JP4569121B2 - ポリプロピレントレイ用水性グラビアインキ及びポリプロピレントレイ - Google Patents

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Description

本発明は、残留溶剤が少なく、無延伸ポリプロピレンフィルム密着性、塗膜強度、押出ポリプロピレン強度に優れる、ポリプロピレントレイ用水性グラビアインキに関する。
近年、食品包装用に各種のプラスチック成型トレイが用いられている。食品包装用のトレイは昨今の食生活スタイルの変化に応じ、耐水性はもとより、耐油性、更には電子レンジ適性も求められるようになってきている。成型トレイには基材として、ポロプロピレン系、ポリスチレン系等のプラスチックフィルムが広く用いられている。各種トレイには意匠性を付与するために各種インキで印刷が施される。一般に、基材フィルムに印刷を施した後、溶融押出、或いは、熱ラミネート等の方法で第二の樹脂層が積層される。印刷インキとしては、グラビア、フレキソ等各種のインキが用いられる。主に用いられているグラビアインキとして、耐水性、成型性、電子レンジ適性等を満足するために、従来から溶剤系インキが使用されてきている。しかしながら、溶剤系インキは、残留溶剤量、耐油性の低下等の問題点があり、昨今、環境対応で水性化が期待され始め、残留溶剤量を低減できる水性グラビアインキを用いた成型トレイの検討が始まっている。水性グラビアインキとしては、バインダー樹脂に水性ポリウレタン樹脂を使用したインキがある(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、成型性が未だ充分と言えない。特にポリプロピレン系素材に適用する際に充分な成型性が得られていない。また、無延伸ポリプロピレンフィルムに対する密着性を上げるために塩素化ポリプロピレンを含有させたグラビアインキも開示されている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、成型加工、耐油性、電子レンジ耐性などが未だ充分と言えない。
特開平10−130560号公報 特開平8−269381号公報
本発明の課題は、基材であるポリプロピレンフィルムに対する密着性、成型性、耐水性、耐油性、電子レンジ耐性にも優れるポリプロピレントレイ用水性グラビアインキ及び該インキの印刷層を有するポリプロピレントレイを提供することにある。
本発明者らは、鋭意検討の結果、マレイン酸グラフト変性塩素化ポリプロピレン樹脂に特定のグリコール成分を有するウレタン樹脂及びエチレン−酢ビ樹脂を併用したインキを用いることにより、上記の課題を解決することを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は、(A)マレイン酸グラフト変性塩素化ポリプロピレン樹脂、(B)グリコール成分としてポリテトラメチレングリコールを必須とするポリエーテル系ウレタン樹脂及び(C)エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を含有し、(A)成分と(B)成分の和に対する(C)成分の含有量が1〜10質量%であることを特徴とするポリプロピレントレイ用水性グラビアインキを提供する。
本発明は第二に、ポリプロピレンフィルム層、前記した印刷インキ層及び押出ポリプロピレン樹脂層又はポリプロピレンシート層をこの順に有する積層体を熱成型してなることを特徴とするポリプロピレントレイを提供する。
本発明により、ポリプロピレンに対する密着性、押出ラミネート適性に優れ、更に残留溶剤が低減され環境に優しい成型トレイを得るためのポリプロピレントレイ用水性グラビアインキ及び該インキ層を有する成型トレイを提供することが出来る。
本発明は、(A)マレイン酸グラフト変性塩素化ポリプロピレン樹脂、(B)グリコール成分としてポリテトラメチレングリコールを必須とするポリエーテル系ウレタン樹脂及び(C)エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を含有し、(A)成分と(B)成分の和に対する(C)成分の含有量が1〜10質量%であることを特徴とするポリプロピレントレイ用水性グラビアインキに関する。まず、本発明のポリプロピレントレイ用水性グラビアインキについて以下に詳述する。
本発明のポリプロピレントレイ用水性グラビアインキに使用するマレイン酸グラフト変性塩素化ポリプロピレン樹脂は、主鎖にポリプロピレンを有する樹脂にマレイン酸と塩素化ポリプロピレンをグラフト重合させた樹脂である。この樹脂を併用することで、ポリプロピレン押し出しのラミネート強度及び密着強度が向上する。
前記したマレイン酸グラフト変性塩素化ポリプロピレン樹脂のマレイン酸グラフト量は1〜5質量%であることが好ましい。
前記したマレイン酸グラフト変性塩素化ポリプロピレン樹脂は、その塩素化度が10〜20質量%、重量平均分子量が30,000〜100,000、ガラス転移温度が60〜100℃であることが好ましい。
本発明のポリプロピレントレイ用水性グラビアインキに使用するポリエーテル系ウレタン樹脂は、グリコール成分およびイソシアネート成分を有するウレタン樹脂であり、特にグリコール成分としてポリテトラメチレングリコールを必須とするポリエーテル系ウレタン樹脂である。ポリテトラメチレングリコールをグリコール成分の主成分とすることで、充分な押し出しポリプロピレン強度が得られる。ポリテトラメチレングリコールは、グリコール成分中に50〜100質量%含有されることが好ましい。より好ましくは、80〜100質量%である。ポリテトラメチレングリコール以外のグリコール成分としてはポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール等を併用することができる。
イソシアネート成分としては、非芳香族系イソシアネートが好ましく用いられる。非芳香族系イソシアネートとして、イソホロンジイソシアネート及び又はヘキサメチレンジイソシアネート系を用いることができる。
必要に応じて、アジピン酸、イソフタル酸、コハク酸等の酸成分を用いることができる。中和剤としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、アンモニア、NaOH、KOH等を用いることができる。
本発明のポリプロピレントレイ用水性グラビアインキに使用するポリエーテル系ウレタン樹脂は、分子量が50,000〜150,000、酸価が20〜30mgKOH/g、ガラス転移温度が−10〜10℃程度であることが好ましい。
ブロッキング性向上、再溶解性向上の観点からは、前記した(B)グリコール成分としてポリテトラメチレングリコールを必須とするポリエーテル系ウレタン樹脂がスチレン−アクリル樹脂変性のポリエーテル系ウレタン樹脂であることが好ましい。
前記したスチレン−アクリル樹脂変性ポリエーテル系ウレタン樹脂のスチレン−アクリル樹脂成分含有比率が10〜30質量%であることが好ましい。この範囲で、押出ラミネート強度、密着性、耐ブロッキング性など特に優れる。
前記したスチレン−アクリル樹脂変性ポリエーテル系ウレタン樹脂の重量平均分子量が50,000〜150,000、ガラス転移温度が10〜30℃であることが好ましい。
(A)マレイン酸グラフト変性塩素化ポリプロピレン樹脂と、(B)グリコール成分としてポリテトラメチレングリコールを必須とするポリエーテル系ウレタン樹脂の含有比率は、30:70〜70:30(質量%)が好ましい。(A)成分が30質量%を下回ると、無延伸ポリプロピレンフィルムに対する密着性、押出ポリプロピレンラミネート強度の低下傾向がある。70質量%を越えると、インキの安定性、電素レンジ耐性、塗膜強度等が低下する傾向がある。(B)成分が30質量%を下回ると、無延伸ポリプロピレンフィルムに対する密着性、再溶解性の低下傾向があり、70質量%を越えると押出ポリプロピレンラミネート強度が低下する傾向がある。
前記した(C)エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂の添加量は、(A)成分と(B)成分の和に対して、1〜10質量%の範囲である。(C)成分が、10質量%を越えると、インキの安定性、無延伸ポリプロピレンフィルムとの密着性、電子レンジ耐性、耐水性、耐油性等が低下する。1質量%を下回ると、再溶解性が低下する傾向がある。
共重合樹脂中の酢酸ビニルの比率は10〜30重量%、エチレンの比率は90〜70重量%で共重合されたものが好ましい。重量平均分子量が10,000〜50,000が好ましく、より好ましくは20,000〜30,000である。ガラス転移温度が−40〜−20℃、酸価が1〜10mgKOH/gであることが好ましい。
本発明のポリプロピレントレイ用水性グラビアインキに用いる顔料ベース成分としては、アゾ系、ジアゾ系、フタロシアニン系等の顔料を分散剤であるアクリル酸樹脂、溶剤イソプロピルアルコール、水とで練肉した高濃度顔料ベースが好ましく用いられる。顔料ベース中の不揮発分に対する顔料の含有割合は、70〜90質量%であることが好ましい。
本発明のポリプロピレントレイ用水性グラビアインキに用いる溶剤は、水を基本として、他に水系の溶剤として、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ノルマルプロピルアルコール等のアルコールを併用することが出来る。配合比は、水:アルコールで100:0〜30:70であることが好ましい。
本発明のポリプロピレントレイ用水性グラビアインキには、必要に応じて、他に、分散剤、消泡剤、レベリング剤、抗菌剤、防黴剤、有機溶剤等の添加剤を用いることが出来る。
本発明のポリプロピレントレイ用水性グラビアインキは、通常グラビア用印刷インキに使用されるアトライター、サンドミル、ビーズミル、ボールミル、高速印刷機等で練肉され所定の粘度になるように調整する事により製造される。得られたポリプロピレントレイ用水性グラビアインキは印刷時に適性粘度になるまで希釈して、主として、基材としてのポリプロピレンフィルムに印刷され、その後、、押出ラミネート、または、熱ラミネートでポリプロピレンラミネート樹脂層を積層しトレイ用の原反となる。希釈液は水、メタノール、エタノール、ノルマルプロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコールを任意に配合したもの、または1種類を用いることができる。
次に、本発明の成型トレイについて詳述する。成型トレイは、無延伸ポリプロピレンフィルム層、前記したポリプロピレン用水性グラビアインキ印刷層及びポリプロピレンラミネート樹脂層をこの順に有する積層体を熱成型によってトレイ形状に成型することよって得られる。ポリプロピレンフィルムとしては、厚さ、20〜50μm程度の無延伸フィルムが好ましく、20〜30μmがより好ましい。フィルムの表面は、放電コロナ処理が施されていることが好ましい。
積層体の印刷層の厚みは、乾燥状態で、0.1〜5.0μm程度になるように印刷又は塗工することが望ましい。より好ましくは、0.1〜2.0μm程度である。
印刷乃至は塗工方式としては、従来公知の、正転乃至はリバースグラビア印刷方式が適用できる。グラビアコーターとしては、ナチュラルリバーススクイズコーター、ナチュラルリバースロールコーター、ナチュラルロールコーター、リバースロールコーター等があり、正転グラビアコーター方式が好ましく用いることができる。
ポリプロピレンラミネート樹脂層は、押出ラミネートでもよく、また、熱ラミネートでも良い。厚さは、50〜500μmが用いられ、より好ましくは100〜300μm程度である。押出樹脂としては、例えば、メルトフローレート(MI値)で20〜30g/10min程度、融点135〜165℃程度のポリプロピレン樹脂が好ましく用いられる。
押出ラミネートの条件は、260〜330℃、ニップ圧1〜10kg/cmラミネート速度30〜100m/min程度が好ましい。熱ラミネートの場合は、例えば、厚さ100〜300μmのポリプロピレンシートを用い、150〜200℃、ニップ圧1〜10Kg/cm、ラミネート速度30〜100m/min程度の条件が好ましい。
積層体を形成した後の、成形方法としては、主として真空成型法が用いられる。真空成型の中でも、ストレート法、ドレープ法、エアースリップ法、プラグアシスト法等が好ましく用いられる。
本発明のトレイは、例えば、弁当箱、食材の容器等の用途で用いられる。本発明のポリプロピレントレイは、ラミネート時に溶剤を使用しない点、デザインの高細線再現性等の点でも優れている。
以下に、実施例を用いて、本発明を具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定するものではない。部及び%は特に断らない限り質量部、質量%を表すものとする。
(実施例1)
ステンレスタンクに水性藍顔料ベースを35部、固形分を30%に調整した重量平均分子量60,000、塩素化度15%、ガラス転移点80℃、マレイン酸のグラフト量3%のマレイン酸変性塩素化ポリプロピレン樹脂を25部、固形分を30%に調整した、グリコール成分としてポリテトラメチレングリコール、イソシアネート成分としてイソホロンジイソシアネートを用いたポリエーテル系ウレタン樹脂およびスチレン−アクリル樹脂との変性により得られた重量平均分子量100,000、ガラス転移温度20℃、スチレン−アクリル樹脂の変性率20%のスチレン−アクリル樹脂変性ポリエーテル系ウレタン樹脂を28部、固形分35%に調整した、酢酸ビニル含有率25%、エチレン含有率75%、重量平均分子量30,000、ガラス転移温度−30℃、酸価5mgKOH/gのエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を5部、消泡剤0.1部、ワックス2部、イソプロピルアルコール2部、水2.9部を加え、30分攪拌し、実施例1インキを得た。この実施例1インキ100部を、水/エタノール=4/6の混合溶剤で希釈し、インキ粘度をザーンカップ#3で16〜18秒に調整した。この調整インキを、コロナ処理した無延伸ポリプロピレンフィルムにグラビア印刷し、この印刷物を厚さ100μmのポリプロピレンシートと200℃の熱を掛けて熱ラミネートして積層体を得た。
(実施例2)
実施例1に使用した印刷物にポリプロピレン系樹脂(チッソポリプロXF9520:チッソ社製)を300℃の温度で、100μmの厚さで押し出しラミネートした積層体を得た。
(実施例3)
ステンレスタンクに水性藍顔料ベースを35部、固形分を30%に調整した重量平均分子量80,000、塩素化度20%、ガラス転移温度90℃、マレイン酸のグラフト量4%のマレイン酸変性塩素化ポリプロピレン樹脂を25部、固形分を30%に調整した、グリコール成分としてポリテトラメチレングリコールおよびポリプロピレングリコールの比率が80%および20%、イソシアネート成分としてイソホロンジイソシアネートを用いたポリエーテル系ウレタン樹脂およびスチレン−アクリル樹脂との変性により得られた重量平均分子量60,000、ガラス転移温度10℃、スチレン−アクリル樹脂の変性率20%のスチレン−アクリル樹脂変性ポリエーテル系ウレタン樹脂を30部、固形分35%に調整した、酢酸ビニル含有率25%、エチレン含有率75%、重量平均分子量30,000、ガラス転移温度−30℃、酸価5mgKOH/gのエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を3部、消泡剤0.1部、ワックス2部、イソプロピルアルコール2部、水2.9部を加え、30分攪拌し、実施例3インキを得た。この実施例3インキ100部を、水/エタノール=4/6の混合溶剤で希釈し、インキ粘度をザーンカップ#3で16〜18秒に調整した。この調整インキを、コロナ処理した無延伸ポリプロピレンフィルムにグラビア印刷し、この印刷物にポリプロピレン系樹脂を300℃の温度で、実施例2と同様に、100μmの厚さで押し出しラミネートした積層体を得た。
(実施例4)
ステンレスタンクに水性藍顔料ベースを35部、固形分を30%に調整した重量平均分子量60,000、塩素化度15%、ガラス転移温度80℃、マレイン酸のグラフト量2%のマレイン酸変性塩素化ポリプロピレン樹脂を25部、固形分を30%に調整した、グリコール成分としてポリテトラメチレングリコールおよびポリエチレングリコールの比率が90%および10%、イソシアネート成分として、ヘキサメチレンジイソシアネートを用いたポリエーテル系ウレタン樹脂およびスチレン−アクリル樹脂との変性により得られた重量平均分子量130,000、ガラス転移温度30℃、スチレン−アクリル樹脂の変性率30%のスチレン−アクリル樹脂変性ポリエーテル系ウレタン樹脂を28部、固形分35%に調整した、酢酸ビニル含有率25%、エチレン含有率75%、重量平均分子量30,000、ガラス転移温度−30℃、酸価5mgKOH/gのエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を5部、消泡剤0.1部、ワックス2部、イソプロピルアルコール2部、水2.9部を加え、30分攪拌し、実施例4インキを得た。この実施例4インキ100部を、水/エタノール=4/6の混合溶剤で希釈し、インキ粘度をザーンカップ#3で16〜18秒に調整した。この調整インキを、コロナ処理した無延伸ポリプロピレンフィルムにグラビア印刷し、この印刷物にポリプロピレン系樹脂を300℃の温度で、実施例2と同様に、100μmの厚さで押し出しラミネートした積層体を得た。
(実施例5)
ステンレスタンクに水性藍顔料ベースを35部、固形分を30%に調整した重量平均分子量90,000、塩素化度10%、ガラス転移温度100℃、マレイン酸のグラフト量1%のマレイン酸変性塩素化ポリプロピレン樹脂を35部、固形分を30%に調整した、グリコール成分としてポリテトラメチレングリコール、イソシアネート成分として、イソホロンジイソシアネートを用いたポリエーテル系ウレタン樹脂およびスチレン−アクリル樹脂との変性により得られた重量平均分子量100,000、ガラス転移温度20℃、スチレン−アクリル樹脂の変性率20%のスチレン−アクリル樹脂変性ポリエーテル系ウレタン樹脂を18部、固形分35%に調整した、酢酸ビニル含有率30%、エチレン含有率70%、重量平均分子量50,000、ガラス転移温度−40℃、酸価10mgKOH/gのエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を5部、消泡剤0.1部、ワックス2部、イソプロピルアルコール2部、水2.9部を加え、30分攪拌し、実施例5インキを得た。この実施例5インキ100部を、水/エタノール=4/6の混合溶剤で希釈し、インキ粘度をザーンカップ#3で16〜18秒に調整した。この調整インキを、コロナ処理した無延伸ポリプロピレンフィルムにグラビア印刷し、この印刷物にポリプロピレン系樹脂を300℃の温度で、実施例2と同様に、100μmの厚さで押し出しラミネートした積層体を得た。
(比較例1)
ステンレスタンクに水性藍顔料ベースを35部、固形分を30%に調整した重量平均分子量60,000、塩素化度25%、ガラス転移温度40℃、マレイン酸のグラフト量15%のマレイン酸変性塩素化ポリプロピレン樹脂を45部、固形分35%に調整した、酢酸ビニル含有率25%、エチレン含有率75%、重量平均分子量30,000、ガラス転移温度−30℃、酸価5mgKOH/gのエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を10部、消泡剤0.1部、ワックス2部、イソプロピルアルコール2部、水5.9部を加え、30分攪拌し、比較例1インキを得た。この比較例1インキ100部を、水/エタノール=4/6の混合溶剤で希釈し、インキ粘度をザーンカップ#3で16〜18秒に調整した。この調整インキを、コロナ処理した無延伸ポリプロピレンフィルムにグラビア印刷し、この印刷物にポリプロピレン系樹脂を300℃の温度で、実施例2と同様に、100μmの厚さで押し出しラミネートした積層体を得た。
(比較例2)
ステンレスタンクに水性藍顔料ベースを35部、固形分を30%に調整した、グリコール成分としてポリテトラメチレングリコールおよびポリエチレングリコールの比率が40%および60%、イソシアネート成分として、イソホロンジイソシアネートを用いたポリエーテル系ウレタン樹脂およびスチレン−アクリル樹脂との変性により得られた重量平均分子量100,000、ガラス転移温度40℃、スチレン−アクリル樹脂の変性率50%のスチレン−アクリル樹脂変性ポリエーテル系ウレタン樹脂を48部、固形分35%に調整した、酢酸ビニル含有率25%、エチレン含有率75%、重量平均分子量30,000、ガラス転移温度−30℃、酸価15mgKOH/gのエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を10部、消泡剤0.1部、ワックス2部、イソプロピルアルコール2部、水2.9部を加え、30分攪拌し、比較例2インキを得た。この比較例2インキ100部を、水/エタノール=4/6の混合溶剤で希釈し、インキ粘度をザーンカップ#3で16〜18秒に調整した。この調整インキを、コロナ処理した無延伸ポリプロピレンフィルムにグラビア印刷し、この印刷物にポリプロピレン系樹脂を300℃の温度で、実施例2と同様に、100μmの厚さで押し出しラミネートした積層体を得た。
(比較例3)
ステンレスタンクに水性藍顔料ベースを35部、固形分を30%に調整した重量平均分子量60,000、塩素化度15%、ガラス転移温度80℃、アクリル酸のグラフト量5%のアクリル酸変性塩素化ポリプロピレン樹脂を10部、固形分を30%に調整した、グリコール成分としてポリエチレングリコール、イソシアネート成分として、ヘキサメチレンジイソシアネートを用いたポリエーテル系ウレタン樹脂およびスチレン−アクリル樹脂との変性により得られた重量平均分子量100,000、ガラス転移温度20℃、スチレン−アクリル樹脂の変性率20%のスチレン−アクリル樹脂変性ポリエーテル系ウレタン樹脂を8部、固形分35%に調整した、酢酸ビニル含有率50%、エチレン含有率50%、重量平均分子量50,000、ガラス転移温度−5℃、酸価 10mgKOH/gのエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を40部、消泡剤0.1部、ワックス2部、イソプロピルアルコール2部、水2.9部を加え、30分攪拌し、比較例3インキを得た。この比較例3インキ100部を、水/エタノール=4/6の混合溶剤で希釈し、インキ粘度をザーンカップ#3で16〜18秒に調整した。この調整インキを、コロナ処理した無延伸ポリプロピレンフィルムにグラビア印刷し、この印刷物にポリプロピレン系樹脂を300℃の温度で、実施例2と同様に、100μmの厚さで押し出しラミネートした積層体を得た。
(比較例4)
ステンレスタンクに水性藍顔料ベースを35部、固形分を30%に調整した重量平均分子量80,000、塩素化度25%、ガラス転移温度80℃、マレイン酸のグラフト量10%のマレイン酸変性塩素化ポリプロピレン樹脂を20部、固形分を30%に調整した、グリコール成分としてポリrチレングリコール、イソシアネート成分として、ヘキサメチレンジイソシアネートを用いたポリエーテル系ウレタン樹脂およびスチレン−アクリル樹脂との変性により得られた重量平均分子量200,000、ガラス転移温度4℃、スチレン−アクリル樹脂の変性率50%のスチレン−アクリル樹脂変性ポリエーテル系ウレタン樹脂を38部、消泡剤0.1部、ワックス2部、イソプロピルアルコール2部、水2.9部を加え、30分攪拌し、比較例4インキを得た。この比較例4インキ100部を、水/エタノール=4/6の混合溶剤で希釈し、インキ粘度をザーンカップ#3で16〜18秒に調整した。この調整インキを、コロナ処理した無延伸ポリプロピレンフィルムにグラビア印刷し、この印刷物にポリプロピレン系樹脂を300℃の温度で、実施例2と同様に、100μmの厚さで押し出しラミネートした積層体を得た。
(比較例5)
ステンレスタンクに溶剤型藍顔料ベースを30部、塩素化PP変性樹脂40部、塩素化ポリプロピレン変性エチレン酢酸ビニル樹脂10部、消泡剤0.1部、ワックス2部、トルエン10部、メチルエチルケトン7.9部を加え、30分攪拌し比較例5インキを作成した。この比較例5インキ100部を、トルエン/酢酸エチル/メチルエチルケトン=5/3/2の混合溶剤で希釈し、インキ粘度をザーンカップ#3で15〜16秒に調整した。この調整インキを、コロナ処理した無延伸ポリプロピレンフィルムにグラビア印刷し、この印刷物をポリプロピレン系樹脂で300℃の温度をかけて、実施例2と同様に、100μmの厚さで押し出しラミネートした積層体を得た。
実施例1〜5及び比較例1〜5で得た積層体につき、成型加工性、電子レンジ耐性、耐油性、耐水性、密着性、印刷物の残留溶剤量を評価した結果を表1に示す。尚、評価方法及びその判定基準は以下のとおりである。
(成型加工性)
積層体を真空成型機のドレープ法でトレイ形状に成型した時の割れ、ラミネート接着性を評価した。
(成型加工性:割れ)
目視判定 良(○) 不良(×)
(成型加工性:ラミネート接着性)
セロハン粘着テープ25mmを、ポリプロピレンフィルム面に均一になるように押さえつけ、次にセロハン粘着テープを印刷フィルム面より素早く剥離する。この時、セロハン粘着テープに取られたフィルムの割合を調べる。
(◎):フィルム取られ無し。
(○):フィルムが全体の10%以内取られる。
(△):フィルムが全体の10%〜30%取られる。
(×):フィルムが全体の50%以上取られる。
(耐水性)
室温(25℃)の水中に成型品を1週間浸漬し、成型品の印刷部とポリプロピレンフィルムとの浮きを目視確認する。
(◎):1週間浮き無し
(○):2日間浮き無し
(△):2日後浮き有り
(×):浮き有り
(耐油性)
室温(25℃)のサラダ油中に成型品を1週間浸漬し、成型品の印刷部とポリプロピレンフィルムとの浮きを目視確認する。
(◎):1週間浮き無し
(○):2日間浮き無し
(△):2日後浮き有り
(×):浮き有り
(電子レンジ耐性)
積層体を成型しておわん型にし、水/油=1/1の割合で20CC入れる。業務用電子レンジに入れ、1200W、30秒間、90秒間、120秒間、3分間レンジする。インキ面の発泡または剥離を目視確認する。
(◎):3分間 発泡、剥離無し。
(○):120秒間 発泡、剥離無し。
(△):90秒間 発泡、剥離無し。
(×):30秒間で発泡、剥離あり。
(密着性)
ポリプロピレンラミネート樹脂層を形成する前の印刷物の印刷インキ面にセロハン粘着テープ25mmを均一になるように押さえつけ、次にセロハン粘着テープを印刷インキ面より素早く剥離させる。この時セロハン粘着テープに取られたインキ塗膜の割合を調べる。
(◎):インキ取られ無し。
(○):インキが全体の25%以内取られる
(△):インキが全体の50%〜25%以内取られる
(×):フィルムが全体の50%以上取られる
(残留溶剤)
無延伸のポリプロピレンフィルムにグラビア印刷機で各調整インキを100%ベタ柄で印刷し、巻き取った後に、1m切り出して、短冊状に断裁し、三角フラスコに入れ密栓した状態で80℃30分加熱した後、マイクロシリンジで一定量の溶剤蒸気を取り出し、ガスクロマトグラフィーで残留溶剤量を定量する。残留溶剤量の単位は、mg/mで表示する。
Figure 0004569121
上記の実験結果から、本発明のポリプロピレントレイ用水性グラビアインキは成型トレイに用いたときに、優れた成型加工適性を示し、電子レンジ中での成型品の発泡も無い。更に成型状態の環境下において、優れた耐油性、耐水性、及び低残留溶剤量を有していることが示される。
本発明のポリプロピレントレイ用水性グラビアインキは、食品包装用を始め各種の環境対応型ポリプロピレン成型トレイ用途に広く使用することができる。

Claims (8)

  1. (A)マレイン酸グラフト変性塩素化ポリプロピレン樹脂、(B)グリコール成分としてポリテトラメチレングリコールを必須とするポリエーテル系ウレタン樹脂及び(C)エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を含有するポリプロピレントレイ用水性グラビアインキであって、該ポリエーテル系ウレタン樹脂が、重量平均分子量が50,000〜150,000、ガラス転移温度が10〜30℃、スチレン−アクリル樹脂成分含有比率が10〜30質量%であるスチレン−アクリル樹脂変性ポリエーテル系ウレタン樹脂であり、(A)成分と(B)成分の和に対する(C)成分の含有量が1〜10質量%であることを特徴とするポリプロピレントレイ用水性グラビアインキ。
  2. 前記した(A)マレイン酸グラフト変性塩素化ポリプロピレン樹脂のマレイン酸グラフト量が1〜5質量%である請求項1に記載のポリプロピレントレイ用水性グラビアインキ。
  3. 前記した(A)マレイン酸グラフト変性塩素化ポリプロピレン樹脂の塩素化度が10〜20質量%、重量平均分子量が30,000〜100,000、ガラス転移温度(Tg)が60〜100℃である請求項1又は2に記載のポリプロピレントレイ用水性グラビアインキ。
  4. 前記したグリコール成分中のポリテトラメチレングリコールの含有量が50〜100質量%である請求項1〜3の何れかに記載のポリプロピレントレイ用水性グラビアインキ。
  5. 前記した(B)グリコール成分としてポリテトラメチレングリコールを必須とするポリエーテル系ウレタン樹脂のイソシアネート成分が非芳香族系ジイソシアネートである請求項1〜4の何れかに記載のポリプロピレントレイ用水性グラビアインキ。
  6. 前記した非芳香族系ジイソシアネートが、イソホロンジイソシアネート及び又はヘキサメチレンジイソシアネートを有する請求項5に記載のポリプロピレントレイ用水性グラビアインキ。
  7. 前記した(C)エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂の重量平均分子量が10,000〜50,000、ガラス転移温度が−40〜−20℃、酸価が1〜10mgKOH/g、酢酸ビニル含有量が10〜30質量%である請求項1〜6の何れかに記載のポリプロピレントレイ用水性グラビアインキ。
  8. ポリプロピレンフィルム層、前記した請求項1〜の何れかに記載のインキの印刷層及び押出ポリプロピレン樹脂層又はポリプロピレンシート層をこの順に有する積層体を熱成型してなることを特徴とするポリプロピレントレイ。
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