JP5784291B2 - 光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5784291B2
JP5784291B2 JP2010204513A JP2010204513A JP5784291B2 JP 5784291 B2 JP5784291 B2 JP 5784291B2 JP 2010204513 A JP2010204513 A JP 2010204513A JP 2010204513 A JP2010204513 A JP 2010204513A JP 5784291 B2 JP5784291 B2 JP 5784291B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
optical element
optical
motor
scanning device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010204513A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012058678A (ja
Inventor
亮介 佐々木
亮介 佐々木
伸弘 白井
伸弘 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2010204513A priority Critical patent/JP5784291B2/ja
Publication of JP2012058678A publication Critical patent/JP2012058678A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5784291B2 publication Critical patent/JP5784291B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

本発明は、光ビームにより被走査体を走査する光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置に関する。
例えば、電子写真方式の画像形成装置では、光ビームにより感光体(被走査体)表面を走査して、静電潜像を感光体表面に形成し、トナーにより感光体表面の静電潜像を現像して、感光体表面にトナー像を形成し、トナー像を感光体から記録用紙に転写し、記録用紙を加熱及び加圧して、トナー像を記録用紙上に定着させる。
光走査装置は、そのような画像形成装置に設けられ、光ビームにより感光体(被走査体)表面を走査するために用いられる。この光走査装置では、画像データに応じて半導体レーザから出力される光ビームの強度を変調し、また半導体レーザの光ビームをポリゴンミラーへと出射して、この光ビームをポリゴンミラーで反射させ、このポリゴンミラーの回転により光ビームを走査方向に繰り返し偏向させ、更にfθレンズにより光ビームを感光体上で等線速度となるように偏向させ、この光ビームにより感光体表面を走査して、感光体表面に静電潜像を形成する。
このような構成の光走査装置においては、半導体レーザや様々な光学部品の特性、取付け誤差、形状の歪み等が原因となって、光ビームにより走査される感光体表面上の走査線に傾き等が生じることがあり、走査線の傾き等が生じると、感光体表面の静電潜像が歪んで、画像品質が低下する。
このため、特許文献1では、光ビームが透過する長尺レンズの両端部上面をそれぞれの板バネで押え付け、長尺レンズの下面複数箇所にそれぞれのアジャスタの先端を当接させ、各アジャスタをそれぞれのモータにより上下に移動させて、長尺レンズの下面それぞれの箇所を押圧し、長尺レンズの曲がり状態を調節して、光ビームにより走査される感光体表面上の走査線の傾き等を低減している。
また、特許文献2では、ミラーの片端部上面を板バネで押え付け、ミラーの片端部下面にアジャスタの先端を当接させ、アジャスタをステッピングモータにより上下に移動させて、ミラーの傾きを調節して、光ビームにより走査される感光体表面上の走査線の傾き等を低減している。
特開2007−199242号公報 特開2010−39179号公報
しかしながら、特許文献1、2のようにレンズやミラーの一方の面を板バネで押え付け、それらの他方の面に当接したアジャスタをモータにより上下に移動させる構成では、レンズやミラーが板バネ側に寄って、板バネの弾性力が大きくなると、モータの負荷が増大して、モータが脱調し易く、レンズの曲がり状態やミラーの傾きの調節に誤差が生じた。特に、アジャスタの位置を微調整するときには、数パルス分のパルス信号をステッピングモータに加えて、ステッピングモータを僅かに回転させるが、このときにステッピングモータの脱調を引き起こすことが多かった。
また、モータの出力をアジャスタに伝達するまでの伝達機構(ギア等)にはバックラッシュがあるので、このバックラッシュが原因となって、アジャスタの位置に誤差が生じ、やはりレンズの曲がり状態やミラーの傾きの調節に大きな誤差が生じた。
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、モータの脱調やギア等のバックラッシュの影響を受けずに、レンズやミラー等の光学素子の状態もしくは位置を高精度で調節することが可能な光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、発光素子から被走査体までの光ビームの光路に係る光学素子を備え、前記光ビームにより前記被走査体を走査する光走査装置であって、前記光学素子を一方向に付勢する付勢部と、前記付勢部により一方向に付勢された前記光学素子に当接して、前記光学素子を位置決めし、前記一方向及び該一方向とは逆方向に移動可能な位置決め部材と、モータ、前記モータの出力軸に固定された第1ギア、前記第1ギアに歯合する第2ギア、及び前記第2ギアの軸と共に回転して直線移動する移動部材を有し、前記モータの出力軸と前記第2ギアの軸並びに前記移動部材の直線移動方向とを直交させ、前記位置決め部材を前記光学素子と共に前記一方向及び前記逆方向のいずれかに移動させる駆動部と、前記モータを制御する制御部とを備え、前記位置決め部材は、前記光学素子に当接する当接部、及び前記当接部とは該位置決め部材の反対側に設けられて、前記移動部材の直線移動方向に対して傾斜した傾斜面を有し、前記駆動部により前記移動部材を直線移動させて、前記移動部材の先端により前記傾斜面を押圧して、前記位置決め部材及び前記当接部に当接する前記光学素子を前記逆方向に移動させており、前記制御部は、前記モータを所定方向に所定パルス数回転させ前記光学素子を移動させて停止その停止位置を所定位置として、前記モータを前記所定方向とは逆方向に前記駆動部のバックラッシュに対応する所定回転角度だけ回転させ、更に前記モータを前記所定方向とは逆方向に前記所定位置から目標位置までの前記光学素子の移動に要する回転角度だけ回転させて、前記光学素子を目標位置まで移動させることにより、前記光学素子の位置調節を行う構成としている
このような本発明では、光学素子を所定位置まで移動させてから目標位置へと逆方向に移動させている。この所定位置から目標位置までの距離を十分に長くしておけば、光学素子を移動させるためのモータの駆動期間が長くなり、モータの脱調が生じ難い。例えば、ステッピングモータを用いる場合は、多数のパルス信号をステッピングモータに加えるので、ステッピングモータの脱調が生じ難く、光学素子の位置決め誤差が生じ難い。
また、前記モータを所定方向に回転させてから、モータを所定方向とは逆方向に所定回転角度だけ回転させることによりギア等の駆動部のバックラッシュの影響無くすことができ、この後にモータを所定方向とは逆方向に回転させて、光学素子を一方向に目標位置まで移動させると、光学素子を目標位置に正確に位置決めすることができる。
駆動部のバックラッシュとは、ギア、位置決め部材と光学素子間等にあり、このバックラッシュの分だけモータを逆方向に回転させて、バックラッシュの影響を無くす。
更に、位置決め部材並びに光学素子の位置によっては、位置決め部材に対する付勢部の付勢力が増大することがあるが、モータの出力がギアを介して位置決め部材へと伝達されているので、モータの負荷が低減され、モータが脱調し難い。
また、本発明の光走査装置においては、前記モータが回転する所定方向は、前記モータの正回転又は逆回転である。
これにより、調整時のモータの回転方向を一定方向とすることができる。
また、本発明の光走査装置においては、前記モータは、前記制御部からパルス信号を入力して回転するステッピングモータであり、所定パルス数の正回転用のパルス信号の入力に応答して前記所定方向に回転し、前記光学素子を移動させて停止し、停止位置である前記所定位置のときの相に引き続く次の相の逆回転用のパルス信号の入力に応答して前記所定方向とは逆方向に回転する。
これにより、モータの回転角度を正確に制御することができ、光学素子の位置決め精度も向上する。
更に、本発明の光走査装置においては、前記光学素子が前記所定位置において前記光ビームにより走査された前記被走査体上の走査線の傾き角度を検出する走査線傾き検出部を備え前記制御部は、前記走査線傾き検出部により検出された前記走査線の傾き角度が0となる位置を前記目標位置として設定する
これにより、光学素子の位置決めを自動で行うことが可能になる。
また、本発明の光走査装置においては、前記光学素子は、前記被走査体に照射される前の前記光ビームが最後に透過するレンズである。
これにより、被走査体上の走査線の傾きを効果的に低減することができる。
一方、本発明の画像形成装置は、上記本発明の光走査装置を備えている。
また、本発明の画像形成装置においては、複数の色に対応する複数の前記光走査装置を備え、前記各色を用いたカラー画像を形成している。
このような画像形成装置においても、上記本発明の光走査装置と同様の作用効果を奏する。
本発明では、光学素子を所定位置まで移動させてから目標位置へと逆方向に移動させている。この所定位置から目標位置までの距離を十分に長くしておけば、光学素子を移動させるためのモータの駆動期間が長くなり、モータの脱調が生じ難い。例えば、ステッピングモータを用いる場合は、多数のパルス信号をステッピングモータに加えるので、ステッピングモータの脱調が生じ難い。
また、前記モータを所定方向に回転させてから、モータを所定方向とは逆方向に所定回転角度だけ回転させることによりギア等のバックラッシュの影響が無くすことができ、この後にモータを所定方向とは逆方向に回転させて、光学素子を一方向に目標位置まで移動させると、光学素子を目標位置に正確に位置決めすることができる。
更に、位置決め部材並びに光学素子の位置によっては、位置決め部材に対する付勢部の付勢力が増大することがあるが、モータの出力がギアを介して位置決め部材へと伝達されているので、モータの負荷が低減され、モータが脱調し難い。
本発明の光走査装置の一実施形態を備えた画像形成装置を示す断面図である。 図1の光走査装置を上面から見た筐体内部の要部を概略的に示す図である。 光走査装置を側面から見た筐体内部の要部を、感光体ドラムと共に、概略的に示す側面図である。 上蓋を外した状態での光走査装置の要部を示す斜視図である。 (A)、(B)、(E)、(F)は第2fθレンズを出射面側、前側、入射面側、及び後側からそれぞれ見て示す図であり、(C)、(D)は互いに反対の側方から見て示す図である。 光走査装置の筐体における第2fθレンズの第1端部の取付け箇所を示す斜視図である。 第2fθレンズの第1端部の取付け構造を示す斜視図である。 光走査装置の筐体における第2fθレンズの第2端部の取付け箇所を示す斜視図である。 第2fθレンズの第1端部の取付け構造を示す斜視図である。 第2fθレンズ取付け前の移動機構を示す斜視図である。 第2fθレンズの移動機構を概略的に示す平面図である。 4つの第2fθレンズの移動機構を概略的に示す側面図である。 4つの第2fθレンズの移動機構を概略的に示す平面図である。 (A)、(B)は、光ビームにより走査された感光体ドラム上の主走査ラインが傾いていない状態と傾いた状態とを側方から見て示す図である。 中間転写ベルトの両端部に転写されたテストパターンを模式的に示す平面図である。 (A)〜(C)は、第2fθレンズの傾きの調節過程を示す図である。 第2fθレンズの傾きの調節手順を示す図である。 第2fθレンズの傾きの調節手順の他の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の光走査装置の一実施形態を備えた画像形成装置を示す断面図である。この画像形成装置1は、取得した画像データに応じて、記録用紙(所定のシート)に多色あるいは単色の画像を形成する。画像データの取得ルートは、外部から受信するルートと、自動原稿処理装置10によって画像形成装置1が自ら読み取るルートとがある。この画像形成装置1は、装置筐体1bを備え、装置筐体1bの上部側に自動原稿処理装置10が設けられている。
装置筐体1bの内部には、光走査装置20、現像器30、感光体ドラム32、帯電器36、中間転写ベルトユニット40、転写ローラ50、定着ユニット60、給紙カセット81、排紙トレイ90等が配置され、記録用紙を搬送する用紙搬送路SR(図では、位置によって用紙搬送路SRf、用紙搬送路SRs、用紙搬送路SRrと区分している。)が設けられている。以下では、用紙搬送路SRf、用紙搬送路SRs、用紙搬送路SRrを互いに区別する必要が無い場合は、単に用紙搬送路SRとすることがある。
画像形成装置1において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。したがって、現像器30、感光体ドラム32、帯電器36等は、各色に応じた4種類のトナー像(静電潜像をトナーで現像することによって得られる画像)を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられている。つまり、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローに対応するトナーをそれぞれ有する4つの画像形成ステーションが構成されている。
帯電器36は、感光体ドラム32の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段である。本実施形態では、チャージャ型を示すが、接触方式のローラ型あるいはブラシ型の帯電器を適用することができる。
光走査装置20は、画像書込み装置、光走査装置と言われることがある。光走査装置20は、取得した画像データに対応するレーザ光を帯電された感光体ドラム32の表面に照射することによって、感光体ドラム32の表面を露光し、画像データに応じた潜像(静電潜像)を形成する。この光走査装置20では、発光素子としてレーザ(半導体レーザ)を採用している。
現像器30は、感光体ドラム32の表面に形成された潜像を4色(YMCK)のトナーによってそれぞれ顕像化する。
感光体ドラム32に対向して配置されている中間転写ベルトユニット40は、中間転写ベルト42、駆動ローラ43、従動ローラ44、中間転写ローラ45等を備えている。中間転写ベルト42は、例えば厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。中間転写ローラ45は、4色(YMCK)の各色に対応させて4本設けられている。
駆動ローラ43、従動ローラ44、及び中間転写ローラ45は、中間転写ベルト42を張架して回転駆動させる。4本の中間転写ローラ45には、対応する感光体ドラム32に形成されたトナー像のそれぞれを、中間転写ベルト42の表面に転写するための転写バイアスを付与されている。
中間転写ベルト42は、各感光体ドラム32に接触するように設けられており、各感光体ドラム32に形成された各色のトナー像が中間転写ベルト42に順次に重ねて転写される。これにより、中間転写ベルト42の表面にカラーのトナー像(多色トナー像)が形成される。
感光体ドラム32から中間転写ベルト42へのトナー像の転写は、中間転写ベルト42の裏側(内側)に接触している中間転写ローラ45によって行われる。中間転写ローラ45には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(マイナス)とは逆極性(プラス)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ45は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸を中心に備え、金属軸の表面は、導電性の弾性材(例えばEPDM、発泡ウレタン等)により覆われている。
中間転写ローラ45の表面に配置された導電性の弾性材は、中間転写ベルト42に対して均一に高電圧を印加することができる。ここでは、転写電極としてローラ形状を使用しているが、ブラシ形状などを用いることが可能である。
上述したとおり、各感光体ドラム32の表面で各色に応じて顕像化された静電像(潜像を顕像化させたトナー像)は、中間転写ベルト42の表面に積層して転写される。中間転写ベルト42の表面に積層されたトナー像は、中間転写ベルト42の回転に伴って移動し、記録用紙と中間転写ベルト42とを接触させるように配置された転写ローラ50の作用によって記録用紙の表面に転写される。
中間転写ベルト42と転写ローラ50は、所定ニップで圧接される。また、転写ローラ50には、トナー像を用紙に転写するための電圧(トナーの帯電極性(マイナス)とは逆極性(プラス)の高電圧)が印加される。転写ローラ50及び駆動ローラ43のいずれか一方は、硬質材料(金属等)で構成され、他方は、軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等)で構成した弾性ローラ等とされる。これにより、転写ローラ50は、中間転写ベルト42に対して所定ニップを定常的に得ることができる。
つまり、転写ローラ50は、駆動ローラ43に対する相互の圧接作用によって中間転写ベルト42に所定ニップで圧接され画像転写部52を構成する。
尚、画像転写部52で、転写ローラ50によって記録用紙の表面に形成された各色のトナー像相互間の位置ズレは、色ズレとなって現れる。このため、各色のテストパターンの位置を検知するレジストセンサ48が最も下流側の感光体ドラム32と転写ローラ50との間で中間転写ベルト42に対向させて配置されている。レジストセンサ48は、公知の技術を適用して機能させることができる。
光走査装置20の下側に設けられた給紙カセット81は、画像形成に使用するシート(記録用紙)を供給するトレイであり、記録用紙は、ピックアップローラ82を介してレジストローラ55へ搬送される。また、手差し給紙カセット83は、外部から記録用紙を手差しできるように配置されたトレイであり、記録用紙は、ピックアップローラ84を介してレジストローラ55へ搬送される。
レジストローラ55へ搬送された記録用紙は、中間転写ベルト42及び転写ローラ50によってトナー像を転写され、転写されたトナー像が定着ユニット60で記録用紙に定着される。トナー像が定着された記録用紙は、用紙搬送路SRsを経由して排紙トレイ90に排紙される。
給紙カセット81、手差し給紙カセット83から供給された記録用紙は、ほぼ垂直方向に配置された用紙搬送路SRfを経由してレジストローラ55へ搬送される。また、記録用紙の裏面への画像形成(両面印刷)を可能とするために、用紙搬送路SRfに対して記録用紙を逆送する方向に用紙搬送路SRrが配置されている。
レジストローラ55は、用紙搬送路SRfで搬送されている記録用紙を一旦保持する。その後、中間転写ベルト42の表面に積層して形成されたトナー像の位置と記録用紙の位置を合わせるタイミングで記録用紙を転写ローラ50へ搬送する。つまり、レジストローラ55は、記録用紙を位置決めして画像転写部52へ搬送する用紙位置決め搬送部として機能する。
定着ユニット60は、ヒートローラ61及び加圧ローラ62を備えている。ヒートローラ61及び加圧ローラ62は、記録用紙を挟んで回転するようになっている。つまり、ヒートローラ61は、加圧ローラ62とともにトナー(トナー像、画像情報)を記録用紙に熱圧着することにより、記録用紙に転写された多色トナー像を溶融、混合、圧接し、記録用紙に対して熱定着させる機能を有している。
給紙カセット81又は手差し給紙カセット83から搬送された記録用紙は、用紙搬送路SRfを通過してレジストローラ55まで搬送され、記録用紙の先端と中間転写ベルト42に積層して形成された画像情報の先端を位置整合させるタイミングで転写ローラ50に搬送され、記録用紙に画像情報が書き込まれる。その後、記録用紙の未定着トナーは、定着ユニット60を通過することによって溶融、固着され、用紙搬送路SRsを経由して排紙トレイ90に排出される。
次に、光走査装置20の構成について図2〜図4を用いて詳細に説明する。図2及び図3は、図1の光走査装置20の筐体内部を上面及び側面から見て概略的に示す図であり、図3には感光体ドラム32も示されている。図4は、上蓋を外した状態での光走査装置20の要部を示す斜視図である。
光走査装置20は、4つの半導体レーザ201から出射された各光ビームBMをミラーやレンズ等の各光学素子により矢印方向に回転駆動されているポリゴンミラー202の各反射面へと導き、各光ビームBMをポリゴンミラー202の各反射面で反射して偏向させ、反射された各光ビームBMをミラーやレンズ等の各光学素子によりそれぞれの感光体ドラム32へと導き、各光ビームBMによりそれぞれの感光体ドラム32を走査するというものである。
半導体レーザ201からポリゴンミラー202までは、4つの半導体レーザ201からポリゴンミラー202へと向う順に、4つのコリメートレンズ203、4つの第1反射ミラー204、シリンドリカルレンズ205、及び第2反射ミラー206が配置されている。
各コリメートレンズ203は、各半導体レーザ201から出射されたそれぞれの光ビームBMを平行光に変換する。各第1反射ミラー204は、各コリメートレンズ203からのそれぞれの光ビームBMを反射して、シリンドリカルレンズ205に入射させる。シリンドリカルレンズ205は、副走査方向について、各光ビームBMをポリゴンミラー202の反射面でほぼ収束するように集光し、主走査方向について、各光ビームBMをそのまま平行光として出射する。第2反射ミラー206は、シリンドリカルレンズ205からのそれぞれの光ビームBMを反射し、ポリゴンミラー202に入射させる。
次に、ポリゴンミラー202から感光体ドラム32までは、ポリゴンミラー202から感光体ドラム32へと向う順に、第1fθレンズ207、出射折り返しミラー208、及び第2fθレンズ209が配置されている。
第1fθレンズ207は、副走査方向について、ポリゴンミラー202からの拡散光の各光ビームBMを平行光に変換し、主走査方向について、ポリゴンミラー202からの平行光の各光ビームBMを感光体ドラム32の表面で所定のビーム径となるように集光して出射する。また、第1fθレンズ207は、ポリゴンミラー202の等角速度運動により主走査方向に等角速度で偏向されている光ビームBMを感光体ドラム32上の主走査ライン上で等線速度で移動するように変換する。
各出射折り返しミラー208は、第1fθレンズ207を通過したそれぞれの光ビームBMを反射し、第2fθレンズ209に入射させる。第2fθレンズ209は、副走査方向について、平行光の各光ビームBMを感光体ドラム32上で所定のビーム径となるように集光し、主走査方向について、第1fθレンズ207で収束光となった各光ビームBMをそのまま感光体ドラム32に入射させる。
このような光走査装置20においては、各光ビームBMが、ポリゴンミラー202の反射面で反射されて偏向され、それぞれの光路を通って各感光体ドラム32に入射し、各感光体ドラム32の表面を繰返し主走査する。その一方で、各感光体ドラム32が回転駆動されるので、各光ビームBMにより各感光体ドラム32の2次元表面(周面)が走査され、各感光体ドラム32の表面に静電潜像が形成されることになる。
次に、第2fθレンズ209の取付け構造を詳しく説明する。図4に示すように各第2fθレンズ209は、光走査装置20の筐体210の第1及び第2側部211、216に架け渡され、板バネ214や押え部材218、移動ピン221、位置決め部材222等により位置決めされて支持されている。
図5(A)、(B)、(E)、(F)は、第2fθレンズ209を出射面側、前側、入射面側、及び後側からそれぞれ見て示し、図5(C)、(D)は、互いに反対の側方から見て示している。
第2fθレンズ209は、出射面側に突出する凸形状のレンズ面を有し、例えば、ポリカーボネートの樹脂から形成されている。この第2fθレンズ209は、主走査方向に長い長尺レンズである。
第2fθレンズ209は、その成形金型のゲートから該成形金型の成形空間へと加熱溶融されたポリカーボネートを射出して成形される。このため、第2fθレンズ209の長手方向(Y方向)の一端部には、成形金型のゲートに対応するゲート部291が形成されている。
第2fθレンズ209は、レンズ有効領域(レンズ機能の性能が保証される領域)を有し、レンズ有効領域外の片側(ゲート部291の側)に第2端部209Bが形成され、レンズ有効領域外の他の片側に第1端部209Aが形成されている。
第1端部209Aの下面(光入射面)には、第1突起292が一体的に形成されている。第1突起292は、筐体210に対する第2fθレンズ209の位置決めの基準となり、また第2fθレンズ209の回動軸となる。光走査装置20では、第1突起292を軸に第2fθレンズ209を回動させて、XY平面における第2fθレンズ209の位置(傾き)を調整することにより、感光体ドラム32上の主走査ラインの傾きを補正する。
この第1突起292は、第2fθレンズ209の厚み方向(Z方向)の光入射側に突出しており、例えば高さ3mm直径3mmの円柱状に形成されている。
また、第2fθレンズ209の第1端部209Aの下面(光入射面)平坦部には、第1突起292の他に、2つの第2突起293が一体的に形成されている。各第2突起293は、第1突起292の近傍に設けられ、第1突起292の突出方向に第1突起292の突出長さより短く突出している。
また、第2突起293は、第2端部209Bの下面(光入射面)平坦部にも1つ設けられている。
これらの第2突起293は、例えば高さ0.3mm直径2mmの円柱状に形成される。これらの第2突起293は、第2fθレンズ209を安定的に載置し、筐体210に対して第2fθレンズ209をZ方向で位置決めするためのものである。筐体210に対する第2fθレンズ209の取付けにおいて、第2fθレンズ209を安定的に載置して支持するには、三角形の各頂点に位置する3つの第2突起293を必要とする。このため、第1端部209Aに2つの第2突起293を配置し、また第2端部209Bに1つの第2突起293を配置し、第2fθレンズ209を3つの第2突起293の箇所で支持している。
また、第1端部209A側の2つの第2突起293を、第1突起292間に挟んだ状態で第2fθレンズ209の幅方向に並ぶように設け、これにより第2fθレンズ209の大きさが必要以上に大きくならないようにしている。
図6及び図7は、筐体210に対する第2fθレンズ209の第1端部209Aの取付け構造を示す斜視図である。図6は、第2fθレンズ209取付け前の状態を示し、また図7は、第2fθレンズ209取付け後の状態を示す。
図8及び図9は、筐体210に対する第2fθレンズ209の第2端部209Bの取付け構造を示す斜視図である。図8は、第2fθレンズ209取付け前の状態を示し、また図9は、第2fθレンズ209取付け後の状態を示す。
図10は、後述の移動ピン付近における第2fθレンズ209取付け前の状態を示す斜視図である。また、図11は、第2fθレンズ209の傾き調整のための移動機構を概略的に示す平面図である。
筐体210は、例えば樹脂材料を射出成形して形成したものである。図6に示すように筐体210の第1側部211には、第2fθレンズ209の第1端部209Aの第1突起292が挿入される軸穴212が形成されている。この軸穴212は、筐体210のZ方向(上下方向)に延在しており、第1端部209Aの第1突起292が上方向から軸穴212に挿入されて軸支され、第2fθレンズ209が第1端部209Aの第1突起292を軸にして回転可能に支持される。
軸穴212は、第1端部209Aの第1突起292を軸支するために、その直径が第1突起292の直径と略等しいか僅かに大きくされている。例えば、軸穴212の直径が3mmにされ、その公差が+0.05〜0mmとされている。また、第2fθレンズ209の第1突起292の公差が−0.02〜−0.07mmとされている。
また、筐体210の第1側部211には、2つの第1台座部213が一体的に形成されている。これら第1台座部213は、例えば円柱状に形成されており、それらの上面に第2fθレンズ209の第1端部209Aの各第2突起293が載って、第1端部209AのZ方向の位置決めがなされる。各第1台座部213に対応する成形金型の部分を削っていくことで、各第1台座部213の高さを微調整することができ、第1端部209AのZ方向の位置を調整することができる。
第2fθレンズ209の第1端部209AがZ方向に持ち上がって、第1突起292が軸穴212から抜けるのを防止するため、図7に示すような板バネ214を用いている。板バネ214の一端の孔214aが筐体210のネジ穴215上に位置し、かつ板バネ214の他端が第2fθレンズ209の第1端部209A上に位置するように板バネ214を配置し、図示しないビスを板バネ214の孔214aを介してネジ穴215にねじ込んで固定することで、板バネ214のバネ性を利用して第2fθレンズ209の第1端部209Aを押さえ、第1突起292のZ方向への抜けを防止している。板バネ214で弾性的に第1端部209Aを押さえるだけなので、第1突起292周りの第2fθレンズ209の回動が妨げられることはない。板バネ214は、SUS材等から形成される。
図8に示すように筐体210の第2側部216には、第2台座部217が一体的に形成されている。第2台座部217は、その上面が平坦面であり、この平坦面に第2fθレンズ209の第2端部209Bの第2突起293が載って、第2端部209BのZ方向の位置決めがなされる。第2台座部217に対応する成形金型の部分を削っていくことで、第2台座部217の高さを微調整することができ、第2台座部217のZ方向の位置を調整することができる。
ここで、第1端部209Aの各第2突起293がそれぞれの第1台座部213に載って、第1端部209AのZ方向の位置決めがなされる。また、第2端部209Bの第2突起293が第2台座部217に載って、第2端部209BのZ方向の位置決めがなされる。これにより、第2fθレンズ209のZ方向の位置決めがなされ、第2fθレンズ209が安定的に支持される。
先に述べたように第2fθレンズ209が第1端部209Aの第1突起292を軸にして回転可能に支持されており、第2fθレンズ209が第1突起292周りで回転すると、第2fθレンズ209の第2端部209Bが第2台座部217上で摺動する。
第2fθレンズ209の第2端部209BがZ方向に持ち上がることを防止するため、図9に示すような押え部材218を用いている。押え部材218は、SUS等のバネ性のある板金材料などを切断し折り曲げ加工したものである。押え部材218の孔218aが筐体210のネジ穴219上に位置し、押え部材218の係合孔218cや係合凹部218dが筐体210の各突起220に係合し、かつ押え部材218の押え部218bが第2fθレンズ209の第2端部209B上に位置するように押え部材218を配置し、図示しないビスを押え部材218の孔218aを介してネジ穴219にねじ込んで固定することで、押え部材218のバネ性を利用して第2fθレンズ209の第2端部209Bを押さえている。
また、押え部材218は、第2fθレンズ209の第2端部209B側に折り曲げられた押圧バネ部218eを有しており、この押圧バネ部218eにより第2fθレンズ209の第2端部209Bを矢印Xaの方向に付勢している。
一方、筐体210の第2側部216には、第2fθレンズ209の第2端部209BをX方向に移動させる移動機構が設けられている。この移動機構は、図10及び図11に示すように第2fθレンズ209の第2端部209Bを矢印Xaの方向に付勢する押圧バネ部218eと、矢印Xaの方向に付勢されている第2fθレンズ209の第2端部209Bに当接して位置決めする位置決め部材222と、位置決め部材222をX方向に移動させる駆動部230とから構成される。
駆動部230は、移動ピン221、クラウンギア231、ステッピングモータ233、及びピニオンギア234を備えている。
移動ピン221は、シャフト221aと、頭部221bとを有しており、シャフト221aにクラウンギア231の中心が固定されている。また、クラウンギア231から移動ピン221の先端221cまでのシャフト221aの部分は、雄ネジとなっており、シャフト221aの雄ネジが筐体210の第2側部216に設けられた支持部232の雌ネジ孔に螺合し、移動ピン221の先端221cが筐体210の内側に突出している。
クラウンギア231には、ステッピングモータ233の出力軸233aに固定されたピニオンギア234が歯合している。ステッピングモータ233が回転駆動されて、ピニオンギア234が回転すると、クラウンギア231が回転して、移動ピン221のシャフト221aの雄ネジが支持部232の雌ネジ孔で回転して、移動ピン221がY方向に直線移動する。ステッピングモータ233の出力軸233aが正回転するか逆回転するかにより、移動ピン221の先端221cが筐体210の内側でYa方向に引っ込んだりYb方向に突出したりする。
位置決め部材222は、その本体部222aがX方向に延在する筐体210の2つのガイド壁223の間でガイドされ、X方向にのみ移動できるようになっている。
また、位置決め部材222は、傾斜面より成るカム面222cを有しており、このカム面222cが移動ピン221の先端221cに当接する。
更に、位置決め部材222は、カム面222cとは反対側に設けられた当接部222dを有しており、この当接部222dが第2fθレンズ209の第2端部209Bに当接する。
押圧バネ部218eにより第2fθレンズ209の第2端部209Bが矢印Xaの方向に付勢されていることから、第2端部209Bが位置決め部材222の当接部222dに押圧されて当接する。この押圧バネ部218eによる押圧力は、第2端部209Bに常に作用し、第2端部209Bを位置決め部材222の当接部222dに当接させて、第2端部209Bを位置決めする。
ここで、ステッピングモータ233が正回転して、移動ピン221の先端221cが筐体210の内側でYa方向に引っ込むと、位置決め部材222のカム面222cにおける移動ピン221の先端221cの当接位置が変位しつつ、押圧バネ部218eの押圧力により第2fθレンズ209の第2端部209BがXa方向に移動する。また、ステッピングモータ233が逆回転して、移動ピン221の先端221cが筐体210の内側でYb方向に突出すると、位置決め部材222のカム面222cにおける移動ピン221の先端221cの当接位置が変位しつつ、押圧バネ部218eの押圧力に抗して、第2fθレンズ209の第2端部209BがXa方向とは逆のXb方向に移動する。従って、ステッピングモータ233を正回転又は逆回転させることにより、移動ピン221の先端221cをYa方向又はYb方向に移動させ、第2fθレンズ209の第2端部209Bの中心PをXa方向又はXb方向に移動させることができる。
第2fθレンズ209の第2端部209Bの中心PがXa方向又はXb方向に移動すると、第2fθレンズ209が第1端部209Aの第1突起292周りで回動し、XY平面における第2fθレンズ209の位置(傾き)が変化する。そして、この第2fθレンズ209の傾きの変化により、感光体ドラム32上の主走査ラインの傾きを補正することができる。
ステッピングモータ233は、制御部235により駆動制御される。制御部235は、レジストセンサ48の検出出力に基づき感光体ドラム32の主走査ラインの傾き角度を求め、この傾き角度に応じてステッピングモータ233を駆動制御し、移動ピン221をY方向に直線移動させ、第2fθレンズ209の第2端部209BをX方向に移動させ、XY平面における第2fθレンズ209の傾きを調節し、感光体ドラム32上の主走査ラインの傾きを補正する。第2fθレンズ209は、光走査装置20の各光学素子のうちの感光体ドラム32に最も近い光学素子であり、第2fθレンズ209を透過した直後の光ビームにより感光体ドラム32が走査されるため、第2fθレンズ209の傾きを調節することにより、光走査装置20の半導体レーザや様々な光学部品の特性、取付け誤差、形状の歪み等を原因とする感光体ドラム32上の主走査ラインの傾きを効果的に補正することができる。
本実施形態の画像形成装置1では、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像を形成するものであって、4つの感光体ドラム32を備え、4つの光ビームを光走査装置20の4つの第2fθレンズ209を介してそれぞれの感光体ドラム32に出射していることから、4つの第2fθレンズ209の傾きを調節する必要があり、このため第2fθレンズ209毎に、第2fθレンズ209の第2端部209BをX方向に移動させる移動機構を設けている。
図12及び図13は、4つの第2fθレンズ209の傾きを調節するためのそれぞれの移動機構を概略的に示している。図12及び図13に示すように第2fθレンズ209毎に、押圧バネ部218e、位置決め部材222、移動ピン221、及びステッピングモータ233等が設けられている。ただし、各ステッピングモータ233は、1つの制御部235により統括的に制御される。
図14(A)、(B)は、光ビームBMにより走査された感光体ドラム32上の主走査ラインが傾いていない状態と傾いた状態とを示している。図14(A)に示すように光ビームBMにより走査された感光体ドラム32上の主走査ラインが傾いていない状態では、感光体ドラム32手前側の主走査ラインのX方向位置x1と感光体ドラム32奥側の主走査ラインのX方向位置x2とが一致する。また、図14(B)に示すように光ビームBMにより走査された感光体ドラム32上の主走査ラインが傾いている状態では、感光体ドラム32手前側の主走査ラインのX方向位置x1と感光体ドラム32奥側の主走査ラインのX方向位置x2とがずれている。
このような光ビームによる感光体ドラム32上の主走査ラインの傾きは、各感光体ドラム32別に、次のような手順で検出される。
光走査装置20により、各感光体ドラム32別に(各色別に)、一対のテストパターンの静電潜像を感光体ドラム32の両端部に形成し、現像器30により感光体ドラム32の両端部の静電潜像を現像して、感光体ドラム32の両端部に各テストパターンを形成し、各感光体ドラム32の両端部の各テストパターンを中間転写ベルト42の両端部に転写して形成する。図15は、各色(YMCK)別に、中間転写ベルト42の両端部に転写された一対のテストパターンP1、P2を模式的に示している。
中間転写ベルト42の両端部近傍には、各テストパターンP1、P2を検出するそれぞれのレジストセンサ48が設けられている。各レジストセンサ48は、各色別に、中間転写ベルト42の周回移動に伴い副走査方向に搬送される各テストパターンP1、P2をそれぞれ検出し、それぞれの検出出力を制御部235に逐次出力する。
制御部235は、各色別に、各レジストセンサ48の検出出力を入力し、各テストパターンP1、P2の検出タイミングと中間転写ベルト42の周回移動速度に基づき、各テストパターンの副走査方向の記録位置を求め、各テストパターンP1、P2のX方向のずれを求める。このX方向のずれは、図14(B)における主走査ラインのX方向位置x1とX方向位置x2とのずれに相当する。そして、制御部235は、図15に示すように各テストパターンP1、P2のX方向のずれ量をhとし、各テストパターンP1、P2の離間距離(既知)をiとすると、ずれ量h及び離間距離iに基づき感光体ドラム32上の主走査ラインの傾き角度αを求める。これにより、各感光体ドラム32別に(各色別に)、主走査ラインの傾き角度αが求められる。
この後、制御部235は、各感光体ドラム32別に、主走査ラインの傾き角度αが0となるようなXY平面における第2fθレンズ209の目標角度を求め、ステッピングモータ233を駆動制御し、移動ピン221をY方向に直線移動させ、第2fθレンズ209の第2端部209BをX方向に移動させ、XY平面における第2fθレンズ209の傾き角度を目標角度に調節して設定する。これにより、各感光体ドラム32別に、感光体ドラム32上の主走査ラインの傾きが補正される。
ところで、そのような第2fθレンズ209の傾き角度の調節に際し、ステッピングモータ233の脱調や駆動部230のバックラッシュを原因として第2fθレンズ209の第2端部209Bの位置に誤差が生じたならば、XY平面における第2fθレンズ209の傾き角度を目標角度に正確に設定することができない。
本実施形態では、先に述べたようにステッピングモータ233の出力軸233aのピニオンギア234をクラウンギア231に歯合させ、クラウンギア231の中心に移動ピン221のシャフト221aを固定しているので、ステッピングモータ233の出力軸233aの回転が減速されてクラウンギア231及び移動ピン221に伝達される。ステッピングモータ233の出力軸233aが逆回転するときには、移動ピン221の先端221cがYb方向に突出して、位置決め部材222のカム面222cにおける移動ピン221の先端221cの当接位置が変位しつつ、第2fθレンズ209の第2端部209BがXb方向に移動し、位置決め部材222に対する押圧バネ部218eの押圧力が増大するが、ステッピングモータ233の出力軸233aの回転が減速されて移動ピン221に伝達されるため、ステッピングモータ233の負荷が低減され、ステッピングモータ233が脱調し難い。
それでも、ステッピングモータ233の負荷が増大した状態で、数パルス分のパルス信号をステッピングモータ233に加えて、ステッピングモータ233を僅かに回転させようとすると、ステッピングモータ233が脱調することがある。
また、駆動部230において、ピニオンギア234とクラウンギア231の間、移動ピン221のシャフト221aの雄ネジと支持部232の雌ネジの間、及び移動ピン221の先端221cと位置決め部材222のカム面222cの間には隙間(バックラッシュ)があるため、ステッピングモータ233の出力軸233aの回転角度が第2fθレンズ209の第2端部209Bの位置に必ずしも対応せず、ステッピングモータ233の回転角度を単に制御するだけでは、XY平面における第2fθレンズ209の傾き角度を目標角度に正確に設定できず、感光体ドラム32上の主走査ラインの傾きを正確に補正することができない。
そこで、本実施形態では、次のような手順で、XY平面における第2fθレンズ209の傾き角度を目標角度に設定して、感光体ドラム32上の主走査ラインの傾きを正確に補正している。
まず、各第2fθレンズ209別に、図16(A)及び図17に示すように第2fθレンズ209の第2端部209Bの中心Pが初期位置X1にあるものとする。このとき、ピニオンギア234とクラウンギア231の間、移動ピン221のシャフト221aの雄ネジと支持部232の雌ネジの間、及び移動ピン221の先端221cと位置決め部材222のカム面222cの間の隙間、つまりバックラッシュが0であってもあるいは不定であっても構わない。
各第2fθレンズ209別に、図16(B)及び図17に示すように第2fθレンズ209の第2端部209BをXa方向に移動させ、第2fθレンズ209の第2端部209Bの中心Pを所定位置X2に移動させる。詳しくは、制御部235は、正回転させる相のパルス信号を予め設定された一定数だけステッピングモータ233に加え、ステッピングモータ233を予め設定された第1回転角度だけ正回転させて、移動ピン221をYa方向に移動させ、第2fθレンズ209の第2端部209Bの中心PをXa方向に移動させ、ステッピングモータ233を停止させる。このとき、ステッピングモータ233の停止時の第2fθレンズ209の第2端部209Bの中心Pを所定位置X2とする。また、制御部235は、ステッピングモータ233が停止したときの最後のパルス信号の相を記憶する。
各第2fθレンズ209の第2端部209Bの中心Pを所定位置X2に設定した状態で、制御部235は、先に述べた手順で各感光体ドラム32別に、感光体ドラム32上の主走査ラインの傾き角度αを求める。そして、各感光体ドラム32別に、感光体ドラム32上の主走査ラインの傾き角度αが0となるような第2fθレンズ209の第2端部209Bの中心Pの目標位置Xs(XY平面における第2fθレンズ209の目標角度に対応する)を求める。感光体ドラム32上の主走査ラインの傾き角度αと第2fθレンズ209の第2端部209Bの中心Pの位置とは対応関係にあり、感光体ドラム32上の主走査ラインの傾き角度αが0となるような第2fθレンズ209の第2端部209Bの中心Pの目標位置Xs(XY平面における第2fθレンズ209の目標角度に対応する)を求めることができる。
次に、制御部235は、各第2fθレンズ209別に、先に記憶しておいたステッピングモータ233が停止したときの最後のパルス信号の相に引き続く次の相の逆回転用のパルス信号を予め設定された一定数だけステッピングモータ233に加えて、ステッピングモータ233を予め設定された第2回転角度(=所定回転角度<第1回転角度)だけ逆回転させ、バックラッシュを0にする。このとき、ステッピングモータ233に負荷が殆どかからず、ステッピングモータ233が脱調することはない。また、バックラッシュが0になるだけではなく、図17に示すように第2fθレンズ209の第2端部209Bの中心PがXb方向に僅かに戻ってもよく、この場合は、バックラッシュが0になってからのステッピングモータ233の回転角度に応じて所定位置X2を所定位置X2aに更新する。
引き続いて、制御部235は、各第2fθレンズ209別に、所定位置X2又は所定位置X2aから先に求めた第2fθレンズ209の第2端部209Bの中心Pの目標位置Xsまでの離間距離を求め、この離間距離に対応するステッピングモータ233の回転角度を求め、この回転角度だけステッピングモータ233を逆回転させるためのパルス信号の数を求め、この数のパスル信号をステッピングモータ233に引き続き加えて、ステッピングモータ233を逆回転させる。これにより、図16(C)に示すように第2fθレンズ209の第2端部209BがXb方向に移動して、第2fθレンズ209の第2端部209Bの中心Pが目標位置Xsに移動し、第2fθレンズ209を透過した光ビームによる感光体ドラム32上の主走査ラインの傾き角度αが0となる。
このように第2fθレンズ209の第2端部209Bの中心Pを所定位置X2まで移動させてから目標位置Xsへと逆方向に移動させている。所定位置X2又は所定位置X2aから目標位置Xsまでの距離を十分に長くしておけば、第2fθレンズ209の第2端部209Bを移動させるためのステッピングモータ233の駆動期間が長くなり、多数のパルス信号をステッピングモータ233に加えるので、ステッピングモータ233の脱調が生じず、第2fθレンズ209の第2端部209Bの位置決め誤差が生じない。このため、感光体ドラム32上の主走査ラインの傾きを正確に補正することができる。
また、ステッピングモータ233を所定回転角度だけ逆回転させて、バックラッシュを0とし、引き続いて第2端部209Bの中心PをXb方向に移動させて目標位置Xsに戻しているので、バックラッシュの影響を受けずに、XY平面における第2fθレンズ209の傾き角度を目標角度に設定することができ、感光体ドラム32上の主走査ラインの傾きを正確に補正することができる。
更に、ステッピングモータ233が正回転して停止したときの最後のパルス信号の相を記憶しておき、最後のパルス信号の相に引き続く次の相から逆回転させるパルス信号をステッピングモータ233に加えているので、正回転と逆回転の間でステッピングモータ233の回転角度に遊びが生じることがなく、ステッピングモータ233を高精度で駆動制御することができる。
尚、本実施形態では、第2fθレンズ209の第2端部209Bの中心Pは、初期位置X1から所定位置X2までXa方向に移動し、引き続いて目標位置XsへとXb方向に移動して戻っているが、図18に示すように第2端部209Bの中心Pが、位置X1から位置X2までXb方向(図17とは逆方向)に移動し、引き続いて目標位置XsへとXa方向(図17とは逆方向)に移動して戻るようにしてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
1 画像形成装置
1b 装置筐体
20 光走査装置
30 現像器
32 感光体ドラム
40 中間転写ベルトユニット
42 中間転写ベルト
43 駆動ローラ
44 従動ローラ
45 中間転写ローラ
48 レジストセンサ(走査線傾き検出部)
50 転写ローラ
52 画像転写部
55 レジストローラ
60 定着ユニット
201 半導体レーザ
202 ポリゴンミラー
203 コリメートレンズ
204 第1反射ミラー
205 シリンドリカルレンズ
207 第1fθレンズ
209 第2fθレンズ(光学素子)
218 押え部材
218e 押圧バネ部(付勢部)
221 移動ピン(移動部材)
222 位置決め部材
230 駆動部
231 クラウンギア
232 支持部
233 ステッピングモータ
234 ピニオンギア
235 制御部

Claims (7)

  1. 発光素子から被走査体までの光ビームの光路に係る光学素子を備え、前記光ビームにより前記被走査体を走査する光走査装置であって、
    前記光学素子を一方向に付勢する付勢部と、
    前記付勢部により一方向に付勢された前記光学素子に当接して、前記光学素子を位置決めし、前記一方向及び該一方向とは逆方向に移動可能な位置決め部材と、
    モータ、前記モータの出力軸に固定された第1ギア、前記第1ギアに歯合する第2ギア、及び前記第2ギアの軸と共に回転して直線移動する移動部材を有し、前記モータの出力軸と前記第2ギアの軸並びに前記移動部材の直線移動方向とを直交させ、前記位置決め部材を前記光学素子と共に前記一方向及び前記逆方向のいずれかに移動させる駆動部と、
    前記モータを制御する制御部とを備え、
    前記位置決め部材は、前記光学素子に当接する当接部、及び前記当接部とは該位置決め部材の反対側に設けられて、前記移動部材の直線移動方向に対して傾斜した傾斜面を有し、前記駆動部により前記移動部材を直線移動させて、前記移動部材の先端により前記傾斜面を押圧して、前記位置決め部材及び前記当接部に当接する前記光学素子を前記逆方向に移動させており、
    前記制御部は、前記モータを所定方向に所定パルス数回転させ前記光学素子を移動させて停止その停止位置を所定位置として、前記モータを前記所定方向とは逆方向に前記駆動部のバックラッシュに対応する所定回転角度だけ回転させ、更に前記モータを前記所定方向とは逆方向に前記所定位置から目標位置までの前記光学素子の移動に要する回転角度だけ回転させて、前記光学素子を目標位置まで移動させることにより、前記光学素子の位置調節を行うことを特徴とする光走査装置。
  2. 請求項1に記載の光走査装置であって、
    前記モータが回転する前記所定方向は、前記モータの正回転又は逆回転であることを特徴とする光走査装置。
  3. 請求項1又は2に記載の光走査装置であって、
    前記モータは、前記制御部からパルス信号を入力して回転するステッピングモータであり、所定パルス数の正回転用のパルス信号の入力に応答して前記所定方向に回転し、前記光学素子を移動させて停止し、停止位置である前記所定位置のときの相に引き続く次の相の逆回転用のパルス信号の入力に応答して前記所定方向とは逆方向に回転することを特徴とする光走査装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の光走査装置であって、
    前記光学素子が前記所定位置において前記光ビームにより走査された前記被走査体上の走査線の傾き角度を検出する走査線傾き検出部を備え
    前記制御部は、前記走査線傾き検出部により検出された前記走査線の傾き角度が0となる位置を前記目標位置として設定することを特徴とする光走査装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の光走査装置であって、
    前記光学素子は、前記発光素子から前記被走査体までの間にある光学素子のうちの該被走査体に最も近くにある光学素子であって、前記光ビームが前記被走査体に照射される前の前記光ビームが最後に透過するレンズであることを特徴とする光走査装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の光走査装置を備えた画像形成装置。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置であって、
    複数の色に対応する複数の前記光走査装置を備え、前記各色を用いたカラー画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
JP2010204513A 2010-09-13 2010-09-13 光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置 Active JP5784291B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010204513A JP5784291B2 (ja) 2010-09-13 2010-09-13 光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010204513A JP5784291B2 (ja) 2010-09-13 2010-09-13 光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012058678A JP2012058678A (ja) 2012-03-22
JP5784291B2 true JP5784291B2 (ja) 2015-09-24

Family

ID=46055801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010204513A Active JP5784291B2 (ja) 2010-09-13 2010-09-13 光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5784291B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017215314A1 (de) * 2016-10-05 2018-04-05 Heidelberger Druckmaschinen Ag Druckmaschine mit einem Druckmodul aus zueinander justierbaren Submodulen
CN108535832A (zh) * 2018-04-11 2018-09-14 苏州艾力光电科技有限公司 一种反射片方向调整架
JP7155952B2 (ja) * 2018-11-29 2022-10-19 コニカミノルタ株式会社 光走査光学装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3602314B2 (ja) * 1997-09-24 2004-12-15 株式会社リコー マルチビーム射出装置
JP3681874B2 (ja) * 1997-10-23 2005-08-10 株式会社リコー マルチビーム走査装置の光源装置・マルチビーム走査装置および画像形成装置
JP2008139351A (ja) * 2006-11-29 2008-06-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 光走査光学装置
JP4565021B2 (ja) * 2008-06-27 2010-10-20 シャープ株式会社 光走査装置及びそれを備えた画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012058678A (ja) 2012-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8970650B2 (en) Image forming apparatus with beam splitter and aperture positioned for compactness
US7505187B2 (en) Optical scanning unit and image forming apparatus
US20080225304A1 (en) Optical scanning unit and image forming apparatus using same
US8911112B2 (en) Light emitting element adjusting and fixing structure, optical scanner, and image forming apparatus
US7557973B2 (en) Optical scanning device and image forming apparatus provided with the same
US7535594B2 (en) Scanning lens for optical scanner, optical scanner, and image forming apparatus
US20120050835A1 (en) Optical scanning device and image formation apparatus
US8004552B2 (en) Optical scanning device and image forming apparatus
JP5784291B2 (ja) 光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置
US8625121B2 (en) Image reading device and image forming apparatus
US7379222B2 (en) Optical scanning unit and image forming apparatus
JP2006337514A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
US20070053042A1 (en) Scanning optical device
JP5355253B2 (ja) 光走査装置
US20090153934A1 (en) Optical scanner and image forming apparatus
US10120299B2 (en) Light scanning device with lens holder and image forming apparatus
US10663719B2 (en) Optical scanning device and image forming device provided with optical scanning device
JP2006337515A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2012245641A (ja) 画像形成装置
JP6016645B2 (ja) 光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置
KR100607997B1 (ko) 화상 형성장치
CN211628008U (zh) 图像形成装置
JP4732279B2 (ja) 走査光学装置及び画像形成装置
US20050206716A1 (en) Pre-scan assembly for aligning a pre-scan lens in a laser scanning unit
JP2011064980A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130828

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131225

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140421

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140428

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20140530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150722

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5784291

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150