JPH09309487A - 平行移動式ダビット装置 - Google Patents

平行移動式ダビット装置

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JPH09309487A
JPH09309487A JP12984396A JP12984396A JPH09309487A JP H09309487 A JPH09309487 A JP H09309487A JP 12984396 A JP12984396 A JP 12984396A JP 12984396 A JP12984396 A JP 12984396A JP H09309487 A JPH09309487 A JP H09309487A
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JP
Japan
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arm
horizontal arm
column
horizontal
parallel
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Pending
Application number
JP12984396A
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English (en)
Inventor
Katsunori Nakamura
克則 中村
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KAIJO HOANCHIYOU CHOKAN
UEDA TEKKOSHO KK
Original Assignee
KAIJO HOANCHIYOU CHOKAN
UEDA TEKKOSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置自体の構造および維持管理が簡単で、しか
も、水平アームを横振れを起こすことなく水平移動させ
ることができる平行移動式ダビット装置を提供すること
を目的としている。 【解決手段】支柱2に一端が旋回自在に支持された旋回
アーム3と、この旋回アーム3の他端部に設けられた枢
軸に支持された水平アーム4と、旋回アーム3と一体に
支柱周りに旋回するとともに、水平アーム4から垂下さ
れた小型艇9の吊り下げロープ6を巻き取り巻き戻しす
るウィンチ5とを備え、水平アーム4の振れ止め用ステ
ー7の一端を支柱2に沿って設けられた固定軸25に枢
支し、他端を水平アーム4に設けられた可動軸41に枢
支し、旋回アーム3に平行状態を保ちながら旋回アーム
3の旋回に伴って支柱側の枢支軸を中心にして回動する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶の甲板上に配
備された小型艇の吊り上げおよび吊り降ろしに用いる平
行移動式ダビット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船舶の甲板上に配備された作業艇や漁船
などの小型艇を船舶の舷側に沿って海上へ吊り下ろした
り、海上の小型艇を吊り上げて回収したりするために用
いる装置として、実公昭59−3030号公報に開示さ
れているダビット装置がある。
【0003】図3に示すように、このダビット装置10
0は、甲板上に直立させて固定した支柱101の上端部
に旋回アーム102が支持され、この旋回アーム102
の自由端に垂直方向の枢軸107を介して水平アーム1
03が設けられていて、吊り下げロープ104を電動ウ
ィンチ105によって巻取り巻き戻しして水平アーム1
03の両端部から垂下する吊り下げロープ104の先端
に吊り下げられた小型艇106を昇降させるとともに、
小型艇106を吊り上げた状態で支柱101を中心にし
て旋回アーム102を旋回させることによって小型艇1
06を所定位置まで旋回移動させることができるように
なっている。
【0004】しかも、このダビット装置100は、枢軸
107および支柱101の上端にプーリー(又はスプロ
ケット)108,109を設け、このプーリー(又はス
プロケット)108,109間に索条(又はチェーン)
110をかけわたすことによって、旋回アーム102が
旋回しても水平アーム103が横振れを起こすことな
く、基準位置に対して常に平行状態を保ちながら水平移
動するようにしている。
【0005】すなわち、特許第25728号のような旧
来からあるダビット装置のように旋回アームを旋回させ
る際に、水平アームが枢軸を中心にして回転し、2本の
吊り下げロープが途中でよれてしまい、吊り下げロープ
にきずが発生すると言った問題を解消できるようになっ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ダビット
装置100の場合、水平アーム103に横振れを起こさ
せず、水平アーム103を基準位置に対して常に平行状
態に保持しながら旋回アーム102を旋回させるように
するために、枢軸107および支柱101の上端にプー
リー(又はスプロケット)108,109間に索条(又
はチェーン)110をかけわたす構造が採用されている
ので、装置自体が大型化し製造コストがかかる上、索条
(又はチェーン)110の張力調整作業が面倒であると
言う問題がある。
【0007】しかも、索条(又はチェーン)110が錆
びたりしないようにグリス等を索条(又はチェーン)1
10に塗布したりする作業を頻繁に行わなければならな
いとともに、使用していると、索条(又はチェーン)1
10が伸長して弛みが生じ、水平アーム103が横振れ
しながら水平移動する恐れがある等、維持管理も面倒で
ある。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みて、装置
自体の構造および維持管理が簡単で、しかも、水平アー
ムを横振れを起こすことなく水平移動させることができ
る平行移動式ダビット装置を提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる平行移動
式ダビット装置は、このような目的を達成するために、
支柱に一端が旋回自在に支持された旋回アームと、この
旋回アームの他端部に設けられた枢軸に支持された水平
アームと、旋回アームと一体に支柱周りに旋回するとと
もに、水平アームから垂下された小型艇の吊り下げロー
プを巻き取り巻き戻しするウィンチとを備える平行移動
式ダビット装置において、一端が前記支柱に沿って設け
られた固定軸に枢支され、他端が水平アームに設けられ
た可動軸に枢支され、前記旋回アームに平行状態を保ち
ながら旋回アームの旋回に伴って支柱側の枢支軸を中心
にして回動する水平アームの振れ止め用ステーをも備え
ている構成とした。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ詳しく説明する。図1および図2は本
発明にかかる平行移動式ダビット装置の実施の形態をあ
らわしている。図1および図2に示すように、この平行
移動式ダビット装置1は、支柱2と、旋回アーム3と、
水平アーム4と、油圧ウィンチ5と、振れ止め用ステー
(以下、「ステー」とのみ記す)7とを備えている。
【0011】支柱2は、図1に示すように、船舶の甲板
D上に立設されるようになっていて、上部に回転部2a
を備えている。回転部2aは、ピニオンラック22およ
びラックギャーホイル23を介して支柱2の下部に設け
られた旋回減速機21の駆動力によって回転するように
なっている。
【0012】なお、旋回減速機21は、図示していない
が、ハンドルを手動で操作することによって駆動するよ
うになっている。旋回アーム3は、その一端が支柱2の
回転部2aに固定支持されていて、回転部2aの回転に
伴って支柱2を中心にして旋回するようになっている。
【0013】水平アーム4は、旋回アーム3の他端部に
垂直に設けられた枢軸31にその中央部で枢支されてい
て、枢軸31を中心にして水平方向に回動可能になって
いるとともに、その両端部から吊り下げロープ6,6の
一端部が垂下されている。油圧ウィンチ5は、旋回アー
ム3の支柱2側の上面に固定されていて、左右に吊り下
げロープ6,6を巻取り巻き戻しするドラム51,51
が設けられている。
【0014】すなわち、吊り下げロープ6,6は、ドラ
ム51,51側から旋回アーム3の上面のガイドローラ
66、枢軸31の内部および水平アーム4内部のガイド
ローラ62,63(64,65)を介して水平アーム4
の両端部からそれぞれ一端部が垂下され、先端にフック
61,61が設けられている。また、油圧ウィンチ5
は、吊り下げロープ6,6に設けられたカウンターウェ
ート6a,6aが水平アーム4にあたり、油圧が所定圧
以上になればリリーフ弁(図示せず)が開放され、巻き
取りが停止するようになっている。すなわち、過巻き込
みを防止できるようになっている。
【0015】さらに、支柱2には、旋回部2aより下側
の側面に突出部24が設けられていて、この突出部24
に固定軸25が支柱2に沿うように立設されている。一
方、水平アーム4の側面には可動軸41の受部42が延
出している。
【0016】ステー7は、その一端が固定軸25に枢支
され、他端が可動軸41に枢支されていて、旋回アーム
3と常に平行状態を保つようになっている。すなわち、
旋回アーム3との間で平行リンクを形成するようになっ
ている。また、ステー7は、固定軸25側のロッド71
と可動軸41側のロッド72とが、逆ねじのボルト(図
示せず)を両側に備えた連結部材73を介して連結され
ている。
【0017】この平行移動式ダビット装置1は、以上の
ようになっており、つぎのようにして甲板Dの載置台8
上に載置された小型艇9を海上に上げ降ろしすることが
できる。まず、フック61,61を甲板Dの載置台8上
に載置された小型艇9の手摺り91,91にそれぞれ係
止させ、油圧ウィンチ5を作動させて吊り下げロープ
6,6を巻き取り、図1に鎖線で示すように、小型艇9
を載置台8の上方に吊り上げる。
【0018】そして、小型艇9を所定の高さまで吊り上
げたのち、旋回減速機21を駆動させて、図2に鎖線で
示すように、旋回アーム3を矢印方向に旋回させて、小
型艇9を舷側から外側の所定位置まで水平移動させる。
なお、このとき、水平アーム4に設けられた可動軸41
に枢支されたステー7が旋回アーム3と平行状態を保ち
ながら固定軸25を中心にして回動するようになってい
るので、水平アーム4は、横方向に振れたりすることな
くスムーズに水平移動する。
【0019】つぎに、油圧ウィンチ5を駆動させて小型
艇9が海面に着水するまで吊り下げロープ6,6を巻き
戻したのち、小型艇9の手摺り91からフック61を外
せば小型艇9を海上に下ろすことができる。一方、海上
の小型艇9を回収する場合は、上記と逆の操作を実施す
ればよい。
【0020】この平行移動式ダビット装置1は、以上の
ように、ステー7が設けられているため、水平アーム4
が振れたりすることなく旋回アーム3を旋回させること
ができる。したがって、吊り下げロープ6,6が途中で
よれたりすることがない。しかも、ステー7を旋回アー
ム3に平行に設けただけの簡単な構造であるので、製造
コストが少なくて済むとともに、ステー7の表面に塗装
を施しておくなどすれば、従来のようにグリス等を頻繁
に塗布したりする作業が全く不要となり、維持管理も簡
単になる。
【0021】また、ステー7が固定軸25側のロッド7
1と可動軸41側のロッド72とが、逆ねじのボルトを
両側に備えた連結部材73を介して連結されているの
で、ステー7の組立および調整が容易である。
【0022】本発明にかかる平行移動式ダビット装置
は、上記の実施の形態に限定されるものではない。たと
えば、上記の平行移動式ダビット装置1では、油圧ウィ
ンチ5が用いられていたが、油圧ウィンチ5に代えて電
動ウィンチを用いるようにしても構わない。なお、電動
ウィンチを用いた場合、吊り下げロープの過巻き込み防
止の為に電動ウィンチのリミットスイッチを水平アーム
の下端に設けるようにすることが好ましい。
【0023】また、上記の平行移動式ダビット装置1で
は、手動で旋回減速機21を駆動させるようにしていた
が、電動で駆動させるようにしても構わない。
【0024】
【発明の効果】本発明にかかる平行移動式ダビット装置
は、以上のように、ステーの一端を支柱に沿って設けら
れた固定軸に枢支し、ステーの他端を水平アームに設け
られた可動軸に枢支して、ステーが旋回アームの旋回に
伴って固定軸を中心にして常に旋回アームと平行状態を
保ちながら回動する構造としたので、水平アームが旋回
アームの旋回中に振れたりすることがない。しかも、構
造が簡単で製造コストも低減でき、維持管理も簡単にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる平行移動式ダビット装置の実施
の形態をあらわし、その正面図である。
【図2】図1の平行移動式ダビット装置の平面図であ
る。
【図3】従来のダビット装置の正面図である。
【符号の説明】
1 平行移動式ダビット装置 2 支柱 3 旋回アーム 4 水平アーム 5 油圧ウィンチ 6 吊り下げロープ 7 ステー 9 小型艇 25 固定軸 31 枢軸 41 可動軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支柱に一端が旋回自在に支持された旋回ア
    ームと、この旋回アームの他端部に設けられた枢軸に支
    持された水平アームと、旋回アームと一体に支柱周りに
    旋回するとともに、水平アームから垂下された小型艇の
    吊り下げロープを巻き取り巻き戻しするウィンチとを備
    える平行移動式ダビット装置において、一端が前記支柱
    に沿って設けられた固定軸に枢支され、他端が水平アー
    ムに設けられた可動軸に枢支され、前記旋回アームに平
    行状態を保ちながら旋回アームの旋回に伴って支柱側の
    枢支軸を中心にして回動する水平アームの振れ止め用ス
    テーをも備えていることを特徴とする平行移動式ダビッ
    ト装置。
JP12984396A 1996-05-24 1996-05-24 平行移動式ダビット装置 Pending JPH09309487A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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