JP4563535B2 - 改良されたフレキシビリティーと剥離性を有する光画像形成性組成物 - Google Patents
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Description
本発明は公知のプリント回路においてフォトレジストとして使用されるようなネガ型光画像形成性(negative−acting photoimageable)組成物に関する。光画像形成性組成物はその光画像形成性成分の一部として、(メタ)アクリレート官能基が少なくとも2つのアルキレンオキシドおよび少なくとも1つの開環されたラクトン基によってウレタン結合から分離されている、(メタ)アクリレート官能性ウレタンオリゴマーを含む。
【0002】
本発明はアルカリ水性溶液中で現像可能なネガ型光画像形成性組成物に関する。本発明は特に、一次フォトイメージングレジスト(primary photoimaging resist)に適するが、ソルダマスク等を形成するための硬化可能な組成物にも適する。
様々なそのような光画像形成性組成物が特許文献に記載されている。本発明が指向する光画像形成性組成物のタイプの必須成分は、I)バインダーポリマー、II)光重合性α,β−エチレン性不飽和化合物、およびIII)光開始剤化学システムを含む。バインダーポリマーI)は、バインダーポリマーが希アルカリ水性溶液中に溶解できるのに充分な酸官能基、概してカルボン酸官能基を有し、よって、光画像形成性組成物をそのようなアルカリ水性溶液中で現像可能にする。光重合性化合物II)は、その実質的な部分が複数のα,β−エチレン性不飽和官能基を有するモノマーおよび/または短鎖オリゴマーである。
【0003】
光開始剤化学システムIII)は化学線への露光(exposure)下でフリーラジカルを生じさせる化学物質を含む。これらのフリーラジカルは光重合性化合物II)のα,β−エチレン性不飽和部分の重合を成長させる。ここで、光開始剤系III)はフリーラジカルを生じさせる化学的化合物だけでなく、光重合性化合物II)のα,β−エチレン性不飽和部分のフリーラジカル重合開始を促進する触媒または増感剤も含むと考えられる。
【0004】
プリント回路板はほとんど必ずスルーホール(through hole)を有し、ボードの反対の面上で回路との接続を確立する。フォトレジストは加工の間にこれらスルーホールを「テント(tent)」することが必要とされる。回路板上のホールが大きくなるにつれて、より高いテンティング強度(tenting strength)がますます重要になり、よって、現像後の光画像形成性組成物のより大きなフレキシビリティーが要求される。改良されたフレキシビリティーはクロスハッチ密着性(cross hatch adhesion)を改良するのにも貢献し、それは露光後で現像前にフォトレジストから支持フィルムを分離するために使用される、自動化されたポリエステル支持フィルム除去システムに対する適合性をより良好にすることを可能にする。フォトレジストが脆い場合には、これらの支持フィルム除去系は、主としてパネルのエッジでフォトレジストの露光された領域のチッピング(chipping)を引き起こし、その結果回路線の欠損をもたらすであろう。
【0005】
従来の光反応性モノマー(エトキシル化トリメチロールプロパントリアクリレート)の部分をイソシアヌル性の、ウレタンベースのオリゴマーと置き換えることによって、テンティング強度およびフレキシビリティーの顕著な改良が認められた。しかし、たとえフレキシビリティーが顕著により良かったとしても、細線密着性(fine line adhesion)が改良されず、オリゴマーは現像液スカミング(developer scumming)の主要なソースであることが示される。
【0006】
例えば、米国特許第5744282号に開示されるようなイソシアヌル性の、ウレタンベースのオリゴマーがポリエトキシモノ(メタ)アクリレートの製品およびヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレートトリマーに含まれる場合に、改良されたフレキシビリティー、細線密着性、およびより低い現像液スカミングが示される。モノまたはポリアルコキシモノ(メタ)アクリロイルエステルから形成される(メタ)アクリレート官能性ウレタン製品の使用は、(メタ)アクリレート官能基が1以上のフレキシブルアルキレンオキシド基でウレタン結合から分離されるので、UV硬化可能なフォトレジストにおいて、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレートトリマーに基づくウレタン化合物で造られるものよりも、そのような組成物の性能を向上させる。別法では、ウレタンオリゴマーはモノアルコキシモノ−またはジ−カプロラクトン(メタ)アクリロイルエステルから形成されて提供されており、それはモノアルコキシ(メタ)アクリレート官能基とウレタン結合の間にモノ−またはジ−カプロラクトン鎖伸長を加える。現在、商業的な用途は、フォトレジストの加工溶液に対する耐化学薬品性、およびパターンを設けられた銅回路ラインの形成後のその剥離性に影響を与えずに、フレキシビリティー、細線密着性および現像液スカミングをさらに改良することを必要とする。
【0007】
ここでは、ポリアルコキシ/ポリアセトン(メタ)アクリロイルエステルに基づく新規な(メタ)アクリレート官能性ウレタンオリゴマーが光重合性成分II)の少なくとも一部分として取り込まれる。本発明の(メタ)アクリレート官能性ウレタンオリゴマーは、顕著にフォトレジストのフレキシビリティーおよび細線密着性を改良し、さらに現像液スカミングを最小化することが見出された。上述の特性を改良することに加えて、(メタ)アクリレート官能性ウレタンオリゴマーがさらに、現像、メッキおよびエッチング溶液のような加工溶液に露光されたフォトレジストの耐化学薬品性、および強力なアルカリ水性溶液におけるその剥離性も向上させることを見出した。
【0008】
本発明は、光画像形成性組成物をアルカリ水性溶液中で現像可能にするに充分な酸官能性を有する有機ポリマーバインダーI)の、I)プラスII)プラスIII)の全重量に基づいて約30重量%〜約80重量%を含み、フリーラジカル開始連鎖成長付加重合によって高重合体を形成することができる、一つまたは複数の付加重合性、非ガス状α,β−エチレン性不飽和化合物II)の、I)プラスII)プラスIII)の全重量に基づいて約20〜約70重量%を含み、さらに化学線によって活性化されることができ、付加重合性物質の連鎖成長付加重合を開始する、有機放射感受性フリーラジカル生成光開始剤化学システムIII)の、I)プラスII)プラスIII)の全重量に基づいて約0.1〜約20重量%を含むネガ型光画像形成性組成物に関する。
【0009】
本発明に従って、改良点は、光画像形成性組成物II)が、II)の全重量に基づいて、約1重量%〜約100重量%、好ましくは少なくとも約20重量%〜約60重量%の式:
T−I−(−P−I−)q−T
(式中、
Iは、それぞれ独立して、好ましくは、次式:
【0010】
【化21】
【0011】
のイソシアネート基、又はそれらのオリゴマー、ビウレットもしくはイソシアヌレート(ここで、Rは、多価の脂肪族、脂環式又は芳香族炭化水素基であり、ヘキサメチレン、シクロへキシレン、およびフェニレンが概して好ましい)からなる群から選択される、2以上のイソシアネート官能基を有する多官能性の脂肪族、脂環式又は芳香族イソシアネート基から選択され;
Tは、I中に存在する2以上のイソシアネート基のそれぞれに結合し、Pには結合せず、それぞれ独立して、次式:
【0012】
【化22】
【0013】
(式中、R1は水素原子又はメチル基であり;
A、B及びEは、与えられた順番又は任意の順番で、好ましくは与えられた順番で、Aは、式:
−[−(CH2)n−O−]−
(ここでnは1〜20、好ましくは2〜4の整数であり、線状、分岐状又は環状である)
のアルキレンオキシド基又はその芳香族置換誘導体であり、xは1〜40の整数であり、Bは、式:
−[−(CH2)n1−O−]−
(ここでn1は1〜20、好ましくは2〜4の整数であり、線状、分岐状又は環状である)
のアルキレンオキシド基又はその芳香族置換誘導体であり、yは0〜40の整数であり、Bのアルキレンオキシド基はAのものとは異なり、A+Bは少なくとも2つのアルキレンオキシド基、好ましくは4〜12のアルキレンオキシド基から形成され、Eは、次式:
【0014】
【化23】
【0015】
(式中、n2は1〜20、好ましくは3〜5の整数であり、線状、分岐状又は環状である)
のラクトン基、または式:
【0016】
【化24】
【0017】
(式中、n2は上述の通りであり、R2は以下に定義される)
のラクタム基であるが、ラクトン基が概して好ましく、
zは1〜40、好ましくは3〜8の整数であり、
mは1〜40の整数で、典型的にはmは1である)の(メタ)アクリレート官能性有機基から選択され、さらに
Pは任意の多官能性アルコール基、チオール基、アミン基またはホスフェート基から選択され、多官能性アルコール基が概して好ましく、さらに
qは0または1〜10の整数である)により示される(メタ)アクリレート官能性ウレタンオリゴマーを含む。
【0018】
上述の場合で、qが1以上の場合には、Pが式:
−〔−O−G−〕−
で示される多官能性アルコール基であることがより好ましく、
Gは式:
【0019】
【化25】
【0020】
であり、
式中、A、B、EおよびRは上述の通りであり、
Dは式:
【0021】
【化26】
【0022】
のジエステル官能性アルコキシ基であり、
式中、tは1〜40の整数であり、
Wは式:
【0023】
【化27】
【0024】
の基であり、
式中、Vは−COOH、−SO3HおよびPO3HR2から選択される酸性基であり、
R2は水素原子またはC1−18アルキル基であり、
Jは式:
【0025】
【化28】
【0026】
のエステル官能性アルキル基であり、
式中、t1は1〜6の整数であり、さらに
D+W+J=0の場合には、
【数3】
でなければならない。
【0027】
少なくとも2つのアルキレンオキシド基および少なくとも1つの開環されたラクトン基のフレキシブルブロックコポリマーによってオリゴマー中で(メタ)アクリレート官能基がウレタン結合と分離される、光画像形成性組成物の光重合性成分II)の全部または一部分としての上述の(メタ)アクリレート官能性ウレタンオリゴマーの使用は、先行技術の問題を解決し、それらから形成された光画像形成性組成物が加工溶液に対する優れた耐化学薬品性および優れた剥離性を有しつつ、優れた機械強度、フレキシビリティー、細線密着性、および耐現像液スカミング性を有することを可能にする。
本発明は、支持フィルムおよびその上に形成される前記光画像形成性組成物の層を含む光画像形成性エレメントも提供する。
【0028】
ここで、特に示されない限りは、全てのパーセントは重量パーセントである。ここでの、成分I)(バインダーポリマー)、成分II)(光画像形成性化合物)および成分III)(光開始剤化学システム)は100重量%に等しく、他の成分はI)プラスII)プラスIII)の100部に対する部として算出される。
用語「(メタ)アクリレート」は、アクリレートおよびメタアクリレート官能基およびこれらの混合物を含むことを意味する。
【0029】
本発明はアルカリ水性溶液中で現像でき、よって実質的に酸官能性を有する光画像形成性組成物に関する。そのような光画像形成性組成物は典型的には、酸官能基、典型的には少なくとも約80、好ましくは少なくとも約100、より好ましくは約150以上で約250までの酸価を有するバインダーポリマーI)を有する。酸官能基は典型的には炭酸官能基であるが、例えば、スルホン酸官能基または燐酸官能基を有することもできる。光画像形成性組成物のためのバインダーポリマーは典型的には約20000〜約200000の重量平均分子量を有し、好ましくは少なくとも約80000である。
【0030】
ポリマーは典型的には酸官能性モノマーおよび非酸官能性モノマーの混合物に由来する。好適な酸官能性モノマーの具体的な例としては、アクリル酸、メタアクリル酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−ヒドロキシエチルアクリロイルホスフェート、2−ヒドロキシプロピルアクリロールホスフェート、2−ヒドロキシ−アルファ−アクリロイルホスフェートなどが挙げられる。そのような酸官能性モノマーの1以上がバインダーポリマーを形成するために使用されることができる。
【0031】
酸官能性モノマーは、例えば、メチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−ブチルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、メチルメタアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、ブチルメタアクリレート、オクチルアクリレート、2−エトキシエチルメタアクリレート、t−ブチルアクリレート、1,5−ペンタンジオールジアクリレート、N,N−ジエチルアミノエチルアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、1,3−プロパンジオールジアクリレート、デカメチレングリコールジアクリレート、デカメチレングリコールジメタアクリレート、1,4−シクロヘキサンジオールジアクリレート、2,2−ジメチロールプロパンジアクリレート、グリセロールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、グリセロールトリアクリレート、2,2−ジ(p−ヒドロキシフェニル)−プロパンジメタアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、ポリオキシエチル−2−2−ジ(p−ヒドロキシフェニル)−プロパンジメタアクリレート、トリエチレングリコールジメタアクリレート、ポリオキシプロピルトリメチロールプロパントリアクリレート、エチレングリコールジメタアクリレート、ブチレングリコールジメタアクリレート、1,3−プロパンジオールジメタアクリレート、ブチレングリコールジメタアクリレート、1,3−プロパンジオールジメタアクリレート、1,2,4−ブタントリオールトリメタアクリレート、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールジメタアクリレート、ペンタエリスリトールトリメタアクリレート、1−フェニルエチレン−1,2−ジメタアクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタアクリレート、トリメチロールプロパントリメタアクリレート、1,5−ペンタンジオールジメタアクリレートおよび1,4−ベンゼンジオールジメタアクリレートのようなアクリル酸およびメタアクリル酸のエステル;2−メチルスチレンおよびビニルトルエンのようなスチレンおよび置換スチレン;ビニルアクリレートおよびビニルメタアクリレートのようなビニルエステルのような非酸官能性モノマーと共重合され、所望の酸価を提供することができる。バインダーポリマーI)の量は高範囲にわたり変えることができ、典型的には、I)プラスII)プラスIII)の全重量に基づいて、約30〜約80重量%を構成する。
【0032】
そのようなポリマーおよびそのようなポリマーを用いる光画像形成性組成物の例は米国特許第3953309号、第4003877号、第4610951号および第4695527号に開示され、各文献の記載は本明細書の一部として参照される。
【0033】
光重合性多α,β−エチレン性不飽和を有する上述の光重合性成分II)は、II)の全重量の約1重量%〜約100重量%、好ましくは少なくとも約20重量%〜約60重量%の上述の(メタ)アクリレート官能性ウレタンオリゴマーを含み、すなわち、I)プラスII)プラスIII)の全重量に基づいて約2重量%〜70重量%、好ましくは約5重量%〜約45重量%を含む。
【0034】
現在、本発明の(メタ)アクリレート官能性ウレタンオリゴマーを形成するための好ましい方法が2つある。上述の式中でq=0であるウレタンオリゴマーの第1の基を形成する好ましい方法は、最初にメタアクリル酸バックボーンの上に1以上のラクトン基と2以上のアルキレンオキシド基を公知の重合法によって共重合し、(メタ)アクリル酸官能基の反対側に水酸基末端を有する、式Tの(メタ)アクリレート官能性基を生成させることである。
【0035】
上述の式Tの(A)、存在する場合には(B)、および(E)は理論的には任意の順番であることができるが、オリゴマー合成の好ましい態様は、概して、(E)が(メタ)アクリレート官能基の反対側の末端に存在することである。好ましい合成ルートにおいては、(メタ)アクリル酸はアルキレンオキシドモノマーまたは芳香族置換アルキレンオキシドモノマーまたはそのようなモノマーの混合物と反応され、(A)を形成する。所望の場合には、異なるアルキレンオキシドモノマー、芳香族置換アルキレンオキシドモノマーまたはそのようなモノマーの混合物とさらなる反応が行われ、(B)を形成する。次いで、得たれた生産物はラクトンまたはラクタムモノマー、またはラクトンまたはラクタムモノマーの混合物と反応され、(E)を形成する。
【0036】
(A)および(B)のアルキレンオキシド基の形成において使用されるアルキレンオキシドモノマーは概して、1〜20の炭素原子を含んでいるが、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドおよびテトラヒドロフランのような少なくとも2個で4個以下の炭素原子を有する短鎖アルキレンオキシド、特にエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドが好ましい。スチレンオキシドのような芳香族置換アルキレンオキシドモノマーが(A)および(B)を形成するために使用されることもできる。存在する場合には、ここでは(B)は(A)と同様に定義されるが、(B)は(A)と異なるモノマーから形成される。例えば、(A)はエチレンオキシドから形成されることができ、そして(B)はプロピレンオキシドから形成されることができ、または(A)はエチレンオキシドおよびテトラヒドロフランの混合物から形成されることができ、そして(B)はプロピレンオキシドおよびスチレンオキシドの混合物から形成されることができる。(B)の任意の取り込みはオリゴマーが特定の用途向けに調製されることを可能にする。オリゴマーに充分な鎖長を提供するためには、(A)プラス(B)が全体で少なくとも2つのアルキレンオキシドモノマー、好ましくは4〜12のモノマーで形成されなければならない。
【0037】
上述の式Tで定義される(メタ)アクリレート官能性オリゴマー基のラクトン部分(E)は、1のラクトン種またはラクトン種の混合物である、1〜40のラクトンモノマーユニットから形成される。採用されるラクトン種は概して1〜20の炭素原子(カルボニル炭素は含まない)を有するが、3〜5の炭素原子種が概して好ましい。イプシロン−カプロラクトンが(E)を形成するのに特に好ましいラクトンである。他の好適なラクトンとしては、ベータ−ブチロラクトン、ゼータ−エナントラクトン、デルタ−バレロラクトンが挙げられるがこれらに限定されない。また、アルキルデルタ−バレロラクトン、メチル−、エチル−、ヘキシル−、ジメチル−、ジエチル−、ジ−n−プロピル−、ジ−n−ヘキシル−、ジ−イソプロピル、トリメチル−、トリエチル−、およびトリ−n−プロピル−イプシロンカプロラクトンのようなC1−C6アルキル置換ラクトン、C1−C6アルコキシ−および芳香族置換ラクトンが使用されることもできる。ラクトンに加え、部分(E)を形成するためにラクタムに置換されることもできる。好適なラクタムは上述のラクトンに対応するものを含み、イプシロン−カプロラクタムが特に好ましい。
【0038】
よって、形成されるオリゴマーは、(メタ)アクリレート官能基の反対側がヒドロキシ末端化される。引き続き、ヒドロキシ末端となった(メタ)アクリレートオリゴマーは、上述の式におけるIの形成において使用される多官能性イソシアネートと公知のウレタン付加重合法によって反応され、本発明の(メタ)アクリレート官能性ウレタンオリゴマー成分II)を生じる。
【0039】
ウレタン反応においては、(メタ)アクリレート官能性オリゴマーのヒドロキシ末端官能基がIに存在する全てのイソシアネート官能基と反応し、イソシアネート基のそれぞれをTでエンドキャップ(end−cap)するように条件が選択される。上述の式においては、簡略化のためにTが2つだけ示されている。しかし、Iがジ官能性でなくトリ官能性の場合には、3つのイソシアネートエンドキャッピングTが2つのTの代わりに存在するであろう。
【0040】
式Iの形成において使用される多官能性イソシアネートは、2以上の官能基をを有する広範囲の有機イソシアネート、またはオリゴマー、ビウレット、またはこれらのイソシアヌレートであることができる。上述の一般式においては、R基の単純な例としては、ヘキサメチレン、フェニレンおよびシクロへキシレンが挙げられるが、より複雑な2価の炭化水素部分も使用できる。Rの選択は概して、特に重要であると考えられず、選択は概して好適な先駆物質の商業的な入手可能性に依存する。好適なポリイソシアヌレートの例としては、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,3−および1,4−フェニレンジイソシアネート、4,4’−メチレンビス(フェニルイソシアネート)、2,4−トルエンジイソシアネート、1,2,4−ベンゼントリイソシアネート、1,4−シクロへキシレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート、またはヘキサメチレンジイソシアネートのビウレットのようなこれらのビウレット、またはヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレートのようなこれらのイソシアヌレートを含むが、ヘキサメチレンジイソシアネート、そのビウレットおよびそのイソシアヌレートが特に好ましい。
【0041】
qが1以上の場合のウレタンオリゴマーの第2の基を形成するための好ましい方法は、最初に、公知の付加重合法によって多官能性イソシアネートを多官能性アルコールと反応させ、式I−(P−I)qで示されるポリイソシアネート/ポリオール付加物を形成することである。式から理解することができるように、アルコール末端化ポリマー物質を実際に排除して、イソシアネート末端化されたウレタンオリゴマーを形成するために反応条件が選択される。(P−I)q基のウレタンオリゴマーへの任意の取り込みはオリゴマーが特定の用途向きにされることを可能にする。引き続き、イソシアネート末端化付加物は公知のウレタン付加重合法によって、上述のヒドロキシ末端化(メタ)アクリレートオリゴマーTと反応され、本発明の(メタ)アクリレート官能性ウレタンオリゴマー成分II)を生成する。
【0042】
多官能性アルコールは上述の式における−〔−O−G−〕−として定義される多官能性アルコール基によって示されるような、様々な物質から選択されることができる。好適な多官能性アルコールの例としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、2−エチル−1,6−ヘキサンジオール、1,10−デカンジオール、1,4−ビス−ヒドロキシメチルシクロヘキサン、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、分子量(Mw)約200〜1500を有するポリエチレングリコール、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、4,4’−ジヒドロキシジフェニルメタン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルプロパンまたは4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンと0〜40モルのアルキレンオキシドの反応生成物、ジヒドロキシシクロアルキル、ビスヒドロキシジシクロアルキル、ポリプロピレングリコール、ポリテトラヒドロフラン、ポリブチレングリコール、チオエチレングリコールおよびジチオトリエチレングリコールのようなモノマー性またはポリマー性ジオール;ポリカプロラクトン、ポリブチロラクトン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリエチレンブチレンセバケート、および約500〜3000の範囲の分子量(Mw)を有する他のポリエステルポリオールのようなポリエステルポリオールを含む。ジオールを別にして、グリセロール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ソルビトール、またはこれらのポリアルコキシレート誘導体;ラクトンポリエステルを含むポリマー性ポリエステルポリオール;末端ヒドロキシル基を有するポリエーテルとポリエステルのブロックコポリマー;およびカプロラクトンポリオールおよびポリシロキサンポリオール等のような2〜6の脂肪族ヒドロキシ基を有するモノマーまたはポリマー化合物である。米国特許第5415972号に開示されたものをはじめとする、酸基を含んでいる他の多官能性アルコールが使用されることもできる。多官能性アルコールに加え、多官能性アミン、チオールまたはホスフェート化合物を置き換えることもできる。例えば、好適な多官能性アミンの例としては、1,6−ヘキサンジアミン、イソホロンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ポリアルコキシジアミンなどが含まれる。多官能性チオールの例としては、1,2−エタンジチオール、1,4−ブタンジチオール、1,6−ヘキサンジチオール、1,9−ノナンジチオールなどが含まれる。多官能性ホスフェートの例としては、任意の種類の可能なジホスフェートが含まれる。
【0043】
上述の(メタ)アクリレート官能性ウレタンオリゴマーの使用を通じて、(メタ)アクリレート官能基をウレタン基に結合させる鎖は少なくとも2つのアルキレンオキシド基および少なくとも1つの開環されたラクトンまたはラクタム基で伸長され、改良されたフレキシビリティーおよび結合系のテンティング強度が達成される。フレキシビリティーは結合可能なエチレン性不飽和(メタ)アクリレート官能基に結合した長鎖の取り込みによって達成される。改良されたフレキシビリティーと共に、ウレタンオリゴマーは引き続き積層されるブランクの回路板の銅張表面へのレジストの密着特性を改良する。よりよい密着は細線(75ミクロンより細い)の、回路板の銅表面へよりよく密着するレジスト側壁(sidewall)の製造を可能にする。
【0044】
最も驚くべきことは、剥離と加工溶液への耐化学薬品性にある。ウレタンオリゴマーはよりよい密着を生じさせるので、レジストを銅表面から剥離することはより困難であると考えられる。特定の理論に拘束されるのは望まないが、(メタ)アクリレート官能基をフレキシブルなアルキレンオキシド基および耐久性と高いモジュラスを有するラクトンまたはラクタム基でウレタンブロックから離すことによって、開環されたラクトンまたはラクタム部分に存在するエステル結合が剥離操作の間のヒドロキシド攻撃のための部分を提供し、よって著しく剥離時間が短縮されると考えられる。剥離溶液の攻撃のための部位を提供するが、比較的疎水性の鎖の伸長はアルカリ現像溶液、酸メッキバスおよび酸エッチング溶液への良好な耐化学薬品性も提供する。
【0045】
光重合性成分II)の残りは典型的には、もしあるなら、エチレン性不飽和、特にα,β−エチレン性不飽を有するモノマー、ダイマーまたは短鎖オリゴマーであり、単官能性化合物および2以上のα,β−エチレン性不飽和官能基を有する化合物を含む。典型的には、単官能性および多官能性モノマーの混合物が使用されるであろう。好適な光重合性化合物は、バインダーポリマーを形成するのに適するような上述のモノマー、特に、非酸官能性化合物を含むがこれに限定されない。他の特に役立つ光重合性化合物はスチレン無水マレイン酸コポリマー、または同様の無水物含有コポリマー、ヒドロキシエチルアクリレートのようなヒドロキシ官能性(メタ)アクリルエステルで部分的にエステル化されたもの、ポリエトキシモノ(メタ)アクリレート、およびここで記載されるTによって特徴付けられるようなポリアルコキシポリラクトンモノ(メタ)アクリレートである。後のタイプのポリマーは、さらに本出願と同日のLundy、BarrおよびReardonによるタイトル「Photoimageable Compositions Having Improved Chemical Resistance and Stripping Ability」の米国特許出願に記載され、示され、その記載は本明細書において参照される。
【0046】
光重合性成分II)の全量は典型的には、I)プラスII)プラスIII)の全重量に基づいて光画像形成性組成物の約20〜約70重量%である。
【0047】
化学線への露光下でモノマーの重合を開始するために、光画像形成性組成物は光開始剤化学システムを含む。概して、光開始剤化学システムはI)プラスII)プラスIII)の全重量に基づいて約0.1〜約20重量%含まれる。好適な光開始剤化学薬品は9−フェニルアクリジン、n−フェニルグリシン、芳香族ケトン(例えば、ベンゾフェノン、N,N’−テトラメチル−4,4’−ジアミノベンゾフェノン〔Michler’sケトン〕、N,N’−テトラエチル−4,4’−ジアミノベンゾフェノン、4−メトキシ−4’−ジメチルアミノベンゾフェノン、3,3’−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、p,p’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、p,p’−ビス(ジエチルアミノ)−ベンゾフェノン、アントラキノン、2−エチルアントラキノン、ナフタキノン、フェナントラキノン)、ベンゾイン類(例えば、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン−n−ブチルエーテル、ベンゾイン−フェニルエーテル、メチルベンゾイン、エチルベンゾイン等)、ベンジル誘導体(例えば、ジベンジル、ベンジルジフェニルジスルフィド、ベンジルジメチルケタール(SIC)、等)、アクリジン誘導体(9−フェニルアクリジン、1,7−ビス(9−アクリジニル)ヘプタン、等)、チオキサントン(2−クロロチオキサントン、2−メチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、等)、アセトフェノン(例えば、1,1−ジクロロアセトフェノン、p−t−ブチルジクロロアセトフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2,2−ジクロロ−4−フェノキシアセトフェノン、等)、2,4,5−トリアリールイミダゾールダイマー(例えば、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾールダイマー、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジ(m−メトキシフェニル)イミダゾールダイマー、2−(o−フルオロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾールダイマー、2−(o−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾールダイマー、2−(p−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾールダイマー、2,4−ジ(p−メトキシフェニル)−5−フェニルイミダゾールダイマー、2−(2,4−ジメトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾールダイマー、2−(p−メチルメルカプトフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾールダイマーなど)等)を含むがこれらに限定されない。フリーラジカル発生剤でないが、トリフェニルホスフィンが光開始剤化学システムに触媒として含まれることができる。
【0048】
光画像形成性組成物は有利に1以上の可塑剤の、I)プラスII)プラスIII)の全重量に基づいて約0.5〜約10重量%を含むことができる。好適な可塑剤の例としては、フタレートエステル(例えば、ジブチルフタレート、ジヘプチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジアリルフタレート)、グリコール(例えば、ポリエチレン−グリコール、ポリプロピレングリコール)、グリコールエステル(例えば、トリエチレン−グリコールジアセテート、テトラエチレングリコールジアセテート、ジプロピレングリコール−ジベンゾエート)、ホスフェートエステル(トリクレシルホスフェート、トリフェニルホスフェート)、アミド(p−トルエンスルホンアミド、ベンゼンスルホンアミド、N−n−ブチルアセトンアミド)、脂肪族2塩基酸エステル(ジイソブチルアジペート、ジオクチルアジペート、ジメチルセバケート、ジオクチルアゼレート、ジブチルマレエート、トリエチルサイトレート、トリブチルサイトレート、トリエチルアセチルサイトレート、トリ−n−プロピルアセチルサイトレート、トリ−n−ブチルアセチルサイトレート、ブチル−ラウレート、ジオクチル−4,5−ジエポキシシクロヘキサン−1、2−ジカルボキシレート、グリセリントリアセチルエステル、ジプロピレングリコールジベンゾエート、ポリエチレングリコール200ジベンゾエート、スクロースベンゾエート、トリオクチルトリメリテート等を含むがこれらに限定されない。
【0049】
本発明の組成物は典型的には、光に露光された光画像形成性組成物にコントラストを提供するためのカラーフォーマー(color former)を含む。カラーフォーマーは典型的にはI)プラスII)プラスIII)の全重量に対して約0.1〜約1.0重量%で使用される。カラーフォーマーの例としては、ジフェニルアミン、ジベンジルアニリン、トリフェニルアミン、ジエチルアニリン、ジフェニル−p−フェニレンジアミン、p−トルイジン、4,4’−ビフェニルジアミン、o−クロロアニリン等、ロイコクリスタルバイオレット、ロイコマラカイトグリーン等を含むがこれらに限定されない。
【0050】
さらに、光画像形成性組成物は、最終的に硬化されたソルダマスクの硬度に影響を与えるために使用されるような追加のポリマー、染料、カラーフォーマー、安定剤、柔軟剤、充填材などを含む公知の広範囲の追加の成分を含むことができる。
【0051】
光画像形成性組成物の加工は公知の方法で行われる。典型的な方法においては、光画像形成性組成物層は液体組成物から形成されるか、または乾燥フィルムから層として移送され、銅張板の銅表面に適用される。乾燥フィルムが使用される場合には、乾燥フィルムは典型的にはフレキシブルフィルム、例えば、ポリエチレンテレフタレート上に乾燥された液体光画像形成性組成物を含む。保護シート、例えば、ポリエチレンは、支持シートの反対側で、通常乾燥された光画像形成性層の表面上に提供された後、フィルムはリールに巻かれる。保護シートは銅張板に適用する、例えば、積層の前に除かれる。ボードに適用(光画像形成性組成物がボードに塗られた)後、次いで、光画像形成性組成物層は適当なアートワーク(artwork)を通して化学線に曝される。化学線への露光は光露光領域のモノマーを重合させ、現像に耐える結合構造を生じさせる。次いで、支持フィルムは光画像形成性組成物の上面から除かれ、次いで、露光された光画像形成性層は1%炭酸ナトリウム溶液のような希アルカリ水性溶液中で現像される。アルカリ溶液は、バインダーポリマーのカルボン酸基と塩を形成し、それらを溶解可能とし、除去可能にする。現像後、エッチング剤が使用され、レジストが除去されたこれらの領域から銅を除去し、プリント回路を形成することができる。現像後、電気メッキ法を用いて、露光された銅領域の厚さを確立するために別の方法が行われるであろう。エッチングまたはメッキの後、残ったレジストは、3%水酸化ナトリウム溶液の様な適当な剥離剤を用いて除去される。
【0052】
本発明はエッチングおよび電気メッキ法の両方において使用されるフォトレジストに適用できる。特別な利点は、剥離溶液中での迅速な除去と共に、加工溶液への増強された耐性にあり、これは高い耐化学薬品性のフォトレジストで通常遭遇しない、実際にユニークな特性の組み合わせである。
本発明は実施例によってより詳細に記載される。
【0053】
実施例1
ポリ(アルコキシル化)/ポリ(ラクトン)ブロックコポリマーモノ(メタ)アクリレートでエンドキャップされた多官能性イソシアネートを含むウレタンオリゴマーの製造
本実施例の、一般構造T−I−(−P−I−)q−T、式中q=0のウレタンオリゴマーは次の方法によって製造される。スターラ、熱電対、および恒温バスを備え付けられた反応容器にポリ(アルコキシル化)/ポリ(ラクトン)モノ(メタ)アクリレートアルコール(ポリラクトンのポリアルコキシル化モノ(メタ)アクリレートアルコールへの付加に由来する)、抗酸化剤および触媒が充填された。次に、ポリイソシアネートが、約0.9/1.0のNCO/OH比で乾燥空気雰囲気下で、撹拌されたアルコール混合物にゆっくりと添加された。温度は添加プロセスを通じて制御され、通常30℃〜35℃に保たれた。すべてのイソシアネートが添加された後、混合物は35℃±5℃で1−4時間保持され、次いで、周囲条件に冷却され、パッケージされた。
【0054】
これらの合成に使用された抗酸化剤はフェノールタイプのものであり、ヒドロキノンモノメチルエーテル、および/またはオクタデシル3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシベンゼン−プロパノエートであるが、選択はこれら2つの物質に限定されるものではない。
これらの合成に使用された触媒は、ウレタン反応に通常使用される通常の有機金族の如何なるものであることができるが、示された実施例の全てはジブチル錫ジラウレートであった。
この方法で製造されるウレタンオリゴマーの例として以下のものを含む。
【0055】
化合物1
【化29】
(ここで、Tにおいて、Aに関してはx=5〜6、Bに関してはy=0、Eに関してはz=3、4又は6である)
【0056】
化合物2
【化30】
【0057】
(ここで、Tは
【化31】
であり、Aに関してはx=5〜6、Bに関してはy=0、Eに関してはz=3、4又は6である)
【0058】
実施例2
ポリ(アルコキシル化)/ポリ(ラクトン)ブロックコポリマーモノ(メタ)アクリレートでエンドキャップされた多官能性イソシアネートプレポリマーを含むウレタンオリゴマーの製造
本実施例の、一般構造T−I−(−P−I−)q−T、式中q≧1のウレタンオリゴマーは次の方法によって製造される。まず、スターラ、熱電対、および恒温バスを備え付けられた反応容器にポリイソシアネートおよび触媒が充填された。次に、多官能性アルコール(以降、ポリオールと示される)がゆっくりと、乾燥窒素下、撹拌されたイソシアネート混合物(40℃に予備加熱された)に、約2.04/1.0のNCO/OH比で添加し、イソシアネート末端化されたポリオール付加物を生産した。混合物の温度は発熱によりおよそ60℃に上昇することが許され、次いで、全てのポリオールが添加され、発熱がピークとなるまで、60℃を超えないよう、発熱による温度上昇が制御された。次いで、ポリオールとポリイソシアネートの選択に応じて、60℃〜80℃の任意の温度に1〜2時間の間維持され、次いで、40℃以下に冷却される。
【0059】
スターラ、熱電対、および恒温バスを備え付けられた第2の反応容器にポリ(アルコキシル化)/ポリ(ラクトン)モノ(メタ)アクリレートアルコール(メタ)アクリレートモノアルコール、および抗酸化剤が充填された。乾燥空気ブランケット下で、第1の反応容器からのポリイソシアネート反応生成物が、撹拌された(メタ)アクリレートアルコール混合物に、1.0/1.0のNCO/OH比で、30℃〜35℃の温度に保ちつつ、ゆっくりと添加された。全てのポリイソシアネート反応生成物が添加された後、温度は35℃±5℃で、1〜4時間保たれ、次いで周囲温度に冷却され、パッケージされた。
この方法によって調製されたウレタンオリゴマーの例としては、次のものが挙げられる。
【0060】
全ての場合において、Tは
【化32】
であり、Bに関してはy=0であり、
Iは−CO−NH−(CH2)6−NH−CO−である。
【0061】
化合物3
Pは構造:−[O−G−]−(ここで、Gは−(A)5−(W)−(A)5−であり、WはビスフェノールAである)、又は言い換えれば、
Pは−(−O−CH2−CH2−)5−(ビスフェノールA)−(−CH2−CH2−O−)5−であり、q=1である。
【0062】
化合物4
Pは構造:−[O−G−]−(ここで、Gは−(A)3−(W)−(A)3−であり、WはビスフェノールAである)、又は言い換えれば、
Pは−(−O−CH2−CH2−)3−(ビスフェノールA)−(−CH2−CH2−O−)3−であり、q=1である。
【0063】
化合物5
Pは構造:−[O−G−]−(ここで、Gは−(A)7−である)、又は言い換えれば、
Pは−(−O−CH(CH3)−CH2−[−O−CH2−CH(CH3)−]6−O−であり、q=1である。
【0064】
化合物6
Pは構造:−[O−G−]−(ここで、Gは−(A)13−である)、又は言い換えれば、
Pは−O−CH(CH3)−CH2−[−O−CH2−CH(CH3)−]12−O−であり、q=1である。
【0065】
化合物7
Pは構造:−[O−G−]−(ここで、Gは−(A)17−である)、又は言い換えれば、
Pは−O−CH(CH3)−CH2−[−O−CH2−CH(CH3)−]16−O−であり、q=1である。
【0066】
化合物8
構造:T−I−(−P−I−)3−T又はT−I−P−I−P’−I−P−I−Tであり、
Pは構造:−[O−G−]−(ここで、Gは−(A)5−(W)−(A)5−であり、WはビスフェノールAである)、又は言い換えれば、
Pは−(−O−CH2−CH2−)5−(ビスフェノールA)−(−CH2−CH2−O−)5−であり、q=1であり、
P’は構造:−[O−G−]−(ここで、G=W=
【化33】
であり、V=COOHである)、又は言い換えれば、
【化34】
である。
【0067】
化合物9
化合物8と同様であるが、
Pは構造:−[O−G−]−(ここで、Gは−(A)7−である)、又は言い換えれば、
Pは−O−CH(CH3)−CH2−[−O−CH2−CH(CH3)−]6−O−であり、q=1である。
【0068】
化合物10
化合物3と同様であるが、
Pは構造:−[O−G−]−(ここで、G=Jであり、Jに関してはR=C18H34であり、t1は約3である)、又は言い換えれば、
Pはヒマシ油である。
【0069】
化合物11
化合物10と同様であるが、
Pは構造:−[O−G−]−(ここで、G=J−A5であり、Jに関してはR=C18H34であり、t1は約3である)、又は言い換えれば、
Pはエトキシル化ヒマシ油(15モルEO)である。
【0070】
実施例3
ネガ型フォトレジストの比較
次の材料が表に示される比率で共にブレンドされ、比較例のフォトレジスト組成物(配合1)と共に、本発明のネガ型フォトレジスト組成物(配合2)を提供した。
【0071】
【表1】
【0072】
【化35】
Tについては、R1は−CH3、並びに
Aについては、n=2、x=6、
Bについては、y=0、および
Eについては、z=0、q=0である。
【0073】
4.本発明のウレタンオリゴマーの構造:
【化36】
Tについては、R1は−CH3、並びに
Aについては、n=2、x=6、
Bについては、y=0、および
Eについては、n=5(直鎖)、z=4、q=0である。
【0074】
各混合物は2−ブタノン中の約55%固形分で製造され、0.8milポリエステルキャリアフィルムの上にコートされ、残存するVOCがおよそ1%になるまで乾燥された。約1.5milの厚さの薄フィルムが得られた。次いで、フィルムは121℃、40psi、1メートル/分で化学的に洗浄された1オンス銅/0.059FR−4/1オンスクラッド銅ラミネート上に積層され、5kWのプリンター上で調節された露出のハロゲン化銀フォトツールを通じて画像形成され、Stouffer(登録商標)21ステップウエッジで測定して、7および9の銅ステップを得た。次いで、画像形成されたパネルは49℃で1%炭酸ナトリウム1水化塩溶液中で現像され、露光されない部分のフォトレジストを除き、続いて、水道水および脱イオン水を用いて数回噴霧すすぎをした。次いで、いくつかのデータを集めるためにエッチングプロセスを用いて、現像されたパネルが45℃の2N塩化銅(II)/HCl中でエッチングされた。次いで、49℃で、3%の水酸化ナトリウム溶液中で画像形成され、現像されたフォトレジストがパネルから剥離され、引き続きたボードは水道水ですすがれた。残りのデータのために、電気メッキプロセスを用いて、その上に画像形成された好適なメッキパターンを有する、現像され、すすがれた他のパネルのセットが液体補助プレメッキクリーナー(preplate cleaner)(Morton Electronic Materialsによって販売されるLAC81)中に、約3分間浸され、次いで、水道水で1分間すすがれ、引き続き、30秒間、10%の強さのアンモニウムペルオキシスルフェート溶液中でエッチングされた。次いで、パネルは水道水で再び洗浄され、1分間10%の強さのフルオロホウ酸中に浸され、次いで30分間フルオロホウ酸錫/鉛メッキ液(電流密度15amps/ft2、室温で、金属の堆積はおよそ30μm)中で電気メッキし、引き続き水道水で5分間リンスした。
特性試験の結果は以下の表に示される。
【0075】
【表2】
【0076】
表の脚注
1.ブレークポイント時間はレジストが29.4℃で、1%Na2CO3・H2O中に完全に溶解した点として記録された。
2.剥離時間はレジストが54℃で、3%NaOH中で完全に剥離した点として記録された。
3.ボードからはがれ剥離したレジスト片の粒子サイズが視覚的に評価された。
4.解像度は、充分に現像された等しいラインおよびスペースの最小値として測定された。
5.破壊強度は、20℃の水道水中で、4分間浸した後、2mmの半径のチップされたプローブでテントされた6mmの孔を通して測定した。
【0077】
上記から、本発明は、上記に示した全ての目的及び目標を、明らかで且つ固有の他の有利性と共にを達成するのによく適合するものであることは明らかである。多くの可能な変更を、その範囲から逸脱することなく本発明において行なうことができ、本発明は純粋に例示のものと考えられる開示された態様及び実施例に限定されるものではない。したがって、本発明の真の精神及び範囲を査定するためには、排他権が請求されている添付の特許請求の範囲を参照すべきである。
Claims (15)
- アルキレンオキシド基と開環されたラクトン残基が互いにブロック共重合され、開環されたラクトン残基が(メタ)アクリレート官能基と反対側の末端に配置されている請求項1記載の光画像形成性組成物。
- (メタ)アクリレート官能性ウレタンオリゴマーが、開環されたポリアルコキシポリラクトンブロックコポリマーモノ(メタ)アクリロイルエステルでエンドキャップされた多官能性イソシアネートを含み、ここで、前記多官能性イソシアネートがヘキサメチレンジイソシアネート、それらのビウレットもしくはイソシアヌレートである、請求項1記載の光画像形成性組成物。
- (メタ)アクリレート官能性ウレタンオリゴマーがI)プラスII)プラスIII)の全重量に基づいて、5重量%〜45重量%で含まれる請求項1記載の光画像形成性組成物。
- I)光画像形成性組成物をアルカリ水性溶液中で現像可能にするに充分な酸官能性を有するバインダーポリマー;
II)フリーラジカル開始連鎖成長付加重合によって重合体を形成することができる、一つまたは複数の付加重合性、非ガス状α,β−エチレン性不飽和化合物;および
III)化学線によって活性化されることができ、付加重合性物質の連鎖成長付加重合を開始させることができる、放射感受性フリーラジカル生成光開始剤化学システム
を含むネガ型光画像形成性組成物であって、該成分II)の全部または一部が式:
T−I−(−P−I−)q−T
(式中、
Iは、それぞれ独立して、次式:
−[−(CH2)n−O−]−
(ここでnは1〜20の整数である)のアルキレンオキシド基又はその芳香族置換誘導体であり、xは1〜40の整数であり、Bは、式:
−[−(CH2)n1−O−]−
(ここでn1は1〜20の整数である)のアルキレンオキシド基又はその芳香族置換誘導体であり、yは0〜40の整数であり、Bのアルキレンオキシド基はAのものとは異なり、−(A)x−(B)y−は少なくとも2つのアルキレンオキシド基から形成され、Eは、次式:
の(メタ)アクリレート官能性有機基から選択され;
Pは多官能性アルコール残基であり;
qは0又は1〜10の整数である)
を有する(メタ)アクリレート官能性ウレタンオリゴマーを含む、ネガ型光画像形成性組成物。 - q=0である請求項5記載の光画像形成性組成物。
- q=1〜10である請求項5記載の光画像形成性組成物。
- I)I)プラスII)プラスIII)の全重量に基づいて30〜80重量%のバインダーポリマー;
II)I)プラスII)プラスIII)の全重量に基づいて20〜70重量%の、一つまたは複数の付加重合性、非ガス状α,β−エチレン性不飽和化合物;および、
III)I)プラスII)プラスIII)の全重量に基づいて0.1〜20重量%の光開始剤化学システム
を含む請求項5記載の光画像形成性組成物。 - (メタ)アクリレート官能性ウレタンオリゴマーがII)の1〜100重量%である請求項10記載の光画像形成性組成物。
- ポリマー性支持シートおよびその上の請求項5記載の光画像形成性組成物の層を含むプリント回路板の製造に有用な乾燥フィルムフォトレジスト。
- 式:
T−I−(−P−I−)q−T
(式中、Iは、次式:
Tは、I中に存在する2以上のイソシアネート官能基の残基のそれぞれに結合し(ここで式中の「T−」はTがIに結合していることを表し、2以上のTがIに結合している場合も含む)、Pには結合せず、それぞれ独立して、次式:
−[−(CH2)n−O−]−
(ここでnは1〜20の整数である)のアルキレンオキシド基又はその芳香族置換誘導体であり、xは1〜40の整数であり、Bは、式:
−[−(CH2)n1−O−]−
(ここでn1は1〜20の整数である)のアルキレンオキシド基又はその芳香族置換誘導体であり、yは0〜40の整数であり、Bのアルキレンオキシド基はAのものとは異なり、−(A)x−(B)y−は少なくとも2つのアルキレンオキシド基から形成され、Eは、次式:
Pは多官能性アルコール残基であり;
qは1〜10の整数である)
を有するネガ型光画像形成性組成物のための光重合性(メタ)アクリレート官能性ウレタンオリゴマー。 - I)光画像形成性組成物をアルカリ水性溶液中で現像可能にするに充分な酸官能性を有するバインダーポリマー;
II)フリーラジカル開始連鎖成長付加重合によって重合体を形成することができる、一つまたは複数の付加重合性、非ガス状α,β−エチレン性不飽和化合物;および
III)化学線によって活性化されることができ、付加重合性物質の連鎖成長付加重合を開始させることができる、放射感受性フリーラジカル生成光開始剤化学システムを含むネガ型光画像形成性組成物であって、該成分II)の全部または一部が式:
T−I−(−P−I−)q−T
(式中、Iは、それぞれ独立して、次式:
Tは、I中に存在する2以上のイソシアネート官能基の残基のそれぞれに結合し(ここで式中の「T−」はTがIに結合していることを表し、2以上のTがIに結合している場合も含む)、Pには結合せず、それぞれ独立して、次式:
−[−(CH2)n−O−]−
(ここでnは1〜20の整数である)のアルキレンオキシド基又はその芳香族置換誘導体であり、xは1〜40の整数であり、Bは、式:
−[−(CH2)n1−O−]−
(ここでn1は1〜20の整数である)のアルキレンオキシド基又はその芳香族置換誘導体であり、yは0〜40の整数であり、Bのアルキレンオキシド基はAのものとは異なり、−(A)x−(B)y−は少なくとも2つのアルキレンオキシド基から形成され、Eは、次式:
の(メタ)アクリレート官能性有機基から選択され;
さらにPは多官能性アルコール残基、多官能性アミン残基、多官能性チオール残基、または多官能性ホスフェート残基から選択され;
さらにqは0または1〜10の整数である)
を有する(メタ)アクリレート官能性ウレタンオリゴマーを含む、ネガ型光画像形成性組成物。
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