JP4569897B2 - 携帯端末装置およびプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、外部機器としてのカード処理装置との間で無線通信を行う非接触ICカード処理部を備えた携帯端末装置およびプログラムに関する。
従来、現金、クレジットカードに代わるカード型電子貨幣としては、たとえば、ICカードに記録されている電子財布の残高を記号で表示するようにした電子財布残高表示システムが知られている(特許文献1参照)。また、非接触ICカード内の電子マネーが更新(減額)された際に、その残高が少なくなった旨をサーバ経由でその利用者所持の携帯電話に対して電子メールで通知するようにした決済情報通知サービスサーバが知られている(特許文献2参照)。
特開平8−287169号公報 特開2004−030271号公報
しかしながら、上述した特許文献1にあっては、暗証番号の入力操作に応答してカード残高を記号表示することによって、カード残高を第三者に知られることなく、何時でも何処でも確認可能であるが、入力操作を前提として残高を記号で表示するものであった。また、上述した特許文献2にあっては、残高が少なくなったことを前提としてメール通知を行うものであり、残高が少なくなったことを知ることができたとしても、支払い金額がその範囲内の金額であればよいが、それを超える金額であったり、予想外の出費などでは、その不足分を現金で支払うことになる。
この発明の課題は、非接触ICカード処理部によって金銭支払いを実行する際に、実残高から予備金額を差し引いた金額を仮残高として表示出力させてその残高の範囲内での支払いに制限できるようにすることである。
請求項1記載の発明は、外部機器としてのカード処理装置との間で無線通信を行う非接触ICカード処理部を備えた携帯端末装置であって、前記非接触ICカード処理部にて支払いが可能な実残高のほかに、最低限残しておきたい予備金額を記憶する金額記憶手段と、前記実残高から前記予備金額を差し引いた金額を仮残高として表示出力させるか、前記実残高をそのまま表示出力させるかを制御する表示制御手段と、前記非接触ICカード処理部によって金銭支払いを実行する際に、現在表示されている前記仮残高の範囲内での支払いに制限する支払い制限手段とを具備したことを特徴とする。
さらに、コンピュータに対して、上述した請求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項12記載の発明)。
なお、「実残高」とは、非接触ICカード処理部を介して支払い可能な電子マネーの入金出金を管理する電子マネーの残高を意味し、また、「予備金額」は、使い過ぎ防止あるいは非常用等のために最低限残しておきたい金額を意味し、また、外部機器としての[カード処理装置]は、たとえば、コンビニエンスストアなどの店舗、駅の構内、金融機関などに設置されているICカードリーダライタであり、ICカードリーダライタ付きの会計端末装置、ICカードリーダライタ付きの電子マネー入金装置等である(以下、同様)。ここで、入金元として予め登録されている金融機関側の登録口座からネットワーク経由で引き落とした金額を、非接触ICカード処理部を介して受信取得して「電子財布」に入金するようにしてもよい。
なお、請求項1記載の発明は次のようなものであってもよい。
前記支払い制限手段は、前記仮残高の範囲内に制限されている状態において、この残高制限の解除指示を受けた際に、前記実残高の範囲内での支払いを許可する(請求項2記載の発明)。
前記表示制御手段は、支払い金額が前記仮残高以下となった場合、仮残高が表示出力される状態から実残高が表示出力される状態に切り替わるように制御する(請求項3記載の発明)。
前記予備金額を任意に入力して前記金額記憶手段に設定する(請求項記載の発明)。
この場合、前記予備金額を設定する際に、前記実残高との相関関係に応じて設定可能な金額範囲を案内出力するようにしてもよい(請求項記載の発明)。
前記表示制御手段は、仮残高と実残高とを識別可能に表示出力させる(請求項記載の発明)。
前記残高制限の解除指示を利用者から受けた際に、予め登録されている正規なユーザか否かを認証するためのユーザ認証処理を実行し、正規なユーザであることを確認した際に、当該残高制限を解除して前記実残高を表示出力させる(請求項記載の発明)。
前記仮残高に対応付けてその警告残高を任意に設定する設定手段と、仮残高とその警告残高とを比較することよって仮残高が警告残高以下に達したか否かを判別する判別手段と、この判別手段によって警告残高以下に達したことが判別された際に、その旨を警告報知する報知手段とを設ける(請求項記載の発明)。
前記残高制限の解除指示に応答して実残高表示に切り換えると共に、予め設定されている設定時間を経過したか否かを監視する監視動作を開始し、この設定時間が経過したことが検出された時点で実残高表示から仮残高表示に戻す(請求項記載の発明)。
ここで、前記実残高表示から仮残高表示に戻された際に、実残高から前記予備金額を差し引いた仮残高が負の値になった場合には、仮残高表示としてゼロ表示を行うようにしてもよい(請求項10記載の発明)。
前記非接触ICカード処理部によって金銭支払いを実行する際に、前記支払い制限手段は、支払い金額と仮残高とを比較することによって支払い金額が仮残高を超えるか否かを判別し、仮残高を超える場合には、予め登録されている正規なユーザか否かを認証するユーザ認証処理を実行し、正規なユーザであることを条件に残高制限の解除指示を行って前記実残高の範囲内での支払いを許可する(請求項11記載の発明)。
請求項1記載の発明によれば、非接触ICカード処理部にて支払いが可能な実残高のほか、最低限残しておきたい予備金額が記憶管理されている状態において、非接触ICカード処理部によって金銭支払いを実行する際に、現在表示されている仮残高の範囲内での支払いに制限するようにしたから、仮残高の範囲内での支払いに制限できる。したがって、普段は仮残高が表示されてその範囲内での支払いに制限されるので使い過ぎを効果的に抑制できると共に、実残高を第三者に盗み読みされることもなくプライバシィ保護の面でも安全である
請求項2記載の発明によれば、仮残高の範囲内に制限されている状態において、この残高制限の解除指示を受けた際に、実残高の範囲内での支払いを許可するようにした。したがって、予想外の出費などの非常時には実残高範囲内での支払いが許可されるので不測の事態にも対応が可能となるなど、実用効果の高いものとなる。
請求項3記載の発明によれば、支払い金額が前記仮残高以下となった場合、仮残高が表示出力される状態から実残高が表示出力される状態に切り替わるように制御される。従って、予想外の出費などの非常時には実残高が表示されてその実残高範囲内での支払いが許可されるので不測の事態にも対応が可能となるなど、実用効果の高いものとなる。
請求項記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、予備金額を任意に設定可能としたから、利用者が希望する額を予備金額として任意に設定することができ、必要に応じてその設定金額を何時でも自由に変更することが可能となる。
なお、予備金額を入力設定する際には、たとえば、実残高の1/3、1/4などのように、その割合を入力設定するようにしてもよく、その入力設定の仕方は任意である。また、予備金額を設定する際には、現時点の実残高を案内表示するようにしてもよい。
この場合、予備金額を任意に設定する際に、実残高との相関関係に応じて設定可能な金額範囲を案内出力するようにすれば(請求項記載の発明)、実残高に対して適切な金額を予備金額として設定することができる。たとえば、実残高の「1/3以下、1,000円以上」を設定可能な金額範囲として案内するようにすれば、実残高が「30,000円」であれば、金額範囲は、「10,000円〜1,000円」となる。この際、実残高が「3,000円」未満であれば、残高不足として認識し、入金を促す案内を報知するようにしてもよい。
請求項記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、仮残高と実残高とを識別可能に表示出力するようにしたから、たとえば、仮残高か実残高かに応じて表示色、表示サイズ、表示位置などを変化させたり、特別なマークを付与するようにすれば、残高表示を確認するだけで、仮残高か実残高かを容易に知ることができる。
請求項記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、残高制限の解除指示を利用者から受けた際に、予め登録されている正規なユーザか否かを認証するためのユーザ認証処理を実行し、正規なユーザであることを確認した際に、当該残高制限を解除して実残高を表示出力させるようにしたから、第三者に実残高を盗み読みされるのを防ぐことができるほか、携帯端末を紛失したような場合でも仮残高の範囲内の損害に留めることが可能となる。
請求項記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、仮残高に対応付けてその警告残高を任意に設定しておき、仮残高が警告残高以下に達した際に、その旨を警告報知するようにしたから、非常時用として用意してある予備金を使い切る手前で警告報知を行うことができると共に、所望する金額での警告が可能となる。
請求項記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、残高制限の解除指示に応答して実残高表示に切り換えると共に、予め設定されている設定時間を経過したか否かを監視する監視動作を開始し、この設定時間が経過したことが検出された時点で実残高表示から仮残高表示に戻すようにしたから、残高制限が解除されても、実残高表示は一時的なものとなり、直ぐに元の仮残高表示に復帰させることができる。
ここで、実残高表示から仮残高表示に戻された際に、実残高から予備金額を差し引いた仮残高が負の値になった場合には、仮残高表示としてゼロを表示するようにしたから(請求項10記載の発明)、仮残高不足を知ることができる。
請求項11記載の発明によれば、上述した請求項1記載の発明と同様の効果を有する他、非接触ICカード処理部によって金銭支払いを実行する際に、支払い金額と仮残高とを比較することによって支払い金額が仮残高を超えるか否かを判別し、仮残高を超える場合には、予め登録されている正規なユーザか否かを認証するユーザ認証処理を実行し、正規なユーザであることを条件に残高制限の解除指示を行って実残高の範囲内での支払いを許可するようにしたから、仮残高不足となっても、実残高の範囲内での支払いが可能となり、非常時用としての予備金を使うことが可能となる。
以下、図1〜図8を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、この実施例における携帯電話装置の基本的な構成要素を示したブロック図である。
この携帯電話装置は、通話機能、メール機能以外の付加機能として、カメラ撮影機能、インターネット機能、録音機能のほか、電子財布(電子マネー)機能を装備している。この電子マネー機能は、非接触ICカード処理部にて支払いが可能な実残高(カード残高)から使い過ぎ防止あるいは非常用等のために最低限残しておきたい予備金額を差し引いた金額を仮残高として表示する表示形式(通常の表示形式)と、実残高(カード残高)をそのまま表示する表示形式(例外的な表示形式)とを有し、通常は仮残高を表示出力させて仮残高の範囲内での支払いに制限するようにし、この残高制限の解除指示を受けた際に、この制限を解除して実残高を表示出力させて実残高の範囲内での支払いを許可するようにしたものである。
なお、この実施例の特徴部分を詳述する前に、この実施例のハードウェア上の構成について以下、説明しておく。
CPU1は、記憶部2内の各種のプログラムに応じてこの携帯電話装置の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶部2は、不揮発性メモリ(内部メモリ)であり、たとえば、ROM(フラッシュメモリなど)によって構成され、プログラム領域とデータ領域とを有し、このプログラム領域には、後述する図3〜図7に示す動作手順に応じて本実施例を実現するためのプログラムが格納されている。メモリ(たとえば、RAM)3は、ワーク領域を有する内部メモリであり、また、メモリカード4は、着脱自在な記録メディアであり、たとえば、スマートメディア、ICカードなどによって構成され、RAM3との間において画像データなどの授受が行われる。
CPU1には、通信データ処理部5、オーディオインターフェイス6が接続されており、アンテナ7からの受信電波が無線部8によって検波、復調されると共にデジタル変換されて通信データ処理部5に与えられると、通信データ処理部5は、通話呼出、メール受信、インターネット受信かを判別し、通話呼出あるいはメール受信であれば、CPU1は、音源IC部9に設定されている着信音を読み出してアンプ(AMP)10に与え、報知用スピーカ11から着信音を発生出力させると共に、表示制御部12を介して報知用LED13を点滅駆動させる。
CPU1は、通話呼出であれば、オンフック操作(応答操作)に応じて通話相手先との接続が確立されると、通信データ処理部5からの音声データをオーディオインターフェイス6を介して音声スピーカ14から発生出力させる。この場合、マイクロホン15からの入力音声は、オーディオインターフェイス6、通信データ処理部5を介して無線部8に与えられて変調された後にアンテナ7から発信出力される。また、後で詳述するが、CPU1は、ネットワーク(移動体通信網、インターネット網)を介して金融機関側(銀行、郵便局など)の端末装置(図示せず)に接続された際に、自己の登録口座から引き落とし金額を受信取得して電子財布に入金する処理を行うようにしている。
一方、CPU1には、その入出力周辺デバイスであるキー操作部16が接続されていると共に、表示制御部12を介してメイン表示部17、サブ表示部18、報知用LED13が接続されているほか、さらには、カメラ撮像部19、非接触ICカード処理チップ20が接続されている。カメラ撮像部19は、撮影レンズ、ミラー等のレンズ・ミラーブロック、CCDイメージセンサ等の撮像素子、その駆動系のほか、測距センサ、光量センサ、アナログ処理回路、信号処理回路、圧縮伸張回路等を備えたもので、光学ズームを調整制御したり、オートフォーカス時の駆動制御、シャッター駆動制御、露出、ホワイトバランス等を制御する。
ICカード処理チップ20は、電子マネー機能を構成するもので、電子マネー機能のオン/オフ操作に応じて、動作可能状態/不可能状態に設定される。このICカード処理チップ20は、非接触ICカードが持つ基本的な機能を備え、予め入金されたカード残金が記録されている。このICカード処理チップ20は、専用CPU20A、メモリ部20B、アンテナ部20Cを有し、外部端末装置としてのカード処理装置(ICカードリーダライタ)30との間で微弱電波によって近距離通信が行われる。メモリ部20Bは、たとえば、フラッシュメモリなどによって構成され、残高メモリ、更新履歴メモリを有している。なお、アンテナ部20Cは、電波を送受信するもので、ICカードリーダライタ30からの受信電波によって誘起される起電力を非接触ICカードの動作電力として利用してもよいが、携帯電話側の電源部から非接触ICカードの動作電力を得るようにしてもよい。
ICカード処理チップ20は、ICカードリーダーライタ30からの受信電波を検出すると、カード残高を読み出してアンテナ部20Cから発信出力させる。この場合、ICカードリーダーライタ30は、会計端末装置、電子マネー入金装置(図示せず)などに接続されており、ICカード処理チップ20から受信取得したカード残金から今回の取引金額(請求金額)が減算されてカード残高の更新が行われると、この更新後の新たなカード残高をそのアンテナ(図示せず)から発信出力させる。ここで、ICカード処理チップ20は、ICカードリーダーライタ30から更新後の新たなカード残高を受信取得すると、この更新後の新たなカード残高をメモリ部20Bに記憶保持する。なお、ICカード処理チップ20側にはカード専用CPU21を設けたが、このカード専用21に代わって携帯電話側のCPU1がその動作を制御するようにしてもよい。
図2は、電子マネー管理情報21の構成を示した図である。
この電子マネー管理情報21は、RAM3に記憶されており、「登録暗証番号」、「実残高」、「予備金額」、「残金表示選択フラグ」、「仮残高アラーム金額」、「表示用残高」の各項目を有する構成となっている。「登録暗証番号」は、ユーザ自身による入力操作かを確認する本人確認用として予め任意に設定登録されたもので、たとえば、4桁構成の数値列データである。CPU1は、本人確認を行う際に、暗証番号の入力を促すための案内メッセージを表示出力させ、これに応答してキー入力された入力暗証番号と「登録暗証番号」とを照合することによってユーザ認証を行うようにしている。
「実残高」は、ICカード処理チップ20にて支払いが可能な現時点までのカード残高であり、CPU1は、ICカード処理チップ20のメモリ部20Bに記憶されている「カード残高」が支払いに伴って減額されたり、入金に伴って増額されると、それに応じて電子マネー管理情報21の「実残高」が更新される。また、金融機関側の登録口座からネットワーク経由で引き落とした金額が「実残高」に加算されると、ICカード処理チップ20の「カード残高」もそれに応じて増額更新される。つまり、残高更新に応じて「実残高」と「カード残高」とが同一金額となるように連動するようにしている。
「予備金額」は、使い過ぎ防止あるいは非常用等のために最低限残しておきたい予備金額であり、「実残高」の範囲内において任意に設定されたもので、図示の例では、実残高:23,250円)に対して予備金額として「20,000円」が設定されている場合を示している。「残金表示選択フラグ」は、「実残高」をそのまま表示するか、「実残高」から「予備金額」を差し引いた金額を「仮残高」として表示するかの表示形式を示すためのフラグであり、このフラグがオフ“0”の場合には、実残高の表示形式であることを示し、フラグがオン“1”の場合には、仮残高の表示形式であることを示している。「仮残高アラーム金額」は、仮残高が少なくなったことを警告報知させるための警告金額として任意に設定されたもので、図示の例では、“2,000円”を設定した場合を示している。また、「残金表示選択フラグ」に応じた表示形式で残高表示を行うために、「表示用残高」には「実残高」あるいは「仮残高」が表示用のデータとしてセットされる。
次ぎに、この実施例における携帯電話装置の動作概念を図3〜図7に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、このフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体の他に、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施例特有の動作を実行することもできる。
図3は、電源投入に伴って実行開始される携帯電話装置の全体動作を示したフローチャートである。
先ず、CPU1は、電源オンに伴って待受モードとなり、予め設定されている壁紙用の修飾画像を読み出してメイン表示部17に表示出力させる(ステップA1)。この待受画面が表示されている待受状態において、通話/メール着信を検出すると(ステップA2でYES)、着信報知・操作対応処理が実行される(ステップA3)。すなわち、報知用スピーカ11から着信音を出力させると共に、報知用LED13を点滅駆動させて着信報知を行うほか、電話着信時には、オンフック操作(応答操作)に応じて通話可能状態となり、通話を切る操作が行われるまで通話可能状態が継続され、また、メール受信時には、受信メールをメールボックスに格納する処理が行われる。その後、ステップA1に戻って待受状態となる。
また、通話/メール発信が指示されると(ステップA4でYES)、発信操作対応処理が実行される(ステップA5)。この場合、通話発信であれば、電話番号入力処理が行われ、この電話帳から任意に選択された電話番号あるいはキー操作によって直接入力された電話番号を発信出力させた後、通話を切る操作が行われるまで通話相手先との通信確立に応じて通話可能状態となり、メール発信時に電話帳から相手先のメールアドレスが選択指定されると、そのアドレス宛に作成メールが発信出力される。また、カメラ撮影が指示されると(ステップA6でYES)、カメラ撮像部19から撮影画像を取得してファイル形式でメモリ3、メモリカード4に記録保存させる(ステップA7)。
ここで、電子マネー機能がオン設定(動作可能な状態に設定)されていることが検出されると(ステップA8でYES)、後述する電子マネー管理処理の実行に移るが(ステップA9)、電子マネー機能がオフ設定されている場合には(ステップA8でNO)、電子マネー管理処理はスキップされてステップA10に移り、その他の処理が実行される。たとえば、操作キーに対応する処理としては、インターネット接続、メール作成、電話帳登録、画像再生処理などが実行される。
図4〜図7は、図3の電子マネー管理処理(ステップA9)を詳述するためのフローチャートである。
先ず、CPU1は、ユーザ操作によって電子マネー管理情報21の設定(予備金額およびアラーム金額の設定)が指示された際には(図4のステップB1でYES)、電子マネー管理情報21の設定処理の実行に移る。すなわち、先ず、本人確認を行うために暗証番号の入力を促すための案内メッセージを表示出力させ、それに応答して暗証番号がキー入力されると(ステップB2)、CPU1は、電子マネー管理情報21の「登録暗証番号」と今回入力された「暗証番号」とを照合して本人確認を行い(ステップB3)、その結果、暗証番号の不一致が検出されて認証NGであると認識した際には(ステップB4)、暗証番号の再入力を受け付けるためにステップB2に戻るが、暗証番号が一致して認証OKと認識した場合には(ステップB4)、電子マネー管理情報21の設定を許可する。
ここで、CPU1は、電子マネー管理情報21の「残金表示選択フラグ」を参照し、そのオン/オフ状態を調べ(ステップB5)、このフラグがオン“1”であれば、つまり、仮残高の表示形式であれば、設定済みの内容を変更する場合であると認識してその旨の案内メッセージを表示するほかに、「実残高」と共に、設定済みの各データ、つまり、「予備金額」および「アラーム金額」を読み出して案内表示させる(ステップB6)。その際、CPU1は、「実残高」から「予備金額」として設定可能な金額の範囲を特定し、これを「設定可能範囲」として案内表示するようにしている。
すなわち、CPU1は、実残高との相関関係に応じて「予備金額」として設定可能な金額範囲を案内表示する際に、たとえば、実残高の「1/3以下、1,000円以上」を金額範囲とすれば、実残高が「30,000円」のときには、「設定可能範囲」として「10,000円〜1,000円」を特定して案内表示させる。その際、実残高が「3,000円」未満であれば、残高不足として認識し、入金を促す案内を報知するようにしてもよい。
また、CPU1は、「残金表示選択フラグ」がオフ“0”であれば、つまり、実残高の表示形式であれば(ステップB5)、残金表示選択フラグをオフからオン“1”に切り換えた後に(ステップB7)、新規設定であると認識してその旨の案内メッセージを表示出力させる (ステップB8)。
この状態において、ユーザ操作によって任意の「予備金額」がキー入力されると(ステップB9)、この入力金額は、「設定可能範囲」内か否かを調べ(ステップB10)、その範囲外であれば、ステップB9に戻って再入力を促すが、設定可能範囲内であれば、入力金額を「予備金額」として電子マネー管理情報21の対応位置に変更設定あるいは新規設定する(ステップB11)。次ぎに、ユーザ操作によって任意の「仮残高アラーム金額」が入力されると(ステップB12)、この入力金額を「仮残高アラーム金額」として電子マネー管理情報21の対応位置に変更設定あるいは新規設定する(ステップB13)。このように電子マネー管理情報21の設定を行った後は、その「残金表示選択フラグ」がオンされているので、現時点の「仮残高」が表示出力される(ステップB14)。
一方、買い物などの会計時において、利用者は、キー入力によって金銭支払いを指示すると、図5のステップB15でそのことが検出されてステップB16に移り、CPU1は、携帯電話をICカードリーダライタ30付きの会計端末装置に接近させる旨の案内メッセージを表示出力させた後、会計端末装置とICカード処理チップ20との無線通信によって今回取引分の請求金額(支払い金額)を受信取得する(ステップB17)。そして、電子マネー管理情報21の「実残高」から「予備金額」を減算した金額を仮残高として求め(ステップB18)、請求金額(支払い金額)は、この仮残高の範囲内か、つまり、仮残高で支払い可能な金額かを判別する(ステップB19)。
たとえば、図8(A)に示すように、「実残高」が“23,250円”で、「予備金額」が“20,000円”であれば、仮残高は、“23,250円−20,000円=3,250円”となる。ここで、請求金額(支払い金額)が“2,000円”であれば、仮残高で支払い可能となる。このように仮残高で支払い可能であれば(ステップB19でYES)、会計端末装置とICカード処理チップ20との無線通信によって、今回取引分の請求金額に応じてICカード処理チップ20のカード残高が減額更新されると、CPU1は、この請求金額分(支払い金額)を電子マネー管理情報21の「実残高」から減額更新する(ステップB20)。これによって、図8(B)に示すように「実残高」は、“23,250円−2,000円=2,1250円”となる。
そして、支払い後(更新後)の「実残高」から「予備金額」を減算した金額を仮残高として求め(ステップB21)、この仮残高を「表示用残高」にセットすることによって当該仮残高を表示出力させる(ステップB22)。ここで、仮残高の表示時と実残高の表示時とは、その表示色および表示位置が異なり、仮残高表示と実残高表示とを識別可能としている(以下、同様)。なお、仮残高と実残高とを識別表示する場合、点滅/点灯表示で行ったり、表示位置などを変化させたり、特別なマークを付与するようにしてもよく、識別表示の仕方は任意である。この場合、図8(B)に示すように、仮残高は、“2,1250円円−20,000円=1,250円”となる。そして、仮残高は、「アラーム金額」以上かを判別するが(ステップB23)、この場合、「アラーム金額」が“2,000円”で、「アラーム金額」未満であるため、報知用スピーカ11からアラーム音を出力させると共に、報知用LED13を点滅駆動させて警告報知を行う(ステップB24)。
また、仮残高で支払い不可能である場合には(ステップB19でNO)、図6のステップB25に移り、報知用スピーカ11からアラーム音を出力させると共に、報知用LED13を点滅駆動させるほか、その旨の案内メッセージを表示出力させる。そして、上述の場合と同様に暗証番号によって本人確認を行い (ステップB26〜B28)、認証OKを条件として、「残金表示選択フラグ」をオフ“0”にセットすると共に(ステップB29)、仮残高の表示を解除して実残高の表示に切り換える(ステップB30)。
そして、請求金額(支払い金額)は、この実残高の範囲内か、つまり、実残高で支払い可能な金額かを判別する(ステップB31)。ここで、「実残高」が“21,250円”である場合に、請求金額(支払い金額)が“21,250円”を超えていいれば、支払い不可能となって残高不足の案内メッセージが案内表示されるが(ステップB37)、「実残高」が“21,250円”以下であれば、支払い可能となり、支払い金額に応じて「実残高」を減額更新した後(ステップB32)、電子マネー管理情報21の「残金表示選択フラグ」をオフして仮残高から実残高の表示に切り換えると共に(ステップB33)、加算タイマ(図示せず)をクリアスタートさせる(ステップB34)。
この加算タイマは、仮残高表示から実残高表示に切り換えられてからの時間を計測するもので、CPU1は、このタイマ計測時間を監視し、タイマ時間(たとえば、2分間)の経過を検出した際に、実残高表示から仮残高表示に戻すようにしている。次ぎに、「実残高」を「表示用残高」にセットし(ステップB35)、この実残高を表示出力させる(ステップB36)。この場合、「実残高」が“21,250円”で、支払い金額が“2,000円”であれば、図8(C)に示すように、「実残高」は、“21,250円−2,000円=19,250円”となる。このような支払い処理が終了すると、図7のステップB38に移る。
図7のステップB38は、加算タイマがタイムアップとなったかをチェックするもので、仮残高表示から実残高表示に切り換えられてからタイマ時間が経過したことを検出した際には、実残高表示から仮残高表示に自動的に切り換える。すなわち、ステップB38でタイムアップが検出されると、「残金表示選択フラグ」をオフからオンに切り換えると共に(ステップB39)、電子マネー管理情報21の「実残高」から「予備金額」を減算した金額を仮残高として求め(ステップB40)、この仮残高を「表示用残高」にセットした後、この仮残高を表示出力させるが、その際、仮残高の値は“負”になったかを調べる(ステップB41)。いま、図8(C)に示すように、「実残高」が“19,250円”に更新されると、「仮残高」は、“19,250円−20,000円=マイナス750円”となる。このように「仮残高」がマイナスの値になった場合には、「ゼロ」を「表示用残高」にセットした後、仮残高“ゼロ”を表示出力させるが(ステップB42)、仮残高の値が“負”でなければ、その値をそのまま表示させる(ステップB43)。
また、仮残高の範囲内での支払いに制限されている状態において、この支払い制限の解除(仮残高表示の解除)がユーザ操作によって指示された際には(ステップB44でYES)、つまり、実残高を一時的に確認するために仮残高表示の解除がユーザ指示された場合には、上述の場合と同様に暗証番号によって本人確認を行い (ステップB45〜B47)、認証OKを条件として、電子マネー管理情報21の「残金表示選択フラグ」をオフすると共に(ステップB48)、仮残高の表示を解除して実残高の表示に切り換える(ステップB49)。そして、実残高表示から仮残高表示に自動的に戻すために上述した加算タイマをクリアスタートさせる(ステップB50)。なお、利用者は実残高表示によってその金額を確認した後、仮残高表示に復帰させるキー操作が行われると、このキー操作に応答して実残高表示から仮残高表示に戻すようにしてもよい。
その他、ユーザ操作によって入金指示などが行われた場合には、その指示に応じて入金処理などが実行される(ステップB51)。すなわち、残高不足の案内表示あるいは仮残高“ゼロ”の案内表示を確認した利用者は、「実残高」への入金を行う。たとえば、ネットワーク経由によって金融機関側の登録口座からの入金がユーザ操作によって指示された場合には、ネットワークを介して金融機関側の端末装置を呼び出し接続し、自己の登録口座から入金額を引き落とし、この引き落とし金額を「実残高」に加算する入金処理が実行される。この場合、CPU1は、この入金額をICカード処理チップ20内の電子マネー(カード残高)にも加算してその更新を行う。
以上のように、この実施例においてCPU1は、非接触ICカード処理部20にて支払いが可能な「実残高」のほか、最低限残しておきたい「予備金額」が電子マネー管理情報21として記憶されている状態において、金銭支払いを実行する際に、現在表示されている仮残高の範囲内での支払いに制限し、この仮残高の範囲内に制限されている状態において、この残高制限の解除指示を受けた際に、実残高を表示出力させて実残高の範囲内での支払いを許可するようにしたから、仮残高の範囲内での支払いに制限できるほか、必要に応じて実残高の範囲内での支払いも許可することができる。したがって、普段は仮残高が表示されてその範囲内での支払いに制限されるので使い過ぎを効果的に抑制できると共に、実残高を第三者に盗み読みされることもなくプライバシィ保護の面でも安全であり、さらに、予想外の出費などの非常時には実残高が表示されてその範囲内での支払いが許可されるので不測の事態にも対応が可能となるなど、実用効果の高いものとなる。
この場合、利用者が希望する額を「予備金額」として任意に設定することができ、必要に応じてその設定金額を何時でも自由に変更することが可能となる。また、「予備金額」を設定する際に、「実残高」との相関関係に応じて設定可能な金額範囲を案内表示するようにしたから、「実残高」に対して適切な金額を「予備金額」として設定することができる。
また、「仮残高」に対応付けてその「アラーム金額」を設定しておき、仮残高が「アラーム金額」以下に達した際に、その旨を警告報知するようにしたから、非常時用として用意してある予備金を使い切る手前で警告報知を行うことができると共に、所望する金額での警告が可能となる。この場合の警告は、携帯電話の報知機能を利用して行うことが可能となる。さらに、CPU1は、残高表示を行わせる際に、仮残高と実残高とを識別可能に表示するようにしたから、残高表示を確認するだけで、仮残高か実残高かを容易に知ることができる。
仮残高表示の解除指示を利用者から受けた際に、CPU1は、予め登録されている正規なユーザか否かを認証するためのユーザ認証処理を実行し、正規なユーザであることを確認した際に、当該仮残高表示を解除して実残高を表示出力させるようにしたから、第三者に実残高を盗み読みされるのを防ぐことができるほか、携帯端末を紛失したような場合でも仮残高の範囲内の損害に留めることが可能となる。
また、CPU1は、仮残高表示の解除指示に応答して実残高表示に切り換えると共に、加算タイマをクリアスタートさせ、そのタイマ時間が経過したか否かを監視する監視動作を開始し、このタイマ時間が経過したことが検出された時点で実残高表示から仮残高表示に戻すようにしたから、残高制限が解除されても、実残高表示は一時的なものとなり、直ぐに元の仮残高表示に復帰させることができる。ここで、実残高表示から仮残高表示に戻された際に、実残高から予備金額を差し引いた仮残高が負の値になった場合には、仮残高表示としてゼロを表示するようにしたから、仮残高不足を即座に知ることができる。
金銭支払いを実行する際に、支払い金額と仮残高とを比較することによって支払い金額が仮残高を超えるか否かを判別し、仮残高を超える場合には、予め登録されている正規なユーザか否かを認証するユーザ認証処理を実行し、正規なユーザであることを条件に残高表示の解除指示を行って実残高の範囲内での支払いを許可するようにしたから、仮残高不足となっても、実残高の範囲内での支払いが可能となり、非常時用としての予備金を使うことが可能となる。
なお、上述した実施例においては、「予備金額」を入力設定する際に、ユーザ操作によって任意の金額をキー入力するようにしたが、「実残高」の1/3、1/4などのように、その割合を入力設定するようにしてもよい。この場合、「実残高」が“30、500円”であれば、実残高の略1/3の金額、たとえば、“12,000円”あるいは“10,000円”を「予備金額」として設定するようにしてもよい。
上述した実施例においては、「予備金額」を設定する際に、実残高との相関関係に応じて設定可能な金額範囲を案内表示するようにしたが、たとえば、実残高“0円”に対して予備金額を“2,000円”を設定する際には、実残高“5,000円”以上の入金を促す案内メッセージを出力するようにしてもよい。
その他、上述した実施例においては、メッセージ表示による警告報知を示したが、音声メッセージによる警告報知であってもよく、また、携帯電話に適用した場合を例示したが、たとえば、PDAなどの携帯端末装置であっても同様に適用可能である。また、非接触ICカード処理チップ20においてアンテナからの受信電波によって誘起される起電力を非接触ICカードの動作電力として利用してもよいが、携帯電話側の電源部から非接触ICカード処理チップ20動作電力を得るようにしてもよい。また、非接触ICカード処理チップ20側には専用CPUを設けたが、この専用CPUに代わって携帯電話側のCPU1がその動作を制御するようにしてもよい。
一方、コンピュータに対して、上述した各手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記録した記録媒体(たとえば、CD−ROM、フレキシブルディスク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有する記録媒体であって、非接触ICカード処理部にて支払いが可能な実残高のほか、最低限残しておきたい予備金額を記憶管理する機能と、前記実残高から前記予備金額を差し引いた金額を仮残高として表示出力させるか、前記実残高をそのまま表示出力させるかを制御する機能と、前記非接触ICカード処理部によって金銭支払いを実行する際に、現在表示されている前記仮残高の範囲内での支払いに制限し、この仮残高の範囲内に制限されている状態において、この残高制限の解除指示を受けた際に、前記実残高を表示出力させて実残高の範囲内での支払いを許可する機能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
携帯電話装置の基本的な構成要素を示したブロック図。 電子マネー管理情報21の構成を示した図。 電源投入に伴って実行開始される携帯電話装置の全体動作を示したフローチャート。 図3の電子マネー管理処理(ステップA9)を詳述するためのフローチャート。 図4に続く、電子マネー管理処理を詳述するためのフローチャート。 図5に続く、電子マネー管理処理を詳述するためのフローチャート。 図6に続く、電子マネー管理処理を詳述するためのフローチャート。 (A)〜(C)は、電子マネーによる支払いに伴って変遷する実残高、仮残高を具体的に説明するための図。
符号の説明
1 CPU
2 記憶部
5 通信データ処理部
8 無線部
11 報知用スピーカ
13 報知用LED
20 非接触ICカード処理チップ
21 電子マネー管理情報
30 ICカードリーダーライタ

Claims (12)

  1. 外部機器としてのカード処理装置との間で無線通信を行う非接触ICカード処理部を備えた携帯端末装置であって、
    前記非接触ICカード処理部にて支払いが可能な実残高のほかに、最低限残しておきたい予備金額を記憶する金額記憶手段と、
    前記実残高から前記予備金額を差し引いた金額を仮残高として表示出力させるか、前記実残高をそのまま表示出力させるかを制御する表示制御手段と、
    前記非接触ICカード処理部によって金銭支払いを実行する際に、現在表示されている前記仮残高の範囲内での支払いに制限する支払い制限手段と、
    を具備したことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記支払い制限手段は、前記仮残高の範囲内に制限されている状態において、この残高制限の解除指示を受けた際に、前記実残高の範囲内での支払いを許可する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  3. 前記表示制御手段は、支払い金額が前記仮残高以下となった場合、仮残高が表示出力される状態から実残高が表示出力される状態に切り替わるように制御する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の携帯端末装置。
  4. 前記予備金額を任意に入力して前記金額記憶手段に設定する、
    ようにしたことを特徴とする請求項記載の携帯端末装置。
  5. 前記予備金額を設定する際に、前記実残高との相関関係に応じて設定可能な金額範囲を案内出力する、
    ようにしたことを特徴とする請求項記載の携帯端末装置。
  6. 前記表示制御手段は、仮残高と実残高とを識別可能に表示出力させる、
    ようにしたことを特徴とする請求項記載の携帯端末装置。
  7. 前記残高制限の解除指示を利用者から受けた際に、予め登録されている正規なユーザか否かを認証するためのユーザ認証処理を実行し、正規なユーザであることを確認した際に、当該残高制限を解除して前記実残高を表示出力させる、
    ようにしたことを特徴とする請求項記載の携帯端末装置。
  8. 前記仮残高に対応付けてその警告残高を任意に設定する設定手段と、
    前記仮残高とその警告残高とを比較することよって仮残高が警告残高以下に達したか否かを判別する判別手段と、
    この判別手段によって警告残高以下に達したことが判別された際に、その旨を警告報知する報知手段と、
    を設けたことを特徴とする請求項記載の携帯端末装置。
  9. 前記残高制限の解除指示に応答して実残高表示に切り換えると共に、予め設定されている設定時間を経過したか否かを監視する監視動作を開始し、この設定時間が経過したことが検出された時点で実残高表示から仮残高表示に戻す、
    ようにしたことを特徴とする請求項2または7記載の携帯端末装置。
  10. 前記実残高表示から仮残高表示に戻された際に、実残高から前記予備金額を差し引いた仮残高が負の値になった場合には、仮残高表示としてゼロ表示を行う、
    ようにしたことを特徴とする請求項記載の携帯端末装置。
  11. 前記非接触ICカード処理部によって金銭支払いを実行する際に、前記支払い制限手段は、支払い金額と仮残高とを比較することによって支払い金額が仮残高を超えるか否かを判別し、仮残高を超える場合には、予め登録されている正規なユーザか否かを認証するユーザ認証処理を実行し、正規なユーザであることを条件に残高制限の解除指示を行って前記実残高の範囲内での支払いを許可する、
    ようにしたことを特徴とする請求項記載の携帯端末装置。
  12. コンピュータに対して、
    非接触ICカード処理部にて支払いが可能な実残高のほか、最低限残しておきたい予備金額を記憶管理する機能と、
    前記実残高から前記予備金額を差し引いた金額を仮残高として表示出力させるか、前記実残高をそのまま表示出力させるかを制御する機能と、
    前記非接触ICカード処理部によって金銭支払いを実行する際に、現在表示されている前記仮残高の範囲内での支払いに制限する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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