JP4569518B2 - インクジェット用搬送ベルトおよびインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット用搬送ベルトおよびインクジェット記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、インクジェット用搬送ベルトおよびインクジェット記録装置に関する。
従来、インクジェット記録装置では、インクジェットヘッドを主走査方向へ走査しながらインク液を吐出し、1ライン分のインクジェットヘッドの走査が終了すると、記録媒体を副走査方向へ所定量搬送して、再びインクジェットヘッドを主走査方向へ走査して、記録媒体に画像を形成している。記録媒体の搬送は、所定量だけ精度よく搬送する必要があるため、搬送ベルトを帯電させて静電気により記録媒体を搬送ベルトの表面に吸着させて搬送している。搬送ベルトについては、種々のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の搬送ベルトは、ETFEからなる層を2層有する構成となっており、体積抵抗値が、望ましくは1015(Ωcm)になるように設定され、AC帯電による電荷を安定させて記録媒体を静電吸着させる。しかし、当該搬送ベルトでは、放電現象による放電生成物の付着や紙粉などによる汚れがつきやすく、寿命が短くなる可能性がある。また、2層成形時においては、樹脂溶融時の膜厚制御と残留歪影響での平滑性の保持とが困難である。さらに、総合的にみて、帯電・除電性に劣り、用紙吸着性も良好とはいえない。
加熱成形時の成形ムラ・起伏の影響、カーボンブラック等の導電性フィラーの偏在による表面荒れ、表面性の低下によるクリーニング性、画像劣化(カラーレジストレーション低下)、熱可塑性ポリマーによる表面へこみ、圧接痕、変形、ベルトスピードの変動などの問題があった。
特開2003−103857号公報
本発明は、上記の問題点を解決すること目的とする。すなわち、本発明は、帯電・除電性に優れ、用紙吸着性の良好なインクジェット用搬送ベルトおよびインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成すべく鋭意検討した結果、本発明者は、下記本発明に想到し、当該課題を解決できることを見出した。すなわち、本発明は、単層シームレスベルト状で、樹脂成分としてポリイミド樹脂およびポリアミドイミド樹脂の少なくとも1種を含み、さらに、導電性フィラーを含有し、体積抵抗値が10 10.8 〜10 11.8 Ω・cmであり、重畳波形で変化する電圧を印加する帯電機構により、表面が正の電荷と負の電荷とで交互に帯電されて用いられることを特徴とするインクジェット用搬送ベルトである。
表面平滑度は、グロス(入射角75度)で75以上であり、厚みが30〜1000μmであることが好ましい。また、本発明のインクジェット用搬送ベルトは、フローコート法、リングフローコート法、および遠心成形法のいずれかにより作製されることが好ましい。
また、本発明は、上記本発明のインクジェット用搬送ベルトを含む記録媒体搬送装置と、重畳波形で変化する電圧を印加し、前記インクジェット用搬送ベルトの表面を正の電荷と負の電荷とで交互に帯電する帯電装置と、記録媒体にインク滴を吐出する記録ヘッドと、を含むことを特徴とするインクジェット記録装置である。
本発明によれば、帯電・除電性に優れ、用紙吸着性の良好なインクジェット用搬送ベルトおよびインクジェット記録装置を提供することができる。
[インクジェット用搬送ベルト]
本発明のインクジェット用搬送ベルトは、単層シームレスベルト状で、樹脂成分としてポリイミド樹脂およびポリアミドイミド樹脂の少なくとも1種を含み、さらに、導電性フィラーを含有し、体積抵抗値が10 10.8 〜10 11.8 Ω・cmであり、重畳波形で変化する電圧を印加する帯電機構により、表面が正の電荷と負の電荷とで交互に帯電されて用いられる
単層シームレスベルト状であって、上記樹脂成分を含むことで、製膜時の溶剤除去とイミド化時の架橋により成形時の残留歪を取り除き、環境変化時の寸法変動やうねりたわみを少なくでき、周長変化も少なくすることができる。また、上記樹脂を用いることにより、膜厚変動を抑えた(<1%)用紙保持性とカラーレジストレーションの対応が可能となり、ベルト帯電時の履歴による残留電荷の影響も少なく、除電レス化を可能にする。
また、導電性フィラーを含有し、体積抵抗値を10 10.8 〜10 11.8 Ω・cmとすることで、帯電時の連続使用による残留電荷の蓄積を防ぎ、安定した用紙の吸着性及び剥離性を両立させることが可能となる。また、用紙吸着性の保持、剥離性、ベルト速度変動の抑制、ベルト電荷の均一性、剥離放電性の低下の観点から、表面抵抗値は、10 Ω/cm 以上であることが好ましい。10 Ω/cm 以上であることで、安定した表面電荷の維持と除電性の付与、用紙姿勢の安定化することができる。
表面平滑度は、グロス(入射角75度)で75以上であることが好ましく、80〜130であることがより好ましい。厚みは、30〜1000μmであることが好ましく、50〜200μmであることがより好ましい。表面平滑度が75以上で、厚みが30〜1000μmであることで、ベルト編肉による起伏低減、クセの低減、表面のインク付着性の低減のためにブレード等のクリーニング性向上のため安定した表面性状にすることができる。
表面平滑度は、表面粗さ計によるRz(10点平均粗さ)やデジタル精密光沢計による(入射角20〜75°)表面反射率をして測定することができる。
樹脂成分としてのポリイミド樹脂およびポリアミドイミド樹脂は、従来公知のものを使用することができる。
例えば、本発明で使用されるポリイミド樹脂被膜としては、カルボン酸とジアミン成分であれば特に制限されないが、特に芳香族テトラカルボン酸成分と芳香族ジアミン成分とを有機溶媒中で反応させて得られるものが好ましく用いられる。
前記芳香族テトラカルボン酸成分としては、ピロメリット酸、ナフタレン−1,4,5,8テトラカルボン酸、2,2’,3,3’ビフェニルテトラカルボン酸、ナフタレン−2,3,6,7−テトラカルボン酸、2,3,5,6−ビフェニルテトラカルボン酸、3,,3’,4,4’−ジフェニルエーテルテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンノンテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ジフェニルテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−アゾベンゼンテトラカルボン酸、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)メタン、ビス(3,4−ジカルボキシフェニルメタン)、ビス(3,4ジカルボキシフェニルプロパン)、ビス(3,4ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン等があげられ,これらのテトラカルボン酸類の混合物でよい。
前記芳香族ジアミン成分としては特に制限なく、m−フェニルジアミン、p−フェニルジアミン、2,4−アミノトルエン、2,6−アミノトルエン、2,4−ジアミノクロロベンゼン、m−キシリレンジアミン、p−キシリレンジアミン、1,4−ジアミノナフタレン、1,5−ジアミノナルタレン、2,6−ジアミノナフタレン、2,4’−ジアミノナフタレンビフェニル、ベンジジン、3,3−ジメチルベンジジン、3,3’−ジメトキシベンジジン、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル(ODA)、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3’−ジアミノベンゾフェノン、4,4’−ジアミノフェニルスルホン、4,4’−ジアミノアゾベンゼン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、ビスーアミノフェニルプロパン等が挙げられる。
前記有機溶媒として例えば、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアイミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホニルトリアミド等が挙げられる。必要に応じて、クレゾール、フェノール、キシレノール等のフェノール類、ヘキサンベンゼン、トルエン等の炭化水素類を混合してもよい。また、これらを単独で用いても、2種以上の混合物として使用してもよい。
導電性フィラーである電子伝導性導電材としては、カーボンブラック、グラファイト、Al、Ni、銅等のフィラーや、酸化錫、酸化亜鉛、チタン酸K、酸化錫−酸化In、酸化Sbなどの複合酸化物が挙げられる。また、イオン導電性材料としては、アンモニウム塩、スルホン酸塩、カチオン、ノニオン、アニオン系の界面活性材が挙げられる。そしてこれらを適宜用いて、体積抵抗値を10 10.8 〜10 11.8 Ωcmに制御する。導電性フィラーの含有量は、所望の体積抵抗値などによるが、インクジェット用搬送ベルト中に1〜50質量%であることが好ましい。
上記体積抵抗値および表面抵抗値は、23℃、55%RHの環境下で、円形電極(例えば、三菱油化(株)製ハイレスターIPの「HRSプローブ」)を用い測定することができる。測定条件としては、例えば、荷重1.0kg、電圧100V、チャージ時間10秒とする。
本発明のインクジェット用搬送ベルトは、ポリイミド樹脂組成物またはポリアミドイミド樹脂を金属製の円筒状芯体内周面または外周面に展開・塗布する塗工工程と、これを加熱硬化(例えば、380℃、1時間)し製膜させる硬化工程、及び製膜された円筒状フィルムを分離する分離工程を経て製造される。
塗工工程における塗布方法としては、表面レベリング性の保持、乾燥肌の抑制、膜厚の軽減、成形時の歪み低減の観点から、フローコート法、リングフローコート法、および遠心成形法のいずれかを採用することが好ましい。以下、ポリイミド樹脂の場合を例に、これらの塗布方法について説明する。なお、本明細書では、ポリイミドを「PI」と称する場合がある。
<塗布工程>
(フローコート法)
フローコート法は、効率よく合理的にポリイミド前駆体溶液(導電性フィラーを含有しているものとする)を実質的に均一厚さに塗布することができる点で好ましい。かかる好ましいポリイミド前駆体溶液の塗布方法を、図を用いて説明する。
図1(A)は、本発明におけるポリイミド前駆体溶液を表面水接触角が制御された円筒状芯体の外周面に塗布する方法を示した概略図である。一方、図1(B)は、図1(A)に記載の円筒状芯体の塗布部分における断面図である。図1において、51は前記表面水接触角が制御された円筒状製芯体であり、52はブレートであり、53は容器であり、54はポリイミド前駆体溶液である。
この方法は、円筒状芯体51を矢印A方向に一定の速度で回転させながら、円筒状芯体51の表面に、ポリイミド前駆体溶液54を収容した容器53より一定量のポリイミド前駆体溶液を滴下し、これを円筒状芯体51の表面に当接しているプレート52でならしながら塗布する方法であり、結果として、均一にならされたポリイミド前駆体溶液54が円筒状芯体51の表面に塗布される。
(リングフローコート)
リングフローコートは、環状体により膜厚を制御しながら塗膜を形成する方法で、膜厚の制御が容易で、吐出量と回転速度による調整DEKI、大径から小径ベルトまで塗布対応できる点で好ましい。以下、図2および図3を参照して詳細に説明する。
図2は、環状体により膜厚を制御する浸漬塗布法に用いる装置の一例を示す概略断面図である。ただし、図は塗布主要部のみを示し、他の装置は省略する。
この浸漬塗布法は、図2に示すように、浸漬塗布槽3に入れられたPI前駆体溶液2に、被転写部の形成された円筒芯体1の外径よりも大きな円孔6を設けた環状体5を浮かべ、円孔6を通して円筒芯体1をPI前駆体溶液2に浸漬し、次いで引き上げて塗布する塗布法である。
環状体5の材質は、PI前駆体溶液2によって侵されない金属やプラスチック等から選ばれる。また、浮上しやすいように中空構造であってもよいし、沈没防止のために、環状体5の外周面または浸漬塗布槽3に、環状体5を支える足や腕を設けても良い。
環状体5は、PI前駆体溶液2の上でわずかの力で動くことができるように、PI前駆体溶液2上に浮遊させたり、環状体5をロールやベアリングで支えたりする方法、環状体5をエア圧で支える方法、などの方法で水平方向に自由移動可能に設置する。また、環状体5が浸漬塗布槽3の中央部に位置するように、これを一時的に固定してもよい。
円筒芯体1の外径と円孔6の径との間隙により、PI前駆体塗膜4の膜厚が規制されるので、円孔6の内径は、所望の膜厚により調整する。間隙によりPI前駆体塗膜4の膜厚均一性も決まるので、円孔の真円度は重要である。真円度が低いと膜厚均一性が低下し、PI樹脂無端ベルトの品質も悪化するので、真円度は20μm以下であることが好ましく、10μm以下であることはさらに好ましい。もちろん、真円度が0μmであることが最適なのであるが、加工上は困難である。
円孔6の内壁面は、PI前駆体溶液2に浸る下部が広く、上部が狭い形状であれば、図2に示すように、斜めの直線状である傾斜面であるものや、組み合わせた傾斜面からなるものであればよい。また、階段状や曲線的でもよい。
塗布を行う際、円孔6を通して円筒芯体1を引き上げる。引き上げ速度は、0.1〜1.5m/min程度が好ましい。この塗布方法に好ましいPI前駆体溶液2の固形分濃度は10〜40質量%、粘度は1〜100Pa・sである。
円筒芯体1を、円孔6を通して引き上げると、環状体5は水平方向に自由移動可能であるため、円筒芯体1と環状体5との摩擦抵抗が周方向で一定になるように、環状体5は動き、円筒芯体1の表面には、均一な膜厚のPI前駆体塗膜4が形成される。
更に、浸漬塗布法に用いる塗布装置には、円筒芯体1を保持する円筒芯体保持手段、並びに、該保持手段を上下方向に移動する第1の移動手段及び/又は浸漬塗布槽3を上下方向に移動する第2の移動手段を有してもよい。
このように、高粘度のPI前駆体溶液2を用いて、環状体5により膜厚を制御する浸漬塗布法を適用することで、重力による円筒芯体1上端部での塗膜の垂れも少なくなり、周方向でも軸方向でも膜厚を均一にすることができる。
なお、PI前駆体塗膜形成工程おいて、環状塗布法も適用できる。図3は、環状塗布法に用いる装置の一例を示す概略断面図である。
図3において、図2との違いは、環状塗布槽7の底部に、円筒芯体1の外径より若干小さい穴を有する環状シール材8が設けられることである。円筒芯体1を環状シール材8の中心に挿通させ、環状塗布槽7にPI前駆体溶液2を収容する。これにより、PI前駆体溶液2は漏れることがない。円筒芯体1は、環状塗布槽7の下部から上部に順次つき上げられ、環状体5に挿通させることにより、表面にPI前駆体塗膜4が形成される。円筒芯体1の上下には、円筒芯体1に嵌合可能な中間体9および9’を取り付けてもよい。環状体5の機能は、前述と同様である。
このような環状塗布法では、環状塗布槽7は図2の浸漬塗布槽3よりも小さくできるので、PI前駆体溶液の必要量が少なくて済む利点がある。
(遠心成形)
遠心成形は、大口径のベルトで成形による膜厚均一性が、表面性状の型による平滑性の付与、2層以上の多層化対応の点で好ましい塗布方法である。
図4に、遠心成形法を利用した塗布方法の流れの一例を示す。まず、円筒状の型13に、PI前駆体溶液を投入する(図4(A))。円筒状の型13は、駆動モーター等により、円の中心を軸に回転可能になっている。また、前記型13は、加熱炉内等に配置され、回転と同時に、加熱可能になっている。この型13を回転させることで、内部壁面に塗膜11が形成される(図4(B))。
円筒状の型13の内部壁面を、例えば、シリコン樹脂等による内張り加工を施すことによって、表面を高平滑化すると、最終的に得られる被膜表面を鏡面仕上げすることができる。その結果、その後に、表面研磨処理等を行うことなく、Rz値が1μm以下の、高い表面平滑性を有する導電性ベルトを作製することができる。さらには、成形時の膜厚変動を抑え、成形時の軸フレ等の抑制が可能となる。
<硬化工程>
本工程においては、例えばポリイミド樹脂被膜形成の場合、好ましくは300〜450℃の範囲、より好ましくは350℃前後で、20〜60分間、ポリイミド前駆体塗膜を加熱反応させることで、ポリイミド樹脂被膜を形成することができる。加熱反応の際、非プロトン系極性溶剤が残留しているとポリイミド樹脂被膜に膨れが生じることがあるため、加熱の最終温度に達する前には、完全に残留溶剤を除去することが好ましく、具体的には、加熱前に、150〜200℃の範囲の温度で、30〜60分間加熱乾燥して残留溶剤を除去し、続けて、温度を段階的、または一定速度で上昇させて、加熱してポリイミド樹脂被膜を形成することが好ましい。
この際、本発明においては円筒状芯体の中央部に比べ端部の方が表面水接触角が低下しており、塗膜や樹脂皮膜の密着性、接着性が端部全周域で高いため、加熱反応により膜は収縮することがなく、また、収縮の不均一なども見られない。
上記加熱反応前後において生じる被膜の収縮に関し、前記樹脂被膜の塗膜に対する円筒状芯体の軸方向収縮率が、6%以下であることが好ましく、3%以下であることがより好ましい。上記収縮率が6%を超えると、円筒状芯体の軸方向の膜厚変位が10μm以上、軸方向の体積抵抗値変位が0.5桁以上となる場合がある。なお、上記樹脂被膜の塗膜に対する円筒状芯体の軸方向収縮率とは、樹脂被膜の円筒状芯体の軸方向長さをC、前記塗膜の円筒状芯体の軸方向長さをDとしたとき、収縮率〔(D−C)/D〕×100で求められるものである。
<分離工程>
硬化工程後、円筒状芯体を常温に冷却し、形成された樹脂被膜を剥離する本工程を経ることで、本発明のシームレス管状物を得ることができる。本工程においては、冷却後は樹脂被膜より円筒状芯体の方が収縮するので、樹脂被膜は円筒状芯体から抜き取ることができる。その際、本発明においては、円筒状芯体端部の表面水接触角を一定以上としているため、樹脂被膜を分離し難いことはなく、円筒状芯体の両端部に貼り付いている少なくとも片方の部分にシート等を差し込んで剥がす必要もない。
抜き取られた樹脂被膜は、その両端は膜厚の均一性が劣っていたり、被膜の破片が付着していたりする場合があり、その部分は不要箇所部分として切断される。本発明において上記不要箇所部分は、端部から30〜40mmの範囲であることが好ましい。
端部の不要箇所部分が切断されて本発明のインクジェット用搬送ベルトが得られるが、必要に応じて、穴あけ(パンチング)加工、リブ付け加工、等が施されることがある。
以上のようにして作製される本発明のインクジェット用搬送ベルトの内径は、円筒状芯体の外径に対応して決定されるが、10mm〜1000mmの範囲であることが好ましく、15mm〜600mmの範囲であることがより好ましい。前記シームレス管状物の内径が10mm〜1000mmの範囲であると、均一膜厚の成形上好ましい。
さらに、前記インクジェット用搬送ベルトの厚みは、10〜100μmの範囲であることが好ましく、20〜80μmの範囲であることがより好ましい。前記シームレス管状物の厚みが10〜100μmの範囲であると均一膜厚の成形上好ましい。
[インクジェット記録装置]
図5に示すように、本発明のインクジェット記録装置10は、記録媒体である記録用紙Pにインク滴を吐出するインクジェットヘッドユニット12を備えており、インクジェットヘッドユニット12は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の4色のインク滴各々をノズルから記録用紙Pにインク滴を吐出するインクジェットヘッド(図示省略)を備えている。インクジェットヘッドは記録用紙Pの幅以上の有効印字領域を有する長尺のヘッドで、記録用紙Pの幅方向の印字領域に一斉にインク滴を吐出する。また、インクジェットヘッドのノズルからインク滴を吐出させる方式は、圧電素子でインク室を加圧する方式やサーマル方式等の公知の方式を適用可能である。
また、インクは、インクジェットヘッドユニット12の上方に配置されたインクタンク(図示省略)から配管を通じてインクジェットヘッドへ供給され、インクの種類は、水性インク、油性インク、溶剤系インク等の公知のインクが適用可能である。
インクジェット記録装置10の最下部には、給紙トレイ16が挿抜可能に設けられており、給紙トレイ16には、記録用紙Pが積載されており、最上位の記録用紙Pにはピックアップロール18が当接している。記録用紙Pは、ピックアップロール18によって1枚ずつ給紙トレイ16から搬送方向下流側へ給紙され、搬送経路に沿って順に配設された搬送ロール20、22によってインクジェットヘッドユニット12の下方へ給紙される。
また、インクジェットヘッドユニット12の下方には、本発明のインクジェット用搬送ベルトである無端状の搬送ベルト24が配設されており、搬送ベルト24は、駆動ロール26及び従動ロール28、30に張架されて、記録媒体搬送装置が構成されている。また、従動ロール30は接地されている。
また、記録用紙Pが搬送ベルト24に接触する位置の上流側に、電源装置34が接続された帯電ロール32が配置されている。帯電ロール32は、従動ロール30との間で搬送ベルト24を挟みつつ従動し、搬送ベルト24に押圧する押圧位置と、搬送ベルト24から離間した離間位置との間を移動可能とされている。押圧位置では、接地された従動ロール30との間に所定の電位差が生じるため、搬送ベルト24に対して放電し、電荷を与えることができる。また、帯電ロール32を配置する位置は、記録用紙Pが搬送ベルト24に接触する位置の上流側である場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、紙粉やインクミスト等の装置内の汚れによる影響が少なくなる位置に設置することができる。電源装置34は、既知である重畳波形を発生する重畳波形発生器及び増幅器で構成されている。
また、インクジェットヘッドユニット12の下流側には、記録用紙Pの排出経路を構成する複数の排出ロール対40が設けられ、排出ロール対40で構成された排出経路の先には、排紙トレイ42が設けられている。
インクジェット記録装置10の各部は、図6に示すように、CPU、ROM、及びRAMから構成される制御部56によって制御され、インクジェットヘッドユニット12、帯電ロール32、各種ロールを駆動する複数のモータ46を含むインクジェット記録装置10の全体を制御している。
次に、インクジェット記録装置10のプリント動作について説明する。まず、制御部56は、プリントジョブの指令を受け取ると、ピックアップロール18、全ての搬送ロール、搬送ベルト24を駆動させて給紙トレイ16から記録用紙Pを送り出す。さらにダミージェットを行い、インクジェットヘッドユニット12のノズルの性能を初期化し、インクジェットヘッドユニット12によるインク滴の吐出を制御するヘッド制御部(図示省略)は、画像信号に対応するノズルの圧電素子に、画像信号に応じたタイミングで駆動電圧を印加する。
これによって、搬送ベルト24で搬送されている記録用紙Pが印字されるが、この印字工程については詳細に後述する。そして、印字された記録用紙Pは、搬送ベルト24、排出ロール対40によって排紙トレイ42まで搬送される。
ここで、印字工程について説明する。まず、制御部56は、プリントジョブを受信すると、帯電ロール32をオンにし、電源装置34から上述した重畳波形で変化する電圧を帯電ロール32に印加させる。そして、帯電ロール32が搬送ベルト24に放電すると、搬送ベルト24の表面上の帯電領域において、重畳波形の高周波電圧波形で変化する電圧によって、残留電荷を平均化しつつ低周波電圧波形の周波数に対応する帯電パターンのみがベルト表面に現れ、搬送ベルト24の表面には、図7に示すように、正の電荷と負の電荷とが交互に帯電される。この正の電荷と負の電荷とによる不均一電界による応力(マックスウェル応力)によって、記録用紙Pが搬送ベルト24の表面に安定的に静電吸着される。正の電荷と負の電荷とが交互に帯電されているため、搬送ベルト24の表面からインクジェットヘッドユニット12のインク滴の吐出へ与える電界の影響が少なく、また、記録用紙Pを直接帯電しないため、記録用紙Pの特性(電気抵抗値、厚さなど)に起因する吸着力の影響が少ない。
これによって、搬送ベルト24へ給紙された記録用紙Pが、搬送ベルト24に静電吸着されてインクジェットヘッドユニット12の印字領域を通過する。その際、制御部56は、インクジェットヘッドユニット12を作動して記録用紙Pに印字を行う。そして、記録用紙Pは排出ロール対40によって、排紙トレイ42に排紙される。また、搬送ベルト24の記録用紙Pが吸着されていた部分は、駆動ロール26及び従動ロール28、30によって、帯電ロール32の押圧部分へ再び回転移動し、帯電ロール32に印加された重畳波形で変化する電圧によって搬送ベルト24上に残留した電荷が平均化されると共に、再び低周波電圧波形の周波数に対応し、搬送ベルト24上に正の電荷と負の電荷とが交互に帯電され、安定した吸着力を維持する。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、下記実施例中の「部」とは、質量部を意味する。
(実施例1)
シームレス管状体の作製においては外径250mm、長さが500mmのAl製円筒状芯体に外周面に離型材としてシリコーン系樹脂を1μmになるようにスプレー塗布し、380℃で1時間焼成した。
前記円筒状芯体にポリイミド前駆体(宇部興産製:ユーワニスs、18重量%NMP溶液)100質量部にカーボンブラック(デグサ製スペシュアルブラック4)23部を混合してカーボンブラック分散ポリイミド前駆体溶液を得た。図1に示すように円筒状芯体を100rpmで回転させながら、芯体の端部から150mm/minで軸方向に移動させながらポリイミド前駆体溶液の塗膜厚みが0.5mmになるように塗布した。
塗布後380℃、1時間加熱することにより体積抵抗値が1010.8Ωcm、表面抵抗値が1011.2Ω/cmのベルトを得た。これを抜き出し、端部を切断することにより周長765mm、幅365mmのインクジェット用搬送ベルトを作製した。
なお、体積抵抗値は23℃、55%RH環境下で三菱油化製ハイレスターIPの円筒電極HRプローブを用いて荷重1kg、電圧100V(10秒チャージ)の値で、ベルト周方向、軸方向各9点測定した平均値とした。表面抵抗値は、体積抵抗値と同様に対抗電極をHRプローブで外電極と内電極間での値で同条件下測定した平均値とした。また、村上カラーリサーチセンター製デジタル精密光沢計により測定したグロスは、118であった。
上記インクジェット用搬送ベルトをインクジェット画像形成装置に装着して画像を形成し、その画質を評価した。またインクジェット用搬送ベルトの表面に給電されたDC電圧(3kV)に対する用紙の吸着性を観察し、印字後の剥離性を評価した。結果を下記表1に示す。表1から、良好な用紙吸着性が得られ、良好な画像が得られたことが確認できた。また、体積抵抗値の計測時でLL(10℃、15%RH)時とA(28℃、86%RH)時の計測値の差も調べた。結果を下記表1に示す。なお、当該差(LL−A)は、1.5桁以下の場合は、環境による用紙吸着性の変化が少なく、剥離時の用紙剥離放電による表面電荷の残留による影響やその除電性が良好であることを意味する。
(実施例2および3)
実施例1のポリイミド前駆体溶液のカーボンブラック充填量を下記表1のように変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット用搬送ベルトを作製し、評価を行った
。下記表1に示すように、良好な用紙吸着性および画像が得られた。なお、実施例2のインクジェット用搬送ベルトグロスは、95であり、実施例3のインクジェット用搬送ベルトのグロスは107であった。
(実施例4)
ポリイミド前駆体としてユーワニスAを用いて図4に示すように内径が250mm、長さが500mmのAl製円筒状芯体の内周面に同様にシリコーン樹脂離型材を塗布後,3000rpmで回転させながら120℃、30分加熱製膜し,常温に冷却後,さらに380℃、1時間焼成した。以下実施例1と同様に裁断しインクジェット用搬送ベルト作製し、評価したところ、下記表1に示すように、良好な用紙吸着性および画像が得られた。なお、実施例4のインクジェット用搬送ベルトのグロスは、88であった。
(比較例1および2)
下記表1の通りカーボンブラック量を調整した以外は実施例1と同様にして、インクジェット用搬送ベルトを作製し、その用紙吸着性などを評価した。比較例1ではベルト抵抗が低く用紙が十分吸着せず,比較例2では抵抗が高いため用紙剥離性が十分取れなかった。なお、比較例1のインクジェット用搬送ベルトグロスは、65であり、比較例2のインクジェット用搬送ベルトのグロスは、70であった。
(比較例3)
下記表1の通りカーボンブラック量を調整した以外は実施例4と同様にして、インクジェット用搬送ベルトを作製し、その用紙吸着性などを評価した。その結果、ベルト抵抗が低く用紙吸着性がとれなかった。なお、比較例3のインクジェット用搬送ベルトのグロスは、68であった。
Figure 0004569518
フローコート法について説明する図であり、(A)は、ポリイミド前駆体溶液を円筒状芯体の外周面に塗布する方法を示した概略図であり、(B)は、図1(A)に記載の円筒状芯体の塗布部分における断面図である。 環状体により膜厚を制御する浸漬塗布法に用いる装置の一例を示す概略断面図である。 環状体により膜厚を制御する浸漬塗布法に用いる装置の他の例を示す概略断面図である。 遠心成形法を利用した塗布方法の流れの一例を説明する説明図である。 本発明の実施の形態に係るインクジェット記録装置の構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係るインクジェット記録装置の制御系を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る搬送ベルト上に帯電された電荷を示すイメージ図である。
符号の説明
10・・・インクジェット記録装置
12・・・インクジェットヘッドユニット
24・・・搬送ベルト
32・・・帯電ロール
34・・・電源装置
56・・・制御部
P・・・記録用紙

Claims (4)

  1. 単層シームレスベルト状で、樹脂成分としてポリイミド樹脂およびポリアミドイミド樹脂の少なくとも1種を含み、さらに、導電性フィラーを含有し、体積抵抗値が10 10.8 〜10 11.8 Ω・cmであり、重畳波形で変化する電圧を印加する帯電機構により、表面が正の電荷と負の電荷とで交互に帯電されて用いられることを特徴とするインクジェット用搬送ベルト。
  2. 表面平滑度が、グロス(入射角75度)で75以上であり、厚みが30〜1000μmであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用搬送ベルト。
  3. フローコート法、リングフローコート法、および遠心成形法のいずれかにより作製されることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット用搬送ベルト。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット用搬送ベルトを含む記録媒体搬送装置と、重畳波形で変化する電圧を印加し、前記インクジェット用搬送ベルトの表面を正の電荷と負の電荷とで交互に帯電する帯電装置と、記録媒体にインク滴を吐出する記録ヘッドと、を含むことを特徴とするインクジェット記録装置。
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