JP4563551B2 - プログラム編集装置及びプログラム編集方法 - Google Patents

プログラム編集装置及びプログラム編集方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力されたアセンブラプログラムを入力装置から入力されたオペレータの指示ならびに入力されたファイルの記述により変換し、表示装置の表示画面の表示及び出力装置によりファイルへの出力を行うアセンブラプログラム編集方法及びアセンブラプログラム編集装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図22は、従来のアセンブラプログラム編集装置を備えたアセンブラプログラム変換編集システムのブロック図の一例である。
このアセンブラプログラム変換編集システムは、キーボード3とマウス4と、ディスプレイ5と、ファイル記録装置2と、アセンブラプログラム編集装置100とを備えており、アセンブラプログラム編集装置100は、メモリ101と、ファイル編集手段102、ファイル入出力手段103とを備える。
【0003】
ファイル記録装置2は、アセンブラプログラムを記述したファイルを記憶する。
アセンブラプログラム編集措置100は、ファイル記録装置2に記憶されたアセンブラプログラムを編集するとともに、編集されたアセンブラプログラムをファイル記録装置2へ格納する。
【0004】
この従来のアセンブラプログラム編集装置システムの動作の一例を図23に示す。
アセンブラプログラムは、オペレータがキーボードを操作し、ファイル記録装置2中に記憶されているファイル名を指定してファイル入出力手段103によって読み出し、メモリ101に格納される(S110)。
オペレータは、キーボード3、マウス4を操作することによりファイル編集手段102に指示を与える。
【0005】
ファイル編集手段102は、この指示に従ってアセンブラプログラムを編集する。
メモリ中のアセンブラプログラムの命令記述部分については、命令の追加、削除やレジスタ名の指定、変更などの修正を行う。
データ領域記述部分に関しては、データ名の追加その名前に対応するデータ領域の位置、サイズの指定、データ名削除及びデータ領域位置、サイズの変更などを行う(S111)。
【0006】
編集終了後、オペレータは、キーボードを操作することによりファイル記録装置2中に記憶されるファイル名を指定する。ファイル入出力手段103は、修正を行ったメモリ中のアセンブラプログラムを、指定されたファイル名のファイルとしてファイル記録装置2に出力する(S112)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、アセンブラプログラムの命令記述に対して直接修正を行うと実行ユニット間の命令実行の対応が判明しずらいということや、本来修正を行う必要のある実行ユニット以外の実行ユニットの命令記述部分を誤って編集したり、また、正しく変更したことを確認するのに多くの時間を要するいう問題を有していた。
【0008】
また、レジスタ名を直接使用すると実行する命令の意味が分かりにくく、必要以上にレジスタを使用したり、使用レジスタを減らしたつもりが誤ったレジスタを指定したり、また、正しい割り当てになっていることを検証するのに多くの時間を要するという問題を有していた。
【0009】
また、データ領域記述の部分の編集を直接行うと、誤った位置に配置したり、その位置の移動の正当性を確認するのに多くの時間を要するという問題を有していた。
【0010】
本発明は、以上の課題を解決するために行われたものであり、アセンブラプログラムの命令記述の編集を容易に効率よくするアセンブラプログラム編集装置及び編集方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るプログラム編集装置は、プログラムを表示する表示装置と、利用者からの入力を受け付ける入力装置とに接続されたプログラム編集装置において、
命令を実行する複数の実行ユニットを備えるプロセッサで実行させるプログラムであって、複数の実行ユニットそれぞれで同時に実行させる命令同士を対応づけて記述したプログラムをプログラムファイルとして記憶するメモリと、
上記メモリからプログラムファイルを読み込み、読み込んだプログラムファイルに記述されたプログラムを複数の実行ユニットそれぞれで実行させる命令に分割し、分割した命令を実行する複数の実行ユニット毎に分類し、分類した命令をプログラムとして記述して複数の実行ユニット毎命令記述を生成し、生成した複数の実行ユニット毎命令記述を上記メモリへ格納する命令記述分割部と、
上記複数の実行ユニット毎命令記述を上記メモリから読み込み、複数の表示領域を備える画面を生成し、生成した画面に備えられる複数の表示領域それぞれを複数の実行ユニットそれぞれに割り当て、割り当てた表示領域へ読み込んだ複数の実行ユニット毎命令記述それぞれに記述された命令を、複数の実行ユニットそれぞれで同時に実行させる命令同士と対応づけて配置し、上記画面を上記表示装置へ出力する命令記述出力部と、
上記メモリから複数の実行ユニット毎命令記述を読み込み、上記入力装置を介して一の表示領域に配置された実行ユニット毎命令記述を指定する情報を入力し、入力した情報に基づいて、複数の実行ユニット毎命令記述から一の実行ユニット毎命令記述を選択し、選択した実行ユニット毎命令記述を編集し、編集した実行ユニット毎命令記述を用いて上記メモリに記憶された実行ユニット毎命令記述を更新すると伴に、編集した実行ユニット毎命令記述と上記実行ユニット毎命令記述を上記表示装置へ再出力する要求とを上記命令記述出力部へ出力する命令記述編集部と、
上記メモリに記憶された複数の実行ユニット毎命令記述を読み込み、読み込んだ複数の実行ユニット毎命令記述を一つのプログラムとして合成し、合成したプログラムをプログラムファイルとして生成し、生成したプログラムファイルを用いて上記メモリに記憶されたプログラムファイルを更新する命令記述合成部と
を備えたことを特徴とする。
【0012】
上記命令記述編集部は、複数の実行ユニット毎命令記述のうち、一の実行ユニット毎命令記述を編集することによって、一の実行ユニット毎命令記述に記述されたプログラムの命令の数が変更になった場合、上記命令記述出力部へ複数の実行ユニット毎命令記述に記述された命令を、複数の実行ユニットそれぞれで同時に実行させる命令同士と対応づけて配置して上記表示装置へ出力することを指示し、
上記命令記述出力部は、上記命令記述編集部からの指示を入力し、入力した指示に基づいて、複数の実行ユニット毎命令記述に記述された命令を、複数の実行ユニットそれぞれで同時に実行させる命令同士と対応づけて画面へ配置し、配置した画面を上記表示装置へ出力することを特徴とする。
【0013】
上記命令記述編集部は、複数の実行ユニット毎命令記述のうち、一の実行ユニット毎命令記述へ命令を追加した場合、一の実行ユニット毎命令記述へ命令を追加した位置と対応する他の実行ユニット毎命令記述の位置へ何も実行しない命令を追加することを特徴とする。
【0014】
上記命令記述編集部は、実行ユニット毎命令記述の命令を削除する場合、削除する命令を何も実行しない命令へ変更することを特徴とする。
【0015】
上記プロセッサは、複数のレジスタを備え、
上記プログラムは、任意のレジスタ名を用いて記述され、
上記メモリは、さらに、上記プロセッサに備えられた複数のレジスタを示すレジスタ名と、上記レジスタの使用を制限する制約条件とを指定するレジスタ制約条件ファイルを記憶し、
上記プログラム編集装置は、さらに、
レジスタ制約条件ファイルと複数の実行ユニット命令記述とを上記メモリから読み込み、読み込んだレジスタ制約条件ファイルと複数の実行ユニット命令記述に基づいて、任意のレジスタ名をプロセッサに備えられたレジスタ名に変更するレジスタ割り当て部を備えたことを特徴とする。
【0016】
上記メモリは、さらに、プログラムに記述された複数のデータ領域それぞれのデータの依存関係を指定するデータ依存関係ファイルを記憶し、
上記プログラム編集装置は、さらに、
上記データ依存関係ファイルと上記複数の実行ユニット毎命令記述とを上記メモリから読み込み、読み込んだ上記データ依存関係ファイルと上記複数の実行ユニット毎命令記述とに基づいて、上記複数の実行ユニット毎命令記述に記述された複数のデータ領域の依存関係を示す画面を作成し、作成した画面を上記表示装置へ出力するデータ領域記述出力部を備えたことを特徴とする。
【0017】
上記プログラム編集装置は、さらに、
上記入力装置を介して上記複数のデータ領域を変更する指示を入力し、上記メモリからデータ依存関係ファイルを読み込み、入力した指示と読み込んだデータ依存関係ファイルとに基づいて、データ領域を変更するデータ領域編集部を備えたことを特徴とする。
【0018】
この発明に係るプログラム編集装置は、プログラムを表示する表示装置と、利用者からの入力を受け付ける入力装置とに接続されたプログラム編集装置において、
命令を実行する複数の実行ユニットを備えるプロセッサで実行させるプログラムであって、複数の実行ユニットそれぞれで同時に実行させる命令同士を対応づけて記述したプログラムをプログラムファイルとして記憶するメモリと、
上記メモリからプログラムファイルを読み込み、読み込んだプログラムファイルに記述されたプログラムを複数の実行ユニットそれぞれで実行させる命令に分割し、分割した命令を実行する複数の実行ユニット毎に分類し、分類した命令をプログラムとして記述して複数の実行ユニット毎命令記述を生成し、生成した複数の実行ユニット毎命令記述を上記メモリへ格納する命令記述分割部と、
上記複数の実行ユニット毎命令記述を上記メモリから読み込み、複数の表示領域を備える画面を生成し、生成した画面に備えられる複数の表示領域それぞれを複数の実行ユニットそれぞれに割り当て、割り当てた表示領域へ読み込んだ複数の実行ユニット毎命令記述それぞれに記述された命令を、複数の実行ユニットそれぞれで同時に実行させる命令同士と対応づけて配置し、上記画面を上記表示装置へ出力する命令記述出力部と
を備えたことを特徴とする。
【0019】
上記プログラムファイルは、アセンブラプログラムで記述されたプログラムファイルであることを特徴とする。
【0020】
この発明に係るプログラム編集方法は、プログラムを表示する表示装置と、利用者からの入力を受け付ける入力装置とに接続されたプログラム編集方法において、
命令を実行する複数の実行ユニットを備えるプロセッサで実行させるプログラムであって、複数の実行ユニットそれぞれで同時に実行させる命令同士を対応づけて記述したプログラムをプログラムファイルとして記憶するメモリを備え、
上記メモリからプログラムファイルを読み込み、読み込んだプログラムファイルに記述されたプログラムを複数の実行ユニットそれぞれで実行させる命令に分割し、分割した命令を実行する複数の実行ユニット毎に分類し、分類した命令をプログラムとして記述して複数の実行ユニット毎命令記述を生成し、生成した複数の実行ユニット毎命令記述を上記メモリへ格納する命令記述分割工程と、
上記複数の実行ユニット毎命令記述を上記メモリから読み込み、複数の表示領域を備える画面を生成し、生成した画面に備えられる複数の表示領域それぞれを複数の実行ユニットそれぞれに割り当て、割り当てた表示領域へ読み込んだ複数の実行ユニット毎命令記述それぞれに記述された命令を、複数の実行ユニットそれぞれで同時に実行させる命令同士と対応づけて配置し、上記画面を上記表示装置へ出力する命令記述出力工程と、
上記メモリから複数の実行ユニット毎命令記述を読み込み、上記入力装置を介して一の表示領域に配置された実行ユニット毎命令記述を指定する情報を入力し、入力した情報に基づいて、複数の実行ユニット毎命令記述から一の実行ユニット毎命令記述を選択し、選択した実行ユニット毎命令記述を編集し、編集した実行ユニット毎命令記述を用いて上記メモリに記憶された実行ユニット毎命令記述を更新すると伴に、編集した実行ユニット毎命令記述と上記実行ユニット毎命令記述を上記表示装置へ再出力する要求とを上記命令記述出力工程へ出力する命令記述編集工程と、
上記メモリに記憶された複数の実行ユニット毎命令記述を読み込み、読み込んだ複数の実行ユニット毎命令記述を一つのプログラムとして合成し、合成したプログラムをプログラムファイルとして生成し、生成したプログラムファイルを用いて上記メモリに記憶されたプログラムファイルを更新する命令記述合成工程とを備えたことを特徴とする。
【0021】
上記プロセッサは、複数のレジスタを備え、
上記プログラムファイルは、任意のレジスタ名を用いてプログラムが記述され、
上記メモリは、さらに、上記プロセッサに備えられた複数のレジスタを示すレジスタ名と、上記レジスタの使用を制限する制約条件とを指定するレジスタ制約条件ファイルを記憶し、
上記プログラム編集方法は、さらに、
レジスタ制約条件ファイルと複数の実行ユニット命令記述とを上記メモリから読み込み、読み込んだレジスタ制約条件ファイルと複数の実行ユニット命令記述に基づいて、任意のレジスタ名をプロセッサに備えられたレジスタ名に変更するレジスタ割り当て工程を備えたことを特徴とする。
【0022】
上記メモリは、さらに、プログラムに記述された複数のデータ領域それぞれのデータの依存関係を指定するデータ依存関係ファイルを記憶し、
上記プログラム編集方法は、さらに、
上記データ依存関係ファイルと上記複数の実行ユニット毎命令記述とを上記メモリから読み込み、読み込んだ上記データ依存関係ファイルと上記複数の実行ユニット毎命令記述とに基づいて、上記複数の実行ユニット毎命令記述に記述された複数のデータ領域の依存関係を示す画面を作成し、作成した画面を上記表示装置へ出力するデータ領域記述出力工程と、
上記入力装置を介して上記複数のデータ領域を変更する指示を入力し、上記メモリからデータ依存関係ファイルを読み込み、入力した指示と読み込んだデータ依存関係ファイルとに基づいて、データ領域を変更するデータ領域編集工程と
を備えたことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態を、画面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明のプログラム編集装置の一例として、アセンブラプログラム編集装置を備えたアセンブラプログラム編集システムの一例を示すブロック図である。
このアセンブラプログラム編集システムは、キーボード3と、マウス4と、ディスプレイ5と、ファイル記録装置2と、アセンブラプログラム編集装置1とを備えている。
【0024】
アセンブラプログラム編集装置1は、ファイル入出力部としてファイル入出力手段11と、メモリ12と、命令記述分割部として命令記述分割手段13と、命令記述出力部として命令記述出力手段14と、命令記述編集部として命令記述編集手段15と、レジスタ割り当て部としてレジスタ割り当て手段16と、データ領域記述出力部としてデータ領域記述出力手段17と、データ領域記述編集部としてデータ領域記述編集手段18と、命令記述合成部として命令記述合成手段19とを備えている。
【0025】
キーボード3は、オペレータが各種の指示などを入力するためのものである。
マウス4は、オペレータが各種の指示などを入力するためのものである。
ディスプレイ5は、編集中のアセンブラプログラムを画面上に表示するためのものである。
【0026】
ファイル記録装置2は、アセンブラプログラムをファイルとして記録する。
また、ファイル記録装置2は、さらに、使用可能なレジスタ群の指定あるいは制約条件を指定するレジスタ制約条件ファイル、データ記述部分の各データの依存関係を指定するデータ依存関係ファイルを記録する。
ファイル記録装置2に記録される上記のファイルは、予め、オペレータ(利用者)によって、ファイル記録装置2に書き込まれる。
【0027】
図2(a)は、ファイル記録装置2に記録されるアセンブラプログラムの一例を表している。
このアセンブラプログラム編集装置1及びアセンブラプログラム編集方法は、図2(a)に一例として示すアセンブラプログラムのように、複数の実行ユニットで実行される命令を記述したアセンブラプログラムを対象とする。
【0028】
図2(b)は、図2(a)に示すアセンブラプログラムの書式を示している。
各行の構成は、実行ユニット毎に実行される命令が記号「||」によって区切られて、複数の実行ユニットの数(n)並んでいる。
また、ある実行ユニットで実行されるユニットmの命令は、<命令名><オペランド1>、<オペランド2>、<オペランド3>から構成される。
【0029】
また、この明細書では、実行ユニットが実行する命令を記号化した命令語を記述したプログラムをアセンブラプログラムとする。実行ユニットが実行する機械語命令と一対一で対応する命令語を記述したプログラムをアセンブラプログラムに含む。
【0030】
ここで、図2(a)に、一例として示したアセンブラプログラムを実行する動作について説明する。
図3は、図2(a)に一例として示したアセンブラプログラムが実行される実行装置の一例を示す。
ファイル記録装置2に記録されているアセンブラプログラムは、実行ユニットごとに実行装置のアドレスI0からアドレスI3にそれぞれ格納される。アドレスI0からアドレスI3に記録されたアセンブラプログラムの命令は、実行ユニット0(U0)から実行ユニット3(U3)それぞれで実行される。
【0031】
図4に、実行装置が命令を実行する動作の一例を示している。
プログラムカウンタ(PC)を0(零)に初期化する(ステップ101)。
複数の実行ユニットUm(m=0,1・・・・・・・n)に与えられた命令列データIm(m=0,1・・・・・・・n)のプログラムカウンタPCが示すアドレスと同じアドレスの命令を、それぞれの実行ユニットが実行する(ステップ102)。
すべての実行ユニットで命令の実行が完了するのを待つ(ステップ103)。
プログラムカウンタPCを1加算する(ステップ104)。
【0032】
次に、アセンブラプログラム編集装置1を構成する各構成要素を説明する。
ファイル入出力手段11は、ファイル記録装置2からメモリへアセンブラプログラムを入力し、かつ、メモリ内のアセンブラプログラムをファイル記録装置2へ出力する。
また、ファイル記録装置2のファイル形式に適合するアセンブラプログラムのファイルを生成する機能も備える。
メモリ12は、アセンブラプログラム編集装置1内で、アセンブラプログラムを格納する。
【0033】
命令記述分割手段13は、アセンブラプログラム中の命令記述を各実行ユニットで実行される実行ユニット毎命令記述に分割する。
命令記述出力手段14は、実行ユニットの数だけに分割した画面にそれぞれの実行ユニット毎命令記述を互いに対応するように表示する。
【0034】
命令記述編集手段15は、キーボード3あるいはマウス4の入力により、各実行ユニット毎命令記述のうち編集を行うものを選択し、その選択した実行ユニット毎命令記述の編集を行う。また、編集中以外のユニット毎命令記述に関しては、編集中の実行ユニット毎命令記述の部分と同時実行されうる部分を表示するように、命令記述出力手段14に指示する。
【0035】
レジスタ割り当て手段16は、使用可能なレジスタ群の指定あるいは制約条件がオペレータによってファイルとして与えられ、アセンブラプログラムの命令記述中のレジスタ名を名前で記述した部分に適切なレジスタを割り当て、アセンブラプログラムを変換する。
【0036】
データ領域記述出力手段17は、オペレータによってファイルとして与えられるデータ記述部分の各データの依存関係に基づいて、アセンブラプログラム中のデータ領域記述部分の各データをサイズ及び位置、依存関係を視覚的に表示する。
データ領域記述編集手段18は、キーボード3やマウス4から入力されたデータに基づいて、データ領域のサイズや位置を変更したり、位置の変更が正当であるかの確認を行う。
【0037】
命令記述合成手段19は、実行ユニット毎命令記述を合成し、再び1つのプログラムファイルとして生成する。
【0038】
図5は、ディスプレイの表示画面の説明図である。
アセンブラプログラム編集装置1を起動すると、画面の上部にメニューが表示される。
メニューには、アセンブラプログラムファイル読み込みメニュー(「ファイル読み込み」と表示)、アセンブラプログラムファイル書き込みメニュー(「ファイル書き込み」と表示)、レジスタ割り当て手段起動メニュー(「レジスタ割り当て」と表示)、データ領域記述編集手段起動メニュー(「データ領域編集」と表示)が表示される。表示されたメニューの中からマウスでいずれかのメニュー選択することにより、各手段を起動することができる。
【0039】
図6は、メニューを選択したときのディスプレイの表示画面の説明図である。
図5のいずれかのメニューを選択したときにファイル名を指定するように表示された例を示している。
【0040】
図7は、アセンブラプログラムの命令が表示されたときのディスプレイの表示画面の説明図である。
命令記述出力手段14が起動された結果、実行ユニットの数だけに分割した画面にそれぞれの実行ユニット毎命令記述を互いに対応するように表示された例を示している。
【0041】
図8は、各データの依存関係を表示するときのディスプレイの表示画面の説明図である。
データ領域記述出力手段17が起動された結果、データ記述部分の各データの依存関係に基づいて、アセンブラプログラム(全部の実行ユニット)中のデータ領域記述部分の各データをサイズ及び位置、依存関係を視覚的に表示された例を示している。
【0042】
次に、動作を図9に従って説明する。
上記アセンブラプログラム編集システムにおいては、まず、オペレータが、マウスで図5中のファイル読み込みメニューを選択することにより(ステップ11)、図6のような画面がディスプレイに表示される。
オペレータがキーボードからファイル記録装置2中のアセンブラプログラムのファイル名を入力する(ステップ12)。ファイル名の入力によってファイル入出力手段11が起動される。ファイル入出力手段11は、入力したアセンブラプログラムのファイル名のファイルをファイル記録装置2から読み込み、読み込んだファイルに記述されているアセンブラプログラムをメモリ12に格納する(ステップ13)。
【0043】
ここで、命令記述分割手段13は、メモリ12に格納されたアセンブラプログラム中の命令記述を各実行ユニットで実行される実行ユニット毎命令記述に分割する(ステップ14)。
命令記述分割手段13の処理の流れは後述する。
【0044】
命令記述出力手段14は、図7のように、実行ユニットの数だけに分割した画面にそれぞれの前記命令記述分割手段13によって分割された実行ユニット毎命令記述を、図7にあるように、同一の命令行から分割した実行ユニット毎命令が同じ垂直位置になるように表示する(ステップ15)。
【0045】
ここで、命令記述編集手段15が起動される。
図7の画面中の編集を希望する実行ユニットに対応する分割された画面をマウス4によって選択すると、実行ユニットに対応する命令記述がマウス4とキーボード3によって編集可能になる(ステップ16)。
【0046】
編集中以外のユニット毎命令記述に関しては、編集中の実行ユニット毎命令記述の表示されている位置が変更になった場合には、その編集中の実行ユニット毎命令記述と同時実行されうる部分を表示するように、命令記述出力手段14に指示する。
例えば、編集中の実行ユニットに命令が一行追加された場合、編集の対象となっていない実行ユニットのアセンブラプログラムの対応する行に、何も実行しない命令を追加する。
また、編集中の実行ユニットに命令を一行削除する場合、削除する命令を何も実行しない命令と置き換える。
このようにして、同時に実行される他の実行ユニットの命令を変更すること無く、命令の追加・削除が可能になる。
【0047】
編集処理(ステップ16)には、表示されたアセンブラプログラムの編集の他に、図5に示したメニューのうち、レジスタ割当て手段起動メニュー及びデータ領域記述編集手段起動メニューをマウス4によって選択することによって、各編集処理を実施することができる。
【0048】
オペレータが、図5中のレジスタ割り当て手段起動メニューをマウスで選択すると、図6のような画面がディスプレイに表示され、オペレータがキーボードから、使用可能なレジスタ群の指定あるいは制約条件を指定するレジスタ制約条件ファイルのファイル名を入力し、レジスタ割り当て手段16が起動される。
【0049】
レジスタ割り当て手段16は、この指定されたファイルの記述に基づいて、アセンブラプログラムの命令記述中のレジスタ名を名前で記述した部分に適切なレジスタを割り当て、アセンブラプログラムを変換する。
レジスタ割り当て手段16の処理の流れは後述する。
【0050】
オペレータが、図5中のデータ領域記述編集手段起動メニューをマウスで選択すると、図6のような画面がディスプレイに表示され、オペレータがキーボード3から、データ記述部分の各データの依存関係を指定するデータ依存関係ファイルのファイル名を入力する。
次に、データ領域記述出力手段17とデータ領域記述編集手段18が起動される。
【0051】
データ領域記述出力手段17は、図8のように、この選択したファイルの記述に基づいて、アセンブラプログラム中のデータ領域記述部分の各データをサイズ及び位置、依存関係を視覚的に表示する。
データ領域記述出力手段17の処理の流れは後述する。
【0052】
データ領域記述編集手段18は、オペレータからのキーボード3やマウス4の入力に基づいて、データ領域のサイズや位置を変更したり、位置の変更が正当であるかの確認を行う。
データ領域記述編集手段18の処理の流れは後述する。
【0053】
また、オペレータが、図5中のファイル書き込みメニューを選択することにより、図6のような画面がディスプレイに表示され、オペレータがキーボードからファイル記録装置2中のアセンブラプログラムファイル名を入力する。命令記述合成手段19は、複数の実行ユニット毎命令記述を一つのプログラムとして合成し、合成したプログラムを入力されたアセンブラプログラムファイル名のプログラムファイルとして生成する。生成したプログラムファイルをメモリ12に格納する。
【0054】
次に、ファイル入出力手段11が起動される。
ファイル入出力手段11は、入力されたアセンブラプログラムのファイル名のプログラムファイルをファイル記録装置2へ書き込む(ステップ17)。
オペレータが入力したアセンブラプログラムファイル名が既存のアセンブラプログラムファイル名と同じであれば、既存のアセンブラプログラムファイル名のファイルを更新する。
オペレータが入力したアセンブラプログラムファイル名が既存のアセンブラプログラムファイル名にないものであれば、新たなファイルを生成することになる。
【0055】
次に、命令記述分割手段13の処理の流れについて、図10のフローチャートと、アセンブラプログラムの各行の分割方法を示す図11と、各実行ユニット毎に分割された命令記述の格納の方法を示す図12とを参照しながら説明する。
命令記述分割手段13は、メモリ12中のアセンブラプログラムの命令記述部分中に行分割が済んでいない命令行があるか否かを判断する(ステップ61)。
行分割がすんでいない命令行がなければ(ステップ61でYes)、この処理を終了する。
行分割が済んでいない行があれば(ステップ61でNo)、その行を図11のように、実行ユニット毎命令に分割する(ステップ62)。
【0056】
それぞれ分割された実行ユニット毎命令は、図12のように、実行ユニット毎命令記述に順番にまとめられて(ステップ63)、メモリに格納される(ステップ64)。この処理の後、ステップ61に戻る。
行分割が済んでいない行がなくなるまで繰り返す。
【0057】
次に、レジスタ割り当て手段の処理の流れについて、図13のフローチャートを参照しながら説明する。
使用可能なレジスタ群の指定あるいは制約条件を指定するレジスタ制約条件ファイルには、図14のように、使用可能なレジスタ群が列挙されており、これらの全てのレジスタに対して、未使用の印を付ける(ステップ71)。
【0058】
アセンブラプログラム中の命令記述で、名前で記述されているレジスタ名を図15のように列挙する(ステップ72)。
これらの名前を縦軸にとり、命令記述の命令ステップ(この実施の形態では、命令が何行目であるかの数値を用いている)を横軸にとって、アセンブラプログラム中の命令記述での各名前の生存期間を線で表した図16のような表を生成する(ステップ73)。
【0059】
アセンブラプログラムの最初の行から始めて、1行ずつ、メモリ中のアセンブラプログラムの最大行(最終行)まで、以下のステップ75を繰り返す(ステップ74)。
【0060】
各名前に対して、以下のステップ76,77,78,79を繰り返す(ステップ75)。ステップ73で生成したレジスタの生存期間が、線が引かれていない状態から線が引かれている状態に変化するしているか、変化していないかを判定する(ステップ76)。
【0061】
ステップ76の判定で、変化していない場合は、そのステップのその名前に線が引かれているか否か(線があるか、線がないか)を判定する(ステップ77)。
ステップ77の判定で、線がある場合には、前に同一の名前に割り当てたレジスタを割り当てる(ステップ77a)。
ステップ77の判定で、線がない場合は、線が引かれている状態から線が引かれていない状態に変化するか否かを判定する(ステップ78)。
ステップ78の判定で、変化していれば、そのレジスタは未使用の印をつける(ステップ78a)。
ステップ76の判定で、変化している場合には、未使用の印がついているレジスタがあるか否かを判断する(ステップ79)。
【0062】
ステップ79の判定で、ある場合には、その名前に対して、未使用の印がついたレジスタから一つレジスタを選び、アセンブラプログラム中のこのステップに相当する行中のこの名前はすべてレジスタに変換し、このレジスタに使用済の印を付ける(ステップ79a)。
ステップ79の判定で、ない場合には、エラーが発生したものとして停止し、図17のように、ディスプレイに表示する(ステップ79b)。
【0063】
次に、データ領域記述出力手段の処理の流れについて、図18のフローチャートと図19のデータ間の依存関係を表現するデータ依存関係ファイルの形式を示す図を参照しながら説明する。
アセンブラプログラムのデータ領域記述中で、各データは、図19のように、名前、アドレス、サイズのフィールドからなる行で表現されている。
各データに対応する行に対して、ステップ82の処理を繰り返す(ステップ81)。
【0064】
図8のように、垂直方向の長さがサイズに比例し、アドレスの大小順序が矩形の垂直位置の上下に対応するように矩形で表現し、矩形の内部には名前とサイズを文字で、ディスプレイ表示の上部に表示する(ステップ82)。
また、入力されたファイルの各行は、図20のようなコロンの左には依存するデータの名前がきて、依存されるデータの名前(複数)が右にくるという形式の行からなっており、データ間のそれぞれの依存関係を表現している。
【0065】
各依存関係に対して次のステップ84を繰り返す(ステップ83)。
図8の上部画面のように、依存されるデータに相当する矩形から依存するデータに相当する矩形への矢印を表示する(ステップ84)。
また、依存されているデータ間では、矩形の垂直成分に関して重ならないように位置を調整する(ステップ85)。
【0066】
次に、データ領域記述編集手段の処理の流れについて、図21のフローチャートを参照しながら説明する。
オペレータがマウスからの入力を受け付け、矩形の変更しようとしているサイズと、移動させようとしているの位置を収得する(ステップ91)。
このサイズの変更や位置の変更によって、依存しているそれぞれのデータ間で、矩形の垂直成分が重なってしまうか否かを判断する(ステップ92)。
【0067】
いずれのデータ間でも、重なりがない場合には、サイズの変更、移動を矩形内部のサイズを表す文字と、矩形の垂直方向の長さと、位置とを画面に反映させる(ステップ93)。
【0068】
以上のように、この実施の形態のプログラム編集装置によって実現するプログラム編集方法は、オペレータによって指定されたアセンブラプログラム中の命令記述を命令記述分割手段によって、各実行ユニットで実行される実行ユニット毎命令記述に分割する命令記述分割工程と、前期命令記述分割ステップのおいて、分割された実行ユニット毎命令記述を実行ユニットの数だけに分割した画面に、それぞれの実行ユニット毎命令記述を互いに対応するように、命令記述出力手段によって表示する命令記述出力工程と、各実行ユニット毎命令記述のうち編集を行うものを選択し、その選択した実行ユニット毎命令記述の編集を行い、編集中以外のユニット毎命令記述に関しては、編集中の実行ユニット毎命令記述の部分と同時実行されうる部分を表示するように、命令記述編集手段によって命令記述出力手段に指示する命令記述編集工程とを実行することを特徴とする。
【0069】
更に、この実施の形態のプログラム編集装置は、オペレータによって指定された使用可能なレジスタ群の指定あるいは制約条件に基づき、アセンブラプログラムの命令記述中でレジスタ名を名前で記述した部分に適切なレジスタを割り当てて、アセンブラプログラムを変換するレジスタ割り当て手段16を備えたことを特徴とする。
【0070】
また、この実施の形態のプログラム編集装置は、入力されたデータ領域記述中の各データ間の依存関係に基づき、アセンブラプログラム中のデータ領域記述部分の各データをサイズ及び位置、依存関係を視覚的に表示するデータ領域記述出力手段17と、キーボードやマウスの入力に基づいて、データ領域のサイズや位置を変更したり、位置の変更が正当性の確認を行うデータ領域編集手段18とを備えたことを特徴とする。
【0071】
このようにして、アセンブラプログラムの命令記述を各実行ユニットで同時に実行される命令の対応分かりやすくなるように画面上に表示するとともに、画面上で編集を可能にすることにより、アセンブラプログラムの命令記述の編集が容易に行えるようにする。
【0072】
また、アセンブラプログラム中の命令記述の中のレジスタ名を分かりやすい名前で記述し、記述された名前の部分に適切にレジスタを割り当てることにより、アセンブラプログラムの記述が容易で誤りのない効率がよいレジスタ割り当てる。
【0073】
更に、アセンブラプログラム中のデータ領域記述を図式的に分かりやすく画面上に表示及び編集可能にすることにより、データ領域の変更及び大きさの減少が容易に行え、アセンブラプログラムの修正作業に要する時間の短縮及び誤りの減少及びアセンブラプログラム中でレジスタ数及びデータ領域の大きさなどの最適化が行える。
【0074】
実施の形態2.
実施の形態1では、レジスタ割り当て手段16とデータ領域記述出力手段17とデータ領域編集手段18を備えているプログラム編集装置を説明した。しかしながら、これらの総ての手段を備えていなくてもよい。
【0075】
例えば、レジスタ割り当て手段16とデータ領域記述出力手段17とデータ領域編集手段18のうち、レジスタ割り当て手段16のみを備えてたプログラム編集装置であってもよい。
また、レジスタ割り当て手段16とデータ領域記述出力手段17とデータ領域編集手段18の内、データ領域記述出力手段17とデータ領域編集手段18のみを備えたプログラム編集装置であってもよい。
【0076】
実施の形態3.
上記実施の形態1では、プログラム言語の一例としてアセンブラ言語で記述されたアセンブラプログラムを一例として説明した。
しかしながら、これに限られるわけではない。
アセンブラ言語以外の言語であっても、プロセッサで実行される機械語言語と一対一で対応する言語であればよい。
【0077】
【発明の効果】
この発明に係るプログラム編集装置及びプログラム編集方法によれば、同時に他の実行ユニットで実行させる命令との対応関係が分かりやすく表示できることから、編集において誤りが混入することを防止し、編集にかかる時間を短縮することができる。
【0078】
また、このプログラム編集装置の命令記述編集部によれば、各実行ユニットで実行される命令部分が独立して編集可能なので誤って他の実行ユニットで実行させる命令部分の変更することを防止することができる。
【0079】
さらに、このプログラム編集装置のレジスタ割り当て部によれば、レジスタ名を任意の名称にすることができるため、アセンブラプログラムの記述が容易になり、誤ったレジスタを使用することを防止し、プログラム中で使用するレジスタ数を必要最小限にすることができる。
【0080】
このプログラム編集装置のデータ領域記述出力部によれば、アセンブラプログラム中のデータ領域記述部分をわかりやすく画面上に表示することができる。
【0081】
さらに、このプログラム編集装置のデータ領域記述編集部によれば、上記データ領域記述出力部によって画面上に表示されたアセンブラプログラム中のデータ領域記述部分を画面上で編集可能であることから、データ領域の変更及び大きさの減少が容易に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1のアセンブラプログラム編集装置の構成の一例を示した図。
【図2】 (a)ファイル記録装置に記録されたアセンブラプログラムの一例を示した図。(b)アセンブラプログラムの各行の構成及びユニットmの命令の構成の一例を示した図。
【図3】 アセンブラプログラムの実行装置の構成の一例を示した図。
【図4】 アセンブラプログラムの実行装置の動作の一例を示したフロー図。
【図5】 表示画面の一例を表した図。
【図6】 メニューを選択した時の表示画面の一例を表した図。
【図7】 アセンブラプログラムの命令が表示された時の表示画面の一例を表した図。
【図8】 各データの依存関係を表示した時の表示画面の一例を表した図。
【図9】 アセンブラプログラム編集装置の処理の一例を示したフロー図。
【図10】 命令記述分割手段の処理の一例を示したフロー図。
【図11】 アセンブラプログラムの各行の分割方法を示した図。
【図12】 アセンブラプログラムが各実行ユニットごとに分割された実行ユニット毎命令の一例を示した図。
【図13】 レジスタ割り当て手段の処理の一例を示したフロー図。
【図14】 レジスタ制約条件ファイルの一例を示した図。
【図15】 アセンブラプログラムの命令記述の中で使用されているレジスタ名を列挙した図。
【図16】 アセンブラプログラムの命令記述の中で使用されているレジスタ名と上記レジスタ名が使用されている期間を示した図。
【図17】 レジスタ割り当て手段による処理が失敗したときの表示画面の一例を示した図。
【図18】 データ領域記述出力手段の処理の一例を示したフロー図。
【図19】 アセンブラプログラム中のデータ領域を記述した一例を示した図。
【図20】 データ依存関係ファイルの各データの依存関係を記述した一例を示した図。
【図21】 データ領域記述編集手段の処理の一例を示したフロー図。
【図22】 従来のアセンブラプログラム編集装置の構成の一例を示した図。
【図23】 従来のアセンブラプログラム編集装置の処理の一例を示したフロー図。
【符号の説明】
1,100 アセンブラプログラム編集装置、2 ファイル記録装置、3 キーボード、4 マウス、5 ディスプレイ、11,103 ファイル入出力手段、12,101 メモリ、13 命令記述分割手段、14 命令記述出力手段、15,102 命令記述編集手段、16 レジスタ割り当て手段、17 データ領域記述出力手段、18 データ領域記述編集手段、19 命令記述合成手段。

Claims (9)

  1. プログラムを表示する表示装置と、利用者からの入力を受け付ける入力装置とに接続されたプログラム編集装置において、
    命令を実行する複数の実行ユニットを備えるプロセッサで実行させるプログラムであり、かつ、上記プロセッサの機械語言語と一対一で対応する言語によるプログラムであって、複数の実行ユニットそれぞれで同時に実行させる複数の命令を行毎に対応付けて記述した複数行のプログラムをプログラムファイルとして記憶するメモリと、
    上記メモリからプログラムファイルを読み込み、読み込んだプログラムファイルに記述されたプログラムの各行において対応付けが記述された複数の命令を複数の実行ユニットそれぞれで実行させる命令に分割し、分割した命令を複数の実行ユニットそれぞれで同時に実行させるように対応付けて記述した複数の実行ユニット毎命令記述を生成し、生成した複数の実行ユニット毎命令記述を上記メモリへ記憶する命令記述分割部と、
    上記命令記述分割部によりメモリに記憶された複数の実行ユニット毎命令記述を読み込み、実行ユニットの数と同じ数の複数の表示領域を備える画面を生成し、上記複数の表示領域の各表示領域と上記複数の実行ユニット毎命令記述の各実行ユニット毎命令記述とを対応させ、各表示領域に対応させた実行ユニット毎命令記述を上記表示装置により表示する命令記述出力部と、
    上記命令記述分割部によりメモリに記憶された複数の実行ユニット毎命令記述を読み込み、上記入力装置を介して上記複数の表示領域のうち一の表示領域に表示された実行ユニット毎命令記述を指定する情報と指定した実行ユニット毎命令記述の編集を指示する情報とを入力し、上記読み込んだ複数の実行ユニット毎命令記述のうち上記指定する情報により指定された実行ユニット毎命令記述を選択して、選択した実行ユニット毎命令記述を上記編集を指示する情報に基づいて編集し、上記選択した実行ユニット毎命令記述以外の実行ユニット毎命令記述に対する編集が発生するか否かを、命令の対応付けのずれに基づいて判定し、編集が発生すると判定した場合、編集が発生する実行ユニット毎命令記述の命令と上記編集した実行ユニット毎命令記述の命令との対応付けが保たれるように上記編集が発生する実行ユニット毎命令記述を編集し、上記編集した実行ユニット毎命令記述を用いて上記メモリに記憶された実行ユニット毎命令記述を更新するとともに、上記編集した実行ユニット毎命令記述を上記表示装置へ再出力する要求を上記命令記述出力部へ出力する命令記述編集部と、
    上記メモリに記憶された複数の実行ユニット毎命令記述を読み込み、読み込んだ複数の実行ユニット毎命令記述に対応付けて記述された複数の命令を行毎に対応付けて記述した複数行のプログラムを生成し、生成したプログラムを用いて上記メモリに記憶されたプログラムファイルを更新する命令記述合成部と
    を備えたことを特徴とするプログラム編集装置。
  2. 上記命令記述出力部は、上記命令記述編集部から上記再出力する要求が出力された場合、上記命令記述編集部により更新されて上記メモリに記憶された複数の実行ユニット毎命令記述を読み込み、読み込んだ複数の実行ユニット毎命令記述の各実行ユニット毎命令記述と上記複数の表示領域の各表示領域とを対応させ、各表示領域に対応させた実行ユニット毎命令記述を上記表示装置により表示することを特徴とする請求項1記載のプログラム編集装置。
  3. 上記命令記述編集部は、上記編集を指示する情報として、上記選択した実行ユニット毎命令記述へ命令を追加することを指示する情報を入力し、上記選択した実行ユニット毎命令記述に対して上記指示する情報により追加することを指示された命令を追加し、上記命令を追加することを指示する情報を入力した場合、上記選択した実行ユニット毎命令記述以外の実行ユニット毎命令記述に対する編集が発生するか否かの判定を、上記編集が発生すると判定し、上記選択した実行ユニット毎命令記述に追加した命令と何も実行しない命令とが対応付けられるように、上記編集が発生する実行ユニット毎命令記述に上記何も実行しない命令を追加する編集をすることを特徴とする請求項1記載のプログラム編集装置。
  4. 上記命令記述編集部は、上記編集を指示する情報として、上記選択した実行ユニット毎命令記述の命令を削除することを指示する情報を入力し、上記選択した実行ユニット毎命令記述の削除する命令を何も実行しない命令へ変更する編集をし、上記命令を削除することを指示する情報を入力した場合、上記選択した実行ユニット毎命令記述以外の実行ユニット毎命令記述に対する編集が発生するか否かの判定を、上記編集が発生しないと判定することを特徴とする請求項1記載のプログラム編集装置。
  5. 上記プロセッサは、複数のプロセッサレジスタを備え、
    上記メモリは、上記プログラムファイルとして、レジスタ名を含む複数の命令を行毎に対応付けて記述した複数行のプログラムを記憶し、
    上記メモリは、さらに、上記プロセッサに備えられた複数のプロセッサレジスタを示すプロセッサレジスタ名を記憶するレジスタ制約条件ファイルを記憶し、
    上記プログラム編集装置は、さらに、
    上記メモリからレジスタ制約条件ファイルを読み込み、読み込んだレジスタ制約条件ファイルに記憶された複数のプロセッサレジスタ名により示されるプロセッサレジスタが未使用であることを表す未使用印を初期値として上記複数のプロセッサレジスタ名の各プロセッサレジスタ名に対して設定し、
    上記メモリからプログラムファイルを読み込み、読み込んだプログラムファイルに記述されたプログラムの各行において対応付けが記述された複数の命令の各命令に含まれたレジスタ名を抽出し、抽出したレジスタ名を含む命令を記述した行を、抽出したレジスタ名に対して設定した表を生成し、
    上記生成した表のレジスタ名に対して、複数のプロセッサレジスタ名のうち未使用印が設定されたプロセッサレジスタ名を割り当て、使用済を表す使用済み印を上記割り当てたプロセッサレジスタ名に対して設定し、上記表から当該レジスタ名に対して設定された行を取得し、取得した行の命令に含まれたレジスタ名を上記割り当てたプロセッサレジスタ名に変更して上記プログラムファイルを更新するレジスタ割り当て部を備えたことを特徴とする請求項1から4いずれかに記載のプログラム編集装置。
  6. プログラムを表示する表示装置と、利用者からの入力を受け付ける入力装置とに接続されたプログラム編集装置において、
    命令を実行する複数の実行ユニットを備えるプロセッサで実行させるプログラムであり、かつ、上記プロセッサの機械語言語と一対一で対応する言語によるプログラムであって、複数の実行ユニットそれぞれで同時に実行させる複数の命令を行毎に対応付けて記述した複数行のプログラムをプログラムファイルとして記憶するメモリと、
    上記メモリからプログラムファイルを読み込み、読み込んだプログラムファイルに記述されたプログラムの各行において対応付けが記述された複数の命令を複数の実行ユニットそれぞれで実行させる命令に分割し、分割した命令を複数の実行ユニットそれぞれで同時に実行させるように対応付けて記述した複数の実行ユニット毎命令記述を生成し、生成した複数の実行ユニット毎命令記述を上記メモリへ記憶する命令記述分割部と、
    上記命令記述分割部によりメモリに記憶された複数の実行ユニット毎命令記述を読み込み、実行ユニットの数と同じ数の複数の表示領域を備える画面を生成し、上記複数の表示領域の各表示領域と上記複数の実行ユニット毎命令記述の各実行ユニット毎命令記述とを対応させ、各表示領域に対応させた実行ユニット毎命令記述を上記表示装置により表示する命令記述出力部と
    を備えたことを特徴とするプログラム編集装置。
  7. 上記プログラムファイルは、アセンブラプログラムで記述されたプログラムファイルであることを特徴とする請求項1からいずれかに記載のプログラム編集装置。
  8. プログラムを表示する表示装置と、利用者からの入力を受け付ける入力装置とに接続され、命令を実行する複数の実行ユニットを備えるプロセッサで実行させるプログラムであり、かつ、上記プロセッサの機械語言語と一対一で対応する言語によるプログラムであって、複数の実行ユニットそれぞれで同時に実行させる複数の命令を行毎に対応付けて記述した複数行のプログラムをプログラムファイルとして記憶するメモリを備えたプログラム編集装置のプログラム編集方法であって、
    命令記述分割部により、上記メモリからプログラムファイルを読み込み、読み込んだプログラムファイルに記述されたプログラムの各行において対応付けが記述された複数の命令を複数の実行ユニットそれぞれで実行させる命令に分割し、分割した命令を複数の実行ユニットそれぞれで同時に実行させるように対応付けて記述した複数の実行ユニット毎命令記述を生成し、生成した複数の実行ユニット毎命令記述を上記メモリへ記憶する命令記述分割工程と、
    命令記述出力部により、上記命令記述分割工程によりメモリに記憶された複数の実行ユニット毎命令記述を読み込み、実行ユニットの数と同じ数の複数の表示領域を備える画面を生成し、上記複数の表示領域の各表示領域と上記複数の実行ユニット毎命令記述の各実行ユニット毎命令記述とを対応させ、各表示領域に対応させた実行ユニット毎命令記述を上記表示装置により表示する命令記述出力工程と、
    命令記述編集部により、上記命令記述分割工程によりメモリに記憶された複数の実行ユニット毎命令記述を読み込み、上記入力装置を介して上記複数の表示領域のうち一の表示領域に表示された実行ユニット毎命令記述を指定する情報と指定した実行ユニット毎命令記述の編集を指示する情報とを入力し、上記読み込んだ複数の実行ユニット毎命令記述のうち上記指定する情報により指定された実行ユニット毎命令記述を選択して、選択した実行ユニット毎命令記述を上記編集を指示する情報に基づいて編集し、上記選択した実行ユニット毎命令記述以外の実行ユニット毎命令記述に対する編集が発生するか否かを、命令の対応付けのずれに基づいて判定し、編集が発生すると判定した場合、編集が発生する実行ユニット毎命令記述の命令と上記編集した実行ユニット毎命令記述の命令との対応付けが保たれるように上記編集が発生する実行ユニット毎命令記述を編集し、上記編集した実行ユニット毎命令記述を用いて上記メモリに記憶された実行ユニット毎命令記述を更新するとともに、上記編集した実行ユニット毎命令記述を上記表示装置へ再出力する要求を出力する命令記述編集工程と、
    命令記述合成部により、上記命令記述編集工程により上記メモリに記憶された複数の実行ユニット毎命令記述を読み込み、読み込んだ複数の実行ユニット毎命令記述に対応付けて記述された複数の命令を行毎に対応付けて記述した複数行のプログラムを生成し、生成したプログラムを用いて上記メモリに記憶されたプログラムファイルを更新する命令記述合成工程と
    を有することを特徴とするプログラム編集方法。
  9. 上記プロセッサは、複数のプロセッサレジスタを備え、
    上記メモリは、上記プログラムファイルとして、レジスタ名を含む複数の命令を行毎に対応付けて記述した複数行のプログラムを記憶し、
    上記メモリは、さらに、上記プロセッサに備えられた複数のプロセッサレジスタを示すプロセッサレジスタ名を記憶するレジスタ制約条件ファイルを記憶し、
    上記プログラム編集方法は、さらに、
    レジスタ割り当て部により、上記メモリからレジスタ制約条件ファイルを読み込み、読み込んだレジスタ制約条件ファイルに記憶された複数のプロセッサレジスタ名により示されるプロセッサレジスタが未使用であることを表す未使用印を初期値として上記複数のプロセッサレジスタ名の各プロセッサレジスタ名に対して設定し、
    上記メモリからプログラムファイルを読み込み、読み込んだプログラムファイルに記述されたプログラムの各行において対応付けが記述された複数の命令の各命令に含まれたレジスタ名を抽出し、抽出したレジスタ名を含む命令を記述した行を、抽出したレジスタ名に対して設定した表を生成し、
    上記生成した表のレジスタ名に対して、複数のプロセッサレジスタ名のうち未使用印が設定されたプロセッサレジスタ名を割り当て、使用済を表す使用済み印を上記割り当てたプロセッサレジスタ名に対して設定し、上記表から当該レジスタ名に対して設定された行を取得し、取得した行の命令に含まれたレジスタ名を上記割り当てたプロセッサレジスタ名に変更して上記プログラムファイルを更新するレジスタ割り当て工程
    を有することを特徴とする請求項8記載のプログラム編集方法。
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