JP4560363B2 - 成形用型、成形部材成形方法、及び射出成形装置 - Google Patents

成形用型、成形部材成形方法、及び射出成形装置 Download PDF

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本発明は、成形用型、及び、その成形用型による成形部材成形方法、及びその成形用型を具備する射出成形装置に関する。詳しくは、円筒形状の突起、又は、円筒形状の凹部からなる成形部材を成形する成形用型、及び、その成形用型による円筒形状の突起、又は、円筒形状の凹部からなる成形部材を成形するに成形部材成形方法、及びその成形用型を具備する円筒形状の突起、又は、円筒形状の凹部からなる成形部材を射出成形して形成する射出成形装置に関する。
各種画像形成装置の画像形成部を構成する部材を射出成形により製造する場合、特に、円筒形状の突起、又は、円筒形状の凹部を有した成形品を成形用型によって形成する場合には種々の工夫を要する。
成形用の金型で、成形部材(成形品)が備える円筒形状の突起、又は、円筒形状の凹部の寸法や形成位置を容易に変更できるようにするためには、該当部分を入れ子構造として、寸法位置を調整可能としている。然しながら、入れ子構造とした場合は、寸法位置の調整時に金型駒の削りや溶接などの煩雑な作業が必要となる。
この不具合を解決するために、偏心駒を二重入れ子とする対策等が提案されている。
ところで、ハスバ歯車を射出成形する場合に、金型のキャビテイ内で冷却固化したハスバ歯車をエジェクタピンで上方に突き出すと、ハスバ歯車のねじれ角に応じて歯形入れ子が自由回転するように構成されているが、ハスバ歯車が取り出される際にキャビテイ、及び、ハスバ歯車に偏心が生じていると、円滑に回転することができない。
そこで、射出成形金型を組み付ける際、歯形入れ子、及び、センターコアピンの偏心量を、上部金型に内蔵された位置検出装置によって検出し、偏心量に基づき下部金型に内蔵された位置調整装置によって歯形入れ子、又は、下部入れ子を位置調整するようにして、高精度のプラスチック製ハスバ歯車を成形する射出成形金型において、キャビテイを形成する金型要素の位置精度を高くすることができる射出成形金型、及び、金型組み付け方法は公知である(特許文献1を参照)。
第1円状穴を有する成形品成形用の金型本体と、第1円状穴を形成する第1内周壁に摺動可能に嵌合されるとともに、第1円状穴の偏心位置に第2円状穴を有する外偏心リングと、第2円状穴を形成する第2内周壁に摺動可能に嵌合されるとともに、第2円状穴の偏心位置に前記成形品の回転中心位置に対応する基準位置を有する内偏心リングと、内偏心リングの基準位置に固定されるとともに、成形時にインサートを保持する保持ピンとを備えるようにした、成形品の回転中心位置にインサートを埋め込み成形する成形用金型も公知である(特許文献2を参照)。
然しながら、偏心駒の寸法位置調整後は、ネジなどの固定機構による固定が必要であった。
画像形成装置の、例えば、複写機やプリンタ等の光学入出力機器の高解像度化に伴い、成形品における円筒形状部の突起、又は、円筒形状部の凹部の寸法位置、及び、任意の形状との寸法位置にも高精度化が求められている。
前述したように、成形用金型で円筒形状の突起、又は、円筒形状の凹部を形成する金型駒の寸法位置を調整するためには、該当部分を入れ子構造とする必要があるため、寸法位置調整時に金型駒を削ったり、溶接する等の煩わしい作業が必要となる。また、偏心駒を二重入れ子としても、偏心駒の寸法位置調整後は、ネジ等の固定部材からなる固定機構による煩わしい固定作業等が必要であって、複雑な構成となり、コスト高にもなっていた。
特開2002−200645公報 特公平7−115381号公報
従来の成形用型、及び、その成形用型による成形部材成形方法、及び、その成形用型を具備する射出成形装置は、成形用金型で成形部材の円筒形状の突起、又は、円筒形状の凹部の寸法位置を調整するためには、該当部分を入れ子構造として、寸法位置調整時に金型駒の削りや溶接等の煩わしい作業が必要となり、偏心駒を二重入れ子としても、偏心駒の寸法位置調整後はネジ等からなる固定機構の固定部材や煩わしい固定作業も必要であって、複雑な構成となりコスト高にもなると言う問題が発生していた。
そこで本発明の課題は、このような問題点を解決するものである。即ち、成形部材の円筒形状の突起、又は、凹部の高精度の寸法位置を調整して保持することが容易となり、削りや溶接等の煩わしい作業と固定部材等が不必要となり、簡単な構成と低コストで成形する成形用型、及び、その成形用型による成形部材成形方法、及びその成形用型を具備する射出成形装置を提供することを目的とする。
目的を達成するために、請求項1に記載の本発明は、円筒形状の突起、又は、円筒形状の凹部を備えた成形部材を成形する成形用型において、固定、又は、可動に保持された成形用型本体と、上記成形用型本体に形成した円形状穴と、上記円形状穴内に嵌合してその内周壁の周方向に摺動する偏心駒と、上記円筒形状の突起、又は、円筒形状の凹部を形成するための円筒形状形成駒を保持するために上記偏心駒に形成される偏心穴としての外偏心穴と、上記外偏心穴に保持された上記円筒形状形成駒の寸法位置を検出する円筒形状形成駒位置検出手段と、上記円筒形状形成駒位置検出手段の検出した寸法位置に基づいて上記円筒形状形成駒の位置を調整して保持する円筒形状形成駒位置調整保持手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の成形用型において、上記偏心駒は、上記外偏心穴の内周に沿って摺動可能に嵌合する内偏心駒と、上記内偏心駒の円筒形状形成駒を保持する上記外偏心穴の内偏心穴と、を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の成形用型において、上記円筒形状形成駒は、上記成形部材の円筒形状部の突起を形成する円筒形状突起形成駒であることを特徴とする。
又は、請求項4に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の成形用型において、円筒形状形成駒は、成形部材の円筒形状部の凹部を形成する円筒形状凹部形成駒とからなる成形用型であることを主要な特徴とする。
又は、請求項5に記載の本発明は、請求項1、2、3又は4に記載の成形用型において、円筒形状形成駒位置検出手段は、偏心駒の回動位置を検知して、円筒形状形成駒の寸法位置を検出する成形用型であることを主要な特徴とする。
又は、請求項6に記載の本発明は、請求項5に記載の成形用型において、円筒形状形成駒位置検出手段は、内偏心駒の回動位置を検知して、円筒形状形成駒の寸法位置を検出する成形用型であることを主要な特徴とする。
又は、請求項7に記載の本発明は、請求項5又は6に記載の成形用型において、円筒形状形成駒位置検出手段は、偏心駒、又は、内偏心駒の回動方向に形成したマーキングポイントと、マーキングポイントを読み取る読取部と、を備えた成形用型であることを主要な特徴とする。
又は、請求項8に記載の本発明は、請求項7に記載の成形用型において、読取部は、マーキングポイントを光学的に読み取る光学的読取装置とからなる成形用型であることを主要な特徴とする。
又は、請求項9に記載の本発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7又は8に記載の成形用型において、円筒形状形成駒位置調整保持手段は、複数個で偏心駒の回動位置を調整して保持することにより、円筒形状形成駒位置検出手段の検出した回動位置に基づいて円筒形状形成駒の寸法位置を調整して保持する成形用型であることを主要な特徴とする。
又は、請求項10に記載の本発明は、請求項9に記載の成形用型において、円筒形状形成駒位置調整保持手段は、複数個で内偏心駒の回動位置を調整して保持することにより、円筒形状形成駒位置検出手段の検出した回動位置に基づいて円筒形状形成駒の寸法位置を調整して保持する成形用型であることを主要な特徴とする。
又は、請求項11に記載の本発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10に記載の成形用型において、円筒形状形成駒位置調整保持手段は、電気的アクチュエータを備えた成形用型であることを主要な特徴とする。
又は、請求項12に記載の本発明は、請求項11に記載の成形用型において、電気的アクチュエータは、ステッピングモータとからなる成形用型であることを主要な特徴とする。
又は、請求項13に記載の本発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10に記載の成形用型において、円筒形状形成駒位置調整保持手段は、エアーシリンダを備えた成形用型であることを主要な特徴とする。
又は、請求項14に記載の本発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10に記載の成形用型において、円筒形状形成駒位置調整保持手段は、油圧シリンダを備えた成形用型であることを主要な特徴とする。
又は、請求項15に記載の本発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10に記載の成形用型において、円筒形状形成駒位置調整保持手段は、圧電素子を備えた成形用型であることを主要な特徴とする。
又は、請求項16に記載の本発明は、成形用型による円筒形状の突起、又は、円筒形状の凹部からなる成形部材を成形する成形部材成形方法において、請求項1乃至15の何れか1項に記載の成形用型の偏心駒の回動位置を円筒形状形成駒位置検出手段で検知して、円筒形状形成駒位置検出手段の検知した回動位置に基づいて円筒形状形成駒の寸法位置を円筒形状形成駒位置調整保持手段で調整して保持して成形する成形部材成形方法であることを最も主要な特徴とする。
又は、請求項17に記載の本発明は、請求項16に記載の成形部材成形方法において、請求項1乃至15の何れか1項に記載の成形用型の内偏心駒の回動位置を円筒形状形成駒位置検出手段で検知して、円筒形状形成駒位置検出手段の検知した回動位置に基づいて円筒形状形成駒の寸法位置を円筒形状形成駒位置調整保持手段で調整して保持して成形する成形部材成形方法であることを主要な特徴とする。
又は、請求項18に記載の本発明は、円筒形状の突起、又は、円筒形状の凹部からなる成形部材を射出成形して形成する射出成形装置において、請求項1乃至17の何れか一項に記載の成形用型、又は、成形部材成形方法で、円筒形状形成駒で、成形部材に円筒形状部を射出成形して形成する射出成形装置であることを最も主要な特徴とする。
又は、請求項19に記載の本発明は、請求項18に記載の射出成形装置において、円筒形状形成駒は、円筒形状突起形成駒で成形部材に円筒形状部の突起を形成する射出成形装置であることを主要な特徴とする。
又は、請求項20に記載の本発明は、請求項18又は19に記載の射出成形装置において、円筒形状形成駒は、円筒形状凹部形成駒で成形部材に円筒形状部の凹部を形成する射出成形装置であることを主要な特徴とする
本発明は、以下に説明するように構成されているので、請求項1の発明によれば、成形部材の円筒形状の突起、又は、凹部の高精度の寸法位置を調整して保持することが容易となり、削りや溶接等の煩わしい作業と固定部材等が不必要となり、簡単な構成と低コストで成形する成形用型を提供することができるようになった。
請求項2の発明によれば、成形部材の円筒形状の突起、又は、凹部の、更に、高精度の寸法位置を調整して保持することが容易となり、削りや溶接等の煩わしい作業と固定部材等が不必要となり、簡単な構成と低コストで成形する成形用型を提供することができるようになった。
請求項3の発明によれば、成形部材の円筒形状の突起の高精度の寸法位置を調整して保持することが容易となり、削りや溶接等の煩わしい作業と固定部材等が不必要となり、簡単な構成と低コストで成形する成形用型を提供することができるようになった。
請求項4の発明によれば、成形部材の円筒形状の凹部の高精度の寸法位置を調整して保持することが容易となり、削りや溶接等の煩わしい作業と固定部材等が不必要となり、簡単な構成と低コストで成形する成形用型を提供することができるようになった。
請求項5の発明によれば、偏心駒の回動位置を検知して、成形部材の円筒形状の突起、又は、凹部の高精度の寸法位置を調整して保持することが容易となり、削りや溶接等の煩わしい作業と固定部材等が不必要となり、簡単な構成と低コストで成形する成形用型を提供することができるようになった。
請求項6の発明によれば、内偏心駒の回動位置を検知して、成形部材の円筒形状の突起、又は、凹部の高精度の寸法位置を調整して保持することが容易となり、削りや溶接等の煩わしい作業と固定部材等が不必要となり、簡単な構成と低コストで成形する成形用型を提供することができるようになった。
請求項7の発明によれば、偏心駒、又は、内偏心駒の回動位置をマーキングポイントと読取部で検知して、成形部材の円筒形状の突起、又は、凹部の高精度の寸法位置を調整して保持することが容易となり、削りや溶接等の煩わしい作業と固定部材等が不必要となり、簡単な構成と低コストで成形する成形用型を提供することができるようになった。
請求項8の発明によれば、偏心駒、又は、内偏心駒の回動位置をマーキングポイントと読取部の光学的読取装置で温度等に依存せず非接触にて検知して、成形部材の円筒形状の突起、又は、凹部の、更に、高精度の寸法位置を調整して保持することが容易となり、削りや溶接等の煩わしい作業と固定部材等が不必要となり、簡単な構成と低コストで成形する成形用型を提供することができるようになった。
請求項9の発明によれば、成形部材の円筒形状の突起、又は、凹部の高精度の寸法位置を安定して調整して保持することが容易となり、削りや溶接等の煩わしい作業と固定部材等が不必要となり、簡単な構成と低コストで成形する成形用型を提供することができるようになった。
請求項10の発明によれば、成形部材の円筒形状の突起、又は、凹部の、更に、高精度の寸法位置を、更に、安定して調整して保持することが容易となり、削りや溶接等の煩わしい作業と固定部材等が不必要となり、簡単な構成と低コストで成形する成形用型を提供することができるようになった。
請求項11の発明によれば、成形部材の円筒形状の突起、又は、凹部の高精度の寸法位置を電気信号により電気的アクチュエータで調整して保持することが容易となり、削りや溶接等の煩わしい作業と固定部材等が不必要となり、簡単な構成と低コストで成形する成形用型を提供することができるようになった。
請求項12の発明によれば、成形部材の円筒形状の突起、又は、凹部の高精度の寸法位置を電気信号により電気的アクチュエータで調整して保持することが容易となり、削りや溶接等の煩わしい作業と固定部材等が不必要となり、簡単な構成と、更に、低コストで成形する小型の成形用型を提供することができるようになった。
請求項13の発明によれば、成形部材の円筒形状の突起、又は、凹部の高精度の寸法位置をエアーシリンダで調整して保持することが容易となり、削りや溶接等の煩わしい作業と固定部材等が不必要となり、簡単な構成と低コストで、充填材料の射出時の高圧力にも安全で確実に成形する成形用型を提供することができるようになった。
請求項14の発明によれば、成形部材の円筒形状の突起、又は、凹部の高精度の寸法位置を油圧シリンダで調整して保持することが容易となり、削りや溶接等の煩わしい作業と固定部材等が不必要となり、簡単な構成と低コストで、充填材料の射出時の高圧力にも安全で確実に成形する成形用型を提供することができるようになった。
請求項15の発明によれば、成形部材の円筒形状の突起、又は、凹部の非常に微少な高精度の寸法位置を圧電素子で調整して保持することが容易となり、削りや溶接等の煩わしい作業と固定部材等が不必要となり、簡単な構成と低コストで成形する成形用型を提供することができるようになった。
請求項16の発明によれば、成形部材の円筒形状の突起、又は、凹部の高精度の寸法位置を調整して保持することが容易となり、削りや溶接等の煩わしい作業と固定部材等が不必要となり、簡単な構成と低コストで成形する成形部材成形方法を提供することができるようになった。
請求項17の発明によれば、成形部材の円筒形状の突起、又は、凹部の、更に、高精度の寸法位置を調整して保持することが容易となり、削りや溶接等の煩わしい作業と固定部材等が不必要となり、簡単な構成と低コストで成形する成形部材成形方法を提供することができるようになった。
請求項18の発明によれば、偏心駒、及び、内偏心駒の少なくとも1つ以上の回動位置を調整することで、成形部材の円筒形状部の突起、又は、凹部を形成する円筒形状形成駒の円筒形状突起形成駒、又は、円筒形状凹部形成駒を形成する駒の中心の寸法位置を調整し、成形される成形部材の円筒形状の突起、又は、凹部を、駒の削りや溶接といった作業を行なうことなく、更に、寸法位置調整後の固定部材は必要なく、固定作業も行なわずに、所望の、高精度の寸法位置に配置することが可能となる射出成形装置を提供することができるようになった。
請求項19の発明によれば、偏心駒、及び、内偏心駒の少なくとも1つ以上の回動位置を調整することで、成形部材の円筒形状部の突起を形成する円筒形状形成駒の円筒形状突起形成駒を形成する駒の中心の寸法位置を調整し、成形される成形部材の円筒形状の突起を、駒の削りや溶接といった作業を行なうことなく、更に、寸法位置調整後の固定部材は必要なく、固定作業も行なわずに、所望の、高精度の寸法位置に配置することが可能となる射出成形装置を提供することができるようになった。
請求項20の発明によれば、偏心駒、及び、内偏心駒の少なくとも1つ以上の回動位置を調整することで、成形部材の円筒形状部の凹部を形成する円筒形状形成駒の円筒形状凹部形成駒を形成する駒の中心の寸法位置を調整し、成形される成形部材の円筒形状の凹部を、駒の削りや溶接といった作業を行なうことなく、更に、寸法位置調整後の固定部材は必要なく、固定作業も行なわずに、所望の、高精度の寸法位置に配置することが可能となる射出成形装置を提供することができるようになった
次に、本発明の実施の形態は、図面を参照して詳細に説明する。
図1乃至図3において、円筒形状の突起、又は、円筒形状の凹部からなる成形部材(成形品)を成形する成形用型0は、固定、又は、可動に保持された成形用型本体1と、成形用型本体1に形成した円形状穴2と、円形状穴2の内周壁の外周方向に摺動して回動可能に嵌合する偏心駒3と、成形部材(成形品)10の円筒形状部11(突起11a(図3を参照)、又は、凹部11b(図1を参照))を形成する円筒形状形成駒4(円筒形状突起形成駒4a、又は、円筒形状凹部形成駒4b)を保持するために偏心駒3に形成された偏心穴5(外偏心穴5a)と、外偏心穴5aに保持された円筒形状突起形成駒4a、又は、円筒形状凹部形成駒4bの寸法位置を検出する円筒形状形成駒位置検出手段6と、円筒形状形成駒位置検出手段6の検出した寸法位置に基づいて円筒形状突起形成駒4a、又は、円筒形状凹部形成駒4bの寸法位置を調整して保持する円筒形状形成駒位置調整保持手段7とからなる。成形部材10の突起11a、又は、凹部11bを成形する成形部材成形方法は、外偏心穴5aに保持された円筒形状突起形成駒4a、又は、円筒形状凹部形成駒4bの寸法位置を円筒形状形成駒位置検出手段6で検出して、円筒形状形成駒位置検出手段6の検出した寸法位置に基づいて円筒形状突起形成駒4a、又は、円筒形状凹部形成駒4bの寸法位置を円筒形状形成駒位置調整保持手段7で調整して保持して成形するから、突起11a、又は、凹部11bの高精度の寸法位置を調整して保持することが容易となり、削りや溶接等の煩わしい作業と固定部材等が不必要となり、簡単な構成と低コストで、高精度の成形部材10を成形することができる。
更に、偏心駒3は、外偏心穴5aの内周壁の外周方向に摺動可能に嵌合する内偏心駒3aと、内偏心駒3aの円筒形状突起形成駒4a、又は、円筒形状凹部形成駒4bを保持する偏心穴5の内偏心穴5bとからなり、成形部材成形方法は、成形用型0の偏心穴5の内偏心穴5bに保持された円筒形状突起形成駒4a、又は、円筒形状凹部形成駒4bの寸法位置を円筒形状形成駒位置検出手段6で検出して、円筒形状形成駒位置検出手段6の検出した寸法位置に基づいて円筒形状突起形成駒4a、又は、円筒形状凹部形成駒4bの寸法位置を円筒形状形成駒位置調整保持手段7で調整して保持して成形するから、突起11a、又は、凹部11bを高精度に寸法位置を調整して保持することが容易となり、削りや溶接等の煩わしい作業と固定部材等が不必要となり、簡単な構成と低コストで、更に、高精度の成形部材10を成形することができる。
偏心駒3は、成形用型本体1に形成した円形状穴2の内周壁に周方向に摺動して回動可能に嵌合されている。
内偏心駒3aは、偏心駒3の外偏心穴5aの内周壁の周方向に摺動して回動可能に嵌合されている。
更に、突起11a、又は、凹部11bを形成する円筒形状突起形成駒4a、又は、円筒形状凹部形成駒4bは、偏心穴5の内偏心穴5bに嵌合されて保持される。
円筒形状形成駒位置調整保持手段7は、偏心駒3の外側面の3箇所に当接し、偏心駒3を図示の矢印(A)方向に回動駆動して回動位置を調整して、その回動位置を保持する。
又、一方の円筒形状形成駒位置検出手段6は、偏心駒3の回動位置を検知して、円筒形状突起形成駒4a、又は、円筒形状凹部形成駒4bの寸法位置を検出する。
同様に、円筒形状形成駒位置調整保持手段7は、内偏心駒3aの外側面の3箇所にも当接し、内偏心駒3aを図示の矢印(B)方向に回動駆動して、回動位置を調整して、その回動位置を保持するようにもなっている。
又、同様に、他方の円筒形状形成駒位置検出手段6は、内偏心駒3aの回動位置を検知して、円筒形状突起形成駒4a、又は、円筒形状凹部形成駒4bの寸法位置をも検出するようになっている。
軸方向位置を異ならせて配置された2個の円筒形状形成駒位置検出手段6は、それぞれ、偏心駒3の回動位置と、内偏心駒3aの回動位置を検知して、円筒形状突起形成駒4a、又は、円筒形状凹部形成駒4bの寸法位置を検出する。
偏心駒3の回動位置を検知する円筒形状形成駒位置検出手段6は、偏心駒3の外周側面に付されたマーキングポイント6aを、光学的に読み取る読取部6bとしての光学読取装置6b1によって検知する。
又、内偏心駒3aの回動位置を検知する円筒形状形成駒位置検出手段6は、内偏心駒3aの外周側面に付されたマーキングポイント6aを、光学的に読み取る読取部6bとしての光学読取装置6b1によって検知する。
各円筒形状形成駒位置検出手段6は、偏心駒3の回動位置と内偏心駒3aの回動位置を、各マーキングポイント6aを光学読取装置6b1によって個別に検知するから、温度等に依存せず非接触にて、更に、高精度の寸法位置を検出することができる。
偏心駒3の回動位置と内偏心駒3aについて個別に円筒形状形成駒位置検出手段6によって検知された回動位置情報に基づいて偏心量を算出し、偏心駒3の回動位置、又は、内偏心駒3aの回動位置を調整して偏心量を調整する。
この時、偏心駒3の外側面に形成された当接部、又は、歯車3bの3箇所に当接する円筒形状形成駒位置調整保持手段7の駆動源の駆動歯車によって調整するか、又は、内偏心駒3aの外側面に形成された当接部、又は、歯車3b1の3箇所に当接する円筒形状形成駒位置調整保持手段7の駆動源の回転体、ローラ、又は、駆動歯車によって調整する。
即ち、円筒形状形成駒位置調整保持手段7は、駆動源としてのモータ7aと、モータ7aにより回転駆動されるギヤ7a’からなる。各ギヤ7a’は、歯車3b、3b1と噛合して、偏心駒3、内偏心駒3aを任意の方向に任意の回動角度だけ回転(回動)させる。
円筒形状形成駒位置調整保持手段7の駆動源7aは、その用途や金型構造により適宜選択され、偏心駒3と内偏心駒3aの各外側面の複数箇所について2箇所は必要であり、3個所以上で保持することが好ましく、安定して調整して保持することができる。
円筒形状の突起、又は、円筒形状の凹部からなる成形部材を射出成形して形成する射出成形装置20は、請求項1乃至17の何れか一項に記載の成形用型0、又は、成形部材成形方法により、円筒形状突起形成駒4a、又は、円筒形状凹部形成駒4bを用いて、成形部材10に突起11a、又は、凹部11bを射出成形して形成する。
射出成形装置20は、成形用型0を図示の矢印(C)方向に可動に保持する可動型部21と、成形部材10を成形する固定型部22と、固定型部22のキャビテイ内部に充填材料の樹脂を充填する充填材料射出部23とからなる。
充填材料射出部23は、シリンダ23a、シリンダ23a内部に配置されて回転するスクリュー23b、シリンダ先端のノズル23c、シリンダ側面に連通配置されたホッパ23d、ホッパ23dからの樹脂材料供給量を調整する計量プランジャ23e等から構成される。
ホッパ23dからシリンダ23aの内部に充填される樹脂材料は、計量プランジャ23eで調量され、スクリュー23bの所定量の回転によって、ノズル23cから注入口23fを通して固定型部22のキャビテイ内部に射出されて、成形用型0と固定型部22によって成形部材10が成形される。
従って、以上のような構成にすることにより、偏心駒3、及び、内偏心駒3aの少なくとも1つ以上の回動位置を調整することで、成形部材10の突起11a、又は、凹部11bを形成する円筒形状突起形成駒4a、又は、円筒形状凹部形成駒4bを形成する駒の中心4cの寸法位置を調整し、成形される成形部材10の突起11a、又は、凹部11bを、駒の削りや溶接といった作業を行なうことなく、更に、寸法位置調整後の固定部材は必要なく、固定作業も行なわずに、所望の、高精度の寸法位置に配置することが可能となる。
図4に示す他の実施形態において、円筒形状形成駒位置調整保持手段7の駆動源は、電気的アクチュエータ7aのステッピングモータ7a1からなり、ステッピングモータ7a1により駆動されるピニオンギヤ、ラック(ラックギヤ)8を介して、偏心駒3の外側面に形成された歯車3bと内偏心駒3aの外側面に形成された歯車3b1に当接して、電気信号により、偏心駒3、及び、内偏心駒3aの少なくとも1つ以上の回動位置を調整することで、成形部材10の突起11a、又は、凹部11bを形成する円筒形状突起形成駒4a、又は、円筒形状凹部形成駒4bを形成する駒の中心4cの寸法位置を調整して保持する小型で、更に、低コストの成形用型0を提供することができる。
図5に示す他の実施形態において、円筒形状形成駒位置調整保持手段7の駆動源は、エアーシリンダ7bからなり、ラック8を介して、偏心駒3の外側面に形成された歯車3bと内偏心駒3aの外側面に形成された歯車3b1に当接して、エアー制御弁7b1により、偏心駒3、及び、内偏心駒3aの少なくとも1つ以上の回動位置を調整することで、成形部材10の突起11a、又は、凹部11bを形成する円筒形状突起形成駒4a、又は、円筒形状凹部形成駒4bを形成する駒の中心4cの寸法位置を調整して保持する、充填材料の射出時の高圧力にも安全で確実に成形する成形用型0を提供することができるようになった。
図6において、円筒形状形成駒位置調整保持手段7の駆動源は、油圧シリンダ7cからなり、ラック8を介して、偏心駒3の外側面に形成された歯車3bと内偏心駒3aの外側面に形成された歯車3b1に当接して、油圧制御弁7c1により、偏心駒3、及び、内偏心駒3aの少なくとも1つ以上の回動位置を調整することで、成形部材10の突起11a、又は、凹部11bを形成する円筒形状突起形成駒4a、又は、円筒形状凹部形成駒4bを形成する駒の中心4cの寸法位置を調整して保持する、充填材料の射出時の高圧力にも安全で確実に成形する成形用型0を提供することができる。
図7において、円筒形状形成駒位置調整保持手段7の駆動源は、圧電素子7dからなり、圧電素子7dに所定の電流を通電して励振させることにより、ラック8を介してその駆動力を偏心駒3の外側面に形成された歯車3bと内偏心駒3aの外側面に形成された歯車3b1に伝達させる。そして、偏心駒3、及び、内偏心駒3aの少なくとも1つ以上の回動位置を調整することで、成形部材10の突起11a、又は、凹部11bを形成する円筒形状突起形成駒4a、又は、円筒形状凹部形成駒4bを形成する駒の中心4cの非常に微少な寸法位置を調整して保持して成形する成形用型0を提供する。
図8において、円筒形状の突起、又は、円筒形状の凹部からなる成形部材で位置決めして画像を形成する画像形成装置50は、被記録体(P)の記録用紙に記録画像を形成する画像形成部51と、部材の位置決めをする請求項21、22又は23に記載の成形部材10とからなり、成形部材10の突起11a、又は、凹部11bの高精度の寸法位置を調整して保持することが容易となり、削りや溶接等の煩わしい作業と固定部材等が不必要となり、簡単な構成と低コストである。
画像形成装置50としてのデジタル複写機は、原稿載置台52aに載置された原稿(O)の原稿画像を読み取る原稿画像読取部52、原稿画像読取部52から送出されるデジタル出力信号を電気的に画像処理した画像記録情報に基づいて電子写真方法で被記録体(P)の記録用紙上に高速で高品質のトナーの記録画像を形成する画像形成部51と、画像形成部51を載置する被記録体(P)の記録用紙を給送する被記録体給送部53とからなる。
原稿画像読取部52は、原稿載置台52aの原稿(O)を走査して照明するランプ52b、例えば、ハロゲンランプを有し、このランプ52bで照明された際の原稿(O)からの反射光は、ミラー52c、ミラー52d、ミラー52eを経て結像レンズ52fに入射し、結像レンズ52fにより、原稿画像光は原稿画像情報読み取り部であるCCD52gに結像されて、デジタル信号に変換して出力される。
原稿画像読取部52は、ランプ52bとミラー52cを搭載する第1キャリッジ52hとミラー52dとミラー52eを搭載する第2キャリッジ52iを、成形部材10の読取走査駆動部材10aに位置決めされて高精度の寸法で張架され駆動されるタイミングベルト52jを介して、原稿(O)の原稿画像を高精度な読取走査を行って高品質の原稿画像情報を得るようになっている。
画像形成部51は、像担持体51aのドラム形状の感光体ドラム、潜像形成手段51c、帯電手段51b、現像手段51d等とからなる。
画像形成装置50は、像担持体51aのドラム形状の感光体ドラムを、成形部材10の像担持体駆動部材10bに位置決めされて高精度の寸法で回動可能に保持して、高品質の形成画像を得るようになっている。
像担持体51aのドラム形状の感光体ドラムの表面51a1の帯電面には、原稿画像読取部52の原稿載置台52aに載置された原稿(O)の現像画素データに変調されたレーザービーム等の現像画素データを潜像形成手段51cから投射されて静電潜像が形成される。
像担持体51aのドラム形状の感光体ドラムの図示の矢印(D)方向の回転にともなって、潜像形成手段51cで形成された静電潜像が、現像手段51dの配置されている現像部位に達すると、現像スリーブ51d1から供給されるトナーでトナー画像が形成され、像担持体51aのドラム形状の感光体ドラムの現像スリーブ51d1の下方に配置してある転写手段51eに至ると、これにタイミングを合わせて、被記録体給送部53から給送された被記録体(P)の記録用紙がレジストローラ51e1から転写部位に供給されて像担持体51aのドラム形状の感光体ドラム側のトナーの記録画像が被記録体(P)の記録用紙に転移する。
被記録体給送部53は、給紙カセット53aに積載された被記録体(P)の記録用紙を、成形部材10の給紙ローラ回転駆動部材10cに位置決めされて高精度の寸法で回転可能に保持された給紙ローラ53bを介して、確実に一枚に分離して、図示の矢印(E)方向の給紙方向に正確に給送するようになっている。
その後、被記録体(P)の記録用紙は、像担持体51aのドラム形状の感光体ドラムから分離されて、定着装置51fに搬送されてトナーの記録画像が定着された後に、排紙ローラ51gによって排紙トレイ51hに排紙されて収納される。
転写時に転写に寄与せずに、像担持体51aのドラム形状の感光体ドラムの表面51a1上に残ったトナーはクリーニング手段51iの位置に達すると掻き落とされ、次いで、図示しない廃棄用トナー容器に回収される。
従って、ランプ52bとミラー52cを搭載する第1キャリッジ52hとミラー52dとミラー52eを搭載する第2キャリッジ52i、像担持体51aのドラム形状の感光体ドラム、給紙ローラ53b等の部材の位置決めをする成形部材10、読取走査駆動部材10a、像担持体駆動部材10b、給紙ローラ回転駆動部材10c等の突起11a、又は、凹部11bの高精度の寸法位置を調整して保持することが容易となり、削りや溶接等の煩わしい作業と固定部材等が不必要となり、簡単な構成と低コストである高速で高品質のトナーの記録画像を形成する成形部材10を具備する画像形成装置50を提供することができるようになった。
本発明の実施の形態例を示す成形用型、及び、その成形用型による成形部材成形方法、並びに、その成形用型を具備する射出成形装置、並びに、その成形用型と成形部材成形方法で形成した成形部材を説明する説明図である。 本発明の実施の形態例を示す成形用型の主要部の状態を説明する断面図である。 本発明の他の実施の形態例を示す成形用型の主要部、及び、その成形用型による成形部材成形方法、並びに、その成形用型を具備する射出成形装置の主要部、並びに、その成形用型と成形部材成形方法で形成した成形部材を説明する説明図である。 本発明の他の実施の形態例を示す成形用型の主要部を説明する説明図である。 本発明の他の実施の形態例を示す成形用型の主要部を説明する説明図である。 本発明の他の実施の形態例を示す成形用型の主要部を説明する説明図である。 本発明の他の実施の形態例を示す成形用型の主要部を説明する説明図である。 本発明の実施の形態例を示す画像形成装置を説明する説明図である。
符号の説明
0 成形用型
1 成形用型本体
2 円形状穴
3 偏心駒、
3a 内偏心駒、
3b 歯車、
3b1 歯車
4 円筒形状形成駒、
4a 円筒形状突起形成駒、
4b 円筒形状凹部形成駒、
4c 駒の中心
5 偏心穴、
5a 外偏心穴、
5b 内偏心穴
6 円筒形状形成駒位置検出手段、
6a マーキングポイント、
6b 読取部、
6b1 光学的読取装置
7 円筒形状形成駒位置調整保持手段、
7a 電気的アクチュエータ、
7a1 ステッピングモータ、
7b エアーシリンダ、
7b1 エアー制御弁、
7c 油圧シリンダ、
7c1 油圧制御弁、
7d 圧電素子
8 ラック
10 成形部材、
10a 読取走査駆動部材、
10b 像担持体駆動部材、
10c 給紙ローラ回転駆動部材
11 円筒形状部、
11a 突起、
11b 凹部
20 射出成形装置、
21 可動型部
22 固定型部
23 充填材料射出部、
23a シリンダ、
23b スクリュー、
23c ノズル、
23d ホッパ、
23e 計量プランジャ、
23f 注入口
50 画像形成装置
51 画像形成部、
51a 像担持体、
51a1 表面、
51b 帯電手段、
51c 潜像形成手段、
51d 現像手段、
51d1 現像スリーブ、
51e 転写手段、
51e1 レジストローラ、
51f 定着装置、
51g 排紙ローラ、
51h 排紙トレイ、
51i クリーニング手段
52 原稿画像読取部、
52a 原稿載置台、
52b ランプ、
52c ミラー、
52d ミラー、
52e ミラー、
52f 結像レンズ、
52g CCD、
52h 第1キャリッジ、
52i 第1キャリッジ、
52j タイミングベルト
53 被転記録体給送部、
53a 給紙カセット、
53b 給紙ローラ

Claims (20)

  1. 円筒形状の突起、又は、円筒形状の凹部を備えた成形部材を成形する成形用型において、固定、又は、可動に保持された成形用型本体と、上記成形用型本体に形成した円形状穴と、上記円形状穴内に嵌合してその内周壁の周方向に摺動する偏心駒と、上記円筒形状の突起、又は、円筒形状の凹部を形成するための円筒形状形成駒を保持するために上記偏心駒に形成される偏心穴としての外偏心穴と、上記外偏心穴に保持された上記円筒形状形成駒の寸法位置を検出する円筒形状形成駒位置検出手段と、上記円筒形状形成駒位置検出手段の検出した寸法位置に基づいて上記円筒形状形成駒の位置を調整して保持する円筒形状形成駒位置調整保持手段と、を備えたことを特徴とする成形用型。
  2. 請求項1に記載の成形用型において、上記偏心駒は、上記外偏心穴の内周に沿って摺動可能に嵌合する内偏心駒と、上記内偏心駒の円筒形状形成駒を保持する上記外偏心穴の内偏心穴と、を備えたことを特徴とする成形用型。
  3. 請求項1又は2に記載の成形用型において、上記円筒形状形成駒は、上記成形部材の円筒形状部の突起を形成する円筒形状突起形成駒であることを特徴とする成形用型。
  4. 請求項1又は2に記載の成形用型において、上記円筒形状形成駒は、上記成形部材の円筒形状部の凹部を形成する円筒形状凹部形成駒であることを特徴とする成形用型。
  5. 請求項1、2、3又は4に記載の成形用型において、上記円筒形状形成駒位置検出手段は、上記偏心駒の回動位置を検知することにより、上記円筒形状形成駒の寸法位置を検出することを特徴とする成形用型。
  6. 請求項5に記載の成形用型において、上記円筒形状形成駒位置検出手段は、上記内偏心駒の回動位置を検知することにより、上記円筒形状形成駒の寸法位置を検出することを特徴とする成形用型。
  7. 請求項5又は6に記載の成形用型において、上記円筒形状形成駒位置検出手段は、上記偏心駒、又は、上記内偏心駒の回動方向に形成したマーキングポイントと、上記マーキングポイントを読み取る読取部と、を備えたことを特徴とする成形用型。
  8. 請求項7に記載の成形用型において、上記読取部は、上記マーキングポイントを光学的に読み取る光学的読取装置であることを特徴とする成形用型。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6、7又は8に記載の成形用型において、上記円筒形状形成駒位置調整保持手段は、複数個で上記偏心駒の回動位置を調整して保持することにより、上記円筒形状形成駒位置検出手段の検出した回動位置に基づいて上記円筒形状形成駒の寸法位置を調整して保持することを特徴とする成形用型。
  10. 請求項9に記載の成形用型において、上記円筒形状形成駒位置調整保持手段は、複数個で上記内偏心駒の回動位置を調整して保持することにより、上記円筒形状形成駒位置検出手段の検出した回動位置に基づいて上記円筒形状形成駒の寸法位置を調整して保持することを特徴とする成形用型。
  11. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10に記載の成形用型において、上記円筒形状形成駒位置調整保持手段は、電気的アクチュエータを備えたことを特徴とする成形用型。
  12. 請求項11に記載の成形用型において、上記電気的アクチュエータは、ステッピングモータからなることを特徴とする成形用型。
  13. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10に記載の成形用型において、上記円筒形状形成駒位置調整保持手段は、エアーシリンダを備えたことを特徴とする成形用型。
  14. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10に記載の成形用型において、上記円筒形状形成駒位置調整保持手段は、油圧シリンダを備えたことを特徴とする成形用型。
  15. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10に記載の成形用型において、上記円筒形状形成駒位置調整保持手段は、圧電素子を備えたことを特徴とする成形用型。
  16. 成形用型を用いて、円筒形状の突起、又は、円筒形状の凹部を有した成形部材を成形する成形部材成形方法において、上記請求項1乃至15の何れか1項に記載の成形用型の偏心駒の回動位置を円筒形状形成駒位置検出手段で検知して、上記円筒形状形成駒位置検出手段の検知した回動位置に基づいて上記円筒形状形成駒の寸法位置を円筒形状形成駒位置調整保持手段で調整してから成形することを特徴とする成形部材成形方法。
  17. 請求項16に記載の成形部材成形方法において、上記請求項1乃至15の何れか1項に記載の成形用型の内偏心駒の回動位置を円筒形状形成駒位置検出手段で検知して、上記円筒形状形成駒位置検出手段の検知した回動位置に基づいて上記円筒形状形成駒の寸法位置を円筒形状形成駒位置調整保持手段で調整してから成形することを特徴とする成形部材成形方法。
  18. 円筒形状の突起、又は、円筒形状の凹部を備えた成形部材を射出成形して形成する射出成形装置において、上記請求項1乃至17の何れか一項に記載の成形用型、又は、成形部材成形方法により、上記円筒形状形成駒を用いて成形部材に円筒形状部を射出成形することを特徴とする射出成形装置。
  19. 請求項18に記載の射出成形装置において、上記円筒形状形成駒は、上記円筒形状突起形成駒により成形部材に円筒形状部の突起を形成することを特徴とする射出成形装置。
  20. 請求項18又は19に記載の射出成形装置において、上記円筒形状形成駒は、円筒形状凹部形成駒により成形部材に円筒形状部の凹部を形成することを特徴とする射出成形装置。
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