JP4569029B2 - 操作ボタン取付装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面の外装カバーに操作ボタンを有するリモコンの操作ボタン取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の操作ボタン取付装置は、図8及びその要部断面図の図9に記載されているような構成が一般的であった。表面の外装カバーに操作ボタンを有するリモコンの操作ボタン取付装置では操作ボタン2の一端に弾性を有するヒンジ4の固定部5に穴が設けられ、外装カバー1の突起部6へ挿入して先端部を熱溶着して固定していた。この操作ボタン2を押すと、弾性を有するヒンジ4がたわみ直下のスイッチ部8を押し、入力の切替が行われるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年家庭内で用いられるリモコンでは、使用者の利便のため操作ボタンの操作内容をメロデーや合成音声などで報知するスピーカーなどの音源を内蔵するものが増えつつある。
しかしながら従来の操作ボタン取付装置では、外装カバー1に操作ボタン2を固定するヒンジ4が弾性を有するため低い共振点を持ち、リモコンに内蔵されるブザーやスピーカーなどの音源より発せられるメロデーや合成音声の特定の周波数の音に共振し、ヒンジ4が振動し外装カバー1に振動接触して不快な共鳴音であるびびり音を発生させてしまうという課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、操作ボタンを押すことによりヒンジの弾性変形する部分を外装カバーに対して間隔を設けたものである。
【0005】
以上の発明によれば、リモコン内蔵のスピーカーから発せられるメロデーや合成音声の報知音に、ヒンジが共振しても外装カバーに対して接触することが無くびびり音の発生を防止することが出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明は各請求項に記載した構成とすることにより実施できるものである。
【0007】
請求項1に記載の発明では、操作ボタンと、弾性を有し前記操作ボタンを保持するヒンジと、前記操作ボタンを押すことにより入力の切替を行うスイッチ部と、前記ヒンジを固定する外装カバーを有し、前記操作ボタンを押すことにより前記ヒンジの弾性変形する部分を前記外装カバーに対して間隔を設け、前記間隔は外装カバーの内面を削って溝を作り、前記ヒンジとの前記間隔を設けたものである。
【0008】
そしてヒンジの弾性変形する部分を外装カバーに対して間隔を設けているためリモコン内蔵のスピーカーから発せられるメロデーや合成音声の特定の周波数の音に、ヒンジが共振しても外装カバーに対して接触することが無くびびり音の発生を防止することが出来る。しかも、外装カバーの内面を削ってヒンジとの間隔を設けているので、操作ボタン取付装置の厚みを増すことなく効果を得ることが出来る。
【0009】
請求項2に記載の発明では、操作ボタンと、弾性を有し前記操作ボタンを保持するヒンジと、前記操作ボタンを押すことにより入力の切替を行うスイッチ部と、前記ヒンジを固定する外装カバーを有し、前記操作ボタンを押すことにより前記ヒンジの弾性変形する部分を前記外装カバーに対して間隔を設け、前記操作ボタンの端面に設けられた前記操作ボタンと前記ヒンジを樹脂一体成形するための射出口跡を、前記外装カバーに対して間隔を設けたものである。そして操作ボタンがリモコン内蔵のスピーカーから発せられるメロデーや合成音声の特定の周波数の音に共振しても、外装カバーに対して接触することが無くびびり音の発生を防止することが出来る。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0011】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の操作ボタン取付装置の外観図及びスピーカー取付部の破砕断面図である。図2は操作ボタンの外観図、図3は操作ボタン取付装置の要部断面図である。また図4は操作ボタンを押したとき操作ボタン取付装置の要部断面図である。
【0012】
図1において、操作ボタン2は外装カバー1にかん合自在に取付けられている。
【0013】
そして操作ボタン2を押すとその動作をメロデーや合成音声で報知するための音源であるスピーカー3が内蔵されている。図2ではヒンジ4は弾性を有し操作ボタン2の両端よ
り伸び、固定部5に穴が設けられている。図3において操作ボタン2のヒンジ4の固定部5の穴は外装カバー1に段差7を付けて設けられた突起6に挿入され熱溶着され、操作ボタン2を押すことによってヒンジ4が弾性変形する部分と間隔dだけ距離を開けて固定されている。この間隔dはヒンジ4が内蔵のスピーカー3から発せられるメロデーや合成音声の音に共振・変位しても接触しない程度の距離である。操作ボタン2の直下にはこの操作ボタン2により入力の切替えを行うスイッチ部8が設けられている。そして図4に示すように操作ボタン2を押すと、操作ボタン2が外装カバー1より沈みこみスイッチ部8のスイッチを入り切りするようになっている。
【0014】
次に動作、作用について説明する。図3において、操作ボタン2を押して内蔵のスピーカー3から発せられるメロデーや合成音声の特定の周波数の音にヒンジ4が共振・変位しても、ヒンジ4は外装カバー1に対して段差7を付けて間隔dの距離をおいて取付けられており、ヒンジ4と外装カバー1は接触することが無くびびり音は発生しない。
【0015】
(実施例2)
図5は本発明の実施例2の操作ボタン取付装置の要部断面図である。図5において外装カバー1の内面を削り溝9を設けられ、ヒンジ4は操作ボタン2を押すことによって弾性変形する部分と間隔dだけ距離を開けて固定されている。そしてリモコン内蔵のスピーカー3から発せられるメロデーや合成音声の特定の周波数の音にヒンジ4が共振・変位しても、ヒンジ4と外装カバー1は接触することが無い。よって本実施例では操作ボタン取付装置の外形の厚みを増やすこと無く、第1実施例と同様にびびり音は発生を防止できる。
【0016】
(実施例3)
図6は本発明の実施例3の操作ボタンの外観図および図7は実施例3の操作ボタン取付装置の要部断面図である。図6において操作ボタン2とヒンジ4は樹脂により一体成形され、操作ボタン2の端部に樹脂製形のための射出口の跡10が設けられている。
【0017】
図7において外装カバー1には溝9が設けられ、射出口跡10は外装カバー1に対して間隔dだけ距離を置いている。この場合の間隔dは操作ボタン2が内蔵のスピーカー3から発せられるメロデーや合成音声の音に共振し、射出口跡10が変位しても接触しない程度の距離である。そして外装カバー1に対してヒンジ4を介してかん合自在に取付けられた操作ボタン2がリモコン内蔵のスピーカー3から発せられるメロデーや合成音声の特定の周波数の音に共振・変位しても、射出口跡10と外装カバーは接触することが無い。よって操作ボタン2の端部に射出口跡10が設けられた操作ボタン取付装置においても第1実施例と同様にびびり音は発生を防止できる。
【0018】
なおヒンジ4の弾性変形する部分と外装カバー1との間隔d、および射出口跡10と外装カバー1との間隔dは、本発明では図3の段差8、図5の溝9および図7の溝9で、ヒンジ4が内蔵のスピーカー3から発せられるメロデーや合成音声の音に共振・変位しても接触しない程度の距離だけ設けたが、この間隔がとれればその方法は問わない。
【0019】
また間隔dはヒンジや操作ボタンそして射出口の共振によるその変位量で決まるが、この間隔を調整することにより様々なヒンジの形状・取付け方法、または報知音の大きさや発生する音の周波数に対応することが出来る。
【0020】
【発明の効果】
以上のように請求項1〜3に記載の発明によれば、次の効果が得られる。
【0021】
内蔵の音源よりメロデーや音声などの報知音が印加されて、操作ボタンやヒンジが共振しても外装カバーに接触しないため、びびり音の発生を防ぐことが出来る。
【0022】
外装カバーの内面を削ってヒンジとの距離を設けているので、取付け装置の厚み、即ちリモコンの厚みを増すことなくびびり音の発生を防ぐことが出来る。
【0023】
射出口跡が必要な樹脂成形部品にも容易に応用できるため、ボタンとヒンジを樹脂による一体成形した取付け装置においてもびびり音の発生を防ぐことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の操作ボタン取付装置の外観図
【図2】 同装置の操作ボタンの外観図
【図3】 同装置の要部断面図
【図4】 同装置の操作ボタンを押したときの状態を示す要部断面図
【図5】 本発明の実施例2の操作ボタン取付装置の要部断面図
【図6】 本発明の実施例3の操作ボタンの外観図
【図7】 本発明の実施例3の操作ボタン取付装置の要部断面図
【図8】 従来の操作ボタン取付装置の内観図
【図9】 同装置の要部断面図
【符号の説明】
1 外装カバー
2 操作ボタン
4 ヒンジ
7 段差
8 スイッチ部
Claims (2)
- 操作ボタンと、弾性を有し前記操作ボタンを保持するヒンジと、前記操作ボタンを押すことにより入力の切替を行うスイッチ部と、前記ヒンジを固定する外装カバーを有し、前記操作ボタンを押すことにより前記ヒンジの弾性変形する部分を前記外装カバーに対して間隔を設けた構成において、前記外装カバーの内面を削って溝を作り、前記ヒンジとの前記間隔を設けたことを特徴とする操作ボタン取付装置。
- 操作ボタンと、弾性を有し前記操作ボタンを保持するヒンジと、前記操作ボタンを押すことにより入力の切替を行うスイッチ部と、前記ヒンジを固定する外装カバーを有し、前記操作ボタンを押すことにより前記ヒンジの弾性変形する部分を前記外装カバーに対して間隔を設け、前記操作ボタンの端面に前記操作ボタンと前記ヒンジを樹脂一体成形するための射出口の跡を設け、前記射出口の跡は前記外装カバーに対して間隔を設けた操作ボタン取付装置。
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- 2001-04-17 JP JP2001117864A patent/JP4569029B2/ja not_active Expired - Lifetime
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