JP2011064980A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011064980A
JP2011064980A JP2009216111A JP2009216111A JP2011064980A JP 2011064980 A JP2011064980 A JP 2011064980A JP 2009216111 A JP2009216111 A JP 2009216111A JP 2009216111 A JP2009216111 A JP 2009216111A JP 2011064980 A JP2011064980 A JP 2011064980A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
forming apparatus
image forming
lens
image
adjustment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009216111A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Tomita
教夫 冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2009216111A priority Critical patent/JP2011064980A/ja
Publication of JP2011064980A publication Critical patent/JP2011064980A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】光学部材の位置ズレ(傾き)を新たな駆動源を必要としない簡単な構造(機構)で容易に解消することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】光走査装置20は、光走査筐体200に収容され、回転多面鏡202で反射された光ビームBMのビーム径の調整および光路の調整を行う第1fθレンズ207と、第1fθレンズ207からの光ビームBMを感光体ドラム32に照射する第2fθレンズ209とを備える。第2fθレンズ209は、一端を板バネ224で光走査筐体200の内側に位置決めされ、他端を押え部材234などによって光走査筐体200の内側に位置決めされた状態となっている。他端に配置された位置ズレ調整部240は、位置ズレ調整部材241、位置調整部材243等を備え、第2fθレンズ209の位置ズレを調整する。
【選択図】図4

Description

本発明は、発光素子からの光ビームを照射して像担持体に潜像を形成する光学部材の位置ズレ、具体的には光走査線の傾きを調整する画像形成装置に関する。
複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置は、感光体(像担持体)を露光する光走査装置(レーザー露光ユニット)を内部に備える。複数の色を用いて画像を形成するカラー画像用の画像形成装置の場合は、各色に対応させて感光体が配置され、また、感光体を露光する光学部材が各色に対応させて配置されている。
カラー画像用の画像形成装置の光学部材が位置ズレ(具体的には光走査線の傾きのズレ)を生じたとき、形成された画像は色ズレを生じることになる。したがって、光学部材(光走査装置)に対して光走査線の傾きを補正(調整)する必要が生じる。従来は、生産工程での調整、あるいは、サービスマンが調整ビスを回転させることによって調整するという手動の調整がされていた。
カラー画像用の画像形成装置では、各色に対応して形成された感光体ドラムのトナー像を中間転写ベルトに転写し、各色のトナー像を積層して形成したトナー像を画像転写部で記録用紙に転写して画像を形成する。転写ベルトに形成された色ズレ検知用トナー像のズレ量(光走査線の傾きのズレ量。以下では、単にズレ量とすることがある。)を検出し、検出結果に基づいて、光学部材による光走査線の傾きをモータあるいはピエゾ素子により調整することが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−168240号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、調整用に新たに専用の駆動源を必要とすることから、構造が複雑となり、コストアップをもたらし、また、専用の駆動源を配置するスペースが必要になるという問題があった。つまり、カラー画像に対応する画像形成装置では、最低でも3色(シアン、マゼンタ、イエロー、黒の4色の場合、黒を基準としてシアン、マゼンタ、イエローを調整する場合の3色。)に対する調整が必要であることから、3つの駆動源が新たに必要となるので、構造の複雑化、大幅なコストアップ、配置スペースの拡大という問題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、記録用紙に転写されるトナー像の位置ズレ(光ビームの走査によって形成される光走査線の傾き)、つまり光学部材の位置ズレ(光走査線の傾き)を新たな駆動源を必要としない簡単な構造(機構)で容易に解消することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、記録用紙を画像転写部へ搬送する用紙搬送部と、前記用紙搬送部を駆動する搬送駆動部と、発光素子からの光ビームを照射して像担持体に潜像を形成する光学部材とを備えた画像形成装置であって、前記光学部材の位置ズレを調整する位置ズレ調整部と、前記位置ズレ調整部を駆動する位置ズレ調整駆動部とを備え、前記位置ズレ調整駆動部は、前記搬送駆動部に連結された動力伝達機構によって駆動される構成としてあることを特徴とする。
したがって、本発明の画像形成装置は、用紙搬送部、搬送駆動部、動力伝達機構、位置ズレ調整駆動部、および位置ズレ調整部によって光学部材の位置ズレを調整することができるので、記録用紙に転写されるトナー像の位置ズレ(光ビームの走査によって形成される光走査線の傾き)を簡単な構造で容易に解消することができる。また、位置ズレ調整部を駆動する位置ズレ調整駆動部の駆動源として、搬送駆動部を転用することから、新たな駆動源を設ける必要が無く、搬送駆動部、動力伝達機構、位置ズレ調整駆動部、および位置ズレ調整部という簡単な機構によって容易に光学部材の位置ズレ(主走査線の傾き、光学部材の傾き。以下では、単に位置ズレということがある。)を補正することができる。
本発明に係る画像形成装置では、前記搬送駆動部は、正方向および逆方向で回転する構成とされ、前記位置ズレ調整部は、前記搬送駆動部の正方向および逆方向での回転に応じて前記光学部材を変位させる構成とされていることを特徴とする。
したがって、本発明の画像形成装置は、光学部材の位置ズレを幅広く調整することができる。
本発明に係る画像形成装置では、前記光学部材は、前記像担持体に対向させて配置されていることを特徴とする。
したがって、本発明の画像形成装置は、像担持体に対向する光学部材の位置ズレを容易にかつ高精度に調整して、像担持体に照射される主走査線(光走査線)の位置ズレを正確に調整することができる。
本発明に係る画像形成装置では、前記像担持体は、感光体ドラムであり、前記光学部材は、前記感光体ドラムの軸方向に沿って延長されていることを特徴とする。
したがって、本発明の画像形成装置は、感光体ドラムの軸方向に沿った光ビームの主走査方向で正確な光走査線を形成することができる。
本発明に係る画像形成装置では、前記光学部材は、延長された方向の一端に回転中心を有し、他端で前記位置ズレ調整部に押圧弾性部によって弾性的に押し当てられていることを特徴とする。
したがって、本発明の画像形成装置は、光学部材の一端を回転中心とした状態で、他端を回動させることが可能となるので、光学部材の位置ズレ(延長された方向での傾き)を容易にかつ高精度に調整することができる。
本発明に係る画像形成装置では、前記位置ズレ調整部は、前記位置ズレ調整駆動部の先端に連結された位置調整部材と、前記位置調整部材の先端が当接する傾斜部を有する位置ズレ調整部材とを備え、前記位置ズレ調整部材は、前記傾斜部での前記位置調整部材の当接位置によって前記光学部材と交差する方向で移動する構成とされていることを特徴とする。
したがって、本発明の画像形成装置は、位置調整部材に対する位置ズレ調整駆動部からの制御を光学部材と交差する方向の作用に変更して光学部材の位置ズレを容易にかつ高精度に調整することができる。
本発明に係る画像形成装置では、前記位置調整部材は、ネジ構造を有し、前記位置ズレ調整駆動部が有する電磁クラッチの回転によって前記傾斜部での当接位置を変更する構成とされていることを特徴とする。
したがって、本発明の画像形成装置は、傾斜部での位置調整部材の位置を容易にかつ高精度に調整することができるので、光学部材の位置ズレを位置ズレ調整部材によって正確かつ安定的に調整することができる。
本発明に係る画像形成装置では、前記光学部材は、fθレンズであることを特徴とする。
したがって、本発明の画像形成装置は、光ビームを等速で走査させることができるので、歪みを抑制したトナー像を形成することができる。
本発明に係る画像形成装置では、前記像担持体、前記光学部材、前記位置ズレ調整部、および前記位置ズレ調整駆動部は、複数の色に対応させて色別にそれぞれ配置されてあり、複数の前記像担持体によってそれぞれ形成されたトナー像を重ねて転写する中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトに転写された前記色のそれぞれに対応するトナー像の位置をそれぞれ検知するトナー像位置検知部とを備え、前記トナー像位置検知部で検知した前記色のそれぞれに対応するトナー像の位置に基づいて、前記搬送駆動部および前記位置ズレ調整駆動部を制御する構成とされていることを特徴とする。
したがって、本発明の画像形成装置は、複数の色に対する位置ズレを調整することが可能となるので、カラー画像に含まれる複数の色相互での色ズレを容易にかつ高精度に解消することができる。
本発明に係る画像形成装置では、前記トナー像位置検知部は、予め設定された基準色のトナー像に対する色別のトナー像の位置ズレをそれぞれ検知する構成とされていることを特徴とする。
したがって、本発明の画像形成装置は、基準色(例えば黒)に対する色別のトナー像の位置ズレをそれぞれ検知することから、基準色に対する位置ズレ調整部、および位置ズレ調整駆動部を省略することができるので、全体の構成を簡略化することができる。
本発明に係る画像形成装置では、前記動力伝達機構は、プーリーまたはギヤを備えることを特徴とする。
したがって、本発明の画像形成装置は、簡単な構造を有する動力伝達が可能となるので安価で信頼性の高い動力伝達機構とすることができる。
本発明に係る画像形成装置は、記録用紙を画像転写部へ搬送する用紙搬送部と、前記用紙搬送部を駆動する搬送駆動部と、発光素子からの光ビームを照射して像担持体に潜像を形成する光学部材とを備えた画像形成装置であって、前記光学部材の位置ズレを調整する位置ズレ調整部と、前記位置ズレ調整部を駆動する位置ズレ調整駆動部とを備え、前記位置ズレ調整駆動部は、前記搬送駆動部に連結された動力伝達機構によって駆動される構成としてあることを特徴とする。
したがって、本発明の画像形成装置は、用紙搬送部、搬送駆動部、動力伝達機構、位置ズレ調整駆動部、および位置ズレ調整部によって光学部材の位置ズレを調整することができるので、記録用紙に転写されるトナー像の位置ズレ(光ビームの走査によって形成される光走査線の傾き)を簡単な構造で容易に解消することができるという効果を奏する。また、位置ズレ調整部を駆動する位置ズレ調整駆動部の駆動源として、搬送駆動部を転用することから、新たな駆動源を設ける必要が無く、搬送駆動部、動力伝達機構、位置ズレ調整駆動部、および位置ズレ調整部という簡単な機構によって容易に光学部材の位置ズレ(主走査線の傾き)を補正することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の概略構成を模式的に示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係る光走査装置の概略構成を上面側から見た状態で模式的に示す平面模式図である。 図3は、図2に示した光走査装置の概略構成を側面側から透視した状態で感光体ドラムと共に示す側面図である。 図2に示した光走査装置の概略構成を斜め上方から見た状態で示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る第2fθレンズの概略構造を示す構造図であり、(A)は出射面を見た状態を示す平面図、(B)は前面を見た状態を示す正面図、(C)は左側面を見た状態を示す左側面図、(D)は右側面を見た状態を示す右側面図、(E)は入射面を見た状態を示す底面図、(F)は後面を見た状態を示す背面図である。 本発明の実施の形態4に係る第2fθレンズが取り付けられる前の光走査装置の第1取付け部の概略構造を斜め上方から見た状態で示す斜視図である。 図6に示した第1取付け部に第2fθレンズを配置した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4に係る第2fθレンズが取り付けられる前の光走査装置の第2取付け部の概略構造を斜め上方から見た状態で示す斜視図である。 図8に示した第2取付け部に第2fθレンズを配置した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態5に係る位置ズレ調整部の構造を斜め上方から見た状態で示す斜視図である。 図10に示した位置ズレ調整部の作用を説明する模式図であり、(A)は初期状態として第2fθレンズの第1ポジションを示し、(B)は位置調整部材の接触端部を前進させた状態での第2fθレンズの第2ポジションを示し、(C)は位置調整部材の接触端部を後退させた状態での第2fθレンズの第3ポジションを示す。 本発明の実施の形態5に係る画像形成装置での光ビームの位置ズレによる作用を説明する模式図であり、(A)は光ビームの主走査線の位置が一致している場合を、(B)は光ビームの主走査線の位置がずれている場合を示す。 図11(C)で示した状態での位置ズレ調整部に対する位置ズレ調整駆動部の作用を説明する模式図である。 本発明の実施の形態6に係る動力伝達機構の配置構造を側面から見た状態で模式的に示す模式側面図である。 図14で示した動力伝達機構の平面状態を模式的に示す模式平面図である。 本発明の実施の形態7に係る画像形成装置の第2fθレンズに対する位置ズレを調整するときの処理フローを示すフローチャートである。 図16の処理フローを実現するときの画像形成装置の主要構成ブロックを示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1に基づいて、本実施の形態に係る画像形成装置について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の概略構成を模式的に示す模式図である。
画像形成装置1は、取得した画像データに応じて、記録用紙(所定のシート)に多色あるいは単色の画像を形成する。画像形成装置1は、装置筐体1bを備え、装置筐体1bの上部側に自動原稿処理装置10を備える。画像データの取得ルートは、外部から電子データとして伝送されるルートと、自動原稿処理装置10によって画像形成装置1が自ら読み取るルートとがある。
装置筐体1bの内部には、光走査装置20、現像器30、感光体ドラム32、帯電器36、中間転写ベルトユニット40、転写ローラ50、定着ユニット60、給紙カセット81、排紙トレイ90等が配置され、記録用紙を搬送する用紙搬送路SR(図では、位置によって用紙搬送路SRf、用紙搬送路SRs、用紙搬送路SRrと区分している。)が設けられている。以下では、用紙搬送路SRf、用紙搬送路SRs、用紙搬送路SRrを互いに区別する必要が無い場合は、単に用紙搬送路SRとすることがある。
画像形成装置1において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。したがって、現像器30、感光体ドラム32、帯電器36等は、各色に応じた4種類のトナー像(静電潜像をトナーで現像することによって得られる画像)を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられている。つまり、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローに対応するトナーをそれぞれ有する4つの画像形成ステーションが構成されている。
帯電器36は、感光体ドラム32の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段である。本実施の形態では、チャージャ型を示すが、接触方式のローラ型あるいはブラシ型の帯電器を適用することができる。
光走査装置20は、画像書込み装置、露光ユニットと言われることがある。光走査装置20は、取得した画像データに対応するレーザー光を帯電された感光体ドラム32の表面に照射することによって、感光体ドラム32の表面を露光し、画像データに応じた潜像(静電潜像)を形成する。
本実施の形態では、発光素子としてレーザー(半導体レーザー)を採用したが、アレイ状に並置したEL(エレクトロルミネッセンス)、LED(発光ダイオード)などを適用することができる。光走査装置20の詳細は、後述する。
現像器30は、感光体ドラム32の表面に形成された潜像を4色(YMCK)のトナーによってそれぞれ顕像化する。
感光体ドラム32に対向して配置されている中間転写ベルトユニット40は、中間転写ベルト42、駆動ローラ43、従動ローラ44、中間転写ローラ45等を備えている。中間転写ローラ45は、4色(YMCK)の各色に対応させて4本設けられている。
駆動ローラ43、従動ローラ44、および中間転写ローラ45は、中間転写ベルト42を張架して回転駆動させる。4本の中間転写ローラ45は、対応する感光体ドラム32に形成されたトナー像のそれぞれを、中間転写ベルト42の表面に転写するための転写バイアスを与える。
中間転写ベルト42は、各感光体ドラム32に接触するように設けられている。また、感光体ドラム32に形成された各色のトナー像は、中間転写ベルト42に順次的に重ねて転写される。したがって、中間転写ベルト42の表面にカラーのトナー像(多色トナー像)が形成される。中間転写ベルト42は、例えば厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
感光体ドラム32から中間転写ベルト42へのトナー像の転写は、中間転写ベルト42の裏側(内側)に接触している中間転写ローラ45によって行われる。中間転写ローラ45には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(マイナス)とは逆極性(プラス)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ45は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸を中心に備え、金属軸の表面は、導電性の弾性材(例えばEPDM、発泡ウレタン等)により覆われている。
中間転写ローラ45の表面に配置された導電性の弾性材は、中間転写ベルト42に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施形態では転写電極としてローラ形状を使用しているが、ブラシ形状などを用いることが可能である。
上述したとおり、各感光体ドラム32の表面で各色に応じて顕像化された静電像(潜像を顕像化させたトナー像)は中間転写ベルト42の表面に積層して転写される。したがって、中間転写ベルト42の表面に積層された画像情報(トナー像)は、中間転写ベルト42の回転に伴って移動し、記録用紙と中間転写ベルト42とを接触させるように配置された転写ローラ50の作用によって記録用紙の表面に転写される。
中間転写ベルト42と転写ローラ50は、所定ニップで圧接されると共に、転写ローラ50にはトナー像を用紙に転写するための電圧(トナーの帯電極性(マイナス)とは逆極性(プラス)の高電圧)が印加される。転写ローラ50および駆動ローラ43のいずれか一方は、硬質材料(金属等)で構成され、他方は、軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等)で構成した弾性ローラ等とされる。したがって、転写ローラ50は、中間転写ベルト42に対して所定ニップを定常的に得ることができる。
つまり、転写ローラ50は、駆動ローラ43に対する相互の圧接作用によって中間転写ベルト42に所定ニップで圧接され画像転写部52を構成する。
なお、画像転写部52で、転写ローラ50によって記録用紙の表面に形成された各色の画像(トナー像)相互間の位置ズレは、色ズレとなって現れる。したがって、中間転写ベルト42の表面に形成された各色のトナー像の位置ズレを検知して補正する必要が生じる。本実施の形態では、トナー像の位置を検知するトナー像位置検知部48が最も下流側の感光体ドラム32と転写ローラ50との間で中間転写ベルト42に対向させて配置されている。トナー像位置検知部48は、公知の技術を適用して機能させることができる。
光走査装置20の下側に設けられた給紙カセット81は、画像形成に使用するシート(記録用紙)を供給するトレイであり、記録用紙は、ピックアップローラ82を介してレジストローラ55へ搬送される。また、手差し給紙カセット83は、外部から記録用紙を手差しできるように配置されたトレイであり、記録用紙は、ピックアップローラ84を介してレジストローラ55へ搬送される。
レジストローラ55へ搬送された記録用紙は、中間転写ベルト42および転写ローラ50によってトナー像を転写され、転写されたトナー像は、定着ユニット60で記録用紙に定着される。トナー像が定着された記録用紙は、定着ユニット60から横方向へ延長された用紙搬送路SRsを経由して排紙トレイ90に排紙される。
給紙カセット81、手差し給紙カセット83から供給された記録用紙は、ほぼ垂直方向に配置された用紙搬送路SRfを経由してレジストローラ55へ搬送される。また、記録用紙の裏面への画像形成(両面印刷)を可能とするために、用紙搬送路SRfに対して記録用紙を逆送する方向に用紙搬送路SRrが配置されている。
レジストローラ55は、用紙搬送路SRfで搬送されている記録用紙を一旦保持する。その後、中間転写ベルト42の表面に積層して形成されたトナー像の位置と記録用紙の位置を合わせるタイミングで記録用紙を転写ローラ50へ搬送する。つまり、レジストローラ55は、記録用紙を画像転写部52へ搬送する用紙搬送部として機能する。
定着ユニット60は、ヒートローラ61および加圧ローラ62を備えている。ヒートローラ61および加圧ローラ62は、記録用紙を挟んで回転するようになっている。つまり、ヒートローラ61は、加圧ローラ62とともにトナー(トナー像、画像情報)を記録用紙に熱圧着することにより、記録用紙に転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、記録用紙に対して熱定着させる機能を有している。
給紙カセット81/手差し給紙カセット83から搬送された記録用紙は、用紙搬送路SRfを通過してレジストローラ55まで搬送され、記録用紙の先端と中間転写ベルト42に積層して形成された画像情報の先端を位置整合させるタイミングで転写ローラ50に搬送され、記録用紙に画像情報が書き込まれる。その後、記録用紙の未定着トナーは、定着ユニット60を通過することによって溶融・固着され、用紙搬送路SRsを経由して排紙トレイ90に排出される。
<実施の形態2>
図2ないし図4に基づいて、実施の形態1に係る画像形成装置1が備える光走査装置20(露光ユニット、画像書込み装置)を実施の形態2として説明する。なお、基本的な構成は、実施の形態1に係る画像形成装置1と同様であるので、符号を援用し、主に追加する事項について説明する。
図2は、本発明の実施の形態2に係る光走査装置の概略構成を上面側から見た状態で模式的に示す平面模式図である。
図3は、図2に示した光走査装置の概略構成を側面側から透視した状態で感光体ドラムと共に示す側面図である。
図4は、図2に示した光走査装置の概略構成を斜め上方から見た状態で示す斜視図である。なお、図4では、光走査装置は、上蓋を外した状態で示される。
光走査装置20は、構造的な強度および信頼性を確保するため光走査筐体200に収容されている。したがって、光走査装置20は、それぞれ光ビームBMを出射する4つの発光素子201と、回転方向Drに複数の反射面を有し光ビームBMを反射させる回転多面鏡202(回転多面鏡はポリゴンミラーとも言われる。)と、回転多面鏡202で反射された光ビームBMのビーム径の調整および光路の調整を行う第1fθレンズ207と、第1fθレンズ207からの光ビームBMを感光体ドラム32に照射する第2fθレンズ209とを光走査筐体200の内側に備える。
つまり、光走査装置20は、発光素子201から回転多面鏡202に対して照射される光ビームBM(以下、入射ビームとすることもある。)を回転多面鏡202の反射面で反射し、反射して形成した光ビームBM(以下、出射ビームとすることもある。)により、感光体ドラム32の表面を走査して露光し、感光体ドラム32に潜像を形成する。
なお、発光素子201は、半導体レーザーで構成されている。したがって、ビーム径を高精度に調整することが可能となり、高精細な画像形成を実行することが可能となる。また、光走査装置20を小型化し、延いては画像形成装置1の構造を簡略化することが可能となる。発光素子201を半導体レーザーで構成していることから、光走査装置20は、レーザースキャニングユニット(LSU)とも称される。
発光素子201から回転多面鏡202までの光路(以下、入射ビーム光路とすることもある。)、回転多面鏡202から感光体ドラム32までの光路(以後、出射ビーム光路という)には、種々の光学部品が配置されている。入射ビーム光路に配置されている光学部品群を入射光学系、出射ビーム光路に配置されている光学部品群を出射光学系という。
入射光学系(入射ビーム光路)は、発光素子201から射出された入射ビームを回転多面鏡202に導く。入射ビーム光路で、入射光学系は、発光素子201から回転多面鏡202に向う順に、4つのコリメートレンズ203、4つの第1反射ミラー204、シリンドリカルレンズ205、第2反射ミラー206を備えている。
コリメートレンズ203は、それぞれ、対応する発光素子201から射出された光ビームBMを平行ビームに変換する。第1反射ミラー204はそれぞれ、対応するコリメートレンズ203から出射される光ビームBMを反射し、シリンドリカルレンズ205に入射させる。シリンドリカルレンズ205は、入射した光ビームBMを感光体ドラム32に対して副走査方向DSS(X方向)に集束するために配置されている。第2反射ミラー206は、シリンドリカルレンズ205から出射される4つの光ビームBMを反射し、回転多面鏡202に入射する。
シリンドリカルレンズ205は、副走査方向DSSについては、それぞれが平行光となってシリンドリカルレンズ205に入射した発光素子201からの光ビームBMを、回転多面鏡202の反射面の表面にほぼ収束させる。また、シリンドリカルレンズ205は、主走査方向DMS(Y方向)については、シリンドリカルレンズ205に入射した光ビームBMをそのまま平行光として出射して、回転多面鏡202の反射面に入射させる。
以上のようにして、入射ビームは、回転多面鏡202の反射面の高さ方向中央域に照射される。
他方、出射光学系(出射ビーム光路)は、回転多面鏡202の反射面により反射された出射ビームを回転多面鏡202から感光体ドラム32に導くと共に、感光体ドラム32の表面を照射した際の光ビームBMのスポットが、所定の大きさとなり、感光体ドラム32の表面を等速度で走査するように作用する。なお、感光体ドラム32は、4色に対応させて配置され、Y(イエロー)用感光体ドラム32、M(マゼンタ)用感光体ドラム32、C(シアン)用感光体ドラム32、K(ブラック)用感光体ドラム32として配置されている。
各感光体ドラム32には、対応する光ビームBM(BM(Y)、BM(M)、BM(C)、BM(K))が第2fθレンズ209を介して照射される。したがって、第2fθレンズ209は、発光素子201からの光ビームBMを照射して像担持体としての感光体ドラム32に潜像を形成する光学部材として機能する。
出射ビーム光路で、出射光学系は、回転多面鏡202から感光体ドラム32に向う順に、第1fθレンズ207、出射折り返しミラー208、第2fθレンズ209を備えている。
第1fθレンズ207は、主走査方向DMSにおいては、回転多面鏡202から出射した平行光の光ビームBMを感光体ドラム32の表面で所定のビーム径となるように収束させ、副走査方向DSSにおいては、回転多面鏡202から出射した拡散光の光ビームを平行光に変換する。また、第1fθレンズ207は、回転多面鏡202の等角速度運動(等速回転)により主走査方向DMSに等角速度で移動する光ビームBMを、感光体ドラム32の表面で等速走査する光走査線へ変換する機能を有している。
出射折り返しミラー208は、回転多面鏡202で分離され第1fθレンズ207を通過した光ビームBMを反射し、第2fθレンズ209に入射させる。
第2fθレンズ209は、副走査方向DSSにおいては、平行光で入射する光ビームBMを感光体ドラム32の表面で所定のビーム径となるように収束させ、主走査方向DMSにおいては、第1fθレンズ207で収束光となった光ビームをそのまま感光体ドラム32の表面へ収束させる。
上述したとおり、回転多面鏡202によって反射された出射ビームは、第1fθレンズ207に向かって進行し、第1fθレンズ207を通過した後、出射折り返しミラー208で反射され、第2fθレンズ209を通過して感光体ドラム32に導かれる。なお、第2fθレンズ209を通過する出射ビームの方向は、X方向、Y方向に対してZ方向となる。
出射ビームは、回転多面鏡202の回転位置(つまり、反射面の回転位置)によって異なる光路を通って感光体ドラム32に照射され、主走査方向DMSに主走査線(光走査線)を構成する。つまり、出射ビームは、感光体ドラム32の表面の軸方向に主走査線を定期的に構成する。他方、感光体ドラム32は、副走査方向DSSで回転する。したがって、出射ビームは、感光体ドラム32の表面に、一定期間毎に異なる位置に光走査線を構成することになる。
上述したとおり、出射光学系を構成する第1fθレンズ207、第2fθレンズ209は、光走査筐体200の内側に収容されている。第2fθレンズ209は、一端を板バネ224で光走査筐体200の内側に位置決めされ、他端を押え部材234などによって光走査筐体200の内側に位置決めされた状態となっている。なお、位置ズレ調整部材241、位置調整部材243等を備える位置ズレ調整部240については、さらに後述する。
<実施の形態3>
図5に基づいて、実施の形態2に係る光走査装置20が備える第2fθレンズ209を実施の形態3として説明する。なお、基本的な構成は、実施の形態1、実施の形態2に係る画像形成装置1、光走査装置20と同様であるので、符号を援用し、主に追加する事項について説明する。
図5は、本発明の実施の形態3に係る第2fθレンズの概略構造を示す構造図であり、(A)は出射面を見た状態を示す平面図、(B)は前面を見た状態を示す正面図、(C)は左側面を見た状態を示す左側面図、(D)は右側面を見た状態を示す右側面図、(E)は入射面を見た状態を示す底面図、(F)は後面を見た状態を示す背面図である。
第2fθレンズ209は、出射面210の側に突出する凸形状のレンズ面を有し、例えば、ポリカーボネートで形成される。第2fθレンズ209は、主走査方向DMS(Y方向)に長い長尺レンズとされている。また、長尺レンズの両端には、レンズを支持するための第1端部211、第2端部212が形成され、第1端部211と第2端部212との間は、有効領域Aef(レンズ機能の性能が保証される領域)となる。
第2fθレンズ209は、原料樹脂(ポリカーボネート)を供給する金型ゲートからレンズ成形金型へ溶かしたポリカーボネートを射出して成形される。したがって、第2fθレンズ209の長手方向(Y方向)の一端部(第2端部212)には、金型ゲートに対応してゲート部213が形成される。
第2fθレンズ209は、入射面216の側の第1端部211に突起軸214を備える。突起軸214は、光走査筐体200に対する第2fθレンズ209の位置決めの基準となると共に、第2fθレンズ209のX方向での位置ズレ(光学部材としての傾き)を調整するときの回動中心軸となる。光走査装置20は、突起軸214を中心軸として第2fθレンズ209を回動させ、第2fθレンズ209の位置ズレ(主走査線のX方向での傾き)を調整することにより、感光体ドラム32の軸方向での主走査線の傾きを補正することができる。
突起軸214は、第2fθレンズ209の厚み方向(第2fθレンズ209に対する光ビームBMの入射面216から出射面210に向かう方向。Z方向)で、第1端部211から突出し、例えば、高さ3mm、外径3mmの円柱状に形成される。なお、突起軸214の公差は、−0.02mmから−0.07mmとしている。公差を確保することによって、第2fθレンズ209の位置決めの精度、および位置ズレ調整(傾きの調整)のときの回動性(回転中心としての回転性)を確保することができる。
通常、流動性材料を射出成形して長尺レンズ(長尺の結像レンズ)を形成する場合、光学性能を鑑みてレンズの歪みや反りの度合いを極力低減するために、樹脂の流動性を考慮して、長尺レンズの長手方向の端部(例えば、第2端部212)にゲート部213が形成される。
第2fθレンズ209の第2端部212にゲート部213が設けられたような場合、第2fθレンズ209の中央部分に大きなリブや突起などを形成すると、射出成形時に樹脂の流動性や内部圧力のバランスが悪くなってしまう。本実施の形態に係る第2fθレンズ209は、ゲート部213が形成された第2端部212に対して反対側の第1端部211に突起軸214を備える。したがって、第2fθレンズ209は、長尺レンズであっても、樹脂の流動性の問題等を生じない。つまり、本実施の形態に係る第2fθレンズ209を用いた光走査装置20が搭載された画像形成装置1は、画像の歪みなどの画質劣化を防止することができる。
第1端部211および第2端部212は、第2fθレンズ209の入射面216に対応させて端部基礎面211sおよび端部基礎面212sを有している。第1端部211は、端部基礎面211sに、突起軸214と、位置決め突起215とを備え、第2端部212は、端部基礎面212sに、位置決め突起215を備えている。突起軸214および位置決め突起215は、第1端部211および第2端部212と一体にポリカーボネートで形成されている。
位置決め突起215は、光走査筐体200に対する第2fθレンズ209の厚み方向(Z方向)の位置決め(位置整合)を行う。位置決め突起215は、突起軸214の突出方向で突起軸214の突出長さより短く突出している。位置決め突起215は、例えば、高さ0.3mm、外径2mmの円柱状である。
位置決め突起215は、端部基礎面211sに2つ、端部基礎面212sに1つ設けられている。端部基礎面211s(第1端部211)に配置された位置決め突起215は、突起軸214に対してX方向(第2fθレンズ209の幅方向)で対称的に配置され、端部基礎面212s(第2端部212)に配置された位置決め突起215は、端部基礎面211sに配置された位置決め突起215に対して位置関係が二等辺三角形となるように配置されている。
光走査筐体200に対する第2fθレンズ209の取付けにおいて、第2fθレンズ209の厚み方向(Z方向)の位置決めは、位置決め突起215を3つ設けることが必要十分条件である。また、3つの位置決め突起215の位置関係は、第1端部211に2つ、第2端部212に1つとし、二等辺三角形を構成することで取付け時の安定性を向上させることができる。
また、第1端部211(端部基礎面211s)の2つの位置決め突起215は、突起軸214を間に挟んだ状態で第2fθレンズ209の幅方向に設けてあることから、第2fθレンズ209の大きさ(幅、第1端部211の大きさ)を必要以上に大きくしなくてすむ。
なお、位置決め突起215は、第2端部212(端部基礎面212s)に1つ、第1端部211(端部基礎面211s)に2つ配置されているが、形成領域は、長手方向(Y方向)における有効領域Aefの外側であり、また、高さは低い。したがって、第2fθレンズ209を成形する樹脂(ポリカーボネート)の流動性を阻害することはない。
<実施の形態4>
図6ないし図9に基づいて、実施の形態3に係る第2fθレンズ209の光走査筐体200に対する取付け構造を実施の形態4として説明する。なお、基本的な構成は、実施の形態1ないし実施の形態3に係る画像形成装置1、光走査装置20、第2fθレンズ209と同様であるので、符号を援用し、主に追加する事項について説明する。
図6は、本発明の実施の形態4に係る第2fθレンズが取り付けられる前の光走査装置の第1取付け部の概略構造を斜め上方から見た状態で示す斜視図である。
図7は、図6に示した第1取付け部に第2fθレンズを配置した状態を示す斜視図である。
図8は、本発明の実施の形態4に係る第2fθレンズが取り付けられる前の光走査装置の第2取付け部の概略構造を斜め上方から見た状態で示す斜視図である。
図9は、図8に示した第2取付け部に第2fθレンズを配置した状態を示す斜視図である。
図6、図7は、第2fθレンズ209の突起軸214が配置された第1端部211が取り付けられる第1取付け部220(光走査筐体200)の構造を説明する構造図である。
図8、図9は、第2fθレンズ209のゲート部213が配置された第2端部212が取り付けられる第2取付け部230(光走査筐体200)の構造を説明する構造図である。
光走査筐体200は、例えば、合成樹脂材料で射出成形される。光走査筐体200は、Y方向の両端に第2fθレンズ209の長手方向の両端(第1端部211、第2端部212)が配置される構成とされている。つまり、光走査筐体200は、第1端部211に対応させて第1取付け部220を備え、第2端部212に対応させて第2取付け部230を備えている。第1取付け部220および第2取付け部230は、光走査筐体200と一体に形成されている。
第1取付け部220は、第1端部211(第2fθレンズ209)の突起軸214が挿入される軸入れ穴221を備える。軸入れ穴221は、突起軸214を軸支する。つまり、軸入れ穴221は、光走査筐体200の上下方向(Z方向)に延長され、第2fθレンズ209は、突起軸214を上方向から軸入れ穴221に挿入することによって、第1取付け部220に取り付けられる。
軸入れ穴221は、突起軸214を高精度に軸支するように、突起軸214の外径と略等しい円筒状の内径を有する中空とされている。軸入れ穴221の内径は、突起軸214の外径3mm(公差=−0.02mmから−0.07mm)に対応させて、例えば、3mmとされ、公差は+0.05mmから0mmとされている。
第1取付け部220は、第2fθレンズ209の厚み方向(Z方向)の位置決めのため、第1端部211の2つの位置決め突起215に各々接する2つの台座部222を備える。台座部222は、例えば、円柱状に形成され、台座部222の頂面は、第2fθレンズ209の第1端部211(位置決め突起215)に対してZ方向基準面となる。レンズ成形金型を形成するときに、台座部222に対応させて削っていくことで、台座部222の高さを微調整することができ、第2fθレンズ209のZ方向の位置を高精度に調整できる。
なお、軸入れ穴221、台座部222は、光走査筐体200(第1取付け部220)と一体的に形成されている。
また、第2fθレンズ209(第1端部211)がZ方向へ移動し、突起軸214が軸入れ穴221から抜けることを防止するため、第1端部211を押える板バネ224が用いられる。第1取付け部220は、板バネ224を固定するためのネジ穴223を備える。例えば長方形とされた板バネ224の一端に形成されたネジ受け穴225は、ネジ穴223に位置合わせされ、図示しないビスをネジ受け穴225およびネジ穴223にねじ込むことによって板バネ224を光走査筐体200(第1取付け部220)に固定する。
また、板バネ224の他端は、第2fθレンズ209の第1端部211を押えるように配置されるので、板バネ224は、第2fθレンズ209を第1取付け部220(光走査筐体200)に取り付けることができる。つまり、突起軸214のZ方向への抜けを防止することができる。
第2fθレンズ209の第1端部211は、板バネ224のバネ性を利用して第1取付け部220に向けて押さえられる。つまり、板バネ224は、Z方向で弾性的に第2fθレンズ209を押さえているので、軸入れ穴221に挿入された突起軸214を回動させ、第2取付け部230で第2端部212(第2fθレンズ209)の位置ズレ(突起軸214を回転中心とした第2fθレンズ209の傾き)を調整することができる。なお、板バネ224は、SUS(ステンレス鋼)等で形成される。
第2取付け部230は、第1端部211の突起軸214を回転中心として第2端部212(第2fθレンズ209)をX方向で回動させ、第2fθレンズ209のX方向での位置ズレ(傾き)を調整するように構成されている。また、第2取付け部230は、第2fθレンズ209の厚み方向(Z方向)の位置決めのため、第2端部212の1つの位置決め突起215と接する調整台座部231を備える。
調整台座部231は、例えば、X方向に延長された長方形の両端を円弧状として形成され、調整台座部231の頂面は、第2fθレンズ209の第2端部212(位置決め突起215)に対してZ方向基準面となる。レンズ成形金型を形成するときに、調整台座部231に対応させて削っていくことで、調整台座部231の高さを微調整することができ、第2fθレンズ209のZ方向の位置を高精度に調整できる。
また、第2fθレンズ209の位置ズレ(X方向での傾き)を調整するために、第2端部212をX方向で回動させるとき、第2端部212(端部基礎面212s)の位置決め突起215は、調整台座部231の頂面に接した状態で移動する。突起軸214が軸入れ穴221に軸支された状態で、第2fθレンズ209は、突起軸214を回転中心として回動するので、第2端部212(調整台座部231に対応する部分)は、第1端部211に対して円周端として作用し、幅広く移動する。第2端部212の移動範囲に対応させるように、調整台座部231は、X方向に長さを有する形状とされている。
なお、調整台座部231は、光走査筐体200(第2取付け部230)と一体的に形成されている。
また、第2fθレンズ209(第2端部212)がZ方向へ移動し、位置決め突起215が調整台座部231から離れること防止するため、第2端部212を押える押え部材234が用いられる。押え部材234は、SUS(ステンレス鋼)等のバネ性のある板金材料などで形成される。第2取付け部230は、押え部材234を固定するためのネジ穴232を備える。押え部材234に形成されたネジ受け穴236は、ネジ穴232に位置合わせされ、図示しないビスをネジ受け穴236およびネジ穴232にねじ込むことによって押え部材234を光走査筐体200(第2取付け部230)に固定する。
押え部材234は、ネジ受け穴236を有する基部234bと基部234bから延長された先端部234tを備え、先端部234tは、第2fθレンズ209の第2端部212を押えるように配置されるので、押え部材234は、第2fθレンズ209を第2取付け部230(光走査筐体200)に取り付けることができる。つまり、位置決め突起215がZ方向で調整台座部231から分離することを防止できる。
第2fθレンズ209の第2端部212は、押え部材234のバネ性を利用して第2取付け部230に向けて押さえられる。つまり、押え部材234は、Z方向で弾性的に第2fθレンズ209を押さえているので、第2取付け部230で第2端部212(第2fθレンズ209)の位置ズレ(突起軸214を回転中心とした第2fθレンズ209のX方向での傾き)を調整することができる。
なお、第2fθレンズ209を回動させたときに、押え部材234が動かないように、押え部材234に係合穴235や係合凹部237を設けておく。第2取付け部230は、係合穴235および係合凹部237に対応させた係合突起233を備える。
また、光走査筐体200には、第2取付け部230に近接した位置に、位置ズレ調整部240が配置されている。位置ズレ調整部240は、第2端部212を厚み方向(Z方向)と直交する平面(XY平面)で突起軸214を回転中心とする円周方向(第2fθレンズ209の長さが長いときは、円周方向は、X方向の長さに近似できる。つまり、位置ズレ(傾き)の調整は、上述してきたように、単にX方向での位置ズレとして把握することも可能である。したがって、以下でも位置ズレは、単にX方向での位置ズレとすることがある。)に移動させる。
位置ズレ調整部240は、第2fθレンズ209をX方向で規制する位置ズレ調整部材241と、位置ズレ調整部材241が有する傾斜部242に当接される位置調整部材243とを備え、押え部材234は、基部234bから延長され、位置ズレ調整部材241に対向する反対側から第2fθレンズ209を弾性的に押圧する押圧弾性部238を備える。押圧弾性部238は、基部234b、先端部234tとともに一体に形成されている。
第2fθレンズ209は、X方向で互いに反対側に配置された傾斜部242と押圧弾性部238の作用によって、X方向での位置ズレ(傾き)を調整することができる。
<実施の形態5>
図10ないし図13に基づいて、実施の形態4に係る第2fθレンズ209の位置ズレを調整する位置ズレ調整部および位置ズレ調整駆動部の構造と作用を実施の形態5として説明する。なお、基本的な構成は、実施の形態1ないし実施の形態4に係る画像形成装置1、光走査装置20、第2fθレンズ209と同様であるので、符号を援用し、主に追加する事項について説明する。
図10は、本発明の実施の形態5に係る位置ズレ調整部の構造を斜め上方から見た状態で示す斜視図である。
位置ズレ調整部240は、位置ズレ調整部材241と、位置ズレ調整部材241の移動方向を規制するガイド壁244と、位置ズレ調整部材241が有する傾斜部242に当接される位置調整部材243と、位置ズレ調整部材241の移動方向であるズレ調整方向DMxの先端に配置され第2fθレンズ209に接触して作用する操作突起部245と、位置ズレ調整部材241のZ方向での移動を規制する移動規制部246とを備える。ガイド壁244は、光走査筐体200と一体に形成されている。また、操作突起部245は、位置ズレ調整部材241と一体に形成されている。
位置調整部材243は、光走査筐体200を利用して形成されたピン保持部247にネジ構造で係合されている。位置調整部材243の頭部243hは、ピン保持部247から外部に導出され、位置調整部材243の接触端部243tは、傾斜部242に接触する構成とされている。したがって、位置調整部材243を外部から回転させることによって、接触端部243tの位置をネジ位置調整方向DMyで調整することができる。
ネジ位置調整方向DMyでの接触端部243tの位置を調整することによって、位置調整部材243の接触端部243tと傾斜部242との接触位置を変更することから、カム機構(カム作用)によって、位置ズレ調整部材241のX方向での位置を変更させることが可能となり、第2fθレンズ209のX方向での位置ズレを調整することができる。
つまり、位置ズレ調整部材241は、位置調整部材243の回動により操作され、第2端部212のX方向での側面に当接して、第2fθレンズ209を移動させる。
位置ズレ調整部材241は、X方向に延長されたガイド壁244によってガイドされ、ガイド壁244の頂面に移動規制部246を接触させながら動くように構成されている。この構成により、位置ズレ調整部材241は、X方向にのみ移動できるようになっている。
傾斜部242が有する傾斜面は、位置調整部材243の接触端部243tと当接する。したがって、接触端部243tで傾斜部242を押されたとき、位置ズレ調整部材241は、傾斜部242(傾斜面)とガイド壁244の作用(カム作用)により、ズレ調整方向DMx(X方向)へ変位する。つまり、ネジ位置調整方向DMy(Y方向)で、接触端部243tが傾斜部242の方向へ移動するように位置調整部材243を操作(ネジ回し)したとき、位置ズレ調整部材241(操作突起部245)は、ズレ調整方向DMx(X方向)で、第2fθレンズ209(第2端部212)を押圧弾性部238の方向へ動かすように作用する。
位置ズレ調整部材241のX方向で傾斜部242とは反対側に設けられた操作突起部245は、第2fθレンズ209(第2端部212)に当接する。他方、第2端部212に対して操作突起部245と対向するように配置された押圧弾性部238は、操作突起部245とは反対側から、第2fθレンズ209(第2端部212)と当接する。つまり、押圧弾性部238は、X方向のうち位置ズレ調整部材241へ向う方向の押圧力(付勢力)を第2端部212に与える。押圧弾性部238による押圧力は第2端部212に常に作用するように構成される。したがって、第2fθレンズ209の第2端部212は、X方向で、位置ズレ調整部材241を位置調整部材243へ押付けるように作用している。
第2fθレンズ209(第2端部212)に対する押圧弾性部238の押圧力により、第2端部212(第2fθレンズ209)および位置ズレ調整部材241は、位置調整部材243の接触端部243tが傾斜部242に当接する位置で位置決めされる。
図11は、図10に示した位置ズレ調整部の作用を説明する模式図であり、(A)は初期状態として第2fθレンズの第1ポジションを示し、(B)は位置調整部材の接触端部を前進させた状態での第2fθレンズの第2ポジションを示し、(C)は位置調整部材の接触端部を後退させた状態での第2fθレンズの第3ポジションを示す。
第2fθレンズ209の長手方向は、回転中心としての突起軸214(第1端部211)から第2端部212に向けて延長された第1ポジションラインPL1(図11(A))に配置された状態となっている。つまり、位置ズレ調整部240が備える位置調整部材243の接触端部243tと位置ズレ調整部材241が備える傾斜部242とは接触し、位置ズレ調整部材241の先端に配置された操作突起部245は、第2fθレンズ209に当接されている。第2fθレンズ209は、操作突起部245の反対側で第2fθレンズ209を操作突起部245の方へ押圧するように配置された押圧弾性部238によって操作突起部245に押圧され、第1ポジションラインPL1で位置決めされている。
第1ポジションラインPL1で位置決めされた状態に対して接触端部243tの位置をネジ位置調整方向DMy1(図11(B))で前進させると、接触端部243tは、傾斜部242での位置を変更する。つまり、位置ズレ調整部材241は、ズレ調整方向DMx1で移動する。したがって、第2fθレンズ209は、ズレ調整方向DMx1に対応して移動する操作突起部245によってズレ調整方向DMx2で移動する。押圧弾性部238は、弾性を有することから、ズレ調整方向DMx2で第2fθレンズ209を押圧した状態を維持する。したがって、第2fθレンズ209は、第1ポジションラインPL1に対して傾き調整幅Lx1によって調整された第2ポジションラインPL2で位置決めされる。
第1ポジションラインPL1で位置決めされた状態に対して接触端部243tの位置をネジ位置調整方向DMy2(図11(C))で後退させると、接触端部243tは、傾斜部242での位置を変更する。つまり、位置ズレ調整部材241は、ズレ調整方向DMx3で移動する。したがって、第2fθレンズ209は、ズレ調整方向DMx3に対応して移動する操作突起部245によってズレ調整方向DMx4で移動する。押圧弾性部238は、弾性を有することから、ズレ調整方向DMx4で第2fθレンズ209を押圧した状態を維持する。したがって、第2fθレンズ209は、第1ポジションラインPL1に対して傾き調整幅Lx2によって調整された第3ポジションラインPL3で位置決めされる。
なお、位置ズレ調整部240によって調整することが可能な傾き調整幅Lx1、傾き調整幅Lx2は、例えば、約1.5mmとすることができる。
第2fθレンズ209は、長手方向の一方の端部(第1端部211)に設けた突起軸214を回転中心として回動することが可能となり、長手方向の他方の端部(第2端部212)だけで調整すればよく、光走査線の位置ズレ(傾き)を容易に補正することができる。
図12は、本発明の実施の形態5に係る画像形成装置での光ビームの位置ズレによる作用を説明する模式図であり、(A)は光ビームの主走査線の位置が一致している場合を、(B)は光ビームの主走査線の位置がずれている場合を示す。
画像形成装置1は、カラー画像を形成するため複数の光走査装置20(第2fθレンズ209)を備えている。図12では、複数の第2fθレンズ209から感光体ドラム32へ出射される光ビームBMの位置関係を概念的に表すために、単一の感光体ドラム32に対して重ねて第2fθレンズ209を配置した状態で示している。
第2fθレンズ209と感光体ドラム32との位置状態(主走査線の走査状態)が各色について一致している場合は、図12(A)で示すとおり、光ビームBM1(例えば、黒)と、光ビームBM2(例えば、イエロー)とは、感光体ドラム32(延いては、中間転写ベルト42)に対して同一の位置に照射される。したがって、各色の間で位置ズレ(色ズレ、色ムラ)を生じることはない。
第2fθレンズ209と感光体ドラム32との位置状態(主走査線の走査状態)が各色について一致していない場合は、図12(B)で示すとおり、光ビームBM1(例えば、黒)と、光ビームBM2(例えば、イエロー)とは、感光体ドラム32(延いては、中間転写ベルト42)に対して異なる位置に照射される。したがって、各色の間で位置ズレ(傾きの相違に伴う色ズレ)を生じる。
カラー画像を形成するカラー画像形成装置(画像形成装置1)では、各色に対する傾き調整を行わないようにすると、図12(B)で示すとおり、光走査線(主走査線)が傾いている色が1色(例えば、イエロー)だったとしても、画像形成時に、1色のみ画像形成位置がずれ、色ズレや色むらが発生する。カラー画像形成装置に光走査装置20を用いて色ズレ(主走査線、光走査線の位置ズレ、傾きの相違)を調整することにより、色毎の位置ズレによる色ムラなどの画質劣化を防止することができる。
図13は、図11(C)で示した状態での位置ズレ調整部に対する位置ズレ調整駆動部の作用を説明する模式図である。
基本的な構成は、図11(C)に対する説明と同様であるので、主に追加する事項について説明する。
上述したとおり、位置調整部材243は、ネジ構造とされている。したがって、ネジとしての回転運動をY方向での直線運動に変換することができる。位置調整部材243を回転させるための回転動力を伝達するギヤ263(動力伝達機構260)に連結された位置ズレ調整駆動部240dは、例えば、先端に電磁クラッチを備える。電磁クラッチは、位置調整部材243に対する結合状態(位置調整部材243を把持)、あるいは結合の解除状態(位置調整部材243を分離)を切り替えることが可能である。
したがって、結合状態では、位置調整部材243は、ギヤ263の回転(電磁クラッチの回転)に伴って回転するので、Y方向で位置を変更することができる。例えば、位置調整部材243は、ネジ位置調整方向DMy2で移動することができる。また、結合の解除状態では、ギヤ263の回転(電磁クラッチの回転)に対して分離された位置調整部材243は、回転することはなく、Y方向で位置を変更することはない。
つまり、位置ズレ調整駆動部240dが有する電磁クラッチのオン(位置調整部材243に対する結合状態)、オフ(結合の解除状態)によって、位置調整部材243の移動のオン(Y方向での移動状態)、オフ(停止状態)を実行することができる。
<実施の形態6>
図14および図15に基づいて、実施の形態5に係る位置ズレ調整部240、位置ズレ調整駆動部240dに対して回転動力を伝達する動力伝達機構の構造と作用を実施の形態6として説明する。なお、基本的な構成は、実施の形態1ないし実施の形態5に係る画像形成装置1、光走査装置20、第2fθレンズ209、位置ズレ調整部240、位置ズレ調整駆動部240dと同様であるので、符号を援用し、主に追加する事項について説明する。
図14は、本発明の実施の形態6に係る動力伝達機構の配置構造を側面から見た状態で模式的に示す模式側面図である。
図15は、図14で示した動力伝達機構の平面状態を模式的に示す模式平面図である。
用紙搬送部としてのレジストローラ55を駆動する搬送駆動部55dは、動力伝達機構260(ギヤ列261、プーリー262、ギヤ263)を介して位置ズレ調整駆動部240d(電磁クラッチ)を回転させることができる。ギヤ列261の最初のギヤは、搬送駆動部55dの回転軸に連結してある。
搬送駆動部55dは、例えば、パルスモータで構成されていることから、正方向および逆方向で回転することができる。したがって、位置ズレ調整駆動部240dは、正逆双方向での回転が可能となるので、位置調整部材243を位置ズレ調整部材241に対してY方向で移動させることができる。つまり、位置調整部材243は、位置ズレ調整部材241に対して前進すること、あるいは、後退することができる。
動力伝達機構260は、例えば4色に対応する第2fθレンズ209に対して作用させるように配置されている。搬送駆動部55dの回転は、先ずギヤ列261に伝達され、ギヤ列261の回転は、プーリー262を介して各色に対応して配置されたギヤ263、位置ズレ調整駆動部240dに伝達される。位置ズレ調整駆動部240dの回転(回転運動)は、位置調整部材243の作用によって位置調整部材243の直線運動に変換される。
動力伝達機構260は、搬送駆動部55dによって駆動され、その他の駆動源は全く不要であることから、構造を簡略化することが可能であるので、小型化、低コスト化を図ることができる。つまり、光走査装置20(画像形成装置1)を小型化、低コスト化することができる。また、プーリー262相互間の連結にはタイミングベルトを利用することによってさらに精度を向上させることができる。
また、動力伝達機構260の回転運動を位置調整部材243の直線運動に変換する制御手段として位置調整部材243に連結された電磁クラッチを適用することから、直線運動のオンオフ制御を容易に実行することができる。
なお、4色の配置は、図3で示したとおりであり、レジストローラ55(搬送駆動部55d)の側から、K(黒)C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)の順に配置されている。
<実施の形態7>
図16および図17に基づいて、実施の形態1ないし実施の形態6に係る画像形成装置1(光走査装置20)の第2fθレンズ209に対する位置ズレ(傾き)調整に関する構造および方法を実施の形態7として説明する。なお、基本的な構成は、実施の形態1ないし実施の形態5に係る構成と同様であるので、符号を援用し、主に追加する事項について説明する。
図16は、本発明の実施の形態7に係る画像形成装置の第2fθレンズに対する位置ズレを調整するときの処理フローを示すフローチャートである。
図17は、図16の処理フローを実現するときの画像形成装置の主要構成ブロックを示すブロック図である。
図16に示した処理フロー(ステップS2〜ステップS12)によって、第2fθレンズ209(発光素子201からの光ビームBMを照射して像担持体としての感光体ドラム32に潜像を形成する光学部材。)が感光体ドラムに形成する光走査線の傾きを検知し、検知した光走査線の傾きに基づいて光学部材としての第2fθレンズ209の傾きを調整することができる。
ステップS2:
画像形成装置1で、光学部材(第2fθレンズ209)の位置ズレ(傾き)を調整(補正)する位置ズレ調整モード(傾き調整モード)を選択する。位置ズレ調整モードの選択は、外部からの指示入力、あるいは、予め設定された自動プログラムによって適宜実行することができる。本実施の形態は、通常の画像形成を行うときを除いて、つまり、記録用紙への転写を行うときを除いて実行される。
本ステップの処理は、制御部100(CPU)によって実行させることができる。制御部100は、CPU(中央処理装置)を備え、予めインストールされたコンピュータプログラムに基づいて以下の処理を実行することができる。なお、画像形成制御部101(図17)は、自動原稿処理装置10、現像装置30、感光体ドラム32、中間転写ベルトユニット40、トナー像位置検知部48、転写ローラ50、画像転写部52、レジストローラ55(用紙搬送部)、定着ユニット60など、画像の形成に必要な各部の制御を実行する(図1)。
本ステップの処理は、記録用紙への転写をしないときに実行されることから、レジストローラ55(用紙搬送部)を動力伝達機構260、位置ズレ調整駆動部240dに対する駆動源として適用することができる。
画像形成装置1は、カラー画像を形成するために例えば4色(YMCK)に対応した感光体ドラム32、第2fθレンズ209を備えている。したがって、以下の処理ステップは、各色(少なくとも3色)に対応させてそれぞれ実行される。4色の内、例えば黄色(Y)の位置ズレを補正する場合は、黄色に対応する感光体ドラム32、第2fθレンズ209に対して処理フローを実行することができる。
ステップS4:
光走査線(光ビームBM)によって感光体ドラム32を露光して潜像を形成する。発光素子201で発光された光ビームBMは、回転多面鏡202、第1fθレンズ207、第2fθレンズ209を介して感光体ドラム32に照射(出射)される(図2、図3)。第2fθレンズ209から出射される光ビームBMは、主走査方向DMSで走査され主走査線(潜像)を感光体ドラム32の表面に形成する。
ステップS6:
感光体ドラム32に形成された潜像(主走査線)は、現像装置30によって顕像化され、感光体ドラム32にトナー像が形成される。
ステップS8:
感光体ドラム32の表面に形成されたトナー像は、中間転写ローラ45によって中間転写ベルト42に転写される。
ステップS10:
中間転写ベルト42は、駆動ローラ43によって移動され、トナー像位置検知部48に対向する位置に到達する。トナー像位置検知部48は、トナー像の位置を検知し、検知したトナー像の位置をトナー像位置ズレ算出部103に送信する。トナー像位置検知部48は、例えばホトダイオード、ホトトランジスタなどの光電変換素子によって形成され、高精度にトナー像の位置ズレを検知することができる。なお、トナー像位置検知部48の構成は、公知技術をそのまま適用することが可能であるので、詳細な説明は省略する。
トナー像位置ズレ算出部103は、基準位置(予め選定した基準色のトナー像の位置)に対する検知したトナー像の位置を比較してトナー像の位置ズレ(位置ズレの量、つまり、傾きの量)を算出する。なお、算出式などは、制御部100およびトナー像位置ズレ算出部103によってプログラム処理されるようにコンピュータプログラムをインストールしておく。算出された位置ズレの量(位置ズレ結果)は、光学部材位置ズレ制御部105に送信される。
ステップS12:
光学部材位置ズレ制御部105は、トナー像位置ズレ算出部103で算出した位置ズレの量に応じて搬送駆動部55dおよび位置ズレ調整駆動部240dを制御する。つまり、光学部材位置ズレ制御部105は、搬送駆動部55dの回転方向および回転量、位置ズレ調整駆動部240dの回転量を制御する。
なお、搬送駆動部55dおよび位置ズレ調整駆動部240dに対する光学部材位置ズレ制御部105の制御は、予め、コンピュータプログラムとしてインストールしておくことが可能であり、光学部材位置ズレ制御部105は、制御部100と連携して制御を実行することができる。
搬送駆動部55dは、レジストローラ55を駆動するパルスモータで構成することが望ましい。パルスモータで構成することによって、例えば、位置ズレ(色ズレ)の量がプラス方向にずれている場合は、パルスモータを正方向で回転させ、位置ズレの量がマイナス方向にずれている場合は、パルスモータを逆方向で回転させる。搬送駆動部55dの回転運動は、そのまま動力伝達機構260を介して位置ズレ調整駆動部240dへ伝達される。
位置ズレ調整駆動部240dは、動力伝達機構260から伝達された回転運動を位置調整部材243に伝達するか否かを切り替えることが可能である。したがって、位置ズレ調整駆動部240dは、搬送駆動部55d、動力伝達機構260を介して伝達された回転運動を必要に応じて位置調整部材243へ伝達し、位置調整部材243の直線運動に変換することができる。
例えば、各第2fθレンズ209の傾きをすべて調整する場合、色ずれ量は黒(予め設定された基準色)を基準にどの程度ずれているかであるから、第2fθレンズ209の位置ズレ(傾き)の調整は、黒以外の3色の中心に配置されたマゼンタ(M)を黒(K)に合わせ、次に、黒から最も遠いシアン(C)を黒に合わせ、最後に黒に最も近いイエロー(Y)を黒にあわせるという順で行うことが望ましい。
例えば、マゼンタだけの調整を実行する場合は、マゼンタに対応する位置ズレ調整駆動部240d(電磁クラッチ)をオンにし、黒、シアン、イエローに対応する位置ズレ調整駆動部240d(電磁クラッチ)をオフにする。マゼンタに対する位置ズレ調整駆動部240dのみがオン状態となっていることから、動力伝達機構260、ギヤ263の回転運動は、マゼンタに対応する位置調整部材243のみに伝達することとなり、マゼンタだけに対して位置ズレの調整を施すことができる。
<まとめ>
以上、実施の形態1ないし実施の形態7で説明したとおり、本発明に係る画像形成装置1は、次のような特徴を備える。
本発明に係る画像形成装置1は、記録用紙を画像転写部52へ搬送する用紙搬送部(レジストローラ55)と、用紙搬送部(レジストローラ55)を駆動する搬送駆動部55dと、発光素子201からの光ビームBMを照射して像担持体(感光体ドラム32)に潜像を形成する光学部材(第2fθレンズ209)とを備える。
また、画像形成装置1は、光学部材(第2fθレンズ209)の位置ズレを調整する位置ズレ調整部240と、位置ズレ調整部240を駆動する位置ズレ調整駆動部240dとを備え、位置ズレ調整駆動部240dは、搬送駆動部55dに連結された動力伝達機構260によって駆動される構成としてある。
したがって、画像形成装置1は、用紙搬送部(レジストローラ55)、搬送駆動部55d、動力伝達機構260、位置ズレ調整駆動部240d、および位置ズレ調整部240によって光学部材(第2fθレンズ209)の位置ズレ(傾き)を調整することができるので、記録用紙に転写されるトナー像の位置ズレ(光ビームBMの走査によって形成される光走査線の傾き)を簡単な構造で容易に解消することができる。
また、位置ズレ調整部240を駆動する位置ズレ調整駆動部240dの駆動源として、搬送駆動部55d(例えば、パルスモータ)を転用することから、新たな駆動源を設ける必要が無く、搬送駆動部55d、動力伝達機構260、位置ズレ調整駆動部240d、および位置ズレ調整部240という簡単な機構によって容易に光学部材(第2fθレンズ209)の位置ズレ(主走査線の傾き)を補正することができる。
また、画像形成装置1では、搬送駆動部55dは、正方向および逆方向で回転する構成とされ、位置ズレ調整部240は、搬送駆動部55dの正方向および逆方向での回転に応じて光学部材(第2fθレンズ209)を変位させる構成とされている。したがって、画像形成装置1は、光学部材(第2fθレンズ209)の位置ズレを幅広く調整することができる。
また、画像形成装置1では、光学部材(第2fθレンズ209)は、像担持体(感光体ドラム32)に対向させて配置されている。したがって、画像形成装置1は、像担持体(感光体ドラム32)に対向する光学部材(第2fθレンズ209)の位置ズレを容易にかつ高精度に調整して、像担持体(感光体ドラム32)に照射される主走査線(光走査線)の位置ズレを正確に調整することができる。つまり、光学部材は、例えば第2fθレンズ209であり、光ビームBMの進行方向(出射方向)で、感光体ドラム32(像担持体)に最も近い位置に配置された光学部材(fθレンズ)である。
また、画像形成装置1では、像担持体は、感光体ドラム32であり、光学部材(第2fθレンズ209)は、感光体ドラム32の軸方向に沿って延長されている。したがって、画像形成装置1は、感光体ドラム32の軸方向に沿った光ビームBMの主走査方向で正確な光走査線を形成することができる。
また、画像形成装置1では、光学部材(第2fθレンズ209)は、延長された方向の一端(第1端部211)に回転中心(突起軸214)を有し、他端(第2端部212)で位置ズレ調整部240に押圧弾性部238によって弾性的に押し当てられている。したがって、画像形成装置1は、光学部材(第2fθレンズ209)の一端(第1端部211)を回転中心とした状態で、他端(第2端部212)を回動させることが可能となるので、光学部材(第2fθレンズ209)の位置ズレ(延長された方向での傾き)を容易にかつ高精度に調整することができる。
また、画像形成装置1では、位置ズレ調整部240は、位置ズレ調整駆動部240dの先端に連結された位置調整部材243と、位置調整部材243の先端が当接する傾斜部242を有する位置ズレ調整部材241とを備え、位置ズレ調整部材241は、傾斜部242での位置調整部材243の当接位置によって光学部材(第2fθレンズ209)と交差する方向で移動する構成とされている。したがって、画像形成装置1は、位置調整部材243に対する位置ズレ調整駆動部240dからの制御(回転運動)を光学部材(第2fθレンズ209)と交差する方向(X方向、ズレ調整方向DMx)の作用に変更して光学部材(第2fθレンズ209)の位置ズレを容易にかつ高精度に調整することができる。
また、画像形成装置1では、位置調整部材243は、ネジ構造を有し、位置ズレ調整駆動部240dが有する電磁クラッチの回転によって傾斜部242での当接位置を変更する構成とされている。したがって、画像形成装置1は、傾斜部242での位置調整部材243の位置を容易にかつ高精度に調整することができるので、光学部材(第2fθレンズ209)の位置ズレを位置ズレ調整部材241によって正確かつ安定的に調整することができる。
また、画像形成装置1では、光学部材(第2fθレンズ209)は、fθレンズである。したがって、画像形成装置1は、光ビームBMを等速で走査させることができるので、歪みを抑制したトナー像を形成することができる。なお、fθレンズ以外の光学部材(例えば、反射鏡など)を適用した場合についても本発明を適用することは可能である。
また、画像形成装置1では、像担持体(感光体ドラム32)、光学部材(第2fθレンズ209)、位置ズレ調整部240、および位置ズレ調整駆動部240dは、複数の色に対応させて色別にそれぞれ配置されてあり、複数の像担持体(感光体ドラム32)によってそれぞれ形成されたトナー像を重ねて転写する中間転写ベルト42と、中間転写ベルト42に転写された各色それぞれに対応するトナー像の位置をそれぞれ検知するトナー像位置検知部48とを備え、トナー像位置検知部48で検知した各色それぞれに対応するトナー像の位置に基づいて、搬送駆動部55dおよび位置ズレ調整駆動部240dを制御する構成とされている。したがって、画像形成装置1は、複数の色に対する位置ズレを調整することが可能となるので、カラー画像に含まれる複数の色相互での色ズレを容易にかつ高精度に解消することができる。
また、画像形成装置1では、トナー像位置検知部48は、予め設定された基準色(例えば黒)のトナー像に対する色別のトナー像の位置ズレをそれぞれ検知する構成とされている。したがって、画像形成装置1は、基準色(例えば黒)に対する色別のトナー像の位置ズレをそれぞれ検知することから、基準色に対する位置ズレ調整部240、および位置ズレ調整駆動部240dを省略することができるので、全体の構成を簡略化することができる。
また、画像形成装置1では、動力伝達機構260は、プーリー262またはギヤ(ギヤ263、ギヤ列261)を備える。したがって、画像形成装置1は、簡単な構造を有する動力伝達が可能となるので安価で信頼性の高い動力伝達機構260とすることができる。
1 画像形成装置
1b 装置筐体
20 光走査装置
30 現像器
32 感光体ドラム(像担持体)
40 中間転写ベルトユニット
42 中間転写ベルト
43 駆動ローラ
44 従動ローラ
45 中間転写ローラ
48 トナー像位置検知部
50 転写ローラ
52 画像転写部
55 レジストローラ(用紙搬送部)
55d 搬送駆動部
60 定着ユニット
101 画像形成制御部
103 トナー像位置ズレ算出部
105 光学部材位置ズレ制御部
200 光走査筐体
201 発光素子
202 回転多面鏡
203 コリメートレンズ
204 第1反射ミラー
205 シリンドリカルレンズ
207 第1fθレンズ
209 第2fθレンズ
210 出射面
211 第1端部
211s 端部基礎面
212 第2端部
212s 端部基礎面
213 ゲート部
214 突起軸
215 位置決め突起
216 入射面
220 第1取付け部
221 軸入れ穴
222 台座部
223 ネジ穴
224 板バネ
225 ネジ受け穴
230 第2取付け部
231 調整台座部
232 ネジ穴
233 係合突起
234 押え部材
234b 基部
234t 先端部
235 係合穴
236 ネジ受け穴
237 係合凹部
238 押圧弾性部
240 位置ズレ調整部
240d 位置ズレ調整駆動部(電磁クラッチ)
241 位置ズレ調整部材
242 傾斜部
243 位置調整部材
243h 頭部
243t 接触端部
244 ガイド壁
245 操作突起部
246 移動規制部
247 ピン保持部
260 動力伝達機構
261 ギヤ列
262 プーリー
263 ギヤ
BM 光ビーム
DMS 主走査方向(Y方向)
DSS 副走査方向(X方向)
DMx ズレ調整方向(X方向)
DMy ネジ位置調整方向(Y方向)

Claims (11)

  1. 記録用紙を画像転写部へ搬送する用紙搬送部と、前記用紙搬送部を駆動する搬送駆動部と、発光素子からの光ビームを照射して像担持体に潜像を形成する光学部材とを備えた画像形成装置であって、
    前記光学部材の位置ズレを調整する位置ズレ調整部と、前記位置ズレ調整部を駆動する位置ズレ調整駆動部とを備え、
    前記位置ズレ調整駆動部は、前記搬送駆動部に連結された動力伝達機構によって駆動される構成としてあること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記搬送駆動部は、正方向および逆方向で回転する構成とされ、前記位置ズレ調整部は、前記搬送駆動部の正方向および逆方向での回転に応じて前記光学部材を変位させる構成とされていること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記光学部材は、前記像担持体に対向させて配置されていること
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記像担持体は、感光体ドラムであり、前記光学部材は、前記感光体ドラムの軸方向に沿って延長されていること
    を特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記光学部材は、延長された方向の一端に回転中心を有し、他端で前記位置ズレ調整部に押圧弾性部によって弾性的に押し当てられていること
    を特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置であって、
    前記位置ズレ調整部は、前記位置ズレ調整駆動部の先端に連結された位置調整部材と、前記位置調整部材の先端が当接する傾斜部を有する位置ズレ調整部材とを備え、
    前記位置ズレ調整部材は、前記傾斜部での前記位置調整部材の当接位置によって前記光学部材と交差する方向で移動する構成とされていること
    を特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置であって、
    前記位置調整部材は、ネジ構造を有し、前記位置ズレ調整駆動部が有する電磁クラッチの回転によって前記傾斜部での当接位置を変更する構成とされていること
    を特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一つに記載の画像形成装置であって、
    前記光学部材は、fθレンズであること
    を特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか一つに記載の画像形成装置であって、
    前記像担持体、前記光学部材、前記位置ズレ調整部、および前記位置ズレ調整駆動部は、複数の色に対応させて色別にそれぞれ配置されてあり、
    複数の前記像担持体によってそれぞれ形成されたトナー像を重ねて転写する中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトに転写された前記色のそれぞれに対応するトナー像の位置をそれぞれ検知するトナー像位置検知部とを備え、
    前記トナー像位置検知部で検知した前記色のそれぞれに対応するトナー像の位置に基づいて、前記搬送駆動部および前記位置ズレ調整駆動部を制御する構成とされていること
    を特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置であって、
    前記トナー像位置検知部は、予め設定された基準色のトナー像に対する色別のトナー像の位置ズレをそれぞれ検知する構成とされていること
    を特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか一つに記載の画像形成装置であって、
    前記動力伝達機構は、プーリーまたはギヤを備えること
    を特徴とする画像形成装置。
JP2009216111A 2009-09-17 2009-09-17 画像形成装置 Pending JP2011064980A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009216111A JP2011064980A (ja) 2009-09-17 2009-09-17 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009216111A JP2011064980A (ja) 2009-09-17 2009-09-17 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011064980A true JP2011064980A (ja) 2011-03-31

Family

ID=43951281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009216111A Pending JP2011064980A (ja) 2009-09-17 2009-09-17 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011064980A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015145925A (ja) * 2014-01-31 2015-08-13 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 光走査装置および画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015145925A (ja) * 2014-01-31 2015-08-13 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 光走査装置および画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7505187B2 (en) Optical scanning unit and image forming apparatus
JP6147042B2 (ja) 画像形成装置
US20070122192A1 (en) Image forming apparatus and optical scanning unit
US8754919B2 (en) Optical writing unit and image forming apparatus including same
JP4565021B2 (ja) 光走査装置及びそれを備えた画像形成装置
US20060262177A1 (en) Optical scanning unit and image forming apparatus
US7557973B2 (en) Optical scanning device and image forming apparatus provided with the same
US8004552B2 (en) Optical scanning device and image forming apparatus
CN108459410B (zh) 光扫描装置及图像形成装置
JP4565020B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5047333B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2006337514A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2007139932A (ja) 光学部品固定機構、光走査装置、及び画像形成装置
JP5355253B2 (ja) 光走査装置
JP5784291B2 (ja) 光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置
JP2011064980A (ja) 画像形成装置
US10120299B2 (en) Light scanning device with lens holder and image forming apparatus
JP5263798B2 (ja) 基板締結構造体、光走査装置、および画像形成装置
JP2006337515A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP6016645B2 (ja) 光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置
JP2010039419A (ja) 光学走査装置及び画像形成装置
US9366794B2 (en) Light guide and illumination device
JP6436657B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP4476192B2 (ja) レンズユニット調整機構、該レンズユニット調整機構を備えた光走査装置及び画像形成装置
JP2007121345A (ja) 光走査装置及び画像形成装置