JP4566615B2 - 断熱板 - Google Patents
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Description
ノズル5を孔41に挿入すると、ノズル5が、リップ片44を押し開けて、孔41は開口状となり(図14参照)、樹脂液を注入後にノズル5を引抜くと、リップ片44は、元の形状に弾発して戻り、シール用部材42の内面に密接し孔41を塞いで、樹脂液の流出が防がれる(図13参照)。
よって、ノズル5を引抜いた直後に、注入された樹脂液が、リップ片44とシール用部材42の間を通って、孔41から外部に漏れだしてしまうという問題点がある。
また、2枚の上記外板材の内向面の間隔寸法が、上記ノズルの外径と同一、あるいは、僅かに大きく設定されている。
発泡樹脂用の樹脂液を注入したノズルを挿入孔から引抜いた直後に、スライドシャッター片を閉じるだけで、挿入孔を容易かつ迅速に塞ぐことができる。
そして、閉じたスライドシャッター片により、注入直後の樹脂液を、空間に確実に密封でき、外部へ漏るのを防ぐことができる。さらに、樹脂液が固化することによって、スライドシャッター片を閉じた状態に維持することができる。
よって、樹脂液を漏らすことなく断熱板の薄型化を図ることができ、しかも、作業効率がよいので、大量生産が可能となる。
図3,図4,図5,図6及び図8に示すように、本発明に係る断熱板は、対向して平行に配設される2枚の外板材3,3と、2枚の外板材3,3の周端縁30に沿って介装されるシール用部材Sと、シール用部材Sと2枚の外板材3,3とによって形成された空間4に注入されて充填固化された発泡樹脂Uとを、備えている。
発泡樹脂Uは、例えば、発泡ポリウレタン等の断熱材が、望ましい。
外板材3,3は、その周端縁を直角状に折り曲げて形成しシール用部材Sの外向面に沿って密に固着する折曲部3b,3bを、有する。
夫々の折曲部3b,3bの端縁辺同士は、周状隙部14を、周状に有し、この隙部14の間隔寸法は、(後述するように)指等を差し込むことができる大きさに設定され、例えば2mm乃至3mmに設定されるのが望ましい。
外板材3は、矩形状の薄板型で、例えば、亜鉛メッキ鋼板から成る。
また、シール用部材Sは、細長四角柱形状で、発泡スチロール、もしくは発泡ポリエチレンや発泡ポリウレタン等から成る。
さらには、パテ等を併用する場合もある。
2枚の外板材3,3の間隔寸法Tは、ノズル5を差込引抜自在とする大きさに設定され、例えば、9mmの間隔寸法Tに保持される。シール用部材Sの断面における縦横の長さを、9mmに設定することにより、間隔寸法Tを9mmに設定することができる。
そして、この注入口構造体9は、ノズル5を挿入可能なように摺動して開くと共にノズル5の引抜き直後に閉じて発泡した樹脂液の固化によって閉状態が保持される帯板状スライドシャッター片7を、有する。
さらに、注入口構造体9は、コーナー8が切欠かれたシール用部材Sの両切欠端17,17に夫々連続状に付設される第1・第2シャッターベース1,2を、有する。この第1・第2シャッターベース1,2は、共に、細長直方体形状であり、相互間に、ノズル5を挿入可能とする隙間6を形成する。
そして、スライドシャッター片7が、第1・第2シャッターベース1,2の外向面を摺動するよう構成され、隙間6を開いた状態と、閉じた状態に切り換える(図7と図8を参照)。
この第1・第2シャッターベース1,2は、プラスチック等の樹脂から成る。
かつ、第1シャッターベース1の外向面10は、シール用部材Sの外向面27と連続平坦面を形成し外板材3の折曲部3bに密接される外側面10bと、外側面10bの一端から段差状に形成され隙間6を開状態とする際にスライドシャッター片7に当接される平坦状段差面10aと、から成る。
また、外側面10bは、その一端側(隙間6側)に、隙間6を閉じる際にスライドシャッター片7の他端7bを指等で引っ掛けるための引掛用切欠15が、形成される。この切欠15は、外板材3,3により形成される周状隙部14に対応する位置に、形成される。
スライドシャッター片7は、外板材3の折曲部3bと第1シャッターベース1の段差面10aの間に形成される隙間16に、摺動自在に保持されて、スライドシャッター片7の外向面は、シール用部材Sの外向面27及び外側面10bと、同一面状となる。
このとき、第2シャッターベース2は、第1シャッターベース1と直交するように、配設され、第2シャッターベース2の一端23は、第1シャッターベース1の外向面10と、同一の辺を成すよう外向きである。
また、第2シャッターベース2の長細外向面20は、シール用部材Sの外向面27と連続平坦面を形成すると共に、外板材3の折曲部3bに密接される。
さらに具体的に説明すると、この受け面23aは、コーナー8の頂部側に形成されシャッター片7の一端7aに密接される平坦面と、この平坦面の一端側(隙間6側)に形成され緩やかな(5°〜15°の)所定傾斜角度θをもって内方へ傾斜する傾斜面と、から成り、スライドシャッター片7の一端7aが、傾斜面により、スムースに摺動可能となる。
かつ、2枚の外板材3,3の内向面3a,3aの間隔寸法Tが、ノズル5の外径φと同一、あるいは、僅かに大きく設定されている。ここで、「同一、あるいは、僅かに大きく」を、「 100%乃至 120%の範囲の大きさに」と定義する。
図例では、外板材3,3の孔部31の内径Xが、2枚の外板材3,3の内向面3a,3aの間隔寸法Tと同一に設定される。
図11,図12に於て、33は、油圧シリンダ32により昇降される最上スライド35と、ベッド34との間で、複数段(例えば10段)の平行なスライド36…を相互に離間接近自在に同時に昇降可能な、プレス装置である。
先ず、外板材3,シール用部材S,第1・2シャッターベース1,2から、樹脂液を注入する前の板体18を構成し(所望により、真空断熱材19を、板体18の空間4に配設し)、スライドシャッター片7を第1シャッターベース1の段差面10aに当接させて隙間6を開いている状態としておき(図1,図2,図7参照)、図11のように、板体18…を、ベッド34,各スライド36…の上面に、載置する。
注入口構造体9が、板体18のコーナー8に設けられているので、樹脂液は、空間4を周方向に回りながら流れて、空間4及び第1・第2シャッターベース1,2の凹み部11a,21aに、発泡しつつ樹脂液が満遍なく充填される。
スライドシャッター片7の長手方向の両側辺部が、外板材3,3の内向面3a,3aに密接するので、スライドシャッター片7は、隙間6と、孔部31とを、確実に塞ぎ、樹脂液が漏れ出るのが防がれる。
そして、固化した発泡樹脂Uにより、スライドシャッター片7が閉状態に保持される。 そして、各スライド35,36を上昇させて、各断熱板を取り出す。
この場合、第1・2シャッターベース1,2は、互いに同一直線状に配設され、長手方向の外向面20の一端側(隙間6側)は、外板材3の折曲部3bの内向面に当接される外側面と、この外側面の一端から段差状に形成される(既述した)受け面23aと、を有する。
そして、閉じたスライドシャッター片7により、注入直後の樹脂液を、空間4に確実に密封でき、外部へ漏るのを防ぐことができる。さらに、樹脂液が固化して発泡樹脂Uとなることによって、スライドシャッター片7を閉じた状態に維持することができる。
よって、樹脂液を漏らすことなく断熱板の薄型化を図ることができ、しかも、作業効率がよいので、大量生産が可能となる。
しかも、第2シャッターベース2の受け面23aが、スライドシャッター片7の摺動方向に対し、緩やかに内方傾斜状であるので、スライドシャッター片7の一端7aは、第2シャッターベースに引っ掛からず、スムースに摺動して受け面23aに密接する。
よって、作業効率が向上する。
2 第2シャッターベース
3 外板材
3a 内向面
4 空間
5 ノズル
6 隙間
7 スライドシャッター片
7a 一端
8 コーナー
9 注入口構造体
10 外向面
10a 段差面
11 内向側
11a 凹み部
17 切欠端
21 内向側
21a 凹み部
23a 受け面
30 周端縁
φ 外径
S シール用部材
T 間隔寸法
U 発泡樹脂
Claims (4)
- 対向して平行に配設される2枚の外板材 (3)(3) と、2枚の該外板材 (3)(3) の周端縁(30)に沿って介装されるシール用部材(S)と、該シール用部材(S)と2枚の上記外板材 (3)(3) とによって形成された空間(4)に注入されて充填固化された発泡樹脂(U)とを、備えた断熱板に於て、
上記発泡樹脂(U)用の樹脂液を注入する際に管状ノズル(5)を挿入可能なように摺動して開くと共に上記ノズル(5)の引抜き直後に閉じて発泡した樹脂液の固化によって閉状態が保持される帯板状スライドシャッター片(7)を有する注入口構造体(9)を、備え、
該注入口構造体(9)は、一部が切欠かれた上記シール用部材(S)の両切欠端 (17)(17) に夫々連続状に付設されると共に上記ノズル(5)を挿入可能な隙間(6)を相互間に形成する細長直方体状第1・第2シャッターベース (1)(2) を、有し、
該第1シャッターベース(1)は、その外向面(10)に、上記隙間(6)が開いている際に上記スライドシャッター片(7)に当接される平坦状段差面(10a)が、形成され、
また、該第2シャッターベース(2)は、上記スライドシャッター片(7)が上記隙間(6)を閉じる際に該スライドシャッター片(7)の一端(7a)が摺動して密接する受け面(23a)を、有し、
さらに、該第2シャッターベース(2)の受け面(23a)は、上記スライドシャッター片(7)の摺動方向に対し、緩やかに内方傾斜状であることを特徴とする断熱板。 - 上記シール用部材(S)のコーナー(8)を切欠いて、
上記第2シャッターベース(2)を、その一端(23)が該コーナー(8)の頂部に位置し外向きとなるように、配設し、かつ、該一端(23)が上記受け面(23a)を有し、
さらに、上記第1シャッターベース(1)を、該第2シャッターベース(2)と直交する方向に、配設した請求項1記載の断熱板。 - 上記第1・第2シャッターベース (1)(2) は、その内向側 (11)(21) に、注入された上記樹脂液に充填される凹み部 (11a)(21a) を、有する請求項1又は2記載の断熱板。
- 2枚の上記外板材 (3)(3) の内向面 (3a)(3a) の間隔寸法(T)が、上記ノズル(5)の外径(φ)と同一、あるいは、僅かに大きく設定された請求項1,2又は3記載の断熱板。
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JPS57174018U (ja) * | 1981-04-28 | 1982-11-02 | ||
JPS5924489Y2 (ja) * | 1976-08-07 | 1984-07-20 | 松下冷機株式会社 | 断熱箱体 |
JPH0737173Y2 (ja) * | 1989-06-20 | 1995-08-23 | 富士電機株式会社 | 自動販売機用断熱仕切板 |
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