JP4561233B2 - インクジェット記録装置の不吐出検出回路、インクジェット記録装置の検査方法、及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置の不吐出検出回路、インクジェット記録装置の検査方法、及びインクジェット記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、インクジェット記録装置の不吐出検出回路、インクジェット記録装置の検査方法、及びインクジェット記録装置にかかり、特に、圧電素子を用いてインクを吐出するインクジェット記録装置の不吐出検出回路、インクジェット記録装置の検査方法、及びインクジェット記録装置に関する。
近年、インク吐出口からインクを吐出する、いわゆるインクジェット記録装置は、小型で、安価である等の特徴から、多くのプリンターに用いられている。これらインクジェット方式の中でも、圧電素子の変形を利用してインクを吐出させるピエゾインクジェット方式等が高解像度、高速印字性などの観点から多く利用されている。
ピエゾ素子等の圧電素子の振動エネルギーを利用するインクジェット記録装置は、インク流路に設けられた圧電素子を画像情報に応じて振動させ、この圧電素子の歪みによってインク滴を形成する。圧電素子にかかる電圧の波形を制御することで、インク吐出口のメニスカスや吐出後のインクの再供給を制御することが可能であるため、高い周波数での駆動(インク吐出)と、インク滴の量を変化させた階調記録が可能となる。
このようなインクジェット記録装置の動作では、インク供給部へノズルから気泡が入り込んだり、ノズル表面に付着したインクが乾燥することにより不吐出が発生する。通常これを未然に防止するために、ノズル表面を頻繁に吸引したり、ワイプ等のメンテナンスを行うため、多くの時間と多くのインクの浪費を招く。また、メンテナンスが完全でないと、ドット抜けとなり、印刷物の品質を損なう。
そこで、不吐出ノズルを検出して、不吐出ノズル以外のノズルを使用して印刷を行うことが考えられる。
不吐出ノズルの検出方法としては、例えば、特許文献1や特許文献2に記載の技術が提案されている。特許文献1、2に記載の技術では、圧電素子の共振点の変化から不吐出ノズルを検出することが提案されている。詳細には、周波数を徐々に変化させて圧電素子の共振点を検出している。
この他に、圧電素子をインク吐出の駆動源としていない場合の不吐出ノズルの検出方法として特許文献3に記載の技術などが提案されている。
特開2000−355100号公報 特開2000−318183号公報 特開2003−118093号公報
しかしながら、従来の特許文献1や特許文献2に記載の技術では、周波数を徐々に変化させて圧電素子の共振周波数を検出しているため、共振点の検出に時間が掛かってしまう、という問題がある。
また、圧電素子をインク吐出の駆動源とした圧電ヘッドを使用する場合には、気泡流入やノズル面へのインク付着による状態変化を検出するためには、圧電素子の電気系アドミッタンスの影響を排除した、圧電素子、圧力室、インク供給路、及びノズルから構成される圧電ヘッドの音響系アドミッタンスの共振周波数を検出する必要があるが、特許文献1や特許文献2に記載の技術では、圧電素子の共振周波数を検出しているため、不吐出ノズルの検出精度が低下する、という問題がある。
また、圧電ヘッドの音響系アドミッタンスの共振周波数を検出しようとした場合に、SN比が低いため共振周波数の検出が難しい、という問題がある。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、圧電ヘッドの音響系アドミッタンスの共振周波数を検出し、不吐出ノズルを短時間で検出することが可能なインクジェット記録装置の不吐出検出回路、インクジェット記録装置の検査方法、及びインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載のインクジェット記録装置の不吐出検出回路は、圧電素子を有し、等価回路が電気系インピーダンスと音響系インピーダンスの並列回路で表される圧電ヘッドと、前記等価回路直列接続になるように前記圧電ヘッドに接続した第1抵抗と、前記圧電ヘッド外部に設けると共に電気的に容量が可変な可変素子を含むコンデンサと、前記コンデンサに直列に接続した第2抵抗と、を含むブリッジ回路と、前記ブリッジ回路における前記圧電ヘッドの等価回路と前記第1抵抗間、及び前記コンデンサと前記第2抵抗間に発生する差動電圧を増幅する差動増幅回路と、前記差動増幅回路によって増幅された前記差動電圧が最小となるように前記可変素子の容量を調節する調節回路と、前記調節回路による調節後に、前記ブリッジ回路を駆動する信号と前記差動増幅回路によって増幅された前記差動電圧との位相差が0となるように、前記差動電圧の位相を調整して、前記ブリッジ回路の駆動信号を生成する正帰還回路と、前記正帰還回路によって生成された駆動信号で前記ブリッジ回路を駆動したときの前記差動増幅回路から発振される発振周波数を検出する周波数検出回路と、を含むことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、ブリッジ回路は、圧電ヘッド、電気系インピーダンスと音響系インピーダンスの並列回路で表される圧電ヘッドの等価回路と直列接続になるように圧電ヘットに接続した第1抵抗、圧電ヘッド外部に設けると共に電気的に容量が可変な可変素子を含むコンデンサと、コンデンサに直列に接続した第2抵抗、を含んで構成されており、該ブリッジ回路における圧電ヘッドの等価回路と第1抵抗間、及びコンデンサと第2抵抗間に発生する差動電圧が差動増幅回路によって増幅される。
このように差動増幅回路によって増幅された差動電圧は、圧電ヘッドの音響振動系のアドミッタンスに比例したものとなる。従って、差動増幅回路によって増幅された差動電圧を用いることで、圧電ヘッドの音響振動系の共振周波数をSN比の高い信号として得ることができる。
また、正帰還回路では、ブリッジ回路を駆動する信号と差動増幅回路によって増幅された差動電圧との位相差が0となるように、差動電圧の位相が調整され、ブリッジ回路の駆動信号が生成される。これによって、差動増幅回路から音響振動系の共振周波数で信号を発振させることができる。すなわち、発振しない場合や、予め設定した発振周波数とは異なる発振周波数である場合に、不吐出として判定することが可能である。
そして、周波数検出手段を更に含んで、正帰還回路で生成された駆動信号でブリッジ回路を駆動したときの差動増幅回路から発振される発振周波数を検出することで、検出された周波数から不吐出を検出することが可能となる。例えば、発振していな場合や発振周波数がずれた場合等に不吐出と判断することが可能である。
従って、音響系アドミッタンスの共振周波数を検出して、不吐出ノズルを短時間で検出することが可能となる。
また、コンデンサが、電気的に容量が可変可能な可変素子を含んでおり調整回路が、差動増幅回路によって増幅された差動電圧が最小となるように可変素子の容量を調節した後に、生成された駆動信号をブリッジ回路に入力することで、差動増幅回路によって増幅された差動電圧を、圧電ヘッドの音響振動系のアドミッタンスに比例したものとすることが可能となる。
請求項に記載のインクジェット記録装置の検査方法は、圧電素子を有し、等価回路が電気系インピーダンスと音響系インピーダンスの並列回路で表される圧電ヘッドによってインクを吐出するインクジェット記録装置の検査方法であって、前記圧電ヘッド、前記等価回路と直列接続になるように前記圧電ヘッドに接続された第1抵抗、前記圧電ヘッド外部に設けると共に電気的に容量が可変な可変素子を含むコンデンサ、及び前記コンデンサに直列に接続した第2抵抗を含むブリッジ回路を構成すると共に、前記ブリッジ回路における前記圧電ヘッドの等価回路と前記第1抵抗間、及び前記コンデンサと前記第2抵抗間に発生する差動電圧を増幅する差動増幅回路を構成し、前記ブリッジ回路を駆動する信号と前記差動電圧との位相差が0となるように、差動電圧の位相を調整して、前記ブリッジ回路に入力する正帰還回路を構成し、前記差動増幅回路によって増幅された前記差動電圧が最小となるように前記可変素子の容量を調節した後に、前記正帰還回路で生成される信号を前記ブリッジ回路の駆動信号として入力して前記ブリッジ回路を駆動したときの前記差動増幅回路から発振される発振周波数を検出することを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、圧電ヘッド、電気系インピーダンスと音響系インピーダンスの並列回路で表される圧電ヘッドの等価回路直列接続になるように圧電ヘッドに接続した第1抵抗、圧電ヘッド外部に設けると共に電気的に容量が可変な可変素子を含むコンデンサ、及びコンデンサに直列に接続した第2抵抗を含むブリッジ回路を構成すると共に、ブリッジ回路における圧電ヘッドの等価回路と第1抵抗間、及びコンデンサと第2抵抗間に発生する差動電圧を増幅する差動増幅回路を構成する。
そして、ブリッジ回路を駆動する信号と差動電圧との位相差が0となるように、差動電圧の位相を調整して、ブリッジ回路に入力する正帰還回路を構成し、正帰還回路で生成される信号をブリッジ回路の駆動信号とする。これによって、差動増幅回路から音響振動系の共振周波数で信号を発振させることができる。すなわち、発振しない場合や、予め設定した発振周波数とは異なる発振周波数である場合に、不吐出として判定することが可能である。
そして、生成された駆動信号でブリッジ回路を駆動したときの差動増幅回路から発振される発振周波数を検出することで、検出された周波数から不吐出を検出することが可能となる。例えば、発振していな場合や発振周波数がずれた場合等に不吐出と判断することが可能である。
従って、音響系アドミッタンスの共振周波数を検出して、不吐出ノズルを短時間で検出することが可能となる。
また、コンデンサが、電気的に容量が可変可能な可変素子を含んでおり、差動増幅回路によって増幅された差動電圧が最小となるように可変素子の容量を調節した後に、生成された駆動信号をブリッジ回路に入力することで、差動増幅回路によって増幅された差動電圧を、圧電ヘッドの音響振動系のアドミッタンスに比例したものとすることが可能となる。
なお、請求項1に記載の発明は、請求項に記載の発明のように、圧電素子を有する圧電ヘッドに駆動信号を入力することでインクを吐出して画像を記録するインクジェット記録装置に搭載するようにしてもよい。
以上説明したように本発明によれば、圧電素子を有し、等価回路が電気系インピーダンスと音響系インピーダンスの並列回路で表される圧電ヘッドと、等価回路直列接続になるように圧電ヘッドにに接続した第1抵抗と、圧電ヘッド外部に設けると共に電気的に容量が可変な可変素子を含むコンデンサと、コンデンサに直列に接続した第2抵抗と、を含むブリッジ回路における圧電ヘッドの等価回路と第1抵抗間、及びコンデンサと第2抵抗間に発生する差動電圧を差動増幅回路で増幅し、増幅した差動電圧が最小となるように可変素子の容量を調整した後に、増幅した差動電圧と、ブリッジ回路を駆動する信号との位相差が0となるように、差動電圧の位相を調整して、ブリッジ回路の駆動信号とすることにより、差動増幅回路から信号を発振させることができるので、発振された信号の周波数から圧電ヘッドの音響系アドミッタンスの共振周波数を検出して、不吐出ノズルを短時間で検出することが可能となる、という効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
図1は、本発明の形態に係わるインクジェット記録装置の1ノズルあたりのヘッド構造を示す図である。
ヘッド10は、本発明の圧電ヘッドに対応し、インクタンク12、供給路14、圧力室16、ノズル18、及び圧電素子20を有している。
インクタンク12には、インクが蓄えられ、インクタンク12に蓄えられたインクは、供給路14を介して圧力室16に供給され、圧力室16を介してノズル18にインクが供給される。
圧力室の16の壁面は振動板16Aからなり、該振動板16Aに圧電素子20が設けられており、圧電素子20によって振動板16Aを振動させることで、圧力波が発生する。すなわち、圧電素子20の振動によって発生する圧力波によって、インクタンク12に蓄えられたインクが供給路14、圧力室16を介してノズル18から吐出されるようになっている。
図2は、本発明の実施の形態に係わるインクジェット記録装置の不吐出検出回路を示す図である。なお、本発明の実施の形態に係わるインクジェット記録装置の不吐出検出回路は、ノズルからのインクの不吐出を検出するための回路であり、インクジェット記録装置搭載するようにしてもよいし、インクジェット記録装置の製造工程の検査装置等に適用するようにしてもよいし、インクジェット記録装置の不吐出検出回路の一部をインクジェット記録装置に組み込むようにしてもよい。
図2に示すように、インクジェット記録装置の不吐出検出回路100は、駆動回路24がヘッド10を含むブリッジ回路26に接続されている。ヘッド10は、ノズル選択用のオン抵抗Rdを含むアナログマルチプレクサからなるスイッチSWnと、ヘッド等価回路11が直列に接続され、それぞれがノズル数分並列に接続されている。
ブリッジ回路26は、ヘッド10(スイッチSWnのオン抵抗Rdとヘッド等価回路11)と、ヘッド10に直列に接続された電流検出抵抗Rsと、上記オン抵抗Rdと同一のヘッド10外部に設けた抵抗Rd及び該抵抗Rdに直列に接続されヘッド10外部に設けたコンデンサCと、該コンデンサCに直列に接続された電流検出抵抗Rsとで構成されており、抵抗Rdとヘッド10間に駆動回路24が接続されると共に2つの電流検出抵抗Rs間が接地されて、駆動回路24から駆動電圧VSがブリッジ回路26に印加されるようになっている。
上記コンデンサCは、可変容量ダイオードδCと、該可変容量ダイオードδCと直列に接続された静電容量C1と、可変容量ダイオードδCの直列接続に対して並列に接続された静電容量C0で構成されている。なお、静電容量C1は、可変容量ダイオードδCに印加する直流電圧をブリッジ回路26に流入させないためのカップリングコンデンサである。
また、ヘッド10と電流検出抵抗Rs間、及びコンデンサCと電流検出抵抗Rs間に差動増幅器28が接続されており、ヘッド10と電流検出抵抗Rs間から差動増幅器28に電圧V1が印加され、コンデンサCと電流検出抵抗Rs間から差動増幅器28に電圧V2が印加される。
差動増幅器28の出力端には、切換スイッチ32を介して静電容量自動調節回路30が接続されており、静電容量自動調節回路30の出力端に、抵抗R0を介して上記コンデンサCにおける静電容量C1と可変容量ダイオードδC間に接続されている。
静電容量自動調節回路30は、詳細には、反転増幅器34からなり、差動増幅器28の出力端が切換スイッチ32を介して反転増幅器34のマイナス入力端子に接続され、反転増幅器34のプラス入力端子には、一端が接地された直流電源が接続されている。また、反転増幅器34の出力端が抵抗R0に接続されている。
更に、差動増幅器28の出力端には、周波数測定手段38が接続されている。周波数測定手段38としては、例えば、図3(A)に示すような周波数カウンタや図3(B)に示すような周波数−電圧変換等を適用することが可能である。周波数カウンタては、正弦波をゼロクロスコンパレータ40で方形波に変換してエッジ間の時間を別の高速クロックで測定して周波数に換算することができる。また、周波数−電圧変化では、正弦波の負から正への変化点でトリガする単安定マルチバイブレータ42でパルス幅が一定のパルスに変換して、周波数は正弦波の周波数と同じなので、デューティ比が正弦波の周波数に比例する。従って、平滑回路44で平均電圧に変換することで、変換された電圧で周波数を得ることができる。なお、周波数検出手段38は、上記に限るものではなく、他の周波数測定手段を適用するようにしてもよい。
また、切換スイッチ32は、帯域通過フィルタ36及び全域通過フィルタ37を介して駆動回路24に接続されており、帯域通過フィルタ36及び全域通過フィルタ37を介した正帰還回路とされている。
帯域通過フィルタ36は、ヘッド10の音響振動系の共振周波数を含む周波数を通過させるバンドパスフィルタ等を適用することができるが、ローパスフィルタを適用することも可能である。
図4は、全域通過フィルタ37の一例を示す図である。全域通過フィルタ37は、位相だけを変化させるためのフィルタであり、図4に示すように、差動増幅器28の出力V0が増幅器46のプラス端子にコンデンサCiを介して入力される。また、増幅器46のプラス入力端子は、さらに抵抗Rを介して接地されている。
一方、増幅器46のマイナス入力端子は、抵抗Rを介して差動増幅器28の出力に接続されていると共に、増幅器46の出力端子と抵抗Rを介して接続されている。
なお、全域通過フィルタ37の定数は、駆動回路24、ブリッジ回路26、差動増幅器28、及び正帰還回路(帯域通過フィルタ36及び全域通過フィルタ37)の一巡ループで、電圧利得が1以上、かつ開ループでの位相差が0となるように設定されている。
次に本発明の実施の形態に係わるインクジェット記録装置の不吐出検出回路における作用について説明する。
まずはじめに、本発明の実施の形態に係わるインクジェット記録装置の不吐出検出回路の動作原理について説明する。
ヘッド10は、ヘッド等価回路11として表すと図5に示すように表すことができる。すなわち、電気系インピーダンスZeと音響系インピーダンスZaとに分けることができる。なお、角周波数をω、虚数単位をjとするとき、電気系インピーダンスZeと音響系インピーダンスZaは、|Ze(jω)|<<|Za(jω)|である(実際には、電気系インピーダンスZeと音響系インピーダンスZaは約1:30程度である)。また、Rd<<|Za(jω)|とする。
電気系インピーダンスZeは、静電容量Cdで表し、音響系インピーダンスZaは、圧電素子20、圧力室16、供給路14、及びノズル18にそれぞれ対応する等価回路で表すことができる。圧電素子はインダクタンスL10、抵抗R10、及び静電容量C10の直列共振回路で表すことができ、圧力室16は静電容量C11で表すことができ、供給路14はインダクタンスL11と抵抗R11の直列回路として表すことができ、ノズル18はインダクタンスL12と抵抗R12の直列回路として表すことができる。
すなわち、ヘッド等価回路11は、図5下側に示すように、電気系インピーダンスZeと音響系インピーダンスZaの並列回路とみなすことができる。
このように、ヘッド等価回路11を用いると、本発明の実施の形態に係わるインクジェット記録装置の不吐出回路100におけるブリッジ回路26は、図6に示すように、置き換えることができる。すなわち、各ヘッド10は、電気系インピーダンスZeと音響系インピーダンスZaの並列回路に置き換えることができる。ここで、静電容量自動調節回路30によって可変容量ダイオードδCを調節することで、コンデンサCを電気系インピーダンスZeとなるようにすると、ブリッジ回路26のコンデンサCが電気系インピーダンスZeとなり、この時、電流検出抵抗Rsはノズル選択スイッチのオン抵抗Rdに対して十分小さいものとすると、差動増幅器28への入力電圧V1、V2はそれぞれ以下のように表すことができる。
Figure 0004561233
ここで、|Ze|<<|Za|、Rd<<|Za|であるので、
Figure 0004561233
となり、
Figure 0004561233
F(jω)はノズル選択回路のオン抵抗Rdと静電容量Cdから構成される低域通過フィルタであるが、その遮断周波数は、問題としている音響系の共振周波数に比べて十分大きいので、音響系の共振周波数の帯域ではF(jω)は1とみなせる。
従って、差動増幅器28の出力V0は、以下の式で表すことができ、ヘッド10の音響系のアドミッタンスYaに比例する。
Figure 0004561233
すなわち、差動増幅器28の出力V0を用いることで、ヘッド10の音響振動系の共振周波数をSN比の高い信号として得ることが可能となる。
次に、本発明の実施の形態に係わるインクジェット記録装置の不吐出回路の動作について説明する。なお、ヘッド10の不吐出を検出する際には、測定対象のノズルのスイッチSWnをオンして1つずつ不吐出を検出するものとし、各ノズル毎に不吐出を検出する前に動作スイッチ32をオンとして可変容量ダイオードδCを調整してから各ノズルの不吐出を検出する。
まず、交流電源から電圧VIが駆動回路24に入力されと、駆動回路24から電圧VSがブリッジ回路26に入力される。これによって、差動増幅回路28には、電圧V2と電圧V1が入力され、差動増幅回路28の出力V0は、V0=V1−V2となる。なお、可変容量ダイオードδCの調節を行う場合には圧電素子20の共振周波数から外れた信号を入力するものとする。
この時、差動増幅器28の出力電圧V0は、以下の(1)に示すようになる。
Figure 0004561233
すなわち、差動増幅器28の出力電圧V0は、(C0+δC)>Cdならば駆動回路24の入力電圧VIと同相となり、(C0+δC)<Cdならば駆動回路28の入力電圧VIと逆相となる。
ここで、切換スイッチ32が静電容量自動調節回路30に切換えられると、差動増幅器28の出力電圧V0が静電容量自動調節回路30に出力される。この時、可変容量ダイオードδCへの印加電圧が高い時には可変容量ダイオードδCが小さいので差動増幅器28の出力電圧V0の直流平均電圧は正となり、可変容量ダイオードδCへの印加電圧が低下して可変容量ダイオードδCが増加する。一方、可変容量ダイオードδCへの印加電圧が低い時には可変容量ダイオードδCが大きいので差動増幅器28の出力電圧V0の直流平均電圧は負となり、可変容量ダイオードδCへの印加電圧が増加して可変容量ダイオードδCが減少する。この動作によって差動増幅器28の出力電圧V0は0に収束していく。これによって、上述の動作原理で説明したようにコンデンサCの容量をヘッド10の電気インピーダンスZeに調節することができ、差動増幅器28の出力V0を用いて圧電素子20の音響振動系の周波数の測定が可能となり、切換スイッチ32が正帰還回路に切換えられることで周波数検出手段38による周波数検出が行われる。
切換スイッチ32が正帰還回路に切換えられると、差動増幅器28から出力される差動電圧V0は、帯域通過フィルタ36に出力され、ヘッド10の音響振動系の共振周波数を含む周波数帯域のみが全域通過フィルタ37に出力される。
ここで、全域通過フィルタ37の伝達特性について詳細に説明する。
全域通過フィルタ37の伝達特性は、以下の式で表すことができる。
Figure 0004561233
となり、ゲイン特性は、
Figure 0004561233
となり、全周波数で一定である。
他方、位相特性は、
Figure 0004561233
であり、0度から−180度まで回転する。
図7に、ヘッド10の音響振動系位相特性の一例を示す。図7に示すように、この例における音響振動系位相特性では、60kHz付近に小さな極小点がある。この点での位相は+70度程度である。本実施の形態では、全域通過フィルタ37の定数をうまく選んで、図7に示す全域通過フィルタ特性のように設計している。
これによって、結果としてヘッド10と全域通過フィルタ37を直列に接続したときの位相差が図5に示す合成位相のように60KHz付近で位相差が0となる。
これによって、差動増幅器28から出力される信号を上記周波数(ヘッド10の音響振動系の共振周波数)で発振させることができる。従って、周波数測定手段38によって発振周波数を測定したり、発振を検出することにで、予め発振周波数とずれている場合や発振していない場合に、不吐出と判断することができ、短時間で高速な不吐出検出が可能となる。
なお、帯域通過フィルタ36によって、上記発振周波数以外で発振しないように帯域通過フィルタ36を通過する周波数が制限される。
図8は、ヘッド10における電気−音響結合系のアドミッタンスの周波数−位相特性を示す図であり、図9は、本発明の実施の形態に係わるインクジェット記録装置の不吐出検出回路100におけるヘッド10の音響振動系の位相−周波数特性を示す図である。
ヘッド10のアドミッタンスの周波数−位相特性は、図8の矢印Aに示すように、電気系アドミッタンス(Rd、Cd)の影響が大きく、圧力室に関する共振はほとんどみられないので、従来では、図8矢印Bに示す圧電素子の共振点の変動から間接的に不吐出を検出していた。
本実施の形態では、上述したように、差動増幅器28の出力V0を用いることで、SN比の高い信号を得ることができ、かつ音響振動系の共振周波数で発振させることができるので、図9に示すようにヘッド10の音響振動系のアドミッタンスを高いSN比で検出することができる。そして、位相差0度のゼロクロスで発振するので、発振がない場合や発振しなくなったことを周波数検出手段38によって検出することで、ノズルを不吐出として検出することができる。従って、ヘッド10の音響系のアドミッタンスの共振周波数を検出して、不吐出ノズルを短時間で検出することができる。なお、本実施の形態では、発振の有無を検出することで不吐出ノズルを検出するが、この他に、周波数測定手段38によって発振周波数の変化を検出することでも不吐出ノズルを検出することができる。
次に、上記の実施の形態に係わるインクジェット記録装置の不吐出検出回路100におけるブリッジ回路26の変形例について説明する。図10は、ブリッジ回路26の変形例を示す図である。なお、上記の実施の形態と同一構成については同一符号を付して説明する。
図10に示すように、変形例のブリッジ回路27は、上記の実施の形態と同様に、駆動回路24に接続されている。ヘッド10は、上記の実施の形態と同様にノズル選択用のアナログマルチプレクサとオン抵抗Rdを含むスイッチSWnと、ヘッド等価回路11が直列に接続されて構成され、各ノズル毎に並列に接続されている。
上記の実施の形態では、ブリッジ回路26は、ヘッド10(スイッチSWnのオン抵抗Rdとヘッド等価回路11)と、ヘッド10に直列に接続された電流検出抵抗Rsと、上記オン抵抗と同一のヘッド10外部に設けた抵抗Rd及び該抵抗Rdに直列に接続されヘッド10外部に設けたコンデンサCと、該コンデンサCに直列に接続された電流検出抵抗Rsとで構成していたが、変形例では、ヘッド等価回路11と、ヘッド10のスイッチSWnのオン抵抗Rdと、上記オン抵抗Rdと同一のヘッド10外部に設けた抵抗Rdと、抵抗Rdに直列に接続されたヘッド10の外部に設けたコンデンサCと、で構成されている。
変形例では、ブリッジ回路27のスイッチSWnと抵抗Rd間に駆動回路24が接続されると共にヘッド10とコンデンサC間が接地されている。
コンデンサCは、上記の実施の形態と同様に、静電容量C1と直列に接続された可変容量ダイオードδCと、静電容量C1、可変容量ダイオードδCの直列接続に対して並列に接続された静電容量C0で構成されている。なお、静電容量C1は、可変容量ダイオードδCに印加する直流電圧をブリッジ回路27に流入させないためのカップリングコンデンサである。
また、スイッチSWnとヘッド10間、及び抵抗RdとコンデンサC間に差動増幅器28が接続されている。この時、変形例では、ブリッジ回路27の端子電圧が上記の実施の形態に比べて高くなってしまうので(30V程度)、分圧回路が挿入されている。詳細には、ブリッジ回路27と差動増幅器28間に抵抗Rxが接続されると共に、抵抗Rxと差動増幅器28間に接地された抵抗Ryが接続されている。これによって、上記の実施の形態と同様に差動増幅器28を動作させることができる。
差動増幅器28の出力は、上記の実施の形態と同様に、静電容量自動調節手段30に入力され、静電容量自動調節手段30の出力は、抵抗R0を介して抵抗R0を介して上記コンデンサCの静電容量C1と可変容量ダイオードδC間に接続されている。なお、静電容量自動調節回路30については、上記の実施の形態と同一構成とされているので説明を省略する。また、図10では省略したが、上記の実施の形態と同様に、差動増幅器28の出力端には、周波数検出手段38が接続されると共に、切換スイッチ32を介して正帰還回路(帯域通過フィルタ36及び全域通過フィルタ37)が接続される。
このようにブリッジ回路27を構成しても、上記の実施の形態と同様に動作させることができる。
ところで、上記の実施の形態に係わる不吐出検出回路100は、図11に示すように、インクジェット記録装置に搭載するようにしてもよい。図11は、不吐出検出回路100をインクジェット記録装置に搭載した場合の一例を示す図である。
インクジェット記録装置に上述の不吐出検出回路100を搭載する場合には、駆動部102、ヘッドアッセンブリ104、及び不吐出検出部106として、インクジェット記録装置110に搭載する。
駆動部102は、波形生成回路112、上述の駆動回路24、動作切換スイッチ108、及びノズル選択手段114を含んで構成する。
波形生成回路112は、ヘッド10からインクを吐出して画像を記録するための駆動信号を生成し、駆動回路24は、波形生成回路112によって生成された駆動信号の電力を増幅してヘッド10に供給する。
ノズル選択手段114は、ヘッド10のスイッチSWnのオンオフを制御して、画像を記録する際にはインクを吐出するノズルの選択を行い、不吐出を検出する際には、不吐出検出を行うノズルの選択を行う。
また、動作切換スイッチ108は、画像を記録する際には、波形生成回路112によって生成された駆動信号を駆動回路24に入力するように切換え、不吐出検出を行う際には、上述の正帰還回路の全域通過フィルタ37からの信号を駆動回路24に入力するように切換えを行うようになっている。
ヘッドアッセンブリ104は、上述のヘッド10からなり、スイッチSWnに駆動信号を入力することでインクを吐出する。すなわち、ノズル選択手段114によってスイッチSWnが制御されることで画像を記録する。
不吐出検出部106は、駆動部102とヘッドアッセンブリ104と合わせて正帰還回路を構成し、発振周波数の変化または発振の有無によってノズル不吐出を検出する。
不吐出検出部106は、上述のブリッジ回路26のうちの、2つの電流検出抵抗Rs、抵抗Rd、及びコンデンサCを含んで構成すると共に、差動増幅器28、静電容量自動調整回路30、切換スイッチ32、帯域通過フィルタ36、全域通過フィルタ37、及び周波数測定手段38を含んで構成する。
このように構成することによって、インクジェット記録装置110に上述の不吐出検出回路100を搭載することが可能となる。
本発明の実施の形態に係わるインクジェット記録ヘッドの1ノズルあたりのヘッド構造を示す図である。 本発明の実施の形態に係わるインクジェット記録装置の不吐出検出回路を示す図である。 周波数検出手段の一例を説明するための図である。 全域通過フィルタの一例を示す図である。 ヘッド等価回路を示す図である。 ヘッド等価回路を適用した時のブリッジ回路を示す図である。 ヘッドの音響振動系位相特性の一例を示す図である。 ヘッドにおける電気−音響結合系のアドミッタンスの周波数−位相特性を示す図である。 本発明の実施の形態に係わるインクジェット記録装置の不吐出検出回路におけるヘッドの音響振動系の位相−周波数特性を示す図である。 ブリッジ回路の変形例 不吐出検出回路をインクジェット記録装置に搭載した場合の一例を示す図である。
符号の説明
10 ヘッド
11 ヘッド等価回路
20 圧電素子
24 駆動回路
26、27 ブリッジ回路
28 差動増幅器
30 静電容量自動調節回路
32 切換スイッチ
34 反転増幅器
36 帯域通過フィルタ
37 全域通過フィルタ
38 周波数測定手段
40 ゼロクロスコンパレータ
42 単安定マルチバイブレータ
44 平滑回路
46 増幅器
100 不吐出検出回路
110 インクジェット記録装置
SWn スイッチ
Rd オン抵抗
C コンデンサ
δC 可変容量ダイオード
Rs 電流検出抵抗

Claims (3)

  1. 圧電素子を有し、等価回路が電気系インピーダンスと音響系インピーダンスの並列回路で表される圧電ヘッドと、前記等価回路直列接続になるように前記圧電ヘッドに接続した第1抵抗と、前記圧電ヘッド外部に設けると共に電気的に容量が可変な可変素子を含むコンデンサと、前記コンデンサに直列に接続した第2抵抗と、を含むブリッジ回路と、
    前記ブリッジ回路における前記圧電ヘッドの等価回路と前記第1抵抗間、及び前記コンデンサと前記第2抵抗間に発生する差動電圧を増幅する差動増幅回路と、
    前記差動増幅回路によって増幅された前記差動電圧が最小となるように前記可変素子の容量を調節する調節回路と、
    前記調節回路による調節後に、前記ブリッジ回路を駆動する信号と前記差動増幅回路によって増幅された前記差動電圧との位相差が0となるように、前記差動電圧の位相を調整して、前記ブリッジ回路の駆動信号を生成する正帰還回路と、
    前記正帰還回路によって生成された駆動信号で前記ブリッジ回路を駆動したときの前記差動増幅回路から発振される発振周波数を検出する周波数検出回路と、
    を含むインクジェット記録装置の不吐出検出回路。
  2. 圧電素子を有し、等価回路が電気系インピーダンスと音響系インピーダンスの並列回路で表される圧電ヘッドによってインクを吐出するインクジェット記録装置の検査方法であって、
    前記圧電ヘッド、前記等価回路と直列接続になるように前記圧電ヘッドに接続された第1抵抗、前記圧電ヘッド外部に設けると共に電気的に容量が可変な可変素子を含むコンデンサ、及び前記コンデンサに直列に接続した第2抵抗を含むブリッジ回路を構成すると共に、前記ブリッジ回路における前記圧電ヘッドの等価回路と前記第1抵抗間、及び前記コンデンサと前記第2抵抗間に発生する差動電圧を増幅する差動増幅回路を構成し、
    前記ブリッジ回路を駆動する信号と前記差動電圧との位相差が0となるように、差動電圧の位相を調整して、前記ブリッジ回路に入力する正帰還回路を構成し、
    前記差動増幅回路によって増幅された前記差動電圧が最小となるように前記可変素子の容量を調節した後に、前記正帰還回路で生成される信号を前記ブリッジ回路の駆動信号として入力して前記ブリッジ回路を駆動したときの前記差動増幅回路から発振される発振周波数を検出することを特徴とするインクジェット記録装置の検査方法。
  3. 圧電素子を有する圧電ヘッドに駆動信号を入力することでインクを吐出して画像を記録するインクジェット記録装置であって、
    請求項1に記載のインクジェット記録装置の不吐出検出回路を含むことを特徴とするインクジェット記録装置。
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