JP4562633B2 - アスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置およびこれを用いたアスファルトプラント、並びにアスファルトプラントにおける骨材乾燥加熱方法 - Google Patents

アスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置およびこれを用いたアスファルトプラント、並びにアスファルトプラントにおける骨材乾燥加熱方法 Download PDF

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Description

本発明は、アスファルト混合物を製造するアスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置およびこれを用いたアスファルトプラント、並びにアスファルトプラントにおける骨材乾燥加熱方法に関する。
従来のアスファルトプラントにおける骨材乾燥加熱装置としてのドライヤは、出口側に向かって傾斜させた円筒状ドラムを回転可能に支持した構造を有し、この円筒状ドラム内周壁に設けられた鋼板製の掻き上げ羽根によってドラム内に投入された再生材を掻き上げながら転動落下させ、この過程においてバーナから供給される熱風と接触させて骨材を所定温度まで昇温させることにより骨材の加熱乾燥を行うものである。
また、このアスファルトプラントに、廃木材、廃タイヤや生ごみなどの各種有機性廃棄物を炭化処理した際に生じる排気ガスの熱エネルギを有効利用する試みがなされている(例えば、特許文献1参照。)。このアスファルトプラントでは、アスファルトプラントの近傍に被炭化物を炭化処理する炭化装置を並設し、この炭化装置の炭化炉に備えた排気煙道をアスファルトプラントのドライヤのバーナ側に連結して炭化炉で生じる排気ガスをドライヤ内に導入するように構成されたものである。
特開2003−171909号公報
従来、アスファルトプラントのドライヤのバーナで燃焼させる燃料としては、主に石油や天然ガス等の化石燃料を使用しているが、バーナから発生する排気ガス中に骨材と接触してはならない物質が含まれてはならないので、この使用する燃料の品質に注意が必要である。
また、特許文献1に記載のアスファルトプラントのように、炭化装置から発生する排気ガスを直接アスファルトプラントのドライヤに送り込む場合であっても、排気ガス中に骨材と接触してはならない物質が含まれている場合、使用することができない。例えば、重金属類を含む有機性廃棄物を炭化した場合は炭化装置から発生する排気ガス中の粉塵に重金属が含まれる可能性があるため、使用することができない。
そこで、本発明においては、あらゆる燃料を使用可能なアスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置およびこれを用いたアスファルトプラント、並びにアスファルトプラントにおける骨材乾燥加熱方法を提供することを目的とする。
本発明のアスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置は、加熱された作動流体により骨材を加熱乾燥する骨材乾燥加熱装置本体と、熱を発生する熱源装置と、熱源装置により発生する熱と作動流体との間で間接的な接触により熱交換を行う熱交換装置とを備えたものである。本発明によれば、熱源装置により発生した熱と、骨材を加熱乾燥する作動流体との間で間接的な接触により熱交換が行われ、この加熱された作動流体により骨材が加熱乾燥されるので、熱源装置での熱の発生に使用される燃料がどのようなものであっても、この燃料に含まれる成分と骨材とが直接接触することがない。
例えば、熱源装置は、燃料の燃焼により発生させた燃焼ガスを熱交換装置へ供給するバーナであり、熱交換装置は、作動流体が燃焼ガスとは別系統で供給され、作動流体と燃焼ガスとの間で熱交換するものとして構成できる。これにより、バーナの燃焼ガスと、骨材を加熱乾燥する作動流体との間で間接的な接触により熱交換が行われ、この加熱された作動流体により骨材が加熱乾燥されるので、バーナによりどのような燃料が燃焼されても、バーナの燃焼ガスに含まれる成分と骨材とが直接接触することがない。
また、熱交換装置は、燃焼ガスと作動流体との間で熱交換することにより熱風を発生する熱交換器とすることができる。この構成によれば、バーナの燃焼ガスと直接接触することなく熱交換器により熱せられた熱風が骨材乾燥加熱装置本体に供給され、この熱風により骨材が加熱乾燥される。
熱交換装置は、燃焼ガスと作動流体との間で熱交換することにより過熱蒸気を発生するボイラとすることができる。ここで言うボイラとは水を加熱して蒸気を作り、その蒸気をさらに加熱して過熱蒸気をつくる装置である。この構成によれば、バーナの燃焼ガスと直接接触することなくボイラにより生成された過熱蒸気が骨材乾燥加熱装置本体に供給され、この過熱蒸気により骨材が加熱乾燥される。また、ボイラにより発生させた過熱蒸気は、熱交換器により発生させた熱風と比較して、高い熱量と伝熱効率を有しているので、熱交換効率が良い。
また、骨材としてリサイクルされたアスファルト合材を用いる場合、骨材の加熱乾燥に過熱蒸気を用いると、過熱蒸気は、熱風と異なり酸素を含んでいないため、リサイクル合材の表面に付着しているアスファルトの酸化が起こらない。
また、燃料としては、廃棄物を炭化して得られた固体燃料、液体燃料または気体燃料を使用することが望ましい。例えば固体燃料では、廃棄物を炭化する課程において、燃料中の水分や炭化水素等の揮発分が除去され、50〜95%程度の炭素を成分とする炭化物となり、単位重量当たりの発熱量が増加する。
なお、本発明のアスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置は、予め廃棄物を炭化して得られた固体燃料、液体燃料または気体燃料をバーナに投入して燃焼させることもできるが、好ましくは廃棄物を炭化する炭化装置を備えた構成とする。これにより、廃棄物を投入することで、自動的にバーナに炭化された燃料が供給される。
また、本発明のアスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置は、作動流体を骨材乾燥加熱装置本体へ循環させる循環路を備えた構成とするのが望ましい。骨材乾燥加熱装置本体により使用した作動流体を再度循環させることにより、骨材乾燥加熱装置本体により骨材の加熱乾燥に利用されなかったエネルギを再利用することができる。
また、熱交換装置から排出される熱を回収し、温水の熱源とする温水器を備えた構成とすることができる。これにより、熱交換装置により熱交換に利用されなかったエネルギを再利用して温水を得ることができる。
また、本発明のアスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置は、骨材乾燥加熱装置本体から排出される作動流体中の臭気成分を熱分解する炉と、この炉を通過させた作動流体を熱交換装置に循環させる循環路を備えた構成とすることが望ましい。骨材乾燥加熱装置本体から排出される作動流体中の臭気成分を熱分解した後、熱交換装置に循環させることにより、骨材の加熱乾燥に利用されなかったエネルギを脱臭後に再利用することができる。
本発明のアスファルトプラントは、上記アスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置を備えたものである。このアスファルトプラントによれば、熱源装置での熱の発生に使用される燃料に含まれる成分と骨材とを直接接触させることなく、アスファルトを製造することができる。
本発明のアスファルトプラントの骨材乾燥加熱方法は、加熱された作動流体により骨材を加熱乾燥するアスファルトプラントにおける骨材乾燥加熱方法であって、熱を発生する工程と、発生した熱と作動流体との間で間接的な接触により熱交換を行う工程とを含む。本発明によれば、発生した熱と、骨材を加熱乾燥する作動流体との間で間接的な接触により熱交換が行われ、この加熱された作動流体により骨材が加熱乾燥されるので、熱の発生に使用される燃料がどのようなものであっても、この燃料に含まれる成分と骨材とが直接接触することがない。
(1)熱源装置により発生する熱と作動流体との間で間接的な接触により熱交換を行う構成により、熱の発生に使用される燃料に含まれる成分と骨材とが直接接触することがないので、どのような燃料であってもアスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置に使用することが可能となる。
(2)熱源装置が、燃料の燃焼により発生させた燃焼ガスを熱交換装置へ供給するバーナであり、熱交換装置が、作動流体が燃焼ガスとは別系統で供給され、作動流体と燃焼ガスとの間で熱交換するものであることにより、バーナの燃焼ガスに含まれる成分と骨材とが直接接触することがないので、どのような燃料であってもバーナで燃焼させてアスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置に使用することが可能となる。
(3)熱交換装置が、燃焼ガスと作動流体との間で熱交換することにより熱風を発生する熱交換器であることにより、バーナの燃焼ガスと直接接触することなく熱交換器により熱せられた熱風により骨材が加熱乾燥される。これにより、バーナの燃焼ガスに含まれる成分と骨材とが直接接触することがないので、どのような燃料であってもバーナで燃焼させてアスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置に使用することが可能となる。
(4)熱交換装置が、燃焼ガスと作動流体との間で熱交換することにより過熱蒸気を発生するボイラであることにより、バーナの燃焼ガスと直接接触することなくボイラにより生成された過熱蒸気により骨材が加熱乾燥されるので、バーナの燃焼ガスに含まれる成分と骨材とが直接接触することがない。これにより、どのような燃料であってもバーナで燃焼させてアスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置に使用することが可能となる。また、ボイラにより発生させた過熱蒸気は熱交換効率が良いので、骨材乾燥加熱装置を小型化することが可能となる。また、骨材としてリサイクルされたアスファルト合材を用いる場合、骨材の加熱乾燥に過熱蒸気を用いると、リサイクル合材の表面に付着しているアスファルトの酸化が起こらないので、良質の再生アスファルト合材を製造することができる。
(5)燃料として、廃棄物を炭化して得られた固体燃料、液体燃料または気体燃料を使用することにより、単位重量当たりの発熱量が増加するので、熱源装置を小型化することができる。
(6)作動流体を骨材乾燥加熱装置へ循環させる循環路を備えた構成により、骨材乾燥加熱装置により骨材の加熱乾燥に利用されなかったエネルギを再利用することができ、熱効率を向上させることが可能となる。
(7)熱交換装置から排出される熱を回収し、温水の熱源とする温水器を備えた構成とすることにより、熱交換装置により熱交換に利用されなかったエネルギを再利用して温水を得ることができる。
(実施の形態1)
本発明の第1実施形態におけるアスファルトプラントは、骨材としてバージン材、すなわち新たなアスファルト材(以下、「V材」と称す。)を使用するものである。図1は本発明の第1実施形態におけるアスファルトプラントの概略構成図である。
図1において、本実施形態におけるアスファルトプラントは、主に、骨材乾燥加熱装置本体としてのドライヤ10と、熱を発生する熱源装置としてのバーナ11と、バーナ11により発生する熱とドライヤ10において骨材を加熱する作動流体との間で熱交換を行う熱交換装置としての熱交換器12と、被炭化物を炭化する炭化装置13とから構成される。
炭化装置13は、被炭化物を無酸素状態で加熱して炭化するものである。ここで、被炭化物としては、廃棄物としての廃木材、廃タイヤや生ごみなどの各種有機性廃棄物などあらゆるものを使用することができる。なお、廃木材等はチップ化してから炭化装置13により炭化することが望ましい。炭化装置13により炭化された被炭化物は微粉砕され、微粉炭化物(固形燃料)として微粉炭化物サイロ14に貯蔵される。
バーナ11は、微粉炭化物サイロ14から微粉炭化物定量供給装置15により供給される微粉炭化物を微粉炭化物燃焼室11a内で燃焼させるものである。バーナ11には、微粉炭化物定量供給装置15により供給される微粉炭化物をバーナ11へ送り込む微粉炭化物パージファン16と、微粉炭化物を燃焼させるための空気をバーナ11へ送り込む燃焼空気ファン17とが接続されている。バーナ11により燃焼させた燃焼ガスは、微粉炭化物燃焼室11aから熱交換器12へと送られる。
熱交換器12は、バーナ11から供給される燃焼ガスと、この燃焼ガスとは別系統で供給される作動流体としての空気との間で熱交換するものである。空気は、熱交換器ファン12aによって熱交換器12へと送り込まれ、燃焼ガスと熱交換することにより熱風となってドライヤ10へと送り込まれる。また、熱交換器12には、燃焼ガスに混じった小さい粉塵を捕集するためのバグフィルタ装置18aが接続されている。
なお、熱交換器12を通過したバーナ11からの燃焼ガスの一部は、循環ファン19によりバーナ11の微粉炭化物燃焼室11aに戻し、循環させる。また、熱交換器12とバグフィルタ装置18aとの間には、熱交換器12から排出される熱を回収し、温水の熱源とする温水器20を備えている。
ドライヤ10は、熱交換器12から送り込まれる熱風により骨材を加熱乾燥するものである。ドライヤ10には、コールドビン21から供給されるV材が、コンベア22a,22bにより投入される。この投入されたV材は、熱交換器12から送り込まれる熱風により加熱乾燥され、ホットエレベータ23、バッチタワー24を介して運搬車Tに積み込まれる。
また、ドライヤ10には、V材の加熱工程においてV材中から生じる粉塵を集塵するためのサイクロン集塵機25が接続されている。また、サイクロン集塵機25の先には、このサイクロン集塵機25では捕集できないようなガスに混じった小さい粉塵を捕集するためのバグフィルタ装置18bが接続されている。なお、バグフィルタ装置18a,18bの先は、それぞれファン26a,26bを介して煙突27に接続されている。
上記構成のアスファルトプラントでは、バーナ11により発生した燃焼ガスと、熱交換器ファン12aにより送り込まれる空気とを独立させ、これらの間で間接的な接触により熱交換を行わせ、この空気が加熱された熱風によりV材を加熱乾燥させるので、バーナ11での燃焼に使用される燃料がどのようなものであっても、この燃料に含まれる成分とV材とが直接接触することがない。したがって、V材と接触させてはいけないような燃料、すなわちどのような燃料であっても、V材の加熱乾燥に使用することが可能である。
(実施の形態2)
本発明の第2実施形態におけるアスファルトプラントは、骨材としてリサイクル材、すなわち再生アスファルト材(以下、「R材」と称す。)を使用するものである。図2は本発明の第2実施形態におけるアスファルトプラントの概略構成図である。なお、図1と同じ構成要素については同じ符番を付し、その説明を省略する。
図2において、本実施形態におけるアスファルトプラントは、第1実施形態と同様、主に、骨材乾燥加熱装置本体としてのR材ドライヤ30と、熱を発生する熱源装置としてのバーナ11と、バーナ11により発生する熱とR材ドライヤ30において骨材を加熱する作動流体との間で熱交換を行う熱交換装置としての熱交換器12と、被炭化物を炭化する炭化装置13とから構成される。
R材はR材ビン31からコンベア32によりR材ドライヤ30へ投入される。投入されたR材は、熱交換器12から送り込まれる作動流体としての熱風(空気)により加熱乾燥され、スキップ33によりサージビン34へと搬送される。
また、R材ドライヤ30には、第1実施形態と同様、サイクロン集塵機25が接続されているが、サイクロン集塵機25の先は煙突27ではなく、熱交換器12および微粉炭化物燃焼室11aに接続されている。熱交換器12から送り込まれた熱風は、サイクロン集塵機25により粉塵が集塵された後、熱交換器ファン12aにより熱交換器12へ、脱臭ファン12bにより微粉炭化物燃焼室11aへ送り込まれる。
このように作動流体としての熱風を熱交換器12へ戻し、再びR材ドライヤ30内を循環させる循環路を形成することで、R材ドライヤ30によりR材の加熱乾燥に利用されなかったエネルギを再利用する。また、作動流体としての熱風の一部は、脱臭ファン12bにより微粉炭化物燃焼室11aへ戻すことにより、R材の加熱乾燥によりR材ドライヤ30から排出される作動流体中の臭気成分を、微粉炭化物燃焼室11aを熱分解炉として分解し、さらに燃焼ガスとともに熱交換器12へと送り込む。これにより、従来、脱臭装置を備えたリサイクルプラントで利用できなかった脱臭装置から排出されるガスの熱を再利用できる。
(実施の形態3)
本発明の第3実施形態におけるアスファルトプラントは、V材もしくはR材の加熱乾燥に過熱蒸気を使用するものである。図3は本発明の第1実施形態における熱交換器に代えてボイラを備えたアスファルトプラントを示す要部の概略構成図、図4は本発明の第2実施形態における熱交換器に代えてボイラを備えたアスファルトプラントを示す要部の概略構成図である。
図3に示す例では、図1の熱交換器12に代えて、熱交換器の集合体であるボイラ40を使用する。ボイラ40には、水タンク41からポンプ装置42により作動流体としての水が供給される。ボイラ40では、バーナ11により発生した燃焼ガスとの熱交換により過熱蒸気を発生させ、この発生させた過熱蒸気をドライヤ10へ送り込む。
この構成によれば、バーナ11の燃焼ガスと直接接触することなくボイラ40により生成された過熱蒸気がドライヤ10に供給され、この過熱蒸気によりV材が加熱乾燥される。また、ボイラ40により発生させた過熱蒸気は、熱交換器12により発生させた熱風と比較して、高い熱量と伝熱効率を有しているので、熱交換効率が良い。
図4に示す例では、図2の熱交換器12に代えて前述のボイラ40を使用する。なお、このボイラ40には、サイクロン集塵機25を通過した空気が供給される。この構成においても、前述と同様にバーナ11の燃焼ガスと直接接触することなくボイラ40により生成された過熱蒸気がR材ドライヤ30に供給され、この過熱蒸気によりV材が加熱乾燥される。
また、R材を用いるアスファルトプラントの場合、R材の加熱乾燥に過熱蒸気を用いると、過熱蒸気は、熱風と異なり酸素を含んでいないため、R材の表面に付着しているアスファルトの酸化が起こらない。
本発明のアスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置およびこれを用いたアスファルトプラント、並びにアスファルトプラントにおける骨材乾燥加熱方法は、骨材を加熱乾燥してアスファルト混合物を製造するための装置等として有用である。特に本発明のアスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置およびこれを用いたアスファルトプラント、並びにアスファルトプラントにおける骨材乾燥加熱方法は、あらゆる燃料を使用可能なものとして好適である。
本発明の第1実施形態におけるアスファルトプラントの概略構成図である。 本発明の第2実施形態におけるアスファルトプラントの概略構成図である。 本発明の第1実施形態における熱交換器に代えてボイラを備えたアスファルトプラントを示す要部の概略構成図である。 本発明の第2実施形態における熱交換器に代えてボイラを備えたアスファルトプラントを示す要部の概略構成図である。
符号の説明
10 ドライヤ
11 バーナ
11a 微粉炭化物燃焼室
12 熱交換器
12a 熱交換器ファン
12b 脱臭ファン
13 炭化装置
14 微粉炭化物サイロ
15 微粉炭化物定量供給装置
16 微粉炭化物パージファン
17 燃焼空気ファン
18a,18b バグフィルタ装置
19 循環ファン
20 温水器
21 コールドビン
22a,22b コンベア
23 ホットエレベータ
24 バッチタワー
25 サイクロン集塵機
26a,26b ファン
27 煙突
30 R材ドライヤ
31 R材ビン
32 コンベア
33 スキップ
34 サージビン
40 ボイラ
41 水タンク
42 ポンプ

Claims (12)

  1. 加熱された作動流体により骨材を加熱乾燥する骨材乾燥加熱装置本体と、
    熱を発生する熱源装置と、
    同熱源装置により発生する熱と前記作動流体との間で直接接触することなく熱交換を行う熱交換装置と
    を備え
    前記熱源装置により発生する熱とは直接接触しない作動流体により前記骨材を乾燥加熱することを特徴とするアスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置。
  2. 前記熱源装置は、燃料の燃焼により発生させた燃焼ガスを前記熱交換装置へ供給するバーナであり、
    前記熱交換装置は、前記作動流体が前記燃焼ガスとは別系統で供給され、前記作動流体と前記燃焼ガスとの間で熱交換するものである
    請求項1記載のアスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置。
  3. 前記熱交換装置は、前記燃焼ガスと前記作動流体との間で熱交換することにより熱風を発生する熱交換器である請求項2記載のアスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置。
  4. 前記熱交換装置は、前記燃焼ガスと前記作動流体との間で熱交換することにより過熱蒸気を発生するボイラである請求項2記載のアスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置。
  5. 前記燃料として、産業廃棄物を炭化して得られた固体燃料、液体燃料または気体燃料を使用する請求項2から4のいずれかに記載のアスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置。
  6. 前記産業廃棄物を炭化する炭化装置を備えた請求項5記載のアスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置。
  7. 前記産業廃棄物としてチップ化した木材を使用する請求項6記載のアスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置。
  8. 前記作動流体を前記骨材乾燥加熱装置本体へ循環させる循環路を備えた1から7のいずれかに記載のアスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置。
  9. 前記熱交換装置から排出される熱を回収し、温水の熱源とする温水器を備えた請求項1から8のいずれかに記載のアスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置。
  10. 前記骨材乾燥加熱装置本体から排出される前記作動流体中の臭気成分を熱分解する炉と、
    同炉を通過させた前記作動流体を前記熱交換装置に循環させる循環路を備えた請求項1から9のいずれかに記載のアスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載のアスファルトプラントの骨材乾燥加熱装置を備えたアスファルトプラント。
  12. 加熱された作動流体により骨材を加熱乾燥するアスファルトプラントにおける骨材乾燥加熱方法であって、
    熱を発生する工程と、
    前記発生した熱と前記作動流体との間で直接接触することなく熱交換を行う工程と、
    前記発生した熱とは直接接触しない作動流体により前記骨材を乾燥加熱する工程と
    を含むアスファルトプラントにおける骨材乾燥加熱方法。
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