JP4568871B2 - トノカバー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ルーフの開口部を開閉可能に覆うキャンバスを室内に移動できるキャンバストップ構造に係り、詳細には室内に移動されたキャンバスを覆うトノカバー装置に関するものである。
従来、車室空間を明るくするため、また、外気を取り込み易くするための車両のルーフ構造として、サンルーフやキャンバストップが知られている。特にキャンバストップは、サンルーフより広くルーフを開くことができるので乗員が開放感を得ることができる。
この種のキャンバストップ型の車両100は、図13に示すように、ルーフ110の一部を切り欠いて開口部111が形成されており、この開口部111を開閉可能に覆うキャンバス120が取り付けられて構成されている。このような車両100では、キャンバス120を車両後側へ或いは前側へスライドして折り畳むことで、開口部111が開放される。
従来のキャンバストップ型の車両が特許文献1に開示されている。
特表2003−507244号公報(図1及び図2)
ところで、キャンバストップ型の車両100において乗員がより開放感を得られるようにするためには開口部111を大きくする必要がある。しかし、開口部111を大きくするにも制約があり、さほど大きくすることはできない。これは、従来のキャンバストップ型の車両はベース車両のルーフをキャンバストップに代えて製造されるため、開口面積がルーフの大きさの範囲内に限られるからである。また、図13に示すように、折り畳まれたキャンバス120が開口部111内に残ることも、開口面積を減らす原因となっていた。
そこで、本出願人は、折り畳まれたキャンバスをルーフから車室内へ移動させることで、開口部を大きくすることができるキャンバストップ構造を開発し、本出願と同日付で特許出願(整理番号P3014)を行なった。
ところで、折り畳んだキャンバスを車両後部の車室空間に移動させた場合、キャンバスが車両外部からバックドアガラス越しに直接視認されると見栄えが悪いため図14に示すようにリヤシート150の後側の荷室Rをトノカバー170で覆うことが望ましい。しかし、この場合でも展開状態のトノカバー170の先端とバックドア180の間に間隙190が形成され、この間隙190を通して折り畳まれたキャンバス120が直接視認される虞がある。
本発明は上記課題を解決するために創作されたものであり、車室内に移動されたキャンバスが視認されることを防止したトノカバー装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、ルーフの開口部を覆うキャンバスが車室内に移動された状態でキャンバスを被覆するトノカバー装置であって、キャンバスは、ルーフの開口部に設けられた第1レールにスライド可能に支持され、第1レールに沿ってスライドして折り畳まれたキャンバスが、車両左右の内壁面に上下方向に取り付けられた第2レールに支持されて第1レールの後側の位置から車室内の所定位置まで移動可能に構成され、車室内に移動されたキャンバスの上面を覆うトノカバーと、トノカバーの先端に取り付けられてキャンバスの背面を覆う遮蔽プレートと、車室内の所定位置の後側において車両左右の内壁面に配設され遮蔽プレートを係止可能な固定プレートとを備え、遮蔽プレートの左右の端には、それぞれ前後に離間して車幅方向外側へ突出するようにピンが設けられており、固定プレートには遮蔽プレートをトノカバーに対して回動させた状態で、各ピンを係止するためのスリットが上下方向に並ぶように設けられ、ピンを固定プレートに係止させると、遮蔽プレートがバックドアと車室内に移動されたキャンバスとの間に配置されるように構成されている
本発明によれば、車室内に移動されたキャンバスは、その上方をトノカバーで覆われると共に、その後方を遮蔽プレートで覆われるため、車両外部からバックドアガラス越しにキャンバスが直接視認されることが防止される。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。図中のFrは車両前方を、Upは車両上方を、LHは車幅方向であって左方を示す。
〔本発明の概要〕
本発明は、ルーフ11の開口部12の開放に伴って折り畳んだキャンバス20を、ルーフ11上から車室内へ移動させることができるようにした新規なキャンバストップ構造1に係るものであり、とくに、車室内へ移動させたキャンバス20が車両後部のバックドアガラスを介して視認されることを防止するためのトノカバー装置70に関するものである。
そこで、先ず、本出願と同日付で特許出願(整理番号P3014)を行なった前提技術としてのキャンバストップ構造1を詳細に説明し、次いで当該キャンバストップ構造1に適用するトノカバー装置70について説明する。
〔キャンバストップ構造〕
図1は本発明の実施形態に係るキャンバストップ構造1を適用したハッチバック型の車両10を示す部分斜視図である。
この車両10は、ルーフ11に開口部12が形成されている。この開口部12は、ルーフ後端からルーフ前端寄りの中間領域までを左右の縁部を残すように門型に切り欠いて形成されている。この開口部12がキャンバス20によって開閉可能に覆われる。
キャンバス20には、車幅方向に延出した複数の棒材(図示省略)が前後に離間して取り付けられており、各棒材の先端はキャンバスの左右の縁から車幅方向外側へ突出している。これらの棒材の先端部をガイドする第1レール13L,13Rが、開口部12における車両前後方向に延出した左右の縁に沿ってそれぞれ設けられている。
第1レール13L,13Rに支持されて、キャンバス20はルーフ面をスライドする。なお、キャンバス20は、前端と後端とを近づけた際に隣り合う棒材間の布部分が折れ曲がることで、折り畳まれる。このような構成において、キャンバス20を車両後方側へ移動させて折り畳むことで開口部12が開放される。
さらに、本実施形態のキャンバストップ構造1は、図2に示すように、キャンバス20をルーフ面から車室内へ移動できるように構成されていることを特徴としている。このため、本発明のキャンバストップ構造1は、キャンバストレイ30と、第2レール40と、保持手段50と、を備えている。
キャンバストレイ30は、折り畳まれたキャンバス20を載せた状態で該キャンバス20を移動させるためのものである。このキャンバストレイ30は、図2に示すように、ルーフ11上における第1レール13Rの水平方向後側の位置(以下、ルーフ上の第1位置Aと称する。)と、それより下方の、車室内のリヤシート後方の所定位置、例えば室内高中間付近(以下、車室内下方の第2位置Bと称する。)との間を移動することができる。
このキャンバストレイ30は、図1に示すように、車幅方向に長手のベース板部31と、ベース板部31の左右の端部に設けられた延長レール部32,32と、を備えている。ベース板部31は、折り畳んだキャンバス全体の下側で水平状に広がるように、その寸法が選定されて形成されている。
左右の延長レール部32,32は、それぞれキャンバス20の左右の縁から突出した棒材の先端部をガイドするものであり、特に、キャンバストレイ30が後述する保持手段50によってルーフ上の第1位置A(図2参照)に保持された状態で、第1レール13L,13Rと同じ高さの位置で第1レール13L,13Rより後側に配置される。さらに、キャンバストレイ30が上記第1位置Aに保持された状態で、延長レール部32,32には図2に示すように第1レール13L,13Rのガイド溝13Aと連なる延長ガイド溝32Aが形成されている。これらのガイド溝13Aと延長ガイド溝32Aとの間を各棒材の先端部が移動することができる。なお、キャンバス20の後端に取り付けた棒材は、キャンバストレイ30に固定されている。また、延長レール部32の延長ガイド溝32Aは、延長レール部32の車両後方端寄りの中間部まで延出しており、この延長ガイド溝32Aの後端位置でキャンバス20の後端に取り付けた棒材が固定されている。
キャンバストレイ30の左右の端部には、図3に示すように車幅方向外側へ突出する凸部33が設けられている。凸部33はブラケット34を介してベース板部31に取り付けられている。本実施形態では、左右にそれぞれ二つの凸部33,33が前後に離間して設けられている。
これらの凸部33,33を案内支持するために、上記第2レール40が設けられている。第2レール40は、車両後部の車両内壁面15(図1参照)に設けられており、上下方向に延出している。キャンバストレイ30の左右にそれぞれ2つずつ設けられた凸部33,33に対応して、車両の左右の各側にそれぞれ2つのレール40,40が前後に離間して設けられている。
各第2レール40,40には、凸部の移動方向を案内するガイド溝41がレール長手方向に沿って形成されており、このガイド溝41を凸部33が摺動することで、キャンバストレイ30は上下に移動する。なお、本実施形態では、キャンバストレイ30が第2レール40,40に案内されてルーフ上の第1位置A、即ちルーフ表面位置から、車室内下方の第2位置B、即ち車室内の室内高中間位置まで鉛直方向に移動できるよう、第2レール40,40の寸法が選定され、内壁面15の所望の位置に取り付けられている。
保持手段50は、図4に示すように第2レール40の上端位置でキャンバストレイ30を解除可能に保持するためのものである。この保持手段50によって、キャンバストレイ30は、ルーフ上の第1位置Aに保持される。このため、保持手段50は、第2レール40のガイド溝41に出没可能な突片51を備えている。
突片51は、図5に示すように、基部51Aと、この基部51Aに対しヒンジ部51Bを介して回動可能に取り付けられた回動部51Cと、から成る。基部51Aは、ガイド溝41の側壁42に一体に形成された筒部43内を移動するものである。さらに、この基部51Aは図6に示すように、バネ45やスプリングなどによってガイド溝41側へ移動するように付勢されている。筒部43は、ガイド溝41の長手方向と直交する方向に軸が延出するように形成されており、この筒部43内を基部51Aが移動することで基部51Aの先端に設けた回動部51Cがガイド溝41に出没する。この回動部51Cは、その長さL(図5参照)がガイド溝41の幅W(図5参照)よりも長く形成されており、ガイド溝41内に突出した際に、基部51Aとの接合部位が筒部43のガイド面43Aに載置される。さらに、ガイド面43Aより上方のガイド溝41の表面41Aには、回動部51Cを収容する凹部41Bが形成されており、ガイド溝41内に突出した突片51が上側に向けて回動すると、突片51は凹部41Bに入り込む。凹部41Bに入った突片51の表面とガイド溝41の表面とが面一になるように、凹部41Bの深さや形状が選定されている。
このような保持手段50によれば、ガイド溝41内に突出した突片51の上面に凸部33が載置されることで、キャンバストレイ30がルーフ11上の第1位置Aに保持される。一方、図5に示すように、突片51がガイド溝41内に突出した状態で、凸部33が突片51の下方より突片51へ向けて移動してきた場合、突片51に凸部33が当接すると回動部51Cが回動することで、凸部33の進行が妨げられないように構成されている。
さらに突片51には、図4及び図6に示すように、ワイヤー55が繋げられており、このワイヤー55はプーリー56を介して車室内に設けたスイッチ装置(図示省略)に接続されている。このスイッチ装置には、例えばモーターが内蔵されており、このモーターがワイヤー55を巻き取ることで、保持手段50の突片51がガイド溝41から退避する。このような構成によって、突片51の上面に載置された凸部33は突片51がガイド溝41から退避することで下方へ移動できるようになり、キャンバストレイ30が下方へ移動できる。
キャンバストレイ30の第2レール40に沿った昇降は、図7に示す昇降装置60によってなされる。この昇降装置60は、モーター61と、モーター61に接続された2組のワイヤー62とを備えている。キャンバストレイ30の左右の端部には、それぞれ一組のワイヤー62,62の先端が前後に離間した位置に取り付けられており、モーター61によってワイヤー62の長さが調節されることで、キャンバストレイ30が昇降する。なお、図7ではキャンバストレイ30を概略的に表している。
また、上記昇降装置60を備える代わりに、図8に示すように、下がったキャンバストレイ30を、車両後部のルーフ表面に近接した位置に設けたモーター60Aが、各凸部33に繋げられたワイヤー60Bを巻き取ることで、ルーフ11上の第1位置Aまで上昇するように構成することもできる。
さらに、本実施形態においては、ルーフ上のキャンバス200のスライド移動は、図9(A)に示すように、キャンバス20の前端の両端に第1フック部材21が設けられ、この第1フック部材21がルーフ11に内蔵したモーター16によるワイヤー17の巻取り或いは掃き出しよってルーフ後方或いはルーフ前方へ移動させられて、開口部12が開閉される。なお、ワイヤー17の先端部には第2フック部材18が取り付けられており、この第2フック部材18が第1フック部材21と係合する。なお、第1フック部材21と第2フック部材18とは、車両前後方向α(図9(B))に関して係合関係にあり、第1フック部材21は第2フック部材18に対して第2フック部材18より下方へ移動する方向βに関して非係合関係となるように、各フック部材18,21を構成する鉤部の形状と向きが選定される。
次に、本発明の実施形態に係るキャンバストップ構造1の作用について説明する。
ルーフ11の開口部12を開放させるには、従来のキャンバストップ型の車両と同様に、図1に示すように、キャンバス20の前部を車両後方側へスライドさせる。この際、前端から後端の間の布部分は折り畳まれて、キャンバストレイ30上に載せられる。このとき、キャンバストレイ30は、ルーフ11上の第1位置Aに保持されるように、保持手段50によって位置が規制されている。そして、ユーザーが車室内のスイッチを操作して、保持手段50の突片51に繋がったワイヤー55を巻き取ることで、突片51がガイド溝41から退避する。これにより、凸部33の下方への移動が可能となり、キャンバストレイ44がルーフ11上の第1位置Aから車室内下方の第2位置Bまで移動する。
このように構成されたキャンバストップ構造1によれば、ルーフ11の開口部12の開放に伴って折り畳んだキャンバス20を、ルーフ11上から車室内へ移動させることができる。よって、従来のキャンバストップと異なり、ルーフ11にキャンバス20が残らないので、開口部12を大きくすることができる。また、本実施形態では、後部ドアのガラスの上端が第1位置にあるキャンバストレイ30に当接するように構成されているため、後部ドアのガラスも下げると、さらに大きな開口を形成することができる。
〔トノカバー装置〕
次に、本発明の実施形態に係るトノカバー装置について説明する。
図10は本発明のトノカバー装置70の使用状態を示し、トノカバー装置70は、上記キャンバストップ構造1によって車室内下方の第2位置Bに移動されたキャンバス20を覆っている。このトノカバー装置70は、従来のトノカバー装置と同様に、リヤシート80の背面に装着されたケース71と、このケース71内に引き出し可能に収容される塩化ビニール製のトノカバー72と、を備えて構成されている。なお図示省略するが、ケース71には、トノカバー72を巻回する棒材や、棒材を巻き取り方向に付勢するスプリングなどが収容されている。
さらに、本実施形態に係るトノカバー装置70は、図10及び図11に示すように、トノカバー72の先端に遮蔽プレート73が取り付けられている。この遮蔽プレート73はトノカバー72と同幅で横長に形成されている。この遮蔽プレート73の左右の端には、2本のピン74,75が前後に離間して車幅方向外側に突出するように設けられている。
上記ピン74,75を係止する固定プレート76が車両側部の左右の内壁面にそれぞれ配設されている。具体的には、図10に示す車室内の第2位置Bに移動したキャンバス20より水平方向後側の車両内壁面に設けられる。固定プレート76は、図12に示すように、上方向に長い細幅の板材であり、車両後方側の長縁に斜め上方へ延出した2つのスリット77,78が離間して設けられており、これらのスリット77,78が上下方向に並ぶように固定プレート76は車両内壁面15(図1)に取り付けられる。
これらのスリット77,78の内、下側のスリット77は、遮蔽プレート73の先端側、車両の前後方向において後側に配設されるピン74を係止するためのものであり、このスリット77より上方に設けられたスリット78は、ピン74より車両前後方向における前側に配設されているピン75を係止するためのものである。
このように構成されたトノカバー装置70によれば、キャンバストップ構造1によって車室内下方の第2位置Bへ移動されたキャンバス20を覆うことができる。この手順としては、ケース71からトノカバー72を引き出し、トノカバー72の先端に設けた遮蔽プレート73を折り畳んだキャンバス20の後方側で壁面を成すよう、図11(B)に示すようにトノカバー72に対して遮蔽プレート73を回動させる。そして、遮蔽プレート73を所望の角度に傾けたら、遮蔽プレート73の左右の縁から突出した一方のピン74をスリット77に差し込むと共に、他方のピン75をスリット78に差し込む。この際、トノカバー72が巻取方向に付勢され、ピン74,75が固定プレート76に係止されることで、トノカバー72はキャンバス20の上方で展張し、遮蔽プレート73はキャンバス20の後方側を覆う。
このように、本発明の実施形態に係るトノカバー装置70によれば、車室内の第2位置Bに移動されたキャンバス20は、その上方をトノカバー72で覆われ、その後方を遮蔽プレート73で覆われるため、車両外部からバックドアガラス越しに直接視認されることが防止される。即ち、第2位置Bに移動されたキャンバス20とバックドア180との間隙190に遮蔽プレート73が配置され、この遮蔽プレート73がバックドアガラス越しにキャンバス20が視認されることを遮っている。よって、本発明のトノカバー装置70によれば、車室内にキャンバスを格納可能なキャンバストップ型の車両の良好な見栄えを確保できる。
以上説明したが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施をすることができる。例えば、ルーフ上の第1位置Aと車室内下方の第2位置Bは、車両の構造によりその位置が相違し得ることは言うまでもない。例えば、第2位置Bは図示例ではリヤシート後方のシートバックとヘッドレストとの境付近に描き且つ説明したが、車室最下端のデッキ上に設定してもよいことは明らかである。
本発明の実施形態に係るキャンバストップ構造を適用した車両後部を示す斜視図である。 図1の車両後部の概略断面図である。 図1の車両後部の概略断面図である。 図1のキャンバストップ構造における保持部材を示す斜視図である。 図1のキャンバストップ構造における保持部材を示す側面図である。 図5の保持部材を示す斜視図である。 図1のキャンバストップ構造における昇降装置を示す斜視図である。 図1のキャンバストップ構造における他の昇降装置を示す斜視図である。 図1のキャンバストップ構造におけるキャンバスをスライドさせる機構を示す図である。 本発明の実施形態に係るトノカバー装置を適用した車両後部の図である。 (A)及び(B)は図10のトノカバー装置の作用を説明するための図である。 図10のトノカバー装置における固定プレートを示す斜視図である。 従来のキャンバストップの車両を示す斜視図である。 従来のトノカバー装置を示す斜視図である。
符号の説明
1 キャンバストップ構造
10 車両
11 ルーフ
12 開口部
13A ガイド溝
13L 第1レール
13R 第1レール
15 車両内壁面
16 モーター
17 ワイヤー
18 第2フック部材
20 キャンバス
21 第1フック部材
30 キャンバストレイ
31 ベース板部
32 延長レール部
32A 延長ガイド溝
33 凸部
34 ブラケット
40 第2レール
41 ガイド溝
41A 表面
41B 凹部
42 側壁
43 筒部
43A ガイド面
44 キャンバストレイ
45 バネ
50 保持手段
51 突片
51A 基部
51B ヒンジ部
51C 回動部
55 ワイヤー
56 プーリー
60 昇降装置
60A モーター
60B ワイヤー
61 モーター
62 ワイヤー
70 トノカバー装置
71 ケース
72 トノカバー
73 遮蔽プレート
74 ピン
75 ピン
76 固定プレート
77 スリット
78 スリット
80 リヤシート
100 車両
110 ルーフ
111 開口部
120 キャンバス
150 リヤシート
170 トノカバー
180 バックドア
190 間隙
A 第1位置
B 第2位置
R 荷室
W 幅

Claims (2)

  1. ルーフの開口部を覆うキャンバスが車室内に移動された状態で該キャンバスを被覆するトノカバー装置であって、
    上記キャンバスは、上記ルーフの開口部に設けられた第1レールにスライド可能に支持され、該第1レールに沿ってスライドして折り畳まれた上記キャンバスが、車両左右の内壁面に上下方向に取り付けられた第2レールに支持されて上記第1レールの後側の位置から車室内の所定位置まで移動可能に構成され、
    上記車室内に移動された上記キャンバスの上面を覆うトノカバーと、上記トノカバーの先端に取り付けられて該キャンバスの背面を覆う遮蔽プレートと、上記車室内の所定位置の後側において車両左右の上記内壁面に配設され上記遮蔽プレートを係止可能な固定プレートとを備え、
    上記遮蔽プレートの左右の端には、それぞれ前後に離間して車幅方向外側へ突出するようにピンが設けられており、
    上記固定プレートには、上記遮蔽プレートを上記トノカバーに対して回動させた状態で、上記各ピンを係止するためのスリットが上下方向に並ぶように設けられ、
    上記ピンを上記固定プレートに係止させると、上記遮蔽プレートがバックドアと車室内に移動されたキャンバスとの間に配置されることを特徴とする、トノカバー装置。
  2. 前記キャンバスは、キャンバストレーに折り畳んで載せた状態で前記第2レールに支持されて移動可能である、請求項1に記載のトノカバー装置。
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