JP4563755B2 - 標本画像の表示方法、標本画像表示用プログラム、そのプログラムを記録した記録媒体および標本画像表示用端末装置 - Google Patents

標本画像の表示方法、標本画像表示用プログラム、そのプログラムを記録した記録媒体および標本画像表示用端末装置 Download PDF

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Description

本発明は、標本画像の表示方法、標本画像表示用プログラムそのプログラムを記録した記録媒体および標本画像表示用端末装置に関し、特に、細胞形態が認識可能な倍率で撮影された標本画像を記憶した画像サーバから通信ネットワークを介して標本画像を受信してその標本画像を表示する端末装置における標本画像の表示方法、標本画像表示用プログラムそのプログラムを記録した記録媒体および標本画像表示用端末装置に関する。
従来、細胞形態が認識可能な倍率で撮影された標本画像を記憶した画像サーバから通信ネットワークを介して端末装置に標本画像を受信して端末装置に表示する方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、コンピュータ制御された顕微鏡を使用して試料の複数の低倍率(1.25倍)のイメージを取り込み、これらの低倍率イメージを張り合わせてマクロイメージを作成するとともに、複数の高倍率(4倍、20倍、40倍)のイメージを取り込み、これらの高倍率イメージを張り合わせてミクロイメージを作成する方法が開示されている。また、この特許文献1には、マクロイメージおよびミクロイメージを、インターネットを介してユーザの端末装置にダウンロードして表示することも開示されている。
特表2002−514319号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたような従来の標本画像の表示方法では、明記はされていないが、標本画像(マクロイメージおよびミクロイメージ)を構成する全ての部分画像(低倍率イメージおよび高倍率イメージ)をユーザの端末装置へダウンロードした後、標本画像をユーザの端末装置に表示可能になると考えられる。このため、特許文献1に開示されたような従来の標本画像の表示方法では、標本画像をユーザの端末装置に表示するまでに要する時間が長くなるという問題点がある。また、上記特許文献1では、最も高倍率なものでも40倍程度の倍率の画像しか意図していない。その一方、従来の血液検査では、通常油侵100倍の対物レンズを使用して血液を観察しているので、血液細胞画像にも同様の100倍程度の高い倍率が求められる。このような血液細胞画像について、上記特許文献1の表示方法を適用して、100倍程度の高倍率の部分画像をユーザの端末装置に表示しようとすると、ダウンロードしなければならない部分画像の枚数がより多くなるため、標本画像をユーザの端末装置に表示するまでに要する時間がより長くなるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、標本画像をユーザの端末装置に表示するまでに要する時間を短縮することが可能な標本画像の表示方法および標本画像表示用端末装置を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による標本画像の表示方法は、細胞形態が認識可能な倍率で撮影された標本画像が分割された複数の部分画像を記憶した第1データベースを含む画像サーバから通信ネットワークを介して標本画像を構成する全ての部分画像をダウンロードするとともに表示する端末装置における標本画像の表示方法であって、端末装置が、画像を表示するための表示部と、受信した部分画像を格納する第2データベースと、画像サーバの第1データベースから通信ネットワークを介して、表示部での初期表示に必要な所定の部分画像から順に標本画像を構成する全ての部分画像を継続的に取得して第2データベースに格納するダウンロード手段と、表示に必要な部分画像からなる画像を表示部に表示する表示手段と、表示部に表示された画像に対してスクロール操作を行うスクロール操作手段と、表示部に表示された画像に対してスクロール操作手段によるスクロール操作が行われた場合に、スクロール操作に起因して表示に必要になった部分画像が第2データベースに格納されているか否かを判定する判定手段とを備え、ダウンロード手段が第1データベースから継続的に部分画像を取得している間に、スクロール操作手段がスクロール操作を行った場合、判定手段が、スクロール操作に起因して表示に必要になった部分画像が第2データベースに格納されているか否かを判定し、表示に必要になった部分画像が第2データベースに格納されていると判定手段により判定された場合には、表示手段が、第2データベースから表示に必要になった部分画像を読み出して表示部に表示し、表示に必要になった部分画像が第2データベースに格納されていないと判定手段により判定された場合には、ダウンロード手段が、継続的な部分画像の取得を中断し、表示に必要になった部分画像を画像サーバから通信ネットワークを介して優先的に取得し、表示手段が、ダウンロード手段により優先的に取得された部分画像を表示部に表示するとともに、ダウンロード手段が、表示に必要になった部分画像を優先的に取得した後、中断していた標本画像を構成する全ての部分画像の継続的な取得を再開する
この第1の局面による標本画像の表示方法では、上記のように、標本画像が分割された複数の部分画像のうち、表示に必要な所定の部分画像を画像サーバから通信ネットワークを介して取得して表示することによって、表示に必要な所定の部分画像のみを画像サーバから通信ネットワークを介して取得して表示すればよいので、全ての部分画像をユーザの端末装置に取得した後、表示に必要な所定の部分画像を表示する場合に比べて、標本画像(部分画像)をユーザの端末装置に表示するまでに要する時間を短縮することができる。また、端末装置での表示のスクロール操作に応じて、スクロール操作に起因して表示に必要になった部分画像を画像サーバから通信ネットワークを介して取得して表示することによって、スクロール操作の際にも、スクロール操作に起因して表示に必要になった部分画像のみを画像サーバから通信ネットワークを介して取得して表示すればよい。これにより、全ての部分画像をユーザの端末装置に取得した後、スクロール操作に起因して表示に必要になった部分画像を表示する場合に比べて、標本画像(部分画像)をユーザの端末装置に表示するまでに要する時間を短縮することができる。また、標本画像が分割された複数の部分画像のうち、表示に必要な所定の部分画像を画像サーバから通信ネットワークを介して取得して表示することによって、ユーザの端末装置において、一度に大きなサイズの画像データを受信する必要がなく、表示に必要な部分画像の画像データのみを受信すればよいので、100倍程度の高倍率画像の場合にも、通信時間が長くなるのを抑制することができる。これにより、通信ストレスを低減することができる。また、端末装置での表示のスクロール操作に応じて、スクロール操作に起因して表示に必要になった部分画像を画像サーバから通信ネットワークを介して取得して表示することによって、スクロール操作の際にも、一度に大きなサイズの画像データを受信する必要がなく、スクロール操作により表示に必要になった部分画像の画像データのみを受信すればよいので、通信時間が長くなるのを抑制することができる。これにより、通信時間が長くなることに起因するスクロール動作の遅延を抑制することができる。
上記第1の局面による標本画像の表示方法において、好ましくは、標本画像は、標本の各領域を、細胞形態の認識可能な倍率で、かつ、隣接する領域と一部が重複するように撮影した部分領域画像を画像タイリングすることにより得られた画像である。このように構成すれば、100倍程度の高倍率の部分領域画像であっても、容易に、複数の部分領域画像をつなぎ目が目立たないように張り合わせることができる。
この場合、好ましくは、部分領域画像は、実質的に同一の領域について異なるフォーカス位置で撮影した複数の画像をフォーカス合成した画像である。このように構成すれば、画像タイリングを用いて複数の部分領域画像を張り合わせて全体的に1枚の画像にする際に、容易に、全体的にピントのあった1枚の画像を作成することができる
上記第1の局面による標本画像の表示方法において、好ましくは、標本画像は、血液標本画像である。このように100倍程度の高倍率画像が必要とされる血液標本画像の場合にも、本発明の表示方法であれば、表示に必要な部分画像の画像データのみを受信するだけでよいので、標本画像(部分画像)をユーザの端末装置に表示するまでに要する時間を短縮することができる。また、この場合、本発明の表示方法によれば、通信時間が長くなるのを抑制することができるとともに、スクロール動作の遅延も抑制することができる。
なお、上記第1の局面による標本画像の表示方法を実行する際には、上記第1の局面による標本画像の表示方法を実行するための標本画像表示用プログラムを用いるのが好ましい。また、この標本画像表示用プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体を用いるのが好ましい。
この発明の第2の局面による標本画像表示用端末装置は、細胞形態が認識可能な倍率で撮影された標本画像が分割された複数の部分画像を記憶した第1データベースを含む画像サーバから通信ネットワークを介して標本画像を構成する全ての部分画像をダウンロードするとともに表示するための標本画像表示用端末装置であって、画像を表示するための表示部と、受信した部分画像を格納する第2データベースと、画像サーバの第1データベースから通信ネットワークを介して、表示部での初期表示に必要な所定の部分画像から順に標本画像を構成する全ての部分画像を継続的に取得して第2データベースに格納するダウンロード手段と、表示に必要な部分画像からなる画像を表示部に表示する表示手段と、表示部に表示された画像に対してスクロール操作を行うスクロール操作手段と、表示部に表示された画像に対してスクロール操作手段によるスクロール操作が行われた場合に、スクロール操作に起因して表示に必要になった部分画像が第2データベースに格納されているか否かを判定する判定手段とを備え、表示に必要になった部分画像が第2データベースに格納されていると判定手段により判定された場合には、表示手段が、第2データベースから表示に必要になった部分画像を読み出して表示部に表示し、表示に必要になった部分画像が第2データベースに格納されていないと判定手段により判定された場合には、ダウンロード手段が、継続的な部分画像の取得を中断し、表示に必要になった部分画像を画像サーバから通信ネットワークを介して優先的に取得し、表示手段が、ダウンロード手段により優先的に取得された部分画像を表示部に表示するとともに、ダウンロード手段が、表示に必要になった部分画像を優先的に取得した後、中断していた標本画像を構成する全ての部分画像の継続的な取得を再開するように構成されている。
上記第2の局面による標本画像表示用端末装置において、好ましくは、標本画像は、標本の各領域を、細胞形態の認識可能な倍率で、かつ、隣接する領域と一部が重複するように撮影した部分領域画像を画像タイリングすることにより得られた画像である
この場合において、好ましくは部分領域画像は、実質的に同一の領域について異なるフォーカス位置で撮影した複数の画像をフォーカス合成した画像である
上記第2の局面による標本画像表示用端末装置において、好ましくは、標本画像は、血液標本画像である
この場合において、好ましくは、血液細胞の分類を入力する分類入力手段をさらに備え、表示手段は、分類入力手段により入力された分類データをカウントした分類カウント値を表示する分類カウンタを標本画像と共に表示部に表示するように構成されている
上記標本画像が血液標本画像である構成において、好ましくは、表示手段は、標本画像と共に標本画像に関する設問を表示部に表示するように構成されている
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
第1参考例
図1は、第1参考例によるバーチャルスライド(血液細胞画像)の表示方法を実現するためのシステムの全体構成を示した図である。なお、第1参考例では、標本画像の表示方法を血液細胞画像の表示方法に適用した場合の例について説明する。まず、図1を参照して、第1参考例によるバーチャルスライド(血液細胞画像)の表示方法を実現するためのシステムの全体構成について説明する。
第1参考例によるバーチャルスライド(血液細胞画像)の表示方法を実現するためのシステムは、図1に示すように、バーチャルスライド作成部1と、バーチャルスライド分割・管理部2と、バーチャルスライド運用部3とから構成されている。バーチャルスライド作成部1には、標本スライドの確認を行うための20倍および100倍の対物レンズを有する光学顕微鏡11と、画像の取り込みを行う3CCDカメラ12と、光学顕微鏡11をXYZ方向に位置制御するための自動ステージ13と、自動ステージ13の制御を行うためのコントロールユニット14およびジョイスティック15と、自動ステージ11の制御を行うとともにフォーカス合成および画像タイリングを行う自動ステージ制御用端末16とが設けられている。なお、光学顕微鏡11としては、たとえば、オリンパス製BX−50シリーズを用い、自動ステージ13としては、たとえば、PRIOR製H101BXを用いる。また、3CCDカメラ12としては、たとえば、VICTOR製KY−F70Bを用いる。また、自動ステージ制御用端末16は、画像信号伝送ケーブル17を介して3CCDカメラ12に接続されているとともに、コントロールユニット制御用ケーブル18を介してコントロールユニット14に接続されている。また、自動ステージ制御用端末16は、ネットワークケーブルとしてのLANケーブル4に接続されている。
また、バーチャルスライド分割・管理部2には、バーチャルスライドデータの管理や画像分割などを行うためのサーバ21が設けられている。また、サーバ21には、バーチャルスライドデータを保存するためのデータベース21aが含まれている。また、サーバ21は、ネットワークケーブルとしてのLANケーブル4に接続されている。なお、各バーチャルスライドデータは検体番号などの識別情報と共にデータベース21aに保存されている。また、データベース21aには、識別情報と属性情報とを対応づけたテーブルが格納されている。ここで、属性情報とは、患者番号、患者名、性別、年齢、血液型、病棟、診療科、病名、病歴、担当医、所見などの患者属性情報や血液検査日、依頼番号、採取日、検体種別、検体コメントなどの検体属性情報である。また、バーチャルスライド運用部3には、バーチャルスライドの評価および確認を行うためのクライアント端末31が設けられている。このクライアント端末31は、ネットワークケーブルとしてのLANケーブル4に接続されている。
図2は、第1参考例によるバーチャルスライド(血液細胞画像)の作成方法を説明するための概略図であり、図3は、第1参考例によるバーチャルスライド(血液細胞画像)の作成フローを説明するためのフローチャートである。次に、図1〜図3を参照して、バーチャルスライド(血液細胞画像)の作成方法について説明する。このバーチャルスライド(血液細胞画像)の作成は、図1に示したバーチャルスライド作成部1において行う。このバーチャルスライド(血液細胞画像)の作成フローは、図3に示すように、設定フェーズと処理フェーズとから構成されている。設定フェーズとしては、まず、オペレータが、自動ステージ13(図1参照)が取り付けられた光学顕微鏡11に標本をセットする。次に、図3に示すステップS1において、自動ステージ制御用端末16によりバーチャルスライド化する範囲(標本検体エリア:X方向およびY方向の距離)の入力を受け付けたか否かが判断される。ステップS1において、バーチャルスライド化する範囲の入力を受け付けていないと判断された場合には、オペレータは、自動ステージ制御用端末16の入力装置を用いて、バーチャルスライド化する範囲を入力する。そして、ステップS1において、バーチャルスライド化する範囲の入力を受け付けたと判断されることにより、ステップS2において、自動ステージ制御用端末16を用いて、バーチャルスライド化する範囲を設定する。その後、ステップS3において、自動ステージ制御用端末16により画像タイリングのための連続視野間の重なり率の入力を受け付けたか否かが判断される。ステップS3において、画像タイリングのための連続視野間の重なり率の入力を受け付けていないと判断された場合には、オペレータは、自動ステージ制御用端末16の入力装置を用いて、重なり率を入力する。そして、ステップS3において、画像タイリングのための連続視野間の重なり率の入力を受け付けたと判断されることにより、ステップS4において、自動ステージ制御用端末16を用いて、画像タイリングのための連続視野間の重なり率を設定する。なお、この重なり率は、約10%以上約40%以下に設定するのが好ましい。その後、ステップS5において、自動ステージ制御用端末16によりフォーカス合成のための焦点幅(Z方向の距離)と刻み幅との入力を受け付けたか否かが判断される。ステップS5において、自動ステージ制御用端末16によりフォーカス合成のための焦点幅(Z方向の距離)と刻み幅との入力を受け付けていないと判断された場合には、オペレータは、自動ステージ制御用端末16の入力装置を用いて、焦点幅と刻み幅とを入力する。そして、ステップS5において、自動ステージ制御用端末16によりフォーカス合成のための焦点幅(Z方向の距離)と刻み幅との入力を受け付けたと判断されることにより、ステップS6において、自動ステージ制御用端末16を用いて、フォーカス合成のための焦点幅と刻み幅とを設定する。この焦点幅と刻み幅との設定により、同一視野で取り込む画像の枚数が決定される。第1参考例では、焦点幅を約1mm以下に設定するとともに、刻み幅を0.1μm程度に設定している。上記したステップS1〜ステップS6の処理によって、バーチャルスライド(血液細胞画像)の作成フローの設定フェーズが完了する。
次に、処理フェーズとしては、まず、ステップS7において、同一視野に対し、ステップS6で決定した枚数分の画像を、3CCDカメラ12を介して自動ステージ制御用端末16に取り込むとともに、自動ステージ制御用端末16において、フォーカス合成画像を作成する。ここで、フォーカス合成とは、焦点位置の異なる画像(同一視野)に対し、各画像からピントの合っている画素を抽出し全体的にピントの合った1枚の画像を作成する処理のことを意味する。第1参考例では、このフォーカス合成を、取り込まれた全視野の画像に対して行うことによって、図2に示すように、1360dot×1024dotの解像度のフォーカス合成画像を作成する。このフォーカス合成画像の画像形式としては、TIF形式を用いる。その後、図3に示したステップS8において、ステップS2で設定した全範囲のフォーカス合成画像が作成できたか否かが判断され、作成できていないと判断された場合には、ステップS9において、視野を移動した後、再びステップS7のフォーカス合成を行う。ステップS2で設定した全範囲のフォーカス合成画像が作成できるまで、この処理が繰り返される。
そして、ステップS8において、全範囲のフォーカス合成画像が作成できたと判断された場合には、ステップS10において、自動ステージ制御用端末16を用いて、ステップS4で設定した重なり率を考慮して、図2に示すように、フォーカス合成画像同士を画像タイリングする。この画像タイリング時に、隣接するフォーカス合成画像の重なり部分が画像認識されることによって、フォーカス合成画像同士がつなぎ目が目立たないように貼り合わされる。そして、ステップS11において、ステップS2で設定した範囲全てに対して画像タイリング処理を行うことによって、図2に示されるようなバーチャルスライド(血液細胞画像)50が完成される。このバーチャルスライド(血液細胞画像)50の画像形式としては、BMP形式を用いる。なお、ステップS11で作成したバーチャルスライド50のサイズは、220,000dot×134,000dot程度である。また、この自動ステージ制御用端末16を用いて作成したバーチャルスライド(血液細胞画像)50は、LANケーブル4を介して、サーバ21に保存される。
図4は、バーチャルスライド(血液細胞画像)の分割および管理方法を説明するための概略図であり、図5は、バーチャルスライド(血液細胞画像)の分割フローを説明するためのフローチャートである。このバーチャルスライド(血液細胞画像)の分割および管理は、図1に示したバーチャルスライド分割・管理部2のサーバ21において行う。バーチャルスライド(血液細胞画像)の分割方法としては、まず、図5に示したステップS21において、サーバ21に保存された220,000dot×134,000dot程度のサイズを有するバーチャルスライド50(図4参照)の中から、分割するバーチャルスライド50を選択する。そして、ステップS22において、分割サイズを決定する。第1参考例では、図4に示すように、500dot ×500dot/枚に分割する。なお、分割サイズは10dot×10dot〜700dot×700dotが好ましく、100dot×100dot〜500dot×500dotがより好ましい。そして、ステップS23において、ステップS22で決定した分割サイズに合わせてバーチャルスライド50を分割することによって、図4に示すような分割画像51が作成される。この分割画像51の画像形式としては、JPEG形式(Photoshop Version7.0.1での圧縮率10程度)を用いる。
また、ステップS24において、倍率切替時に表示するための低解像度の標本画像としての低倍率用画像52(図4参照)を作成する。具体的には、図4に示すように、分割画像51の個々の画像を数枚(第1参考例では4枚)つなぎ合わせて広視野画像(低倍率用画像52)を作成する。そして、作成された広視野画像(低倍率用画像52)の解像度を落とすことによって、ファイルサイズを小さくする。たとえば、低倍率用画像52として、光学顕微鏡11(図1参照)の20倍の対物レンズを用いて作成したバーチャルスライド50から10倍の低倍率用画像52を作成するとともに、光学顕微鏡11(図1参照)の100倍の対物レンズを用いて作成したバーチャルスライド50から40倍と60倍の低倍率用画像52を作成する。この低倍率用画像52の画像形式としては、JPEG形式(Photoshop Version7.0.1での圧縮率10程度)を用いる。
この後、ステップS25において、ステップS21、S23およびS24で作成した全体イメージ画像としてのバーチャルスライド50、部分画像としての分割画像51および低倍率用画像52を、図1に示したサーバ21内のデータベース21aに同一検体(同一患者)の標本画像として、その検体の識別情報とともに保存する。なお、この場合にデータベース21aに保存する全体イメージ画像としてのバーチャルスライド(血液細胞画像)50は、解像度を650dot ×250dot 程度まで下げる。なお、バーチャルスライド50、分割画像51および低倍率用画像52を蓄積するサーバ21内のデータベース21aとしては、たとえば、リレーショナルデータベースを用いる。
図6は、クライアント端末の詳細画面を示した図であり、図7は、バーチャルスライドの運用フローを説明するためのフローチャートである。また、図8は、運用ネットワークの構成の一例を示した図である。以下、図1、図4、図6〜図8を参照して、第1参考例によるバーチャルスライド(血液細胞画像)50の運用方法について説明する。このバーチャルスライド(血液細胞画像)50の運用は、図1に示したバーチャルスライド運用部3のクライアント端末31において行う。まず、図7に示したステップS31において、ユーザは、クライアント端末31でバーチャルスライド(血液細胞画像)50を選択する。これにより、ステップS32において、バーチャルスライド50の標本スライド全体のイメージ画像が、サーバ21からクライアント端末31に配信されてクライアント端末31の表示部の右上に(図6参照)表示される。このステップS32で表示される標本スライド全体のイメージ画像としては、ステップS25において保存した650dot×250dot程度の低解像度のバーチャルスライド(血液細胞画像)50を用いる。
なお、クライアント端末31にバーチャルスライド50や後述するバーチャルスライド50の部分拡大画像を表示するためには、第1参考例によるバーチャルスライドの表示方法を実行するためのプログラムが格納されたFDやCDなどの記録媒体をクライアント端末31に組み込むかまたは上記記録媒体からクライアント端末31にプログラムをインストールする必要がある。
そして、図7に示したステップS33において、ステップS32で画面右上に表示された全体イメージ画像(バーチャルスライド50)から拡大したい箇所をマウスで指定(クリック)する。これにより、ステップS34において、ステップS33で指定された箇所がデフォルトの拡大率で、ステップS32の全体イメージ画像とは別のウィンドウ(図6の画面左側のウィンドウ)に表示される。この際、第1参考例では、サーバ21からは、バーチャルスライド50を構成する分割画像51または低倍率用画像52のうち、拡大画像の表示に必要な分割画像51または低倍率用画像52の画像データのみがクライアント端末31に配信される。この場合、画面(ウィンドウ)に表示される範囲よりも少し広い範囲の分割画像51または低倍率用画像52をサーバ21からクライアント端末31に受信する。
ここで、第1参考例では、ステップS34で拡大表示画像を表示する際に、複数の分割画像51または低倍率用画像52を動的にタイリングすることにより表示を行う。この動的にタイリングとは、クライアント端末31の画面上で動的に個々の画像を張り合わせることを意味する。この動的タイリングを行う場合には、バーチャルスライド50の作成時に既にタイリングし、その後分割した部分画像(分割画像51または低倍率用画像52)を、再度貼り合わせるだけであるので、隣り合う画像にずれは生じない。したがって、動的タイリング時には、ステップS10のバーチャルスライド作成時の画像タイリングと異なり、画像認識処理を行う必要がないため、タイリング時間を短くすることができる。また、拡大画像の表示に必要な部分画像(分割画像51または低倍率用画像52)のみをクライアント端末31にダウンロードするので、通信時間が長くなるのが抑制される。
なお、ステップS34でのデフォルトの拡大率は、選択設定可能とする。たとえば、デフォルトの拡大率は、10倍、20倍、40倍、60倍、100倍程度から選択するようにする。そして、デフォルトの拡大率として、光学顕微鏡11(図1参照)の対物レンズの倍率と同じ20倍または100倍が選択されている場合には、それぞれ、ステップS23で作成された20倍または100倍の高解像度の分割画像51を受信して表示する。また、デフォルトの拡大率として、光学顕微鏡11(図1参照)の対物レンズの倍率とは異なる10倍、40倍または60倍が選択されている場合には、それぞれ、ステップS24で作成した10倍、40倍または60倍の低解像度の低倍率用画像52を受信して表示する。
次に、図7に示したステップS35において、別ウィンドウに表示された拡大画像に対する処理として、視野移動処理(スクロール)または倍率変更処理を行うかが判断される。視野移動処理(スクロール)を行う場合には、ステップS36において、マウス、キーボード、トラックボールまたはジョイスティックなどの動作制御デバイスにより、任意方向への視野移動(スクロール)を行う。そして、ステップS37において、ステップS34で読み込んだ画像範囲外に視野を移動させたか否かが判断される。ステップS34で読み込んだ画像範囲外に視野を移動させていないとステップS37により判断された場合には、ステップS36に戻る。ステップS34で読み込んだ画像範囲外に視野を移動させたとステップS37により判断された場合には、ステップS38において、クライアント端末31からサーバ21のデータベース21aにアクセスして、サーバ21からLANケーブル4を介してクライアント端末31に、スクロール操作によって新たに表示に必要になった視野に対応する個々の部分画像(分割画像51または低倍率用画像52)を取り込む。この場合にも、画面(ウィンドウ)に表示される範囲よりも少し広い範囲の分割画像51または低倍率用画像52をサーバ21からクライアント端末31に受信する。そして、動的にタイリングしながら視野を移り変える。
その一方、ステップS35において、倍率変更処理を行うと判断した場合には、ステップS39において、マウスのボタン、キーボード、または、トラックボールのボタンなどの倍率制御デバイスにより、任意倍率に切り替える。すなわち、第1参考例では、クライアント端末31に表示されるバーチャルスライド(血液細胞画像)50の部分拡大画像は画像データであるので、実際の光学顕微鏡11(図1参照)には存在しない任意の倍率にその画像をズーム(拡大および縮小)することが可能である。そして、ステップS40において、低解像度/高解像度の画像に切り替える必要があるか否かが判断され、切り替える必要がないと判断された場合には、ステップS39に戻る。そして、ステップS40において、切り替える必要があると判断された場合には、ステップS41において、指定された倍率に合う解像度の画像に切り替える。たとえば、100倍の画像(分割画像51)をズームアウトして40倍に到達したところで、低解像度の40倍の低倍率用画像52に切り替える。なお、ステップS31、S32、S34、S38およびS41では、バーチャルスライド50が保存されているサーバ21のデータベース21aからクライアント端末31に、検体情報などの画像に関連する情報が伝送される。視野移動処理と倍率変更処理とを組み合わせて行うことによって、視野移動を行って見つけた所望の細胞を拡大して観察し、観察が終わると縮小してから視野移動を行って所望の細胞を探すという作業が可能となる。
第1参考例では、上記のように、サーバ21のデータベース21aに保存された部分画像のうち、クライアント端末31における表示に必要な部分画像のみをサーバ21からLANケーブル4を介して取得して表示することによって、表示に必要な部分画像のみをサーバ21からLANケーブル4を介して取得して表示すればよいので、全ての部分画像をクライアント端末31に取得した後、表示に必要な部分画像をクライアント端末31のウィンドウに表示する場合に比べて、部分画像をクライアント端末31のウィンドウに表示するまでに要する時間を短縮することができる。また、クライアント端末31での表示のスクロール操作に応じて、スクロール操作に起因して表示に必要になった部分画像をサーバ21からLANケーブル4を介して取得して表示することによって、スクロール操作の際にも、表示に必要な部分画像のみをサーバ21からLANケーブル4を介して取得して表示すればよい。これにより、全ての部分画像をクライアント端末31に取得した後、表示に必要な部分画像をクライアント端末31のウィンドウに表示する場合に比べて、部分画像をクライアント端末31のウィンドウに表示するまでに要する時間を短縮することができる。
また、第1参考例では、サーバ21のデータベース21aに保存された部分画像(分割画像51または低倍率用画像52)のうち、クライアント端末31における表示に必要な部分画像(分割画像51または低倍率用画像52)のみをサーバ21からLANケーブル4を介して取得して表示することによって、クライアント端末31において、一度に大きなサイズの画像データを受信する必要がなく、表示に必要な部分画像(分割画像51または低倍率用画像52)の画像データのみを受信すればよいので、100倍程度の高倍率画像が必要な血液細胞画像の場合にも、通信時間が長くなるのを抑制することができる。これにより、通信ストレスを低減することができる。また、クライアント端末31での表示のスクロール操作に応じて、スクロール操作に起因して表示に必要になった部分画像をサーバ21からLANケーブル4を介して取得して表示することによって、スクロール操作の際にも、一度に大きなサイズの画像データを受信する必要がなく、表示に必要な部分画像(分割画像51または低倍率用画像52)の画像データのみを受信すればよいので、通信時間が長くなることに起因するスクロール動作の遅延を抑制することができる。
また、第1参考例では、バーチャルスライド50の作成時に画像タイリングを用いることによって、100倍程度の高倍率の血液細胞画像であっても、容易に、複数の部分領域画像を貼り合わせることができる。また、画像タイリングを行う際に、同一領域について異なるフォーカス位置で撮影した複数の画像をフォーカス合成した画像を用いることによって、画像タイリングを用いて複数の部分領域画像を貼り合わせて全体的に1枚の画像にする際に、容易に、全体的にピントの合った1枚の画像を作成することができる。
また、第1参考例では、表示に必要な所定の部分画像(分割画像51または低倍率用画像52)をサーバ21からLANケーブル4を介して取得する際に、クライアント端末31に表示される部分画像(分割画像51または低倍率用画像52)よりも広い領域の部分画像(分割画像51または低倍率用画像52)をサーバ21からLANケーブル4を介して取得することによって、所定の部分画像(分割画像51または低倍率用画像52)が表示されている状態で、少しだけスクロール操作を行う場合には、新たな部分画像(分割画像51または低倍率用画像52)をサーバ21からLANケーブル4を介して取得することなく、既に取得した部分画像(分割画像51または低倍率用画像52)を表示するだけでよいので、スクロール操作をより円滑に行うことができる。
また、第1参考例では、スクロール操作に起因して表示に必要になった部分画像(分割画像51または低倍率用画像52)を画像サーバからLANケーブル4を介して取得する際に、スクロール操作に起因してクライアント端末31に表示される部分画像(分割画像51または低倍率用画像52)よりも広い領域の部分画像(分割画像51または低倍率用画像52)をサーバ21からLANケーブル4を介して取得することによって、スクロール操作後に、さらに少しだけスクロール操作を行う場合に、新たな部分画像(分割画像51または低倍率用画像52)をサーバ21からLANケーブル4を介して取得することなく、先のスクロール操作の際に取得した部分画像(分割画像51または低倍率用画像52)を表示するだけでよいので、スクロール操作をより円滑に行うことができる。
また、第1参考例では、上記したように、血液細胞画像を任意の倍率にズーム可能に構成することによって、実際の顕微鏡の倍率にはない倍率にもズーム(拡大および縮小)することができるので、血液細胞画像をより適切な大きさで観察することができる。
また、第1参考例では、解像度の高い分割画像51と解像度の低い低倍率用画像52とを作成するとともに、解像度の高い分割画像51をズームアウト(縮小)して低倍率用画像52の倍率に到達した時点で低倍率用画像52に切り替えることによって、低倍率用画像52のデータ量は分割画像51のデータ量に比べて小さいので、通信時間をより短くすることができるとともに、スクロール操作をより迅速に行うことができる。
次に、上記した第1参考例によるバーチャルスライドの表示方法を用いた分類カウント方法について図6を参照して説明する。一般に、血液細胞の検査においては、分類カウンタを用いて、所定領域に存在する赤血球などの分類カウントを行う。図6に示すように、クライアント端末31の表示部の右側には、分類カウンタ表示部(ウィンドウ)53が設けられており、画面の左側に細胞画像を拡大表示する画像表示部(ウィンドウ)が設けられている。分類カウントを行う場合には、画像表示部に表示された分割画像51(低倍率用画像52)をスクロールしながら観察してその細胞の分類項目をマウスまたはキーボードで選択することにより、分類データの入力(分類カウント)を行う。
第1参考例の分類カウント方法では、分類カウントの作業中に異常細胞を発見した場合には、その異常細胞をマウスなどで指定して、分類項目を入力することにより、分類データ(分類項目)の入力時に、その異常細胞を含む画像とその画像を作成した検体の属性情報とが、LANケーブル4を介して、サーバ21のデータベース21a(図1参照)に記憶される。なお、画像認識技術を用いてプログラムで自動的に異常細胞を発見してカーソルがその異常細胞の位置に移動し、その状態で、分類項目を入力することにより、分類データ(分類項目)の入力時に、その異常細胞を含む画像とその画像を作成した検体の属性情報とが、LANケーブル4を介して、サーバ21のデータベース21aに記憶されるようにしてもよい。
この第1参考例による分類カウント方法では、血液細胞画像をスクロールしながら観察して分類データのカウントを行うことができるので、容易に、分類データの入力を行うことができる。また、異常細胞を発見した場合に、分類項目の入力と同時に、その異常細胞を含む画像とその画像を作成した検体の属性情報とを、LANケーブル4を介して、サーバ21のデータベース21aに保存することができるので、異常細胞の画像の取り込み操作を簡略化することができる。
次に、図8を参照して、バーチャルスライドデータの作成・保存・管理などを病院外の施設で行った場合の運用ネットワークの一例について説明する。図8に示した運用ネットワークは、検査センターなどの医療従事施設61と、特定機能病院などの大規模施設62と、県立・市立病院などの地域支援病院63と、開業医や診療所などの小規模施設64と、臨床検査技師専門学校などの教育施設65とから構成されている。運用ネットワークのフローとしては、まず、患者が地域支援病院63や小規模施設64に来た際に、採血や採尿などの検体採取を行う。そして、その検体が検査センターなどの医療従事施設61に輸送される。医療従事施設61では、検体検査が行われるとともに、その検体についてバーチャルスライドの作成・保存・管理が行われる。したがって、医療従事施設61は、図1に示したバーチャルスライド作成部1およびバーチャルスライド分割・管理部2に相当する。また、医療従事施設61には、検体検査の結果などが格納された検査・診療情報データベースと、バーチャルスライドが格納されたバーチャルスライドデータベースとが設置されている。
そして、医療従事施設61の検査・診療情報データベースに保存された検体検査結果やバーチャルスライドデータベースに保存されたバーチャルスライドは、ネットワークを介して、大規模施設62、地域支援病院63および小規模施設64により閲覧できるように構成されている。すなわち、大規模施設62、地域支援病院63および小規模施設64に、第1参考例によるクライアント端末31(図1参照)がそれぞれ設置されており、そのクライアント端末31によって、バーチャルスライドの閲覧や検体検査結果の閲覧が可能となる。また、血液アトラス(キーワード検索可能なバーチャルスライドによる血液標本画像図鑑)としての細胞検索やサーベイランスを行う場合についても、大規模施設62、地域支援病院63、小規模施設64および教育施設65と、医療従事施設61とがネットワークを介して、情報交換できるように構成されている。
なお、バーチャルスライドの作成・保存・管理を同一の病院内で行えば、その病院内での臨床部門と検査部門との連携が可能となり、業務の効率化を図ることが可能となる。
第2参考例
図9〜図11は、上記した第1参考例によるバーチャルスライドの表示方法を用いた第2参考例によるサーベイランス方法(調査方法)を説明するための図である。以下、第2参考例によるサーベイランス方法について説明する。
この第2参考例では、上記した第1参考例によるクライアント端末31でのバーチャルスライド画像の表示方法をサーベイランス方法に応用した場合の例を示している。具体的には、この第2参考例では、まず、図9に示すサーベイ問題画面において、特定のウェブ上に、髄液細胞画像(バーチャルスライド)101bとこの髄液細胞画像101bに関する設問とが表示される。図9に示した例では、サーベイ問題画面において、同一患者の4つの髄液細胞画像101bが表示されている。図9に示すサーベイ問題画面における検査結果タブ101aをクリックすると、図10に示されるような検査結果画面102が表示される。また、図11には、図9に示したサーベイ問題に対する回答の集計結果画面103が示されている。
第2参考例によるサーベイランス方法では、図9に示したサーベイ問題画面において、4つ表示された髄液細胞画像(バーチャルスライド)101bのいずれかをクリックすると、クライアント端末31のバーチャルスライドウィンドウが起動して、髄液細胞画像(バーチャルスライド)101bがスクロール可能で、かつ、任意倍率に倍率変更可能に表示される。
第2参考例によるサーベイランス方法では、上記のように、クライアント端末31において、ウェブ上に表示された髄液細胞画像(バーチャルスライド)101bを選択する操作に応じて、選択された髄液細胞画像(バーチャルスライド)101bをスクロール可能に表示することによって、髄液細胞画像(バーチャルスライド)101bに関する設問を検討する際に、髄液細胞画像(バーチャルスライド)101bをより詳細に検討することができるので、実際の検査・診断業務に近い感覚でトレーニングすることができ、トレーニングの成果が実際の業務に反映されやすい。また、この第2参考例によるサーベイランス方法では、上記第1参考例による表示方法と同様の表示方法を用いるので、スクロール操作によって血液細胞画像をクライアント端末31に表示するまでに要する時間を短縮することができる。これにより、血液細胞画像のサーベイランスをより効率的に行うことができる。また、クライアント端末31において、髄液細胞画像(バーチャルスライド)101bを第1参考例による表示方法を用いてスクロール可能に表示すれば、表示に必要な部分画像の画像データのみをサーバから受信すればよいので、通信時間が長くなるのを抑制することができる。これにより、髄液細胞画像101bに関する設問を検討する際に、髄液細胞画像101bをスクロール可能に表示した場合に、通信ストレスを低減することができるとともに、スクロール動作の遅延を抑制することができる。
なお、第2参考例の変形例として、第1参考例によるバーチャルスライドの表示方法を、サーベイランス方法ではなく、血液アトラスとしての血液細胞画像の検索方法に応用することも可能である。この場合には、サーバ21には、バーチャルスライド(血液細胞画像)が検索条件とともに記憶されており、検索結果に応じて検索条件に適合したバーチャルスライド(血液細胞画像)の一覧がクライアント端末31に検索結果として表示される。そして、その一覧中の所定の血液細胞画像を選択する操作に応じて、選択された血液細胞画像をスクロール可能で、かつ、任意倍率に変更可能に表示する。
この第2参考例の変形例による標本画像(バーチャルスライド)の検索方法では、上記のように、検索結果に応じて検索条件に適合した血液細胞画像(バーチャルスライド)の一覧をクライアント端末31に検索結果として表示するとともに、一覧中の所定の血液細胞画像を選択する操作に応じて、選択された血液細胞画像をスクロール可能に表示することによって、容易に、クライアント端末31において、血液細胞画像の検索を行うことができる。また、この第2参考例の変形例による標本画像の検索方法では、上記第1参考例による表示方法と同様の表示方法を用いるので、スクロール操作によって血液細胞画像をクライアント端末31に表示するまでに要する時間を短縮することができる。これにより、血液細胞画像の検索をより効率的に行うことができる。また、クライアント端末31において、血液細胞画像を第1参考例による表示方法を用いてスクロール可能に表示すれば、表示に必要な部分画像の画像データのみをサーバ21から受信すればよいので、通信時間が長くなるのを抑制することができる。これにより、血液細胞画像の検索時に、通信ストレスを低減することができるとともに、スクロール動作の遅延を抑制することができる。
一実施形態
図12は、本発明の一実施形態によるバーチャルスライド(血液細胞画像)のダウンロード方法における部分画像のダウンロードの順序を説明するための図であり、図13〜図15は、本発明の一実施形態によるバーチャルスライド(血液細胞画像)のダウンロード方法を説明するためのフローチャートである。図12〜図15を参照して、この一実施形態では、上記した第1参考例とは異なるバーチャルスライド(血液細胞画像)のダウンロード方法について説明する。以下、一実施形態によるバーチャルスライド(血液細胞画像)50のダウンロード方法について詳細に説明する。
この一実施形態では、20倍、40倍および80倍の3つの倍率のバーチャルスライドをダウンロードする場合について説明する。この20倍、40倍および80倍のバーチャルスライドは、複数の部分画像により構成されているとともに、サーバ21(図1参照)内のデータベース21aに保存されている。なお、この一実施形態で用いる部分画像としては、20倍のバーチャルスライドを、20倍の対物レンズを用いて作成した複数の分割画像により構成するとともに、40倍および80倍のバーチャルスライドを、100倍の対物レンズを用いて作成した複数の分割画像をつなぎ合わせて解像度を落とした低倍率用画像により構成してもよいし、20倍、40倍および80倍のバーチャルスライドを、100倍の対物レンズを用いて作成した複数の分割画像をつなぎ合わせて解像度を落とした低倍率用画像により構成してもよく、種々の作成方法により作成可能である。また、サーバ21内のデータベース21aに保存されている20倍のバーチャルスライド50(図12参照)のサイズは、23,500dot×10,000dotであり、分割された一枚の部分画像50aの大きさは、500dot×500dotである。すなわち、20倍のバーチャルスライド50は、図12に示すように、940枚の部分画像50aにより構成されている。なお、図12に示す部分画像50aの番号(「1」〜「940」)は、バーチャルスライド50のダウンロード方法を説明する上で、それぞれの部分画像50aを特定するために付与された番号である。
一実施形態において、サーバ21からクライアント端末31へバーチャルスライド(血液細胞画像)50をダウンロードする際には、まず、図13に示すステップS51において、ユーザにより、クライアント端末31(図1参照)で表示すべきバーチャルスライド(血液細胞画像)50が選択される。
一実施形態では、20倍のバーチャルスライド50の左上部分がクライアント端末31の初期画面に表示されるよう設定されている。この設定により、ステップS52において、20倍のバーチャルスライド50の左上部分の部分画像50aが、サーバ21からダウンロードされる。このダウンロードの際、一実施形態では、図12に示すように、クライアント端末31のウィンドウに表示される範囲100よりも一回り広い範囲200の画像がダウンロードされる。そして、左上部分の範囲100が初期画面としてクライアント端末31のウィンドウに表示される。なお、初期画面としてクライアント端末31のウィンドウに表示されるバーチャルスライド50の倍率および表示部分は、設定により変更可能である。
また、一実施形態では、サーバ21内のデータベース21aに保存されている20倍のバーチャルスライド50を構成する部分画像50aは、予め設定された以下のような順序に従ってクライアント端末31へダウンロードされる。具体的には、まず、20倍のバーチャルスライド50に含まれる複数の部分画像50a(図12参照)のうち、最上段(「1」〜「20」)の部分画像50aをダウンロードする。このとき、最上段の左端「1」から右端「20」に向かって順次ダウンロードする。そして、最上段の右端「20」の部分画像50aまでダウンロードした後、上から2番目の段(「21」〜「40」)の部分画像50aをダウンロードする。このときにも、左端「21」から右端「40」に向かって順次ダウンロードする。そして、上から3番目の段(「41」〜「60」)の部分画像50aをダウンロードする。このようにして、最上段から順次ダウンロードを重ねた後、最下段(「921」〜「940」)の右端「940」の部分画像50aをダウンロードすることにより、20倍のバーチャルスライド50に含まれる全ての部分画像50aのダウンロードが完了する。この後、サーバ21内のデータベース21aに保存されている40倍のバーチャルスライド50を構成する部分画像が、上記した20倍の部分画像50aのダウンロードの順序と同じ順序でダウンロードされる。さらに、その後、サーバ21内のデータベース21aに保存されている80倍のバーチャルスライド50を構成する部分画像が、上記した20倍の部分画像50aのダウンロードの順序と同じ順序でダウンロードされる。
上記した部分画像50aのダウンロードの順序に従うと、ステップS52において、20倍のバーチャルスライド50の左上部分の画像をサーバ21から優先的にダウンロードする際の順序は、図12に示した部分画像50aの番号で、「1」→「5」、「21」→「25」、「41」→「45」、「61」→「65」、「81」→「85」となる。この場合、クライアント端末31のウィンドウに表示される部分画像50aは、「22」〜「24」、「42」〜「44」および「62」〜「64」の番号の部分画像50aである。また、「1」〜「5」、「21」、「25」、「41」、「45」、「61」、「65」および「81」〜「85」の番号の部分画像50aは、表示される範囲100を取り囲むように一回り広い範囲200でダウンロードされた部分画像50aであり、ダウンロード時のクライアント端末31のウィンドウには表示されない。そして、図13に示したステップS52において、バーチャルスライド50の左上部分の画像をダウンロードして表示した後、ステップS53において、バーチャルスライド50の左上部分の画像を表示した状態で、残りの20倍の画像を構成する部分画像50aを表示することなくバックグラウンドでダウンロードする。このバックグラウンドでのダウンロードは、ユーザからの指示が無い場合でも、自動的に行われる。
なお、サーバ21からダウンロードされた部分画像50aは、クライアント端末31のメモリとしてのローカルHDD(ハードディスクドライブ)(図示せず)に保存される。このステップS53において部分画像50aをダウンロードする際にも、上記した部分画像50aのダウンロードの順序に従ってダウンロードが行われる。すなわち、図12に示した部分画像50aの番号で、「6」→「20」、「26」→「40」、「46」→「60」、「66」→「80」、「86」→「100」、「101」→「120」、「121」→「140」、・・・、「901」→「920」および「921」→「940」の順序でダウンロードが行われる。そして、図13に示したステップS54において、残りの20倍の部分画像50aのダウンロードを行っている間に、ユーザによる倍率切替の割り込みがあったか否かが判断される。ステップS54において、ダウンロードを行っている間に、倍率切替の割り込みがあったと判断された場合には、残りの20倍の部分画像50aのダウンロードが一時的に中断される。そして、ステップS55に進み、残りの20倍の部分画像50aのバックグラウンドでのダウンロードに優先して倍率切替処理が行われる。
ステップS55の倍率切替処理を行う場合には、まず、図14に示すステップS71において、切替指定された倍率(40倍または80倍)の部分画像が既にクライアント端末31にダウンロードされているか否かが判断される。そして、ステップS71において、切替指定された倍率の部分画像が既にクライアント端末31にダウンロードされていると判断された場合には、ステップS72において、マウスポインタの位置を中心に、指定された倍率の部分画像を一回り大きい視野でクライアント端末31内のローカルHDD(図示せず)から読み出す。一方、ステップS71において、切替指定された倍率の部分画像がクライアント端末31にダウンロードされていないと判断された場合には、ステップS73において、マウスポインタの位置を中心に、指定された倍率の部分画像を一回り大きい視野でクライアント端末31にダウンロードする。このステップS73において、指定された倍率(40倍または80倍)の部分画像をダウンロードする際にも、上記した20倍の部分画像50aのダウンロードの順序と同じ順序に従ってダウンロードが行われる。そして、ステップS74において、指定された倍率のバーチャルスライドの左上部分を優先的にクライアント端末31のウィンドウに表示する。これにより、ステップS55(ステップS71〜S74)の倍率切替処理が終了し、図13に示したステップS56に進む。
一方、図13に示したステップS54において、倍率切替の割り込みがなかったと判断された場合にも、ステップS56に進む。ステップS56では、ユーザによる視野移動の割り込みがあったか否かが判断される。そして、ステップS56において、視野移動の割り込みがあったと判断された場合には、残りの20倍の部分画像50aのダウンロードが一時的に中断される。そして、ステップS57に進み、残りの20倍の部分画像50aのバックグラウンドでのダウンロードに優先してスクロール処理(視野移動処理)が行われる。
ステップS57のスクロール処理を行う場合には、まず、図15に示すステップS81において、視野移動した先の部分画像50aが既にクライアント端末31にダウンロードされているか否かが判断される。そして、ステップS81において、視野移動した先の部分画像50aが既にクライアント端末31にダウンロードされていると判断された場合には、ステップS82において、視野移動した先の部分画像50aを一回り広い視野でクライアント端末31内のローカルHDD(図示せず)から読み出す。一方、ステップS81において、視野移動した先の部分画像50aがクライアント端末31にダウンロードされていないと判断された場合には、ステップS83において、視野移動した先の部分画像50aを一回り広い視野でクライアント端末31にダウンロードする。このステップS83において、視野移動した先の部分画像50aをダウンロードする際にも、上記した20倍の部分画像50aのダウンロードの順序と同じ順序に従ってダウンロードが行われる。そして、ステップS84において、指定された視野の部分画像50aを優先的にクライアント端末31のウィンドウに表示する。これにより、ステップS57(ステップS81〜S84)のスクロール処理が終了し、図13に示したステップS58に進む。
一方、図13に示したステップS56において、視野移動の割り込みがなかったと判断された場合にも、ステップS58に進む。ステップS58では、20倍のバーチャルスライド50を構成する全ての部分画像50aのダウンロードが完了したか否かが判断される。そして、ステップS58において、20倍のバーチャルスライド50を構成する全ての部分画像50aのダウンロードが完了していないと判断された場合には、ステップS53に戻り、自動的に、残りの20倍の部分画像50aをバックグラウンドでサーバ21からダウンロードする。なお、残りの20倍の部分画像50aをバックグラウンドでダウンロードする処理を再開した場合に、実行済みのスクロール処理によって、既にクライアント端末31にダウンロードされた部分画像50aを重複してダウンロードすることのないように設定されている。そして、再びステップS54において、残りの20倍の部分画像50aのダウンロードを行っている間に、ユーザによる倍率切替の割り込みがあったか否かが判断される。
一方、ステップS58において、20倍のバーチャルスライド50を構成する全ての部分画像50aのダウンロードが完了したと判断された場合には、ステップS59において、残りの40倍のバーチャルスライド50を構成する部分画像をバックグラウンドでサーバ21からダウンロードする。なお、サーバ21からダウンロードされた40倍のバーチャルスライド50を構成する部分画像は、クライアント端末31のローカルHDD(図示せず)に保存される。
このステップS59において、残りの40倍の部分画像をダウンロードする際にも、上記した20倍の部分画像50aのダウンロードの順序と同じ順序に従ってダウンロードが行われる。なお、残りの40倍の部分画像をバックグラウンドでダウンロードする場合に、実行済みの倍率切替処理およびスクロール処理によって、既にクライアント端末31にダウンロードされた部分画像を重複してダウンロードすることのないように設定されている。そして、ステップS60において、残りの40倍の部分画像のダウンロードを行っている間に、ユーザによる倍率切替の割り込みがあったか否かが判断される。ステップS60において、ダウンロードを行っている間に、倍率切替の割り込みがあったと判断された場合には、残りの40倍の部分画像のダウンロードが一時的に中断される。そして、ステップS61に進み、残りの40倍の部分画像のダウンロードに優先して、ステップS55(ステップS71〜S74)で説明した倍率切替処理と同様の倍率切替処理が行われる。
一方、ステップS60において、倍率切替の割り込みがなかったと判断された場合には、ステップS62において、ユーザによる視野移動の割り込みがあったか否かが判断される。そして、ステップS62において、視野移動の割り込みがあったと判断された場合には、残りの40倍の部分画像のダウンロードが一時的に中断される。そして、ステップS63に進み、残りの40倍の部分画像のダウンロードに優先して、ステップS57(ステップS81〜S84)で説明したスクロール処理と同様のスクロール処理(視野移動処理)が行われる。
一方、ステップS62において、視野移動の割り込みがなかったと判断された場合には、ステップS64において、40倍のバーチャルスライド50を構成する全ての部分画像のダウンロードが完了したか否かが判断される。そして、ステップS64において、40倍のバーチャルスライド50を構成する全ての部分画像のダウンロードが完了していないと判断された場合には、ステップS59に戻り、自動的に、残りの40倍の部分画像をバックグラウンドでサーバ21からダウンロードする。そして、再びステップS60において、残りの40倍の部分画像のダウンロードを行っている間に、ユーザによる倍率切替の割り込みがあったか否かが判断される。
一方、ステップS64において、40倍のバーチャルスライド50を構成する全ての部分画像のダウンロードが完了したと判断された場合には、ステップS65において、残りの80倍のバーチャルスライド50を構成する部分画像をバックグラウンドでサーバ21からダウンロードする。なお、サーバ21からダウンロードされた80倍の部分画像は、クライアント端末31のローカルHDD(図示せず)に保存される。
このステップS65において、残りの80倍の部分画像をダウンロードする際にも、上記した20倍の部分画像50aのダウンロードの順序と同じ順序に従ってダウンロードが行われる。なお、残りの80倍の部分画像をバックグラウンドでダウンロードする場合に、実行済みの倍率切替処理およびスクロール処理によって、既にクライアント端末31にダウンロードされた部分画像を重複してダウンロードすることのないように設定されている。そして、ステップS66において、残りの80倍の部分画像のダウンロードを行っている間に、ユーザによる倍率切替の割り込みがあったか否かが判断される。ステップS66において、ダウンロードを行っている間に、倍率切替の割り込みがあったと判断された場合には、残りの80倍の部分画像のダウンロードが一時的に中断される。そして、ステップS67に進み、残りの80倍の部分画像のダウンロードに優先して、ステップS55(ステップS71〜S74)で説明した倍率切替処理と同様の倍率切替処理が行われる。
一方、ステップS66において、倍率切替の割り込みがなかったと判断された場合には、ステップS68において、ユーザによる視野移動の割り込みがあったか否かが判断される。そして、ステップS68において、視野移動の割り込みがあったと判断された場合には、残りの80倍の部分画像のダウンロードが一時的に中断される。そして、ステップS69に進み、残りの80倍の部分画像のダウンロードに優先して、ステップS57(ステップS81〜S84)で説明したスクロール処理と同様のスクロール処理(視野移動処理)が行われる。
一方、ステップS68において、視野移動の割り込みがなかったと判断された場合には、ステップS70において、80倍のバーチャルスライド50を構成する全ての部分画像のダウンロードが完了したか否かが判断される。そして、ステップS70において、80倍のバーチャルスライド50を構成する全ての部分画像のダウンロードが完了していないと判断された場合には、ステップS65に戻り、自動的に、残りの80倍の部分画像をバックグラウンドでサーバ21からダウンロードする。そして、再びステップS66において、残りの80倍の部分画像のダウンロードを行っている間に、ユーザによる倍率切替の割り込みがあったか否かが判断される。
一方、ステップS70において、80倍のバーチャルスライド50を構成する全ての部分画像のダウンロードが完了したと判断された場合には、バーチャルスライド50に設定されている20倍、40倍および80倍の3つの画像を構成する全ての部分画像のサーバ21からクライアント端末31へのダウンロードが完了する。これにより、サーバ21からクライアント端末31へのバーチャルスライド(血液細胞画像)50のダウンロードが終了する。
一実施形態では、上記のように、ユーザによりクライアント端末31で表示すべきバーチャルスライド(血液細胞画像)50が選択されると、20倍のバーチャルスライド50の左上部分がクライアント端末31の初期画面に表示されるよう設定されていることによって、バーチャルスライド50を構成する全ての部分画像をクライアント端末31にダウンロードするより前に、20倍のバーチャルスライド50の左上部分をクライアント端末31のウィンドウに表示することができる。これにより、全ての部分画像をクライアント端末31にダウンロードした後、20倍のバーチャルスライド50の左上部分をクライアント端末31のウィンドウに表示する場合に比べて、20倍のバーチャルスライド50の左上部分をクライアント端末31のウィンドウに表示するまでに要する時間を短縮することができる。
また、一実施形態では、クライアント端末31で行われる倍率変更操作およびスクロール操作(視野移動操作)に伴って表示に必要になった部分画像がサーバ21からダウンロードされていない場合に、表示に必要になった部分画像がサーバ21からクライアント端末31に優先的にダウンロードされて表示されることによって、倍率変更操作およびスクロール操作(視野移動操作)に伴って表示に必要になった部分画像を迅速にクライアント端末31のウィンドウに表示することができる。
また、一実施形態では、クライアント端末31で行われる倍率変更操作およびスクロール操作(視野移動操作)に伴って表示に必要になった部分画像をサーバ21から優先的にダウンロードする処理のために、一時的に中断していたバーチャルスライド50を構成する部分画像をサーバ21からクライアント端末31にダウンロードする処理を自動的に再開することによって、ユーザがバーチャルスライド50を構成する部分画像をサーバ21からクライアント端末31にダウンロードする処理を再開させる必要がないので、ユーザの負担を軽減することができる。
また、一実施形態では、サーバ21からダウンロードした部分画像をクライアント端末31のローカルHDD(ハードディスクドライブ)に記憶することによって、一度クライアント端末31のローカルHDDに記憶された部分画像については、表示の際に再度サーバ21からダウンロードする必要がなくなるので、部分画像をクライアント端末31のウィンドウに表示するまでの時間をより短縮することができる。
また、一実施形態では、クライアント端末31で行われる倍率変更操作およびスクロール操作(視野移動操作)に伴って表示に必要になった部分画像が既にサーバ21からダウンロードされてクライアント端末31のローカルHDDに保存されている場合に、表示に必要になった部分画像をクライアント端末31のローカルHDDから読み出して表示することによって、クライアント端末31で行われる倍率変更操作およびスクロール操作(視野移動操作)に伴って表示に必要になった部分画像を、より迅速にクライアント端末31のウィンドウに表示することができる。
なお、今回開示された参考例および実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した参考例および実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、本発明を血液細胞画像または髄液細胞画像の表示方法に適用する例について説明したが、本発明はこれに限らず、血液細胞画像や髄液細胞画像以外の標本画像の表示方法としても同様に適用可能である。特に、100倍程度の高倍率の標本画像の表示が必要な場合に本発明は有効である。
また、上記第1参考例では、図1に示した構成において、自動ステージ制御用端末16、サーバ21およびクライアント端末31をLANケーブル4に接続することによってネットワークを構成する例を示したが、本発明はこれに限らず、LANケーブル4に代えてインターネット回線を用いることも可能である。
また、上記第1参考例では、自動ステージ制御用端末でフォーカス合成および画像タイリングを行った後、作成したバーチャルスライドをサーバに保存する例を示したが、本発明はこれに限らず、自動ステージ制御用端末でフォーカス合成を行った後、そのフォーカス合成画像をサーバに保存し、サーバにおいて画像タイリングを行うことによりバーチャルスライドを作成するようにしてもよい。
また、上記一実施形態では、バーチャルスライドとして、20倍、40倍および80倍の3つの倍率の画像を用いる例を示したが、本発明はこれに限らず、20倍、40倍、60倍、80倍および100倍の倍率の画像のうちの複数の倍率の画像をバーチャルスライドとして用いてもよい。
また、上記一実施形態では、バーチャルスライドを選択した際の初期画面として、バーチャルスライドの左上部分をクライアント端末のウィンドウに表示する例を示したが、本発明はこれに限らず、バーチャルスライドを選択した際の初期画面として、バーチャルスライドの左上部分以外の、たとえば、バーチャルスライドの中央部分を表示するようにしてもよい。
また、上記一実施形態では、サーバから部分画像をダウンロードする順序として、最上段の左端の部分画像から右方向に向かって順次ダウンロードする例を示したが、本発明はこれに限らず、サーバから部分画像をダウンロードする順序として、たとえば、最上段の左端の部分画像から下方向に向かって順次ダウンロードするようにしてもよい。
第1参考例によるバーチャルスライド(血液細胞画像)の表示方法を実現するためのシステムの全体構成を示した図である。 第1参考例によるバーチャルスライド(血液細胞画像)の作成方法を説明するための概略図である。 第1参考例によるバーチャルスライド(血液細胞画像)の作成フローを説明するためのフローチャートである。 第1参考例によるバーチャルスライド(血液細胞画像)の分割および管理方法を説明するための概略図である。 第1参考例によるバーチャルスライド(血液細胞画像)の分割フローを説明するためのフローチャートである。 第1参考例による表示方法を用いる場合のクライアント端末の表示部を示した図である。 第1参考例によるバーチャルスライド(血液細胞画像)の運用フローを説明するためのフローチャートである。 第1参考例によるバーチャルスライドを活用するための運用ネットワークの一例を示した構成図である。 第2参考例によるサーベイランス方法を説明するためのサーベイ問題画面を示した図である。 図9に示したサーベイ問題画面の検査結果タブをクリックした場合に表示される検査結果画面を示した図である。 第2参考例によるサーベイランス方法のサーベイ回答集計画面を示した図である。 本発明の一実施形態によるバーチャルスライド(血液細胞画像)のダウンロード方法における20倍のバーチャルスライドを構成する部分画像のダウンロードの順序を説明するための概略図である。 本発明の一実施形態によるバーチャルスライド(血液細胞画像)のダウンロード方法を説明するためのフローチャートである。 図13に示した一実施形態によるバーチャルスライド(血液細胞画像)のダウンロード方法における倍率切替処理のサブルーチンを説明するためのフローチャートである。 図13に示した一実施形態によるバーチャルスライド(血液細胞画像)のダウンロード方法におけるスクロール処理(視野移動処理)のサブルーチンを説明するためのフローチャートである。
1 バーチャルスライド作成部
2 バーチャルスライド分割・管理部
3 バーチャルスライド運用部
4 LANケーブル
11 光学顕微鏡
12 3CCDカメラ
13 自動ステージ
16 自動ステージ制御用端末
21 サーバ(画像サーバ)
21a データベース(第1データベース、第2データベース)
31 クライアント端末(端末装置)
50 バーチャルスライド(標本画像、血液標本画像)
50a 部分画像
51 分割画像(部分画像)
52 低倍率用画像(部分画像)
53 分類カウンタ表示部

Claims (12)

  1. 細胞形態が認識可能な倍率で撮影された標本画像が分割された複数の部分画像を記憶した第1データベースを含む画像サーバから通信ネットワークを介して標本画像を構成する全ての部分画像をダウンロードするとともに表示する端末装置における標本画像の表示方法であって、
    端末装置が、画像を表示するための表示部と、受信した部分画像を格納する第2データベースと、画像サーバの第1データベースから通信ネットワークを介して、表示部での初期表示に必要な所定の部分画像から順に標本画像を構成する全ての部分画像を継続的に取得して第2データベースに格納するダウンロード手段と、表示に必要な部分画像からなる画像を表示部に表示する表示手段と、表示部に表示された画像に対してスクロール操作を行うスクロール操作手段と、表示部に表示された画像に対してスクロール操作手段によるスクロール操作が行われた場合に、スクロール操作に起因して表示に必要になった部分画像が第2データベースに格納されているか否かを判定する判定手段とを備え、
    ダウンロード手段が第1データベースから継続的に部分画像を取得している間に、スクロール操作手段がスクロール操作を行った場合、判定手段が、スクロール操作に起因して表示に必要になった部分画像が第2データベースに格納されているか否かを判定し、
    表示に必要になった部分画像が第2データベースに格納されていると判定手段により判定された場合には、表示手段が、第2データベースから表示に必要になった部分画像を読み出して表示部に表示し、
    表示に必要になった部分画像が第2データベースに格納されていないと判定手段により判定された場合には、ダウンロード手段が、継続的な部分画像の取得を中断し、表示に必要になった部分画像を画像サーバから通信ネットワークを介して優先的に取得し、表示手段が、ダウンロード手段により優先的に取得された部分画像を表示部に表示するとともに、ダウンロード手段が、表示に必要になった部分画像を優先的に取得した後、中断していた標本画像を構成する全ての部分画像の継続的な取得を再開する、標本画像の表示方法。
  2. 前記標本画像は、標本の各領域を、細胞形態の認識可能な倍率で、かつ、隣接する領域と一部が重複するように撮影した部分領域画像を画像タイリングすることにより得られた画像である、請求項1に記載の標本画像の表示方法。
  3. 前記部分領域画像は、実質的に同一の領域について異なるフォーカス位置で撮影した複数の画像をフォーカス合成した画像である、請求項2に記載の標本画像の表示方法。
  4. 前記標本画像は、血液標本画像である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の標本画像の表示方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示方法を実行するための標本画像表示用プログラム。
  6. 請求項5に記載の標本画像表示用プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  7. 細胞形態が認識可能な倍率で撮影された標本画像が分割された複数の部分画像を記憶した第1データベースを含む画像サーバから通信ネットワークを介して標本画像を構成する全ての部分画像をダウンロードするとともに表示するための標本画像表示用端末装置であって、
    画像を表示するための表示部と、
    受信した部分画像を格納する第2データベースと、
    画像サーバの第1データベースから通信ネットワークを介して、表示部での初期表示に必要な所定の部分画像から順に標本画像を構成する全ての部分画像を継続的に取得して第2データベースに格納するダウンロード手段と、
    表示に必要な部分画像からなる画像を表示部に表示する表示手段と、
    表示部に表示された画像に対してスクロール操作を行うスクロール操作手段と、
    表示部に表示された画像に対してスクロール操作手段によるスクロール操作が行われた場合に、スクロール操作に起因して表示に必要になった部分画像が第2データベースに格納されているか否かを判定する判定手段とを備え、
    表示に必要になった部分画像が第2データベースに格納されていると判定手段により判定された場合には、表示手段が、第2データベースから表示に必要になった部分画像を読み出して表示部に表示し、
    表示に必要になった部分画像が第2データベースに格納されていないと判定手段により判定された場合には、ダウンロード手段が、継続的な部分画像の取得を中断し、表示に必要になった部分画像を画像サーバから通信ネットワークを介して優先的に取得し、表示手段が、ダウンロード手段により優先的に取得された部分画像を表示部に表示するとともに、ダウンロード手段が、表示に必要になった部分画像を優先的に取得した後、中断していた標本画像を構成する全ての部分画像の継続的な取得を再開するように構成されている、標本画像表示用端末装置。
  8. 前記標本画像は、標本の各領域を、細胞形態の認識可能な倍率で、かつ、隣接する領域と一部が重複するように撮影した部分領域画像を画像タイリングすることにより得られた画像である、請求項7に記載の標本画像表示用端末装置。
  9. 前記部分領域画像は、実質的に同一の領域について異なるフォーカス位置で撮影した複数の画像をフォーカス合成した画像である、請求項に記載の標本画像表示用端末装置。
  10. 前記標本画像は、血液標本画像である、請求項7〜のいずれか1項に記載の標本画像表示用端末装置。
  11. 血液細胞の分類を入力する分類入力手段をさらに備え、
    前記表示手段は、前記分類入力手段により入力された分類データをカウントした分類カウント値を表示する分類カウンタを前記標本画像と共に前記表示部に表示するように構成されている、請求項10に記載の標本画像表示用端末装置。
  12. 前記表示手段は、前記標本画像と共に前記標本画像に関する設問を前記表示部に表示するように構成されている、請求項10に記載の標本画像表示用端末装置。
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