JP6070829B2 - 表示制御装置、情報処理装置、表示制御方法、表示制御プログラム及び情報処理システム - Google Patents

Description

本件は、表示制御装置、情報処理装置、表示制御方法、表示制御プログラム及び情報処理システムに関する。

近年の情報通信技術の進展に伴い、個人ユーザが、パーソナルコンピュータ（Personal Computer；ＰＣ）や携帯電話、スマートフォンなどの複数の情報処理端末を利用するようになっている。
最も一般的なケースとして、ユーザは、勤務先や自宅ではＰＣを使用し、外出先で携帯電話又はスマートフォンを利用する場合が挙げられる。

例えば、ユーザが、自宅のＰＣで閲覧していたウェブページの続きを、外出時にスマートフォンや携帯電話などの携帯端末で読む場合がある。

特開２００７−８８７５２号公報 特開２００６−１７２０７０号公報

一般に、スマートフォンや携帯電話などの携帯端末はＰＣのディスプレイに比べて画面サイズが小さいため、文字の表示サイズが小さいことが多い。このため、ＰＣで行なっていた作業の続きを携帯端末で行なう際に、ユーザが、携帯端末で文字の表示サイズを拡大する操作を行なうことが多い。
又、携帯端末では、一般に、アプリケーションを起動する度に、新たに起動したアプリケーションはそのデフォルトの文字サイズで画面に表示される。このため、ユーザは、アプリケーションを起動する度に表示文字サイズを変更する必要がある。

本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、アプリケーションの文字表示属性を、複数のアプリケーションや複数の情報処理装置で共有可能とすることを目的とする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の１つとして位置付けることができる。

上記の目的を達成するために、本開示の表示制御置は、第１のアプリケーションの表示状態に基づいて文字属性情報を生成する解析部と、前記解析部によって生成された前記文字属性情報を格納装置に記録する記録部と、第２のアプリケーションの起動時に、前記格納装置から前記文字属性情報を取得し、取得した前記文字属性情報に基づいて該第２のアプリケーションの表示状態を変更する設定部と、前記第１のアプリケーションの前記表示状態を画像として取得する取得部とをそなえ、前記解析部は、前記取得部が取得した前記画像を解析することにより前記第１のアプリケーションの前記文字属性情報を取得し、前記画像に複数の文字属性が混在する場合に、前記画像内で最も多く使用されている文字の文字属性を採用する。

又、本開示の情報処理装置は、表示部と、前記表示部における第１のアプリケーションの表示状態に基づいて文字属性情報を生成する解析部と、前記解析部によって生成された前記文字属性情報を格納装置に記録する記録部と、第２のアプリケーションの起動時に、前記格納装置から前記文字属性情報を取得し、取得した前記文字属性情報に基づいて該第２のアプリケーションの表示状態を変更する設定部と、前記第１のアプリケーションの前記表示状態を画像として取得する取得部とをそなえ、前記解析部は、前記取得部が取得した前記画像を解析することにより前記第１のアプリケーションの前記文字属性情報を取得し、前記画像に複数の文字属性が混在する場合に、前記画像内で最も多く使用されている文字の文字属性を採用する。

さらに、本開示の表示制御方法は、第１のアプリケーションの表示状態に基づいて文字属性情報を生成し、前記前記文字属性情報を格納装置に記録し、第２のアプリケーションの起動時に、前記格納装置から前記文字属性情報を取得し、取得した前記文字属性情報に基づいて該第２のアプリケーションの表示状態を変更し、前記第１のアプリケーションの前記表示状態を画像として取得し、取得した前記画像を解析することにより前記第１のアプリケーションの前記文字属性情報を取得し、前記画像に複数の文字属性が混在する場合に、前記画像内で最も多く使用されている文字の文字属性を採用する。
又、本開示の表示制御プログラムは、第１のアプリケーションの表示状態に基づいて文字属性情報を生成し、前記前記文字属性情報を格納装置に記録し、第２のアプリケーションの起動時に、前記格納装置から前記文字属性情報を取得し、取得した前記文字属性情報に基づいて該第２のアプリケーションの表示状態を変更し、前記第１のアプリケーションの前記表示状態を画像として取得し、取得した前記画像を解析することにより前記第１のアプリケーションの前記文字属性情報を取得し、前記画像に複数の文字属性が混在する場合に、前記画像内で最も多く使用されている文字の文字属性を採用する処理をコンピュータに実行させる。

さらに、本開示の情報処理システムは、上位装置と、ネットワークを介して前記上位装置に接続されている情報処理装置と、をそなえ、前記情報処理装置は、表示部と、前記表示部における第１のアプリケーションの表示状態に基づいて文字属性情報を生成する解析部と、前記解析部によって生成された前記文字属性情報を前記上位装置に送信する送信部と、第２のアプリケーションの起動時に、前記上位装置から前記文字属性情報を取得し、取得した前記文字属性情報に基づいて該第２のアプリケーションの表示状態を変更する設定部と、前記第１のアプリケーションの前記表示状態を画像として取得する取得部とをそなえ、前記解析部は、前記取得部が取得した前記画像を解析することにより前記第１のアプリケーションの前記文字属性情報を取得し、前記画像に複数の文字属性が混在する場合に、前記画像内で最も多く使用されている文字の文字属性を採用し、前記上位装置は、前記情報処理装置から送信された前記文字属性情報が記録される格納装置と、前記格納装置に記録されている前記文字属性情報を、前記情報処理装置に送信する管理部と、をそなえる。

開示の技術によれば、アプリケーションの文字表示属性を、複数のアプリケーションや複数の情報処理装置で共有することができる。

実施形態の一例としての情報処理システムの全体構成を示す模式図である。 実施形態の一例としての携帯端末のシステム構成を示す模式図である。 実施形態の一例としてのサーバの構成を示す模式図である。 （ａ）〜（ｃ）は、実施形態の一例としての情報処理システムにおける表示モードを例示する図であり、（ａ）はモード変更前、（ｂ）は文字配置変更モード、（ｃ）はレイアウト変更モードを示す。 実施形態の一例としての携帯端末における表示制御処理を示すフローチャートである。 実施形態の一例としての携帯端末の文字属性取得処理を例示する図である。 実施形態の一例としての携帯端末の文字属性取得処理を例示する図である。 実施形態の一例としての携帯端末の文字属性ファイルを例示する図である。 実施形態の一例としての携帯端末の文字属性取得処理を例示する図である。 実施形態の一例としての携帯端末における画面表示例を示す図である。 実施形態の一例としての携帯端末の文字属性反映処理を例示する図である。 実施形態の一例としての携帯端末の文字属性反映処理を例示する図である。 実施形態の一例としてのＰＣにおける文字属性取得処理を示すフローチャートである。 実施形態の一例としてのＰＣから携帯端末への文字属性反映設定を示すフローチャートである。 実施形態の変形例としてのサーバにおける文字配置計算処理を示すフローチャートである。 実施形態の一例としての情報処理システムにおける文字属性取得処理を示すフローチャートである。 実施形態の一例としての情報処理システムにおけるスクリーンキャプチャ例を示す図である。

以下、図面を参照して実施の形態を説明する。
（Ａ）構成
最初に、図１〜図４を用いて、実施形態の一例としての情報処理システム１の構成について説明する。
図１は、実施形態の一例としての情報処理システム１の全体構成を示す模式図である。

情報処理システム１は、サーバ（格納装置、上位装置）２を有し、このサーバ２に、インターネット等のネットワーク３を介してＰＣ（情報処理装置、第１の情報処理装置）１１や携帯端末（情報処理装置、第２の情報処理装置）２１が接続されている。ここで、ＰＣ１１と携帯端末２１とは、同じユーザが使用するとする。なお、以下、ＰＣ１１と携帯端末２１とを総称して、デバイス１１，２１とも呼ぶことがある。

サーバ２は、サーバ機能をそなえた情報処理装置であり、後述するように、ＰＣ１１や携帯端末２１から文字属性データを受け取り、これを図３に示す文字属性ファイル５１−１〜５１−ｎ（ｎは１以上の整数）として記憶する。サーバ２の詳細な構成については図３を用いて後述する。
ＰＣ１１は、例えば、ノートブックコンピュータやデスクトップコンピュータなどのコンピュータである。

ＰＣ１１は、プロセッサ１２、メモリ１３、記憶装置１４、通信インタフェース（Ｉ／Ｆ）１５、入力インタフェース１６、及び出力インタフェース１７をそなえる。
プロセッサ１２は、メモリ１３や記憶装置１４に格納されたプログラムを実行することにより種々の演算処理を行なうものであり、ＰＣ１１における種々の制御を行なう。
プロセッサ１２は、ＰＣ１１の基本機能を実現するシステムソフトウェアである不図示のオペレーティングシステム（operating system；ＯＳ）を実行する。又、プロセッサ１２は、後述するメモリ１３等に格納されているプログラムを実行することにより、各種処理を実行する。

メモリ１３は、プロセッサ１２が実行するプログラムや種々のデータや、プロセッサ１２の動作により得られたデータ等を格納する。メモリ１３としては、例えば、Random Access Memory（ＲＡＭ）、Read Only Memory（ＲＯＭ）など、既存の種々のメモリを使用することができる。又、複数種類のメモリをそなえていてもよい。
記憶装置１４は、ＰＣ１１の記憶域を提供し、例えば、ＰＣ１１で実行されている不図示のＯＳや各種プログラムを記憶している。又、記憶装置１４は、後述する文字属性ファイル５１（図２参照）を記憶している。記憶装置１４は、例えばHard Disk Drive（ＨＤＤ）又はSolid State Drive（ＳＳＤ）であり、内蔵もしくは外付けされる。

通信インタフェース１５は、ＰＣ１１を、インターネットなどのネットワーク３に、有線又は無線で接続するインタフェースである。通信インタフェース１５は、例えば、有線又は無線のローカルエリアネットワーク（Local Area Network：ＬＡＮ）カード、有線又は無線のワイドエリアネットワーク（Wide Area Network：ＷＡＮ）カードである。
入力インタフェース１６は、ＰＣ１１の外部の周辺機器からＰＣ１１にデータを入力するためのインタフェースであり、例えば、Universal Serial Bus（ＵＳＢ）インタフェースや、無線又は赤外線インタフェースである。

出力インタフェース１７は、ＰＣ１１の外部の周辺機器にデータを出力するためのインタフェースであり、例えば、ディスプレイインタフェースや、ＵＳＢインタフェース、無線又は赤外線インタフェースである。
ＰＣ１１は、入力インタフェース１６を介して入力装置１８及び媒体リーダ２０に、出力インタフェース１７を介してディスプレイ１９に、それぞれ接続されている。

入力装置１８は、ＰＣ１１のユーザが種々の入力や選択操作を行なうための入力装置であり、例えば、キーボードやマウス、タッチパネル、マイクである。図１では入力装置１８がＰＣ１１の外付けのキーボードとして表示されているが、入力装置１８がＰＣ１１に内蔵されていてもよい。又、入力装置１８がタッチパネルの場合、入力装置１８が後述するディスプレイ１９としても機能する。

ディスプレイ１９は、種々の情報を表示可能な表示装置であり、例えば、液晶ディスプレイやCathode Ray Tube（ＣＲＴ）である。図１ではディスプレイ１９がＰＣ１１の外付けのディスプレイとして表示されているが、ディスプレイ１９がＰＣ１１に内蔵されていてもよい。又、入力装置１８がタッチパネルの場合、入力装置１８がディスプレイ１９の機能も兼ねてもよい。

媒体リーダ２０は、ＣＤ（ＣＤ−ＲＯＭ，ＣＤ−Ｒ，ＣＤ−ＲＷ等），ＤＶＤ（ＤＶＤ−ＲＯＭ，ＤＶＤ−ＲＡＭ，ＤＶＤ−Ｒ，ＤＶＤ＋Ｒ，ＤＶＤ−ＲＷ，ＤＶＤ＋ＲＷ等）、Ｂｌｕ Ｒａｙなどの記録媒体３０の読み書きを行なうドライブ装置である。図１では媒体リーダ２０がＰＣ１１の外付けのドライブとして表示されているが、媒体リーダ２０がＰＣ１１に内蔵されていてもよい。

携帯端末２１は、例えば、携帯電話やスマートフォンなどの携帯端末である。
携帯端末２１は、プロセッサ２２、記憶装置２４、通信インタフェース２５、入力装置２８、及びディスプレイ２９をそなえる。
プロセッサ２２は、記憶装置２４に格納されたプログラムを実行することにより種々の演算処理を行なうものであり、携帯端末２１における種々の制御を行なう。

プロセッサ２２は、携帯端末２１の基本機能を実現するシステムソフトウェアであるＯＳ（図２参照）を実行する。又、プロセッサ２２は、後述する記憶装置２４等に格納されているプログラムを実行することにより、各種処理を実行する。
記憶装置２４は、プロセッサ２２が実行するプログラムや種々のデータや、プロセッサ２２の動作により得られたデータ等を格納する。記憶装置２４としては、例えば、ＲＡＭ、ＲＯＭなど、既存の種々のメモリを使用することができる。又、記憶装置２４は、ＨＤＤやＳＳＤ等の他の記憶装置であってもよい。記憶装置２４は、後述する文字属性ファイル５２（図２参照）を記憶している。

通信インタフェース２５は、携帯端末２１を、第３世代移動通信（３Ｇ）ネットワークを介してインターネットなどのネットワーク３に接続するインタフェースである。通信インタフェース２５は、例えば、３Ｇ、Long Term Evolution（ＬＴＥ）や、ＷｉＦｉ（Wireless Fidelity）ネットワークのインタフェースである。
入力装置２８は、携帯端末２１のユーザが種々の入力や選択操作を行なうための入力装置であり、例えばテンキーパッドやタッチパネル、マイクである。

ディスプレイ２９は、種々の情報を表示可能な表示装置であり、例えば、液晶ディスプレイやタッチパネルである。なお、入力装置２８がタッチパネルの場合、入力装置２８がディスプレイ２９の機能も兼ねてもよい。
図２は、実施形態の一例としての携帯端末２１のシステム構成を示す模式図である。
携帯端末２１のプロセッサ２２は、記憶装置２４に格納されている表示制御プログラム４３を実行することにより、文字属性管理部（表示制御装置）３１として機能する。

文字属性管理部３１は、画面取得部（取得部）３２、文字属性解析部（解析部）３３、文字属性記憶部（記録部、送信部）３４、及び文字属性設定部（設定部）３５をそなえる。
画面取得部３２は、携帯端末２１で現在実行されており、ディスプレイ２９に表示されているアプリケーションの画像を、例えばビットマップファイルとして取得（スクリーンキャプチャ）する。画面取得部３２は、アプリケーションのスクリーンキャプチャ画像を、当該アプリケーションの初回起動時、又は当該アプリケーションにおいて文字属性の変更が行なわれたときに取得する。ここで、文字属性とは、アプリケーションで表示中の文字の表示属性情報であり、例えば、文字のサイズ、フォント（文字書体）の種類、文字の色（前景色）、背景色などを指す。

文字属性解析部３３は、画面取得部３２が取得したスクリーンキャプチャ画像内の文字を解析して、実行中のアプリケーションで表示中の文字の文字属性を取得する。文字属性解析部３３は、光学式文字認識（Optical Character Recognition；ＯＣＲ）技術を使用して文字属性を解析する。なお、ＯＣＲ技術は当業界で広く用いられているため、ここではその詳細な説明は省略する。

なお、スクリーンキャプチャ画像に複数の大きさやフォント種類、色の文字が混在する場合、文字属性解析部３３は、スクリーンキャプチャ画像内で最も多く使用されている文字の文字属性を採用する。
又、文字属性解析部３３は、スクリーンキャプチャされた画像中の文字を解析するため、テキスト文字情報だけではなく、画像やフラッシュ等の非テキストの文字も解析する。

ここで、文字属性解析部３３は、算出される文字サイズの値として、例えば、実際に画面に表示されている文字のサイズを、ミリメートル（ｍｍ）単位で表す値を使用する。文字属性解析部３３は、例えば、画面に表示されている文字のドット数から、画面に表示されている文字のサイズ（画面表示文字サイズ）を、例えば、以下の式に従って計算する。
画面表示文字サイズ（ｍｍ）＝文字のドット数÷解像度（ｄｐｉ）
…（１）
ここで、ドット数とは、画面取得部３２が取得したスクリーンキャプチャ画像における１文字の大きさを表わすドット数である（図１７参照）。

文字属性記憶部３４は、文字属性解析部３３が解析した文字属性の情報を、文字属性ファイル５２として記憶装置２４に保存すると共に、文字属性ファイル５２をサーバ２に送信する。なお、図２では、文字属性ファイル５２のファイル名がChar_Config.txtであるが、ファイル名は任意に設定することができる。
文字属性設定部３５は、アプリケーションの起動時に、後述するサーバ２から文字属性ファイル５１を受け取り、この文字属性ファイル５１を、文字属性ファイル５２として記憶装置２４に記憶する。又、文字属性設定部３５は、サーバ２から受け取った文字属性ファイル５１の文字属性情報に基づいて、アプリケーションの文字を表示する。

このとき、文字属性設定部３５は、アプリケーションにおける文字の配置を計算する。その際、文字属性設定部３５は、文字サイズの変更に応じて、見やすさを考慮して、アプリケーションの画面レイアウトを自動的に変更してもよい。或いは、文字属性設定部３５は、画像等のレイアウトは維持したまま、文字の配置が変更されるモード（文字配置変更モード）と、文字の配置は維持したまま、画像等のレイアウトを変更するモード（レイアウト変更モード）とを切り替えてもよい。文字配置変更モードの場合、文字属性設定部３５は、富士ゼロックス社のシームレスドキュメントハンドリング（登録商標）技術などのアルゴリズムを使用して、アプリケーション内での文字の配置位置等を計算する。シームレスドキュメントハンドリング技術については、インターネット（http://www.fujixerox.co.jp/company/technical/main_technology/delivering/seamless.html）［２０１３年４月１７日検索］を参照されたい。

図４（ａ）〜（ｃ）は、実施形態の一例としての情報処理システム１１における表示モードを例示する図であり、（ａ）はモード変更前、（ｂ）は文字配置変更モード、（ｃ）はレイアウト変更モードを示す。
なお、画面取得部３２、文字属性解析部３３、文字属性記憶部３４、及び文字属性設定部３５による上記処理は、アプリケーションの初回起動時、及び当該アプリケーションにおいて文字属性の変更が行なわれる度に実行される。

なお、図２には携帯端末２１の構成を図示したが、ＰＣ１１においても同様に、プロセッサ１２が、記憶装置１４に格納されている表示制御プログラム４３を実行することにより、文字属性管理部３１として機能する。
ＰＣ１１の文字属性管理部３１も、同様に、画面取得部３２、文字属性解析部３３、文字属性記憶部３４、及び文字属性設定部３５をそなえており、その構成及び機能は、図２に示した携帯端末２１のものと同様であるため、その図示並びに説明を省略する。

図３は、実施形態の一例としてのサーバ２の構成を示す模式図である。
サーバ２は、プロセッサ４、メモリ５、記憶装置６、及び通信インタフェース７をそなえる。
プロセッサ４は、メモリ５や記憶装置６に格納されたプログラムを実行することにより種々の演算処理を行なうものであり、サーバ２における種々の制御を行なう。

プロセッサ４は、サーバ２の基本機能を実現するシステムソフトウェアであるＯＳ４１を実行する。又、プロセッサ４は、後述するメモリ５等に格納されているプログラムを実行することにより、各種処理を実行する。
メモリ５は、プロセッサ４が実行するプログラムや種々のデータや、プロセッサ４の動作により得られたデータ等を格納する。メモリ５としては、例えば、ＲＡＭ、ＲＯＭなど、既存の種々のメモリを使用することができる。又、複数種類のメモリをそなえていてもよい。

記憶装置（格納装置）６は、サーバ２の記憶域を提供し、例えば、サーバ２で実行されているＯＳ４１や各種プログラムを記憶している。又、記憶装置６は、ユーザ毎に、そのユーザが所有するＰＣ１１や携帯端末２１の文字属性ファイル５１−１，５１−２，…，５１−ｎを記憶する格納装置としても機能する。記憶装置６は、例えばＨＤＤ又はＳＳＤであり、内蔵もしくは外付けされる。

なお、以下、文字属性ファイルを示す符号としては、複数の文字属性ファイルのうち１つを特定する必要があるときには符号５１−１〜５１−ｎを用いるが、任意の文字属性ファイルを指すときには符号５１を用いる。
ここで、ｎは１以上の整数であり、情報処理システムの全ユーザ数である。
通信インタフェース７は、サーバ２を、インターネットなどのネットワーク３に、有線又は無線で接続するインタフェースである。通信インタフェース７は、例えば、有線又は無線のＬＡＮカード、有線又は無線ＷＡＮカードである。

サーバ２のプロセッサ４は、記憶装置６に格納されている表示制御プログラム４３を実行することにより、文字属性管理部（管理部）６１として機能する。
文字属性管理部６１は、ユーザの所有する端末１１又は２１においてアプリケーションの文字属性が変更され、ＰＣ１１又は携帯端末２１から文字属性ファイル５２を受け取ると、そのユーザに対応付けた文字属性ファイル５１として記憶装置６に格納する。又、文字属性管理部６１は、ＰＣ１１又は携帯端末２１でアプリケーションが起動された時に、ＰＣ１１又は携帯端末２１からの要求を受信すると、当該デバイス１１，２１に文字属性ファイル５１を送信する。

ここで、文字属性管理部６１がユーザ毎に文字属性ファイル５１を記憶する方法としては、ユーザの識別子（ユーザＩＤ）を用いて管理する方法がある。例えば、ユーザＩＤ＝Ａｚｂｙ０００００１のユーザが、ＰＣ１１（デバイスａ）と携帯端末２１（デバイスｂ）とを所有している場合、文字属性管理部６１は、当該ユーザの文字属性ファイル５１内に、例えば、各デバイスａ，ｂのディスプレイに関する情報を以下の如く保存する。
ユーザＩＤ：Ａｚｂｙ０００００１
デバイスａのディスプレイサイズ：１７インチ
デバイスａのディスプレイの横サイズ：１２８０ピクセル
デバイスａのディスプレイの縦サイズ：１０２４ピクセル
デバイスｂのディスプレイサイズ：７インチ
デバイスｂのディスプレイの横サイズ：１２８０ピクセル
デバイスｂのディスプレイの縦サイズ：８００ピクセル
なお、ユーザ毎のデバイス１１，２１の登録は、例えば、デバイスメーカーのユーザ登録サイトを介して行なうことができる。その際、デバイス１１，２１のディスプレイサイズ、縦サイズ、及び横サイズ等の情報は、ユーザに入力させても、或いは、ユーザにデバイス１１，２１の機種名を選択させ、選択された機種のディスプレイ情報をメーカーの製品データベース等から取得してもよい。

なお、前述の図２を用いた説明において、ＰＣ１１や携帯端末２１の画面取得部３２がアプリケーションのスクリーンキャプチャ画像を取得し、この画像を文字属性解析部３３が解析して、文字属性を取得すると説明した。
しかし、本実施形態の変形例として、サーバ２側で文字属性の解析を行なってもよい。この変形例では、サーバ２のプロセッサ４が、文字属性解析部６３、文字属性記憶部６４、及び文字属性設定部６５としての機能をそなえる。

この場合、サーバ２の文字属性管理部６１が、ＰＣ１１又は携帯端末２１からアプリケーションのスクリーンキャプチャ画像を受け取る。
そして、文字属性解析部６３が、ＯＣＲ技術を使用して、ＰＣ１１又は携帯端末２１から受け取ったスクリーンキャプチャ画像内の文字の文字属性を解析する。
文字属性記憶部６４は、文字属性解析部６３が解析した文字属性の情報を、文字属性ファイル５１として記憶装置６に保存する。

文字属性設定部６５は、ＰＣ１１又は携帯端末２１のアプリケーションの画面配置を求め、その結果をＰＣ１１又は携帯端末２１に送信する。例えば、文字属性設定部６５は、文字サイズの変更に応じて、見やすさを考慮して、アプリケーションの画面レイアウトを自動的に変更する。この場合、文字属性設定部６５は、例えば、図４（ａ）〜（ｃ）に示すように、画像等のレイアウトは維持したまま、文字の配置が変更されるモード（文字配置変更モード）での画面配置、又は、文字の配置は維持したまま、画像等のレイアウトを変更するモード（レイアウト変更モード）での画面配置を計算する。文字配置変更モードの場合、文字属性設定部６５は、前述のシームレスドキュメントハンドリング技術などのアルゴリズムを使用して、ＰＣ１１又は携帯端末２１のアプリケーション内での文字の配置位置等を計算する。

なお、上記の実施形態においては、デバイス１１，２１のプロセッサ１２，２２が、表示制御プログラム４３を実行することにより、文字属性管理部３１、画面取得部３２、文字属性解析部３３、文字属性記憶部３４、及び文字属性設定部３５として機能するようになっている。
又、サーバ２のプロセッサ４が、表示制御プログラム４３を実行することにより、文字属性管理部６１、文字属性解析部６３、文字属性記憶部６４、及び文字属性設定部６５として機能するようになっている。

なお、文字属性管理部３１、画面取得部３２、文字属性解析部３３、文字属性記憶部３４、及び文字属性設定部３５としての機能を実現するためのプログラム（表示制御プログラム４３）は、例えばフレキシブルディスク，ＣＤ（ＣＤ−ＲＯＭ，ＣＤ−Ｒ，ＣＤ−ＲＷ等），ＤＶＤ（ＤＶＤ−ＲＯＭ，ＤＶＤ−ＲＡＭ，ＤＶＤ−Ｒ，ＤＶＤ＋Ｒ，ＤＶＤ−ＲＷ，ＤＶＤ＋ＲＷ等），磁気ディスク，記憶媒体，光磁気ディスク等の、コンピュータ読取可能な記録媒体３０に記録された形態で提供される。そして、コンピュータはその記録媒体３０からプログラムを読み取って内部記憶装置又は外部記憶装置に転送し格納して用いる。又、そのプログラムを、例えば磁気ディスク，記憶媒体，光磁気ディスク等の記憶装置（記録媒体３０）に記録しておき、その記憶装置から通信経路を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。

文字属性管理部３１、画面取得部３２、文字属性解析部３３、文字属性記憶部３４、及び文字属性設定部３５としての機能を実現する際には、内部記憶装置（本実施形態ではデバイス１１，２１のメモリ１３や記憶装置１４，２４）に格納されたプログラムがコンピュータのマイクロプロセッサ（本実施形態ではデバイス１１，２１のプロセッサ１２，２２）によって実行される。このとき、記録媒体３０に記録されたプログラムをコンピュータが読み取って実行するようにしてもよい。

又、文字属性管理部６１、文字属性解析部６３、文字属性記憶部６４、及び文字属性設定部６５としての機能を実現する際には、内部記憶装置（本実施形態ではサーバ２のメモリ５や記憶装置６）に格納されたプログラムがコンピュータのマイクロプロセッサ（本実施形態ではサーバ２のプロセッサ４）によって実行される。このとき、記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータが読み取って実行するようにしてもよい。

なお、本実施形態において、コンピュータとは、ハードウェアとオペレーティングシステムとを含む概念であり、オペレーティングシステムの制御の下で動作するハードウェアを意味している。又、オペレーティングシステムが不要でアプリケーションプログラム単独でハードウェアを動作させる場合には、そのハードウェア自体がコンピュータに相当する。ハードウェアは、少なくとも、ＣＰＵ等のマイクロプロセッサと、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取るための手段とをそなえており、本実施形態においては、デバイス１１，２１及びサーバ２がコンピュータとしての機能を有しているのである。

（Ｂ）動作
次に、図５〜図１７を用いて、実施形態の一例としての情報処理システム１における表示制御処理について説明する。
最初に、図５〜図１２を用いて、ＰＣ１１及び携帯端末２１における表示制御処理について説明する。

図５は、実施形態の一例としての携帯端末２１における表示制御処理を示すフローチャート（ステップＳ１〜Ｓ６）である。図６〜図７，図９は、携帯端末２１の文字属性取得処理を例示する図であり、図８は、携帯端末２１の文字属性ファイル５２を例示する図である。図１０は、実施形態の一例としての携帯端末２１における画面表示例を示す図であり、図１１，図１２は、携帯端末２１の文字属性反映処理を例示する図である。

本例は、アプリケーションで文字属性が変更された際に、文字属性の解析が携帯端末２１の文字属性解析部３３で行なわれる例である。なお、ここでは、端末装置２１における表示制御処理を採り上げて説明するが、同様の処理はＰＣ１１においても実行される。
本例では、携帯端末２１のユーザがアプリケーション１（第１のアプリケーション）を実行しているとする。

図５のステップＳ１において、携帯端末２１のユーザが、アプリケーション１の文字サイズ及びフォントを変更する。例えば、ユーザが、アプリケーション１の表示文字を図６に示すように変更したとする。図６に示す例では、ユーザが「あい」のフォントを明朝に変更し、「うえおかきくけこさしすせそ」の文字サイズを拡大している。
次に、ステップＳ２において、画面取得部３２が携帯端末２１のアプリケーション１のスクリーンキャプチャ画像を、例えば、ビットマップファイル形式で保存し、文字属性解析部３３が、このビットマップファイルを解析して文字属性を取得する。このとき、図７に示すように、文字属性解析部３３は、ビットマップファイル中に、明朝フォントの１２ポイントの文字が２文字、ＭＳゴシックの１６ポイントの文字が１３文字含まれており、文字色は黒、背景色が白であると解析する。

この例では、文字属性解析部３３は、最も文字数の多い文字の文字属性として、文字サイズ＝１２ポイント、フォント名＝ＭＳゴシック、文字色＝黒、及び背景色＝白を採用する。
図５のステップＳ３において、ステップＳ２で文字属性解析部３３が解析した文字属性（文字サイズ、フォント名、文字色、及び背景色）を、文字属性記憶部３４が、図８に示すように、文字属性ファイル５２（Char_Config.txt）に記録（保存、格納）する。そして、図９に示すように、文字属性記憶部３４は、文字属性ファイル５２をサーバ２に送信する。

次に、図５のステップＳ４において、携帯端末２１のユーザが別のアプリケーション２（第２のアプリケーション）を起動する。すると、図１０に示すように、アプリケーション２のデフォルトの文字サイズを使用して、ディスプレイ２９にアプリケーション２が表示される。
次に、図１１に示すように、文字属性設定部３５は、サーバ２から文字属性ファイル５１を取得して、取得した文字属性ファイル５１を文字属性ファイル５２として保存し、ここから文字属性情報を読み出す。

ステップＳ５において、文字属性設定部３５は、アプリケーション２の文字表示を、ステップＳ４で読み出した文字属性に基づいて変更する。
ステップＳ６において、図１２に示すように、ディスプレイ２９において、アプリケーション２の文字サイズが、アプリケーション１の文字サイズに変更されて表示される。
この例は、アプリケーションで文字属性が変更された際に、文字属性の解析が携帯端末２１の文字属性解析部３３で行なわれる例を示す。なお、ここでは、端末装置２１における表示制御処理を採り上げて説明するが、同様の処理がＰＣ１１でも実行される。

次に、図１３〜図１４を用いて、アプリケーションの文字属性をＰＣ１１で変更し、その変更を携帯端末２１に反映させる処理について説明する。
図１３は、実施形態の一例としてのＰＣ１１における文字属性取得処理を示すフローチャート（ステップＳ１１〜Ｓ１６）である。
ステップＳ１１において、ユーザがＰＣ１１上でアプリケーションを起動すると、例えば、ＰＣ１１に設定されている、アプリケーションのデフォルトの文字属性に基づいて、アプリケーションの文字表示が行なわれる。

次に、ステップＳ１２において、ＰＣ１１のユーザが、ステップＳ１１で起動したアプリケーションに表示されている文字の文字属性を変更する。
ステップＳ１３において、ＰＣ１１の文字属性設定部３５は、アプリケーション内での文字の配置位置を計算する。
ステップＳ１４において、計算した文字配置でアプリケーションの文字が表示される。又、ＰＣ１１の画面取得部３２がＰＣ１１のアプリケーションのスクリーンキャプチャ画像を、例えば、ビットマップファイルとして保存する。そして、ＰＣ１１の文字属性解析部３３が、ビットマップファイルを解析して文字属性を取得する。

ステップＳ１５において、ステップＳ１４で文字属性解析部３３が解析した文字属性情報を、ＰＣ１１の文字属性記憶部３４が、文字属性ファイル５２に保存する。
ステップＳ１６において、ＰＣ１１の文字属性記憶部３４は、ステップＳ１５で保存した文字属性ファイル５２をサーバ２に送信する。
図１４は、実施形態の一例としてのＰＣ１１から携帯端末２１への文字属性反映設定を示すフローチャート（ステップＳ２１〜Ｓ２４）である。

図１３のステップＳ１６の後に、図１４のステップＳ２１において、ユーザが携帯端末２１でアプリケーションを起動する。このとき、例えば、アプリケーションのデフォルトの文字属性に基づいて、アプリケーションの文字表示が行なわれる。
次に、ステップＳ２２において、端末装置２１の文字属性設定部３５が、サーバ２から文字属性ファイル５１を取得する。

ステップＳ２３において、端末装置２１の文字属性設定部３５は、アプリケーション内での文字の配置位置を計算する。
ステップＳ２４において、アプリケーションが、計算した文字配置で、携帯端末２１上に表示される。
なお、ここでは、ＰＣ１１で変更したアプリケーションの文字属性を携帯端末２１のアプリケーションに反映する例を説明したが、携帯端末２１でのアプリケーションの文字属性の変更をＰＣ１１に反映する場合も図１３，図１４の処理が行なわれる。

なお、実施形態の変形例として、上記ステップＳ２３における文字の配置の計算は、サーバ２で行なってもよい。
図１５は、実施形態の変形例としてのサーバ２における文字配置計算処理を示すフローチャート（ステップＳ３１〜Ｓ３３）である。
ユーザが携帯端末２１でアプリケーションを起動すると、図１５のステップＳ３１において、携帯端末２１の文字属性設定部３５が、サーバ２から文字属性ファイル５１を取得する。

次に、ステップＳ３２において、サーバ２の文字属性設定部６５は、アプリケーション内での文字の配置位置等を計算して、その結果を携帯端末２１に送信する。
ステップＳ３３において、アプリケーションが、サーバ２の文字属性設定部６５から受信した文字配置に従って、携帯端末２１上に表示される。
図１６は、実施形態の一例としての情報処理システム１における文字属性取得処理を示すフローチャート（ステップＳ４１〜Ｓ４４）であり、図１７は、情報処理システム１におけるスクリーンキャプチャ例を示す図である。

図１６のステップＳ４１において、ＰＣ１１（又は携帯端末２１）のユーザが、アプリケーションの文字属性を変更すると、画面取得部３２がアプリケーションのスクリーンキャプチャ画像を、例えば、ビットマップファイルとして保存する。
次に、ステップＳ４２において、文字属性解析部３３が、ＯＣＲ技術を使用して、ステップＳ４１で取得したビットマップファイル内の文字を判別し、その文字属性を取得する。このとき、図１７に示すように、アプリケーションで一番多く使用されている文字サイズのドット数が１００ドットであり、ＰＣ１１のディスプレイ１９は１７インチ、画面サイズは横１２８０×縦１０２４ピクセル（解像度は９６ｄｐｉ）であるとする。

このディスプレイ１９の例では、上記式（１）から、表示中の文字のサイズが、
文字サイズ＝１００ドット÷９６ｄｐｉ＝１．０４１インチ
…（２）
として求められる。ここで、１．０４１インチは２６．４４１ｍｍである。
次に、ステップＳ４３において、文字属性記憶部３４が、文字属性解析部３３が解析した文字属性（文字サイズ、フォント名、文字色、及び背景色）を所定のデータ形式に変換する。所定のデータ形式としては、例えば、ＣＳＶ形式や任意のテキスト形式がある。

最後に、ステップＳ４４において、文字属性記憶部３４は、ステップＳ４３で変換したデータを文字属性ファイル５２（Char_Config.txt）に保存する。そして、文字属性記憶部３４は、文字属性ファイル５２をサーバ２に送信する。
上記の処理が行なわれると、今後ＰＣ１１で起動されるアプリケーションの文字サイズが、ステップＳ４４で保存した文字属性ファイル５２の文字サイズに変更される。ここで、文字サイズは、上記式（１）から、
１．０４１インチ×９６ｄｐｉ＝９９．９ドット …（３）
であるため、新たに起動したアプリケーションにおいても文字が９９．９ドットのサイズで表示される。

（Ｃ）作用・効果
このように、本実施形態の一例によれば、ＰＣ１１や携帯端末２１のアプリケーションが見やすいように文字の表示属性（文字サイズ、フォント種、文字の色など）を変更したときに、その変更を、別のアプリケーションの文字表示にも引き継ぐことができる。
さらに、変更した文字属性は、文字属性ファイル５１としてサーバ２に記憶されるので、ユーザが別のデバイス１１，２１を使用した場合でも、ユーザの好みの文字属性をそのデバイス１１，２１に引き継ぐことができる。

上記の如く、本実施形態の一例によれば、デバイス１１，２１のユーザのユーザビリティを向上させることができる。
さらに、本実施形態の一例は、弱視者や高齢者等、視力に問題のあるユーザの利便性を向上させることもできる。
（Ｄ）その他
なお、上述した実施形態に関わらず、本実施形態の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。

例えば、上記の実施形態の一例においては、文字属性として、文字のサイズ、フォント、色、文字色、及び背景色を解析したが、太字、斜体などの文字属性についても解析してもよい。
又、上記の実施形態の一例においては、画面に表示されている文字のドット数により文字の表示サイズを算出したが、ほかの手法を使用して文字の表示サイズを取得してもよい。

或いは、文字属性の取得手法として、Hyper Text Markup Language（ＨＴＭＬ）などのマークアップ言語や、Cascading Style Sheet（ＣＳＳ）、ＪａｖａＳｃｒｉｐｔ（登録商標）などのスクリプト言語を解析して、表示中のアプリケーションの文字属性を解析して、文字属性として記憶してもよい。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
（付記１）
第１のアプリケーションの表示状態に基づいて文字属性情報を生成する解析部と、
前記解析部によって生成された前記文字属性情報を格納装置に記録する記録部と、
第２のアプリケーションの起動時に、前記格納装置から前記文字属性情報を取得し、取得した前記文字属性情報に基づいて該第２のアプリケーションの表示状態を変更する設定部と、
をそなえることを特徴とする表示制御装置。
（付記２）
前記文字属性情報は、前記第１のアプリケーションの文字のサイズ、文字書体の種類、文字色及び背景色の少なくともいずれかであることを特徴とする付記１記載の表示制御装置。
（付記３）
前記第１のアプリケーションの前記表示状態を画像として取得する取得部を更に備え、
前記解析部は、前記取得部が取得した前記画像を解析することにより前記第１のアプリケーションの前記文字属性情報を取得することを特徴とする付記１又は２記載の表示制御装置。
（付記４）
表示部と、
前記表示部における第１のアプリケーションの表示状態に基づいて文字属性情報を生成する解析部と、
前記解析部によって生成された前記文字属性情報を格納装置に記録する記録部と、
第２のアプリケーションの起動時に、前記格納装置から前記文字属性情報を取得し、取得した前記文字属性情報に基づいて該第２のアプリケーションの表示状態を変更する設定部と、
をそなえることを特徴とする情報処理装置。
（付記５）
前記文字属性情報は、前記第１のアプリケーションの文字のサイズ、文字書体の種類、文字色及び背景色の少なくともいずれかであることを特徴とする付記４記載の情報処理装置。
（付記６）
前記第２のアプリケーションは、前記情報処理装置とは異なる別の情報処理装置で実行されることを特徴とする付記４又は５記載の情報処理装置。
（付記７）
前記第１のアプリケーションの前記表示状態を画像として取得する取得部を更に備え、
前記解析部は、前記取得部が取得した前記画像を解析することにより前記第１のアプリケーションの前記文字属性情報を取得することを特徴とする付記４〜６のいずれか１項に記載の情報処理装置。
（付記８）
第１のアプリケーションの表示状態に基づいて文字属性情報を生成し、
前記前記文字属性情報を格納装置に記録し、
第２のアプリケーションの起動時に、前記格納装置から前記文字属性情報を取得し、
取得した前記文字属性情報に基づいて該第２のアプリケーションの表示状態を変更する
ことを特徴とする表示制御方法。
（付記９）
前記文字属性情報は、前記第１のアプリケーションの文字のサイズ、文字書体の種類、文字色及び背景色の少なくともいずれかであることを特徴とする付記８記載の表示制御方法。
（付記１０）
前記第１のアプリケーションの前記表示状態を画像として取得し、
取得した前記画像を解析することにより前記第１のアプリケーションの前記文字属性情報を取得することを特徴とする付記８又は９記載の表示制御方法。
（付記１１）
第１のアプリケーションの表示状態に基づいて文字属性情報を生成し、
前記前記文字属性情報を格納装置に記録し、
第２のアプリケーションの起動時に、前記格納装置から前記文字属性情報を取得し、
取得した前記文字属性情報に基づいて該第２のアプリケーションの表示状態を変更する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする表示制御プログラム。
（付記１２）
前記文字属性情報は、前記第１のアプリケーションの文字のサイズ、文字書体の種類、文字色及び背景色の少なくともいずれかであることを特徴とする付記１１記載の表示制御プログラム。
（付記１３）
前記第１のアプリケーションの前記表示状態を画像として取得し、
取得した前記画像を解析することにより前記第１のアプリケーションの前記文字属性情報を取得する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記１１又は１２記載の表示制御プログラム。
（付記１４）
上位装置と、
ネットワークを介して前記上位装置に接続されている情報処理装置と、をそなえ、
前記情報処理装置は、
表示部と、
前記表示部における第１のアプリケーションの表示状態に基づいて文字属性情報を生成する解析部と、
前記解析部によって生成された前記文字属性情報を前記上位装置に送信する送信部と、
第２のアプリケーションの起動時に、前記上位装置から前記文字属性情報を取得し、取得した前記文字属性情報に基づいて該第２のアプリケーションの表示状態を変更する設定部と、
をそなえ、
前記上位装置は、
前記情報処理装置から送信された前記文字属性情報が記録される格納装置と、
前記格納装置に記録されている前記文字属性情報を、前記情報処理装置に送信する管理部と、
をそなえることを特徴とする情報処理システム。

１ 情報処理システム
２ サーバ（格納装置、上位装置）
３ ネットワーク
４ プロセッサ
５ メモリ
６ 記憶装置（格納装置）
７ 通信インタフェース
１１ ＰＣ（情報処理装置；第１の情報処理装置）
１２ プロセッサ
１３ メモリ
１４ 記憶装置
１５ 通信インタフェース
１８ 入力装置
１９ ディスプレイ
２１ 携帯端末（情報処理装置；第２の情報処理装置）
２２ プロセッサ
２４ 記憶装置
２５ 通信インタフェース
２８ 入力装置
２９ ディスプレイ
３１ 文字属性管理部（表示制御装置）
３２ 画面取得部（取得部）
３３ 文字属性解析部（解析部）
３４ 文字属性記憶部（記録部、送信部）
３５ 文字属性設定部（設定部）
４１ ＯＳ
５１，５２ 文字属性ファイル
６１ 文字属性管理部（管理部）
６３ 文字属性解析部
６４ 文字属性記憶部
６５ 文字属性設定部

Claims (6)

1. 第１のアプリケーションの表示状態に基づいて文字属性情報を生成する解析部と、
   前記解析部によって生成された前記文字属性情報を格納装置に記録する記録部と、
   第２のアプリケーションの起動時に、前記格納装置から前記文字属性情報を取得し、取得した前記文字属性情報に基づいて該第２のアプリケーションの表示状態を変更する設定部と、
   前記第１のアプリケーションの前記表示状態を画像として取得する取得部とをそなえ、
   前記解析部は、前記取得部が取得した前記画像を解析することにより前記第１のアプリケーションの前記文字属性情報を取得し、前記画像に複数の文字属性が混在する場合に、前記画像内で最も多く使用されている文字の文字属性を採用することを特徴とする表示制御装置。
2. 前記文字属性情報は、前記第１のアプリケーションの文字のサイズ、文字書体の種類、文字色及び背景色の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項１記載の表示制御装置。
3. 表示部と、
   前記表示部における第１のアプリケーションの表示状態に基づいて文字属性情報を生成する解析部と、
   前記解析部によって生成された前記文字属性情報を格納装置に記録する記録部と、
   第２のアプリケーションの起動時に、前記格納装置から前記文字属性情報を取得し、取得した前記文字属性情報に基づいて該第２のアプリケーションの表示状態を変更する設定部と、
   前記第１のアプリケーションの前記表示状態を画像として取得する取得部とをそなえ、
   前記解析部は、前記取得部が取得した前記画像を解析することにより前記第１のアプリケーションの前記文字属性情報を取得し、前記画像に複数の文字属性が混在する場合に、前記画像内で最も多く使用されている文字の文字属性を採用することを特徴とする情報処理装置。
4. 第１のアプリケーションの表示状態に基づいて文字属性情報を生成し、
   前記前記文字属性情報を格納装置に記録し、
   第２のアプリケーションの起動時に、前記格納装置から前記文字属性情報を取得し、
   取得した前記文字属性情報に基づいて該第２のアプリケーションの表示状態を変更し、
   前記第１のアプリケーションの前記表示状態を画像として取得し、
   取得した前記画像を解析することにより前記第１のアプリケーションの前記文字属性情報を取得し、前記画像に複数の文字属性が混在する場合に、前記画像内で最も多く使用されている文字の文字属性を採用する
   ことを特徴とする表示制御方法。
5. 第１のアプリケーションの表示状態に基づいて文字属性情報を生成し、
   前記前記文字属性情報を格納装置に記録し、
   第２のアプリケーションの起動時に、前記格納装置から前記文字属性情報を取得し、
   取得した前記文字属性情報に基づいて該第２のアプリケーションの表示状態を変更し、
   前記第１のアプリケーションの前記表示状態を画像として取得し、
   取得した前記画像を解析することにより前記第１のアプリケーションの前記文字属性情報を取得し、前記画像に複数の文字属性が混在する場合に、前記画像内で最も多く使用されている文字の文字属性を採用する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする表示制御プログラム。
6. 上位装置と、
   ネットワークを介して前記上位装置に接続されている情報処理装置と、をそなえ、
   前記情報処理装置は、
   表示部と、
   前記表示部における第１のアプリケーションの表示状態に基づいて文字属性情報を生成する解析部と、
   前記解析部によって生成された前記文字属性情報を前記上位装置に送信する送信部と、
   第２のアプリケーションの起動時に、前記上位装置から前記文字属性情報を取得し、取得した前記文字属性情報に基づいて該第２のアプリケーションの表示状態を変更する設定部と、
   前記第１のアプリケーションの前記表示状態を画像として取得する取得部とをそなえ、
   前記解析部は、前記取得部が取得した前記画像を解析することにより前記第１のアプリケーションの前記文字属性情報を取得し、前記画像に複数の文字属性が混在する場合に、前記画像内で最も多く使用されている文字の文字属性を採用し、
   前記上位装置は、
   前記情報処理装置から送信された前記文字属性情報が記録される格納装置と、
   前記格納装置に記録されている前記文字属性情報を、前記情報処理装置に送信する管理部と、
   をそなえることを特徴とする情報処理システム。

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