JP4560517B2 - 物体からの光強度を測定する携帯型装置と、そのような装置の使用方法 - Google Patents
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Description
本発明は、制限するものではないが、具体的には、物体又は物体部分の双方向反射分布関数(BRDF)の測定に適用する。
更に、このような装置で測定値を得るのに要する時間は、特にセンサの移動のため、非常に長くなる。
本発明の目的は、携帯できる妥当なサイズのもので、現場での使用に適し、測定時間が非常に短いことにより、測定を殆ど瞬間的に行なえるようにするBRDF測定装置を得ることにある。
その図5を参照すると、デービス(Davis)は、特性化すべき物体により反射された光を集めるシステムを具備する装置の実施例を記載する。その装置は、二つのレンズと楕円反射体により構成されている。
前記第二焦点に置かれた第一レンズは、
・試料により反射されるが楕円反射体によっては反射されない光線を焦点合わせし、
・楕円反射体により反射された光線の偏光を防止するように、
配置される。
この問題を解決する解決策の一つは、反射式管形体とセンサ配列との間に、アフォーカル系(aforcal system)を加えることである。これは、光視準を保存しながら、出口ビーム断面を減らせるようにするものである。このタイプの配列は、実際にデービス(Davis)のシステムで用いられ、この装置は、小型ビデオセンサを用いて、大きな直径のビームを観察できるようにしている。
・前記物体が屈折型中央部分の物体焦点に配置された場合に、前記屈折型中央部分の光学軸に対して小さな傾斜角で前記物体又は物体部分により拡散された光から第一視準又は収束ビームを生成できるようにした屈折型中央部分と;
・前記屈折型中央部分の前記光学軸及び前記物体焦点にそれぞれ一致する光学軸と物体焦点の反射屈折型周縁部分であって、前記反射屈折型周縁部分は前記屈折型中央部分から独立し、前記反射屈折型周縁部分は、前記光学軸に対して大きな傾斜角で前記物体又は物体部分により拡散された光から、前記第一ビームと同じ種類の第二ビームを生成するのに適し、前記第二ビームの光線は前記第一ビームの光線を横切らないことと;
・対物面で前記第一及び第二ビームの画像を得る画像化装置に関連付けられた二次元ビデオセンサであって、前記ビームの各光線は、前記対物面で前記傾斜角の関数である前記光学軸からの距離を有することと、
前記傾斜角の関数として前記第一及び第二ビームの光線の強度を前記画像から測定する測定手段とを具備する。
優れた角度分解能を保証しつつ信号を集めるため、本発明で使用する画像化装置は、任意の様式のビデオセンサに関連付けできることに先ず注目すべきであり、これは、上記に簡単に示した東芝(Toshiba)システムには当てはまらない。
本発明の測定装置の二つの主要な変更例を想定することができる。
この第一変更実施例は、視野レンズを省略できるようにするので、コンパクトな装置が得られる。
この第二変更例の第二実施例において、本発明の測定装置は、視準ビームを、画像化装置が設置される焦点に収束させる視野レンズを備える。
第三変更例は、テレセントリックレンズを使用することができる。このタイプのレンズは、入口視準光線を受け取る。つまり、光線を収束させる必要がない。
別の実施例において、屈折型中央部分は、球面レンズ一式により構成されるレンズなので、色彩収差を補正できるようにする。照射は広域光源を使用するので、それによって得られる測定精度は、大きく改善される。更に、球面レンズの組み立て及び品質管理は、特に簡単である。
・大きな傾斜角で物体又は物体部分により拡散された光の入口界面と、
・全内部反射により効果的に作用する反射面と、
・第二ビームの出口界面と
を具備する。
好適実施例において、本発明の測定装置は、更に、
・前記光学軸に対して所定の入射角で物体又は物体部分により受容される視準光線を生成できるようにした少なくとも一つの光源と、
・前記の所定入射角の関数として、物体により反射された第一及び第二ビームの光線の強度を測定できるようにした測定手段と
を具備する。
光源は、特に、レーザ又は半導体レーザにより構成されてもよい。
コストを下げるために、開口絞り又はコリメータレンズを省略する、簡略化した光源を想定することも可能である。
光スペクトルの影響を考慮に入れたこの実施例は、虹色表面のBRDFを特性化できる。
他の用途では、モノクロビデオカメラの前に連続して置かれるカラーフィルタ(例えば、二色性又は干渉性フィルタ)の一式を使用することができる。これは、スペクトルの関数として、次に完全BRDFを再構成するため、波長対波長でBRDFを測定できる。
この実施例において、各定置式光源は、順に活性化され、物体のBRDFは、物体を照射する視準ビームの入射角の関数として測定される。
先行技術の東芝(Toshiba)の装置は、変化しない標準入射角で中央収束レンズにより試料上に集束される視準光線を放出できるようにした唯一つの定置式光源を有することに、この時点で注目すべきである。
例示として、光源はレール上を並進して移動してもよい。
・単一光源により生成された視準光線を、特性化すべき物体の方向へ反射させるように、更に、
・視野レンズにより送達されるような第一及び第二収束ビームを通過するように、
構成される。
本発明の装置は、好ましくは、このように特性化された物体又は物体部分のBRDF測定値を再構成し、それらを媒体に記録する手段を含む。
その様々な変更例について上記に簡単に記載した本発明の測定装置は、手が届き難い物体又は物体部分のBRDFを測定するために、特に、現場で使用することができる。
このように、本発明の測定装置は、公知の測定装置では得るのが不可能か非常に困難であった強度測定値を、得られるようにする。
まったく同じようなやり方で、本発明は、物体又は物体部分のBTDF(双方向透過分布関数)、BSDF(双方向分散分布関数)、又は、三次元拡散を測定できるようにする。当業者にとって明らかなように、次に物体を後方から照射するような方法で光源を配置し、物体が本発明の装置により測定される強度で、光を拡散する。
従って、本発明は、作製される前に物体の光学特性をシミュレーションできるプログラムを得られるようにする。このように、手が届き難いか、実験室内へ輸送が困難な物体(道路、トンネルなど)、又は、構造物(皮膚など)をシミュレーションできる。
この明細書に記載される実施例において、この装置は、無限遠タイプで焦点に関連付けられた収束非球面レンズ形状の屈折型中央部分3と、頂点が穿孔されたパラボラ反射体形状の反射屈折型周縁部分2とを具備する。
パラボラ反射体2は、鏡面反射を用い、例えばステンレス鋼から作製でき、及び/又は材料に依存して、任意に反射処理を必要とし得る。
測定すべき光強度又はBRDFの、物体又は物体部分4は、焦点F1に置かれる。
この明細書に記載された好適実施例において、本発明の測定装置は、複数の視準光線光源1、例えば、5つの光源を有する。
目的を簡略化するため、図1に二つの光源1を示し、これらの光源は、点線i1とi2により示される各視準光線を生成するように構成される。
各光線i1、i2は、それに特異的に予定された、光学軸Hに対する入射角α1、α2で、物体4により受容される。
本発明に従って、物体4により拡散され、光学軸Hに対して小さな傾斜角θcを示すこれらの光線は、収束非球面レンズ3により遮られる。
好ましくは、拡散光線がパラボラ反射体2により遮られる光の傾斜角は、30〜45°にわたる。
図1に示す実施例において、無限遠焦点タイプの結合型の収束非球面レンズ3、及び、パラボラ反射体2は、物体又は物体部分4により拡散された光から、それぞれ第一及び第二視準ビームを生成する。これらのビームは、光学軸Hと平行である。
第一及び第二ビームの光線rcとrpは、図1に示される。
第一及び第二ビームの所与の光線rc,rpに対して、それぞれ符号hc,hpを用いて、
・前記光線(rp,rc)が対物面Pに交差する点A2と、
・光学軸Hが対物面Pに交差する点A1と
の間の距離を表す。
より詳細には、各距離hは、拡散角θに対応し、逆もまた同様である。
この焦点には、視野レンズ5で第一及び第二視準ビームの対物面Pでの画像を得るための、ビデオセンサ7に関連付けられた画像化装置6がある。
このようにして取り込まれる画像は、例えば、これらのビームの光線rcとrpの光学軸からの距離hの関数として、第一及び第二ビームの光束をグラフ表示するため、コンピュータ8によりデジタル処理される。
図10に例が示されるチャートを以下で述べる。チャートは、三つの部分A、B、Cからなる。
このチャートにおいて、これら三つの部分が互いに分離していることがわかる。従って、このチャートは、屈折型部分と反射屈折型部分との間の物理的分離に相当する、二つの不連続性域を示す。これら二つの領域は、ビームが介在しないという事実を示す。従って、好適な方法で二つのビームを完全に使用することが可能である。
このビデオセンサは、このように、光学軸Hからの距離hp,hcに依存して、第一及び第二ビームの光線rcとrpの分配を提供する。
従って、この装置は、物体4により拡散された光の傾斜角θp,θcの関数として、及び、物体4により受容されて光源1からくる光線の入射角αの関数として、第一及び第二ビームの光線rp,rcの強度を測定できるようにする。
従って、本発明の装置は、人間の眼が感じやすい三原色(赤、緑、青)の関数として、第一及び第二ビームの光線rp,rcの強度を測定できるようにする。
図1に示すように、上記した測定装置は、頂点が貫通されたパラボラ反射体2と、収束非球面レンズ3とを互いに分離したまま、これら二つの要素を結合することにより、第一の構成で作製することができる。
・収束レンズ3は、光学軸Hに垂直な正面3aと、焦点F1に中心がある対称性球状背面3bとを備え、
・パラボラ反射体2は、同様に焦点F1に中心がある球状正面2aと、光学軸Hに垂直な背面2bとを備える。
同様に、背面2bは、表面2cにより、収束非球面レンズ3の球状背面3bに連結される。
この実施例において、屈折型中央部分3は、実在の物体と実像タイプを結合する収束非球面レンズにより構成される。
この実施例において、収束非球面レンズ3と反射楕円反射体2は、第一及び第二ビームの光線rp,rcが共通の焦点F3に収束するような方法で配置される。
図4は、本発明の測定装置の第4実施例の線図である。
この第4実施例の反射屈折型周縁部分2は、大きな傾斜角で拡散された場合に前記物体又は物体部分により拡散される光の入口界面と、全内部反射で作用する反射面と、及び、前記第二ビームの出口界面とを具備する。
厚いレンズにより構成される屈折型中央部分3は、光学軸Hに垂直な正面3aと、非球面の背面3bとを有する。
この実施例において、反射屈折型周縁部分2は、光学軸Hに一致する回転軸を有するドームにより構成される。
上記に記載した5つの実施例において、視準光線源1は、当業者にとって公知のレーザか半導体レーザにより構成してもよい。
これは、特に、スペクトル依存性がすでに公知で、観察角度に相関しない非虹色面に適用される。
光源1’は、視準レンズ16の焦点F4に配置される視野絞り14の上流に置かれるLED13を具備する。
また、この光源1’は、LED13により放出されたビームの開口を制御するため、視準レンズ16の近くに設置される開口絞り15を有する。
本発明による、図1〜4を参照して記載された測定装置は、複数の定置式光源1、1’を含み、それぞれが順に視準光線を発する。
可動式で、本発明の測定装置で使用するのに適した二つの改変型光源を、以下に説明する。
この光源1”は、特に、図1に示す種類の測定装置で使用することができ、レール30は光学軸Hに垂直に置かれるので、可動式光源1”は、前記光学軸Hに平行な光線を放出する。
この可動式光源1”は、また、光源1”により放出された光線が、焦点F3から遠ざかる方向を向くような方法で、レール30が配置される唯一の条件に基づいて、図2の実施例で使用することができる。
この実施例では、レール30に沿って光源1”を移動させることにより、物体4を様々な入射角αで照射できるようにするので、特に好適である。
この明細書において記載された変更例において、本発明の測定装置は、前記視野レンズ5と画像化装置6との間に配置される半反射板18を有する。
この実施例において、光源1”’は、半反射板18に対して、視野レンズ5の画像焦点F4を中心にして回転することができる。
より詳細には、物体4により受容された光線の入射角αは、半反射板18に対する光源1”’の方位に直接依存する。
変更例においては、二本の軸を中心に回転できるミラーに関連付けられた定置式光源を使用でき、ミラーは、視野レンズ5の画像焦点F4に中心があり、光源は、ミラーの中心に反射される視準光線を放出する。
また、それらは、半分のスペースに放出された光の全てを測定できるようにする。
更に、当業者にとって明らかな方法で、本発明の測定装置を、半透明面のBTDFの測定に用いることができる。反射される光ではなく、特性化すべき物体又は物体部分により透過される光強度が、このような状況下で測定される。
本発明の測定装置は、特性化すべき物体を走査させれば足りるので、使用するのが非常に簡単である。更に、取り込んだ強度測定データを、例えばBRDF関数を再構成するために、コンピュータプログラムによりデジタル処理することができる。更に、このBRDF関数を、次のCAD、画像合成、又は、光シミュレーション・ソフトウェアで使用することができる。
従って、本発明の好適な用途は、製造される前に物体の光学的挙動を非常に現実的に予測できるようにするので、コンピュータ援用設計用及び光シミュレーション用ソフトウェアの分野にある。
Claims (20)
- 物体または物体部分(4)の光強度を測定する測定装置であって、
前記測定装置は、屈折型中央部分(3)と反射屈折型周縁部分(2)を有する単一ブロックと;前記反射屈折型周縁部分(2)と前記屈折型中央部分(3)の出口に設置された対物面(P)と;二次元ビデオセンサ(7)と;測定手段(8)とを備え、
前記物体(4)が屈折型中央部分(3)の物体焦点(F1)に置かれた場合に、前記屈折型中央部分(3)の光学軸(H)に対して第一傾斜角(θc)で前記物体または物体部分(4)によって拡散された光から、第一視準ビームとしての第一ビームを生成できるように前記屈折型中央部分(3)は構成され、
前記反射屈折型周縁部分(2)は、前記屈折型中央部分(3)の前記光学軸(H)及び前記物体焦点(F1)にそれぞれ一致する光学軸(H)及び物体焦点(F1)を有し、
前記反射屈折型周縁部分(2)は、前記光学軸(H)に一致する軸を有するドーム(2)によって構成され、前記ドーム(2)の外面は、前記光学軸(H)に対して第二傾斜角(θp)で前記物体または物体部分(4)によって拡散された光を、全内部反射で作用して局所的に反射することによって第二視準ビームとしての第二ビームを生成するミラーとして働く微小プリズム(100)によって覆われ、前記第二傾斜角(θp)は前記第一傾斜角(θc)よりも大きく、前記第二ビームの光線(rp)は前記対物面(P)において前記第一ビームの光線(rc)に交差しないように設定され、
前記二次元ビデオセンサ(7)は、前記対物面(P)において前記第一及び第二ビームの画像を得るための画像化装置(6)を有し、前記第一ビームの光線(rc)は、前記対物面(P)において前記第一傾斜角(θc)の関数である第一距離(hc)だけ前記光学軸(H)から離れ、前記第二ビームの光線(rp)は、前記対物面(P)において前記第二傾斜角(θp)の関数である第二距離(hp)だけ前記光学軸(H)から離れ、
前記測定手段(8)は、前記第一傾斜角(θc)の関数として前記第一ビームの光線(rc)の強度を前記画像から測定し、前記第二傾斜角(θp)の関数として前記第二ビームの光線(rp)の強度を前記画像から測定することを特徴とする、測定装置。 - 物体または物体部分(4)の光強度を測定する測定装置であって、
前記測定装置は、屈折型中央部分(3)と反射屈折型周縁部分(2)を有する単一ブロックと;前記反射屈折型周縁部分(2)と前記屈折型中央部分(3)の出口に設置された
対物面(P)と;二次元ビデオセンサ(7)と;測定手段(8)とを備え、
前記物体(4)が屈折型中央部分(3)の物体焦点(F1)に置かれた場合に、前記屈折型中央部分(3)の光学軸(H)に対して第一傾斜角(θc)で前記物体または物体部分(4)によって拡散された光から、第一収束ビームとしての第一ビームを生成できるように前記屈折型中央部分(3)は構成され、
前記反射屈折型周縁部分(2)は、前記屈折型中央部分(3)の前記光学軸(H)及び前記物体焦点(F1)にそれぞれ一致する光学軸(H)及び物体焦点(F1)を有し、
前記反射屈折型周縁部分(2)は、前記光学軸(H)に一致する軸を有するドーム(2)によって構成され、前記ドーム(2)の外面は、前記光学軸(H)に対して第二傾斜角(θp)で前記物体または物体部分(4)によって拡散された光を、全内部反射で作用して局所的に反射することによって第二収束ビームとしての第二ビームを生成するミラーとして働く微小プリズム(100)によって覆われ、前記第二傾斜角(θp)は前記第一傾斜角(θc)よりも大きく、前記第二ビームの光線(rp)は前記対物面(P)において前記第一ビームの光線(rc)に交差しないように設定され、
前記二次元ビデオセンサ(7)は、前記対物面(P)において前記第一及び第二ビームの画像を得るための画像化装置(6)を有し、前記第一ビームの光線(rc)は、前記対物面(P)において前記第一傾斜角(θc)の関数である第一距離(hc)だけ前記光学軸(H)から離れ、前記第二ビームの光線(rp)は、前記対物面(P)において前記第二傾斜角(θp)の関数である第二距離(hp)だけ前記光学軸(H)から離れ、
前記測定手段(8)は、前記第一傾斜角(θc)の関数として前記第一ビームの光線(rc)の強度を前記画像から測定し、前記第二傾斜角(θp)の関数として前記第二ビームの光線(rp)の強度を前記画像から測定することを特徴とする、測定装置。 - 前記第一及び第二ビームは共通の焦点(F3)上に収束し、
前記画像化装置(6)は前記焦点(F3)に設置される、請求項2記載の測定装置。 - 前記測定装置は更に、前記画像化装置(6)が設置される焦点(F2)上に前記第一及び第二ビームを収束させるための視野レンズ(5)を具備する、請求項1記載の測定装置。
- 前記画像化装置は、テレセントリック集光レンズ(6’)である、請求項1記載の測定装置。
- 前記屈折型中央部分(3)は、
収束非球面レンズ(3)であるか、
球面レンズ一式から構成されたレンズであるか、
またはフレネルレンズである、請求項1から5何れか一項記載の測定装置。 - 前記測定装置は更に、前記光学軸(H)に対して第一入射角(α1)または第二入射角(α2)で前記物体または物体部分(4)によって受容される視準光線を生成する少なくとも一つの光源(1)を具備し、
前記測定手段(8)は、前記第一入射角(α1)の関数として、前記物体または物体部分(4)によって反射される前記第一ビームの光線の強度を測定し、また前記第二入射角(α2)の関数として、前記物体または物体部分(4)によって反射される前記第二ビームの光線の強度を測定するように構成される、請求項1から6何れか一項記載の測定装置。 - 前記光源は、レーザまたは半導体レーザである、請求項7記載の測定装置。
- 前記光源(1’)は、
LED(13)と、
視準レンズ(16)の焦点に設置された視野絞り(14)と、
前記視準レンズ(16)の近くに設置された開口絞り(15)と
を具備する、請求項7または8記載の測定装置。 - 前記光源は白色光源であり、
前記測定手段(8)は、前記光線の波長によって前記第一ビームの光線(rc)の強度と、前記第二ビームの光線(rp)の強度とを測定するように構成される、請求項7から9何れか一項記載の測定装置。 - 前記測定手段(8)は、眼が感じやすい原色である赤、緑、青の関数として、前記第一及び第二ビームの光線(rp、rc)の強度を測定するように構成される、請求項10記載の測定装置。
- 前記測定装置は複数の定置式視準光線光源を含み、各光源は他の光源から独立し、
各光源は、光源毎に特異な入射角(α)で前記物体または物体部分(4)によって受容されるビームを生成するように構成される、請求項7から11何れか一項記載の測定装置。 - 前記測定装置は更に、複数の前記光源のスイッチを順に入れるように構成された制御手段を具備する、請求項12記載の測定装置。
- 前記光源は、可変入射角(α)で前記物体または物体部分(4)によって受容される光線を生成できるようにした単一の可変式光源である単一光源である、請求項7から11何れか一項記載の測定装置。
- 前記単一光源(1”)は、レール(30)上を並進して移動できる、請求項14記載の測定装置。
- 前記単一光源は、前記視野レンズ(5)と前記観察手段の間に設置された半反射板(18)に対して、前記視野レンズ(5)の画像焦点(F4)を中心に回転するように移動でき、前記半反射板(18)は、
前記単一光源(1”’)によって生成された視準光線を、前記物体または物体部分(4)の方向へ反射するように、及び
前記視野レンズ(5)によって送達される前記第一及び第二ビームが前記半反射板(18)を通過するように構成される、請求項4から15何れか一項記載の測定装置。 - 前記測定装置は更に、前記物体または物体部分(4)の双方向反射分布関数、双方向透過分布関数、または双方向散乱分布関数の測定値を再構築するため、及び媒体にそれらを記録するための記憶手段を具備する、請求項1から16何れか一項記載の測定装置。
- 請求項1から17何れか一項記載の測定装置の使用方法であって、
前記使用方法は、前記物体または物体部分(4)に手が届き難い場合に現場で物体または物体部分(4)の双方向反射分布関数、双方向透過分布関数、または双方向散乱分布関数を、前記測定装置を用いて測定する測定ステップを含む、請求項1から17何れか一項記載の測定装置の使用方法。 - 前記測定ステップは、異方性の表面を示す前記物体(4)または物体部分(4)の双方向反射分布関数を測定する、請求項18記載の使用方法。
- 請求項1から17何れか一項記載の測定装置の使用方法であって、
前記使用方法は、前記物体(4)によって構成される光源の強度パターンを、前記測定装置を用いて測定する測定ステップを含む、請求項1から17何れか一項記載の測定装置の使用方法。
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