JP4568632B2 - 揚艇装置 - Google Patents

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Description

本発明は、救助艇や高速艇等の搭載艇を吊り下げて本船に搬入出する揚艇装置の改良に関するものである。
従来、この種の揚艇装置として、垂直軸回りに回動して甲板上から振出されるクレーンブームと、このクレーンブームを駆動する旋回装置と、クレーンブームの先端部からシーブを介して繰り出される一本のワイヤロープと、このワイヤロープを巻き取る1台のウィンチとを備え、クレーンブームを回動させてワイヤロープに吊り下げられる搭載艇を本船に搬入出する旋回クレーン式揚艇装置がある。
また、特許文献1には、本船に対して水平軸まわりに回動するダビットを備え、このダビットから繰り出される2本のワイヤロープを介して搭載艇を吊り下げ、ダビットを回動させてワイヤロープに吊り下げられる搭載艇を本船に搬入出するダビット式揚艇装置が提案されている。
特開2002−087377号公報
しかしながら、従来の旋回クレーン式揚艇装置は、クレーンブームの基端部を回動可能に支持する旋回支持軸を備え、この旋回支持軸が甲板上に立設していたため、この旋回支持軸等が作業者の邪魔になるという問題点があった。
また、旋回クレーン式揚艇装置は、本船における搭載艇の移動軌跡の容積が大きくなる可能性があるため、本船に対して揚艇装置が占めるスペースが大きくなるという問題点があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、甲板上に十分な作業スペースを確保し、小型化がはかれる水平スライド式揚艇装置を提供することを目的とする。
本発明は、本船に対して搭載艇を搬入出する揚艇装置に適用する。
そして、搭載艇の上方にて略水平振り出し方向に移動する第一スライダと、この第一スライダに対して略水平振り出し方向に移動する第二スライダと、この第二スライダから繰り出されるワイヤロープと、このワイヤロープを巻き取るウィンチとを備え、第一スライダと第二スライダをそれぞれ本船の内側に移動した格納状態で搭載艇を本船内に搬入し、第一スライダと第二スライダをそれぞれ本船の外側に移動した振り出し状態で搭載艇を投入、揚収する構成とし、搬入出される搭載艇のキール部に沿って延びるキールガイドを本船の甲板上に着脱可能に設置することを特徴とする。
本発明によると、搭載艇を本船上にて平行移動することが可能となり、本船における搭載艇の移動軌跡の容積を小さくし、本船に対して揚艇装置が占めるスペースを小さくすることができる。
そして、揚艇装置はその設置スペースを本船の天井部に沿って設けることが可能となり、甲板上に十分な作業スペースが確保され、甲板上にて揚艇装置の構造物が作業者の邪魔になることを回避できる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、本船1の甲板2上には複合式搭載艇(RIB)4を載せるキールサポート11が設置され、この搭載艇4を吊り下げて搬入出する水平スライド式揚艇装置5を備える。
この揚艇装置5は本船1の天井部31に沿って略水平振り出し方向に延びる対のガイドレール32と、このガイドレール32に沿って略水平振り出し方向に移動する第一スライダ60と、この第一スライダ60を駆動する2本の第一油圧シリンダ80と、第一スライダ60に対して移動する第二スライダ70と、この第二スライダ70を駆動する2本の第二油圧シリンダ90と、第二スライダ70に連結されたシーブ12を介して繰り出される一本のワイヤロープ7と、このワイヤロープ7を巻き取る1台のウィンチ9とを備える。
揚艇装置5は第一スライダ60と第二スライダ70をそれぞれ船内側に移動した格納状態で搭載艇4を船内に搬入する。すなわち、揚艇装置5は各第一油圧シリンダ80と第二油圧シリンダ90がそれぞれ収縮作動することにより、図1、図3に実線で示すように、第一スライダ60が本船1の天井部31の下方に引き込まれるとともに、第二スライダ70が第一スライダ60の内側に引き込まれ、搭載艇4が第二スライダ70と共に船内へと搬入される。
揚艇装置5は第一スライダ60と第二スライダ70をそれぞれ船外側に移動した振り出し状態で搭載艇4を投入、揚収する。すなわち、各第一油圧シリンダ80と第二油圧シリンダ90がそれぞれ伸張作動することにより、図1、図3に2点鎖線で示すように、第一スライダ60の先端部が本船1の天井部31から外側に突出するとともに、第二スライダ70が第一スライダ60の先端部へと移動し、シーブ12が海上に出され、ワイヤロープ7を介して搭載艇4を投入、揚収するようになっている。
揚艇装置5は第二スライダ70を第一スライダ60に対して船外側に移動した振り出し状態にて、各第二油圧シリンダ90のロッド92は第一スライダ60から船外側に突出する構成とする。
図4に示すように、2本のガイドレール32は第一スライダ60を挟むようにして延びる。角ガイドレール32は台座29を介して本船1の天井部31に固定支持される。
第一スライダ60は、互いに並行に延びる2本の各角パイプ61と、各角パイプ61の両端部を連結する2本のビーム62,63によって矩形の枠状に形成される。
各角パイプ61の基端部の側面に対の前後ローラ64,65がそれぞれ連結される。第一スライダ60は前後ローラ64,65を各ガイドレール32に転接させることによりガイドレール32に沿って移動する。
前後ローラ64,65は第一スライダ60の中央部より基端側に配置され、各ガイドレール32に対して第一スライダ60が移動するストロークを確保している。
各第一油圧シリンダ80は各ガイドレール32を挟むようにして延びる。各第一油圧シリンダ80はそれぞれのシリンダ81が各ガイドレール32に連結され、それぞれのロッド82の先端部が各アーム83を介して各角パイプ61の先端部に連結される。
各角パイプ61の内側の側面にはガイドレール62がそれぞれ連結される。後述するように、第二スライダ70は各ガイドレール62に転接する対のローラ74を介して移動する。
第二スライダ70は、シーブ12が収められるシーブブロック71と、このシーブブロック71に連結される丸パイプ72とを備える。
シーブブロック71の両側部に各ローラ74がそれぞれ連結され、各ローラ74が第二スライダ70に設けた各ガイドレール62に転接する。各ローラ74とシーブ12はそれぞれ同一軸上に配置される。
丸パイプ72はビーム63を貫通し、ビーム63にブッシュ66を介して摺動可能に支持される。
第二スライダ70を駆動する2本の第二油圧シリンダ90は第二スライダ70を挟むように配置される。
本実施の形態では、各第二油圧シリンダ90のシリンダ91は第一スライダ60の各角パイプ61の内側に介装される。各第二油圧シリンダ90のロッド92は各角パイプ61の先端面から突出する。各ロッド92の先端部は丸パイプ72の先端部にアーム73を介して連結される。
本船1には第一スライダ60の後部にシーブ16、17が設けられ、第二スライダ70のシーブ12から延びるワイヤロープ7がこのシーブ16、17を介してウィンチ9へと導かれる。
図6の(a),(b),(c)に示すように、ワイヤロープ7の先端には半球状のボールフック20が結合され、このボールフック20が搭載艇4の中央部にリガー21を介して連結されたメス金具19に対して着脱可能に連結される。
メス金具19にはボールフック20を案内する案内部材22が取り付けられ、ボールフック20がスムーズに係合するようになっている。
メス金具19はボールフック20を当て止めするストッパ23を備え、操作レバー24を倒すことにより、ボールフック20がストッパ23によってメス金具19から外れないように係止される。
ステンレス製ワイヤロープ7は非自転性の構造を有し、張力の増減に伴うワイヤロープ7の捩れを小さくすることによって、これに吊り下げられた搭載艇4が回動することを抑えるようになっている。
図7に示すように、第二スライダ70のシーブブロック71にはワイヤロープ7を挿通させる上死点ストッパ25が設けられ、この上死点ストッパ25にメス金具19が当接することにより、ワイヤロープ7がそれ以上の引き込まれないようになっている。
第二スライダ70のシーブブロック71とメス金具19を着脱可能に連結する安全ピン27が設けられる。シーブブロック71には上死点ストッパ25に当接したメス金具19を挟む対の末広がり状のプレート26を備え、各プレート26には安全ピン27を挿通させる穴28が開口している。安全ピン27は各プレート26の穴28とメス金具19の穴を貫通して差し込まれることにより、シーブブロック71とメス金具19を連結する。これにより、揚艇装置5が搭載艇4を吊り下げて甲板2上を搬入出する際に、ワイヤロープ7が緩んでも搭載艇4が甲板2上に落下することを回避できる。
本船1の甲板2上には、キールガイド50が着脱可能に設置される。揚艇装置5が搭載艇4を吊り下げて甲板2上を搬入出する際に、このキールガイド50が搭載艇4のキール部に当たることにより搭載艇4のピッチング方向に揺れを抑え、搭載艇4のスクリュ18等が甲板2上に衝突することを防止するようになっている。
キールガイド50は搭載艇4の前後部に位置して対で設けられる。キールガイド50は、甲板2上に固定金物を介して連結される2本の脚51と、各脚51に支持され本船1の舷方向に延びるレール52と、レール52の先端部に取り付けられるガイドローラ53とを備える。脚51とレール52はアルミパイプ材によって形成され、軽量化がはかられている。
レール52は甲板2と略平行に延び、その先端部が下向きに傾斜している。レール52の表面は帆布によって被覆され、搭載艇4を滑りやすくしている。
レール52の設置高さは、水平な姿勢を保つ搭載艇4のキール部に対して所定の間隙を持つように設定される。搭載艇4のピッチング方向に揺れると、搭載艇4のキール部がレール52に当たることにより、搭載艇4がそれ以上に揺れないようになっている。
搭載艇4が搬入出される甲板2上の舷側開口端部には、安全手摺55が設けられる。この安全手摺55は甲板2上に着脱可能に立てられる複数本の支柱56と、各支柱56を結ぶワイヤロープ57とからなる。
甲板2上には油圧ユニット33が設けられる。この油圧ユニット33を介して第一油圧シリンダ80と第二油圧シリンダ90及びウィンチ9に作動油が給排される。
次に揚艇装置5の動作について説明する。本船1の航行時において搭載艇4を投入する際の操作は次の手順で行われる。
・油圧ユニット33を作動させる。
・キールサポート11に載せられた搭載艇4に掛けられた固縛索8を外し、ウィンチ9を駆動して搭載艇4を低速で0.5m程度上昇させ、メス金具19が上死点に到達したらウィンチ9を停止し、安全ピン27を差し込む。この上昇時、搭載艇4はそのサイドエアバッグ等が本船1の船体内壁36に当たることにより、ローリング方向の揺れが抑えられる。
・甲板2上に各キールガイド50を取り付ける。
・安全手摺55を取り外す。
・ウィンチ9を駆動してワイヤロープ7を低速度で繰り出し、第一油圧シリンダ80と第二油圧シリンダ90を順に伸張作動させ、第一スライダ60と第二スライダ70を順に舷側に移動し、搭載艇4を船外に出す。この搬出時、搭載艇4はそのキール部がキールガイド50のレール52に当たることにより、ピッチング方向の揺れが抑えられる。
・ウィンチ9を駆動してワイヤロープ7を巻き取り、上死点ストッパ25にメス金具19が当接させ、ワイヤロープ7の緩みをとる。
・搭載艇4の前後の控え索を乗員が操作して、搭載艇4を本船1の舷側に略平行となった姿勢を保つ。
・各キールガイド50を取り外し、甲板2上に安全手摺55を取り付ける。
・安全ピン27を抜き取り、ウィンチ9がワイヤロープ7を繰り出し、搭載艇4を低速で0.5m程度下降させ、停止する。
・第二油圧シリンダ90を収縮作動させ、第二スライダ70を船内側に移動し、搭載艇4を本船1の舷側に押し付けて腹付けし、搭載艇4の前後の控え索を本船1の各クリートに固縛する。このとき、搭載艇4は本船1側に5°程度傾斜した姿勢をとる(図3参照)。
・安全手摺55の乗り込み部を部分的に取り外す。
・上記搭載艇4を腹付けした状態で、乗員および器材等を搭載する。
・前後の控え索を各クリートから外し、第二油圧シリンダ90を伸張作動させて第二スライダ70を舷側に移動し、搭載艇4を船外に最大に振り出す。
・ウィンチ9を駆動してワイヤロープ7を繰り出し、搭載艇4を下降させ、着水させる。この搭載艇4の下降時、搭載艇4の船首に連結したボートロープ(図示せず)を乗員が操作することによって、搭載艇4が本船1と略平行な姿勢を維持するようになっている。
・ボールフック20を搭載艇4のメス金具19から外し、ワイヤロープ7を搭載艇4と本船1の間に投下した後、ウィンチ9を駆動してワイヤロープ7を巻き取る。
一方、本船1の航行時において搭載艇4を揚収する際の操作は次の手順で行われる。
・搭載艇4を本船1と並行に前進させ、ボートロープを搭載艇4の船首に連結し、ボートロープを本船1と搭載艇4の間に張設する。
・ウィンチ9を駆動してワイヤロープ7を搭載艇4上に繰り出した後、ワイヤロープ7のボールフック20を搭載艇4のメス金具19に連結する。
・ウィンチ9を駆動してワイヤロープ7を中高速で巻き取る。これにより、搭載艇4を海上から引き上げ、搭載艇4を第二スライダ70のシーブ12の近傍の上死点まで上昇させ、搭載艇4を本船1に腹付けし、搭載艇4の前後の控え索を本船1の各クリートに固縛する。
・上記搭載艇4を腹付けした状態で、乗員および器材等を本船1に移す。この時点では乗員を搭載艇4に残す。
・前後の控え索を各クリートから外し、第二油圧シリンダ90を伸張作動させて第二スライダ70を舷側に移動し、搭載艇4を船外に最大に振り出す。
・ウィンチ9を駆動して搭載艇4を低速で上昇させ、メス金具19が上死点に到達したらウィンチ9を停止し、乗員が安全ピン27を差し込む。
・安全手摺55を取り外し、甲板2上に各キールガイド50を取り付ける。
・ウィンチ9を駆動してワイヤロープ7を低速度で巻き取り、第二、第一油圧シリンダ90,80を順に収縮作動させ、第二スライダ70と第一スライダ60を順に船内側に移動し、搭載艇4を船内に入れ、搭載艇4のサイドエアバッグ等を本船1の船体内壁36に当てて停止させる。この搬入時、搭載艇4はそのキール部がキールガイド50のレール52に当たることにより、ピッチング方向の揺れが抑えられる。
・安全ピン27を抜き取り、ウィンチ9がワイヤロープ7を繰り出し、搭載艇4を低速で下降させ、甲板2上の格納架台に載せて停止する。
・各キールガイド50を取り外し、甲板2上に安全手摺55を取り付ける。
・搭載艇4に固縛索8を掛けて固縛する。
・油圧ユニット33を作動を停止させる。
以上のように、揚艇装置5は搭載艇4の上方にて略水平振り出し方向に移動する第一スライダ60と、この第一スライダ60に対して略水平振り出し方向に移動する第二スライダ70と、この第二スライダ70から繰り出されるワイヤロープ7と、このワイヤロープ7を巻き取るウィンチ9とを備え、第一スライダ60と第二スライダ70をそれぞれ船内側に移動した格納状態で搭載艇4を船内に搬入し、第一スライダ60と第二スライダ70をそれぞれ船外側に移動した振り出し状態で搭載艇4を投入、揚収する構成としたため、搭載艇4を平行移動することが可能となり、本船1における搭載艇4の移動軌跡の容積を小さくし、本船1に対して揚艇装置5が占めるスペースを小さくすることができる。
そして、揚艇装置5はその設置スペースを本船1の天井部31に沿って設けられるため、甲板2上に十分な作業スペースが確保され、甲板2上にて揚艇装置5の構造物が作業者の邪魔になることを回避できる。
揚艇装置5は第一スライダ60を略水平振り出し方向に移動可能に案内する対のガイドレール32と、この第一スライダ60を駆動する2本の第一油圧シリンダ80と、この第二スライダ70を駆動する2本の第二油圧シリンダ90と、第二スライダ70に連結されワイヤロープ7を繰り出すシーブ12とを備えたため、揚艇装置5の高さ方向の寸法を小さくし、本船1に対して揚艇装置5が占めるスペースを小さくすることができる。
揚艇装置5は第二スライダ70を第一スライダ60に対して船外側に移動した振り出し状態にて、各第二油圧シリンダ90のロッド92及び丸パイプ72が第一スライダ60から船外側に突出する構成としたため、第一スライダ60と第二スライダ70をそれぞれ船内側に移動した格納状態にて揚艇装置5の長手方向の寸法を小さくし、本船1に対して揚艇装置5が占めるスペースを小さくすることができる。
本船1の甲板2上には、搬入出される搭載艇4のキール部に沿って延びるキールガイド50が着脱可能に設置されるため、揚艇装置5が搭載艇4を吊り下げて甲板2上を搬入出する際に、このキールガイド50が搭載艇4のキール部に当たることにより搭載艇4のピッチング方向に揺れを抑え、搭載艇4のスクリュ18等が甲板2上に衝突することを防止することができる。
ワイヤロープ7の先端にボールフック20を結合し、このボールフック20が着脱可能に連結されるメス金具19を搭載艇4に設け、このメス金具19を第二スライダ70に対して着脱可能に連結する安全ピン27を設けたため、ボールフック20を介してワイヤロープ7を搭載艇4に連結、取り外しする作業が容易かつ迅速に行えるとともに、本船1の甲板2上にて搭載艇4を搬入出する際に安全ピン27を介して搭載艇4が落下することを防止できる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明は、搭載艇を吊り下げて本船に搬入出する揚艇装置に利用できる。
本発明の実施の形態を示す揚艇装置の平面図。 同じく揚艇装置の側面図。 同じく揚艇装置の正面図。 同じく揚艇装置の格納状態を示す平面図。 同じく揚艇装置の振り出し状態を示す平面図。 同じくボールフック装置の三面図。 同じく揚艇装置の一部側面図。
符号の説明
1 本船
2 甲板
4 搭載艇
5 揚艇装置
7 ワイヤロープ
9 ウィンチ
19 メス金具
20 ボールフック
27 安全ピン
31 天井部
32 作業ステージ
33 油圧ユニット
50 キールガイド
60 第一スライダ
70 第二スライダ
80 第一油圧シリンダ
90 第二油圧シリンダ

Claims (5)

  1. 本船に対して搭載艇を搬入出する揚艇装置において、
    搭載艇の上方にて略水平振り出し方向に移動する第一スライダと、
    この第一スライダに対して略水平振り出し方向に移動する第二スライダと、
    この第二スライダから繰り出されるワイヤロープと、
    このワイヤロープを巻き取るウィンチとを備え、
    前記第一スライダと前記第二スライダをそれぞれ本船の内側に移動した格納状態で搭載艇を本船内に搬入し、前記第一スライダと前記第二スライダをそれぞれ本船の外側に移動した振り出し状態で搭載艇を投入、揚収する構成とし、
    搬入出される搭載艇のキール部に沿って延びるキールガイドを本船の甲板上に着脱可能に設置することを特徴とする揚艇装置。
  2. 前記第一スライダを略水平振り出し方向に移動可能に案内する対のガイドレールと、
    前記第一スライダを駆動する2本の第一油圧シリンダと、
    前記第二スライダを駆動する2本の第二油圧シリンダと、
    前記第二スライダに連結され前記ワイヤロープを繰り出すシーブとを備えたことを特徴とする請求項1に記載の揚艇装置。
  3. 前記第二スライダを前記第一スライダに対して船外側に移動した振り出し状態にて、前記第二油圧シリンダのロッドが前記第一スライダから船外側に突出することを特徴とする請求項2に記載の揚艇装置。
  4. 前記ワイヤロープの先端にボールフックを結合し、
    このボールフックが着脱可能に連結されるメス金具を搭載艇に設け、
    このメス金具を前記第二スライダに対して着脱可能に連結する安全ピンを備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の揚艇装置。
  5. 前記ワイヤロープの先端にボールフックを結合し、
    このボールフックが着脱可能に連結されるメス金具を搭載艇に設け、
    前記第二スライダは、前記ワイヤロープを繰り出すシーブと、このシーブを収めるシーブブロックと、このシーブブロックに設けられる上死点ストッパと、を備え、
    前記メス金具が前記上死点ストッパに当接してワイヤロープがそれ以上に引き込まれないようになっており、
    前記上死点ストッパに当接する前記メス金具を前記シールブロックに対して着脱可能に連結する安全ピンを備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の揚艇装置。
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