JP2009166247A - レーザ露光装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長期間にわたって、レーザ露光装置のレーザ光出射部位の汚れを防止することが可能なレーザ露光装置を提供する。
【解決手段】各シリンドリカルレンズ74a〜74d表面上に無端状透光ベルト75が配置されているので、落下して来たトナーが無端状透光ベルト75表面に付着するだけであって、トナーがシリンドリカルレンズ表面に付着することはない。また、無端状透光ベルト75表面が汚れても、モータ77によりローラ76aを回転駆動して、無端状透光ベルト75を矢印D方向に周回移動させるので、各シリンドリカルレンズ74a〜74d表面を覆っている無端状透光ベルト75の部分が変更されて、無端状透光ベルト75の汚れていない部分により各シリンドリカルレンズ74a〜74d表面が覆われる。このため、シリンドリカルレンズを介して出射されるレーザ光のレベルが低下したりばらつく等の問題が生じることはない。
【選択図】図2

Description

本発明は、レーザ光源のレーザ光を外部に出射するレーザ露光装置、及びそれを用いた画像形成装置に関する。
この種のレーザ露光装置では、レーザ光源のレーザ光を外部に出射して、レーザ光を被照射体に照射する。例えば、電子写真方式の画像形成装置においては、潜像担持体である感光体の表面を一様に帯電させてから、レーザ露光装置のレーザ光を感光体表面に照射して、感光体表面に静電潜像を形成する。そして、感光体表面の静電潜像にトナーを付着させて、感光体表面にトナー像(可視像)を形成し、感光体表面のトナー像を記録媒体に転写して、記録媒体上にトナー像を定着させる。
ところで、レーザ露光装置のレーザ光出射部位には、通常、ガラス等からなる透光窓が設けられており、レーザ光が透光窓を通じて外部に出射される。
しかしながら、透光窓の表面は、装置外部の雰囲気に晒されているので、汚れることがあり、この透光窓の表面が汚れると、レーザ光の照射レベルが低下したりばらつく等の問題が発生する。特に、画像形成装置内部においては、感光体表面の静電潜像を現像する際に、トナーが飛散することがあって、この飛散したトナーが透光窓に付着して、透光窓が汚れることが多い。更に、感光体の下方にレーザ露光装置を配置した構成では、感光体からレーザ露光装置の透光窓へとトナーが落下するため、透光窓がより汚れ易くなる。
このため、特許文献1では、レーザ露光装置の透光窓の外側表面にシャッターを設けて、このシャッターを開閉して、このシャッターにより透光窓を被覆したり開放している。また、このシャッターの開閉動作に伴い、透光窓の外側表面に摺接する清掃部材を往復移動させて、透光窓の外側表面に付着した汚れを除去するようにしている。
特開2005−329622号公報
しかしながら、特許文献1のように、透光窓の外側表面に摺接する清掃部材を往復移動させる場合は、清掃部材が汚れてしまうと、清掃部材の汚れが透光窓の外側表面に戻って、透光窓の外側表面の汚れを除去することができなくなった。
そこで、本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、長期間にわたって、レーザ露光装置のレーザ光出射部位の汚れを防止することが可能なレーザ露光装置及びそれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のレーザ露光装置は、レーザ光源のレーザ光を外部に出射するレーザ露光装置において、前記レーザ露光装置のレーザ光出射部位を覆って、このレーザ光出射部位とレーザ露光装置外部間を仕切るように設けられた透光体と、前記透光体を移動させて、レーザ露光装置のレーザ光出射部位を覆っている該透光体の部分を変更する透光体移動手段とを備えている。
また、前記透光体は、透光性を有する透光ベルトであり、前記透光体移動手段は、透光ベルトを該透光ベルトの長手方向に移動させている。例えば、前記透光体移動手段は、前記透光ベルトをレーザ露光装置のレーザ光出射部位へと送り出す透光ベルト供給部と、この透光ベルトをレーザ光出射部位から引き寄せて巻き取る巻取り部とを備えている。
更に、前記透光体は、無端状の透光ベルトであり、前記透光体移動手段は、無端状の透光ベルトを該無端状の透光ベルトの長手方向に周回移動させている。
また、前記レーザ露光装置のレーザ光出射部位を覆っている透光ベルトの部分の位置を規制する規制部を備えている。
更に、前記規制部は、レーザ光の照射形状を成型するシリンドリカルレンズであって、このシリンドリカルレンズが前記レーザ露光装置のレーザ光出射部位を覆っている透光ベルトの部分に接触している。
また、前記規制部は、前記透光ベルトを張架するローラである。
更に、前記ローラは、レーザ光の光軸に対して該レーザ光が透過する前記透光ベルトの面が傾斜するように該透光ベルトを張架している。
また、前記透光ベルトを清掃する清掃手段を備えている。
更に、前記清掃手段は、透光ベルトの面に圧接するブレードである。
一方、本発明の画像形成装置は、レーザ光源のレーザ光を潜像担持体に照射して、潜像担持体表面に潜像を形成し、この潜像担持体表面の潜像を現像して、画像を形成する画像形成装置において、前記レーザ光源を有するレーザ露光装置と、このレーザ露光装置を制御する制御手段とを備え、前記レーザ露光装置は、レーザ露光装置のレーザ光出射部位を覆って、このレーザ光出射部位とレーザ露光装置外部間を仕切るように設けられた透光ベルトと、透光ベルトを該透光ベルトの長手方向に移動させて、レーザ露光装置のレーザ光出射部位を覆っている該透光ベルトの部分を変更する透光体移動手段と、透光ベルトを清掃する清掃手段とを備え、前記制御手段は、画像形成前に、前記透光体移動手段を制御して、前記透光ベルトを移動させ、レーザ露光装置のレーザ光出射部位を覆っている該透光ベルトの部分を前記清掃手段により清掃された透光ベルトの部分に変更している。
また、本発明の画像形成装置は、上記本発明のレーザ露光装置を用いている。
このような本発明のレーザ露光装置によれば、レーザ露光装置のレーザ光出射部位を覆う透光体を設け、この透光体を移動させて、レーザ光出射部位を覆っている透光体の部分を変更している。このため、レーザ光出射部位を覆っている透光体の部分が汚れたときに、この汚れた部分を汚れていない部分に変更することができる。これを繰り返せば、長期間にわたって、レーザ光出射部位を覆っている透光体の部分の汚れを防止することができる。
例えば、透光体として透光ベルトを用いることができる。この場合は、透光ベルトを該透光ベルトの長手方向に移動させて、レーザ光出射部位を覆っている透光ベルトの部分を変更する。例えば、透光ベルトとして両端を有するものを用い、透光ベルトを透光ベルト供給部からレーザ光出射部位へと送り出すと共に、透光ベルトをレーザ光出射部位から引き寄せて巻取り部へと巻き取る。
あるいは、透光ベルトは、無端状の透光ベルトであっても良い。この場合は、無端状の透光ベルトを周回移動させる。
また、レーザ露光装置のレーザ光出射部位を覆っている透光ベルトの部分の位置を規制する規制部を設けているので、透光ベルトが移動されても、レーザ光出射部位での透光ベルト部分の位置が保持され、透光ベルトを透過したレーザ光の向き等が安定する。
例えば、規制部材としてシリンドリカルレンズを用いても良い。シリンドリカルレンズは、レーザ光の照射形状を成型するためにレーザ光出射部位に配置されることがあるので、このレンズを規制部材としても用いることが可能である。
あるいは、規制部材として透光ベルトを張架するローラを用いても良い。この場合は、ローラにより、レーザ光の光軸に対して該レーザ光が透過する透光ベルトの面が傾斜するように該透光ベルトを張架する。これにより、レーザ光が透光ベルトで反射されてレーザ光源へと戻ることがなくなる。
また、透光ベルトを清掃する清掃手段を設けても良い。これにより、透光ベルトを繰り返し用いることが可能になる。例えば、清掃手段は、透光ベルトの面に圧接するブレードである。この場合は、透光ベルトとして無端ベルト状のものを適用し、透光ベルトを一方向に移動させながら、ブレードを透光ベルトの面に押し付ければ、ブレードの汚れが透光ベルトの面に戻ることがなく、長期間にわたって、透光ベルトの面を清掃することが可能になる。
このようなレーザ露光装置及び清掃手段を画像形成装置に適用する場合は、画像形成前に、透光ベルトを移動させ、レーザ露光装置のレーザ光出射部位を覆っている透光ベルトの部分を清掃手段により清掃された透光ベルトの部分に変更するのが好ましい。これにより、画像形成のときには、レーザ光出射部位を覆っている透光ベルトの部分の汚れが無くなり、レーザ光の照射を良好に行うことができる。
また、本発明の画像形成装置は、上記本発明のレーザ露光装置を用いていることから、同様の作用及び効果を奏する。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明のレーザ露光装置の一実施形態を適用した画像形成装置を示す断面図である。この画像形成装置Aは、原稿読取り装置Bにより読取られた原稿の画像又は外部から受信した画像をカラーもしくは単色で記録用紙に記録形成するものであり、本実施形態のレーザ露光装置1、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナ装置4、中間転写ベルト装置8、定着装置12、用紙搬送路S、給紙トレイ10、及び排紙トレイ15等により構成されている。
画像形成装置Aにおいて扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたもの、又は単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像に応じたものである。従って、現像装置2(2a、2b、2c、2d)、感光体ドラム3(3a、3b、3c、3d)、帯電器5(5a、5b、5c、5d)、クリーナ装置4(4a、4b、4c、4d)は各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれaがブラックに、bがシアンに、cがマゼンタに、dがイエローに対応付けられて、4つの画像ステーションが構成されている。
感光体ドラム3は、本画像形成装置Aのほぼ中央に配置されている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、接触型であるローラ型やブラシ型の帯電器のほか、チャージャー型の帯電器が用いられる。
本実施形態のレーザ露光装置1は、レーザダイオード及び反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)であり、帯電された感光体ドラム3表面を画像データに応じて露光して、その表面に画像データに応じた静電潜像を形成する。
現像装置2は、感光体ドラム3上に形成された静電潜像を(K、C、M、Y)のトナーにより現像する。クリーナ装置4は、現像及び画像転写後に感光体ドラム3表面に残留したトナーを除去及び回収する。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルト装置8は、中間転写ベルト7、中間転写ベルト駆動ローラ21、従動ローラ22、中間転写ローラ6(6a、6b、6c、6d)、及び中間転写ベルトクリーニング装置9を備えている。
中間転写ベルト駆動ローラ21、中間転写ローラ6、従動ローラ22等は、中間転写ベルト7を張架して支持し、中間転写ベルト7を矢印C方向に周回移動させる。
中間転写ローラ6は、中間転写ベルト7近傍に回転可能に支持され、中間転写ベルト7を介して感光体ドラム3に圧接され、感光体ドラム3のトナー像を中間転写ベルト7に転写するための転写バイアスを印加されている。
中間転写ベルト7は、各感光体ドラム3a、3b、3c、3dに接触するように設けられており、各感光体ドラム3a、3b、3c、3d表面のトナー像を中間転写ベルト7に順次重ねて転写することによって、カラーのトナー像(各色のトナー像)を形成する。この転写ベルトは、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端ベルト状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト7へのトナー像の転写は、中間転写ベルト7裏面に圧接されている中間転写ローラ6によって行われる。中間転写ローラ6には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ6は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面は、導電性の弾性材(例えばEPDM、発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、記録用紙に対して均一に高電圧を印加することができる。
上述の様に各感光体ドラム3a、3b、3c、3d表面のトナー像は、中間転写ベルト7で積層され、画像データによって示されるカラーのトナー像となる。このように積層された各色のトナー像は、中間転写ベルト7と共に搬送され、中間転写ベルト7と接触する2次転写装置11によって記録用紙上に転写される。
中間転写ベルト7と2次転写装置11の転写ローラ11aとは相互に圧接されて、ニップ域を形成する。また、2次転写装置11の転写ローラ11aには、中間転写ベルト7上の各色のトナー像を記録用紙に転写させるための電圧(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加される。さらに、そのニップ域を定常的に得るために、2次転写装置11の転写ローラ11aもしくは中間転写ベルト駆動ローラ21の何れか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等々)としている。
また、2次転写装置11によって中間転写ベルト7上のトナー像が記録用紙上に完全に転写されず、中間転写ベルト7上にトナーが残留することがあり、この残留トナーが次工程でトナーの混色を発生させる原因となる。このため、中間転写ベルトクリーニング装置9によって残留トナーを除去及び回収する。中間転写ベルトクリーニング装置9には、例えばクリーニング部材として中間転写ベルト7に接触するクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する部位で、従動ローラ22により中間転写ベルト7裏側が支持されている。
給紙トレイ10は、記録用紙を格納しておくためのトレイであり、画像形成装置Aの画像形成部の下側に設けられている。また、画像形成部の上側に設けられている排紙トレイ15は、印刷済みの記録用紙をフェイスダウンで載置するためのトレイである。
また、画像形成装置Aには、給紙トレイ10の記録用紙を2次転写装置11や定着装置12を経由させて排紙トレイ15に送るための、Sの字形状の用紙搬送路Sが設けられている。この用紙搬送路Sに沿って、ピックアップローラ16、レジストローラ14、定着装置12、及び記録用紙を搬送する搬送ローラ等が配置されている。
搬送ローラは、記録用紙の搬送を促進補助するための小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数個設けられている。ピックアップローラ16は、給紙トレイ10の端部に設けられ、給紙トレイ10から記録用紙を1枚ずつ用紙搬送路Sに供給する呼び込みローラである。
レジストローラ14は、搬送されて来た記録用紙を一旦停止させて、記録用紙の先端を揃え、中間転写ベルト7と2次転写装置11間のニップ域で中間転写ベルト7上のカラーのトナー像が記録用紙に転写されるように、中間転写ベルト7の回転にあわせて、記録用紙をタイミングよく搬送する。
例えば、レジストローラ14は、図示しないレジスト前検知スイッチの出力した検知信号に基づき、中間転写ベルト7と2次転写装置11間のニップ域で中間転写ベルト7上のカラーのトナー像の先端が記録用紙における画像形成範囲の先端に合うように、記録用紙を搬送する。
定着装置12は、ヒートローラ31及び加圧ローラ32等を備えている。ヒートローラ31及び加圧ローラ32は、記録用紙を挟み込んで搬送する。
また、ヒートローラ31は、図示しない温度検出器からの信号に基づき、制御部によって所定の定着温度となるように制御されており、加圧ローラ32とともに記録用紙を熱圧着することにより、記録用紙に転写されたトナー像を溶融、混合、圧接し、記録用紙に対して熱定着させる機能を有している。
各色のトナー像の定着後の記録用紙は、搬送ローラによって排紙トレイ15上に排出される。
一方、原稿読取り装置Bでは、原稿が原稿セットトレイ41にセットされると、ピックアップローラ44が原稿表面に押し付けられて回転し、原稿がトレイ41から引き出され、原稿がサバキローラ45と分離パッド46間を通過して1枚ずつに分離されてから搬送路47へと搬送される。
この搬送路47では、原稿の先端がレジストローラ49に当接して、原稿の先端がレジストローラ49と平行に揃えられ、この後に原稿がレジストローラ49により搬送されて読取りガイド51と読取りガラス52間を通過する。このとき、第1走査部53の光源の光が読取りガラス52を介して原稿表面に照射され、その反射光が読取りガラス52を介して第1走査部53に入射し、この反射光が第1及び第2走査部53、54のミラーで反射されて結像レンズ55へと導かれ、結像レンズ55によって原稿表面の画像がCCD(Charge Coupled Device)56上に結像される。CCD56は、原稿表面の画像を読取り、原稿表面の画像を示す画像データを出力する。更に、原稿は、搬送ローラ57により搬送され、排紙ローラ58を介して排紙トレイ59に排出される。
また、原稿台ガラス61上に載置された原稿を読取ることができる。レジストローラ49、読取りガイド51、排紙トレイ59等とそれらよりも上側の部材とは、一体化されて、原稿読取り装置の背面側で開閉可能に枢支されたカバー体となっており、この上側のカバー体を開くと、原稿台ガラス61が解放されて、原稿台ガラス61上に原稿を載置することができる。原稿が載置されて、カバー体が閉じられると、第1及び第2走査部53、54を副走査方向に移動させながら、第1走査部53によって原稿台ガラス61上の原稿表面を露光し、第1及び第2走査部53、54によって原稿表面からの反射光を結像レンズ55へと導き、結像レンズ55によって原稿表面の画像をCCD56上に結像する。このとき、第1及び第2走査部53、54を相互に所定の速度関係を維持しつつ移動させて、原稿表面→第1及び第2走査部53、55→結像レンズ55→CCD56という反射光の光路の長さが変化しないように第1及び第2走査部53、54の位置関係を常に維持し、これによりCCD56上での原稿表面の画像のピントを常に正確に維持している。
こうして読取られた原稿の画像全体は、画像データとして画像形成装置Aへと送受され、画像形成装置Aにおいて先に述べた様に画像が記録用紙に記録される。
次に、本実施形態のレーザ露光装置1を詳しく説明する。図2は、本実施形態のレーザ露光装置1を示す縦断面図である。
本実施形態のレーザ露光装置1では、各色に対応するそれぞれのレーザダイオードを搭載した光源71、回転駆動されるポリゴンミラー72、複数の反射ミラー73、各色に対応する4つのレーザ光出射部位に設けられたそれぞれのシリンドリカルレンズ74a、74b、74c、74d、各シリンドリカルレンズ74a〜74d表面に摺接するように張架された無端状透光ベルト75、無端状透光ベルト75を移動可能に張架する複数のローラ76a、76b、無端状透光ベルト75を移動させるための駆動源であるモータ77、モータ77を駆動制御する制御部78、及び無端状透光ベルト75表面に付着した汚れを除去するクリーナ79を設けている。
このレーザ露光装置1において、光源71の各レーザダイオードのレーザ光は、ポリゴンミラー72へと出射されて、ここで反射され、更にそれぞれの反射ミラー73で反射されて、それぞれのシリンドリカルレンズ74a〜74d及び無端状透光ベルト75を介して各感光体ドラム3a〜3d表面に照射される。各レーザ光は、回転しているポリゴンミラー72で反射されて主走査方向に繰り返し偏向され、各感光体ドラム3a〜3d表面を主走査方向に繰り返し走査する。また、各レーザ光は、各感光体ドラム3a〜3dの周回移動に伴い、各感光体ドラム3a〜3d表面を副走査方向にも走査する。これにより、各感光体ドラム3a〜3d表面にそれぞれの静電潜像が形成される。
各シリンドリカルレンズ74a〜74dは、各感光体ドラム3a〜3d表面上のレーザ光の照射形状を成型するためのものである。
無端状透光ベルト75は、例えば透光性を有する合成樹脂製であって、可撓性を有する。この無端状透光ベルト75は、各ローラ76a、76b間に張架されて、各シリンドリカルレンズ74a〜74d表面に摺接する。ローラ76aは、無端状透光ベルト75に圧接された駆動ローラであり、モータ77の駆動軸に接続固定されて、モータ77により回転駆動され、無端状透光ベルト75を矢印D方向に周回移動させる。他の各ローラ76bは、従動ローラであり、無端状透光ベルト75を支持しつつ、周回移動する無端状透光ベルト75に接触して従動回転する。
また、無端状透光ベルト75は、各シリンドリカルレンズ74a〜74d表面に接触することによっても支持されている。この無端状透光ベルト75は、各シリンドリカルレンズ74a〜74dを覆って、各レンズ74a〜74dとレーザ露光装置1の外部間を仕切り、各レンズ74a〜74dを保護している。
クリーナ79は、例えば無端状透光ベルト75表面に圧接されたブレードを備えており、周回移動する無端状透光ベルト75表面にブレードが摺接することにより、無端状透光ベルト75表面の汚れが除去される。
このような構成のレーザ露光装置1においては、通常、無端状透光ベルト75が静止されている。この状態で、先に述べたように各レーザ光がそれぞれのシリンドリカルレンズ74a〜74d及び無端状透光ベルト75を介して各感光体ドラム3a〜3d表面に照射され、各感光体ドラム3a〜3d表面の静電潜像が形成され、各感光体ドラム3a〜3d表面の静電潜像がトナーにより現像される。
このトナーによる現像に際しては、トナーが各感光体ドラム3a〜3d周囲で飛散し、このトナーが各感光体ドラム3a〜3d下方の各シリンドリカルレンズ74a〜74dへと落下して来る。
仮に、落下して来たトナーが各シリンドリカルレンズ74a〜74d表面に付着したならば、シリンドリカルレンズを介して出射されるレーザ光のレベルが低下したりばらつく等の問題が生じる。
ところが、本実施形態では、各シリンドリカルレンズ74a〜74d表面上に無端状透光ベルト75が配置されているので、落下して来たトナーが無端状透光ベルト75表面に付着するだけであって、トナーがシリンドリカルレンズ表面に付着することはない。
また、無端状透光ベルト75表面が汚れても、モータ77によりローラ76aを回転駆動して、無端状透光ベルト75を矢印D方向に周回移動させれば、各シリンドリカルレンズ74a〜74d表面を覆っている無端状透光ベルト75の部分が変更されて、無端状透光ベルト75の汚れていない部分により各シリンドリカルレンズ74a〜74d表面が覆われる。このため、シリンドリカルレンズを介して出射されるレーザ光のレベルが低下したりばらつく等の問題が生じることはない。
無端状透光ベルト75を周回移動させるときには、各シリンドリカルレンズ74a〜74dの両外側の距離をLとすると、無端状透光ベルト75の周回移動距離を距離L以上に設定する。これにより、各シリンドリカルレンズ74a〜74dの部位で汚れた無端状透光ベルト75の部分全てを、無端状透光ベルト75の汚れていない部分に確実に変更することができる。
更に、無端状透光ベルト75の周回移動に際しては、クリーナ79により無端状透光ベルト75表面の汚れが除去されて、汚れていない無端状透光ベルト75の部分が各シリンドリカルレンズ74a〜74dの方へと移動されて行く。このため、無端状透光ベルト75の周回移動により、常に、無端状透光ベルト75の汚れていない部分により各シリンドリカルレンズ74a〜74dを覆うことができる。
また、制御部78は、画像形成装置Aによる画像形成が行われていないときに、モータ77を駆動制御して、ローラ76aを回転させ、無端状透光ベルト75を周回移動させる。これは、画像形成の途中で、無端状透光ベルト75を周回移動させると、シリンドリカルレンズ表面上で無端状透光ベルト75の振動等が生じて、シリンドリカルレンズ及び無端状透光ベルト75を介して出射されるレーザ光がぶれるためである。
例えば、制御部78は、一連の画像形成の終了直後に、無端状透光ベルト75を周回移動させる。あるいは、制御部78は、画像形成装置Aの定着装置12のウォームアップに際し、無端状透光ベルト75を周回移動させる。ただし、ウォームアップと同時に、レジスト調整等のためにテスト画像を形成するときには、このテスト画像の形成期間を除いて、無端状透光ベルト75の周回移動を行うようにする。
図3は、図2のレーザ露光装置1の変形例を示している。尚、図3において、図2と同様の作用を果たす部位には同じ符号を付している。
図3の装置では、無端状透光ベルト75を支持する複数の補助ローラ81を付加している。各補助ローラ81は、各シリンドリカルレンズ74a〜74dの中間点で無端状透光ベルト75表面に接するように配置され、また各シリンドリカルレンズ74a〜74dの一端近傍で無端状透光ベルト75裏面に接するように配置されている。これにより、各シリンドリカルレンズ74a〜74dの配置範囲で無端状透光ベルト75が上下に波打ち、各シリンドリカルレンズ74a〜74dのいずれの部位でも、シリンドリカルレンズの光軸に対して無端状透光ベルト75の表裏平坦面を通る法線が傾いた状態で、無端状透光ベルト75が支持される。
このような構成においては、レーザ光が無端状透光ベルト75の表裏平坦面で反射されても、このレーザ光が無端状透光ベルト75の表裏平坦面の法線から傾いた光路を通るので、このレーザ光が無端状透光ベルト75に入射するまでの光路を遡ってポリゴンミラー72やレーザダイオードに到達することはなく、迷光が発生することはない。
図4は、図2のレーザ露光装置1の他の変形例を示している。尚、図4において、図3と同様の作用を果たす部位には同じ符号を付している。
図4の装置では、無端状透光ベルト75の代わりに、両端を有する透光ベルト82を用いており、この透光ベルト82を予め巻回した供給ローラ83と、この透光ベルト82を巻き取る巻取りローラ84とを設けている。また、クリーナ79を省略している。
各シリンドリカルレンズ74a〜74dの中間点で透光ベルト82表面に接するように各補助ローラ81を配置し、また各シリンドリカルレンズ74a〜74dの一端近傍で透光ベルト82裏面に接するように各補助ローラ81を配置して、各シリンドリカルレンズ74a〜74dの配置範囲で透光ベルト82が上下に波打つようにしている。
巻取りローラ84には、モータ77の駆動軸が接続固定されている。モータ77が駆動制御されて、巻取りローラ84が回転すると、巻取りローラ84により透光ベルト82が巻き取られ、これと同時に供給ローラ83が従動回転して、供給ローラ83から透光ベルト82が引き出されて行き、各シリンドリカルレンズ74a〜74d表面を覆っている透光ベルト82の部分が変更されて、透光ベルト82の汚れていない部分により各シリンドリカルレンズ74a〜74d表面が覆われることになる。
尚、本発明は、上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、多様に変形することができる。例えば、無端状透光ベルトもしくは透光ベルトの代わりに、透光板等を適用して、透光板を移動させても構わない。また、カラーの画像形成装置だけではなく、モノクロ専用の画像形成装置にも本発明を適用することができる。
本発明のレーザ露光装置の一実施形態を適用した画像形成装置を示す断面図である。 図1の画像形成装置における実施形態のレーザ露光装置を示す断面図である。 レーザ露光装置の変形例を示す断面図である。 レーザ露光装置の他の変形例を示す断面図である。
符号の説明
A 画像形成装置
B 原稿用見取り装置
S 用紙搬送路
1(1a、1b、1c、1d) レーザ露光装置
2(2a、2b、2c、2d) 現像装置
3(3a、3b、3c、3d) 感光体ドラム
4(4a、4b、4c、4d) クリーナ装置
5(5a、5b、5c、5d) 帯電器
7 中間転写ベルト
8 中間転写ベルト装置
10 給紙トレイ
11 2次転写装置
12 定着装置
15 排紙トレイ
41 原稿セットトレイ
44 ピックアップローラ
53 第1走査部
54 第2走査部
55 結像レンズ
56 CCD
71 光源
72 ポリゴンミラー
73 反射ミラー
74a、74b、74c、74d シリンドリカルレンズ
75 無端状透光ベルト
76a、76b ローラ
77 モータ
78 制御部
79 クリーナ
81 補助ローラ
82 透光ベルト
83 供給ローラ
84 巻取りローラ

Claims (12)

  1. レーザ光源のレーザ光を外部に出射するレーザ露光装置において、
    前記レーザ露光装置のレーザ光出射部位を覆って、このレーザ光出射部位とレーザ露光装置外部間を仕切るように設けられた透光体と、
    前記透光体を移動させて、レーザ露光装置のレーザ光出射部位を覆っている該透光体の部分を変更する透光体移動手段とを備えることを特徴とするレーザ露光装置。
  2. 前記透光体は、透光性を有する透光ベルトであり、
    前記透光体移動手段は、透光ベルトを該透光ベルトの長手方向に移動させることを特徴とする請求項1に記載のレーザ露光装置。
  3. 前記透光体移動手段は、前記透光ベルトをレーザ露光装置のレーザ光出射部位へと送り出す透光ベルト供給部と、この透光ベルトをレーザ光出射部位から引き寄せて巻き取る巻取り部とを備えることを特徴とする請求項2に記載のレーザ露光装置。
  4. 前記透光体は、無端状の透光ベルトであり、
    前記透光体移動手段は、無端状の透光ベルトを該無端状の透光ベルトの長手方向に周回移動させることを特徴とする請求項1に記載のレーザ露光装置。
  5. 前記レーザ露光装置のレーザ光出射部位を覆っている透光ベルトの部分の位置を規制する規制部を備えることを特徴とする請求項2又は4に記載のレーザ露光装置。
  6. 前記規制部は、レーザ光の照射形状を成型するシリンドリカルレンズであって、このシリンドリカルレンズが前記レーザ露光装置のレーザ光出射部位を覆っている透光ベルトの部分に接触することを特徴とする請求項5に記載のレーザ露光装置。
  7. 前記規制部は、前記透光ベルトを張架するローラであることを特徴とする請求項5に記載のレーザ露光装置。
  8. 前記ローラは、レーザ光の光軸に対して該レーザ光が透過する前記透光ベルトの面が傾斜するように該透光ベルトを張架することを特徴とする請求項7に記載のレーザ露光装置。
  9. 前記透光ベルトを清掃する清掃手段を備えることを特徴とする請求項2又は4に記載のレーザ露光装置。
  10. 前記清掃手段は、透光ベルトの面に圧接するブレードであることを特徴とする請求項9に記載のレーザ露光装置。
  11. レーザ光源のレーザ光を潜像担持体に照射して、潜像担持体表面に潜像を形成し、この潜像担持体表面の潜像を現像して、画像を形成する画像形成装置において、
    前記レーザ光源を有するレーザ露光装置と、このレーザ露光装置を制御する制御手段とを備え、
    前記レーザ露光装置は、レーザ露光装置のレーザ光出射部位を覆って、このレーザ光出射部位とレーザ露光装置外部間を仕切るように設けられた透光ベルトと、透光ベルトを該透光ベルトの長手方向に移動させて、レーザ露光装置のレーザ光出射部位を覆っている該透光ベルトの部分を変更する透光体移動手段と、透光ベルトを清掃する清掃手段とを備え、
    前記制御手段は、画像形成前に、前記透光体移動手段を制御して、前記透光ベルトを移動させ、レーザ露光装置のレーザ光出射部位を覆っている該透光ベルトの部分を前記清掃手段により清掃された透光ベルトの部分に変更することを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1乃至10のいずれか1つに記載のレーザ露光装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103100712A (zh) * 2013-01-23 2013-05-15 西安铂力特激光成形技术有限公司 多工位平场聚焦透镜更换装置

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