可能なものである。
中継コンピュータ50は前記管理装置の一例であって、ここでは複数の遊技機(パチンコ機10又はスロットマシン10’)に対応して設けられ、管理対象となる複数の遊技機に対応する遊技用装置(カードユニット20又は呼出ランプ装置20’)と通信可能であり、該複数の遊技機の遊技関連情報及び稼働状況情報を管理する中継装置である。この中継コンピュータ50は、図1に示すように接続される通信部51,制御部52,及びハードディスク53等を備えており、遊技場内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられる。
通信部51は、台端末40を介して、管理対象となる複数のパチンコ機10に対応するカードユニット20,又は複数のスロットマシン10’に対応する呼出ランプ装置20’と通信可能に接続され、中継コンピュータ50とカードユニット20又は呼出ランプ装置20’との間における通信を司るものである。この通信部51は閲覧用遊技情報送信手段及び閲覧用稼働状況情報送信手段の一例であるが、これについては後述する。
また通信部51は遊技関連情報収集手段の一例であって、前記遊技関連情報を逐次収集するものであり、ここでは管理対象となる複数のパチンコ機10又はスロットマシン10’の遊技関連情報を逐次収集する対象遊技機遊技関連情報収集手段として機能するものである。また通信部51は稼働状況情報収集手段の一例であって、前記稼働状況情報を逐次収集するものであり、ここでは管理対象となる複数のパチンコ機10又はスロットマシン10’の稼働状況情報を逐次収集する対象弾球遊技機稼働状況情報収集手段として機能するものである。
具体的には、前述の如く、カードユニット20から所定の間隔(例えば5秒毎)で送信されてくるパチンコ機10の台データ及び出玉データ,又は呼出ランプ装置20’から所定の間隔(例えば5秒毎)で送信されてくるスロットマシン10’の台データ及び獲得枚数データを受信する。なお該受信したデータは、後述する図11に示す対象遊技機DBにおいて、パチンコ機10毎又はスロットマシン10’毎に記憶される。
また通信部51は、ホールコンピュータ60の通信部61と通信可能に接続され、中継コンピュータ50とホールコンピュータ60との間における通信を司るものである。
制御部52は、CPU,RAM,ROM等を備え、ハードディスク53に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、中継コンピュータ50に設けられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
この制御部52は遊技関連情報更新手段の一例であって、前記遊技関連情報収集手段により収集された遊技関連情報に基づいて後述する図11に示す対象遊技機DBに記憶されている遊技関連情報を逐次更新する対象遊技機遊技関連情報更新手段である。また制御部52は稼働状況情報更新手段の一例であって、前記稼働状況情報収集手段により収集された稼働状況情報に基づいて後述する図11に示す対象遊技機DBに記憶されている稼働状況情報を逐次更新する対象弾球遊技機稼働状況情報更新手段である。
また制御部52は、前記遊技関連情報更新手段により更新された遊技関連情報に基づいて前記閲覧用遊技情報を生成すると共に、前記稼働状況情報更新手段により更新された稼働状況情報に基づいて前記閲覧用稼働状況情報を生成するものである。
ハードディスク53は、不揮発性の記憶ディスクである。このハードディスク53は遊技機別遊技関連情報記憶手段の一例であって、前記遊技関連情報を台番号と対応付けて各遊技機毎の遊技機別遊技関連情報として記憶するものであり、ここでは管理対象となる複数の遊技機について各遊技機毎の遊技機別遊技関連情報を記憶する対象遊技機遊技関連情報記憶手段として機能するものである。またハードディスク53は稼働状況情報記憶手段の一例であって、台番号と対応付けて複数種類の稼働状況のうちの当該遊技機の稼働状況を示す稼働状況情報を記憶するものであり、ここでは管理対象となる複数の遊技機について各遊技機毎の稼働状況情報を記憶する対象弾球遊技機稼働状況情報記憶手段として機能するものである。
この遊技機別遊技関連情報記憶手段及び稼働状況情報記憶手段であるハードディスク53には、対象遊技機DBが設けられている。ここで管理対象となる遊技機がパチンコ機10である場合には、図11に示すような対象遊技機DBにおいて、該管理対象となる複数のパチンコ機10の台データ及び出玉データが少なくとも当日分記憶され、前記遊技関連情報更新手段及び前記稼働状況情報更新手段により逐次更新される。
具体的には、管理対象となる複数のパチンコ機10(ここでは281番台〜335番台)の台データとしては、該パチンコ機10が配置される遊技島の台番号,該パチンコ機10の機種名,及び該パチンコ機10の台番号と対応付けて、各パチンコ機10毎の前記図6に示す台データが記憶される。ここで「稼働状況」の欄には、前記時短状態を含む複数種類の稼働状況(即ち確変中,大当り中,時短中,遊技中,及び空台中)のうちの当該パチンコ機10の稼働状況を示す稼働状況情報が記憶される。この台データは、前記図6に示す台データをカードユニット20から受信する毎に更新される。
また管理対象となる複数のパチンコ機10の出玉データとしては、該パチンコ機10が配置される遊技島の台番号,該パチンコ機10の機種名,及び該パチンコ機10の台番号と対応付けて、各パチンコ機10毎の前記図6に示す出玉データが記憶される。この台データは、前記図6に示す出玉データをカードユニット20から受信する毎に更新される。
なお管理対象となる遊技機がスロットマシン10’である場合には、図示しない対象遊技機DBにおいて、該管理対象となる複数のスロットマシン10’の図9に示す台データ及び獲得枚数データが少なくとも当日分記憶され、呼出ランプ装置20’から図9に示す台データ及び獲得枚数データを受信する毎に前記遊技関連情報更新手段及び前記稼働状況情報更新手段により逐次更新される。
この対象遊技機DBに記憶された台データ及び出玉データ,又は台データ及び獲得枚数データは、島番号,機種名,及び台番号と共に、所定の間隔(例えば5秒毎)でホールコンピュータ60に対して送信され、該ホールコンピュータ60において、島番号,機種名,及び台番号と対応付けて、台データ及び出玉データ,又は台データ及び獲得枚数データとして管理される。
またハードディスク53は指定情報登録手段の一例であって、前記指定情報通知手段から通知された情報に基づいて、通知元の遊技用装置(カードユニット20又は呼出ランプ装置20’)を個々に特定可能な装置識別情報に対応付けて、前記表示情報指定手段により指定された遊技機や閲覧用遊技情報を特定可能な情報を登録するものである。
この指定情報登録手段であるハードディスク53には、図12に示す指定情報登録DBが設けられている。この指定情報登録DBでは、管理対象となる遊技機の台番号(ここでは281番台〜335番台),及び閲覧用遊技情報や閲覧用稼働状況情報の送信間隔(ここでは3分間)が記憶されると共に、通知元台番号と対応付けて、通知時刻,指定台番号,及び指定データの記憶欄が設けられている。ここで管理対象となる遊技機の台番号,及び閲覧用遊技情報や閲覧用稼働状況情報の送信間隔は、中継コンピュータ50において任意に設定可能である。
この指定情報登録DBにおいては、前記指定情報通知手段から通知がされる毎に、該通知元のカードユニット20又は呼出ランプ装置20’を個々に特定可能な装置識別情報である通知元台番号に対応付けて、該通知された時刻が通知時刻の記憶欄に記憶され、該通知に含まれる前記指定された遊技機の台番号が指定台番号の記憶欄に記憶され、該通知に含まれる前記指定された閲覧用遊技情報の種類が指定データの記憶欄に記憶される。
前述した通信部51は閲覧用遊技情報送信手段の一例であって、前記指定情報通知手段からの通知に基づいて、指定された閲覧用遊技情報を通知元の遊技用装置(カードユニット20又は呼出ランプ装置20’)に送信すると共に、前記遊技機別遊技関連情報に基づいて生成される閲覧用遊技情報が指定された旨の通知を受信したときに、前記送信した閲覧用遊技情報以外の情報が指定された旨の通知を受信するまでの間、前記遊技関連情報更新手段として機能する制御部52により更新された遊技機別遊技関連情報に基づいて生成された閲覧用遊技情報を通知元の遊技用装置に対して継続的に送信するものであり、ここでは、前記指定情報通知手段からの通知に基づいて、指定された閲覧用遊技情報の基になる遊技機別遊技関連情報が該中継コンピュータ50による収集対象であれば、前記対象遊技機遊技関連情報更新手段により更新された遊技機別遊技関連情報に基づいて生成した閲覧用遊技情報を通知元の遊技用装置に対して送信し、指定された閲覧用遊技情報の基になる遊技関連情報が該中継コンピュータ50による収集対象でなければ、後述する全遊技機遊技関連情報更新手段により更新された遊技機別遊技関連情報のうち前記指定された閲覧用遊技情報の基になる遊技機別遊技関連情報又は該遊技機別遊技関連情報に基づいて生成された閲覧用遊技情報を後述するホールコンピュータ60から取得し、該取得した遊技機別遊技関連情報に基づいて生成した閲覧用遊技情報又は前記取得した閲覧用遊技情報を通知元の遊技用装置に対して送信する。
また前述した通信部51は閲覧用稼働状況情報送信手段の一例であって、前記指定情報通知手段からの通知に基づいて、前記稼働状況情報記憶手段に記憶されている各遊技機の稼働状況情報のうちの前記指定された遊技機の稼働状況情報に基づいて生成された閲覧用稼働状況情報を通知元の遊技用装置(カードユニット20又は呼出ランプ装置20’)に送信すると共に、前記稼働状況情報更新手段として機能する制御部52により更新された該稼働状況情報に基づいて生成された閲覧用稼働状況情報を通知元の遊技用装置に対して継続的に送信するものであり、ここでは、前記指定情報通知手段からの通知に基づいて、指定された遊技機の稼働状況情報が該中継コンピュータ50による収集対象であれば、前記対象遊技機稼働状況情報更新手段により更新された稼働状況情報に基づいて生成した閲覧用稼働状況情報を通知元の遊技用装置に対して送信し、指定された遊技機の稼働状況情報が該中継コンピュータ50による収集対象でなければ、後述する全遊技機稼働状況情報更新手段により更新された稼働状況情報又は該稼働状況情報に基づいて生成された閲覧用稼働状況情報を後述するホールコンピュータ60から取得し、該取得した稼働状況情報に基づいて生成した閲覧用稼働状況情報又は前記取得した閲覧用稼働状況情報を通知元の遊技用装置に対して送信する。
なお閲覧用遊技情報送信手段及び閲覧用稼働状況情報送信手段として機能する通信部51は、図12に示す指定情報登録DBの登録情報から特定される遊技用装置に対して、閲覧用遊技情報又は閲覧用稼働状況情報を送信する。従って、指定された閲覧用遊技情報又は閲覧用稼働状況情報を表示している遊技用装置に対して、更新された遊技関連情報に基づいて生成された閲覧用遊技情報,又は更新された稼働状況情報に基づいて生成された閲覧用稼働状況情報を、確実に送信できる。これら閲覧用遊技情報送信手段及び閲覧用稼働状況情報送信手段の作用の詳細については後述する。
ホールコンピュータ60は前記管理装置の一例であって、ここでは全遊技機(パチンコ機10又はスロットマシン10’)に対応して設けられ、管理対象となる全遊技機に対応する遊技用装置(カードユニット20又は呼出ランプ装置20’)と通信可能であり、該全遊技機の遊技関連情報及び稼働状況情報を管理する全体管理装置である。このホールコンピュータ60は、図1に示すように接続される通信部61,制御部62,ハードディスク63,入力装置64,及びディスプレイ65等を備えており、遊技場内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられる。
通信部61は、前述の如く情報表示端末30と通信可能に接続されている。この通信部61は、情報表示端末30からの通知及び要求を受信し、該通知及び要求に応じて制御部62により生成された閲覧用情報を該情報表示端末30に対して送信する。また通信部61は、前述の如く各中継コンピュータ50と通信可能に接続されている。この通信部61は、中継コンピュータ50からの通知及び要求を受信し、該通知及び要求に応じて制御部62により生成された閲覧用情報を該中継コンピュータ50及び台端末40を介してカードユニット20又は呼出ランプ装置20’に対して送信する。
また通信部61は遊技関連情報収集手段の一例であって、前記遊技関連情報を逐次収集するものであり、ここでは管理対象となる全パチンコ機10又は全スロットマシン10’の遊技関連情報を逐次収集する全遊技機遊技関連情報収集手段として機能するものである。また通信部61は稼働状況情報収集手段の一例であって、前記稼働状況情報を逐次収集するものであり、ここでは管理対象となる全パチンコ機10又は全スロットマシン10’の稼働状況情報を逐次収集する全遊技機稼働状況情報収集手段として機能するものである。
具体的には、前述の如く、中継コンピュータ50から所定の間隔(例えば5秒毎)で送信されてくるパチンコ機10の台データ及び出玉データ,又は中継コンピュータ50から所定の間隔(例えば5秒毎)で送信されてくるスロットマシン10’の台データ及び獲得枚数データを受信する。なお該受信したデータは、後述する図13に示す全遊技機DBにおいて、パチンコ機10毎又はスロットマシン10’毎に記憶される。
また通信部61は、後述する画像配信装置70と通信可能に接続され、ホールコンピュータ60と画像配信装置70との間における通信を司るものであると共に、後述するクライアントコンピュータ80の場内通信部81aと通信可能に接続され、ホールコンピュータ60とクライアントコンピュータ80との間における通信を司るものである。
制御部62は、CPU,RAM,ROM等を備え、ハードディスク63に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、ホールコンピュータ60に設けられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
この制御部62は遊技関連情報更新手段の一例であって、前記遊技関連情報収集手段により収集された遊技関連情報に基づいて後述する図13に示す全遊技機DBに記憶されている遊技関連情報を逐次更新する全遊技機遊技関連情報更新手段である。また制御部62は稼働状況情報更新手段の一例であって、前記稼働状況情報収集手段により収集された稼働状況情報に基づいて後述する図13に示す全遊技機DBに記憶されている稼働状況情報を逐次更新する全弾球遊技機稼働状況情報更新手段である。
また制御部62は、後述する図13に示す全遊技機DBに記憶されている遊技関連情報又は前記遊技関連情報更新手段により更新された遊技関連情報に基づいて前記閲覧用遊技情報を生成すると共に、後述する図13に示す全遊技機DBに記憶されている稼働状況情報又は前記稼働状況情報更新手段により更新された稼働状況情報に基づいて前記閲覧用稼働状況情報を生成するものである。
ハードディスク63は、不揮発性の記憶ディスクである。このハードディスク63は遊技機別遊技関連情報記憶手段の一例であって、前記遊技関連情報を台番号と対応付けて各遊技機毎の遊技機別遊技関連情報として記憶するものであり、ここでは管理対象となる全遊技機について各遊技機毎の遊技機別遊技関連情報を記憶する全遊技機遊技関連情報記憶手段として機能するものである。またハードディスク63は稼働状況情報記憶手段の一例であって、台番号と対応付けて複数種類の稼働状況のうちの当該遊技機の稼働状況を示す稼働状況情報を記憶するものであり、ここでは管理対象となる全遊技機について各遊技機毎の稼働状況情報を記憶する全遊技機稼働状況情報として機能するものである。
この遊技機別遊技関連情報記憶手段及び稼働状況情報記憶手段であるハードディスク63には、全遊技機DBが設けられている。ここでパチンコ機10については、図13及び図14に示すような全遊技機DBにおいて、管理対象となる全パチンコ機10の台データ,及び出玉データが所定日数分(例えば1ヶ月分)記憶され、前記遊技関連情報更新手段及び前記稼働状況情報更新手段により逐次更新される。また図15に示すような全遊技機DBにおいて、管理対象となる全パチンコ機10のMAXデータが記憶される。さらに図16に示すような全遊技機DBにおいて、管理対象となる全パチンコ機10に関する各種のランキングデータが記憶される。
具体的には、管理対象となる全パチンコ機10の台データとしては、図13に示すように、該パチンコ機10が配置される遊技島の島番号,該パチンコ機10の機種名,及び該パチンコ機10の台番号と対応付けて、各パチンコ機10毎の前記図6に示す台データが記憶される。ここで「稼働状況」の欄には、前記時短状態を含む複数種類の稼働状況(即ち確変中,大当り中,時短中,遊技中,及び空台中)のうちの当該パチンコ機10の稼働状況を示す稼働状況情報が記憶される。また台データとしては、パチンコ機10の台番号と対応付けて、該パチンコ機10に対応するカードユニット20にて受け付けられている会員カード6の会員番号,及び該パチンコ機10における過去5分間中の遊技時間も記憶される。この台データは、前記図11に示す台データを中継コンピュータ50から受信する毎に更新される。
また管理対象となる全パチンコ機10の出玉データとしては、図14に示すように、該パチンコ機10が配置される遊技島の島番号,該パチンコ機10の機種名,及び該パチンコ機10の台番号と対応付けて、各パチンコ機10毎の前記図6に示す出玉データが記憶される。この出玉データは、前記図11に示す出玉データを中継コンピュータ50から受信する毎に更新される。
また管理対象となる全パチンコ機10のMAXデータとしては、図15に示すように、該パチンコ機10が配置される遊技島の島番号,該パチンコ機10の機種名,及び該パチンコ機10の台番号と対応付けて、各パチンコ機10における大当り回数が最高値を記録したときの日付(ここでは「MAX日付」)及び前記図6に示す台データがMAX台データとして記憶されると共に、図示しないが、該MAX日付における図6に示す出玉データがMAX出玉データ記憶される。このMAXデータは、遊技場の閉店後において、各パチンコ機10のMAXデータに含まれる大当り回数(MAX大当り回数)と当日の台データに含まれる大当り回数(当日大当り回数)とが比較された結果、当日大当り回数≧MAX大当り回数であると判定されたときに、該パチンコ機10の新たなMAXデータとして当日の台データ及び出玉データが記憶されて更新される。
さらに管理対象となる全パチンコ機10に関する各種のランキングデータとしては、図16に示すように、今週の当台出玉数ランキング,今週の機種内出玉数ランキング,今週の島内出玉数ランキング,及び今週の店内出玉数ランキングが記憶される。ここで今週の当台出玉数ランキングとしては、図14に示す出玉データにおける1週間分の出玉数に基づいて、各パチンコ機10において出玉数の多い順に1位〜最下位まで順位付けされた各出玉数が記憶される。
また今週の機種内出玉数ランキングとしては、図14に示す出玉データにおける1週間分の出玉数に基づいて、各機種において出玉数の多い順に1位〜最下位まで順位付けされた各パチンコ機10の台番号が該出玉数と共に記憶され、かつ機種平均出玉数が記憶される。また今週の島内出玉数ランキングとしては、図14に示す出玉データにおける1週間分の出玉数に基づいて、各遊技島において出玉数の多い順に1位〜最下位まで順位付けされた各パチンコ機10の台番号が該出玉数と共に記憶される。さらに今週の店内出玉数ランキングとしては、図14に示す出玉データにおける1週間分の出玉数に基づいて、全パチンコ機10において出玉数の多い順に1位〜最下位まで順位付けされた各パチンコ機10の台番号が該出玉数及び機種名と共に記憶される。これらランキングデータは、遊技場の閉店後において、図14に示す当日の出玉データの更新に併せて更新される。
なおスロットマシン10’については、図示しない全遊技機DBにおいて、管理対象となる全スロットマシン10’の台データ及び獲得枚数データが所定日数分(例えば1ヶ月分)記憶され、中継コンピュータ50から台データ及び獲得枚数データを受信する毎に前記遊技関連情報更新手段及び前記稼働状況情報更新手段により逐次更新される。また図示しない全遊技機DBにおいて、管理対象となる全スロットマシン10’のMAXデータが記憶される。さらに図示しない全遊技機DBにおいて、管理対象となる全スロットマシン10’に関する各種のランキングデータが記憶される。
ハードディスク63には、図17に示すグループDBが設けられている。このグループDBでは、グループ登録を行った会員遊技者のグループに関するグループデータが記憶される。このグループデータには、当日限りの当日グループに関する当日グループデータと、当日限りではない友人グループに関する友人グループデータが含まれる。このグループデータとしては、グループ番号と対応付けて、各グループに属する会員遊技者の会員番号が記憶される。このグループデータは、後述する図28(c)に示すようにしてグループの登録が行われたときに更新され、また当日グループデータは、遊技場の閉店後においてクリアされる。
またハードディスク63には、図18に示す会員情報DBが設けられている。この会員情報DBでは、会員登録を行った会員遊技者に関する会員情報が記憶される。この会員情報としては、会員番号と対応付けて、暗証番号,会員遊技者の氏名,及び会員遊技者の電子メールアドレスが記憶される。
また会員情報としては、会員番号と対応付けて、残度数,貯玉数,貯メダル数,及びポイントが記憶される。ここで残度数は、該会員番号と共に会員カード6に記録されている残度数であり、該残度数に対して価値加算が行われると加算更新され、該残度数を使用したパチンコ玉の貸出が行われると減算更新される。また貯玉数及び貯メダル数は、会員遊技者が遊技の結果として獲得した獲得価値の大きさであるパチンコ玉又はメダルが貯蓄されてなる貯蓄価値の大きさであり、獲得したパチンコ玉又はメダルの貯蓄が行われると加算更新され、該貯玉数又は貯メダル数を使用した景品交換が行われると減算更新される。さらにポイントは、遊技場への来店や遊技状況等に応じて会員遊技者に付与される点数であり、例えば会員遊技者が遊技場に来店したり前記残度数に対する価値加算が行われると加算更新され、該ポイントを使用したサービスの提供が行われると減算更新される。
また会員情報としては、会員番号と対応付けて、登録キャラクタ,該登録キャラクタのレベル,及び該登録キャラクタの経験値が記憶される。ここで登録キャラクタは、後述するキャラクタ演出において表示されるキャラクタであり、後述する図27(b)(c)に示すようにしてキャラクタの選択及び登録が行われたときに該登録キャラクタが変更される。登録キャラクタのレベルは、経験値が所定値に達するとレベルアップし、該レベルアップに応じて登録キャラクタが発展する。登録キャラクタの経験値は、遊技状況に応じて加算更新され、例えば前記残度数に対する価値加算や大当り状態の発生等に応じて加算更新される。なお登録キャラクタのレベル及び経験値は、登録キャラクタの変更が行われるとクリアされる。
さらに会員情報としては、会員番号と対応付けて、会員遊技者が属する当日グループ及び/又は友人グループのグループ番号が記憶される。これらグループ番号は、前記図17に示すグループDBの更新に併せて更新される。
またハードディスク63は会員個別遊技関連情報記憶手段の一例であって、会員遊技者による遊技に関連して発生する遊技関連情報を会員番号と対応付けて各会員遊技者毎の会員個別遊技関連情報として記憶するものである。この会員個別遊技関連情報記憶手段であるハードディスク63には、会員個別DBが設けられており、該会員個別DBでは、図19に示すような会員番号毎のデータテーブルが設けられている。
ここでパチンコ機10については、会員番号毎のデータテーブルにおいて、会員遊技者が遊技を行った遊技日,パチンコ機10の台番号,及びパチンコ機10の機種名と対応付けて、前記図6に示す台データが個人データとして記憶される。この個人データは、前記図6に示す台データを会員番号と共にカードユニット20から受信する毎に更新される。
なおスロットマシン10’については、図示しないが、会員番号毎のデータテーブルにおいて、会員遊技者が遊技を行った日付,スロットマシン10’の台番号,及びスロットマシン10’の機種名と対応付けて、前記図9に示す台データが個人データとして記憶される。この個人データは、前記図9に示す台データを会員番号と共に呼出ランプ装置20’から受信する毎に更新される。
またハードディスク63には、図20に示すお気に入りMENU DB及び表示履歴DBが設けられている。このお気に入りMENU DBでは、お気に入りMENUデータとして、会員番号と対応付けて、後述する図61(a)に示すようにして会員遊技者によりお気に入りMENUとして登録された閲覧用情報が記憶される。このお気に入りMENUデータは、会員遊技者によりお気に入りMENUが変更されると更新される。また表示履歴DBでは、表示履歴データとして、会員番号と対応付けて、閲覧用情報毎に、会員遊技者により当日に表示することが指定された回数が記憶される。この表示履歴データは、前記指定情報通知手段から通知を受信する毎に更新され、遊技場の閉店後においてクリアされる。
さらにハードディスク63には、図21に示す報知対象DBが設けられている。この報知対象DBには、行方向に報知先の台番号,列方向に報知対象の台番号を記憶したマトリックス状のデータテーブルが設けられており、報知対象の台番号に係る遊技機で大当り状態や空台が発生したときに、報知先の台番号に係る遊技用装置に対して後述する大当り報知や空台報知をするための報知データが記憶される。
具体的には、図22(a)に示すように、機種がCR○○SPである300番台のパチンコ機10に対応するカードユニット20において、大当り報知をする対象として同一機種内が選択されたときには、機種がCR○○SPである286番台〜355番台のパチンコ機10(ただし自台である300番台は除く)が報知対象として指定されて、該台番号の欄に「機種 大当」と記憶される。これにより、報知対象である286番台〜355番台のパチンコ機10のいずれか(例えば286番台)において大当り状態が発生したときには、報知先である300番台のカードユニット20において、後述する図72(a)に示すように、CR○○SPの286番台で大当りが発生した旨を示す大当り報知が行われる。なお該大当り状態が継続して発生したものである場合には、その旨(ここでは大当りが3連チャンである旨)も報知される。
また図22(b)に示すように、島番号が15番である遊技島(即ち15番島)に配置される300番台のパチンコ機10に対応するカードユニット20において、大当り報知をする対象として同一島内が選択されたときには、15番島に配置される281番台〜335番台のパチンコ機10(ただし自台である300番台は除く)が報知対象として指定されて、該台番号の欄に「島 大当」と記憶される。これにより、報知対象である281番台〜335番台のパチンコ機10のいずれか(例えば283番台)において大当り状態が発生したときには、報知先である300番台のカードユニット20において、後述する図72(b)に示すように、15番島の283番台で大当りが発生した旨を示す大当り報知が行われる。なお該大当り状態が継続して発生したものである場合には、その旨(ここでは大当りが3連チャンである旨)も報知される。
また図22(c)に示すように、300番台のパチンコ機10に対応するカードユニット20において、大当り報知をする対象として台番号が入力されたときには、該入力された台番号(例えば284番台,338番台,及び506番台)のパチンコ機10が報知対象として指定されて、該台番号の欄に「指定 大当」と記憶される。これにより、報知対象である284番台,338番台,及び506番台のパチンコ機10のいずれか(例えば338番台)において大当り状態が発生したときには、報知先である300番台のカードユニット20において、後述する図72(c)に示すように、338番台で大当りが発生した旨を示す大当り報知が行われる。なお該大当り状態が継続して発生したものである場合には、その旨(ここでは大当りが3連チャンである旨)も報知される。
また図22(d)に示すように、300番台のパチンコ機10に対応するカードユニット20において、大当り報知をする対象として当日グループが選択されたときには、前記図13に示す全遊技機DBにて各パチンコ機10の台番号と対応付けて記憶されている会員番号に基づいて、該当日グループに属する会員遊技者の会員カード6が受け付けられているカードユニット20に対応するパチンコ機10が特定されて、該特定された台番号(例えば183番台,332番台,及び350番台)のパチンコ機10が報知対象として指定されて、該台番号の欄に「当日 会員番号 大当」と記憶される。これにより、報知対象である183番台,332番台,及び350番台のパチンコ機10のいずれか(例えば183番台)において大当り状態が発生したときには、報知先である300番台のカードユニット20において、後述する図73(a)に示すように、当日グループ内の山田さんに183番台で大当りが発生した旨を示す大当り報知が行われる。なお該大当り状態が継続して発生したものである場合には、その旨(ここでは大当りが3連チャンである旨)も報知される。
また図22(e)に示すように、300番台のパチンコ機10に対応するカードユニット20において、大当り報知をする対象として友人グループが選択されたときには、前記図13に示す台データにおいて各パチンコ機10の台番号と対応付けて記憶されている会員番号に基づいて、該友人グループに属する会員遊技者の会員カード6が受け付けられているカードユニット20に対応するパチンコ機10が特定されて、該特定された台番号(例えば158番台,224番台,及び383番台)のパチンコ機10が報知対象として指定されて、該台番号の欄に「友人 会員番号 大当」と記憶される。これにより、報知対象である158番台,224番台,及び383番台のいずれか(例えば158番台)において大当り状態が発生したときには、報知先である300番台のカードユニット20において、後述する図73(b)に示すように、友人グループ内の田中さんに158番台で大当りが発生した旨を示す大当り報知が行われる。なお該大当り状態が継続して発生したものである場合には、その旨(ここでは大当りが3連チャンである旨)も報知される。
さらに図22(f)に示すように、空台報知登録が行われたときには、該空台報知登録が行われた台番号(例えば286番台)のパチンコ機10が報知対象として指定されて、該台番号の欄に「空台」と記憶される。これにより、報知対象である286番台のパチンコ機10の稼働状況が空台中になったときには、報知先である300番台のカードユニット20において、後述する図38(b)に示すように、286番台が空台になった旨を示す空台報知が行われる。
図1に戻り、入力装置64は各種の入力を受け付ける入力デバイスであり、例えばキーボードやマウス等である。またディスプレイ65は各種の情報を表示する表示デバイスであり、例えば液晶ディスプレイ等である。これら入力装置64及びディスプレイ65は会員遊技者用公開情報設定手段の一例であって、カードR/W23,23’,33において会員カード6が受け付けられていることに基づいて、会員遊技者に対して、前記遊技機別遊技情報に基づいて生成される閲覧用遊技情報及び前記会員個別遊技関連情報に基づいて生成される閲覧用遊技情報の公開を許容するか、又は前記遊技機別遊技関連情報に基づいて生成される閲覧用遊技情報の公開のみを許容するか(即ち公開レベル)を設定するためのものである。また入力装置64及びディスプレイ65は非会員遊技者用公開情報設定手段の一例であって、カードR/W23,23’,33において会員カード6が受け付けられていないことに基づいて、非会員遊技者に対して、前記遊技機別遊技関連情報に基づいて生成される閲覧用遊技情報の公開のみを許容するか、又は閲覧用遊技情報の公開を許容しないか(即ち公開レベル)を設定するためのものである。
このディスプレイ65には、入力装置64にて所定の操作が行われることにより、図23に示すような公開レベル設定画面が表示される。この公開レベル設定画面では、会員遊技者について「遊技機別遊技情報と会員個別遊技情報」及び「遊技機別遊技情報のみ」のいずれか一方を選択可能なラジオボタンが表示されると共に、非会員遊技者について「遊技機別遊技情報のみ」及び「公開を許容しない」のいずれか一方を選択可能なラジオボタンが表示され、さらに「設定」ボタン及び「キャンセル」ボタンが表示される。
この公開レベル設定画面が表示されている状態で、入力装置64のマウスが操作され、会員遊技者について「遊技機別遊技情報と遊技機別遊技情報」のラジオボタンがポイントされてクリックされると、会員カード6が受け付けられていることに基づいて会員遊技者に対して遊技機別遊技情報に基づいて生成される閲覧用遊技情報と会員個別遊技情報に基づいて生成される閲覧用遊技情報の公開を許容する旨が選択される。また入力装置64のマウスが操作され、会員遊技者について「遊技機別遊技情報のみ」のラジオボタンがポイントされてクリックされると、会員カード6が受け付けられていることに基づいて会員遊技者に対して遊技機別遊技情報に基づいて生成される閲覧用遊技情報の公開のみを許容する旨が選択される。
また公開レベル設定画面が表示されている状態で、入力装置64のマウスが操作され、非会員遊技者について「遊技機別遊技情報のみ」のラジオボタンがポイントされてクリックされると、会員カード6が受け付けられていないことに基づいて非会員遊技者に対して遊技機別遊技情報に基づいて生成される閲覧用遊技情報の公開のみを許容する旨が選択される。また入力装置64のマウスが操作され、非会員遊技者について「公開を許容しない」のラジオボタンがポイントされてクリックされると、会員カード6が受け付けられていないことに基づいて非会員遊技者に対して閲覧用遊技情報の公開を許容しない旨が選択される。
そして前記選択が行われた状態で、入力装置64のマウスが操作され、「設定」ボタンがポイントされてクリックされると、前記選択された公開レベルが設定される。
図1に戻り、画像配信装置70は、遊技用装置(カードユニット20又は呼出ランプ装置20’)において所定画像(ここではテレビ画像)を表示させるための画像データを配信する画像配信手段として機能するものである。この画像配信装置70は、遊技場内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられ、前述の如くホールコンピュータ60と通信可能に接続されており、ここでは該ホールコンピュータ60に対して画像データを配信する。
クライアントコンピュータ80は、所定のアクセス情報(例えばキーワードやURL)に基づいてサーバコンピュータ3から送信されるコンテンツデータを受信する通信手段,及び遊技関連情報やアクセス情報等を含む電子メールを作成して遊技者が指定した電子メールアドレス宛に送信する電子メール送信手段として機能するものである。このクライアントコンピュータ80は、図1に示すように接続される場内通信部81a,場外通信部81b,制御部82,ハードディスク83,及び電子メール作成部84等を備えており、遊技場内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられる。
場内通信部81aは、前述の如くホールコンピュータ60の通信部61と通信可能に接続される。場外通信部81bは、インターネット2に接続されている。これにより、所定のアクセス情報(例えばキーワードやURL)に基づいて、該インターネット2上のサーバコンピュータ3にアクセスされる。具体的には、アクセス情報としてキーワードが入力された場合にはインターネットキーワード機能により該キーワードと関連のあるサーバコンピュータ3が検索されて該検索されたサーバコンピュータ3にアクセスされ、アクセス情報としてURLが入力された場合には該URLから特定されるサーバコンピュータ3にアクセスされる。また該アクセスされたサーバコンピュータ3から送信されるコンテンツデータが受信される。さらに電子メール作成部84にて作成された電子メールが遊技者が指定した電子メールアドレス宛に送信される。
制御部82は、CPU,RAM,ROM等を備え、ハードディスク83に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、クライアントコンピュータ80に設けられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。ハードディスク83は、不揮発性の記憶ディスクである。このハードディスク83では、会員番号と対応付けて、会員遊技者により指定された個人データ,アクセス情報,及び該アクセス情報に基づいてアクセスされたサーバコンピュータ3から送信されるコンテンツデータに基づいて生成されるコンテンツ画像が、キープデータとして記憶される。電子メール作成部84は、ハードディスク83に記憶されているデータや会員遊技者により指定された台データを含む電子メールを作成するものである。
次に、第1実施形態に係る遊技用システム1の作用について説明する。なお、以下の説明では、カードユニット20又は呼出ランプ装置20’から台端末40を介しての中継コンピュータ50に対するデータ等の送信を、単に「カードユニット20から中継コンピュータ50に対する送信」又は「呼出ランプ装置20’から中継コンピュータ50に対する送信」と記載し、カードユニット20又は呼出ランプ装置20’から台端末40及び中継コンピュータ50を介してのホールコンピュータ60に対するデータ等の送信を、単に「カードユニット20からホールコンピュータ60に対する送信」又は「呼出ランプ装置20’からホールコンピュータ60に対する送信」と記載する場合がある。また、中継コンピュータ50から台端末40を介してのカードユニット20又は呼出ランプ装置20’に対するデータ等の送信を、単に「中継コンピュータ50からカードユニット20に対する送信」又は「中継コンピュータ50から呼出ランプ装置20’に対する送信」と記載し、ホールコンピュータ60から中継コンピュータ50及び台端末40を介してのカードユニット20又は呼出ランプ装置20’に対するデータ等の送信を、単に「ホールコンピュータ60からカードユニット20に対する送信」又は「ホールコンピュータ60から呼出ランプ装置20’に対する送信」と記載する場合がある。
まずホールコンピュータ60において、前述した図23に示すように公開レベルが設定されると、該設定された公開レベルを示す情報がホールコンピュータ60から各カードユニット20,各呼出ランプ装置20’,及び情報表示端末30に対して送信され、該送信された情報に示される公開レベルが各カードユニット20における制御部22のRAM,各呼出ランプ装置20’における制御部22’のRAM,及び情報表示端末30における制御部32のRAMに記憶される。
このように、会員カード6の受付中と非受付中において公開する閲覧用遊技情報のレベルを設定できるので、会員遊技者と非会員遊技者とで公開する閲覧用遊技情報のレベルに差をつけて会員遊技者を非会員遊技者よりも優遇することを希望する遊技場のニーズに対応することができる。ここで「差をつける」とは、例えば会員遊技者について「遊技機別遊技情報と会員個別遊技情報」の公開を許容する旨を選択した場合に非会員遊技者について「遊技機別遊技情報のみ」の公開を許容する旨又は「公開を許容しない」旨を選択することや、会員遊技者について「遊技機別遊技情報のみ」の公開を許容する旨を選択した場合に非会員遊技者について「公開を許容しない」旨を選択することである。なお会員遊技者に対しては会員個別遊技情報に基づいて生成された閲覧用遊技情報の公開も設定できるので、非会員遊技者との差別化をさらに図ることができる。このように、会員遊技者を非会員遊技者よりも優遇することにより、会員遊技者の増加を図ることができる。
また会員カード6の受付中と非受付中において公開する閲覧用遊技情報のレベルを設定できので、ある営業日において公開する閲覧用遊技情報の変更を希望する遊技場のニーズにも対応することができる。具体的には、例えば非会員遊技者について通常は「公開を許容しない」旨が設定されているところをある営業日に「遊技機別遊技情報のみ」の公開を許容する旨を設定することにより、閲覧用遊技情報が公開されるメリットを非会員遊技者に対してアピールできるので、会員遊技者の増加を図ることができる。
さらに会員遊技者用公開情報設定手段及び非会員遊技者用公開情報設定手段がホールコンピュータ60に設けられ、該会員遊技者用公開情報設定手段及び該非会員遊技者用公開情報設定手段による設定内容が遊技用装置(カードユニット20,呼出ランプ装置20’,及び情報表示端末30)に送信されることにより、各遊技用装置に対して該設定を行わなくて済むので、遊技場側における該設定の手間が省ける。
次に遊技用システム1において遊技関連情報の集計・更新が行われる場合の作用について、図24を参照して説明する。まず遊技用装置(ここではカードユニット20)にて会員カード6が受け付けられているとき(即ち会員カード6の受付中)には、図24(a)に示すようにして、台データ,出玉データ,及びリーチデータの集計・更新と、個人データの記憶が行われる。
即ち遊技機(ここではパチンコ機10)において遊技が行われると、該遊技に関連して発生する各種の遊技関連情報が、前記図5に示すように情報出力基板18から出力されて、対応するカードユニット20のパチンコ機用通信部21aに入力される(S1)。
該遊技関連情報が入力されたカードユニット20においては、集計手段である制御部22により、該入力された遊技関連情報が集計され(S2)、該集計された遊技関連情報に基づいて、更新手段である制御部22により、前記図6に示すように対応遊技機DBに記憶されている台データ,出玉データ,及びリーチデータが更新され(S3)、前記受け付けられている会員カード6の会員番号と共に、該更新された台データが、所定の間隔(例えば5秒毎)でホールコンピュータ60に対して送信されると共に(S4)、該更新された台データ及び出玉データが、所定の間隔(例えば5秒毎)で中継コンピュータ50に対して送信される(S6)。
ここで会員番号と共に台データを受信したホールコンピュータ60においては、該台データが個人データとして該会員番号と対応付けて前記図19に示すように会員個別DBに記憶される(S5)。
また会員番号と共に台データ及び出玉データを受信した中継コンピュータ50においては、該受信した台データ及び出玉データに基づいて、対象遊技機遊技関連情報更新手段及び対象遊技機稼働状況情報更新手段である制御部52により、前記図11に示すように対象遊技機DBに記憶されている台データ及び出玉データが更新され(S7)、該更新された台データ及び出玉データが、所定の間隔(例えば5秒毎)でホールコンピュータ60に対して送信される(S8)。
該台データ及び出玉データを受信したホールコンピュータ60においては、該受信した台データ及び出玉データに基づいて、全遊技機遊技関連情報更新手段及び全遊技機稼働状況情報更新手段である制御部62により、前記図13及び図14に示すように全遊技機DBに記憶されている台データ及び出玉データが更新される(S9)。
遊技場の営業中においては、以上のS1〜S9の処理が繰り返されることにより、台データ,出玉データ,及びリーチデータの集計・更新と、個人データの記憶が行われる。そして遊技場の閉店後においては、該更新された出玉データに基づいて、図15及び図16に示すように全遊技機DBにて記憶されているMAXデータ及びランキングデータが更新される(S10)。
一方、遊技用装置(ここではカードユニット20)にて会員カード6が受け付けられていないとき(即ち会員カード6の非受付中)には、図24(b)に示すようにして、台データ,出玉データ,及びリーチデータの集計・更新が行われる。即ち前記S1〜S3と同様の処理が行われた後に、前記S4及びS5の処理が行われずに、前記S6〜S9と同様の処理が行われる。
遊技場の営業中においては、以上のS1〜S9の処理(ただしS4及びS5の処理を除く)が繰り返されることにより、台データ,出玉データ,及びリーチデータの集計・更新が行われる。そして遊技場の閉店後においては、該更新された出玉データに基づいて、図15及び図16に示すように全遊技機DBにて記憶されているMAXデータ及びランキングデータが更新される(S10)。
なお図24の説明では、遊技機がパチンコ機10であり遊技用装置がカードユニット20である例について説明したが、遊技機がスロットマシン10’であり遊技用装置が呼出ランプ装置20’である場合には、前記出玉データに代えて獲得枚数データが集計・更新され、前記リーチデータは集計・更新されない。
次にカードユニット20のディスプレイ25にて各種の表示が行われる場合の作用について、図25〜図86を参照して説明する。カードユニット20のタッチパネル式のディスプレイ25には、表示制御手段として機能する制御部22の表示制御により、以下に説明する各種の情報が表示されると共に、各種の入力を受け付ける仮想操作手段である仮想的なボタンが画像により表示される。このように、仮想操作手段が含まれるので、物理的な操作手段を新たに設けなくても各種の入力を受け付けることができる。
カードユニット20の稼働中には、まず図25(a)に示す初期画面がディスプレイ25に表示される。この図25(a)では、会員遊技者に対して会員カード6の挿入を促す旨,及び非会員遊技者に対して「MENU」ボタンの操作を促す旨が表示されると共に、仮想的な「MENU」ボタンが表示される。
この図25(a)で、会員遊技者により会員カード6がカード挿入口23aに挿入されて受け付けられると、該会員カード6の記録情報がカードR/W23にて読み取られると共に、図25(b)に示す暗証番号入力画面がディスプレイ25に表示される。この図25(b)では、会員遊技者に対して暗証番号の入力を促す旨が表示されると共に、仮想的なテンキー及び「照合」ボタンが表示される。この図25(b)で、会員遊技者によりテンキーが操作されて暗証番号が入力され、「照合」ボタンが操作されると、カードR/W23にて読み取られた会員番号及び該入力された暗証番号がホールコンピュータ60に対して送信される。
該会員番号及び暗証番号を受信したホールコンピュータ60においては、該受信した会員番号及び暗証番号と、図18に示す会員情報DBにて記憶されている会員番号及び暗証番号とが照合され、該照合がOKであると、図13に示す全遊技機DBにて該カードユニット20の台番号と対応付けて該受信した会員番号が記憶されると共に、図18に示す会員情報DBにて該受信した会員番号と対応付けて記憶されている会員情報(ここでは電子メールアドレス,残度数,登録キャラクタ,レベル,経験値,当日グループのグループ番号,及び友人グループのグループ番号)が抽出され、該抽出された会員情報が該カードユニット20に対して送信される。該会員情報を受信したカードユニット20においては、該会員情報が制御部22のRAMに記憶されると共に該会員情報に含まれる残度数が残度数表示器13aに表示され、かつ図26(a)に示すMENU画面がディスプレイ25に表示される。
一方、図25(a)で、非会員遊技者により「MENU」ボタンが操作されると、図25(c)に示す会員登録を促す旨の画面がディスプレイ25に表示される。この図25(c)では、会員登録を行った場合の各種のメリット,及び会員登録を促す旨が表示される。このように、会員カード6が非受付中である場合に会員登録を促す旨の内容が表示されるので、非会員遊技者に対して会員登録の宣伝を行うことができる。この図25(c)で、所定時間(例えば5秒間)が経過すると、図26(b)に示すMENU画面がディスプレイ25に表示される。
会員カード6の受付中に表示される図26(a)に示すMENU画面では、後述する各モードを選択するための仮想的なモード選択ボタンとして、「キャラクタ選択」ボタン,「グループ機能」ボタン,「台データ&個人データ」ボタン,「演出表示」ボタン,「テレビ」ボタン,「インターネット」ボタン,「メールサービス」ボタン,「表示履歴」ボタン,「お気に入りMENU」ボタン,及び「HELP」ボタンが表示される。
一方、会員カード6の非受付中に表示される図26(b)に示すMENU画面では、後述する各モードを選択するための仮想的なモード選択ボタンとして、「キャラクタ選択」ボタン,「台データ」ボタン,「演出表示」ボタン,「テレビ」ボタン,「インターネット」ボタン,及び「HELP」ボタンが表示される。即ち会員カード6の非受付中には、会員カード6の受付中と比較して、グループ機能モード,メールサービスモード,表示履歴モード,及びお気に入りMENUモードを選択することができず、また個人データを閲覧することもできない。
このように、会員カード6の受付中と非受付中とでメニュー表示の内容が変更されるので、遊技者に対して公開可能な情報の種類を明示できる。このメニュー表示の内容は、図23に示すようにして設定され、各カードユニット20における制御部22のRAM,各呼出ランプ装置20’における制御部22’のRAM,及び情報表示端末30における制御部32のRAMに記憶されている公開レベルに基づいて変更される。従って、会員遊技者について「遊技機別遊技情報のみ」の公開を許容すると設定されている場合には、図26(a)に示すMENU画面で、「台データ&個人データ」ボタンではなく、「台データ」ボタンが表示される。また非会員遊技者について「公開を許容しない」と設定されている場合には、図26(b)に示すMENU画面で、「台データ」ボタンは表示されない。
この図26(a)で、会員遊技者により「HELP」ボタンが操作されると、図26(c)に示すHELP画面がディスプレイ25に表示される。この図26(c)では、各モードの説明が示される。一方、図26(b)で、非会員遊技者により「HELP」ボタンが操作されると、図26(c)に示すHELP画面から前記選択することができないモードの説明が除かれたHELP画面がディスプレイ25に表示される。このHELP画面で、遊技者が画面にタッチすると、図26(a)又は図26(b)に戻る。
なお、以下に説明する各画面で、仮想的に表示される「MENU」ボタンが遊技者により操作されると、会員カード6が受け付けられているときには、図26(a)に示すMENU画面に戻り、会員カード6が受け付けられていないときには、図26(b)に示すMENU画面に戻る。また、以下に説明する各画面で、仮想的に表示される「戻る」ボタンが遊技者により操作されると、一つ前の画面に戻る。
前記図26(a)に示すMENU画面で、会員遊技者により「キャラクタ選択」ボタンが操作されると、キャラクタ選択モードになり、図27(a)に示す登録キャラクタ表示画面がディスプレイ25に表示される。この図27(a)では、制御部22のRAMに記憶されている登録キャラクタ,レベル,及び経験値に基づいて、登録キャラクタの種別(ここでは登録キャラクタがノーマル夢夢チャンである旨),登録キャラクタのレベルに応じた該登録キャラクタの画像,該登録キャラクタのレベル(ここではレベル2),登録キャラクタの経験値(ここでは3333),レベルアップに到るまでに必要な経験値(ここでは1667),及び今のレベルから次のレベルに到る状況を☆印で模式的に表したものが表示されると共に、仮想的な「キャラクタ変更」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。この図27(a)で、会員遊技者により「キャラクタ変更」ボタンが操作されると、図27(b)に示すキャラクタ選択画面がディスプレイ25に表示される。
一方、前記図26(b)に示すMENU画面で、非会員遊技者により「キャラクタ選択」ボタンが操作されても、キャラクタ選択モードになり、図27(b)に示すキャラクタ選択画面がディスプレイ25に表示される。この図27(b)では、キャラクタの選択を促す旨が表示され、該キャラクタを選択するための仮想的なキャラクタ選択ボタンとして、「ノーマル」ボタン,「チアガール」ボタン,及び「応援団」ボタンが表示されると共に、仮想的な「MENU」ボタンが表示される。
この図27(b)で、遊技者によりキャラクタ選択ボタンのいずれか(ここでは「ノーマル」ボタン)が操作されると、図27(c)に示すキャラクタ登録確認画面がディスプレイ25に表示される。この図27(c)では、該操作されたキャラクタ選択ボタンに対応するキャラクタの種別(ここではノーマル夢夢チャン)及び画像が表示されると共に、仮想的な「OK」ボタン,及び「キャンセル」ボタンが表示される。
この図27(c)で、遊技者により「キャンセル」ボタンが操作されると、図27(b)に戻る。また図27(c)で、遊技者により「OK」ボタンが操作されると、前記操作されたキャラクタ選択ボタンに対応するキャラクタが登録キャラクタとして制御部22のRAMに記憶される。そして会員カード6が受け付けられているときには、カードR/W23にて読み取られた会員番号及び該制御部22のRAMに記憶された登録キャラクタを示す情報がホールコンピュータ60に対して送信されると共に、図26(a)に示すMENU画面に戻って、キャラクタ選択モードが終了する。なお、該会員番号及び登録キャラクタを示す情報を受信したホールコンピュータ60においては、図18に示す会員情報DBにて該受信した会員番号と対応付けて該受信した登録キャラクタが記憶されると共に、レベル及び経験値がクリアされる。一方、会員カード6が受け付けられていないときには、図26(b)に示すMENU画面に戻って、キャラクタ選択モードが終了する。
前記図26(a)に示すMENU画面で、会員遊技者により「グループ機能」ボタンが操作されると、グループ機能モードになり、図28(a)に示すグループ選択画面がディスプレイ25に表示される。この図28(a)では、登録するグループを選択するための仮想的なグループ選択ボタンとして、「当日グループ」ボタン,及び「友人グループ」ボタンが表示されると共に、仮想的な「当日グループHELP」ボタン,及び「友人グループHELP」ボタンが表示される。この図28(a)で、会員遊技者により「当日グループHELP」ボタン又は「友人グループHELP」ボタンが操作されると、図示しないHELP画面がディスプレイ25に表示され、当日グループ又は友人グループの説明が示される。
また図28(a)で、会員遊技者により「当日グループ」ボタン又は「友人グループ」ボタンが操作されると、制御部22のRAMにて該操作されたボタンに対応するグループのグループ番号が記憶されているか否かの判断が行われる。ここで制御部22のRAMにて該グループ番号が記憶されていると判断された場合には、図28(b)に示す登録グループ表示画面がディスプレイ25に表示される。この図28(b)では、当日グループ又は友人グループが既に登録されている旨が表示されると共に、仮想的な「照会」ボタン,「グループ変更」ボタン,「キャンセル」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。
この図28(b)で、会員遊技者により「キャンセル」ボタンが操作されると、図28(a)に戻る。また図28(b)で、会員遊技者により「照会」ボタンが操作されると、制御部22のRAMにて記憶されているグループ番号を示す情報がホールコンピュータ60に対して送信される。該グループ番号を示す情報を受信したホールコンピュータ60においては、図17に示すグループDBにて該受信したグループ番号と対応付けて記憶されている各メンバーの会員番号が抽出され、該抽出された各メンバーの会員番号を示す情報が該カードユニット20に対して送信される。該各メンバーの会員番号を受信したカードユニット20においては、図示しない会員番号表示画面がディスプレイ25に表示され、該受信した各メンバーの会員番号が示される。また図28(b)で、会員遊技者により「グループ変更」ボタンが操作されると、図28(c)に示すグループ登録画面がディスプレイ25に表示される。
一方、図28(a)で、制御部22のRAMにて該グループ番号が記憶されていないと判断された場合にも、図28(c)に示すグループ登録画面がディスプレイ25に表示される。この図28(c)では、グループ登録をする会員番号の入力を促す旨が表示されると共に、仮想的なテンキー,「グループ登録」ボタン,「キャンセル」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。
この図28(c)で、会員遊技者により「キャンセル」ボタンが操作されると、図28(a)に戻る。また図28(c)で、会員遊技者によりテンキーが操作されて一以上の会員番号が入力され、「グループ登録」ボタンが操作されると、カードR/W23にて読み取られた会員番号(即ち会員遊技者自身の会員番号)及び該入力された会員番号がホールコンピュータ60に対して送信されると共に、図26(a)に示すMENU画面に戻って、グループ機能モードが終了する。なお、該会員番号を受信したホールコンピュータ60においては、図17に示すグループDBにて新規のグループ番号と対応付けて該受信した会員番号が記憶されると共に、図18に示す会員情報DBにて会員番号と対応付けて記憶されているグループ番号が更新される。この新規のグループ番号は、該カードユニット20に対して送信されて、制御部22のRAMに記憶される。
前記図26(a)に示すMENU画面で、会員遊技者により「台データ&個人データ」ボタンが操作されると、台データ&個人データモードになり、図29(a)に示すデータ選択画面がディスプレイ25に表示される。この図29(a)では、ディスプレイ25に表示する台データを選択するための仮想的なデータ選択ボタンとして、「データ一覧」ボタン,「台マップ」ボタン,「出玉グラフ」ボタン,「ランキング」ボタン,「出玉予想」ボタン,「大当りレース」ボタン,及び「よく出ている機種」ボタンが表示され、ディスプレイ25に表示する個人データを選択するための仮想的なデータ選択ボタンとして、「個人データ」ボタン,「ハイエナチェック」ボタン,及び「貯玉・ポイント」ボタンが表示されると共に、仮想的な「HELP」ボタン,「表示」ボタン,及び「登録」ボタンが表示される。
また前記図26(b)に示すMENU画面で、非会員遊技者により「台データ」ボタンが操作されると、台データモードになり、図29(b)に示すデータ選択画面がディスプレイ25に表示される。この図29(b)では、ディスプレイ25に表示する台データを選択するための仮想的なデータ選択ボタンとして、「データ一覧」ボタン,「台マップ」ボタン,「出玉グラフ」ボタン,「ランキング」ボタン,「出玉予想」ボタン,「大当りレース」ボタン,及び「よく出ている機種」ボタンが表示されると共に、仮想的な「HELP」ボタン,及び「表示」ボタンが表示される。即ち会員カード6の非受付中には、会員カード6の受付中と比較して、個人データモード,ハイエナチェックモード,及び貯玉・ポイントモードを選択することができない。このように、会員カード6の受付中と非受付中とでメニュー表示の内容が変更されるので、遊技者に対して公開可能な情報の種類を明示できる。
この図29(a)で、会員遊技者により「HELP」ボタンが操作されると、図29(c)に示すHELP画面がディスプレイ25に表示される。この図29(c)では、各モードの説明が示される。一方、図29(b)で、非会員遊技者により「HELP」ボタンが操作されると、図29(c)に示すHELP画面から前記選択することができないモードの説明が除かれたHELP画面がディスプレイ25に表示される。このHELP画面で、遊技者が画面にタッチすると、図29(a)又は図29(b)に戻る。なお図29(a)で、会員遊技者により「表示」ボタン又は「登録」ボタンが操作された場合,及び図29(b)で、非会員遊技者により「表示」ボタンが操作された場合については、図61〜図64を参照して後述する。
ここで台データのうちのデータ一覧,出玉グラフ,ランキング,及び出玉予想は、ディスプレイ25に表示される表示内容が自動的に更新される閲覧用遊技情報であり、台データのうちの台マップは、ディスプレイ25に表示される表示内容が自動的に更新される閲覧用稼働状況情報である。これら閲覧用遊技情報及び閲覧用稼働状況情報(以下単に「閲覧用情報」という。)が自動的に更新される場合の作用について、図30を参照して説明する。
まずカードユニット20のディスプレイ25に閲覧用情報が表示される場合について説明する。この場合には、カードユニット20において、各種の閲覧用情報からディスプレイ25に表示する情報が遊技者により指定されると(S11)、該指定された閲覧用情報を特定可能な情報が中継コンピュータ50に対して通知される(S12)。該閲覧用情報を特定可能な情報を受信した中継コンピュータ50においては、図12に示す指定情報登録DBにて、通知元台番号と対応付けて、該受信した閲覧用情報を特定可能な情報(ここでは通知時刻,指定台番号,及び指定データ)が記憶され(S13)、該受信した閲覧用情報を特定可能な情報がホールコンピュータ60に対して送信される。
該閲覧用情報を特定可能な情報を受信したホールコンピュータ60においては、図13〜図16に示す全遊技機DBにて記憶されている遊技関連情報及び/又は稼働状況情報に基づいて、制御部62により該閲覧用情報が生成され(S14)、該生成された閲覧用情報が通知元のカードユニット20に対して送信される(S15)。該閲覧用情報を受信したカードユニット20においては、該受信した閲覧用情報がディスプレイ25に表示される(S16)。
次にカードユニット20のディスプレイ25に表示される閲覧用情報の表示内容が自動的に更新される場合について説明する。この場合には、(a)該閲覧用情報の表示対象となっている遊技機(以下「表示台」という。)が該カードユニット20に対応する遊技機(以下「自台」という。)であるか,(b)表示台が中継コンピュータ50の管理対象であるか,又は(c)表示台が中継コンピュータ50の管理対象でないかで、それぞれ処理が異なる。
まず(a)表示台が自台である場合には、カードユニット20において、更新手段である制御部22により更新されて、図6に示す対応遊技機DBにて記憶されている遊技関連情報及び/又は稼働状況情報に基づいて、対応遊技機閲覧用遊技情報生成手段及び対応遊技機閲覧用稼働状況情報生成手段である制御部22により閲覧用情報が生成され(S21)、該閲覧用情報が生成される毎にディスプレイ25に表示される閲覧用情報の表示内容が自動的に更新される(S22)。このように、該カードユニット20において逐次更新される閲覧用情報に基づいて表示内容が自動的に更新されるので、極めてリアルタイムに近い表示内容の更新が可能となる。
次に(b)表示台が中継コンピュータ50の管理対象である場合には、該中継コンピュータ50において、対象遊技機遊技関連情報更新手段及び対象遊技機遊技関連情報更新手段である制御部52により更新されて、図11に示す対象遊技機DBにて記憶されている遊技関連情報及び/又は稼働状況情報に基づいて、制御部52により閲覧用情報が生成され(S31)、該生成された閲覧用情報がカードユニット20に対して送信される(S32)。この送信は、図12に示す指定情報登録DBの登録情報に基づいて、前記送信間隔毎(ここでは3分毎)に行われる。該閲覧用情報を受信したカードユニット20においては、該閲覧用情報を受信する毎にディスプレイ25に表示される閲覧用情報の表示内容が自動的に更新される(S33)。このように、当該閲覧用情報の基になる遊技関連情報及び/又は稼働状況情報が中継コンピュータ50による収集対象である場合には、該中継コンピュータ50が収集した遊技関連情報及び/又は稼働状況情報に基づいて生成された閲覧用情報がカードユニット20に対して直接送信され、該送信されてきた閲覧用情報が該カードユニット20において表示されるので、リアルタイムに近い表示内容の更新が可能となる。
さらに(c)表示台が中継コンピュータ50の管理対象でない場合には、該中継コンピュータ50からホールコンピュータ60に対して閲覧用情報が要求される(S41)。この要求は、図12に示す指定情報登録DBの登録情報に基づいて、前記送信間隔毎(ここでは3分毎)に行われる。該要求を受信したホールコンピュータ60においては、全遊技機遊技関連情報更新手段及び全遊技機遊技関連情報更新手段である制御部62により更新されて、図13に示す全遊技機DBにて記憶されている遊技関連情報及び/又は稼働状況情報に基づいて、制御部62により該要求された閲覧用情報が生成され(S42)、該生成された閲覧用情報が中継コンピュータ50に対して送信される(S43)。該閲覧用情報を受信した中継コンピュータ50においては、該閲覧用情報が取得され(S44)、該取得された閲覧用情報がカードユニット20に対して送信される(S45)。該閲覧用情報を受信したカードユニット20においては、該閲覧用情報を受信する毎にディスプレイ25に表示される閲覧用情報の表示内容が自動的に更新される(S46)。
なお表示台が中継コンピュータ50の管理対象でない場合には、(c’)に示す処理が行われるようにしても良い。この場合には、該中継コンピュータ50からホールコンピュータ60に対して閲覧用情報の基になる遊技関連情報及び/又は稼働状況情報が要求される(S51)。この要求は、図12に示す指定情報登録DBの登録情報に基づいて、前記送信間隔毎(ここでは3分毎)に行われる。該要求を受信したホールコンピュータ60においては、全遊技機遊技関連情報更新手段及び全遊技機遊技関連情報更新手段である制御部62により更新されて、図13に示す全遊技機DBにて記憶されている遊技関連情報及び/又は稼働状況情報から、該要求された遊技関連情報及び/又は稼働状況情報が抽出されて中継コンピュータ50に対して送信される(S52)。該遊技関連情報及び/又は稼働状況情報を受信した中継コンピュータ50においては、該受信した遊技関連情報及び/又は稼働状況情報が取得され(S53)、該取得された遊技関連情報及び/又は稼働状況情報に基づいて、制御部62により閲覧用情報が生成され(S54)、該生成された閲覧用情報がカードユニット20に対して送信される(S55)。該閲覧用情報を受信したカードユニット20においては、該閲覧用情報を受信する毎にディスプレイ25に表示される閲覧用情報の表示内容が自動的に更新される(S56)。ただし、以下においては、表示台が中継コンピュータ50の管理対象でない場合に、(c’)ではなく(c)に示す処理が行われる例について説明する。
以上に説明したように、閲覧用情報の表示内容が自動的に更新されるので、遊技者が閲覧用情報の要求操作を繰り返すことなく、該閲覧用情報の推移動向を簡便に把握することができる。また閲覧用情報を表示するための処理が中継コンピュータ50とホールコンピュータ60とに分散されるので、該処理の迅速化が図られる。
上述した閲覧用情報が自動的に更新される場合における中継コンピュータ50の作用について、指定情報登録DBを示す図12を参照して、さらに具体的に説明する。この図12の説明では、閲覧用情報を表示するカードユニット20(即ち通知元)が300番台である例について説明する。
まず300番台のカードユニット20から、17:56に、ディスプレイ25に表示する閲覧用情報として表示台がCR○○SPである台マップが指定された旨の通知を受信すると、図12に示す指定情報登録DBにおいて、通知元台番号である300番台と対応付けて、通知時刻,指定台番号,及び指定データが記憶される。ここで該指定されたCR○○SPの遊技関連情報及び/又は稼働状況情報は、中継コンピュータ50による収集対象であるので、表示台がCR○○SPである台マップ以外の閲覧用情報が指定された旨の通知を受信するまで(ここでは18:00まで)の間、前記送信間隔(ここでは3分毎)に従って、対象遊技機遊技関連情報更新手段及び対象遊技機稼働状況情報更新手段である制御部52により更新されて、図11に示す対象遊技機DBにて記憶されているCR○○SPの遊技関連情報及び/又は稼働状況情報に基づいて、制御部52により閲覧用情報としてCR○○SPの閲覧用台マップが生成され、該生成されたCR○○SPの閲覧用台マップが、17:59に、通知元の300番台のカードユニット20に対して送信される。
次に300番台のカードユニット20から、18:00に、ディスプレイ25に表示する閲覧用情報として表示台が310番台であるデータ一覧が指定された旨の通知を受信すると、図12に示す指定情報登録DBにおいて、通知元台番号である300番台と対応付けて、通知時刻,指定台番号,及び指定データが記憶される。ここで該指定された310番台の遊技関連情報及び/又は稼働状況情報は、中継コンピュータ50による収集対象であるので、表示台が310番台であるデータ一覧以外の閲覧用情報が指定された旨の通知を受信するまで(ここでは18:07まで)の間、前記送信間隔(ここでは3分毎)に従って、対象遊技機遊技関連情報更新手段及び対象遊技機稼働状況情報更新手段である制御部52により更新されて、図11に示す対象遊技機DBにて記憶されている310番台の遊技関連情報及び/又は稼働状況情報に基づいて、制御部52により閲覧用情報として310番台の閲覧用データ一覧が生成され、該生成された310番台の閲覧用データ一覧が、18:03,及び18:06に、通知元の300番台のカードユニット20に対して送信される。
次に300番台のカードユニット20から、18:07に、ディスプレイ25に表示する閲覧用情報として個人データが指定された旨の通知を受信すると、図12に示す指定情報登録DBにおいて、通知元台番号である300番台と対応付けて、通知時刻,及び指定データが記憶される。ここで該指定された個人データは自動的に更新される閲覧用情報ではないため、中継コンピュータ50は該受信した閲覧用情報を特定可能な情報のホールコンピュータ60に対する送信のみを行う。
次に300番台のカードユニット20から、18:26に、ディスプレイ25に表示する閲覧用情報として表示台が351番台であるデータ一覧が指定された旨の通知を受信すると、図12に示す指定情報登録DBにおいて、通知元台番号である300番台と対応付けて、通知時刻,指定台番号,及び指定データが記憶される。ここで該指定された351番台の遊技関連情報及び/又は稼働状況情報は、中継コンピュータ50による収集対象でないので、表示台が351番台であるデータ一覧以外の閲覧用情報が指定された旨の通知を受信するまで(ここでは18:34まで)の間、前記送信間隔(ここでは3分毎)に従って、ホールコンピュータ60に対して、351番台の閲覧用データ一覧が要求され、該要求に応じてホールコンピュータ60から取得した351番台の閲覧用データ一覧が、18:29,及び18:32に、通知元の300番台のカードユニット20に対して送信される。
次に300番台のカードユニット20から、18:34に、ディスプレイ25に表示する閲覧用情報として表示台が300番台であるデータ一覧が指定された旨の通知を受信すると、図12に示す指定情報登録DBにおいて、通知元台番号である300番台と対応付けて、通知時刻,指定台番号,及び指定データが記憶される。ここで該指定された300番台は自台であるため、中継コンピュータ50は該受信した閲覧用情報を特定可能な情報のホールコンピュータ60に対する送信のみを行う。
このように、中継コンピュータ50において、通知元台番号と対応付けて、指定された閲覧用情報を特定可能な情報が登録されるので、該指定された閲覧用情報を表示しているカードユニット20に対して、更新された遊技関連情報及び/又は稼働状況情報に基づいて生成された閲覧用情報を確実に継続して送信できる。
図29に戻り、台データ&個人データモード又は台データモードであるカードユニット20において、遊技者により各データ選択ボタンが操作された場合について説明する。
まず図29(a)に示す台データ&個人データ選択画面,又は図29(b)に示す台データ選択画面で、遊技者により「データ一覧」ボタンが操作され、「表示」ボタンが操作されると、データ一覧モードになり、図31(a)に示す台指定画面がディスプレイ25に表示される。この図31(a)では、表示台を指定するための仮想的なボタンとして、「この台」ボタン,「機種選択」ボタン,テンキー,及び「指定」ボタンが表示されると共に、仮想的な「戻る」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。この図31(a)で、遊技者により「この台」ボタンが操作されると、該カードユニット20に対応するパチンコ機10が表示台として指定される。また図31(a)で、遊技者により「機種選択」ボタンが操作されると、図示しない機種選択画面がディスプレイ25に表示され、該機種選択画面にて遊技者によりある機種が選択されると、図示しない台選択画面がディスプレイ25に表示され、該台選択画面にて遊技者によりある遊技機が選択されると、該選択された遊技機が表示台として指定される。また図31(a)で、遊技者によりテンキーが操作されて台番号が入力され、「指定」ボタンが操作されると、該入力された台番号の遊技機が表示台として指定される。
上記のようにして表示台が指定されると、図31(b)に示す日付指定画面がディスプレイ25に表示される。この図31(b)では、データを集計する基準となる日付を指定するための仮想的なボタンとして、「本日」ボタン,テンキー,及び「指定」ボタンが表示されると共に、仮想的な「戻る」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。この図31(b)で、遊技者により「本日」ボタンが操作されると、本日がデータを集計する基準となる日付として指定される。また図31(b)で、遊技者によりテンキーが操作されて日付が入力され、「指定」ボタンが操作されると、該入力された日付がデータを集計する基準となる日付として指定される。
上記のようにしてデータを集計する基準となる日付が指定されると、図31(c)に示す集計期間選択画面がディスプレイ25に表示される。この図31(c)では、データを集計する期間を選択するための仮想的なボタンとして、「過去3日間」ボタン,及び「過去1週間」ボタンが表示されると共に、仮想的な「戻る」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。この図31(c)で、遊技者により「過去3日間」ボタンが操作されると、図31(b)で指定した日付を含む過去3日間がデータを集計する期間として指定される。また図31(c)で、遊技者により「過去1週間」ボタンが操作されると、図31(b)で指定した日付を含む過去1週間がデータを集計する期間として指定される。
上記のようにしてデータを集計する期間が指定されると、指定データがデータ一覧である旨,図31(a)で指定した表示台(例えばこの台である300番台),図31(b)で指定した日付(例えば本日),及び図31(c)で選択した期間(例えば過去3日間)を示す情報が、閲覧用遊技情報を特定可能な情報として中継コンピュータ50に対して通知される(図30のS12)。
該閲覧用遊技情報を特定可能な情報を受信した中継コンピュータ50においては、図30のS13の処理が行われ、該受信した閲覧用遊技情報を特定可能な情報がホールコンピュータ60に対して送信される。また該閲覧用遊技情報を特定可能な情報を受信したホールコンピュータ60においては、図30のS14及びS15の処理が行われる。具体的には、図13に示す全遊技機DBにて記憶されている台データから、表示台である300番台について、本日を基準として過去3日分(即ち本日,前日,及び前々日)の大当り回数,確変回数,大当り確率,及びMAX継続回数の各データが抽出されると共に、図15に示す全遊技機DBにて記憶されているMAXデータから、表示台である300番台について、過去最高の大当り回数,確変回数,大当り確率,及びMAX継続回数の各データが抽出され、該抽出されたデータに基づいて閲覧用遊技情報が生成され、該生成された閲覧用遊技情報が通知元のカードユニット20に対して送信される。
該閲覧用遊技情報を受信したカードユニット20においては、該受信した閲覧用遊技情報に基づいて、図32(a)に示すデータ一覧表示画面がディスプレイ25に表示される。この図32(a)では、まず表示台の機種名(ここではCR○○SP)及び表示台の台番号(ここでは300番台)が表示される。また前記受信した閲覧用遊技情報である過去最高及び過去3日分の大当り回数,確変回数,大当り確率,及びMAX継続回数が表形式で表示される。また集計手段である制御部22にて集計されている大当り間スタート回数である最終大当り後のスタート回数が表示される。さらに仮想的な「本日データ」ボタン,「MAXデータ」ボタン,「比較データ」ボタン,「戻る」ボタン,「MENU」ボタン,並びに台番号を選択するための上矢印ボタン及び下矢印ボタンが表示される。なお表示台がスロットマシン10’である場合には、過去3日分の大当り回数(BB回数),AT回数,大当り確率,及びBB中MAX獲得枚数が表形式で表示される。
この図32(a)で、遊技者により台番号を選択するための上矢印ボタン及び下矢印ボタンが操作されると、他の遊技機が表示台として新たに指定されたことになり、前述の如く図30のS11〜S16の処理が行われて、該新たに指定された表示台についてのデータ一覧表示画面がディスプレイ25に表示される。
この図32(a)に示すデータ一覧表示画面では、本日分のデータに関して、前記図30に示すようにして表示内容が自動的に更新される。具体的には、図32(b)に示すように、表示台が自台である場合には、EEPROM24の記憶情報に基づいて更新され、表示台が中継コンピュータ50の管理対象である場合には、該中継コンピュータ50から送信されてくる情報に基づいて更新され、表示台が中継コンピュータ50の管理対象でない場合には、ホールコンピュータ60から取得され、中継コンピュータ50から送信されてくる情報に基づいて更新される。このように、閲覧用遊技情報の表示内容が自動的に更新されるので、遊技者が閲覧用遊技情報の要求操作を繰り返すことなく、該閲覧用遊技情報の推移動向を簡便に把握することができる。
ここで大当り回数又は確変回数が更新されるときには、図32(c)に示すように、更新後の大当り回数又は確変回数と共に大当り又は確変が発生した旨(ここでは29回目の大当りが発生した旨)が所定時間(例えば5秒間)POP表示されるので、遊技者が表示台における大当りの発生と大当り回数が更新される旨,又は表示台における確変の発生と確変回数が更新される旨を確実に把握できる。
前記図32(a)で、遊技者により「本日データ」ボタンが操作されると、本日データモードになり、指定データが本日データである旨,及び表示台を示す情報が、閲覧用遊技情報を特定可能な情報としてホールコンピュータ60に対して通知される。該閲覧用遊技情報を特定可能な情報を受信したホールコンピュータ60においては、図13に示す全遊技機DBにて記憶されている台データから、表示台である300番台について、本日のMAX継続回数,大当り回数,スタート回数,継続回数の履歴(例えば1回前の連チャンは大当り間スタート回数が100回で発生して確変大当り→確変大当り→確変大当り→通常大当りの4連チャンである旨,2回前の連チャンは大当り間スタート回数が150回で発生して確変大当り→確変大当り→通常大当りの3連チャンである旨等)の各データが抽出され、該抽出されたデータに基づいて閲覧用遊技情報が生成され、該生成された閲覧用遊技情報が通知元のカードユニット20に対して送信される。
該閲覧用遊技情報を受信したカードユニット20においては、該受信した閲覧用遊技情報に基づいて、図33(a)に示す本日データ表示画面がディスプレイ25に表示される。この図33(a)では、まず表示台の機種名(ここではCR○○SP)及び表示台の台番号(ここでは300番台)が表示される。また前記受信した閲覧用遊技情報のうちの本日のMAX継続回数,大当り回数,及びスタート回数が表形式で表示される。また前記受信した閲覧用遊技情報のうちの継続回数の履歴が棒グラフ形式で表示され、具体的には、縦軸を継続回数,横軸を履歴回数(1回前,2回前…)としたグラフエリアにおいて、所定数(ここでは3回前まで)の各履歴回数に対応する継続回数が玉保留箱を積層した形で示されると共に、各履歴回数に対応する大当り間スタート回数が示される。さらに仮想的な「戻る」ボタン,「MENU」ボタン,「詳細」ボタン,並びに台番号を選択するための上矢印ボタン及び下矢印ボタンが表示される。
この図33(a)で、遊技者により「詳細」ボタンが操作されると、図33(b)に示す本日データ詳細表示画面がディスプレイ25に表示される。この図33(b)では、まず表示台の機種名(ここではCR○○SP)及び表示台の台番号(ここでは300番台)が表示される。また前記受信した閲覧用遊技情報のうちの継続回数の履歴が棒グラフ形式で表示され、具体的には、縦軸を継続回数,横軸を履歴回数(1回前,2回前…)としたグラフエリアにおいて、所定数(ここでは8回前まで)の各履歴回数に対応する継続回数が玉保留箱を積層した形で示されると共に、各履歴回数に対応する大当り間スタート回数が示される。さらに仮想的な「戻る」ボタン,「MENU」ボタン,並びに台番号を選択するための上矢印ボタン及び下矢印ボタンが表示される。
この図33(a)(b)に示す本日データ表示画面では、前記図30に示すようにして表示内容が自動的に更新される。具体的には、図32(b)に示すように、表示台が自台である場合には、EEPROM24の記憶情報に基づいて更新され、表示台が中継コンピュータ50の管理対象である場合には、該中継コンピュータ50から送信されてくる情報に基づいて更新され、表示台が中継コンピュータ50の管理対象でない場合には、ホールコンピュータ60から取得され、中継コンピュータ50から送信されてくる情報に基づいて更新される。このように、閲覧用遊技情報の表示内容が自動的に更新されるので、遊技者が閲覧用遊技情報の要求操作を繰り返すことなく、該閲覧用遊技情報の推移動向を簡便に把握することができる。
また図33(a)(b)で、遊技者により台番号を選択するための上矢印ボタン及び下矢印ボタンが操作されると、他の遊技機が表示台として新たに指定されたことになり、前述の如くホールコンピュータ60との通信が行われて、該新たに指定された表示台についての本日データ表示画面又は本日データ詳細表示画面がディスプレイ25に表示される。
前記図32(a)で、遊技者により「MAXデータ」ボタンが操作されると、MAXデータモードになり、指定データがMAXデータである旨,及び表示台を示す情報が、閲覧用遊技情報を特定可能な情報としてホールコンピュータ60に対して通知される。該閲覧用遊技情報を特定可能な情報を受信したホールコンピュータ60においては、図15に示す全遊技機DBにて記憶されているMAXデータから、表示台である300番台について、過去最高の大当り回数,MAX継続回数,大当り履歴,及びMAX出玉データの各データが抽出され、該抽出されたデータに基づいて閲覧用遊技情報が生成され、該生成された閲覧用遊技情報が通知元のカードユニット20に対して送信される。
該閲覧用遊技情報を受信したカードユニット20においては、該受信した閲覧用遊技情報に基づいて、図34(a)に示すMAXデータ履歴表示画面がディスプレイ25に表示される。この図34(a)では、まず表示台の機種名(ここではCR○○SP)及び表示台の台番号(ここでは300番台)が表示される。また前記受信した閲覧用遊技情報のうちの過去最高の大当り回数及びMAX継続回数が表示される。また前記受信した閲覧用遊技情報のうちの大当り履歴が表形式で表示され、具体的には、該表において、1段目に大当り回数が示され、2段目に継続回数(ここでは連チャン数)が示され、3段目に各大当り回数に対応する大当り間スタート回数(ここでは回転数)が示され、4段目に大当り状態が発生した特別図柄(ここでは絵柄)が示される。さらに仮想的な「戻る」ボタン,「MENU」ボタン,「グラフ」ボタン,並びに台番号を選択するための上矢印ボタン及び下矢印ボタンが表示される。ここで一画面中に表示しきれない大当り履歴は、遊技者により仮想的なスクロールバーが操作されると、図34(b)に示すようにディスプレイ25に表示される。
この図34(a)(b)で、遊技者により「グラフ」ボタンが操作されると、図34(c)に示すMAXデータグラフ表示画面がディスプレイ25に表示される。この図34(c)では、まず表示台の機種名(ここではCR○○SP)及び表示台の台番号(ここでは300番台)が表示される。また前記受信した閲覧用遊技情報のうちのMAX出玉データが折線グラフ形式で表示され、具体的には、縦軸を出玉数,横軸を時刻としたグラフエリアにおいて、各時刻における出玉数の推移が折線グラフ形式でMAXデータとして示されると共に、該折線グラフ上に連チャン回数がプロットされて示され、かつ表示台の出玉数の推移が折線グラフ形式で本日データとして示される。さらに仮想的な「戻る」ボタン,「MENU」ボタン,並びに台番号を選択するための上矢印ボタン及び下矢印ボタンが表示される。
なお、これら図34(a)(b)に示すMAXデータ履歴表示画面や、図34(c)に示すMAXデータグラフ表示画面では、閲覧用遊技情報の表示内容は更新されない。また図34(a)(b)(c)で、遊技者により台番号を選択するための上矢印ボタン及び下矢印ボタンが操作されると、他の遊技機が表示台として新たに指定されたことになり、前述の如くホールコンピュータ60との通信が行われて、該新たに指定された表示台についてのMAXデータ履歴表示画面又はMAXデータグラフ表示画面がディスプレイ25に表示される。
前記図32(a)で、遊技者により「比較データ」ボタンが操作されると、比較データモードになり、図35(a)に示す比較対象選択画面がディスプレイ25に表示される。この図35(a)では、表示台と比較する比較対象の選択を促す旨が表示され、該比較対象を選択するための仮想的なボタンとして、「過去の類似データと比較」ボタン,及び「気になる台と比較」ボタンが表示されると共に、仮想的な「戻る」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。
この図35(a)で、遊技者により「過去の類似データと比較」ボタンが操作されると、指定データが過去の類似データとの比較である旨,及び表示台を示す情報が、閲覧用遊技情報を特定可能な情報としてホールコンピュータ60に対して通知される。該閲覧用遊技情報を特定可能な情報を受信したホールコンピュータ60においては、図13に示す全遊技機DBにて記憶されている台データから、表示台である300番台の台データに類似する台データが抽出される。具体的には、台データのうちの大当り回数,確変回数,大当り確率,及びMAX継続回数の各項目について、表示台の本日のデータと、各遊技機の全遊技機DBにて記憶されている期間のデータとが比較され、一致する項目がなるべく多く、かつ一致しない項目についてはなるべく類似する台データが、類似データとして一以上抽出され、該抽出された各類似データを記録した台番号及び日付が特定される。そして該抽出された類似データに基づいて閲覧用遊技情報が生成され、該生成された閲覧用遊技情報が通知元のカードユニット20に対して送信される。
該閲覧用遊技情報を受信したカードユニット20においては、該受信した閲覧用遊技情報に基づいて、図35(b)に示す過去の類似データとの比較結果表示画面がディスプレイ25に表示される。この図35(b)では、まず前記類似データのうちの一のデータとして、該類似データを記録した遊技機の機種名(ここではCR○○SP),台番号(ここでは315番台),及び日付(ここでは2003年7月15日)が表示されると共に、大当り回数,確変回数,大当り確率,及びMAX継続回数の各項目について、前記受信した閲覧用遊技情報である類似データ(ここでは「過去」の欄に表示)と、表示台の台データ(ここでは「本日」の欄に表示)とが対比されて、表形式で表示される。さらに仮想的な「戻る」ボタン,「MENU」ボタン,並びにデータを選択するための上矢印ボタン及び下矢印ボタンが表示される。ここで前記類似データのうちの他のデータは、遊技者により上矢印ボタン又は下矢印ボタンが操作されると、ディスプレイ25に表示される。なお、この図35(b)に示す過去の類似データとの比較結果表示画面では、表示内容は更新されない。
また図35(a)で、遊技者により「気になる台と比較」ボタンが操作されると、図示しない比較台指定画面がディスプレイ25に表示され、該比較台指定画面にて遊技者によりある遊技機(2台まで)が指定されると、該選択された遊技機が比較台として指定され、指定データが気になる台との比較である旨,表示台(ここでは300番台),及び比較台(ここでは308番台及び358番台)を示す情報が、閲覧用遊技情報を特定可能な情報としてホールコンピュータ60に対して通知される。該閲覧用遊技情報を特定可能な情報を受信したホールコンピュータ60においては、図13に示す全遊技機DBにて記憶されている台データから、表示台である300番台の大当り回数及び大当り確率,比較台である308番台の大当り回数及び大当り確率,及び比較台である358番台の大当り回数及び大当り確率が抽出され、該抽出された台データに基づいて閲覧用遊技情報が生成され、該生成された閲覧用遊技情報が通知元のカードユニット20に対して送信される。
該閲覧用遊技情報を受信したカードユニット20においては、該受信した閲覧用遊技情報に基づいて、図35(c)に示す気になる台との比較結果表示画面がディスプレイ25に表示される。この図35(c)では、機種名,台番号,大当り回数,及び大当り確率の各項目について、前記受信した閲覧用遊技情報である表示台(ここでは「あなたの指定した台」)の台データと比較台(ここでは「気になる台」)の台データとが対比されて、表形式で表示される。さらに仮想的な「戻る」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。なお、この図35(c)に示す気になる台との比較結果表示画面では、閲覧用遊技情報の表示内容は更新されない。
次に図29(a)に示す台データ&個人データ選択画面,又は図29(b)に示す台データ選択画面で、遊技者により「台マップ」ボタンが操作され、「表示」ボタンが操作されると、台マップモードになり、図36に示す機種選択画面がディスプレイ25に表示される。この図36では、表示台が属する機種の選択を促す旨が表示され、該機種を選択するための仮想的な機種選択ボタンが所定数(ここでは9機種)表示されると共に、仮想的な「戻る」ボタン,「MENU」ボタン,並びに一画面中に表示しきれない機種を表示するための上矢印ボタン及び下矢印ボタンが表示される。
この図36で、遊技者により機種選択ボタンのいずれか(ここでは「CR○○SP」ボタン)が操作されると、該操作された機種選択ボタンに対応する機種に属する遊技機が表示台として指定され、指定データが台マップである旨,及び表示台(ここではCR○○SP)を示す情報が、閲覧用稼働状況情報を特定可能な情報として中継コンピュータ50に対して通知される(図30のS12)。即ち前記表示対象指定手段であるタッチパネル式のディスプレイ25は、表示手段に表示する閲覧用稼働状況情報の対象となる遊技機である表示台として複数の表示台を指定可能である。
該閲覧用稼働状況情報を特定可能な情報を受信した中継コンピュータ50においては、図30のS13の処理が行われ、該受信した閲覧用稼働状況情報を特定可能な情報がホールコンピュータ60に対して送信される。また該閲覧用稼働状況情報を特定可能な情報を受信したホールコンピュータ60においては、図30のS14及びS15の処理が行われる。具体的には、図13に示す全遊技機DBにて記憶されている台データから、表示台であるCR○○SPに属する286番台〜305番台について、本日の稼働状況,及び大当り回数の各データが抽出され、該抽出されたデータに基づいて閲覧用稼働状況情報が生成され、該生成された閲覧用稼働状況情報が通知元のカードユニット20に対して送信される。
該閲覧用稼働状況情報を受信したカードユニット20においては、該受信した閲覧用稼働状況情報に基づいて、図37(a)に示す台マップ表示画面がディスプレイ25に表示される。この図37(a)では、まず表示台の機種名(ここではCR○○SP)が表示される。また該機種に属するパチンコ機10のうちの所定数(ここでは8台分)のパチンコ機10について、各パチンコ機10の台番号を示す台番号ボタンと対応付けて、該受信した閲覧用稼働状況情報である大当り回数が表示されると共に、時短中を含む複数種類の稼働状況(確変中であるか,大当り中であるか,時短中であるか,遊技中であるか,又は空台中であるか)が識別可能な態様で示される。即ち従来は、時短中については確変中又は遊技中として稼働状況が表示されてしまうために、遊技者が該稼働状況を正確に把握できなかったところ、このように、時短中を含む複数種類の稼働状況を識別可能な態様で閲覧用稼働状況情報が表示されるので、遊技者が稼働状況を正確に把握できる。なお表示台がスロットマシン10’である場合には、複数種類の稼働状況として、例えばBB中であるか,RB中であるか,AT中であるか,遊技中であるか,又は空台中であるかが識別可能な態様で表示される。
また複数の表示台の中に通知元のカードユニット20に対応するパチンコ機10(ここでは300番台)が含まれるときには、当該パチンコ機10が他のパチンコ機10とは識別可能な態様で(ここでは太枠で囲って)示されるので、遊技者が遊技を行っている遊技機の稼働状況を一見して把握でき、当該遊技機の稼働状況と他の遊技機の稼働状況との比較が容易になる。
さらに仮想的な「戻る」ボタン,「MENU」ボタン,並びに台番号を選択するための上矢印ボタン及び下矢印ボタンが表示される。この図37(a)で、遊技者により台番号を選択するための上矢印ボタン及び下矢印ボタンが操作されると、表示されている機種に属するパチンコ機10のうちの一画面中に表示しきれないパチンコ機10について、閲覧用稼働状況情報が表示される。
この図37(a)に示す台マップ表示画面では、前記図30に示すようにして表示内容が自動的に更新される。具体的には、図37(b)に示すように、表示台の属する機種が中継コンピュータ50の管理対象である場合には、該中継コンピュータ50から送信されてくる情報に基づいて更新され、表示台の属する機種が中継コンピュータ50の管理対象でない場合には、ホールコンピュータ60から取得され、中継コンピュータ50から送信されてくる情報に基づいて更新される。このように、閲覧用稼働状況情報の表示内容が自動的に更新されるので、遊技者が閲覧用稼働状況情報の要求操作を繰り返すことなく、稼働状況の推移動向を簡便に把握することができる。
ここで表示台の稼働状況が更新されるときには、図37(c)に示すように、該更新されるパチンコ機10の台番号及び更新後の稼働状況(ここでは大当り)と共に大当り発生回数(ここでは286番台で21回目の大当りが発生した旨)が所定時間(例えば5秒間)POP表示されるので、遊技者がどのパチンコ機10において稼働状況に変化が生じたかを確実に把握できる。
図37(a)で、遊技者により台番号ボタンのいずれかが操作されると、該操作された台番号ボタンに対応するパチンコ機10の稼働状況に応じて、以下のような処理が行われる。まず該操作された台番号ボタンに対応するパチンコ機10の稼働状況が空台中である場合には、前述したデータ一覧モードになり、指定データがデータ一覧である旨,表示台(ここでは該操作された台番号ボタンに対応するパチンコ機10の台番号),日付(ここでは本日),及び期間(ここではデフォルトの過去3日間)を示す情報が、閲覧用遊技情報を特定可能な情報として中継コンピュータ50に対して通知され、図32(a)に示すようにして該パチンコ機10の閲覧用遊技情報がディスプレイ25に表示されると共に、図32(b)に示すようにして該閲覧用遊技情報が自動的に更新される。このように、閲覧用稼働状況情報に含まれるパチンコ機10から遊技者により選択されたパチンコ機10の閲覧用遊技情報が表示されるので、遊技者が興味を持ったパチンコ機10についてより詳細な情報を把握でき、しかも該閲覧用遊技情報が自動的に更新されるので、遊技者が閲覧用遊技情報の要求操作を繰り返すことなく、閲覧用遊技情報の推移動向を簡便に把握することができる。
一方、該操作された台番号ボタンに対応するパチンコ機10(例えば286番台)の稼働状況が空台中以外(即ち確変中であるか,大当り中であるか,時短中であるか,又は遊技中)である場合には、図38(a)に示す空台報知登録画面がディスプレイ25に表示される。この図38(a)では、該パチンコ機10が遊技中である旨,及び該パチンコ機10について空台報知登録を行うか否かを尋ねる旨が表示され、該空台報知登録を行う旨の操作を受け付ける仮想的な「YES」ボタン,及び該空台報知登録を行わない旨の操作を受け付ける仮想的な「NO」ボタンが表示されると共に、仮想的な「戻る」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。
この図38(a)で、遊技者により「NO」ボタンが操作されると、前述したデータ一覧モードになり、指定データがデータ一覧である旨,表示台(ここでは該操作された台番号ボタンに対応するパチンコ機10の台番号),日付(ここでは本日),及び期間(ここではデフォルトの過去3日間)を示す情報が、閲覧用遊技情報を特定可能な情報として中継コンピュータ50に対して通知され、図32(a)に示すようにして該パチンコ機10の閲覧用遊技情報がディスプレイ25に表示されると共に、図32(b)に示すようにして該閲覧用遊技情報が自動的に更新される。一方、図38(a)で、遊技者により「YES」ボタンが操作されると、「NO」ボタンが操作された場合と同様に前述したデータ一覧モードになると共に、カードユニット20の台番号と前記稼働状況が空台中であるパチンコ機10の台番号を含む空台報知登録情報が、ホールコンピュータ60に対して送信される。
該空台報知登録情報を受信したホールコンピュータ60においては、該受信した空台報知登録情報に基づいて、図21に示す報知対象DBに、図22(f)に示すようにして、報知先のカードユニット20の台番号(ここでは300番台)と対応する報知対象のパチンコ機10の台番号(ここでは286番台)の欄に「空台」と記憶される。そして該報知対象のパチンコ機10が空台になると、その旨を示す空台情報が報知先のカードユニット20に対して送信される。該空台情報を受信した報知先のカードユニット20(ここでは300番台)においては、該受信した空台情報に基づいて、図38(b)に示すように、報知対象のパチンコ機10(ここでは286番台)が空台になった旨が所定時間(例えば5秒間)POP表示されるので、遊技者が空台報知登録をしたパチンコ機10が空台になった旨を確実に把握できる。
次に図29(a)に示す台データ&個人データ選択画面,又は図29(b)に示す台データ選択画面で、遊技者により「出玉グラフ」ボタンが操作され、「表示」ボタンが操作されると、出玉グラフモードになり、図39(a)に示す台指定画面がディスプレイ25に表示される。この図39(a)は、前記図31(a)と略同様である。
この図39(a)で、前記図31(a)と同様に、遊技者により例えば「この台」ボタンが操作されて表示台(ここでは自台である300番台)が指定されると、図39(b)に示す比較台指定画面がディスプレイ25に表示される。この図39(b)は、仮想的な「この台」ボタンが表示されない点を除き、前記図31(b)と略同様である。
この図39(b)で、前記図31(a)と同様に比較台(例えば362番台)が指定されると、指定データが出玉グラフである旨,図39(a)で指定した表示台(ここでは300番台),及び図39(b)で指定した比較台(ここでは362番台)を示す情報が、閲覧用遊技情報を特定可能な情報として中継コンピュータ50に対して通知される(図30のS12)。
該閲覧用遊技情報を特定可能な情報を受信した中継コンピュータ50においては、図30のS13の処理が行われ、該受信した閲覧用遊技情報を特定可能な情報がホールコンピュータ60に対して送信される。また該閲覧用遊技情報を特定可能な情報を受信したホールコンピュータ60においては、図30のS14及びS15の処理が行われる。具体的には、図13に示す全遊技機DBにて記憶されている台データから、表示台である300番台について、本日を基準として過去3日分(即ち本日,前日,及び前々日)の大当り回数,確変回数,及び大当り確率の各データ(以下「3日間大当りデータ」という。)が抽出されると共に、図14に示す全遊技機DBにて記憶されている出玉データから、表示台である300番台及び比較台である362番台について、本日の出玉データが抽出され、かつ図16に示す全遊技機DBにて記憶されているランキングデータから、表示台である300番台に関連する当台最大出玉数(即ち今週の当台出玉数ランキングのうちの順位が1位の出玉数),及び機種平均出玉数の各データが抽出され、該抽出されたデータに基づいて閲覧用遊技情報が生成され、該生成された閲覧用遊技情報が通知元のカードユニット20に対して送信される。
該閲覧用遊技情報を受信したカードユニット20においては、該受信した閲覧用遊技情報に基づいて、図40に示すように、比較台の出玉数との比較結果を表す画面(図41を参照),今週の機種平均出玉数との比較結果を表す画面(図42を参照),又は今週の当台最大出玉数との比較結果を表す画面(図43を参照)のうちのいずれかの画面が、出玉グラフ表示画面としてディスプレイ25に表示される。
この出玉グラフ表示画面では、図40で説明した各画面に共通する表示(以下「出玉グラフ共通表示」という。)として、図41〜図43に示すように、画面の左上に、表示台の台番号(ここでは300番台)及び機種名(ここではCR○○SP)が表示され、画面の右上に、表示台の出玉数(ここでは「この台の出玉数」)が表示され、画面の左中央に、制御部22のRAMに記憶されている登録キャラクタ(以下「メインキャラクタ」という。)によるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出が表示され、画面の中央に、任意に選択される動物型のキャラクタ(以下「サブキャラクタ」という。)によるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出が表示され、画面の右中央に、出玉グラフが表示され、画面の中央下に、前記3日間大当りデータ,及び集計手段である制御部22にて集計されている大当り間スタート回数が表示され、画面の右下に、仮想的な左矢印ボタン,右矢印ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。
ここでメインキャラクタ(ここではノーマル夢夢チャン)によるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出は、前記比較結果に応じて表示され、サブキャラクタ(ここでは幼虫及び成虫)によるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出は、表示台の出玉数に応じて表示される。また出玉グラフは、前記受信した閲覧用遊技情報のうちの表示台の本日の出玉データが折線グラフ形式で表示されたものであり、具体的には、縦軸を出玉数,横軸を時刻としたグラフエリアにおいて、各時刻における出玉数の推移が折線グラフ形式で示されたものである。この出玉グラフ表示画面で、遊技者により左矢印ボタン又は右矢印ボタンが操作されることによって、前記図40で説明した各画面が切り替えて表示される。以下、図41〜図43に示す各画面の表示内容について説明する。
まず図41に示す比較台の出玉数との比較結果を表す画面では、出玉グラフ共通表示が表示されると共に、表示台の出玉数の下に、比較台(ここでは362番台)の出玉数が表示され、出玉グラフ上に、比較台の出玉数の推移を示す波線が表示される。
また表示台の出玉数と比較台の出玉数との比較結果(ここでは表示台の出玉数−比較台の出玉数の式で算出される差数)に応じて、メインキャラクタによるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出が表示される。具体的には、例えば該差数が0個未満(即ちマイナス)であるときには、図41(a)に示すように、普通の表情のメインキャラクタによるキャラクタ演出が表示され、該差数が0個以上5000個未満であるときには、図41(b)に示すように、喜びの表情のメインキャラクタによるキャラクタ演出が表示され、該差数が5000個以上であるときには、図41(c)に示すように、喜びの表情でVサインをしている体勢のメインキャラクタによるキャラクタ演出が表示される。つまり、差数の増加に応じて、メインキャラクタの表情や動きを段階的に発展させるキャラクタ発展演出が表示されることとなる。
また表示台の出玉数に応じて、サブキャラクタによるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出が表示される。具体的には、例えば表示台の出玉数が5000個未満であるときには、図41(a)に示すように、発展度が低いサブキャラクタ(ここでは小さな幼虫)によるキャラクタ演出が表示され、表示台の出玉数が5000個以上10000個未満であるときには、図41(b)に示すように、発展度が中程度のサブキャラクタ(ここでは大きな幼虫)によるキャラクタ演出が表示され、表示台の出玉数が10000個以上であるときには、図41(c)に示すように、発展度が高いサブキャラクタ(ここでは成虫である蝶)によるキャラクタ演出が表示される。つまり、表示台の出玉数の増加に応じて、サブキャラクタの段階的に発展(成長)させるキャラクタ発展演出が表示されることとなる。
また図42に示す今週の機種平均出玉数との比較結果を表す画面では、出玉グラフ共通表示が表示されると共に、表示台の出玉数の下に、今週の機種平均出玉数が表示され、出玉グラフ上に、今週の機種平均出玉数を示す波線が表示される。
また表示台の出玉数と今週の機種平均出玉数との比較結果(ここでは表示台の出玉数÷今週の機種平均出玉数×100の式で算出される割合)に応じて、メインキャラクタによるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出が表示される。具体的には、例えば該割合が80%未満であるときには、図42(a)に示すように、普通の表情のメインキャラクタによるキャラクタ演出が表示され、該割合が80%以上120%未満であるときには、図42(b)に示すように、喜びの表情のメインキャラクタによるキャラクタ演出が表示され、該割合が120%以上であるときには、図42(c)に示すように、喜びの表情でVサインをしている体勢のメインキャラクタによるキャラクタ演出が表示される。また表示台の出玉数に応じて、前記図41と同様にして、サブキャラクタによるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出が表示される。
また図43に示す今週の当台最大出玉数との比較結果を表す画面では、出玉グラフ共通表示が表示されると共に、表示台の出玉数の下に、今週の当台最大出玉数が表示され、出玉グラフ上に、今週の当台最大出玉数を示す波線が表示される。
また表示台の出玉数と今週の当台最大出玉数との比較結果(ここでは表示台の出玉数÷今週の当台最大出玉数×100の式で算出される割合)に応じて、メインキャラクタによるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出が表示される。具体的には、例えば割合が50%未満であるときには、図43(a)に示すように、普通の表情のメインキャラクタによるキャラクタ演出が表示され、、該割合が50%以上75%未満であるときには、図43(b)に示すように、喜びの表情のメインキャラクタによるキャラクタ演出が表示され、該割合が75%以上であるときには、図43(c)に示すように、喜びの表情でVサインをしている体勢のメインキャラクタによるキャラクタ演出が表示される。また表示台の出玉数に応じて、前記図41と同様にして、サブキャラクタによるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出が表示される。
これら図41〜図43に示す出玉グラフ表示画面では、前記図30に示すようにして表示内容が自動的に更新される。具体的には、前記図32(b)と同様に、表示台が自台である場合には、EEPROM24の記憶情報に基づいて更新され、表示台が中継コンピュータ50の管理対象である場合には、該中継コンピュータ50から送信されてくる情報に基づいて更新され、表示台が中継コンピュータ50の管理対象でない場合には、ホールコンピュータ60から取得され、中継コンピュータ50から送信されてくる情報に基づいて更新される。このように、閲覧用遊技情報の表示内容が自動的に更新されるので、遊技者が閲覧用遊技情報の要求操作を繰り返すことなく、該閲覧用遊技情報の推移動向を簡便に把握することができる。
また図41〜図43に示す出玉グラフ表示画面では、比較結果の上昇に応じてメインキャラクタを段階的に発展させるキャラクタ発展演出が行われるので、遊技者の遊技意欲をより一層盛り上げることができる。また遊技の勝敗に直結する出玉数の増加に応じてサブキャラクタを段階的に発展させるキャラクタ発展演出が行われるので、遊技者の遊技意欲をより一層盛り上げることができる。
さらに図41〜図43に示す出玉グラフ表示画面では、表示台が自台(ここでは300番台)である場合に、該自台の出玉数が所定数減少したこと(例えば前回の大当りの発生時における出玉数から2000個減少したこと)に基づいて、図44に示すように、出玉グラフ共通表示において、遊技者を激励する表情及び姿勢のメインキャラクタによるキャラクタ演出,及び出玉グラフに代えて遊技者を激励する激励演出(ここでは「がんばって」というメッセージ)が所定時間(例えば5秒間)表示されるので、遊技の調子が良くないことを遊技者に認識させることが可能になると共に、遊技者を激励することが可能になる。
なお図39(a)で、遊技者により例えばテンキー,又は「機種選択」ボタンが操作されて、表示台として他台が指定された場合には、該指定された他台の出玉グラフが表示される。
次に図29(a)に示す台データ&個人データ選択画面,又は図29(b)に示す台データ選択画面で、遊技者により「ランキング」ボタンが操作され、「表示」ボタンが操作されると、ランキングモードになり、図45に示す台指定画面がディスプレイ25に表示される。この図45は、前記図31(a)と略同様である。
この図45で、前記図31(a)と同様に、遊技者により例えば「この台」ボタンが操作されて表示台(ここでは自台である300番台)が指定されると、指定データがランキングである旨,及び該指定した表示台(ここでは300番台)を示す情報が、閲覧用遊技情報を特定可能な情報として中継コンピュータ50に対して通知される(図30のS12)。
該閲覧用遊技情報を特定可能な情報を受信した中継コンピュータ50においては、図30のS13の処理が行われ、該受信した閲覧用遊技情報を特定可能な情報がホールコンピュータ60に対して送信される。また該閲覧用遊技情報を特定可能な情報を受信したホールコンピュータ60においては、図30のS14及びS15の処理が行われる。具体的には、図13に示す全遊技機DBにて記憶されている台データから、表示台である300番台について、前記3日間大当りデータが抽出され、図14に示す全遊技機DBにて記憶されている出玉データから、全パチンコ機10について、現在の出玉数が抽出されて順位付けが行われると共に、図16に示す全遊技機DBにて記憶されているランキングデータから、表示台である300番台に関連する今週の当台出玉数,今週の当台出玉数ランキング,今週の機種内出玉数ランキング,今週の島内出玉数ランキング,及び今週の店内出玉数ランキングの各データが抽出され、該抽出されたデータに基づいて閲覧用遊技情報が生成され、該生成された閲覧用遊技情報が通知元のカードユニット20に対して送信される。
該閲覧用遊技情報を受信したカードユニット20においては、該受信した閲覧用遊技情報に基づいて、図46に示すように、今週の当台出玉数ランキングとの比較結果を表す画面(図47を参照),今週の機種内出玉数ランキングとの比較結果を表す画面(図48(a)を参照),今週の島内出玉数ランキングとの比較結果を表す画面(図48(b)を参照),今週の店内出玉数ランキングとの比較結果を表す画面(図48(c)を参照),又は現在の店内出玉数ランキングに基づく画面(図49を参照)のうちのいずれかの画面が、ランキング表示画面としてディスプレイ25に表示される。
このランキング表示画面では、図46で説明した各画面に共通する表示(以下「ランキング共通表示」という。)として、図47〜図49に示すように、画面の左上に、表示台の台番号(ここでは300番台)及び機種名(ここではCR○○SP)が表示され、画面の右上に、表示台の出玉数が表示され、画面の中央に、メインキャラクタ及びメッセージを表示する吹出によるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出が表示され、画面の右中央に、ランキング表が表示され、画面の左下に、サブキャラクタによるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出が表示され、画面の中央下に、前記3日間大当りデータ,及び集計手段である制御部22にて集計されている大当り間スタート回数が表示され、画面の右下に、仮想的な左矢印ボタン,右矢印ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。
ここでメインキャラクタ(ここではノーマル夢夢チャン)によるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出は、前記比較結果に応じて表示され、サブキャラクタ(ここでは幼虫及び成虫)によるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出は、前記図41と同様にして、表示台の出玉数に応じて表示される。またランキング表は、図47及び図48においては、前記受信した閲覧用遊技情報のうちのランキングデータに基づくランキングのうち、1位〜10位までが表形式で表示されたものであり、図49においては、前記受信した閲覧用遊技情報のうちの全パチンコ機10についての現在の出玉数に基づいて作成されたランキングのうち、1位〜10位までが表形式で表示されたものである。以下、図47〜図49に示す各画面の表示内容について説明する。
まず図47に示す今週の当台出玉数ランキングとの比較結果を表す画面では、ランキング共通表示において、ランキング表として今週の当台出玉数ランキングが表示されると共に、表示台の出玉数の下に、今週の当台最大出玉数が表示される。
また表示台の出玉数と今週の当台出玉数ランキング(ここでは表示台の出玉数が今週の当台出玉数ランキングにおける何位に該当するか)に応じて、メインキャラクタによるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出が表示される。具体的には、例えば表示台の出玉数がランキングにおける最下位〜31位に該当するときには、図47(a)に示すように、泣き顔の表情のメインキャラクタと、該当する順位に応じたメッセージによるキャラクタ演出が表示され、表示台の出玉数がランキングにおける30位〜10位に該当するときには、図47(b)に示すように、喜びの表情のメインキャラクタと、該当する順位に応じたメッセージによるキャラクタ演出が表示され、表示台の出玉数がランキングにおける10位〜1位に該当するときには、図47(c)に示すように、喜びの表情でVサインをしている体勢のメインキャラクタと、該当する順位に応じたメッセージによるキャラクタ演出が表示される。また表示台の出玉数に応じて、前記図41と同様にして、サブキャラクタによるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出が表示される。
また図48(a)に示す今週の機種内出玉数ランキングとの比較結果を表す画面では、ランキング共通表示において、ランキング表として今週の機種内出玉数ランキングが表示されると共に、表示台の出玉数の下に、今週の機種内最大出玉数が表示され、画面の左下に、サブキャラクタによるキャラクタ発展演出が表示される。また表示台の出玉数と今週の機種内出玉数ランキングとの比較結果(ここでは表示台の出玉数が今週の機種内出玉数ランキングにおける何位に該当するか)に応じて、前記図47と同様にして、キャラクタ演出が表示される。さらに表示台の出玉数に応じて、前記図41と同様にして、キャラクタ発展演出が表示される。
また図48(b)に示す今週の島内出玉数ランキングとの比較結果を表す画面では、ランキング共通表示において、ランキング表として今週の島内出玉数ランキングが表示されると共に、表示台の出玉数の下に、今週の島内最大出玉数が表示され、画面の左下に、サブキャラクタによるキャラクタ発展演出が表示される。また表示台の出玉数と今週の島内出玉数ランキングとの比較結果(ここでは表示台の出玉数が今週の島内出玉数ランキングにおける何位に該当するか)に応じて、前記図47と同様にして、キャラクタ演出が表示される。さらに表示台の出玉数に応じて、前記図41と同様にして、キャラクタ発展演出が表示される。
また図48(c)に示す今週の店内出玉数ランキングとの比較結果を表す画面では、ランキング共通表示において、ランキング表として今週の店内出玉数ランキングが表示されると共に、表示台の出玉数の下に、今週の店内最大出玉数が表示され、画面の左下に、サブキャラクタによるキャラクタ発展演出が表示される。また表示台の出玉数と今週の店内出玉数ランキングとの比較結果(ここでは表示台の出玉数が今週の店内出玉数ランキングにおける何位に該当するか)に応じて、前記図47と同様にして、キャラクタ演出が表示される。さらに表示台の出玉数に応じて、前記図41と同様にして、キャラクタ発展演出が表示される。
これら図47及び図48に示すランキング表示画面では、前記図30に示すようにして表示内容が自動的に更新される。具体的には、前記図32(b)と同様に、表示台が自台である場合には、EEPROM24の記憶情報に基づいて更新され、表示台が中継コンピュータ50の管理対象である場合には、該中継コンピュータ50から送信されてくる情報に基づいて更新され、表示台が中継コンピュータ50の管理対象でない場合には、ホールコンピュータ60から取得され、中継コンピュータ50から送信されてくる情報に基づいて更新される。このように、閲覧用遊技情報の表示内容が自動的に更新されるので、遊技者が閲覧用遊技情報の要求操作を繰り返すことなく、該閲覧用遊技情報の推移動向を簡便に把握することができる。
また図47及び図48に示すランキング表示画面では、順位に応じてキャラクタ演出が行われるので、遊技者の競争意識を刺激して、遊技者の遊技意欲をより一層盛り上げることができる。また順位の上昇に応じてキャラクタを段階的に発展させるキャラクタ発展演出が行われるので、該順位の上昇による遊技者の優越感をより盛り上げることにより、遊技者の遊技意欲をより一層盛り上げることができる。
また図49に示す現在の店内出玉数ランキングに基づく画面では、ランキング共通表示において、ランキング表として現在の店内出玉数ランキングが表示されると共に、表示台の出玉数の下に、該表示台の現在の順位が表示される。ここで現在の店内出玉数ランキングは、前述の如く、全パチンコ機10についての現在の出玉数に基づいて作成されたランキングのうち、1位〜10位までが表形式で表示されたものである。また表示台の現在の順位は、表示台の出玉数が、現在の店内出玉数ランキングにおいて何位であるかを示すものである。
また現在の順位に応じて、メインキャラクタによるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出が表示される。具体的には、例えば現在の順位が最下位〜31位であるときには、図49(a)に示すように、泣き顔の表情のメインキャラクタと、該当する順位に応じたメッセージによるキャラクタ演出が表示され、現在の順位が30位〜10位であるときには、図49(b)に示すように、喜びの表情のメインキャラクタと、該当する順位に応じたメッセージによるキャラクタ演出が表示され、現在の順位が10位〜1位であるときには、図49(c)に示すように、喜びの表情でVサインをしている体勢のメインキャラクタと、該当する順位に応じたメッセージによるキャラクタ演出が表示される。また表示台の出玉数に応じて、前記図41と同様にして、サブキャラクタによるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出が表示される。
即ち、カードユニット20においては、複数のパチンコ機10に関する遊技関連情報を各パチンコ機10毎に管理すると共に該遊技関連情報に基づいて前記複数のパチンコ機10を順位付けするホールコンピュータ60から、表示台の順位を特定可能な順位情報を受信し、該受信した順位情報から特定される順位に応じたキャラクタ演出が表示される。このように、図49に示すランキング表示画面では、複数のパチンコ機10に関する遊技関連情報に基づいて決定されたパチンコ機10の順位に応じてキャラクタ演出が行われるので、遊技者の競争意識を刺激して、遊技者の遊技意欲をより一層盛り上げることができる。
また図49に示すランキング表示画面では、表示内容が自動的に更新される。具体的には、中継コンピュータ50により、ホールコンピュータ60にて記憶されている全パチンコ機10についての現在の出玉数に基づいて作成されたランキングが前記送信間隔(ここでは3分間)に従って取得され、該取得されたランキングがカードユニット20に対して送信され、該ランキングを受信したカードユニット20において、表示内容が更新される。具体的には、表示台の順位の上昇に応じてメインキャラクタの表情や動作を段階的に発展させるキャラクタ発展演出が行われるので、該順位の上昇による遊技者の優越感をより盛り上げることにより、遊技者の遊技意欲をより一層盛り上げることができる。また、閲覧用遊技情報の表示内容が自動的に更新されるので、遊技者が閲覧用遊技情報の要求操作を繰り返すことなく、該閲覧用遊技情報の推移動向を簡便に把握することができる。
なお図45で、遊技者により例えばテンキー,又は「機種選択」ボタンが操作されて、表示台として他台が指定された場合には、該指定された他台のランキング,及びキャラクタ演出は表示されるが、表示台として自台が指定された場合(図47〜図49)とは異なり、該当する順位に応じたメッセージは表示されない。
次に図29(a)に示す台データ&個人データ選択画面,又は図29(b)に示す台データ選択画面で、遊技者により「出玉予想」ボタンが操作され、「表示」ボタンが操作されると、出玉予想モードになり、図50に示す台指定画面がディスプレイ25に表示される。この図50は、前記図31(a)と略同様である。
この図50で、前記図31(a)と同様に、遊技者により例えば「この台」ボタンが操作されて表示台(ここでは自台である300番台)が指定されると、指定データが出玉予想である旨,及び該指定した表示台(ここでは300番台)を示す情報が、閲覧用遊技情報を特定可能な情報として中継コンピュータ50に対して通知される(図30のS12)。
該閲覧用遊技情報を特定可能な情報を受信した中継コンピュータ50においては、図30のS13の処理が行われ、該受信した閲覧用遊技情報を特定可能な情報がホールコンピュータ60に対して送信される。また該閲覧用遊技情報を特定可能な情報を受信したホールコンピュータ60においては、図30のS14及びS15の処理が行われる。具体的には、図13に示す全遊技機DBにて記憶されている台データから、表示台である300番台について、前記3日間大当りデータが抽出されると共に、図14に示す全遊技機DBにて記憶されている出玉データから、表示台である300番台について、本日の打込球数,本日の払出玉数,及び本日を基準として過去1週間分の出玉数の各データが抽出され、該抽出されたデータに基づいて閲覧用遊技情報が生成され、該生成された閲覧用遊技情報が通知元のカードユニット20に対して送信される。
該閲覧用遊技情報を受信したカードユニット20においては、該受信した閲覧用遊技情報に基づいて、図51に示すように、出玉数を基準とした予想結果を表す画面(図51を参照),ベースを基準とした予想結果を表す画面(図52),及び大当り間スタート回数を基準とした予想結果を表す画面(図53)のうちのいずれかの画面が、出玉予想表示画面としてディスプレイ25に表示される。
この出玉予想表示画面では、図51で説明した各画面に共通する表示(以下「出玉予想共通表示」という。)として、図52〜図54に示すように、画面の左上に、表示台の台番号(ここでは300番台)及び機種名(ここではCR○○SP)が表示され、画面の中央に、メインキャラクタ及びメッセージを表示する吹出によるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出が表示され、画面の中央下に、前記3日間大当りデータ,及び集計手段である制御部22にて集計されている大当り間スタート回数が表示され、画面の右下に、仮想的な左矢印ボタン,右矢印ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。
ここでメインキャラクタ(ここではノーマル夢夢チャン)によるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出は、前記予想結果に応じて表示される。この出玉予想表示画面で、遊技者により左矢印ボタン又は右矢印ボタンが操作されることによって、前記図51で説明した各画面が切り替えて表示される。以下、図42〜図54に示す各画面の表示内容について説明する。
まず図52に示す出玉数を基準とした予想結果を表す画面では、出玉予想共通表示が表示されると共に、画面の右上に、表示台の出玉数及び今週の当台最大出玉数が表示される。また出玉数を基準とした予想結果(ここでは例えば表示台の2日間平均出玉数が表示台の1週間平均出玉数を上回っているか否か)に応じて、メインキャラクタによるキャラクタ演出が表示される。具体的には、表示台の2日間平均出玉数が表示台の1週間平均出玉数を上回っているときには、図52に示すように、喜びの表情のメインキャラクタと、「ここのところ調子いいから、まだまだ出るかなぁ!」というメッセージによるキャラクタ演出が表示され、表示台の2日間平均出玉数が表示台の1週間平均出玉数を下回っているときには、図示しないが、喜びの表情のメインキャラクタと、「最近あまり出てなかったから、今日は爆発するかも!」というメッセージによるキャラクタ演出が表示される。
また図53に示すベースを基準とした予想結果を表す画面では、出玉予想共通表示が表示されると共に、画面の右上に、表示台の出玉数及び今週の当台最大出玉数が表示される。また払出玉数÷打込球数×100の式で算出されるベース(即ち付与割合)を基準とした予想結果に応じて、メインキャラクタによるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出が表示される。具体的には、例えば該ベースが80%未満であるときには、図53(a)に示すように、怒りの表情のメインキャラクタと、「まだまだこれから!」というメッセージによるキャラクタ演出が表示され、該ベースが80%以上120%未満であるときには、図53(b)に示すように、喜びの表情のメインキャラクタと、「この調子でがんばって!」というメッセージによるキャラクタ演出が表示され、該ベースが120%以上であるときには、図53(c)に示すように、喜びの表情でVサインをしている体勢のメインキャラクタと、「この台今日は絶好調!」というメッセージによるキャラクタ演出が表示される。このように、予想結果の上昇に応じてメインキャラクタを段階的に発展させるキャラクタ発展演出が行われるので、遊技者の遊技意欲をより一層盛り上げることができる。
また図54に示す大当り間スタート回数を基準とした予想結果を表す画面では、出玉予想共通表示が表示されると共に、画面の右上に、表示台の本日の平均大当り間スタート回数及び現在の大当りからのスタート回数が表示される。また大当り間スタート回数を基準とした予想結果(ここでは現在の大当りからのスタート回数が本日の平均大当り間スタート回数を上回っているか否か)に応じて、メインキャラクタによるキャラクタ演出が表示される。具体的には、現在の大当りからのスタート回数が本日の平均大当り間スタート回数を上回っているときには、図54(a)に示すように、喜びの表情のメインキャラクタと、「もう少しで当たるかもヨ!」というメッセージによるキャラクタ演出が表示され、現在の大当りからのスタート回数が本日の平均大当り間スタート回数を下回っているときには、図54(b)に示すように、喜びの表情でVサインをしている体勢のメインキャラクタと、「ここで当たれば今日はツイテルネ!」というメッセージによるキャラクタ演出が表示される。
これら図52〜図54に示す出玉予想表示画面では、前記図30に示すようにして表示内容が自動的に更新される。具体的には、前記図32(b)と同様に、表示台が自台である場合には、EEPROM24の記憶情報に基づいて更新され、表示台が中継コンピュータ50の管理対象である場合には、該中継コンピュータ50から送信されてくる情報に基づいて更新され、表示台が中継コンピュータ50の管理対象でない場合には、ホールコンピュータ60から取得され、中継コンピュータ50から送信されてくる情報に基づいて更新される。このように、閲覧用遊技情報の表示内容が自動的に更新されるので、遊技者が閲覧用遊技情報の要求操作を繰り返すことなく、該閲覧用遊技情報の推移動向を簡便に把握することができる。また図52〜図54に示す出玉予想表示画面では、予想結果に応じたキャラクタ演出が行われるので、該予想結果を遊技者にわかりやすく報知することができ、遊技の演出をより一層盛り上げることができる。
なお図50で、遊技者により例えばテンキー,又は「機種選択」ボタンが操作されて、表示台として他台が指定された場合には、該指定された他台の出玉予想,及びキャラクタ演出は表示されるが、表示台として自台が指定された場合(図52〜図54)のように予想結果に応じて該自台にて遊技を行っている遊技者を応援するメッセージが表示されるのではなく、純粋に予想結果を示すメッセージが表示される。
次に図29(a)に示す台データ&個人データ選択画面,又は図29(b)に示す台データ選択画面で、遊技者により「大当りレース」ボタンが操作され、「表示」ボタンが操作されると、大当りレースモードになり、図55(a)に示す台指定画面がディスプレイ25に表示される。この図55(a)は、前記図31(a)と略同様である。
この図55(a)で、前記図31(a)と同様に表示台(例えば自台である300番台)が指定されると、指定データが大当りレースである旨,及び該指定した表示台(ここでは300番台)を示す情報が、閲覧用遊技情報を特定可能な情報として中継コンピュータ50に対して通知される(図30のS12)。
該閲覧用遊技情報を特定可能な情報を受信した中継コンピュータ50においては、図30のS13の処理が行われ、該受信した閲覧用遊技情報を特定可能な情報がホールコンピュータ60に対して送信される。また該閲覧用遊技情報を特定可能な情報を受信したホールコンピュータ60においては、図30のS14及びS15の処理が行われる。具体的には、図13に示す全遊技機DBにて記憶されている台データから、表示台が配置されている遊技機列に属する各パチンコ機10について、本日の大当り回数のデータが抽出され、該抽出されたデータに基づいてパチンコ機10の順位付けが行われて、閲覧用遊技情報が生成され、該生成された閲覧用遊技情報が通知元のカードユニット20に対して送信される。
該閲覧用遊技情報を受信したカードユニット20においては、該受信した閲覧用遊技情報に基づいて、図55(b)に示す大当りレース表示画面がディスプレイ25に表示される。この図55(b)では、まず表示台の順位及び大当り回数が表示される。また表示台が配置されている遊技機列に属するパチンコ機10のうちの順位が上位である所定数(ここでは8台分)のパチンコ機10について、各パチンコ機10の台番号を示す台番号ボタンと対応付けて、該パチンコ機10の順位及び大当り回数が表示される。さらに仮想的な「戻る」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。この図55(b)に示す大当りレース表示画面では、遊技者が指定したパチンコ機10が配置されている遊技機列に属するパチンコ機10の順位及び大当り回数が表示されるので、遊技者の競争意識を刺激して、遊技者の遊技意欲をより一層盛り上げることができる。なお、この図55(b)に示す大当りレース表示画面では、閲覧用遊技情報の表示内容は更新されない。
また図55(b)で、遊技者により台番号ボタンのいずれかが操作されると、前述したデータ一覧モードになり、指定データがデータ一覧である旨,表示台(ここでは該操作された台番号ボタンに対応するパチンコ機10の台番号),日付(ここでは本日),及び期間(ここではデフォルトの過去3日間)を示す情報が、閲覧用遊技情報を特定可能な情報として中継コンピュータ50に対して通知され、図32(a)に示すようにして該パチンコ機10の閲覧用遊技情報がディスプレイ25に表示されると共に、図32(b)に示すようにして該閲覧用遊技情報が自動的に更新される。
次に図29(a)に示す台データ&個人データ選択画面,又は図29(b)に示す台データ選択画面で、遊技者により「よく出ている機種」ボタンが操作され、「表示」ボタンが操作されると、よく出ている機種モードになり、図56(a)に示す遊技機種別選択画面がディスプレイ25に表示される。この図56(a)では、表示する遊技機の種別の選択を促す旨が表示され、該遊技機の種別を選択するための仮想的な遊技機種別選択ボタンとして、「パチンコ機」ボタン,及び「スロットマシン」ボタンが表示されると共に、仮想的な「戻る」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。
この図56(a)で、遊技者により遊技機種別選択ボタンのいずれか(例えば「パチンコ機」ボタン)が操作されて、遊技機の種別が選択されると、指定データがよく出ている機種である旨,及び該選択した遊技機の種別を示す情報が、閲覧用遊技情報を特定可能な情報として中継コンピュータ50に対して通知される(図30のS12)。
該閲覧用遊技情報を特定可能な情報を受信した中継コンピュータ50においては、図30のS13の処理が行われ、該受信した閲覧用遊技情報を特定可能な情報がホールコンピュータ60に対して送信される。また該閲覧用遊技情報を特定可能な情報を受信したホールコンピュータ60においては、図30のS14及びS15の処理が行われる。具体的には、図13に示す全遊技機DBにて記憶されている台データから、前記選択された遊技機の種別に属する全機種について、本日を基準として過去3日分(即ち本日,前日,及び前々日)の大当り回数のデータが抽出され、該抽出された大当り回数が機種毎かつ日付毎に集計され、該集計された大当り回数に基づいて機種の順位付けが行われて、閲覧用遊技情報が生成され、該生成された閲覧用遊技情報が通知元のカードユニット20に対して送信される。
該閲覧用遊技情報を受信したカードユニット20においては、該受信した閲覧用遊技情報に基づいて、図56(b)に示すよく出ている機種表示画面がディスプレイ25に表示される。この図56(b)では、前記選択された遊技機の種別に属する機種のうちの順位が上位である所定数(ここでは3機種分)について、該順位と対応付けて過去3日分の該遊技機の機種名が表示される。さらに仮想的な「戻る」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。この図56(b)に示すよく出ている機種表示画面では、大当り回数の多い機種の順位が表示されるので、遊技者が遊技を行う機種を選択する上での有用な情報を提供することができる。なお、この図56(b)に示すよく出ている機種表示画面では、閲覧用遊技情報の表示内容は更新されない。
次に図29(a)に示す台データ&個人データ選択画面で、会員遊技者により「個人データ」ボタンが操作され、「表示」ボタンが操作されると、個人データモードになり、図57(a)に示す日付指定画面がディスプレイ25に表示される。この図57(a)では、データを表示する日付又は期間を指定するための仮想的なボタンとして、「本日」ボタン,テンキー,「指定」ボタン,及び「遊技日表示」ボタンが表示されると共に、仮想的な「戻る」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。
この図57(a)で、会員遊技者により「本日」ボタンが操作されると、本日がデータを表示する日付として指定される。また図57(a)で、会員遊技者によりテンキーが操作されて日付又は期間(○月○日から○月○日まで)が入力され、「指定」ボタンが操作されると、該入力された日付又は期間がデータを表示する日付として指定される。
また図57(a)で、会員遊技者により「遊技日表示」ボタンが操作されると、カードR/W23にて読み取られた会員番号がホールコンピュータ60に対して送信される。該会員番号を受信したホールコンピュータ60においては、図19に示す会員個別DBにて該受信した会員番号と対応付けて記憶されている遊技日が抽出され、該抽出された遊技日を示す情報が該カードユニット20に対して送信される。
該遊技日を示す情報を受信したカードユニット20においては、図57(b)に示す遊技日表示画面がディスプレイ25に表示される。この図57(b)では、データを表示する日付の指定を促す旨が表示され、該日付を指定するための仮想的なボタンとして、日付ボタンを有する今月のカレンダー,及び「指定」ボタンが表示されると共に、仮想的な「前月」ボタン,「戻る」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。ここで今月のカレンダー上には、前記受信した情報に示される今月の遊技日が、遊技を行っていない日と識別可能な態様で(ここでは日付ボタンの数字を○印で囲って)表示される。なお会員遊技者により「前月」ボタンが操作されると、今月のカレンダーに代えて前月のカレンダーが表示され、該前月のカレンダー上に前月の遊技日が表示される。この図57(b)で、会員遊技者により一又は複数の日付ボタンが操作され、「指定」ボタンが操作されると、該操作された日付ボタンに対応する日付がデータを表示する日付として指定される。
上記のようにしてデータを表示する日付又は期間が指定されると、カードR/W23にて読み取られた会員番号,指定データが個人データである旨,図57(a)で指定した日付又は期間,又は図57(b)で指定した日付を示す情報が、閲覧用遊技情報を特定可能な情報として中継コンピュータ50に対して通知される(図30のS12)。
該閲覧用遊技情報を特定可能な情報を受信した中継コンピュータ50においては、図30のS13の処理が行われ、該受信した閲覧用遊技情報を特定可能な情報がホールコンピュータ60に対して送信される。また該閲覧用遊技情報を特定可能な情報を受信したホールコンピュータ60においては、図30のS14及びS15の処理が行われる。具体的には、図19に示す会員個別DBにて該受信した会員番号と対応付けて記憶されている個人データから、前記指定された日付又は期間の個人データが抽出され、該抽出されたデータに基づいて閲覧用遊技情報が生成され、該生成された閲覧用遊技情報が通知元のカードユニット20に対して送信される。
該閲覧用遊技情報を受信したカードユニット20においては、該受信した閲覧用遊技情報に基づいて、図57(c)に示す個人データ表示画面がディスプレイ25に表示される。この図57(c)では、まず前記受信した閲覧用遊技情報である個人データとして、NO.ボタンと対応付けて、該個人データに係る遊技日,台番号,機種,大当り回数,確変回数,大当り確率,及びMAX継続回数が、遊技日の古いデータから順に所定数(ここでは4つまで)だけ表形式で表示されると共に、大当り回数の合計と確変回数の合計,及び大当り回数の平均と確変回数の平均も表示される。さらに仮想的な「戻る」ボタン,「MENU」ボタン,「データキープ」ボタン,並びに一画面中に表示しきれないデータを表示するための上矢印ボタン及び下矢印ボタンが表示される。
この図57(c)で、会員遊技者によりNO.ボタンのいずれか(ここではNO.4ボタン)が操作されると、図58に示す個人データ詳細表示画面がディスプレイ25に表示される。この図58では、該操作されたNO.ボタンに対応する個人データとして、まず該個人データに係る遊技日,台番号,及び機種が表示される。また該個人データの詳細として、前記大当り履歴が表形式で表示される。さらに仮想的な「戻る」ボタン,「MENU」ボタン,「データキープ」ボタン,並びに一画面中に表示しきれないデータを表示するための上矢印ボタン及び下矢印ボタンが表示される。
なお、これら図57(c)に示す個人データ表示画面,及び図58に示す個人データ詳細表示画面では、閲覧用遊技情報の表示内容は更新されない。このように、個人データ表示画面及び個人データ詳細表示画面において、会員遊技者の個人データが表示されるので、会員遊技者は該個人データを参考にして遊技の戦略を検討することができる。また図57(c)又は図58で、会員遊技者により「データキープ」ボタンが操作されると、ディスプレイ25に表示されている個人データが、電子メール送信用のキープデータとして指定され、カードR/W23にて読み取られた会員番号,及び該指定されたキープデータを示す情報が、クライアントコンピュータ80に対して送信される。該情報を受信したクライアントコンピュータ80においては、ハードディスク83にて該受信した会員番号と対応付けて前記指定されたキープデータが記憶される。
次に図29(a)に示す台データ&個人データ選択画面で、会員遊技者により「ハイエナチェック」ボタンが操作され、「表示」ボタンが操作されると、ハイエナチェックモードになり、カードR/W23にて読み取られた会員番号,及び指定データがハイエナチェックである旨を示す情報が、閲覧用遊技情報を特定可能な情報として中継コンピュータ50に対して通知される(図30のS12)。
該閲覧用遊技情報を特定可能な情報を受信した中継コンピュータ50においては、図30のS13の処理が行われ、該受信した閲覧用遊技情報を特定可能な情報がホールコンピュータ60に対して送信される。また該閲覧用遊技情報を特定可能な情報を受信したホールコンピュータ60においては、図30のS14及びS15の処理が行われる。具体的には、図19に示す会員個別DBにて該受信した会員番号と対応付けて記憶されている個人遊技データから、会員遊技者が1台前,及び2台前に遊技をしていたパチンコ機10の台番号が抽出され、図13に示す全遊技機DBにて該抽出された台番号と対応付けて記憶されている大当り回数,及び大当り確率の各データが抽出され、該抽出されたデータに基づいて閲覧用遊技情報が生成され、該生成された閲覧用遊技情報が通知元のカードユニット20に対して送信される。
該閲覧用遊技情報を受信したカードユニット20においては、該受信した閲覧用遊技情報に基づいて、図59に示すハイエナチェック表示画面がディスプレイ25に表示される。この図59では、会員遊技者が現在遊技をしているパチンコ機10に関するデータとして、該パチンコ機10の機種名,及び台番号と対応付けて、集計手段である制御部22により集計されている大当り回数,及び大当り確率が表示され、会員遊技者が1台前,及び2台前に遊技をしていた各パチンコ機10に関するデータとして、該パチンコ機10の機種名,及び台番号と対応付けて、前記受信した閲覧用遊技情報に含まれる大当り回数,及び大当り確率が表示される。さらに仮想的な「戻る」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。なお、この図59に示すハイエナチェック表示画面では、閲覧用遊技情報の表示内容は更新されない。このように、ハイエナチェック表示画面において、会員遊技者が遊技をしていたパチンコ機10の閲覧用遊技情報が表示されるので、会員遊技者は該遊技をしていたパチンコ機10まで出向くことなく、該パチンコ機10の閲覧用遊技情報を確認できる。
次に図29(a)に示す台データ&個人データ選択画面で、会員遊技者により「貯玉・ポイント」ボタンが操作され、「表示」ボタンが操作されると、貯玉・ポイントモードになり、カードR/W23にて読み取られた会員番号,及び指定データが貯玉・ポイントである旨を示す情報が、閲覧用遊技情報を特定可能な情報として中継コンピュータ50に対して通知される(図30のS12)。
該閲覧用遊技情報を特定可能な情報を受信した中継コンピュータ50においては、図30のS13の処理が行われ、該受信した閲覧用遊技情報を特定可能な情報がホールコンピュータ60に対して送信される。また該閲覧用遊技情報を特定可能な情報を受信したホールコンピュータ60においては、図30のS14及びS15の処理が行われる。具体的には、図18に示す会員情報DBにて該受信した会員番号と対応付けて記憶されている会員情報から、貯玉数,貯メダル数,及びポイント数が抽出され、該抽出されたデータに基づいて閲覧用遊技情報が生成され、該生成された閲覧用遊技情報が通知元のカードユニット20に対して送信される。
該閲覧用遊技情報を受信したカードユニット20においては、該受信した閲覧用遊技情報に基づいて、図60に示す貯玉・ポイント表示画面がディスプレイ25に表示される。この図60では、前記受信した閲覧用遊技情報に含まれる貯玉数,貯メダル数,及びポイント数が表形式で表示される。さらに仮想的な「戻る」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。なお、この図60に示す貯玉・ポイント表示画面では、閲覧用遊技情報の表示内容は更新されない。このように、貯玉・ポイント表示画面において、会員遊技者が所有している貯玉数,貯メダル数,及びポイント数が表示されるので、会員遊技者はそれらを確認できる。
以上の説明では、図29(a)に示す台データ&個人データ選択画面,又は図29(b)に示す台データ選択画面で、遊技者により各データ選択ボタンのいずれか1つが操作された後に「表示」ボタンが操作される場合について説明したが、該画面で、遊技者により2つ又は3つのデータ選択ボタンが操作された後に「表示」ボタンが操作される場合には、図61〜図63に示すような表示制御が行われる。
例えば図61(a)に示すように、台データ&個人データ選択画面で、会員遊技者により「出玉グラフ」ボタン,「大当りレース」ボタン,及び「貯玉・ポイント」の3つのデータ選択ボタンが操作され、「表示」ボタンが操作されると、各モードにおいて必要とされる指定等が行われた後に、図61(b)に示すデータセレクト画面がディスプレイ25に表示される。この図61(b)では、画面の左側に、出玉グラフ表示画面(ここでは前記図41(a)と同様の画面)が表示され、画面の右上に、大当りレース表示画面(ここでは前記図55(b)と同様の画面)が表示され、画面の右下に、貯玉・ポイント画面(ここでは図60と同様の画面)が表示され、画面の下側に、仮想的な「戻る」ボタン,「MENU」ボタン,及び「拡大」ボタンが表示される。
この図61(b)で、会員遊技者により「拡大」ボタンが操作されると、画面の左側に表示されている出玉グラフ表示画面が拡大され、かつ画面の右上に表示されている大当りレース表示画面が「大当りレース」ボタンにアイコン化され、画面の右下に表示されている貯玉・ポイント表示画面が「貯玉・ポイント」ボタンにアイコン化されて、図61(c)に示す画面がディスプレイ25に表示される。この図61(c)では、出玉グラフ表示画面が画面全体に表示されると共に、仮想的な「大当りレース」ボタン,「貯玉・ポイント」ボタン,及び「戻る」ボタンが表示される。この図61(c)で、会員遊技者により「大当りレース」ボタンが操作されると、後述する図62(b)に示す画面がディスプレイ25に表示される。また図61(b)で、会員遊技者により「貯玉・ポイント」ボタンが操作されると、後述する図63(b)に示す画面がディスプレイ25に表示される。
一方、図61(b)で、会員遊技者が前記大当りレース表示画面が表示されている領域の画面にタッチすると、該大当りレース表示画面と前記出玉グラフ表示画面とが入れ替わり、図62(a)に示すデータセレクト画面がディスプレイ25に表示される。この図62(a)では、画面の左側に、該タッチされた大当りレース表示画面が表示され、画面の右上に、前記出玉グラフ表示画面が表示され、画面の右下に、前記貯玉・ポイント画面が表示され、画面の下側に、仮想的な「戻る」ボタン,「MENU」ボタン,及び「拡大」ボタンが表示される。
この図62(a)で、会員遊技者により「拡大」ボタンが操作されると、画面の左側に表示されている大当りレース表示画面が拡大され、かつ画面の右上に表示されている出玉グラフ表示画面が「出玉グラフ」ボタンにアイコン化され、画面の右下に表示されている貯玉・ポイント表示画面が「貯玉・ポイント」ボタンにアイコン化されて、図62(b)に示す画面がディスプレイ25に表示される。この図62(b)では、大当りレース表示画面が画面全体に表示されると共に、仮想的な「出玉グラフ」ボタン,「貯玉・ポイント」ボタン,及び「戻る」ボタンが表示される。この図62(b)で、会員遊技者により「出玉グラフ」ボタンが操作されると、前記図61(c)に示す画面がディスプレイ25に表示される。また図62(b)で、会員遊技者により「貯玉・ポイント」ボタンが操作されると、後述する図63(b)に示す貯玉・ポイント表示画面がディスプレイ25に表示される。
一方、図62(b)で、会員遊技者が前記貯玉・ポイント表示画面が表示されている領域の画面にタッチすると、該貯玉・ポイント表示画面と前記大当りレース表示画面とが入れ替わり、図63(a)に示すデータセレクト画面がディスプレイ25に表示される。この図63(a)では、画面の左側に、該タッチされた貯玉・ポイント表示画面が表示され、画面の右上に、前記出玉グラフ表示画面が表示され、画面の右下に、前記大当りレース表示画面が表示され、画面の下側に、仮想的な「戻る」ボタン,「MENU」ボタン,及び「拡大」ボタンが表示される。
この図63(a)で、会員遊技者により「拡大」ボタンが操作されると、画面の左側に表示されている貯玉・ポイント表示画面が拡大され、かつ画面の右上に表示されている出玉グラフ表示画面が「出玉グラフ」ボタンにアイコン化され、画面の右下に表示されている大当りレース表示画面が「大当りレース」ボタンにアイコン化されて、図63(b)に示す画面がディスプレイ25に表示される。この図63(b)では、貯玉・ポイント表示画面が画面全体に表示されると共に、仮想的な「出玉グラフ」ボタン,「大当りレース」ボタン,及び「戻る」ボタンが表示される。この図63(b)で、会員遊技者により「出玉グラフ」ボタンが操作されると、前記図61(c)に示す画面がディスプレイ25に表示される。また図63(b)で、会員遊技者により「大当りレース」ボタンが操作されると、前記図62(b)に示す大当りレース表示画面がディスプレイ25に表示される。
以上に説明したように、ディスプレイ25に表示する閲覧用情報を複数(ここでは3つ)選択することが可能であり、該選択された複数の閲覧用情報が同一画面上に表示されるので、複数の閲覧用情報を表示するときに、表示の消去及び表示の再選択等の煩雑な操作を繰り返し行う必要が無くなるので、閲覧用情報を表示させるための操作を容易化することができる。
また複数の閲覧用情報を同一画面上に表示する際に、該複数の閲覧用情報のそれぞれについて閲覧用情報がすべて視認可能になる態様で表示されるので、複数の閲覧用情報が一覧できるようになり、これにより、複数の閲覧用情報により示される情報を比較検討することが容易になるので、遊技の戦略を検討し易くすることができる。
さらに複数の閲覧用情報のうちの1つの閲覧用情報を画面上に拡大して表示する際に、他の閲覧用情報については該閲覧用情報の種類を特定可能な識別情報(ここではアイコン化されたボタン)が表示されるので、どのような閲覧用情報が表示されているかを容易に確認することができる。
ここで図64に示すデータセレクト画面のように、画面の右上又は右下に表示される閲覧用情報は、スクロール表示可能な状態で表示しても良い。これにより、限られた画面上に複数の閲覧用情報を同時に表示する場合でも、閲覧用情報により示される情報を可能な限り大きく表示することができるので、該閲覧用情報を見易くすることができる。即ち、複数の閲覧用情報を同一画面上に表示する際には、該複数の閲覧用情報のうちの少なくとも1つの閲覧用情報について、該閲覧用情報がすべて視認可能になる態様で表示すれば良く、これによれば、複数の閲覧用情報を表示させる場合でも、該閲覧用情報を見易くすることができる。
なお遊技者により2つのデータ選択ボタンが操作された場合には、該2つの閲覧用情報を左右均等に表示するか、又は一方の閲覧用情報を大きく表示して他方の閲覧用情報を小さく表示する表示制御が行われる。
また図61(a)に示すように、台データ&個人データ選択画面で、会員遊技者により2つ又は3つのデータ選択ボタン(ここでは「出玉グラフ」ボタン,「大当りレース」ボタン,及び「貯玉・ポイント」の3つのデータ選択ボタン)が操作され、「登録」ボタンが操作されると、カードR/W23により読み取られた会員番号,及び該操作されたデータ選択ボタンに対応する閲覧用情報を示す情報がホールコンピュータ60に対して送信される。該情報を受信したホールコンピュータ60においては、図20に示すお気に入りMENU DBにて該受信した会員番号と対応付けて該受信した閲覧用情報がお気に入りMENUとして登録される。
前記図26(a)に示すMENU画面で、会員遊技者により「演出表示」ボタンが操作されると、演出表示モードになり、図65(a)に示す報知対象指定画面がディスプレイ25に表示される。この図65(a)では、大当り報知をする対象を指定するための仮想的なボタンとして、「同一機種内」ボタン,「同一島内」ボタン,「台指定」ボタン,「当日グループ内」ボタン,及び「友人グループ内」ボタンが表示されると共に、仮想的な「MENU」ボタンが表示される。
また前記図26(b)に示すMENU画面で、非会員遊技者により「演出表示」ボタンが操作されると、演出表示モードになり、図65(b)に示す報知対象指定画面がディスプレイ25に表示される。この図65(b)では、大当り報知をする対象を指定するための仮想的なボタンとして、「同一機種内」ボタン,「同一島内」ボタン,及び「台指定」ボタンが表示されると共に、仮想的な「MENU」ボタンが表示される。即ち、図65(a)と異なり、「当日グループ内」ボタン,及び「友人グループ内」ボタンは表示されない。
この図65(a)又は図65(b)で、遊技者により「同一機種内」ボタンが操作されると、大当り報知をする対象として同一機種内が指定された旨を示す情報がホールコンピュータ60に対して送信される。該情報を受信したホールコンピュータ60においては、送信元のカードユニット20に対応するパチンコ機10と同一機種内のパチンコ機10が特定され、図21に示す報知対象DBにて前記図22(a)に示すようにして報知対象の登録が行われる。
また図65(a)又は図65(b)で、遊技者により「同一島内」ボタンが操作されると、大当り報知をする対象として同一島内が指定された旨を示す情報がホールコンピュータ60に対して送信される。該情報を受信したホールコンピュータ60においては、送信元のカードユニット20に対応するパチンコ機10と同一島内のパチンコ機10が特定され、図21に示す報知対象DBにて前記図22(b)に示すようにして報知対象の登録が行われる。
また図65(a)又は図65(b)で、遊技者により「台指定」ボタンが操作されると、図65(c)に示す台指定画面がディスプレイ25に表示される。この図65(c)では、大当り報知をする対象となるパチンコ機10(5台まで)の台番号を指定するための仮想的なボタンとして、テンキー,及び「指定」ボタンが表示されると共に、仮想的な「戻る」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。この図65(a)で、遊技者によりテンキーが操作されて台番号が入力され、「指定」ボタンが操作されると、該入力された台番号のパチンコ機10が大当り報知をする対象として指定された旨,及び該指定された台番号を示す情報がホールコンピュータ60に対して送信される。該情報を受信したホールコンピュータ60においては、図21に示す報知対象DBにて前記図22(c)に示すようにして報知対象の登録が行われる。
また図65(a)で、会員遊技者により「当日グループ内」ボタンが操作されると、大当り報知をする対象として当日グループが指定された旨,及び制御部22のRAMに記憶されている当日グループのグループ番号を示す情報がホールコンピュータ60に対して送信される。該情報を受信したホールコンピュータ60においては、まず図17に示すグループDBにて該受信したグループ番号と対応付けて記憶されている各メンバーの会員番号が抽出され、該抽出された各メンバーの会員番号と、前記図13に示す全遊技機DBにて各パチンコ機10の台番号と対応付けて記憶されている会員番号に基づいて、該当日グループに属する会員遊技者の会員カード6が受け付けられているカードユニット20に対応するパチンコ機10が特定され、図21に示す報知対象DBにて前記図22(d)に示すようにして報知対象の登録が行われる。
また図65(a)で、会員遊技者により「友人グループ内」ボタンが操作されると、大当り報知をする対象として友人グループが指定された旨,及び制御部22のRAMに記憶されている友人グループのグループ番号を示す情報がホールコンピュータ60に対して送信される。該情報を受信したホールコンピュータ60においては、まず図17に示すグループDBにて該受信したグループ番号と対応付けて記憶されている各メンバーの会員番号が抽出され、該抽出された各メンバーの会員番号と、前記図13に示す全遊技機DBにて各パチンコ機10の台番号と対応付けて記憶されている会員番号に基づいて、該友人グループに属する会員遊技者の会員カード6が受け付けられているカードユニット20に対応するパチンコ機10が特定され、図21に示す報知対象DBにて前記図22(d)に示すようにして報知対象の登録が行われる。
上記のようにして大当り報知をする対象が指定されると、図66(a)に示す通常時におけるキャラクタ演出がディスプレイ25に表示される。ここで通常時とは、対応するパチンコ機10においてリーチ及び大当りが発生しておらず、かつ大当り報知をする対象となるパチンコ機10において大当りが発生していない状態である。この図66(a)では、画面の中央に、メインキャラクタによるキャラクタ演出が表示されると共に、画面の左下に、仮想的な「MENU」ボタンが表示される。
この図66(a)に示す状態で、対応するパチンコ機10においてノーマルリーチが発生してリーチ情報が入力されると、図66(b)に示すノーマルリーチの発生時におけるキャラクタ演出がディスプレイ25に表示される。この図66(b)では、画面の中央に、メインキャラクタ及びノーマルリーチの発生に対応するメッセージによるキャラクタ演出が表示され、画面の右下に、発展度が低いサブキャラクタ(ここでは小さな幼虫)によるキャラクタ演出が表示されると共に、画面の左下に、仮想的な「MENU」ボタンが表示される。このように、対応するパチンコ機10におけるリーチの発生という、遊技者が期待感を高める場面において、キャラクタ演出が行われるので、遊技者の期待感をより一層盛り上げ、遊技意欲を向上することができる。
また対応するパチンコ機10から入力されたリーチ情報が、発展型リーチであるコマ送りリーチを示す発展型リーチ情報であるときには、図66(b)を経てから、図67(a)に示すようにコマ送りリーチが発生した旨がPOP表示され、所定時間(例えば5秒間)の経過後に、図67(b)に示すコマ送りリーチの発生時におけるキャラクタ演出がディスプレイ25に表示される。この図67(b)では、画面の中央に、メインキャラクタ及びコマ送りリーチの発生に対応するメッセージによるキャラクタ演出が表示され、画面の右下に、発展度が中程度のサブキャラクタによるキャラクタ演出が表示される(つまりリーチの発展に応じて、サブキャラクタが小さな幼虫から大きな幼虫に発展するキャラクタ発展演出が表示される)と共に、画面の左下に、仮想的な「MENU」ボタンが表示される。また適宜のタイミングで、図67(b)から図67(c)に移行し、図6に示す対応遊技機DBにて記憶されているリーチデータのうちの該コマ送りリーチの期待度に基づいて本日の大当り発生率(ここでは45%)が表示され、所定時間(例えば5秒間)の経過後に、再び図67(b)に戻る。
また対応するパチンコ機10から入力されたリーチ情報が、発展型リーチである高速リーチを示す発展型リーチ情報であるときには、図66(b)を経てから、図68(a)に示すように、高速リーチが発生した旨がPOP表示され、所定時間(例えば5秒間)の経過後に、図68(b)に示す高速リーチの発生時におけるキャラクタ演出がディスプレイ25に表示される。この図68(b)では、画面の中央に、メインキャラクタ及び高速リーチの発生に対応するメッセージによるキャラクタ演出が表示され、画面の右下に、発展度が中程度のサブキャラクタによるキャラクタ演出が表示される(つまりリーチの発展に応じて、サブキャラクタが小さな幼虫から大きな幼虫に発展するキャラクタ発展演出が表示される)と共に、画面の左下に、仮想的な「MENU」ボタンが表示される。また適宜のタイミングで、図68(b)から図68(c)に移行し、図6に示す対応遊技機DBにて記憶されているリーチデータのうちの該高速リーチの期待度に基づいて本日の大当り発生率(ここでは66.7%)が表示され、所定時間(例えば5秒間)の経過後に、再び図68(b)に戻る。
また対応するパチンコ機10から入力されたリーチ情報が、発展型リーチであるスペシャルリーチを示す発展型リーチ情報であるときには、図66(b),及び図67(b)又は図68(b)を経てから、図69(a)に示すように、スペシャルリーチが発生した旨がPOP表示され、所定時間(例えば5秒間)の経過後に、図69(b)に示すスペシャルリーチの発生時におけるキャラクタ演出がディスプレイ25に表示される。この図69(b)では、画面の中央に、メインキャラクタ及びスペシャルリーチの発生に対応するメッセージによるキャラクタ演出が表示され、画面の右下に、発展度が高いサブキャラクタによるキャラクタ演出が表示される(つまりリーチの発展に応じて、サブキャラクタが大きな幼虫から成虫である蝶に発展するキャラクタ発展演出が表示される)と共に、画面の左下に、仮想的な「MENU」ボタンが表示される。また適宜のタイミングで、図69(b)から図69(c)に移行し、図6に示す対応遊技機DBにて記憶されているリーチデータのうちの該スペシャルリーチの期待度に基づいて本日の大当り発生率(ここでは100%)が表示され、所定時間(例えば5秒間)の経過後に、再び図69(b)に戻る。
以上に説明したように、対応するパチンコ機10における発展型リーチの発生という、遊技者が特に期待感を高める場面において、該パチンコ機10におけるリーチの演出の段階的な発展に応じてキャラクタを段階的に発展させるキャラクタ発展演出が行われるので、遊技者の期待感をより一層盛り上げることができる。
なお対応するパチンコ機10から入力されたリーチ情報の入力終了後に大当り情報の入力がないときには、図66(c)に示すハズレ時におけるキャラクタ演出がディスプレイ25に表示される。この図66(c)では、画面の中央に、メインキャラクタ及びハズレに対応するメッセージによるキャラクタ演出が表示されると共に、画面の左下に、仮想的な「MENU」ボタンが表示される。そして所定時間(例えば5秒間)の経過後に、前記図66(a)に戻る。
一方、対応するパチンコ機10において大当り状態が発生して、リーチ情報の入力終了後に大当り情報が入力されると、図70に示す大当り状態の発生時におけるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出がディスプレイ25に表示される。この図70では、画面の中央に、メインキャラクタ及び大当り状態が発生した旨を示す「FEVER!」の文字によるキャラクタ演出が表示され、画面の右下にサブキャラクタによるキャラクタ演出が表示されると共に、画面の左下に、仮想的な「MENU」ボタンが表示される。
ここでサブキャラクタによるキャラクタ演出は、図6に示す対応遊技機DBにて記憶されている台データのうちの大当り回数に応じてそれぞれ異なり、例えば該大当り回数が1回〜10回であるときには、図70(a)に示すように、発展度が低いサブキャラクタによるキャラクタ演出が表示され、該大当り回数が11回〜20回であるときには、図70(b)に示すように、発展度が中程度のサブキャラクタによるキャラクタ演出が表示され、該大当り回数が21回以上であるときには、図70(c)に示すように、発展度が高いサブキャラクタによるキャラクタ演出が表示される。このように、大当り回数の増加に応じてサブキャラクタを段階的に発展させるキャラクタ発展演出が行われると共に、対応するパチンコ機10において大当り状態が発生したときに該発展したサブキャラクタによるキャラクタ演出が行われるので、大当り状態の発生に伴う遊技者の優越感をより盛り上げることができる。
なお大当り情報の入力が終了すると、図71に示す大当り状態の終了時におけるキャラクタ演出がディスプレイ25に表示される。この図71では、画面の中央に、メインキャラクタ及び所定のメッセージによるキャラクタ演出が表示されるが、このキャラクタ演出は、大当り情報の入力が終了した後に確変情報の入力があるか否かでそれぞれ異なり、該確変情報の入力があるときには、図71(a)に示すように、確変状態の発生を示す「まだまだ続くよ!」というメッセージによるキャラクタ演出が行われ、該確変情報の入力がないときには、図71(b)に示すように、確変状態が発生しなかったことを示す「またがんばってネ!」というメッセージによるキャラクタ演出が行われる。そして所定時間(例えば5秒間)の経過後に、前記図66(a)に戻る。
また前記図66(a)に示す状態で、大当り報知をする対象として指定されたパチンコ機10において大当り状態が発生して、ホールコンピュータ60において、図13に示す全遊技機DBにて記憶されている大当り回数が更新されると、図21に示す報知対象DBにて該大当り回数が更新されたパチンコ機10の台番号と対応付けて記憶されている報知先のカードユニット20が特定され、該特定されたカードユニット20に対して、大当り報知をする対象として指定されたパチンコ機10において大当り状態が発生した旨を示す情報が送信される。該情報を受信したカードユニット20においては、図72及び図73に示すように、該大当り報知をする対象として指定されたパチンコ機10において大当り状態が発生した旨がPOP表示され、所定時間(例えば5秒間)の経過後に、前記図66(a)に戻る。
具体的には、大当り報知をする対象として同一機種内が指定されている場合には、図72(a)に示すように、該機種であるCR○○SPの286番台で大当りが発生した旨を示す大当り報知が行われる。また大当り報知をする対象として同一島内が指定されている場合には、図72(b)に示すように、該遊技島である5番島の283番台で大当りが発生した旨を示す大当り報知が行われる。また大当り報知をする対象として所定数(ここでは5台まで)のパチンコ機10が指定されている場合には、図72(c)に示すように、該指定されたパチンコ機10である338番台で大当りが発生した旨を示す大当り報知が行われる。また大当り報知をする対象として当日グループが指定されている場合には、図73(a)に示すように、該当日グループ内の山田さんに183番台で大当りが発生した旨を示す大当り報知が行われる。大当り報知をする対象として友人グループが指定されている場合には、図73(b)に示すように、該友人グループ内の田中さんに158番台で大当りが発生した旨を示す大当り報知が行われる。なお、これらにおいて、該大当り状態が継続して発生したものである場合には、その旨(ここでは大当りが3連チャンである旨)も報知される。
また大当り報知をする対象として指定されたパチンコ機10において確変状態が発生して、ホールコンピュータ60において、図13に示す全遊技機DBにて記憶されている確変回数が更新されると、図21に示す報知対象DBにて該確変回数が更新されたパチンコ機10の台番号と対応付けて記憶されている報知先のカードユニット20が特定され、該特定されたカードユニット20に対して、大当り報知をする対象として指定されたパチンコ機10において確変状態が発生した旨を示す情報が送信される。該情報を受信したカードユニット20においては、図73(c)に示すように、該大当り報知をする対象として指定されたパチンコ機10において確変状態が発生した旨がPOP表示され、所定時間(例えば5秒間)の経過後に、前記図66(a)に戻る。
前記図26(a)又は図26(b)に示すMENU画面で、遊技者により「テレビ」ボタンが操作されると、テレビモードになり、テレビ表示要求がホールコンピュータ60に対して送信される。該テレビ表示要求を受信したホールコンピュータ60においては、所定のテレビ使用条件を満たしているか否かの判定が行われる。ここでのテレビ使用条件は、該カードユニット20に対応するパチンコ機10における過去5分間中の遊技時間が2分間を超えていることであり、図13に示す全遊技機DBにて該パチンコ機10の台番号と対応付けて記憶されている過去5分間中の遊技時間に基づいて判定が行われる。
ここでテレビ使用条件を満たしていない(即ち該カードユニット20に対応するパチンコ機10における過去5分間中の遊技時間が2分間以下である)と判定されると、その旨を示す情報が要求元のカードユニット20に対して送信される。該情報を受信したカードユニット20においては、図74(a)に示す使用条件が満たされていない旨を報知する画面がディスプレイ25に表示される。この図74(a)では、使用条件を満たしていないためにテレビ画像を表示できない旨,及び3分間遊技をするとテレビ画像を見ることができる旨が表示されると共に、仮想的な「MENU」ボタンが表示される。このように、所定のテレビ使用条件を満たしていない場合には、テレビ画像が表示されないので、遊技をせずにテレビ画像を見る遊技者がパチンコ機10を独占することを阻止でき、遊技者にテレビ画像を提供しながらもパチンコ機10の稼働率の低下を抑制することができる。
一方、テレビ使用条件を満たしている(即ち該カードユニット20に対応するパチンコ機10における過去5分間中の遊技時間が2分間を超えている)と判定されると、画像配信装置70から配信されるテレビ画像のうちの任意のテレビ画像(ここでは1チャンネルのテレビ画像)を表示するためのテレビ画像情報が要求元のカードユニット20に対して送信される。該テレビ画像情報を受信したカードユニット20においては、図74(c)に示すテレビ画像表示画面がディスプレイ25に表示される。この図74(c)では、該受信したテレビ画像が表示されると共に、チャンネルを選択するための仮想的な上矢印ボタン及び下矢印ボタン,音量を選択するための仮想的な上矢印ボタン及び下矢印ボタン並びに仮想的な「MENU」ボタンが表示される。この図74(c)で、遊技者によりチャンネル及び音量が選択されることにより、カードユニット20とホールコンピュータ60及び画像配信装置70との間でテレビ画像の配信に関する信号のやり取りが行われて、遊技者が希望するテレビ画像が表示される。
なお図74(c)に示すテレビ画像表示画面が表示されている間であっても、前記テレビ使用条件を満たしているか否かの判定は、所定間隔(例えば1分毎)で繰り返される。このように、所定のテレビ使用条件を満たしているか否かが所定間隔で判定されるので、一度所定条件を満たした遊技者が遊技をせずにテレビ画像を見ることによってパチンコ機10を独占することを阻止でき、パチンコ機10の稼働率の低下をより一層抑制することができる。
そして該判定の結果、テレビ使用条件をまもなく満たさなくなる(ここでは該カードユニット20に対応するパチンコ機10における過去5分間中の遊技時間が3分間以下になった)と判定されると、その旨を示す情報が要求元のカードユニット20に対して送信される。該情報を受信したカードユニット20においては、図74(b)に示すテレビ画像の表示の中止を予告する画面がディスプレイ25に表示される。この図74(b)では、図74(c)に示すテレビ画像表示画面におけるテレビ画像の表示領域に、遊技時間が不足しているためあと1分間でテレビ画像の表示を中止する旨,及び遊技を継続すると続けてテレビ画像を見ることができる旨が割り込み表示され、所定時間(例えば5秒間)の経過後に、前記図74(c)に戻る。このように、表示中のテレビ画像の表示を中止する前の段階で、該テレビ画像の表示が中止される予定があることが予告報知されるので、遊技をせずにテレビ画像を見る遊技者に対して遊技の継続を進めることができパチンコ機10の稼働率の低下をより一層抑制することができる。
また図74(c)に示すテレビ画像表示画面が表示されている間において、図75に示すような場合には、該テレビ画像表示画面に割り込んで各種の情報が表示される。
例えばホールコンピュータ60において、前記図21に示す報知対象DBにて前記図22に示すようにして大当り報知をする対象が登録されており、該大当り報知をする対象として指定されたパチンコ機10において大当り状態が発生して、図13に示す全遊技機DBにて記憶されている大当り回数が更新されると、図21に示す報知対象DBにて該大当り回数が更新されたパチンコ機10の台番号と対応付けて記憶されている報知先のカードユニット20が特定され、該特定されたカードユニット20に対して、大当り報知をする対象として指定されたパチンコ機10において大当り状態が発生した旨を示す情報が送信される。該情報を受信したカードユニット20においては、図75(a)に示すように、該大当り報知をする対象として指定されたパチンコ機10において大当り状態が発生した旨,及び該大当り状態が継続して発生したものである場合にはその旨(ここでは大当りが3連チャンである旨)が、テレビ画像表示画面の左上に割り込んで表示され、所定時間(例えば5秒間)の経過後に、前記図74(c)に戻る。このように、既に表示されているテレビ画像に割り込んで大当り報知が表示されるので、遊技者はテレビ画像を見ながらでも大当り報知をする対象として指定されたパチンコ機10において大当り状態が発生した旨及び連チャンが発生した旨を知ることができる。
またホールコンピュータ60において、遊技場側により所定の宣伝情報を報知するための操作が行われると、報知先のカードユニット20に対して、該宣伝情報が送信される。該宣伝情報を受信したカードユニット20においては、図75(b)に示すように、該受信した宣伝情報(ここでは「本日21:00より無制限サービス開始!」)が、テレビ画像表示画面の左上に割り込んで表示され、所定時間(例えば5秒間)の経過後に、前記図74(c)に戻る。このように、既に表示されているテレビ画像に割り込んで宣伝情報が表示されるので、遊技者はテレビ画像を見ながらでも宣伝情報を知ることができる。
またカードユニット20において、前記図5に示すように、発射操作検出情報は入力されているが発射玉検出情報は入力されていないため、対応するパチンコ機10の上皿12に遊技領域11に打ち込むべきパチンコ玉がないものと判定されると、図75(c)に示すように、上皿12へのパチンコ玉の補充を促す旨が、テレビ画像表示画面の左上に割り込んで表示され、所定時間(例えば5秒間)の経過後に、前記図74(c)に戻る。このように、既に表示されているテレビ画像に割り込んで遊技領域11に打ち込むべきパチンコ玉がない旨が表示されるので、遊技者はテレビ画像を見ながらでもパチンコ玉が発射されていないことを知ることができる。
前記図26(a)又は図26(b)に示すMENU画面で、遊技者により「インターネット」ボタンが操作されると、インターネットモードになり、インターネット接続要求がホールコンピュータ60に対して送信される。該インターネット接続要求を受信したホールコンピュータ60においては、所定のインターネット使用条件を満たしているか否かの判定が行われる。ここでのインターネット使用条件は、該カードユニット20に対応するパチンコ機10における過去5分間中の遊技時間が2分間を超えていることであり、図13に示す全遊技機DBにて該パチンコ機10の台番号と対応付けて記憶されている過去5分間中の遊技時間に基づいて判定が行われる。
ここでインターネット使用条件を満たしていない(即ち該カードユニット20に対応するパチンコ機10における過去5分間中の遊技時間が2分間以下である)と判定されると、その旨を示す情報が要求元のカードユニット20に対して送信される。該情報を受信したカードユニット20においては、図76(a)に示す使用条件が満たされていない旨を報知する画面がディスプレイ25に表示される。この図76(a)では、使用条件を満たしていないためにインターネット2にアクセスできない旨,及び3分間遊技をするとインターネット2にアクセスすることができる旨が表示されると共に、仮想的な「MENU」ボタンが表示される。このように、所定のインターネット使用条件を満たしていない場合には、インターネット2にアクセスされないので、遊技をせずにインターネット2にアクセスする遊技者がパチンコ機10を独占することを阻止でき、遊技者にコンテンツ画像を提供しながらもパチンコ機10の稼働率の低下を抑制することができる。
一方、インターネット使用条件を満たしている(即ち該カードユニット20に対応するパチンコ機10における過去5分間中の遊技時間が2分間を超えている)と判定されると、その旨を示す情報が要求元のカードユニット20に対して送信される。該情報を受信したカードユニット20においては、図77(a)に示すアクセス情報入力画面がディスプレイ25に表示される。この図77(a)では、インターネット2にアクセスするためのアクセス情報であるキーワード又はURLの入力を促す旨が表示され、該アクセス情報を入力するための仮想的なキーボード,及び「決定」ボタンが表示されると共に、仮想的な「MENU」ボタンが表示される。
この図77(a)で、遊技者によりキーボードが操作されてアクセス情報(ここでは「パチンコ 新台入替」というキーワード)が入力され、「決定」ボタンが操作されると、該入力されたアクセス情報がクライアントコンピュータ80に対して送信される。該アクセス情報を受信したクライアントコンピュータ80においては、該受信したアクセス情報に基づいてインターネット2上のサーバコンピュータ3にアクセスされ、該アクセスされたサーバコンピュータ3から送信されるコンテンツデータが受信され、該受信されたコンテンツデータが送信元のカードユニット20に対して送信される。
該コンテンツデータを受信したカードユニット20においては、図77(b)に示すコンテンツ画像表示画面がディスプレイ25に表示される。この図77(b)では、該受信したコンテンツデータに基づいてコンテンツ画像が表示され、該コンテンツ画像(ウェブページ)のインターネット2上における場所を指し示すURLがアドレス欄に表示され、「戻る」,「進む」,及び「更新」の各コマンドを実行するためのボタンが表示されると共に、仮想的な「戻る」ボタン,「MENU」ボタン,及び「データキープ」ボタンが表示される。なお「データキープ」ボタンは、会員カード6の受付中にのみ表示され、会員カード6の非受付中には表示されない。
この図77(b)で、会員遊技者により「データキープ」ボタンが操作されると、図77(c)に示すデータキープ画面がディスプレイ25に表示される。この図77(c)では、キープデータの種別の指定を促す旨が表示され、該キープデータの種別を指定するための仮想的なボタンとして、「キーワードとURL」ボタン,「コンテンツ画像表示画面」ボタン,及び「指定」ボタンが表示されると共に、仮想的な「戻る」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。
この図77(c)で、会員遊技者により「キーワードとURL」ボタン及び/又は「コンテンツ画像表示画面」ボタンが操作され、「指定」ボタンが操作されると、図77(a)で入力されたキーワード又は図77(b)でアドレス欄に表示されているURL,及び/又は図77(b)で表示されているコンテンツ画像が、電子メール送信用のキープデータとして指定され、カードR/W23にて読み取られた会員番号,及び該指定されたキープデータを示す情報が、クライアントコンピュータ80に対して送信される。該情報を受信したクライアントコンピュータ80においては、ハードディスク83にて該受信した会員番号と対応付けて前記指定されたキープデータが記憶される。
なお図77(b)に示すコンテンツ画像表示画面が表示されている間であっても、前記インターネット使用条件を満たしているか否かの判定は、所定間隔(例えば1分毎)で繰り返される。このように、所定のインターネット使用条件を満たしているか否かが所定間隔で判定されるので、一度所定条件を満たした遊技者が遊技をせずにコンテンツ画像を見ることによってパチンコ機10を独占することを阻止でき、パチンコ機10の稼働率の低下をより一層抑制することができる。
そして該判定の結果、インターネット使用条件をまもなく満たさなくなる(ここでは該カードユニット20に対応するパチンコ機10における過去5分間中の遊技時間が3分間以下になった)と判定されると、その旨を示す情報が要求元のカードユニット20に対して送信される。該情報を受信したカードユニット20においては、図76(b)に示すテレビ画像の表示の中止を予告する画面がディスプレイ25に表示される。この図76(b)では、図77(b)に示すコンテンツ画像表示画面におけるコンテンツ画像の表示領域に、遊技時間が不足しているためあと1分間でコンテンツ画像の表示を中止する旨,及び遊技を継続すると続けてインターネット2にアクセスすることができる旨が割り込み表示され、所定時間(例えば5秒間)の経過後に、前記図77(b)に戻る。このように、表示中のコンテンツ画像の表示を中止する前の段階で、該コンテンツ画像の表示が中止される予定があることが予告報知されるので、遊技をせずにコンテンツ画像を見る遊技者に対して遊技の継続を進めることができパチンコ機10の稼働率の低下をより一層抑制することができる。
前記図26(a)に示すMENU画面で、会員遊技者により「メールサービス」ボタンが操作されると、メールサービスモードになり、図78に示すサービス選択画面がディスプレイ25に表示される。この図78では、メールサービスで供される3つのサービスから会員遊技者が希望するサービスを選択するための仮想的なボタンとして、「データ送信」ボタン,「メッセージ送信」ボタン,及び「受信メッセージ一覧」ボタンが表示されると共に、仮想的な「MENU」ボタンが表示される。
この図78で、会員遊技者により「データ送信」ボタンが操作されると、図79(a)に示すデータ送信画面がディスプレイ25に表示される。この図79(a)では、送信するデータの選択を促す旨が表示され、該送信するデータを選択するための仮想的なボタンとして、「キープされているデータ」ボタン,及び「台データ」ボタンが表示されると共に、仮想的な「戻る」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。
この図79(a)で、会員遊技者により「キープされているデータ」ボタンが操作されると、カードR/W23にて読み取られた会員番号を含むキープデータ送信要求がクライアントコンピュータ80に対して送信される。該キープデータ送信要求を受信したクライアントコンピュータ80においては、ハードディスク83にて該受信した会員番号と対応付けて記憶されているキープデータが抽出され、該キープデータを示す情報が要求元のカードユニット20に対して送信される。
該キープデータを示す情報を受信したカードユニット20においては、図79(b)に示すキープデータ一覧画面がディスプレイ25に表示される。この図79(b)では、電子メールで送信するデータの指定を促す旨が表示され、該指定をするための仮想的なNO.ボタンと対応付けて、キープデータの種類(個人データ,キーワード,URL,又はコンテンツ画像),及びキープデータの内容が所定数(ここでは4つ)だけ表形式で表示されると共に、仮想的な「戻る」ボタン,「MENU」ボタン,「指定」ボタン,並びに一画面中に表示しきれないデータを表示するための上矢印ボタン及び下矢印ボタンが表示される。
この図79(b)で、会員遊技者により一又は複数のNO.ボタンが操作され、「指定」ボタンが操作されると、該操作されたNO.ボタンに対応するキープデータが電子メールで送信するデータとして指定され、カードR/W23にて読み取られた会員番号,及び該指定されたデータを示す情報が、クライアントコンピュータ80に対して送信される。該情報を受信したクライアントコンピュータ80においては、ハードディスク83にて該受信した会員番号と対応付けて記憶されているキープデータから前記指定されたデータが抽出され、該抽出されたキープデータが電子メール作成部84に送信されて、会員番号と対応付けて記憶される。
一方、図79(a)で、会員遊技者により「台データ」ボタンが操作されると、図79(c)に示す台指定画面がディスプレイ25に表示される。この台指定画面は、前記図31(a)と略同様である。この図79(c)で、前記図31(a)と同様に台番号が指定されると、カードR/W23にて読み取られた会員番号,及び該指定された台番号を示す情報が、ホールコンピュータ60に対して送信される。該情報を受信したホールコンピュータ60においては、図13に示す全遊技機DBにて記憶されている台データから該指定された台番号のパチンコ機10について前記3日間大当りデータが抽出され、前記会員番号,及び該抽出された3日間大当りデータを示す情報が、クライアントコンピュータ80に対して送信される。該情報を受信したクライアントコンピュータ80においては、該受信した3日間大当りデータが電子メール作成部84に送信されて、会員番号と対応付けて記憶される。
上記のようにして、電子メールで送信するデータが指定されると、図80(a)に示す送信タイミング指定画面がディスプレイ25に表示される。この図80(a)では、電子メールを送信するタイミングの指定を促す旨が表示され、該タイミングを指定するための仮想的なボタンとして、「今すぐ」ボタン,「閉店後にまとめて」ボタン,及び「時刻指定」ボタンが表示されると共に、仮想的な「戻る」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。
この図80(a)で、会員遊技者により「今すぐ」ボタンが操作されると、電子メールを送信するタイミングとして今すぐが指定される。また会員遊技者により「閉店後にまとめて」ボタンが操作されると、電子メールを送信するタイミングとして遊技場の閉店後が指定される。また会員遊技者により「時刻指定」ボタンが操作されると、図示しない時刻指定画面がディスプレイ25に表示され、該時刻指定画面で時刻が指定されると、電子メールを送信するタイミングとして該指定された時刻が指定される。
上記のようにして、電子メールを送信するタイミングが指定されると、図80(b)に示す送信先指定画面がディスプレイ25に表示される。この図80(b)では、制御部22のRAMに記憶されている電子メールアドレス(ここではaaa@xyz.com)が表示され、電子メールを送信する電子メールアドレスの指定を促す旨が表示され、該電子メールアドレスを指定するための仮想的なボタンとして、「登録アドレス」ボタン,及び「アドレス入力」ボタンが表示されると共に、仮想的な「戻る」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。
この図80(b)で、会員遊技者により「登録アドレス」ボタンが操作されると、電子メールを送信する電子メールアドレスとして制御部22のRAMに記憶されている電子メールアドレスが指定される。また会員遊技者により「アドレス入力」ボタンが操作されると、図80(c)に示すアドレス入力画面がディスプレイ25に表示される。この図80(c)では、電子メールを送信する電子メールアドレスの入力を促す旨が表示され、該電子メールアドレスを入力するための仮想的なキーボード,及び「指定」ボタンが表示されると共に、仮想的な「戻る」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。この図80(c)で、会員遊技者によりキーボードが操作されて電子メールアドレス(ここではbbb@xyz.com)が入力され、「決定」ボタンが操作されると、電子メールを送信する電子メールアドレスとして該入力された電子メールアドレスが指定される。
上記のようにして、電子メールを送信する電子メールアドレスが指定されると、カードR/W23にて読み取られた会員番号,図80(a)で指定されたタイミング,及び図80(b)又は図80(c)で指定された電子メールアドレスを示す情報が、クライアントコンピュータ80に対して送信される。
該情報を受信したクライアントコンピュータ80においては、電子メール作成部84にて会員番号と対応付けて記憶されているデータに基づいて電子メールが作成され、該作成された電子メールが、図80(a)で指定されたタイミングで、図80(b)又は図80(c)で指定された電子メールアドレスに対して、送信される。ここで送信される電子メールには、図81に示すように、送信日,遊技場名,アクセス情報(キーワード又はURL),コンテンツ画像,個人データ,及び台データが含まれる。このように、アクセス情報やコンテンツ画像を含む電子メールが遊技者が指定した電子メールアドレス宛に送信されるので、会員遊技者はアクセス情報をメモ又は記憶することなく、該電子メールに含まれるアクセス情報に基づいてアクセスしたサーバコンピュータ3や、該電子メールに含まれるコンテンツ画像から、前記コンテンツデータを容易に取得できる。また個人データや台データを含む電子メールが作成されて送信されるので、会員遊技者は個人データや台データをメモ又は記憶することなく、該データを容易に取得できる。
前記図78で、会員遊技者により「メッセージ送信」ボタンが操作されると、図82(a)に示すメッセージ選択画面がディスプレイ25に表示される。この図82(a)では、送信するメッセージの種類の選択を促す旨が表示され、該送信するメッセージの種類を選択するための仮想的なボタンとして、「ショートメッセージ」ボタン,及び「通常メッセージ」ボタンが表示されると共に、仮想的な「戻る」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。
この図82(a)で、会員遊技者により「ショートメッセージ」ボタンが操作されると、図82(b)に示すショートメッセージ作成画面がディスプレイ25に表示される。この図82(b)では、数字を入力するだけで文章が完成される定型文章を選択するための仮想的な定型文章ボタンが所定数(ここでは3つ)表示され、該数字を入力するための仮想的な数字ボタンが表示されると共に、仮想的な「戻る」ボタン,「MENU」ボタン,「次へ」ボタン,及び一画面中に表示しきれない定型文章を表示するための上矢印ボタン及び下矢印ボタンが表示される。この図82(b)で、会員遊技者により定型文章ボタンのいずれか一つが操作され、数字ボタンが操作されて該定型文章に数字が入力され、「次へ」ボタンが操作されると、該入力内容に従ってショートメッセージが作成される。
また図82(a)で、会員遊技者により「通常メッセージ」ボタンが操作されると、図82(c)に示す通常メッセージ作成画面がディスプレイ25に表示される。この図82(c)では、メッセージの入力を促す旨が表示され、該メッセージを入力するための仮想的なキーボード,及び「次へ」ボタンが表示されると共に、仮想的な「戻る」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。この図82(c)で、会員遊技者によりキーボードが操作されてメッセージが入力され、「次へ」ボタンが操作されると、該入力内容に従って通常メッセージが作成される。
上記のようにして、ショートメッセージ又は通常メッセージが作成されると、図83に示す送信先指定画面がディスプレイ25に表示される。この図83では、メッセージの送信先の指定を促す旨が表示され、該メッセージの送信先を指定するための仮想的なボタンとして、「当日グループ」ボタン,「友人グループ」ボタン,及び「会員番号指定」ボタンが表示されると共に、仮想的な「戻る」ボタン,「MENU」ボタン,及び「グループ詳細」ボタンが表示される。
この図83で、会員遊技者により「グループ詳細」ボタンが操作されると、制御部22のRAMにて記憶されているグループ番号を示す情報がホールコンピュータ60に対して送信される。該グループ番号を示す情報を受信したホールコンピュータ60においては、図17に示すグループDBにて該受信したグループ番号と対応付けて記憶されている各メンバーの会員番号が抽出され、該抽出された各メンバーの会員番号を示す情報が該カードユニット20に対して送信される。該各メンバーの会員番号を受信したカードユニット20においては、図示しない会員番号表示画面がディスプレイ25に表示され、該受信した各メンバーの会員番号が示される。
また図83で、会員遊技者により「当日グループ」ボタンが操作されると、前記作成されたメッセージ,及び制御部22のRAMに記憶されている当日グループのグループ番号を示す情報が、ホールコンピュータ60に対して送信される。該情報を受信したホールコンピュータ60においては、まず図17に示すグループDBにて該受信したグループ番号と対応付けて記憶されている各メンバーの会員番号が抽出され、メールサーバとして機能するハードディスク63にて、該抽出された各メンバーの会員番号と対応付けて、前記受信したメッセージが記憶される。
また図83で、会員遊技者により「友人グループ」ボタンが操作されると、前記作成されたメッセージ,及び制御部22のRAMに記憶されている友人グループのグループ番号を示す情報が、ホールコンピュータ60に対して送信される。該情報を受信したホールコンピュータ60においては、まず図17に示すグループDBにて該受信したグループ番号と対応付けて記憶されている各メンバーの会員番号が抽出され、メールサーバとして機能するハードディスク63にて、該抽出された各メンバーの会員番号と対応付けて、前記受信したメッセージが記憶される。
また図83で、会員遊技者により「会員番号指定」ボタンが操作されると、図示しない会員番号指定画面がディスプレイ25に表示され、該会員番号指定画面においてメッセージの送信先の会員番号が指定されると、前記作成されたメッセージ,及び該指定された会員番号を示す情報が、ホールコンピュータ60に対して送信される。該情報を受信したホールコンピュータ60においては、メールサーバとして機能するハードディスク63にて、前記受信した会員番号と対応付けて、前記受信したメッセージが記憶される。
前記図78で、会員遊技者により「受信メッセージ一覧」ボタンが操作されると、カードR/W23にて読み取られた会員番号を含む受信メッセージ要求がホールコンピュータ60に対して送信される。該受信メッセージ要求を受信したホールコンピュータ60においては、メールサーバとして機能するハードディスク63にて該受信した会員番号と対応付けて記憶されているメッセージ(ショートメッセージ,通常メッセージ)が抽出され、該メッセージを示す情報が、要求元のカードユニット20に対して送信される。
該メッセージを示す情報を受信したカードユニット20においては、図84(a)に示す受信メッセージ一覧画面がディスプレイ25に表示される。この図84(a)では、受信したメッセージの送信者,送信時刻,及び種類を示す仮想的なメッセージボタンが所定数(ここでは3つ)表示されると共に、仮想的な「戻る」ボタン,「MENU」ボタン,並びに一画面中に表示しきれないメッセージを表示するための上矢印ボタン及び下矢印ボタンが表示される。
この図84(a)で、会員遊技者によりメッセージボタンのいずれかが操作されると、図84(b)に示すメッセージ表示画面がディスプレイ25に表示される。この図84(b)では、該操作されたメッセージボタンに対応するメッセージの内容が表示されると共に、仮想的な「戻る」ボタン,「MENU」ボタン,及び「返信」ボタンが表示される。この図84(b)で、会員遊技者により「返信」ボタンが操作されると、前記図82(a)に戻る。
前記図26(a)に示すMENU画面で、会員遊技者により「表示履歴」ボタンが操作されると、表示履歴モードになり、カードR/W23にて読み取られた会員番号を含む表示履歴要求がホールコンピュータ60に対して送信される。該表示履歴要求を受信したホールコンピュータ60においては、図20の表示履歴DBにて該受信した会員番号と対応付けて記憶されている各閲覧用情報の表示回数に基づいて、該閲覧用情報が表示回数の多い順に1位〜5位まで順位付けされ、該順位付けの結果を示す情報が、要求元のカードユニット20に対して送信される。
該順位付けの結果を示す情報を受信したカードユニット20においては、図85に示す表示履歴画面がディスプレイ25に表示される。この図85では、1位〜5位までの各順位に対応する仮想的なデータ選択ボタンが表示され、各データ選択ボタン上に該受信した順位付けの結果に基づいて閲覧用情報の種類が表示されると共に、仮想的な「MENU」ボタンが表示される。この図85で、会員遊技者によりデータ選択ボタンのいずれかが操作されると、該操作されたデータ選択ボタンに表示された閲覧用情報がディスプレイ25に表示される。このように、会員遊技者が要求した頻度が高い閲覧用情報が表示履歴として表示されるので、該閲覧用情報に容易にたどり着くことができる。
前記図26(a)に示すMENU画面で、会員遊技者により「お気に入りMENU」ボタンが操作されると、お気に入りMENUモードになり、カードR/W23にて読み取られた会員番号を含むお気に入りMENU要求がホールコンピュータ60に対して送信される。該お気に入りMENU要求を受信したホールコンピュータ60においては、図20のお気に入りMENU DBにて該受信した会員番号と対応付けて記憶されている閲覧用情報を示す情報が、要求元のカードユニット20に対して送信される。
該閲覧用情報を示す情報を受信したカードユニット20においては、図86に示すお気に入りMENU画面がディスプレイ25に表示される。この図86では、所定数(ここでは3つ)の仮想的なデータ選択ボタンが表示され、各データ選択ボタン上に該受信した閲覧用情報の種類が表示されると共に、仮想的な「全表示」ボタン,「変更」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。この図86で、会員遊技者によりデータ選択ボタンのいずれかが操作されると、該操作されたデータ選択ボタンに表示された閲覧用情報がディスプレイ25に表示される。このように、会員遊技者が登録した閲覧用情報がお気に入りMENUとして表示されるので、該閲覧用情報に容易にたどり着くことができる。
なお図86で、会員遊技者により「全表示」ボタンが操作されると、前記図61(b)に示すように、各データ選択ボタンに表示された閲覧用情報がすべてディスプレイ25に表示される。また図86で、会員遊技者により「変更」ボタンが操作されると、前記図29(a)に示すデータ選択画面に戻り、お気に入りMENUの登録(即ち変更)が可能となる。
次に呼出ランプ装置20’のディスプレイ25にて各種の表示が行われる場合の作用について、図87〜図93を参照して説明する。呼出ランプ装置20’のタッチパネル式のディスプレイ25には、表示制御手段として機能する制御部22’の表示制御により、前記カードユニット20のタッチパネル式のディスプレイ25と略同様の情報が表示されるが、以下においては、前記カードユニット20のタッチパネル式のディスプレイ25と異なる情報が表示される点について説明する。
まず出玉グラフモードにおけるカードユニット20では、図40に示すように、表示台がパチンコ機10である場合において、比較台の出玉数との比較結果を表す画面(図41を参照),今週の機種平均出玉数との比較結果を表す画面(図42を参照),又は今週の当台最大出玉数との比較結果を表す画面(図43を参照)のうちのいずれかの画面が、出玉グラフ表示画面としてディスプレイ25に表示されるが、出玉グラフモードにおける呼出ランプ装置20’では、図87に示すように、表示台がスロットマシン10’である場合において、比較台の獲得枚数との比較結果(図41に相当),今週の機種平均獲得枚数との比較結果を表す画面(図42に相当),今週の当台最大獲得枚数との比較結果を表す画面(図43に相当),又は当台獲得枚数グラフを表す画面(図88を参照)のうちのいずれかの画面が、獲得枚数グラフ表示画面としてディスプレイ25に表示される。
ここで図88に示す当台獲得枚数グラフを表す画面では、画面の左上に、表示台である当台の台番号(ここでは154番台)及び機種名(ここではフィーバー△△△△)が表示され、画面の左中央に、制御部22’のRAMに記憶されている登録キャラクタ(以下「メインキャラクタ」という。)によるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出が表示され、画面の右中央に、獲得枚数グラフが表示され、画面の中央下に、本日を基準として過去3日分(即ち本日,前日,及び前々日)のBB回数,AT回数,及び大当り確率の各データ(以下「3日間大当りデータ」という。),並びに集計手段である制御部22’にて集計されている大当り間スタート回数が表示され、画面の左下に、仮想的な左矢印ボタン,右矢印ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。
ここで獲得枚数グラフは、表示台の本日の獲得枚数データが折線グラフ形式で表示されたものであり、具体的には、縦軸を獲得枚数,横軸を時刻としたグラフエリアにおいて、各時刻における獲得枚数の推移が折線グラフ形式で示されたものである。またメインキャラクタ(ここではノーマル夢夢チャン)によるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出は、集計手段である制御部22’にて集計されてRAMに記憶されている本日のAT回数に応じて表示される。具体的には、例えば本日のAT回数が0〜10回であるときには、図88(a)に示すように、普通の表情のメインキャラクタと、該AT回数に対応する所定のメッセージによるキャラクタ演出が表示され、本日のAT回数が11〜20回であるときには、図88(b)に示すように、喜びの表情のメインキャラクタと、該AT回数に対応する所定のメッセージによるキャラクタ演出が表示され、本日のAT回数が21回以上であるときには、図88(c)に示すように、喜びの表情でVサインをしている体勢のメインキャラクタと、該AT回数に対応する所定のメッセージによるキャラクタ演出が表示される。つまりAT回数の増加に応じて、メインキャラクタが発展するキャラクタ発展演出が表示される。
この図88に示す当台獲得枚数グラフを表す画面を含む獲得枚数グラフ表示画面が表示されている状態で、前記図8に示すように、スロットマシン10’から予告情報が入力されると、図89に示す予告演出がディスプレイ25に表示される。この図89において、画面の左中央に表示されるメインキャラクタによるキャラクタ演出は、該予告情報の入力頻度に応じて表示される。例えばスタート回数3回中に予告情報が2回入力されたときには、図89(a)に示すように、普通の表情のメインキャラクタと、該予告情報の入力頻度に対応する所定のメッセージによるキャラクタ演出が表示され、スタート回数5回中に予告情報が3回入力されたときには、図89(b)に示すように、喜びの表情のメインキャラクタと、該予告情報の入力頻度に対応する所定のメッセージによるキャラクタ演出が表示される。ここで図89(a)に示す状態と図89(b)に示す状態とを比較すると、前者よりも後者の方が予告情報の入力頻度が高いため、前記連続予告が実行されている可能性が高く、このため後者の演出表示は、前者の演出表示と比べて、ビッグボーナス入賞がより発生しやすいことを示す演出内容とされている。
またランキングモードにおけるカードユニット20では、図46に示すように、今週の当台出玉数ランキングとの比較結果を表す画面(図47を参照),今週の機種内出玉数ランキングとの比較結果を表す画面(図48(a)を参照),今週の島内出玉数ランキングとの比較結果を表す画面(図48(b)を参照),今週の店内出玉数ランキングとの比較結果を表す画面(図48(c)を参照),又は現在の店内出玉数ランキングに基づく画面(図49を参照)のうちのいずれかの画面が、ランキング表示画面としてディスプレイ25に表示されるが、ランキングモードにおける呼出ランプ装置20’では、図90に示すように、今週の当台獲得枚数ランキングとの比較結果を表す画面(図47に相当),今週の機種内獲得枚数ランキングとの比較結果を表す画面(図48(a)に相当),今週の島内獲得枚数ランキングとの比較結果を表す画面(図48(b)に相当),今週の店内獲得枚数ランキングとの比較結果を表す画面(図48(c)に相当),現在の店内獲得枚数ランキングに基づく画面(図49に相当),今週の当台BB中獲得枚数ランキングとの比較結果を表す画面(図91を参照),又は今週の当台BB中最高獲得枚数との比較結果を表す画面(図92を参照)のうちのいずれかの画面が、ランキング表示画面としてディスプレイ25に表示される。
ここで図91に示す今週の当台BB中獲得枚数ランキングとの比較結果を表す画面では、大当り中(BB中)において、画面の左上に、表示台である当台の台番号(ここでは154番台)及び機種名(ここではフィーバー△△△△)が表示され、画面の右上に、集計手段である制御部22’にて集計中のBB中獲得枚数,今週の当台BB中最高獲得枚数,及び大当り中である旨が表示され、画面の左中央に、メインキャラクタによるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出が表示され、画面の中央に、サブキャラクタによるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出が表示され、今週の当台BB中獲得枚数ランキングが表示され、画面の中央下に、前記3日間大当りデータ,及び集計手段である制御部22’にて集計されている大当り間スタート回数が表示され、画面の左下に、仮想的な左矢印ボタン,右矢印ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。
ここで今週の当台BB中獲得枚数ランキングは、今週における当台のBB中獲得枚数のデータのうちから多い順に1位から順位付けた表示であり、1位から所定順位(例えば10位)までの上位の順位グループについて、順位と獲得枚数とが対応付けて示される。
またメインキャラクタ(ここではノーマル夢夢チャン)によるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出は、集計中のBB中獲得枚数と、今週の当台BB中獲得枚数ランキングとの比較結果に応じて表示される。具体的には、例えば集計中のBB中獲得枚数がランキングにおける最下位〜31位に該当するときには、図91(a)に示すように、泣き顔の表情のメインキャラクタと、該当する順位に応じたメッセージによるキャラクタ演出が表示され、集計中のBB中獲得枚数がランキングにおける30位〜10位に該当するときには、図91(b)に示すように、喜びの表情のメインキャラクタと、該当する順位に応じたメッセージによるキャラクタ演出が表示され、集計中のBB中獲得枚数がランキングにおける10位〜1位に該当するときには、図91(c)に示すように、喜びの表情でVサインをしている体勢のメインキャラクタと、該当する順位に応じたメッセージによるキャラクタ演出が表示される。即ち、集計中のBB中獲得枚数のランキングの上昇に応じて、メインキャラクタが発展するキャラクタ発展演出が表示される。
またサブキャラクタ(ここではおたまじゃくし→手足の生えたおたまじゃくし→カエル)によるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出は、集計中のBB中獲得枚数に応じて表示される。具体的には、例えば集計中のBB中獲得枚数が0〜99枚であるときには、図91(a)に示すように、発展度が低いサブキャラクタ(ここではおたまじゃくし)によるキャラクタ演出が表示され、集計中のBB中獲得枚数が100〜249枚であるときには、図91(b)に示すように、発展度が中程度のサブキャラクタ(ここでは手足の生えたおたまじゃくし)によるキャラクタ演出が表示され、集計中のBB中獲得枚数が250枚以上であるときには、図91(c)に示すように、発展度が高いサブキャラクタ(ここではカエル)によるキャラクタ演出が表示される。即ち、集計中のBB中獲得枚数の増加に応じて、サブキャラクタが発展するキャラクタ発展演出が表示される。
また図92に示す今週の当台BB中最高獲得枚数との比較結果を表す画面では、前記図91に示す画面に加えて、画面の左下に、今週の当台BB中最高獲得枚数−集計中のBB中獲得枚数の式で算出されるトップ差枚数が表示される。ここでメインキャラクタ(ここではノーマル夢夢チャン)によるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出は、トップ差枚数に応じて表示される。具体的には、例えばトップ差枚数が300枚以上であるときには、図92(a)に示すように、泣き顔の表情のメインキャラクタと、該当するトップ差枚数に応じたメッセージによるキャラクタ演出が表示され、トップ差枚数が50〜299枚であるときには、図92(b)に示すように、喜びの表情のメインキャラクタと、該当するトップ差枚数に応じたメッセージによるキャラクタ演出が表示され、トップ差枚数が1〜49枚であるときには、図92(c)に示すように、喜びの表情でVサインをしている体勢のメインキャラクタと、該当するトップ差枚数に応じたメッセージによるキャラクタ演出が表示される。即ち、トップ差枚数の減少(=集計中のBB中獲得枚数の増加)に応じて、メインキャラクタが発展するキャラクタ発展演出が表示される。またサブキャラクタによるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出は、前記図91と同様に、集計中のBB中獲得枚数に応じて表示される。
これら図91又は図92に示す画面が表示されている状態で大当り(BB)が終了すると、図93に示す大当り終了演出がディスプレイ25に表示される。この図93では、前記図91又は図92で表示されていた大当り中である旨に代えて、大当り終了である旨が表示される。
次に情報表示端末30のディスプレイ35にて各種の表示が行われる場合の作用について、図94〜図95を参照して説明する。情報表示端末30のタッチパネル式のディスプレイ25には、表示制御手段として機能する制御部32の表示制御により、前記カードユニット20のタッチパネル式のディスプレイ25と略同様の情報が表示されるが、以下においては、前記カードユニット20のタッチパネル式のディスプレイ25と異なる情報が表示される点について説明する。
まず情報表示端末30のディスプレイ35で会員カード6の受付中に表示されるMENU画面では、図94(a)に示すように、各モードを選択するための仮想的なモード選択ボタンとして、「台データ&個人データ」ボタン,「グループ機能」ボタン,「表示履歴」ボタン,及び「お気に入りMENU」ボタンのみが表示され、前記図26(a)に示すようにカードユニット20のディスプレイ25において会員カード6の受付中に表示されるMENU画面と比較して、表示されるモード選択ボタンの数が少ない。
また情報表示端末30のディスプレイ35で会員カード6の非受付中に表示されるMENU画面では、図94(b)に示すように、各モードを選択するための仮想的なモード選択ボタンとして、「台データ」ボタンのみが表示され、前記図26(b)に示すようにカードユニット20のディスプレイ25において会員カード6の非受付中に表示されるMENU画面と比較して、表示されるモード選択ボタンの数が少ない。
これは情報表示端末30が遊技機に対応して設けられていないため、対応する遊技機での遊技状況に応じてキャラクタによる演出を行う演出表示モードや、該演出表示モードでキャラクタ演出を行うキャラクタを選択するキャラクタ選択モードが不要であり、また情報表示端末30が遊技場内にあまり数多く設けられていないため、視聴や操作に長時間を要するテレビモード,インターネットモード,及びメールサービスモードが不要であることによるものである。
また台データ&個人データモード,又は台データモードにおける情報表示端末30のディスプレイ35で表示される台指定画面(例えば図31(a),図39(a),図45(a),図50(a),図55(a))では、「この台」ボタンは表示されない。これは情報表示端末30が遊技機に対応して設けられていないためである。
またデータ一覧モードにおける情報表示端末30のディスプレイ35で表示されるデータ一覧表示画面では、図95に示すように、ホールコンピュータ60から送信されてくる情報に基づいて表示内容が自動的に更新される。これは情報表示端末30が、集計手段を備えておらず、中継コンピュータ50とも接続されていないためである。
また台マップモードにおける情報表示端末30のディスプレイ35で表示される台マップ表示画面では、図96に示すように、自台と他台の識別表示がない。これは情報表示端末30が遊技機に対応して設けられていないためである。また該台マップ表示画面では、ホールコンピュータ60から送信されてくる情報に基づいて表示内容が自動的に更新される。これは情報表示端末30が、集計手段を備えておらず、中継コンピュータ50とも接続されていないからである。さらに該台マップ表示画面では、前記図38に示す空台報知登録及び空台報知は行われない。
またハイエナチェックモードにおける情報表示端末30のディスプレイ35で表示されるハイエナチェック画面(図59を参照)では、あなたの遊んでいる台に関する情報は表示されない。これは情報表示端末30が遊技機に対応して設けられていないためである。
[2.第2実施形態に係る遊技用システム1’]
次に、第2実施形態に係る遊技用システム1’について説明する。この第2実施形態に係る遊技用システム1’は、前記図2(b)に示すように、遊技用装置(カードユニット20,呼出ランプ装置20’,又は情報表示端末30)から管理装置(中継コンピュータ50又はホールコンピュータ60)に対して閲覧用情報が要求されると、該閲覧用情報を生成するための加工用情報が管理装置において生成され、該生成された加工用情報が管理装置から要求元の遊技用装置に対して送信され、該送信された加工用情報に基づいて閲覧用情報が遊技用装置において生成され、該生成された閲覧用情報が遊技用装置において表示されるものである。従って、第1実施形態に係る遊技用システム1と比較して、下記の点が異なる。
まずホールコンピュータ60の制御部62が、閲覧用遊技情報ではなく加工用遊技情報を生成し、閲覧用稼働状況情報ではなく加工用稼働状況情報を生成する点が異なる。
また中継コンピュータ50の通信部51が、前記閲覧用遊技情報送信手段及び前記閲覧用稼働状況情報送信手段ではなく、加工用遊技情報送信手段及び加工用稼働状況送信手段として機能する点が異なる。ここで通信部51が加工用遊技情報送信手段として機能する場合には、前記指定情報通知手段からの通知に基づいて、指定された閲覧用遊技情報を生成するための情報であって、遊技機別遊技関連情報及び/又は会員個別遊技関連情報に基づいて生成された加工用遊技情報を通知元の遊技用装置(カードユニット20又は呼出ランプ装置20’)に送信すると共に、前記遊技機別遊技関連情報に基づいて生成される閲覧用遊技情報が指定された旨の通知を受信したときに、該通知された閲覧用遊技情報以外の情報が指定された旨の通知を受信するまでの間、前記遊技関連情報更新手段として機能する制御部52により更新された遊技機別遊技関連情報に基づいて生成された加工用遊技情報を通知元の遊技用装置に対して継続的に送信するものであり、ここでは、前記指定情報通知手段からの通知に基づいて、指定された閲覧用遊技情報の基になる遊技機別遊技関連情報が該中継コンピュータ50による収集対象であれば、該指定された閲覧用遊技情報を生成するための情報であって、前記対象遊技機遊技関連情報更新手段により更新された遊技機別遊技関連情報に基づいて生成した加工用遊技情報を通知元の遊技用装置に対して送信し、指定された閲覧用遊技情報の基になる遊技関連情報が該中継コンピュータ50による収集対象でなければ、全遊技機遊技関連情報更新手段により更新された遊技機別遊技関連情報のうち前記指定された閲覧用遊技情報の基になる遊技機別遊技関連情報又は該遊技機別遊技関連情報に基づいて生成された加工用遊技情報をホールコンピュータ60から取得し、該取得した遊技機別遊技関連情報に基づいて生成した加工用遊技情報又は前記取得した加工用遊技情報を通知元の遊技用装置に対して送信する。
また通信部51が加工用稼働状況情報送信手段として機能する場合には、前記指定情報通知手段からの通知に基づいて、指定された遊技機を対象とする閲覧用稼働状況情報を生成するための情報であって、前記稼働状況情報記憶手段に記憶されている各遊技機の稼働状況情報のうちの前記指定された遊技機の稼働状況情報に基づいて生成された加工用稼働状況情報を通知元の遊技用装置(カードユニット20又は呼出ランプ装置20’)に送信すると共に、前記稼働状況情報更新手段として機能する制御部52により更新された該稼働状況情報に基づいて生成された加工用稼働状況情報を通知元の遊技用装置に対して継続的に送信するものであり、ここでは、前記指定情報通知手段からの通知に基づいて、指定された遊技機の稼働状況情報が該中継コンピュータ50による収集対象であれば、前記対象遊技機稼働状況情報更新手段により更新された稼働状況情報に基づいて生成した加工用稼働状況情報を通知元の遊技用装置に対して送信し、指定された遊技機の稼働状況情報が該中継コンピュータ50による収集対象でなければ、全遊技機稼働状況情報更新手段により更新された稼働状況情報又は該稼働状況情報に基づいて生成された加工用稼働状況情報をホールコンピュータ60から取得し、該取得した稼働状況情報に基づいて生成した加工用稼働状況情報又は前記取得した加工用稼働状況情報を通知元の遊技用装置に対して送信する。
なお加工用遊技情報送信手段及び加工用稼働状況情報送信手段として機能する通信部51は、図12に示す指定情報登録DBの登録情報から特定される遊技用装置に対して、加工用遊技情報又は加工用稼働状況情報を送信する。従って、指定された閲覧用遊技情報又は閲覧用稼働状況情報を表示している遊技用装置に対して、更新された遊技関連情報に基づいて生成された加工用遊技情報,又は更新された稼働状況情報に基づいて生成された加工用稼働状況情報を、確実に送信できる。これら加工用遊技情報送信手段及び加工用稼働状況情報送信手段の作用の詳細については後述する。
また遊技用装置(カードユニット20,呼出ランプ装置20’,又は情報表示端末30)の制御部22,22’,32が、閲覧用遊技情報生成手段及び閲覧用稼働状況情報生成手段として機能する点が異なる。ここで制御部22,22’,32が閲覧用遊技情報生成手段として機能する場合には、前記加工用遊技情報送信手段から送信されてきた加工用遊技情報を受信する毎に、該受信した加工用遊技情報に基づいて閲覧用遊技情報を生成する。また制御部22,22’,32が閲覧用稼働状況情報生成手段として機能する場合には、前記加工用稼働状況情報送信手段から送信されてきた加工用稼働状況情報を受信する毎に、該受信した加工用稼働状況情報に基づいて閲覧用稼働状況情報を生成する。ここで前記表示対象指定手段により指定された複数のパチンコ機10の中に当該遊技用装置に対応するパチンコ機10が含まれるときには、当該パチンコ機10を他のパチンコ機10と識別可能な態様で示す閲覧用稼働状況情報を生成する。
なお表示制御手段として機能する遊技用装置(カードユニット20,呼出ランプ装置20’,又は情報表示端末30)の制御部22,22’,32は、閲覧用遊技情報生成手段により生成された閲覧用遊技情報を表示する制御を行うと共に、閲覧用遊技情報生成手段により閲覧用遊技情報が生成される毎に表示手段の表示内容を更新する表示制御を行い、また閲覧用稼働状況情報生成手段により生成された閲覧用稼働状況情報を表示する制御を行うと共に、閲覧用稼働状況情報生成手段により閲覧用稼働状況情報が生成される毎に表示手段の表示内容を更新する表示制御を行う。
以下、第2実施形態に係る遊技用システム1’において、閲覧用遊技情報及び閲覧用稼働状況情報(以下単に「閲覧用情報」という。)が自動的に更新される場合の作用について、図95を参照して説明する。ここでは遊技用装置がカードユニット20である場合について説明する。
まずカードユニット20のディスプレイ25に閲覧用情報が表示される場合について説明する。この場合には、カードユニット20において、各種の閲覧用情報からディスプレイ25に表示する情報が遊技者により指定されると(S11)、該指定された閲覧用情報を特定可能な情報が中継コンピュータ50に対して通知される(S12)。該閲覧用情報を特定可能な情報を受信した中継コンピュータ50においては、図12に示す指定情報登録DBにて、通知元台番号と対応付けて、該受信した閲覧用情報を特定可能な情報(ここでは通知時刻,指定台番号,及び指定データ)が記憶され(S13)、該受信した閲覧用情報を特定可能な情報がホールコンピュータ60に対して送信される。
該閲覧用情報を特定可能な情報を受信したホールコンピュータ60においては、図13〜図16に示す全遊技機DBにて記憶されている遊技関連情報及び/又は稼働状況情報に基づいて、制御部62により該閲覧用情報の基になる加工用情報が生成され(S14’)、該生成された加工用情報が通知元のカードユニット20に対して送信される(S15’)。該加工用情報を受信したカードユニット20においては、該受信した加工用情報に基づいて、制御部22により閲覧用情報が生成され(S16’)、該生成された閲覧用情報がディスプレイ25に表示される(S17’)。
次にカードユニット20のディスプレイ25に表示される閲覧用情報の表示内容が自動的に更新される場合について説明する。この場合には、(a)該閲覧用情報の表示対象となっている遊技機(以下「表示台」という。)が該カードユニット20に対応する遊技機(以下「自台」という。)であるか,(b)表示台が中継コンピュータ50の管理対象であるか,又は(c)表示台が中継コンピュータ50の管理対象でないかで、それぞれ処理が異なる。
まず(a)表示台が自台である場合には、カードユニット20において、更新手段である制御部22により更新されて、図6に示す対応遊技機DBにて記憶されている遊技関連情報及び/又は稼働状況情報に基づいて、対応遊技機閲覧用遊技情報生成手段及び対応遊技機閲覧用稼働状況情報生成手段である制御部22により閲覧用情報が生成され(S21)、該閲覧用情報が生成される毎にディスプレイ25に表示される閲覧用情報の表示内容が自動的に更新される(S22)。このように、該カードユニット20において逐次更新される閲覧用情報に基づいて表示内容が自動的に更新されるので、極めてリアルタイムに近い表示内容の更新が可能となる。
次に(b)表示台が中継コンピュータ50の管理対象である場合には、該中継コンピュータ50において、対象遊技機遊技関連情報更新手段及び対象遊技機遊技関連情報更新手段である制御部52により更新されて、図11に示す対象遊技機DBにて記憶されている遊技関連情報及び/又は稼働状況情報に基づいて、制御部52により閲覧用情報の基になる加工用情報が生成され(S31’)、該生成された加工用情報がカードユニット20に対して送信される(S32’)。この送信は、図12に示す指定情報登録DBの登録情報に基づいて、前記送信間隔毎(ここでは3分毎)に行われる。該加工用情報を受信したカードユニット20においては、該受信した加工用情報に基づいて、制御部22により閲覧用情報が生成され(S33’)、該閲覧用情報が生成される毎にディスプレイ25に表示される閲覧用情報の表示内容が自動的に更新される(S34’)。このように、当該閲覧用情報の基になる遊技関連情報及び/又は稼働状況情報が中継コンピュータ50による収集対象である場合には、該中継コンピュータ50が収集した遊技関連情報及び/又は稼働状況情報に基づいて生成された加工用情報がカードユニット20に対して直接送信され、該送信されてきた加工用情報に基づいて生成された閲覧用情報が該カードユニット20において表示されるので、リアルタイムに近い表示内容の更新が可能となる。
さらに(c)表示台が中継コンピュータ50の管理対象でない場合には、該中継コンピュータ50からホールコンピュータ60に対して閲覧用情報の基になる加工用情報が要求される(S41’)。この要求は、図12に示す指定情報登録DBの登録情報に基づいて、前記送信間隔毎(ここでは3分毎)に行われる。該要求を受信したホールコンピュータ60においては、全遊技機遊技関連情報更新手段及び全遊技機遊技関連情報更新手段である制御部62により更新されて、図13に示す全遊技機DBにて記憶されている遊技関連情報及び/又は稼働状況情報に基づいて、制御部62により該要求された加工用情報が生成され(S42’)、該生成された加工用情報が中継コンピュータ50に対して送信される(S43’)。該加工用情報を受信した中継コンピュータ50においては、該加工用情報が取得され(S44’)、該取得された加工用情報がカードユニット20に対して送信される(S45’)。該加工用情報を受信したカードユニット20においては、該受信した加工用情報に基づいて、制御部22により閲覧用情報が生成され(S46’)、該閲覧用情報が生成される毎にディスプレイ25に表示される閲覧用情報の表示内容が自動的に更新される(S47’)。
なお表示台が中継コンピュータ50の管理対象でない場合には、(c’)に示す処理が行われるようにしても良い。この場合には、該中継コンピュータ50からホールコンピュータ60に対して閲覧用情報の基になる遊技関連情報及び/又は稼働状況情報が要求される(S51’)。この要求は、図12に示す指定情報登録DBの登録情報に基づいて、前記送信間隔毎(ここでは3分毎)に行われる。該要求を受信したホールコンピュータ60においては、全遊技機遊技関連情報更新手段及び全遊技機遊技関連情報更新手段である制御部62により更新されて、図13に示す全遊技機DBにて記憶されている遊技関連情報及び/又は稼働状況情報から、該要求された遊技関連情報及び/又は稼働状況情報が抽出されて中継コンピュータ50に対して送信される(S52’)。該遊技関連情報及び/又は稼働状況情報を受信した中継コンピュータ50においては、該受信した遊技関連情報及び/又は稼働状況情報が取得され(S53’)、該取得された遊技関連情報及び/又は稼働状況情報に基づいて、制御部62により閲覧用情報の基になる加工用情報が生成され(S54’)、該生成された加工用情報がカードユニット20に対して送信される(S55’)。該加工用情報を受信したカードユニット20においては、該受信した加工用情報に基づいて、制御部22により閲覧用情報が生成され(S56’)、該閲覧用情報が生成される毎にディスプレイ25に表示される閲覧用情報の表示内容が自動的に更新される(S57’)。
以上に説明したように、閲覧用情報の表示内容が自動的に更新されるので、遊技者が閲覧用情報の要求操作を繰り返すことなく、該閲覧用情報の推移動向を簡便に把握することができる。また閲覧用情報を表示するための処理が中継コンピュータ50とホールコンピュータ60とに分散されるので、該処理の迅速化が図られる。
上述した閲覧用情報が自動的に更新される場合における中継コンピュータ50の作用について、指定情報登録DBを示す図12を参照して、さらに具体的に説明すると、前記第1実施形態では、中継コンピュータ50からカードユニット20に対して閲覧用情報が送信されたのに対し、この第2実施形態では、中継コンピュータ50からカードユニット20に対して加工用情報が送信される点が異なる。従って、前述したように、中継コンピュータ50において、通知元台番号と対応付けて、指定された閲覧用情報を特定可能な情報が登録されるので、該指定された閲覧用情報を表示しているカードユニット20に対して、更新された遊技関連情報及び/又は稼働状況情報に基づいて生成された加工用情報を確実に継続して送信できる。
なお第2実施形態であっても、遊技用装置のディスプレイに表示される表示内容は、第1実施形態と全く同様であるため、説明は省略する。
[3.変形例]
最後に、本発明の変形例について説明する。
上記の実施形態では、図1に示すように、管理装置として、全体管理装置(ホールコンピュータ60)と中継装置(中継コンピュータ50)が設けられている例について説明したが、これに限らず、該管理装置として、ホールコンピュータ60のみを設けるようにしても良い。この場合には、該ホールコンピュータ60に図12に示す指定情報登録DBが設けられ、該指定情報登録DBの登録情報に基づいて前記送信間隔で情報の送信が行われる。
上記の実施形態では、遊技機であるパチンコ機10がCR式のパチンコ機である例について説明したが、これに限らず、該パチンコ機は現金玉貸機から貸し出されるパチンコ玉を使用して遊技を行う現金式のパチンコ機でも良い。また上記の実施形態では、遊技機であるパチンコ機10が、遊技媒体であるパチンコ玉が外部に払い出される通常のパチンコ機である例について説明したが、これに限らず、該パチンコ機は、例えば遊技媒体であるパチンコ玉が指触不能に封入されると共に入賞口への入賞に応じて遊技結果価値である得点が付与される封入式のパチンコ機や、遊技領域や遊技媒体であるパチンコ玉が画像にて表示されると共に入賞に応じて遊技結果価値である得点が付与される画像式のパチンコ機や、入賞口への入賞に応じて遊技結果価値であるクレジットが加算されるクレジット式のパチンコ機であっても良い。
上記の実施形態では、普通有利状態が、普通可変表示装置11aにおける可変表示動作の時間が通常時よりも短縮される時短状態である例について説明したが、これに限らず、該普通有利状態は、普通可変表示装置11aにおいて予め定められた特定の表示態様になる確率が通常確率から高確率に変動する普通図柄確率変動状態や、可動部材11eが第1の状態で維持される時間が延長される開放時間延長状態でも良く、また時短状態と開放時間延長状態の組み合わせや、普通図柄確率変動状態と開放時間延長状態の組み合わせでも良い。
上記の実施形態では、図4(b)に示すように、普通可変入賞球装置が、第2の状態においてパチンコ玉を受け入れ難い状態となる可動部材11eである例について説明したが、これに限らず、該普通可変入賞球装置は、第2の状態においてパチンコ玉を受け入れない状態となるものでも良い。具体的には、例えば遊技領域11に開閉可能な小孔を設け、第1の状態では該小孔が開いてパチンコ玉を受け入れ易くなり、第2の状態では該小孔が閉じてパチンコ玉を受け入れなくなるものでも良い。
上記の実施形態では、遊技機であるスロットマシン10’が、遊技媒体であるメダルが外部に払い出される通常のスロットマシンである例について説明したが、これに限らず、該スロットマシンは、例えば遊技媒体であるメダルが外部に払い出されることなく遊技可能なクレジット式のスロットマシンや、遊技媒体としてパチンコ玉を使用して遊技可能なスロットマシン(いわゆるパチロット)や、メダルを用いることなく得点データを使用して遊技可能なスロットマシンや、リールが画像にて表示される画像式のスロットマシン等であっても良い。
上記の実施形態では、パチンコ機10に対応して設けられる遊技用装置がカードユニット20である例について説明したが、これに限らず、該遊技用装置は呼出ランプ装置20’であっても良い。またスロットマシン10’に対応して設けられる遊技用装置が呼出ランプ装置20’である例について説明したが、これに限らず、該遊技用装置はカードユニット20であっても良い。
上記の実施形態では、図6に示すように、確変中又は時短中に大当りが発生したときに継続回数が加算される例について説明したが、これに限らず、所定のスタート回数以内に大当りが発生した場合に連チャン(いわゆる保留連チャン,数珠連チャン)としても継続回数が加算されるものでも良い。
上記の実施形態では、図12に示すように、閲覧用遊技情報や閲覧用稼働状況情報の送信間隔が3分毎である例について説明したが、これに限らず、該送信間隔は、中継コンピュータ50の処理能力に応じて前述の如く任意に設定可能であり、遊技関連情報や稼働状況情報の更新毎(即ちリアルタイム)と設定するのが最も好ましい。
上記の実施形態では、図15に示すように、遊技機(パチンコ機10)のMAXデータとして、各遊技機における大当り回数が最高値を記録したときの日付及びデータが記憶される例について説明したが、これに限らず、該MAXデータとして、各遊技機におけるMAX継続回数が最高値を記録したときの日付及びデータや、各遊技機における出玉数が最高値を記録したときの日付及びデータが記憶されるようにしても良い。これらの場合においては、図34(a)(b)に示すMAXデータ履歴表示画面では、該記憶されているMAXデータに基づく閲覧用遊技情報が表示される。
上記の実施形態では、図27に示すように、3種類のキャラクタ(ノーマル夢夢チャン,チアガール夢夢チャン,又は応援団夢夢チャン)のうちからキャラクタ演出を行うキャラクタを選択できる例について説明したが、これに限らず、該キャラクタ演出を行うキャラクタは4種類以上の複数種類のキャラクタから選択できるようにしても良い。またキャラクタ演出を行うキャラクタとして1種類のキャラクタのみが設定されて、該キャラクタによりキャラクタ演出が行われるようにしても良い。さらにサブキャラクタも選択できるようにしても良い。
上記の実施形態では、図41〜図44,及び図47〜図49等に示すように、出玉数(あるいは獲得枚数)に応じてメインキャラクタによるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出が行われる例について説明したが、これに限らず、払出玉数(あるいは付与枚数)に応じてメインキャラクタによるキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出が行われるようにしても良い。即ち遊技者が遊技により獲得した獲得価値の大きさに応じてキャラクタ演出及びキャラクタ発展演出が行われるものであれば良い。
上記の実施形態では、払出玉情報が集計された払出玉数−打込玉情報が集計された打込玉数の式で出玉数が算出される例について説明したが、これに限らず、遊技機に対応して遊技媒体を計数する各台計数機を設け、該各台計数機による計数値を出玉数としても良い。
上記の実施形態では、図47〜図49等に示すように、出玉数(あるいは獲得枚数)に基づく順位情報から特定される順位に応じたキャラクタ演出が表示される例について説明したが、これに限らず、例えば大当り回数や継続回数に基づく順位情報から特定される順位に応じたキャラクタ演出が表示されるようにしても良い。即ち遊技関連情報に基づく順位情報から特定される順位に応じたキャラクタ演出が表示されるものは、本発明に含まれる。
上記の実施形態では、台マップモードにおいて、図36に示すようにして遊技者によりある機種が選択されたときに、図37又は図96に示すようにして該選択された機種に属する遊技機(パチンコ機10,スロットマシン10’)の稼働状況情報を示す台マップ表示画面が表示される例について説明したが、これに限らず、以下のようにして、ある遊技島に属する遊技機の稼働状況情報を示す台マップ表示画面が表示されるようにしても良い。
即ち図29(a)に示す台データ&個人データ選択画面,又は図29(b)に示す台データ選択画面で、遊技者により「台マップ」ボタンが操作され、「表示」ボタンが操作されると、台マップモードになり、図98(a)に示す遊技島選択画面がディスプレイ25に表示される。この図98(a)では、表示台が属する遊技島のを選択するための仮想的な遊技島選択ボタンが遊技場レイアウトに従って表示されると共に、仮想的な「戻る」ボタン,及び「MENU」ボタンが表示される。
この図98(a)で、遊技者により遊技島選択ボタンのいずれか(ここでは「15番島」ボタン)が操作されると、該操作された遊技島選択ボタンに対応する遊技島に属する遊技機が表示台として指定され、指定データが台マップである旨,及び表示台(ここでは15番島)を示す情報が、閲覧用稼働状況情報を特定可能な情報として中継コンピュータ50に対して通知される(図30のS12)。
該閲覧用稼働状況情報を特定可能な情報を受信した中継コンピュータ50においては、図30のS13の処理が行われ、該受信した閲覧用稼働状況情報を特定可能な情報がホールコンピュータ60に対して送信される。また該閲覧用稼働状況情報を特定可能な情報を受信したホールコンピュータ60においては、図30のS14及びS15の処理が行われる。具体的には、図13に示す全遊技機DBにて記憶されている台データから、表示台である15番島に属する286番台〜335番台について、本日の稼働状況,及び大当り回数の各データが抽出され、該抽出されたデータに基づいて閲覧用稼働状況情報が生成され、該生成された閲覧用稼働状況情報が通知元のカードユニット20に対して送信される。
該閲覧用稼働状況情報を受信したカードユニット20においては、該受信した閲覧用稼働状況情報に基づいて、図98(b)に示す台マップ表示画面がディスプレイ25に表示される。この図98(b)では、15番島の遊技島レイアウトが表示され、該遊技島レイアウト上において、各パチンコ機10の台番号を示す台番号ボタンと対応付けて、該受信した閲覧用稼働状況情報である大当り回数が表示されると共に、時短中を含む複数種類の稼働状況(確変中であるか,大当り中であるか,時短中であるか,遊技中であるか,又は空台中であるか)が識別可能な態様で示される。なお一画面中に表示しきれないパチンコ機10については、遊技者により仮想的なスクロールバーが操作されると表示される。
また複数の表示台の中に通知元のカードユニット20に対応するパチンコ機10(ここでは300番台)が含まれるときには、当該パチンコ機10が他のパチンコ機10とは識別可能な態様で(ここでは太枠で囲って)示されるので、遊技者が遊技を行っている遊技機の稼働状況を一見して把握でき、当該遊技機の稼働状況と他の遊技機の稼働状況との比較が容易になる。
このように、表示台が属する遊技島の稼働状況情報が一画面上に表示されるので、遊技者は表示台と該表示台が属する遊技島にある他の遊技機との位置的な相関関係を把握できる。特に表示台が通知元のカードユニット20に対応するパチンコ機10(即ち自台)であるときには、該自台が属する遊技島にある他の遊技機の台番号を確認しなくても、当該他の遊技機の稼働状況情報を確認することができる。
なお台マップ表示画面が自動更新される点,稼働状況(ここでは大当り回数)が更新されるときに該更新されるパチンコ機10の台番号及び更新後の大当り回数と共に大当りが発生した旨が所定時間POP表示される点,カードユニット20又は呼出ランプ装置20’にて表示される台マップ表示画面では、空台報知登録が可能である点,及び情報表示端末30にて表示される台マップ表示画面では、空台報知登録が不可能であると共に、自台と他台の識別表示が行われない点は、前記実施形態と同様である。
また図示しないが、台マップ表示画面において、図98に示す如く表示台が属する遊技島のみならず、該表示台に対向する遊技島の稼働状況情報も表示されるようにしても良い。これによれば、表示台が属する遊技島の稼働状況情報と共に、該表示台に対向する遊技島の稼働状況情報も一画面上に表示されるので、遊技者は表示台と該表示台が属する遊技島及び該表示台に対向する遊技島にある他の遊技機との位置的な相関関係を把握できる。特に表示台が通知元のカードユニット20に対応するパチンコ機10(即ち自台)であるときには、該自台が属する遊技島及び該自台に対向する遊技島にある他の遊技機の台番号を確認しなくても、当該他の遊技機の稼働状況情報を確認することができる。
上記の実施形態では、図37,図96,又は図98に示すように、遊技者により台番号ボタンのいずれかが操作されると、前述したデータ一覧モードになり、該操作された台番号ボタンに対応する遊技機(パチンコ機10,スロットマシン10’)の閲覧用遊技情報が表示される例について説明したが、これに限らず、該データ一覧モードにおいて、前記操作された台番号ボタンに対応する遊技機を少なくとも含む所定数の遊技機(例えば前記操作された台番号ボタンに対応する遊技機の前後の遊技機を含む合計3台の遊技機)の閲覧用遊技情報が表示されるようにしても良い。これによれば、少なくとも選択された遊技機を含む閲覧用遊技情報が表示されるので、遊技者は該閲覧用遊技情報を容易に確認することができる。また、ここで表示される閲覧用遊技情報には、図37,図96,又は図98で示されていた大当り回数とは異なり、確変回数,大当り確率,及びMAX継続回数が含まれるので、遊技者は台マップ表示画面とは異なる閲覧用遊技情報をさらに確認することができる。
上記の実施形態では、図38(a)に示すように、ある遊技機(パチンコ機10)について空台報知登録をする例について説明したが、これに限らず、ある機種について空台報知登録をして、該機種に属する遊技機のいずれかで空台が発生したときに空台報知が行われるようにしても良い。
上記の実施形態では、図49に示すように、現在の店内出玉数ランキングに基づく画面が表示される例について説明したが、これに限らず、例えば現在の機種内出玉数ランキングや島内出玉数ランキングに基づく画面が表示されるようにしても良い。この場合において、表示対象となる機種又は島に属する遊技機(パチンコ機10,スロットマシン10’)が中継コンピュータ50の管理対象であるときには、該中継コンピュータ50からランキングを取得して表示内容を更新する。
上記の実施形態では、MENU画面において「演出表示」ボタンが操作されたときに、図66〜図71に示すリーチ演出や大当り演出が行われる例について説明したが、これに限らず、各データ表示画面(一覧データ表示画面や台マップ表示画面等)に割り込んでリーチ演出や大当り演出が行われるようにしても良く、また図75に示すように、テレビ画像表示画面に割り込んでリーチ演出や大当り演出が行われるようにしても良い。
上記の実施形態では、図75に示すように、画像配信装置70から配信されて表示される所定画像がテレビ画像である例について説明したが、これに限らず、該所定画像は、例えばビデオ画像でも良い。
上記の実施形態では、図99(a−1)に示すように、画像配信装置70からホールコンピュータ60を介して各遊技用装置(カードユニット20,呼出ランプ装置20’)にテレビ画像が配信される例について説明したが、これに限らず、図99(a−2)に示すように、ホールコンピュータ60を介さずに画像配信装置70からハブ(分配器)を介して各遊技用装置にテレビ画像が配信されるようにしても良く、この場合には、テレビ使用条件の判定を遊技用装置において行うようにしても良く、またホールコンピュータ60において行われたテレビ使用条件の判定結果が遊技用装置又は画像配信装置70に記憶されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図99(b−1)に示すように、ホールコンピュータ60から各遊技用装置(カードユニット20,呼出ランプ装置20’)に対して、テレビ画像と、大当り報知又は宣伝情報とが、それぞれ別個に配信される例について説明したが、これに限らず、図99(b−2)に示すように、ホールコンピュータ60において、テレビ画像と大当り報知の合成画像,及びテレビ画像と宣伝情報の合成画像を生成し、該生成された合成画像が各遊技用装置に対して配信されるようにしても良い。