JP4561333B2 - 運転者の制御依存度検出装置、及びそれを備えた車両の減速制御装置 - Google Patents
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Description
運転者が減速制御に対して過度に依存していることが検出できることが望まれている。
本実施形態は、前方走行中の車両(前車)との位置関係を適正にするために、運転者の減速意思(アクセルOFF操作など)に応答して、減速制御を行なう車両の減速制御装置であって、運転者が減速制御に過度に頼っている又は頼りつつある状態であると判定される場合には、その状態が是正されるように、その状態であることが運転者に報知される。
以下、運転者が減速制御に過度に頼っている又は頼りつつある状態を、単に、運転者が減速制御に過度に頼っている状態と表記することがある。
まず、図1のステップS1に示すように、制御回路130では、運転者識別部118から入力した信号に基づいて、車両の運転者が誰であるかが特定される。その運転者を特定するためのデータは、衝突時間記憶部137に記憶される。
ステップS2では、制御回路130により、車両が追従制御の許可領域内か否かが判定される。本実施形態では、図3に示すように、衝突時間(=車間距離/相対車速)が所定値以内であるか否かにより判定される。車間距離計測部100と共に相対車速計測部115を構成するミリ波レーダーにより、車間距離及び相対車速が直接計測される。
ステップS3では、制御回路130により、スロットル開度センサ114からの信号に基づいて、アクセルがOFFの状態(アクセル開度が全閉の状態)か否かが判定される。運転者の減速意思がアイドル接点ON(=アクセルOFF)として判断される。ステップS3の結果、アクセルがOFFの状態であると判定されれば、ステップS4に進む。ステップS4から車両の追従制御が開始される。一方、アクセルがOFFの状態であると判定されなければ、本実施形態による減速制御が終了した後(ステップS13)、本制御フローはリターンされる。なお、上記ステップS3では、アイドル接点ON(アクセル開度が全閉の状態)の状態であるか否かが判定されたが、これに代えて、アクセル戻し操作(アクセル開度が全閉になる前の状態を含む)の有無が判定されることができる。
ステップS4では、制御回路130により、目標減速度が求められる。目標減速度は、自車に対してその目標減速度に基づく減速制御が行われたときに、前車との関係が目標の車間距離や相対車速になるような値(減速加速度)として求められる。目標減速度を示す信号は、ブレーキ制動力信号SG1として、制御回路130からブレーキ制動力信号線L10を介してブレーキ制御回路230に出力される。
ステップS5では、制御回路130により、衝突時間が記録される。即ち、アクセルOFF操作(ステップS3−Y)が行われた時点での衝突時間が運転者毎に衝突時間記憶部137に記録される。上記のように、衝突時間は、(車間距離/相対車速)であることから、前車との衝突の可能性を示すパラメータであるといえる。ステップS5の次にステップS6が行われる。
ステップS6では、制御回路130により、カウンタNの操作が行われる。本実施形態の追従制御が行われる毎に1ずつカウンタ数を増加させる。ステップS6の次にステップS7が行われる。
ステップS7では、制御回路130により、カウンタNが予め設定された所定値よりも大きいか否かが判断される。所定値は、例えば50に設定される。追従制御の作動回数が所定値を超えていれば(ステップS7−Y)、ステップS8に進む。一方、ステップS7において、カウンタNが所定値を超えていないと判定された場合(ステップS7−N)には、ステップS12に進み、自車の減速度が上記ステップS4で求められた目標減速度となるような制動力(減速度)が付与される。
ステップS8において、制御回路130では、衝突時間が減少傾向であるか否かが判定される。上記ステップS5で衝突時間記憶部137に記録された衝突時間に関して、上記所定値(上記例では50)の回数分の移動平均を算出し、その衝突時間の移動平均が減少傾向であるか否かが判定される。衝突時間(の移動平均)が減少傾向であることは、前車との衝突の可能性が相対的に大きい状態になるまで、アクセルがOFFにされない(運転者が減速の意思を持たない)ことを意味しており、即ち、運転者が運転操作を減速制御に頼っていることを表している。
ステップS9では、制御回路130により、上記ステップS8で求めた衝突時間の移動平均が予め設定された設定値よりも小さいか否かが判定される。この設定値は、上記ステップS2において追従制御の許可領域内にいるか否かの判断に使用された基準値よりも小さい値に設定される。衝突時間の移動平均が設定値よりも小さいと判定された場合(ステップS9−Y)には、運転者は、減速制御に過度に依存している状態であると判断されて、ステップS10に進む。一方、衝突時間の移動平均が設定値よりも小さいと判定されない場合(ステップS9−N)には、ステップS12に進み、自車の減速度が上記ステップS4で求められた目標減速度となるような制動力(減速度)が付与される。
ステップS10において、制御回路130は、目標減速度を、上記ステップS4で求められた目標減速度よりも小さな値に変更する。このように目標減速度が上記ステップS4で求められた値よりも小さな値に変更された上で(ステップS10)、後述するように、自車の減速度が、その変更後の目標減速度となるように減速制御が行われる(ステップS12)。この場合、運転者は、それまでに比べて減速制御の制御量が減少したことを感じ、自分が運転操作を減速制御に過度に頼っていることを認識する。
ステップS11において、制御回路130は、上記カウンタNをクリアする。ステップS11の次に、ステップS12が行われる。
ステップS12では、ブレーキ制御回路230により、ブレーキ制御が開始される。即ち、車両の減速度が目標減速度となるように、ブレーキ力を付与する。この場合、目標減速度まで、ブレーキ力を予め決められていた所定の勾配で増加させることができる(スウィープ制御)。車両の減速度は、加速度センサ90により計測される。
上記第1実施形態では、運転者が、減速制御に過度に依存している状態であると判断された場合(ステップS9−Y)に、減速制御の制御量が減少するような制御が行われた(ステップS10、ステップS12)。これに代えて、本変形例では、運転者が、減速制御に過度に依存している状態であると判断された場合(ステップS9−Y)に、運転者に対して、警報を出して、運転者が減速制御に過度に依存している状態であることを報知する。
上記図1の制御フローでは、一旦、衝突時間が減少傾向であり(ステップS8−Y)、かつ、衝突時間が設定値未満である(ステップS9−Y)ときに、目標減速度が上記ステップS4で求められた値よりも小さな値に変更された上で(ステップS10)、車両の減速度が、その変更後の目標減速度となるように減速制御の制御量が制御される(ステップS12)。
上記第1実施形態において、運転者が減速制御に過度に頼っている状態であるか否かの判定に際しては、衝突時間のパラメータが用いられた(上記ステップS8及びステップS9)。その判定に際して用いられるパラメータは、衝突時間に限定されることはない。アクセルをOFFにする(減速制御を開始させる)タイミングを表すパラメータであれば、他のパラメータであっても、減速制御への依存度合いが判定可能である。即ち、アクセルをOFFにするタイミングが遅れる傾向にあれば、前車との衝突の可能性は高まっている状況にもかかわらず、運転者が減速の意思を持っていないことを意味しているので、減速制御に過度に依存している状態であると判断可能である。
上記第1実施形態では、運転者が誰であるかが識別され(ステップS1)、その識別結果に基づいて、運転者毎のアクセルOFF操作時の衝突時間が記録されて、その記録結果に基づいて、その運転者が減速制御に過度に依存しているか否かが判定された。
40 エンジン
90 加速度センサ
95 ナビゲーションシステム装置
100 車間距離計測部
114 スロットル開度センサ
115 相対車速計測部
116 エンジン回転数センサ
117 パターンセレクトスイッチ
118 運転者識別部
122 車速センサ
123 シフトポジションセンサ
130 制御回路
131 CPU
133 ROM
137 衝突時間記憶部
139 警報音生成部
140 スピーカ
200 ブレーキ装置
230 ブレーキ制御回路
L10 ブレーキ制動力信号線
SG1 ブレーキ制動力信号
SG2 ブレーキ制御信号
Claims (5)
- 車両と前記車両の前方の前車との位置関係を適正にするために前記車両の運転者の減速意思が検出されたときに前記前車と前記車両との位置関係に応じて行われる前記車両の減速制御に対して、前記運転者が過度に依存していることを検出する運転者の制御依存度検出装置であって、
前記運転者の減速意思が検出された時点における前記前車と前記車両との位置関係に基づく衝突の可能性を推定する推定部と、
前記推定された前記運転者の減速意思が検出された時点における前記前車と前記車両との位置関係に基づく衝突の可能性を示すデータを記憶する記憶部と、
前記記憶されたデータを参照して、前記推定された前記運転者の減速意思が検出された時点における前記前車と前記車両との位置関係に基づく衝突の可能性が増大傾向にあるときに、前記減速制御に対して前記運転者が過度に依存していることを検出する検出部と
を備えたことを特徴とする運転者の制御依存度検出装置。 - 請求項1記載の運転者の制御依存度検出装置において、
前記検出部は、前記推定された衝突の可能性が増大し、かつ、前記推定された衝突の可能性が設定値を超えたときに、前記減速制御に対して前記運転者が過度に依存していることを検出する
ことを特徴とする運転者の制御依存度検出装置。 - 請求項1または2に記載の運転者の制御依存度検出装置において、
更に、
前記車両の運転者を識別する運転者識別部を備え、
前記記憶部は、前記運転者毎に前記推定された衝突の可能性を示すデータを記憶し、
前記検出部は、前記運転者毎に記憶されたデータを参照して、前記推定された衝突の可能性が増大したときに、前記減速制御に対して前記運転者が過度に依存していることを検出する
ことを特徴とする運転者の制御依存度検出装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の運転者の制御依存度検出装置において、
前記減速制御に対して前記運転者が過度に依存していることが検出されたときには、警報を含む報知手段を使って、前記減速制御に対して前記運転者が過度に依存していることが報知される
ことを特徴とする運転者の制御依存度検出装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の運転者の制御依存度検出装置を備え、前記車両と前記車両の前方の前車との位置関係を適正にするために前記車両の運転者の減速意思が検出されたときに前記前車と前記車両との位置関係に応じて前記車両の減速制御を行う車両の減速制御装置であって、
前記減速制御に対して前記運転者が過度に依存していることが検出されたときには、前記減速制御に対して前記運転者が過度に依存していることが検出されないときに比べて、前記減速制御により付与される減速度が小さな値に設定される
ことを特徴とする車両の減速制御装置。
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