JP5201235B2 - クライアント装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、クライアント装置及びプログラムに関する。
近年、企業によるサーバーベースコンピューティングの採用が急速に進んでいる。
サーバーベースコンピューティングとは、クライアント装置とサーバー装置とがネットワークを介して相互に接続可能に構成されたシステムにおいて、クライアント装置がサーバー装置に対してサービス要求を行うと、サーバー装置がクライアント装置からのサービス要求に基づいて、データの管理およびアプリケーションプログラムを動作させるというものである(例えば、特許文献1、非特許文献1参照。)。
サーバー装置はクライアント用の表示データを作成し、これをクライアント装置に送る。クライアント装置(シンクライアント装置とも呼ばれる)では、使用者のキーやマウス等の操作情報を、ネットワークを介してサーバー装置へ送り、前記サーバー装置側で作成されたクライアント用の表示データを受け取って表示する。クライアント装置は、ネットワーク機器、表示装置、マウスやキーボード等の入力装置を備えているだけでよく、データをクライアント装置内に持たないためハードディスク等のストレージが不要であり、アプリケーションプログラムの実行を行わないためクライアント装置に必要となる処理の負荷は軽い。
企業はサーバーベースコンピューティングを導入することにより、データやアプリケーションプログラム等の資源がサーバー装置側で一元管理できるため、運用コストを削減することができるというメリットがある。また、クライアント装置は従来のパソコンに比べて安価に調達することができるというメリットがある。セキュリティ面においても、サーバー装置内のデータへのアクセス制限をかけたり、アクセスログを取ったりすることにより、情報への不正アクセスのリスクを減らすことが出来る。ウイルスに対しても、サーバー装置で一括対処することが可能となる。
特開2005−228227号公報
http://www.keyman.or.jp/search/30000031_1.html(サーバベースコンピューティング)
上述したように、サーバーベースコンピューティングが実行される際には、アプリケーションプログラムを動作させるサーバー装置に対してサービス要求を行うクライアント装置と、クライアント装置からのサービス要求に基づいてアプリケーションプログラムを動作させるサーバー装置とが、ネットワークを介して相互に接続可能に構成されている。
クライアント装置が、モバイル端末装置であった場合は、モバイル性を重視したクライアント装置であるため、表示画面を大きくとることができない。例えば4インチHVGA(640×240)であれば、標準的なデスクトップパソコンの表示サイズの15インチ、XGA(1024×768)に比べてはるかに小さい。そのため、クライアント装置の操作に応答してクライアント装置の表示データが変更されるごとにサーバー装置からクライアント装置への表示データのデータ送信が必要になる。特に、クライアント装置の表示画面が小さい場合に、サーバー装置101へのアクセスが頻繁に発生し、モバイル端末装置104の消費電力を大きくしてしまうという問題点があった。更に、モバイル端末装置が電池駆動の場合は、搭載電池容量に応じた時間しか使用することができない。またモバイル性を保つためには大きな電池パックを利用することができない。つまり、モバイル端末装置でサーバーベースコンピューティングを行うということは、モバイル端末装置内の消費電力の大半を占める無線部を使うことであり、これによりモバイル端末装置の使用時間が大きく制限されてしまうという問題点があった。
発明は、装置に表示される表示画像を任意に拡大する際は、その画像拡大の状態に応じて装置の負荷を増やすことなく適切な拡大処理により画像拡大できるようにすることを目的とする。
本発明は、外部装置と通信接続されるクライアント装置であって、画像を表示する表示手段と、前記画像に対して画像の拡大を指示する指示手段と、この指示手段で指示された画像を解析して画像の解析値を求める画像解析手段と、この画像解析手段で解析された解析値が予め定められた値以上の解析値か否かを判別する判別手段と、この判別手段による判別結果に基づいて、前記画像を当該クライアント装置において拡大処理するか、前記画像を前記外部装置において拡大処理するように依頼するか、を制御する拡大制御手段と、具備したことを特徴とする。
本発明によれば、表示画像を拡大する際は、装置の負荷を増やすことなく適切な拡大処理により画像拡大することができる。
サーバーベースコンピューティングのネットワーク構成の概略を示す図である。 モバイル端末装置の消費電力の内訳の一例を示す図である。 本発明を適用したモバイル端末装置の構成の概略を示す図である。 LCDCの内部構成を示す図である。 サーバー装置の構成の概略を示す図である。 本発明を適用した第1の実施の形態における画像拡大処理の流れを示すフローチャートである。 サーバー装置で画面拡大処理が実行された場合のモバイル端末装置のフレームバッファと表示部の状態を示す図である。 モバイル端末装置で画面拡大処理が実行された場合のモバイル端末装置のフレームバッファと表示部の状態を示す図である。 本発明を適用した第2の実施の形態における画像拡大処理の流れを示すフローチャートである。 本発明を適用した第3の実施の形態における画像拡大処理の流れを示すフローチャートである。 モバイル端末装置の概観を示す図である。 本発明を適用した第4の実施の形態における画像拡大処理の流れを示すフローチャートである。 本発明を適用した第5の実施の形態における画像拡大処理の流れを示すフローチャートである。 本発明を適用した第6の実施の形態における画像拡大処理の流れを示すフローチャートである。 本発明を適用した第7の実施の形態における画像拡大処理の流れを示すフローチャートである。 本発明を適用した第8の実施の形態における画像拡大処理の流れを示すフローチャートである。 本発明を適用した第9の実施の形態における画像拡大処理の流れを示すフローチャートである。 本発明を適用した第10の実施の形態における画像拡大処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、サーバーベースコンピューティングのネットワーク構成の概略を示す図である。
図1において、サーバー装置101は、アプリケーションプログラムを実行する機能、データを管理する機能等を有している。
クライアント端末装置102は、ネットワーク109を介してサーバー装置101に接続されている。無線アクセスポイント103も、ネットワーク109を介してサーバー装置101に接続されている。また、モバイル端末装置104、スマートフォン105等の移動端末装置は、アクセスポイント103と無線通信を行うことにより、ネットワーク9を介してサーバー装置101と接続されている。なお、以下の説明においては、クライアント端末装置102、モバイル端末装置104およびスマートフォン105を総称してクライアント装置という。
そして、クライアント端末装置102、モバイル端末装置104あるいはスマートフォン105は、サーバー装置101との間でサーバーベースコンピューティングシステムを構築している。
モバイル端末装置104では、無線ネットワーク(例えばWiFi)、アクセスポイント103を介して、サーバー装置101と接続されている。そして、モバイル端末装置104のような移動端末装置は、電池寿命を考慮した低消費電力設計されている。
図2は、モバイル端末装置104の消費電力の内訳の一例を示す図である。
モバイル端末装置104が電力を消費するのは、図2に示したように、主にLSI部、表示部および無線部である。なお、図2に示した例においては、無線部は100%稼動している状態を示している。サーバー装置101との非通信期間を長く取れれば無線部をパワーダウンすることが可能であるが、一般的には、頻繁に通信がなされている。
図2に示すとおり、無線部の消費電力がモバイル端末装置が消費する電力の65%を占めている。モバイル端末装置104は電池駆動であるため、搭載電池容量に応じた時間しか使用することができず、モバイル端末装置104でサーバーベースコンピューティングを行うということは、モバイル端末装置104内の消費電力の大半を占める無線部を使うことであり、これによりモバイル端末装置104の使用時間が制限される。
本発明を適用したサーバーベースコンピューティングシステムは、モバイル端末装置104内にフレームバッファを有しており、例えば拡大指示に対応する倍率が2倍までの拡大に関してはフレームバッファ内のデータを補間しながら拡大して表示し、2倍以上の拡大に関してはサーバー装置101側で処理させる。これにより、頻繁に行われる拡大処理に伴う通信を減らすことができ、モバイル端末装置104内の消費電力を低減することができる。
図3は、本発明を適用したモバイル端末装置104の構成の概略を示す図である。
図3において、モバイル端末装置104は、LSI200、LCD210、プログラム格納メモリ212およびワークメモリ213を備えている。
LSI200は、SOC(System On Chip)により構成されている。LSI200の内部構成について説明をする。CPU201は、内部バス(Bus)204aを介して各部とやり取りを制御する。メモリコントローラ(Mem.Cont.)204は、内部バス204bと、SDRAM等のワークメモリ213およびFROM等のプログラム格納メモリ212の制御を行う。LCDC(LCDコントローラ)202は、LSI200に内蔵されたRAM等の内蔵メモリ203を利用し、LCD210(表示部)へ表示データを転送する。また、UART(Universal Asynchronous Receiver:調歩同期シリアル通信)206、パワーマネージメントブロック(Power Mgmt)207、リアルタイムカウンタ(RTC)205、USBファンクション(USBF)208等により構成される。無線通信部209は、WiFiによる通信を可能とし、UART206に接続されている。
図4は、LCDCの内部構成を示す図である。
図4において、LCDC202は、バスインターフェース(BUS I/F)301を介してLSI200の内部バス204aと接続される。レジスタ(Reg.)302は、LCDC202への各種設定情報を格納する。メモリコントローラ(Memory Cont.)303は、内蔵メモリ(表示データの格納用メモリ)203を制御する。また、メモリコントローラ303は、DMAC(ダイレクトメモリアクセスコントローラ)303aを内蔵する。前記DMAC303aは、内蔵メモリ203からLCD210へのデータ転送を司る。
前記DMAC303aにより内蔵メモリ203から読み出された表示用のデータは、拡大縮小の機能を有するリサイザー(Resizer)305により所望の拡大率に処理される。
そして、FIFO306で同期が取られ、LCD I/F311を介してLCD210(表示部)へ表示データを転送し、画像を表示する。モバイル端末装置104のLCD210は、HSVGA(800×300)の表示領域を有し、一方、モバイル端末装置104の内蔵メモリ203は、HSVGA(800×300)サイズのフレームバッファをもっている。そして、サーバー装置101においても、HSVGA(800×300)のディスプレイサイズに対応したフレームバッファでアプリケーションを実行している。
図5は、サーバー装置の構成の概略を示す図である。
図5において、サーバー装置101は、CPU(中央処理装置:Central Processing Unit)701、サーバー装置101において実行する処理を実行するプログラムの他、サーバー装置101の各機能を制御し実行するための制御プログラムが収納されたROMやRAM等のメモリ702、各種のデータや信号等を入力するための入力部703、画像やその他の情報を表示するための表示部704、画像を始め様々な情報を記録するための記憶部705、外部記録媒体を駆動する記録媒体駆動部706、LAN等のネットワーク109に接続するためのネットワーク接続部707がバス700に接続されて構成され、CPU701がこれらの各部を制御している。
次に、本発明を適用した第1の実施の形態について説明する。
図6は、本発明を適用した第1の実施の形態における画像拡大処理の流れを示すフローチャートである。
図6において、ステップ400乃至ステップ406は、モバイル端末装置104の画像拡大処理の流れを示すフローチャートであり、ステップ410乃至ステップ412はモバイル端末装置104の画像拡大処理に応答するサーバー装置101の処理を示すフローチャートである。
モバイル端末装置104に対してLCD210に表示されている画像の拡大操作が為されると、まず、ステップS400において、モバイル端末装置104のCPU201が拡大倍率の入力操作や拡大を指示するキーの押下回数を計数する等により、拡大操作を検出する。そして、ステップ401において、CPU201は、その拡大操作の内容を解析して拡大操作に対応する値を求め、その値が予め定められた値(ここでは拡大率が2倍に相当する値)以上の拡大を指示する値であるか否かを判断する。画像を拡大するというのは、表示されている画像を認識することが困難であるから拡大するのであり、すなわち、拡大率が大きいということは、画像をより鮮明に見たい場合である。
2倍以上の拡大率が要求されたと判断された場合(ステップ401:Yes)は、ステップ402において、CPU210がサーバー装置101に対して拡大位置と拡大率を通知し拡大した表示データを要求する。なお、2倍未満の拡大率が要求されたと判断された場合(ステップ401:No)については後述する。
そして、ステップ410において、サーバー装置101がモバイル端末装置104からの表示データの要求を受信すると、サーバー装置101は、ステップ411において、要求に応じた拡大率で所望の部分の拡大を行う。このサーバー装置101での拡大は、ビットマップ拡大ではなく、ベクタ拡大とし、より滑らかなに拡大させる。ベクタ拡大の方法として、アプリケーションが持っている機能の1つである拡大率の変更機能を用いるか、或いはサーバー装置101側のOS(オペレーションシステム)の拡大機能を使用して全体を拡大してもよい。ここで、優先的に滑らかに拡大して欲しいのは文字情報であるので、文字情報がベクタ処理で拡大されるベクタ拡大を拡大の方法として選択する。そして、サーバー装置101は、ステップ412において、拡大したデータを圧縮してモバイル端末装置104に送信する。
モバイル端末装置104側では、ステップ403において、モバイル端末装置104は、サーバー装置101から送信されたデータを受信し、ステップ404において、受信したデータをCPU201がフレームバッファ(FB)の内容を更新する。ここでは、フレームバッファ全体が部分拡大画像となっている。
そして、ステップ405において、CPU201がフレームバッファ内の表示位置を指定し、リサイザー305への拡大率を指定する。メモリコントローラ303により内蔵メモリ203のフレームバッファより上記で指定した表示位置に従い選択的にデータを取得する。ここでは、フレームバッファ内の画像が部分拡大画像となっているので、フレームバッファ全体が前記表示位置として選択され、リサイザー305への拡大率は1(等倍)となる。つまり、フレームバッファの内容そのものが、LCD210へ転送され、ステップ406において、拡大画像が表示される。
図7は、サーバー装置で画面拡大処理が実行された場合のモバイル端末装置のフレームバッファと表示部の状態を示す図である。
図7において、(A)は、モバイル端末装置104のLCD210に表示されている拡大前の表示領域501を示し、(B)は、(A)の状況におけるモバイル端末装置104のフレームバッファ500の状態を示している。
そして、図7の(C)は、(A)で示したように表示領域501が表示されている際に、これから拡大表示したい部分が拡大領域502であることを示している。この拡大領域502は、サーバー装置101によって拡大され、モバイル端末装置104のフレームバッファ500に保持される。図7の(D)は、拡大領域502が拡大された後のフレームバッファ500の状態を示し、(E)は、拡大後の状態におけるLED210に表示されている表示領域501を示している。
図6の説明に戻り、ステップ401で2倍未満の拡大率が要求された場合(ステップ401:No)、例えば1.8倍の拡大率が要求された場合は、クライアント端末装置104は、サーバー装置101へのアクセスを行わない。すなわち、ステップ405において、クライアント端末装置104のCPU201が、部分拡大する領域を表示位置として指定し、リサイザー305への拡大率を1.8に指定する。そして、メモリコントローラ303は、前記指定されて表示位置のデータを選択的にフレームバッファ500より取得し、リサイザー305にて1.8倍に拡大させる。画像の拡大は、リサイザー305が線形補間法、あるいはバイキュービック法にて補間を行うことにより実行される。ステップ406において、その結果をLCD I/F307を介してLCD210に表示させる。
図8は、モバイル端末装置で画面拡大処理が実行された場合のモバイル端末装置のフレームバッファと表示部の状態を示す図である。
図8において、(A)は、図7の(A)と同様、モバイル端末装置104のLCD210に表示されている拡大前の表示領域501を示し、(B)は、図7の(B)と同様、(A)の状況におけるモバイル端末装置104のフレームバッファ500の状態を示している。
そして、図8の(C)は、(A)で示したように表示領域501が表示されている際に、これから拡大表示したい部分が拡大領域502であることを示している。この拡大領域502は、モバイル端末装置104によって拡大されるため、モバイル端末装置104のフレームバッファ500の内容に変化は無い。
図8の(D)は、拡大領域502が拡大された後のフレームバッファ500の状態を示し、(E)は、拡大後の状態におけるLED210に表示されている表示領域501を示している。すなわち、ユーザーが、図8の(C)の表示画面(表示領域501)内の拡大領域502を部分拡大するよう指示を出すと、モバイル端末装置104は、モバイル端末装置104内のフレームバッファ500を示している図8の(D)に示した通り、フレームバッファ500の内容は変わらないものの、領域503に表示領域の指定がCPU201によりなされ、図8の(E)のように拡大画像を表示する。
なお、図6の説明において、サーバー装置101で拡大させた場合には、フレームバッファ内の画像が表示画像と同じ(リサイザー305への拡大率1)であるとしたが、サーバー装置101から受け取る画像を、部分拡大する部分よりも広い領域での画像で受け取り、これをフレームバッファに格納し、リサイザー305の拡大率(1より大きく2より小さい値)を設定するようにしても良い。
次に、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。
図9は、本発明を適用した第2の実施の形態における画像拡大処理の流れを示すフローチャートである。
上述した第1の実施の形態のような部分拡大の利用形態として、一寸だけ拡大した画像を見たい事が多々ある。例えば画像の閲覧をしていて、その画像内細かい文字が出てきたのでその部分を読むときだけ部分拡大し、読み終えたら元の倍率に戻して閲覧を続ける場合などである。第2の実施の形態は、このような場合の画像拡大処理であり、第1の実施の形態の変形例である。
図9に示した第2の実施の形態において、図6に示した第1の実施の形態と異なるのは、ステップ404の代わりにステップ704が実行されることであり、他のステップは図6と同様である。すなわち、図6を用いて説明した第1の実施の形態では、ステップ404でフレームバッファの更新を実行したが、本第2の実施の形態においては、ステップ403でモバイル端末装置104がサーバー装置101から送信されたデータを受信すると、直接フレームバッファの更新を行わず、ステップ704において、内蔵メモリ203内に設けた拡大時専用のサブフレームバッファを更新する。このサブフレームバッファは、サーバー装置101から部分拡大データを受け取った場合にのみ使用する。つまり、サーバー装置101を利用した部分拡大の際は、サブフレームバッファを用い、それ以外の場合は通常のフレームバッファを用いる。部分拡大から、通常の等倍処理に戻った場合には、サーバー装置101へのアクセスは行わず、部分拡大前のデータが保持されているフレームバッファを利用する。
このような第1及び第2の実施の形態を実行することにより、表示画面が狭いモバイル端末装置104を用いたサーバーコンピューティングにおいて、通信頻度が減り、消費電力低減を図ることができる。
次に、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。
図10は、本発明を適用した第3の実施の形態における画像拡大処理の流れを示すフローチャートである。
本発明を適用した第3の実施の形態も、第2の実施の形態と同様に第1の実施の形態の変形例である。
図10に示した第3の実施の形態において、図6に示した第1の実施の形態と異なるのは、ステップ401の代わりにステップ801が実行されることであり、他のステップは図6と同様である。すなわち、図6を用いて説明した第1の実施の形態では、拡大処理をサーバー装置101で実行するのかモバイル端末装置104で実行するのかを、拡大率で判断(図6のステップ401)したが、本第3の実施の形態においては、ステップ801において、画像処理によって判断する。ここで、画像処理による判断とは、ユーザーにより指定された拡大領域内の画像を、例えば離散コサイン変換等を用いて空間領域から周波数領域へ変換すると、細かな画像が含まれている場合には高周波成分が多く検出されるので、一定以上の高周波量が含まれている場合にはベクタ処理が必要と判断して、拡大処理をサーバー装置101に実行させるか否かの判断、或いは、部分拡大領域全画素に渡って隣接画素との濃度差を積算し、その量が一定以上であれば細かな画像が含まれているとして、サーバー装置101にベクタ処理を実行させるか否かの判断である。なお、この判断は、LCDC202内のメモリコントローラ303に接続された不図示の専用ハードウェア、或いはCPU201で実行する。
このようにモバイル端末装置104にて画像認識させることにより、表示画面が狭いモバイル端末装置104を用いたサーバーコンピューティングにおいて、トータルの消費電力を抑えながら、拡大操作を自然に行うことが出来る。
次に、本発明を適用した第4乃至第6の実施の形態について説明する。
上述の第1および第2の実施の形態においては、拡大処理をサーバー装置101で実行するのかモバイル端末装置104で実行するのかを、拡大率で判断したが、本第4乃至第6の実施の形態においては、特定のキー操作によって判断する。
図11は、モバイル端末装置の概観を示す図である。
図11において、モバイル端末装置104は、LCD210と、キーボード904を備える。キーボード904は、上カーソルキー902a、右カーソルキー902b、下カーソルキー902c、左カーソルキー902dからなる十字カーソルキーと、前記十字カーソルキーの中心に、通常右手で操作するポインター901を備えている。また、キーボード904は、左クリックキー901aおよび右クリックキー901bを備え、ポインター901を右手で操作した場合の右クリックおよび左クリックは、左クリックキー901aおよび右クリックキー901bを左手で操作する。また、キーボード904は、汎用的に使用するスライドバー910を、右手で操作しやすい位置に備えている。スライドバー910は、上下スクロールの機能を持ち、シフトキー905を押しながら、例えば左手でスライドバー910を操作すると、上方向のスライド操作では表示画面の縮小となり、下方向のスライド操作では表示画面の拡大となる。
まず、本発明を適用した第4の実施の形態について説明する。
本第4の実施の形態においては、拡大処理をサーバー装置101で実行するのかモバイル端末装置104で実行するのかを、スライドキー905のスライド速度によって判断する。
具体的には、シフトキー905を押しながらのスライドキー910をスライドさせる速度で、拡大処理をサーバー装置101で実行するのかモバイル端末装置104で実行するのかの判断を行う。所定のスライド速度未満(通常のスライド操作)では、モバイル端末装置104内での拡大処理とし、所定の速度以上(素早いスライド操作)では、サーバー装置101内での拡大処理とする。
図12は、本発明を適用した第4の実施の形態における画像拡大処理の流れを示すフローチャートである。
モバイル端末装置104が備えるスライドキー910が操作されることにより拡大操作が為されると、まず、ステップS1200において、モバイル端末装置104のCPU201がスライドキー910による拡大操作を検出する。そして、ステップ1201において、CPU201は、スライドキー910をスライドさせる速度が所定の速度よりも速いかどうかを判断する。速いと判断された場合(ステップ1201:早い)は、ステップ1204において、拡大処理をサーバー装置101にて実行させる。他方、遅いと判断された場合(ステップ1201:遅い)は、ステップ1202において、拡大処理をモバイル端末装置104にて実行させる。人間の操作として、細かく詳細に画面を見たいときにはスライドきー910を速く操作をするので、サーバー装置101での拡大処理とさせている。なお、ここで、ステップ1204の「サーバー処理」とは、図6のステップ402、410乃至412、403乃至406に相当し、ステップ1202の「端末処理」とは、図6のステップ401から直接進むステップ405および406に相当する。
上述したように、画面を詳しく見たいときには早くスライドするという自然な動作をすることにより、サーバー装置101にて詳細部分が見える拡大処理をおこなえる。
次に、本発明を適用した第5の実施の形態について説明する。
本第5の実施の形態においては、拡大処理をサーバー装置101で実行するのかモバイル端末装置104で実行するのかを、十字カーソルキーの連続操作度によって判断する。
シフトキー905を押しながら上カーソルキー902aを押すと拡大操作とし、シフトキー905を押しながら下カーソルキー902cを押すと縮小操作とする。そして、連続して前記拡大操作(シフトキー905を押しながら上カーソルキー902aを押す)を実行した場合には、サーバー装置101での拡大処理とする。例えば、2秒以内に続けて前記拡大操作を行った場合にはサーバー装置101側での拡大処理とする。
図13は、本発明を適用した第5の実施の形態における画像拡大処理の流れを示すフローチャートである。
モバイル端末装置104が備える上カーソルキー902aが操作されることにより拡大操作が為されると、まず、ステップS1200において、モバイル端末装置104のCPU201が上カーソルキー902aによる拡大操作を検出する。そして、ステップ1301において、タイマーTMが0であるか判断する。タイマーTMは、減算タイマーであり、セットした値を0まで減算していくタイマーである。タイマーTMは、0以下にはならない。また、不図示の初期設定部でタイマーTMは0にリセット済みであるので、最初に呼ばれたときには、タイマーTMは0である(ステップ1301:Yes)ので(0以下には減算しないので)、ステップ1202において、拡大処理をモバイル端末装置104にて実行させる。次に、ステップ1303において、タイマーTMに2秒をセットする。タイマーTMは値をセットさせると直ちに減算を始める。
そして、次に拡大操作が為された時(ステップ1200)、ステップ1301において、タイマーTMが0であるか、言い換えると、前回の操作より2秒経過したかを判定する。ここで、2秒以内の経過であれば、TMは0でない(ステップ1301:No)ので、ステップ1204において、拡大処理をサーバー装置101にて実行させる。人間の操作として、細かく詳細に画面を見たいときには続けて拡大操作をするので、サーバー装置101での拡大処理とさせている。
上述したように、画面を詳しく見たいときには連打するという自然な動作をすることにより、サーバー装置101にて詳細部分が見える拡大処理をおこなえる。
次に、本発明を適用した第6の実施の形態について説明する。
本第6の実施の形態においては、拡大処理をサーバー装置101で実行するのかモバイル端末装置104で実行するのかを、十字カーソルキーの押圧力によって判断する。
本第6の実施の形態は、第5の実施の形態と同様、シフトキー905を押しながら上カーソルキー902aを押すと拡大操作とし、シフトキー905を押しながら下カーソルキー902cを押すと縮小操作とする。また、上カーソルキー902aは、押圧する力を検知する機能を有している。例えば、抵抗膜により上カーソルキー902aの接点が構成されており、接点の抵抗を検出することにより押している量が検出可能となる。そして、強く上カーソルキー902aを押して前記拡大操作を行った場合には、サーバー装置101での拡大処理とする。
図14は、本発明を適用した第6の実施の形態における画像拡大処理の流れを示すフローチャートである。
モバイル端末装置104が備える上カーソルキー902aが操作されることにより拡大操作が為されると、まず、ステップS1200において、モバイル端末装置104のCPU201が上カーソルキー902aによる拡大操作を検出する。そして、ステップ1401において、CPU201は、上カーソルキー902aを押圧する力が所定の値よりも大きいかどうかを判断する。大きいと判断された場合(ステップ1401:大きい)は、ステップ1204において、拡大処理をサーバー装置101にて実行させる。他方、小さいと判断された場合(ステップ1401:小さい)は、ステップ1202において、拡大処理をモバイル端末装置104にて実行させる。
上述したように、画面を詳しく見たいときには強く押すという自然な動作をすることにより、サーバー装置101にて詳細部分が見える拡大処理をおこなえる。
次に、本発明を適用した第7の実施の形態について説明する。
本第7の実施の形態は、基本的には図6を用いて説明した第1の実施の形態と同様であり、拡大率によってサーバー装置101で拡大処理を実行するのかモバイル端末装置104で拡大処理を実行する。そして、本第7の実施の形態では、第1の実施の形態に加えて、モバイル端末装置104での拡大処理からサーバー装置101での拡大処理に変わる際に、使用者に対して何らかのメッセージを出力する。サーバー装置101での拡大処理になると、消費電力、通信による動作速度低下が発生する恐れがあるため、使用者に意図的に通知することにより、より利便性を図るためである。
図15は、本発明を適用した第7の実施の形態における画像拡大処理の流れを示すフローチャートである。
図15において、モバイル端末装置104に対してLCD210に表示されている画像の拡大操作が為されると、まず、ステップS1300において、モバイル端末装置104のCPU201が拡大操作を検出する。そして、ステップ1301において、CPU201は、その拡大操作の拡大率が所定の倍率(ここでは2倍)以上の拡大であるか否かを判断する。
2倍未満の拡大率が要求されたと判断された場合(ステップ1301:No)は、ステップ1303において、拡大処理をモバイル端末装置104にて実行させる。他方、2倍以上の拡大率が要求されたと判断された場合(ステップ1301:Yes)は、ステップ1302において、直前の拡大操作時の拡大率が2倍未満であるか判断する。すなわち、今回2倍の拡大率をまたぐ変化をさせたか否か(直前が2倍未満であり今回が2倍以上であるか否か)を判断する。
そして、前回の拡大処理の拡大率も2倍以上であると判断された場合(ステップ1302:No)は、ステップ1306において、拡大処理をサーバー装置101にて実行させる。他方、前回が2倍未満であり今回が2倍以上であると判断された場合(ステップ1302:Yes)は、ステップ1304において、使用者に対して例えば「拡大処理を続けてよいですか?」のような拡大処理を進めてよいかを確認するためのメッセージを出力する。
次に、ステップ1305において、サーバー装置101にて拡大処理を進めてよいか否かの指示を判断し、進めてよいとの指示があったと判断された場合(ステップ1305:Yes)は、ステップ1306において、拡大処理をサーバー装置101にて実行させる。他方、進めてよいとの指示がなかったと判断された場合(ステップ1305:No)は、サーバー装置101においてもモバイル端末装置104においても拡大処理を実行しない。
次に、本発明を適用した第8の実施の形態について説明する。
図16は、本発明を適用した第8の実施の形態における画像拡大処理の流れを示すフローチャートである。
図16を用いて説明する第8の実施の形態は、図15を用いて説明した第7の実施の形態の変形例である。
図16に示した第8の実施の形態において、図15に示した第7の実施の形態と異なるのは、ステップ1305での判断でサーバー装置101にて拡大処理を進めてよいとの指示がなかったと判断された場合(ステップ1305:No)に、サーバー装置101においてもモバイル端末装置104においても拡大処理を実行しない、すなわち拡大処理を中止するとしていた代わりに、ステップ1405での判断でサーバー装置101にて拡大処理を進めてよいとの指示がなかったと判断された場合(ステップ1405:No)に、ステップ1403において、拡大処理をモバイル端末装置104にて実行させることであり、他のステップは図15と同様である。
次に、本発明を適用した第9の実施の形態について説明する。
図17は、本発明を適用した第9の実施の形態における画像拡大処理の流れを示すフローチャートである。
図17を用いて説明する第9の実施の形態も、図15を用いて説明した第7の実施の形態の変形例である。
図17に示した第9の実施の形態において、図15に示した第7の実施の形態と異なるのは、前回の拡大処理の拡大率が2倍未満であり今回が2倍以上であると判断された場合(ステップ1302:Yes)に、ステップ1304で使用者に対して拡大処理を進めてよいかのメッセージを出力し、ステップ1303でサーバー装置101にて拡大処理を進めてよいか否かの指示を判断することによって拡大処理をサーバー装置101にて実行させたり、拡大処理を中止したりしていたのに対して、前回の拡大処理の拡大率が2倍未満であり今回が2倍以上であると判断された場合(ステップ1302:Yes)に、ステップ1504において、使用者に対して何らかのメッセージを一定期間、たとえば0.5秒間出力し、その後ステップ1505において、拡大操作が継続しているか否かを判断し、拡大操作が継続していると判断された場合(ステップ1505:Yes)は、ステップ1306で拡大処理をサーバー装置101にて実行させ、進めてよいとの指示がなかったと判断された場合(ステップ1505:No)は、サーバー装置101においてもモバイル端末装置104においても拡大処理を実行しないことであり、他のステップは図15と同様である。
次に、本発明を適用した第10の実施の形態について説明する。
図18は、本発明を適用した第10の実施の形態における画像拡大処理の流れを示すフローチャートである。
図18を用いて説明する第10の実施の形態は、図6を用いて説明した第1の実施の形態と図10を用いて説明した第3の実施の形態とを組み合わせた変形例である。すなわち、拡大処理をサーバー装置101において実行させるのかモバイル端末装置104において実行するのかの判断を、拡大率の違いおよび画像認識の双方で行うものである。
具体的には、モバイル端末装置104に対してLCD210に表示されている画像の拡大操作が為されると、まず、ステップS400において、モバイル端末装置104のCPU201が拡大操作を検出する。そして、ステップ1601において、画像認識を行ない、ステップ1602において、認識した画像の空間周波数が高いか低いかの画像処理による判断、すなわち画像が細かいか粗いかの判断を実行する。ここで、画像処理による判断とは、上述したように一定以上の高周波量が含まれている場合にはベクタ処理が必要であるのでサーバー装置101にベクタ処理を実行させるか否かの判断である。
ステップ1602で空間周波数が高い(画像が細かい)と判断された場合(ステップ1602:高い)は、ステップ1604において、CPU201は、その拡大操作の拡大率が所定の倍率(ここでは2倍)以上の拡大であるか否かを判断する。そして、2倍以上の拡大率が要求されたと判断された場合(ステップ1604:Yes)は、ステップ402に進んで拡大処理をサーバー装置101にて実行させ、2倍未満の拡大率が要求されたと判断された場合(ステップ1604:No)は、ステップ405に進んでサーバー装置101へのアクセスを行わない。
他方、ステップ1602で空間周波数が低い(画像が粗い)と判断された場合(ステップ1602:低い)は、ステップ1603において、CPU201は、その拡大操作の拡大率が上記所定の倍率よりも大きい倍率(ここでは3倍)以上の拡大であるか否かを判断する。そして、3倍以上の拡大率が要求されたと判断された場合(ステップ1603:Yes)は、ステップ402に進んで拡大処理をサーバー装置101にて実行させ、3倍未満の拡大率が要求されたと判断された場合(ステップ1603:No)は、ステップ405に進んでサーバー装置101へのアクセスを行わない。
なお、ステップ402乃至406、410乃至412は、図6を用いて説明した第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明してきた。
本実施の形態においては、予め定められた値として拡大の倍率2に相当する値を用いたが、拡大の倍率2に限らず任意の倍率に対応した値を設定してもよい。
なお、上述してきた本発明の実施の形態は、サーバー装置あるいはクライアント装置の一機能としてハードウェアまたはDSP(Digital Signal Processor)ボードやCPUボードでのファームウェアもしくはソフトウェアにより実現することができる。
以上、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明してきたが、本発明が適用されるサーバー装置あるいはクライアント装置は、その機能が実行されるのであれば、上述の実施の形態に限定されることなく、単体の装置であっても、複数の装置からなるシステムあるいは統合装置であっても、LAN、WAN等のネットワークを介して処理が行なわれるシステムであってもよいことは言うまでもない。
また、バスに接続されたCPU、ROMやRAMのメモリ、入力装置、出力装置、外部記録装置、媒体駆動装置、ネットワーク接続装置で構成されるシステムでも実現できる。すなわち、前述してきた実施の形態のシステムを実現するソフトェアのプログラムを記録したROMやRAMのメモリ、外部記録装置、可搬記録媒体を、サーバー装置あるいはクライアント装置に供給し、それらのサーバー装置あるいはクライアント装置のコンピュータがプログラムを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、可搬記録媒体等から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した可搬記録媒体等は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための可搬記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DVD−RAM、磁気テープ、不揮発性のメモリーカード、ROMカード、電子メールやパソコン通信等のネットワーク接続装置(言い換えれば、通信回線)を介して記録した種々の記録媒体などを用いることができる。
また、コンピュータ(情報処理装置)がメモリ上に読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施の形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現される。
さらに、可搬型記録媒体から読み出されたプログラムやプログラム(データ)提供者から提供されたプログラム(データ)が、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現され得る。
すなわち、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または形状を取ることができる。
101 サーバー装置
102 クライアント端末装置
103 無線アクセスポイント
104 モバイル端末装置
105 スマートフォン
109 ネットワーク
200 LSI
201 CPU
202 LCDコントローラ(LCDC)
203 内蔵メモリ(RAM)
204 メモリコントローラ(Mem.Cont.)
204a 内部バス(Bus)
204b 内部バス
205 リアルタイムカウンタ(RTC)
206 調歩同期シリアル通信(UART)
207 パワーマネージメントブロック(Power Mgmt)
208 USBファンクション(USBF)
209 無線通信部(WiFi)
210 LCD
212 プログラム格納メモリ(FROM)
213 ワークメモリ(SDRAM)
301 バスインターフェース(BUS I/F)
302 レジスタ(Reg.)
303 メモリコントローラ(Memory Cont.)
303a DMAC(ダイレクトメモリアクセスコントローラ)
305 リサイザー(Resizer)
306 FIFO
307 LCD I/F
500 フレームバッファ(モバイル端末装置側)
501 表示領域
502 拡大領域
503 領域
701 CPU
702 メモリ
703 入力部
704 表示部
705 記憶部
706 記録媒体駆動部
707 ネットワーク接続部
700 バス
901 ポインター
901a 左クリックキー
901b 右クリックキー
902a 上カーソルキー
902b 右カーソルキー
902c 下カーソルキー
902d 左カーソルキー
904 キーボード
905 シフトキー
910 スライドバー

Claims (10)

  1. 外部装置と通信接続されるクライアント装置であって、
    画像を表示する表示手段と、
    前記画像に対して画像の拡大を指示する指示手段と、
    この指示手段で指示された画像を解析して画像の解析値を求める画像解析手段と、
    この画像解析手段で解析された解析値が予め定められた値以上の解析値か否かを判別する判別手段と、
    この判別手段による判別結果に基づいて、前記画像を当該クライアント装置において拡大処理するか、前記画像を前記外部装置において拡大処理するように依頼するか、を制御する拡大制御手段と、
    を具備したことを特徴とするクライアント装置。
  2. 前記拡大制御手段は、前記判別手段により予め定められた値以上の解析値であると判別された際に、前記画像を前記外部装置において拡大処理するように依頼し、前記判別手段により予め定められた値以上の解析値ではないと判別された際に、前記画像を当該クライアント装置において拡大処理する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のクライアント装置。
  3. 前記画像を当該クライアント装置において拡大処理する際は、当該画像を簡易に拡大する第1拡大法により拡大処理し、前記画像を前記外部装置において拡大処理する際は、当該画像を前記第1拡大法によりも滑らかに拡大する第2拡大法により拡大処理するように依頼する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のクライアント装置。
  4. 前記第1拡大法はビットマップ補間による拡大法であり、前記第2拡大法は当該ビットマップ補間よりもより滑らかに拡大するベクタ処理による拡大法である、
    ことを特徴とする請求項3に記載のクライアント装置。
  5. 前記画像解析手段は、前記画像に対して離散コサイン変換による周波数領域への変換を行い、その変換により検出される高周波成分の値を求めることで、前記画像の解析値を求め、
    前記判別手段は、前記高周波成分の値が予め定められた値以上か否かを判別する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のクライアント装置。
  6. 前記画像解析手段は、前記画像に対して隣接画像との濃度差の演算により求め、
    前記判別手段は、前記濃度差の値が予め定められた値以上か否かを判別する、ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のクライアント装置。
  7. アプリケーションプログラムを動作させるサーバ装置に対してネットワークを介してサービス要求を行うクライアント装置であって、
    画像を表示するための表示手段と、
    前記表示手段に前記画像を表示するために前記画像を一時的に格納するフレームメモリ領域と、
    前記表示手段に表示されている前記画像を拡大表示するための指示を入力する拡大指示入力手段と、
    前記フレームメモリ領域に格納された画像を解析して画像の解析値を求める画像解析手段と、
    前記画像解析手段で求められた前記解析値が予め設定された値以上であるかを判断する解析値判断手段と、
    前記解析値判断手段によって前記解析値が予め設定された値以上であると判断された場合、前記サーバ装置に対して前記拡大指示に対応して拡大したサーバ拡大画像の送信を要求するサーバ拡大画像要求手段と、
    前記サーバ装置から送信されてきた前記サーバ拡大画像を受信するサーバ拡大画像受信手段と、
    前記サーバ拡大画像受信手段によって受信した前記サーバ拡大画像を前記フレームメモリ領域に格納するメモリ制御手段と、
    前記解析値判断手段によって前記解析値が予め設定された値以上ではないと判断された場合、前記フレームメモリ領域に格納された前記画像を前記拡大指示に対応して拡大したクライアント拡大画像を求めるクライアント画像拡大手段と、
    前記フレームメモリ領域に格納された前記サーバ拡大画像または前記クライアント画像拡大手段によって拡大されたクライアント拡大画像を前記表示手段に表示するよう制御する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とするクライアント装置。
  8. 前記予め設定された値は、前記画像をサーバ装置側で拡大するかクライアント装置側で拡大するかの基準を示す、
    ことを特徴とする請求項7に記載のクライアント装置。
  9. 前記画像解析手段は、前記画像の解析値を離散コサイン変換または隣接画素との濃度差の演算によって求める、
    ことを特徴とする請求項7に記載のクライアント装置。
  10. 外部装置と通信接続されるクライアント装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    画像を表示する表示手段、
    前記画像に対して画像の拡大を指示する指示手段、
    この指示手段で指示された画像を解析して画像の解析値を求める画像解析手段、
    この画像解析手段で解析された解析値が予め定められた値以上の解析値か否かを判別する判別手段、
    この判別手段による判別結果に基づいて、前記画像を当該クライアント装置において拡大処理するか、前記画像を前記外部装置において拡大処理するように依頼するか、を制御する拡大制御手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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