JP4559304B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ、ファックス及び複写機等の画像形成装置に関する。
タンデム型のカラー画像形成装置における像担持体ドラムの回転駆動方式の一つとして、一つのドラムギアの回転駆動力を他のドラムギアからアイドルギアを介して伝達する、いわゆるアイドラ駆動方式がある。このアイドラ駆動方式では、特にアイドラで回転駆動される側のドラムにおいて、ドラムギアの偏心に由来する回転変動が大きくなりやすく、この回転変動及び色ずれを軽減するために、ドラムギアの偏心位相を各ドラム間で最適な値にしている。
特許文献1では、アイドルギアの偏心による速度変動の周期がドラムギアのそれとは異なる場合に、係る周期の速度変動の影響を色ずれから除去する方法を提案し、ドラムギアの偏心位相を各ドラム間で揃えやすくしている。また、ドラムギア間の軸間距離はドラム周長を整数倍にした値と異なっており、ドラム間の最適な偏心位相差としてシミュレーションにより求めた値を用いることで、ドラム間の色ずれを防止している。
特開2003−177632号公報
しかし、特許文献1に記載の従来技術は、最適な偏心位相差を導くことでドラム間の色ズレを防止しているが、色ズレはアイドルギアを挟んだ両ドラムギアの偏心振幅比による影響が大きい。また、この偏心振幅比が1、すなわちアイドルギアを挟んだ両ドラムギア間の偏心振幅が等しいことを前提にして色ずれの算出が行われているが、係る前提ではドラムギア間の軸間距離がドラム周長の整数倍に等しいという条件でのみ色ズレが理論上0になる。しかし、現実の画像形成装置においては、ドラムギア間の軸間距離がドラム周長の整数倍に等しくなるという条件は成り立ち難く、ドラムギア間の軸間距離はドラム周長を整数倍した値と異なっており、係る条件のもとに色ズレを小さくすることが望まれている。
本発明は、ドラムギアの偏心によって生じる色ズレを小さくできる画像形成装置を得ることを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、転写ベルトと、転写ベルトに沿って設けた第1の像担持体ドラム及び第2の像担持体ドラムと、第1の像担持体ドラムに設けられた第1の像担持体ドラムギアと、第2の像担持体ドラムに設けられた第2の像担持体ドラムギアと、第1の像担持体ドラムギアを回転駆動させるモータギアと、第1の像担持体ドラムギアから第2の像担持体ドラムギアに駆動を伝達するアイドルギアを有する回転駆動系とを備え、第1の像担持体ドラムギアの回転軸と第2の像担持体ドラムギアの回転軸との軸間距離Lとドラム周長πDを整数n倍した値とが異なっており(L≠n×πD)、第1の像担持体ドラムギアにおけるピッチ円の偏芯振幅A1と第2の像担持体ドラムギアにおけるピッチ円の偏芯振幅A2との比A2/A1を、画像形成装置に組み付ける際に、第1の像担持体ドラムギアの回転軸と第2の像担持体ドラムギアの回転軸との軸間距離L、ドラム周長πD及び回転駆動系の設計値に応じて下記式(1)〜(4)を満たすように適宜選択していることを特徴とする。
Figure 0004559304
本発明によれば、画像形成装置に組み付ける際に、第1の像担持体ドラムギアの回転軸と第2の像担持体ドラムギアの回転軸との軸間距離L、ドラム周長πD及び回転駆動系の設計値に応じて適宜選択に応じて、第1の像担持体ドラムギアの偏心振幅A1と第2の像担持体ドラムギアの偏心振幅A2との比A2/A1を所望の偏心振幅比とすることで、第1及び第2の像担持体ドラムギアの偏心によって生じる色ズレを小さくできる。
以下に、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本実施の形態に係る像担持体ドラムの駆動装置の構成を示す概略図、図2は第1の実験例を説明するグラフ、図3は第2の実験例を説明するグラフ、図4はギアの偏心に起因する周期的な位置ズレを説明する概略図である。
図1において、カラー画像形成装置内に設けられる像担持体ドラムの駆動装置の構成について説明する。像担持体ドラムの駆動装置は、転写ベルト11と、転写ベルト11に沿って並列して設けた第1の像担持体ドラム7及び第2の像担持体ドラム9と、第1の像担持体ドラム7に設けられた第1の像担持体ドラムギア3と、第2の像担持体ドラム9に設けられた第2の像担持体ドラムギア5と、第1の像担持体ドラムギア3を回転駆動するモータギア13と、第1の像担持体ドラムギア3から第2の像担持体ドラムギア5に駆動を伝達するアイドルギア15とを備えている。
上述の構成において、モータギア13が回転駆動すると、モータギア13に噛み合う第1の像担持体ドラムギア3が回転し、第1の像担持体ドラムギア3の駆動を受けて第1の像担持体ドラム7が回転する。第2の像担持体ドラムギア5はアイドルギア15を介して駆動し、第2の像担持体ドラムギア5の駆動を受けて第2の像担持体ドラム7が回転する。
次に、ドラムギアの偏心に起因する周期的位置ずれや各色間の色ずれの原理について説明する。タンデム型のカラー画像形成装置において、ドラムギアの偏心に起因する周期的位置ずれや各色間の色ずれは、以下に示す考え方によって予測が可能である。
図4に示すように、1段減速機構で減速される像担持体ドラム7において、ドラムギア(第1の像担持体ドラムギア)3の偏心に発生する位置ずれを考える。図4に示す2枚のギア(モータギア13とドラムギア3)による1段減速機構で駆動された像担持体ドラム7を考える。これは図1における第1の像担持体ドラムの駆動機構そのものであり、偏心を数百倍に強調して描いていると共に対応する同一部材については同一の符号を付してある。図4において、ドラムギア3の中心付近に描かれている黒丸の点はドラムギア3のピッチ円の中心を、またその斜め下に描かれている白丸は回転軸25(回転の中心)をそれぞれ表していて、このとき偏心量Edは黒丸と白丸との間の距離である。また偏心の向きは回転軸25からピッチ円の中心を向いた方向で、モータギア13との噛み合わせを基準にして角度をφと表すことが出来る。さらに像担持体ドラム7上には光によって潜像が書き込まれる書込み位置27と、像担持体ドラム7から転写ベルト11に像を転写する転写位置29があり、この間の挟み角をαとおく。
モータギア13の偏心によるドラムギア3の角速度変動は、モータギア13の回転周期が像担持体ドラム7の書込み位置27から転写位置29までの回転移動時間の整数分の1になっているという条件下では、位置ずれの原因にはならない。したがって、角速度変動による位置ずれや色ずれの原因として残るのはドラムギア3の偏心だけであり、モータギア13の偏心は無視することが可能である。またスリップトランスファーであるという前提の下で、像担持体ドラム7自身の偏心も無視することが可能である。
以上の条件より、ドラムギア21の偏心だけによる位置ずれの振幅を下記式のように表すことが出来る。
Figure 0004559304
次に位置ずれ位相について図5を用いて説明する。図5は図4における偏心方向がドラムギア3とモータギア13との噛み合い位置を向いたとき(すなわちθ1=0)の図である。このとき、像担持体ドラム7の表面上における転写位置29と書込み位置27からπラジアンだけ離れた位置28との中間点29(図5において白抜きの三角図形で指示した位置)にドットピッチが最小となる像担持体ドラム7上の位置がある。係る位置から回転方向と逆方向にπ/2ラジアンだけ移動した位置31(図5において黒い三角図形で指示した位置)に、転写ベルト11の進行方向とは逆方向に位置ずれが最大となる像担持体ドラム上の位置がある。転写ベルト11上では、これらの三角図形がそれぞれ転写位置29を通過したときに、ドットピッチが最小になり、転写ベルト11の進行方向とは逆方向に位置ずれが最大となる。
次に、2つの像担持体ドラムがすべて図6で示すような1段減速で駆動されている場合の色ずれを考える。ここで、第1と第2の像担持体ドラム7、9の径およびドラムギア3、5の径はそれぞれ等しく、α1=α2で、且つ転写ベルト11の線速と像担持体ドラム7、9の線速とが概ね等しいとする(ほとんどの画像形成装置でこれらの条件が成立している)。これらの前提の下において、像担持体ドラム7、9の軸間距離Lと像担持体ドラム7、9の周長が等しい場合には、第1のドラムギア3の偏心位相と第2のドラムギア5の偏心位相が等しくなる。すなわちφ1=φ2の関係にあるときに、転写ベルト11上において2つの像担持体ドラム7、9による位置ずれの位相が一致し、色ずれが最小になる。さらに、色ずれを最小にするドラムギアの偏心量を考えると、第1のドラムギア3の偏心量と第2のドラムギア5の偏心量が等しいときに最小になる。言い換えると、色ずれを最小にする最適位相差は0で、最適偏心量比は1である。これらの条件が成り立つとき、ドラムギア3、5に偏心が有っても色ずれは0になる。一方、像担持体ドラム7、9の軸間距離Lと像担持体ドラム7、9の周長が等しくない場合は、両者の差を像担持体ドラム7、9の角度に換算した量が最適偏心位相差になる。これを式で表すと、下記式のようになる。
Figure 0004559304
次に、2つの像担持体ドラム7、9が図1で示したようなアイドルギア15を介した減速機構で駆動されている場合の位置ずれと色ずれを考える。第2のドラムギア5の速度変動は、第2のドラムギア5自身の偏芯による速度変動成分と、アイドルギア15を介した第1のドラムギア3の偏芯による速変動成分の和から成り立っている。両者の和をとるために、まず、アイドルギア15を介した第1のドラムギア3の偏芯(以後、第1偏芯と呼ぶ)による速度変動成分を基にして、同じ速度変動成分を持つ第2のドラムギア5上における架空の偏芯(同じく第1・2偏芯と呼ぶ)について図7を用いて求める。
ドラムギアは、ギアの噛み合わせ部分が2箇所あり、それぞれの箇所でドラムギアの偏芯による速度変動を起こしている。それぞれの速度変動はドラムギア1周を周期とした正弦波であり、両正弦波の位相はθ1+πだけずれている。アイドルギア15を介して第2のドラムギア5に伝わっている速度変動は、両正弦波の和であり、その振幅は下記式で示した第1・2偏芯の偏芯振幅A12によって1段減速機構で生じる速度変動の振幅に等しい。
Figure 0004559304
また、第1偏芯と第1・2偏芯との位相差φ12は、第1偏芯の方向が図7における白抜きの三角印を向いたときに第1・2偏芯がアイドルギア15を向くので、φ12=(θ1−π)/2となる。
第2のドラムギア5で生じている速度変動は、第2のドラムギア5自身の偏芯(同じく第2偏芯と呼ぶ)による速度変動と、第1・2偏芯による速度変動の和であり、これも見かけ上は第2ドラムギア5上の架空の偏芯(同じく第2見かけ偏芯と呼ぶ)による速度変動に置き換えることができる。ここで第2見かけ偏芯の偏芯量(振幅)A2aおよび第1偏芯との位相差φ2は、下式で求められる。
Figure 0004559304
第1のドラムギア3と第2のドラムギア5の間で発生する色ずれは、図6で示した1段減速機構と同様に考えることができ、第2見かけ偏芯の位相φ2aが最適偏芯位相差Φ2となるようにギアの向きが調整されている場合にドラムギア偏芯による色ずれが最小になる。また、このときの最適振幅比は1なので、第2見かけ偏芯の振幅A2aが第1偏芯の振幅A1と等しいときに色ずれの振幅が0になる。
最後に、第2見かけ偏芯の位相φ2aを最適位相差Φ2とし、且つ第2見かけ偏芯の振幅A2を第1偏芯の振幅A1と等しくするために必要な、第2偏芯の位相と振幅を算出する。これは、下記式で示すように、第2見かけ偏芯と第1・2偏芯との差を求めることで得られる。
Figure 0004559304
以上によって求められた第2ドラムギアの偏芯量A2BESTとφ2BESTに近づくようにギアを調整することにより、ドラムギア偏芯による色ずれを最小0にまで軽減可能となる。また上記式でA1を1とおくことにより、請求項に記載の最適偏芯振幅比A2/A1が求まる。
上述したように、最適な偏心位相差において、色ずれを最小で0にする最適な偏心振幅比が存在することが分かったが、さらにこれらの知見に基づき、ステーション間ピッチに依存して、最適な偏心位相差と最適な偏心振幅比がどのように変化するかを図2(a)〜(d)に示すようにプロットしたところ、装置条件と最適な偏心位相差及び最適な偏心振幅比の関係が明らかになり、これより下記実験例に示すような特に大きな傾向をいくつか知見するに至った。
(実験例1)
図2(a)〜(d)は、本発明の実施例を説明するためのグラフで、ステーション間ピッチLを変更したときに、それぞれのステーション間ピッチLで色ずれを最小にする位相差と振幅比をプロットした。基本となるグラフは図2(b)であり、このグラフで前提となる各装置の基本条件は、次のように設定した。像担持体ドラム径D=30.06mm、ステーション間ピッチL=82.5mm、像担持体ドラムギア径DG=79.895mm、挟み角θ1=210.07deg(度)、挟み角θ2=91.79deg。
ここで、第1の像担持体ドラムギア3におけるモータギア13とアイドルギア15との挟み角θ1は、図1で示すように、ドラムの軸心に対して転写ベルト11の側を挟んだ角度を指す。図1では、転写ベルト11が像担持体ドラムの軸心に対して上側でドラムに接しているので、挟み角θ1>πとなっている。他の構成は変えることなく、転写ベルト11を像担持体ドラムの軸心の下側に接する構成に変更すれば、挟み角θ1<πになる。また、図2(b)のグラフに対応したθ1の210.07degを図1に当てはめると、θ1>πとなるので、転写ベルト11は像担持体ドラムの軸心の上側に接しているということが分かる。尚、アイドルギア15における第1の像担持体ドラムギア3と第2の像担持体ドラムギア5との挟み角θ2は、転写ベルト11の位置に関わりなく狭いほうの角度を指している。
この条件で、最適な偏心位相差と最適な偏心振幅比をシミュレータで算出すると、最適な偏心位相差は132.18degであり、最適な偏心振幅比は1.1835であった。これは図1において、第2の像担持体ドラムギア5におけるピッチ円の偏心位相を、第1の像担持体ドラムギア3におけるピッチ円の偏心位相に対して反時計方向に132.18degに設定し且つ第2の像担持体ドラムギア5におけるピッチ円の偏心振幅を、第1の像担持体ドラムギア3におけるピッチ円の偏心振幅の1.1835倍に設定すれば、像担持体ドラムギアのピッチ円偏心に起因する色ずれが略0になる、ということを意味する。ちなみに、偏心振幅比を1にすると、すなわち第1の像担持体ドラムギア3と第2の像担持体ドラムギア5で偏心振幅が等しいギアを用いると、どんなに位相調整をしても(つまり最適な偏心位相でも)偏心振幅の約13%以上の振幅を持つ色ずれが発生することが分かった。
このようにしてステーション間ピッチ毎に最適な偏心位相差と最適な偏心振幅比を算出しプロットすると図2(b)に示すようなグラフになる。ここで、ステーション間ピッチLを変更すると、同時にギアの軸の位置も変わってしまい、ギアのレイアウトが狂うおそれがあるが、全ギアの径をステーション間ピッチに比例させたと仮定すれば問題はない。
同様にして、図2(b)からモータギア13の取り付け位置を変えることによってθ1を下記の表1のように変更し、それぞれステーション間ピッチL毎のプロットを行なった。その結果を図2(a)、(c)、(d)に示している。尚、表1は図2(a)〜(d)における挟み角θ1をそれぞれ示している。
Figure 0004559304
図2を比較検討することにより、さらに次の(iii)から(v)に示すことが分かった。すべてのグラフにおいて、ステーション間ピッチLとドラム周長πDの整数n倍とが等しくなる条件では、最適な偏心位相差は挟み角θ2に等しく、最適な偏心振幅比は1になることが分かった(iii)。
また、図2(c)に示すように、挟み角θ1=π(180deg)の場合においては、最適な偏心振幅比が常に1以上になることが分かった。さらに、挟み角θ1≠π(図2(a)、(b)、(d))の場合においては、グラフ横軸における、ステーション間ピッチLとドラム周長πDの整数n倍とが等しく(L=πD×n)なる位置の近傍に、最適偏心振幅比が1以下になる領域が存在する。この領域は、ステーション間ピッチLとドラム周長πDの整数n倍とが等しくなる位置に対してステーション間ピッチLが短いかそれとも長いかの、どちらか片方にのみ存在し、どちらに存在するかは挟み角θ1の値で決まることが分かった(Iv)。
挟み角θ1>πの場合は、ステーション間ピッチL<ドラム周長の整数倍(πD×n)の側に、また挟み角θ1<πの場合は、ステーション間ピッチL>ドラム周長の整数倍(πD×n)の側に、それぞれ最適な偏心振幅比が1以下の領域ができることが分かった。また最適な偏心振幅比が1以下の領域の幅は、θ1がπに近いほど狭くなることが分かった(v)。
(実験例2)
次に第2の実験例について説明する。第1の実験例においては図2(a)〜(d)に示すグラフはすべて、図1に示すように、転写ベルト11が各像担持体ドラムギア3、5の軸よりも上側に配置された場合であるが、第2の実験例においては、転写ベルト11を各像担持体ドラムギア3、5の軸よりも下側に置き換えて実験を行なった。第1の実験例と同様のシミュレーションを行ない、図3(a)〜(d)に示す結果を得た。この時の条件は、転写ベルト11が像担持体ドラムギア3、5の軸よりも下側に配置されていることと、それに伴って、挟み角θ1が下記の表2のようになっていることを除けば、最初に説明した図2(b)と同じ条件になっている。そして、表2及び図3(a)〜(d)をみても、上述した知見(iii)〜(v)とは矛盾していないことが分かった。
Figure 0004559304
上記の第1及び第2の実験例から以下の(イ)〜(ホ)の結論が得られた。
(イ)アイドラ駆動方式においては、回転駆動系の設計値及びステーション間ピッチとドラム周長の関係に応じて、最適な偏心位相差だけでなく最適な偏心振幅比が存在する。
よって、第1の像担持体ドラムギア3におけるピッチ円の偏心振幅A1と第2の像担持体ドラムギア5におけるピッチ円の偏心振幅A2との比A2/A1を、第1の像担持体ドラムギア3の回転軸と第2の像担持体ドラムギア5の回転軸との軸間距離に応じて変更すると共に、偏心位相差の調整を行なうことで、第1及び第2の像担持体ドラムギア3,5の偏心によって生じる色ズレを小さくできる。
(ロ)知見(iii)及び(iv)により、ステーション間ピッチL≠ドラム周長の整数倍で且つ第1の像担持体ドラムギア3におけるモータギア13とアイドルギア15との挟み角θ1=πの場合には、最適偏心振幅比が必ず1よりも大きくなるので、その値に偏心振幅比が近づくように、第2の像担持体ドラムギア5には、そのピッチ円の偏心振幅A2が第1の像担持体ドラムギア3におけるピッチ円の偏心振幅A1よりも大きいものを選択して組み付けることが好ましいことが分かった。
(ハ)知見(iii)及び(v)により、ステーション間ピッチL<ドラム周長の整数倍(πD×n)、且つ第1の像担持体ドラムギア3におけるモータギア13とアイドルギア15との挟み角θ1<πの場合、すなわち図2(d)に示す領域Aのような場合には、(ロ)と同様に最適偏心振幅比が必ず1よりも大きくなるので、その値に偏心振幅比が近づくように、第2の像担持体ドラムギア3には、そのピッチ円の偏心振幅A2が第1の像担持体ドラムギア3におけるピッチ円の偏心振幅A1よりも大きいものを選択して組み付けることが好ましいことが分かった。
(ニ)知見(iii)及び(v)により、ステーション間ピッチL>ドラム周長の整数倍(πD×n)、かつ、第1の像担持体ドラムギア3におけるモータギア13とアイドルギア15との挟み角θ1>πの場合、すなわち図2(a)に示す領域Bのような場合にも、(ハ)と同じく、第2の像担持体ドラムギア5には、そのピッチ円の偏心振幅A2が第1の像担持体ドラムギア3におけるピッチ円の偏心振幅A1よりも大きいものを選択して組み付けたほうが良いことが分かった。
(ホ)知見(iii)及び(v)により、ステーション間ピッチL<ドラム周長の整数倍(πD×n)かつ第1の像担持体ドラムギア3におけるモータギア13とアイドルギア15との挟み角θ1>πという条件、すなわち図2(a)の領域Cに相当する条件か、または、ステーション間ピッチL>ドラム周長の整数倍(πD×n)かつ第1の像担持体ドラムギア3におけるモータギア13とアイドルギア15との挟み角θ1<πという条件、すなわち図2(d)の領域Cに相当する条件であれば、その中には、ステーション間ピッチL=ドラム周長の整数倍(πD×n)以外のステーション間ピッチであるにもかかわらず最適な偏心振幅比が1になる条件が含まれるので、ギアの偏心振幅を調整しない場合にはむしろ(ロ)、(ハ)、(ニ)よりも色ずれを小さくできることが分かった。
好適には、偏心振幅比が1になる設計値であることが望ましいことが分かった。これは例えば、図2(b)の場合は、三角形Dの頂点位置で示すようにステーション間ピッチ=約87mmであることが望ましい。また、図2(b)の標準条件から図2(a)のように挟み角θ1=238.14degに変更した場合は、三角形Eの頂点位置で示すようにステーション間ピッチ=約82mmと組み合わせることが望ましい。
第1の像担持体ドラムギア3におけるピッチ円の偏心振幅A1と第2の像担持体ドラムギア5におけるピッチ円の偏心振幅A2の比A2/A1を適宜選択して組み付けるという具体的方法は、以下の2通りの方法が考えられる。
第1の方法は、ギアまたはギアユニットのピッチ円偏心を計測し、偏心量によって何種類かに分類する。そして組み付け時に、どの種類のギアを第1の像担持体ドラムギア3又は第2の像担持体ドラムギア5に取り付けるかを選択する。ここでギアユニットとは、最小構成として、ギアを回転軸に取り付けた状態のもの、または回転軸をその軸受けに取り付けた状態のものを指す。ギアのピッチ円の偏心はギアを回転軸に取り付ける際やその回転軸を軸受けに取り付ける際にも変化する場合があるので、そのような場合にはギア単体ではなくギアユニットとしてピッチ円の偏心量を計測する必要がある。
第2の方法は、偏心量の異なる2種類のギアを製造し、組み付け時に、どの種類のギアを第1の像担持体ドラムギア3か第2の像担持体ドラムギア5に取り付けるかを選択する。これは、製造したギアのピッチ円の偏心のばらつきが少なく且つピッチ円の偏心がギアを回転軸や軸受けに取り付ける際にほとんど変化しない場合に特に有効な方法である。
上述の実施の形態では、2つの像担持体ドラム7、9について説明したが、これに限定されず、像担持体ドラムは3つ以上であっても良い。
本実施の形態に係る像担持体ドラムの駆動装置の構成を示す概略図である。 第1の実験例を説明するグラフである。 第2の実験例を説明するグラフである。 ギアの偏心に起因する周期的な位置ズレを説明する概略図である。 図4において偏心方向がドラムギアとモータギアの噛み合い位置を向いたときを示す概略図である。 2つの像担持体ドラムにおける位置ずれ及び色ずれを説明する概略図である。 2つの像担持体ドラムがアイドルギアを介して駆動する機構での位置ずれ及び色ずれを説明する概略図である。
符号の説明
3 第1の像担持体ドラムギア
5 第2の像担持体ドラムギア
7 第1の像担持体ドラム
9 第2の像担持体ドラム
11 転写ベルト
13 モータギア
15 アイドルギア

Claims (1)

  1. 転写ベルトと、
    転写ベルトに沿って設けた第1の像担持体ドラム及び第2の像担持体ドラムと、
    第1の像担持体ドラムに設けられた第1の像担持体ドラムギアと、第2の像担持体ドラムに設けられた第2の像担持体ドラムギアと、
    第1の像担持体ドラムギアを回転駆動させるモータギアと、
    第1の像担持体ドラムギアから第2の像担持体ドラムギアに駆動を伝達するアイドルギアを有する回転駆動系とを備え、
    第1の像担持体ドラムギアの回転軸と第2の像担持体ドラムギアの回転軸との軸間距離Lとドラム周長πDを整数n倍した値とが異なっており(L≠n×πD)、第1の像担持体ドラムギアにおけるピッチ円の偏芯振幅A1と第2の像担持体ドラムギアにおけるピッチ円の偏芯振幅A2との比A2/A1を、画像形成装置に組み付ける際に、第1の像担持体ドラムギアの回転軸と第2の像担持体ドラムギアの回転軸との軸間距離L、ドラム周長πD及び回転駆動系の設計値に応じて下記式(1)〜(4)を満たすように適宜選択していることを特徴とする画像形成装置。
    Figure 0004559304
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